杉原千畝―六千人の命を救った外交官 (小学館版 学習まんが人物館) (詳細)
渡辺 勝正, 稲垣 収, あべ さより
「日本のオスカー・シンドラーに感動」「杉原千畝に初めて出会った本」「意外と最近の人たちは知らないみたいで」「多くの小学生に読んで欲しい。」「「大人ってどんな人?」「こんな人だよ」」
意外な解放者 (詳細)
The Holocaust Oral History Project(編集), The Unlikely Liberators Project(編集)
「極めて貴重な記録」
地球時代の先駆者たち (知ってるつもり?!) (詳細)
日本テレビ
その時歴史が動いた〈8〉 (詳細)
NHK取材班(編集)
猶太(ユダヤ)難民と八紘一宇 (詳細)
上杉 千年(著)
「時代遅れのレッテル貼が恥をかく」「極右思想に凝り固まったトンデモ本」
日本に来たユダヤ難民―ヒトラーの魔手を逃れて 約束の地への長い旅 (詳細)
ゾラフ バルハフティク(著), Zorach Warhaftig(原著), 滝川 義人(翻訳)
The Fugu Plan: The Untold Story Of The Japanese And The Jews During World War II (詳細)
Marvin Tokayer(著), Mary Swartz(著)
昭和史の謎を追う〈上〉 (文春文庫) (詳細)
秦 郁彦(著)
「歴史ではなくノンフィクションとして読んでみたら?」「激動の戦前・戦中」「昭和は血の香りがする。」
日本人に救われたユダヤ人の手記 (詳細)
ソリー ガノール(著), Solly Ganor(原著), 大谷 堅志郎(翻訳)
命のロウソク―日本人に救われたユダヤ人の手記 (祥伝社黄金文庫) (詳細)
ソリー ガノール(著), Solly Ganor(原著), 大谷 堅志郎(翻訳)
「リトアニアのユダヤ人」
杉原千畝物語―命のビザをありがとう (詳細)
杉原 幸子(著), 杉原 弘樹(著)
「杉原氏の存在を知ってください」「次世代の人間達へ」「子どもに読ませるために購入」「子供向けだが、大人でも耐えうる内容」「小学校中高学年向け」
千畝―一万人の命を救った外交官 杉原千畝の謎 (詳細)
ヒレル レビン(著), Hillel Levine(原著), 諏訪 澄(翻訳), 篠 輝久(翻訳)
「キュラソー行きのビザとは?」「カスタマー」「国際的な情報戦の世界で国のために身を尽くした報いが、ぼろ雑巾の様に捨てられることだったという悲しみに満ちた歴史上の人物のお話」「評伝として失格」
杉原千畝と日本の外務省―杉原千畝はなぜ外務省を追われたか (詳細)
杉原 誠四郎(著)
昭和情報秘史―太平洋戦争のはざまに生きて (ふたばらいふ新書) (詳細)
香取 俊介(著)
終戦60年ドラマスペシャル 日本のシンドラー杉原千畝物語・六千人の命のビザ [DVD] (詳細)
渡辺孝好(監督), 反町隆史(俳優), 飯島直子(俳優), 吹石一恵(俳優), 勝村政信(俳優), 生瀬勝久(俳優), 伊武雅刀(俳優), 伊東四朗(俳優), 渡辺睦月(脚本)
「人の命」「ニヤリの意味」「私の英雄」「世界の杉原」「日本、いや、世界最高の外交官の物語」
生命をみつめる―杉原領事とレーロチカのパン (母と子でみる) (詳細)
早乙女 勝元(編集)
ホロコースト前夜の脱出―杉原千畝のビザ (詳細)
下山 二郎(著)
センポ・スギハァラ―平石耕一現代史劇選集 (詳細)
平石 耕一(著)
「社会問題を常にテーマにする平石先生の戯曲は素晴らしい!」
教科書が教えない歴史―日本と外国、勇気と友情の物語 (扶桑社文庫) (詳細)
藤岡 信勝(著), 自由主義史観研究会(著)
羅生門 デラックス版 [DVD] (詳細)
黒澤明(監督), 三船敏郎(俳優), 京マチ子(俳優), 森雅之(俳優), 志村喬(俳優), 千秋実(俳優), 上田吉二郎(俳優), 加東大介(俳優), 芥川龍之介(原著)
「いったい何が真実なのだろうか」「お勧め」「シンプルかつ奥深い作品」「能の面」「これぞ黒澤映画!」
自由への逃走 杉原ビザとユダヤ人 (詳細)
中日新聞社会部(編集)
Chiune Sugihara and Japan's Foreign Ministry: Between Incompetence and Culpability (詳細)
Seishiro Sugihara(著), Norman Hu(翻訳)
「武士道」解題―ノーブレス・オブリージュとは (詳細)
李 登輝(著)
「座右の書として手元に置きたい」「日本人を勇気付け、高揚させる本」「確固たる価値観を身につけるためにとても役に立つと思います」「伝統的な価値観を持った国際人」「品格のある日本人の必読書」
世界に拡がるユダヤ・聖書伝説―謎と真相 (別冊歴史読本 (76)) (詳細)
成田 青央(著), ガエタノコンプリ(著), 月森 聖巳(著), 高橋 誠(著), 杉田 米行(著), 古曳 正夫(著)
「玉石混交のムック」
● 偉人伝
● @英文で書かれた 【 杉原千畝 】 関連書―検索では見つけにくいものも集めてみました
● ~昭和~
● 読書感想文用の本
● ホロコースト(6)−救出者達、子供たち、日記/回想録/証言
● 中学生はこれを読め!第3回本屋のオヤジのおせっかい - 12/20
● 【 別冊 歴史読本 】 4-4―安倍晴明とヒーリングから、新選組大全史まで
● @門外漢が読んでも解らない 【 欠陥入門書 】―たまたま目に付いたものを集めてみました
●杉原千畝―六千人の命を救った外交官 (小学館版 学習まんが人物館)
・「日本のオスカー・シンドラーに感動」
私は映画「シンドラーのリスト」を見て涙が止まらなかった。シンドラーは、ナチスの軍需工場のために強制収容所のユダヤ人を雇い入れながら、最後は操業ができなくなって私財をすべてなげうって破産して尚、終戦までユダヤ人を雇い、保護し続けた。一方、リトアニア領事だった杉原千畝は、第2次大戦開戦直後、ヒトラー・ドイツがポーランドに殺到してユダヤ人迫害をはじめた際に、行き場もなくリトアニアに逃れてきたユダヤ人たちに、日本政府の制止を無視して数千枚のビザを発行し、唯一の脱出ルートだったシベリア経由で日本にユダヤ人たちを脱出させた。縁もゆかりもない、悲惨な人々に対する、身を呈しての無償の愛。
戦後、イスラエルは、国家をあげてシンドラーと杉原千畝を顕彰した。
子供には、どうしても知っておいてもらいたい人物の伝記である。我が家ではアンネ・フランクの伝記と前後して読ませたところ、遊ぶ際に「たいへん、ナチスが来るわ」と言って押入れにかくれたりしていたが(^^;)。
・「杉原千畝に初めて出会った本」
私はこの本を通じて初めて杉原千畝という人物を知りました。ドラマにもなった杉原千畝という人。あべさよりさんの丁寧な絵がドラマのように当時の情景を見せてくれました。
・「意外と最近の人たちは知らないみたいで」
最近、「つくる会」教科書問題で話題沸騰ですが、こういう立派な人もいたということを子どもたちに語り継ぐべきでしょう。良書ですね。
・「多くの小学生に読んで欲しい。」
このような信念のある外交官がいたことを日本人として本当に誇りに思いたい。小学校3年生のむすめが感動して繰り返し読んでいます。 公務員として本省の命令に従わないことの恐ろしさは大変なものがあると思いますが,人間愛を貫き通したことは実に素晴らしい。 多くの人に必ず読んで欲しい本です。
・「「大人ってどんな人?」「こんな人だよ」」
自分の立場が危うくなることやナチスに目をつけられることを承知の上でユダヤ人難民にヴィザを発給した博愛主義の英雄・杉原千畝の生涯を真摯かつユーモアたっぷりに描いた、本シリーズ中1、2を競う傑作。あべさよりのまんがも児童書で鍛えただけあって表情の豊かさが冴えに冴え、シリアスなテーマを全く退屈なく読ませてくれる。序章やエピローグは微笑ましく、ヴィザ発給を決心する場面は千畝の強固な信念を余すところなく表現している。最後のページも文句なしに感動的。
「大人ってどんな人なの?」小さな子供にそう聞かれたら、「こんな人だよ」とこの本で答えたい。
・「極めて貴重な記録」
貴重な写真と簡潔にして要を得た本文は第二次世界大戦直前の日系人社会を取り巻くアメリカの様子に始まり、開戦、強制収容、日系人部隊の誕生と進み、ヨーロッパでのホロコーストへと入っていきます。
第2次世界大戦中に多くのユダヤ人が日本人によって救われ、その方々やその子孫だけでなくユダヤ人社会がそのことに恩を感じていました。ルービンシュタインなどが戦後アメリカで音楽活動をした日本人を援助をしたのはその一例です。幼児期に聞かされたこの話の日本人について知ったのはずっと後になってからのことでした。今こうしてこれらの写真、証言の数々を読んでこの方のされた大きな仕事に深い感銘を受けます。人類の歴史のほんの一コマに過ぎませんが、当時のアメリカという国家、日系人、ナチスドイツ、ホロコースト、杉浦千畝など、この本を読む人の視点が異なってもいつまでも忘れることのできなくなる一冊です。このような本があることが極めて貴重なのです。
・「時代遅れのレッテル貼が恥をかく」
馬鹿な批評ほど、批評者の知性と人間性を表すものはない。
この本は、そんなリトマス試験紙になる本です。
戦前の日本=悪というカルト思想が、戦後60年も続いている状況は
世界史的にも面白い現象です。
現在の日本を取り巻く、知的状況や反日ファシズムの浸透ぶりも、
後世の歴史家にとって、興味深い出来事となるでしょう。
本書は、そういう意味で、歴史の証言、断片として、世界的にも
語られるべきことが凝縮しています。
非常に面白い本でした。
・「極右思想に凝り固まったトンデモ本」
極右思想に凝り固まったトンデモ本。右翼の常套文句が書き連ねてあるだけなので、読んでいて辟易してしまう。もっと思想の枠を越えて、柔軟に物事を考え、誰から操られることもなく、自分の言葉で書けないものか。
・「歴史ではなくノンフィクションとして読んでみたら?」
大学の先生が書いている本ですが、とても面白い本です。昭和史の節目に起きた事件の解説なのですが、ひとつひとつ謎解きがあり、ディテールが細かいので、読んでいる内に引き込まれてしまいます。
昭和史というと、暗く陰惨なイメージがあるので人気がないと思うのですが、自分のいる国のちょっと昔のことなのですから、もっと興味をもってもいいのではないでしょうか。この本は、1話1事件の形式をとっているので、ノンフィクションかミステリー小説を読むような感覚で昭和史に触れることができます。
ただ、内容的に新発見のようなものはないので、タイトルから新たな新事実を期待して買うと肩透かしかもしれません。また、著者の秦先生はこれまで、第2次大戦や教科書問題などを扱ったものが多いので、戦後の事件についてこれほど詳しく書かれているのが意外でした。(松川事件、帝銀事件など)
・「激動の戦前・戦中」
著者は難しい表現を極力省き、誰にでも分かるように注意しているのだが、それでも何も知識がない人が読んだら、ちょっと難しいのではないかと思った。しかし、法学博士でもある著者だからであろう、私情を挟まずに理路整然と解説している姿勢には拍手を贈りたい。 通史ではないので、歴史の流れを捉えるには足りないが、昭和史の知識を少しでもお持ちの読者なら、断片をつなぎ合わせる楽しみはあるだろうし、なるほどとうなずく場面も多々あるはずだ。 ほとんど新説はないが、昭和史を再考する上では大変貴重な論集だと思う。 残念だったのは、何も知識がない人のために各章のはじめに事件の解説やどんな事件だったのかを少しでもあげてくれると助かると思った。しかし、膨大な数の参考文献が巻末に表記されているので、本書を読んで昭和史に興味を持ったのならば、これらの読破にチャレンジしてみても良いかも知れない。
・「昭和は血の香りがする。」
昭和と血は不可分のような気がする。昭和のはじめから、戦争により、多くの人間の血が流され、時代の終わりには天皇陛下の出血の量が毎日のように報道された。本書では、著者による、他の著作でも見られるような、丁寧で、悪く言うと無味乾燥な歴史検証の一端が見られる。昭和史の中から、様々な出来事を取り上げ、歴史書の本流に埋まっていたものに焦点を当てている。 署名にあるように「謎」を追ってはいるが、小論集という形態上、詳細とまではいえない検証結果を残念に思う。
●命のロウソク―日本人に救われたユダヤ人の手記 (祥伝社黄金文庫)
・「リトアニアのユダヤ人」
リトアニアのユダヤ人脱出劇...私が知る限りではかなりレアな資料だと思います。
杉原千畝も少し出ます。一時期、杉原千畝がTVで有名になりましたがそんなブームに惑わされずにこのような本を読んでいきたいです。
・「杉原氏の存在を知ってください」
杉原千畝氏は、映画「シンドラーのリスト」が流行した時に、日本にも同様のことをした人がいるということで、マスコミから「日本のシンドラー」と評された人です。6000千人ともいわれるユダヤ人を救った決断の裏の苦悩等が、杉原氏の奥さんとお子さんがそれぞれの視点から、分かりやすく書かれています。
また、総ルビ送りや比較的難解な言葉(ホロコーストなど)には説明を加えるなど、小学生低学年位の方でも、内容が理解できるように配慮されています。 杉原氏について、この本を通して、みなさんに知っていただきたいと思います。
・「次世代の人間達へ」
戦争の悲惨さ、残酷さを、わかりやすく記述してある。漢字にルビがふってあるので、子供でも、容易に読むことができると思う。平和思想を次世代へ語りついでいってほしい。
・「子どもに読ませるために購入」
こんな立派な方がいたんだな・・・という感じで読めます。ルビつきで子どもに分かりやすい文章だと思いました。(母も読みました)小学校低学年には ちょっと難しいかと思いました。やや高学年向きかも。内容も残虐な場面もなく、スムーズに「戦争」を感じ取れるかと思います。
・「子供向けだが、大人でも耐えうる内容」
杉原千畝について知りたいと思って関連図書を調べたが、案外数少ないということが分かった。子供向けとは知らずに本書を購入した。著者が千畝の肉親であり、内容に信憑性がある。ルビ付きで、小学校高学年向きか。
・「小学校中高学年向け」
なんとなくタイトルからして「あれ?」とは思ってましたが、小学生向けだったのがちょっと不満。別の本も探してもっと詳しく知ってみたいです。 ですが、内容に関しては、杉原氏のことを知らなかった大人なら十分楽しめる内容だと思います。言葉は子供向けに平易に語っていますが、その内容は「戦争体験談」に他ならないからです。また、ビザを求めてリトアニアの日本領事館の前に集まったユダヤ人たちの表情を写した写真は、非常に貴重な資料だと思いました。たった1枚の写真ですが、奥様がどれだけ言葉を尽くすより、杉原夫妻のそのときの思いと、外務省の意向に背く決意を雄弁に伝えてくれている気がしました。 奥様は確かまだご存命で全国を講演などされているはずですが、できれば大人向けにも1冊出して頂きたいと思いました。杉原氏のことばかりではなく、ご自身の戦争体験談として、この本を読んでそれを推察することが出来たからです。 もとに戻りますが、小学生向けということでは、是非全国の小学校に置いて欲しい1冊だと思いました。この本を通して第二次大戦でいったいどんなことがあったのかを子供たちが知ろうとするきっかけにしたい1冊ですね。
・「キュラソー行きのビザとは?」
著者が日本語を解さないことを問題視する意見を見かけるが・・私は特に問題とは思わない。一人だけで仕事をするわけではないのだから・・ むしろ日本語しか話さない人が杉原千畝が生きた環境を理解することのほうが難しいと思う。
語学堪能ということのリスク・・平和に慣れた今の日本人からは想像がつきにくいと思う。杉原の生涯は常に命の危険と隣り合わせで、長生きしたにもかかわらず自分からはなにも書き残さずに家族を守りきったのだと私は想像する。
命のビザをありがとう・・単純化すればそうなのだけど彼を取り巻く状況はあまりにも複雑で危険極まりない。彼が素晴らしい人間であったことは私も疑わない。
杉原ビザの最終目的地キュラソー・・カリブ海の島になにがあったのか・・わかる人にはすぐわかる杉原のメッセージだったのかもしれないと私は思う。ユダヤ人であると思われる著者にも書けない事情があるのではないかと・・
・「カスタマー」
友人の薦めを受けて、手にしました。入院中の一人の時間を「千畝」と過ごすことができました。非常に感銘を受けました。花やCD、雑誌ではなくて、この本を持ってきてくれた友人に、感謝しています。ぜひ、時間のあるかた、読み応えのある一冊ですから、手にしてみてはどうでしょうか。
・「国際的な情報戦の世界で国のために身を尽くした報いが、ぼろ雑巾の様に捨てられることだったという悲しみに満ちた歴史上の人物のお話」
ナチスドイツの虐殺の間の手から1万人とも言われるユダヤ人を救った杉原千畝について、「千畝の行為は、この複雑な世界で、個人がどのように対応し、責任を担うべきかについて最も単純な教訓を残してくれた。P.6」とし、「千畝とは何者だったのか。なぜユダヤ人を救ったのか。誰が彼を手助けしたのか。彼が解雇された本当の理由は。P.13」と問いかけ、様々な関係者の話を聞いて真実を探った本。しかし、いずれの問いかけにも明確な答えは得られない。動機については、千畝本人の言葉によれば、「それは実際に避難民と顔つき合わせた者なら誰でもがもつ感情だと思う。目に涙をためて懇願する彼らに、同情せずにはいられなかった。p.429」ということであるが、それならなぜ同じ時期に同じ避難民と顔つき合わせていた米国の領事館職員はそう思わなかったのか?。千畝の行為が実を結んだのは、著者の憶測によれば、ユダヤ人を有効活用しようという方針のもとに難民が送り込まれてきた日本国政府関係者がみな勘違いをしたいう偶然の結果である。大変な労力をかけてできた本であることは解かるが、憶測の記述が多く辟易してしまう。千畦の命のヴィザに関する本としてではなく、ロシア、満州、ヨーロッパを舞台に、滞在国ににらまれながらドイツ・ソ連の戦争準備状況をはじめとする貴重な情報をスパイ網等を使って収集し、懸命に国につくした上で、終戦と同時に捨てられてしまった悲しみに満ちた歴史上の人物の物語として読むとおもしろい。
・「評伝として失格」
史料をきちんと調べたかどうか疑わしくなる点がいくつもある。これはネット上でも再三書かれているので、そちらを見て欲しい。やはり杉原氏は偉大だったと改めて痛感させられた。
●終戦60年ドラマスペシャル 日本のシンドラー杉原千畝物語・六千人の命のビザ [DVD]
・「人の命」
たった一枚の紙切れがその後のその人の命を左右するとしたら。国の命令と、人の命との間で揺れる杉原さんの葛藤が心を打ちます。
自分が日本人であることを誇らしく思える実話です。そして、それに恥じないように生きてみようと思わせてくれるお話です。
・「ニヤリの意味」
杉原千畝(すぎはら ちうね)さんが、数千のユダヤ人の命を救うために、自分の命、そして家族の命さえかけた決断をしました。当時とすれば、想像を絶する勇気。そう考えると、杉原氏が書いたビザは、「杉原一家の命のビザ」だったとも言えますね。
その一方で、チョイ役ですが、伊東四朗さん演じる松岡外務大臣。 「こういう男、嫌いじゃないよ。」とニヤリ。しかしその直後、ヨーロッパ全ての日本領事館等に難民へのビザ発給を禁止する通達を出します。 後日談になりますが、同大臣は、杉原氏のビザで日本にやってきたユダヤ難民に一転手厚い保護を与えたそうです。ボーナストラックに登場し、実際に杉原氏のビザで命を救われた女性は、日本で出産し、滞在延長を何度も許可されました。また、同大臣が職を退いた途端、杉原氏は依願退職させられました。 このことを考えると、松岡大臣は、実はユダヤ難民を救いたかった。しかし、情勢と自分の立場が許さない。そこで、ソ連に対し北満鉄道の売買交渉で手腕を振るった杉原氏が日本に反旗を翻してでも難民を救うだろうと期待したのかもしれませんね。だから、杉原氏が帰国した後も、自分の在任中は杉原氏の職を守ったのかも。勝手な想像ですが。 そう考えると、あのニヤリに深みを感じます。
・「私の英雄」
日本人は、私達は知らなくてはならない人物を知らなかったのではないでしょうか。杉原千畝は私にとって一番の英雄であり、尊敬する人です。目の前にいる人を助けるために私に何が出来るか。私にそう問うてくれた作品です。
BGM、俳優の方々の演技も素晴らしい、としか言い様がありません。一つだけ残念なのはあたりまえの事なのですが、放送枠が2時間程度しか無かったことです。
・「世界の杉原」
リトアニア領事館領事杉原千畝はナチスドイツから逃げる為のビザを求めるユダヤ人と、外務省からの指令との板挟みになって悩み、苦しむ。しかし信じる道を進む彼を反町隆史が熱演しています。そして、千畝を暖かく見守り、サポートする妻を演じるのが飯島直子なんですが、正に適役です。BGM、配役共に最高なんですが惜しむらくは時間が2時間だけだということ。シリーズモノでやって欲しかった一作ですが、充分素晴らしいので是非観て下さい。
・「日本、いや、世界最高の外交官の物語」
まさに日本の誇りとも言うべき存在です。日本のシンドラーという人もおりますが、私はシンドラー以上に素晴らしい人物であると考えております。これほどのユダヤ人を、たった一人だけで、自分の外交官生命を賭けてすら守り抜いたわけですから、もっと世界に、それこそシンドラー以上に杉原千畝の功績が認められてもいいのではないでしょうか?融通が利かない、正直すぎると周りから言われ続けた杉原ですが、それは信念という言葉に置き換えれば、確かに杉原の姿に当てはまりましょう。
一部の人は、杉原がユダヤ人にビザを発給したのは日本政府の政策に従ったものだ、と主張しており、杉原の功績を、まるで日本国家の功績であるかのごとく語っているようですが、実際には杉原個人の全くの独断で発給されたものであり、彼の功績を貶めるような主張であると思います。日本政府はナチスとの良好な関係を保つためにビザの発給を禁止したわけですから。
反町氏の演技は鬼気迫るものがありましたし、この作品ならば、3時間でも良かったのではないでしょうか?あのスパイ・ゾルゲを3時間も見せられるよりも遥かにいいと思いますよ。
・「社会問題を常にテーマにする平石先生の戯曲は素晴らしい!」
●センポ・スギハァラ1940年夏、リトアニアの首都カウナス。ナチスドイツに追われたユダヤ人難民は、唯一の脱出の道である、通過ビザを求めて日本領事館を囲む。日本政府の指示に叛くことになるビザ発給を、杉原千畝領事に決断させたものは?●ホームワーク旧ユーゴ崩壊後の1992年、セルビア人の乱。内乱虐殺事件に翻弄される家族の悲劇。●湧きいずる水は産廃処分場建設をめぐる利権屋と住民との戦い。以上の三本が収録されています。左寄りなので左翼の人には至福の時となるでしょう。硬い左翼なぞ右翼政権下の現代では一般受けしませんが、軟弱な破廉恥演劇全盛の時代に、硬派の平石耕一の戯曲はデラ貴重だがね!
・「いったい何が真実なのだろうか」
芥川龍之介の羅生門、と思い見ていると痛い目にあう。黒澤明の脚本はそれだけだと尺が短いということで、藪の中という作品も足されている。羅生門の話というよりは藪の中の話のほうが強い気がする。
なんとも不思議な話であるが三者三様、全てが嘘のようでもあるし、全てが真実のような気もする。なんとも不思議な話が繰り返されその不思議さに引き込まれていくが、そのまま霧の中にまかれてしまったようだ。結局何が本当の話なのか分からない。雨の中羅生門での雨宿りの中はなされる話だが、その不思議さはそれだけ脚本の良さが秀でているからだろう。そして映像のつなぎ方で複雑になる。黒澤明のこの作品は複雑なミステリーのような作品である。
・「お勧め」
構成、演出どこをとっても秀逸。白黒映画でありながら、逆に白黒でしかできない効果(墨汁のエピソード)を使いストーリー全体をぐっとひきしめている。それが映画全体にわたって非常に効果的。
構成もシンプルでわかりやすく、見る側をひきつける展開をなし、ストーリー全体のテーマがしっかりと提示されているのでだれることはない。
「原作を再現」といった映画ではないので、そうわりきって見る必要はあるかもしれません。しかしながら娯楽映画として最高の映画だと思います。
・「シンプルかつ奥深い作品」
芥川龍之介原作の短編・藪の中をベースに同じく短編・羅生門の要素を加えた作品である。被害者、容疑者、被害者の妻、本当の事を述べているのは一体誰か、そして第一発見者の語る真相とは・・・。
各人の証言およびその再現フィルムのみで構成されるシンプルな作り。しかしその根底に横たわる人間の汚さ、そして絶望とその後に訪れる希望を見事なまでに描ききっている。日本映画だから・・・古い作品だから・・・と今まで避けてきた人にこそ是非観ていただきたい作品である。
・「能の面」
この物語の不思議さは、三人の三通りの証言が「自分が殺しました」で共通するところ。何のための証言だかわからない。また動機が他にある。「風がふいたから」「夫の冷たい目」「あんな美しい妻を見たことがなかった」この映画以降盛んに使われるようになった大きな太陽の映像。黒澤監督は、能面のような表情を撮りたかった(旨)と語っていますが、カミュの「異邦人」も入っているのではないでしょうか。全体を通し、証言場面、再現映像、羅生門での男達の語らいとほぼ舞台は三つ。お白砂の場面は一人芝居といってもいい。芥川の「羅生門」「藪の中」、能舞台、ボレロ、そして木こりが森を歩く時駆使されたカメラ自体が移動していく映像が混ざり、非常に独特な雰囲気を持っています。証言はマザーグースの詩「誰がクックロビンを殺したか」を思い出させもします。派手な活劇ではなく文学調の美しい作品です。
・「これぞ黒澤映画!」
黒澤映画にはすばらしい作品が沢山とあるが、この作品こそが私が最も好きな作品である。芥川のあの難解極まりない小説を見事なまでに映画化している。あの教科書に出てくる「羅生門」よりも苦しい「羅生門」があるのだ。圧巻はやはり「籔の中」での人間の業の様子を生生しく描いている点だ。小説がまず面白いのだが、拷問を受け事件に関わった人々が話す籔での出来事。決して筋の通らない事件に身震いするのだ。三人の人間のウソのようなリアクションの激しさが、かえって真実をかんじる点が、黒澤の演出の凄みであろう。三船、京も日本が世界に誇った名俳優だ。フィクションには感じられない、こわさが彼らにはある。ロバートデニーロもそうだがその存在感と潜在的なこわさは彼をも凌いでいる。日本映画の強さが色あせない感動でみえる作品だ。
・「座右の書として手元に置きたい」
日本において重鎮として責任ある地位についている人達もすっかり戦後世代となってしまった。
今や、戦前の教育を知る人達、さらには口をつぐまずにその良さを伝えてくれる人はほとんどいない。そんな中、この李氏の書は、日本の戦前教育の素晴らしさを自らの信念に従い、伝えてくれる点で貴重なものだ。
旧制中学、旧制高校では、「人生とは何か」、「人間いかに生きるべきか」を真剣に問う気風があった事を知り、改めて、現代の日本教育の不甲斐なさを残念に思う。徳がなければ、知識や、技術があっても、人間として尊敬されることはない。ましてや、自分のバックボーンとなる国家を否定するような教育を受けてきたならなおさらだ。
本書はタイトルこそ武士道だが、前半部分では、李氏がいか㡊??悩み、学び、生きていたかを述べており、曇りの無い眼で戦前教育を評価している。李氏は学生時代、「武士道」だけではなく、カント、トーマス・カーライルなどの古典をむさぼるように読み、常に「死とはなにか」「生とはなにか」と問いつづけながら学んできた。
李氏が真の教養人であったことがわかる。そして李氏のみならず、戦前の日本にはそのような人達が他にも居たのである。さらに「実践躬行」を身をもって実行し、単に口先だけではなかったことを李氏の人生は証明している。
武士道は闘いのためだけの教義ではない。「武士道の台木にキリスト教を接いだ物、その物は世界最善の産物であって、之に日本国のみならず全世界を救う能力がある」本書で紹介されている内村鑑三の、この言葉に桊??士道に対する大きな誇りと可能性を感じる。
前半に紹介される教養教育の様々な古典は、これを機に学びたいと思う人達のいいガイドブックになるだろう。後半の「武士道」解題は、新渡戸稲造の「武士道」の良き解説書として役に立つ。
李氏のこの本は、座右の書として常に手元に置いて、人生の指針にしたいと思う。
・「日本人を勇気付け、高揚させる本」
新渡戸稲造の『武士道』は現代までに多くの解題書が出版されています。その中では台湾元総統・李登輝氏による本書は渡部昇一氏のものと並んで非常に感銘を受けました。これは解題の質の良否というよりは、多分に読者にとって解題者の業績が著名か否かという問題に行き着きます。新渡戸稲造作品の解題書を世に送り出す方々はほぼ例外なく各界で目立った業績を上げられています。しかし、浅学の悲しさで解題書を読む段階では解題者の業績を詳しく存じ上げない場合が多くあります。こうした場合には残念ながらその解題書から得られる感銘は少なくなりがちです。そのため、自分が日頃から名前を存じ上げる解題者による解題書を読むのが私はお勧めです。
本書の特徴は李登輝氏の言葉の行間から戦前の日本におけるエリート教育の気高さが雄弁に物語られている点です。「私は本書をこう読んだ」における作家・赤川弘之氏の「昔の日本の良いところは台湾に残ってゐる(P. 310)」という指摘に素直に首肯できます。李登輝氏自身が倉田百三『出家とその弟子』や阿部次郎『三太郎の日記』、西田幾多郎『善の研究』、カント『純粋理性批判』、カーライル『衣装哲学』といった書籍から学んだことを詳細に挙げています。これらの本から李登輝氏が引き出した意味は素晴らしいものです。私はそれらを手にとったことはあってもそこまで深くは読めなかったのが正直な感想で、そうした点から戦前におけるエリート層の水準の高さを見せ付けられます。
解題本は解題者の偉大さを通じて解題される対象者の偉大さを感じさせます。その意味で李登輝氏は新渡戸稲造の格好の解題者といえましょう。『武士道』の解題書としても秀逸ですが、私たちを勇気付け、高揚させる本です。ぜひ座右に置いておきたいものです。
・「確固たる価値観を身につけるためにとても役に立つと思います」
新渡戸稲造の武士道の本を何のバックグラウンドもなしに読んでも、話の一部しか理解できない人が多いのではないかと思うのですが、この本は武士道や武士道を育んだ日本に対する李登輝の熱い想いもあり、武士道に対する理解度がググッと上がると思います。
家族からは武士道的な価値判断を教え込まれたような気がするのですが、学校でなぜこうした日本古来の伝統を教えないのかが今もって理解できない。
戦後日本だからという理由なのかもしれないが、誰が何のメリットがあってのことなのか、知りたいものである。
この本を読んで、李登輝という人物の見識の高さには感銘を受けたが、なぜ他の日本の指導者から日本古来の伝統に対する思想や見解が発信されないのかが少し残念な気がした。
哲学や思想・信条の全体像を伝えれば小泉首相の靖国参拝ももう少し日本国内で納得感が高まるんじゃないかと思います。
・「伝統的な価値観を持った国際人」
日本の理解者である台湾前総統・李登輝氏が、自らの哲学の礎でもあった、新渡戸稲造『武士道』を解説し、失われつつある日本人の美徳の呼び覚ましを祈る渾身の一冊。武士の末裔であり、キリスト教に帰依して国際人として活躍した新渡戸氏と、戦前の日本の教育に感謝しながら台湾総統にまでなた李氏の魂の接点が「武士道」という価値観。日本人に対して、アメリカ都合のグローバリズムに押し流されることなく、日本の伝統・文化に基づく価値観で、世界に対していくことを期待しています。巻末に、来日が実現されなかった2001年の講演の草稿がついています
・「品格のある日本人の必読書」
日本を世界に向けて発信した新渡戸稲造の「武士道」を現代人にわかりやすく解説した好著。改めて新渡戸稲造のすばらしさを認識できる。
著者の李登輝は日本の教育を京都大学を中退するまで受け、台湾大学卒業後は米国コーネル大学博士課程終了の日米マルチ教育を受けた人。新渡戸稲造と同じくクリスチャンでもある。日本文化、西欧文化に対する造詣も深く新渡戸稲造の「武士道」の本質を解説するには最適の人物である。李登輝の台北市長、台湾総統当時の政策には賛否両論があるかもしれないが、その品格とリーダーシップは今の政治家に見習って欲しい。
●世界に拡がるユダヤ・聖書伝説―謎と真相 (別冊歴史読本 (76))
・「玉石混交のムック」
玉石混交。 杉浦千畝と共に切手に描かれた他の四人についての記録は、この本が本邦初出らしい。
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