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▼欲しい本・実用書:セレクト商品

ヨーロッパ思想入門 (岩波ジュニア新書)ヨーロッパ思想入門 (岩波ジュニア新書) (詳細)
岩田 靖夫(著)

「思想のエキス」「思想史の旅」「ヨーロッパ哲学全体の流れを見る最適の入門書」「ヨーロッパ思想の源流を知る最適ガイド」「ジュニア新書は侮れない」


わかったつもり 読解力がつかない本当の原因 (光文社新書)わかったつもり 読解力がつかない本当の原因 (光文社新書) (詳細)
西林 克彦(著)

「全体の雰囲気を打ち破って部分を深く読むことこそ読解力の基盤」「小学校6年生の息子へ」「なにより怖さがよくわかります」「文章を深く読みたい人にお奨めの本です。」「論理的で実用的です。」


天才の法則―その「創造の秘密」をさぐる天才の法則―その「創造の秘密」をさぐる (詳細)
町沢 静夫(著)


これは恋ではない―小西康陽のコラム 1984‐1996これは恋ではない―小西康陽のコラム 1984‐1996 (詳細)
小西 康陽(著)

「日常の退屈・オシャレな退屈」


痛快!憲法学 ― Amazing Study of Constitution & Democracy痛快!憲法学 ― Amazing Study of Constitution & Democracy (詳細)
小室 直樹(著)

「興味深く読めた!」「小室啓蒙本の最高傑作。初学者は必読。」「読んでいて興奮を覚えた」「憲法の基本を問う」「もっとも面白い近代史と社会科学の入門書」


オペラ・ギャラリー50オペラ・ギャラリー50 (詳細)
石戸谷 結子(著), 井辻 朱美(著), 加藤 浩子(著), 楠瀬 寿賀子(著), 中野 京子(著), 山口 眞子(著), 朝倉 めぐみ(著)

「やっぱりオペラは楽しい」「画期的」「絵で読むオペラストーリー」「ブラヴォ!!」「ガイドブック以上の面白さ!」


ちょっとフルくてイイくるまにゃのらずにいられないっ!ちょっとフルくてイイくるまにゃのらずにいられないっ! (詳細)
DAVE鴫原(著), 寺田 克也(著), 吉田 匠(著)

「旧車初心者並びに寺田ファンは必読!!」


哲学の教科書 (講談社学術文庫)哲学の教科書 (講談社学術文庫) (詳細)
中島 義道(著)

「〈哲学する〉とはどういうことか」「哲学を始めるためにまず読んで欲しい本」「中島義道氏を見直しました」「まさに教科書」「ちょっと難しいところもあるけど、よーく読めばよーく分かる」


「哲学実技」のすすめ―そして誰もいなくなった・・・ (角川oneテーマ21 (C-1))「哲学実技」のすすめ―そして誰もいなくなった・・・ (角川oneテーマ21 (C-1)) (詳細)
中島 義道(著)

「思考の粘着力と自由度」「哲学の予感」「一般人のための、からだで分かる哲学」「「哲学」する「対話」する「恐ろしさ」を具現化する」「まじめに生きることに疲れたならば。」


そうだったのか!現代史そうだったのか!現代史 (詳細)
池上 彰(著)

「歴史は現在からさかのぼっていくべきです」「教科書として」「高校の世界史の教科書が不満な人に。」「すばらしいです」「歴史を知ってたつもりだったけど」


歴史とはなにか (文春新書)歴史とはなにか (文春新書) (詳細)
岡田 英弘(著)

「歴史と言うものを基本から考え直す」「歴史好きへの必読書」「「歴史とはかくも面白きものなり」と気づく私。」「中国人はいなかったって意味わっかるかなあ〜?」「歴史はあくまでも主観的なものだ」


戦争学 (文春新書)戦争学 (文春新書) (詳細)
松村 劭(著)

「後輩達にも読ませたい」「戦争戦略と科学する」「「治」に居て「乱」を忘れず。」「不確定な状況での判断力の指針を提供する良書」「得意技の大切さ」


新・戦争学 (文春新書)新・戦争学 (文春新書) (詳細)
松村 劭(著)

「「揺るぎなき指針」を得る。」「企業戦略・事業開発に関わる人に推薦します」「左翼よりの政治家だけでなく、左翼よりのマスコミと国民に必読の書!」「前作よりは買う人を選ぶかな?」「より実践的になった「戦争学」」


影響力の武器―なぜ、人は動かされるのか影響力の武器―なぜ、人は動かされるのか (詳細)
ロバート・B・チャルディーニ(著), 社会行動研究会(翻訳)

「面白すぎる!心のセキュリティーホールが分かります!」「テクニック論ではなく、本質がつかめる本」「究極の節約本でもある」「人間という動物の習性」「目からうろこの一冊」


男は女のどこを見るべきか (ちくま新書)男は女のどこを見るべきか (ちくま新書) (詳細)
岩月 謙司(著)

「女性も知らない女性の秘密が書いてある本!」「女性の見方」「全男性が読んでおくべきでしょう・・・」「やはりそうか・・・。」「読んでいて興奮しました」


なぜ、母親は息子を「ダメ男」にしてしまうのか (講談社プラスアルファ新書)なぜ、母親は息子を「ダメ男」にしてしまうのか (講談社プラスアルファ新書) (詳細)
岩月 謙司(著)

「母親を悦ばすために生きている。」「「衝撃を受けた本」」「心が打たれました」「幸福な人生を歩むために」「ただがむしゃらにがんばるだけではダメ」


性感マッサージ愛撫の本性感マッサージ愛撫の本 (詳細)
アダム徳永(著)

「女性とSEX」「ライバルには絶対に読んで欲しくない本。」「心からオススメです!」「男性にも女性にもおすすめです!」「魔法のようなセックス本!!」


オーガズムマッサージオーガズムマッサージ (詳細)
アダム徳永(著)

「カップルで読んでほしいです。」「良いです。」「深い愛情表現を実現する至極のテクニック」「すごい」「人生の分岐点。」


新訂 孫子 (岩波文庫)新訂 孫子 (岩波文庫) (詳細)
金谷 治(翻訳)

「多分、必須教養」「世間のイメージほど薄っぺらな内容ではない」「意外にも現代性ある一冊」「全ての人が読むべき書」「いつも手元に」


イギリス人はおかしい―日本人ハウスキーパーが見た階級社会の素顔 (文春文庫)イギリス人はおかしい―日本人ハウスキーパーが見た階級社会の素顔 (文春文庫) (詳細)
高尾 慶子(著)

「生活者が看破する英国というシステム・・・」「もやが晴れる本!」「本当のイギリスを知りたい人へ」「正確でしっかりした観点」「面白かった!」


図説 大聖堂物語―ゴシックの建築と美術 (ふくろうの本)図説 大聖堂物語―ゴシックの建築と美術 (ふくろうの本) (詳細)
佐藤 達生(著), 木俣 元一(著)


マンガ学―マンガによるマンガのためのマンガ理論マンガ学―マンガによるマンガのためのマンガ理論 (詳細)
スコット マクラウド(著), Scott McCloud(原著), 岡田 斗司夫(翻訳)

「そんな立派な本か? 娯楽マンガとして読んだら?」「マンガ研究に必須の基礎文献」「漫画論ってピンとこないのが多いんだけど、これは...」


SFベスト201SFベスト201 (詳細)
伊藤 典夫(編集)

「紹介本に終わらない」「原題が乗っていて便利」


エヴァンゲリオン解読―そして夢の続きエヴァンゲリオン解読―そして夢の続き (詳細)
北村 正裕(著)

「遅れて出たエヴェンゲリオン解説本にして決定版!」「作品そのものの解読に挑んだエヴァ解釈本」「もう一度考えよう!」「文句なし!」「いまだからこそ楽しめる謎解き本」


百億の星と千億の生命百億の星と千億の生命 (詳細)
カール・セーガン(著), 滋賀 陽子(翻訳), 松田 良一(翻訳)

「最後のメッセージ」「宇宙と地球、人類について考えさせられる本」「いろいろ考えさせられました」「衝撃的です」「コスモス、惑星へ、はるかな記憶の続編」


▼クチコミ情報

ヨーロッパ思想入門 (岩波ジュニア新書)

・「思想のエキス
本書は、「内容のつまり方」からして、どこから見ても大人向けの内容です。・ソクラテスとイエスの思想上の共通点は何か(そしてどうして彼らは殺されなければならなかったか)・ユダヤ教とキリスト教の決定的な違いは何か・神がいるなら、なぜこの世の悪を放置するのか・デカルトの「我思う、ゆえに我あり」とはつまりどういう意味なのか・ニーチェはなぜ神を殺さなければならなかったのか等々、知ってそうで知らない、ヨーロッパの思想の「根っこ」のところを極めて明快に書いてくれています。

何度も参照できる本です。

・「思想史の旅
 2003年のベストの呼び名も高い、名著。著者はソクラテスやレヴィナス、ロールズを専門とする哲学者だが本書は平易に書かれているにも関わらず、欧州の思想を深く理解させてくれる。岩波ジュニア新書の中でもベスト。 ヘブライ、ギリシア、キリスト世界を巡って描かれる思想史は、初学者にも西洋思想の面白さと奥深さを伝えてくれるだろう。

・「ヨーロッパ哲学全体の流れを見る最適の入門書
この本で著者は、ヨーロッパ思想の本質を語ろうと意図したと述べています。2000年にわたって展開されたヨーロッパ哲学の流れを少年少女向けに解説した本書は、大人にとっても優れた入門書になっています。私は本書を読んで初めて、ヨーロッパ哲学の骨格をおぼろげながらにでも見せてもらったと思いました。

・「ヨーロッパ思想の源流を知る最適ガイド
著者はギリシャ哲学を研究対象にしながら、問題意識は本書に代表されるように、現代に通底する問題系ヘレニズム思想、キリスト教思想という2大源流を機軸に現代のハイデガーとレヴィナスに架橋しながら、両源流の問題構成の現代性を描き出し、哲学的問題の普遍性を判りやすく説明している。本書の読者は高校生を想定していようが、決して高校生にのみ読まれるのは勿体ない。専門的な用語を極力排した文章で書かれた本書は、ヨーロッパ思想の源流を鮮やかに描き出しており、哲学史入門としても最適である。取り上げられなかった哲学者が不要というわけではないが、現代から見る限り、著者が詳細に扱った思想の流れは適切であろう。異論もあろうが、問題系を明確に描いた著者の力量に敬意を表したい。

・「ジュニア新書は侮れない
ヨーロッパ哲学の巨大な体系は、その基礎にギリシアの思想とヘブライの信仰とを置く。これが、この本の核心的枠組みである。たいへんクリアであり、しかも的を射ている。西洋思想にこれから関わろうとする人であれば、まず最初に読んでおくといい一冊であろう。

もちろんこれは入門書であり、個々のトピックス・個々の思想家については軽くしか触れられていないが、それらがどこでどうつながっているのかといった見取り図が、通読した読み手には与えられる。それが本当に正しいかどうかは問題ではない。混沌として見える西洋思想の海、そこを環流している海流が、ここでは指し示されているのである。後は、それに乗ってそれぞれが航海に漕ぎ出し、自分なりの海図を作っていけばよいのである。

ちなみに、私の印象に最も残っているのは第2部「ヘブライ信仰」の末尾にあるパウロを扱った一節である。これはもちろんヨーロッパ思想に通じる道なのであろうが、私はここから鈴木大拙の『日本的霊性』を連想した。詳しく書く余裕はここではないが、大拙が欧米で受け入れられた理由は、もしかしたらこのあたりにあるのかも知れない。

ヨーロッパ思想入門 (岩波ジュニア新書) (詳細)

わかったつもり 読解力がつかない本当の原因 (光文社新書)

・「全体の雰囲気を打ち破って部分を深く読むことこそ読解力の基盤
読解力が深まらない本当の原因は『わからない』ことよりも、不十分な読みや間違った読みをしているにもかかわらず『わかったつもり』になることである、という本書の主張には大いに賛成である。本書は読解において文脈(スキーマ・背景知識など)がいかに大きな役割を果たすかを強調しながらも、その文脈の誤用・乱用がいかに誤った読みを誘発し、しかも、読者に『なんとなくわかった』という感覚を与えうるかということを明快に説明している。第四章の結論となっている『部分を正確に読めていないから間違った『わかったつもり』が成立する』という主張はまさに正鵠を射たものであって、読解教育論において近年背景知識やスキーマの重要性がやたらと強調されているにもかかわらず、実は部分部分の不十分な、あるいは誤った理解こそ、読解教育が学習者に克服させるべき問題なのだということを改めて認識させてくれる。本書は我々の母語である日本語の読解を対象としたものであるが、その内容は英語の読解教育にも当然応用可能なものである。また、本書で説明されているような構造的な読みを習得することで、文章を書く技術も同時に向上することは疑いがないだろう。

・「小学校6年生の息子へ
小学校6年生の息子にひごろ数学を教えているが、国語の重要性をも強く感じてきた。私も数学の文章問題に関しては、この本に書かれているものと似たような違和感を(子供心に)感じてきたが、この違和感に対してひとつの原因が明らかになった気がする。例文も小学校の教科書から取り上げられており子供と議論するにも良い題材となる。

・「なにより怖さがよくわかります
何が原因で「わかったつもり」が起こりそれによりどのようなトラブルが起こるかをくわしく説明した一冊。

それほど目新しいことは書いていないと思います。それでも、なるほどと思う部分がたくさんありますしきちんと対処法まで書かれているのはとても好感が持てます。

一冊を読み終わるとわかったつもりの怖さと、わかったつもりに陥らないように注意をはらおうという気持ちになります。そういう何より大切な意識をもたせてくれたということでとても役に立つ本だと思います。

・「文章を深く読みたい人にお奨めの本です。
 文章を読みほぼ理解できたと感じたが、他人に内容を十分に伝えることができないという思いを感じたことが過去に少なからずあった。また、他人の人の文章の批判的に読むこつを知りたいという思いもあった。 その時に新聞の広告で見つけた本が本書であった。本書は、文章を読んでなんとなく「わかったつもり」になることを、主に小学校の教科書の文章を用いて具体的に解説しており、非常に納得できる部分が多かった。 著者は、文脈とスキーマというキー概念を使って、「わかったつもり」になる構造を解説し、わかったつもりをいかに打開するかについても解説を加えている。入試の国語対策としても価値があると思われる.

・「論理的で実用的です。
小学校の国語の教科書にかかれている文書を読んで「わかった」と思ってしまうが、その「わかった」状態に著者はいろいろ文章を分析する道具を投げかけてくる。疑問をもって再度読み直すと、その道具を使って見落としていた内容や見誤りを発見でき、あぁ「わかったつもり」だったのか...と納得させられてしまう。

論理的な「文脈」や「スキーマ」などの定義された道具を使って、「わかったつもり」のしくみと対処法、そして読解力をつけるツボを示す。と言った内容。また、言い出したらきりのない「読みを深める」や文章の自由度についても論及しているところもよい。主観的でない内容ですので、試験やビジネスなど実用的な場面で実力を発揮するのではないでしょうか。社会生活での正確な読解力はメリットですからね。ただ、この枠組みを当てはめて読むスピードを何処まで訓練できるかと言うところがキモか。

わかったつもり 読解力がつかない本当の原因 (光文社新書) (詳細)

これは恋ではない―小西康陽のコラム 1984‐1996

・「日常の退屈・オシャレな退屈
ピチカートファイブのリーダーとして、そして、ワールドワイドな音楽製作者として活躍している小西康陽さん。彼の多趣味ぶりはつとに有名だけれど、それを痛感させてくれるのがこの一冊だと思う。古い映画のお話、心地良い音楽のお話、ちょっとした言葉のお話、そして、気取らない食事のお話。こんな風に日常を捉えることが出来たならば、いつもの「退屈」が凄くオシャレなものになると思う。もしも、‘子供心を保ちつつも 少しオシャレな大人の男性’へとスープアップしようと思ったら(或いは、現にその自信がある方も)、是非この本を読むべきであると思う。間違い無く、周囲の友人達の評価が変わってくる筈だから。

これは恋ではない―小西康陽のコラム 1984‐1996 (詳細)

痛快!憲法学 ― Amazing Study of Constitution & Democracy

・「興味深く読めた!
小室直樹氏の著作を初めて読みました。

かなり面白かったです。日本の憲法の柱である「民主主義」と日本が採用している「資本主義」という経済システムの成り立ちをキリスト教の宗教革命を起源として、解説が進んでいくがとても分かり易く、初めてこの様な考え方を知った私には衝撃的でした。

また、アメリカでは銃を所持することを認めている事の理由や、日本の明治時代に日本ではどの様にして民主主義が芽生えて、その当時の人はどの様にしてそれを確立したかということはとても納得のいく説明で興味深く読みました。

憲法学との事ですが、本書に書いてある通り、憲法解釈はせず憲法の意義を問いただしています。そのため、世界史、日本史、経済学の分野まで話は進みます。歴史や経済に興味のある方にとっても本書を読むことは有意義なことであると思います。

読んで損はないと思います。良書です。

・「小室啓蒙本の最高傑作。初学者は必読。
小室直樹氏の啓蒙書では、本書と「宗教原論」の2冊が最高傑作です。他の小室本と同じく、原則が徹底かつ簡便に記載されており、わかりやすさは同様。ただ本書が他の小室本より格段に優れたものとなっているのは、その内容の広範さと密度です。特に、序盤から後半近くまでが素晴らしい。近代法の原則、中世〜近代史、社会契約説、カルヴィニズム、ウェーバ、ケインズ・・・・etc、と近代社会のコアとなったもの及びコアとなるまでの流れが、通説的理解に沿って徹底的に書かれています。寡聞ながら、ここまで近代の前提を理解しやすく書かれた著作を他には知りません。学生のサブテキスト、社会人の自己啓発にかかわらず、初学者の一歩目として最適なのは間違いないでしょう。必読です。

惜しむべくは、通説と言えない憲法/歴史理解(天皇責任論、角栄裁判論など)が後半顕著であること、まとめ部分が素朴な憲法批判/官僚批判に終わっている点でしょう。全体から言えば些細な瑕疵ですが。

・「読んでいて興奮を覚えた
マグナカルタ・ロベスピエール・宗教改革・フランス革命・清教徒革命などなど、

はずかしながら、僕にはこれらの言葉はすべて「ああ、そういや退屈な世界史の時間にこんな言葉が出てきたよなあ。言葉だけはしっかり覚えてるけど、中身ときたらさっぱり」というようなものばかり。ところが本書を読んでいくうちにこれら記憶に

あった名詞が有機的につながっていきました。ジグゾーパズルのパーツをはめていくことで美しい絵ができあがるがごとく、これらのパーツは民主主義という壮大な絵をつくりあげるためのパーツだったんだというのがわかったとき、いいようのない興奮を覚えました。

 大学に入りたてのころに読んでおきたかった。とにかく、僕みたいな

社会科音痴が読んでも、論理的な考えが出来る人、あるいは好きな人にはめちゃくちゃ面白い本です。読んだ後、政治に対する見方が変わるはず。

・「憲法の基本を問う
「権力を縛る法」という前提で憲法の歴史が語られるので、当然統治機構や自由権といった19世紀的憲法観が主な内容になる。社会権などの20世紀的憲法観は切り捨てられるし、そもそも交戦権の否認や軍隊の否定といった、わが国の特殊な憲法事情は眼中にない。

この本を低く評価する人は、古風な憲法観や現代的・日本固有の課題が抜けている点を不公平だと感じるのかな?

しかし憲法の最も基本的レイヤーは「権力を縛る法」であることは間違いないし、枝葉の話に終始してしまう憲法議論に一石を投じるという意味でこの本はきわめて価値があると思う。

・「もっとも面白い近代史と社会科学の入門書
たぶん、学術的に細かく検証すればつっこむ余地はいろいろあるでしょう。これが学校の教科書になる本とは思えません。

ただ、これほど面白い近代史と社会科学の入門書はありません。大人を含めて、自分が勉強している歴史や社会科学にどのような「意味」があるのかという疑問にわかりやすく答えてくれるのは、この本をおいてほかにないと思います。

「資本主義とは何か?」「憲法・民主主義とは何か?」というのがこの本の要諦(ようてい)です。現代社会の2大要素ともいうべきこの2つを、学校は暗記させますが、この本を理解させます。

惜しむらくは、題名が「憲法学」となっているために、この本にもっと広範な内容が含まれていることに気づかない方が多いかもしれないということでしょう。社会人、学生を問わずすべての人にお勧めします。

痛快!憲法学 ― Amazing Study of Constitution & Democracy (詳細)

オペラ・ギャラリー50

・「やっぱりオペラは楽しい
この本は、オペラをより親しみやすいものにしてくれます。非常に読みやすく、解りやすい本です。オペラ鑑賞の初心者のみばかりではなく、ベテランにも面白い本であると思います。また、歴史的な解説だけではなく、新しい作品や歌手の紹介にも優れたものがあり、時代の流れや作品の面白さが手に取るようにわかります。

短時間でも読めますし、興味のある部分だけでも読めます。ワーグナーのニーベルングの指輪のような超大な作品も実にコンパクトに、解説されており感心しました。オペラ好きの方は、買って損のない本だと思います。オペラのある人生は素晴らしく、楽しい人生になることでしょう。

・「画期的
オペラの入門書としては最高の出来です。タイトルは知っていてでもストーリーはわからない、前に見たことがあるけれどストーリーをいまいち把握しきれていない、でも一通りの名作の概略は知っておきたい。そんな思いを持つすべての人におすすめです。内容の簡単な説明のあと、人物の相関図が描かれ、ストーリーにまつわるコラムもあり、歌の解説もあり、これだけ揃えば初心者のオペラ鑑賞には十分です。会場で詳しいプログラムを買うよりある意味ずっとためになり、楽しみながら学ぶこともできると思います。この本が何よりすごいのは人物相関図を大胆に用いてストーリーを説明しているところ。値は若干張りますが、一過性でなく何度も楽しみながら目を通せると思えば一生ものの価値があるといっても過言ではありません。オペラというと高尚な難しいストーリーを連想しますがここに出てくる代表作50編はをむと、オペラは決して難しくなく、世俗にまみれたどこにでもありそうな物語であることがよくわかりさらに身近なものとして感じることができます。久しぶりに蔵書といえるものに出会いました。自信をもって星5つ!

・「絵で読むオペラストーリー
最初、何の本だろう?と思ったぐらいかわいらしい本でした。まさかオペラの解説本とは思いませんでした。有名なオペラのストーリー解説から、登場人物の説明、作品の聴きどころなど、コンパクトながらポイントを押さえた非常に分かりやすい説明です。いつも必ずオペラに行く前に“予習”をしてゆくのですが、この本には作品ごとに、オススメCD&DVDが紹介されていますので、予習材料選びにも非常に役に立つと思います。また、ところどころに初心者向けのオペラについての様々なコラムがあり、それも非常に読んでためになると思います。とっつきにくいイメージのあるオペラですが、初心者でもこうすれば楽しめる、歌手の声質についての説明、チケットの選び方・取り方など、これらのコラムを読めば、オペラに対する堅苦しいイメージが払拭されると思います。私にとって一番よかったのは、旬なオペラ歌手の紹介コラムです。発行が2004年9月と最近なので、ホントに旬な歌手が紹介されています。1冊あったら、非常に便利なオペラガイドだと思います。

・「ブラヴォ!!
素晴らしい本です。これぞ「出版する価値のある本」と言えるでしょう。

ひとつひとつのオペラを、①あらすじ②「登場人物の心を聴こう」で代表的な歌の紹介③ストーリーをカラフルな「グラフ」で表現して展開が一目で分かるようにしている④マトを得た「DVD」の紹介⑤美しいイラストおよそ考えられるすべての手を打って、オペラを身近に感じさせ、魅力的に表現しています。

これぞ「いい仕事」です。素晴らしい!!ブラーヴォ!!ブラーヴィ!!

・「ガイドブック以上の面白さ!
 ほとんどオペラ初心者の私は オペラを勉強しようと思い購入しました。作品別に解説があり ストーリー展開が図式でわかりやすく これを読破すれば オペラ通になれるかも!? なんといっても イラストが美しい!ちょっとお値段は ハリますが一生モノとして ずっと置いておきたいです♪

オペラ・ギャラリー50 (詳細)

ちょっとフルくてイイくるまにゃのらずにいられないっ!

・「旧車初心者並びに寺田ファンは必読!!
代表的な旧車の基礎知識、マメ知識、ツボ情報満載!マニア層には多少物足らないかもしれませんが、読み物として楽しめる事請け合いです。またコントラストが効いた寺田克也のイラストが満載ですから、寺田ファンは絶対押さえるべき本です。ざくっと描いてあるのに上手いんだ猛烈にコレが!

ちょっとフルくてイイくるまにゃのらずにいられないっ! (詳細)

哲学の教科書 (講談社学術文庫)

・「〈哲学する〉とはどういうことか
ごく簡単に言えば、「〈哲学する〉とはどういうことか」ということを、筆者の体験を交えながらこれでもかと書いた本、といったところでしょうか。あらゆる前提を徹底的に疑い、その疑いにこだわりを持つことが哲学である、と述べているように思います。そしてそれがいかに困難で、泥臭くて、時間も金もかかるかということもイヤというほど書かれています。

でもやっぱ面白いです。すごく面白い。物事に対する見方や接し方が変わると思います。変わっちゃうと不安定になって困る人も沢山いると思いますが。「哲学とは何でないか」「哲学は何の役に立つか」の各章は特に面白かったです。

筆者は最後に哲学の入門書をいくつか紹介していますが、「問題意識のない人にとっていかなる書もおもしろくはない。いかなる書も良書ではありません」と述べているのには、思わず膝を叩いてしまいました。

・「哲学を始めるためにまず読んで欲しい本
哲学とはいかなる営為か。それは決してアリストテレスがかく考え、ニーチェがかく考え、ヴィトゲンシュタインはかく考えた、などということを知るものではない。哲学とは、自己の、切実なる真理を希求する思いから発するものである。自分の頭で考え抜かねばその目的は達せられない。

巷に様々な哲学者の思想を解説した本は溢れているが、本当の哲学の方法論を示すものは稀有であった。本書はその稀有なものの中の白眉であろう。

本書はまず「哲学とは何ではないか」という問いからスタートする。哲学とは思想ではないし、芸術でもなければ、人生論でもない。これを丁寧に我々に示してくれる。その上で著者は様々な哲学上の問題を提示する。ここがまた素晴らしい。読者は、著者と共にそれらの問題点を考えさせられることになるが、このトレーニングによって読者は哲学という営為を具体的にわかることができるのである。

本書の魅力はこれだけに終わらない。哲学に少し触れた者なら一度は疑問に思うであろう「哲学書はなぜ難しいのか」という問いに、カントの『純粋理性批判』の一節の解釈を我々に示しながら答えてくれる。思わず膝を打つほどの見事な「模範演技」であった。

本書は、哲学の本質を極めて平易に我々に明らかにするものである。本書を読んだ後、哲学に対する見方はがらりと変わるであろう。フッサールは、彼の70歳の誕生日の祝賀会でこう述べたという。「私は哲学しなければならなかったのです。そうしなければ私はこの世界で生きることができなかったのです。」(『デカルト的省察』(浜渦辰二訳、岩波文庫)の訳者あとがきより)

哲学は確かに「役に立たない」ものであるが、生きていくためにはどうしても必要なものである。とりわけ、変化の激しいこの時代において他者に流されることのない確固たる自己を持つためには、哲学を「している」(「知っている」ではなく)ことがどれだけ大切になってくることか。多くの方々が本書を読んで哲学を始められることを願って止まない。

・「中島義道氏を見直しました
 「不幸論」その他数点、著者のエッセイを読んで、「この人、不幸ぶってるけど、結構商売上手だな」という印象を持っていたのですが、この著作を読んで著者に対する私の評価は一転しました。物事をこれほど真摯に考えている人だとは思いませんでした。内容的には、いわゆる「哲学的」で難解な本ではなく、私のような専門外の普通の人間にも読めるもので、物事を本質的に考えたい全ての人にお勧めです。

・「まさに教科書
有名な哲学者がああ言った,こう言った,こう解釈する,ああ解釈するという無味乾燥で無益極まりないもの,という哲学のイメージをがらりと変えさせてくれた本.哲学するということが具体的にどういうことなのかが,くどいほど丁寧に説明されていて,手に取るようによく分かる.特に「哲学とは何でないか」,「哲学は何の役に立つか」という章は秀逸.哲学に少し興味があるけれども手を出しにくいという(私のような)読者にぴったりの一冊目.

・「ちょっと難しいところもあるけど、よーく読めばよーく分かる
哲学をする、とはどういうことをすれば、そう呼ぶのか。哲学者とは、どういう人のことを指すのか。結局のところ、哲学とはどういうものなのか。入門書であり、教科書でもある本書は、それでもやはり哲学の本なので、難しいところもあるけど、よーく読めば、よーく分かります。

ただし、著者が述べるように、問題意識がなければ、どんな本を読んでも心に響かない。そして、著者の誠実さが伝わってきて、読んだあと、ずっしりとくる本です。

哲学の教科書 (講談社学術文庫) (詳細)

「哲学実技」のすすめ―そして誰もいなくなった・・・ (角川oneテーマ21 (C-1))

・「思考の粘着力と自由度
私は社会科学系の人間であり、この本も偶然手に取ったに過ぎないが、衝撃を受けた。哲学がこれほど真摯な学問だとは思わなかった。私のつたない感じ方を書かせていただくと、結局、哲学とは思考の粘着力と思考の自由度を高めるためのものだと思う。それは精神の自由を意味するのだと思う。

複数の議論というスタイルを取っているため、非常にわかりやすかった。素晴らしい本です。社会科学系の人間も学問の基礎を作る上で、この本を手にし、一度目を通すことが必要だと思いました。

・「哲学の予感
 私は、哲学の話題をお茶の間や世間話で正面きって話題にしたことがない。それ程、哲学は日々のおしゃべりの中で語られない。

 それにひきかえ、教育、経済、政治、法、医学などは、よく語られる。たとえば女の場合、母親になったとたんに教育や心理や医学などに詳しくなるようだ。また、男の場合は経済、政治、法などかもしれない。

 日々のおしゃべりの中でみえかくれしながら沈んでしまう哲学的なことをつまみだすコツをこの本は教えてくれる。つまみだすことは、たぶん多数派を苛立たせることになり、自分も無傷ではない。そういう自分が傷つくかもしれない会話という点で実技とはうまく言ったもんだ。傷つく事に慣れ、打たれずよくなり、スリルある会話が井戸端ではじまる予感がする。

・「一般人のための、からだで分かる哲学
実に分かりやすい。直感的で、気持ちがダイレクトに伝わる文章だ。哲学の入門書は、本によって切り口が様々だ。この本の切り口は、「身体で考える」だ。「哲学とは自分で考えることだ」という基本スタンスについては、竹田青嗣、西研、永井均など、他の著者による哲学入門書と共通している。この部分に本による違いはない。 しかし、この本は、その部分にばかりやたらとこだわる。「自分で考えることそのもの」を徹底的に突き詰めていく。ここが他の哲学入門書と異なる。他の哲学書では、カント、デカルト、ヘーゲル、ニーチェ、キルケゴール、サルトルなど、いままでの哲学を引き合いにだし、それらを紹介しながら、解説していくスタイルをとるが、この本では、そんなものは一切すっとばし、ごく日常的なものごとを、誤魔化さずに徹底して問い続け、哲学の基本スタンスである「自分で考える」ということを読者の「身体」にたたき込むことにこだわる。 哲学的な基礎体力もできていないうちから、応用的な哲学問題を頭で理解しても、そんなものに意味はない、という感じだ。それが唯一の真実だとも思わないが、一理あることも確かだ。 こういう切り口の哲学入門書を読んで、哲学とはこういうものだと思い込む早とちりは最悪だが、他の哲学入門書だけ読んで哲学とはこういうものだと思い込むのもどうかと思う。一般人が哲学とつきあうやり方は、ひとつではないということを知ることはとても大切だ。そういう意味で、この本は読むに値する哲学入門書である。

・「「哲学」する「対話」する「恐ろしさ」を具現化する
『<対話>のない社会』を始め、多くの著書において「言葉」を軽々しく使う、「特殊日本的個人主義者」(「みんな一緒主義」利己主義が融合した個人主義とも著者は揶揄する)に対して「対話」の重要性を説いてきた著者であるが、本書においては、いかに「対話」が疲れるか、汚い作業を必要とするかが克明に描かれている。

 著者は大学教授であるとともに、哲学者(哲学研究者ではなく、文字通り哲学する「者」)を養成するために、哲学塾を主催している。本書は哲学塾で起きた実話を元に、アレンジを加えて構成されている半ノンフィクションだ。

 自身を投影した主人公であるN教授は、哲学に「幻想」を持って集まった塾生たちと、相手と自分の考え方の微妙な差異を確かめ合っていく「対話」の厳密な意味を共通理解とし、トコトン「対話」を行う。

 その過程の中で塾生たちは当初は「哲学」の重要な意味に惹かれつつも、「対話」を通して自分の中の「弱さ」や「欺瞞」が明らかにされることにつながり、それに耐えられずに、一人、二人・・・と塾を去っていってしまう。最初は去っていく人々を「弱い人間」と断罪していた人々も「今なら彼の気持ちもわかる」と言い残し、去っていってしまうのだ。  最終的にはN教授自身の欺瞞も明らかにされ、「対話」というものが生易しいものではなく、実は精神的な血みどろの格闘技であることが克明に描写されている。

 本書を読んで「対話」の恐ろしさを思い知り、「対話」を避けるほうに舵を取るか、それとも「対話」の奥深くに潜む「意義」を見出して、「対話」する「恐怖」に向き合い、「対話」の可能性を探るのか?読む人によって真っ二つに分かれるであろう。

・「まじめに生きることに疲れたならば。
本書を読めば常識通りに生きることの虚しさ、馬鹿らしさに気づきます。そして、少しだけ心が自由になります。いい人を演じる自分に嫌気がさした時。その時に本書はあなたの重荷を軽くしてくれます。いい本です。

「哲学実技」のすすめ―そして誰もいなくなった・・・ (角川oneテーマ21 (C-1)) (詳細)

そうだったのか!現代史

・「歴史は現在からさかのぼっていくべきです
なぜ歴史を学ぶ必要があるのでしょうか。・ひとつは、現在の状況に到った原因・背景を知る必要があること、・もうひとつは、過去から教訓を得ること、ではないでしょうか。      本書は、両方を満たす、内容に満ちた書です。     過去の出来事についての是非を判断することは非常に難しいことを

繰り返しながら、読者にも自分で考えるよう勧めています。

歴史書は偏った意見になりがちなものが多いですが、本書は出来る限り事実に忠実に、平易な文章を心がけており、非常に好感がもてました。    続編である、パート2を読むためにも、本書の知識は必須です。        学校でも、まずは現代史から教えてもらえないものでしょうか。

・「教科書として
筆者の言うように、確かに世界史の教科書には現代史の記述は少ない。今、現代を生きる我々だからこそ、この激動の世界情勢を理解しなければならないと思う。しかし、大学受験が弊害となり、現代史を詳しく知る機会は少ない。そこで、この本は、教えてもらわなかった、では済まなくなった現代史を理解するための入門書としてお薦めしたい。 

・「高校の世界史の教科書が不満な人に。
『世界史の教科書の現代史の分野は、解かりにくいなぁ~・・。』と思っていた時に、先生が教えてくれたのがこの本です。文字ばかりじゃなくて、写真や地図も多いので読みやすい!解説もわかりやすいし、詳しいです。日々のニュースで耳にする世界の国の紛争やテロ、領土問題が、身近に感じられるようになると思います。

・「すばらしいです
 「そうだったのか」シリーズはこれまで「アメリカ」「中国」を読み、今回「現代史」を手に取りました。

 既読の2冊はさすがに1国をターゲットとしていたので詳細でしたが今回は世界を舞台にしているため若干物足りなさは感じました。

 ですがポイントを押さえてあり、「知りたいところ」をきっちりと書いてくれています。読者に知識がなく知りたいところがわからないという場合でも少し勉強すれば「あ、じゃあこの場合はどうなの?」みたいなところってあると思いますが、そういったところもきっちりと書いてくれており読者のことを意識して丁寧に書かれてある印象を受けました。

 シリーズすべてがすばらしいです。社会科に興味のない方/なかった方でも安心して読み勧めることができる良書だと思います。

・「歴史を知ってたつもりだったけど
学校で習ったのは、現代史手前まで。現代史って祖父ぐらいの時代からこっちだから、本当は身近なはずだけど、あまり身近でなかった。この本は、子どもにもわかるように(つまり大人にもわかるように)背景を説明してくれたから、子どもとニュースについて話し合う良い機会になった。ぼんやりとしか知らなかった現代史を改めて見返して、人間について考えさせられました。一家に一冊。

そうだったのか!現代史 (詳細)

歴史とはなにか (文春新書)

・「歴史と言うものを基本から考え直す
■直進する時間の観念■時間を管理する技術■文字■因果律の観念

以上が、著者言うところの歴史を成り立たせる4つの要素であり、このうちの一つでも欠ければ歴史は存在しない。例えば、輪廻・転生の思想を持つインドでは、人間界だけでの因果関係が成立しないので、歴史のない文明だったそうである。

また、国民国家がなかった時代を国民国家的視点から捉えてしまうと言った、犯しやすい過ちも指摘されていて、歴史と言うものを考える上で非常に参考になる著作である。

・「歴史好きへの必読書
歴史に少しでも興味のある方には必読書といってよいでしょう。新書という制限があって、誤解を与える部分もあるかも知れませんが、まさに目から鱗が落ちる指摘に溢れています。不透明な現代の政治、経済、教育、はては物の考え方まで、思いめぐらせるきっかけを得ました。単に過去から教訓を得る歴史から、もう少し広がりを持った歴史の効能に気付かせるという意味で、必読書と言えるでしょう。

・「「歴史とはかくも面白きものなり」と気づく私。
そもそも「歴史」なんて誰かが都合よく「改ざん」し続ける眉唾物だ、という先入観をぶっ飛ばす名著。「新鮮な視点」を自分の脳にダウンロードしましょう!

・「中国人はいなかったって意味わっかるかなあ〜?
新書というのは広く一般向けに書かれている訳だから、これまでの氏の著作の再構成と言ってもよいでしょう。ここで言う19世紀初頭まで中国人はいなかった理由とは、歴史における宣言他ならなくて、辛亥革命を経て初めて中国人を名乗った訳だから、それ以前は中国じゃないんですね。独立して初めて国家や民族を僭称する訳ですから。そのとき国や民族は己れの正当性を証明せんがためにウソをつき始める訳です。

・「歴史はあくまでも主観的なものだ
日本では、1億2千万の人々が、それぞれの人生を送っているが、その集積が歴史になるかといえばそうではない。それでは、歴史とは一体なんだろうかという根本的命題に果敢に挑戦したのが本書である。

歴史とは人間の住む世界を叙述することであるから、時間軸と空間軸の両方を見据える視点というものがなければならず、人々の営みの集積は、単なるデーター、記録にはなっても歴史とはなりえないからだと著者は言う。

そういう意味では、輪廻転生の思想が根本にあるインドには古来、歴史というものがなかったという説明は納得が行く。又、その逆に、地中海世界や、中国に歴史が存在したのは、その歴史の叙述を必要とする社会的背景と、「主観的視点」があったからだ。

真実の歴史とは「時間軸と空間軸にそって、歴史家が自己の認識のフィルターを通して世界を叙述するもの」との著者の主張は、歴史というものが、歴史家の数だけあるということになりはしないか、果たして真実の歴史というものが、成り立ちうるのかという自己撞着に至らないかと思わないではない。

しかし、例えば、教科書問題をめぐる中国や韓国の反応などの経験からすれば、従来言われるところの「正しい歴史」というものが実は虚構であるという著者の指摘は正鵠を得ているように思われる。

中国の正史も、古事記や日本書紀も、その意味では「歴史」とはほど遠い時の権力者にとって都合よく書かれた「物語」に過ぎないことなどの指摘がある。

これは、現代の国民国家が、その正当性を主張するために「歴史」を必要としているのと全く同じである。

そう考えると、中国や韓国と日本が同じ歴史的価値を持ち合うなどということが、全くの幻想でしかないことがよく分かる。

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戦争学 (文春新書)

・「後輩達にも読ませたい
論文調の本だと思っていたのですが、とても読みやすく、たちまち読みきってしまいました。歴史における軍事作戦について少々かじっている方、孫子やクラウゼヴィッツなどの古典的兵書を読まれている方なら、さらに面白く読める本だと思います。バトル・ドクトリン(戦闘教義)の発展と変遷を中心に据え、この視点から古今東西の主要な戦闘において勝者がいかに戦術的勝利を手に入れたかを非常に判りやすく解説しています。特にその時代の戦術常識や兵器・用兵の知識が無くとも読みこなせるように、適切なボリュームで補足説明をしているところが心憎いです。

戦略>戦術>戦闘で言えば、戦闘準備と実施にあたっての指揮に関する有効な所見が多く散りばめられており、日々のビジネスシーンにおいて、現場のリーダーがいかにチームを育て、率いて成果を出すかの参考として役立つことでしょう。

あえて難点をあげれば、近代以降は軍事技術と兵科の連携が複雑になるためか、広く浅く傾向がより強く出ていて、少々物足りなさを感じる点でしょうか。なお、主題を明確にするためか直接戦闘の解決に関する記述に偏重して論じられていますので、個々の歴史上の戦闘の評価をこの本だけで決めつけてしまうような読み方はお薦め出来ません。

著者の言葉そのままで無く、また一部に過ぎませんが、事例と共に次のようなことが語られています。平時から得意技を磨き、その得意技を活かす方法論を確立しておくこと。戦時にはそのような余裕は無いこと。成功体験に縛られず、保守派の批難を恐れず、パイオニアにならずとも進取し目的達成のために環境の変化に合わせ方法論を変えて行くこと。システムだけでは目的は達成出来ないこと、リーダーの意思と資質、チームの錬度と規律がシステムを活かす条件であること。

一緒に仕事をする後輩達にも是非読ませたいと思った一冊でした。

・「戦争戦略と科学する
戦争を肯定するつもりはないが、世界で紛争の解決の方法として、減る気配はない。また、人間の集団の戦いとして考えた場合そこでの現象には比喩的に学べることも多い。例えば、ビジネスで戦略、作戦、決断、チーム管理、リーダシップなどが大事であることに異論を唱える人は少ないと思われるが、これらの要素が戦争においても決定的に重要な要素となる。元陸上自衛隊で作戦立案にあたった著者が、アレキサンダー大王から現在の戦争までの戦術論を『戦闘教義』という概念で整理する。驚くべきことはこの長い人間の歴史の中で、兵器の発達があるのにも係わらず、革新的な協議の発展は限られており、成功したリーダーは過去の教義を性格に理解し、戦うべき戦争のシステムとしての性格を理解していることである!。旧日本軍も含め多くのリーダーはこれら原則に戻ることなく、負けるべくして負けていることである。ビジネスに通ずることが多いことに驚かされる。

・「「治」に居て「乱」を忘れず。
●護身術にも通じますが、「相手の暴力」に対して「無抵抗」で対処するのは根本的に「甘い」と思います。医療でも完全な治療法がない場合、「予防」こそが最大の危機回避(=自衛)になります。●平和(=秩序)を維持するためには戦争(=無秩序)の歴史(=戦史=過去の事例)を知り、敗北から学び、教訓を引き出し、現在に加工・応用していく。常時変化する現実世界においては、柔軟に方針(戦略)を変え、対応(=戦術)を変える。●有史以来2600年に渡る人類の足跡を学ぶ上で、戦争は最高の教材です。義務教育でこの分野が軽視されているのはどこかおかしい、と思うのは私だけではありますまい。●「地政学」と合わせて、この「戦争学」で現実を直視できる人が増えれば喜ばしい限りであります。

・「不確定な状況での判断力の指針を提供する良書
企業経営・戦略策定・事業開発に携わる人に推薦します。戦争にフォーカスしながらも、結果として不確定な状況の中で素早く的確に判断し、果断に部下を成果へ駆り立てる、幅広い原則を提示する結果となっています。ビジネスの実務家に多くの示唆を与える本であると思います。戦争マニアだけに独占させておくには、あまりに惜しい本です。

・「得意技の大切さ
戦略と戦術の区別は、ついていた積もり。しかし、戦闘のさいのドクトリン(戦闘教義)こそが勝利のための方程式そのものである(戦術的勝利の要諦である)、という認識は今までなかった。

この事は別に戦争に限らず、人生のいろんな場面で頭に置いといていいことだろう。

全編通読して、そのことが実感される。

戦争学 (文春新書) (詳細)

新・戦争学 (文春新書)

・「「揺るぎなき指針」を得る。
●状況が常時変化するという点では、「戦場」と「日常生活(家庭・職場・・)」は酷似しています。故に、一瞬の判断の狂いが生死を分ける戦場での知恵は、人間のあらゆる活動に応用がききます。●戦略と戦術、インフォメーション(=あいまいな情報)とインテリジェンス(=根拠の明確な情報)を区別・駆使して生きていこうとするすべての人に著者の著作全般は役立つと思います。(バラバラに読んでも解る人ならいいですが、軍事用語の意味がわからない人の場合は、著者の他の著書で説明があるので相互に意味を補完できます。例えば、陸軍の編成における「方面軍」「師団」「旅団」の違いなど。)●日々の生活で直面する諸問題に柔軟に対応する上で、著者の書籍は様々なヒントを与えてくれました。(特に商売人にとっては「企業コンサルタントの書いた戦略本」よりも、格段に有益だと思います。)ちなみに「軍事革命(RMA)」もかなり面白かったです。

・「企業戦略・事業開発に関わる人に推薦します
企業戦略・事業開発に関わる仕事をしている人に推薦します。

完全市場が現実には有り得ない以上、企業経営者は「市場の霧」の中で選択し、決断し、トラブルを乗り越えて成果を出さなければなりません。

この本は情報が不完全で流動的な状況の中で組織をまとめ、全員を成果に駆り立てるための組織運営の原則が書かれています。

軍事マニアだけに読ませておくには、あまりに惜しい内容だと思います。

・「左翼よりの政治家だけでなく、左翼よりのマスコミと国民に必読の書!
 この本は軍事史を紹介しながら、軍事学の初歩を説明している。これまでアメリカ帝国と中華帝国の政治目的による政治宣伝により、日本人は軍事を危険視してきた。しかし21世紀初頭に国民の運命を決定づける大戦争が起きる。そして軍事と外交の両面から防衛戦争を決断する必要がある。よって政治家を選択する「マスコミ」や国民が、国際関係学と「軍事学」の初歩を知るべき。さもないと日本人は奴隷にされるであろう。日本を防衛するためには、イスラエルのように、被害を恐れずに「独自の戦術」で「侵略者」を攻撃しなければならない。しかし日本は、単独での防衛を行えない「属国」である。しかもアメリカは、歴史的に日本を守る気など無い。例えば冷戦初期、アメリカ海軍は日本近海での艦隊の作戦計画な!!ど無く、日本は自前で空母2隻を保有する必要があった。しかしアメリカはそれを阻止した。しかも日本に核弾頭が落ちても、今だにアメリカの核兵器は発射されないシステムである。

 私見だが、日本を防衛するためには、日本人独自の憲法と有事法制を制定する。そして日本軍独自の戦闘教義(得意技)に基づき、必要な装備を調達する。例えば核兵器や大量の予備役師団などである。そしてその装備をアメリカだけでなく、ロシアからも調達する。そのためには、国家戦略に基づきアメリカと一歩距離を置く必要がある。なぜならアメリカは「善意の足長おじさん」ではなく、自己中心的な普通の超大国に過ぎないからだ。戦うのがいやなら、奴隷になり死ねばよい。ただし攻撃対象は戦闘員のみに絞るべきだ。なぜなら非戦闘!!員の虐殺は怨念となり、長期的に不利である。そして空軍のみの攻撃は無意味であり、海洋国家日本が中華人民帝国に陸軍を常駐することは鬼門である。私見だが、日本から侵略せずに日本の防衛体制を整えて、中華の内乱を待つのが良いであろう。

・「前作よりは買う人を選ぶかな?
前作「戦争学」に続き、良い本であると思う。でも、自分的には前作は

・歴史から原理を抽出し、他の場面にも応用を考える人・歴史そのものに興味があり、歴史の勝者が具体的にどう勝ったのか? を知りたい人・軍事や国際政治などに興味のある人

大きく言って3つの読者像があったと思うが、今作の読者像は3番目の人に限定されてしまう気がする。

※そういう人にとっては買いだと思う。

1番目しか目的のない読者であれば、その主張は前作で尽きていると思われる。松村氏の著作でその発展を考えるなら選択は本作ではなく「戦術と指揮」あたりになるんじゃなかろうか?2番目の目的しかない読者でも今作には向かないと思う

・「より実践的になった「戦争学」
前書「戦争学」では戦争というものを題材に、技術革新による「戦略」のスパイラル状変化が見事に描かれていました。本書では日露戦争から始まる近代戦以降に焦点を当て近未来へと続く「戦略提案」を行なっています。戦争を考えることは決して「侵略」にはつながらない。逆に「侵略」を防ぐためにこそ「戦争学」はあるのだと言うことを感じさせられます。文体は簡潔、わかりやすいので中学生レベルでも問題ありません。歴史好きにもオススメです。

新・戦争学 (文春新書) (詳細)

影響力の武器―なぜ、人は動かされるのか

・「面白すぎる!心のセキュリティーホールが分かります!
心理的な影響について書かれ本として圧倒的に刺激的で、わかりやすく面白く証拠も豊富で示唆も甚大で、「人」であれば誰にでも紹介したくなる本です。ましてや「過去に、思わず欲しくも無いモノ買ってしまった人」なんかには最高です!ええ・・私には最高でした。

自分を含め、人は誰しもほんのちょっとのしかけで、本人の意思に関わらず自動的に反応してしまうことが骨身にしみて理解できます。その裏側の理論は、社会心理学の上質なエスプリに溢れ、社会事例や心理実験などの証拠が、驚くべき数々の作用を納得させてくれます。街角の殺人を善良な一般市民が38人も見ていたのに誰も警察に連絡もしないとか。。。

承諾誘導というらしいです。YESと言わせること。長年たくみな営業マンなどの被害者になってきた心理学者の著者が、分かりやすくその仕組みを解説してくれます。「返報性」・・・借りはかえさないといけない・・・これがないと報酬が不確定では誰も行動できなくなるので・・・人類という社会性動物の繁栄はなかったというレベルの進化的獲得・・・ゆえに【無意識】で行動してしまう。「一貫性」「まわりの人がやっている」「他者からの好意」「希少性」「権威的なもの」・・・誰もが陥りやすい罠、悪用する専門家の手口、などが小気味よく書かれています。本書は知的好奇心と防護用に限定したいくらいです。知らない人に悪用するような人には絶対読んで欲しくない・・・ほど、ある意味、実践的です。

そうそう、この心のセキュリティーホール(これは私の理解)、著者はちゃんとパッチもあててくれています。(防護法も説明されています)

・「テクニック論ではなく、本質がつかめる本
今まで、心理学で読んだテクニック的な本より、人間の本質がいかに自動的に反応しているか、発見できる本。我々人間がこの現代の忙しさから、普段では物事を熟慮しているようで実はそうでない。というのがよく判ります。発見が多い本です。

ちゃんとだまされない為の対応策も記述されているので、消費者としての視点から見ても安心できます。

・「究極の節約本でもある
身内に、怪しげな商法などによく「ひっかかる」人がいて、対策のために買いました。著者自身がセールスマンとして、現場に潜入して調査したノウハウをはじめ、実際に「買わされた」体験など、様々な具体例も多く、ページ数のわりに読みやすい本です。私は1日で一気に読みました。

私自身、自分は「カモになる」タイプの人間ではないと、自惚れていましたが、全くの間違いであることが良く分かりました。人に行動(購入)を決定させるのは、理性ではなく感情であること。そして相手が、いかに人の感情をかきたてる方法に習熟しているか・・・

節約ノウハウが巷にあふれていますが、まず売り手の手口や買い手の心理を知ることが、本質的な節約につながると思います。また、たとえ相手の思う壺にはまったとしても、自分の満足できる結果を得られればそれで良い、という意味の記述にも共感しました。値段はやや高い本ではありますが、十分にその価値のある良書です。

・「人間という動物の習性
普段あまり気にしないが、言われてみればその通りだ、という人間の深層心理が見事に描かれています。

・ある分野の権威に見える人(専門家など)の言うことや指示を盲目的に受け入れてしまう・自分の行為や決定、一貫した思考や信念を持ち続けようとして、自分自身をだますことがある・書かれた意見は書いた人の真の態度を反映していると考える自然な傾向がある・自分自身に自信が持てないとき、状況が曖昧で不明確なとき、人は他者の行動を正しいものだと期待する

などなど、ハッとさせられるようなエッセンスが満載です。

もちろん経験としては認知していることもあるかもしれませんが、行動を起こすときの判断基準として明確に意識できるかどうかを考えると、それができている人はほとんどいないのではないように思います。

人間という動物を勉強する気持ちで一読することをおすすめします。

・「目からうろこの一冊
日々の生活の中で、よく考えたら要らないものをを買ってしまったり、他人の頼みごとを断れずやむを得ずに引き受けたという経験はないだろうか。

一体、どうして…。この本はそれに対する答えを心理学の立場から与えてくれる。取り上げられている事例は、日々の生活で普通に出会いそうな身近な事例ばかり。しかし、その内容は楽しく実践的でありながらも、社会心理学の研究に裏付けられたものであり、いわゆる「How To」を超えたものである。 読みはじめると止まらない、目からうろこの一冊。

影響力の武器―なぜ、人は動かされるのか (詳細)

男は女のどこを見るべきか (ちくま新書)

・「女性も知らない女性の秘密が書いてある本!
こんなに女性の心理を丸裸にされては困る!!!!!と思いました!!たとえば、感情の張り付けや、感情の繰り返し、記憶の改ざん、そして蜘蛛の巣作戦などは、無意識とはいえ、私も実際にしていたことでした。言語化されてみて、本当に驚きました!女性独特の方法で、男性を傷つけたり、操っていたことがわかり、自分の醜さが露になるようで、読んでいて、

正直とてもつらかったです。でも、深く納得できました。この本に書かれていることは、男性に知られたくない内容ばかりですが、しかし、未来の夫にだけは読んでほしいと思います。なぜなら、こうした女性特有の思考方法や本音を知ってもらうことは、夫婦が仲良くするためには、とてもたいせつなことではないか、と思うからです。

・「女性の見方
男はどういうものの見方をするのか、デキる男の見分け方等、男について書かれたものは結構目につく気がする。だが、女性がどのようなものの考え方をするのかについて、書かれたものは以外と少ないと思う。そして、それがこの本には書かれていると思う。

・「全男性が読んでおくべきでしょう・・・
 ホレた女性に、良いところも悪いところもある。だけど、オレが変えてやろう、オレが幸せにしてやろう・・・ん? 男がどんなに献身的に、そして惜しみなく愛を注いでも、まったく裏腹にダメになっていく関係もある。むしろドンドン悪化していく。

 さて、うかつにもホレてしまった、ホレたことに理由がないかもしれないが、努力で乗り越えられるものと、努力でアリ地獄に堕ちるものがある。

 本書は、女性特有の思考法を開設していきながら、お互いの不完全な所を荻愛ながら幸せになっていける女か、頑張れば頑張るほど地獄にまっしぐらになる女か、見分けるポイントがある。 中学生までは読ませたくないが、ちょっと早めかもしれないが高校生くらいからは読んでいいかもしれない。まして成人男性なら必読。

 所詮、男も女も、本当に自分を救えるのは自分だけだし、自分を本当の意味で幸せにできるのも自分だけだ。人を変えようとか、人を救おうなどと軽々しく考えないほうがいい。 すでにかなり痛い目にあった人でないと重要さが分からないかもしれないが、それ以上痛い目に遭わないためにぜひ読んでみたらいい。

・「やはりそうか・・・。
思い当たるふしが多々あった。相手に惹かれ、熱病のように夢中になっている間は認識しにくいが、ふと夢から覚め、我に返って冷静になって初めて気づくことが「いろいろ」ある。本書はそんな「いろいろ」なことが詳しく書いてある。「転ばぬ先の杖」的に役立つ本である。男が女に勝てぬ理由を知りたいなら読むがいい。そして震え上がるがよい。リアルに女性を捉えた「男性必携の1冊」と断言し、ここに推薦する。

・「読んでいて興奮しました
女性心理が細かく分析されていて非常に面白かったです!どんなに文明が進歩しったて、人間の本質は変わらないということがよくわかりました。やはり、男は自身を持って、真に女性を幸福にしてあげなければなりません。男が女を愛してこそ、文明は成り立つんです。今男は、仕事からも家庭からも、そして、自分自身から逃げてしまっているように思います。虚勢を張り続けるのをやめにして、岩月さんのおっしゃる「英雄体験」をして、真の意味で男になりましょう。皆さんぜひ読んでみてください。

男は女のどこを見るべきか (ちくま新書) (詳細)

なぜ、母親は息子を「ダメ男」にしてしまうのか (講談社プラスアルファ新書)

・「母親を悦ばすために生きている。
 「愛してあげるから、お母さんの言うことを聞きなさい」という、育て方をされた子どもは、人生の目標が、「自分が幸福になること」ではなく「母親が幸福になること」にすりかわってしまいます。 そのため、「何をしても、面白くない。人生なんてこんなもの。」という世界感になったり、

 努力をしても自分の悦びが得られないため努力をしない人間になったりします。 そして、絶望感が襲いうつ病のようになっていきます。

 といった、解説がされている本です。

 こうした育てられ方をした人のために、その解決方法も載っています。 タイトルが、男の人のみ対象のようになっていますが、内容は男女ともに役に立ちます。

 また、現在母親である人にとっても子どもとの心からの絆について解説があり有意義な内容です。

 以前職場で「自分の食べ物の好き嫌い」をさも自慢げにとうとうとしゃべる人が数人いて、「この人はなんで、こんなことを楽しげにしゃべってるのかな?」と疑問に思っていたのですが、「母親に許されたことを後生大事にかかえている人」

と解説されていて「なるほど」と合点がいきました。

 解決方法も、「母親にされた理不尽な事柄を紙に書き出して、自分は絶対幸せになるんだと言いながらはさみで切り刻む」といった、やりやすい方法を解説しています。

・「「衝撃を受けた本」
すごい本が出ました!なぜ、人は、わざわざ自分が不幸になるのことをしてしまうのか、なぜ、一生懸命やっているのに人づきあいがうまくいかないのか、このDMC理論を読むと氷解します。しかも、この本は、母親と息子のみならず、母親と娘、父親と息子、父親と娘にも当てはまる内容です。

私は、これまで、何をしても何かしっくりこない、心につきまとう空虚感、満足感を得られないいらだち、そして、自分の人生を生きている感覚がしない、などがありましたが、それらの理由がこの本を読んでなるほど!こういうことだったのか!!

と深く納得してしまいました。DMCから解放される方法も書いてあります。

この本は、空前のベストセラー&ロングセラ-になるのではないかと感じます。

・「心が打たれました
岩月先生のご本はよく読みます。現代の青少年の異常行動や対人関係の問題を独自の理論を使用して、解説なさっています。DMCという理論は息子のみならず、娘も多く、かかっていると思います。こんなにものが豊かなのに、荒廃していく人の心。それは親と子の問題に行くつくと解説なさっている。そして子どもは社会の宝だということを、力説なさっています。多くの方が、この本を読んで自分を見つめなおすことを進めます。皆さん、幸せは真実の中にあるのだということを知ってください。

・「幸福な人生を歩むために
私は様々なビジネス系成功法則の本を読んでいる。そして実践している。

しかし、それ以前に、もっと根本的にやらなければいけないことがこの本には書いてある。

私を含め成功法にこだわる人間たちはみな「幸せ恐怖症」を持っている・・・たぶん。

この点に触れている成功法は非常に少ない。DMCの問題を解決しない限り、

幸せな成功にはたどり着くことは困難だろう。

そして最大の問題。いかにDMCを解くか、ではなくDMCを本気で解くつもりがあるか、DMCを解くことの覚悟がもてるか。

人は変化に対して激しい恐怖を持っている。未知の世界に踏み込んで幸せになるより慣れ親しんだ不幸の世界にしがみつこうとする。

でも、この本のレビューを見て「読んでみようか」と思った方、それはもしかしたら未知なる変化の世界に挑戦しようという心からのメッセージかもしれません。覚悟と勇気を持った方々だと思います。

そういう方々を私は尊敬し、感謝いたします。

・「ただがむしゃらにがんばるだけではダメ
自分は、親から、先祖から、何を引き継いでいるのか?自分の宿命はなんなのか?先祖はどんな業をもっているのか?

そんなことを考えさせられる本です。やはり、成功も幸せも1代で成し遂げるのは難しい。親から、先祖から、たくさんのものを相続しているからこそ当たり前に幸せになれたりする。

世の中の仕組みがよくわかりいい本です。

なぜ、母親は息子を「ダメ男」にしてしまうのか (講談社プラスアルファ新書) (詳細)

性感マッサージ愛撫の本

・「女性とSEX
女性をイカせたい。。。男性は、誰しもそう思うらしい。女性である私には、そこにひたすらこだわる理由が今ひとつ理解できないのだが、たぶんイカせることで男性のプライドが満たされるんだろう。でも結局、かなりの女性は、一生懸命イカそうとしてくれる男性に悪くて、本当はそれほど感じていなくても、感じてるフリしてるんじゃないかと思う。

私は、AVや本でいくら勉強して、テクニックを身につけたとしても、肝心な部分がわかってなければ、本当の意味でイカせることなんかできないと常々考えていた。この本はテクニック本ではあるけれど、その肝心な部分も書かれているところが素晴らしい。

肝心な部分とは、「こころ」だ。

SEXを介し、もしくはSEX以外でも、コミュニケーションを十分にとり、心と心の信頼関係が築けてこそ、お互いに高い快楽が得られる。男性にとってSEXは性欲処理の部分が大きいのかもしれないが、女性にとっては相手と触れ合いたい、安心したいという精神的な部分が大きいんじゃないかと思うのだ。

先日の統計でも、女性は男性より圧倒的に性欲が少ないと出ていた。

ただし、この本を読んだだけでは、「こころ」の部分が身につくわけではない。この本を読んで、面倒くさがらずに、今のパートナーとコミュニケーションを存分に取って欲しい。そして、2人で読んで、女性側から「こうしてほしいな」とか「これがいいな」とかお願いがでてくれば、

理想的なんじゃないだろうか?

・「ライバルには絶対に読んで欲しくない本。
「アダルトビデオ」や「エロ本」、「エロ漫画」に描かれた歪んだSEX観(男性中心の視点)が根底から覆されます。正直、この本だけではアダム師(=氏ではありません。敬意を込めて「師」とさせていただきました。)の凄さはわかりません。師からの直接指導が一番ですが、私は師のサイトから通販で買えるDVDをお薦めします。とにかく女性の狂い方が半端ではない。死ぬんじゃないか、と心配になるほどです。終始一貫して派手なテクニックが一切なく、むしろ「オイオイ・・・。嘘だろ、これ!」と首を傾げたくなるほど地味な作業が淡々と続いてゆく・・・。抑制された「作業」としてのマッサージと、常軌を逸した女性の「狂い方」のギャップに、ただ唖然とする私。師のDVDとその他のAVを比較すると、「どこからが女性の演技で、どこからが本気なのか」が簡単に判ります。奥さんや彼女の体を借りて「擬似オナニー(ピストン→発射、のワンパターン)」に耽る旦那方には「首に縄を掛けて」でも見せるべきです。また、近頃話題の学校教育における性教育でも真っ先に教えるべき内容がここに凝縮されています。驚天動地の世界があなたを待っています。使っても減らない、むしろ使えば使うほど満たされてゆく「人生最大の資産」がここにあります。師の教えは一生使える「夫婦円満の妙薬」なのです。

・「心からオススメです!
この本は、男性の皆様にあつ~くオススメしたい本です!本の内容を踏まえて女性に接すれば、きっと女性は感激すると思います。セックスに自信の持てない方はもちろん、「自信がある!」という方にこそオススメの一冊です。自己流の愛撫やAVを参考に激しい愛撫をしていた方にとっては目からウロコかも!

・「男性にも女性にもおすすめです!
著者は女性の体と心を知り尽くしていると思われます。本書を読んで自分の体を研究していたらとても感じやすい体になり、彼がとても喜んでくれています。女性には自分の体を知るために大変おすすめです。もちろん男性にもおすすめです。すべての男性に読んでいただきたい一冊です。

・「魔法のようなセックス本!!
この本の中で最も価値ある情報は、おそらく「アダムタッチ」でしょう。女性の性感を引き出す、究極の愛撫法だと思います。実際彼女に(何も言わずに)試してみました。「セックスが終わってしばらくしてから身体を見ると、触ったところ(肌)がしっとりと潤ってきて、魔法の手だと思った」そうです。まさに性感マッサージ愛撫の効果が現れたのだと思います。また、彼女は肌を触られると鳥肌が立ってしまうという悩みを抱えていたのですが、アダムタッチを施していくとそれが解消されました。快感のレベルも強く、深くなったそうで、すっかりセックス好きの女性に変わりました。昔は「夜は苦手だ」と漏らしていましたが、今は休日に何度も求めてくるほどセックスに積極的で、正直驚いています。

性感マッサージ愛撫の本 (詳細)

オーガズムマッサージ

・「カップルで読んでほしいです。
男性の方は是非これを読んで自分のプレイを見直して見て欲しいです。挿入だけがセックスではないです。女性は痛かったり、不快に思ってもなかなか言い出せない人が多いようなので、まさかこんなので気持ちいいのか?と思ってもだまされたと思ってやってみて下さい。ソフトタッチってゾクってくるものがあるものです。人によって感覚はさまざまだとは思いますが、マッサージしてもらうのってとっても気持ち良いものです。男性→女性、女性→男性、お互いにマッサージしあうのも楽しいと思います。カップルでいろいろ試してよりよい関係になれたらいいですね。

・「良いです。
愛撫の方法を写真で詳しく解説した本。特に重要なのがアダムタッチでしょう。愛撫する場所は写真の中にわかりやすく区分けされていますし、場所ごとに力加減や手の置き方、愛撫しやすい、男性と女性の位置など、細かく解説されており、詳しいです。これは凄いです。試しにやってみたところ面白いように感じてくれて、愛撫が楽しくて仕方ありません。

私の場合、この愛撫の方法を試してから、普段の性欲が抑えられてきました。愛撫の楽しさに目覚めたためかもしれません。愛する女性が気持ち良くなって美しく官能する姿が見たい男性、また男性のテクニックに不満を感じている女性も、ぜひパートナーと試してみてください。きっと充実したセックスができると思います。

・「深い愛情表現を実現する至極のテクニック
自分が受けても気持ちが良いと思えるマッサージが書いています。

行為自体は愛撫に近いと思うのですが、普通はそのまま SEX になだれこんでしまうと思います。

その前にちょっと待って!10 分でも 20 分でもこのマッサージをして、相手の感覚を引き出してあげてみてください。より深い快感を相手に与えることが出来ます。

それに女の子はマッサージしてあげるという方がついてきやすいですし(笑)。

購入して何人かに試しましたが、その後の行為が非常にスムーズかつ気持ちよく進みます。

一点だけ情報として足りなかった点をあげると、この本で使っているマッサージオイルというのはどの種類のものかわかりませんでした。緩めのローションでもいいのかも。

・「すごい
 アダムタッチなど本書にあることを実戦しました。最終的に、彼女は痙攣し、目がとろんとしてしばらくぐったりしていました。こんなのは初めてでした。 今では、夜になると彼女の方から求めてくるようになりました。やっぱり、女性に感じて貰うと男としてもうれしいものですね。また、これまで嫌がっていた顔射も許してくれました。そして、最後にお掃除までしてくれるようになりました。ありがとうアダム。

・「人生の分岐点。
「氏のDVD」と「この本」を手に入れた時点で、「氏の存在を知らない人達」と「氏の存在に気づいた人達」との間に「埋めようの無い、絶望的な溝・格差」が生じるのは必然である。本書とDVD(できれば著者の実技指導の受講が望ましい)により、「世界屈指の技術」を知ることはできた。あとは我々の、パートナーを「思いやる心」と「愛しむ心」が伴えば、万事「過不足無し」である。

オーガズムマッサージ (詳細)

新訂 孫子 (岩波文庫)

・「多分、必須教養
「孫子」本はたくさんある。ハウツー本からマンガ、そして原典訳まで。この本は原典訳、そして「史記」に見える孫子たる人物の逸話にも触れている(二人とも)。

自分が思うに、ハウツー本は所詮、著者の主張であって、孫子の主張ではない。孫子の主張は原典の中にしかない。そして、それに自ら触れることで、自分なりの「孫子との対話」が完成する。

読めない外国語では日本語訳をあたるしかないが(ここにだって訳者の主張が混じる可能性はあるのだ)、孫子は高校漢文知識で読めるのである。訳もついてる。忙しくたってこの本を携帯し、休憩がてら時間をとるくらいはできるはずだ。ということで、社会人必須教養図書の一冊として推薦します。

・「世間のイメージほど薄っぺらな内容ではない
最近ビジネスの世界で孫子がブームである。解説書や、ビジネスと結びつけた本も多い。しかしなんといっても孫子自身の書いた本をよんでほしい。難しいのでは・・・と思う人がよんだら、きっと拍子抜けするくらい簡単な本だから。薄いし。

2000年前ととても思えないほど洞察に満ちたこの本は、圧倒的なリアリズムに裏打ちされている。たとえば孫子は兵を勇猛果敢、兵はかくあるべし、などとは書かない。彼は兵とは都合が悪ければ、目を離せばすぐに逃げ出すものだ、と言う。彼は戦争など下の下であって、国と国の最後の手段としてしか用いてはいけないという。彼は戦争に至らないためのありとあらゆる手段を尽くせ、という。

クラウゼビッツ(戦争論の著者)と大きく違い、彼は国全体の経済のなかで戦争を捕らえていた。戦争が国の経済に与える影響を良く知っていた。また、情報の重要性も知っていた。

できれば中高生に読んで欲しい。僕がそうだったように、人生が変わると思う。孫子は戦争に勝つための方法を書いたような薄っぺらな本ではない。大学生以上でも遅くはない、読んで欲しい。きっと何度も震えが来るはずだ。

・「意外にも現代性ある一冊
 中学生時代から何度か読んでいる。 内容は、この時代によくぞ書けたと思うくらいリアリズムに徹した著作である。他にも「呉子」「六韜」「黄石公三略」その他の兵家の著作の中で、唯一偽書でなくて残っているのが本書であるし、また内容的にも当時から最も評価されていた著作なので、それだけのことはある。 本書で特に強調されていることは、「兵は不祥の器なり」(老子)に繋がるいたずらな武力行使を戒める姿勢である。何せ今も昔も戦争にはカネがかかるのだ。また、政治的な解決を先行させずに武力で解決しようとすることが、紛争の早期解決には繋がらないとの洞察もあったのかもしれない。むしろ、武力に頼る姿勢は現代の方が顕著かもしれない。もう一度この思想を見直して欲しいものである。 また、間諜の重要性を異様なほど強調していることも本書の特徴だ。さすがに現代では「死間」は使えないだろうが、何よりも情報収集に力を入れることが、無駄な犠牲を減らすことに役立つという観点から、スパイ(というか、インテリジェンス)を推奨しているのだ。これは戦争に限らず、すべてのプロジェクトに応用できる考え方だ。 本書では、戦争のもうひとつの重要な要素である兵站は重視されていない。三国志の時代に諸葛孔明があれほど補給に苦しんだことを考えればこれは意外だ。本書が書かれた時代には、短期決戦しかなかったのだろうか。

・「全ての人が読むべき書
「彼を知り己を知らば百戦して殆うからず」孫子兵法の有名な、最も言いたいことだと多くの人が思っていることでしょう。それが大きな間違いだったことが、孫子兵法を実際に読むことで理解できると思います。非常に良い本ですが、勘違いしないでほしい本でもあります。

孫子は「教科書」でも「参考書」でもないのです。

「背水の陣」で有名な韓信をはじめ、名将といして名高い白起も、「戦は兵法書の暗記で勝てるものではない」と言っています。

戦争・経営・人生の最高のレクチャー本と断言していいですが、鵜呑みにすることだけはないようにしてください。「自分で応用できる人の中に孫子はその本質がある」

そんな書物です。

・「いつも手元に
孫子・クラウゼヴィッツ・君主論・・・この手の本は「ハウツー」ものでないだけに「図解でわかる」的要約本が多い。しかし、要約本は要するに “要約した人の感性”を経ている。自ら「原典」に触れてこそわかる世界は必ずあり、それは要約本では得られないと信ずる。

クラウゼヴィッツ辺りだと大作故、原典読破に覚悟がいるが、

孫子は薄い本である(内容はメチャ濃いが)。忙しい、時間がない、という人でも通読、再読に時間はかからない。

岩波の「孫子」、「いつも手元に」くらいの感覚で多くの人に持ってほしいと思う。

個人的には杉之尾氏の「戦略論大系①孫子」が好きだが、携帯性、史記等に見られる「孫子」という人の横顔まで触れているあたり、この本も価値は高い。

新訂 孫子 (岩波文庫) (詳細)

イギリス人はおかしい―日本人ハウスキーパーが見た階級社会の素顔 (文春文庫)

・「生活者が看破する英国というシステム・・・
これが出された頃って、リンボー先生の素晴らしく奥深い英国、がイギリス狂には浸透していた頃。先生の意図よりロマンティック過ぎではないかと思うほどのファンが多く。よく、こんなリアリズムの書を勇気を奮って出されたなあ!と感嘆しつつ楽しんだものでした。この方はイギリスでなくとも、何を観察されても、きっと飾らずに直裁に書ける才があると感じます。

英国・・・薔薇の茶器でお紅茶・マナー・イートン校・・などの日本人女性が寄せる恋心を粉砕してくれるたのもしい実体験に即した書です。すぐ「イギリスでは」なんて言ってる輩に読ませたい1冊。漱石が生きていたら書評でほめたに違いない。

・「もやが晴れる本!
私も実はイギリスには一度も行った事はなく、でも青春時代には音楽やファッションなど憧れたものでした。その後職場で同僚だったイギリス人男性が卑屈な厭な奴だったのでちょっと悪印象を持ちつつこの本を手に取りました。読んだ感想としては、イギリスを好きになったとか嫌いになった、ではなく、ああ、やっとイギリスという国が輪郭をもって目の前に現れたな、という感じ。今までの紹介本ではその人の好き嫌いや文化的な思い入れの偏りばかりが先行して、なかなか実体が見えませんでしたが高尾さんの偉い所は自分の感情に対してかなりニュートラルでいようと努力している所です。映画監督のリドリースコットさんのお話など興味深い内容も満載です。この本を読んだ後でイギリスを舞台にした映画などに触れ!るとシチュエーションが実感として湧いてきます。

・「本当のイギリスを知りたい人へ
日本で多く発売されている英国賞賛本をいくつか読んで、「???」と感じていたところにこの本を読みました。終始、「そうそう!」と大きく頷いてました。

英国賞賛本と何が違うかというと、この本にはイギリスを語る上で不可欠な階級社会について、包み隠さず書かれているからだと思います。今までの本は、実は(白人知識階級の)イギリス本だったのです。

英国事情だけでなく、猫のチャッピーのお話には涙モノですし、リドリー・スコットのお母様、バアちゃんの章は笑わしてくれます。

何度読んでも読み応えある、力強い一冊。

・「正確でしっかりした観点
マークス寿子氏をはじめとしたイギリス礼賛本を立ち読みして苦々しく思っていたので、それに対する反骨的な、しかし便乗本かと読み始めたら大違い。著者のしっかりとした観点と、それでいて英国の愛すべき点は愛し、尊敬していることがはっきりとわかる良書だと思う。

欧州に、米国に出張するたびに、「どうして欧米礼賛本がこんなに日本でもてはやされるのか?」と疑問に思うほど、欧米の品質、特にサービスのクオリティの酷さにはあきれ果ててきた。それを声高ではなく、でもはっきりした声で語ってくれるところは嬉しい。

補足に書いてある、日本の戦争責任、捕虜虐待に関しても真にフェアな観点からの意見を書いている。他の著者の作品も読んでみたいと思った。

・「面白かった!
祇園でホステスでハウスキーパー?どういうことだろう・・・と思って読んでみたが、今まで読んだ英国本の中でも異色のアプローチが面白く、ぐんぐん読み進むことができた。

いいところも悪いところもあって現実。著者のフィルターを通したものではあるけれど、いろんな現実を垣間見ることができると思う。一生懸命体当たりで生きてきた話には説得力があった。

いろんなエピソードがあるが、口ではいろいろ言いながらも、お互いに言葉に出さない愛情と信頼があることを感じるスコット氏のお母様とのエピソードがよかった。近くにこんなお婆ちゃんがいたら、大変だとは思うけど。。。

イギリス人はおかしい―日本人ハウスキーパーが見た階級社会の素顔 (文春文庫) (詳細)

マンガ学―マンガによるマンガのためのマンガ理論

・「そんな立派な本か? 娯楽マンガとして読んだら?
 英語版で読んだけど、これ、べつに研究書なんかじゃないよ。それとも、中味が日本語版は違うのか? しょっぱなから、おまえみたいな若造がマンガを語るかよ、とか、友だちに言われたりして。マンガの定義をしようとして、小うるさい連中に、さんざん突き回されたり。けっこうおもしろいぞ。 第一話は、マンガは連続コマだ、という話。第二話は、マンガは省略だ。第三話は、連続コマの分析。第四話は、時間制。第五話は、背景や画線や漫符。第六話は、絵とセリフの関係。第七話は、マンガを描く6ステップ。第八話は、色。 第三話がいちばんよく引用されるところ。それ以外は、あれもこれも言及するのにいっぱいで、あんまり話にまとまりが無い。だから、そういうややこしいことより、マンガについて考えようとして、苦悩している主人公のマンガ、として読んだ方が健全じゃないの? そういう意味では、ちゃんとマンガになってるし。

・「マンガ研究に必須の基礎文献
 平成14年度実施の指導要領(中学校美術・高等学校専門教育美術)に「漫画」が初めて本文中に記述されることになりました。また、2000年度教育白書でも「漫画は日本の文化である」とうたわれています。時代はここまできました。明治図書の学習指導要領早わかり解説「中学校・新美術科授業の基本用語辞典」の88ページ「漫画・イラストレーション」の解説で、このマクラウド『マンガ学』が「東西のマンガを比較し、日本のマンガ表現の特異性について興味深い視点をあげている」と紹介されています。マンガでマンガを解説してある本なので、専門的な分析もわかりやすく読めます。マンガ研究の基礎文献です。

・「漫画論ってピンとこないのが多いんだけど、これは...
漫画論をうたった本は世の中にいくつかありますが、日本人以外の者が語った本としては異色でしょう。 漫画を漫画で語るというスタイルですが、必要にして十分な内容が語られています。 ただ、日本の漫画の取り上げ方としては、引用されている作品がちょっと古すぎるように 思いました。あと、この著者の挙げる漫画の定義の中に、一コマ漫画が入っていないのは、 ちょっと独自の視点かも、という印象を持ちました。

マンガ学―マンガによるマンガのためのマンガ理論 (詳細)

SFベスト201

・「紹介本に終わらない
SFへの問いかけと愛情に満ちた本である。単なる面白本紹介に終わらない一つの翻訳SF30年史でもある。伊藤典夫氏の前書きも評論として面白く、SFファン、研究者にもお勧めである。面白本紹介本の体裁をしているのが惜しまれる。

・「原題が乗っていて便利
1970年代から2000までの翻訳もののSFから主なものをピックアップして解説した本。原題も記載されているので、原書に挑戦する際、この本で当たりをつけて探せるので便利です。・・・しかし、致命的な欠陥が。この本の欠陥ではないのですが、面白そうと思って原書を探しても品切れになっているものも多いようです。

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エヴァンゲリオン解読―そして夢の続き

・「遅れて出たエヴェンゲリオン解説本にして決定版!
90年代を代表するアニメ作品となったエヴァンゲリオンの、社会現象とまでいわれた一大ブームは、作品の結末がファンを突き放すような難解さをともなっていたためか、急激に沈静化してしまった印象がある。一方で整理や理解されないまま残された数々の謎にすっきりしない思いが残っていた。その後、DVD発売といったタイミングで作品は修正・改変が施されてきたが、こうした最終版の作品をベースに作品解釈に取り組んだのが本書である。

本書の著者は“作品中に無駄なセリフはない”、“ちりばめられた言葉は何らかの意図が込められている”、というスタンスから、作品中から材料をたんねんに集め、つなぎあわせ、推論を行い、作品を読み解いていく。時としてアクロバティックな推論もあるが、それと!断った上での説明なので、違和感はない。

読後、エヴァンゲリオンに対する理解が極めてクリアになることを保証する。この本の内容を受けて、再度作品を見直すと、その重層的な構成やシリーズ内にちりばめられ、作品テーマとして収斂していくさまざまな伏線ひとつひとつにいまさらながらに驚嘆してしまう。

もちろん本書をもって解説本の決定版とまで決め付けるものではない。中には首肯しかねる説明もあるし、触れられていない部分があるのも事実。ただそうした部分はごく一部にすぎない。本書は、エヴァンゲリオンという名作を理解・再認識する上で、いまのところ最良の一冊ではないかと思う。

最後に苦言を言えば、自分のスタンスをきちんと説明した上で推論を行う著者の姿勢は好感がもてるが、時々筆がす!べったように著者自身の経験談などが顔を出すところはちょっといただけなかった。

・「作品そのものの解読に挑んだエヴァ解釈本
「社会現象」とまで言われたエヴァブーム。しかし97年前後に大量に出版された「謎本」に代表される解釈論ブームは何故「劇場版完結編」公開以降、本来なら解釈論の材料が出揃ったところで盛り上がるべき時期に、解釈論ブームが去ってしまったのか。それが序章で「解釈」と「謎解き」と対比の上ロジカルに語られている。実は以前の解釈論ブームは「ミステリーの謎解き」に近いものであり物語の完結後は当然ブームが消滅した、との説明がある。北村氏は予備校の数学の講師でもあるのだが本文も彼の論理的な切り口は見事で氏のサイトで(GOOGLE検索可能)「「エヴァ」の世界は、「現実」と無関係な、「もうひとつの世界」ではありません。「現実」に生きる個人の、自分自身に対する問いの物語です。「現実」と無関係なゲームの世界ではないのです。」」という彼のコメントに見合う根拠を「作品中のセリフ」や「ちりばめられた言葉」を作品の中から拾い集めている。

そしてその作業の中で、創作課程における計画の変更も検証するため「エヴァンゲリオン」の「企画書」やテレビ版の「脚本」の決定版、テレビ版や劇場版公開後のリメイク版など複数の「新世紀エヴァンゲリオン」を丹念に比較している。時にはフィルムブックの解説もGAINAXの協力によって出されたものであるが作者自身による解説でない事に注意する必要がある、とまで言及する「丹念さ」で驚くあまりである。時には解釈が少し行き過ぎでは、と思われる部分もあるが、それは著者自身によって読者へ注意がなされている。

もちろん大瀧氏の「エヴァンゲリオンの夢」へ反論という形をとっているし、それに第8章までが「ある登場人物のセリフ」を中心に書かれ、放送の順番で考えると前後していること等かなり作品を深く知っていないと読みにくい部分もある。しかし岡田斗司夫氏の「オタクの迷い道」で「「エヴァ論」も熟してくるには時間が必要だ」、と言われているが、そういう意味での「熟したエヴァ論」の一つになると思われる好書であることには間違いなさそうだ。

・「もう一度考えよう!
エヴァンゲリオンについての説明書。このシーンとあのシーンから、こういう解釈ができるという風に、きわめて論理的に文章が書かれています。

私も読んでみて改めてEVAは内容が奥深い作品だなと考えさせられました。

EVANGELIONのTV放送終了から映画が公開されるまで、たくさんのEVA解説書なるものが出ました。しかし、それは映画ではこういう展開になる、こういう結末になるといった、いわゆる予想であって、解説ではありませんでした。今までエヴァを解説された本はありませんでした。

この「エヴァンゲリオン解読―そして夢の続き」は映画を見た筆者が書いています。さらに、後日発売されたビデオでアニメ本編に付け加えられた修正部分も踏まえ議論が繰り広げられています。

つまり、これは本当の解説書なのです。これを見てエヴァへの考え方、受け取り方が変わりました。より深く作品を知ることができるからです。

・「文句なし!
なんといってもこの本は内容の簡潔さに驚かされます。一部、考えすぎかなと思う点はあるものの充実した内容がそれを上回っており読者を満足うる作品だと思います。また、型破りな考察や意見も多いため読んでいて飽きることがありません。この本がきっかけでEVAをもう一度見直しました。EVAの奥深さをこの本を読んで感じてみてはいかがでしょうか?

・「いまだからこそ楽しめる謎解き本
およそ謎解き本というのは劇場版完結編が出る前のもので完結編が出てから出版された謎解き本は数えるほどしか出版されていない。にもかかわらず、完結編を見て謎がさらに増えた人も多いと思われる。それまでの結末予想の謎解き本はすべて役に立たなくなった。それまでの謎解き本のストーリーの背景にある宗教や化学の話は、それはそれで楽しめるのだがストーリーの上での矛盾や謎が解決しないと、もやもやしたものが何年経ってもすっきりしないものである。この本で賞賛すべきは、EVAのコアの秘密。零号機のコアの魂が誰のものか推測することにより、ストーリーの表には出ないネルフのおぞましい秘密まで垣間見ることができ、いまだからこそじゅうぶん楽しめる。

この本でもまだわからないところもあり全部解明するには、あと5年、10年はかかるだろう。しかし初めてかなり謎が解けた、すっきりしたと感じる一番の本である。従来の謎解き本とどれぐらい違うか確かめるなら作者のホームページを参考にしたら良いと思う。作者の名前で検索できます。

しかし謎はまだ残っていると思うので私としては「碇ユイ」にクローズアップしてぜひ続編を書いて頂きたいと思う。そのためにもぜひ買っておいて損のない本であるとお勧めしておく。

エヴァンゲリオン解読―そして夢の続き (詳細)

百億の星と千億の生命

・「最後のメッセージ
カール・セーガンの全ての著作がそうであるように、この本も、科学の素晴らしさを一般向けに紹介するためだけのものではなく、人間ひとりひとりの幸福をどうやって守るか、というメッセージが込められています。まとまった出版物としては遺作にあたるわけですが、セーガン博士は現場の科学者として世の中にアピールすることは充分にやり尽くしており、最後に言いたいことを発言したという感があります。宇宙の話というより、政治的な話が多い。「Cosmos」の頃は、冷戦の中にあって、核戦争の危機を訴えていましたが、この本では、現在の日本人も意識するようになった世界各国へのアメリカの軍事的介入などにも言及しています。オゾンホールや地球温暖化などの環境問題や宗教の問題など、従来からの鋭い問題提起もあらためて含まれています。夫人であるアン・ドルーヤン博士との共著「妊娠中絶」の章は、生命というものの本質に迫る素晴らしい内容で、多いに啓発されます。単純な自然科学的な主張ではなく、女性の幸福について現実的に考え抜いた上での発言なので、説得力があります。まだまだ混迷を深める時代に生きる我々としては、セーガン博士にはもっと生きて、世界への提言を行って欲しかった。発言し行動した名科学者の勇気ある態度に喝采を送りたい。

・「宇宙と地球、人類について考えさせられる本
普段自分がいかに狭い視野で物事を考え、日々を過ごしてきたかを思い知らされた。地球人全員が知っておくべき内容が随所に盛り込まれている。専門的な知識を身近な例を用いてわかりやすく解説する著者の力量に驚嘆した。最終章・エピローグに書かれた著者の人生観は特に印象深い。

・「いろいろ考えさせられました
最初はかなり専門的な内容がかかれているように感じ、とっつきにくい本なのかと思っていました。しかし、実際に読んでみるとそうした専門的なものをよりわかりやすくかかれているので、とても読みやすかったです。自分がどういうことを考えていたのか、どのくらい物事を見ていたのか、いろいろ考えさせられる本でした。最終章は、ぐっときます。

・「衝撃的です
カールセーガン博士の最後の本が出ていると知ったのは恥ずかしながら今年初め。中学の時、「コスモス」に熱狂した自分としては、いてもたってもいられず手に入れました。そして1月15日、探査機ホイヘンスから土星の衛星タイタンの映像が送られてきたその日に、セーガン博士がタイタンの探査について触れている部分を読みました。そう、当然ながら、カッシーニやホイヘンスの名前を出ています。博士がなくなったのは1996年。この本は博士の絶筆に近いもののようですから、そう8年の時を経て、セーガン博士がよみがえったような気持ちになりました。こんな読書体験は過去ありません。20世紀終わりに書かれたものですが、中身は21世紀以降の未来を見渡したものです。博士の思いをしっかり受け止め、未来への道標にしたいと思わせる作品です。

・「コスモス、惑星へ、はるかな記憶の続編
 カール・セーガンが最後まで執筆していた『BILLIONS & BILLIONS』。以前からその存在は知っていましたが、洋書を訳しながら読むには語学力もなく、この翻訳本は心より出版を願っていました。苦労しながら翻訳していただいたお二人の先生には感謝いたします。

 “遺作”というと、どうしても構えて文書を追ってしまいますが、内容は『コスモス』『惑星へ』や『はるかな記憶』などの流れを受け継ぐ内容になっていて、相変わらず多岐に渡る内容に、読み手の教養も深まるばかりです。

 しかし最後につづられている「暗き谷間にて」と夫人であり良き協力者だったアン・ドルーヤンのエピローグには涙無くして読むことは出来ませんでした。映画『コンタクト』のエンディングで“for Carl”というメッセージが目に入ってきたときと同じように。 

百億の星と千億の生命 (詳細)
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