トレーディングシステム徹底比較 第2版 - 日本市場の全銘柄の検証結果付き (詳細)
ラーズ ケストナー(著), 柳谷 雅之(著), Lars Kestner(著)
「システム・トレーディングのバイブル」「トレーディングシステム開発者のバイブル」「システムトレーダー必携」「良書。」「そんなにいいか?」
売買システム入門 - 日本初!これが「"勝つ"トレーディング・システム」の全解説だ! (詳細)
トゥーシャー シャンデ(著), 鶴岡 直哉(著), Tushar S. Chande(著)
「システム売買構築の必読書」「トレーディング技術の向上と売買システム開発を考えている人は必読書」「本当の意味で入門書」「売買システムを作る人は必読です」「裁量派の相場師こそ読んでいただきたい」
トレーディングシステム入門 ― 仕掛ける前が勝負の分かれ目 (ウィザードブックシリーズ) (詳細)
トーマス・ストリズマン(著), Thomas Stridsman(著), 柳谷 雅之(翻訳), 二宮 正典(翻訳)
「システム開発の必読書」「難解ですが今までにない本です」
トレーディングシステムの開発と検証と最適化 (ウィザードブックシリーズ) (詳細)
ロバート・パルド(著)
「よくぞ翻訳された」「原点に戻る」「トレードの一つの完成型」「ここまでやればきっと勝てる」
マーケットのテクニカル秘録~独自システム構築のために (ウィザードブックシリーズ) (詳細)
チャールズ・ルボー(著), デビッド・ルーカス(著), 長尾 慎太郎(翻訳), 杉本 裕之(翻訳)
「ついに日本語で出版されました!!」「テクニカル指標を実際の売買で生かすノウハウ」「初心者卒業レベルの人向けの本です」「どういう人に勧めるかと言うと」「役に立つところもあります」
投資家のためのマネーマネジメント ~資産を最大限に増やすオプティマルf (ウィザードブックシリーズ) (詳細)
ラルフ・ビンス(著), 長尾 慎太郎(翻訳)
「びっくり!」「日本語で出版された投資本の中で最高峰の書物」「読み手を選びますが良書だと思います」「通常の資金管理とは意味合いがかなり異なる点注意」
●トレーディングシステム徹底比較 第2版 - 日本市場の全銘柄の検証結果付き
・「システム・トレーディングのバイブル」
この本はとにかくスゴイ!! 世に知られた一般的なシステムからプログラム化が困難なシステムまでをポートフォリオ・ベースで検証してある。この本をよく研究すれば、どのようなロジックが長期的に利益をだせるのかがよく解る。システムの評価法についても十分な知識を得ることができる。さらにありがたいことに、なんと、トレードステーション用のプログラムコードがおまけとして付属しているのだ!!これはスゴイ!!著者の寛大さに感謝したい。自分でイージーランゲージをつかっている人にはこの上ない実践的な参考書である。プログラミングのノウハウを学べるだけでも買う価値がある。これだけの企業秘密を公開していいのだろうかと思ってしまうくらい、スゴイ本である。
・「トレーディングシステム開発者のバイブル」
過去に書籍などで公表されてきた39ものトレーディング戦略を実際にプログラミングして、数多くの商品について長期データで検証したのが本書です。
多くの手法を比較検討できるので、自分がトレーディングシステムを構築する上で、どういう手法やどういうロジックが有効なのかといった判断できます。また、トレードステーションのイージーランゲージのプログラム・コードが掲載されているので、システム開発者には非常に参考になります。
トレードステーションを使える人は、成績が良くない手法でも、自分なりにアレンジすれば使えるようになる可能性もあります。そうした点から、本書の役立ち度は非常に高く、お買い得な本です。
・「システムトレーダー必携」
どんなシステムでも万能のものはない。システム毎に違った顔をみせる。それほど派手ではないが、割合コンスタントに右肩上がりのシステム、ジェットコースターのように派手な利益と損失を繰り返すシステム。これらのルールと検証結果が惜しげもなく載っている。これから、システムトレードを志す人は、一度この本を読んで各システムの特徴を押さえておくべきだと強く思う。
・「良書。」
現在または将来的にシステムによる意思決定をしてみたいと考える人にお勧めします。システムトレードに関しては本書のほかにもVBを使った書籍がもう少し安価な価格で販売されているのですが、そちらの書籍では「つくること」に重点がおかれており、書中で触れられる「売買手法」そのものに関しては1〜2例しか取り入れられていないシステムが作例としてあがっています。
しかし現実に資金を運用するにあたっては判断基準が1〜2パターンでは、オーバートレードで資金を失うか、あるいは機会を逃し、十分な利益が得られないかのいずれかになります。
売買手法をどう取り入れていくかという議論に発展した書籍は本書を除いてはいまのところ非常に数が少なく、本書は貴重な良書です。
値段が高く見えますが、よくよく考えると大抵の人の一回のロスカット程度にも満たない金額ではないでしょうか。
そういうわけで、私もこういった本を買い集めるようになりました。
・「そんなにいいか?」
システムトレードの損益率を実証しようという書籍。
手数料・スリッページは考慮しない。この時点でやや都合のいい結果が出そうだと危惧する。
この本の結論を述べると。
機械的なシステムトレードで着実に利益を積み重ねるのは非常に難しい。ごく一部の極めてシンプルな手法を用いるなら勝機が無いこともない。複雑なシステムにはほとんど勝ち目が無い。
そういうことである。
しょっぱなに書いた、甘い条件を考慮するとかなりシビアな結果である。
この本で紹介されるシステムの9割が実質的に機能しないということを読者に突きつける。
●売買システム入門 - 日本初!これが「"勝つ"トレーディング・システム」の全解説だ!
・「システム売買構築の必読書」
Ph.d トゥーシャー・シャンデのシステム構築の本。内容は非常に素晴らしい。トレードステーションのプログラムも掲載されているので、ソフトを持っている人には、検証がやりやすいと思います。エクイティカーブを線形回帰して標準誤差を求め、システムの効率性を検証するなど、非常に中身は濃い本です。シャンデ氏自身、CTAとして活躍しているので、単なる学者の本とは違い、実務者の言うことには説得力があります。ちなみにシャンデ氏に資金を託しているCPOはアクセス社のようです。非常にオススメの本。
・「トレーディング技術の向上と売買システム開発を考えている人は必読書」
とにかく、どんな市場であれ、自分のトレーディング手法を確立したいと考えている人は一読の価値があります。
本文では移動平均や、単純ブレイクアウトなど、既知のテクニカル分析手法を例にあげて、いかにして自分の性格にあった、利益をあげられるシステムを開発していくかを段階的に示してくれる。また開発したシステムの評価方法として、統計手法による客観的なデータを積み上げていく過程を明快に示してくれる。
・「本当の意味で入門書」
その辺の素人の入門書ではない。この業界一本でやっていくと決意した人間のための入門書である。この本の価値に気づくには私のようにマーケットの力学(?)を理解してうまく運用をしていたが、いつもの先を予想・予測しないという規律を調子にのったときに忘れてしまって損失を被ることになった頃だと思う。マネジメントに関しての評価方法について非常に良いと思います。これをエクセルVBAでプログラムするのが良い。その他の本でシャープレシオやKレシオなど利用する必要がありますが・・・。あえて言うならば、この本に書いてある売買シグナルや手法の部分は見なくてもいいと思います。オシレータは数値がある一定を超えたとき、下回ったときという使い方じゃない方法の有効性を研究したほうがいいような・・・?そういう意味では星4にするべきだったのかもしれませんが、システム評価の部分を買います。
・「売買システムを作る人は必読です」
原書の「Beyond Technical Analysis」を直訳すると「テクニカル分析を越えて」と訳せるでしょうか。通常のテクニカル分析より一歩進んで、プログラムによる売買システムを構築するための本です。実践的な売買システム構築のコツやノウハウが、実例を元に詳しく解説されています。
システム作りだけでなく、パフォーマンスの評価方法、資金管理の方法、シミュレーションのためのデータ作り(データスクランブル)など、およそ必要と思われることがほとんど網羅されています。
自分なりの売買システムや取引手法を構築、テスト、検証する上で、やるべきことが明確になります。トレーディング・システム作りをする人には必読でしょう。
・「裁量派の相場師こそ読んでいただきたい」
冒頭に 「裁量派」と「テクニカル派」の分類により、本書はテクニカル派を読者として想定している旨が宣言されます。しかし、システムモデルとして紹介される「Pull Back」、「Trade anti Trade」等々は「上昇過程の逆張り」「ドデン売買」として裁量派の相場師なら親しんできた手法です。日本を代表する裁量派のWizardである林輝太郎氏の著作を読んだことがある読者ならば、ほとんどの技法を目にしたことがはずです。 本書が素晴らしいのは林氏の著作では「抽象的で精神論である」と厳しい指摘がある売買の判断ポイントを明確にしている点です。判断ポイントとなるパラメーターを変化させることで、損益状況がどのように変化するかを統計的手法を使って検証していく手法は参考になりました。 著者が冒頭で明言しているとおり、過去のデータを使った将来の予測に全幅の信頼を置くことは出来ないし、いわゆる本書で紹介される決定論的なシステムは動的に変化していく相場を完全に捕らえることは不可能です。ただし、敢えてシンプルなシステムを構築する重要性を明確にし、テクニカル分析とマネーマネジメントを融合しようとする姿勢は原題である「Beyond Technical Analysis」とおりです。 林氏の著作「相場名言集」にある「相場は失策の続くゲームである」は本書では「巨額な利益を上げることが出来るのは全トレードに対してわずか5パーセント程度であり、損失が続く局面が多々表れ、ほとんどのトレードが思うような結果を残せないというのが現実である」となっています。読み終わってから「マーケットは一つ」の感を強く持ちました。
●トレーディングシステム入門 ― 仕掛ける前が勝負の分かれ目 (ウィザードブックシリーズ)
・「システム開発の必読書」
これまでTradeStationなどでシステム開発を行ってきた人達には目から鱗の内容ではないでしょうか? 著者か強く勧めるのは金額ベースではなく、パーセンテージベースでのシステムの検証です。例えば日経225で200円の動きがあったとき、現在2002年のように10000円水準での200円の変動は2%に相当しますが、2000年の始めのように日経平均が20000円水準での200円の変動は1%にしかすぎません。そして1991年当時は30000円水準なので200円の変動は0.67%にしかすぎないのです。つまり、過去の金額ベースでの損益の平均値や標準偏差を求めても無意味であり、全ての損益をパーセンテージで計算するべきであると著者は主張しています。
そのためのイージーランゲージのプログラムやエクセルのマクロについても書かれてあるので、それぞれのシステムを検証し直してみると新しい発見があるかもしれません。資金管理についてもよく書かれており、ラルフ・ビンズ氏のオプティマルfについても書かれていますので、興味のある人にはオススメです。
・「難解ですが今までにない本です」
本書はトレーディングシステムの開発よりは、システムの評価方法を解説した本です。本書の文章自体は平易に書かれていますが、中身はなかなか難しい本です。本書で解説されている検証方法をどう試すかといった点が難しいです。
エクセルやトレードステーションのプログラムも紹介されているので、データを集めて自分なりに検証することが可能です。あまり他では見ることのできないようなアイデアも多く、参考になることも数多くあります。
●トレーディングシステムの開発と検証と最適化 (ウィザードブックシリーズ)
・「よくぞ翻訳された」
相当にマニアックな本である。内容は高度でマニアックである上、原書が出版されたのは1992年である。よく翻訳してまで出版したものだと感心した。このような本が大量に売れるとも思えず、出版社の心意気が感じられる。
内容は高度である。何しろシステム売買に使うトレーディング・システムの検証方法について書かれた本であり、システムを構築する上での注意点や最適化で陥りやすい罠についても述べられている。幸いないことに著者が難しい内容を平易に解説しているので、誰が読んでもかなり理解できるし、翻訳もこなれていてわかりやすい。
ただ、本書の読者対象はトレードの経験が豊富な上、自分で売買システム作りをするだけの技量の持ち主に限られそうだ。それ以外の方が読んでも役には立つし、理解もできるだろうが(文章が平易で読みやすいので)、トレーディング・システムの最適化に的を絞った解説書なので、トレーディング・システムの開発をしている人以外には面白味がないかもしれない。自分では、かなり大量のプログラム作りをして、大量の検証作業をこなしてきたことから、本書の内容はよく理解できたし、面白かった。しかし、このような超マニアックな本が商業的にどれだけ売れるのか、一読者として興味がある。
・「原点に戻る」
思い付いたことを一つずつ検証してみる。この本で言うたくさんのサンプル作り。結果「いけるかな」と思えるものを最適化してみる。「いけそう」となるまでの一連の作業は正直時間がかかる。しかしこの一連の作業こそが自分がシステムを作り上げる時の引き出しとなる。何かに気づき何かを足してみたり何かを取り除いてみたりと…「システムが少し機能していないのでは…」と弱気になった時にやはりこの本に手が伸びてしまう。何度も読んでいるのに、読むたびに一つまた一つと気づかされることがある。この本がすべてではないけれどヒントがたくさんある本です。システム作りに答えはないから…
・「トレードの一つの完成型」
きっと過去データを検証しながらトレードをしている人にはとても有効な教科書になると思います。
システムトレードの入り口から出口まで、あいまいになりがちな言葉の定義付けも丁寧に行いながら一本の道しるべをあらわしています。本書を基本としてトレードする事は、もちろん正しいしこれを幹として枝葉をつける事も良いしもっと幹自体をシンプルにしても良いし結局、自分が納得出来て、結果を受け入れられるシステムを作り上げる事が重要なんですが。そして迷った時は この教科書が特に役に立ちます。
・「ここまでやればきっと勝てる」
著名なシステムトレーダーのパルドの著書。システムトレードの研究を始めてみたい、またはシステムトレードのストラテジのアイデアが欲しいといった方には適さないと思う。自分自身で一通りのトレード戦略を確立した方が、その戦略の優位性を適切に評価するためのステップが詳細に語られている。つまり、システムトレードのストラテジ構築ではなく、その先のパフォーマンス評価をいかに適切に行うか、という点に焦点が絞られている。この本の検証をクリアできたストラテジであれば、きっと相場に打ち勝つことができると思う。
●マーケットのテクニカル秘録~独自システム構築のために (ウィザードブックシリーズ)
・「ついに日本語で出版されました!!」
システム売買においてあまりにも有名なルボー&ルーカスの共著です。この本を日本語で読むことができるようになったのは、本当に喜ばしい限りです。本書で本当に価値がある部分とは、掲載されているテクニカル指標よりも、その有効性を検証する手法にあるのではないでしょうか。検証ソフトウエアが進化した現代においても、このような検証法はカバーされていません。検証ソフトウエアが進化し過ぎたため、カーブフィッティングのシステムを無意識に作ってしまうケースも多々見受けられます。本書の本当の価値が色あせることはないでしょう。
・「テクニカル指標を実際の売買で生かすノウハウ」
現在ではさまざまなチャートソフトが販売されており、安価で有用なソフトも数多く出ています。どのソフトにも多くのテクニカル指標があり、簡単な操作で誰でも複雑な指標を自分で計算などせずに表示できます。 ただ、便利になったものの、その指標を有効に活用できなければ利益に結びつけることができません。数多くのテクニカル指標のうち、著者が長年の実践経験で役に立つと判断したもののみ、その活用方法が掲載されています。テクニカル分析の知識が増えても、その知識を効果的に利益に結びつけるのは容易なことではありませんが、それを可能にしてくれる出色の1冊といえます。
・「初心者卒業レベルの人向けの本です」
2000円以下の投資本をある程度読んで、もう少し突っ込んだ内容を学びたいと言う人には打って付けの本ではないかと思います。秘録はないですが、テクニカル指標について詳しく書かれていますので、チャートに付いている数々の指標を理解することができるようになります。あとはシステムの構築に関しても触れられており、これも大変参考になりました。初心者を卒業したてのレベルの方などには、とても参考になると思われます。
また、「魔術師たちの心理学」の中でも推奨されている本です。
・「どういう人に勧めるかと言うと」
うねり取りで、そこそこ儲けられるが何となく釈然としない。相場と言うものをもっと深く理解したい。確かに儲けられるのだが、一体自分が何をやっているのか本当の所よくわからない。
・「役に立つところもあります」
本書の内容は半分以上がテクニカル分析の解説にあてられています。独自の視点による解説もありますが、かなりの部分は他の本で述べられている内容です。システムのテストに関しても内容は中途半端、また最後の第4章はデイトレードの戦略について記述されており、あまり役にたたなかったと言わざるを得ません。
本書は原著が1992年発行とかなり古く、また題名が「マーケット~」となっていますが、対象は主に先物です。当時はバイブルだったかもしれませんが、現在ではこの本以上の内容のものはたくさんあります。上級者には物足りないと思われます。少し批判的になってしまいましたが、テクニカル分析&システム設計
両方について初めて勉強しようという方には非常に有用であると思います。
●投資家のためのマネーマネジメント ~資産を最大限に増やすオプティマルf (ウィザードブックシリーズ)
・「びっくり!」
ラルフ・ビンスの名前は聞いていましたが、翻訳書が出たときは古い本の翻訳なので、あまり大きな期待もしていませんでした。第1章の「確率過程とギャンブル理論」を読み始めたときも「ああ、よくある解説だろうな」という程度にしか、考えていませんでした。ところが驚き!「ランテスト、Zスコア、信頼度」のところでは「こんなデータの検証方法があるのか」と非常に新鮮な驚きを覚えました。本を読んでそうした経験をすることは余りありません。それだけに私のとっては非常に価値のある1冊となりました。分厚い本書の中には理解できない部分やあまり興味のもてない部分も散見されましたが、システム売買に関して非常に参考になるので、売買システム構築をする方にはご一読をオススメします。
・「日本語で出版された投資本の中で最高峰の書物」
原書はアメリカで10年前に出版されたもので、後に数学的な誤りを指摘された箇所もありますが、資金を幾何級数的に増やすビンス氏のロジックの本質が揺らぐものではありません。オプティマルfに関しては多くの誤解があるのも事実です。例えばTWRが最大となるfの値で運用すると破産するというのがよくある誤解です。破産するのは期待値が負のシステムにおいてオプティマルfで運用した場合であり、正の期待値を持つシステムで運用した場合、必ずしも破産するわけではありません。非常に大きなドローダウンがあるだけです。この大きなドローダウンを破産と捕らえてしまっては、この本の価値は失われてしまいます。期待値が正のシステムにおいて資金を最大化するにはこの方法しかないのです。トレードをする人にも、大きな成果を望みたいのであれば、それに見合ったドローダウンを受け止める覚悟が必要になります。魔法はありません。ドローダウンを小さく抑えたいのなら運用利回りも小さくなることを受け入れる必要があります。実際の運用において、どのf値を選択するかは運用者のドローダウンに対する精神的耐久性によって判断するのがいいのではないでしょうか。本書の最後のほうのページで紹介されている
G=(A^2-V)^(1/2)
は鳥肌ものです。
G:推定幾何平均A:HPRの算術平均V:HPRの分散HPR:1+f(-Profit/WorstCase)
この式はトレードで儲けるための全てを教えてくれます。A^2がVより大きければ大きいほど成果は目を見張るものがあるでしょう。Vをいかに小さな値にするか、また公式の中のWorstCaseに過去の最大損失を使うのか、あるいは他の統計的な数値を使うかで成果は大きく違ってくることでしょう。
・「読み手を選びますが良書だと思います」
主にシステムトレードで、どういう投資資金管理をすれば資産増加を最大化できるかという課題について書かれた専門性の高い本です。数学的な素養がない人(私もそうですが)には内容が少しきついかもしれません。私の場合はシステムトレードとも現在のところ無縁なのでなおさらでした。しかもサラっと読めるほど語り口が楽しい本でもありませんし。でも、投資/投機は全て数のお話ですから、この本に書かれていることは非常に意義深いのは確かですし、買って損だとも思いませんでした。
・「通常の資金管理とは意味合いがかなり異なる点注意」
本書の内容自体に文句をつけるつもりはありませんが、私たちが通常考えている、そのトレードにどの程度の資金を投入すべきかを考える資金管理とはかなり異なる過程を踏む資金管理法の本だという点に注意すべきです。この本の最大のポイントとなるオプティマルfにしてもその算出過程はかなり曖昧であるし、そのオプティマルfを求めたところで、先物1枚をちまちまトレードしている零細個人投資家にとっては意味のない値ということになります。「本書は先物トレーダーとアカウントマネジャーを主たる読者対象として想定している」(p.276)とありますが、先物トレーダーは、おそらく数十枚から数百枚単位でトレードできるほどのパワートレーダーを想定しているのではないかという印象です。この本の購入検討者はその点十分注意すべきです。 原書の出版が90年代初期だという点も注意点です。現在なら表計算ソフトを使って説明がなされるべきところもCOBOLやFORTLANが用いられていた古めかしい時代のコンピュータ言語のプログラムが延々と紹介されてもいます。その点にも注意してください。 この本は初心者向けではなく、ある程度システムトレードをこなしたトレーダーが次のステップを模索する手がかりとして読まれるべき本だと思います。決してつまらない本ではありませんが、期待しすぎる本でもありません。「本書で紹介する公式は出発点にすぎない。厳密な手法というよりも、定量化問題をどう扱わなければならないかを考えるための手段といったほうがよいだろう」(p.2)と著者が述べている通り、次の段階を「考える」人でないと意味のない本となります。
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