フレンチ・コネクション [DVD] (詳細)
ウィリアム・フリードキン(監督), ジーン・ハックマン(俳優), ロイ・シャイダー(俳優), フェルナンド・レイ(俳優), アーネスト・タイディマン(脚本)
「今や失われた「緊張感」ある刑事アクション」「ハードボイルドのお手本」「風変わりな刑事映画」「ジーン・ハックマンの圧倒的な存在感と俳優としての上手さに脱帽」「ハリウッドのヌーベルバーグ」
ダーティハリー 特別版 [DVD] (詳細)
ドン・シーゲル(監督), クリント・イーストウッド(俳優), レニ・サントリ(俳優), ハリー・ガーディノ(俳優)
「故・山田康男氏の吹替え版を」「法学部生は特に必見」「現代の狂気と正義の対比描写が秀逸」「すっごく面白かったです!!」「犯人役の「さそり」が最高」
ブリット [DVD] (詳細)
ピーター・イエーツ(監督), スティーブ・マックィーン(俳優), ロバート・ボーン(俳優), ジャクリーン・ビセット(俳優)
「最高のカーチェイス」「クール&スリム」
48時間 [DVD] (詳細)
ウォルター・ヒル(監督), エディ・マーフィ(俳優), ニック・ノルティ(俳優), アネット・オトゥール(俳優), ブライオン・ジェイムズ(俳優)
「今見ても面白い・・・二人の掛け合いが最高」
シャーキーズ マシーン [DVD] (詳細)
バート・レイノルズ(監督)
「センスいいです」「バートレイノルズが渋い」「期待してしまって、、、、。」
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・「今や失われた「緊張感」ある刑事アクション」
60年代後半から70年代は刑事アクション、サスペンスが量産され、数々の名作が生まれてきた。その中のNo.1がこの「フレンチ・コネクション」といっても過言でない。この頃の刑事アクションはアメリカの病巣である麻薬、売春、暴力といったものに対する敵対心をあらわにする描き方をしており、この映画のなかでも、ジーン・ハックマンやロイ・シャイダーの麻薬犯罪に対する「執念」に現れている。
最近の刑事アクションは「ダイ・ハード」以降、悪役がテロリストになることが多く、明らかにアメリカのプロパガンダ的な色彩が濃くなっているのと同時に、「フレンチ・コネクション」の中で丁寧に描かれている「張り込み」、「尾行」などの刑事の地味な捜査が描かれず、派手な爆発、銃撃戦等を如何に多くもりこむかに終始し、かえって緊張感の欠如した映画になっていることが多いと思う。ところが、この「フレンチ・コネクション」は地味な「張り込み」や「尾行」をNYロケを通してきっちり描いており、観るもののテンションを高めてくれる。特に、フランス側のボス(フェルナンド・レイ)を地下鉄まで尾行するシーンは手に汗握る駆け引きが行われ、私の中では最もお気に入りのシーンでもある。徹底した取材や手持ちカメラでの撮影などがドラマにリアリズムを与え、単なるアクション映画の粋を超えた傑作にしている。このような「緊張感」あるアクション・ムービーはCGが当たり前の今日ではもう作られないのだろうか。映像得点の監督とジーン・ハックマンによる音声解説はこの映画の裏側を知ることができ、かなり面白い。
・「ハードボイルドのお手本」
ウイリアム・フリードキン監督のドキュメンタリー・タッチ。音楽なし。オーウェン・ロイズマンのシャープでクールなカメラワーク。舞台は1970年のニューヨーク。最近では大半が自動拳銃(装弾数がケタ違いに多い)になったが、当時の刑事は未だ38口径レボルバーを持っていた。弾は5発。同僚を誤って撃ち殺しても、ポパイの頭には犯人を追跡することしか無い。なじる同僚(ロイ・シャイダー)に「やかましい」と怒鳴りながら、震える手で弾倉を開き、撃ち空を排莢し、次の実弾を込める。見事なリアリティだ。私自身は2のドラマ性より、こちらの「固ゆで卵」感の方が好きだ。
・「風変わりな刑事映画」
この映画の初見は小6頃でした。最初からカーアクション映画という先入観で観ただけに,アクションシーン以外の,冒頭で二人の刑事が路地裏にチンピラを連れ込んで手荒な尋問を行うシーンや,麻薬常習者の巣窟となっているバーで二人の刑事が手入れを行うシーン(実際は情報入手のためのカモフラージュ),麻薬ディーラーがヘロインの純度を確かめるシーンなどで,ディテールがきめ細かに迫真性をもって描かれているあたりに,その暴力描写の凄まじさも含めて衝撃を受けました。しかし,何よりその驚きは,従来目にしてきた刑事映画の概念を覆すようなポパイ刑事のキャラクター造形にあります。カースタントのシーンでも,「ブリット」のスティーヴ・マックィーンとは対照的に,ハックマンは感情をむき出しにして,あたかも動物が唸り声を上げるかのような表情で,four-letter wordsを露骨に頻発して暗殺者を執拗に追跡します。そのアクションの凄さもさることながら,獰猛な野獣のごときハックマンの表情のおかしさに新鮮な衝撃を受けたのです。「フレンチ・コネクション」は,当時の映画情報誌によれば,70年代で最もfour-letter words(fuckなど,従前のハリウッドの基準でタブーとされていた4文字言葉)が頻出する映画の一つだったわけで,それが70年代初頭にアカデミー作品賞を受賞してしまうわけだから,アカデミー会員の先見性と寛容さを称えるべきでしょう(対抗馬がより過激な「時計じかけのオレンジ」だったことも奏功した)。とにかく,こんなキャラクターをほかに見たことがなく,歯軋りして寒さに耐えながら街頭でフルコースをほおばる犯罪者を張り込み,地下鉄の駅で尾行していた麻薬ディーラーの黒幕を取り逃がした時には身体全体で悔しさを表現するポパイ刑事のアグレッシヴな態度が明らかに映画を引き立てています。本作のハックマンはもとより,「エクソシスト」のリンダ・ブレアなども,どちらかといえばやや演技過剰ですが,脇役が抑制的な演技に徹しているため,その対比による緊迫感がドラマを芳醇なものにしています。ストーリーは,ディフォルメはされているものの,殆んどが実話に基づいていて,架空の人物は麻薬ディーラーの大ボスが連れてくる暗殺者くらいです。地下鉄での追っかけや,首謀者である米仏の大ボスが微罪もしくは逮捕を免れるのに対し,運び屋を担っただけのテレビスターが重罪に問われる皮肉なども,すべて現実のドラマに沿った展開になっています。ただ,冒頭がマルセイユの港で始まり,一発の銃声で幕切れとなる構成自体は,今から思えば「勝手にしやがれ」のパクリであり,これだけはフランケンハイマーの続編にも引き継がれています。フリードキンの真骨頂は,単にドキュメンタリー・タッチにあるのではなく,映画の枠を飛び出しかねない脂ぎったキャラクターと,渋く抑制されたしたたかなキャラクターの相克にある,といえるでしょう。本作と「エクソシスト」が成功した理由もそこにあり,その後勢いを失ったのは,そういうテイストをうまく作品に盛り込めなかったからかもしれません(そんな不器用なフリードキンがかえって好きですが)。後の作品群では「L.A.大捜査線 狼たちの街」にその片鱗をかろうじて伺うことが出来ます。
・「ジーン・ハックマンの圧倒的な存在感と俳優としての上手さに脱帽」
もう30年も前の映画になりますが、主要なアカデミー賞を総なめしたのも頷ける当時としては刑事物としても型破りの作品でした。とにかく、ジーン・ハックマンの上手さといったら凄いの一言。当時、相前後して公開された三作品、「フレンチ・コネクション」「スケア・クロウ」「ポセイドン・アドベンチャー」にジーン・ハックマンは出演、それぞれ別人かと思えるほどの上手さに驚いた記憶があります。見るものを引込み、感情移入させてくれます。役になりきれるんでしょうね。DVDを買い、久しぶりに見ましたが、ちっとも古くないし、面白い。どんな大作でも一回見ればいい、と思える作品がけっこう沢山ありますが、このフレンチ・コネクションはジーン・ハックマンの演技を見るだけでも価値のある作品のように思えます。
・「ハリウッドのヌーベルバーグ」
フリードキンの映画は説明をすっ飛ばしている部分があり、よくよく注意して見ていないとディテールどころか大筋すらつかみかねがちです。その点、監督による音声解説はとても役に立ちました。そしてこの映画がとても丁寧に作られていることも分かりました。特に驚いたのは彼が『勝手にしやがれ』と『Z』を参考にしていたという点です。確かにグラグラしたカメラワークはゴダールのものですし、最後に事件のその後をダイジェストで流し、結局は闇の中、という割り切れなさを残したのはまさに『Z』の手法です。フリードキンは『恐怖の報酬』をリメイクしたり、ジャンヌ・モローと結婚したりと、フランスびいきだとは薄々感じていましたが、こんな所にも接点があったのでした。
なぜポパイ警部はあれだけの執念で組織を追うのでしょうか。正義感から来るものとは思えません(モデルとなった人物は賄賂も取るし検挙した少女と寝てしまうようなダーティーな刑事で、映画中にもその辺りが諸処でほのめかされる)。そこには不公正なやり方(まさにコネクション)で富を得た旧世代に対するルサンチマンを感じます。それは取りも直さず、スラムから這い上がってきたフリードキンの人生観とかぶります。だからハリウッド式にきちっとしたものを作るのではなく、ロケで即興的に、自らの感覚を信じて彼は撮ったのでした。彼こそ米国のヌーベルバーグだったのです。
・「故・山田康男氏の吹替え版を」
一番欲しい作品にもかかわらず、どうしても買う気になれない1枚。その唯一無二の理由は、故・山田康男氏の吹替えが収録されていないことです。吹替え版が出るまでは抗議の意味も込めて、私は絶対に買いません。同じ思いで吹替え版を待ち望んでいるファンも多いと、私は信じて疑いません。
どこにお願いすればよいのかわかりませんが、ダーティ・ハリーの吹替え版の企画をご検討願えれば幸です。
・「法学部生は特に必見」
60年台後半から70年代前半に刑事アクションは量産されたが、この映画はそのなかの3本指に入る傑作だろう。異常者を犯人とし、対する刑事に通常ありえない44マグナムを所持させるところからひきつけられる設定だ。また、主人公のハリー・キャラハンは「ブリット」のスティーブ・マックィーンと異なりスタイリシュでもなく、人の嫌がる「汚い仕事を引き受ける」刑事として、あるときは覗きと間違えられたり、自殺志願者を文句を言いながらぶん殴って救出したりと異色なキャラだ。そんな斜に構えたキャラハンはイーストウッドが見事に演じている。この映画は、単なるアクションとして評価されるだけでなく、その作品の問題性も凄い。映画の中で、キャラハンが令状なしに犯人のアジトに踏み込み、犯人を拷問し、誘拐され死にかけている少女の居場所を自白させるところは、刑事訴訟法のテーマ(違法に収集された証拠は証拠とされない)として議論されているところでもある。そんな部分もこの映画の大きな魅力でもある。また、名場面も数々あり、スタジアムのシーン(はじめて犯人を捕らえるシーン)は最高。ホットドッグをほうばりながら、銃を撃つシーンは公開当初かなり問題になった。様々な魅力満載の映画だが、近年このような問題性を秘めた刑事アクション映画がなくなったのは悲しい。
・「現代の狂気と正義の対比描写が秀逸」
不条理な無差別殺人を繰り返す犯人と個人的な正義感の命じるままに行動する刑事との対決が生々しく描かれた作品だ。刑事物映画の中でひとつの頂点を極めた作品と言えるだろう。現代社会の歪が散見するサンフランシスコの街の中、自らを傷つけることも厭わない危うい精神構造を持つサソリに対して、アウトロー刑事が相棒を失ったり、歯がゆいばかりの法律の枠組みに邪魔されながらも彼を追い詰めていく展開が素晴らしい。スタジアムでの壮絶な逮捕劇やスクールバス乗っ取りからラストシーンまでの緊張の糸はまったく緩むことがない。ハリー刑事の破天荒ぶりを示すエピソードの中に敷かれた伏線が最後に生きるところも絶品だ。さらにラストもラストのハリー刑事の振る舞いが正義の意味を観客に問う深みを得たのもプラスポイントだろう。
・「すっごく面白かったです!!」
ハリー・キャラハン刑事がとっても魅力的!!バッチを投げ捨てるラストシーンにグッときます。
物語はもちろん面白いんだけど、どうしてハリーはこんなにカッコイイの?
今みたいに派手なシーンはないけれどセリフもいちいちカッコイイ!
仕事をしても一匹狼、おうちに帰っても独りぼっち。ご飯もボソボソ飲み込むみたい・・。
彼を理解できる優しい恋人がいたら・・とちょっと考えてしまいました。
サソリの表情が怖くてドキドキしました。昔観た印象以上に面白かったです!
・「犯人役の「さそり」が最高」
~この映画は何度もTV放送されてますが、やはり吹き替えは大事ですね。すっかり定着したクリント・イーストウッド=山田康夫。必要です!入れてください。でまぁ、内容はそんなにたいしたアクション物というわけでもないが、犯人役の「さそり」がいい味だしてます。主人公はどちらかといったら「さそり」の方じゃないかという感じがしてくるぐらいキャラがいい感~~じ。あと、キャラハン刑事(ダーティ・ハリー)の名セリフ「何を考えてるか分かるか?俺が何発撃ったかだ。実のところ俺も覚えてない。でもこのマグナム44は~~(つづく)」は渋いねぇ~。実は最近のアニメ「最遊記」でこのセリフをパクってるぞ~!著作権大丈夫(笑)!~
・「最高のカーチェイス」
「ブリット」は70年代の刑事アクション映画の形を作ったといっても良い先駆的な映画だ。70年代の刑事アクションはブリットに倣って必ずといっていいほど、中盤にカーチェイスを盛り込む。でも、如何にど派手なカーチェイスを盛り込んでも、何台車を壊しても、この「ブリット」のカーチェイスを超えるものはなかった。爆走するマスタングは猛獣の疾走のごとく躍動感がある。運転席や低いアングルでのカメラはマスタングの爆走の迫力を倍増させる。よく話題に上がる坂道で同じフォルクスワーゲンを何度も追い抜くという問題の場面も実は迫力のカーチェイス撮影のアイディア。カーチェイスシーンだけでも十分価値のある映画だ。勿論、ストーリーもしっかりしており飽きさせないし、ロバート・ボーンの悪役的な存在も良い味を出している。でも、やっぱりカーチェイスは最高!
・「クール&スリム」
シーンの一つ一つがキマっています。マックイーンの頼もしい上司、タクシー運転手のロバート・デュバル、表情一つ変えない殺し屋(平凡なロイド眼鏡)等々。洗車中の窓越しに見えるマックイーン、微妙な眼差しの移ろいを捉えたカメラ、必要最小限のセリフ(喋っていても聞こえないシーン多し)など、何気ないパーツがことごとくカッコいい。あ、ジャクリーン・ビセットの可憐さと、ジャジーな音楽も最高です。
・「今見ても面白い・・・二人の掛け合いが最高」
エディー・マーフィーとニック・ノルティーのコンビがとても軽快に演じています。もう23年も前の映画ですので、ところどころ古いなあって思うところもありますが、十分今でも楽しめる映画です。なぜが服役中のエディー・、アーフィーと警官のニック・ノルティーが凶悪犯を追いかけるのですが、はちゃめちゃながら48時間の間で肌の色も、おかれた立場も、環境も違うふたりの個性が見事にぶつかり合っています。よくTV放映でエディ・マーフィーが吹き替えで放映されていますが、エディー・マーフィーだけは吹き替えの方がどんなに頑張ってもその個性が生かしきれないので、ぜひ英語で見ていただきたいです。この映画でエディ・マーフィーが歌う「ロクサーヌ(ポリスの曲)」は秀逸です!
・「センスいいです」
バート・レイノルズが製作・監督・主演した刑事アクションの傑作です。「フレンチコネクション」や「ダーティーハリー」に比べてちょっと軽い感じが個人的には大好きです。
この作品を観るまで、バート・レイノルズはセックスアピールギンギンおやじみたいであまり好きじゃなかったんですが、この映画作りのセンスのよさにいっぺんに好きになっちゃいました。
ドミノ役レイチェル・ウォードのお色気ムンムンも素敵ですが、イタリアの名優ヴィットリオ・ガスマンの悪役ぶりは素晴らしいです。シャーキーズ・マシーンの面々もクセのある個性派揃いで観る者をワクワクさせます。
またキャスティングの良さもさることながら、サントラがホントに最高です。サラ・ボーンとジョー・ウイリアムスの曲や、チェット・ベイカーの「マイ・ファニー・バレンタイン」などが効果的に使われていてメチャメチャかっこいい!
そういえば、オープニングの「ストリートライフ」という曲はタランティーノが「ジャッキーブラウン」のなかでこの映画へのオマージュとして使ってました。個人的にサントラ盤の発売を強く望みます。
この映画観ると「バート・レイノルズって、いい趣味してるなぁ」って思いますよ。
・「バートレイノルズが渋い」
いつもはセックスアピール爆発のバートレイノルズが比較的おとなしくまじめ(?)な刑事を熱演している。今回は性行為もひかえめ。プロット自体はよくある、といったら言い過ぎかもしれないが、使い古された<汚職+裏切り者+おちこぼれ刑事>ものである。しかし、風紀課の刑事の面々や敵役(殺し屋、議員、黒幕)のキャラもたっていてなかなか楽しめる一品だ。
・「期待してしまって、、、、。」
監督業にいそがしかったのだろうか。前半、彼にほとんど台詞はない。かといってアクションがあるわけでもない。後半活発に動き出す前は、こんな筋書きだったという説明に時間かかったのか。実際はどうなんだろうか。このあたりで気が抜けてしまいました。とってつけたようなお色気だったけれど、よかったというべきか。彼女、確かに美人でした。よかったと思ったシーンは一番最後の場面。事件後、二人がどうなったかはっきりさせずに、見る側に自由に想像させてくれたシーン。ちょっと期待が大きすぎたと反省。
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