シンプル・アマゾン通販:セレクトリスト

[Simple Amazon]

-CD-DVD-ゲーム-おもちゃ-ホビー-PC&電子機器-PCソフト-家電&雑貨-アパレル&シューズ-ジュエリー-時計&バッグ-スポーツ&アウトドア-コスメ-ヘルス&ビューティ-ベビー&マタニティ-食品&飲料-アダルト | モバイル版(ケータイ)

▼嗚呼!戰爭映画:セレクト商品

二百三高地 [DVD]二百三高地 [DVD] (詳細)
仲代達矢(俳優), 舛田利雄(俳優), あおい輝彦(俳優), 夏目雅子(俳優), 丹波哲郎(俳優), 森繁久弥(俳優), 三船敏郎(俳優), 笠原和夫(俳優), 天知茂(俳優), 愛川欽也(俳優)

「邦画大作史上最高の作品(残念ながら)」「名作でしょう」「初めて映画館で観た映画」「全ての人に見て欲しい。」「明治日本ついに一等国に。」


連合艦隊 [DVD]連合艦隊 [DVD] (詳細)
松林宗恵(監督), 小林桂樹(俳優), 永島敏行(俳優), 古手川祐子(俳優), 鶴田浩二(俳優)

「この映画はいい」「戦争映画(邦画)もバカにはできないですよ!」「驚愕の副音声を聴きましたか?」「ずっと手元に置いておきたい作品」「キャストが最高!!」


日本海大海戦 [DVD]日本海大海戦 [DVD] (詳細)
丸山誠治(監督), 三船敏郎;加山雄三;仲代達矢;松本幸四郎(俳優)

「勝って兜の緒を締めよ・・」「敵艦見ユ」「20世紀の設計をしてしまった大戦を描く!」


明治天皇と日露大戦争 [DVD]明治天皇と日露大戦争 [DVD] (詳細)
渡辺邦男(監督), 嵐寛寿郎(俳優), 宇津井健(俳優), 加藤嘉(俳優)

「不朽の名作」「映像、脚本、構成のどれもが見事」「天皇制を国民に改めて認めさせた政治的作品。」「全国民が一人残らず見る映画!」「リーダーシップの参考」


日本のいちばん長い日 [DVD]日本のいちばん長い日 [DVD] (詳細)
岡本喜八(監督), 三船敏郎(俳優), 加山雄三(俳優), 黒沢年男(俳優), 小林桂樹(俳優), 橋本忍(脚本)

「決起工作に奔走する、青年将校たちの熱意と狂気を描く傑作!!」「見事な演出と演技陣」「すさまじいド迫力」「『ヒトラー最期の12日間』と比較すると興味深い」「終わらせることの難しさ」


硫黄島からの手紙 [DVD]硫黄島からの手紙 [DVD] (詳細)
クリント・イーストウッド(監督), 渡辺謙(俳優), 二宮和也(俳優), 伊原剛志(俳優), 加瀬亮(俳優), 中村獅童(俳優), 裕木奈江(俳優), スティーブン・スピルバーグ(プロデュース), アイリス・ヤマシタ(脚本)

「どうして日本人には作れない?」「アメリカ人が作ったとは到底信じられない出来」「感動した」「終止、震えが止まりませんでした」「リメンバー・イオウジマ」


226 [DVD]226 [DVD] (詳細)
五社英雄(監督), 萩原健一(俳優), 三浦友和(俳優), 竹中直人(俳優), 本木雅弘(俳優), 加藤昌也(俳優), 川谷拓三(俳優), 佐野史郎(俳優), 安田成美(俳優), 有森也実(俳優), 南果歩(俳優), 名取裕子(俳優)

「89年でこのクオリティは凄い!」「三島由紀夫に・・・」「思想は全く関係なく、本当に命をかけることの意味について考えさせられた。」「待望の解禁」「待ってました!!」


プライベート・ライアン [DVD]プライベート・ライアン [DVD] (詳細)
スティーブン・スピルバーグ(監督), トム・ハンクス(俳優), トム・サイズモア(俳優), エドワード・バーンズ(俳優), マット・デイモン(俳優), バリー・ペッパー(俳優), ロバート・ロダット(脚本)

「戦争映画Best3に入る秀作。」「戦争を否定も肯定もしない、リアルを極限まで表現しきった映画」「映画の傑作」「市街戦の最高峰」「命」


地獄の黙示録 [DVD]地獄の黙示録 [DVD] (詳細)
フランシス・F・コッポラ(監督), マーロン・ブランド(俳優), マーティン・シーン(俳優), ロバート・デュバル(俳優), フレデリック・フォレスト(俳優), サム・ボトムズ(俳優), ジョン・ミリアス(脚本)

「本当の恐怖」「リアリズムよりもベトナム戦争を象徴として。」「現代の黙示録」「今観るべき映画」「人生最大級の映画体験」


フルメタル・ジャケット [DVD]フルメタル・ジャケット [DVD] (詳細)
スタンリー・キューブリック(監督), マシュー・モディーン(俳優), リー・アーメイ(俳優), ビンセント・ドノフリオ(俳優)

「フゥハハハー」「フゥハハハー」「生々しい現実を冷徹に描く」「「冷たい」映画」「兵器の顔」


男たちの大和 / YAMATO [DVD]男たちの大和 / YAMATO [DVD] (詳細)
佐藤純彌(監督), 反町隆史(俳優), 中村獅童(俳優), 鈴木京香(俳優), 渡哲也(俳優), 仲代達矢(俳優), 辺見じゅん(原著), 久石譲(その他), 長渕剛(その他)

「犠牲の上に成り立つ平和」「「死に方用意」の意味、意義」「鎮魂の一篇。」「記念碑的な戦争映画の良作」「英雄ではない艦と兵士たちのドラマに感動」


激動の昭和史 沖縄決戦 [DVD]激動の昭和史 沖縄決戦 [DVD] (詳細)
岡本喜八(監督), 小林桂樹(俳優), 丹波哲郎(俳優), 仲代達矢(俳優), 酒井和歌子(俳優), 大空真弓(俳優), 加山雄三(俳優), 池部良(俳優), 新藤兼人(脚本)

「「硫黄島からの手紙」とも比べて観たら面白いかも」「日本戦争映画の傑作」「「一部創作」と断りつつ」「「戦争」を教えてくれる作品です。」「この映画で考えらされること。」


ブラックホーク・ダウン スペシャル・エクステンデッド・カット(完全版) [DVD]ブラックホーク・ダウン スペシャル・エクステンデッド・カット(完全版) [DVD] (詳細)
リドリー・スコット(監督), ジョッシュ・ハートネット(俳優), ユアン・マクレガー(俳優), トム・サイズモア(俳優), サム・シェパード(俳優)

「戦争映画の最高峰では?」「戦争映画のお手本」「素晴らしい映像を期待」「史実の美学」「これぞ究極の戦場アクション」


U・ボート ディレクターズ・カット [DVD]U・ボート ディレクターズ・カット [DVD] (詳細)
ヴォルフガンク・ペーターゼン(監督), ユルゲン・プロホノフ(俳優), ヘルベルト・グレーネマイヤー(俳優)

「戦争に対する痛切なメッセージが強く込められている名作」「現役潜水艦乗りおすすめ」「最も好きな戦争映画の1つです。」「ケチのつけどころがない」「潜水艦映画のベスト1」


トラトラトラ! (ベストヒット・セレクション) [DVD]トラトラトラ! (ベストヒット・セレクション) [DVD] (詳細)
リチャード・フライシャー(監督), マーチン・バルサム(俳優)

「日米公平な視点に立った最高の映画です。」「一級のエンターテイメント歴史もの」「日米開戦の歴史映画」「監督が誰であろうと戦争映画として秀作」「日付変更線のエピソードは?」


プラトーン (特別編) (ベストヒット・セレクション) [DVD]プラトーン (特別編) (ベストヒット・セレクション) [DVD] (詳細)
オリバー・ストーン(監督), トム・ベレンジャー(俳優)

「ソルジャーブルーで蒔かれた種」「役者の演技が冴え渡る」「ジャングルのゲリラ戦の恐怖が観客に伝わってくる」


スターリングラード [DVD]スターリングラード [DVD] (詳細)
ヨゼフ・フィルスマイアー(監督), トーマス・クレッチマン(俳優), ドミニク・ホルヴィッツ(俳優), ヨッヘン・ニッケル(俳優), セバスチャン・ルドルフ(俳優)

「やっと発売!長かった。」「ドイツ軍側の視点から見たスタリングラード」「甘美な戦争ファンタジーではない」「文句なしの一級品!」「冬に観て、後悔しました」


父親たちの星条旗 [DVD]父親たちの星条旗 [DVD] (詳細)
クリント・イーストウッド(監督), ライアン・フィリップ(俳優), ジェシー・ブラッドフォード(俳優), アダム・ビーチ(俳優), バリー・ペッパー(俳優), ジョン・ベンジャミン・ヒッキー(俳優), ポール・ウォーカー(俳優), ポール・ハギス(脚本), ウィリアムス・ブロイルズ・Jr(脚本)

「アメリカ映画史上最大の問題作(かもしれない)」「本当の戦争の悲劇は戦場だけでは終わらない」「「硫黄島」2部作は是非両方観て下さい。」「ふたつの星条旗」「双方」


戰艦大和 [DVD]戰艦大和 [DVD] (詳細)
阿部豊(監督), 藤田進(俳優), 高島忠夫(俳優), 舟橋元(俳優)

「時代を感じる作品です」


大日本帝国 [DVD]大日本帝国 [DVD] (詳細)
丹波哲郎(俳優), 舛田利雄(俳優), あおい輝彦(俳優), 三浦友和(俳優), 西郷輝彦(俳優), 高橋恵子(俳優), 夏目雅子(俳優), 笠原和夫(俳優), 仲谷昇(俳優), 篠田三郎(俳優)

「考えさせられました。」「いつの時代も・・・」「「開戦から終戦までのいろいろな出来事」が映画で見れます」「まさに『大日本帝国!』」「いい作品ですが」


零戦燃ゆ [DVD]零戦燃ゆ [DVD] (詳細)
舛田利雄(監督), 加山雄三(俳優), 堤大二郎(俳優), 早見優(俳優), 橋爪淳(俳優), 丹波哲郎(俳優), 柳田邦男(原著), 笠原和夫(脚本)

「絶望的な戦いに挑む!」「若者に視点を当ててる所が良かった」「『零戦』とは・・・」「一見の価値有りと思います(特撮も上デキ)」「奉仕の精神には泣けてしまう」


▼クチコミ情報

二百三高地 [DVD]

・「邦画大作史上最高の作品(残念ながら)
いぶし銀の名優ずらりで仲代達矢の乃木、丹波哲郎の児玉はもちろん、森繁久彌の伊藤博文、三船さん(だったはず)の明治天皇など「気持ちが悪い」ほどイメージピッタリの配役。この当時の日本の戦争映画は(プライベートライアン以外の)ハリウッドと違い「これでもか!」といわんばかりに「味方」の一般兵卒も惨たらしくバタバタ殺されるシーンを繰り返す。いまと比べて制作費、CG技術には全然プアーなのに迫力がある。ひいきめかも知れないが一応自国が勝った戦争を描いたものでありながら他の国の戦争ものと比較して敵方の描き方の中立性、全編に貫徹される哀調も充分な名作。しかも国家指導者から一般庶民にいたる幅の広い視点から見た戦争を同時に描くという離れ業をやってのけている。他の国では絶対こうは描かない。最後に夏目雅子が「美しい国日本、美しい国ロシ、、、、」まで書きながら書ききれず崩れ落ちるシーンも秀逸。今日「男たちの大和」を見たがやはりこれには遥かに及ばない。あれから何十年たったんだ?がんばれ邦画。

・「名作でしょう
日露戦争の代表的激戦の一つ、旅順口攻城戦がテーマの作品です。明治日本の成長期に起きた日露戦争は、苦渋の決断の末、大国ロシア相手に開戦に踏み切ります。旅順口攻囲戦は、結果的には勝利に終わりましたが、参謀本部の指導の下に行われたこの戦いは6万人以上の死傷者を出す消耗戦の末の陥落となります。この陥落により、第三軍の北上と旅順艦隊の消滅、バルチック艦隊の根拠地の失陥、ロシア関東軍の消滅と外債の募集への影響等、日露戦争の一大転機となった効果を生み出した戦いであったと思われます。作品は、これらの背景を短時間でわかりやすく集約し、旅順口攻囲戦の意義について見事に描いております。また多くの登場人物(あおいさん、仲代さん他)がそれぞれの立場での旅順口攻囲戦を好演し、その悲惨さは万感胸にせまるものがあります。また挿入歌である「防人のうた」が物語の叙情を際立たせている作品でもあります。現在の日本の繁栄を考える上で、過去に生じたこの戦争について一日本人として考えさせられた作品であると思います。尚、蛇足ですが児島襄著「日露戦争」、司馬遼太郎著「坂の上の雲」「殉死」、別宮暖朗著「旅順攻防戦」等を読むとより深く理解できる作品かと思います。

・「初めて映画館で観た映画
中学2年の時に映画館へ母と観に行った映画です。子供の頃を思い出しながら観ました。映画館はちょっと贅沢な娯楽でした。改めて観ると、とても凄い役者さんたちです。演技はもちろん最高です。映像は今の映画の方が優れていますが、当時の映画には人間の力と凄みがあります。もうこんな映画は作れないでしょうね。小学校の担任の先生に日本とロシアについては色々聞いていました。身内をロシアとの戦争で亡くされたので、かなり憎しみを持っておられました(先生としては、とてもすばらしい先生でした)。観ていると、あおい輝彦の役と、その先生の話がオーバーラップしてきました。涙なしでは観られない1本です。この映画がDVDで観れることに感謝します。

・「全ての人に見て欲しい。
私は、年齢的にも全く戦争など知らない者ですが、この作品は非常に感動しました。外国映画のように戦争の美化もしておらず、ヒーローも居らず、また反戦でもない作品なのかもしれません。戦争の中にいる、日本人、そのものがテーマのような気がしました。こういう日本があったこと。多少美化されていたとはいえこういう日本人が居たということ。人間の質が下がりっぱなしの日本人が、こういう事実を認識するべきではないかと、強く思いました。役者も演技も素晴らしく、今の日本ではもう撮れない映画なのかもしれません。

・「明治日本ついに一等国に。
私が小学校3年生のとき、この映画が上映された。以後、テレビ放映されるたびに見たものだし、テレビドラマ化もされ毎週水曜日だったか、夜10時位から放映されていたと記憶しているが、親に「早く寝なさい」と怒られながらも、「これだけは見させて」と懇願し、涙しながら観たものだ。また、この映画の主題歌「防人の詩」は私が、生まれて初めて自分の意思で手に入れたレコードだった。これがきっかけで、万葉集の防人のうたなども読んだ。本当に大きな影響ときっかけを与えてくれた映画である。

ロシア軍が持つ当時最新のマシンガンによって、自分と同じ日本人が無残にもバタバタと殺されていくさまに、言い知れぬ悔しさと情けなさと怒りを感じるが、逆に、大量の出血を強いられながらもついには高地を占領する日本軍の雄姿に、頑張った先達への畏敬の念が生まれる。さまざまな立場の人物の、それぞれの人間ドラマも描かれていて秀逸。

ぜひ、多くの人に観てみてほしいが、特に、この戦いを単に忌み嫌うべき軍国日本の歴史の一部として考える人には、日本がなぜこの戦いを戦わなければならなかったのか、そしてなぜこの前に清国と戦わなければならなかったのか、この後なぜ朝鮮半島を併合しなければならなかったのか、なぜそこまで背伸びをしなければいけなかったのか、考える良いきっかけにもなると思う。

二百三高地 [DVD] (詳細)

連合艦隊 [DVD]

・「この映画はいい
この監督の戦争映画は好きですが、「人間魚雷回天」と共にすごく好きな映画です。「人間魚雷回天」の方は戦争を直接にも間接的にも経験した俳優スタッフのリアリズムがあるのですが、なぜか1980年前後のこの映画の俳優にも、かなり昔の日本を感じさせるリアリティがあると思います。どちらかというとこの映画のほうが海軍での第二次世界大戦(太平洋戦争)を俯瞰的に描いているので説明的ではありますが、その分、私みたいに戦争を知らない世代にとってはわかりやすい展開でした。もう何回見たことか。。どうしても、悔しいシーンや、感動的なシーンが私を呼ぶのです。また見なさいと。。歴史はすべて「たられば」ですがこの戦争映画を通して、もう一度この映画では描かれていない、日本は何故戦争に突き進んだのか?を自分自身に問い掛けるのは良いきっかけとなることでしょう。たぶんこれ以上の戦争映画はもう日本では作れないと思う。そういう意味で最後の戦争映画といっても過言ではないと思いますし、戦争映画海軍編の総決算的な映画です。何回見ても感動します。残されたものに新しい日本を担ってもらうために特攻していく姿、そう自分に言い聞かせる若者、この気持ちを忘れてはいけないと思います。陸軍の方になりますが、知覧の特攻記念館もぜひ行かれる事をお勧めいたします。あの笑顔、手紙の文章(まず初めに、お父様、お母様、と書く両親への思い)緻密な勉強のノート、書いてある字のきれいさ、など、、いつも自分自身を反省することしきりです。

・「戦争映画(邦画)もバカにはできないですよ!
史実に基づくストーリーの流れも良いのですが、出演されている方々の人間ドラマ(?)も非常に感動的です。婚約者を失った女性がその弟と結婚するというシーンがあるのですが、このようなことは当時実際に数多くあったそうで、私の父の同級生も特攻で命を落とした方の弟と結婚された女性との子供だったそうです。戦争が良いとか悪いとかいうのではなく、ただ純粋に、愛する国や家族を思って戦った人達の気持ちを思うと涙なしには見ることができません。ちょっと古い邦画ですが、ぜひ見て欲しい作品です。

・「驚愕の副音声を聴きましたか?
DVD発売は2003年でしたが、最近レビューが増えているのは例の「男たちの・・・」公開の影響でしょう。実は私も(^^;)

本編は私などが論評する資格もないほどの名作。海軍出身の松林監督は言葉遣いなども忠実に再現、役職と氏名入りのテロップも海軍ヲタにはとっても嬉しい。特撮はCG全盛の現代の目から見たらプラモデルでしょうが、1981年の映画ですからケチをつける方が誤りといえます。悲劇を盛り上げる服部克久氏の音楽も素晴らしく、私などは各場面で使用される旋律が頭にすりこまれているくらいです。

往年の名優たちを惜しげもなく起用した配役も最高で、実在の将官役では、山本五十六(小林桂樹)・宇垣纏(高橋幸治)・小沢治三郎(丹波哲郎)・伊藤整一(鶴田浩二)が疑いなくベスト。

さて皆さん!副音声のオーディオコメンタリー聴きましたか?全篇、松林監督が喋りまくるファン垂涎の内容!!絶対お勧め。特に栗田艦隊がレイテを目前に反転北上した理由を推定する件が驚愕です!!これを聴いて私は眠れなくなりました。内容は聴いてのお楽しみです!

・「ずっと手元に置いておきたい作品
最初にTVのロードショーで見たのが、12歳の頃でした。20年以上経ち、改めてDVDの美しい画像で再会できたことが、まず嬉しかったです。当時、子供ながらに胸を打たれたラストシーン。父親の死を見届け、自らも特攻隊員として死地へ向かう息子。

彼が乗った戦闘機が、静かに雲に消えて行く場面は、思わず「行くな!戻って来い!」と叫んでしまいそうな程、切ない気持ちになります。一つ残念だったのが、特撮がどうしても模型にしか見えず、すっかりCG映像に慣れてしまった自分の目を恨みました。

堅苦しい映画のような雰囲気があり、敬遠されがちなジャンルですが、見ればただただ素直に親子の絆に、戦争により奪われた沢山の人達の未来に、必死に使命を全うしようとした姿に、心動かされるはずです。

・「キャストが最高!!
公開中の”男たちの大和”をこの”連合艦隊”のキャストでやったら最高だったでしょうね。

伊藤長官にしても渡哲也は役者!役者!し過ぎててくどいです。実際の伊藤長官は仏様の様な雰囲気を漂わせていたといいますから鶴田浩二のキャスティングはベストマッチです。

若手将校役は歴代の戦争物の中でも永島敏行が一番ですね。本当に軍服がよく似合うし、当時もこんな凛々しさをもった若手軍人が多数いたんだろう・・・と想像させてくれます。

特撮技術では現代物には及びませんが、自分の中では歴代の戦争物の中では1番です。

連合艦隊 [DVD] (詳細)

日本海大海戦 [DVD]

・「勝って兜の緒を締めよ・・
古きよき時代を感じさせる、いい映画だった。世界に名を馳せる、提督の話である。坂の上とは違い。真之さんはあまり目立たず・・”敵艦見ユ・・”の宮古島のエピソード、主役でないが、旅順での乃木大将、等、なかなか良い。やはり、三船さん演じる提督が、とてもかっこよい。当時、世界最先端の英国の軍艦、方式、を導入。日は少ない艦艇だが、火薬改良、通信技術導入、厳しい訓練を行う。また、真之さんの”七段構えの戦術”など。さらに、要所要所で、海軍、陸軍が力を合わせる。他、勝因の大きな鍵となった、大英帝国の影の援助、メディア操作、露艦隊の補給妨害。陸軍が、これ以上の長期戦を行う余力の無い状況。日本海海戦は、講和に持ちこむため、負けが許されない、世界が見守る運命の決戦であった。結果、例の無い大勝利を得る。後に、米が威嚇のため白船来航させたのは、東洋の島国が、世界を震撼させた事実を示したのだろう。しかし、この圧倒的成功が、後の帝国海軍を縛り、艦隊決戦信奉から抜け出せなくさせる。東郷さんの、”聯合艦隊解散之辞”、忘れてはならんでしょう。途中略。"神明は唯平素の鍛錬に力め戦はずして既に勝てる者に勝利の栄冠を授くると同時に、一勝に満足して治平に安ずる者より直に之を褫ふ。"対馬でロジェストウエインスキーが来るのを信じ、ひたすら待つ。敵前回頭し、死を覚悟して艦橋で指揮を取った東郷司令の気持ち、、以上も鑑み、よこすかで、提督の銅像に敬礼し、三笠見学すれば、当時、護国のために戦った彼らの思いも伝わる。靖国参りと併せ、歴史を、先人を思い、今に繋がる、現在の自分と合わせ考えることは大切だろう。

・「敵艦見ユ
後の東映作品「海ゆかば」より断然良い。円谷特撮も素晴らしい。「二百三高地」と全く反対の立場から作られているのが面白い(こちらの方が先ですが)吉村昭著「海の史劇」司馬遼太郎著「坂の上の雲」等小説等と組み合わせるとより理解り易く完璧です。

・「20世紀の設計をしてしまった大戦を描く!
内容は文句ありません。日本海海戦となっていますが、同時に行われた陸軍の作戦(二百三高地)もしっかり描かれていましてこの作品一本で日露戦争がわかりやすく解説されています。東郷さんの三船さんをはじめ、名優があまた登場。話をびしッと締めてくれます。また将官だけでなく下士官、一兵卒、市民の奮闘、陸軍将兵の悲哀も描かれていて戦争映画として燃える。対するロシア軍も出番は少ないのですが、比較的対等な立場で描かれています(会話がロシア語なのは感動)。艦隊戦の特撮は実写のような臨調感あふれるもので手に汗を握ります。

ここまでレビューを書いていると非常にイケイケな戦争映画に思えてきますがしっかり戦争の影で行われた諜報作戦の暗部を描いている。ロシアの革命勢力に工作をする明石大佐(仲代達也さん)が、後の共産革命の後押しをしたのは事実であり、日露戦争なくして、あまたの20世紀の共産革命が成立しなかったのは確か。(共産党の大躍進がなければ、ヒトラーも政権を取れなかった!!)また戦争後の山本権兵衛と伊藤博文の会話が、対アメリカ戦を意識している。20世紀の通過点として、そして20世紀の設計をしてしまった日露戦争が浮かび上がってくる。それは、日本にとって世界にとって幸せな結末だったのか?の問いかけを作品は訴えている印象がある。

日本海大海戦 [DVD] (詳細)

明治天皇と日露大戦争 [DVD]

・「不朽の名作
「国民にどう響くか、よくよく考慮して、戦争を避けるがよい」「伊藤・・・、戦地の将兵に、避暑があるか」「伊東も山本も、辞職さえすれば一切の責任から免れることができるが・・・、天皇に辞職はないぞ」「国民の声が聞こえる・・・岡沢!、国民の声が聞こえるぞ。天皇旗を出してつかわせ」「岡沢ッ! この戦争は、絶ッ対に勝たねば・・・国民にすまぬぞッ!!」

なんといっても明治天皇。嵐寛寿郎のすばらしい演技によって、あの未曾有の大戦争にのぞんだ偉大な君主の苦悩が伝わってきます。天皇は「明治天皇紀」によって一挙一動まで詳細に記録が残っているそうですから、劇中のエピソードの多くが実話なのでしょう。

エキストラの数が半端ではなく、しかもその歩き方等もかつての帝国陸軍そのままです。出征シーン、奉天入城シーンだけでも見る価値あり。

また、随所に挿入される軍歌が、非常にいい味を出しています。出征シーンの「日本陸軍」、初瀬・八島沈没シーンの「海ゆかば」、乃木・ステッセル会見シーンの「水師営の会見」、日本海海戦シーンの「軍艦行進曲」「日本海軍」などなど・・・。びっくりするほど、映像とマッチしています。

日露モノの最高傑作にして、1300万人の日本人が劇場に足を運んだ超大作(人口が9000万だった時代にですよ!)。必見。

・「映像、脚本、構成のどれもが見事
古い戦争映画は、なんか物足りない面があるものです。しかし本作品は違います。映像、脚本、構成のどれもが見事。星5つです。内容は日露戦争の全ハイライトシーンを盛り込んであります。普通「間延び」してしまうものですが、本作品では明治帝や乃木大将の個人的エピソード等が絶妙のタイミングで挿入されており味わい深くなっています。また、当時は軍隊経験者が多数いたためでしょうか、エキストラの行軍シーンが「見事」としか言いようがないレヴェルに仕上がっています。(現在の)周辺国の軍隊以上に美しい行軍シーン。これだけでも見る価値はあるかもしれません。特に映画『二百三高地』を見て感動したファンには、本作品にても感動を保証できます。

・「天皇制を国民に改めて認めさせた政治的作品。
 敗戦後、占領された我が国においては、天皇制は政治的な判断で温存された。 生き残った大人たちは子どもたちに天皇制、日清戦争、日露戦争、大東亜戦争のことを語り伝えていた。 子どもたちは それを覚えている。ましてや、戦死した家族の子どもたちはよくきかされていた。この映画は 天皇が初めて映画のタイトルとして登場した作品であったと思う。 1957年に公開された新東宝制作の映画。明治天皇を演じたのは当時の超巨大スター嵐寛寿郎であった。私は友と一緒に封切りされた映画館に観に行った。 天皇を映画にするとどうなるのかと思った。しかも、大好きな鞍馬天狗の嵐寛十郎が明治天皇を演じるというのだから。 天皇は 私たちにとっては神であった。 人間宣言をされても 天皇の行幸の際には 学校の教師に率いられ沿道に立ち、自動車から手をふる天皇に、担任教師は「天皇陛下万歳!」と叫び、子どもたちは一緒に万歳をした。 私は天皇の赤子(せきし)として生まれた。父は母に「よくやった。天皇陛下から預かり者として大切に育てよ」と手紙に残した。そして、特攻隊を育て、生き残っている自己を恥じつつけた父は無事に戦死した。私は父のことを思う時、必ず昭和天皇のことを思う。 子ども時代の感想は、巨大なスクリーンに圧倒され、新東宝の冒険に拍手をおくった。 昭和天皇の亡くなった時、ある時代が終わったと思った。 この映画を思い出すたびごとに、天皇を讃え日露戦争に従軍した老人たちを思い出す。

・「全国民が一人残らず見る映画!
タイトルの文を銘打って公開された映画。確かに古い作品だからってナメてはいけません。名作です。俳優やエキストラが戦時の人だけあって、行軍や身のこなし等リアルです。この作品がなければ「二百三高地」も「日本海大海戦」も「坂の上の雲」さえも無かったのでは?とすら思えます。乃木閣下や伊地知参謀長も悪く描かれてません(笑)日露戦全般を描いたが為に、それぞれのエピソードが浅くなってしまっているのが惜しい。

・「リーダーシップの参考
日露戦争全体に焦点を当てているために、「二百三高地」や「海ゆかば」に比べると戦闘シーンそのものは薄くなっています。しかしながら、明治天皇をはじめとする当時の戦争指導者の指揮統率の苦悩が繊細に描かれており、明治時代のリーダーシップ、とりわけ天皇、政府高官、国民との関係がよく表現された、素晴らしい映画でした。

明治天皇と日露大戦争 [DVD] (詳細)

日本のいちばん長い日 [DVD]

・「決起工作に奔走する、青年将校たちの熱意と狂気を描く傑作!!
 近衛師団長惨殺シーン、三船敏郎演じる阿南陸相の自決シーンは目をそむけたくなるほどの迫力がある。この作品が白黒で良かったと思う。

 決起工作に奔走する青年将校たちの軍服の、脇から背中を黒く染める汗の描写。額に光る玉の汗。参謀飾緒をはねあげながら、長い坂道を自転車で駆け上がる彼らの異様なエネルギー。おそらく実戦経験がなく、目の前に広がる本土空襲の災禍も国民の窮状も理解しようとしない彼らが、なお、国家のためと終戦阻止の決起に情熱をかける。ここには「敵を知らず、己を知らず」自分の都合のままに主観的感情的な戦争指導に暴走した昭和の陸軍軍人の典型が浮かび上がる。目をむいて、激情のままに行動する畑中少佐を黒沢年男が力演。「貴様の純粋な心には感銘する」と不本意ながら決起工作に協力する井田中佐の言葉は、畑中少佐ら決起派将校の心情を解く「鍵」となっている。彼らの決起工作は「こうなるであろう」「こうあらねばならない」という主観に立って構成され、国を思う我々の工作が成功しないはずがない、という自己陶酔に支えられている。名作である。

・「見事な演出と演技陣
終戦前夜から当日の軍内部の姿を描いた超大作。東宝の8.15シリーズ最初の作品であり、大宅壮一の同名小説を岡本喜八監督が見事に描いている。主演は当時の東宝オールキャスト総出演で三船敏郎と黒沢年男2人の真剣な演技に当時の軍内部の葛藤が見事に再現されている。あえてモノクロ作品で撮ったことにより、出演者の表情が鋭く描かれています。岡本喜八の才能に脱帽します。長い長い1日であったろう時の流れが、我々見る側も手に汗を握って同時進行します。最後に流れる天皇陛下の玉音放送の中、悲しい結末を迎え長い1日が終わります。

・「すさまじいド迫力
 東宝俳優のすさまじいド迫力、圧倒的な存在感にただただ脱帽。何なんでしょうね、この緊張感は。この当時の日本映画は本当にすごいですね。とにかく感想にならないくらいに圧倒されました。ドキュメンタリータッチで玉音放送までの1日を描いているのですが、戦闘シーンなどがほとんどある訳でもないのに引き込まれていきます。監督の手腕・名優の演技・脚本等全てがすばらしい(黒澤年男の演技がちょっとおおげさ?)。現在の日本の映画界ではリメイクしても、ここまでの作品には仕上がらないでしょう。テーマもはっきりしていますしね、必見です。

・「『ヒトラー最期の12日間』と比較すると興味深い
この映画は何度も観ている。実際のできごとを題材にした映画は、事実を淡々と描写すれば、くりかえし観るに値する作品になるといういい例だからだ。先日『ヒトラー最期の12日間』を観た。おなじ最後の日をあつかっていながら、その内容のちがいにおどろいた。『ヒトラー最期の12日間』は、ひたすら頽廃と絶望を描いている。『日本のいちばん長い日』は、ひたすら敗戦までの手続きを描いている。これは『ヒトラー最期の12日間』を観て、はじめて気がついたことだ。原作がそうだからと言えばそれまでだが、このちがいは興味深い。観るたびに想像をあそばせることのできる映画が好きである。後年、おなじ原作で8月15日を描いた『歴史の涙』というTBSのテレビドラマは駄作だった。何人も女優がでてきて、泣いたりわめいたりするからだ。こういう作品には、想像をあそばせる余地はない。

・「終わらせることの難しさ
 8月15日に玉音放送が流れるまでの24時間を追った、緊張感みなぎる傑作。監督・岡本喜八、脚本・橋本忍。そして男汁だくだくだの豪華俳優陣――長尺でも安定感が段違いだ。

 当時首相の鈴木貫太郎(笠智衆)、本土徹底抗戦を訴える陸軍大臣阿南(三船敏郎)、そして国体護持のためにクーデターを画策する青年将校(黒沢年男)、そして昭和天皇――それぞれがそれぞれの立場で国を想い過ぎるがゆえに、意見は平行線を辿り続け、その間にも下界では被害が苛烈さを増してゆく……。

 特に強烈なインパクトを残すのが、ひたすら肩周りにびっしりと汗を染み込ませながら皇居周辺を行き来する青年将校たち。彼らの国を想う気持ちは純粋そのものなんだろうけど、純粋過ぎるゆえにその近視眼っぷりは見るに堪えない。天皇を守ることが任務の近衛兵たちが、玉音放送を阻止するために、宮内庁に銃を向けるのだ――とんでもない妄執だ。結局彼らにとって天皇は絶対であり、絶対ではなかった。よく、戦況が悪化しないうちにどうして戦争を終わらせなかったのか、という声は多い。自分もそう思う。けれども、時の為政者たちは終わらせることの難しさを誰もが知っていた。そして事実、終わらせることはとんでもなく難しかった。これを見るとそう思わざるを得ない。玉音放送によって戦争がすんなり終わったと勘違いしていた自分のような人間に、是非見て欲しい激動の昭和史。

日本のいちばん長い日 [DVD] (詳細)

硫黄島からの手紙 [DVD]

・「どうして日本人には作れない?
 日本人がのんびりお涙頂戴映画から脱却できないからアメリカ人に先を越されてしまった。日本人として恥ずかしいです。「パールハーバー」や「SAYURI」とは雲泥の差の時代考証、当時の日本へのリサーチ。多少言葉使いが気になるもののもし全て当時の言葉遣いでやっていたら当の日本人にも理解しにくくなってしまっていただろう。アメリカ人の監督なのに平気でアメリカ兵が捕虜を射殺するシーンを入れたり、戦史やドキュメンタリーとしてではなくあくまで戦争で人生や人格を変えられていった人達を淡々と描きながら「衛生兵を狙え」とか海岸を兵と物資で埋め尽くしすまでわざと攻撃せず逃げ場を作らないようにしてから攻撃する戦争の非情さも忘れていません。イーストウッド演出には脱帽です。  武器の考証も正確です。最も米兵を倒した武器といわれる「92式重機関銃」も大活躍。加瀬亮の使う94式自動拳銃も無骨な後期生産型でした。こういった考証のできる日本人がいないというのも変な話です。

・「アメリカ人が作ったとは到底信じられない出来
Your conviction ? Or your country's conviction ?

信念に基づいて決断するさ、との発言に対し、 「お前自身の信念か?それとも国家の信念か?」という問いかけを返されること自体が私の経験にはないし、 これからもきっとないだろう。たとえ問われたところで、答えに迷うこともあり得ない。

たかだか60年前に、そんな理不尽な疑問が存在したこと。 今でも同じ問いに直面している人がいるであろうこの世界。 そして、ためらいも見せず軍人としての自らの答えを示した、栗林という男。

これまで私は、日本は「敵国」のことを知らないから、己の無力もわかっていないから、 抗おうとしたのだと思っていた。 しかし実際には、栗林中将のようにアメリカに渡り、アメリカ人もまた一人一人、人間であることを知る人物が当時の日本にもいたのだ。 間もなく上陸する米国と、迎え撃つ日本との歴然たる力の差を感じながら兵を率いる栗林。 その心境はとても想像がつかない。 が、想像がつかないほどの壮絶な想いがあったであろうことをこの映画は教えてくれた。

馬術に長けている西という人物もまた、当時の日本を考えれば信じられないぐらい 視野が開け、懐の広い人間であったようだ。 海外との間を自由に行き来する今の日本で一体誰が、戦場で敵として出会う見知らぬ外国人を許し、手当てを施すことなどできるだろうか。

あらゆる感覚が麻痺すると言われる極限状態の中で尚、生きたい、生きてほしいという人間としての意志を失わなかった兵士たち。 そして一方では、意志の許されぬ自決を遂げた者もいる。 そんな姿を見ていると、ノンフィクション作家梯氏の言う通り 2万人以上もが死んだ島、ではなく、彼らが生きた島、としての硫黄島を重く受け止めることができるように思う。

歴史的な意味合いや、終結間際の大戦におけるこの戦いの位置付け、といった点については 知識不足ゆえ踏み込むことができない。 しかし時代を超越して届いたこの手紙には、21世紀の世を平和に生きる私への指針も ずっしりと詰まっていた。 自分自身の身に起きる悲しいこと以外でこんなに涙が出るものだとは初めて知った。

栗林中将を演じた渡辺謙はこう言っている。 「戦争がよくないということは、誰もがみな、頭ではわかっています。でも、日々を生きる中で  戦争を心の底から憎む気持ちを持つことはなかなかありません。」

日本を、日本人を描いたアメリカ映画。 だがエンドロールを見るまで、アメリカ人が作ったとは到底信じられない出来。

全ての日本人に、 全ての今死にたいと思っている人に、 見せて回りたい最高傑作。

・「感動した
日本がこのような映画を撮ると、東条英機の「プライド」のときのように"軍国主義復活"という批判が中国・韓国・左翼から沸き起こる。アメリカ資本でこのような立派な映画が出来たことに対し私の友人イーストウッドに礼をいいたい。ところで映画はというと、アメリカ製とはいえなかなかの出来栄え。しかし、やはりちょっときれいに描きすぎか。洞窟に篭城しアメリカ兵からの呼びかけに応じず、最後は放射器で焼かれ、入り口を戦車で塞がれて生き埋めにされた結末は描かれていない。また食べ物や水のない地獄絵図の生活もあまり描かれていない。そこを世界中に知らしめたかった。俳優は主演の渡辺謙はもちろんのこと、嵐の二ノ宮がなかなかの好演。この映画最大の見せ場は、軍部から自害を指示され、手榴弾を抱きかかえ次々に自決していくシーン。「死して敵の辱めを受けず」という名のもとに、ハラキリにも似た自害の美学は外国人には驚愕だろう。主要の登場人物のほとんどが自害していく。戦争で日本は何をしたのか、もっと詳細に知る必要がある。今回は良い機会だった。

・「終止、震えが止まりませんでした
本当は生きて帰って来てほしいそんな願いは、日米どちらにも通じる人間として当たり前の感情であったのだと痛感しました。

何より、この映画がアメリカで製作されたことが有り難い。戦時中はお互い、偏見と蔑視の対象でしかたかった同士がやっと公平で冷静な視点で認め合える時代になったのだと思いました。

できればこれを、第二次世界大戦で戦ったすべての国で観てほしいと感じています。

・「リメンバー・イオウジマ
 いちアメリカ兵が政府の策謀によって英雄に仕立て上げられてゆく悲劇を描いた『父親たちの星条旗』。一方日本側から描いた本作は、家族や国土を1日でも長く守るため、5日で終わると言われた戦いを36日間守り抜いた男たちの生き様によりスポットを当てた作品に仕上がっています。

 KEN WATANABEが演じた栗林中将や、伊原剛志扮するバロン西はアメリカを知り、知ろうとする国際人でした。よって彼らは非合理的な戦法や、日本軍特有の死の美学を否定し、生き抜いて徹底抗戦する大切さを訴えます。一方二宮和也や加瀬亮が演じた兵士も、憲兵によって職を奪われたパン屋だったり、情を残した故に憲兵をクビになってたりと、どこか「個」立した存在と言えます。 ですから登場人物が強引に「集団」から切り離され、絶対的「個」にさせられてしまった『父親たちの星条旗』とは対照的に、『硫黄島からの手紙』はむしろ「集団」から切り離された「個」を拾い上げた作品と言えると思います。そんな「個」と「個」が「国」のために殺しあわねばならない。この二部作にはそんな通底するテーマが設定されています。

硫黄島からの手紙 [DVD] (詳細)

226 [DVD]

・「89年でこのクオリティは凄い!
226事件についての予備知識は多少必要ですが、冒頭に簡潔な説明もあるので、知らなくとも全く理解できないというわけでもなかったように思います。三浦友和演じる安藤大尉の終盤での檄には泣きました。また、登場する戦車がショボいのをのぞけば、軍装や銃器の再現度や考証もかなり高いレベルであると思います。80年代にこれだけ淡々とした軍事ものが撮られていたことはこのDVDを観るまで知りませんでした。エンディングの曲も悲壮さと気高さのある良曲で、サントラが欲しくなります。

しかし帯には「昭和に起こった衝撃事件」と津山三十人殺しや瀬戸内シージャックと同列に語られていますが、226事件はそんなレベルの話ではないんじゃないか?とも少し疑問に思いました。

・「三島由紀夫に・・・
青年将校の日本への想いは、純粋無垢なものであった。

しかし、その想いは伝わらないまま挫折していまう。そこには、口にするのが憚れるほど深い問題があるが、無論映画では描かれていない。

名優たちの競演。特に、三浦友和の演技はすばらしい。

千住明のテーマ曲もいい。作中で歌われる軍歌の名曲「昭和維新の歌」も心に沁みる。

監修を、あの河野司氏が担当したのも、制作者の心意気が伝わってくる。

三島由紀夫にぜひ観てもらいたかった。

長らく待ち望んでいたDVD。いつかブルーレイで出してほしい。

・「思想は全く関係なく、本当に命をかけることの意味について考えさせられた。
小さい頃、民放のTVでやっていたので、たまたま見て印象に残ったのを覚えている。それで、10年ぶりに買ってみたけど、思想とか抜きで、感動というよりもシビれた。内容的にも、いろいろ専門的な異論もあるだろうし、常識的にもどう、とかもあると思う。しかし、彼らが純粋に国を想った事実は誰も疑えない。そして、今の政治家や宗教家のような口だけのウスッペラな正義ではなく、本当に命を懸けたことも誰も疑えない。口先で「死を覚悟します」「捨石になる」「腹を切ります」とか言う奴は、職業の貴賎を問わず、その辺にゴロゴロいる。しかし、本当に「死ねる」奴はゼロに近い。別に共産主義でも何でもいいのだ、極端な話。命を懸ける、「本当に死ぬ」・・・それが今の日本人に決定的に失われていることなのだ。最後は、「表面的な思想の左・右ではない」のだ。「根っこが腐った奴」は右翼・保守にも実は多い。ちゃんとした理論的なバックグラウンドと、そして何よりも今言った「魂(ペイトス)」がある人間は右翼にも実は、ほとんどいないのが現実。ある意味、「魂(ペイトス)・真の情熱」があれば、思想的に間違っていても、大いに共感できるのだ。226事件の青年将校も「皇道派」という、ある意味、過激な偏狭的・偏狂的な思想の持ち主であったことも事実だ。しかし、俺は彼らの一途な、そして「自分がゼロで他人・社会・国家が第一」である<真の>博愛主義・利他主義の原点をこの映画・DVDの中に見出した。それは誰にも疑えない崇高な客観的かつ主観的事実なのだ。

・「待望の解禁
身震いしました。

遂に解禁ですからね。奥山和由製作、五社英雄監督が鎮魂を叩き付けて贈る昭和の黙示録。

千住明の音楽が魂を揺さぶる。

必見。

・「待ってました!!
永遠に残したいと思う映画の一つですね。 日本映画の美しさ… 本当に居た男の生きざまを…

226 [DVD] (詳細)

プライベート・ライアン [DVD]

・「戦争映画Best3に入る秀作。
そもそも戦争映画に順位をつけるのも甚だおかしな話かもしれないが、この映画が優れてるのは、どちらか一方を正義にみたてて偏ってないところ、戦争の不条理さ、軍の命令の不条理さ、人間の脆さ・強さ、を描ききってる所だ。しかも、涙を流させるまでの感動作にもっていけるところがスピルバーグの凄さ。

戦場のシーンはあまりに臨場感があって、あっというまって感じですよね。とにかく音のこだわりはすごい。

そして、たった一人の二等兵を救出する為に、生まれる男達の葛藤と友情には胸が熱くなる。キャスト陣の頑張り、特にアパム伍長を演じた、ジェレミー・デイビスは秀逸。もし一般人が戦場にいけば間違いなく彼みたいに怯えるか、気が狂うだろう。そんな極限の心理状態を見事に演じきってる。自分が逃がした捕虜が皮肉にも戦前にいる、そしてそれを見つめる、あの顔・・・鬼気迫る演技力が素晴らしい。

・「戦争を否定も肯定もしない、リアルを極限まで表現しきった映画
凄まじかったです。。戦争に関して、少なくともこの映画を観た直後には安直に良いとも悪いともいえません。経験していない自分如きに、否定する権利は有るのか。ただ「沢山犠牲になるから」と言い捨ててしまって良いのか。ですが決して肯定してはならないことだと、それだけは確かに言えます。

これは戦争を肯定した映画では間違いなくありません。かといって、否定した映画でも有りません。戦場のシーンはそこに感情は無く、ただただ現実を表現しきった映画です。これを観て戦争を素晴しい物と捉える人は、たった一人もいないでしょう。

スピルバーグ監督の底なしの想像力、感服しました。観る前はスピルバーグ監督?と思いました。自分にはETや宇宙戦争等、SFのイメージが強かったので。ですが観ていると成る程、確かにスピルバーグっぽい(?)映画だなと感じました。何か具体的に言えませんが、独特のそれは感じられました。きっとそれがスピルバーグ監督の魅力なんでしょう。

ストーリーに関してですが、確かにこれは荒唐無稽です。映画として最小限の味付けしかしていない、とも言えますでしょうか。

8人の精鋭が1人を助ける。それも二等兵。ですが、これはたったそれだけで終わるヒーロー映画ではありません。寧ろ、たった一人の為に8人が命を賭け、事実何人か犠牲になり。そこまで一人の命に価値が有るのだろうか? 戦場において、一人の命の重さとは一体何なんだろうか?

そのテーマを打ち出すための物だと、自分はそう解釈しました。それは中隊長の出発前夜の言葉に表れていると思います。事実、ライアンの命に何人もの犠牲を払って救う価値は有るのか?その疑問を8人は常に抱え行動しています。正義感から助けるのでは無く、任務だから、と。

戦場のシーンですが、特に、冒頭の30分。それは凄まじい物です。観ていて震えるほど、常に眉間に皴が寄るか、口を開いているかどちらかでした。正に地獄絵図。思わず手が祈りの形になる程緊迫した物で、戦争映画でこのシーンを超える物ではないでしょう。最後の迎撃戦も一瞬も気が休まる時が無く、食い入るように魅せられていました。ハンディカムを使ったのは大正解ですね。素晴しい発想です。

ラストで中隊長が言う、「お前の犠牲になった何人もの命を抱えて、しっかり生きろ」そしてライアンが言う、「中隊長の言葉を一日も忘れたことは無い。その為、一生懸命に今日まで生きてきた」「僕は良い人間なのかな。価値のある人間なのかな。」これは、極限まで戦争のリアルを表現しきったからこそ重みが出る言葉です。

自分は今まで、そして今も戦争の中に居る人よりも今を生きるのに相応しいんだろうか?先人が今の人の平和を願い戦って築いた今を、自分に生きる価値が有るのか?そう、考えさせられずにはいられない作品です。。終わった後、エンドロールの間ずっと泣いていました。感動という感覚ではなく、押し出されるような涙を。

是非、一度観て下さい。一度、本当に近い戦争の凄惨さを感じてみてください。その痛みを知らない自分達だからこそ、観る価値の有る映画だと感じました。

・「映画の傑作
この映画は他の戦争映画とは全く違う。戦争を美化するものではなく、リアルな世界を築いていた。戦争では、ヒーローが生き残るのではない。偶然や奇跡が重なった人が生き残る。それを言葉ではなくて映像で見せつけてきた。そほ技量はさすがと言うべき。兵士一人一人の言葉に堪えきれないものを感じた。それは恐らく私も兵士のように戦争への恐怖を感じていたからなのだろう。

・「市街戦の最高峰
映画で見る市街戦、特に第二次世界大戦終盤の欧州には独特の雰囲気がある。美しかった町並みが廃墟と化した中での白兵戦は「史上最大の作戦」「遠すぎた橋」「スターリングラード」などに名場面として残る。そして「プライベート・ライアン」でも独軍戦車が瓦礫の山を乗り上げ、米軍側の手製爆弾や火炎瓶が炸裂する。特に独軍の20mm機関砲と米軍の狙撃銃の描き方が秀逸だ。20mmは障害物も貫通して炸裂するので米軍は片っ端からこれに殺されていく。他方、高所から狙い撃ちする狙撃銃も多くの独軍兵士を倒す。1挺の威力は「スターリングラード」でも描かれた。映画の起承転結はいかにもで、米国人だけのヒューマニズムが主軸。そして、インディアンに攻められ、最後の最後に騎兵隊が助けに来る、といった副軸がお定まりの形式。ウンチクを言わせて頂くと、ソ連映画にもよく似た筋の戦争映画があります。

・「
この映画は観る方によって様々な意見に分かれるでしょう。

私が戦争映画を観る際に、最も気にする部分は、偏った描き方になっていないか、ということです。

ともすれば片側の国を悪役にして、ヒーローのように描く映画がありますが、それは個人的に納得できない。

やってることは人殺しな訳で、それを正当化するのは倫理的にもおかしい。

この映画はアメリカの映画ですし、当然アメリカ目線で描かれています。ドイツ兵も敵として現れます。しかしアメリカ兵を正義の味方のように描いているかといえば、そうでもありません。

象徴的なのは、手を挙げて(恐らく)命ごいをしながら降伏しているドイツ兵2人を、アメリカ兵が射殺し嘲笑するシーン。

あれはアメリカ人が観ても、いい気持ちにはならないでしょう。

エンターテインメントとして観客を退屈させないように、ドンパチはやります。主人公達はドイツ兵を沢山殺しますが、アメリカ兵にもかなりの死者がでます。

観てる側には虚しさしか残りません。どっちがいい悪い等はありません。

ただのドンパチ映画とみれば、派手なだけと映るでしょう。

ですが人の傷みや家族を失った遺族の傷みを考えながら観れば、伝わるものが全く違うと思います。

私個人の意見としてこの映画は、人の死を無惨に描くことで、命の大切さを伝えているのだと感じました。

プライベート・ライアン [DVD] (詳細)

地獄の黙示録 [DVD]

・「本当の恐怖
カーツ大佐の「私を殺せても、誰もわたしを裁けない」という科白が印象的だった。1979年、ベトナム戦争の記憶新しい時代に製作された映画がアメリカ社会に与えた影響はさぞかし大きいものだったのだろうと想像する。この映画以外にも様々なベトナム戦争の映画がつくられたが、これを超えるものは未だにないのではないかと思う。この映画のモチーフは「恐怖」である。目に見えない恐怖が人を狂わす、もしくは理性を失わせる、かつては優秀な米軍人であったカーツ大佐の抹殺命令を受けたウィラード大尉はベトナムの奥地へと進んでいく、その道のりで見た戦争の風景はもはや理性を失いかけた兵士が人生を狂じつつ、目的もわからず戦っていた。次々とゲームのように虐殺されていくベトナムの市民たちや、命を落とす同僚たち。そんな中で目に見えない「恐怖」は確実に兵士たちの心を病んでいく。そしてついに対面したカーツ大佐は、人民から神の如く敬われ、残虐性のあるカリスマとなっていたが、彼の心の奥にあったものは・・・

・「リアリズムよりもベトナム戦争を象徴として。
コッポラといえば「ゴッドファーザー」に本作品。ワグナーの「ワルキューレの騎行」が使われているシーンは見たこともない人も知っているかもしれない。ベトナムの大地を一瞬の間に火の海に変えるナパーム弾。想像も絶するほどの湿地地帯。リアリズムよりもベトナム戦争を象徴として描かれたあまりにも壮大な本作品、見ても損はなし。

・「現代の黙示録
知らない人はいないほど有名な戦争映画。タイトルが「現代の黙示録」なのに、「地獄の~」というチープな邦題がついてしまったのは情けない。「地獄のコマンドー」とか、とかく「地獄」「愛」「はらわた」などの陳腐なタイトルを配給会社はつけたがる。ここに描かれているのは地獄ではない、現代そのまのの巣くっている病魔であり、それを矛盾無く受け入れたカーツ大佐の真実の姿である。現代の~というキモチで観ると更に味わいが増す気分である。

・「今観るべき映画
観たのは二十数年ぶりだと思います。二十代では分かるわけがなかったと、今ではそう思います。わけがわからなかったせいか、ほとんど記憶に残っていませんでした。

今回観ようと思ったのは、副島隆彦氏が著書「アメリカの秘密」の冒頭でマーロン・ブランド演ずるカーツ大佐とは、日本占領時の連合国総司令官ダグラス・マッカーサーを表していると大胆に述べているのを読んだからです。そーかなーと思っていましたが・・ 私はなんだか違う気がしました。モデルの一人、ぐらいがせいぜいじゃないでしょうか・・ 

初っぱなと最期に流れるドアーズの「ジ・エンド」、これは息子が父親を殺すギリシア神話をテーマにしている曲だと思いますが、この曲のイメージがとくに最後の部分に投影されているという気がします。はじめに出てくる軍人役の一人にハリソン・フォード、最後のほうに出るカメラマン役にデニス・ホッパーが出ていたのも今回知りました。

主人公の大尉は「愚か者の船」に乗って川をさかのぼって奥地に向かう。未開地・ジャングルに対する本能的な恐怖が観客に伝わってくる。未開地的な殺され方をすることへの恐怖は繰り返し繰り返し色々な映画に出現する。○○の財宝、とかいう映画はみんなそうだと思う。インディジョーンズなんかね・・ 前半の戦闘部分で殺されるより、こっちのほうがよっぽど怖いということでしょう。こういう感覚は日本人だって同じだと思うのだが、白人さんたちはそうは思ってないでしょうね。

米軍の戦い方っていうのがクレージーにしか見えないし(実際そうなのだと思う)、彼らの文化っていうのもプレイメイトの慰問やらサーフィンやら浅薄でアホに見える。こんな奴らに60年前に負けてアメリカ文化を有り難がって戦後を過ごした私たちって・・ 平和と繁栄というかけがえのない贈り物もあったけれどそれも今は過去の話。

なにはともあれ、「すごい映画」ですよね。それに「ゴッドファーザー」・・コッポラってなにものなのかって思うぐらいです。。「地獄の黙示録」はコッポラ自身とジョン・ミリアスの共同脚本で、ミリアスは黒沢映画大好きな人ですから、そういう人が日本人をコケにするようなストーリー(マッカーサーがモデルという)書くかなーとも思います。

イラクでベトナムと同じようなことが起こっていないと誰が言えようか・・ それが映画になるのは10年ぐらい先かもしれませんが、こんな今だからベトナム戦争映画を観ておく価値は十分にあると思います。

・「人生最大級の映画体験
まだ小学生の頃に父親に連れられて観にいきました。見終わって映画館から出るとき、父が「よくわらん」と呟いていました。当然、子供の私に理解できるはずも無く、いっぱいいっぱいを遥かにこえてました。強烈に打ちのめされたような感覚で、激しい疲れと目眩と混乱を覚えました。これに匹敵する映画体験は「2001年宇宙の旅」しかありません。これも子供のときに友達と二人でリバイバル上映を観にいって大きなショックを受け、二人とも無言で帰宅しました。おそらく私にとってこの2本を超える映画はもう出てこないでしょう。私が幼少期にこれらに出会えたことは幸運でした。やはり感受性の強い時期に本物を体験することは大事だと思います。

地獄の黙示録 [DVD] (詳細)

フルメタル・ジャケット [DVD]

・「フゥハハハー
フゥハハハー

・「フゥハハハー
いいぞ ベイべー!逃げる奴はベトコンだ!!逃げない奴はよく訓練されたベトコンだ!!

ホント 戦争は地獄だぜ! フゥハハハーハァー

・「生々しい現実を冷徹に描く
シニカルなキューブリックらしく米兵のトレーニング姿が汚く描かれている。トレーニング開始のランニングで隊長が掛ける号令は、シリアスな映画ながら苦笑せざるを得ない。戦争そのものではなく、生身の人間が管理・情操教育という過程を経て殺人兵器へと変わっていく様をブラックユーモアを交えながら描いている。その恐ろしさはラストを見ていただければわかる。

・「「冷たい」映画
 スタンリーキューブリックの映画のユニークな点は 感情移入が極めて難しい点にある。一体 彼の映画を見て「泣いた」という感想を聞いたことがあるだろうか? かろうじて「突撃」のラストシーンの 歌手が歌を歌う場面だけである。因みにキューブリックが亡くなった事に関するスピルバーグのインタビューで この場面が言及され「あれがスタンリーさ」とスピルバーグが感極まった顔で言っていたが それは例外中の例外である。

 そんな「冷たい」映画の一つが本作である。賛否両論出るのはキューブリックの常であり それは置いておいても この映画の持つ冷え冷えとした「冷たさ」は すべての人が感じるのではないか。とにかく主人公の善悪すら定まらず 見ている方も 取り付く島がない。このベトナム映画から 反戦のメッセージを読み取る事も極めて困難である。キューブリックは戦争が善いとも悪いとも言っていない。彼の興味は 戦争を舞台とした 奇妙な人間たちにある。その意味では「地獄の黙示録」に少し似ているが コッポラのような「哲学」にキューブリックが走っているわけでもない。ただ 淡々と奇妙な人間の様相を「冷たく」切り取っているだけだ。

 そんな映画を見ることが しかし かように面白いのが キューブリックの類まれなる手腕である。キューブリックを失った事の喪失感は 今なお深いものがある。

・「兵器の顔
あらすじについては他のレビューが詳しいので語らない。この作品で注目してほしいのは「顔」である。オープニングのうつろな顔の兵士たち、人間ではないもののような顔に変貌していくレナード、そして主人公の「ジョーカー」。ジョーカーは民間人を虐殺する味方をよく出来るよと皮肉っぽく笑い、胸につけたピースマークバッジを上官に咎められて言葉をつまらせ、現地でも戦闘部隊ではなく報道員になる。だがその一方で仲間には自分が激戦区にいたかのような嘘をついてカッコつけて冗談を言いタフを気取る。彼は最後の最後まで、兵器になりきれない。だが・・・彼のラストシーンの顔を見ただろうか。へらへらとした笑顔は消えている。それはレナードの顔にも似た兵器の顔だった。「顔」を見てほしい、ストーリーより何より、顔が一番の見所だちなみに、原作の小説もお薦めである。古本屋で見かけたら即購入を勧める。

フルメタル・ジャケット [DVD] (詳細)

男たちの大和 / YAMATO [DVD]

・「犠牲の上に成り立つ平和
私の祖父は、連合艦隊の外周を守る駆逐艦に乗っていた。まだミッドウェー海戦前のことだ。補給船の護衛に付いた祖父の乗る駆逐艦は、補給船と共にアメリカの潜水艦からの雷撃で、轟沈したそうだ。そんな話を聞いているからかどうかわからないが、この映画を再生して感情移入するのに時間はかからなかった。あの戦争が侵略戦争だったとか、負けて当然とか、そんな政治的解釈はこの映画では不要だ。描かれているのは、大和に乗った水兵達を主人公とし、どんな気持ちで、どのように戦ったのかということだ。次々と占領地域を失い、本土への侵攻が目前となった時、何もせずにはおられなかった若者達、下士官の行動はしごく自然だ。また、伊藤指令が大和最後の特攻を命じられた時に、護衛戦闘機がないのに作戦が成功するはずがないと反発した。それに対し「軍令部総長に、陛下がお尋ねになったそうです。海軍には、もう軍艦はないのか。と。」と反発され、言葉をつまらせたシーンも、伊藤指令の苦悩の決断がひしひしと伝わってきた。軍艦は残っている。だから出撃しないわけにはいかない。そう決意したのだと思う。大和映画は多く存在するし、TVドラマにもなっている。しかし、今回のように兵士を最優先で追いかけた映画は、この作品が初めてだと思う。多くの戦死者を生んだ太平洋戦争。私達は、幸運にも生き残ってくれた国民の末裔である。生き残ってくれた祖先たちは、皆、一人一人が使命をもって生きてきた。国を立て直すための使命である。その祖先達が築いてくれた平和を、私達は忘れかけてはいないだろうか。有り余る平和を弄んではいないだろうか。そう考えさせられる作品だった。もう3回観ているが、何度観ても冒頭から流れ出す涙を、止めることは困難だ。

・「「死に方用意」の意味、意義
エンドロールのときも、いつもはほとんどいなくなってしまう館内が、立つ人も少なく、最後の最後まで、皆さん映画を噛みしめていたようです。涙が乾くのを待っていたのかもしれませんね。こんなに涙した映画は今まで無かったですね。そういう年齢、立場になったのかなぁ…。

下士官や十代の若者に物語を絞ったことで、素直な人間感情を発散できる癒しの作品に浄化しました。

加害責任の後ろめたさを感じながら見る、今までの悲惨さを前面に出す日本の戦争映画とちょっと違って、世代の受け渡しを、最初と最後の話を入れることによって、「死に方用意」の意味、意義を素直に受け止めることができました。

同時に、自分たちがこの「日本で生きている」ことを突きつけられる厳しい投げ掛けでもありました。「平和」とか「生きる意味」とか「誇り」とか考えさせられます。とりあえず、「真面目に生きていこう!」と思いました。

どちらかといえば苦手な長渕剛の歌も、なんかいいなぁ、と不覚にも思ってしまいました。音楽は久石譲だと知らずに見ていました。エンドロールでびっくりです。非常に耳になじみやすい、アイルランド民謡風の、日本人の琴線に触れるいいメインテーマです。前半から涙腺緩みっぱなしのこの映画に浸るのにとてもよかったです。

俳優では松山君が良かったですね。

最後に 「先人たちの失敗から学ぶ」。 それを絶対忘れてはいけません!

・「鎮魂の一篇。
 公開当時、『戦艦大和』のCGの精緻さや、オープンセットの迫力だけがインプットされていて、それほど興味はありませんでした。CGと分かっていても、『戦艦大和』の細部にわたりよくぞここまで再現したものです。最期の出撃となった‘沖縄戦’の壮絶な戦闘シーンもかなりリアルなものでした。

 それにしても、まだ子供といってもいい面影の青年たちの『戦艦大和』での在り様はただただ痛ましく、溢れる涙を堪えることが出来ませんでした。戦争とはこんな凄惨な出来事だと、そして有為の大切な人々の命がいとも簡単に損なわれるという事を改めて認識しなければいけないと思いました。

 大切な祖国を、大切な人を守るために我が身を以ってその魁とならん・・・なんと純粋で清冽で悲しい決意かと思います。

日本人として、又、人として決して忘れてはならない物語でした。是非お勧めします。

 

・「記念碑的な戦争映画の良作
この作品の公開以後,太平洋戦争を題材にした映画が堰を切ったように制作されましたが,内容面でこの作品をしのぐものはないと思っています。

自らの命に代えて「守るべきもの」を守るために,無謀な戦いと分かっていながら,戦わざるをえなかった若者たちの姿は,他の作品も同様ですが,たしかに胸をうつものがあります。

しかし,この映画の一筋縄ではいかないところは,彼らの命がけの奮戦ぶりが(作中の主人公の独白にもあるように)まったくの無意味ではなかったか?というまことに苦しい疑問を呈示していることでしょう。それどころか,彼らの奮戦による連合国側の犠牲者の増大が原爆の投下を招き,「守るべき」2人の女性の死というきわめて残酷な結果につながってしまっているようにも見えます。そうであるとするならば,絵に描いたような「暴力の連鎖」であり,少なくとも,一部の人が指摘するような単純な軍国主義映画ではないようです(監督自身も「反戦」の意味をこめたと語っているとか…)。大和の無謀な水上特攻作戦はもちろん失敗し,守るべきものも守れず,国家そのものも破滅し,せめて戦友の死を遺族に伝えるのが自分の義務だと考えても,その遺族からは「卑怯者」呼ばわりされてしまう…など,救いようのない戦争のむなしさが描かれています。

一方,単純な「反戦」映画でもないと思わせるのは,ラストシーンで主人公に「救い」の言葉を与えていることでしょう。戦艦大和を題材にした作品では,本作でも描かれている臼淵大尉の「敗れて目覚める」という「国家」の運命論が強調されることが多いような気もしますが,「男たち」というタイトルにもあるように,戦争に巻き込まれた「一個人」という視点で徹頭徹尾えがかれている本作においては,あのラストの中村獅童の言葉がふさわしいものだったと思います。戦後60年という節目の年に公開された映画としては,最上のものだったのではないでしょうか。

「軍国主義」とか「反戦」とか作戦や兵器のディテールとか,あまりこだわりすぎずに,実在のモデルがいる「男たち」がどのようにして巨大な運命に立ち向かっていったのかをみるのが鑑賞上のポイントかも…。原作となったノンフィクションを読むと,映画の中のエピソードの多くが生存者の証言に基づくものであることに驚かされます。体罰に反対して上官をボコボコにし,挙げ句の果てに沖縄に出撃する大和に密航した破天荒な男,部下の命を救ったのちに自分は大和と運命を共にすべく沈没地点に泳いで引き返した男,大和で生き残った後,被爆直後のヒロシマの惨状を目撃した男,義父の遺骨を大和の沈没海域に散骨し,父に代わって敬礼する女…といったエピソードは映画を面白くするための創作だと思っていたのですが…。

・「英雄ではない艦と兵士たちのドラマに感動
 日本人にしかつくれない映画だと思います。ロンゲストデイもUボートも戦争映画として傑作ですが、アメリカともドイツとも違う日本の視点での映画、しかも過度に英雄的に描かず、個々の人の気持ちを丹念に描いた作品だと思いました。  最も感心したのは大和が全く活躍しない点です。もちろんCGやモデルで描かれた大和は出て来ますが、ちっとも英雄的に描かれない。敵機をどんどん落とすとかそういうシーンが無い。大和が破壊されるシーン、兵士たちが死ぬシーンが連続します。兵士たちの死もピアノのソロで泣かせるセリフをはきながらなんて一切無い。これは映画監督として脚本家として自分の手を縛りながら心で絵を描くような作業ではないか、と。それは伝わりましたね。  また、この映画の特徴の一つはアメリカの視点が一切無いことですが、それが逆に家族を守るために戦った兵士たちの気持ちを表現するのに寄与していると思いました。アメリカの視点、日本の指導者の視点、それは他の作品に任せればいい。それぞれの真実があるはず。  演技陣も熱演ですし、音楽は久石譲。金払って観るだけの値打ちは充分にある映画です。お勧めです。

男たちの大和 / YAMATO [DVD] (詳細)

激動の昭和史 沖縄決戦 [DVD]

・「「硫黄島からの手紙」とも比べて観たら面白いかも
樋口監督や庵野監督も絶賛のこの映画、ようやくDVD化されて嬉しい限りです。タイトルは重いが、そこは喜八監督の事、シリアスな中にも笑いがあり、杓子定規な「戦争映画」の枠に収まらない作品になっています。主役級の俳優達は勿論のこと、それこそ名も無い脇役の最期まで丁寧に描いているのですが、「名も無い」彼らが何と魅力的であることか!!これは脚本の力ですかね。それぞれの登場人物たちを追うだけでも何回も繰り返してみてしまえる。正に「買って損の無い」DVDです。

イーストウッド監督は絶対「沖縄決戦」を観ていたと思いますよ。

・「日本戦争映画の傑作
海軍を描いた映画は数多いが、陸軍のそれも血生臭い地上戦をメインに据えた映画は少ない。その中で、この作品は圧倒的な迫力で観る者の琴線に触れる点では「硫黄島からの手紙」といい勝負だろう。私的には日本戦争映画の最高傑作だと思っている。軍目線でストーリーが展開すること、地上戦に入るとストーリー自体が破綻しつつ最後は滅茶苦茶になって登場人物のほとんどが死に向かって憑かれたように突き進む様は太平洋戦争での帝国陸海軍の姿そのままで、変にリアルな点も興味深い。演出も荒っぽいところも多いが、全体の迫力はそれを補って余りある。当時の軍が、膨大な民間人の犠牲を出しても沖縄を捨て駒とみなしていたのが本当なら(たぶん本当なのだろう)、軍部にとって当時の日本という国は軍のために存在するものであったわけで、昨今の政治を見れば、今の霞が関も同じ体質なのだということに気が付く。結局、根本的なところで日本という国の体質は変わっていないということなのだろう。決して楽しめる映画ではないが、沖縄の現在を理解するためにも是非見ておいたほうが良い作品だ。

・「「一部創作」と断りつつ
沖縄戦という重いテーマを扱いながらこれを見事に抽象化しエンターテイメントとして成立させている。日本映画屈指の作品と言ってよいだろう。パッケージには「一部不適切な表現があるが云々」とあるがそれがどの場面か視聴者の力量も試されるだろう。この映画を見ていて累々たる屍より負傷者の様子/状態/その多さが私的には印象に残った。そして自身の戦争に対する見方ががらりと変わった写真のことを思いだした。第一次世界大戦終結後のヨーロッパ、負傷した帰還兵の写真である。四肢の一部を失っているのはまだ程度のいい方で身体の大半と言える部分を失った者、中には顔面の半分を損壊欠落しながらもなお生還を果たした者たちの写真である。こうも戦争(戦闘)とは身体を人間を破壊するのかと。統計的な死者の数よりは、なまなましい負傷者の損壊の状態を見ることのほうが例え写真でも戦争の惨さを想像しうる。

・「「戦争」を教えてくれる作品です。
VHS以来、約15年振りに見ました。年数得ても色褪せない作品ですね。極端に美化・惨化されずに作られた「昭和史」だと思います。国内でどのような戦があり、どのような惨状が展開されたのかを、若い方にも見てもらい、ぜひ知ってもらいたいですね。

発売タイミングが丁度いいですから、アホな教科書何とか委員会とやらにも見させてやりたいものです。

・「この映画で考えらされること。
沖縄戦の追悼式を迎える時は、必ずこの「沖縄決戦」を見ることにしています。毎年やって来る6月頃には、是非この悲惨な出来事を風化させないために、今の人々に見てもらいたいと思います。

激動の昭和史 沖縄決戦 [DVD] (詳細)

ブラックホーク・ダウン スペシャル・エクステンデッド・カット(完全版) [DVD]

・「戦争映画の最高峰では?
印象として『派手すぎない映画』という感じでした。発砲音・爆発・弾痕までリアルに再現されています。見事です。全てがリアルです。無駄な効果は無いです、『戦場』を再現してありました。

映画としては多少アメリカ目線の映画でした、できればソマリア人のストーリーも欲しかったです。ストーリーを期待しちゃダメですね。『戦場を再現した映画』ですので、

この作品はアカデミー賞の「最優秀音響賞」なるものを取っています、もちろん音楽も良いですよ、最後の音楽は泣きそうになるくらい雰囲気を作ってくれる音楽でした。

このDVDは5.1Chサラウンドに対応しているので、大画面+サラウンド環境で見るともっと迫力が増しますよ!

・「戦争映画のお手本
エクステンド版でさらに長くなったが、物語の起承転結が明確で非常に解りやすい。俯瞰撮影とヘリからの地上部隊誘導シーンなど、親切な映画技法がさらに視聴者の理解を高めている。展開はノン・ストップで、5.1chが臨場感を高めるため、自分が流れ弾の中に身を伏せているようだ。ヘリの墜落、攻撃を受けるハマーなどの疾走、最後に分隊で走って帰るシーンなど、プロ的な「展開」の妙を見せる。戦争映画のお手本だろう。ただ、AA諸国の人が見て、全面的に米軍万歳とは叫べないテーマと描き方のため「史上最大の作戦」などのように普遍性を持った名画とはならないような気がする。

・「素晴らしい映像を期待
 劇場版の完成度が非常に高く、追加シーンが入ることにより、作品の良さが失われなければよいと思いますが、おそらくリドリーなので心配はないでしょう。リドリー作品の多くは、映画会社により泣く泣くカットさせられたというパターンが多いようです。ファンのために完全版を出してくれるなんて、ありがたい監督だと思います。(自己満足かもしれませんが)リドリーの作品は、このように後で完全版が出るパターンが多いので、今後も注意が必要です。

 この完全版の発売により、新しくこの作品に出会う方もいらっしゃると思います。リアルな戦闘シーンが多く、目を覆いたくなるシーンも多いのですが、戦争とは?軍事介入の必要性はあるのか?等問題提起の作品になっています。是非、ご覧になっていただきたい作品の一つです。戦争映画というカテゴリーの中では、間違いなくNO.1だと思います。

 3枚組のコレクターズ・エディションが以前に発売されていますが、そちらの方には映像特典が満載です。

・「史実の美学
この映画のスピルバーグとの違いは、1人1人の兵士をだれもヒーローとしないで、ただ軍人だから、ソマリアに行き、上官の言うとおりに戦争をして人を殺すが、兵士も人間だから、1人1人の苦悩や混乱をするという、ものすごいリアルな描写だ。あんな暴徒化している奴等に教われたら政治など考える暇などない。スピルバーグは、ただヒーローを作って、あり得ない無能な指揮を取るトムが全て成功して、ドイツ軍を壊滅させる、アメリカ正義ドイツ悪の勧善懲悪映画しか作らない。第一何で1人助けるために兵を何人も動かすんだよ…。あきらかに彼のユダヤ人としての私的怨恨を描いている。 しかしブラックホークダウンは、兵士が高みの見物してる奴等に、ひたすら右往左往されて壊滅寸前までいく様をリアルを描いている。それでも兵士は味方の為にヘリを降りたり、戻ったりと、アメリカの為でなくただ戦友を助けるために戦うという所にリアルを感じる。また、ソマリア側を書かれていないというが、何度もソマリア側の考えや、幼子を犠牲にされるシーンやアメリカとの違いが書かれている。 この映画がアメリカ善ソマリア悪映画としか書いてないと言う人は、ちゃんと見ていないのだろう。史実を調べると、かなりリアルに近い描写の映画だ。スピルバーグのリアルは最初だけだ。亡くなった兵士のためにも必要な戦争の、名誉ある戦士としてもいいのではないのだろうか

・「これぞ究極の戦場アクション
 公開時、音響設備もままならないボロい劇場で観たんですが、恐怖で凍りついたのを憶えています。今なお戦場そのもののモガディシオの市街地で、どこに潜んでいるかも分からないRPGを持った不気味な民兵に囲まれたら、と思うだけで発狂しそうなほど、この映画はあの場に居合わせた兵士の精神状態を映像化できていました。

 それ故に「ソマリア民兵の描き方が化け物みたいじゃないか」「アメリカの軍事介入の肯定だろ?ふざけんな」という全てにおいて「公平な演出や視点」を求める方々もいらっしゃいましたが、はっきり言って、そうだったらこの映画が作品として優れたものになっていたでしょうか?って話です。 視点が偏っていたからこそ、あの「恐怖」を正確に描けていたわけですから。だって、リドリーはあの「エイリアン」の監督ですよ? そういった類の公平さは、この映画の担った役割ではないわけです。だから紛争を扱った題材だからと言ってイデオロギーによる評価から決して貶めてはならない。大局的な視座から離れ、悪夢のような戦場を描き切った究極のアクション映画だと思う。

ブラックホーク・ダウン スペシャル・エクステンデッド・カット(完全版) [DVD] (詳細)

U・ボート ディレクターズ・カット [DVD]

・「戦争に対する痛切なメッセージが強く込められている名作
今やハリウッドを代表する監督の一人として次々と話題作を手掛けるウォルフガング・ペーターセン。これは彼がアメリカ進出を果たす以前の1981年に母国ドイツで撮られた超大作。戦争の狂気を如実に描いた不朽の名作として長く語り継がれ、20世紀の最後を飾って6時間余にも及ぶ撮影済みフィルムの中からディレクターズカットとして蘇った幻のバージョンである。

敗戦国ドイツの立場から見た第二次世界大戦の狂気。その真只中で犠牲になっていった全ての若者達への鎮魂歌としてこれからも受け継がれて行くべき映画だ。潜水艦を舞台にした作品として、嘗ては「眼下の敵」と云う名作があり、近年では「レッド・オクトーバーを追え!」や「クリムソン・タイド」と云った作品も娯楽作品として高く評価出来る。しかし内容の濃さ・リアリティの両面からみても本作には及ばないであろう。物語の進行と共に狭い潜水艦内の圧迫感、臭気そして水圧までもがリアルな感覚となって観る者を呑み込んでしまう。金属の軋む音や水滴の音などに戦慄を禁じ得ない。それはSFX全盛の今日に観ても十二分に通用するものであり、映画の奥の深さを改めて思い知らされる。

厳格な艦長役で主演のユルゲン・ポロホノフを含めた全ての乗組員の迫真の演技が、極限状態に追い込まれた人間の姿を圧倒的なリアリティで表現していて思わず息を呑む。関係者の皆様には誠に申し訳無いが、「U-571」や「ローレライ」で描かれる「薄っぺらな青春群像」とは比較にならない。(比較するのが間違いだが。)

あっけない程のエンディングには多少の疑問が残らなくも無いが、逆にそれが他作品には無いリアリティを与えている。戦争が決してヒーロー等を生み出すものではなく、飽くまで愚かな行為だと云う製作関係者全員の痛切なメッセージが強く込められている気がする。

・「現役潜水艦乗りおすすめ
いわゆる「潜水艦もの」映画では間違いなく最高の一本です。数多の潜水艦映画が制作されている今日において、未だにこの作品を超える迫力を持ったものはありません、その細部に至るまでの事実に基づく演出は、現役潜水艦乗りを呻らせるものがあります。…出港中の艦内では誰も見たがりません。

・「最も好きな戦争映画の1つです。
今まで敗戦国側からの視点から描かれた優れた戦争映画はなかった。しかしこれは違う!登場人物もほとんどが階級で呼ばれるぐらいで名前が出てこない。限界深度まで潜ってきしむ音やボルトの飛び出す恐怖、そしてやっぱり恐いのが爆雷でやられること。それでいてUボートが大海原を快走するシーンは綺麗だ。音楽もいまだにTV番組で使われているぐらいだからあの音楽を聞くと現場へ急行するシーンを思い出す。しかしどうして日本にはこういう映画が作られないんだろう。みんなお涙頂戴映画ばかりだ。「硫黄島からの手紙」にしてもC・イーストウッドがいたからこそ実現したアメリカ映画だ。日本人として恥ずかしい。

・「ケチのつけどころがない
この映画は、冷徹に情け容赦なく現実を画くことにより、そこからリアリズムを生じさせている。ゆえに、危機的状況に陥れば息苦しいほどに不安になるし、窮地から脱することができれば、閉ざされた空間から解き放たれたかのごとく安堵する。

海面に浮上し、ハッチを開ければ深呼吸したくなる。動かなかった発動機が動きだせば本気でホッとする。暗く静かな海底から海面に浮上し、全速で波を切って猛進すれば、すばらしい音楽にあわせて心が躍る。

映像をリアルにするだけでは伝えられない戦争の一面を、どの映画よりもリアルに再現している映画だと思った。

・「潜水艦映画のベスト1
まさしく「海の...いや海中の男」NO.1です。これ以外には、「クリムゾン・タイド」か「眼下の敵」くらいかな。緊張度120%で、まさに一乗務員になったかのような臨場感。だけど・・・最後が・・・虚しい・・・虚し過ぎる。あまりにも皮肉に、戦争の本質が浮き彫りにされる。

U・ボート ディレクターズ・カット [DVD] (詳細)

トラトラトラ! (ベストヒット・セレクション) [DVD]

・「日米公平な視点に立った最高の映画です。
40年前この作品は、当時興行的には大失敗でした。それは、アメリカで製作された映画にもかかわらず、ほとんど日本の攻撃シーンばかりだからです。

しかし今、思わぬ所から注目をあびることとなります。それは映画「パールハーバー」の登場です。

アメリカの偏見に偏った「パールハーバー」の出来は興行的には大成功しました。しかし本当の真実が描かれていないのです。

無情な日本人がアメリカ人を殺す。残虐で卑怯な先制攻撃は、なぜ起こったのでしょうか?それは、この映画の中で全て描かれています。

・「一級のエンターテイメント歴史もの
歴史学者の作品を原作としていてほとんどが史実の積み重ねなのにもかかわらず、映画としても一級の面白さを保った名作。(ただし歴史的に異論の多い点でも一通りの解釈しか取り上げられていないが、劇映画作品としてはこれを欠点とは言えないだろう)。特に開戦までのカウントダウンを刻々と描いた部分は、結果がわかっているにもかかわらず観ている方もついドキドキしてしまうという傑作サスペンスでもある。クライマックスの戦闘場面も、画面が最近の巧みなCG映画と比べても全く遜色ない出来映えであるうえに、シーンの積重ね方が素晴らしい。

そして乾坤一擲の奇襲を掛けようという最前線の指揮官の姿が、騙し討ちをした卑怯者でなく一人の軍人としてキチンと描かれていることに日本人として感動してしまう。米国の偉大な側面を見せつけられる思いがした。(全体的に、米国公開バージョンにもかかわらず、日本人が公正に描かれている)

・「日米開戦の歴史映画
個人的にWW2の映画としては「史上最大の作戦」と並ぶ最高傑作だと思います。

戦争回避にギリギリまで期待を寄せる山本五十六とそれに反して戦意バリバリの日本兵。南方進出に色気を出す日本の上層部。戦争という実感がイマイチ沸かない米軍のトップと危機感に駆られて自分なりに行動する最前線の人間達。そして真珠湾攻撃へと雪崩打っていく歴史。米軍も日本軍も鏡あわせで戦意の高揚が慢心につながり、あるいは真珠湾の打撃が反撃へのパワーにつながっていく予感を残して映画は幕となります。政治のマクロの部分から攻撃後のハワイの日系人の少年の運命の予感まで描かれるのはスゴイの一言で戦争映画というよりも日米開戦の歴史映画に近い創りになっています。

あとあまりレビューで書かれていませんが戦後25年過ぎた当時にはまだ日米にも戦中の町並みが残っていましてその上を実際に飛行する戦闘機や真珠湾上空を飛行する米哨戒機は近年の映画では見られないリアルなもの。真珠湾攻撃の為にハワイを侵入するゼロ戦の下で黙々と農作業をしている日系移民の姿が非常に印象的でした。たぶんCG編集ではここまでのリアル感はでないでしょう。

危機管理と慢心の戒め的な映画でもありますので是非視聴する事をお勧めします。

・「監督が誰であろうと戦争映画として秀作
 黒澤明監督が降板したことで有名な映画ですが、そのことがこの映画の評価を不当に低くしている感があります。よく言われるのが「もし黒澤明が監督していればもっと素晴らしい作品になったであろう」ということですが、それはそうなんだと思いますが、もともとアメリカ側の演出はフライシャー監督(企画段階ではフレッド・ジンネマン)だったし、脚本も当初の黒澤版の脚本を使用しているので、おそらく実際に出来上がった映画と大きな差はなかったのではないでしょうか?  ハワイ上空を飛ぶ戦闘機、大迫力の戦闘シーン、山村聰、田村高広の好演、千田是也(近衛文麿)、内田朝雄(東条英機)のそっくりぶりなど純粋に一本の映画としてみれば一級品だと思います。この映画から30年たってから作られた映画があのアメリカ万歳の低脳映画「パール・ハーバー」であることを考えると、今のアメリカという国の愚かさがよく判ります。DVDにはオーディオ・コメンタリーとしてリチャード・フライシャー監督と邦画通の解説者が対談しており、当時の裏話がいろいろ聞けます。本当はもっと特典のいろいろ付いた特別版が出ると嬉しいんですけどね。

・「日付変更線のエピソードは?
 以前テレビ放送時に観た、渥美清と松山英太郎(だったと思う)の日付変更線のうん蓄というか、掛け合い漫才のシーンがもう一度観たくて、パッケージが変わるたびにちょくちょく買っているのですが、今回もダメ。 ガッカリした追い討ちに、パッケージの裏面には「アメリカ劇場公開バージョン」との表示が・・・。 ということは、「日本劇場公開バージョン」はあるの!商品解説の欄にちゃんと明記してほしい。 「日本劇場公開バージョン」の発売を熱望します。

 星評価が「2」なのはこの商品が、「日本劇場公開バージョン」でなかったことで、脚本や映像のすばらしさは各レビューで書かれているとおり。

トラトラトラ! (ベストヒット・セレクション) [DVD] (詳細)

プラトーン (特別編) (ベストヒット・セレクション) [DVD]

・「ソルジャーブルーで蒔かれた種
先住民を襲う、残虐な侵略者として描かれた騎兵隊の姿は鮮烈であり米国の暗部を世に広めた問題作「ソルジャーブルー」は、メタフォーであったと思われます。もちろんベトナム戦争に対してです。

様々な視点からベトナム戦争を描くことには、まだまだ時間が必要でした。この作品を製作した米国に敬意を表したいと思いますが、ベトナム終戦から経過した時間を思うと、現実の与えた傷跡の大きさに思いがいきます。もうちょい淡々とした演出でもと思ったりしますが、「暗部を世に問う」という製作の意思を噛締め多くの人に見て欲しいと思います。

・「役者の演技が冴え渡る
トム・ベレンジャーとウィレム・デフォーの演技が渋すぎます。エリアスとバーンズは地獄に落ちた天使と悪魔だ。お互いに自分の意思を最後まで貫き通していくPRIDE剥き出しの男達。ベトナムの戦場の再現はリアルです。

・「ジャングルのゲリラ戦の恐怖が観客に伝わってくる
 オリバー・ストーン監督作品の中では、珍しくハッタリやケレンミのない純粋な作品です。戦闘シーンは主にジャングルで、観客にもいつ襲撃されるかわからないゲリラ戦の恐怖感が十分に伝わります。 チャーリー・シーンは父親のマーティン・シーンが「地獄の黙示録」で演じたウィラード大尉のように無色の語り部であり、善悪あるいは正常と狂気の間で揺れる彼の心情は観客の心の動きを代弁しているかのようです。ウィレム・ダフォーとトム・ベレンジャーとの善と悪の単純な類型化もこの作品には適している。多くの優れたベトナム戦争の映画と同様に、最後に味方の爽快な勝利で終わることはなく、生き残っても、次の地獄(戦場または帰還後の社会への非適応)が待っていることを暗示して映画は終わります。ラストの音楽も効果的。最近のオリバー・ストーン監督の映画を見て失望している方もこの作品だけは見ることをおすすめします。

プラトーン (特別編) (ベストヒット・セレクション) [DVD] (詳細)

スターリングラード [DVD]

・「やっと発売!長かった。
 すっかり「スターリングラード」=J・ロウ主演の映画と思われていますがこちらが本元です。こちらは原題もスターリングラード。あちらはEnemy at the gate.この映画を劇場で見た方は少ないでしょう。私の住んでいる地方でも二週間の上映でパンフレットも製作されなかったようです。ほとんど宣伝もされず1部のミリタリー系の雑誌で取り上げられたのを読んで観に行きました。史上最大の市街戦、未だにこれを超えた市街戦はありません。建物の奪い合いから今度は部屋の奪い合いになり、犬ですら熱さを嫌ってボルガ川を渡って逃げたと言われてます。 「Uボート」や「硫黄島からの手紙」のようにある程度人物を絞った構成という訳でもなく(そのせいか2回以上観た方が人物が分かりやすい)、「プライベートライアン」のように勝ち戦を描いた訳でもなく、「ブラックホークダウン」のようにヒロイズムを謳い上げる訳でもない。だけど何回か観たくなる何かがあります。それは兵士=人間という視点ではなく、兵士=将棋の駒、だからでしょうか。話は決して最前線を離れずひたすらドイツ軍からの視点で描かれています。最後には故郷へ帰ろうと人間らしい判断をしますがあまりにソビエトの冬は寒かった。 軍事的考察の視点からでもかなりリアルであったと思います。たこつぼを戦車に生き埋めにされたり(ガダルカナルでもアメリカ軍が日本軍にやった)、防寒具の不足や雪の迷彩服がなかったのでベッドのシーツや子供服をヘルメットに被せてあるのが分かります。

・「ドイツ軍側の視点から見たスタリングラード
イタリアで休養していた部隊は、明るく美しいイタリアから一転東部戦線に配置される。しかも激戦続くスターリングラードに、、部隊が到着したスターリングラードは既に激戦の中にあって膠着状態に近く、戦死者、負傷兵がゴロゴロ転がる戦場であった。秒単位で数百名単位の兵士が戦死していく末期的な戦場。ドイツ映画の「壮烈第六軍!最後の戦線」に通じるものがあります。包囲され、逃げ場のない戦場に取り残された兵士、ここでも最後のシュトルヒに多くの兵士が群がり、見放されて死んでいく。混沌として、むちゃくちゃな状態で、命令の遂行も不可能。この映画では、戦闘シーンもありますが、絶望的な戦いを強いられる兵士、味方を誤って殺してしまう兵士、餓えや凍傷に苦しむ兵士、ドイツ軍兵士のみでなく、戦闘にまきこまれている多くのロシア市民が描かれてます。SS部隊は出てきませんが、国防軍の部隊でありながら、異常な上官によって、市民の銃殺命令も出されます。内容は歴史に忠実で、登場するシュトルヒ、キューベルワーゲン、ソ連軍戦車も正確です。最近の米国映画のスターリングラードを見るくらいなら、こちらの方が史実を伝えるのに適切です。

・「甘美な戦争ファンタジーではない
小道具、大道具共にリアル路線で映画というより戦記フィルムに近い出来ながら、組織に属する様々な人物像がうかがえ映画としての体は成していると思います。士官学校出たての少尉や新兵、新米をバカにするベテラン、拠点奪取しか頭にない将官、戦争を楽しんでいる副官等々。リアルと言うのは英雄的行動も妻持ち工兵がミスの詰め腹切らされ後続の踏み台になる場面であり、某映画のように拳銃を撃ったら戦爆の救援が来るなどと言う甘っちょろい物ではないということ。命掛けの給食配布やアフリカ戦線で見られたような一時停戦、下水道を使っての脱出の試みなども徹底的にリアルでした。ラジオ放送の場面でも、都市の奪取よりもソ連軍の撃滅や資源確保に重点を置いたヒトラーの戦略に反し将軍たちは都市攻略にこだわった両者の齟齬、その現実を押し付けられている最前線の兵士たちとの差異も印象的でした。これに比すべきリアルな映画はUボートやヒトラー最期の12日間ぐらいしか思いつきません。

・「文句なしの一級品!
 みなさんがおっしゃるとおりの素晴らしい一級品。VHSの発売からDVDの発売までが長かったですね。ファン待望の、戦争映画好きなら手元に置いておきたい一本です。(版権等が複雑だったのかな?) あえて、ストーリー的な部分での意見を申し述べるなら(日本映画でもその傾向はありますが)、敗戦国が作った戦争映画は、おおむねこの手の終わり方をするので(「Uボート」もしかり)、もう一捻り欲しかったかなという感想です。 いずれにしても買って損はしません、ひさびさに素晴らしい戦争映画を手に入れたので私は気分がルンルンです。 

・「冬に観て、後悔しました
「みてるだけ」で体のシンまで冷えます・・・ひたすらズッシリ重たいけど、よくできた映画です。

スターリングラード [DVD] (詳細)

父親たちの星条旗 [DVD]

・「アメリカ映画史上最大の問題作(かもしれない)
一昨年の話題作が早くも廉価版で登場。 これは私も早速買いです。 実は私、アメリカにもう長いこと暮らしているのですが、この映画についてアメリカ人たちが語っているのをほとんど見たことがありません。 なぜか“硫黄島”の方は絶賛しているのに−。 スピルバーグ+イーストウッドという二大巨匠の作品で、アメリカ以外の国の映画ファンにとってはアメリカの良心を代弁するような作品に見えながら、当のアメリカ人達から完全に無視されているという点で、これはもしかしたらアメリカ映画史上最大の問題作かもしれません。

英雄なんかいないんだ。 みんな普通の人間だっただけだ−。 これは(特に今現在戦争中の)アメリカにおいてはタブー思想なのかもしれません。 若い無名の監督がこんな映画を撮ろうとして、協力してくれるプロデューサーがいるかどうか。 スピルバーグやイーストウッドほどのキャリアと実績がなければ無理なのでしょう。 そしてこれは過去何十回も“汚れた英雄”を演じ続けてきたイーストウッドだからこそ描けた作品なのでは? もしも、もしも未見の方が居られたら今こそ必見です。この作品をアメリカの劇場で初めて観て帰ってきてからテレビをつけた時、“イラク戦争の英雄帰還!”というニュースのヘッドラインを見て苦笑してしまったことを今でも覚えています。

・「本当の戦争の悲劇は戦場だけでは終わらない
 何故、姉妹作の「硫黄島からの手紙」が絶賛されて、こちらの「父親たちの星条旗」の評価がいまひとつなのか私には理解不能である。作品としてはこちらの方が圧倒的に素晴らしい。 確かに、グロテスクな描写が多いこと、「〜からの手紙」のような直線的構成でないためストーリーがやや理解しにくいこと、などの小さな欠点はある。 しかし、戦争の真の英雄とは誰なのかというテーマの掘り下げが素晴らしく、「〜からの手紙」の栗林中将の英雄像は、部下に対する理解があり、やたらに精神論を振りかざさないスマートさで、あっという間に壕を掘り終えてしまうような、理想的すぎるのに対して、星条旗の英雄たちは、本当は写真に写っていない者、名声を利用しようとする者、さらには悲劇的な末路のインディアンの兵士などの話の方がリアリティがあった。 戦争にまつわる軍上層部や政治家の腹黒さや、宣伝のためには嘘をついてでもという姿勢によって、結局は下級兵士の人生が翻弄されていくのは、現在でも同じである。正義の戦争、原爆が正しい選択だった、といった主張の米国のタカ派、保守派の人たちにとっては最も見たくないテーマの映画であろう。 そのために不当に評価が低くなっており、アカデミー賞でもこちらの作品は無視され、何故か駄作の「硫黄島からの手紙」が作品賞候補だった。 恐らくは製作中からヒットしないであろうことは十分に予想できたであろうが、アカデミー賞受賞の「ミリオン・ダラー・ベイビー」の次回作にこのような(安全策でない)題材を選ぶイースウッドの勇気と信念に拍手。

・「「硫黄島」2部作は是非両方観て下さい。
もし貴方が本作は英雄に仕立て上げられた兵士たちが国債集めに利用される苦悩を主に描いた物語で、戦場のシーンは米軍圧勝の場面が少しだけだと思っているなら、その先入観は是非捨てて欲しい。米国本土で国債集めの巡業をしている時も、「英雄」たちには不断にフラッシュバックで戦闘シーンが回想されるが、それは「硫黄島からの手紙」の日本軍の戦いのように凄惨なもので、米軍もまた極限状態において、友を思い、友とともに祖国に帰るために必死に戦ったのだということがよく描かれている。「英雄」とされた3人の兵士が茶番劇に出演させられる場面は腹立たしくなるが、彼らは巡業中も真の英雄は戦場で倒れた者だと語り、死んだ戦友の名を叫び、その母をひしと抱き涙を流し、あるいはその家族に会いに行くためにヒッチハイクをする場面は心を揺さぶられる。戦争に善悪はない、両軍ともに兵士は友と家族を思って戦い、戦場に倒れた。その人間同士が殺しあう理不尽をうやむやにするために英雄は作られるのであり、英雄の名を冠せられることなく戦場に散った兵士たちにこそ敬意が払わなければならないという監督のメッセージは「硫黄島からの手紙」と同様に、いや戦場を知らない者の画策との対比が鮮明に描かれている分、濃厚に伝わる。戦場、国債集め、そして現代アメリカと時間を自在に行き来し、実際の兵士たちの写真を映して静かに終わるエンド・クレジットに至るまで、さすが巨匠監督の映画作りは見事。監督のメッセージをしっかり受け取るため、感動的な「硫黄島」2部作は是非両方観て下さい。

なお、ボブ・ディランの「ディラン」という73年発売の作品にも収録された、「バラッド・オブ・アイラ・ヘイズ」という曲は本作の主人公の一人を歌ったものです。チャンスがあれば是非聴いて下さい。本作を要約したかのような歌詞は胸に響くでしょう。

・「ふたつの星条旗
摺鉢山に立った星条旗がふたつという話もようやく分かった。

ワシントンの硫黄島をモチーフにしたマリーンのモニュメントのヴェトナムメモリアルはもとより、合衆国の戦勝記念碑の中で最大ではないだろうか?あまりに巨大なので、このモニュメントだけはじっくり見る気になれなかった。それくらいこの勝利は米国にとって大きかったのだろう。

いままで見聞きしてきたものとは違う太平洋戦争の姿があった。

・「双方
日本からの視点、アメリカからの視点で描かれていた「硫黄島」日本人は、「父親たちの星条旗」をアメリカ人は「硫黄島からの手紙」を見てほしいですね。そのために二つの視点で描いたのだと思います。一方的な映画にしなかったのも、すばらしいことと言えます

父親たちの星条旗 [DVD] (詳細)

戰艦大和 [DVD]

・「時代を感じる作品です
戦後間もなく作られただけあって、モノクロだからこそうまくカバー出来ているところがやはりあります。テンポもちがいますし。ただ登場人物がいかにも昭和の男の顔を感じれるところが好感を持てます。なんせ役者さんも全員が戦争経験者であろうと思われますしね。ま、なんと言っても指導に大和副長能村次郎大佐が参加しているところです。まさに時代を感じる一作です。ただ最近のアクションやCGに慣れてしまっている自分に気づいてしまいます。

戰艦大和 [DVD] (詳細)

大日本帝国 [DVD]

・「考えさせられました。
太平洋戦争を官民の立場から描いた、巨編。当時の政府の迷いと、戦地に赴く人々の心情が色々な人からの視点で描かれています。

・「いつの時代も・・・
太平洋戦争に限らない。戦争は我々庶民の生活を踏みつけ、悲劇へと変えていく。太平洋戦争を題材として選んでいるこの作品にも、反戦争への痛烈なメッセージが込められている。篠田三郎演じる青年将校などが好例かと思う。しかし、どんな逆境にも人は決してくじけはしない。その強さがある。ラストシーンはその象徴ではないだろうか。

・「「開戦から終戦までのいろいろな出来事」が映画で見れます
長引く日中戦争その他理由により太平洋戦争(大東亜戦争)に突入する大日本帝国。「開戦までの対米交渉」の様子や「開戦から終戦までのいろいろな出来事」が映画で分かりやすく見れます。この映画を見れば日本が戦った相手がいかに巨大であったかが分かります。前半、長期戦に備えて南方地域の広範囲占領に成功した日本軍でしたが・・(-_-)zzz

・「まさに『大日本帝国!』
作品としては、史実を追ってるだけ、とか、いろいろ入れすぎとか、景色などがちゃっちいとか、あまり評判が良くないようですが、私はこういう作品は好きです。確かに見方によっては焦点が定まってないとも言えるが、サイパンでの一般市民をも巻き込んだ玉砕、腹切り、関根恵子にみる当時の女のたくましさ。そこかしこにあふれ出る”天皇陛下万歳!”どこをとってもまさに『大日本帝国』だ。これ以上に監督の言いたかったことはあるだろうか。ラストは将来への希望が見え、心癒されました。

・「いい作品ですが
二百三高地のヒットにより作られた作品。主題歌も良かったですが真珠湾攻撃のシーンがトラ・トラ・トラの映像を使ってるとこと戦車がこの当時に無かった戦車だとゆうとこが不満でしたね。

大日本帝国 [DVD] (詳細)

零戦燃ゆ [DVD]

・「絶望的な戦いに挑む!
横須賀海兵隊に入団した二人の若者の活躍と壮絶な結末を描く、1984年製作・『舛田利雄監督』の傑作航空戦争映画。【海兵隊に入団した二人は日本の代表的戦闘機「零式艦上戦闘機」の雄姿を見て、操縦士と整備兵に志願する。日米開戦後、フィリピンのクラークフィールド基地攻撃からミッドウェー海空戦を経て、絶望的な戦いに挑むが・・・・・・。】零戦の設計者「堀越ニ郎氏」など、零戦を巡る人々のさまざまなエピソードを組み込んだ物語。特撮ながら登場機(:模型)も多彩です。石原裕次郎の哀愁のある歌声をバックに、飛行場で燃やされる「零戦」のラスト・シーンに感動!

・「若者に視点を当ててる所が良かった
古い作品ですが凄く面白いです。戦闘機の内部や照準器・機銃の音など、映像を通じて実際に自分が乗っているような気分に浸れ心地良い。(舛田監督はカメラワークの指示が実に上手)基地での検査や体操のシーンなど細かい部分まで徹底的に表現されてるせいか当時の雰囲気がこちらまで伝わって来る様でした。この辺りは脚本を描かれた方の細やかな神経が良く現れているなと感じました。戦争映画は過去にいくつもし視聴しましたが、大半が上官や古参ばかりに視点を当ててるのに対し、この作品は若者に視点を当ててるせいか青春映画と言うイメージが強いですね。そこが爽やかで良かったと思うのですが。一番衝撃を受けたのは堤大二郎氏(彼は当にハマリ役!)演じる浜田の機体が攻撃をモロに喰らい火だるまになるシーン・・・迫力がありました。そしてこの映画の為に造られたオールジュラルミンのゼロ戦。昔の古い映像が使い回しされてる場面が残念だったので星を1個下げましたが作品的には星5つ付けたい面白さです。邦画の戦争映画では一番好きです。

・「『零戦』とは・・・
零戦(ゼロ戦)とは、紀元2600年のゼロにちなんで名付けられた名前。この映画のテレビCMには早見優の「このままじゃいけない!」がつかわれていました。しかし映画の中でのこのシーンは特に目立つ場面ではありません。見所は友情出演の加山雄三がゼロ戦の試験飛行をかってでて、太平洋上を急降下。まるで海に吸い込まれそうになって・・。ここがクライマックス。結構見応えあります。『二百三高地』ほどのスケールの大きさはないものの、昭和の“お国”や“軍”に身を捧げる姿は哀しくも美しく描かれています。一度ごらんあれ。

・「一見の価値有りと思います(特撮も上デキ)
時代考証に若干甘い部分もあるが,当時の撮影技術としては秀逸です。太平洋戦争時代の帝国軍人,技術者,一般国民の姿がきちんと描かれており感銘を受けます。近代の軍事物としては二百三高地,連合艦隊と合わせて一見の価値有りです。ちなみに零戦は正しくは"れいせん"と読みます。

・「奉仕の精神には泣けてしまう
80歳の母が最後まで見続けた。堤大二郎や橋爪淳、早見優が主演した青春映画ともいえる。戦争の主体は若い兵士たちなのだから。そして80歳の母と同世代なのだ。甦る青春である。けれど本当の主役はゼロ戦である。脚本や演出でなんとか客の入る映画に仕立てようとしても覆い隠せないほどゼロ戦が存在を主張している。ゼロ戦は日本誇りとして、世界最高性能の軍機。これでアメリカに撃って出るのだ。アメリカ機はこのゼロ戦に勝てない。なぜなら、製作思想の違いがあったからだ。人間の命を大切にするために、ぶ厚い鉄板を用いていてために動きが鈍くなっていたのだ。それに引き換え、ゼロ戦の鉄板は紙のように薄い。操縦士の命はいくらでもとって変えようというものだった。これでは性能が良い悪いの比較はできない。しかもゼロ戦が大空の主役だった時期はすぐに終わり、人間を守りながらも高性能な戦闘機がアメリカで開発された。といっても馬力が強いだけの飛行機だが。人の命をなんとも思わない非情の戦闘機だが、ゼロ戦には責任はない。あるのは人間と運命を共にしようという悲しさがあるだけだ。悲しくも崇高だったのは、友人の命を救うべく、彼女の前からわが身を引き合う友情である。女を馬鹿にしているようにも見えるかもしれないが、俺が、おれがと彼女を得るために画策したり女々しくなったりがないのは、とても清々しい。女も馬鹿には描かれていない。その友情をよく見極め、女もまた我が身を捧げようとする。「奉仕の精神」評判のよくない精神だが、他者のために我が身を無にすること、これにはやはり泣けてしまう。

零戦燃ゆ [DVD] (詳細)
ページ上部へ▲


シンプル・アマゾン通販:-CD-DVD-ゲーム-おもちゃ-ホビー-PC&電子機器-PCソフト-家電&雑貨-アパレル&シューズ-ジュエリー-時計&バッグ-スポーツ&アウトドア-コスメ-ヘルス&ビューティ-ベビー&マタニティ-食品&飲料-アダルト | モバイル版(ケータイ)

QRコードケータイからは、シンプル・アマゾン通販(モバイル版)をご覧下さい。

シンプル・アマゾン通販は、安心・安全のネットショッピングAmazon.co.jpの商品を紹介しています。

簡単アフィリエイト:あなたのAmazonアソシエイトIDをアドレスの最後に付けるだけで簡単キャッシュバック!(例:2sas.net/?yourid-22)一度IDを付ければ、シンプル・アマゾン通販内の全商品が紹介料の対象になります。アソシエイトIDはこちらから登録可。


©2010 2sas.net.