「許すよ、俺は」「僕らと彼らの終末に」「あきらめるな」「心が温まりました。」「万人のための童話」
誰も国境を知らない―揺れ動いた「日本のかたち」をたどる旅 (詳細)
西牟田 靖(著)
「まずは一読の価値あり。」「「目からウロコ」の読後感」「あとは、択捉島、南鳥島で全国境達成だが・・・」「両方から見ることの大切さ」「SFでもサスペンスでもない日本の国境の現実」
ラクをしないと成果は出ない (詳細)
日垣 隆(著)
「正に実践的な一冊」「著者の言いたいことが,スパッ,スパッと書かれているので,あっという間に読んでしまった。」「実践に裏打ちされた、だれにでもできうる具体的指針」「あしたから仕事が楽しみ」「ビジネスマン必読」
青年社長〈上〉 (角川文庫) (詳細)
高杉 良(著)
「仕事観が変わりました。」「希望が伝わってきます」「こんな人がいたのか。」「実践的ビジネス小説である」「ビジョンを持つことの大切さ」
青年社長〈下〉 (角川文庫) (詳細)
高杉 良(著)
「創業、ということを意識させられた」「ものが違う」「信念、行動力の大切さ」「原点を思い出させてくれる本」「ワタミ力。」
ラッシュライフ (新潮文庫) (詳細)
伊坂 幸太郎(著)
「誰かは誰かと端っこでつながっている」「楽しめる」「個人的、伊坂作品NO.1お勧め。」「無限ループからの脱出」「あまりにも見事」
非正規レジスタンス―池袋ウエストゲートパーク〈8〉 (詳細)
石田 衣良(著)
「ご存じ池袋ウエストゲートパークシリーズ」「だんだん話がオッサンのノリになってる気はするんだが、いい。」「テーマが若干重めか。」「一気に読みました」「派遣レジスタンス」
偽善エコロジー―「環境生活」が地球を破壊する (幻冬舎新書) (詳細)
武田 邦彦(著)
「風評や雰囲気でなく批判的に考える材料に」「偽善エコロジーの偽善」「鵜呑みにするのは危険な気がするが」「ちょっと視点を変えてみると」「人の行く裏に花の道あり。まさに目からウロコです。」
「光が当たり続けるわけではないのだから」「着眼点は悪くないが、掘り下げ不足」「人選が悪い」
ナマケモノでも「幸せなお金持ち」になれる本 (詳細)
アーニー・J・ゼリンスキー(著), 前田 曜(翻訳)
「俺、ナマケモノになりました」「読んで損はしません。」「働きバチを卒業して賢いナマケモノになろう。」「百匹のナマケモノ」「注意して読まないと、また間違える」
あったかもしれない日本―幻の都市建築史 (詳細)
橋爪 紳也(著)
「幻の都市建築史という副題の通り、この世に姿を見せなかったプロジェクトが満載されています」「面白い」「ノスタルジックな未来への夢」
写真で読む 僕の見た「大日本帝国」 (詳細)
西牟田 靖(著)
「より深く、より詳しく、より立体的に」「専門家には見えないもの」「日本人として知っておきたいこと」「偏りのないまっとうな歴史記述と「大日本帝国」のリアル」「良い本です。」
仕事は楽しいかね? 2 (詳細)
デイル・ドーテン(著), 野津 智子(翻訳)
「あなたと一緒に働きたいと言われたことがありますか?」「なんだかとてもあたたかい」「印象に残る箇所が多すぎるくらい」「部下を3人持っている方には参考になる」「良き上司と、良き部下」
虚構―堀江と私とライブドア (詳細)
宮内 亮治(著)
「あの大きな事件の裏側の流れを見るために」「ライブドア事件の人間模様を当事者が描く」「ライブドア事件は、やはり、蜃気楼でしたね」「ライブドア物語」「事実を語りたい気持ちが溢れている」
地図もウソをつく (文春新書) (詳細)
竹内 正浩(著)
「地図は正確無比ではなかった!」「 地図好きにはたまらない本です。」「翻弄される地図」「日経ビジネスのメルマガで見つけました!」「つまらん」
あたらしい戦略の教科書 (詳細)
酒井 穣(著)
「組織内部で自分の立場をどのように確立していくかを考えている人には,必要不可欠な本であると言える。」「「現場が実行できる戦略には何が必要なのか」がテーマ」「戦略+インタビューノウハウ 1冊で2度オイシイ」「仕事だけでなく人生の戦略にも役に立ちます」「戦略思考の入門」
生きさせろ! 難民化する若者たち (詳細)
雨宮 処凛(著)
「読んだ方がいい」「この国の「生きにくさ」の実相に迫る」「若者の状況を的確に表現した素晴らしい本」「泣けてきた」「ネオリベ循環2巡目にはアルゼンチン」
会計課長 団達也が行く! 物語で学ぶ会計と経営 (NB Online book) (詳細)
林 總(著)
「「学ぶ」ための小説」「監査論や管理会計を学ぶ動機づけとして」「ジャケ買いしただけだったのに」「ぜひ、ドラマ化を!」「ドラマ性には欠ける」
「この本をどう読むかでセンスが問われる」「凹んでいるあなた向け」「とてもやる気になりました!」「使い方次第で劇薬にも」「意外なほどにまっとうな「デイトレの教科書」」
サラリーマンが株で一億円を稼ぐ!! (詳細)
えす(著)
「本物の迫力」「短期より中期か!」「1000万円くらいなら!」「短期より中期か!」「一攫千金・・・ではなかった!」
高学歴ワーキングプア 「フリーター生産工場」としての大学院 (光文社新書) (詳細)
水月 昭道(著)
「「環境」に振り回される博士の姿」「オーバードクター問題を一般に公開した意義は大きい」「博士課程進学希望者やその親御さんに・・・」「世間にしってもらうべき問題」「博士問題を斬り込んだ良著」
ライブドアに物申す!!―44人の意見 (詳細)
浅羽 通明(著), 池田 信夫(著), 井上 トシユキ(著), 上野 正彦(著), 梅森 浩一(著), 江島 健太郎(著), 大鹿 靖明(著), 大谷 昭弘(著), 岡田 斗司夫(著), 岡留 安則(著)
「自分も意見を載せたくなります。」「すぐに読みました!」「すごく分かりやすい本でした。」「良かった!!!」「面白かった!」
間違いだらけのエコ生活 (詳細)
武田 邦彦(著)
「わかりやすかったです」「リラックマでおなじみ主婦と生活社から出たゆるやかなエコ本です」「内容がリサイクルされていますが・・・・・」「エコの正体」「読むほど身につまされる」
「心のブレーキ」の外し方~仕事とプライベートに効く7つの心理セラピー~ (詳細)
石井 裕之(著)
「自分を変えるためのヒント集」「潜在意識のメカニズムを理解する」「潜在意識のしくみ」「最高の本」「知識はあるのに余り役立てていない人向けの本」
不撓不屈〈上〉 (新潮文庫) (詳細)
高杉 良(著)
「「自利利他」」「不撓不屈」「会計士と政治」「夢中になる面白さ」「日本人離れ?」
・「許すよ、俺は」
ヨカッタ。「生きる」ってことがこの作者のライフテーマなんだろうなと。作品を振りかえってみると全部「生きる」って話なのに驚いた。
テーマとしてはごくごくありふれたもので、この時代にそういう青臭いメッセージはどうかとも思うけど、この作者の場合、単なる楽観主義でもなく、シニシズムでもなく、残酷さをもって静かに書ききってしまうところがすごい。そして面白い。だから許せる。
気になったのは各章のタイトル。天体のヨールはどうなんだと思う。でも、お話としては一番好き。だから許せる。
あと、登場する女性がみな度量が大きいというかちょっと現実離れしてる感じはした。でもみんな斉藤和義のいくつかの曲に出てきそうな感じで魅力的。だから許せる。
・「僕らと彼らの終末に」
伊坂ファンであり知り合いにその魅力を布教している者だが、正直いって近作の『魔王』と『砂漠』については紹介がしずらかった。だって、伊坂幸太郎風のおもしろさ(と、勝手に特定してしまうのは著者とその愛読者に失礼だが、まあ、ファンってのは不公正な思い込みがなければ成り立ちませんので…)があんまりなかったのだもの。とりあえず、これらは後回しにして『ラッシュライフ』とか『死神の精度』とかを先に読んで、その軽快な物語づくりや会話のセンス、いかにもフィクションな楽しさを味わいながら、でも「人生って何だろうね」をあまり深刻でなく考えられるすごさをどうぞ、ってな紹介をしていたわけだ。だから、やった。この作品の登場をもって、新作からいきなりすすめられるのである。また思い込みで恐縮だが、この作家の本質は相互リンクを前提とした連作短編である。一つの視点が長いとダレる。しかし一つの世界を複数の視点から構築していく才覚には舌を巻く。講談的でなく、落語的なのだ。お話の神様の視点からエピソードの全体を長々と語りとおすのではなく、実際にその場で生きている人々の声や視線やしぐさが交差しあう様をおもしろおかしく時にかなしく演じてみせる。今回はテーマは世界=私の人生の終末。まあ、理の必然として「死に照らされてこそ生は耀く」的なニュアンスが前面に出てくるわけだが、しかしもちろん、それだけではない。あと三年、という状況を想像力ゆたかにリアルに描写しつつ(基調としては、大混乱と大量死の嵐のあとの静けさ)、その日の前の異常な日常が、あちらではコミカルに、こちらでは社会風刺的に、全体を通してごく哲学的に(SFはいつも哲学的だが)、そして本作の最大のポイントかなと思うのだが、家族ドラマ的(「家族」はカッコつきがいいかな)にたんたんと語られる。楽しみながら、考えて。恐怖しながらやさしい涙を流して。そういう傑作である。
・「あきらめるな」
伊坂幸太郎の最近のパターンでもある、短編が連なり、8家族から残り3年の人々が浮かびあがる。伊坂幸太郎は、人間が弱くて、ずるくて、みっともないことを、逃げも隠れもせず、この作品でゆっくり呈示してくる。どんなに惨めでも、カッコ悪くても、恐くても、生きるしかない。私達が1日を大切に生きようとしないとき、流れたしまった時間の尊さを、伊坂幸太郎は覚えているような感じだ。余命3年の状況でも、進むべき生き方は、今でも同じだと語られている気になる。<あきらめるな>静かな闘志が、心を揺り動かす。
・「心が温まりました。」
伊坂幸太郎氏の著書として初めて手に取りましたが、傑作です!小惑星衝突を3年後に控えて、という状況設定にはムリがあるかもしれませんが、だからこそ“人がなぜ生きるのかどう生きるのか”ということを不純物を排除して考えることが出来るのかと思います。家族を持つ身だからこそ個人的にグッとくるものがあったかもしれませんが、小惑星衝突という背景に変に捉われずに読み進めることが出来ましたし、読後は心温まるものがありました。著者の作品を次も次も読んでみたい!と思います。
・「万人のための童話」
私は伊坂氏の今までの作品の魅力にすっかり浸透され,どうしてもひいき目なレビューになりがちかもしれないが,読んで得るものが大きい作品であることは間違いないかな,と思う。
3年後に地球に小惑星が衝突して,世界が無くなってしまうという設定で繰り広げられる8つの短編は,なんてことがない話だったりするが,それぞれがユーモアに溢れつつ,人生について考えさせられる。正しい生き方って何かな?と。短編だから余計にストレートに伝わる感じがする。
「明日死ぬとしたら,生き方が変わるんですか?」「あなたの今の生き方は,どれくらい生きるつもりの生き方なんですか?」
ときどき,グサリグサリとくる。
・「まずは一読の価値あり。」
日本という国は、いにしえより、ひとつの島国として近隣諸国とは海を隔てて独特で孤立して繁栄してきた流れを汲んできており、あらゆる紛争ごとの発端となってきた大陸の国境といった感覚を持ち合わせておらず、国境に関しての認識は甘いといっても過言ではないと思います。本書のタイトルのように、日本人は、まさしく”誰も国境を知らない”、むしろ知ろうとしない、現状で満足しあまり関心がないというのが本当のところだといえます。しかも、日本人は、表立った主張をせず控え目で遠慮深く謙虚な性格を美徳としているところがあるので、根回しは十分行き届いているが、事なかれ主義、押しの強さがまったくないといったところが対外的にずいぶんと裏目に出ているように感じます。国策に関してはあれだけムキになって叩いたりするマスメディアでさえ、日本の国境問題に関しては遠ざかっており、国家としても表立って国民への問題の投げかけをしていないのが現状です。そういったところを本書は真正面から日本の国境問題に向かって、実際に国境の現場を見てきたありのままの姿を表現し、日本社会に一石を投じるとともに国民に問題意識を持たせ、理解を求めようとしている姿が伺えます。国境問題に関しては、敗戦により日本の意思が通らない状況で、伝統や文化をよく知らない戦勝国が身勝手にあいまい性を残して分断していったことが、そもそものトリガーになっていることを再三説明しており、また戦争前後で管轄する国が変わって居住者の人生が大きく変遷していった事実についても生々しくルポしています。著者の「僕の見た「大日本帝国」」も読みましたが、いずれも日本人が気づいていない、もしくは気づこうとしていないニッチなジャンルに自ら足を運び、そしてその足跡を辿り、詳細にルポルタージュしており、これらは社会的に価値のある貴重な資料ともいえます。
・「「目からウロコ」の読後感」
期待にたがわぬ面白さだった。国境や領土というあまり馴染みのないテーマで、これだけ「目からウロコ」の読後感を与えてくれるノンフィクションをものした著者に、まずは喝采を送りたい。
著者の前作『僕の見た「大日本帝国」』では、大日本帝国時代の遺物をアジア太平洋の各地に訪ね歩き、イデオロギーに囚われず“あの戦争”を見つめ直すという大胆な発想とその方法論が評価されたわけだが、評価が大きかったがゆえに、次作でいったい何をしてくれるのか、期待と不安が入り混じりながら、本書を手にとった。不安は杞憂に終わった。
日本経済新聞の書評欄で評論家の武田徹が賞賛していたとおり、前作から一貫して西牟田は、とにかく現地に足を運び、まずは「見る」ことからすべてを考える。その西牟田的な方法論・行動力・等身大の感覚はそのままに、本書では、普通の日本人が決して目にしたことのない「この国のかたち」が鮮やかに描き出されている。「愛国心」や「ナショナリズム」という言葉に集約されることなく、生身の現場から、日本という国の姿を見つめ直したい、という西牟田の姿勢が、見事に結実した一冊と言えよう。
旅と人と歴史――この3つが、西牟田のノンフィクションを構成する大きな要素であるわけだが、いずれの角度からも、十分な読み応えを感じた。藤原新也、沢木耕太郎、小林紀晴……と、その時代時代に応じた旅のノンフィクションが存在してきたが、「現在的な」旅ものノンフィクションの書き手として、西牟田靖は群を抜いた存在であると思う。
・「あとは、択捉島、南鳥島で全国境達成だが・・・」
6ヶ所の国境の果てとされる島及び、その近隣島のルポ。 類書に『日本人が行けない「日本領土」 北方領土・竹島・尖閣諸島・南鳥島・沖ノ鳥島上陸記』、『別冊宝島 奪われる日本!』があるが、私は本書がこのテーマでの初見だったので、他の観光地への旅本とは異なる新鮮味があり、興味深く読んだ。
対馬のように日本人が居住していれば渡航に問題ないが、中国、台湾、朝鮮、ロシアと領有権を争っていたり、外国人が住むなどして実効支配されている島については、外国より上陸することで、その国の領土と認めることになるので、日本政府はよく思わないとは理解していたが、日本側からも渡航自粛を要求され、場合によっては海保による逮捕も免れない状況にあるとは、初めて知った。
領有を宣言している他国は、韓国人が獨島(竹島)へ、香港人が尖閣諸島へ行くことで、自らの民族的なアイデンティティを確認して満足する。 翻って日本ではどうか? 日本青年社が魚釣島に灯台を建設したり、西村眞吾や石原慎太郎が尖閣諸島へ向かってはいるものの、一般観光客ツアーの受け入れ要請の外交交渉はおろか、島根県が条例で定めた「竹島の日」についても、寝た子を起こすなとばかり黙殺を決め込んでいる。
そうしている間に、獨島(竹島)には韓国人夫婦が住み、警備隊員らが常駐し、北方領土では約788億円もかけたインフラ整備が始まった。 これでは領土返還は更に遠のくばかりだ。
自国の失政への怒りを領土問題へと転化する他国のやり方はあざといが、前述のような日本の対応も褒められたものではあるまい。 漁業・エネルギー資源も絡み安易ではないが、せめて人の往来だけでも自由にできぬかと、国の面子により我慢を強いられる元島民側に立ち歯噛みすると同時に、ネット右翼花盛りの中においても約30万円/人のチャーター代を支払って尖閣諸島へ行こうとする人はいないのかと少し不思議な気がした。
・「両方から見ることの大切さ」
日本の国境にあたる島々を、つぶさに取材して回って日本国という国の「カタチ」を戦前戦後の歴史まで含めて描いた集大成。実はこの本を著した西牟田君は、バイクを通じて知り合った友人であり、だから多少贔屓目に見てしまうところがあるのかもしれないが、面白く読ませていただいた。まるで彼が僕の目の前で、淡々とでも熱を持って語ってくれている姿が目に浮かぶようだった。
日本という国は海に囲まれていて、領土問題を意識する人は非常に少ない。僕が小学校や中学校で学んだのはせいぜい北方領土ぐらいで、ニュース番組等をよく見る人は、「魚釣島」「竹島」という名前は聞いたことがあるだろうし、特段地理に興味のある人は「沖ノ鳥島」という名前を知っているかもしれない。
もちろん政府としての見解は、すべて日本固有の領土であるということは、少し詳しい人なら常識である。しかし、重要なのは、日本側からの見解だけでなく、隣国側からの見解にも目を通す、あるいは耳を傾ける必要があると言うこと。物事には片面からだけアプローチを仕掛けると、事の本質を見落としがちだ。そういう面で、それぞれの立場に対して、多少利害はあって好んだり嫌ったりする事はあっても、両面から「国境」に実際に身を置いて見た、という事を通して描かれるということは重要だと思う。
立場上いろいろあるので、この本を万人に勧めるわけには行かないが、あえて日本の「カタチ」を意識するためには良いきっかけになる本だと思うし、読んだ人には、物事を両面から読みとって欲しい、あるいはまた別の視点からも見つめて欲しい、そんな本。
・「SFでもサスペンスでもない日本の国境の現実」
私も旅好きで国の内外を問わずあちこち、比較的出かけている方ではありますが、西牟田さんが行くところは同じ地球にありながら、ちょっと特殊な場所です。そこは、手続き上行きにくい場所であったり、地理的に行きにくい場所であったり、また心理的にも遠いところであったりします。彼の今回の旅(前回の著作の旅は、かって日本領だったところでした)は、日本の国境地帯です。東京に住んでいる私の普段の生活では、あまり意識していない場所です。彼は、国境のこちら側とあちら側から日本を見つめる旅に出ました。
そのバイタイリティーと行動力には脱帽です。彼が旅した中で、私が行けそうなのは、対馬と与那国だけかなあ。まあ行きたくても、硫黄島や沖ノ鳥島には行けないですし・・・。
多分、多くの人は、一生目にすることのない不思議な光景。互いに島を返せと心の中で思いつつも、触れ合う人間と人間の優しさ。そのジレンマが伝わってきました。
それにしても沖ノ鳥島の海に浮かぶ管理棟の姿は、まるでSF映画の世界のようでした。硫黄島のパートは、読んでいてやはり切なくなります。帰りたいのに帰れない人々の望郷の想い、未だ見つからない戦士の亡骸、「もはや戦後ではない」の後もずっと戦後が続いている人々がいることを知らされました。
竹島を目指す韓国人の集団の中にたった一人日本人の著者。サスペンス映画のようにハラハラドキドキしながら読みました。
今や、日本人より韓国人の方が良く知っている対馬。与那国の人は台湾を知っているのに、台湾の人は与那国を知らない。不況と地震で現地のロシア人が北方領土を日本に返してもいいと思い始めていたのに、ロシアが裕福になってきて島のインフラが急に整いだし、人口も増えてきてまた考えに変化がでてきていること。日本の国境付近で起きたことや起きていることは、知らないことばかりでした。
本当は、仲良く国境を行き来できたらいいのにと思います。私は、日本人であると同時に地球人であるということをもっと認識したいと思いました。国の利権と人々の想いの乖離を考えさせてくれる一冊でした。
・「正に実践的な一冊」
どんな本にしても1ページ、1行、共感あるいは実践可能なものを見つけられれば、その本を買った価値はあります。この日垣さんの本はそれが他の本に比べ多いと感じました。もちろん「こりゃ、自分には無理だ・・・」と思う項目もありますが、いますぐ始められる事が多く書いてあります。それもより具体的に示してあります。この本が理想論だと言う人は他の全ての本を読んでもムダです。抽象的な自己啓発本は全て捨ててこの1冊があれば大丈夫です。書棚に最後まで残る本であることは間違いありません。
・「著者の言いたいことが,スパッ,スパッと書かれているので,あっという間に読んでしまった。」
仕事をする上で必要なこと,不要なことをを100項目に渡りまとめている本。各項目がそれぞれ2ページずつでまとまっており,文章も非常に明快。著者の言いたいことが,スパッ,スパッと書かれているので,あっという間に読んでしまった。また,文章の至る所に,豆知識的な文もあり,そのような箇所も参考になった。著者が述べていることの7割から8割くらいは,非常に納得できる内容で,他の2割くらいは,「それはちょっと違うかな」と思うような内容でもあったが,100項目のうちで,それだけ納得できる箇所があれば,読んだ価値は十分あったと考えている。 最も共感したのは,88項目の「毎晩アルコールが欠かせない人は伸びない」という文章。著者が述べているように「しかし世の中の仕組みを考えると,お酒がOKなのは,蒸留,醸造する工程が複雑なために製造者が限られていて,課税しやすいからというのが理由。かたやマリファナは個人でつくることも可能なので,税金をとりはぐれるから非合法になっている一面もあります。」という文章には,非常に納得した。私はアルコールは飲まないのだが,あんなまずいものをなぜ他の人々は大金を出してわざわざ飲んでいるのかという思いでいる。それはテレビのCMに国民が洗脳されているという一面もあるだろうし,著者が述べているように「課税しやすい」という面もあるだろう。要するに,「他者から金を得やすいものがアルコールだ」というだけの話なのである。それに気が付けない一般市民の愚かさに著者とともに私も閉口する。また,仕事がらみでお酒を飲むのは,韓国,台湾,中国,日本の四カ国だけとのこと。いかにこれらの国々の人々の愚かな習慣となっているのかが理解できる。 著者が述べている文章の一つひとつは確かに厳しいものもあり,無理なものもあるが,それくらいの気持ちで限られた人生に挑んでいかなければならないのだと,勇気をもらった。
・「実践に裏打ちされた、だれにでもできうる具体的指針」
理想論ではなく、とても地に足が着いており、考え方としても、アイデアとしても、若い頭脳には役に立つことだらけでした。座右の一冊になると思います。
・「あしたから仕事が楽しみ」
まだ新人ですが、これから100を目安に力をつけていくのはとてもとても楽しみになりました。昨日までは辞めてやろうと思っていたけど、けさからは違います。著者さん!ありがとうございます!
・「ビジネスマン必読」
日垣氏の本は手放しに面白く、かつ参考になる内容が多い。本書も間違いなくそのひとつにカウントできる。
本書は仕事を効率化したいと考えているビジネスマンであれば絶対に一読の価値はある。10章100項目のアイデアが提示されており、中には普通のビジネスマンであれば当たり前に知っている内容や理想論といった印象を受ける項目も混じってはいるものの、かなりのスキルを有した人でも最低5つぐらいは思わず納得(目からウロコの)項目があるはずと思う。その内容を仕事や私生活に採用すれば長い目でみればかなり得をするはず。
また、直接仕事に応用できない職種の方でも、日垣氏の斬新な発想には関心を寄せるはず。じっくり読んだので4時間ぐらいかかったが、どの項目から読んでも差し支えないため、目次から興味のある項目だけを読んでも一向に構わない。特に就職間もない若手の方には強くお薦めしたい。後々効果が現れるはずだ。
・「仕事観が変わりました。」
いくら上司にアドバイスや説教を受けてもやる気にならず、駄目社員だった私が、今猛烈に仕事に意欲的です。こんな会社、上司と仕事がしたい衝動にかられますが、現状で出きるとこまでやってみようって思っています。
さめたサラリーマンにお勧めです。
・「希望が伝わってきます」
「社長になる」という夢を実現する過程が、この小説には克明に記録されています。経理会社、佐川のSD、つぼ八時代・・・勇気と希望を持って困難を乗り越えていく渡邉社長の姿に、きっと勇気付けられるはずです。自分自身に置き換え、希望が伝わってきます。会社の誕生期から成長期までが描かれている上巻は、下巻よりもそういった印象を強く感じる内容になっていると思います。
・「こんな人がいたのか。」
こんな人がいたのか。驚きと悔しさと親愛と入り混じった感情である。ワタミフードサービスの実名小説である。運もあるが、自分を信じて進んでゆく勇気が素晴らしい。部下をやる気にさせるのがトップの役割。若い企業には、創業時の夢や志が残っている。それが魅力であり、それが残っていなければ伸びないのでろう。
・「実践的ビジネス小説である」
高杉さんの本は全てが全て面白いですが、本書の主人公のワタミの渡辺社長の年齢が若く、「社長になる」という小学生以来の明確な目標を達成していく姿に共感できます。明治大学横浜会主催の「森林公園の集い」での風船が空に上がるシーンは感動して涙が出ますし、奥様との出合い、結婚へのクダリも尋常ではありません。上巻の前半部分に特に引き付けられる内容です。
上下で800ページ以上あったかと思いますが、とても勉強になる内容です。1.成功者の思考方法を学べるだけでなく2.丁寧語、謙譲語、尊敬語の正しい使い方3.現場の大切さ4.どんなに素晴らしくても、お客様に支持されなければビジネスは成功しない5.トップの明確な思いとスタッフへの全力の愛情がなければ、組織はうまくまわらない
といった実践的な”技術”を学ぶことができます。
・「ビジョンを持つことの大切さ」
ワタミフードサービスの創業者である渡邊美樹氏の立志伝だが、一読してみて思ったのはやはりというか偉業をなせる人というのは尋常ではないなというものだ。小学生のとき、父の会社の倒産を契機に「自分は将来社長になるんだ」というライフテーマを決めそれを計画どおりに見事やりとげた。
目標を持って日々生活するというのは簡単なようでむずかしい。また、その目標のためにどこまで自分を犠牲にできるかが成功者と脱落者の差であると思う。この本は目標を持たずに生きる全ての人におすすめしたい。きっと示唆を与えてくれるだろう。
・「創業、ということを意識させられた」
悪い、というわけでなく成功した創業者には共通のものが備わっているような気がした。思いが一点に集中していること。それに集中できること。教訓的であること。人材発掘に苦労すること。何事も、大げさであること。人当たりが良いこと。親切であること。現場の仕事がこなせること。作者は意識せずに書いていると思う。
・「ものが違う」
少年の日の決意を胸に、それを実現してしまうということはなかなか難しいとだと思う。それを実現できるのは、よほどの強固な精神を持っているのだと感じた。運もあったのだと思うが、結局、運もこのような人のところに集まってくるのだと思う。
ぜひ、一読すべき本である。
・「信念、行動力の大切さ」
22歳のとき24歳で社長になると決め、「夢に日付をいれた」ことを皮切りに、夢に実現する期限を切って、それに向かってまい進していく。もちろん全てが計画通りすすむわけはない。
人間関係を構築するのがすばらしくうまい。その秘訣は、「誠実」「ウソをつかない」「ゆるぎない意志」であるように読み取った。幾度となくおとずれるピンチをうまく切り抜けていく。
現在、日本経済を立て直すためのキーワードとして「起業」が求められている。「起業」するためのノウハウとして、たとえばMBAやビジネススクール等も繁盛していると聞く。もちろん戦略は必要だし、「ケーススタディー」もインプットされていたほうがいいだろう。
しかし、この本を読むとそういう「シュミレーション」で遊ん!!でいる暇があったら、さっさと現実に飛び込んで、「リアルワールド」で頭を使い行動しようよと思わせてしまう。
起業した会社が3年後に生存する確立は1000分の3だと言う。しかし、この本のモデルを見れば、意思を貫けば自ずと道は開けるのかも知れないと思わせる迫力がある。勇気をくれた本でした。
・「原点を思い出させてくれる本」
この本は上巻の続きで、創業してからの色々な困難に立ち向かっていく主人公渡邊美樹が書かれています。彼はその困難にもめげず、周囲の助けも借りながらその困難を一つずつ解決していきます。我々は困難に出会うと及び腰になりがちです。しかし、この本を読むと、できるだけのことはやってみるということの大切さを教えてくれます。お勧めです!
・「ワタミ力。」
小説形式なので、渡邉氏が社会に認められ、たくさんの人に支えられていく様子がよくわかった。
・「誰かは誰かと端っこでつながっている」
いくつもの人生が、ちょっとずつ端っこでつながっていき、それが誰かの人生を作り上げていく。
群像小説と読んでしまえば簡単。ただし「群れ」と呼ぶには個性がありすぎるキャラたちが、文字の舞台を縦横無人に駆け巡る物語は、オールスター戦に近く、それでいて最後には群像小説としてのまとまりを持たせているのは圧巻。
この作家の上手いところは、ふとしたポイントで自分の現実世界を振り返らせることで、
誰かの人生が僕の人生の端っこでつながって、結果的に僕の人生を作り上げている、ということを気づかせてくれる。
世界では誰もが主人公で、誰もが脇役なのだろう。
そうやってできた世界の一部がこの小説なのかもしれない。
・「楽しめる」
よかったなー。1回目読んだ時には意識してなかった出来事が、2回目読んだ時に関連性というか繋がりがわかる。話に無駄がなく、起こりうる出来事全てが何らかの繋がりをもっている。だから読みなおしたときにまた面白さがやってきた。
・「個人的、伊坂作品NO.1お勧め。」
伊坂幸太郎さんの面白さを知りたいなら、私はまずこの「ラッシュライフ」をお勧めします。 キャラクターの造形の面白さ。台詞回しの切れ味と面白さ。そしてなんといってもバラバラのストーリーがやがいひとつに結集されたとき。表紙の絵柄にまさに各人物の物語が収まったときの爽快感はもう格別。 あとに続く伊坂テイストの集結する物語の原型をわずか発表作2作目で完成しているスタイルはもう絶品。読後の爽快感もいままでの日本人作家にはなかったような、さわやかさ、があります。 しかし、内容的には結構辛辣で現実面の冷たさを描いている点もただの娯楽作にとどめてないところがみそ。御伽噺と現実を融合した傑作ミステリーと言ったところでしょうか。 またこの作品には伊坂ファンの中でも人気の高い「黒澤」が登場するお話です。このときからすでになかなか魅力のあふれるキャラクターに仕上がっています。 それにしても最後にあのキャラクターが物語の締めを飾るとは思いませんでした。そうですあのキャラクターがこの物語のとりを飾るとはまさか思いませんでした。まさに傑作。伊坂テイストを知りたいならまずこの一冊です。
・「無限ループからの脱出」
仙台の街を舞台に、5人の男女の物語が進行する。エッシャーのだまし絵(ハードカバーの表紙はこれですが、なぜ文庫本は変えてしまったのでしょうか?物語に非常に影響を与えている絵なのに残念)、老いた野良犬、好きな日本語を尋ねる白人女性、未来が見える男「高橋」など、共通の背景を織り交ぜながらそれぞれの物語は交わることなく並行的に進行していきます。
死体は自らバラバラになった後、再びくっつく。轢かれた猫が生き返る。「あれ、これってミステリーでなくて、オカルト本?」と思み進めていくと、最後にとんでもない種明かしが!これは、まぎれもないミステリー小説です。
だまされた後の爽快感がたまりません。2回目も読まずにはいられない、しかも2回目も楽しめる、一冊で2度おいしい素晴らしい作品です。また、登場人物も非常に魅力的。特に泥棒・黒澤にはしびれました。
・「あまりにも見事」
2003年度版このミス11位
作者の2作目。今の知名度でこの作品を出せば、もっと注目された作品だと思う。そのくらい完成度が高い。
自分に楯突く者を絶対に許さない、傲慢で拝金主義者の画商独特のこだわりをもつ泥棒の黒澤リストラに遭い、野良犬と仙台の町をさまよう豊田お互いの配偶者の殺人を画策するサッカー選手の青山とカウンセラーの京子(彼女だけ姓がないのが一つのヒント)新興宗教の教祖の解体に立ち会わされる河原崎
これらの5組にまつわる話が時間軸を上手に操られ、微妙にリンクしながら最後に騙し絵のピースのようにぴたりとはまる。初読の際にはこの見事さに感動すら覚え、各章に隠された時間についてヒントをメモしながら再読し、再度感動した次第である。未読の方は、是非、この「時間」ということに注意しながら読んで頂きたい。最後の驚きが倍増(は大げさかもしれないが)するはずである。
作品中の「展望台」や「好きな日本語を書かせる外国人女性」など、一見意味の無いようなエピソードの使い方もうまく、また作者独特の鮮烈で暖かみのある文体が完成度を高めていることは言うまでもない。是非おすすめの一冊である。
・「ご存じ池袋ウエストゲートパークシリーズ」
定番中の定番だから水戸黄門漫遊記のように安心して読める。が、ちょっと気を緩めると涙腺までもゆるんでしまうから注意してくれ。まっ、今回は、口元もゆるむ楽しくてほんわかしたお話ばかりだから、ブラームスでも聴きながらリラックスして読むといいだろう。マコトの有力な後ろ盾であるGボーイズは登場するが、警察署も暴力団も登場しなくなった。そのかわりに最恐のおふくろさんが活躍するから楽しんでくれ。いま流行の「自助努力」で事件を解決する傾向になったと言うことだ。
・「だんだん話がオッサンのノリになってる気はするんだが、いい。」
数えてこれで8刊目ですか。すべて読んでいますが、この回は結構重いですね。この作者は東京に住んでいるだけあって、若者の世相を切り取るのが上手い。なんだか主人公がオッサンの作者そのものに見えてきてるのが、どうなのかなと思うんですけど、それがオッサンの自分にはピッタリきていいんですよ。でも若い読者はどう思っているのでしょう。そこらへんが気になります。
・「テーマが若干重めか。」
初期の頃のI.W.G.Pはどちらかというと現代の若者の生き方を様々に描き出し、暖かい雰囲気で描き出していたようにおもう。
本作ではテーマがとても重い。シングルマザーや非正規の雇用者などを扱い、低賃金による労働ため、底辺から抜け出せない人々を描き出す。
また逆に天辺にいる人々も描き出すが、その人々も決して幸せという人たちではないのが本作で扱う人々だ。
本作品を通じて、キャラクターたちがとにかくもがき苦しんでいるさまが描かれている。
それが今までの作品との大きな違いに感じられ、今後のシリーズ展開もどのようになっていくのか、気になるところだ。
・「一気に読みました」
ちょっと、中弛みのイメージがあるこのシリーズ。買ってから暫くツンドクだったのですが、本を開けたら一気に読み終えてしまいました。
いつもの様に、キングやサルがからむ展開です。彼らの力に頼らずに事件を解決してみろよ、と思う反面、マコトと彼らとの会話がこの作品の面白さの一つですし、また彼らの活躍を見てみたいという気持ちもある、複雑な心境です。(それと以前の作品でマコトが出張した際に、その土地では(当然ですが)無名の存在であるという事に何故か違和感を感じた事からも、マンネリと言われても、この展開がベターなのかなと思うのです。) 今回の作品は、以前の事件で関わった人や、「銀十字」の登場人物を思い出させる人、それと、シリーズ外ですが「波の上の魔術師」の登場人物を感じさせる箇所など、石田ファンがニヤリと出来る所が多かったと思います。
・「派遣レジスタンス」
個人的には、ウエストゲートパークシリーズ最高傑作である。話としての面白味もあり、リアリティもある。「暗い」という意見があるのも共感できる、しかし現在の社会は多くの人にとって「首相」と違い「楽観」できるものであはないだろう。20代、30代の人に是非読んでもらうためにも、早期の文庫化が待ち遠しい。
●偽善エコロジー―「環境生活」が地球を破壊する (幻冬舎新書)
・「風評や雰囲気でなく批判的に考える材料に」
世の中、あえて異論を申すことは非常に勇気のいる行動である。それも、道義的にだたしいと思われることへの異議申し立てであればなおさらである。最近は、リサイクルやエコロジーに対して疑念を呈することへのタブー視はなくなってきたが、それでもまだリサイクルとか環境といえばなかなか反論しづらい雰囲気は残っている。著者の意見やデータには賛否両論あろうが、世間の大勢に逆らって自分の信念を貫く姿勢には素直に敬意を表したい。
結局、現在の環境問題とは金と政治の問題になってしまったようだ。当初は純粋な信念の持ち主が地球のため、世界のためと頑張っていたのが、金につながるようになると信念を曲げてしまったり、金のためだけの人間が入り込んでくる。環境に限らず、福祉などでも同じことがあった。
ダイオキシン、環境ホルモンもあれだけさわがれたのに今ではほとんど聞かなくなった。ダイオキシン対策と称してゴミ処理施設に大量の税金が投入され、野焼きや焚き火の禁止も定着してしまった。今盛んなレジ袋もトレーやペットボトルのリサイクルも数年後にはどうなっているかわからない。科学的な見地でなく、不安や風評に基づくことにより、さまざまな弊害が生じている。環境問題に限らず、科学技術が進歩しすぎて一般の人々には理解しがたくなり、不安や風評が広まる下地となっている。著者のように科学者が一般の人々にわかりやすく、科学的知見を広めていくことは今後ますます重要になるであろう。
本書の内容を鵜呑みにしないことも重要である。著者の主張をそのまま受け入れてしまうのは風評や雰囲気に惑わされることと同じである。一つの論として、客観的・批判的に志向するための重要な材料であるが、まだまだわからないことの多い分野であるから、著者の意見が正しいとはまだ誰も保証できない。確実なことは金儲けが目的の環境運動にだまされないように注意しなければならないと言うことだけだ。
・「偽善エコロジーの偽善」
エコロジーに問題があることは、エントロピー学会でも指摘されている。内容は、本書よりも、技術的な根拠が明確なもの、根拠があいまいまものもある。一市民の発言としては、さまざまな仮説の提出として有益だろう。専門家の発言としては、論旨が素人っぽすぎるような気がする。肝心なのは、本人が偽善だと気が付いていないところだろう。
・「鵜呑みにするのは危険な気がするが」
筆者はテレビにもよく出演しており、さまざまな番組で「リサイクルをしてはいけない」と力説している。本書を読むと、リサイクルすることが却って環境に悪影響を及ぼすことがよくわかる。が、すべて本当なのだろうか。すべてを信じるのは危険だと思うが、筆者の、「地球規模で資源の節約をしていかなければならない」という見解は紛れもない真実である。
・「ちょっと視点を変えてみると」
新聞・テレビ・企業がそろいも揃って偽善エコロジーに突き進む中、新聞やテレビにはできないこうした偽善やカラクリを暴くのが、本来の週刊誌の役割のはず。それができていないところに昨今の週刊誌の低迷の原因がありそうです。日本は一方に振れるとき、失敗するという傾向があります。誰かが違った視点を提供する役割を担う必要があると思います。
・「人の行く裏に花の道あり。まさに目からウロコです。」
以前、私が国立大学の「環境教育課程」に在籍中に、同氏の著書『リサイクルしてはいけない』を読みました。リサイクルが当然と考えていた自分の考えが180度変わりました。あれから5年が経ち、ますます世の中がエコで騒がしくなる中、再びこの本を手にしました。
地球温暖化問題にはじまり、いくつものトピックについて著者独自の主張を展開されていますが、科学者である同氏の研究に基いたその主張は、論理的で、かつ素人にも分かりやすく述べられています。環境問題に関心のある人も無い人も、少なくとも「話のタネ」になることは間違いありません。
しかし、私個人が圧倒的に好感を持つのは、この「エコロジー万々歳」の世の中にあって、正しいと思っていることを正しいと主張できる著者の姿勢です。文章の端々に込められた社会への思い、その強い使命感が、読み進めるうちに痛いほど心に伝わってきます。まさに「人の行く裏に花の道あり」。一読者として、応援せずにはいられません。
一人でも多くの方にこの本を読んでもらえればと思い、投稿します。
・「光が当たり続けるわけではないのだから」
ドラフト1位、この栄光を手にするのはたった12人。10年でも120人。(最近ではちょっと違っていたけど)
かと言ってそのまま光を浴び続けて解説者、コーチになるわけでは野球の世界で華々しく生きていくわけではないということが描かれた作品。
かつての栄光という十字架を背負いながらも必ずしもプロではないが、やはり野球と向かい合い生きていくその姿は格好良いもの。
ライターが描いているというのを差し引いても応援したいと感じた。
・「着眼点は悪くないが、掘り下げ不足」
脚光を浴びてドラフト1位になりながら、栄光を掴めなかった男にスポットライトを当てて書く、と言うのは着眼点としては悪くない、と言うかとても面白いテーマだと思う。
ただ、他の人もレビューで書いているが、いかんせん人選が悪いというか、他者によって語りつくされた人物(島野だったり大森だったり野中だったり)が多く新鮮味を感じなかった事が一つ。どうせ巨人のドラ1で書くんだったら大森よりかは上田とか、逆指名導入後初のドラフト1位だった三野とか、時代が悪く活躍できなかった原俊介とか色々いると思う。
それと、一人ひとりのエピソードが短すぎ、本当の意味での心の叫びと言う物が出てこず、淡々と進んでいってしまう。これくらいのページ数であればせいぜい3-4人が良いところでは?
着眼点は良いのに、正直読後感があまり良くないと言うか、訴えるものが少ないと思いました。お勧めできるか、と言われると、余程のプロ野球好きなら…と言ったところでしょうか。
・「人選が悪い」
ドラ1が活躍するとは限らない。むしろ、『あのドラ1今何してるんだろ』って思うことの方が多い気がする。成功しなかったドラ1はそれまでの栄光とドラ1という色眼鏡の中で苦しむ。苦しみの中で彼らは何を思いながら次の道への踏ん切りをつけるのだろうか?彼らの人生はドラマチックでノンフィクションの題材として申し分ないのだ。
しかしながら、マスコット人形にに入った島野はこのテーマとしては有名すぎる。大森の悲運はドラ1の苦悩というよりはFAの犠牲って色合いが強い。いずれにせよ2年連続イースタン本塁打王の悲運はすでに語りつくされている。高木大成はプロ野球選手として十分に成功した口でこのテーマに即さない。荒川事件はドラ1というテーマに収めることができない大事件だ。サラリーマンになった志村も社会現象化した人。新鮮味がない。
ノンフィクションとしてこれまでとり上げられていない人を対象にして欲しかったし、そうでなければ、9人も書かないで少し一人ひとりを掘り下げて欲しかった。
・「俺、ナマケモノになりました」
『幸せ』についての本や、『お金』についての本は多いけど、非常に具体的でかつ、無謀じゃないところが評価大です。好きなことをして生きていこうとして、フリーターでもないし、金は後からついてくるというギャンブラーでもない。働くときは集中して働き、しかも、必要以上は働かない。その分、自分の時間を作り、自分の人生を楽しむ。ストレスをなくし、余分なことをしない。あくせく働かないのが、ナマケモノなら、ナマケモノのほうが、まっとうな生き方だと、この本は教えてくれます。実際、働く=幸せ、喜び。という人に会うと、こちらも幸せになるし、世界も幸せになるんじゃないでしょうか?哲学書としても十分通用する一冊。オススメです
・「読んで損はしません。」
○あなたは“なまけもの”ですか?
○でも、だいじょうぶです。
○この本を読めば、楽しくお金持ちになれますよ!!
という導入から始まるこの本。
なんとも怪しげな誘い文句ではあるけれど、実際読んでみたらオドロいた。一生懸命やっているだけでは、幸せにはなれない。ましてや、お金を手にすることも。新しいやり方に気づかされた。これから、あらゆることに(仕事、家庭、恋愛などなど)応用できそうだ。
節ごとにでてくる、【ナマケモノが「幸せなお金持ち」になるために」は、夜寝るまえに読むと、一日を振り返る機会になって良いと思う。
・「働きバチを卒業して賢いナマケモノになろう。」
この本は、仕事中毒の人に対する批判です。
・「百匹のナマケモノ」
働かないってワクワクしない?の本を読んで著者に興味が出て、本書を続けて読みました。
「一生懸命働けばかならず報われるというはない…」と聞かされて逆になんか安心した。だって頑張っても頑張っても評価されなかったり、あせって失敗したり、人に疎まれたり。頑張ってるのにな~なんて落ち込んだ経験もあったから。ナマケモノは自分を酷使せずに頭を使って自分の有効時間を増やし、お金儲けをして幸せになること。長時間会社に縛られているのを充実した生活と勘違いしないためにも、稼ぎ方を変えていきましょう。
私は最近特にナマケモノになりました(笑)。もしかしたら人から見るとすごく変な人になってるかもしれない。けれど地域のボランティアをしたり、子どもとの時間を優先したり、時間を好きなように使うことにした。今までは仕事をしていなくては、すごくあせったりしたけど、考え方を変えるとこんなに楽なるとは。
「ペースを落とせば、持ち時間が長くなる」たしかにそうです。チョイスしてたくさんのことができるようになりました。
何かをするために自分は存在するんだと実感できます。ゆっくり自分のペースで生きていく人が増えれば、人の価値観が変わって、問題になってるいろんな犯罪や社会問題も減るんじゃないかなと思います。1人1人が幸せな気分で生活できることが社会への貢献になるのかもしれません。もっとナマケモノ仲間が増えると面白いかも。
・「注意して読まないと、また間違える」
世間一般では「正しい」とされている
・「幻の都市建築史という副題の通り、この世に姿を見せなかったプロジェクトが満載されています」
本書は、「近代化への情熱(官庁街のバロック、復興のモニュメント、夢の琵琶湖大運河)」、「郊外の発見―アメリカナイゼーション事始(大師河原のスタジアム―職業野球余話、甲子園異聞、埋め立て地の航空港、『健康』の呪縛)」、「祝祭の帝都(幻の万国博覧会、幻のオリンピック、海に臨む市庁舎)」、「大東亜のデザイン(新様式のビジョン、聖地の詩 、南方都市、慰霊のかたち)」、「歴史に書かれない戦後(復興の理想、民主国家と建築、伝統と創造、未来都市のコア)」と言う章立てと項目で構成されています。
戦前の紀元二千六百年を祝う日本万国大博覧会の開催が決定し、月島と横浜で開催される水上の新都市の配置図を眺めていると、その壮大な計画に圧倒されますね。シンボルとなる「建国記念館」のコンペに応募された作品のモティーフを見ますと、その復古調の日本趣味が時代を感じさせます。
同時に皇紀二千六百年の東京オリンピックの計画案も興味深かったですね。日中戦争が勃発し、戦火が激化したことにより中止されましたが、その幻のオリンピックの概要も見ることができて良かったと思いました。知的好奇心がくすぐられ興味は尽きませんでした。
・「面白い」
幻のプロジェクトや競技設計の落選案が紹介されています。「プロジェクトX未満」集ということでしょうか。私は琵琶湖を貫いて大阪湾と若狭湾を結ぶ大運河構想に注目。琵琶湖の水位を下げて土地を造成するなど、今では環境破壊そのものですが、当時の技術者はぜひとも挑戦したかったのでしょう。
・「ノスタルジックな未来への夢」
通常の都市論が「今ある」雑踏や、「かつてあった」飲み屋街について語るのに対して、この本が主題としているのは、ありえたかもしれないけれど、そうはならなかった日本である。SF的なこの発想がとっても魅力的。
SF的であると同時に、この切り口は要するにボツ案の品評会である。建築に限らず、ボツ案は常にとっても楽しいし、しばしば実現された案より素晴らしかったりもするのだ。
「今ここにある日本」と「あったかもしれない日本」はいわばネガとポジの関係で、著者ご本人も「双方は表裏の関係にあって、一体であるはず」と言っている。
具体的には明治以降の数々のお蔵入りプロジェクトを扱っていて、それは明治維新直後の壮麗なバロック風官庁街計画だったり(予算がとても足りずに断念)、琵琶湖大運河計画(運河によって琵琶湖と日本海をつなぎ、太平洋まで一気ツウカンさせてしまおうという構想)だったり、昭和初期に検討された鉄道駅上の飛行場だったり、とどれもこれも大胆で太っ腹。昭和初期の文化住宅構想からは当時の新しい価値観をうかがい知ることが出来るし、第2次大戦の勃発で幻となってしまった東京オリンピック計画は、戦後の東京オリンピックでよみがえる。私もよく知っている大阪万博では、なんと多くの無邪気で夢いっぱいなアイデアが、日の目を見ずに消えていったことか。
実現されることのなかった構想は、どれもよりよき未来への夢をふんだんに描いている。過去に描かれた未来像は、ちょっぴりノスタルジックでもある。
・「より深く、より詳しく、より立体的に」
前作の400ページを超える長編ルポとは趣を異にして、今回は写真が豊富に掲載されたフォトブックの体裁。相変わらずニュートラルな旅人の視線による歴史発見の旅の様子が読み応え十分に描かれている。もっとも前作とは違い、旅が時系列に描かれるわけではない。「神社と鳥居」「日本時代の建築物」「日本語教育」「日本人の伝えた文化」など、どちらかといえば主にテーマ別に項目がつくられている。ルポタッチもあれば、エッセイタッチもあり、紀行文タッチ、研究者タッチの文章もある。そこに通底しているのは、日本時代の痕跡と記憶に対する真摯なまなざしだ。すべてを見てみたいという著者の思いが伝わってくる。戦後60年目だった昨年は、テレビ番組などで戦争関連の企画が多くあったが、この本が伝えるような「ニッポン」の姿は決して見ることができなかった。じっくりと時間をかけたゆえに成立した、ノンフィクションならではの労作だと思う。
追記。写真集ではないのだが、「写真で読む」と銘打っているだけあって写真の印刷が特に美しい。そのせいか陰惨な記憶がこびりついているはずの戦争遺跡が、なんともいえない不思議な輝きを放って見える。個人的には215ページの南洋桜と鳥居の写真が胸を打ちました。写真を見るだけでも一見の価値はあります。
・「専門家には見えないもの」
西牟田靖の作家としての肝は「等身大」の目線だ。70年生まれという世代の、「戦争」についての距離感の等身大。旅先で出会うあらゆる事象を曇りなく見つめることができる感覚。ゆえにその右往左往する著者の姿すらも、同じ目線で彼の「旅」を追体験する際の重要なファクターとなる。確かに知識という面では物足りない部分もある。だが、歴史の専門家ではないからこそ見えてくるものが、間違いなく、この本にはあふれているのだ。
・「日本人として知っておきたいこと」
前作『僕の見た「大日本帝国」』同様に、ニュートラルに自然体で綴られる、かつての大日本帝国をめぐる旅。だが本としてのスタイルはガラッと変わり、純粋なルポ形式ではなく、写真と文章が半々ぐらいの構成となっている。この書き手の次回作を心待ちにしていたのだが、なるほどこうきたかというのが第一印象。もっとも、右にも左にも偏ることなく歴史と記憶を見つめるという基本的なスタンスに変わりはない。前作の「厚み」にひるんだ(?)方は、まず本書のほうから手にとってみることをお勧めしたい。あの時代の記憶を伝える数々の写真が、かつてそこにあった大日本帝国の姿をよりビビッドに浮かび上がらせている。それは、いまなお戦争の勝者と敗者の思いが交錯する場所だ。もちろん文章も平易で読みやすい。日本とアジアの「過去と現在」について考えるとき、ベースとなるべき確かな視点を提示してくれる貴重な一冊。
・「偏りのないまっとうな歴史記述と「大日本帝国」のリアル」
「この本の面白いところは、右でも左でも思想の偏った人が読むと反対側に偏って見えることのようです(笑)。」
まさにこの本もそういう様相を呈しているようです。右の人が真ん中を見ると左寄りに見えますし、左の人が真ん中を見ると右寄りに見える、というわけですね。単純ですが、真理がある気がします。
著者が意識して客観的・中立的な歴史叙述、読みやすくてわかりやすい歴史叙述に心を砕いていることは、明らかです。でもこの本の醍醐味は、そういう(従来の教科書にはありえない!)わかりやすくて読みやすい歴史叙述にあるわけではなくって、あくまでも著者が自分自身の目で見て感じた「大日本帝国」の痕跡、現地で出会ったそこに生きる人々の描写にあります。この本を読まなければ一生知ることはなかったと思われる樺太、台湾、旧満州、南北朝鮮、南洋群島のリアルを伝えてくれます。
押し付けがましいメッセージはなく、そこから何を感じるかは、読者に委ねられていますが、あとがきの最後の一行は、今を生きる日本人への問題提起としてとても重いと思いました。
・「良い本です。」
だいたい、この手のリポートって声高に「戦争反対」を唱えて 出口のない自虐史観をグルグルしてしまうか、もしくは嫌韓流とか反中国になってしまって、イヤーな気持ちになってしまうことが多いのですが、 前作の「僕の見た『大日本帝国』」は前作が肩に力の入ってない等身大のリポートですごく面白かったので、続編が出ると聞いてから楽しみにしていました。
で、今回は写真がたくさんあり、著者の西牟田氏の旅がよりダイレクトに伝わってきました。
靖国の狛犬とサハリンの狛犬が似ている、台湾で神様になった日本軍飛行兵士、ミクロネシアでちゃんばらごっこをする子どもたち、満州で雨ざらしになって朽ち果てた特急「あじあ」、台湾のまるごと日本が残っている村などなど、写真で見せてもらうと「へぇー」っていう感じが深まります。
でもなんといっても僕が一番好きなのは西牟田氏のフラットな視線です。
例えばミクロネシアのリポートでも年かさの人が「君が代を歌わされましたし、天皇陛下への忠誠を誓わされました。嫌でしたよ」という証言の一方、死んでいった日本人のために碑を建てた現地の人も登場する。
台湾でも日本語が堪能な親日的な人が登場する一方、日本語が堪能だけど写真撮影を拒否する人が登場する。
取材者は時として自分に都合の良い、あるいは固定観念にとらわれて取材を進めてしまうことがあるのだけど、彼の場合は「ほんと?なんで?」っていう視線が常に失われていない。決め付けがないから、現地の人にとって色々な印象の大日本帝国が存在する。
「大日本帝国」に「人間っぽさ」が加わるんですね。そして、どちらかの肩を持つわけでなく自然なのがいいです。
その当時の「大日本帝国」の人たちも決してステレオタイプな人ばかりでなかったんだって想像ができる。
きっとそういうアプローチをした人って今までいなかったように思います。
前作も大日本帝国をめぐる旅のルポルタージュという感じで好きでしたが、新作は資料もたくさんあり「大日本帝国をめぐる知的な冒険」という側面がプラスされ、立体的に楽しめました。
良い本です。
・「あなたと一緒に働きたいと言われたことがありますか?」
自分は上司は部下が業務を遂行し易いように環境を整えるもの、その結果部下が仕事を覚えて成長していくものだと思っていた。しかし、この本には、よりレベルの高い「本物の部下」と「本物の上司」に関するもので、「本物の上司」は、自由と変化とチャンスを与え、「本物の部下」はそれを求めていると書かれている。
マックスと「わたし」の会話で物語が進んでいくが、前作の「仕事は楽しいかね」よりは、内容が分かりやすい。でも、書かれていることはありきたりのビジネス書とは違い、平凡な言い方をすれば、ヘッドハンティングされるようなもっと高いレベルになるために必要なことが書かれていると思う。
「本物の部下と本物の上司の関係」「桁外れの組織」は、常に追求したいキーワードで、そのためにも、自分の職場を「人を引きつける職場」にするための「自慢の種になる試み」をぜひとも実践したいと思う。また、そのような職場では労働移動率が高い、というのも新鮮な考えだった。
今までの自分は、社内外のネットワークは自分が成長するためにあると思っていたが、今後は「本物の部下」を探すために社内外にもっと目を向けたいと思う。
前作同様、自分にとって新しい視点を与えてくれた本である。
・「なんだかとてもあたたかい」
ありがちなテーマでありながら、普通の人とは全く違う視点で問題点をおしえてくれるのが著者のすごいところですね。しかも、なんだかとてもあたたかい。読んでいて心が穏やかになれるビジネス書というのは珍しいと思います。「上司と部下の最高の関係」、そのための環境作り...自分にできるところから始めてみようという気持ちになりました。
私は、ベンチャービジネスを経営していますが、この本は大きな会社の中閑管理職よりも人材募集で苦労している起業家にむしろサジェスチョンを与えてくれるような気がします。
・「印象に残る箇所が多すぎるくらい」
いわゆる会社勤めとは少し違う研究開発の仕事をしていますが、役所的体制も少なからずあるし、自分の仕事には管理職的な面が多分にあるので読んでみました。あっと言う間に読み切れる分量にもかかわらず、印象に残る箇所が多すぎるくらいにあり、たくさんインスピレーションをもらいました。「部下を雇うと仕事をする時間が減る。」その通り。「自分がしたいと思わない仕事をなぜ他の人がしたいと思うだろう。」そうだよなあ。「規則(rule)でなく高い規準(standard)を定める。トップレベルのものとは何かという定義を大事にする。」、「「違う」ものにして初めて「より良い」ものにたどりつける。」、「自由を100%、興奮を100%上乗せする。」、「ずば抜けた環境を作る」うんうん、納得させされることばかり。数多くの実例を紹介して(結局は同じことを手を替え品を替え)説明が続くのでやや冗長ですが説得力大。しばらくしたら読み返す必要がありそうです。
・「部下を3人持っている方には参考になる」
自身でマネージメントを最近始めたからかもしれないが、この本は非常に参考になった。人材採用というテーマをいろいろな側面から事例を元に解説している。
内容的には、同じことを繰り返し説明しているに過ぎない。その点を冗長に感じる人も多いと思う。
しかし、何回も繰り返し違った事例で説明されることで「わかってはいるけど・・・」という基本的なことが本当に理解できる気がする。
人材採用に本当に悩んでいる方にとっては、基本的な事柄を再確認し、再認識し、そして初めて理解できる書籍としてお勧めです。
・「良き上司と、良き部下」
良き上司を知ることで良き部下が見えてくる。良き部下を知ることで良き上司が見えてくる。
そのようにコインの裏表を感じることで、この本は2倍、もしくはそれ以上の意味を持つ良書となるのではないでしょうか。
そして、前作に引き続き、例えがわかりやすくて非常に読みやすい。
「2」ということで、ストーリーもつながっているが、
話の主旨は全く違っており、続編にありがちな、同じような意味で、表現が違う、といったウンザリもなく。
人の上に立つ方、人の下に立つ方、将来は人の上に立ちたい方、その中間の人、そんな方にオススメします。
・「あの大きな事件の裏側の流れを見るために」
私が、ベンチャーについて少し語っていたところ、友人のベンチャー企業の社長から「宮内さんの本読んだことある? 読んだ方がいいよ」ということで、薦められた本。
この本をきっかけに、ライブドア事件の本を何冊か読んだ。結局、何が「真実」かは分からないし、語り手の良し悪しによっても非常に違った印象を受ける。語り手によって、受けてはいろんな印象を持つこと。当たり前のことかもしれないが、それを知るだけでも面白い。あのころのメディアの論調と、宮内氏の独白。それを比較するだけでも十分面白いし、考えることは多々ある。
そして、赤裸々なベンチャー企業の実態。上場のいい加減さ。ここまで赤裸々に自虐的に語った本も珍しいだろう。
わが友人のベンチャー社長が言っていたように、ベンチャー起業を志す者にとっては、「社長失格/板倉雄一郎」と同等に読むべき本ではなかろうか?と思う。
・「ライブドア事件の人間模様を当事者が描く」
ライブドア事件前後の人間模様が、ライブドアNo.2の当事者ならではの臨場感で表現されている。下記理由で他山の石として経営者・管理者が様々な点で参考にできる必読の書だと思う。また読み易い良い本だ。 世の大勢は本書を「引かれ者の小唄」と読み、世を騒がせたことの猛省が無いと憤ることだろう。しかし感情論を排除すればそれは当たらないと私は思う。悪気は無かったと言われれば私も怒るが、利益造出に荒れ狂う堀江氏に応える悪知恵を付けてくれた人(後に自殺)が居て、ギリギリ合法の判断で堀江氏の承認と協力のもとに実行した利益造出対策が、後に検察によって違法とされた無念は理解できるからだ。また堀江氏にすれば、部下が合法と言うから承認したが、合法違法の判断は俺には出来なかった、というのが多分本音で、そうは言い難いから全面否認を守備線としているのだと私は推察する。こんな高度で複雑な経理操作は誰にでも出来ることではないが、誤りの構造はどこの起業会社でも容易に起こりそうなことだから、冒頭に本書は必読の書だと書いた。本書からは、皆が夢を追う中で誰がどう考え、どう行動して事件に至ったかという上記のような人間模様が読み取れて、そこが一番興味深い。 才に溺れた手法は良くなかったが、著者はライブドアの夢を純粋に追った。今やライブドアからお呼びではないことにショックを受けつつも、新たに挑戦したい夢を語って本書は終わっている。優れた才能を今度こそはもっと有効に使って欲しいと、祈念する気にさせる書だ。
・「ライブドア事件は、やはり、蜃気楼でしたね」
言い訳がましい本でした。強制捜査され逮捕されたとき、検察には勝てないと判断せず、ホリエモンのように、検察と戦うべきでしたね。残念です。
・「ライブドア物語」
ものすごく客観的に書かれていてビックリしました。みごとなバランス感覚、読みやすかったです。
当時ライブドアNo.2といわれており、メディアで神輿に担がれているほりえモンを支えてきた姿がよくわかりました。堀江=起業家ならば宮内=実務家というイメージが文章からもひしひしと伝わってきて、初めて書かれた本ではないくらいの気持ちを引き込ませるものを感じました。たしかに会社をやっていこうとする人なら読んでおいて損ナシかなとおもいます。
ライブドア事件に関していえば少しかわいそうな気もしましたが、それでも再起をできるとおもわせてくれ正直さすがとおもいました。
・「事実を語りたい気持ちが溢れている」
元ライブドア取締役宮内氏が堀江氏(ライブドア)との出会いから、また獄中での出来事までの一連の出来事を語ったノンフィクション。
現在、事件に対しては堀江氏と対峙し容疑を大筋で認めている。本書でもこれまでの事実をリアルに述べている。また堀江氏に対しての批判を本書の端々でされている。一連を事実を皆に語りたいという気持ちが本書の中に溢れているように感じ取った。
また、本書は堀江氏の指示に対して、宮内氏が内心どのように感じていた知ることが出来る。ライブドアの事件を反面教師としていく上でも貴重な資料だと思いました。
・「地図は正確無比ではなかった!」
地図、特に公の国土地理院が発行している地形図は正確無比、とアタマから信じ込んでいたが、なかなかどうして、そこはヒトが作るもの、間違えもある。ちょっとしたミスはご愛敬だが、戦時中の隠ぺい・偽装は何やら薄ら寒い感じ。九州本島の最高峰がつい最近まで知られていなかったという事実には驚愕。 そのほか地図にまつわるエピソードがいろいろ。楽しい1冊。
・「 地図好きにはたまらない本です。」
九州本島の最高峰を“発見”したのが、ほかならぬ国土地理院地形図の等高線だったことや、韓国では地形図の持ち出しが厳しく禁じられていること、京都の二条城が地図では似ても似つかぬ公園に偽装されていた深い理由など、地図をめぐる興味深いエピソードがたくさん紹介されています。よくある地図雑学本とは違って、オリジナルの古地図や地形図が多く掲載されているので、図版を見ているだけでじゅうぶんモトをとった気分になりました。続編も早く読みたいです。
・「翻弄される地図」
出だしがいきなり、国土地理院発行の地形図の上辺と下辺の長さが違う理由とか、稚内の地形図の余白が西表のそれより広い理由とかの話題で始まるので正直ちょっと難しいかと思いましたが、そんなことはなくとてもおもしろく読めました。その時々の政治状況や社会情勢によって地図の記載内容にも大きな影響があることを改めて感じさせられました。最近話題になった、地球儀の「台湾」表記の件にも触れているので興味がある方はぜひ。
・「日経ビジネスのメルマガで見つけました!」
竹内さん
・「つまらん」
「地図もウソをつく」というタイトルに惹かれて読むと、内容とのギャップに期待感を裏切られた感じ。『改描』などの話はごくわずかで、雑学的な話題がほとんどなので地図好きの人には物足りないでしょう。「興味はあるけど…」程度の方向けの入門書ですね。
・「組織内部で自分の立場をどのように確立していくかを考えている人には,必要不可欠な本であると言える。」
企業の組織内で自分のやりたいことをするための戦略について,具体的に詳しく書かれている。前半部分は,話が抽象的であまり内容に関して,これはというものはなかった。しかし,第3章の2の「目標設定の怖さを理解する」という項目はとても納得できた。著者は,ミニディスク(MD)の世界展開に失敗したソニーとiPodで成功したアップルについて,ソニーを批判し,アップルを褒めちぎる世論に対して批判している。そして,ソニーはMDは「立派なチャレンジだった」と評価し,またアップルは,過去にアップル・ニュートンと呼ばれる個人用携帯情報端末(PDA)で失敗している事実を挙げ,ともに優良企業であると結論づける。それは,「失敗は,成功のための必要経費」であり,アップルやソニーが,過去にこれだけ膨大な量の成功と失敗を繰り返したのも,両社が,明確で高い目標を勇気を持って設定し,それを達成するための戦略を立案し,実行することのできる優れた企業だからであると述べている。そして,明確な目標を立てての失敗を,結果論で非難することは卑怯なことであるとも述べている。私は,この本を読むまでソニーに対して批判的であったが,確かに著者の言われる通りだと納得した。失敗は成功の母であり,確かにそれができる企業というのは優良企業である。 また,第5章の1の「人を説得するための方法論を知る」で示されている人間の特徴を理解する手法の一つであるCSI(Communication Style Inventory)という「自己主張の強さ」と「感情が表に出るかどうか」の2つの軸で分類された4つのタイプの説明が非常に面白かった。そして,自分の組織内の人たちをこのCSIに当てはめてみると,確かにそのような分類になることが実感でき,さらにそれを理解することで,個々の人たちにどのように対処していけばよいのかが,具体的にイメージできた。これは,私にとって新しい発見であった。 本書は,一般論の域を出ていないかもしれないが,その内容が非常に詳細でわかりやすく,一般論だからこそ多くの人たちに当てはまることがある。組織内部で自分の立場をどのように確立していくかを考えている人には,必要不可欠な本であると言える。
・「「現場が実行できる戦略には何が必要なのか」がテーマ」
戦略をたてるということは、一昔前にくらべると普通に行われるようになってきたし、戦略立案でよく出てくる経営専門用語やフレームワークもそこそこ使いこなせるようにもなってきた。
ここで問題なのは、そうやって立てた経営戦略なり、事業戦略が少なからず「絵に描いた餅」に終わり、決して実行されないと言うこと。その理由は様々であるが多くの場合、立てた戦略と「現場」があまりにもかけ離れているところに原因がある場合もある。
この本は、戦略を扱っているが、どのようにして戦略を立てればよいのかということではなくて、「現場が実行できる戦略には何が必要なのか」という視点で書かれているところが類書との違い。そこには、戦略とは企画部門が策定するだけではもはや不十分で、現場がしっかり参画しないと実行できるすぐれた戦略はうまれないという洞察がある。
非常に易しく書かれているが、奥深い内容である。
・「戦略+インタビューノウハウ 1冊で2度オイシイ」
「戦略」をわかりやすく明確に定義していますがあえて「戦略」と「戦術」の違いに関しては議論せず。
この本で何が大切か、何を伝えたいのかをハッキリさせています。
戦略の本なのに戦略の本と感じさせないのはまさに「新しい」。
より、組織における戦略遂行を重視した立場で書かれています。
またドライ情報(一般に公開されている情報)を貴重なウエット情報(人づてに入手する情報)にかえるためにインタビューの利用を推奨しています。
その項にインタビューノウハウがまとめてありますがこの内容は私のようにインタビューを生業とするものにとってはとても参考になる無いようでした。
この項だけでも本1冊分の価値を感じました。
・「仕事だけでなく人生の戦略にも役に立ちます」
目的地までカーナビを使うようにナビゲートすることはとても大切で、今までやってしまった失敗を取り返そうともがいたりしていたのですが、それよりも現在地を把握して軌道修正したほうが現実的なんだなってこの本を読んで強く思いました。
人生、カーナビや羅針盤があるかないかでは全く違った結果になると思うので、この本のように戦略をつかってうまくやっていこうと思いました。
それから、人を説得する際に4つのタイプに分けてアプローチするという方法に納得。最近やっと会社でタイプ別にアプローチを変えられるようになり、それで人間関係がすごく楽になりました
酒井さんの本は本当に読みやすいですビジネスマンだけでなく、女性もお勧めです。
・「戦略思考の入門」
首席卒業のMBAホルダーだけあって、筆致が自信にあふれていて、分かりやすく語りかけて来る内容です。レビュワーの読書ノートから抜粋して下記まとめておきたく思います。
・情報分析の基本 (1)情報の異常値は時系列推移に注目する (2)ドライ⇔ウェット情報の食い違いに注目すること (3)情報の信頼性担保のためウラを取る (4)人間を観察する (5)ネガティブ情報はハインリッヒの法則にしたがう (6)情報収集はタイミングが命 (7)定量的にならない情報は定性的でもよしとする・人の2×2タイプ分類 プロモーター、専制君主、サポーター、アナライザー 相互に対角線に位置する者同士の相性には気を付けるべし
レビュワーのタイプ自己診断は「アナライザー」と思います。筆者の自己診断は「プロモーター」とのことなので、一緒のプロジェクトに入った暁には(まずあり得ないが(笑))、お互いに気を遣う関係になることでしょう。筆者と読者という関係が一番差し支えないのです。
プロジェクトを引っ張る立場の人、役職者に就いたばかりの人、30代辺りの組織の心臓部に位置する人、広く一読お勧めします。
・「読んだ方がいい」
著者の静かな怒りが伝わってくる本です。フリーターというと、学校では「無責任な人」や「自由を謳歌している人」と教わった記憶しかありませんでしたが、この本を読んで実情はそんなお気楽で生ぬるいものではないということがよくわかりました。一時期とはいえ、そんな戯言を信じていた自分を恥じたくなりました。
・「この国の「生きにくさ」の実相に迫る」
ここ10年来のこの国のあり方に「どこかおかしい」と感じてきた人、自身「生きにくさ」を感じている人には必読の書。日々感じてきた「?」が氷解するはずです。「世界一豊かで平等な国」だったはずのこの国が、たった十数年の間にどれだけ変わり果ててしまったのか−その核心を知ることになるでしょう。その内実のあまりの重苦しさに、怒りを通り越して絶望感すら覚えます。今や全雇用労働者の3分の1を占めるに至った不安定雇用労働者や過労死と隣り合わせの正社員の実相に迫る力作です。この本を読んで今の日本社会の抱える矛盾をこのまま見過ごしてはならないと思った方は、「ではどうすべきか?」と、さらに思考を一歩先へ進められることを期待します。
・「若者の状況を的確に表現した素晴らしい本」
この本の長所フリーター問題、過労死問題など、現在のいわゆる若者たちが置かれている状況が的確に描かれているルポルタージュであること。『ハードワーク』『ニッケル・アンド・ダイムド』『ワーキングプア』(前2者は東洋経済新報社、後者は岩波書店)など、労働・貧困問題をルポルタージュの形式で知るには私の知る限り外国の本の翻訳しかなかったが、やっと日本にも迫力のあるルポルタージュができたか(もっとも、後記*以下)。この本の短所著者の半生の影響が出ているところ。著者自身も苦労しているので、肩入れというか、怨念が感じられるところ。しかし、それがあるからこそ、迫力のある作品に仕上がっているといえる(前述の『ハードワーク』にはそれがないし、『ワーキングプア』では公平を期するあまり、高みの見物みたいなところがあった)。*なお、本レビューではルポルタージュの厳格な定義は考慮していない(広辞苑あたりを読むとルポルタージュとは言えないかもしれないと思っている(作為とは言わないだろうが、自分の立場も色濃く出ているから))。結論―短所もあるが、若者の状況を的確に表現した素晴らしい本なので、星5つ。
・「泣けてきた」
読んでいて、何度も泣きそうになった。現在の若者を取り巻く労働条件のあまりにも酷い実態、同時に一方でそれに反抗しようとしている人々がいるということ、その両極端の部分で怒りと、それに支えられた一種の高揚感を感じることが出来た。 私たちに何ができるだろうか。ということを考えさせる本である。もうちょっと不便に慣れるように意識してみようかな。
・「ネオリベ循環2巡目にはアルゼンチン」
センセーショナルな内容ですが、アルゼンチンで行われた新自由主義と新保守主義の政策のバランスが変に悪い方向に向かった結果、崩壊したのと同じように、日本も変な方向に向かっているということ示しているものです。 日本国内では若者の就職難が目立っていますので、話題は若者に集中します。 それで、本書は若者が犠牲になっている様子を詳しく書いてあるのですが、根本的なところは政策の問題と密接に絡み合うので、実際は年齢層の広い犠牲者、例えば50歳のフリーターやネットカフェ難民もいることが別書で指摘されています。 それにしても、ネットカフェ難民の場合は派遣制度の問題があり、労働基準法に違反しているにもかかわらず、公的機関が新自由主義的であるために見てみないふり、つまり棄民政策を続けていたことに問題があります。結局、ネットカフェで結核が流行して始めて問題になるというありさまです。 新自由主義は農業の衰退も生み出し、中流を崩壊させ、ワーキングプアを世界的に生み出しますし、公的システム、たとえば郵便局、水道局、鉄道、教育、福祉などを企業に払い下げる傾向があります。しかし、考えてみれば、水道局民営化となり、なんらかのサービスが良くなったとしても、もし一杯1000円の水が売られるようなったとしたらどうでしょうか、我々はそれを買わざるを得ないでしょう。郵便局民営化も、「はがきは1枚1000円以上で買いましょう」という可能性は、公的システムが「私人所有の会社システム」になり、利権追求構造になる限り、あります。 月給制の我々もいつの日にか、月給制度を自由競争の名のもとに日給制度か時給制度に変えられ、フレキシブルに様々な産業にたずさわれるようになるかもしれません、年間の給料はおかげでUPするかもしれません。しかし、その代償はもしかしたら、とんでもないことになっているかもしれないと思います。 ともかく、1%の金持ちと、99%の搾取される者(新奴隷)を生み出すシステムが1998年ごろ日本でも始まって、ようやく犠牲者がこうして本書でも話題になり始めた、ネオリベ循環1巡目というところでしょう。と、同時にこうしたレポートや統計をおもてに出さないようにする動きも活発化しています。さて、あなたは自己責任も名もとで1%の勝ち組になろうとしますか?2巡目にはアルゼンチンになりますが・・・。
●会計課長 団達也が行く! 物語で学ぶ会計と経営 (NB Online book)
・「「学ぶ」ための小説」
ずいぶんと低い評価ばかりが並んでいますが、納得できません。私はこの本は管理会計のテキストとして素晴らしい教材だと思っています。
・「監査論や管理会計を学ぶ動機づけとして」
他の方が書かれているように、「小説」としてはそれほどではないように思います。筋書きとしては単純で、先を読めてしまいました(ということで☆を1つ減らしています)。
ただ、この本は「小説」というよりは「小説という媒体を借りたテキスト」と捉える方が適切だと思います。
「監査論」「管理会計」「簿記」などの一般的なテキストは、どうしても抽象的な記述に終始せざるをえないため、「どうしてその計算・手続きをしなければならないのか」という疑問にはなかなか応えてくれません。
これに対してこの本は、抽象的な知識を詰め込むための本というよりも、基本的な概念を本質的に理解するための本であると感じました。私も上述したジャンルの勉強をしていますが、「棚卸」「棚卸の立会」「加工進捗度」「出荷基準・検収基準」といったキーワードの重要性を再認識することができました。また小説という形態を取っているので、短時間で一気に理解することができました。
「監査論」「管理会計」「簿記」といったジャンルの実務に携わっている方、勉強されている方にはおすすめです。特に公認会計士試験の勉強をされている方がこの本を読めば、良い刺激を得られると思います。
・「ジャケ買いしただけだったのに」
本屋に平置きで並んでた表紙をみてナンペイさんの絵やと思って手にとったのが最初の出会いでした。会計の本なぞ買ったことなかったんですがジャケ買いやと思い買って読んでみたら以外に面白く一気に読んでしまいました。正直、表から計算せんとあかんようなところはすっと読み飛ばしてたりしてましたが会計とか経営に興味をもつきっかけができました。その後に同じ著者の「餃子屋と高級フレンチはどちらか儲かる(?)」とかも読むきっかけになりました。仕事柄アウトプットのところしかみていなかった自分に反省です。クライアントの事も考えるきっかけになりましたし全然関係ないと思ってる人のほうが楽しめるんじゃないかと思います。他のレビューにあった「女子大生」の話も是非読んでみたいと思います。
・「ぜひ、ドラマ化を!」
以前、途中まで日経ビジネスオンラインで読んでいたのですが、本になったとわかり、早速注文しました。会計は、ただの経理という計算に過ぎないと思っていたのですが、それはとても深く、重要なものだと解りました。文章がとても面白く、ストーリーもしっかりしているので、読み物としても十分楽しめるものです。2日間で読んでしまいました。ぜひ、これをドラマ化していただけないものかと思っています。
・「ドラマ性には欠ける」
普通に面白くて読みやすくて一気に読めて、勉強にもなったしよかったが、他の方も書いているように女子大生会計士と比べるとイマイチ・・・主役である団課長がけっこう人任せだったりするし、肝心の「過去の大失敗」についての描写が不十分なのも残念だった。よけいなおじさんドリーム(美しい女子社員と精神的なつながりをもつ)もはいっているので年配の方にはいいかもしれません。
・「この本をどう読むかでセンスが問われる」
著者も認める通り、資産運用ではなく、「飯を食うためのFXトレード」ノウハウが書かれた一冊。
アンチも多ければ信者も多い。それは当然。この本の内容を実践すれば、勝ち組・負け組ははっきり分かれる。負け組にハマった読者はアンチになるし、勝ち組になれば絶対的信者になる。この本の著者を叩いている人は、かつて痛い目に遭わされたのだろうし、推薦する人はオイシイ思いをしたのだろう。
よって、この本は下記のような人にのみ、おすすめする「自分には博打の才能がある」と自負する人「元手を100倍200倍に増やしたい/元手がゼロになる覚悟はある」人「自分は絶対に運がいい」と自負する人
上のような覚悟のできている人にとっては、書店に掃いて捨てるほどあふれているFX本よりは、はるかに役立つ実践的な内容が含まれている。
・「凹んでいるあなた向け」
読み物としても大変おもしろいです。
実際のエントリー方法は、ポンド円での体験をもとに書かれていますので、ドル円だとなかなかエントリーのタイミングが難しいです。値動きの荒い通貨ペアだといいです。
平均足の使い方などは、トレンドを見る上で非常に使えます。
また、レバレッジの考えかはなるほどと思ってしまいました。
レバレッジ管理はそもそも、スワップ派の資金管理面での論理が一般的でしたが、この本で明確にレバレッジと損失の関係がかかれています。
レバレッジ10倍と100倍で、1円動くとどちらが損が大きいか?この本を読むと今までの常識を如何に鵜呑みにしていた自分に気づきます。
そもそも、一発逆転をねらってFXに参入する人と、資産運用としてFXに参入する人ではおのずと考え方と手法が異なるということを教えてくれる本です。
南緒さんも猛勉強したそうです。この本に書かれていることは本当の一部だと思います。この本から、FXに向かう姿勢から見習う必要があります。あとは、度胸も・・・。
一発逆転を狙う私には共感できる点がたくさんありました。正攻法ではないように思われがちですが、トレンドラインと組み合わせると面白いように、下げ相場では通用します。
手法はともかく、気分が凹んだら何度も読み返しています。
・「とてもやる気になりました!」
私は今までたくさんのFX関連本を読んできましたが、どれもイマイチ一歩を踏み出せる内容ではありませんでした。
しかしそれでも購入に踏み切った理由は、批判が本の内容より過去の情報商材がどうとか、友人やどこぞのブログで商材通りやったが残念な結果だったなど、本の内容そのものについてどう悪いのか伝わってこないものだったからです。
私はこの本を手にしてやっとFXを始められました。そのキッカケとしては十分な内容で、とても読みやすく、何より「やってみたい!」という気にさせてくれました。それって結構大事な事だと思うんです。
だって「へぇ〜、そうなんだ。」と何も感じず読み終える本があまりにも多いですからね。もちろんFXがベテランの方には物足りない部分はある事でしょう。しかし好評・悪評どちらにせよこれだけの【反応】をとっている本である事は間違いありません!私は南緒氏の回し者ではありませんが、少しでも興味を持ったなら一読の価値はあると私はオススメします!
この本を読んでトレードを始め、本に書いてある通り「損切りの練習」を夢中でしています。どんどん欲が出てきて本の教えをやぶり脱線して大きな損をしてしまったりしましたが、その都度本を読み返し『ああーっ失敗は自分のミスだ!』思い直す充実した日々を過ごしています。手に入れてまだ1ヶ月ほどですがもう結構ボロボロになってきました。今後も大事にしたい一冊です。
・「使い方次第で劇薬にも」
タイトルには「投資法」とありますが、著者はFXが「投機」であることを詳らかにしています。為替の世界0か100。プロが身を削って勝負している厳しい世界、誰しもが勝てる甘い世界ではないと、そう言っています。
では、そんな世界で素人はどう立ち向かうべきなのか? それは「覚悟」と「損切り」と「鉄板手法」だと説きます。
つまり、この本は、メジャーリーガーである著者がリトルリーグの少年に野球の面白さについて説いているといった塩梅。勝負の世界は厳しいが、だからこそ面白いのだと。少しでもFXの経験があれば、「そう簡単ではない」と思うはずです。ですが、著者の言葉に耳を傾けているうちに、つい儲かりそうな気がしてしまう(笑)。
そこがこの本の醍醐味でもあるわけです。イチローが「野球は真剣にやれば上手くなる」とコーチしてくれるわけですから、メジャーリーガーになれるとは思わなくとも、甲子園には出場できそうな気がしてしまう。そういった意味では毒にも薬にもならない投資本に比べれば価値があります。まさに異色の1冊。もちろん、使い方を誤ると劇薬になりそうですが。
・「意外なほどにまっとうな「デイトレの教科書」」
ずいぶん毀誉褒貶の激しい人のようですね^^;叩かれることも多い人なので、気になって買ってしまいました。中傷と賞賛のどちらが正しいのかなとの興味本位です。僕のジャッジですが・・・・
ぜんぜん「あり」です。だって投資の世界は「儲けたもの勝ち」。なんだかんだと言われても、これだけ勝っている人の言葉なら、耳を傾ける価値は絶対的にあると思います。内容的にも、革命というほどアクロバチックな部分はなく意外とまっとうな「デイトレ入門書」でした。
・損切りの必要性(そして、入れた損切りは動かさない!)・レバレッジを高めてハイリターンを狙う方法論・ボリンジャーバンドを使った押し目狙い・複利運用による資産増加ペースの加速
いずれも、FX初心者が必ず知っておくべき事項です。南緒さんも損切りに失敗したときのくだりなどは、率直で面白かったです。経験と実績のある方なので、上記のようなまっとうなことも、心にしみこんできます。
先入観を持たずに読んでみることをおすすめします。時間の無駄にはなりません。あ、あと、特典も楽しげです。
・「本物の迫力」
中長期投資で、本当に1億円を達成したサラリーマンの方が書いた本です。著者が書く人気ブログ「1億円達成の株式投資術」も非常に説得力のある文章ですが、この本も同様にわかりやすい内容になっています。本書では、ブログには掲載されていない1億円達成までの失敗談や、株式投資哲学などが書かれていて非常に参考になります。本当に一億円達成する人の投資理論はちがうなあと感じる良書です。
・「短期より中期か!」
短期投資から中期投資にスタンスを変えることにより筆者が投資に開眼していく姿が書かれている。また筆者の投資哲学についても書かれており、一般的な内容ではあるが、サラリーマンをやりながら実際に1億円を達成した人の言葉であり、なかなか投資の結果を上げられず、投資スタンスについて考え直そうと思っている人におススメの一冊である。
・「1000万円くらいなら!」
この本の著者のえすさんが書いているブログ「1億円達成の株式投資術」をよく見てました。いつもベスト20には入る人気のブログで、それを本にしたようですね。早速ブログには読者からの辛口の意見がのってますが、それに対してえすさんが、どんなに厳しい、ときには理不尽な?意見にもきちんと誠実にこたえているのが印象的。で、この本の内容ですが、2色で読みやすくスラスラと頭に入った。なんだか自分にも1億円稼げそうな気がしてきましたが、100万円位から始めてみようかな。1億円は無理でも1000万円くらいなら!という希望がわいてきました。
・「短期より中期か!」
短期投資から中期投資にスタンスを変えることにより筆者が投資に開眼していく姿が書かれてる。また筆者の投資哲学についても書かれており、一般的な内容ではあるが、サラリーマンをやりながら実際に1億円を達成した人の言葉であり、なかなか投資の結果を上げられず、投資スタンスについて考え直そうと思っている人におススメの一冊である。
・「一攫千金・・・ではなかった!」
この本ではいきなり「1億」というわけではないようだ。
時間をかけていろいろ研究しながら、しかし継続していく
という中長期的なスタンスでの成果だ。
バブル的な内容でもなく、このテの本ではなかなか好感が
もてた1冊。
●高学歴ワーキングプア 「フリーター生産工場」としての大学院 (光文社新書)
・「「環境」に振り回される博士の姿」
ニートやワーキング・プアといった問題は、「本人の努力が足りない」みたいに、とかく本人の責任に帰属されがちなように思われる。しかし実際のところ、時代背景や社会制度の影響はとんでもなく大きいと思うわけだ。大学に入り、そこからさらに勉強を重ね院に進学し、遂には博士号をゲットしたとしても、待ち受けているのは就職難とそれに伴うワーキング・プアとしての人生。本人の努力が足りなかったのか? いやいや、努力は人一倍続けていたのだ。それでもこの現実。普段はあまり知る機会のない「博士」の実情は、思っていたよりも深刻なものだった。著者は研究員として働いているようだが、その状況で自らの業界を批判するのは勇気のいることだろう。それだけでも価値があることだ。
一方で、著者が「環境」の影響を重視している点については賛否が分かれるところだろう。大学院生ともなれば、年齢的には充分すぎるほどの「大人」であるのは間違いない。自分の意思と判断で行動が可能となる代わりに、その責を負うのも自分自身である。だから、「本人の努力が足りない」という主張はそれなりに、直観的には理解が出来るのだ。しかしながら「本人の努力」に全てを帰属させることで、何が解決するのかという点において疑問がある。「で、目の前の困っている人をどうすんの?」という問題は残り続ける。著者の主張はむしろ、偏りがちな「自己責任」に対抗するための、「環境」という視座を提示していると見ることが出来るのではなかろうかと思った。
努力も環境もバランスが大切なのはもちろんなのだけど。現役院生や、進学希望者は必読。読んで知ること自体に意義がある書籍でしょう。
・「オーバードクター問題を一般に公開した意義は大きい」
具体的な対策など著者の意見が前面に出ている5章以降は不十分にも感じた。けれども、この問題を取り上げた本などほとんど皆無な現状でこれだけ書けたのだから、とりあえず良くできている本と言ってもいいのではないか。一部の界隈では周知の事実だけれども、無垢な学部生などにとっては衝撃的な内容だろう。これ以上被害者を増やさないためにも、多少の不備は大目に見て星5つを献上。
・「博士課程進学希望者やその親御さんに・・・」
本書でも述べられているように、政策的に博士課程定員を増やしている現状では、よっぽど居て欲しくない学生でもない限り、博士課程進学の希望を断られることはないでしょう。
しかしながら、その先に大学の専任教員の道が待っているとは限りません。そのことは、博士課程修了者が今より少なかった頃でも同じだったのです。
博士課程進学者を取り巻く状況もそうですが、博士課程進学者自身やその親御さんの気質も変わってきたのかなぁ、と本書を読んで思いました。単に博士号を取るだけで薔薇色の未来なんて、あるわけがないのです。伝統的に博士修了者を排出している研究室であれば、このような前提は、当たり前に伝えられる事なのですが・・・
博士課程への進学が、どのような事を意味するのか、本書では巷にありふれた薔薇色でない事例をいくつか、数え上げています。
本書もパオロ・マッツァリーノ氏の言われるような、社会学的な著作物であるように思われます。氏の「反社会学講座」を引くまでもなく、著者が述べる理屈的なところや自慢話っぽいところは、単なる著者の意見であり、真に受ける必要も価値もないのですが、こういった事例がそれほど珍しくないのだ、ということを知るために、博士課程進学希望者やその親御さんに読むことをお勧めします。
・「世間にしってもらうべき問題」
日本の自殺者の割合0.024%。大学院博士課程修了者のうち、死亡・行方不明者11.45%。大学院という最高学府を出た人間のうち、10人に1人は死亡していたり、どこで何をしているかわからないというのである。この「業界」では周知の事実であるが、世間にはほとんど知られていないだろう。博士課程を終えるもどこにも行き場のない人々を著者は「ノラ博士」と命名した。野良犬同然といおうか、自虐的であるが切実なだけにあまり嗤えない。
・「博士問題を斬り込んだ良著」
大学院に進学した若者が高学歴でありながら、ワーキングプアとなり、あるいは大学教員になれないまま去っていく姿をまとめた一冊。 何でも社会が悪い、自分で責任を取るべき、という自己責任論は一理あります。しかし、本書はこの自己責任論を超えた大学の構造によって圧殺されてゆく大学院進学者を赤裸々にまとめています。特にパチプロになった方のインタビューは圧巻です。就職できない博士を産み出すのは大学か文部科学省か、それともやはり本人の能力によるものなのか、本書を読むことで大学業界関係者か否かに関係なく考えてみる必要があるでしょう。
・「自分も意見を載せたくなります。」
WEBで連載していたものがそのまま載っていたるだけなら全く意味が無い本だと思っていたけど、新たに依頼した文章23名分が載っていてなかなか読み応え抜群。WEB上で読んでなるほど、と思った人の意見が本には載ってなかったのが少し残念ですね。質問内容は4つで、・会社「ライブドア」について ・「ライブドア事件について」 ・「堀江貴文」という人物について・その他ご自由に とシンプル。何人かの執筆者が「ライブドア事件は」まだ終わっていない。と述べている。しかし”「堀江貴文」という人物について”という質問をするということはこれを一つの区切りにする目的はあるのだろうと感じた。ガッチリと誰かの意見に賛成するというよりは、自分もライブドア事件がなんだったのだろうと考える時の手助けになるような本だと思った。
・「すぐに読みました!」
「ライブドア」と聞くと、アレルギー反応が出てしまう人も、この本だけはすんなり読めると思います!
ライブドア関連書籍の中で、逸脱している・・というより進むベクトルが違う本ですね。
ライブドアに関すること以外でも、会社とは、経営とは、とためになる本です!
・「すごく分かりやすい本でした。」
「ライブドア事件」とはなんだったのか。元社長をはじめとした、被告人達はどんな悪いことをしたのか。なんとなくは分かるけど、本当は何も分かっていないような気がする。そんな私が感じていたモヤモヤを解消してくれる本でした。寄稿者達にぶつけた質問がシンプルだからこそ、読んでいて何度か「そうそう!」とか「なるほど!」と納得する事が出来ました。44人の44通りの解釈の中に、きっとあなたの考えを代弁してくれるものが見つかりますよ。
・「良かった!!!」
宮沢章夫さんの文章が非常にそそられる。マニアックな人選がすてきです。こういう方々にライブドア事件を語ってもらう方が本質が見えてくるんですね。改めてそう感じさせてくれる良書です。
・「面白かった!」
ライブドアのHPで始まった企画の書籍化ですが、今回は新たに執筆者が20人ほど加わっています。個人的には宮沢章夫さんと斉藤環さんがライブドアについて論じるというのに興味をひかれ即買いしました。執筆者みなさんが社会問題となったライブドア事件について独自の論を展開しており、新聞やワイドショーで紹介されるライブドアへの偏向報道についての誤りを指摘していて、こちらがハッとさせられる記述も多く、この本が出版された意義は大きいように感じます。
・「わかりやすかったです」
『偽善エコロジー』も『環境問題のウソ〜』も読んだのですが、インパクトは強かったものの、数字や専門的なことが多く私には内容がちょっと難しく感じました。それに対して本書は、身近なエコ生活に即して環境問題の問題について解説が加えられており、やっと自分の頭で理解しながら読むことができたように思います。私の周囲にもまだまだエコ=よいこと、と疑いもせず考えている人が多いので、読みやすい文章で主張を述べた本書のニーズは高いのではないかなと感じました。武田教授の一連の著書を読んでいない人、読んだけれどちょっと難しかったな、と感じた人にはとてもおすすめしたい一冊です。
・「リラックマでおなじみ主婦と生活社から出たゆるやかなエコ本です」
つい最近、講談社から類書が出てしまったので、レビューする順番が逆になってしまいましたが。 帯にも書いている通り、出版時で、武田先生が一番判りやすく、と苦労して書かれた本です。 内容は重なる部分も多いですが、そもそも、普段はあまり本を読まなかったり、専門的な科学知識の乏しい(私もですが)家庭の主婦や忙しいサラリーマン、高校生や大学生も読んで、理解してもらわなくては、環境問題はらちがあきませんから。 決して、同一素材を使い回して印税を稼ごうという訳ではないので、武田先生は。
講談社の本では、地球温暖化問題にはほとんど触れていませんでしたが、こちらでは1章を設け、50頁ほどを割いていますので、この問題についてまだ疑ってみた事の無い読者は、是非読んでみて欲しいと思います。 最近もニュースなどで、地球の平均気温が1度あがっただけで、地球の生態系は崩れ、何万種もの生物が死滅する、などと脅かしている学者と尻馬に乗るマスミーディアがありますが、恐竜時代は今より寒かったなんて、だれも思ってやしませんよね。
ペットボトルだって、古ペットボトル含有率○○%のペットボトル、売ってるスーパーありますか? 資源節約でマイバック持ってきて、って呼びかけながらも、コンビニより安くペットボトルを売り、しかも電気をじゃんじゃん使って大型業務用冷蔵庫で冷やして販売してますよ〜
本書で一番のキモは、なんといっても、最後の章「こころ」から考える環境問題、でしょう。 リラックマたち3人が、あんがい、いちばんエコ生活を送ってる人たちだったりして...
・「内容がリサイクルされていますが・・・・・」
武田先生は、「環境問題はなぜ〜」を始めとする一連の著作により、環境問題をある種の信仰から科学の場に取り戻した方だと私は思っています。
しかし、本著は武田先生の他の本と、内容の重複が極めて多いようです。例えば、最初の三項目は「偽善エコロジー」と順番が違うだけです。
・レジ袋よりエコバックを使うほうが環境に良いのですか?・ペットボトルのリサイクルは、エコではないのですか?・マイ箸を使えば、森林を守ることができますか?
(題名、出版社「主婦と生活社」等から、主婦層を対象にしたものと思われ、 全体にやや柔らかい語り口となっています。)
武田先生の本をまだ読まれていない方には、強くお勧めしますが、既に2〜3冊読まれた方は、避けられたほうが賢明だと思います。
・「エコの正体」
こちらの本を信じるならばエコというのは誰かのエゴのために作られたブームにすぎないことが良く分かる。政治であれ企業であれマスコミの喧伝することを余りに間に受けて金科玉条の如くエコという言葉を頂くことがないよう気をつけたい。
、、とは言うものの自身の浅薄の知識では検証不能なところがチト悲しい。。
・「読むほど身につまされる」
私たちは「環境に良いから。」「環境に良いはずだ。」と言われて盲目的に従っているが、本当にその先を考えなくてよいの?という警鐘なのだと思います。大まかに話をまとめるために数値的なことは省略している部分も多く、氏の考え方からいけば読者はそこから検証できないので、はじめは乱暴に聞こえるのですが恐らく真面目に取り組んでいる人ほど耳が痛い話になってきます。リサイクルと節約、二酸化炭素問題と環境問題など、混同による情報の錯綜を整理し、違いを理解することが大切、そして人間らしいゆとりのある生活がエネルギーの節約、つまり本来のエコにつながるとしています。各章若干まとまりに欠けるようにも思いますが、著者は全体としての構造をみて判断すべき、と考えているようで、盲目的に従うエコ生活は税金の無駄遣いでもあり近視眼的に過ぎるという考えが根幹になっているようです。結論として精神面で解決、というのは肩すかしをくらった気もするのですが私たちは確かにムダな負担を受け入れない、というエコも選択できると感じました。
●「心のブレーキ」の外し方~仕事とプライベートに効く7つの心理セラピー~
・「自分を変えるためのヒント集」
「金持ちはなぜ金持ちなのか」「モテる人はなぜモテるのか」。答えは、「金持ちは金持ちだから金持ち」なのだ。「モテる人はモテるからモテる人」なのだ。一見、「は?」という感じだが、人は、潜在意識下で、「変わりたくない」と感じている。「変わる」ということは、今とは違うフィールドに入っていくことになるため、非常にこわい。このため、今、お金を持っていない人は、「金持ちになりたい!」と思っているようでも、どうしても潜在意識がブレーキをかけてしまうのだ。モテない人も、同様なのだ。つまり、「心のブレーキ」とは、すなわち「潜在意識」。では、その潜在意識をどうやって変えていくかについて紹介してある。筆者はセラピストだそうだが、他のセラピーやカウンセリングの手法・本においても、近い理論は使われている。ただ、難しい言葉を用いて解説してある本も多い中、本書は非常にわかりやすい、心に残りやすい言葉を選んで書かれている。どうすれば、「金持ちになれるのか」「モテるようになるのか」。あるいは、自分が「なりたい」と思っている自分になれるかの、ヒントが眠っている本といえる。
・「潜在意識のメカニズムを理解する」
スルッと読めてしまう本です。言っていることは一点、
「心のブレーキは潜在意識の現状維持メカニズムにある」
ということです。
このメカニズムを理解できたということは、今後の人生に大きなプラスになりました。
また、付属のCDで石井裕之氏が自身の声で語りかけてきます。
いわゆるセミナー系のCDはどうしても身構えて聴いてしまう癖があり、初聴の印象は、実はあまり良いものではありませんでした。
しかしながら不思議なことに、いままでやろうやろうと思って先送りになっていた事柄に着手することができました。
「生の声」が持つ力というものも実感することのできる、少なくとも二度は美味しい良書です。
・「潜在意識のしくみ」
潜在意識を、活用するためのテクニックが例え話を使って、大変わかりやすく書かれています。
・「最高の本」
購入してからかなりの日数がたちますが嫌なことがあった時、時間がある時に何度も読んでます。読むたびに潜在意識について再認識して自分の生活改めます。そして読むたびに心いやされます。
今まで数多くの本を読んできましたがこの本が一番納得できる。今まで生きてきた経験と照らし合わせて腑に落ちる部分がたくさんあります。
潜在意識を理解して「今出来ることを考えそれを実行する」を意識して生活していけば人生変わると思います。私は完璧に実践できてませんがそれでもかなり人生変わってきてます。
読むだけならだれでもできるけど私はこの本の内容を自分のものにするためずっと読んで、考えて、実践していくでしょう。
近いうちに発売予定されている続編も楽しみです。
・「知識はあるのに余り役立てていない人向けの本」
私自信、この手の本を何十冊も読んできて、凄い名著にもたくさん出会い、感動してきました。ところが、理想的な観念ややるべきことがわかっていても、生活に埋もれてなかなか自分が変わるのは難しい。と、八方塞がり的な感覚で焦っている人が、以外と多いと思うのです。そんな人に、この本を是非おすすめします。なぜ出来ないのかが、きちんと書いてあります。どうすれば良いのかもわかります。この本は、こっち方面の知識が豊富で、知識にばかり気をとられてしまっている人にほど、本当におすすめします。
・「「自利利他」」
会計人の端くれとして、主人公飯塚毅氏に対し、頭が下がるばかりである。裁判での証人として「一円の取り過ぎた税金もなからしめ、一円の取り足らずもなからしめよ」を基本方針としているというところがある。実際は、グレーな部分は、否認されるのが嫌だから、過剰に対応してしまう。とても、主人公のようには出来ない。そうした会計上の話ではない生き方においても、「自利利他」(社会のために精進努力の生活に徹することが、自利すなわち本当の喜びであり幸福なのだ)という生き方はとても出来ない。
物語の中心にある「飯塚事件」と言うものを、今まで全く知らなかった。確かに、子供の頃なので仕方が無いかも知れないが、でも、会計に身をおくものとしては恥ずかしい限りだった。この先輩の努力があってこそ、今の法に基づいた租税主義があることを考えると頭が下がるばかりである。
この小説は、文庫本にするにあたって、大幅に加筆されたと言うことであるが、幼少の時代、裁判、TKCと大きく三つの部分からなる飯塚毅の一生であるが、ドイツからはるばるやってきたハインツ・ゼビガー氏の弔辞がすべてを言い尽くしているだろう。見事な一生と言うほかは無い。
・「不撓不屈」
企業のインサイダー的な著作の多い高杉氏であるが、この作品は、そのものが国家ともいうべき「国税庁」と理論闘争を行い、「税」とは、国家ではなく、その税を納める国民のものである、という立場から辛酸をきわめても、己の天職に誇りをもって敢然と国家権力に対峙した、勇気ある実在の会計士の物語である。 こう書くとカッコよいように見えるが、税というもの、国税という組織がいかに恐ろしいものであるか、彼らがその気になって人を陥れようとすると、どのようなことが起こるのか、それに対峙することが、どれほど大変なことなのか、ということがまざまざと描かれ、大人の勇気というものを教えられた気がする。 ハードカヴァーで出版されたものを読んだ時、立場は違うが、地方税という税の仕事に携わっっていた時期で、自分はその仕事にここまで真摯に向き合っているか、と内心忸怩たる思いになったものであった。今回文庫本となり、また映画化されるとのことで、職業ということを考える意味でも、一人でも多くの(特に若い)人に、お勧めしたい一冊である。
・「会計士と政治」
すんごく感動はできるんだけれどもだな・・・税務当局がいくらDQNだからって当人だって政治家を使っているわけで正義を貫くためには恐るべき精神力の上に政治家とのつながりも必要なんだ、と政治権力と官僚の権力が対立していたことで解決された事件ともいえる筋を通すためには政治の力も必要、というところなんだろうな大物政治家の賛同が得られたのはむろん当人の生き様が共感を呼んだからなんだが
・「夢中になる面白さ」
何気なく買った本ですが、非常に内容がリアルで面白いです。飯塚事件を中心に話は始まりますが、その飯塚毅と言う人間の生き様と考え方は素晴らしいです。正直、私は飯塚事件なる物も全く知りませんでした。下巻が非常に楽しみです。
・「日本人離れ?」
実は、直前に「燃ゆるとき」をよんでこちらを読んだので、よけいに際立ったのかもしれませんが、日本人離れしていますね。とうぜん、いい意味でですけども。ただ、疑問のあるところは、みんなの前でコテンパンにするのでなく場所を変えて話し合えば、いいのにナーと素直に思うのは、私だけでしょうか?しかし、基本の正義を貫く姿勢は大切ですし、こうゆう人のおかげで日本が良くなってきたことは良くわかりました。
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