「焚書は最大の野蛮」「ツボに入れば」「決して本>人間なんかじゃありません」「ハマりました!」「女性には星5つ、男性には星4つ」
「そう来たか…」「続きが楽しみ」「まさに『内』乱。」「だからあなたにあこがれる」「やっぱりいいですね」
「自由を守れ」「預けられる背中」「ハハハ、やっぱり良いなぁ」「テンション…甘めでやっぱり高め。」「王子様とお姫様」
「走りっぱなしな奴ら」「好きな本を読める幸せ」「ノンストップ!アクション映画みたい!」「砂糖吐けそう…(笑)」「身近にある恐怖」
別冊 図書館戦争〈1〉 (詳細)
有川 浩(著)
「Dolce Vita」「※激甘警報!」「すいません、なめてました・・・」「発売1ヵ月後に本屋に行って……」「やっぱり、図書館戦争だね★」
別冊 図書館戦争〈2〉 (詳細)
有川 浩(著)
「幸せになれる本♪」「柴崎がーーーーーーっ!!!!!」「柴崎麻子の結末」「トラウマ警報発令」「疲れを吹き飛ばしてくれる話」
「ただの単行本化ではない」「あとがきから読むことをお勧めします。」「挿絵がない?」「装いも新たに、改めて」「一番好きな作品です。」
空の中 (角川文庫) (詳細)
有川 浩(著)
「懐かしい風」「「空の中」+「仁淀の神様」 本当にいい話」「この本は面白い、ホントに」「書き下ろし必読です。」「何回読み返しても、泣けてしまいます」
「そういう国で生きている」「登場人物の心理描写が秀逸です」「ドキドキ、ハラハラを味わう事の出来る作品でした!」「まさしくエンターテイメントです」「とても素晴らしい作品です。」
「より楽しむには『海の底』『空の中』は先に読んで♪」「いい年した大人が活字でベタ甘ラブロマ好きで何が悪い!」「胸キュン自衛隊ラブストーリー」「甘いです」「はい。満足しました<(__)>」
「ベタ甘に浸れます」「べた甘全開です!」「ベタ甘+命がけ=自衛隊恋愛!」「自衛官の人間像に迫る?」「誰もが恋をする。」
「想いはあなたに届くだろうか」「青春菌晒しあえるシアワセ。。」「満足」「あなたがそこにいてもボクは気づけない」「自分もこうなれたら…」
「ほんのひととき交わる人生」「ほんわか人生物語」「電車は「人」を乗せて走っているんだよ。」「書きたいものを書く潔さ」「ジモティですが」
あしながおじさん (福音館文庫) (詳細)
ジーン ウェブスター(著), Jean Webster(原著), 坪井 郁美(翻訳)
「ユーモアあふれる書簡集」「あしながおじさんを読むならこの本で」「ハッピーエンド」
「雑多な豊かさ」「ステキな物語」「傑作!」「この本を手に取るのも何かの御縁」「とても楽しい」
「すばらしい本です。」「心温まる8つの短編」「主人公がザリガニ!?」「心温まる!何度でも読み返したい!」「大人だけじゃもったいない!」
文学・評論>ミステリー・サスペンス・ハードボイルド>日本の著者>あ行の著者>その他
文学・評論>SF・ホラー・ファンタジー>日本の著者>あ行の著者>その他
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・「焚書は最大の野蛮」
図書館の自由。司書の勉強をしたとき、公共図書館をめぐる社会運動の歴史を背景に持つこの文言に感銘を受けた。実在する「図書館の自由に関する宣言」がそのまま目次になっているところに惹きつけられて即座に購入。設定や仕掛けの見事さに脱帽。
物語は、スピーディでコミカルで、一応ラブが中軸で、一気に読みたくなる上質のエンターテイメント。ライトノベルっぽいけれども、知る権利や言論の自由について、自由という権利と責任という義務について、正義と正義を振りかざす暴力について、テーマは充分に大人向けで、楽しいだけで終わらない。
無抵抗では自由を守ることができなくなったとき、どうすることができるのか。本を焼く国はいずれ人を焼くのだ。そんなイヤな世の中になったらイヤだなあ。ほんとにイヤだ。図書館司書の勉強をした人はもちろん、図書館を愛する人たち、読書が大好きな人たちにオススメ。日々、戦っているライブラリアンに敬意と感謝をこめて。
・「ツボに入れば」
今更ながらハマりました。
出たころは、ハードカバーであの表紙、タイトル、にそうは惹かれなかったのですが。ベタな、甘い系のライトノベルだとは思えないじゃありませんか。あの装丁は。でもそういうのが好きな人には最適だと思います。
軍隊モノっぽかったり、少し小難しい箇所(そしてその部分は他のレビュアーさん達がおっしゃるように穴だらけですが)もありますが、軽く恋愛ものとして楽しめました。
ありえない設定、というのは前提です。こんな世の中になってもらっても困りますし。
だけど、この内容でハードカバー、あのお値段というのはいかがなものか、とは思いますが。結構学生さんには辛いのでは。やはり図書館で借りろと?
・「決して本>人間なんかじゃありません」
本>人間という考え方が理解できないと批判する方がいらっしゃいますがそんな事はありません。そもそも最初に武力行使をしてきたのはメディア良化委員会側です。図書館員は無抵抗だった為に人間にも本にも甚大な被害が出ました。警察もメディア良化委員会側の味方なのでいくら通報しても助けになんて来てくれません。それで仕方なく武装する事になったのです。シリーズが進むにつれてこれで正しかったのかと苦悩する場面もありますし、最終的には一応の決着も着きます。
国民が危機感を抱いていない事ですが、国の法律に飼い慣らされているからです。全ての国民が本などを読む訳ではありませんからメディア良化法の異常さを理解していません。メディアが積極的に報道しなかったのも一因です。完全に対岸の火事状態で本などが高くなったなぐらいの認識でしかありません。もちろん図書館で検閲にあったら怖いなとは思っていますが、 日常的にあるものではありませんし、図書館外での戦闘は禁止されていますから図書館に近づかなければ被害はありません。これこそ現代に起こりうる大問題で、無関心さがいかに恐ろしいかがよくわかります。
活字の本の規制が特に厳しいのは規制しやすいからです。文字データを取り込んで規制ワードを検索するだけですからね。田舎の書店にまで検閲しに行くのは出版前から規制できないからです。一応出版自体は規制していないので表現の自由は守られているというメディア良化委員会側の苦しい理屈です。出版後に検閲で没収されるのでどうしても値段が高くなるみたいです。収入がないと出版社が潰れてしまいますからね。
この事が引っかかって読まないのは凄くもったいないですよ。
追記郁、篤さん呼びの何が悪いのでしょうか?上司と部下で年の差カップルですよ?常識では?頭ポンポンも年上彼氏物では定番ですよね。
・「ハマりました!」
本のタイトルとイラストを書店で眺めながら、気になりつつも「ちょっと胡散臭いなぁ・・・B級だったらがっかりだよなぁ」と思ってたんですが、意を決してついに購入!読んでみたら・・・なんだこりゃあ?!有り得ない!有り得ないけど、面白い!!がっかりどころか、一気にハマってしまいました(笑)おそらく、多くの人が持っているであろう図書館のイメージとは程遠いスーパー図書館が舞台です。話の内容は分かりやすく、少々先が読めたりもしますが、なんというか、引き込まれるパワーがありますね。主人公の真っ直ぐさとか、正義の味方とか、痒い箇所はてんこもりなんですが、そこがなんとも言えず大好きです(笑)私の一押しはやっぱり「鬼教官」こと堂上二等図書正ですね!!あんな教官の下でなら、私も働いてみたいなぁ♪シリーズ第二弾も出ているみたいだし、続きが楽しみです!!
・「女性には星5つ、男性には星4つ」
図書館員が戦うなんて、現代では普通考えないでしょう!焚書の時代ではないのに。(焚書の時代は戦うとかの問題じゃないか...)一緒になって戦いたくなります。文章もさくさく読める。ただ、セリフが甘いです。激甘です。女性にはいいけど、男性によってはちょっとかゆくなるかもしれません。
・「そう来たか…」
それぞれが短編のように独立した話かと思いきや、だ。どれもこれも全てが最終章へと続いていた。これがここに、これは、ここぉ?!みたいな。
今回の新キャラ達はなかなか立ってますね。個人的には悪役?であるはずの手塚兄が好きでした。悪役だけど、惹かれてしまう。そんな良い味出してる悪役はひさしぶりに見ました。まぁ、一概には悪役なんて言えないんだけども。。。人によって信念は違いますから。
というか、最後、本当に最後の方は、あれれ〜残りページ少ないのに、これからどうやって展開するんかいな。と思いきや、続く…と来たよ。一番いいところで切るってどうゆうこと〜?と半狂乱に。
前の巻から二巻はほぼ半年。あ〜あと半年待つんかいなぁ。。。と逆算して苦しい日々を送っています。
にしても、二巻じゃ堂上教官、郁の頭さわりすぎちゃう?郁の言葉借りれば、セクハラセクハラ!!ま、いいやぁ。面白いから。この本を読んでる時は、なんとなく自分が小牧教官のような気分で読んでしまう…。特に堂上と郁しかいないときのシーンは。笑
・「続きが楽しみ」
前作に続き、個性が強くて魅力的な登場人物に、ポンポンと歯切れのよい会話と物語の展開で、あっという間に読みきってしまいます。今回は主要キャラの内面、過去も語られていて前作よりもキャラに深みが増した感じで、ちょっと嬉しくなりました。面白いので人前では読めません。にやにや笑っちゃいます、私は。ただ、この1冊だけで物語が楽しめるのかと言うと、やっぱり前作がなければ成り立たないと思われるので、前作を未読の方には是非、前作読了後にこちらを手にとっていただきたいと思います。これからシリーズとして続くということなので、今後の展開がとても楽しみです。シリーズであることで更に面白くなることを期待します。まだまだ、この魅力的な作品を読むことが出来、彼ら図書隊員の成長と活躍を本で読めるということはとても嬉しいことです。この本を娯楽作品として自分の手にとれる今の社会は、きっと平和なのでしょう。
・「まさに『内』乱。」
前作『戦争』よりも肉体的なドンパチは少ないです。その代わりキャラたちの内面や部隊内部での人間関係の掘り下げがメインとなっております。精神的にイタイ箇所もありますが、そこは図書隊。笑わせてくれることを忘れません(笑)
シリーズ化ということで、次回作も楽しみです。早く読みたい!だってこんな終わり方されたら…ね?
・「だからあなたにあこがれる」
前回よりはバトルシーンが減っているけれど、物語的にはパワーアップ。物語の自然な連続性もバッチリ。肉親との確執、秘めたる恋心。前回は郁と堂上が物語の軸だったけれど、今回は他の面々も主役。 図書館のあり方について真剣に考え、それぞれの人生を織り成していく人々がとても魅力的だ。柴崎の葛藤、小牧と毬江の微妙な関係、手塚と兄の確執…。これだけ色々ストーリーを盛り込むと発散しそうになると思うのに、それぞれが絡み合いながら、柴崎を軸にして収束していくところがにくい。 実は読みながら、各所で出てくる豆知識風の発言に一人ニンマリしていた。どこかで聞いたような話だなと思ったら、やはり巻末に参考文献として一冊の本が載っていた。自分が読んだ本が元ネタとして使われていると、何か嬉しい。 物語は手塚兄の爆弾発言で終了。あまりに露骨な引きに、続編が楽しみでしょうがない。…とりあえず、出版される作中小説でもよも。
・「やっぱりいいですね」
個性的なキャラに、グイグイいく展開、絡み合う各々の話もきちんとまとまっています。そして偶然が重なって実際に問題となっている<実名報道された新聞などの取り扱い>についても面白い。この著者の作品はどれも高いレベルでまとまっているので読んだことがない、という人は是非とも手にとって貰いたい本です。
・「自由を守れ」
冒頭から、郁と一緒に涙を流したり、身悶えたり、憤ったり、小牧と一緒に上戸のツボを押されて笑ったり、身悶えたり、ときめいたり、心配したり、身悶えたり。読むほうも非常に忙しい。表情を変えずにいられるものか。
図書隊を完全無欠な正義の味方にしてしまわない作者に好感を持つ。現実的で社会的な問題をきっちりと織り交ぜて進む物語は軽くない。「お話」の正義の味方だったら、正義の権威は揺るぎがなくて、構成員は老病死苦には無縁で変わりがなくて、善悪の二元論は単純で混じりがなくて、きっぱり勧善懲悪してみせるだろうに。郁は迷うし、驚くし、おののくし、自分が被るものを知った。図書隊の心身は傷つくことを知っている。清潔で綺麗な手を持つ神の代理人ではないことを、深く強く思い知っている。暴力へのためらいが貴く、いとおしく、好ましい。郁もほかの登場人物も、本当によくがんばっている。何度でも、頭を撫でてもらって、叩いてもらってほしい。
次で最終巻とのこと。楽しみではあるが、寂しい。絵空事でいい。最後まで惹きつける、できれば幸せな結末が待っていますように。
・「預けられる背中」
『でもあたしの上官はきっとそう言って怒るの。迂闊だって。そんで、あたしはあたしをそう叱る上官を尊敬してるの』
この言葉が象徴するように、郁が大きく成長する姿が書かれた本作。堂上と郁の信頼の出来る部下、信頼の出来る上官という関係がより深まっていく。やや公私混同気味なのはご愛嬌だが。
しかし、一番泣けたのは郁の両親との会話だ。年取ったせいで涙脆くなったという気もするが。
それにしても、カバー絵は相変わらず面白い。読む前に見たらさっぱり分からないくせに、読み終わってから見ると、いちいち分かってしまうのだ。それも、わざわざ、あのくだりを取り上げるか!という感じで。これは、読んだ人共通のお楽しみだ。
・「ハハハ、やっぱり良いなぁ」
最初のほう、笑いっぱなしでした!さすがは図書館特殊部隊+他のメンバーたちも!面白さは健在です★☆。いや、健在なだけではなく進歩してますよー!
まずは恋愛面。郁&堂上教官。なんか親密さアップしてませんか?距離(心も体も)近づいてます。郁は堂上教官への想いを自覚しましたしね。あの郁が嫉妬とか!後は堂上教官が折れるだけです。さっさと折れちゃえよー。
柴崎&手塚。ハハッ、手塚かわいい!結構、しりに引かれるタイプなんでしょうか。柴崎は強いですからね。そして女タヌキ。手塚の前だけで弱いトコ見せてるって、手塚は気づいてるのかなぁ?こっちは、お互い気づけよ!ですね。
小牧教官&毬江ちゃん。「内乱」のときからくっついてましたが、さらに親密になってます。というか、毬江ちゃん不幸にばっかあってるよな……。そこですかさず助けるのが小牧教官です。お幸せに……としか言いようが無いなフン!(うらやましいだけです)
玄田隊長&折口。大人です。大人すぎて、逆に素直になれてないって言うか……。つーかあんたら還暦まで待つつもりか!お互い分かってるのに。さっさと素直になれっ!
もうひとつは成長面。郁は、まだまだ泣く回数も堂上教官に助けられることも多いですが、確実に成長しています。親との喧嘩も、嫌がらせへの対応も。すごいなって、素直に言いたい。手塚は……なんか最初のころよりボケてますが。(笑柴崎も、弱さを見せるようになってきましたね。
後、一巻で終わるとのこと。本当に残念です。こんなに楽しいシリーズ無いのに……。後一巻、たっぷり楽しみたいと思います。図書館最高です☆★
・「テンション…甘めでやっぱり高め。」
1、2が「起」、「承」ときて今作では色々な面で「転」じております。
「メディア良化法」という言葉に置き換えられた「検閲」。この作品の根幹にあるものは、実は重い。ただのエンターテイメント小説に終わらないところも魅力のひとつ。
どんなものでも、シリーズの良いところは登場人物たちの成長にあるのだと思います。その変化を好めばシリーズのファンになるのだろうし、違和感を感じてしまえば離れていってしまうのでしょう。このシリーズに関していえば、みんな良い具合に変化してると私は思います。
次巻で最終巻とのことで、どんな「結」が待っているのか楽しみです。
・「王子様とお姫様」
3冊目となるこの本ですが、もう目次からドキッとさせられました。だって「王子様卒業」ですよ!?「稲嶺勇退」ですよ!?「ええーっ!」と思わず叫びだしたくなりませんか?でもご安心を。今から読む人のために詳しくは述べませんが、そんなに悲しい事はおきない展開でした・・・というかあまーい砂糖菓子みたいな・・・もっとやって!と私なんかはもう中毒になっているのでしたが・・・王子様とお姫様の仲もちまちまと進んでおられるようでした。はい。もうすぐ発売予定の4巻で、ぜひ「とっても分かりやすいベタなハッピーエンド」になりますようにと心から願っております。
王子様と言えば小牧さんはもう鞠江ちゃんの王子様でしょ、玄田さんは折口さんと大臣+女官長って感じでしょ、あとは手塚くんですよね。がんばれ手塚くん!と思います。郁ちゃんとは又別の意味で真っ直ぐな彼。お姫様に付き合おうとか言って王子様を困惑させた事は今もって私的には許しきれることではありませんが、それでも彼の幸せを願うものであります。
さて今回は痴漢とか美術の自由とか家族とか女の世界とか、がテーマだったのですが、さすが上手いなあとうならされました。男女差別とか言われるかもしれないんですが一人ひとりの登場人物が「ちゃんと生きている」のは女性作家に多いような気がします。ちゃんと生きています。脇役の子までちゃんと。ゆったりとのっかって楽しめるお話でした。どこかが不自然だとすうっと冷めてしまいません?それが無いので有川さんって好き!と思いました。あと今回は特に「女の子の問題」がようく取り上げられていた作品だったのでぜひ男の人にこそ読んでもらいたいなあと思われました。「減る訳じゃないしいいじゃん」というのは男の理屈。女の子は受け止める性。減らないけれど増えるんです。嬉しい事も悲しいこともね。4巻はどんなお話で責めてくるのでしょうか。今から楽しみにしています。
・「走りっぱなしな奴ら」
一冊を通して、休みなく読みました。なんといっても郁は止まりませんね。暴走して走り続けてます。
原子力発電所が襲撃を受けたことがきっかけに、その事件に類似した小説『原発危機』の著者である当麻蔵人は良化委員会に狙われます。そこで図書隊が保護することに。そしてその事件は図書隊すべてを揺るがすほどの大きなものになっていく――。
基本的なラブコメはもちろん健在です!郁と堂上教官がもはやバカップルにしか見えませんでした(笑)そして柴崎、手塚にも進展アリ!!なんかキスシーンが多い?とか思いながらにやにやと読んでました。
全四巻ということなので図書館シリーズもこれで終わってしまいます。正直すごく残念です。エピローグまでの郁と堂上の話とか、手塚と柴崎とか、毬江ちゃんと小牧の話とか!!まだまだ書いて欲しいというのが本音です。アニメ化も決まったようですし、もう少し書いてくれたりしませんかねぇ。
とにかくシリーズ通して最高のラブコメでした。大好きです。
・「好きな本を読める幸せ」
読み始めたら止まらない。待ち焦がれていた続編。大好きなシリーズの最終巻。その上、息を尽きせぬ展開だ。冒頭から大きな事件が起こり、それが図書隊にどう絡むのだろう?と思ったときには、物語に引き込まれている。緊迫する事態は、いつものように実際に起きてもおかしくないような問題提起だ。それでも、『図書館革命』の一気読みは難しかった。恥ずかしくなって、目が止まる。手が止まる。思わず、本から顔をあげて、ふーっと息を吐き出してみたり。郁以上にじたばたじたばたともだえてしまった。郁に限らず、ラブ面でも暴走気味。この二人もあの二人も、それぞれのその後まで。決してあきらめずに最後まで走りぬけ。表現の自由という、読書に興味がない人にも一緒に考えてもらいたいテーマを、作者はシリーズを一貫して堂々と描いている。好きな本を読める幸せが読者にあるように、好きに本を書ける幸せも作者にあるといいなあ。
・「ノンストップ!アクション映画みたい!」
この本、10日発売!と思って買いに行ったら最後の一冊でした。本屋さんいわく「発売日の数日前に入ってくるものなんですよ」・・・そうだったんですか!?でもあって良かったです。
さて感想ですが。郁が主役と言うのは分かってはいたものの「ここまでかっこいいとこ全部持っていくのか郁!」と思ってしまいました。もう本当にかっこいい!としか良いようのないありさま。かといって可愛い所は思いきり可愛くて。もう、どうしてくれようこいつ・・・{お砂糖の上で身もだえ・・・}
可愛いと言えば手塚くんもずいぶんと可愛らしくなって。幸せになってほしいものですがどうなるんでしょうか。あ、そういえば彼もまた「うばわれた」者ですね。**教官みたいに目撃者多数という事ではなかったのは良かった事でしたが。何事も正々堂々と!というのもすがすがしくて良いですが、こと恋に関してはちょっとは秘めて進めた方が粋なんじゃないかなーと・・・と、郁には言っても無理なんだろうなあ{笑}なにはともあれお幸せに、です。
お話は怒涛のように進みます←郁を止める人がいなかったからであろう。分厚い本の一冊丸ごとが一個のお話です{なのでトイレ休憩を入れるのにえい!行くぞー!と自分で止める所を決めなくてはいけないです}原子力発電所に突っ込んだヘリ。それと酷似した本を出した作家が自由を奪われる。その作家をかくまう図書隊。手塚彗と柴崎のやりとり{彼も彼なりに大変だったんですねあたりまえだけど}・・・最後までスリルとサスペンス!でも怖いだけじゃなくてちゃんと笑えるところや身もだえして赤面してしまうような所も用意してあって。読みながらついていくこちらは心拍数が激しくアップダウンして、まあなんて忙しいこと!{笑}この本はやはり前に出ている3冊を読んでから読むことをお勧めいたします。2倍も3倍も笑えますよ。笑えるだけでなく「考える」事ももっと出来るとおもうし・・・
「考える」ということ。歴史から鑑みるととくにモンゴロイドに「誰か一人を祭り上げてその一人に従い考える事をやめてしまう」という集団が形成されると言う事例が多いようです。気をつけなくてはいけませんね。アンテナをぴんと張っていよう、いつも「自分はどう思うか?」と考える事をやめないでおこう、少なくとも私は。そう、思いました。お勧めの本です
・「砂糖吐けそう…(笑)」
最終巻はまるまる、ひとつのお話です。でも緊迫感あり、成長あり、ラブラブありでぶっちぎり。これまでの良いところを失わず、良い意味で予想通り。良い終わり方したなぁ、と思います。これまでの3作が好きな方はがっつり読んでほしいです。
メディア良化法の行く末は?図書隊の未来は?未来企画の動向は?そしてあの二人の関係は?
その答えはこの中に!
・「身近にある恐怖」
コメディータッチのミリタリー物(ただし恋愛を含む)。表面的にはこの様に表現される作品なのに、今回もサラッと重い話題を扱ってくれました。カウンターテロと個人の自由、一体どちらが優先されるべきか。本来は同じ次元で語られる性質の問題ではないけれど、現実の世界でも政治やマスコミにおける議論の俎上に乗せられる問題でもあります。 突然発生する原発テロ。そのテキストにされたと目される、1冊の本。この本の作者に自由な表現活動を許しておいて良いのか。再び著作がテロリストのテキストに使われるのではないか。漠然とした恐怖に脅える世論は、著者に対する表現の自由の制限を黙認しようとしてしまいます。ここで登場するのが我らが図書隊。図書館の自由法を楯に、著者の表現の自由を守ろうとするわけですが… しかしこの話題。軽く扱っているように見せていますが、本当に重い。カウンターテロや環境保護といった、誰もが逆らうことができないお題目をかざして人々を思考停止に追い込んでしまい、本来は必要のない制限までも加えてしまうという手法は本当に行われていることだから、面白いストーリーなのに、スッと背筋が寒くなる瞬間があります。 無関心ほど最悪の結果を招くものはないし、正義という名の凶器ほど破壊力の大きなものはないということですね。
最終巻だけあって、色々なものに決着がついていきます。あの人とあの人とか、はたまた、あの人とあの人が!という人間関係であったり、検閲のあり方であったり。でも一番かっこいいのは、やっぱり稲嶺顧問だと思います。この人が舞台の裏側でどんな動きをしていたのか、ちょっと知りたいなあ。
・「Dolce Vita」
当麻事件のその後、郁と篤さんの亀の歩みのような恋の進捗状況。着実に距離を縮めている小牧と毬江はいいとして。鈍感さでは郁といい勝負の手塚弟と意外に晩生な柴崎の行方は!?
ささいなことでも不安になるときはあるし、自信がなくなることもある。愛とは育てていくもの。郁がどんどん可愛くなる。爆笑させてもくれるけど、とっても可愛い。しかも、周囲の暖かく、あるいは、生暖かい見守る目も素晴らしい。堂上は女子にもてたい男子、必見。ツボの押え方、地雷の外し方の参考になること請け合い。ここまで至れり尽くせりな上出来な男性がいたら、うっかり恋をしたくなるかもね。
表現の自由の問題、差別の問題、障害に関する公共の配慮の問題などなど、メッセージ性はしっかりと貫かれている。が、とにかく、甘い。じれったくても甘いし、くっついても甘いし。転げまわってのた打ち回りたくなるほどのベタ甘ぶりが、いっそ潔くて、読者の私もシアワセになれました。
・「※激甘警報!」
本編図書館シリーズのスピンアウト、別冊シリーズ第一弾!かなり甘いので、そういうのが苦手な方にはオススメできません。
図書館の事件は本編ほど大きくなく、登場人物を軸にした日常的小さな問題が起きています。内容はもうベタ甘、激甘!これ一冊で砂糖の過剰摂取で糖尿病ですよ!!
別冊シリーズ一冊目はもちろん主人公組の郁と堂上教官をメインにした話です。郁と堂上が付き合い始めたところから二人のバカップルっぷりが見事に書かれてます!ところどころの柴崎、手塚の微妙な関係も見逃してはいけません!
ホントにごちそうさまです。
・「すいません、なめてました・・・」
劇甘警報出てましたが、対策として「レインツリーの国」読み返してるし、こちとら現実の新婚さんだい!かかってこーい!!ってんで、わくわくしながら読みました。
・・・すみません、ごめんなさい、なめてました。
リアル新婚さんも、付き合い始めのバカップルにはかないません。郁と堂上の、亀の歩みのような進捗具合が、「革命」の堂上転院すぐ後くらいから大体一年くらいにわたって、日常の事件とからんで描かれています。
誌幅はほぼ、キャラクターの人間模様(というか恋愛模様)に割かれていますが、合間には本編にもある「差別表現について」や「聴覚障害者の現実問題」や「言葉を狩る」ということについても考えさせられるエピソードがあります。劇甘! でも やや塩入。 塩キャラメルみたいな一冊ですね。
・「発売1ヵ月後に本屋に行って……」
図書館戦争は第一作からよく読んでいました。昨年の11月に本編が終了して、結構悲しかったんですけど、先月の10日になんと別冊が発売してるではないですか!発売当初はいろいろあって、書店で買いに行けなかったんですけど、GW明けに近くの書店に行ってみるとちゃんとあったので早速購入しました。
一言感想はやはり皆さんと同じで激甘です!思わず読んでる途中に笑みが止まらなくなってしまいました。ホントこれはニヤニヤが止まらない本です。
良化特務機関があまり絡まない、図書館の日常や小さい事件というのもよく書かれていますし、本当に郁ちゃんは成長したなぁ、と改めて思えます。
帯にもあるように甘い話が苦手な方には少し辛い話かもしれませんが、個人的にはラブコメ前面に出してる作者の潔さというのがとても好きになりました。
・「やっぱり、図書館戦争だね★」
この別冊図書館戦争は、堂上が入院して郁がお見舞いをしている場面から婚約する(指輪を下見に行く)ところまでを書いています。
付き合い始めて、ちょっと堂上のセリフが彼氏っぽくなったなぁと読んでいて思います。郁と堂上の甘ったるい会話が呼んでいるとなぜかこっちも恥ずかしくなり、顔がにやけてしまいました笑。
堂上の郁への優しさはどんな時もあって、ちょっと2人の関係が冷めそうになるときも裏ではちゃんと郁を心配していました。まぁちゃんと復活してますけど。周りの人のおかげで☆この本では、キスから段階をのぼってやっちゃってます。カバーの赤にあるようにとっても熱いです。
あと、甘いだけでなく、やっぱり図書館戦争は事件というか色々戦闘シーンがあります。そこでの2人又はそのほかの(柴崎&手塚、小牧)人の行動も注目です。
言い表すには難しいぐらいあまーく楽しく面白い本です。百聞は一見にしかずなので読んでみてはいかがですか?
・「幸せになれる本♪」
どうしてこの方は、こうも幸せにしてしてくれちゃう話ばかり書けるんでしょうか!
っていうくらい、いっぱいい〜っぱい幸せをもらいました!!!
最初からやられっぱなしですよ、本当に。
わたし個人としては、手塚×柴崎が気になっていて、一騒動ありながらも手塚が柴崎に上手く手綱を操られるのだろうくらいに思っていましたが、それどころではありません!ドーンと目白押しでした。ここで話ちゃ面白くないので、最後はお楽しみに!ですが。
私が一番気にいったのは緒方さんのエピソードでした。緒方さんでくるとは思っていなかったので。
こんな恋は苦しかろうと思いましたが、とても真摯に真面目な緒方さんのお話らしかったです。切ないなぁ…
とにかく、全編、最初から最後まで、心臓鷲づかみでした!
みなさんお幸せに!
・「柴崎がーーーーーーっ!!!!!」
表紙の柴崎を見たときから、「ガンバレ手塚」と思っていた。この二人、手塚ががんばらないことには、どーにもならない、という予測をしたのだ。手に取った本を開いてみると、第一章は、良化隊員サイドに触れた緒方副隊長の物語。次に、堂上&小牧がルーキーだった頃の思い出話。そして、柴崎と手塚の顛末であり、私の上記の叫びに戻る。あんたら、そこからちっとも進んでいなかったのか!?
柴崎の恋愛のクセは、我が身を見るようで、ときどき痛い。図書館戦争の中で、私にとって一番シンパシーを感じていたキャラクターだった。幸せなカップルを見るのが好きだ。奥さんや子どもたちを大事にしている男性を眺めるのが好きだ。いいなぁと眺めながら、ほのぼのとした穏やかな気分をわけてもらう。だから、その柴崎が、自分を大事にしてくれる人で自分が大事にしたい人を見つけたことが嬉しかった。読んでいて、涙が出てくるぐらい、嬉しかった。
郁の成長も大きい。結婚してからも、郁と堂上のよい夫婦っぷりが微笑ましくも安定していて素晴らしく素敵だ。これが終わりなんて信じられないぐらい、だけど、終わりにある意味ふさわしい。主役のカップル達がいつまでも幸せに暮らしました、と信じられるような、そんな別冊だったから。でも、まだ終わりにしたくないから、また何度も何度も本を開くのだ。
・「柴崎麻子の結末」
〈図書館〉シリーズにおいて、柴崎というキャラは、ある意味、われわれ読者の代表の役割を担っていたように思います。
・「トラウマ警報発令」
図書館戦争シリーズの最後の一冊!ということでクビを長くして待っていた方が多いのでは。前巻では郁と堂上のべったべた激甘警報発令のラブ全開フルスロットルでしたが、今回は、○主役のお二人の結婚後の風景○「同じ側」発言で読者の憶測(妄想)を逞しくした緒方福隊長の昔話○そして皆様がやきもきしていたあのお二人の、どーなるの?!という期待を裏切らない展開と盛りだくさんの内容です。メインが激甘のお二人で無いだけに、身もだえするほどのスイート展開はありませんが、読み応えたっぷりの一冊です。待ってた甲斐があった、と言うものです。満足。
ただ。以下ちょっとネタバレかも知れませんがあえて書きます。・ストーキング・性的暴行コレにトラウマがある方は、そういうネタが作中に含まれていることを覚悟して読んでください。
私個人的に両方ダメなので、読んでて感情移入して、当時を思い出して気持ち悪くなってしまい・・・。うーん、最初に分かってたらもちょっと耐性あったかも、と思ったので、警報を発しておきます。もちろん、出来のいい物語だからこその反応だったということで。
・「疲れを吹き飛ばしてくれる話」
帯にも書かれているとおり「そんで、結局あの人たちは?」という疑問を持っていた読者に贈る、別冊。楽しんで読むことができました。
「もしもタイムマシンがあったら」元メディア良化委員会所属だった緒方副指令の恋の話、狙撃手進藤との話です。甘いだけでない恋の話です。その後の展開にも心温かくさせられました。
「昔の話を聞かせて」向こう見ずで直情型だった堂上と冷静沈着な正論派小牧のお話です。若い頃なので、結構堂上が無茶をしています。熊殺しの話もバッチリ書かれています。この二人は初めから仲が良かったわけではないんだな〜と…。学生時代に1位を争っていたという背景も書かれていて、読んでいて楽しかったです。
「背中合わせの二人」情報屋柴崎と頑なな少年手塚のその後のお話。図書隊で高嶺の花的存在の柴崎に、ストーカーが付きまといます。それを彼氏のふりをして守る手塚に切なくなりました。とんでもない事件にまで発展するのですが…お互いの気持ちを確認し、幸せになれたので良かったです。
堂上夫妻では描かれなかった結婚式のことも細かく書かれています。別冊2ということで、堂上夫妻はメインではありませんが、ファンにはたまらない1冊ですね。
●塩の街
・「ただの単行本化ではない」
この本は電撃文庫版も持っていますが、購入を決めた動機は書き下ろされた話の良さでした。電撃版はターゲットを十代に絞っているからか、細かい描写が抜かれていたり、電撃向けな必要ない描写が足されていたりしていましたが、この単行本にはいらない描写が一切ありません。一度滅びた世界を再度生きようとする人達の描写は、読んでいると胸が熱くなります。ギリギリの世界で本性がさらされ、それに苦しむ人達の描写は、読んでいて電撃版以上に考えさせられました。「電撃版持ってるから買わない」と言う方々も、せめて書き下ろされた話だけでも読んで欲しいと思います。
・「あとがきから読むことをお勧めします。」
文庫版でも何度も読んだこの作品。ハードカバーでの刊行を期にある場面が削られたが、それが非常に好い方へ作用していて、より自衛隊三部作の「陸」と言えるようになったと思う。
筆者の作品は筆者自身も言うように、ベタ甘なラブストーリーにSFを絡めた作品が多く、その点を称えたレビューも多い。だが、あえて違う点から見てみると、筆者の魅力は作品にたびたび登場する「冷静でドライでいけ好かない」人物が発する竹を裂くようなセリフにあるだろう。認めたくない本質をとらえたセリフは、苦味という隠し味だと思う。
最後に、あとがきで少し触れてある読者には見えない制作側の様子は興味深いものである。
・「挿絵がない?」
いや、あるのです。全編を通じて1枚だけ。その演出が憎い、憎すぎる。というわけで、買った方は、読むより先に挿絵を開いてしまうことがないようくれぐれもご注意下さい。「塩の街」のクライマックスあたりに黒っぽいページがあるので、位置はすぐわかります。
文庫版がなかなかゲットできず、初めて読んだのでこの点数です。結局、デビュー作を最後にファン読むことになってしまいました。
本編を気に入った人なら、おまけというよりはかなり分量がある「その後」も逃せません。
・「装いも新たに、改めて」
文庫本を読んだときには、作者の背景まで思い至らなかったのであるが、この物語を動かす天変地異を阪神淡路大震災に重ねると、喪失の体験の現実感に胸がふさいだ。現実にはありえないであろう空想の物語は、永遠という幻想を奪われた体験の現実性を有している。有限性の現実感は、幼い子どもには感じられないものだ。万能感の傷つきは、大人が経験してきたものだ。万能感に酔うのでもなく、万能感の傷つきに腐るのでもない。この物語は、ラノベの枠組みを超えて、年齢に関わらずに読まれる可能性を持った。塩の街のその後の模様も三編収められており、文庫本と比べると、設定の小さな変更修正のほか、内容面でも大きな改訂がなされている。それがまた、自衛隊三部作の陸の部としての印象を強くして、本来の姿がこれであったのかと思わせられた。悲劇に世界が覆われるときにも、どこかに希望は残されている。力強さに満ちたその後を、文庫本を読んだ人にも味わってもらいたい。
・「一番好きな作品です。」
「たった一人が手にはいるなら世界が滅びてもかまわない。」初めて読んだ文庫版でこんなセリフを主人公に言わせることの出来る著者に痺れました。恋愛ものとしても極上だと思うのですが…こんなセリフを言える恋をしたいものです。
・「懐かしい風」
一気に読み終えてしまった。最近、SF小説ではこんなことは無かったので、自分でも意外だった。
爽やかな読後感とでも言おうか、似たような話を読んだことがあるわけでもないのに懐かしい。 解説を読んで、何となく理解できた。 夢中でSF小説を読んでいた中学生、高校生の頃。新井素子、筒井康隆、眉村卓etc、小説のみならず、日本のSFが最も活気に溢れていた時代に読んだ作品群と、同じ風を感じたからだと思う。
まだガイナックスがゼネラルプロダクツだった時代、朝日ソノラマやコバルト文庫、SFジュブナイルに夢中になった人たちには、特にお勧めしたい。
・「「空の中」+「仁淀の神様」 本当にいい話」
UMA(未確認生物)とのファーストコンタクトを扱ったSFではありますが、人間の美しさを描いた本でもあります。
弱く愚かな人間が、自らの愚かさも弱さも受容し、自然に対して謙虚に、優しく生きる人間の生き方の美しさに、感動し、涙無しでは読めません。
SFとしても優れものです。UMAの設定は衝撃的にユニークです。ユニークですが、設定が緻密なのでとてもリアルな内容です。明日、この本の内容が現実になっても不思議な気がしません。このUMAの登場(人類との出会い)、人類との交流・衝突、そして結末を描いたSFとしても一読の価値があります。
本書はライトノベル的な読みやすさを保ちつつ、楽しくて萌えるだけではないイイ話を見事に書ききった、いい本です。作者は、ライトノベルとして執筆しました。しかし、原稿を見た編集者が「この本は、ハードカバーで出したい!」と情熱をもやし電撃文庫から14年ぶりのハードカバーとして出版されることになりました。そして、文庫本化される時は、電撃ではなく角川文庫から出版されました。この経緯が本書の内容を物語っています。
文庫化される際に、ハードカバーの「空の中」に「仁淀の神様」という掌編が追加されています。「仁淀の神様」は、「空の中」の後日談ですので、「空の中」に最終章が1つ追加された感じになっています。この最終章「仁淀の神様」が、暖かい涙がいっぱい出てしまう内容です。白鯨とちがい、短い命しか持ち得ない人間も、こうやって無限につながっていくんだったら悪くないなって思えました。
・「この本は面白い、ホントに」
この本はスゴいです。UMAが出て来るのですが、そのときの人々のパニックがリアルです。「海の底」や、「塩の街」が楽しみながら読めた人は勿論のこと、有川浩さんの本を知らない人や「海」や「塩」はあまり面白いとはって人も「空」は、はまって読める作品だと思います。実は、この本は10代の方向けのライトノベルなのですが、老若男女問わず、楽しめると思いますので、是非とも、ご一読ください!!
・「書き下ろし必読です。」
既にハードカバーのものを読まれた方もそうでない方も書き下ろしの『仁淀の神様』は是非とも読んで下さい。これを読まずして『空の中』を読んだとは言えません。この書下ろしを読んで、一層この作品が愛おしくなりました。
・「何回読み返しても、泣けてしまいます」
“未知の生物”とヒトの交流を描いたSFであり人間の成長を描いたヒューマンドラマでもあり(この作者の得意とする)ラブコメとも受け取れる小説です
ヒトは間違わずには生きていけない。それに気付いた時に、どうするのか。その道をすすむことを支えてくれる人は、モノは何なのか。
様々な背景を持つ登場人物の描写やセリフ作者の出身地である高知県の自然や、航空自衛隊の描写などが非常に緻密に丁寧に描かれており“未知の生物”の設定が唐突なのにもかかわらず、違和感なく読めてしまいます。
文庫版の書き下ろしが世界感を更に深くしているのでこれから読まれる方にはそちらをオススメします。作者の“自衛隊3部作”の中でも、いちばん秀逸な作品だと思います。
●海の底
・「そういう国で生きている」
物語の舞台となるのは、横須賀、海自の潜水艦内である。だが、敵との戦闘を強いられるのは、自衛隊ではない。機動隊である。実際的な戦闘からは切り離された潜水艦の内側では、そこに避難した自衛官二人と子ども達の物語がある。女性ならではの視線で描かれる課題や、地域や教育の問題など、それぞれが自らの問題と向き合い、成長していく。
登場人物も多く、いろんな要素を盛り込みながらも、散漫にならずに、最後までぐいぐいと引っ張る力を持つ。たった6日間の物語とは思えないほど、いや、だからこその、濃密さ。設定の奇抜さを忘れるほど、個人の描写、社会の描写が巧みでリアル。政府やメディア、世論への批判的な作者の眼差しも、好感を持つ。また、脇の人物の一人一人まで惚れ込みたくなるほど魅力的なところもよい。ラストは、重苦しく深い海の底から、ようやく水面に出ることができたかのような、希望と平和な日常にほっとする。
中学生ぐらいから、大人まで、それぞれの目線で楽しみ、考える本だと思う。じっくりと何度でも読み返したくなる、読み返すに足る小説。読み応えのある、読書の楽しみを再確認する一冊。一推し!
・「登場人物の心理描写が秀逸です」
横須賀に上陸した、人喰いの巨大甲殻類。その甲殻類に囲まれて、逃げ場を失った潜水艦。その中に取り残された子どもたちと、幹部候補生ではあるものの、二十代前半の若い自衛隊員二人。命がけで甲殻類の侵攻を食い止める機動隊。これだけ揃っていて、面白くないわけがない。
・「ドキドキ、ハラハラを味わう事の出来る作品でした!」
結構な厚みのある本でしたが、不気味な甲殻生物の襲撃、パニックに陥る大人、潜水艦に逃げ込んだ13人の子供達、密室の中で繰り広げられる人間模様に外で蠢く甲殻生物、読者を惹き付けてやまない、そういう魅力と要素を多大に含んだ作品でした!読み終わった後の充実感は読んだ方にしか味わえない一品です。
・「まさしくエンターテイメントです」
前々作塩で埋め尽くされる終末世界を描いた「塩の街」が陸自で、前作空の中の秘密とのファーストコンタクトを描いた傑作「空の中」が空自、それで横須賀に襲来した巨大甲殻類から横須賀を守るというドタバタSF「海の底」が海自、となっています。自衛隊三部作ですね。個々の話につながりはありませんが。はなしは、襲来してきた巨大甲殻類から横須賀を守る自衛隊や機動隊、警察を描いたパートと、巨大甲殻類襲来によって潜水艇に閉じ込められた少年少女の群像劇のパートに分かれて話が進みます。最初、巨大甲殻類襲来によるいきなりのパニック状態で、すぐ作品に引き込まれたと思ったらあとは一気読みでした。ふたつのパートに分かれ、しかもこれだけデカイ話だと一歩間違えればものすごく読みにくい話になってしまうのではないかと思いますが、ここでは要領よくテンポよく、逆にものすごく読みやすいです。自衛隊機動隊警察、さらにマスコミやら軍事オタクやらの動きが綿密かつ大胆に描かれているところには興奮し、警察と自衛隊の裏でのやり取りには考えさせられ、潜水艇の中のあざとい青春群像もすばらしいです。そしてなにより、これは有川浩の作品にすべて共通するのですが、大人たちがカッコイイ。今回は「空の中」ほどスケールが大きくならず、そこが少し不満でもあったのですが、そのおかげか「空の中」で感じた少年少女の青春描写への不満がほとんど解消されていて良かったです。最後は思わずニヤリとしてしまいました。手軽で、楽しく、面白い。まさにエンターテイメントの傑作です。
・「とても素晴らしい作品です。」
本の詳しい内容については、他の方々が書いてあるのを読んでみてください。私はそこまで丁寧に詳しくかけないので、、、書きたいことは一つ。
内容はザリガニとか自衛隊のことなんですが、その中にある恋物語にやられました。どうしてこんなにも甘くて、甘くて、甘い恋が書けるのでしょうか(笑作者の有川さんが女性だということもあり、心理描写がとても素晴らしいです。こんな恋は現実に絶対有りえないなぁ。。っていう感じもするのですが、それがまた読者を引き込んでしまうのかもしれません。有川さんもあとがきで書いてあったのですが、ほんとにベタな展開です。ベタすぎて、私はやられてしまいました。(笑戦争(?)的な内容と共にこのような恋物語も楽しめる一作ではないでしょうか。
・「より楽しむには『海の底』『空の中』は先に読んで♪」
自衛隊絡みの恋愛短編、6編の短編集です。・クジラの彼・・・『海の底』の番外編:冬原の結婚エピソード・ロールアウト・・・「男子トイレ」が通路になっている、トイレエピソード・国防レンアイ・・・陸上自衛隊の女性隊員との8年越しの恋愛模様・有能な彼女・・・『海の底』の番外編:夏木と望のその後・脱柵エレジー・・・自衛隊駐屯地や基地から隊員が脱走することを隊内用語で脱柵と呼ぶ。(本文P186より抜粋)・ファイターパイロットの君・・・『空の中』の番外編:高巳と光稀のその後
とっても楽しく読むことができました。自分としては、『海の底』『空の中』は先に読んでおく事をオススメします!
・「いい年した大人が活字でベタ甘ラブロマ好きで何が悪い!」
イヤ、悪くない(反語)活字でラブロマ好きな作者が、満を持して開き直ったという作品集である。
大人になるとさ…。仕事とかいろいろ大変だし、毎日疲れるし、そんじょそこらにきゅんとする出来事なんか転がってなくてさ…。そんなやさぐれた気持ちも吹っ飛ぶ!
目も覚めるような、甘さ!
うわ、こんな甘いもの摂るの久々だわっ。なにこの、きゅんとする甘々は!
しかも、チョコレートケーキからショートケーキ、マロンパイの様にそれぞれ違う味。なのに甘くて美味しい。
読んでる最中は口の中で転がすように、その甘さを味わえる。
昔コバルト文庫を読んで活字できゅんとしていた、元女の子も。今有川作品を読んできゅんとしている、現女の子も。
存分にご賞味あれ。味は甘くて保証付き。
・「胸キュン自衛隊ラブストーリー」
短編集です。面白かった!図太さと可愛さをあわせ持つ女たちの恋物語にときめきました。キラキラしたラブストーリーではなく、臭かったりトイレだったりする感じが素敵です。
海の底の潜水艦乗り夏木と冬原の恋は、性格が対照的な分その恋も対照的。不器用な夏木の恋は思った通りというか、苦労してます。冬原は要領のいい奴ですが、状況が大変な分、やっぱり一筋縄ではいかない恋ですね。それでも二人ともいい恋をして、彼らなりのいい家庭をつくるのだろうと思いました。
個人的には、『国防レンアイ』の彼女の身も蓋もなさもかなりお気に入り。
・「甘いです」
まず表紙のイラストが素敵です。半分ジャケ買いでした。
とても甘い小説です。読み終わったあと無性に恋がしたくなります。登場人物はみな不器用で一途で、こんなふうに人を好きになれたらしあわせだな〜とため息がでました。
心が甘いものを欲したときおひとついかがでしょうか?
・「はい。満足しました<(__)>」
いや〜、堪能した。特に外伝三作。おぉ、なるほどこう来るか・・・の連続だった。とくに望。イージス君の気持ちがよく分かる(笑)。
なお、一応、北海道人として突っ込ませていただければ、あそこまで方言使う人はそういません、特に札幌周辺の人には(苦笑)。
知人にWACが結構いるのでぜひ読ませてみたい。
・「ベタ甘に浸れます」
クジラの彼に続いての自衛隊ラブコメ第二弾!自衛隊員のベタ甘恋愛短編集デス!!自衛隊員の格好良さ、満点でした!自衛隊員への取材や逸話が活かされてる!!と感じるエピソードもたくさんありますが、自衛隊に興味なくてもフツウのラブコメとして充分すぎるほど楽しめます!クジラの彼では「空の中」や「海の底」のスピンオフ短編もありましたが、今回は掲載されてる最初と最後の短編につながりが。最初の短編だけだと「どうしてこの2人が…」とイマイチ不明なカップルが最後を読むと納得!デシタ。元気が貰える作品です!読むとすっごく恋愛したくなります(笑)!!
・「べた甘全開です!」
「くじらの彼」「阪急電車」「別冊 図書館戦争」に続き、ベタ甘、胸キュン、全開です。有川先生の本にめぐり合ってから、自分が若返ったような気がします。主人のことも改めて大事に思えるようになったかな。世の中のこと、いろいろなことで心がささくれてしまったときに、有川先生の本を読んでいると癒されます。この本も読んでいてほっとしました。素敵な恋愛がいっぱい詰まっています。
・「ベタ甘+命がけ=自衛隊恋愛!」
自衛隊員だって普通の男の子や女の子。恋もするし結婚だってする。しかも、免疫が無い人が多いぶん、結構テンション高くて甘くって…という、少女漫画チックな国防恋愛小説、というジャンルを生み出した有川さんの新刊。今までは、自衛隊という出張や遠征の多い職場で働く人も普通の男女だもんね、みたいな「普通っぽい部分」を強調するような描かれ方が多かった気がするけど、今回は命を懸けたミッションに身を捧げている、というシリアスで重要な要素も丁寧に描かれている。だからこそ愛する人や家族を大切にしたいと願う彼らの姿に胸をぎゅっとさせられた。
「きみを守りたい」的セリフをそこらへんの人たちが言ったとしたら「あ、そう」って感じでしらけちゃうかもしれないけど、守ることを仕事として選んだ彼らの世界だとその言葉が真摯に切実に響くことを知りました。今までの甘さに加えて、危険な職業である、という現実もきっちりとぶれない筆致で描いてるところに好感が持てる。
・「自衛官の人間像に迫る?」
制服に代表される職業は、それが目立ちすぎるせいもあり、意外に個人に目が行かなくなるもの。警察官はそれでも刑事ドラマなどがあるからましだけれど、自衛官となるとクローズアップされるのは災害と事故の時くらい。これらは大概不幸な話なので、ドラマ化されたりして美談にはなりにくい…と、お嘆きの自衛官の皆様、あなた方には有川浩がいます。彼女まさに在野の自衛隊広報官と呼んでも良いでしょう! 本作は短編6編(内1編は前日談)から構成されていますが、いずれも自衛官の恋愛物語。自衛官がラブラブで何が悪い、とばかりに、いずれもあま〜い仕上がりになっております。ただし、自衛官であるが故の、厳しさや悲しさもあり、話はそうそう単純ではありません。もしも、の時を考えて結婚も考えなければならない。危険なところに行って欲しくはないのに、危険に立ち向かい守るところに自らの存在意義がある。揮われない方が良い力であっても不要な力ではない。自衛隊について、自衛官について、見直す機会になるかもしれません。
・「誰もが恋をする。」
おじさんだってオタクだって関係ない!恋をしたらもう全開です! 甘くて甘くて仕方ない!!
妻との馴れ初めを聞かれたおじさんやら、オタクな自衛官の彼との遠距離恋愛とか、もてもてな旦那を持つ奥さんとか。とにかくいろんな自衛隊の方々の恋模様がいっぱいです。短編なので読みやすいし、有川さんの本としては甘さは控えめです。※一般的にはベタ甘ですが。ちょっぴり近寄りがたいイメージの自衛隊ですが、この本を読むと少し印象が変わります。
有川さんの本を読むたびに恋がしたくなります。
・「想いはあなたに届くだろうか」
ネット上の出会い。一冊の本、共通点から盛り上がる会話。他愛がなければないほど、貴重な時間。縮まる心理的な距離感。傾き、募る、気持ち。楽しくて嬉しくて幸せなとき。メールを送ってから返事が来るまでどきどきして、メールが来たら来たで中身を読むまでどきどきして。
だけど、自分が相手を苦しめるなら、自分なんか消えてしまったほうがいい。 自分が相手を傷つけるなら、疲れさせるなら、私なんかいらない。 好きな人の重荷になりたくない。足枷に、弱点に、邪魔に、負担になんかなりたくない。 好きだからこそ。自分が消えて、相手が幸せでいてくれるのなら、それでいい。 願いは相手が幸せであることだけれども、本当は、二人で幸せになりたい。一緒にいたい。一緒に喜びたい。
何度も切れ掛かった糸を、主人公達は忍耐強く繋ぎなおして、紡いでいく。この作業は、どちらかが思っているだけじゃだめだ。繋いでいきたいと双方が願っていないと、試みないと、努めないと。
気持ちの描写が丁寧で、聴覚障害の問題もよくこなれており、読みやすいけれども中身は薄くないところが、この作者らしいと思った。将来までずっと幸せかどうかはわからなくても、幸せな今を謳う、素敵な恋愛小説だった。
・「青春菌晒しあえるシアワセ。。」
これを自分に置き換えると、好きでいられる自信はないけど、共通の本が取り持つ縁で結ばれた二人ならずっといつまでも続いてくれるんじゃないか、なんてラッキー☆な二人だろう、、って思った。(旦那と全く共通の趣味がない自分には、ちょいうらやましい部分も)あえて伸が、”めんどくさいほう、めっちゃ好きやねん”と、投げ出さず更には彼女を素敵に変えてゆく、、、件なんてカッコ良くてジーンと来ちゃいました!!
伸くん、最高です。
それにしてもいいお話でした。益々、有川作品の虜になりそうです。
・「満足」
やっぱり心理描写が上手いなぁと感じました。好きな人にはいいところしか見せたくないじゃん!!っていう男女共通の気持ちがよく描かれてます。結末は分かってるのに、そこに至るまでのぶつかり合いやちょっとした誤解とかの道のりがすごく丁寧に丁寧に活字で表現してあって、登場人物と一緒にハラハラドキドキしっぱなしでした。少しずつ変化していく2人が可愛かったです。読んだ後もさっぱり。
・「あなたがそこにいてもボクは気づけない」
入社三年目のある日、中学生の頃に読んだあるライトノベルを思い出し、そのラストについての感想をネットで探していた向坂伸行は、一つのブログにたどりつく。「レインツリーの国」。自分のあの本に対する感想も話したい。そんな飢えから、彼はそのブログの管理者ひとみに向けて一本のメールを出す。それがすべての始まり。 お互い顔も知らない。分かっているのは相手が同じ年頃の異性であるということだけ。返信が来ているかワクワクしながら帰宅し、畳み掛ける様に繰り返されるメール。飢えを満たすかのようにはきだされるあの本への想いなどなど。そして、説得の末、伸行はひとみと実際に会う約束を交わす。 メールで青春の思い出をさらけ出しあった存在。展開される理性的な文章。相手に気遣う優しい性格。ネットの世界で抱いたイメージを持ってひとみに会った伸行は、違和感を感じる。食べたいものを聞いたのに、返ってくる答えは静かな場所がいいということ。自己主張しない性格なのかと思えば、今入れる吹き替えの洋画があるのに、3時間待ってでも同じ吹き替え版が良いと頑なに主張する。満員のエレベーターに乗り込み、満員のブザーが鳴ったのに降りない…。 彼女には、ネットのイメージと現実のギャップを説明する、ある秘密があったのだ。 本書は、作者の別作品「図書館内乱」の作中作品であり、これを読んだ方にはこの秘密が何かは自明なわけですが。単なる販売戦略というなかれ。本書に込められたメッセージはかなり、大きい。 秘密が発覚してからの、伸行(伸)とひとみのメールのやり取りが圧巻。本書には作者の他作品に見られるような銃撃戦の要素はありませんが、代わりにぶつけられる言葉の威力がすごい。お互いノーガードで、こぶしをたたき込み合うような、言葉のやり取りが繰り広げられます。この中でぶつけられる想いに、自分もハッとさせられることが多々あります。 自分は人をこんな視線で見ていないだろうか。口先では奇麗ごとを言うけれど、本当に本質を理解している?実際は自分のリクツが優先されていない?二人に投げつけられるトゲは自分にも刺さる。 「内乱」を読んだときから、どうしてこの人はこのテーマを選べたんだろうと思っていました。普通に暮らしていたら、きっとなかなか思い至らない。その秘密の一端は、あとがきで明らかになりましたが、そのきっかけを押し広げて、こうして作品に仕上げたのは、やっぱりすごい。 ただ一つ。出版順は、「内乱」→「レインツリーの国」ですが、読む順番はどちらが良いかちょっと悩む。個人的には、本書が先のほうが良いかなと思います。問題の背景について色々考えられるし、そういうものを把握した上で「内乱」を読めば、作中人物がどんな感想を感じたのだろうか、と想像できるから。
・「自分もこうなれたら…」
『レインツリーの国』を知ったのは、学校で借りた『図書館内乱』を読んで、「読んでみたいなぁ…」思って学校内でこの本が来るのを待って昨日、やっと借りれて読みました。
読んでいるうちにドンドン引きづられて行き、伸さんの『親に忘れられたことあるか?』って言われた所では、ショックで泣けました。
この話の設定だと最初二人が出会うのがネットのサイトで出会って、そして彼女は難聴者…。そういう設定の所で「あっ。似てる…。」って思いました。 自分は、難聴者ではないんですけど、耳が時々聞こえなくなる時があります。症状は『彼女』とは逆で一定の低い声が聞き取りにくいのです。 そして、私の大切な人は自分の住んでる所から遠いのですが、ネットのサイトで出会い、メールや電話で話したりします。私が耳が聞こえなくなったのは、今年の6月あたりで機械音、金物音に敏感になり、最終的に大切な人の声が聞き取りにくいと言う状態になりました。でも、向こうも私のこの状態を受け止めてくれました。
まだ、『二人』みたいにあっていませんがいつか必ず逢いたいと思ってます。 そして、願わくば『二人』みたいにこの恋を実らせたいです…。
勝手な妄想論を書いてすいませんでした。m(_ _)mι
●阪急電車
・「ほんのひととき交わる人生」
阪急今津線。全部で8駅。片道たったの15分という電車を舞台にした短編連作です。出会って恋が始まる男女のすぐ側には、元婚約者の結婚式で闘ってきた女がいる。彼女が降りるのを見送るカップルは、身勝手な暴力男と彼の横暴に耐えている女。偶然乗り合わせている彼らにはそれぞれの人生があって、電車に乗っているわずかの間に、彼らの人生がほんのいっとき交わる。この今津線というのは作者が住んでいるところだそうで、ツバメの駅なども、本当にあるそうです。「空の中」「海の底」のような大事件が起こるわけではなく、ほんの日常の一部を描いたほのぼのとした雰囲気の本でした。
・「ほんわか人生物語」
図書館シリーズも好きだったけれども…。個人的には『阪急電車』の方が好みだったかも。
いろんな人の人生を運ぶ電車だからこそ多々の出会いがある。彼を寝取られてしまった女性、『生』の字がご縁で付き合うことになったカップル、高校生達の話しから彼と別れる決意をする女性等の人生が交錯して行くお話。
身近でも何処かでありそうなお話なだけに共感出来ます。そして、恋愛問題であったも後くされなくサッパリなので読んでいても爽やかでした。物語の中の数多の出会い素敵でした。
・「電車は「人」を乗せて走っているんだよ。」
読んでいる間のわくわく感、読後の爽快感となんとも言えないあたたかさを じっと噛みしめる。 今、JRと近鉄が同程度に最寄の駅の沿線に住む身には、阪急は魅力的な ブランド電車的存在だ。学生の頃はよくお世話になった。 作品に登場する華やかな大学に通う友人の下宿に、ちょくちょく遊びに行ったり、 梅田まで遊びに出たり。本当に懐かしい。 ここのところ、万城目さんの京都、奈良、森見さんの京都といい ご当地ソングならぬご当地小説に恵まれて、今また『阪急電車』だ。 やはりその街の空気や微妙に違うそれぞれの街のことばを知るものにとっては、 作品の息づかいが生な感じで、とても近しく嬉しい。
片道15分の阪急今津線を舞台に、アトランダムに選んだかのような登場人物たちを 絶妙に、ジグザグに配しつなげていく話は、実に巧妙でちらりちらりと見かける あの人という感じで、すんなりと物語に導かれる。 同じエリアで行動する人を、リアルな世界で私たちも何人も知っているはずだから。 その登場人物たちが、ある瞬間、微妙な連帯感で切り結びことばを交わし、近づく。 あるいは、目にした情景、耳にした会話から、ふと我が身に深く入ってくる思いに 突き動かされていく。 わずかの時間に、人は多くのことを受け取り、消化あるいは昇華している。そのことが とてもリアルでしかもちっとも嘘くさくなく受け取れる。
登場人物のうち、さまざまな年齢の女性が、その年齢なりに、それぞれすごく魅力的。 みんな自分の「今」をいっしょうけんめい見つめて、考えて、案外素直に聞く耳も 持ち、なにより前へ進もうとする気持ちが読み手まで元気づけてくれる。 わずかなつながりでも人と人との会話のあたたかさやまっすぐなことばの 有難さに、ぐいぐい引かれて読んだ本。
・「書きたいものを書く潔さ」
関西の私鉄「阪急電鉄」を舞台にした全16編の連作短編集。
本屋で見かけた時には思わず「おぉ!」と声を上げてしまった。まさか関西を離れて阪急電車の文字を見るとは思わなかった。しかも有川浩の小説。
阪急電車と言えば、普通は神戸・三宮と大阪・梅田をつなぐ神戸線が最もメジャーとなる。私が神戸に居たころ最も使っていた神戸線はほとんど出てこないが、舞台となる阪急今津線には懐かしい思い出がいっぱい。作中で紡がれる自然な関西弁も情景が思い浮かびます。
見事なつながりを見せる連作短編は、電車という限られた空間の中で輝きを放っていた。
他のレビュアの方が素晴らしいレビューを書いてくれているので、私は少し違う目線で。可愛らしい表紙デザインも非常に好感を持てるが、個人的に嬉しかったのはカバーを外した時に見える本体カバーの色。阪急のカラー、マルーンですよね!懐かしいなあ。カバー最初と最後は作中のスケッチと思われる絵。遊び心が利いた、非常に魅力的な一冊です。
恐らく、阪急電車に、しかも今津線に惹かれて本書を手に取る人は少ないように思える。しかし、ひとたび読み進めれば、たとえ阪急電車に馴染みがなくとも物語に引き込まれるはず。愛する地元の風景を魅力的に描ききってくれたその筆致に感嘆を覚えるとともに、書きたいものを書く。その潔さに敬意を表したい。今年も早速素晴らしい小説に出会えました。
「下らない男ね。やめておけば?苦労するわよ。―はい、別れるだけでも一苦労でした。でも、頑張って別れてよかったです。ありがとう、おばあさん。 もし、もう一度あの老婦人に会えるならそう言いたかった。中学のときに叱られたあの老人にも、今会えるならきっと今度はお礼が言えるだろう」本文127ページより
・「ジモティですが」
駅の本屋さんに並べられていると、阪急沿線のガイドかなと思って買ってしまう人がいるかもしれませんが、通勤時間の暇つぶし以上の充実度です。一駅一話完結の短編集なのかなぁと思っていましたが、複数のストーリーが同時進行でつながりながら展開していき、折り返しできちんと消化してくれるので、読後感もさわやか。最近のベストセラーの大部分を占めていた細切れ完結タイプではないので、久々に頭を使いながら読める本が登場したと思います。それでいて純文学ほどの硬さもなく、推理小説を読むときほどの記憶力も必要ではなく、イマドキのリアリティーあるエピソードがちりばめられているので読みやすいです。ハイソなお阪急といわれていますが、、ブランドに高級ランチ・・・外はご立派でも言動でボロが出てしまう似非セレブおばちゃんがいたり、電車の中でうるさくてマナー違反かなぁと思う女子高生のほうが実は他人にたいして優しかったり・・・
もちろんつらいエピソードがある人もいるのですが、そのあときっとこの人は立ち直れると思わせる救いが残っているので悲壮感もありません。
個人的には、孫を連れたちょっとおせっかいな良識的なおばあちゃん(年齢的にはまだおばさん)のキャラが秀逸だと思います。
また地元の人にとっては、沿線の街の描写がよくわかって楽しく、テレビに自分の知っている街の風景がうつったときのようなうれしさがあります。
・「ユーモアあふれる書簡集」
何気なく書いた作文が面白かったことから、大学へ進学させてもらえることになった孤児のジュディ。彼女が書く大学生活や出会った人達が実に生き生きと描かれていて、とても楽しい書簡集です。それまでの孤児院から、一気に華やかな女子大に来てしまったジュディ。初めて自分のお小遣いでショッピングをしたり、おしゃれをしたり、時にはお金持ちのルームメイトに憧れと嫉妬を感じたり。女の子らしいジュディの感情がズバズバと書かれていて、読んでいて爽快感を感じました。また、謎の後継人、「あしながおじさん」の正体をつきとめたいあまりに、「あなたははげていますか?」と尋ねたりと、いたるところにユーモアが散りばめられていて、思わず笑ってしまうところがたくさんありました。また、自分が孤児だということをはじめ、友達にも話せない寂しさや苦しみも綴られていて、読んでいる「おじさん」はどんな気持ちで読んだんだろう、と想像してみるのも面白いです。この本を買ってもらった小学生の頃は、ジュディの書く大学生活の描写ばかりに心を奪われていましたが、読み手の「おじさん」の気持ちを考えながら読むと一層面白いことに気づきました。続編も面白いので(こちらはジュディの親友サリーが主役です)、いつかこの福音館の古典シリーズから出してくれないかな、なんて思っています。
・「あしながおじさんを読むならこの本で」
あしながおじさんのストーリーが素晴しいのは言うまでもなく・・・・どの本であしながおじさんを買おうかと迷っていたらぜひこの本がおすすめです。忠実な訳と原作のままの挿絵です。この挿絵がユーモアたっぷりなのでおすすめします。子どもに読ませようと、他の本を買ったところ挿絵が原作と違う事を知りとても残念で買いなおしました。挿絵も大切なので、ぜひチェックして下さい。
・「ハッピーエンド」
孤児が幸運をつかみながら、それだけではなく、努力によって得ていく人間性。 最後はハッピーエンド。 学園で起こすどたばた喜劇。
・「雑多な豊かさ」
世界の豊かさを味わえる一冊。 しいてあらすじを伝えるなら「天然少女と、彼女に恋した青年を中心としたドタバタコメディ」となるが、これは「となりのトトロ」を「田舎に引っ越してオバケに出会う物語」と書くのに等しい。あらすじにすると、取り落としてしまうものが多すぎる。
主人公二人もいいのだが、この小説の本当の面白さは二人をとりまく人々の豊かさにある。十数人にも上る脇役が、それぞれ人格をもつ存在として書き込まれている。てんでばらばらな立場の、ばらばらな願望をもつ人々が、つながり結ばれていく面白さ。起こりえない事件、ご都合主義な展開でありながら、網の目のような人間の結びつきにリアリティと温かさがある。 多くの小説、映画が「目的を持つ主人公と、乗り越えるべき障害」というシンプルな構造で進んでゆくのに比べれば、実に雑多で魅力的だ。 「なにをいいたいのかわからない」という人がいるのも理解できるが、起承転結のストーリー、大上段のテーマばかりが小説の面白さではないだろう。ストーリーとテーマ性ばかりが重視されるようになってから、小説も映画も(ハリウッドを代表として)痩せてつまらなくなったのではないか? そうした作品とは対極の「豊かな」作品として、これは傑作だ。
なお特徴的な文体は、夏目漱石や太宰治などの古典的作品や、慣用句を下敷きにしたパロディを含んでいる。そうした古い文章になじみのある人なら、台詞回しにニヤっとさせられること請け合い。
・「ステキな物語」
表紙とタイトルに惹かれ、とりあえず1ページ目だけを読んだ時は、その文体に慣れておらず買おうか迷ったものでしたが、買ってその先を少し読めばあっというまに世界に引き込まれてしまいました。
読み終わった後味も甘くて心地よく、とても楽しくて、ステキな物語です。
いい本に出会えたので、いろんな人にオススメしたくなりました。
面白く不思議な登場人物や、不思議な(それでいてこんなことあるか!という文句は言いたくならないほど気持ちいい)出来事がたくさん詰まっているので、サブカルな漫画などが好きな人にも、是非読んでみてほしいです。片想い中の方も、青春真っ只中の方も男女問わず是非!
・「傑作!」
ずっと待ってました。
思えば、「四畳半神話体系」が出版されてから実に2年が経過しているわけです。その間、「Seet Blue Age」や「きつねのはなし」と氏の作品は出版されましたが、前者は本作品の1話目のみ、後者は「太陽の塔」で絶賛された独特の文体と世界観から離れ新境地を開拓した作品だったため、作品の出来とは別に物足りなさを感じていました。
というわけで、個人的な気持ちとしては2年間待ったということになるのですが。しかし、この作品を読んだ後は、待った甲斐があったという満足感でいっぱいです。今回は「太陽の塔」のような「不思議な幕引き」や、「四畳半神話体系」のような「実験的構成」も無く、先の2作でいまいちとの判断を下した人にも、納得の行く作品に仕上がってるのではないかと思います。
大げさかもしれませんが、この作品をきっかけに本格的なブレイクを果たすのではという手応えを感じました。
・「この本を手に取るのも何かの御縁」
春の夜、先斗町や木屋町界隈。夏の下鴨納涼古本市。秋も終わりの青春闇市たる学園祭@本部構内&吉田南構内。そして、冬。クリスマスを前に浮き足立つはずの四条河原町など。この本を楽しむには、やはり、京都を知っているほうが有利だ。京都で大学生活を送ったり、京都の大学生の生活を知っている人なら、尚よい。
癖のある文体がクセになった。大袈裟でしかつめらしい文章で、荒唐無稽な物語を紡ぐ。好き嫌いは別れるところだろう。物語よりも、この文章が個性だ。全文がパロディのようなノリのよさに釣られ、見知った地名の懐かしさを追うに連れて、最初の読みづらさも減じた。腹の底、心の奥をそうっと温めてくれるようなのどかさがある。偽電気ブランに酔うように、世界で神々と遊び、雰囲気を楽しみたい。
・「とても楽しい」
大傑作。文句なしに今年の恋愛小説ナンバーワン。(大森望 文芸評論家) 天然キャラの女子に萌える男子の純情!キュートで奇抜な恋愛小説in京都。
とにかく読んで損無しです。読むほどに引き込まれ、映画を見ている様な感覚に引き込まれて行きます。 是非とも、スタジオジブリの次回作品に推薦したいほど楽しい作品です。 奇々怪々なる面々が起こす珍事件の数々と運命の大回転にほんろうされる、恋愛の行方に引き込まれてみては如何でしょう。
今年最後の恋愛小説にピッタリな作品です。とても楽しい作品ですよ。ご賞味あれ。
・「すばらしい本です。」
加納朋子さんの本では、「てるてるあした」が一番好きな作品でしたが、読後はこの本が一番好きな本となりました。特に表題作の「モノレールねこ」は、読んでる途中では、ある箇所で涙が止まらなくなり困りましたが、最後はさわやかさの残る作品で、本当に心に残る名作だと思います。また、「バルタン、最後の日」も悲しいのだけど、心があたたかくなるような終わり方となっていて、この本の最後を締めくくるのにふさわしい作品だと思います。本当に多くの方に読んでいただきたい、すばらしい作品だと思います。
・「心温まる8つの短編」
加納朋子さんが得意とする「日常の謎」を求めて「モノレールねこ」を手にすると予想を裏切られるかもしれない。しかし、その裏切りはとても暖かく優しい気持ちにさせてくれる。表題作「モノレールねこ」を含む8つの短編はそれぞれに家族の過去という秘密をその内に宿しながら「日常の謎」的な解決は持っていない。時間の中で家族の絆こそがそれぞれが抱えているものを解決していく。
加納さんのファンとしては「日常の謎」がみっしり詰まった新作も期待しているが今回の作品も心温まる内容で非常によかった。ミステリーを期待していて違った感動があったので星5つです。
・「主人公がザリガニ!?」
ザリガニが主人公の話、読んだ事がありますか?ザリガニから見た家族の様子を、笑いあり、感動ありで、短編として見事にまとめている「バルタン最後の日」、これが一番心に残る話でした。他の短編も、いかにも加納さんらしいお話ばかりで、読んでいてほのぼのとしてしまいます。「モノレールねこ」「パズルの中の犬」を合体させたようなカバーイラストの構成にも感心したので☆5つです。
・「心温まる!何度でも読み返したい!」
どの話も心温まるものだった。読後も余韻が残る。特に好きな作品は「モノレールねこ」「パズルの中の犬」「ポトスの樹」「バルタン最期の日」だった。「モノレールねこ」では、ねこを通して文通する二人の、その後の結末に思わずほほえんだ。「パズルの中の犬」では、人が心の中に抱え込んでいる思いに、ため息をついた。「ポトスの樹」では、家族の温かさを感じた。そして「バルタン最期の日」では、笑いの中にもちょっぴりの切なさを感じた。短編集だとどうしても好きな話とあまりそうではない話があるものなのだけれど、この作品の中の話はどれもほんわかしていて好きだった。8編に共通するのは家族への思い。作者はていねいにやさしく、いつくしみながら描いている。手元に置いて、何度でも読み返したい!・・・そんなステキな作品だった。
・「大人だけじゃもったいない!」
大好き!
これまで加納朋子さんの本といえば、日常の中のさりげないミステリーを綴った物が浮かぶけど、この本はそれよりも〜っと日常!つまり「家族」の過去や秘密を描く作品。
8つの短編の中でいちばん好きなのは表題作の「モノレールねこ」。かわいくってあったかい♪
小さい子供に読み聞かせてあげたいです。この本を繰り返し読んであげたらきっと動物に優しく、心の美しい子供になるのは間違いありません。
読後にさわやかな気持ちが残ります。ずっと大切にしたい本に出会いました。
ふてぶてしいねこ(そしてパズル!)の表紙も、読んだ後に改めて見ると味わい深いものがある。すごくいい表紙ですよね(^O^)
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