三四郎 (角川文庫) (詳細)
夏目 漱石(著)
「「猫」「坊っちゃん」「こころ」に次ぐ代表作。」「名前の響きのわりに暗い」「日本語って素晴らしい!」
ブレイブ・ストーリー (1) 幽霊ビル (角川スニーカー文庫) (詳細)
宮部 みゆき(著), 千羽 由利子(イラスト)
「おじさんだって、読んでいる」「表紙で買いました。」「子どもと読み比べ」「ついに映画化!!!」「運命を変える旅に出る」
それがどうした―静と理恵子の血みどろ絵日誌 (角川文庫) (詳細)
伊集院 静(著), 西原 理恵子(著)
「爽快な言葉だ」
キッチン (角川文庫) (詳細)
吉本 ばなな(著)
「恋愛がメインでない恋愛小説」「死とキッチン」「キッチン」「いまある生命を謳歌しよう」「なぜだろう?」
泣く大人 (角川文庫) (詳細)
江國 香織(著)
「しみこむ文章」「ぼんやりした江國さん」「とても大好きなエッセイ」「秋の夜長にオススメ!」「”泣く大人”になった江國香織」
涼宮ハルヒの憂鬱 (角川スニーカー文庫) (詳細)
谷川 流(著), いとう のいぢ(イラスト)
「お子さんにも是非お勧めして行きたい。」「現代の最高傑作と世界で言われるには」「文学≠ライトノベル」「チープな設定の意味」「なかなか・・・」
壁 (1954年) (角川文庫) (詳細)
安部 公房(著)
どくとるマンボウ航海記 (1965年) (角川文庫) (詳細)
北 杜夫(著)
坊っちゃん (角川文庫) (詳細)
夏目 漱石(著)
「日本人の必読書」「キャラクターが生きている。」「共感する。」
人間失格・桜桃 (角川文庫) (詳細)
太宰 治(著)
「作者の繊細さ」「ダメンズの所ばかりではなく作家としての力量にも注目して!多大なエネルギーを使い果たして書きあげた苦心がうかがえる。」「松山ケンイチ」「魂の細さ」「なんかたぶん相当深いです」
星と祭〈上〉 (角川文庫) (詳細)
井上 靖(著)
芥川龍之介の「羅生門」「河童」ほか6編 (角川ソフィア文庫―ビギナーズ・クラシックス 近代文学編) (詳細)
角川書店(編集)
「比較的読みやすい」
鴎外の「舞姫」 (角川ソフィア文庫―ビギナーズ・クラシックス 近代文学編) (詳細)
角川書店(編集)
「舞姫がこんなにも面白い」「サンクトペテルブルク」
おくのほそ道(全) (角川ソフィア文庫―ビギナーズ・クラシックス) (詳細)
角川書店(編集)
「読みやすい!!」「素人に有難い「奥の細道」」「古文は読めないという強迫観念を取り去ってくれた」「近世文学を始めて読む方に。近世文学を楽しみたい方に。」「無知が故五七五で無垢になる」
時をかける少女 (角川文庫) (詳細)
筒井 康隆(著)
「脅威のロングセラーの秘密」「筒井康隆は嫌いなのですが」「ほろ苦い思い」「ラベンダーの香りに彩られた淡い青春小説」「さわやか~」
走れメロス (角川文庫) (詳細)
太宰 治(著)
「感受性の高い作者の安心して読める本」「松山ケンイチ」「なんだこれ〜 でも面白い」「My First Dazai.」「やられました」
南総里見八犬伝 (角川ソフィア文庫―ビギナーズ・クラシックス (SP90)) (詳細)
曲亭 馬琴(著)
「正義は勝つ」「八犬伝」
城の崎にて (1968年) (角川文庫) (詳細)
志賀 直哉(著)
「この小説で私は城之崎に行きました。」「「文章の神様」ではあるが...」
三毛猫ホームズの推理 (角川文庫 (5680)) (詳細)
赤川 次郎(著)
「猫を登場人物にした著作を探して本書にたどり着きました。」「異色作」「シリーズ最高傑作」「シリーズ最高かと」「大好きなシリーズ第1作目♪」
● ただの英語には興味ありません。ライトノベル、マンガ、アニメの英訳版があるなら、俺のところに来なさい。以上!
● ミツル大好き!
● 宝箱('v`*)
● ゆるゆるたのしむ
● 外語生の読書過程
● 〜してほしい!作品集(なるべく作家はかぶらないようにしてあります
● 本棚
・「「猫」「坊っちゃん」「こころ」に次ぐ代表作。」
漱石の作品のなかで「猫」「坊っちゃん」「こころ」についで人気の高い作品。
主人公は九州の高等学校を卒業し帝国大学生となった三四郎。上京の車中から物語は始まり、その後大学へと舞台は移る。大学では友人の与次郎(正岡子規がモデルと言われている)、与次郎が師と仰ぐ広田先生(漱石自身がモデル)、理学部で研究を続ける野々宮(寺田寅彦がモデル)、野々宮の妹など多彩な人物が登場する。なかでも、不思議な魅力を持つ女性、美禰子と三四郎との距離感が一種独特でこの作品の魅力となっている。
分類すれば「青春小説」あるいは「恋愛小説」とでもなるのだろうが、いわゆる情熱や激情とは反対の極にある。淡々と静かに流れる日々の出来事の中に、登場人物の何気ない会話の一つひとつに、憐憫があり人生があり哲学がある。まるで風景画のように淡々と流れる物語が不思議な魅力となっている。
・「名前の響きのわりに暗い」
『三四郎』『それから』『門』が漱石前期三部作といわれ『吾輩』『坊っちゃん』と並んでたくさん読まれているでしょう。で、名前まで付いた「三四郎池」や「美禰子の面影」などで、明治の青年の性と理性との葛藤を読み取れますが執筆前後には田山花袋が『蒲団』を書いているのです。明治はそんなに硬くない。三四郎はそんなに青くないはず。また、三四郎が聞いた自殺者の声なども怖いです。ということで、爽やかさは続く二作がそうであるように気分が高揚する小説ではありません。漱石の日常を考えてみれば当然ですけれどね。
・「日本語って素晴らしい!」
夏目漱石は「坊ちゃん」が面白かったので本書も読んでみることにしました。
●ブレイブ・ストーリー (1) 幽霊ビル (角川スニーカー文庫)
・「おじさんだって、読んでいる」
私、38歳で、某製鉄会社に勤務しています。そう、ワタルのお父さんと同じ歳、同じ職業なのです。たしかに、公私構わず自論を滔々と述べ、詰め将棋みたいに相手を追い込みがちなところなど、大変よく描けているようにおもわれました(これは余談)。
スニーカー文庫のほうが登場人物の口絵が付いていて、キ・キーマの話振りやカッツのちょっとこわいところなど、フィードバックしながら読むと自分もRPGの世界に紛れ込んだような気がしてきます。同じ文庫を買うなら、少し割高になるけど、角川スニーカー文庫のほうがお勧めです(本文は、振りがな以外全く角川文庫本と同一とのこと)。
手にとってページを進めるにつれて、懐かしく、少年時代の自分や、のめり込むほど注力したRPGゲームの世界を思い起こしながら、通勤の苦痛も寝食も忘れて没入し、3日余りで読み終えました。
1980年代後半から1990年代にかけて、RPGゲームに嵌った経験のあるおじさん、お父さん。夏休みの季節なのですから、電車のすいた通勤途上や、自分を置き去りに家族が外出してしまった休日のお供に、ぜひ手にとって見てください。
・「表紙で買いました。」
原作では3冊でしたがスニーカー文庫では4冊になっています。その1冊目、ワタルが幻界に行くまでの話し。
表紙が劇場版というところで手に取り、買いに走りましたが・・・せめて一幕ごとにはあるかな、と思っていた挿絵は一切無し。始めに劇場版で登場した主要人物紹介があるのみでした。
しかし、逆にそのおかげで自分のイメージした世界・映像を崩すことなく読めました。絵が無いので考えさせられるところも多いのですが、映画を見た方なら案外サラリと読めるのではないでしょうか。キャラクターの姿、性格、あらすじがわかっているので映画を見た後の方が読みやすいと思います。
また3冊になっているものよりも厚さが薄いので持ち歩きも楽でした。映画でキャラに見惚れた方(自分です)、通勤時に読みたい方はこちらを買うことをおすすめします。
・「子どもと読み比べ」
国産作家の作品は滅多に読まないのだが、珍しく手に取ったのは、映画化されるということで子どもが興味を持っていたからだ。国産の作家は一部の作家しか読まない上、宮部みゆきは初めて。読めるのか? と思いながら、まず、上中下巻の三巻を購入。幻界に入ってからのシーンをざっと読んで、子どもにこちらの四冊組を購入し、読ませてみますと、子曰く、面白いとのことでした。
確かに、現実世界での日常が細密に描写されているため、幻界に入るまではダレてしまうかもしれない。が、私はほとんど気にならなかったし、子どもも一巻、二巻は怒濤の如く読み進めてしまった。幻界に入ってからの話はスピーディで、ドラマチック。多少ご都合主義に思える部分はあるけれど、ファンタジーとは元来、こういうものではないでしょうか?
別居や離婚といった大人の事情は子どもには少し難しいようにも思いましたが、子ども自身、そんなに気にしてはいなかったようです。わからない言葉の意味は、前後の文章から感覚で掴んで読む・・・自分も子どもの頃にそんな読み方をしていたことを、ふと思い出しました。大丈夫、大丈夫。この本を読み終える頃には子どもも、ワタルと一緒に少しばかり成長しているはず。
惜しむらくは、もう少しフリガナがついていればよかったかなということ。小学二年生が読むには少々肩が凝ったとの事で、★4つにしました。
・「ついに映画化!!!」
宮部みゆきさん原作のブレイブストーリーが、ついに映画化ですね!!!原作の大ファンなので、7月の公開がまちどおしいです。
さて、映画公開に先駆けて、スニーカー文庫から映画版ノベルが発売されたようですね〜。内容にも、挿絵イラストにも期待します☆ ミツルとワタルの雄姿を早く見たいです!
・「運命を変える旅に出る」
『ブレイブ・ストーリー (1) 幽霊ビル』です。ライトノベルのレーベルである角川スニーカー文庫で4分冊です。3分冊だった原本とは、フリガナが多い以外は違いは無いとのことです。
主人公亘が最初に一回幻界に入るまでの、日常シーンが長くて、ここでダレる人もいそうです。個人の好みの差になりますが、文章が過剰に饒舌で読むのが辛かったのも事実です。アニメなら、こういうシーンは大抵さらっと流してあるので、アニメから入る人ならば抵抗はないのでしょうけど。亘が一度幻界に迷い込んだ辺りから面白くなってきて、ページを繰る速度も上がったのですが、石岡たちが行方不明になるくだりのリアリティの無さでちょっとまたペースダウンしてしまいました。
口絵に主要登場キャラがイラスト付きで紹介されていますが、本編にはイラストはありません。4分冊ですから、物語全体における起承転結の起なのですが、主人公が本格的に異世界に行く、という部分で終わっています。冒頭と行方不明部分で☆1、本文イラストが無いことと本巻は起だけでしかないことで☆1を減じて☆3です。
・「爽快な言葉だ」
人生の勝ち組になることを賞賛する本が多い中、直木賞作家が書いた本書のエッセイは実に爽快だ。
著者は生きることの悲しみを理解してくれている。負ける人がいることを当然と捉えるから、その中で必死に生きている人を応援する。負けるものの存在があまりにも軽んじられていることに、怒り、嘆きをつぶやいている。 人生の勝ち負けってなんだろう。世の中が勝ち負けの定義を決め過ぎる。生活できなくなってしまうのは考えものだけど、肝心なのは自分の好きなこと、興味のあることに熱中している人が輝いているということではないか。
「それがどうした」なんと響きの良いセリフだろう。
・「恋愛がメインでない恋愛小説」
単なる男と女の恋愛を扱ったのではなく、その周辺の人間との関係をメインにした恋愛小説でした。みかげと雄一の間には、少なからずも恋愛感情があるにもかかわらず、それだけの話になっていないところが、この小説のいいところ。雄一の母(父)えり子が隠れた主人公ですね。彼女の存在なくして、この小説はありえないでしょう。恋愛小説らしくはないが、しかし、ところどころで男と女の生々しさは書かれており、そこがまたこの小説の素敵なところです。こんな恋愛小説は他にはないのでは。
・「死とキッチン」
身近にある"死"を思う。ひとが生活していくために欠かせない食事をつくるキッチンを通して死が交差する。
・「キッチン」
独特の語り口で綴られてゆく、さりげない文章の一つ一つが心にしみます。生きていることの寂しさと、それから生まれる美しさや希望がユーモアに包まれて光っています。ムーンライトシャドウは、初めて読んだとき、ラストで大泣きしました。この本に会えて本当によかったと思っています。
・「いまある生命を謳歌しよう」
文章そのものに感動するのは久しぶりのことです。読みながら言葉を復唱している自分がいました。かみ締めるように、口を小さく動かしながら読んでいる自分がいました。淡々と綴られていることで、むしろ言葉の深み、語り手の素直な感情をかもし出していると思うのです。
僕の身近にいる人たちの中で、前向きな人たちに共通することがあります。
それは、死というものを、ものすごく意識して生きていることです。生命をうけた以上、いつかは尽きます。必ずそのときが訪れるのであれば、いまある生命を謳歌しようという意欲がみなぎっているのです。自分が強く生きることで、人に優しくなれる、他人の心を理解できるのかもしれません。
・「なぜだろう?」
この本を無性に読みたくなる時があります。見つからないと本棚をひっくり返して探したくなるくらい。キッチンになんてなんの思い入れもないけれど、「キッチン」を読んでいる時は、主人公と一緒にキッチンを愛し、何かステキな所だと思ってしまいます。本の中のしんとした、おだやかな時間の流れに身を委ねているのが心地よいです。私の一番好きな本です。どうぞ読んでみてください。
・「しみこむ文章」
別に江國ファンではない私が、初めて手に取った彼女のエッセイ集。もともとエッセイはそれほど読む方ではなかったのだけど、こんなに楽しめるとは思わなかった。
江國さんの文章はこちらを素直にさせてくれる。共感すれば「そうそう」と喜び、そうでないときは「そうかな、そうかも」と譲歩しちゃったり。知らなかったことには「へぇ」と感心し、考えもしなかったことには「ほぉ」と納得した。どうしてこうも単純に受け入れちゃったのかしら、と不思議な気分。でも、しみじみ幸せな感情が広がった。
で、読み終わってからようやく気づいたこと。彼女は句点の使い方が巧いのだと思う。だから、文章がこちらにしみこんでくるのだ。お気に入りの一文は、「柳腰」の最後。これに宮沢賢治を連想したのは、私だけだろうか。。。
・「ぼんやりした江國さん」
「ぼんやりした」というのは、もちろん悪い意味ではありません。江國さんのエッセイを読むと、江國さんの周りに流れているゆったりとした空気とゆっくりとした時間の中に自分も包まれるような気がして、心が安らぐのです。
「男友達の部屋」の章を読んでは、こんな素敵な男友達がいる江國さんがうらやましいと思ったり、そうそうこんな男苦手よねと思ったりしました。
でも私が一番好きな章は「ほしいもののこと」。私のほしいものって一体何だろう、そしてそのために私がしなければいけないことって?そんなことを考えさせてもらいました。
・「とても大好きなエッセイ」
もう何回読み返しているかわかりません。たとえばこの本の中で江國さんの「一番欲しいもの」という章があるのですが、「ハイジのような優しいこころ」や「勇気」についての説明は、ものすごく共感した部分の一つです。でもこの部分にものすごく共感する中で、自分の心の中の、すっごく暗い部分に気づき、涙が溢れてきたこともあります。この本はとてもいいですよ~。すべてが暖かみのある優しい文章で表現されているように思います。そして頑張ろうという気持ちもでます。江國さんのように言葉を表現できたら素敵だな~と常々思います。
・「秋の夜長にオススメ!」
江國さんらしい、しっとりとした文章。彼女の日常の些細なことに引き込まれてしまいます。各章でテーマが分かれていて、男友達について、最近彼女が読んだ本についてなど、魅力的な一冊。読み進んでいくたびに、幸せになっていくので、読み終わるのが惜しいくらいです。彼女のいろんな側面が見れるので、江國ファンもファンじゃなくてもおすすめ。
いつもながら、きれいな文章にも感動です。
・「”泣く大人”になった江國香織」
しっとりしていて、1つ1つがしっかりしたエッセイです。”泣かない子供”から”泣く大人”になった江國さん。泣かなかった頃より、泣けるようになってからの方が、凛、とかしゃん、とかしていて、強くなったんではないでしょうか。「雨が世界を冷やす夜」タイトルからして江國さんらしい。洗練された、とってもキレイな文章です。
「男友達の部屋」は恋愛としての男ではなく、いろんな意味で彼女の一部である、男友達について綴られています。ゆったりと、のんびり読んでみてください。
・「お子さんにも是非お勧めして行きたい。」
この作品については賛否両論、様々な意見がすでに挙げられているが、私は、是非、この本は様々な方、お子さんにもお勧めしていきたいと思う。その根拠は3つ。
まずは、そのストーリーの内容。一見、主要人物の涼宮ハルヒは、わがままで自分勝手な子だと思われがちだが、その突発的な行動の中にも、大人が忘れかけた、「小さい頃の疑問」や「冒険への憧れ」が窺える。たとえばそれは、「宇宙は何処まで続いているのか」なんて表現で、よく現れる。また、涼宮ハルヒは、それを自ら探しに行き、さらに、その謎を解こうとしている。
そんなハルヒの考えを、是非、たくさんの人に知っていただき、共感して貰いたい。
また、二つ目の根拠、それは、作者の表現の独特さにある。それらの言葉には、普段、あまり使わない、意味があやふやになっているものも多い。この本を機会に、色とりどりな言葉の意味を、再確認してみるのもどうだろうか。
三つ目の根拠は、読みやすさ。なかなか深い話の題材を取り扱いながら、スラスラと読める文章は、本嫌いなお子さんにも是非、お勧めしたい。中には、大人でなければ、この本の意味は分からないだろうという意見もあるが、私の付近では、小学生でも多くの人が愛読しているし、初めは、意味は分からなくてもいいのだ。後々気づくことになるのだから。しかし、いささか、憂鬱一巻では、少々展開が速すぎてついて行けないかもしれない。是非、購入の際は、2,3巻一度に購入していただきたい。
また、蛇足かもしれないが、いとうのいじの挿絵もあいまって、萌え、を求めている方にも、なかなか満足できるのではないだろうか。朝比奈みくるのメイド服や癒しキャラ、寡黙な長門有希、ツンデレのような発言をする涼宮ハルヒ、そのほかのキャラクターも、そんな要素満載である。
しかし、単なる萌え系で終わらないのがこのシリーズの凄さだ。
・「現代の最高傑作と世界で言われるには」
涼宮ハルヒは、一見我が儘で、高飛車(タカビー)です。しかし、涼宮ハルヒが自分がちっぽけな存在であることを自覚したことが、涼宮ハルヒが大きな力を持つ、ひとつのきっかけになったそうです。涼宮ハルヒのタカビーなのは、自分自身に対する要求の高さの反面だと知ることができます。自分の能力の限界を知ったときに、自分の周りに超能力者たちを集合させるきっかけになったというのは驚きでです。
3巻ほど読むと、わがままたっぷりのように見える涼宮ハルヒは、一方で一番常識人であることが分かるかもしれません。ぜひ、3巻分は読んでみてください。実は、私も憂鬱だけを読んだときには、ピンと来ませんでした。
何事にも前向きで、積極的に行動する子供が、大きく育つためには、周りの理解が一番かもしれません。
涼宮ハルヒは、指導者にとってのよい教訓がつまっているかもしれません。傲れるものは、久しからずといいます。世間の常識に対して、涼宮ハルヒは挑戦はしても、傲りではないような気がします。
時雨ルカさんも書評で書いていますが、シリーズの2−3巻を読み進まないとわからないかもしれません。
文学作品としてだけでなく、さまざまな学習用教材としても使えるかもしれません。文章で使っている単語を調べていくだけでも勉強になるほど、言葉をよく選んで描写しています。SFなら当たり前だと言われればそれまでですが、SFを知らない人にも違和感がないところがよくはないでしょうか。
ps.内容を素直にアニメ化した京都アニメーションにも拍手を送りたい。文学(ライトノベル文庫)とアニメ(DVD)の両方を楽しめる作品である。
アニメ(DVD)は英語になっているが、文庫が英語版が早くでないか心待ちである。アニメ(DVD)の英語は、文化をうまく変換したかどうかよくわかりません。文学(ライトノベル文庫)を誰に翻訳を頼むかは、角川文庫の将来がかかっているかもしれませんハリーポッタ、ポリアンナ、赤毛のアンを超える、世界の名作になることができると思います。どんな翻訳者がいいでしょうか。水色勾玉を訳した人はどうでしょう?
・「文学≠ライトノベル」
娯楽作品として素直に読み通せました。 楽しかったです。
批判している方には、キャラに感情移入できない…とか、作者の国語力が…とか、賞を受賞した作品のわりには…とか、いろいろと主張があるようですね。 生理的に受け付けない人はやむを得ないにしても、正当な文学作品として評価するというのはどうなんでしょう? まるで、「インスタントラーメンの中では『ラ王』がうまい」と伝え聞いた美食家かぶれの人が、「こんなもの、スープはコクがないし、メンにはコシがない。器も…」と、本物のラーメンと同じ視線で酷評しているようです。 私もいい年ですので、気持ちが全くわからないわけではないですが、批評をするのであれば、ある程度自分から歩み寄る姿勢を持つべきではないか? と、思います。
作品自体は多くの方が好評価しているように、ライトノベルとしての設定、テンポ、構成、完成度、続編以降に続く世界観の広がりなど、実によくできています。
(ライトノベルの)SFやファンタジーの場合、文字量の関係で怒涛のごとく流し込まれる世界観を消化するだけで労力を消費してしまい、完読前に力尽きてしまうことがありますが、「ハルヒ」は日常の舞台がごく普通の学園生活であり、主人公キョンの「疑いを持った視点」で物語が進んでいるのがミソです。 この視線は、リアルタイムの学生より、すでに何事も起こらなかった学生時代を経験済みの読者の方が実はシンクロしやすいのではないでしょうか? そういう世代には、ハルヒの「エキセントリックな行動」や現実にはありえない展開がより光って見え、物語に吸い込まれていくはずです。
実際、キャラ「萌え」や、メディアミックスによる販促戦略だけでは、ブームにまでは発展しません。あらゆる視点から考えても、やはり、芯となる原作のポテンシャルが高かったことがヒットの要因であるはず。そのあたりを意識して、ぜひ、読んでもらいたいです。
・「チープな設定の意味」
一見すると個性的なキャラのドタバタ学園ラブコメのようなありがちな作品ですヒロインが望んだことがおき、主要メンバーは未来人や超能力者、宇宙人とイロモノ揃いですが、この作品は日常と非日常の隣接した生活をうまく表現していますこれは日常から非日常に身を投じるような少年漫画的なものではなく、日常の中で、非日常を体験しつつも、必ず日常に帰ってきます日常と非日常のギャップがこの作品の魅力でしょう主人公はあくまで一般人で特別な能力もなく、正義の味方でもありません。世界も平和です。ですが、周辺の人物と関わる事により日常が崩壊したかのように非日常を体験して行きますしかし日常に帰ると当然の要に元と変わりない世界がまっています
またこの作品は初めから最後まで主人公の視点で進められ、モノローグも主人公の思考です。裏で起こっていることや、ヒロインたちの思考などを隠すことによって先の展開を読ませなくさせており、読者は主人公と同じ条件で読み進むことによって、日常と非日常を楽しめるようになっています
一見チープですが意味のある設定、下手に見えるテキストでも巧いシナリオ硬くない文章のおかげでラノベの長所である読み易さもありますただイラストやテキストで馬鹿にして読むとそういった点は気づかないかもしれません
またイラスト担当は人気原画家のいとうのいぢなので、そっちが好きな人もどうぞ
・「なかなか・・・」
アニメを見てこの本を知ったのですが、なかなかおもしろい。主人公の一言一言に意味があり、伏線の使い方も抜群にうまい。また涼宮ハルヒの発言から一般常識が欠如しているように見せておいて、実は現実的な考え方も持ち合わせており、その間におかれている心のせいで思い悩んでいるという意外な一面も。例の事件も(あくまで主観的な考えですが)どんな性格であっても一人の少女であるという一面から起きたんじゃないかと。この少女であるという一面は続編でもわかるので読んでみるといいのではないでしょうか。終盤の展開も、何回も読み直していると気付く伏線も多いので、何度も読み直してみるとなお面白みが深まると思いますよ。
・「日本人の必読書」
久しぶりに「坊っちゃん」を読んだ。私のニックネームのモモンガは現代の空想上のものと思っていたのに「坊っちゃん」の中に出てきてビックリ。
時代は明治30年ころの話しであるが、そのまま現代に当てはまる。本物に経年変化がないということなのか、それとも義理人情など人間関係に時代は関係ないというべきなのか。時代的な違和感がまったくない。
江戸っ子の気性を持つ「坊っちゃん」が奸計をめぐらす「赤シャツ」らを相手に天誅を下す。大人の目から見れば現実には絶対できないことだ。ただ、こんな状況になったらそうしてやりたいと多くの読者は考えるであろう。小説の中なのだから、夏目漱石の創作なのだから、実際にはあり得ない。と言い切れるだろうか。解説によれば松山中学校時代の漱石は主人公とまったく正反対であったらしい。人間、まったくの無から想像するのは不可能である。漱石も自分の経験と、見聞、さらに自分の意思を交えて「坊っちゃん」を書き上げたのだと思う。
「坊っちゃん」を読み終えて考えさせられるのは「明治」という現代日本の原点ともいうべき時代、明治の人の気骨が伝わってくる良書である。
角川文庫の「坊っちゃん」は、文庫本ながら注釈、解説、年譜が充実していてすごくいい。
・「キャラクターが生きている。」
うむ、予想していた結末と異なったが、それはそれで面白い。坊っちゃんは夏目漱石の人生の若い時期を重ねているそうだ。なるほど、これを読めば、漱石の様子や性格が良く分かる。しかし、あだ名が面白い。現代の人が聞くと古臭い感じがあるが、赤シャツ、狸、マドンナ、などなど良く特徴付けられいる。また、それだけのキャラクターを生み出す能力があったことが認識できるものであった。 大団円を迎えると思ってたが、中盤から其の様子はなくなってしまったのが予想を反したという内容である。しかし、それはそれで面白かった。
・「共感する。」
今まで読んだ漱石先生の作品の中では一番好きである。
赴任した土地に全く馴染めず、人や物に不満たらたらの坊っちゃんに妙に共感した。こんな田舎嫌いの先生に来られたら土地の人は堪ったものではないと思うが、如何せん人間田舎は嫌なのである。適応力の有無に関わらず適応したくないのである。気持ちは凄くよく分かる。そうさせるのは江戸っ子の矜持なのだろうか。
無鉄砲な江戸っ子である坊っちゃんも、漱石先生ならではの神経質な性格を示しているが、他作品における神経質さほど気にはならない。むしろ今作独自の不思議な愛嬌を帯びているように感じられる。
坊っちゃんが復讐を遂げて松山を逃れる最後も哀愁漂っていて良かった。清への細やかな情愛にも好感が持てた。
・「作者の繊細さ」
作者の繊細さ、感受性の高さが感じられる作品である。自己否定し、脱落していく状態は、作者自身を写しているように感じられる。自叙伝のような、私小説のような雰囲気がある。だからなにがいいたいのかというような問いは無用なのかもしれない。
・「ダメンズの所ばかりではなく作家としての力量にも注目して!多大なエネルギーを使い果たして書きあげた苦心がうかがえる。」
映画化するということで再々読。主人公の中に強度の対人恐怖と境界例的なパーソナリティの滞りが見てとれます。それゆえ人生に溺れてしまい、堕ちてしまうのです。それが悪いわけではありません。
それがこの作品の大きなテーマなのです。
主人公・葉蔵は太宰治自身の投影だと言われています。とても生きづらかったでしょうし癒されることのない人生だったでしょう‥。その生きづらさをメインに据えて最後までぶれることなく生きづらさに焦点を絞り込んだ構成力の巧みさに注目して下さい。
当時の作家や評論家に太宰は女しかかけないと批判されたことへのアンチーテーゼとしての反骨精神にも目を向けてあげて下さい。ネガティブなドンファン(色男)を書きたかったという太宰の苦心した様子がうかがえます。
この作品からほどなくして入水自殺してしまう太宰治の集大成。相当なエネルギーを要した、苦しみぬいて出来あがった作品でしょう。
・「松山ケンイチ」
完全にジャケ買いです 「人間失格」ばかり何冊あるのか ちょっと反省。。。でも松ケンだから仕方無い
作品自体は中学生頃読了。太宰文学の代表作。
・「魂の細さ」
息子が読んでいたので、もう一度読み返してみました。
物凄くナイーブな内面を持ち続けるには、心のエネルギーが沢山必要です。
なんとなく、この主人公と今の子供達の魂の細さを連想してしまうのです。
それがちょっと怖いです。
・「なんかたぶん相当深いです」
どこまでかはわからないが・・どうやら自伝>小説みたい(分からなかった)葉蔵という人物を手記という三部構成の形で描かれています。
●芥川龍之介の「羅生門」「河童」ほか6編 (角川ソフィア文庫―ビギナーズ・クラシックス 近代文学編)
・「比較的読みやすい」
羅生門 鼻地獄変 舞踏会薮の中 将軍(抄) トロッコ河童(抄)
●鴎外の「舞姫」 (角川ソフィア文庫―ビギナーズ・クラシックス 近代文学編)
・「舞姫がこんなにも面白い」
明治文学でも森鴎外や樋口一葉の作品は今日読まれません。口語文じゃないのでイマイチ取っ付きにくいのです。しかしこの舞姫の本は原文と並んで現代語訳の文がついて読みやすくなっています。そればかりか当時のドイツの風俗や社会情勢も注訳としてついていまして世紀末のドイツ&日本の資料本としても面白いです。豊太郎の気概と優柔不断さ、エリスの儚げと気丈さと意外な身の上。この二人の恋愛の陰に隠れた本人達も気付かない打算。作者がこの小説を書いた心境もうかがえる中々突っ込んだ解釈も面白い。是非手にとって読んでみてください。
・「サンクトペテルブルク」
管理社会の中における心のオアシスともいえる作品の一つです。
●おくのほそ道(全) (角川ソフィア文庫―ビギナーズ・クラシックス)
・「読みやすい!!」
このシリーズは、まず、現代語訳が書いてあるのがよい。大意を頭に入れてから読めば、古語も理解しやすい。文法をことさら詳しく説明していないのも、読みやすい。今までの古典の本は、注釈が多すぎて、読みにくくなってしまい、結局、最後まで読めず挫折していた(私だけかも)。この本は、やすやすと最後まで読めてしまう。
本格的に勉強したい人ではなく、中学、高校で勉強したけれど、忘れちゃったので、もう一度、日本の古典でも読んでみるか。という人にお勧めです。ちなみに私は、全巻買い、トイレで、読破しましたよ。
・「素人に有難い「奥の細道」」
2001年に出版された。角川書店の「ビギナーズクラシック」の中の一冊。写真や地図、図版が豊富で、原文も現代語訳もすべてルビがふられ、現代語訳や解説がとてもわかりやすい。俳句の一つ一つにも丁寧な解説がほどこされている。「旅費」「芭蕉はグルメか」「芭蕉は忍者だった?」「芭蕉自筆本の発見」などさまざまなエピソードや研究成果が紹介され、読んでいて飽きない。(解説例:--蚤虱馬の尿する枕もと--芭蕉が泊まった農家は、母屋を仕切って馬を飼っていた。馬と家族は、同じ屋根の下に同居している。馬の放尿する音が聞えるのも当然である。寒い北国の農家では、よくある光景だった。下五の「枕もと」に、芭蕉は驚きと苦笑いをふくめている。なお「尿」は「しと」と読まれてきたが、芭蕉自筆と!される野坡本では「ばり」と傍訓があり、小児の尿「しと」と馬の尿「ばり」とを使い分けていることが確認された。そこで従来の「しと」を「ばり」に改めてみた。「ばり」には野趣満々たる俳意がこもっている。)
・「古文は読めないという強迫観念を取り去ってくれた」
タイトル通りです。僕の20年来の古文コンプレックスを取り去ってくれた上に、俳諧の妙味の入り口を示してくれた。芭蕉だけではなく、俳句という偉大な文学ジャンル自体に関心を持つきっかけを作ってくれた。
・「近世文学を始めて読む方に。近世文学を楽しみたい方に。」
現代語訳が先、そのあとに原文が載っているので、初心者にも理解しやすく読みやすい。通常の訳ではなく理解しやすいように最低限言葉を付け加えている。
さらに地図や、本文のなかに出てくる場所の写真、イラストなども載っていて飽きない。
近世文学は量も多く興味がつきないが、文語体で書かれているため読みにくいのがネックだ。一作品読み終わる前に挫折した人も多いと思う。そういう人も、ぜひこの本でもう一度挑戦してみてはどうだろうか。
原文も読みやすいよう全て振り仮名がうってあり、本来漢字で書かれている接続詞など(又、也など)も現代人の感覚にあうよう平仮名にあらためてあるので、声を出して読んでみたい方には親切だ。
ただしそれだけに、本格的に勉強するためのテキストとして用いたい方には、これだけでは不足だ。
・「無知が故五七五で無垢になる」
風流などまったく解さず、俳句に関しては全くの門外漢の小生でしたが、簡単に読めるとの触れ込みだけで手にしたこの本で心洗われてしまいました。
芭蕉の句の評価についてはいまさら小生ごときが申すことはありませんがとにかく読みやすく面白いです。
白河の関、平泉、多賀城…この響き、そして空想の中の情景に漂泊の思いが絶えなくなってしまった今日この頃です。
追記:もう少し写真が多ければ星5つでした。
・「脅威のロングセラーの秘密」
後にNHK連続テレビドラマ「タイムトラベラー」、原田知世主演映画「時をかける少女」になったことで有名ですが、現時点で2001年までその時のトップアイドルの主演で何度かドラマ化されるなど、昭和40年初版のこの作品は不思議な人気を保っています。おそらくは昭和30年代のお話なんでしょうが、中学校の様子など、現在とあまり違いませんし、今読んでもほとんど違和感は無いと思います。ストーリーの展開は大変に面白く、スリルもあり、小説として十分に楽しめるものですが、現在の中学生よりやや大人っぽく感じる主人公の女の子の話し方や感じ方がなんだか可愛くて魅力があり、小説の女の子に恋する感じが味わえるかもしれません。そして、同時に収録されている2編のSF短編がまた素晴らしい。「悪夢の真相」は深層心理学を、「果てしなき多元宇宙」は量子物理学分野でのユニークな考え方である多世界解釈を、平易にかつ面白く小説にすることに成功しています。科学をいかにもフィクション向けに捻じ曲げたという感じではないと思います。それでいて、やはり女の子の感情表現が上手いですね。筒井康隆さんって、(変な意味でなく)若い少女が大好きなのだと思います。
・「筒井康隆は嫌いなのですが」
何故か時をかける少女は好きです。映画がよかったためかもしれません。アニメは今一の感じもしますが、買って損をしたとは思いませんでした。(レビューで星5つにしました。)
映画を見てから本を読んだので、内容もよくわかりました。
作家は個人ではなく、作品で評価すべきなのであれば、私は筒井康隆が好きなのかもしれません。
・「ほろ苦い思い」
この小説はかなり以前から知っていましたが、作者が誰かはじめはわかりませんでした。高校生の頃に過激なSF作家として有名だった筒井康隆氏の作品を読み進むうちに、彼がこの作者であることを知り、ただのドタバタ作家ではないことを遅まきながら気がついたものです。中学生の頃のほろ苦い初恋の思いがよみがえるような作品です。映画にもなって有名になりましたが。その昔NHKのドラマでも放送されていました。
・「ラベンダーの香りに彩られた淡い青春小説」
本書を読んだのは30年以上前。本書の発表後、すぐNHKでドラマ化されたので元々ドラマの原作用として書かれたのかもしれない。当時の筒井としては珍しくブラック・ユーモアや風刺性はなく、ヒロイン(女子高校生)の冒険と淡い恋物語として纏められている。
未来からやって来たタイムトラベラーの青年。その青年のちょっとしたミスで束の間のタイムトラベラーとなったヒロイン。このヒロインのタイムトラベラーとしての能力を「時をかける少女」と名付ける辺りが筒井の言語感覚の素晴らしさを表している。そして、理科室でのキッカケとなる事件でヒロインが感じる「ラベンダーの香り」。私は当時、ラベンダーなる花を知らなかったのだが、何となく不思議な魅力を感じたものだ。ヒロインは急に自分に身に付いたタイムトラベラーとしての能力に戸惑いを感じ、その謎を解こうとするのだが、同時に謎の鍵を握る青年に恋してしまう。この辺は、青春小説として巧みである。SF的設定はあくまで背景で、小説の狙いはヒロインの瑞々しい感性を描き出す事にあるのであろう。そして、これが本作が発表後、長い間人気を保っている理由だと思う。
「ラベンダーの香り」に彩られたヒロインの心の揺れと淡い恋心を巧みな構成で描いた普遍的青春小説の傑作。
・「さわやか~」
学園を舞台にした、SF小説。さわやかな読後感で、淡い恋心がいじらしい。
その他2編収められている。私は、幼い頃のトラウマを上手に解明している、2番目の作品に好感を持った。
・「感受性の高い作者の安心して読める本」
感受性の高い作者が、自分を傷つけずに書いている数少ないお話。歴史的な設定、友情と信頼について記述しようとする姿勢。太宰の作品の中では、人間失格とは対極のような物語かもしれない。
・「松山ケンイチ」
ジャケ買い松ケン 本屋さんは既に品切れだったのでwebショップで購入。
作品自体は中学生の頃、読了。メロスのワガママに付き合わされた親友 セリヌンティウスに同情 タイトルは 「耐えろセリヌンティウス」に替えてあげたい。
・「なんだこれ〜 でも面白い」
著者中期の短編をまとめたもので、エッセイ風のものが多いのが特徴。
表題作のほかに、「駆け込み訴え」「富岳百景」などの名作が収録されており、お得な内容。
個人的には、コメディタッチのエッセイ「畜犬談」がオススメ!
・「My First Dazai.」
私が初めて買って読んだ太宰治の本がコレだった。通読してみて、速攻で太宰嫌いになった。
・「やられました」
表紙が松山ケンイチさんなので注文しましたが、まったく違う表紙のものが届きました。これがら注文される方はご注意ください、私はめんどくさかったので返品しませんでしたが・・・
●南総里見八犬伝 (角川ソフィア文庫―ビギナーズ・クラシックス (SP90))
・「正義は勝つ」
このシリーズに共通しているように、名場面を抜き出し、訳と原文と寸評、場面の間はあらすじでつなぐ。コラム、原書の挿絵も随所に挿入されている。
初刷に付された帯の惹句は「正義は勝つ」。 つまり八犬伝を勧善懲悪の物語と捉え29の場面を選んでいる。 八犬士が集まるところまでで終わってしまうダイジェストもある中で、親兵衛の京都行き、里見家と管領軍の戦い、さらには八犬士の痣が消え、忽然と姿を消すまでを取り上げている。
初心者向けでもあり、なおかつ解説やコラムは八犬伝ファンにも十分楽しめるように書いてある(書いた本人が言うのだから間違いない)。
・「八犬伝」
日本の古典です。千葉房総を中心に、里見家に忠誠を誓う八犬士の活躍を描きます。江戸時代の滝沢馬琴の作品です。原作は長大の量ですが、この本では、エッセンスを抽出し、あらすじを交えて掲載されています。巻頭のカラー写真も含め、挿絵も豊富で、イメージを掴み易いです。巻末に登場人物事典があり、読み続ける際にとても参考になります。長い物語なので、人物像を結ぶのに少し大変かもしれません。数十年に渡って、書き続けた作者の創作力に脱帽です。NHKの人形劇が八犬伝の原体験ですが、この本を読んで、ようやく全貌がおぼろげながら結べました。古典の入門書として、最適と思います。
・「この小説で私は城之崎に行きました。」
志賀直哉は特に好きではないが、なぜか城之崎に旅行に来ました。城之崎は情緒溢れる温泉街で、のんびりとできました。
個人的な話になりますが、自分の盲腸の手術の時に、麻酔が効かずに「ノーキエロ」とスペイン語で叫んだことがあります。
人は窮地に追い込まれると何を言うかがわからないという経験があります。私小説は、他人には分からないかもしれないということの証かもしれません。
・「「文章の神様」ではあるが...」
作者の代表作の一つと言われている。事故で脊椎カリエスに掛かり、城の崎温泉で療養中の私が、何の気なしに投げた小石が偶然イモリに当たり、そのイモリが死んでしまった事により、私が生と死の意味を熟考するという話。
本来なら事故で死んでいたかもしれないのに幸運で生きている私。全くの偶然で死んだしまったイモリ。その対比の妙が読ませ所なのだが、果たして小説にする程の題材なのだろうか。旅館で、私が描写する虫の様子などは精緻で確かに文章の巧さは感じる。だが、「文章の神様」であっても、巷間言われる「小説の神様」とはとても思えない。しかも、死ぬかもしれない事故に遭った際、「傷はフェータル(=fatal)なものか」等と英語交じりで聞くものだろうか。私小説を標榜する割には"創り"が入っているような気がする。
私小説のあり方に疑問を感じさせる作品。
・「猫を登場人物にした著作を探して本書にたどり着きました。」
猫を登場人物にした著作には、「我が輩は猫である」が代表的です。
推理小説では、海外には何人かおみえになります。日本では赤川次郎さんが有名でした。
猫の活躍の表現は、ある程度押さえられているようなので、猫好きでない人でも、さほど嫌な感じはしないと思います。
いかがでしょうか。
・「異色作」
赤川次郎というと、いわゆるユーモア・サスペンスの作家さんで、例えば新幹線で出張する人とかが、キオスクで買って暇つぶしに読むもんだ、的なイメージが流布しているかもしれませんね。
然し、この作家さんは紛れもなく濃厚なミステリ・スピリットをたぎらせた人です。いわゆる「推理」小説ではない趣の作品でも、どんでん返しのプロットに驚かされたりしますし、初期の作品群などには特に、むせ返るほどのミステリ濃度を感じる場合も多いです。
というわけでこの作品は、その初期に当たる時代のものです。日本を代表する名探偵ホームズが、初めて我々の前に姿を現した作品ですね。
ところで空前絶後の人気シリーズである三毛猫ホームズ作品ですが、これも初期のものほど、ミステリ度が高い傾向にあるようです。特に第1作目である『推理』は、これはもう純度の高い本格物です。「もう出尽くした」と言われていた密室トリックの新しいパターンや、謎のダイイングメッセージなど、いわゆる本格のコードが盛り込まれているんですね。それも高度な(失礼)。 そしてまた、この作品は、一連の三毛猫ホームズシリーズの中でも、第1作目にして異色作だとも言えるでしょう。勿論赤川作品ならではのテンポの良いリーダビリティは既に完成をみていますし、ユーモアも大変効いているのですが、然し全体を覆うそこはかとない陰鬱感、とでも申しましょうか。そしてラストの重さ。効きますねえ、これ。
日本ミステリ史上の傑作の一つだと思います。まだ読んでないミステリファンの人が居たら是非。
・「シリーズ最高傑作」
私は本作がシリーズの中で一番読み応えがあると思っています。現代の切り裂きジャックの登場、密室、意外過ぎる犯人、片山兄妹の悲恋…とにかく「一気に読ませる」でした。石津さんがいないのは寂しいですけどね。一番好きなシーンは、ホームズが片山さんの優しさに触れ、彼をパートナーに選ぶ所です。ある解説で片山さんは女性にとって涙を拭くハンカチのような存在、という文章に納得です。この本で片山さんは吉塚雪子さんに惚れ、プロポーズしますが、やっぱり美人は得ねとヤキモチを焼いています(笑)いずれにしても、何回も再読してしまう作品です!
・「シリーズ最高かと」
小学6年くらいの時に読み、読後に動けなくなった。感慨っていうと違うけど、小さく浅い経験なりに「なんでだろう」「この時にああしてれば」「自分ならどうか」などなど、その衝撃を受け止めるのに小一時間はボケーっとせざるを得ない、そんな作品でした。
中学校に入って、高校に入ってもう一度読むと、少しトリックが大味だなぁとも思う一方で改めて赤川次郎の描く人間の、奇妙なまでの魅力にやけに心打たれました。ことに三毛猫ホームズシリーズの女性は毎回素敵ですが、本作はいうべくもありません◎
軽さが特徴のシリーズ、しかし私はこのやや重い作風ゆえに、この作品が全シリーズで一番心に残るものとなりました
やりきれない気持ちを読後に抱えながら、悶々とちょっとした思索にふける時間を楽しんでください◎
・「大好きなシリーズ第1作目♪」
血を見ただけで卒倒し尚且つ女性恐怖症の片山刑事が、あろうことか、女子大生殺害事件に取り組んで、女子大寮に張り込むハメとなった。第二の被害者・女子大教授が飼っていた三毛猫をひきとった片山は、このホームズが人間の言葉を理解ししかも事件の謎を解いていくことに気付く!
記念すべき三毛猫シリーズの第1作の「推理」では哀しい結末がありますがやはり片山刑事とホームズの出会いの本なのでオススメです。
ケータイからは、シンプル・アマゾン通販(モバイル版)をご覧下さい。
シンプル・アマゾン通販は、安心・安全のネットショッピングAmazon.co.jpの商品を紹介しています。
簡単アフィリエイト:あなたのAmazonアソシエイトIDをアドレスの最後に付けるだけで簡単キャッシュバック!(例:2sas.net/?yourid-22)一度IDを付ければ、シンプル・アマゾン通販内の全商品が紹介料の対象になります。アソシエイトIDはこちらから登録可。