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▼感動した本:セレクト商品

泥流地帯 (新潮文庫)泥流地帯 (新潮文庫) (詳細)
三浦 綾子(著)

「泥流地帯」「泣いてください」「生きる勇気を与えてくれる本です。」「わずかな隙間にも陽は射す。」「感動の名作」


孤宿の人 上孤宿の人 上 (詳細)
宮部 みゆき(著)

「読みやすい!」「ひたすら泣ける時代ミステリー」「孤宿の人(上.下)」「宮部みゆきの新境地を開く傑作」「最後には涙が・・・」


アラスカ物語 (新潮文庫)アラスカ物語 (新潮文庫) (詳細)
新田 次郎(著)

「アラスカのモーゼ、安田恭輔」「ピリッと品格のある文」「人生を変えた一冊」「寒い(ブルブルブルブル)」「人の生き方について考えさせられる」


生物と無生物のあいだ (講談社現代新書)生物と無生物のあいだ (講談社現代新書) (詳細)
福岡 伸一(著)

「科学者という生き方」「蛇足を承知で、、、」「大量の土砂(新書)に、ごく僅しか含まれないダイヤの原石」「「思い」がなくてはかけないもの。」「「生命とは何だろうか?」という究極の問いに迫る快作!読み出すと止まらない、壮大な叙事詩的作品!」


さまよう刃 (角川文庫)さまよう刃 (角川文庫) (詳細)
東野 圭吾(著)

「文庫化」「やるせない」「読んで損なし、というより読んだほうがいいです」「つらい内容だが」「久し振り、会心の出来!」


MAZE (双葉文庫)MAZE (双葉文庫) (詳細)
恩田 陸(著)

「ドキドキさせられます!」「じわじわ攻めてくる不気味が◎」「うーん、楽しめました」「人々の迷路」「とっても上品なミステリーです。」


DIVE!!〈上〉 (角川文庫)DIVE!!〈上〉 (角川文庫) (詳細)
森 絵都(著)

「完成度高っ!飛び込みに興味がなくても引き込まれるぜ」「素敵な時間をありがとう。」「経験」「DIVE!!」「最高の1冊ですo」


鴨川ホルモー鴨川ホルモー (詳細)
万城目 学(著)

「橙色のリュックサック」「“そこはかとなく”こみ上げる可笑しさ」「レーナウーン、レナウンレナウン」「読み始めから」「参加したい!」


▼クチコミ情報

泥流地帯 (新潮文庫)

・「泥流地帯
『泥流地帯』は、私の一生を左右した本と言っても過言ではありません。

 北海道の日進部落で育った拓一は、貧困や親の不在にも健気な姿勢で向かい、明るく誠実に生きていきます。その拓一や、拓一を取り囲む人々の半生が三浦綾子さん独特の文体で描かれていますが、ここに描かれていることは現在の世の中にも十分に適用されます。「人間ってなんだろう」「どう生きるべきなんだろう」「正しさってどういうことだろう」と、基本的でありながら重要なことを様々に考えさせられます。

・「泣いてください
今までこんなに泣けた本はありません。それも、感動というよりは、あまりにも悲しくて泣けてしまうのです。なんでどうして人生ってこんなに理不尽なのだろう、と悔しくなってしまうくらいに。この本の登場人物たちほどドラマチックな体験はしていなくても、努力が報われなかったり、身に覚えのない災難に遭ったりすることは誰にもあることだと思います。私はクリスチャンではないので「神さまから与えられた試練」とは、どうも考えられないのですが、人間は実に「受け身」なものだなと感じてしまいました。生まれた家も、持って生まれた才能も容姿も、育つ環境にしてもすべて「与えられて」いるなと。そして生死にしても、当たり前だけれど人間は何も自由にできないなと。自分自身も含め、現代人は人間の力を過信しすぎているように思います。

・「生きる勇気を与えてくれる本です。
現在、不況だ、将来が不安だなどど泣き言を言っている日本の方々に、特に目標、夢、自信を無くした方に読んでいただきたく思います。  自分達のご先祖がどんな苦労をして日本を切り開いてきたのかがわかります。 名作です。

・「わずかな隙間にも陽は射す。
多くの人が胸に抱える世の中の理不尽さを,実際にあった惨劇をもとに描いている。確かに,生きていく上で辛いことや苦しいことは多いと思うが,だからこそ楽しみや喜びを求めるし,それらが叶った時に嬉しさを感じることができる。主人公らにとっては,久々に母が帰ってきてくれると喜んだのも束の間,その喜びも期待も,何もかもが泥流に飲まれてしまった。結局,楽しいことや嬉しいことは,儚いものに過ぎないのだろうか。人の価値や,生きることの意味など,この作品が問いかけてくることは多い。「世の中って何と理不尽なのか」とも思える。しかし,その理不尽な中にも射し込む光があるんだということも,著者は伝えようとしているように思う。

・「感動の名作
キリスト教をテーマにした作品だと思うが、生きる事の真の意味を問う名作。真面目に明るく力強く生きる兄弟に降りかかる試練の数々。人生とは、生きるとは、、、、というテーマを力強く指し示す作品だと思います。

泥流地帯 (新潮文庫) (詳細)

孤宿の人 上

・「読みやすい!
とにかく読みやすくて良かったです。最後は感動で涙してしまいました。(上)は(下)への伏線的な感じがします。(下)に入ると本当に一気に話が進んで行きました。僕は時代物はあまり読まないのですが、これを機にさらに時代物が読みたくなりました!おすすめです!

・「ひたすら泣ける時代ミステリー
■薄幸の少女・ほう、10歳。数奇な運命から彼女は、讃岐国丸海藩に流された幕府の罪人・加賀殿の幽閉屋敷で下女として働くことに。やがて芽生える加賀殿とほうの不思議な心の交流。物語は、ほうを気遣う女性・宇佐をもう一人の主人公にすえて、藩に渦巻く陰謀とそれに翻弄される人々を描く。危険が迫る中、加賀殿がほうに授けた知恵とは? 哀切ここに極まり、クライマックスはひたすら泣ける。

・「孤宿の人(上.下)
 宮部みゆきさんが好きな人は宮部ワールドにどっぷりつかる幸せを味わえるし今まで読んだことない人はきっと新たな宮部ファンになることを確信します。 登場人物に一人として悪人はいません。時代の流れ、政治に翻弄され不幸な目に会う人はたくさん出てきます。それでも悲しい物語にならず、感動が残ります。 作者が自ら書いてるように悲しい物語だけどそれだけに終わらないようにした、というのがよくわかります。 でも私は下巻の最後のほうはティッシュをにぎりしめ泣きながら読みました。悲しい涙ではなく、せつなくて。 登場人物の中で、私はほう、と加賀さまが好きです。二人が出てくる場面が美しくて何度も読み返したくなります。そのほかにも魅力的な人物がいっぱいです。 宮部みゆきというすばらしい作家が生きている時代に自分も生きててよかったと真剣に思える作品でした。

・「宮部みゆきの新境地を開く傑作
これまで著者が描いてきた江戸下町の人情モノとはまたひとあじ違った時代小説。帯に「新境地を開く傑作」とあるが、期待を裏切らなかった。読み終わってしばし余韻にひたった。一気読みで、物語の中に入りこんでいたので、どこかに旅行にでかけたような疲労感。

『孤宿の人』とは舞台となる讃岐の国丸海藩に幽閉される「加賀殿」のこと。怪物・妖怪と呼ばれ、この地で起こる様々な怪異現象・事件の原因とされてしまう。その裏には様々な人々の思惑がうごめいているのだが。ここにもう一人の主人公「ほう」という少女が絡んで物語は展開する。後半「ほう」と「加賀殿」との交流がいい。

・「最後には涙が・・・
推理小説ファンがいつのまにか宮部みゆきファンになってしまって、新刊は必ず読んでいる。予約をして買った本だったが期待を裏切らず2日間睡眠時間を削って一気に読んでしまった。時代小説で作中に人殺しがいくつも出てくるのに、いつの間にか作中の人物たちの心の優しさに涙してしまう。謎解きの糸口は、いたるところに散りばめらて、思いもかけない方法で解決される。やっぱり宮部みゆきなんだ。

孤宿の人 上 (詳細)

アラスカ物語 (新潮文庫)

・「アラスカのモーゼ、安田恭輔
ã"の本は実在ã-たæ-¥æœ¬äººå®‰ç"°æ­è¼"(フランク安ç"°ï¼‰ã«é-¢ã™ã‚‹ç‰©èªžã§ã‚る。正ç›'言ってã"のような人é-"が存在ã-たã"と、ã-かもそれがæ-¥æœ¬äººã§ã‚ったã"とに驚愕の念ã‚'禁じえない。

安ç"°æ­è¼"は明治å...ƒå¹'宮城県石巻市にç"Ÿã¾ã‚ŒãŸã€‚彼がいかなる過程ã‚'たどってæ-¥æœ¬ã‚'飛び出ã-たのかは不明であるが、ともかくï¼'0ä¸-ç'€ã®åˆé ­ã€å½¼ã¯åŒ-極海に面ã-たアラスカ最åŒ-の地にいた。å½"時、そã"におã'るエスキモーたちのç"Ÿæ'»ã¯ç™½äººã«ã‚ˆã‚‹é¯¨ã®ä¹±ç²ã®ãŸã‚çª®åœ°ã«é™¥ã£ã¦ã„た。そã"で安ç"°ã¯ã‚¨ã‚¹ã‚­ãƒ¢ãƒ¼ãŸã¡ã®æ-°ãŸãªå®šä½åœ°ç²å¾-のために立ち上がるのである。彼の利ä»-精神、目標ã‚'実現するための努力、そã-て帰りたくても帰れないæ-¥æœ¬ã«å¯¾ã™ã‚‹æœ›éƒ·ã®å¿µã¯ç­†èˆŒã«å°½ãã-がたい感動ã‚'å'¼ã¶ã€‚

ã"のようなæ-¥æœ¬äººãŒã„たã"とã‚'æˆ'ã€...は忘れてはならないã€!!‚是非とも若い人たちに読ã‚"でほã-い一冊である。

・「ピリッと品格のある文
 久しぶりにわくわくするお話に出会いました。

 背筋がピリッとする、品格のある文章ですね。新田氏の著作には、気骨があり、あまり教科書などには登場しないけれど偉業を成し遂げた昔の日本人が取り上げられることが多いですが、これもまさにそんな人をとりあげています。こんなすごい人が実在したという驚きと、自分が日本人であることにちょっぴり誇りを持てる一冊。

 いつもは読むのが早い人も、じっくり、文章を味わって読んでみることをオススメします。

・「人生を変えた一冊
この本には今の日本人が忘れてしまった、何か大切なことが書かれているような気がします。

私はこの本をもとに、アラスカを巡る旅に出ました。

長々とは語りません。星野道夫さんの写真集も手元に置いて一読することをお勧めします。

・「寒い(ブルブルブルブル)
猛暑に温暖化防止で控えめな空調温度でも、この本のお陰で心底「寒さ」を感じました。勤務先も、利用者の為に開館中は涼しいのです(図書館)。クールビスで閲覧室に入ると、ちょっと寒いくらい。その上この本を読み始めたら・・・私はクーラーが嫌いになってしまいました。

それにしても寒い。

本当に実在した人間なんて信じ難い。しかし、本当に生きていたのですね。それも日本人。新田次郎さん自身の幼少期の経験が、こんな作品を描かせる源流になっているのではないだろうか?

ところで、「寒い」のは気温のせいだけじゃない。主人公フランクを、たった一人で北極海に放り出した船の乗組員。懸命に人々に尽くしぬいた主人公を、強制収容所に連行した戦争。真冬ではなく真夏に読んだからこそ、人間による「寒さ」に身震いがした。

でもフランクは、人間として勝ったのだと信じる。それは、今彼を語る人々がいるからである。そして、著者の新田次郎さんにも感謝。貴方の作品によって、偉大な人生の勝利者の生き様を知ることができました。

苦難に負けない人生を、私も懸命に生きていこうと思う。

・「人の生き方について考えさせられる
現実に存在した主人公の生き様や,そこでの会話や心情描写がマッチしており,生き方についての一つの示唆が得られるものではないでしょうか。

「筋を通す」「自己を強く持つ」などいくつかのキーワードとして,捉えられると思うのですが,とても言葉では言い尽くせません。

自身がどう生きていきたいと願い,どのようにそれを実行していくか。それを考えるために,より多くの引き出しを持っておきたい,そして人生の様々な場面での考えるベースを築いていきたいと思います。

アラスカ物語 (新潮文庫) (詳細)

生物と無生物のあいだ (講談社現代新書)

・「科学者という生き方
 この本の賛否が分かれているのはわかる気がする。 帯に大書きされている「極上の科学ミステリー」という内容を期待すると、「そうかな」と思う読者が多いに違いない。私はこの本の科学的精度を論じる知識を持たないが、批判的な方々のレビューを読むと、なるほど、科学者にしては不用意な記述もあるのかなと思う。 しかし、結論から言えば、私はこの本を好ましく読んだ。 以前に読んだ立花隆・利根川進著『精神と物質 分子生物学はどこまで生命の謎を解けるか』に印象が似ている。この本も「科学ミステリー」というより、「科学者という生き方」に興味をそそられたが、『生物と無生物の間』もそうだ。 分子生物学者の目に映る都市と自然、日常生活のすぐ隣にあるDNAの世界。また、野口英世やオズワルド・エイブリーといった「偉大なる先駆者」たちの功績と人柄も、この本からうかがい知ることができる。 科学者が書いたエッセイとして、読んで損はない本ではないだろうか。

・「蛇足を承知で、、、
多くのレビューによって絶賛されている作品ですので、蛇足を承知で書かせていただきます。

・「大量の土砂(新書)に、ごく僅しか含まれないダイヤの原石
ランキングで売れていたのであまり期待せずよんでみました。どなたかも書かれていましたが、非常に美しくかつわかりやすい名文です。科学者の心と、詩人の心がバランスした心に届く文章は、あのカーソンの『センスオブワンダー』を彷彿とさせます。

科学的知見の概説というと、ともすれば硬質になるか、舌足らずの中途半端なものになりがち。

「かすかな口づけ」「研究の質感」「街の通奏低音」「一回性の折り紙」・・・これらの言葉に表れる感受性が、本書に概説を超えた魅力を与えています。生命という現象への驚きと畏怖の念、それを文章で喚起する難しい仕事を本書は見事に達成しています。個人的には「あとがき」が特におすすめです。

・「「思い」がなくてはかけないもの。
ウィルスやプリオンについて書かれていると思い何気なく読んだのだが、予想をはるかに超える「おもしろい本」だった。それは知的好奇心を満たした面白さでもあったのだが、この作者特有の情感漂う書き口にあった。一種のリリシズムといってもいいと思う。一流の自然科学者は、その発想の豊かさからか、すばらしい文学の担い手ともなりうる。湯川秀樹しかりアインシュタインもそうだった。本来、文を綴るということは、どの世界であれ「書かずにはいられない思い」を持った者にのみ許される行為なのだろう。作者の「思い」は、ここに蕩々とあふれ出している。『あとがき』はこの書の白眉だ。美しい世界を読ませてもらった。

・「「生命とは何だろうか?」という究極の問いに迫る快作!読み出すと止まらない、壮大な叙事詩的作品!
これは物理屋が読んでも面白い分子生物学の本です。シュレディンガーの名著「生命とは何か」でクリック/ウィルキンズ(物理屋さん)が啓発されて生物学に転向してDNA構造解明に貢献した(※)のは有名な話ですが、本書も日本においてそういう役割を果たしそうな予感がします。本書は「生物と無生物を分けるものとは何か?」という本質的な問いに完全解を与えている訳ではありませんが、上記のシュレディンガーの本と同様、重要な指針を与えていると確信します。時間軸を強く意識した統計物理学(非平衡論、自己組織化)・複雑ネットワーク(縮退度)の観点で「生命」(著者の言葉では"動的平衡")を捉え直すとどうだろう、と思うとワクワクしました。(同時に『生物=機械』的な最先端技術に疑問を感じます。クローン人間なんて、あんなやり方では無理だろうな...) この本を読み終えると確実にモノの見方が変わります。本書には所々に科学史・人物伝が織り交ぜられており(裏話も豊富で、上記(※)の裏話もあり)、「科学研究の営みの生々しさ/人間臭さ」も伝わってきます。(生命科学における「縁の下の力持ち」達にもスポットライトがあてられます) 福岡先生御自身の体験談も読み応えアリ。知的興奮を覚えます。一冊読み通すと「研究者的態度・科学魂」(寺田寅彦)も身に付きそうです。『研究の質感』とは何か、も教えてくれた本書は★5つでも足りません!

生物と無生物のあいだ (講談社現代新書) (詳細)

さまよう刃 (角川文庫)

・「文庫化
この話を面白くいている事、それは加害者の少年が全くと言っていいほど出てこない事だ。その為、読み手側は「少年犯罪への憤り」に「サスペンス」という要素がミックスされ、読むのを止められなくなってしまう。例えば、加害者の少年が度々登場し、追う側と追われる側の両方から話が進められると、想像を掻き立てられることはなく、やはり「いつ見つかるんだろう」というハラハラさせられる様なことはないと思うのだ。

それと登場人物の設定がとてもうまい。これを読んで加害者の少年に憤りを覚えない人などいないといってもいいくらい。

文庫本になったから値段も下がったし、ボリュームもあり、文句無し。東野作品の「社会派モノ」を扱ったテーマの作品では1,2の出来だと思う。

・「やるせない
少年法、復讐と東野作品としてはかなり重いテーマの作品です。

たぶんこうなるな…と想像したとおりに物語は進んでいくのですが、それでもグイグイ引き込まれて一気に読ませてしまうのは東野圭吾がそれだけ力のある作家だからでしょう。

私にはまだ子供はいませんが、もしも娘が生まれてこのような事件の被害者になったら、「絶対に犯人を殺しに行く」と主人は断言しています。現代にも「仇討ち制度」を作るべきだと。さすがにそこまでは行き過ぎの感もありますが、そのように様々なことを真剣に考えさせられる作品でした。

・「読んで損なし、というより読んだほうがいいです
東野圭吾さんの小説を読む度に文章の書き方に「この人、天才だな」と毎回思わされますがこの作品は読み始めて深夜までずっと読み続けてしまいました。犯人に対する憤りで本を持つ手を震え息も荒くしながら読みました。私は二児の父ですが自分の子供が同じ目にあえば主人公と同じく犯人を殺したいと思うでしょう。仇討ちの認められない現代、しかし法が被害者の気持ちを代弁してくれているとは到底思えない。死刑を反対する人もいるけれど人の命を奪って何で償えるというのか?みんなやってはいけない事など分かっているはずなのに、凄惨な事件がたびたび起きている。被害者の遺族の気持ち、そして加害者の親も作中で出てくるのだが自分の子はそんなに悪くなく共犯の友人に無理矢理やらされたんだと言う加害者を生み出す親の「自分の子供に限って・・・」というような盲目的な愛も伺える。自分の子が一番大切だと思うのは当然だろうけど、他の子供の親もそう思っているであろう事をなぜ考えないのか?自分の家族を大切にできない人間が他の人間を大切にできるはずがない。この小説を読んで事件がなくなるわけでもない。法が改正されるわけでもないけれど問題提起作品として、また東野圭吾さんの感情を引き込む文章を堪能してもらう為にも、ぜひ読んでほしい作品!

・「つらい内容だが
ストーリーが、読者を飽きさせる事無く進行し、思ったよりもあっという間に読み終わりました。しかし、随所につらい内容の描写が入り、読者によってはそれらの内容を読むこと自体に強い嫌悪感を感じてしまうかもしれません。娘の仇を取るために、親が加害者に復讐をするといった内容は、ありがちといえばありがちですが、何か最後まで読ませる力がある作品でした。東野圭吾の作品を読むのは初めてでしたが、他の作品も読んで見たいと感じました。

・「久し振り、会心の出来!
残念ながら最近の東野作品は大小の差はあれ、物足りなさがつきまとった。オーバーな売り文句が踊り、「これは面白い」と思ったら10年前の作品だったりで、満足度は決して高くなかった。本作品は久々に会心の出来だ。テーマが明確な上に無駄がない。追われる側、追う側が展開によって変わりながら、クライマックスは強烈な緊張感で同じ場所に集結していく。東野作品の面白さはまさにこの展開と緊張感で読む手を止めさせないところにある。一人目の犯人が序盤と言える段階で消えてしまうので、この後どうなるのかと思ったが、新たな登場人物が上手く絡んでくる。満足の一冊、東野ファンならずともお薦めだ。

さまよう刃 (角川文庫) (詳細)

MAZE (双葉文庫)

・「ドキドキさせられます!
恩田陸作品に初めて触れたのがこの本でした。『MAZE』の意味は、「迷路」。単行本の装丁がとても凝っていて、透明のカバーと本体の模様とが重なって浮き上がって見えるような、ステキな本です。

内容は、まさに「迷路」に関する話。ある国の人の寄り付かない山奥にある白い「箱」では、中に入っていった人が消える・・・。二人の日本人の男がその謎を解明しようとするストーリー。

その「箱」は、白くて四角い。入り口がひとつ。高さは背丈以上で、外からは中がどうなっているか分からない。中に入ると消えてしまうかも知れないので、調査は難航する。女言葉の男に半ば無理やり連れてこられた男が、与えられた情報を基に人が消える原因を推理していく。

私が気に入っているシーンは、「白い箱」は何で出来ているか、という謎を推理していくところ。とっても、ドキドキします。そこからより一層謎が深まっていく予感がします。そして、結末は超意外で、それまでの正体のわからない不安による恐怖は、読み終わった後は消え去ります。巧みなストーリー展開のミステリー小説です。おすすめ!

・「じわじわ攻めてくる不気味が◎
不気味不気味〜超不気味!勝手に言葉を作るなら「不気味面白い」恩田陸!活字だけで久々にぞくぞくきたよ。。「Q&A」のじわじわくる恐怖感が好きな人ならきっと好きだと思います。遠い異国の奥地にぽつりとそびえる白い建物。そのなかに入った人間は、次々と消えてしまう。だが、生きて帰って来れた人もいる。その違いは?中はどうなっている?建物の調査に臨んだ男四人は、ラストまで生き残っているのでしょうか?怖がりの私は深夜に読んだことを後悔しちゃいました。でもこの怖がらせ方にハマっちゃいました☆

・「うーん、楽しめました
人が消える白い建物。主人公たちは、なぜ人が消えるのか?どのような場合に消えるのか?消えない人もいるのはなぜ?誰が、なのために?・・を推理しながら、その謎に迫って行きます。その主人公達に迫る、影・・・。主人公は、謎を解き、無事生還できるのか?という話でした。

いやー、楽しめました。結末は、そう驚くべきものでは、ないです。が、そこに至る過程が、楽しい、楽しい。いったいこの建物はなんなんだ?自分だったら、どんな結末にするか、SFチックな妄想が、渦巻いて、ワクワクして読めました。量も丁度よく、気になって一気に読める本でした。

本とは別の解も、いくつでも考えられる、なかなか「おしゃれ」な本でした。あなたなら、どのような「仕掛け」にしますか?

・「人々の迷路
登場人物だけではなく、読者も迷路に連れ込まれる感じです。途中の展開と最後の至ったことがどれだけ納得できるかは、読者にゆだねられますが、自分としてはまだきちんと納得できていない面もあります。

・「とっても上品なミステリーです。
ミステリーというと殺人事件と思いがちな私にとって、恩田さんのこのMAZEはああ、こういうミステリーってとってもいいなと思います。砂漠の中に白い建物、そして人体消失という、ちょっとみると荒唐無稽な状況設定でも、ページをめくると神秘的な謎に包まれたストーリーにどんどん引き込まれました。最後の場面を読み終わると、ほっとすると同時にとっても暖かい気持ちになりました。

MAZE (双葉文庫) (詳細)

DIVE!!〈上〉 (角川文庫)

・「完成度高っ!飛び込みに興味がなくても引き込まれるぜ
久しぶりに会心の長編青春小説を読んだ。夕食の後から読み始めて午前1時に上巻を読み終えた。

たいがいスポーツ小説だと、ルールをよく知らない人は「ん?」っていう部分があるが、この話ではそれがない。うざくならないようにごく自然に飛び込みというスポーツを説明してくれるので、予備知識ゼロでも、読み終われば「次のオリンピックは飛び込みもちゃんと観よう」と思う人は多いだろう。

まるで、テレビドラマを見ているように、各章の終盤にクライマックスがやってきて、「おい、次はどうなるんだよ!?」っていうのが続くのに、決してわざとらしくない。

そして僕は寝るのをやめて、すぐに下巻に手を出した。

・「素敵な時間をありがとう。
巧いなぁ、楽しいなぁ、それが本書を第一部まで読んだときの感想です。緻密な創り込みが分かるのですが、そのストーリーにがんがん引き寄せられてしまう。思春期の少年の心理描写もすばらしい。でも、そんなことどうでもいい。読んでみてください。

最近子供が産まれた新米パパ。夫婦共働きの私にはほとんど自分の時間が(余裕が)ありません。たまたまヨメさんが子供を連れてジジババのところへ遊びに。ぽっかり空いた1日。いろいろやりたいことがあったのですが、買い貯めた中からこの本を手に取ったばかりに何もできなくなりました(笑久しぶりにラストが近づくのが惜しくなる作品。最後の一行を読み終え、清々しい優しい気持ちになると共に、あ〜あ、終わっちゃったという切ない気持ちに。私に取ってはそんな素敵な本でした。

・「経験
「客観的感想」漫画ならまだしも小説で、一般的でないスポーツと思春期を題材にして話を作るのはとても難しい。経験したことがない体の動作は想像しにくいからだ。いくら映像で飛び込みを見たことがあっても、回転しなが飛び込んだり、逆立ちした状態から飛び込むんだり、といったことは経験したことがないものだ。だから、読む前は期待半分不安半分だった。しかし、この作品は細かい描写と曖昧な描写を交え、経験の欠如をうまく補ってくれている。思春期の心の揺れについては、他の作品と同じように無駄なく描かれている。

「主観的感想」個人的に、思春期の子をもつ親に読んで欲しい作品である。親は子供の才能を伸ばすことはほとんどできないが、摘むことはいくらでもできる。

・「DIVE!!
文句なしに面白い。

3人の個性的な少年たちをそれぞれ主人公に物語は展開していく。彼らがそれぞれ凄くいい。

ひとつのものに自分のすべてをかけること。それをするためには捨てなければならないもの・あきらめなくてはならないことが多すぎる。その苦しみが一人ひとりの視点でかかれており、けれどそれを乗り越えていくからこそ、その姿が眩しすぎ、彼らの演技に涙が出るほどの感動を覚える。

現在開幕中のオリンピック。いままで、まったく興味もなかった飛び込みが見たくてたまらなくなった。

・「最高の1冊ですo
私がこれまでに読んだ本の中で最高の1冊だと思いますo長いですが、読み始めたら止まらないので、長編が苦手な人でも読めると思いますよo私としては上下巻買わないと、上巻読み終わった後にうずうずしちゃいますょ〜^^

DIVE!!〈上〉 (角川文庫) (詳細)

鴨川ホルモー

・「橙色のリュックサック
表紙を見ただけでも、うふふと笑ってしまう。京都在住経験者には、どこの景色が一目で知れることだろう。京大出身の作者による、京大生を主人公とする、京都が舞台の物語。葵祭のバイトに始まり、祇園祭を経て、気づけば吉田神社で奉納舞。十人の大学生が集められて挑まされるのは、大学対抗のある競技。対戦するは、京大青竜会、京産大玄武組、立命館白虎隊、龍大フェニックスの4チーム。野球でもなければ、ラグビーでもない。さて、ホルモーとはなんぞや?ホルモーがなにゆえ始まり、続くのか? 主人公達は謎の起源に迫るのでもなく、謎の解体を図るのでもない。巻き込まれて、盛り上がる。訳がわからなくても、わからないままに、続いていくもの。ホルモー自体が一つのお祭りのようなものである。伝統は続けることに意義がある、的な。奇想天外な設定に、片思いの繊細な男心の描写、リアルな生活感。妙な迫力と勢いにのまれて一気に読んだ。深くは考えないで、世界を楽しむのがお勧め。学生気分に戻りつつ、笑いながら楽しんだ末、読後に颯爽と香るは、春の青々しい楠の匂いだった。

・「“そこはかとなく”こみ上げる可笑しさ
最高にバカバカしく、読んでるうちに“そこはかとない”可笑しさがこみ上げる娯楽小説!

・「レーナウーン、レナウンレナウン
 冗談というのは、大真面目な口調で言った方が面白い。爆笑はしなかったが、4箇所で思わず「ぐふふ」と笑ってしまった。サムシングって表現とか、チョンマゲのくだりとか。 縦軸のストーリーは、大学のサークルを舞台にした単純な大学生の片思いの交錯である。しかし、このサークルが思わせぶり。京都大学青龍会?しかもホルモーって何?たいした中身がなかったら勘弁しないぞっ(学生小説ってそういうのが多いから…)て息巻いていると、ナカナカどうして。古都京都の深遠さをうかがわせる大仕掛けが次第に明らかになる。 楽しませてもらいました。

・「読み始めから
読み始めて数ページで、主人公が気に入ってしまいました。こんなことあんまりないことなので、一気に読んでしまいました。もちろん中身も最後までおもしろいです。特に今まで京都に住んだことのある人には、さらにお勧め。もちろん京都なんて修学旅行で行っただけって人にもお勧めです。

・「参加したい!
「ホルモー」って何のこと?と思いながら読みました。しかし、いつの間にか、その言葉の意味なんてどうでもよくなり、というか気にしなくなっている自分がいました。「青春」、「恋愛」、「友情」、「笑い」などなど読んでいて心地よいキーワードが編みこまれていて純粋に楽しめる作品でした。私も「匂い」を放つものになりたいと思わずにいられません。

鴨川ホルモー (詳細)
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