バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ (詳細)
シゲティ(ヨーゼフ)(アーティスト), バッハ(作曲)
「究極の音楽」「言葉や音に惑わされる前に」「打楽器のような苛烈なバイオリン」「もう一度聴きたくなるバッハ」「宝物」
バッハ:無伴奏チェロ組曲(全曲) (詳細)
カザルス(パブロ)(アーティスト), バッハ(作曲)
「素晴らしき哉、人生!」「音楽を愛する全ての人に」「会えて良かったと思える一枚です」「カザルスがチェロで描く人間バッハ」「つい手に取るCDが本当の名盤」
マリア・カラスの芸術 (詳細)
カラス(マリア)(アーティスト), フィルハーモニア合唱団(アーティスト), コレルリ(フランコ)(アーティスト), パリ音楽院管弦楽団(演奏), パリ国立歌劇場管弦楽団(演奏), ミラノ・スカラ座管弦楽団(演奏), アテネ祝祭管弦楽団(演奏), アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団(演奏), フィルハーモニア管弦楽団(演奏), パリ・オペラ座管弦楽団(演奏), フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団(演奏)
「カラス芸術の集大成」
バッハ:フーガの技法 (詳細)
アラン(マリー=クレール)(アーティスト), バッハ(作曲)
Beethoven: Symphonien Nos. 5 & 7 / Kleiber, Vienna Philharmonic Orchestra (詳細)
Ludwig van Beethoven(作曲), Carlos Kleiber(指揮), Vienna Philharmonic Orchestra(オーケストラ)
「躍動的な快演」「本音は☆10個!」「間違いなく名盤の一つ」「素晴らしい!!」「突然の出会い!5番に改めて感動!言葉に出来ない!」
ブラームス:クラリネット五重奏曲 (詳細)
プリンツ(アルフレート)(アーティスト), ブラームス(作曲), ウィーン室内合奏団(演奏)
「隠れた名曲、クラリネット三重奏曲」「イイですね。」「落ち着いた安らぎの曲」「ウィーン気質 2」
プッチーニ:ラ・ボエーム全曲 (詳細)
フレーニ(ミレルラ)(アーティスト), パヴァロッティ(ルチアーノ)(アーティスト), ハーウッド(エリザベス)(アーティスト), パネライ(ローランド)(アーティスト), ギャウロフ(ニコライ)(アーティスト), マッフェオ(ジャンニ)(アーティスト), セネシャル(ミシェル)(アーティスト), ピエチュ(ゲールノート)(アーティスト), カラヤン(ヘルベルト・フォン)(指揮), ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(オーケストラ)
「ほかが翳んでしまう究極の名盤!」「「ラ・ボエーム」の決定盤」「こんな素晴らしいボエームはもう出ない」「こんな素晴らしいボエームはもう出ない」「パヴァロティの名唱」
シューマン:歌曲集 詩人の恋 (詳細)
フィッシャー=ディースカウ(ディートリッヒ)(アーティスト), フィッシャー=ディースカウ(デートリッヒ)(アーティスト), シューマン(作曲), エッシェンバッハ(クリストフ)(演奏)
「決定盤」
Dvorák: Cello Concerto; Saint-Saëns: Cello Concerto No. 1, Op. 33 (詳細)
Jacqueline du Pré(Cello), Antonin Dvorak(作曲), Camille Saint-Saens(作曲), Daniel Barenboim(指揮), Sergiu Celibidache(指揮), Philadelphia Orchestra(オーケストラ), Swedish Radio Orchestra(オーケストラ)
「若き日のデュ・プレ」「光と影」「ドボルザークの最強チェロコン」「凄味さえ感じる」「輝きは時を越えて。」
ヴェルディ:レクイエム (詳細)
トスカニーニ(アルトゥーロ)(アーティスト), ネッリ(ヘルヴァ)(アーティスト), バルビエーリ(フェードラ)(アーティスト), シエピ(チェーザレ)(アーティスト), ロバート・ショウ合唱団(アーティスト), ヴェルディ(作曲), ショウ(ロバート)(指揮), NBC交響楽団(演奏)
「美しく壮大」
Chopin: Sonata No. 2; 4 Nocturnes; Scherzo No. 2; Barcarolle (詳細)
Frederic Chopin(作曲), Mikhail Pletnev(Piano)
ブラームス作品集 (詳細)
ベデルニコフ(アナトリー)(アーティスト), ブラームス(作曲), ルザーノフ(フョードル)(演奏)
バッハ:マタイ受難曲 (詳細)
ゼーフリート(イルムガルト)(アーティスト), ミュンヘン・バッハ(合)(アーティスト), テッパー(ヘルタ)(アーティスト), ヘフリガー(エルンスト)(アーティスト), バッハ(作曲), リヒター(カール)(指揮), ミュンヘン・バッハ管弦楽団(演奏)
「リヒターのひたむきな祈りが伝わってくる」「バッハのマタイ受難曲での最高の演奏は、今なお、58年録音のリヒター盤だと思っています。」「究極の1曲」「これぞバッハ」「聴き手を福音書の世界に引きずり込む」
Beethoven: Elly Ney (詳細)
Various(アーティスト)
ブラームス:ピアノ五重奏曲 (詳細)
ブダペスト弦楽四重奏団(アーティスト), ブラームス(作曲), ゼルキン(ルドルフ)(演奏)
「素晴らしいブラームス」
シューベルト:弦楽五重奏曲 (詳細)
ハレル(リン)(アーティスト), シューベルト(作曲), シューマン(作曲), ラサール弦楽四重奏団(演奏), レヴァイン(ジェームス)(演奏)
ドヴォルザーク:アメリカ (詳細)
ジュリアード弦楽四重奏団(アーティスト), ドヴォルザーク(作曲), スメタナ(作曲)
「スメタナ四重奏団やジュリアード四重奏団がゴツ過ぎて、今の若モンはんらは再録音でけませんわな」
プレイズ・モーツァルト&ジャズ (詳細)
グルダ(フリードリヒ)(アーティスト), モーツァルト(作曲), グルダ(作曲), ディナーリン(作曲), シルバー(作曲), パラダイス・バンド(演奏), ミュンヘン・フィルハーモニー(演奏), ディナーリン(バーバラ)(演奏)
Verdi: Otello (詳細)
Giuseppe Verdi(作曲), Herbert von Karajan(指揮), Vienna Philharmonic Orchestra(オーケストラ), Aldo Protti(Vocals), Ana Raquel Satre(Vocals), Fernando Corena(Vocals), Libero Arbace(Vocals), Mario del Monaco(Vocals), Renata Tebaldi(Vocals), Tom Krause(Vocals)
ヴェルディと栄光のミラノ・スカラ座BOX (詳細)
ヴェルディ(アーティスト), ミラノ・スカラ座合唱団(アーティスト), クリストフ(ボリス)(アーティスト), ベルゴンツィ(カルロ)(アーティスト), スコット(レナータ)(アーティスト), サンティーニ(ガブリエーレ)(指揮), クーベリック(ラファエル)(指揮), セラフィン(トゥリオ)(指揮), ヴォットー(アントニーノ)(指揮), ガヴァッツェーニ(ジャナンドレア)(指揮), ミラノ・スカラ座管弦楽団(演奏)
「不滅の「スカラ座シリーズ」全演目がついにCD化」
Giuseppe Di Stefano Sings Neopolitan & Other Songs (詳細)
Arturo Buzzi-Peccia(作曲), Pasquale Mario Costa(作曲), Ernesto de Curtis(作曲), Luigi Denza(作曲), Salve Esposito(作曲), Rodolfo Falvo(作曲), Stanislao Gastaldon(作曲), Joseph Giuseppe Gioe(作曲), Ruggero Leoncavallo(作曲), Emanuele Nutile(作曲), Gaetano Errico Pennino(作曲), Rendine(作曲), Ernesto Tagliaferri(作曲), Paolo Tosti(作曲), Nicola Valente(作曲), G.M. Guarino(指揮), Giuseppe di Stefano(Tenor)
● Winners of 「クラシック聴き比べ」 某動画サイトの聴き比べで思わず買っちゃった物
● 高村薫「リヴィエラを撃て」ファンに勧める!&北アイルランドのあれこれ!
● Grand Orchestra and Chorus Music "III"
● 好きな響き
● J.S.バッハ
● 浄化のための音楽
クラシック>器楽>室内楽・器楽曲>作曲家別>ハ行の作曲家>バッハ
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クラシック>器楽>室内楽・器楽曲>演奏者別>カ行の演奏者>パブロ・カザルス
Custom Stores>By Artists>クラシック>演奏者別>カ行>パブロ・カザルス
クラシック>オペラ・声楽>オペラ曲目>あ行>アンドレア・シェニエ
クラシック>オペラ・声楽>オペラ曲目>さ行>サムソンとデリラ
・「究極の音楽」
☆10個でも良いぐらいの名演奏である。この演奏を下手くそとか、アマチュアレベルとか言っている御仁は、残念ながら音楽とは無縁の輩(失礼ながら)なのだ。シゲティの音楽は技術云々を遥かに超えている。そうだ、この演奏は下手くそでなければならないとさえ言おう。20世紀の美学が到達した極致は、それがいかにドイツ美学であれ、絶対的な「精神の美」であることは疑いない。西洋の神を前提とすることは言うまでもないが、フルトヴェングラーであれ、バックハウスであれ、形や技や姿を超えた何ものかを求めたのである。「アウシュビッツ後の美」と言う問題は脇においておこう。美的趣味などと言うものには、勿論、流行り廃りがある。今日、この演奏に対して否定的な意見が出てくることは必然的である。如何様にも理由付けできるだろうが、前世紀の多くの人々がこの演奏に心を震わしたこともまた事実である。同時代には、現在のメカニック一辺倒の誰が来ても太刀打ちできないハイフェッツも居たのである。にも拘らず、シゲティは神格化されて来たのである。その理由は何であろうか。芸術は勝ち負けではないし、競争ではない。しかし、その享受者は自らの美的趣味の優越に恃み、ハイフェッツだ、シェリングだ、いやクレーメルだとランク付けしようとする。趣味判断においては、相手を説得することは困難であり、また容易だ。こうしたレヴューの言葉に踊らされもするし、また集中的に「否」を浴びせることもある。その日の享受者の気分でも変わるかもしれない。音楽や文芸における批評の「非科学性」は、このレヴューのいい加減さと大して変わるものではない。そう、感性といってしまえばそれまで。良し悪しの判断はひとえに言葉に関わる。それがまた、ファンにとってはたまらなく面白いものでもある。だから、余り意味はないと思いつつ、言葉を連ねたくなる。音楽の素晴らしさは、しかし、言葉がないところである。実は文芸だって、絵画だってそうなのであるが、ともかく音楽では、その美の坩堝に巻き込まれて言葉を失う。音楽とともに時間を生きるところには、言葉がないのである。シゲティの演奏では、たとえば『シャコンヌ』の終結部へと至るパッセージのテンポが揺れるところ。言葉がない。その余りの音楽的感動のゆえに。これこそが音楽だと思われる。
・「言葉や音に惑わされる前に」
シゲティのバッハはただの拙演ではないです。ホロショフスキーとのモーツァルトのヴァイオリンソナタを聴けば、この録音以上にシゲティの良さが実感できると思います。そこにはバッハとは明らかに違う、雅やかな音色のシゲティを聴くことができます。つまりシゲティは単に下手なのではなく、個々の作品の本質にあわせしっかりと演奏しているのです。(とはいっても技巧とは無縁ですが)これは虚飾を排した演奏ですので、シェリングやミルシテインといった趣の流麗な演奏ではありません。それに違和感や不満を抱かれるのはわかります。しかし、絵画でも美しいものだけが人々から好かれているわけではないでしょう。西洋絵画でいえばアングルの様な画家もいれば、ゴッホの様な画家もいます。美しいだけではない音楽にも価値を認めた方が、いろいろと人生に楽しみが増えるのではないでしょうか。虚心坦懐に耳を傾けて自分で価値を判断して欲しい一枚です。
・「打楽器のような苛烈なバイオリン」
シゲティはへたくそ、プロとしてやってこれたのは不思議なくらいだといっていいかもしれない。ハイフェッツ・ミルシテイン・シェリングなど名手と比べるまでもない。バイオリン演奏としてだけみるなら、本盤よりもそういった名手の演奏の方がいいのは自明である。
しかしながら、それら名手の無伴奏と本盤を比べれば、どちらがよりバッハを伝えているかというのもまた自明である。(ハイフェッツ・ミルシテイン・シェリングの盤は恐ろしく上手できれいに整っているけれど、シゲティを聞いた後ではどこか頼りない。)
・「もう一度聴きたくなるバッハ」
「精神性」があるないなどという怪しげな話は、別にして、もう一度聴きたいという不思議な引力をもった演奏。キーボードを叩く手が止まり、聴きこんでしまう。もう一度聴きたい!それで十分。怪しげな言葉は不要。名盤とされているミルシュテインや、シェリングでは、こうは感じなかった。これからは、シゲティを聴くと思う。
技術的に衰えがある・・と、これまた、パターン化された評があるが、普段からアマチュアオケの下手なヴァイオリンを聴きなれた耳には、十分上手。
音は、モノラルだが、ノイズリダクションを掛けないで、一切いじらずに、丁寧に復刻してあり、データも充実。パルティータ1番が、55年7月で、一番古くて、ちょっとハイ落ちになるが、3ヵ月後録音のソナタで、ぐっと音が良くなる。マスターテープそのままを生かしている、証拠だ。最新デジタル録音のヴァイオリンの音との比較を超越してる。音楽的に良い音。
愛聴することになると思う。
・「宝物」
シゲティの演奏は他の誰とも違う。(ハイフェッツも他の誰とも違うが。)すぐにシゲティだとわかる。音が違う。リズムが違う。抑揚が違う。ビブラートも違う。心の隅の方まで沁み込んで来るような音だ。シゲティを最大限に誉める人と、最大限にけなす人にはっきり二つに分かれるのはわかる気がする。ヴァイオリニストのイザイはシゲティの弾くバッハの無伴奏を聞いて感動し、無伴奏バイオリンソナタを作曲して、第一作目をシゲティに捧げたという。 今回シゲティとハイフェッツ、メニューイン、シェリング、ギドン・クレーメル、ジュリア・フィッシャーを聞き比べてみた。ハイフェッツは難曲を難曲に見せないような素晴らしい技巧であっさりと弾いている。メニューインもハイフェッツのようにシゲティと同時代だが、録音はシゲティより古くて良くない。シェリングとクレーメルは音は良いが、平板で平凡。ジュリア・フィッシャーは、録音場所に選んだ教会の残響効果も素晴らしく、演奏も新鮮だ。愛聴盤とするなら音は対照的だがシゲティとジュリア・フィッシャーを選びたい。(フィッシャーの替わりにハイフェッツとしても良いが、シゲティははずせない。) 今後は懐と時間に余裕があればグリュミオー、ミルシュタイン、ハーン、レイチェル・ポッジャー、前橋汀子、天満敦子なども聞き比べてみたい。特に前橋はシゲティの数少ない弟子の一人だから、是非聞いてみたい。
・「素晴らしき哉、人生!」
数あるバッハ作曲の中でも、無伴奏チェロ組曲はもっとも神々しい作品ように思う。聴くたびに新しい発見があり、感動がある。チェロの神様カザルスの演奏によるものは音楽の深みにおいて随一。ゆるやかな音楽の中にスケールの大きさを感じる演奏を耳にする。1番から6番までの旋律に描かれているものは時に喜び、時に哀しみ、時に打ちひしがれ、時に涙する「人生」そのもの。この音楽こそ魂の叫びではないかと年を経るごとに痛切に感ずる。
・「音楽を愛する全ての人に」
10年以上前に5000円位で私が買ったものと同じソースだと思います。ジャンルを問わず、録音された音楽の中で希有の作品です。パブロ・ピカソの「ゲルニカ」などと並んで、20世紀を代表する芸術作品の一つといっても過言ではないでしょう。
価格も手頃になりましたので、「クラシックなんて学校の授業でしか聴いたことがない」という方にも敢えて奨めたいと思います。
ただし、録音が古いので音質は「かなり悪い」と思っておいて下さい。
・「会えて良かったと思える一枚です」
私自身チェロという楽器にあまり馴染みがなくどれを聴いてもそれほど感じるものもなかったのですが、このCDを聴いてからチェロという楽器に対してだけでなく自分の中の音楽そのものに対する認識が徐々に変わってきているのが感じられます。だってそれはチェロといった範疇を越え、刺激的でそれでいて素朴な一種の芸術として独立しているのだから。
はっきり言って古い録音なので音質は決して良いとはいえませんが、なにかしらありふれた音楽に対して不満を持っている方には最適なものだと言えます。是非一度聴いてみてください。
・「カザルスがチェロで描く人間バッハ」
かつてE.グリーグは、カザルスの演奏するこの無伴奏組曲を聴き、バッハを復活させたと語った。いまや古典的な名盤とされているが、実際は、カザルスの後に続く名チェリストによる数々のバッハ演奏がよりロマンティックな傾向になっていることを考えると、これが均整のとれたより現代的な演奏解釈であることに驚きを感じる。
・「つい手に取るCDが本当の名盤」
数ある盤のうち、この名曲を誰の演奏で聞こうかな、みんなそう迷うでしょう。そして無意識に手に取るとそれがカザルス盤だったりするのです。録音が古く音質も悪いのになぜ選ぶのでしょう。やはりこの曲に対する真摯な思い入れが他の追随を許していませんよね。演奏技術に関しては他にロストロポーヴィチや
小学館バッハ全集にもあるマイスキー盤もいいですよ。ヨーヨー・マは私にはちょっとくどいかな。
・「カラス芸術の集大成」
カラスの声は‥吟遊詩人が詠んだ「哀しみ」と同じです。スタジオ録音で残した珠玉のオペラ全曲は無論すべて必聴ですが、この盤は全曲を遺さなかったオペラからのアリアも多く、まさにカラス芸術の集大成といったボリューム感。特にオテロとドン・カルロからのアリアは絶句するしかない素晴らしさ!デズデモーナは彼女には物足りない役柄だったのだろうし、エボリはメゾ役、エリザベッタも魂を注ぐ程の役柄ではなかったんだろうなあ‥。しかしそれにしてもこのアリアの素晴らしさといったら!ヴェルディの傑作(この2作を遺さなかったら、彼もプッチーニどまりの才能と評価されたはず)のこのオペラに新たな息吹と力を与える程の迫真性。海賊版でもいいから(彼女はドン・カルロのみ舞台に上がっている)、どこかにないのかなあ。
●Beethoven: Symphonien Nos. 5 & 7 / Kleiber, Vienna Philharmonic Orchestra
・「躍動的な快演」
5番も期待を裏切らない名演であるが、7番がとりわけ素晴らしい。出だしからして豪快、第4楽章に至るまで力のこもった躍動的な演奏が続き溜め息がでる。盛り上げ方が素晴らしい。2楽章の最後の部分が通常と異なり、クレンペラー指揮の演奏のようにピチカートで終わるのが特徴的。そう言えば父親のエーリッヒもそのように演奏していた。<
・「本音は☆10個!」
大学時代にこの両曲とバイエルン放送響の4番のLPが出た時は大変な話題になりました。今聴いても迫力、躍動感、音のスピード、その魅力は全く色あせてないです。しかも、それが2曲カップリングでこの価格なのだから良い時代になったものです。1曲で☆5つ、2曲で10個という気分です。この演奏を聴いて楽しめない人は、たぶん一生ベートーヴェンとは縁が無いだろうとまで言いたい!
・「間違いなく名盤の一つ」
今更何のコメントかいな。と言われそうだ。クライバーは録音を嫌う指揮者である。だからレコード枚数も少ない。4番のライブ盤が出た時は大騒動になったらしい。基本的にシャイなのか、それとも厳格過ぎるのか。歌劇の練習風景など見てるとこっちが疲れる。ところで最近はイタリア外盤でライブ録音が色々出ているが音が悪いので私は買わない。そういう意味ではこの5番、7番は貴重と言わねばならない。「耳にたこ」の5番がほんと新鮮に聴こえましたし、名盤の少ない「舞踏の権化」7番も気迫ある躍動感を伴ったウィーンフィルの弦の美しさが印象的でした。ウィーンフィルが燃えに燃えたと評判の高い名盤である。録音時期が古くなって安くなってきているので買い易い。
・「素晴らしい!!」
クラシックは人によっていろいろ好みが分かれることが多いが、このクライバーのベートーベンは素晴らしいと皆が感じることができるアルバムです。まだ聴いたことがない人は是非一度お聴きあれ!特にNo5はいいですよ。
・「突然の出会い!5番に改めて感動!言葉に出来ない!」
川崎のTOWERに時間があったのではじめて立ち寄った。偶然としか言いようの無い、幸せ!!!すばらしいの一言!!! ありがとう!!! の一言。
・「隠れた名曲、クラリネット三重奏曲」
待ちに待ったクラリネット三重奏曲のCD、それも輸入盤LPで親しんできたプリンツ達による演奏ではないですか。飛びついてしまいました。年代的に絶頂期と思われるプリンツのクラリネットの音がよく聴こえてこの曲好きです。それも五重奏曲や協奏曲と違いsolisticではありません。あくまでトリオの一員です。こういう時のプリンツがまたいいのです。
クラリネット五重奏曲のCDは持っている方も多いでしょう。そんな方にも三重奏曲を聴くために是非買っていただきたいCDです。
・「イイですね。」
ブラームスの音楽と言うと、私は今までもっぱら弦楽六重奏曲や、ヴァイオリン協奏曲といった、構成ががっちりしていて、情熱的な作品が好きでよく聴いていました。 このページのレビューを読んで早速購入し、初めて聴いたときの印象は、やや軽めで物足りない、と言うのが正直なところでした。(まあ、クラリネット曲に、気合の入った演奏を期待する私のほうがアホだったのですが。)
ところがある時、どうもイライラして寝付かれない夜にヘッドフォンで聴いたみたところ、なんとも言えず心がスーッと穏やかになっていったのです(特に五重奏曲の第三楽章)。 それ以来、すっかりお気に入りの一枚になってしまいました。部屋をきれいに掃除して机に向かい、書き物などしているときによく聴いています。 どちらもまろやかで優しくて本当にいい曲ですね。 これだけの演奏がわずかな金額で手に入ると言うのはうれしい限りです。 末永く付き合っていけそうなCDです。
・「落ち着いた安らぎの曲」
グレン・グールドだ、ギドン・クレーメルだ、武満徹だと言っては前衛の演奏に傾く自分ですが、ブラームスだけは出来る限り古典的でオーソドックスなスタイルの演奏を好みます。このCDは地味ですが、クラリネット奏者のプリンツとウィーン室内合奏団が、旧来のウィーン風演奏で聴かせてくれます。夜寝る前なんかが聴くのにぴったりです。クラリネット五重奏曲とクラリネット三重奏曲がカップリングされているのもイイですね。値段も廉価だし、お買い得だと思います。
・「ウィーン気質 2」
ウィーン室内合奏団の演奏は、ブラームス晩年の室内楽に漂う寂寥感やある種の諦観をないまぜにしながらも、あからさまに感情を吐露するのでなく、それをあくまでも洗練されたウィーン趣味に昇華させ、幽玄とも言える印象的な音楽作りで魅了する。クラリネット五重奏曲においてアルフレート・プリンツのクラリネットは弦楽と一体になって溶け合い、ある時は谷間から立ち昇る霧のように現れ、またある時は影のように消えていく。また同三重奏曲では、イェルク・デムスの抑制されたピアノとスコチッチの流麗なチェロがクラリネットと全く同等に対話し、この曲の沈潜した思索を余すことなく表現している。
・「ほかが翳んでしまう究極の名盤!」
数あるラ・ボエームの中でも、他を大きく引き離す究極の名盤でしょう。パバロッティのロドルフォを一度聴いてしまったら、後は誰を聴いても「イマイチ」ということになってしまい、なかなか満足できません。フレー二もここでのミミが(CDで聴く限り)彼女のベストだと思います。カラヤンとベルリンフィルの演奏は本来のイタリアオペラの響きとは違うかも知れませんが、このシンフォニックでゴージャスなサウンドに一度触れてしまうと、この魔力からなかなか抜け出せません。カルロス・クライバーがドミンゴを使って1幕だけをDGに録音したものの、後は突然キャンセルしてしまったとのことですが、仮にクライバー盤が制作されていたとしても、この名盤の価値は些かも損なわれることはないでしょう。
・「「ラ・ボエーム」の決定盤」
ベルリン・フィルは「うまい」の一語に尽きる。それに伍してすばらしいのは歌い手たちである。ロドルフォを歌う、まだ若きパバロッティの声の艶と響きとそのコントロールの妙は、この声楽家の天才を語ってあまりある。かくも高い音がいともたやすく歌われるとき、一種言い難い快感を覚えずにはいられない。ミミ役のフレーニがまたいい。声の質がミミに合っているのだろう。伸びやかな声による、かわいくも哀切に満ちた表現はミミをみごとに演じきっている。バリトンのパネライの巧さはいうにおよばず、フレーニの夫君であるギャウロフの朗々としたバスの響きも聴きものである。どれひとつとっても万全の演奏記録。後にも先にもこれ以上の「ラ・ボエーム」はない。
録音は1972年と古くなってしまったが、録音で名を馳せた英デッカの録音はいまもすばらしい。高音部でわずかに荒れる部分もあるが、鮮度は保たれており、まず不足は感じられないだろう。
・「こんな素晴らしいボエームはもう出ない」
とにかく最初の1小節からベルリンフィルのドラマティックな演奏に驚かされる。ミミはフレーニ一番のはまり役であり、パヴァロッティの歌唱は伸びと艶があり、それにカラヤンとベルリンフィルが一番良い関係の時期というこれ以上望むべくもない好条件が揃ったのだからこれが世紀の名盤でないはずはないのである。とにもかくにもスーパースターたちの全盛期の魅力を十分すぎるほど堪能できるのであります。絶対買いだね。
・「こんな素晴らしいボエームはもう出ない」
とにかく最初の1小節からベルリンフィルのドラマティックな演奏に驚かされる。ミミはフレーニ一番のはまり役であり、パヴァロッティの歌唱は伸びと艶があり、それにカラヤンとベルリンフィルが一番良い関係の時期というこれ以上望むべくもない好条件が揃ったのだからこれが世紀の名盤でないはずはないのである。とにもかくにもスーパースターたちの全盛期の魅力を十分すぎるほど堪能できるのであります。絶対買いだね。
・「パヴァロティの名唱」
先ごろ亡くなったパヴァロッティの「おはこ」。比較的若い頃の演奏で、やや愛想が無いぐらいにスタイリッシュな歌唱は、しかし、持ち前の明るさと、飛びぬけた高音の輝きで、退屈することは無い。パヴァロッティと言えばロドルフォで、彼自身、このイメージからぬけたかったのではないかと思う。この演奏は、カラヤンのオペラの中では屈指の一つ。第1幕の幕切れの二重唱や、第2幕のカルチェラタンのクリスマスの場面は比肩する物が無いほどの美しさを誇っている。プッチーニの大メロディアンの面目躍如。長くパヴァロッティの高音の輝きに慣らされた聴衆は、その有難さに鈍感になっているが、この演奏を久方に聞くと、高音の輝きがあるのと無いのとでは、演奏が別物になることを思い知る。だがこの演奏全体は幾つか不満が残る。ベルリンフィルの作品を無視しがちな重厚に過ぎ、纏り過ぎるサウンド、歌手の手綱を緩めない統率主義者のカラヤン、名演だが余りに役柄を地で行き過ぎるフレーニのミミ、ムゼッタの名歌を台無しにしたハーウッド。これらの欠点の対極に、名演奏のセラフィン盤がある。テバルディの息の長いミミの名唱、忘れられないダンジェロのムゼッタのアリア、歌手本来の味を引き出しながら、曲全体を纏め上げるセラフィンの名指揮。。。。。
・「決定盤」
「詩人の恋」がなぜロマン的かというと、分散和音などの幻想的雰囲気を醸し出すようなテクニックが使われていること、さらにシューベルトと決定的に違うところは、ピアノに異様に重点が置かれていることである。歌唱が終わったのちも延々とピアノのソロだけが続くような部分もあって、歌唱とのバランスが考慮されていない。古典的な印象を与えるシューベルトのリードに比べてロマン的であるゆえんである。 とすると、ピアニストの比重がシューベルトに比べて重要になることはいうまでもあるまい。フィッシャー=ディースカウのよきパートナー、ムーアのピアノもわるくはないのだが、やはり本職のピアニストであるエッシェンバッハの参加がこのアルバムでは決定的である。まだ声量も十分あったこの時期の録音がやはり一番ではないかと思われる。
●Dvorák: Cello Concerto; Saint-Saëns: Cello Concerto No. 1, Op. 33
・「若き日のデュ・プレ」
若き日の(録音当時22歳)ジャクリーヌ・デュ・プレがチェリビダッケと競演したドヴォルザークの協奏曲は、ソロも管弦楽も「歌う」見事さを感じさせる演奏です。後に夫君のバレンボイムと競演した演奏のほうがまとまりはありますが、実演の勢いを感じさせるこの演奏はこの曲が好きな人にはぜひ聴いてほしい名盤です。
チェリビダッケも晩年の間延びした指揮とは別人のような活き活きとした音楽の流れを形づくっています。
・「光と影」
デュプレの奏でる音楽は、充足した豊かな想いを聴き手の心にたっぷり刻み込んでくれるために、忘れ難いものとなる。この盤は彼女の孤高の境地を示す実に印象深い演奏だ。全身全霊を傾け、作品そのものを根本からゆさぶる迫力と迫真性。彼女には間違いなく、ある種の狂気がある。それはゴッホの肖像画にも感じる微妙に移ろう光と影。両手を伸ばして掴もうとするまばゆい光と、全身が沈み、あがいても抜け出せない影。そのあがきと、唯一生の証となる光が音になって、私達の心を真直ぐ突き刺すのだ。それでもこの盤を好きになれない人が果たして存在するのかどうか、わたしには到底信じがたい。とりわけドボルジャークの哀切極まりない歌が心に染み渡る。わたしは第二楽章の途中で、涙が溢れ本当に呼吸が出来なくなった。
・「ドボルザークの最強チェロコン」
クラシック音楽で「ジャケ買い」をしたことはないのですが。。。これは、いきなり、このCDのジャケットの画像を見て買っててしまいました。こんな神がかりみたいな陶酔状態で写真に写っている人の演奏が気になったので。全然、予備知識はなかった。
最初に驚いたのは、彼女の独奏が始まる前の、オケの強さでした。、半端なソリストは粉砕されるんではないのか、というくらいの気魄ある強い演奏で、オケを率いる指揮者が「入れるもんなら入ってみろ!お前にどんな力があるのか見せてみろ!」と宣告しているようです。
どんな入り方するんだ。待っている間にすでに、気分が高揚してきて、そうして、デュプレの最初の音で、ほんと、電撃走ります。 最強の指揮者と最強のソリスト。これって、音源があるのが奇跡みたいなものです。 他の方のレビューで、「かみ合ってない」というのがありますが、かみ合う必要はない。冷静に聴く必要もないと思います。
ドボルザークのチェロコン演奏は、多くの録音がありますが、強さと強さが緊張を延々と続ける点で、最大に凄い演奏だと思います。
チェリビダッケの遺産〜ストックホルム・レコーディング
・「凄味さえ感じる」
ドヴォルジャークの出だしの第1音を聴いた時、あまりの凄味に背筋が凍りついた。それほど、デュ・プレという人の演奏には迫力がある。もの凄い才能である。数年前、「ほんとうのジャクリーヌ・デュ・プレ」という映画と「風のジャクリーヌ」という本が我々に衝撃を与えた。しかし素晴らしい演奏とは誰もが心を動かされるものである。その事を、このCDは証明してくれるであろう。
・「輝きは時を越えて。」
共に別バージョンの録音がありますがライブで演奏の彼女の動きが聞こえそうで聞いて損はないと思います。まずサン=サーンスのチェロ協奏曲ですがこの頃すでに彼女を引退に追い込んだ多発性硬化症の症状が出ていたとは到底思えない演奏をしています。 またドヴォルザークですがチェリビダッケとの共演です。
鬼才と呼ばれた彼と天才女流チェリストがどうぶつかった演奏をしてるか・・別バージョンの録音を聞いてどちらが好みか考えるのもいいのではないでしょうか。個人的には別バージョンでの録音の方がいいとは思いますがこのCDで聞ける演奏も輝きをはなっています
・「美しく壮大」
いろいろなBGMに使用され最近では耳にすることの多いヴェルディのレクイエム。トスカニーニのちょっと古い演奏ですが、美しいよく聴かせる内容です。なにか心を奮い立たせる壮大な一曲です
・「リヒターのひたむきな祈りが伝わってくる」
これは二種類あるリヒターのセッション録音のうち58年に録音した旧盤の方で、今でも同曲の決定盤と謳われているものだ。今では時代考証の成果を踏まえた古楽器による演奏が主流になっているが、演奏スタイルの古さを越えて、訴えかけてくる感動の大きさは他の録音を圧倒している。ヘレヴェッヘ盤など最近の古楽器による録音の洗練された合唱の透明感や、ビブラートを抑制したソリストのくっきりとした歌唱に接した後では、このリヒター盤のミュンヘンバッハ合唱団は素人だなという感は否めないし、ソリストのオペラティックで感情表現の濃厚な歌唱は重たく感じてしまうのも確かだ。しかし、虚飾を排し、しなやかで実直そのものの音色からは、ひたむきな祈りが伝わってくる。もはや演奏スタイルが時代遅れだということだけで、このかけがえの無い名演奏を聴かずに済ましてしまうのは、あまりにも勿体無い。マタイ受難曲がお好きな人には、ぜひ一度は接してもらいたい名盤の一つである。
・「バッハのマタイ受難曲での最高の演奏は、今なお、58年録音のリヒター盤だと思っています。」
先日、ヘルンスト・ヘフリガーが87歳で亡くなったという新聞記事を見ましたので、不世出のエヴァンゲリストとしての名声を彼が確立したこのリヒターのマタイを真剣に聴き通しました。生真面目な性格が伺える端正な演奏は、第1級の福音史家と言えましょうし、テノールソロでの劇的な表現力は、リヒターの持っているバッハ観に即したものだと思いました。
オルガニストとして著名だったリヒターが、かくも素晴らしい演奏を31歳の時に残したと思うと、その年代で到達したこれだけの高い精神性に驚かされますし、バッハも42歳という一番円熟した時だからこそこれだけの金字塔とも言える大作を残せたのだと思いました。
アリアとレチタティーヴォがマタイの音楽構造の中心をなすように思えますが、コラールを歌うミュンヘン・バッハ合唱団の素直な発声は、この厳しい受難曲にあって聴くものの救いとなっていますし、その美しい旋律と和声はバッハの残した多くの音楽の中でも輝いている作品群だと思います。
キート・エンゲンは豊かで威厳のある声でイエスに相応しいと思ってきましたが、感情移入する際の音程の揺れ幅が少し気になりました。もっともヘフリガー、ゼーフリート、テッパー、エンゲン、フィシャー=ディースカウ、そしてリヒターと皆30代という若い年齢でこれだけの演奏を残したという功績は忘れてはいけないと思います。
・「究極の1曲」
よく、「無人島にたった1曲のみをもって行くことが許されているとしたら何を持っていくか」といったような想定で一番好きな曲、または一番必要な、かけがえのない曲は何か、というような質問をしますが、そんなときには、私は躊躇ためらいなく、このリヒターのマタイ受難曲を選びます。2曲許されるとしたら、これにやはりリヒターのヨハネ受難曲を加えます。 マタイ受難曲は、人類にとって、また私にとっても、またく特別な曲です。人間の魂の奥深くにこれほど語りかけ、魂を揺るぎ起こさせ、浄化してくれる曲は他にありません。そのマタイ受難曲の中でもこのリヒターの演奏は特別です。
リヒターはバッハを演奏するために生まれたような人ですが、そのリヒターの全演奏の中でも、このマタイとヨハネは頂点に輝いている存在です。マタイはこの後にも録音しており、それも捨てがたいですが、リヒターの原点となったこちらの演奏を敢えて録ります。
無人島…云々はありそうもない想定ですが、私は自分が死んだときは、自分がアレンジした“音楽葬”にすることを決めていますが、その中心はもちろんこの曲にしています。
・「これぞバッハ」
バッハなんて退屈で古臭い音楽だと思っていた高校生のころ、友人に薦められてこのCDを初めて聴きました。
…圧倒されました。なんという生命力。なんという瑞々しさ。なんという緊張感。自分のバッハに対する無知、先入観を恥じました。
作曲者、演奏者の厚く実直な信仰心に満ち溢れ、それでいて実に暖かく包容力のある名曲、名演奏です。音楽を愛するすべての方に聴いていただきたいと思います。
・「聴き手を福音書の世界に引きずり込む」
この受難曲では聖書のテキストに加え、詩篇や賛美歌などの外部のテキストからの素材も織り交ぜて歌う。とりわけ長大な導入部で、リフレインのように「どこに?」「誰を?」と繰り返し問い掛ける合唱が印象的。外部からの雑音を遮断して、計三時間半、音楽と正対して打たれてほしい。キリスト教の信仰はこれほどまでに偉大な賛美を生み出すものか。
・「素晴らしいブラームス」
ゼルキンの重厚かつ情熱的なピアノ、ブダペスト弦楽四重奏団の深みのある響き。男性的な方向のブラームス解釈のひとつの極致かもしれません。5人によるシンフォニックともいえる音楽を楽しんで下さい。
録音がやや乾いていて平板なのが珠に傷ですが(とくにビオラやチェロの音)、年代を考えると仕方ないのでしょう。その欠点を差し引いてもなお星5つです。
・「スメタナ四重奏団やジュリアード四重奏団がゴツ過ぎて、今の若モンはんらは再録音でけませんわな」
40年前の録音とは到底思えない、シャープな音場でステレオ分離のよい名盤。しかし、ただ録音がええだけではなく、ともするとアメリカのグループによるちょっとミスマッチのチェコの名曲と先入観をもってしまいそうやが、演奏は実にゴツい。
全般にリズミックでシャープな演奏ですけども、ともすると、ことさらに強奏し恣意的なテンポの揺れを強調する現代的な演奏とは本質的に異なる演奏。2, 4楽章(前半)のポルカでは実に明るく楽しい気分が広がるし、3楽章では、衒いのない、素朴なやさしさに溢れた演奏です。4楽章(耳鳴りの音以降)でのドラマ性も実に見事で、スケールが大きいですわな。
ポルカのリズムのにじみ出るような、湧き出るような楽しさ、内面的深さで、どちらかというとスメタナ四重奏団の1970年代の録音をベストに挙げますけども、スケール感やドラマ性、心理描写でそれに勝るとも劣らぬ名盤、先輩たちが偉大過ぎて、この名曲の代表的録音がスメタナやジュリアード以降ほとんど無い理由が分かる気がしますわな
・「不滅の「スカラ座シリーズ」全演目がついにCD化」
2001年「ヴェルディ・イヤー」の最後を飾るにすさわしい待望の発売。このDGによる一連の「スカラ座シリーズ」は、DGの創業以来続いていた「イタリアオペラ録音不遇の時代」の終焉を告げるとともに、一躍オペラにおいても一流ブランドとなり得た記念すべき録音です。バスティアニーニ、ステッラなどの当時最も輝いていた歌手たちと、 サンテーニ、ヴォットーなどの名匠を起用した録音は60年代のスカラ座の繁栄の象徴というべきもの。レコード録音史に残る金字塔と断言しても言い過ぎではありません。特に、サンティーニの「ドン・カルロ」は、かつて音楽の友社がCD化したのみで、永らく入手できなかっただけにマニア垂涎のリリース。ただ、その他の4曲は、1999年に「オペラ2CDシリーズ」で既発売の音源(「ドン・カルロ」のみは3CDなので発売から漏れた?)であり、この11CDのセットを購入するとモロにダブってしまうのが少々残念ですね。それで星ひとつ減点としました。
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