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▼お気に入りのラノベ:セレクト商品

電波的な彼女 (集英社スーパーダッシュ文庫)電波的な彼女 (集英社スーパーダッシュ文庫) (詳細)
片山 憲太郎(著), 山本 ヤマト(イラスト)

「ライトノベルミステリの良作」「一見の価値有り!!」「久々のヒット」「本当の電波的」「繊細な作風」


半分の月がのぼる空―looking up at the half‐moon (電撃文庫)半分の月がのぼる空―looking up at the half‐moon (電撃文庫) (詳細)
橋本 紡(著), 山本 ケイジ(イラスト)

「傑作」「橋本紡シリーズ最新作」「命の大切さを後世に伝えていきたい――」「橋本紡さんの作品初めてでしたが…」「おすすめです。」


“文学少女”と死にたがりの道化 (ファミ通文庫)“文学少女”と死にたがりの道化 (ファミ通文庫) (詳細)
野村 美月(著), 竹岡 美穂(イラスト)

「すべての“死にたがりの道化”に捧ぐ」「人を選ぶ、“文学少女”という変人の話?」「これは面白い」「きっと共感できる部分がある」「言葉というものを大事に考えてくれている著者だと思う」


GOSICK―ゴシック (富士見ミステリー文庫)GOSICK―ゴシック (富士見ミステリー文庫) (詳細)
桜庭 一樹(著), 武田 日向(イラスト)

「どんどん読めちゃう!!」「表紙もサイコー読んでもサイコーです!」「そこに謎があるから解いてみよう」「サバイバル・ミステリー」「ミステリーとして評価したのではない、富士見ファンタジア文庫と同じ感覚で読める。どちらに振っても大差なかったのでしょうね...」


とらドラ!1とらドラ!1 (詳細)
竹宮 ゆゆこ(著), ヤス(イラスト)

「1巻から9巻まで読んだ感想です」「5巻からが真骨頂」「ベタなのに新しいラブコメ」「珠玉の、青春小説」「辛い時代だからこそ読んで欲しい」


涼宮ハルヒの憂鬱 (角川スニーカー文庫)涼宮ハルヒの憂鬱 (角川スニーカー文庫) (詳細)
谷川 流(著), いとう のいぢ(イラスト)

「お子さんにも是非お勧めして行きたい。」「現代の最高傑作と世界で言われるには」「文学≠ライトノベル」「チープな設定の意味」「なかなか・・・」


ゼロの使い魔 (MF文庫J)ゼロの使い魔 (MF文庫J) (詳細)
ヤマグチ ノボル(著), 兎塚 エイジ(イラスト)

「薬用ヒラガサイト」「おもしろかった」「ツンデレとはこういうやつのことをいうと教えてくれるお話」「無題」「ロマンに触れてほしい。」


狼と香辛料 (電撃文庫)狼と香辛料 (電撃文庫) (詳細)
支倉 凍砂(著), 文倉 十(イラスト)

「なんか…癒された。」「未来人も宇宙人も超能力者もいないけど面白い小説」「尻尾は口ほどにものを言う」「久々に人に勧めたくなったライトノベル」「おもしれ〜」


初恋マジカルブリッツ はじめていいます、大好きです (集英社スーパーダッシュ文庫)初恋マジカルブリッツ はじめていいます、大好きです (集英社スーパーダッシュ文庫) (詳細)
あすか 正太(著), 天広 直人(イラスト)

「一度読んで大好きなりました」「何気なく手に取ったけど」「これはイイ!」「う~ん・・・なかなかイイですね!」「はまって読めました!」


生徒会の一存―碧陽学園生徒会議事録〈1〉 (富士見ファンタジア文庫)生徒会の一存―碧陽学園生徒会議事録〈1〉 (富士見ファンタジア文庫) (詳細)
葵 せきな(著), 狗神 煌(イラスト)

「必ずしも」「結構こういうの好き」「とても楽しめました♪」「なんていうか…」「ちょっとした時間にも」


キノの旅―The beautiful world (電撃文庫 (0461))キノの旅―The beautiful world (電撃文庫 (0461)) (詳細)
時雨沢 恵一(著), 黒星 紅白(イラスト)

「美しくて儚いもの」「世界は美しくなんかない」「驚いた」「世界の白黒両面がわかる本」「エルメスが可愛い」


イリヤの空、UFOの夏〈その1〉 (電撃文庫)イリヤの空、UFOの夏〈その1〉 (電撃文庫) (詳細)
秋山 瑞人(著), 駒都 えーじ(イラスト)

「何とも濃い本…そして伊里野の…」「文章に力」「アラフォーでもハマりました」「一度は読んでおいて損はないシリーズ」「何度でも巡り、けれど一度しかやってこない夏。」


付喪堂骨董店―“不思議”取り扱います (電撃文庫)付喪堂骨董店―“不思議”取り扱います (電撃文庫) (詳細)
御堂 彰彦(著), タケシマ サトシ(イラスト)

「感動するようなしないような面白さ4編」「いままで読んだラノベの最高峰」「この絶妙な雰囲気が…。」「雰囲気が結構好きかも」「普通に面白いです」


ムシウタ〈01〉夢みる蛍 (角川スニーカー文庫)ムシウタ〈01〉夢みる蛍 (角川スニーカー文庫) (詳細)
岩井 恭平(著), るろお(イラスト)

「最高ですね。」「それは、最高で最悪のボーイミーツガール!」「それは、最高で最悪の物語」「少年少女の夢物語」「丸投げじゃないことを祈る。」


レンタルマギカ ~魔法使い、貸します! (角川スニーカー文庫)レンタルマギカ ~魔法使い、貸します! (角川スニーカー文庫) (詳細)
三田 誠(著), pako(イラスト)

「魔法使い。」「見てやる。視てやる。観てやる。そして・・・」「1巻でやめて欲しくない作品です。」「へなちょこ主人公が好い」「アディリシアのツンデレ デレが強めでいい感じ」


人類は衰退しました (ガガガ文庫)人類は衰退しました (ガガガ文庫) (詳細)
田中 ロミオ(著), 山崎 透(イラスト)

「妖精さんは繁栄しました」「妖精さん」「流石以外の何ものでもありません。」「独特の語り口調が面白い」「田中ロミオの新境地」


マテリアルゴースト (富士見ファンタジア文庫)マテリアルゴースト (富士見ファンタジア文庫) (詳細)
葵 せきな(著), てぃんくる(イラスト)

「死にきれずに入院ばかりです」「皆さん、読んでみましょう。」「主人公至上、最高の○○○な主人公」「伝奇?ラブコメ?面白いから何でも良いや.」「さらりと読めて、後味すっきり」


アリソン (電撃文庫)アリソン (電撃文庫) (詳細)
時雨沢 恵一(著), 黒星 紅白(イラスト)

「本質的な意味での「良作」」「宝を見つけたとき、どう思ったか?」「読んで損はしない」「作者さんが好きなので買ってみたら…」「戦争。」


砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない (富士見ミステリー文庫)砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない (富士見ミステリー文庫) (詳細)
桜庭 一樹(著), むー(イラスト)

「2009年2月25日角川書店より」「少女特有の脆さ」「昔の不器用な自分」「丁寧な文章」「消えてしまったロリポップ」


化物語(上) (講談社BOX)化物語(上) (講談社BOX) (詳細)
西尾 維新(著), VOFAN(イラスト)

「趣味だからこそ書ける本」「物語より掛け合いを楽しむ小説」「面白い」「初、西尾維新」「維新全快!」


灼眼のシャナ (電撃文庫)灼眼のシャナ (電撃文庫) (詳細)
高橋 弥七郎(著), いとう のいぢ(イラスト)

「新感覚。新鮮さを求めるならこれ!」「他のライトノベルとは一風違った感じですが、最高です!」「難しいけどそれが面白い」「良作」「アニメ、漫画で満足な方も是非読んで欲しい」


▼クチコミ情報

電波的な彼女 (集英社スーパーダッシュ文庫)

・「ライトノベルミステリの良作
 主人公柔沢ジュウは友達のほとんどいない不良少年、そんな彼に突然「私は前世であなたの従者でした」と言ってつきまとう少女堕花雨、彼女の妄想に辟易しながらも、いつの間にか二人は奇妙な友人関係を築いていって…と設定だけ聞くと非常にライトノベル的なラブコメを想像するんですが、ストーリーの中心は無差別連続殺人鬼を探すというサイコサスペンス的なものです。

 手触りとしては、最近盛況のラノベミステリやミステリコミックのなかではかなり一般文芸に近く、堅めの文体の効果だと思います。サイコな心情描写や暴力シーンは読後感を損なわない程度にはダークで、キャラクターはサイコサスペンスとしてのリアリティーを失わない範囲でラノベ的です。これをミステリとライトノベルがうまく融合できていると見るか、ミステリとしてもライトノベルとしても中途半端と見るかで評価が別れる作品だと思います。

 ストーリー展開も、キャラクターの使い方も荒削りな感じがありますが、小説技術の向上が作品の良さに大きく反映されそうなタイプなので次回作にも期待は大です。

・「一見の価値有り!!
喧嘩上等の不良少年である柔沢ジュウは、ある日の放課後に堕花雨と名乗る見知らぬ少女に忠誠を誓われてしまう。少女は前世ではジュウは王だった、前世は剣や魔法の飛び交う世界だった、雨はジュウに付き従う騎士だった、自らをジュウの奴隷だ下僕だと電波的な言動を雨は当然のように話す。そんな少女の言動に振り回されつつも、ジュウは次第に雨を受け入れ始める。だが巷を騒がす連続殺人事件がジュウを巻き込もうとしていた。

登場人物、とりわけ主人公やヒロインは他の何においても重要だと常々感じる。主人公の成長の過程を描いていく作品ならともなく、その他の場合は主人公やヒロインに何かしらの魅力がなければ、余程のことがない限り読み進めていくのは苦痛に他ならない。今作の主人公とヒロインは、その条件を限りなく満たしているものと個人的に感じる。主人公の柔沢は他者に誤解されがちだが確固たる信念をもっている。ヒロインの堕花は完璧でありながら他者との接触を拒み、ただ一つの行動原理のもと動いている。その信念や行動原理により、どんな作品でもありがちな主人公やヒロインの人格のぶれが少ない。これは簡単な条件のようで、数多くある作品の中でも満たしている作品がそう多くないと個人的に感じている。

もちろん主人公だけよくても作品として成り立たないが、その前提が満たされたことにより冒頭部分から読み手を惹きつける力を持った作品になっている。話の展開は個人的な価値観に左右されるところだが、登場人物が気に入れば読み進む力も生まれるものだと思う。

著者の文体とイラストレーターの絵の相性がここまでいいと感じた作品は初めてだ。

・「久々のヒット
久々の当たりでした。タイトル見てどうかなぁと思ったけど、わからんもんですね。 電波的な彼女と言う事で、確かに電波チックな女の子が登場するんですけど、そこまでぶっ壊れてる感じじゃないですね。読み終わったらその子のこと可愛いとすら思えましたから。

内容は不良の主人公がとある殺人事件に巻き込まれるんですね。で、主人公は躍起になって犯人探しを始めるんですけど、その犯人が実は身近の人間で・・・とこんな感じ。

どこが良いってうまく言えないけど、強いて言うなら主人公と他のキャラとの会話かなぁ? あと、善人だったキャラが後半、とんでもなく悪なキャラとして登場するところの描写なんか好きでしたね。

ラノベにしては結構ダークな描写もあるけど、それが作品自体に深みを与えてるのでまぁ良いかな。

二巻にも期待したいところです。

・「本当の電波的
ミステリのあじが、一巻ではよわいが、二巻ではかなり洗練されている。きたいのシリーズである。しかしながら、一巻のないようが投稿で賞をとったものであることからもわかるように、作者がいいたかったのは、『電波的とはなにか』だとおもっている。つまり、この話は一巻で本当はおわっているのである。作者はいいたいことはいったからだ。けれども、シリーズとしてつづく、つまり、ミステリとしてつづくのである。だから、のちの作品になるほど、ミステリあじがこくなる。さて、作者のいいたかった『電波的とはなにか』だが、このものがたりには、ふたりの変人が登場する。いな、かたほうは変人で、かたほうは異常者である。そして、世間では電波的とは、マニアック、オタッキーといったイメージをふくみ、あたまが変なひと、ようちな人といった印象をあたえる。つまり、すこしかわっているだけ人が電波的ではなく、よのなかにはもっとおかしい人がおり、趣味や言動だけで、電波的、つまりはちょっとあたまおかしいととらえるのにまちがいがあるといいたいのだとおもう。それは、主人公ジュウが、フラットであり、悪にも善にも絶対的な指針をもっていないことからもよみとれる。かれのような人間が、作品の主人公として最適なのはよめばわかろう。電波的な彼女とゆう作品にこめられた裏メッセージであろう。それは、主人公ジュウのせりふにあらわれる。ヒロイン雨にたいして、ジュウはこう感慨をする。「こいつ、この年になってもアニメとかみてるのか」これは逆説的なしかけである。なぜ、電波的な彼女の劇中では、オタクを否定するような発言がおおいのに、嫌悪感がわかないのか、真相はソコである。作者は、真の電波な人とはなにかをとい、世間でいわれる電波的なことを賛美している。そう、わたしはおもう。

・「繊細な作風
「紅」の方が有名ですが、私はこちらのシリーズの方が好きです。レビュー見ていると他にもそういう人はいるみたい。作品の闇、青さ、残酷さ、繊細さ、とても好きです。

電波的な彼女 (集英社スーパーダッシュ文庫) (詳細)

半分の月がのぼる空―looking up at the half‐moon (電撃文庫)

・「傑作
一時的な病気で病院に入院してきた主人公の普通の少年と、重度の病気で将来死を迎えるであろうヒロインの少女の物語。読み始めた当初は何というか、あからさまに読者の涙を狙った作品だったら嫌だなぁとどこか冷めている(と思う)私は思っていました。ですが実際はそんなことはなく、死がちらついているにも関わらず悲しくどこか温かい感じの物語です。イラストも良いですし、私の中ではかなりの傑作です。おすすめです。

・「橋本紡シリーズ最新作
橋本紡さんの最新作です。リバーズ・エンドもよかったけれども、こっちの方が良かったです。これは人が誰しも持っている「なにか」を感じる本です。最近つまらないなーと思ったり、もやもやが出来たときに読むといいです。今回のは実際にある場所を題材にしています。そんなわけで読むものがなくなったら読んでみてください。

・「命の大切さを後世に伝えていきたい――
1〜8巻を総括しての感想です。これは今は亡き父親の遺伝により心臓に欠陥を抱えるが故に常に死と隣り合わせで生きて来た少女と、健康ではあったが今はもう亡き父親とのわだかまりを残したまま日々を何気なく生きる少年とが出会い、幼いなりの必死で懸命で純粋な愛を育んでゆく物語です(二人は共に母子家庭)。物語内の文体は筆者特有の『透明感のある文章』と言われる通り、恥じらいも誇張もてらいも無く、ただありのままを述べるもので、それはまるで水がサラサラと流れていく様な清涼さが感じられるものです。その文章により死と言うものがこんなにも恐ろしく、そして穏やかなものなんだと私達にそれを気づかせてくれます。なんら病気を抱えていたわけではないのに既に亡き少年の父と、確実に後10年で死ぬであろうヒロイン……。この二つの死に明確な差はありません。差があるのだとしたら、いつ死ぬのかを知っているのかいないのか。自分がいつ死ぬのかをわからないまま、主人公の少年とのわだかまりを残したまま死んだ父親。反面、いつ死ぬのかが判っているが故に日々を楽しく素晴らしく生きようとする少女。その反比例に気づいた時、私は涙が止まりませんでした。人はいつか死にます。いつ死ぬのか、それは明確にはわかりません。だからこそ毎日を無為に過ごすのではなく、己の周囲にいる人に少しでも何かを残して上げたい。この物語はそれに尽きます。これは作者の伝えたいメッセージの一つでもあると思えます。主人公の少年はいずれ死にゆく少女のために、楽しい思い出を作ろうと躍起になり、また、少女もそれに応え、少年との日々を大切に生きます。例え健康であっても人はある日突然死に、心残りを残すかもしれない。それは病気を抱える人も、健康な人も等しく持つ可能性です。例え病を抱えている人だって、誰かに何かを残す事は出来ます。健康な人なら尚の事です。これは人生を大切に生きていこうと学べる本です。いずれ私にも子どもが出来、その子に物心がついた時、是非読ませたい本であると思います。日々に疲れ、今現在自分自身という存在に自棄になっている方々、是非この本を読んでみて下さい。人生に対しての何らかの教訓が、きっと掴める事と思います。私は実際、この本に癒されました。「今の自分に何が出来るだろう?」なんて弱音を吐けば――恐らくヒロインの少女は目を三角にして「何でもできるじゃないの!」と怒る事でしょうね(苦笑)これは、真面目に明日から生きて行こうと思える、精神浄化作用のある素晴らしい作品です。胸を張ってオススメ出来ます。是非御一読を。

・「橋本紡さんの作品初めてでしたが…
物語の設定はごく一般的なのですが文章力があり読むほどにぐいぐい引き込まれていきます。この作品を買って良かったなーと後で思えるはずです!!私は今のところ1‾3巻買って1巻を読み終えたところなのですが早く読破したいですね。まぁそういう作品です。アニメ化も決まりましたが文章がよいので先にこちら読んでおいたほうが良さそうな感じですね。

・「おすすめです。
半分の月がのぼる空は、悲しい話なんだけど、重苦しい空気を感じさせない。一人の少年がただ一人のいつ死ぬかわからない少女のために悩みながら何かをしようとする‥‥そんなやさしい小説です。

半分の月がのぼる空―looking up at the half‐moon (電撃文庫) (詳細)

“文学少女”と死にたがりの道化 (ファミ通文庫)

・「すべての“死にたがりの道化”に捧ぐ
“文学少女”というフレーズと美麗なカバーイラストに食指が動いた人なら読んで損はありません。

・「人を選ぶ、“文学少女”という変人の話?
客観的に見れば、星3つか4つくらいです。しかし私個人としてはすごく面白く感じたので、星5つです。

この巻は太宰治の作品をもとに話が作られています。作中で「太宰は好き嫌いがわかれる作家で」と書かれていますが、この作品自体も好き嫌いがわかれやすい要素を含んでいます。偶然の一致かもしれませんが、「そこまで踏襲するとは」と思わされました。

ストーリーは最初コメディっぽい感じですが、後半にかけてシリアス度が高くなっていきます。謎が何段階も重なって、ぐいぐい惹き込まれます。(ただし人によっては展開が見え見えかもしれません)

作中では登場人物が長い台詞を一気に喋る場面が多くあります。その中の数カ所では、テンポをもう少し調整したほうがいいように感じました。しかし基本的にはテンポも良いし丁寧に書かれた文章だと思います。

個人的なオススメは、クライマックスあたりの遠子先輩の説得シーンです。(人によって感じ方が大きく変わり、私とは逆にしらけてしまう可能性があるでしょうが)

――それは現実世界を文学世界で例えた解説。――それはとても正しく世界を表現した解説。――それはとてもとても馬鹿馬鹿しい説得。――そしてそれでこそ“文学少女”が本当に真剣に行ったといえる説得。

私はその説得に対し、掛け値無しの賛辞を送りたいです。変人にしか納得できない、変人の全身全霊に。

そのシーンを読んで私は、本当に心踊りました。

後いくつかポイントを挙げますと、挿絵がキレイ系、遠子先輩が可愛い、心葉の過去とこれからが気になる、あざといツンデレ娘が報われそうな気がしない、等でしょうか。

人を選ぶ作品だとは思いますが、一人でも多くの人にこの本を取ってみて欲しいです。

・「これは面白い
うわっ、こりゃ、星五つだなぁ、と思った作品でした。

ライトノベルで、物語をこう「くる、くる」と二度回せている作品は少ない気がします。大体それが不自然な感じになったり、上手く回せても一度だけくるって回すだけとか、そういうのが多いなか、この作品は優雅にくるくると二度回して見せました。みっともない楕円にすることなく堂々と回して見せました。貴重な作品ではないでしょうか。

わけわからないレビューですいません。起承転結の転がとても質がよかったということです。とても面白い作品です。

・「きっと共感できる部分がある
かつて「謎の美少女作家」だった井上心葉(このは・♂)と、文芸部の先輩であり自称「本を食べちゃうくらいすべての物語を深く愛してやまない“文学少女”」の天野遠子をメインに展開していく物語です。

ひとつの文学作品を物語の中心に据え、それをなぞるかのように様々に展開していく物語に引き込まれてしまいます。また、変にキャラクター性を意識させない自然体な登場人物や、普段の会話をそのまま書き記したような心葉と遠子のやり取りも、この作品の大きな魅力です。お題目である文学作品、本巻であれば「人間失格」の引用が非常に効果的で、登場人物の心の動き、機微を効果的に表現しています。この辺りの上手さは著者さんの腕によるものでしょうか。

従来の多くのライトノベルのように「甘さ(愛、友情といったもの)」を全面に押し出した作品ではありません。物語り全体に「苦味(悔恨や苦悩)」や「辛味(対立や軋轢)、「酸味(秘密・内面的な黒い部分という意味で)」が散りばめられています。それ故に日常描写という淡白な部分や端々の「甘さ」が引き立てられている作品です。

音楽において、古典である「クラシック」があり、それを噛み砕いて大衆的にした「イージーリスニング」があります(正式な区分けではなく、概念的なものの例として)。この作品は「ライトノベル」という範疇に収めるのではなく、言わば純文学作品(クラシック)を噛み砕き咀嚼し、飲み込んで理解し再構築して作られた、純文学作品とライトノベルの中間の橋渡し的な作品、例えて言うなら「準文学」(イージーリスニング)と言い表せるような位置付けだと思っています。

これを機に、興味を持った文学作品を読んでみるのも良いですね。

・「言葉というものを大事に考えてくれている著者だと思う
既刊3冊を読みましたが、表題にあるとおり、言葉に対し、凄く好奇心があり且つ大事に思ってくれているんじゃないか、と思いました。

ます、汚い言葉は出てきません。それと、修飾語の数では今まで呼んだことのあるライトのベルの中で髄一じゃないかと思えるほどですね。

落ちに若干の物足りなさは感じますが、話の中で筋道を立てようという作者の態度には好感を覚えました。

“文学少女”と死にたがりの道化 (ファミ通文庫) (詳細)

GOSICK―ゴシック (富士見ミステリー文庫)

・「どんどん読めちゃう!!
私はまず表紙に惹かれて、次に富士見ミステリー文庫というレーベルを見て、このレーベル読んだ事ないな…?でもミステリー好きだし絵もいい感じだし♪と思い軽い気持ちで購入しました。でも読んでみたらどんどん作品の世界に引き込まれて一気に読んでしまいました!現在5巻と短編集が2冊出ていますが全部購入してしまいました…笑舞台がヨーロッパにある架空の小国という設定なので、ヨーロッパの町並み、建物など景色に憧れを抱く人にいいかもしれません。また、あまりヨーロッパに興味というか、親近感がわかないなぁ…といった人でも主人公は日本人という設定なので馴染めると思います。あとこの巻は呪われた船の中で次々と殺人が起こるので、そういったハラハラした雰囲気が好みの方にいいかも♪あと、とにかくキャラがかなりいきいきしています。この小説のホームズ的存在の少女、ヴィクトリカと、助手的(?)存在のちょっと頼りないけど、やる時はやる主人公の一哉の会話が楽しいのです。とにかくオススメです☆

・「表紙もサイコー読んでもサイコーです!
自分の場合は表紙を見てビビッ!ときて買いましたが、なんと!読んでもサイコーでした。あっ、でも……純粋にミステリーが見たいって方は、いまひとつって感じになっちゃうかもしれません。でも、とにかく読みやすいのでおすすめです。

・「そこに謎があるから解いてみよう
 シャーロック・ホームズ好きを公言している桜庭一樹先生のミステリー小説です。ホームズはフリルに身を包んだ小さな探偵役のヴィクトリカ、ワトスンは日本からの留学生で世話好きな少年の久城です。文章も訪ねてきた久城のその日の行動を、「君、それは〜〜だからなのだよ。」と当ててみたり、事件の話を聞いただけで真相をあててみたりと、ホームズに見られる特徴を強く持っています。

 メインとなる事件は、偶然乗ることになった豪華客船にまつわる謎を二人で解いていくというものです。謎めいたモノローグと本編を同時進行で読むことで、事件にかかった謎や不思議の霧が払われていきます。事件単体のトリックだけではなく、そのさらに奥にある真相を探りあてていくヴィクトリカはまさしく名探偵なんだと思います。そしてクライマックスのシーンでは、悪口ばかり言うヴィクトリカに不満を言いながらも甲斐甲斐しく世話をする(してしまう)久城も奮闘し、二人の絆の強さを心地よく読むことができます。

 最後にヴィクトリカの可愛らしさがよく指摘されるGOSICKですが、この後の2巻あたりからヴィクトリカのぷにぷにフリフリ表現がイラストに引っ張られるように増していきます。イラストも同じように綺麗に、可愛らしくなっていきますので、そちらも楽しみにしつつ、次の巻も読まれることをお勧めします。

・「サバイバル・ミステリー
キャラクター小説などと言われている富士見ミステリー文庫ですが、この作品はキャラクターも良くストーリーも良いです。最後までドキドキしながら読めるし、かなりオススメです。脱出ミステリーが好きな人に特に読んで欲しいです。武田日向さんが描くイラストのヴィクトリカと九城のコンビがすごく素敵ですよw

・「ミステリーとして評価したのではない、富士見ファンタジア文庫と同じ感覚で読める。どちらに振っても大差なかったのでしょうね...
ライトミステリーを、第一次世界大戦が終わり、第二次世界大戦が始まってない年代設定で、日本人の留学生久城くんが、フランス語圏のアルプス山脈の小国ソビュールで、とある事情で幽閉されていた貴族の知恵の泉を持つ姫、ヴィクトリカと一緒に、事件を解明したり、秘められた謎を解いたり、学園を脱走して冒険をしたり、ケンカして拗ねた彼女をお菓子やお話でなだめたり、などで描いていきます。

GOSICK―ゴシック (富士見ミステリー文庫) (詳細)

とらドラ!1

・「1巻から9巻まで読んだ感想です
疾走感のある文体や、この作者特有の「これでもかっ」という表現は読んでいてとても楽しいですね。

端的な表現をすると、互いの恋を応援する奇妙な連帯感を持った竜児と大河は様々な友人達と恋に、学園生活に、バカ騒ぎしていく。そんな「学園ラブコメディ」です。作中、中だるみ的な箇所も少なく(というか中だるみに全力を注ぎ、一つの話にしているとも言える気がしますが)スラスラと読んでいけます。最近よくありそうな主人公ばかりがモテて良い目を見るような勝手な話でもなく登場主要人物は学生として思い悩み、厳しい事実に当たっては悔しがったり嘆いたり世界の厳しさと見守ってくれている人の一握りの優しさを知っていく。と、学生にしては結構辛辣なストーリーも練りこまれており見ていて目が離せなくなります。なりましたよ。また、1巻2巻と話が進むたびじわじわと登場人物の内面が浮き彫りになっていき、内に秘めたコンプレックスや心にできたわだかまりなどを、友人達にぶつけたりする結構生々しいシーンもあり一概にコメディ系のライトノベルとは言い切れません。むしろ彼らの恋愛のあり方、自分自身の甘さと世界の厳しさの軋み、他人との距離感や進むべき道を、考えながら少しずつ歩んでいく姿を描いていくサマは色々と考えさせられます。

中でも主要人物の一人、川嶋亜美が良い味出してます。正直影の主役なのかもしれません。

・「5巻からが真骨頂
本作は最初はおそらく今風の設定で人気をねらったものであったような気もします。実際、人気を博し続巻が次々と刊行されていきました。そして5巻目くらい(正確に言うと4巻目からその傾向はあったのだが)から作者は調子をこきます。そろそろ何を書いてもいいだろうと。そしてぶっとびます。怒濤の展開で現在に至る。

上記は私の勝手な想像だが、『とらドラ!』は5巻から、と思っているのは私だけではないはず。

本作の凄いところは最初は表面でしか捉えることが出来なかった人物像が掘り下げられていくにつれ、いろんな側面が顕現し、内面が暴露されていくことによって第一印象とは全く違うものが見えてきます。にもかかわらずその人物が決してぶれてはいない、という点です。

また、本作の面白いところは読者が本気で登場人物に対して『ムカつく』ことです。このことは他のレビューをみても明らかです。その『ムカつく』ことをさせる言動に対しての理由付けがきちんとあり、また、そのカタルシスも忘れてはいません。

ただ、本作の弱点はそのカタルシスまでの前フリが余りにも長いため、そこに至るまでに読者が息切れを起こしてしまう可能性がある点です。特にこのちょっと癖のある文体(私が思うところこれはマンガ・アニメ文体と言えるものですが)に辟易してしまう人にはちょっと辛いかもしれません。目つぶしのところとかはマンガやアニメならギャグとして捉えられますが、活字でみるとかなりえぐい表現です。一旦脳内でマンガ・アニメ化してから読む必要に迫られます。

1〜4巻は私からすると5巻に至るための前フリではありますが不要なエピソードでもありません。この壮大な前フリをのりこえて怒濤の5巻〜を楽しんでください。オススメです。

・「ベタなのに新しいラブコメ
顔が怖いせいで誤解されている男の子と、激しい性格で恐れられている女の子のラブコメです。文章もキャラクターもすごく魅力的なのですが、何より秀逸なのは主人公とヒロインの関係性。詳しい事情はネタバレになってしまうので書きませんが、「恋人」というよりは「信頼できるパートナー」としての絆を深めていくような感じです。こういう関係のラブコメはあまり読んだことがなかったので、とても新鮮に感じました。

・「珠玉の、青春小説
「また、釘宮か」「またツンデレか」とらドラ!の第一印象はそんな感じでした。もうツンデレも食傷気味だし、ラノベ何てもういいよと。しかし、偶然にアニメを見て、そして一気に原作を読みきってしまいました。完璧に自分の見る目の無さを呪いました。ここ数年読んだ小説の中で一、二を争う面白さでした。お互いの恋を応援している内に〜という設定自体は今までもよく使われていますが、その設定の上に友情、恋愛、進路、そして家族とどう向き合っていくかという、悩みや葛藤がそれぞれのキャラクターごとに深く描かれており、単純な設定に収まらない、青春小説としての深みがありました。ただ、この一巻だけで評価するとただのドタバタラブコメ、という評価で終わってしまう人もいるかもしれません。(それも一つこの話の持ち味ですが)それで終わってしまうのは勿体無いので、是非、全巻目を通して頂きたいです。それだけの価値はあります。ラノベなんてもう卒業したという人、ラノベなんて興味ないって人、是非このとらドラ!を手にとって見てください。あなたの世界がまた一つ広がる事を保証します!!

・「辛い時代だからこそ読んで欲しい
アニメが面白かったので原作を読みたくなり10冊一気に読んでしまいました。(こんなにはまった作品は数年ぶり)最初の数冊はお決まりのラブコメ展開なのですが、中盤からのストーリーではリアルに存在する恋の苦しさ/人生の不合理さが話の中心に変わり、安易なハッピーストーリーでない心の中に大切な何かを残してくれる作品に仕上がっています。

この作品を読み出すと、自分がこれまで経験して来た人生の分岐点が次々とフラッシュバックして来て主人公の苦悩と共に心の奥底にしまっていた苦しさを思い出すはずです。すっかり忘れていたはずなのに、時が止まった自分が今もそこに存在している感覚はリアル過ぎて泣けます。今現在、理想の出会いを求めている方は是非一読されることをお勧めします。本当の理想の相手は実は身近に居ることに気が付くかも知れません。アニメは原作ストーリーに忠実で、質の良いアニメ化だったと実感します。画のクオリティも高く釘宮さんを始めとする声優陣がとても合っていました。作者は自分の心の中でビジュアルなイメージを作ってから文章化しているみたいなので、ストーリーブック感覚で読み進めることが出来ると思います。(ビジュアルな表現になり過ぎて付いて行けなくなる時もあるのですが...)時間の都合でカットされた細かな背景描写も多いため改めて読む価値は十分あります。特にアニメ化後に出版された最終巻はアニメと異なる話になっていますので、その点はお楽しみに。

とらドラ!1 (詳細)

涼宮ハルヒの憂鬱 (角川スニーカー文庫)

・「お子さんにも是非お勧めして行きたい。
この作品については賛否両論、様々な意見がすでに挙げられているが、私は、是非、この本は様々な方、お子さんにもお勧めしていきたいと思う。その根拠は3つ。

まずは、そのストーリーの内容。一見、主要人物の涼宮ハルヒは、わがままで自分勝手な子だと思われがちだが、その突発的な行動の中にも、大人が忘れかけた、「小さい頃の疑問」や「冒険への憧れ」が窺える。たとえばそれは、「宇宙は何処まで続いているのか」なんて表現で、よく現れる。また、涼宮ハルヒは、それを自ら探しに行き、さらに、その謎を解こうとしている。

そんなハルヒの考えを、是非、たくさんの人に知っていただき、共感して貰いたい。

また、二つ目の根拠、それは、作者の表現の独特さにある。それらの言葉には、普段、あまり使わない、意味があやふやになっているものも多い。この本を機会に、色とりどりな言葉の意味を、再確認してみるのもどうだろうか。

三つ目の根拠は、読みやすさ。なかなか深い話の題材を取り扱いながら、スラスラと読める文章は、本嫌いなお子さんにも是非、お勧めしたい。中には、大人でなければ、この本の意味は分からないだろうという意見もあるが、私の付近では、小学生でも多くの人が愛読しているし、初めは、意味は分からなくてもいいのだ。後々気づくことになるのだから。しかし、いささか、憂鬱一巻では、少々展開が速すぎてついて行けないかもしれない。是非、購入の際は、2,3巻一度に購入していただきたい。

また、蛇足かもしれないが、いとうのいじの挿絵もあいまって、萌え、を求めている方にも、なかなか満足できるのではないだろうか。朝比奈みくるのメイド服や癒しキャラ、寡黙な長門有希、ツンデレのような発言をする涼宮ハルヒ、そのほかのキャラクターも、そんな要素満載である。

しかし、単なる萌え系で終わらないのがこのシリーズの凄さだ。

・「現代の最高傑作と世界で言われるには
涼宮ハルヒは、一見我が儘で、高飛車(タカビー)です。しかし、涼宮ハルヒが自分がちっぽけな存在であることを自覚したことが、涼宮ハルヒが大きな力を持つ、ひとつのきっかけになったそうです。涼宮ハルヒのタカビーなのは、自分自身に対する要求の高さの反面だと知ることができます。自分の能力の限界を知ったときに、自分の周りに超能力者たちを集合させるきっかけになったというのは驚きでです。

3巻ほど読むと、わがままたっぷりのように見える涼宮ハルヒは、一方で一番常識人であることが分かるかもしれません。ぜひ、3巻分は読んでみてください。実は、私も憂鬱だけを読んだときには、ピンと来ませんでした。

何事にも前向きで、積極的に行動する子供が、大きく育つためには、周りの理解が一番かもしれません。

涼宮ハルヒは、指導者にとってのよい教訓がつまっているかもしれません。傲れるものは、久しからずといいます。世間の常識に対して、涼宮ハルヒは挑戦はしても、傲りではないような気がします。

時雨ルカさんも書評で書いていますが、シリーズの2−3巻を読み進まないとわからないかもしれません。

文学作品としてだけでなく、さまざまな学習用教材としても使えるかもしれません。文章で使っている単語を調べていくだけでも勉強になるほど、言葉をよく選んで描写しています。SFなら当たり前だと言われればそれまでですが、SFを知らない人にも違和感がないところがよくはないでしょうか。

ps.内容を素直にアニメ化した京都アニメーションにも拍手を送りたい。文学(ライトノベル文庫)とアニメ(DVD)の両方を楽しめる作品である。

アニメ(DVD)は英語になっているが、文庫が英語版が早くでないか心待ちである。アニメ(DVD)の英語は、文化をうまく変換したかどうかよくわかりません。文学(ライトノベル文庫)を誰に翻訳を頼むかは、角川文庫の将来がかかっているかもしれませんハリーポッタ、ポリアンナ、赤毛のアンを超える、世界の名作になることができると思います。どんな翻訳者がいいでしょうか。水色勾玉を訳した人はどうでしょう?

・「文学≠ライトノベル
 娯楽作品として素直に読み通せました。 楽しかったです。

 批判している方には、キャラに感情移入できない…とか、作者の国語力が…とか、賞を受賞した作品のわりには…とか、いろいろと主張があるようですね。 生理的に受け付けない人はやむを得ないにしても、正当な文学作品として評価するというのはどうなんでしょう? まるで、「インスタントラーメンの中では『ラ王』がうまい」と伝え聞いた美食家かぶれの人が、「こんなもの、スープはコクがないし、メンにはコシがない。器も…」と、本物のラーメンと同じ視線で酷評しているようです。 私もいい年ですので、気持ちが全くわからないわけではないですが、批評をするのであれば、ある程度自分から歩み寄る姿勢を持つべきではないか? と、思います。

 作品自体は多くの方が好評価しているように、ライトノベルとしての設定、テンポ、構成、完成度、続編以降に続く世界観の広がりなど、実によくできています。

 (ライトノベルの)SFやファンタジーの場合、文字量の関係で怒涛のごとく流し込まれる世界観を消化するだけで労力を消費してしまい、完読前に力尽きてしまうことがありますが、「ハルヒ」は日常の舞台がごく普通の学園生活であり、主人公キョンの「疑いを持った視点」で物語が進んでいるのがミソです。 この視線は、リアルタイムの学生より、すでに何事も起こらなかった学生時代を経験済みの読者の方が実はシンクロしやすいのではないでしょうか? そういう世代には、ハルヒの「エキセントリックな行動」や現実にはありえない展開がより光って見え、物語に吸い込まれていくはずです。

 実際、キャラ「萌え」や、メディアミックスによる販促戦略だけでは、ブームにまでは発展しません。あらゆる視点から考えても、やはり、芯となる原作のポテンシャルが高かったことがヒットの要因であるはず。そのあたりを意識して、ぜひ、読んでもらいたいです。

・「チープな設定の意味
一見すると個性的なキャラのドタバタ学園ラブコメのようなありがちな作品ですヒロインが望んだことがおき、主要メンバーは未来人や超能力者、宇宙人とイロモノ揃いですが、この作品は日常と非日常の隣接した生活をうまく表現していますこれは日常から非日常に身を投じるような少年漫画的なものではなく、日常の中で、非日常を体験しつつも、必ず日常に帰ってきます日常と非日常のギャップがこの作品の魅力でしょう主人公はあくまで一般人で特別な能力もなく、正義の味方でもありません。世界も平和です。ですが、周辺の人物と関わる事により日常が崩壊したかのように非日常を体験して行きますしかし日常に帰ると当然の要に元と変わりない世界がまっています

またこの作品は初めから最後まで主人公の視点で進められ、モノローグも主人公の思考です。裏で起こっていることや、ヒロインたちの思考などを隠すことによって先の展開を読ませなくさせており、読者は主人公と同じ条件で読み進むことによって、日常と非日常を楽しめるようになっています

一見チープですが意味のある設定、下手に見えるテキストでも巧いシナリオ硬くない文章のおかげでラノベの長所である読み易さもありますただイラストやテキストで馬鹿にして読むとそういった点は気づかないかもしれません

またイラスト担当は人気原画家のいとうのいぢなので、そっちが好きな人もどうぞ

・「なかなか・・・
アニメを見てこの本を知ったのですが、なかなかおもしろい。主人公の一言一言に意味があり、伏線の使い方も抜群にうまい。また涼宮ハルヒの発言から一般常識が欠如しているように見せておいて、実は現実的な考え方も持ち合わせており、その間におかれている心のせいで思い悩んでいるという意外な一面も。例の事件も(あくまで主観的な考えですが)どんな性格であっても一人の少女であるという一面から起きたんじゃないかと。この少女であるという一面は続編でもわかるので読んでみるといいのではないでしょうか。終盤の展開も、何回も読み直していると気付く伏線も多いので、何度も読み直してみるとなお面白みが深まると思いますよ。

涼宮ハルヒの憂鬱 (角川スニーカー文庫) (詳細)

ゼロの使い魔 (MF文庫J)

・「薬用ヒラガサイト
この作品は確かに軽い。ライトノベルの名に恥じないほど軽い。設定もありがちである。『異世界に召喚される主人公』なんだそれは。ちょっとでも頭ひねったのか?『ヒロインはツンデレの魔法使い』流行に媚びおってからに。イラストまで○ーマイオニーじゃないか。・・・と思った方も多いことだろう。私もそう思った。電車の中で読む本がなかったから、新刊だったこの本を買ったのである。電車の片道分の時間を潰してくれれば充分というつもりだった。実際、片道分の時間を潰して読み終えた。次に電車に乗るときも持っていった。その次も持っていった。すっかりファンである。この作品の魅力を一言で言うのは難しい。完成度の高い作品であり、その完成度が魅力と言えるので、その絶妙なバランスを紹介するのは難しい。しかし敢えて一点、魅力の一端が表に出ている所を挙げるとするなら、主人公ヒラガサイトのこのセリフであろう。「なんで俺がお前の下着を!洗濯!嬉しいけどふざけるな!」このセリフを言い放てる主人公が、昨今のへたれ主人公達の中に果たしていただろうか?

・「おもしろかった
他の人のレビューを見てると「ご都合主義」というのがでできましたが、私はそんなことを気にしないで読めたので割と楽しめました。所謂おもしろければ何でもいいという奴です。あと私はアニメから入った者なのでどうしても兎塚氏の絵に馴染めず苦戦しています。(笑)才人の絵が少し・・・ですのでアニメからはいる人は注意してください。物語自体はおもしろいと思います。

・「ツンデレとはこういうやつのことをいうと教えてくれるお話
 難しい単語とか用語がほとんど出てこないのですいすい読めちゃいます。活字が苦手という方々には丁度いいかもしれません。ただすいすい読めるだけでなく、話の流れがしっかりしていて先がどうなるやらといつも気にさせてくれる作品でもあります。 ヒロインはツンデレの代名詞にしてもいいんじゃないかと思われる程のツンデレっぷりです。特にツンデレ特有(?)の「べっ、別に好きってわけじゃないんだからね!勘違いしないでね!」とか言う台詞がしょっちゅう出てきます。という風にツンデレ全開のヒロインなのでツンデレ嫌いな方には合わないかも。まずは一巻だけ買ってみてそれで「面白い!先が気になる!!」と感じたらどんどん買って読んでいくというお決まりのパターンで試してみるといいでしょう。

・「無題
「アニメでゼロの使い魔ってのが今人気。DVDも出てるよぉ」と、聞いて「へぇ、そんなに面白いのかなぁ?」と買ってみたのですが・・・。

面白いです。第1章を読んですぐさま続きを買いに本屋へ走りました。

世間でヒロインのルイズはツンデレ、ツンデレ言われてるのですが、私はそんなにツンデレしてるかなぁ?と思います。私は初期の段階から何故か好感度がまぁ、高いところから始まってるかなぁって印象です。ま、主人公の才人は犬扱いで人間に見られてませんけど。でも、才人がぎったんぎったんにやられてるとやたら心配しますし。愛犬に対する愛情って感じですかね。ともかくルイズの心の中も書かれる為、全然ツンデレに見えません。ですから、ツンデレを期待するよりは、ラブコメだと考えた方がしっくりきます。

主たる内容は「現代から異世界に召喚されちゃった」主人公の話なのですが、伝説の勇者ではなく伝説の使い魔なのがいいですね。スケールが微妙なのがいい。世界観的には「うわ、ハリポタのパロか?」とちょっと思ったりしましたけど。まぁ、魔法の学校となるとどうしてもあれになっちゃいますよね。斬新な設定であればいいというわけでなし、ま、定番の方が無難かなぁ。でも、そうした世界観に対する微妙な不満はあったとしても男の子でもファーストキスにこだわる主人公才人とか面白いキャラも多く、これからも期待できる作品です。

・「ロマンに触れてほしい。
万人受けする作品というものを私は知らないので、正直最高の作品というのがどういったものか想像もできないわけですが、一つだけわかることはあります。文章なんて所詮ある種の記号の羅列に過ぎません。要するに著者が他者になにかを伝える為の手段の一つです。それなら難しくこねくり回して少数の人にしか伝わらないよりも、簡単な表現で多くの人に伝わった方が書き手と読み手の両方に得があるわけです。文学としてみるなら変り種だと思うが、作品としてみるなら一定以上の成功を収めていると私は思うが。

普段私もいろいろと他の作品を読んだ時、文体や視点、世界観や設定にあれこれいうこともあります。ですがそれは単に個人的にその作品に、それらを度外視して許容できるほどの突き抜ける何かを感じないからです。作品に何かしら他に負けない誇れる武器があればよし、なければせめてある一定のレベルではユーリティであるべきだと私は考えているので。

私は「ゼロの使い魔」が好きです。大好きです。それも現時点の最新巻「タバサの冒険 2」までの本編、外伝を含め全巻を発売日に購入して、とても楽しませてもらっています。確かにルイズはツンデレで可愛くて個性的なのですが、個人的には才人の熱さに心打たれた一読者です。だから私は自分の感性に従ってこの本を薦めます。文句なしにオススメできる作品です。

一巻の才人の言葉で、彼の人柄をこれ以上ないほど表している台詞があります。「下げたくない頭は、下げられねえ」この言葉を迷いなく言い切れるだけの主人公が、ライトノベル作品の中に何人いるでしょうか?

ゼロの使い魔 (MF文庫J) (詳細)

狼と香辛料 (電撃文庫)

・「なんか…癒された。
作品をとりまく柔らかい雰囲気に癒されました。雨降りの道や、酒場でのやり取り。

銀賞という事でアナウンスされていた作品ですが、重厚なストーリー性や剣戟、魔法らしいものは殆ど無い、という前評判を知った時、むしろ読む気が沸いて来ました。暗く重い作品ばかりを読み続けていたので丁度良い清涼剤になると思ったのです。

読了してみると、表紙絵のイメージから想像したものに遠くない満足を得る事ができました。

物事にはきっちりと結果が書いてあるので、消化不良にはなりませんが、時折とても先が見えてしまう部分や心理戦ってそんな簡単かな?と思う部分もあります。しかし、さっぱりとしてほのかに残る読後感はなんとも言えず、テクニックだけで出来るものではないなと感じました。

最初のなせる業だったら寂しいのですが、次にこの雰囲気が維持できていれば、更にその先もずっと読んでいこうと思っています。

・「未来人も宇宙人も超能力者もいないけど面白い小説
一定以上のライトノベルを読んできてしまって、どのライトノベルを読んでも「似た設定どこかで読んだ事あるなあ」といった既視感を覚えてしまうようになった読者にもおすすめできる良書です。交易を行う商人が主人公という切り口が新鮮で、興味深く読む事が出来ました。

訪れた先の土地の習慣や催し物、商人同士のやり取りなど丁寧に書き込まれていますが、しつこさを感じる事も無く、程よく纏められていると思います。

ただ、いくら切り口が新鮮だったとしても、一風変わったのヒロインの存在無くしてはこの本を良書と言う事は出来なかったでしょう。物語の中心的な出来事は他のライトノベルと比べて遥かに地味なのですがヒロインの存在がそれこそ「香辛料」の様に全体をピリッと締めています。

刺激を求めるのであれば他にもおすすめできる本は沢山あるとは思いますが、それに疲れてしまった読者の方におすすめです。

爽やかで涼しい風が通り抜けて行った様な読了感を与えてくれる様な本は、そうないですよ。おすすめです。

・「尻尾は口ほどにものを言う
 行商人の青年ロレンスと豊穣の狼神ホロの二人を中心とした一風変わったライトノベルです。世界観は貨幣経済が定着し、様々な共同体が発展した中世ヨーロッパがベースとなっていて、王制や教会、商会などの利害関係、続刊では土着の信仰や慣習などもとり上げられています。そういったものが丁寧に積み上げられて商売に展開されていくのを面白く読むことができます。幸運、不運に関わらず経済の動きにはなんらかの根拠があり、そこが商売の一番面白いところというのが良く書かれていると思います。また話のメインとなる商取引の顛末についても、なるほどなー、と納得できます。旨い話にピリッとした辛味が効いています 主人公のロレンスが常に一儲けたくらむ商人なので大筋は商売の話になりますが、ヒロインの賢狼ホロとの小気味良いやり取りも魅力の一つです。やり込められるロレンスや不意を突かれるホロの言葉遊びにニヤリとしてしまいます。特にホロは商売の駆け引きでもなかなか尻尾をださない老練さを持っていながら、食べ物や衣装についてはその尻尾で本音がばればれというのが可愛いのです。ファンタジーが全く駄目でなければ、物語の筋もしっかり通っていて登場人物も魅力的な小説ですので一度読まれることをおすすめします。

・「久々に人に勧めたくなったライトノベル
なんかの賞で銀賞とか、なんかのランキングで1位とか。そんな情報は頭から一切抜いて読んで欲しい。

お話は、中世風(?)な世界観の中での中堅商人ロレンスが、とある事から尻尾と耳がついた女の子ホロ(狼の神様)と旅にでるお話。

ちょっと待って。引かないで。ただの萌え系の本じゃないから。この本の魅力は2つ。・経済を絡めたストーリー・主人公の商人と、狼少女の掛け合い

経済を絡めたといっても難しい話はなく、大儲けするための一瞬のタイミングや、莫大な借金を背負った場面での逆転劇など、純粋にストーリーに引き込まれるようなスピード感がある展開に使われています。また、2人の掛け合いが面白い。ある種漫才や寄席に通じる心地よさもありますし、こそばゆい恋愛感もあります。

特に読んでもらいたいのが3巻。(1巻のレビューで書くのが申し訳ないですが・・・)帯についている、「なあ、ぬしよ、わっちを抱いてくりゃれ?」の台詞が出て来たときは、久々に心臓が鷲掴みにされる感触を味わいました。こういう使い方をされるとは・・・。その他もろもろ紹介したいポイントはありますが、その目で確かめてください!

ベタと言いたければ言えば良い。私には久々にど真ん中抉られた王道ストーリーに感じました。

・「おもしれ〜
戦いのないファンタジー。この文だけで興味が引かれて買ってしまった作品です。

率直な非常に面白いですキャラクターや文章の出来は言うまでもありません。

商人の騙し合いととても頭の使う内容です。一冊一冊の出来がよく最後のどんでん返しがまったく予想のつかないものになるなど、丸一冊わくわく感を持ちながら読むことができました。

全てにおいてレベルが高く、ぜひぜひ読むことを強く強くお勧めいたします。

狼と香辛料 (電撃文庫) (詳細)

初恋マジカルブリッツ はじめていいます、大好きです (集英社スーパーダッシュ文庫)

・「一度読んで大好きなりました
シスタープリンセスが大好きだったので天広さんのイラストに魅かれて購入しました。読んでみるともっと魅了されました。女の子は勿論良いですが、主人公の鼓太郎も良いです。臆病かと思いきや敵に立ち向かっていくし女の子に幾ら殴られても優しいし良い奴ですよ。といっても一番好きなのは鈴蘭なんですがね。作品自体もラブコメ要素と魔法バトル要素が上手い具合に混ざっていて良いです。この作品が気になるのなら是非読んでみる事をオススメします。

・「何気なく手に取ったけど
本屋で何気なく手にとってそのまま購入したけど、当たりでした。序章は青春・純愛といった感じでほのぼのと進んで行きますが、いつの間にか魔法戦に。何の予備知識も無かったのですが、その分展開がわからず楽しめました。テンポもよく、あっという間に読み終えました。鼓太郎と祈梨の今後の展開が楽しみです。

・「これはイイ!
ぶっちゃけ絵買いしてしまったんですが;失敗じゃなかったです。妹のおせっかいでずっと気になってたあの子に告白して。OK貰えて有頂天のころにいきなり主人公の命を狙う存在が現れて~という感じかな思春期の純情な恋心が上手く書き出されてていいですね。個人的には正ヒロインより鈴蘭のほうが気に入ったんだけど;続きが気になる作品です

・「う~ん・・・なかなかイイですね!
天広直人氏の挿絵ということで無条件に買いました(笑)内容は、男女の淡い初恋が淡々と書かれていますが、結構さくさく読めます。展開は恋愛シュミレーションゲームにありがちなシーンも多かったのですが、著者の書き方が上手いので気にならないでしょう。あと描写に関しては・・・・・・(^_^:)とりあえず電車など乗り物の中では読めないね!空気を読みましょう!(笑)続きが結構きになる~個人的には気に入ったので次巻も「買い」です。(^_^*)

・「はまって読めました!
私も天広先生のイラストを見て即購入しました。買って早速読みました、面白かったので学校でも公共の場でも構わずに読んでしまう羽目に・・・(笑)。こんな恋が出来たらいいなぁとか思いつつ読みました。祈梨ちゃん可愛いです!友達にも勧めています。是非読んでみてください。

初恋マジカルブリッツ はじめていいます、大好きです (集英社スーパーダッシュ文庫) (詳細)

生徒会の一存―碧陽学園生徒会議事録〈1〉 (富士見ファンタジア文庫)

・「必ずしも
万人受けする作品ではありません。大体は他の方々のレビュー通りの内容だと思って差し支えないはずです。

・「結構こういうの好き
アニメが面白かったので小説を読んでみました。特に大きなストーリーはありませんが、取り留めない会話と時々出るシリアス展開が結構好き(まるで銀魂のよう)

オタクネタが多いのは「らき☆すた」みたいな感じなので、らきすた好きなら楽しめるかも

キャラクターの個性も読めば読むほど好きになっていけると思います

まっ、重い話が苦手な人にはちょうど良い作品かも知れないです。

・「とても楽しめました♪
ケータイ小説 (笑) に毛が生えたような文章力、キャラを立たせる為でしょうか、必要以上の萌え部分の強調、ウザいくらいの登場人物の自分語り…パロディネタも目新しさはないし、キャラもご多分に漏れず今までの萌え要素を踏襲しただけの、典型的なラノベキャラ。他の方も程度が低い、イライラする等と評されている通り、文学作品として見たら正直あまりにも中身がありません…。

しかし、その空疎な部分こそこの作品の魅力です(笑)読んでいて恥ずかしさを覚える程の文章が、いつの間にか心地良さに変わっていて、つい読み進めてしまいます。規模は違いますが、けいおん!が売れている感覚に近い気がします。

媚媚なキャラ設定に、ラノベにありがちな美少女ゲームのぬるい展開。何も斬新なところは見当たらないのに、何故か惹かれる。面白いと感じてしまう。私見ですが、購入を迷われている方は買われるのをオススメします。この空疎さはハマると抜け出せません(笑)

・「なんていうか…
自分はアニメから入りました

生徒会のぐだぐだの雰囲気とか、登場人物のキャラとか、結構好きです。批判してる人が多くいますが、逆にその人達は何をこの作品に求めてるんでしょう?そういうマンガなんだと思って割り切れば、楽しめると思います。

長くなってスイマセン。

・「ちょっとした時間にも
読めるので時間がない方にもおすすめです。内容は生徒会メンバーによる軽快な会話が中心ですが、合わない人にはとことん合わないと思います。とりあえず冒頭数ページで面白いと感じれば買いでしょうか。またパロディについては作者曰く、ネタというより会話を分かりやすくしたいとの思いから入れている面もあるそうです。

生徒会の一存―碧陽学園生徒会議事録〈1〉 (富士見ファンタジア文庫) (詳細)

キノの旅―The beautiful world (電撃文庫 (0461))

・「美しくて儚いもの
一つの国に滞在する期間は三日間。長く、そして短い。故に、主人公キノと相棒のモトラドは正義感を振りかざすでもなく物事を客観的に見聞きし、去っていく。

他のライトノベルと違い萌えや燃え、大冒険でもなければSFでもない。

淡々と、静かに物語は進んでいく。

キノは旅先にある矛盾やおかしな事を、我々読者に代わって代弁してはくれない。けれど、それ故に読者はそこにある矛盾した社会体制や、おかしな国民に気付かされる。自分で考えることが出来る。

読書とは文章を読み、考える。と定義するならばこの作品は非常に意義のある作品だと思います。

・「世界は美しくなんかない
最初見た時は表紙だけで判断してしまって、見向きもしなかったんですけど友達に薦められて買ってみたんですよ。最近。

そしたら もう すぐにハマってしまいました。

正しいんだけど、何かが違う。みたいな物が多いですね。凄く考えさせられる作品だと思います。

是非是非 表紙だけで判断せずに、読んでみてください

・「驚いた
私は友人に借りて読んだんですが、なんというか話一つ一つが切ない。最初表紙を見たときは子供向けっぽいなぁとおもいながら、本をめくったがその考えが間違っていたことをすぐに思い知らされました。私のクラスでは男子もこの本を読んでいます。

内容は主人公キノがモトラドに乗って国々を旅するというもの。決して勇者が魔王を倒したりする冒険ものではないのでご安心を

が、その国々の伝統とでも言いましょうか、それが冷たい感じのするものばかりで、キノはそれを正す訳でもなく、けなす訳でもなくただその国をモトラドと共に3日間だけ滞在する。想像と全く違っていたので驚きました。キノとモトラドのやりとりもおもしろいです

最初はキノが女か男なのかわからないので混乱しましたけ!どね(笑)・・・が全部がハッピーエンドではないのでバッドエンドがダメな人はだめかも。

・「世界の白黒両面がわかる本
こんな本を見たのは初めてで本当にはまりました。まさに人生や社会や国家の中で必ず遭遇する問題をストーリー化した読み物です。

本の中の一つ一つの物語は私に色んな事を考えさせてくれました。私は以前、人の心がわかればいいな思ってましたが、それは間違いでした。たしかに相手の事をすべて理解することが出来ますが、それ以上に色んな問題が生じるでしょう。個人的には「レールの上の三人の男」が一番好きでした。自分のやっている事を無駄かどうか、そしてその目的をもう一度確かめられた気がします。他にもこの本を読むと、政治や人生色んな物事のいい方と悪い方両面がよくわかります。そして、この本の特別なところはたくさんの問題を考えさせてくれるわりに、どれ一つ答えがないって言うところです。たぶんそれは一人一人の答えが違うから絶対的な答えがなくて、本当の答えを見つけられるのは自分だけかもしれませんね。

ただ、この本の唯一つ悪い点と言えば、ストーリーにあまり関連性がないところですね。

・「エルメスが可愛い
イラストが黒星紅白さんなのでとても可愛い本のような感じがありますが…あまりそういう感じを持っている人にはオススメできないです。

『世界は美しくなんかない、でもそれ故に美しい』と表現されるように、世界をありのままに映しているというか…キノは世界の汚い部分も美しい部分も、世界そのものが好きなんだな…と自分なりに解釈しています。

と、言ってるうちに自分でも何言ってんだか訳分かんなくなってきましたが。(笑)

かなり残酷な話もあるのでそういう話が嫌いな人は読みにくいかな…と。でもほのぼのとした微笑ましい話もあるのでご安心を。

最後に。エルメスが可愛過ぎです。

キノの旅―The beautiful world (電撃文庫 (0461)) (詳細)

イリヤの空、UFOの夏〈その1〉 (電撃文庫)

・「何とも濃い本…そして伊里野の…
UFOを探すためにひと夏を費やした浅羽直之…そしてプールに行った時、謎の少女に出くわします。そこから始まる物語。

思わず甘い恋愛ものかと思いきや大間違い。新聞部のトンデモ部長、水前寺邦博や浅羽の妹夕子そして忘れてはならない椎名真由美などとてつもない濃い人物が出てきます。作品によってはしっとりとした恋ものがありますが打って変わってバカ爆発というものもあります。

でも文章は決して悪くはなく、読みがいがあります。そしてあっという間に読み進められます。

そして伊里野の寂しげな雰囲気…この雰囲気が好きな人にはお勧めだと思います。

・「文章に力
パニックを擬音使わずに表現できる人。だから読み飛ばさずにゆっくり読んでほしい。物語的には1冊完結ではないが、余韻に浸ることができると思う。オーバーフローする思考を整理できたら、2冊目に進もう。

一気に読んだらもったいない。

・「アラフォーでもハマりました
ここでの好評価につられて表紙とタイトルに一瞬遠慮しつつも読み始めたら、いつの間にか41歳の私の心は学生時代に戻っていました。

・「一度は読んでおいて損はないシリーズ
 (1巻だけでなく、シリーズ全体の評価)。 特殊な環境で育てられたヒロインと普通だった少年の一途な恋の物語。 1巻から3巻の前半までは、学園もののラブコメといった感じだが、3巻後半から4巻にかけての愛の逃避行はぐいぐいと引っ張る力がある。

 サブヒロインやトンデモ先輩など、脇役のキャラクターも立っていて、飽きずに楽しむことができるし、引きこまれるものがある。 結末については、評価がわかれると思うが、それが作品の質を損なっているとは思えない。むしろ、読者に考えさせる魅力があるというべきだろう。長さとしても適切で、一度は読んでみることをお薦めしたい作品。

・「何度でも巡り、けれど一度しかやってこない夏。
「アニメのような小説だ」と、読んでいる最中に思いました。「これはアニメになるな」と思ったわけではなく、アニメになることを知っていたわけではなく、読んでいくだけで、頭の中ではアニメーションとして物語が進んでいく……現代的な、映像的文章でこれほどの筆力を誇る人は、ライトノベルという垣根に関係なく中々お目にかかったことはありません。

 けれど、それ以上に好感が持てたのは、登場人物たちの、まだ恋愛と呼ぶことすらもためらわれるような、淡い恋愛模様。見ていて笑ってしまうぐらい幼くて、不器用で、ギクシャクしてて、何もかも上手くいかない……でも確かに自分も、中学の頃はこんな恋愛をしてた(いやホントですよ!? 妄想じゃなくて!)なぁ……と、懐かしく思い出させてくれる、そんなお話です。

……僕としては、このままの路線で行ってほしかった……。

イリヤの空、UFOの夏〈その1〉 (電撃文庫) (詳細)

付喪堂骨董店―“不思議”取り扱います (電撃文庫)

・「感動するようなしないような面白さ4編
素直に面白かったって思えた小説です。ライトノベルを一ヶ月に数冊買って読んではいますが、久々に、本当に久々にあっという間に読破してしまった一冊です。

そんな物語は4つのお話に分かれています。それぞれ不思議なアイテムが登場し、主人公たちを助けたり、時には混乱させたりといったお話。何気に少々重みのある話も載せられており、ページをめくる手が止まらなくなってしまったこともしばしば。緩急っていうんですか。非常に読みやすいと思いました。

ぜひ、続編が読みたいですね。冒険物や推理物、アクションとは違い派手なシーンもあるけれどなんだかほのぼのとした感覚が面白い(私はこう感じた)。皆さんも、ぜひ一度読んでみられてはいかがでしょうか。

・「いままで読んだラノベの最高峰
「付喪堂骨董店」という店でアルバイトをしている安倍刻也、舞野咲、オーナーの摂津都和子が、曰く付きの「アンティーク」という不可思議な力を持った「物」にまつわる短編を4編収録したものだが、ライトノベルでここまでおもしろいものがあったか、と感心した作品。

文章、表現力などのしつこさ、ややあざとい狙った設定、展開など、欠点は見受けられるものの、作品そのものの読み応えは十分で、特にラストの言葉、余韻は秀逸。評価を下げる部分も、これだけ評価できる部分があれば気にはならないだろう。

文句なし、オススメ。是非、続きを読んでみたい作品と言える。

・「この絶妙な雰囲気が…。
何やら妖しそうな雰囲気の表紙とタイトルにひかれて購入したけど、とても面白かった。

第一章「偶然」 読みすすめていくと違和感が積み重なっていくが、その正体がわかると、その手で来たかと感嘆。 個人的にはあの子の無事を祈りたい…。

第二章「像」咲のかわいらしいところと刻也の人物像が垣間見えた。同じ一つの像をめぐって100年以上前と現代で奔走している対比が読みやすく、かつ面白くしていたと思う。

第三章「記憶と記録」すれちがった末の悲劇。なかなかに幸が薄そうな女性でした。たしかに忘れた(知らない)方が幸せという場合はあると思う。

第四章「ブレゼント」咲と刻也のラブストーリーとも言えるかも。咲の女の子らしさがかなり全開したと思う。それと、なにげに都和子さんの「人をからかうのが好きで私生活がだらしないがやる時はすごい姉さん」的キャラが確立していた。

この本、何かと似ているなと思ったけど、「キノの旅」。キノよりはBADなところが和かいと感じた。それから細かい部分に難癖をつけると、表紙の近くの扉絵(だっけ?)の刻也の絵。それ以外の登場人物や本文中の挿し絵は文句ないのにあれだけは少し…。

この本はダークな部分とほのぼのした部分がうまく混ざりあってもいるので自信をもって推薦できます。

・「雰囲気が結構好きかも
『アンティーク』、年代物の骨董品や古美術品ではなく、幸運を呼ぶ石、未来の姿が映る鏡など、不思議な力が宿った器物のことである。そんな『アンティーク』を扱う店、「付喪堂骨董店‾FAKE‾」。店に並ぶもののほとんどは、店名の通り偽物だが、本物を扱っていないわけではない。色素の薄いロングヘアで全身真っ黒な装いの少女・咲(さき)と刻也(ときや)の二人のバイトと『アンティーク』が絡みあい、不思議な出来事が...

第四章まで(各章一つの事件です)ありますが、私的には第二章の「像」が興味深かった。「どんな病をも治す」そして、「不治の病にかかる」という相反する二つの逸話を持つその像に関する話が二つの時代から語られていく。病を治す力をもつ樹庵(じゅあん)とその身の回りの世話をする少女「わたし」、そして、咲と刻也。像に触れ、咲の具合が悪くなる。像は、「不治の病をもたらす」アンティークなのか?これ以上書くとネタばれになりますので、後は読んでお確かめください。2巻も楽しみです。

・「普通に面白いです
1巻が出てしばらくして買いました。実はそれほど期待していなかったのですが、意外にすごく楽しめました。アンティークという不思議な能力を持った道具のお話なのですが、特に奇抜な設定というわけではありません。普通だけど面白いです。アンティークがメインというよりそれを取り巻く人間性を描いていて、主人公とバイト仲間の関係は見ていてもどかしいですね。欠点と言えば、1人称の文章で人物の感情が素直に伝わってくるのはいいんですが、素直すぎて先の展開が読めてしまったことです。まあだけど全体の雰囲気はとても気に入りました。お勧めの1冊です。

付喪堂骨董店―“不思議”取り扱います (電撃文庫) (詳細)

ムシウタ〈01〉夢みる蛍 (角川スニーカー文庫)

・「最高ですね。
虫・・・。最初の印象にだまされないで下さい。こんなにいいストーリーは中々ないと思います。主人公の性格等には個人差があるとおもいますが、キャラクターもしっかり描かれています。何度でも読み返したくなる商品です。絶対にオススメです!!!

・「それは、最高で最悪のボーイミーツガール!
自信を持って良いとオススメできる一品!“虫憑き”と呼ばれる異能を持った少年少女達が、夢を叶えるために戦うSFアクションモノです。

この作品最大の魅力は、なんといっても登場キャラクター達の個性の強さ。最強の“虫憑き”にして悪魔と称される少年”かっこう”や”、反特別環境保全事務局”むしばね”のリーダー”レイディーバード”など、とても魅力的なキャラクターが多数登場します。るろお先生の挿絵が、その魅力をより良いものにしているのもポイントですね。

本編はパートごとに主人公の視点が変わるので、それが読みやすいかは個人によると思いますが、状況等は丁寧に書かれているのでそう困惑することは無いと思います。

とにかく“虫憑き”達が、自分の想いを胸に、傷ついても戦い続ける姿がとても格好いいです!最高にクールで、それでいて最高に熱い本作。ぜひ、貴方も『ムシウタ』の魅力にどっぷりとハマってください!

・「それは、最高で最悪の物語
かなり面白いし、ついつい読み込んでしまいます。

また、シリーズの展開もイイです。

ハマってしまいます一度騙されたと思って読んでみて下さい

・「少年少女の夢物語
私の中では過去最高の作品ですね! はじめは、世界観や設定がよくわからないと思います。私もそうでした。しかし、世界観がわかってから読むと、ホント素晴らしい作品になっています。“夢”とは何か、どれほど大切なものかを教えられる作品です。そして、最後には感動するので、ぜひ読んでみて下さい。

・「丸投げじゃないことを祈る。
人の夢を喰う代わり、宿主に超常の力を与える「虫」が出現して10年。大助と虫憑きの少女・詩歌が出会い、惹かれあう時、運命の歯車は回りだす。大助は特務機関員にして最強の虫憑き「かっこう」だったのだ―。

薬屋大助と”かっこう”のギャップをどうとるか。大助と詩歌の恋愛模様をどうとるか。立花利菜の立ち位置をどう判断するか。読み手にかなりの部分を委ねたような作品だと感じた。正義や救済といった言葉が霧散してしまうような内容、非現実の中の現実。生きてさえいれば ― まさに答えのでない永遠の課題に取り組む作品。著者がどういった答えを導き出すのか、今後にとても興味がもてる。

好き嫌いがはっきりしそうな内容だから、強く人に薦めようとは思わない作品。イラストが気に入るか、あらすじが気になる人は買ってみるのも面白いかもしれない。

ムシウタ〈01〉夢みる蛍 (角川スニーカー文庫) (詳細)

レンタルマギカ ~魔法使い、貸します! (角川スニーカー文庫)

・「魔法使い。
タイトルを見る限り魔法使いを貸すだけの物語に見えますけど、貸すというよりは一緒に行くという感じです、確かに貸すだけなら主人公の出番も全然なくなってしまうので・・・・キャラクターも個性が十分でドタバタしながら楽しくやっています。主人公の見せ場もしっかりあります、ぜひ買って見てください!!

・「見てやる。視てやる。観てやる。そして・・・
魔法というとどんなものを思い浮かべますか?某作のようなド派手な炎やら氷やら、大地が裂けて岩塊が飛んだりだとか・・・そんなものを想像するかと思います。実際この作品でもそんなものが出てきますが、少し違います。

第一巻では紹介のような感じです。それでも魔法はガンガン登場します。「魔法を使うには準備に費用と時間がかかる」そういう設定にハマってしまいました。

右目の眼帯と極度の怖がりという事以外は普通の高校生、伊庭いつき。強制的に魔法使い派遣会社アストラルの2代目社長に就任。

同業の魔術結社ゲーティアの首領アディリシアアストラルの社員、穂波、猫屋敷、みかん達と魔法になった魔法使いに挑む。

伊庭いつきのようなキャラは好みではないのですが好感が持てます。女性キャラが目立ち、いつきに好意を寄せているのには少し抵抗がありますが様々な魔法が集まるのはとても魅力的です。

これは伊庭いつきの成長物語、次巻以降はそれが判る作りです。

・「1巻でやめて欲しくない作品です。
最新刊まで全部読んだ者です。1巻のあらすじ。魔法使いをレンタルできる会社「アストラル」。7年前社長が失踪してしまい、その息子の伊庭いつきが半ば強制的に社長を引き継ぐことになってしまった、というところから物語が始まります。

これは、1巻でやめて欲しくないラノベです。個人的に。この巻だけを読んだ人は、物足りないなーって思うかもしれません。展開も若干駆け足だったし、いまいちキャラは掴めない。アディは可愛いけど(え私も思いました。てか私が思ったことです。

とりあえず3巻ぐらいまで読んでみてください。これで評価が上がらなかったら無理して読むことないっすよ。はい。1巻は、設定とキャラの掴み、アディ萌えの巻だと思っていいです。私的に、レンタルマギカはどんどん面白くなっていく作品だと思います。

・「へなちょこ主人公が好い
 主人公率いる魔法使い派遣会社の社員が活躍する物語である。よくある事だが、主人公より周囲の美少女たちがカッコイイ。ルックス良し、頭良し、何よりも強引で我が儘な少女たち。そんな彼女たちに振り回される主人公にもちゃーんと作者は見せ場を用意してくれている。 現代という世界観での魔法使いという設定に興味のある方は一読あれ。

・「アディリシアのツンデレ デレが強めでいい感じ
SF、ファンタジーなどが好きならば、楽しい時間を過ごせるはずです。文章、表現力など、どうでもいいのだ。ライトノベルだから。足りない部分は、読者の感性と想像力で補えばよい。

ラストのワンシーン 包帯まみれの手を振るいつきに、アディリシアが微笑した。 すっと手を伸ばした。 いつきの短い髪を撫でて―そのまま、金髪の少女は少年のこめかみにくちづけた。自分のイマジネーション(妄想)にどっぷりと浸かっていると、いいんだな〜これが。

レンタルマギカ ~魔法使い、貸します! (角川スニーカー文庫) (詳細)

人類は衰退しました (ガガガ文庫)

・「妖精さんは繁栄しました
衰退した人類は引退を表明し、妖精さんにその座を明け渡した。今や地球上で人類といえば妖精さんを指すようになったが、当の妖精さんにはその自覚は全くない。そんな世界において、妖精さんの生態・行動を監視する調停官の職に就いた主人公「わたし」の妖精さん観察記。

ストーリー自体はごくシンプルに進むが、「わたし」と妖精さん達のやり取りが面白い。旧人類を凌駕する技術力を持つが忘れっぽくて飽きやすい性格の妖精さんを何とか理解しようとする「わたし」だが、想像の斜め上を行く妖精さんにことごとく翻弄される。そして時には「わたし」の方が妖精さんを翻弄したりする。この辺りが特に面白かった。

あと、妖精さんが口々に発する言葉が面白いが、これは完全にセンスだなぁ、と。一見さらりと書かれているが、言葉の取捨選択がすごく上手い。

・「妖精さん
ライトノベルの線引きはどこでするのだろうか。この作品は一般的に認知されている意味合いとは少し離れたものであると思います。氏の本職については言わずもがな、ここで語るべくもないのですが、本作品は氏が後書きで記すとおり完結ととれば完結しており、そうでないといえばいくらでも続投可能な幕切れとなっており、きちんとした終幕を好む方々には不向きかもしれません。

内容としては生物的な進化のピークを既に超え、緩やかに数を減らしてゆく人類に替わり、どこから生まれてきたのか妖精さんが世界中で大発生、その不思議な妖精達と一人の少女の交流、または妖精の観察日記をつける少女の物語です。至ってシンプルに、和やかでのどかな雰囲気の中、延々とこの交流を描いたこの作品。人により賛否が分かれそうですが、理論の立たない子供のようでいてなおかつ何故か知的な発言をするアンバランスな妖精達の会話は非常に楽しく読ませていただきました。

本作の続編を期待しつつ本職の方の作品にも期待といったところでしょうか。

・「流石以外の何ものでもありません。
 皆様が仰るように、あの田中ロミオのライトノベルです。一度でもロミオ氏の文章に触れたのなら、何も思わない人はいないでしょう。(良いと思うか合わないと思うかは別問題として)

 僕は星5つという評価を下している辺り、極めて肯定派。右翼派。あれほどふざけた存在が(一応褒め言葉のつもり)一体全体どんなラノベを書くのかと、メチャ楽しみにしておりました。

 一読した感想は、「流石だなぁ」の一言。導入部は世界観の説明が多く、軽くダレてしまう所があるのですが、新人類の妖精さんが現れたらどうでしょう?面白い。超面白いよー。

 かの有名なロミオ節は、多少フィルターかけて押えてる感はありますが、それでもラノベであることを考えれば十分で、十全です。

 誰もが口々に言う、ほのぼののほほんとした世界観は、どんな世代にも受け入れられる素敵なモノだと思いますしね。マジ癒されます。

 なので、ロミオ氏を知らない人にも、ガンガンオススメしていきたい一品です。買うべしっ!! 買うべしっ!!

 ていうかロミオ氏が売れる様を一度で良いから見たいだけの信者の発言なわけですが……。

・「独特の語り口調が面白い
 これから先の未来、人類は衰退しました。 今地球上の支配者は妖精さんたちです。 その妖精さんたちと人類との調停者となったのは。 楽して過ごしたい、真相のご令嬢(自称)として暮らしたい女の子でした。 妖精さんの生態を研究していくうちにいろいろなことが怒ります。 独特の女の子の語り口調がとても面白いほのぼのとしたいいお話でした。

・「田中ロミオの新境地
田中ロミオのライトノベルデビュー作が遂に出ました!初版は発行部数が少ないらしく、ほとんどの書店で即効売り切れたようです。人類が衰退してかなりの年月が経ち、すでに地球は妖精さん達のもの。文明は無くなり貨幣もなくなっている世界です。主人公の喋り方が家族計画の高屋敷末莉にかなりそっくりです。まぁ末莉は人と積極的にかかわりを持とうと努力してたけどこの主人公は人付き合いがダメダメで他人との接点を嫌っている引き篭もりがちな感じの主人公。主人公と祖父の遣り取りは面白く、必見!人類に代わる新たな地球の統制者?である妖精さん達を観察する調停官の仕事についたはいいけど、そこに様々なトラブルが待ち受けていたのでした。これ、恐ろしい程に読み易い小説です。サクサク読めます。あと、家族計画やCROSS†CHANNELやおたくまっしぐらみたいなテンションの高いロミオ節を期待すると肩透かし食らうかもしれません。ラノベだからなのか、結構セーブかけられてて控えめな印象、でも一度読むと一発で引き込まれるだけの魅力が備わっています。たぶんロミオ以外の作者がこれ書いてたらただのちょっと変わったSF小説程度で終わったんじゃないかと。ロミオの特徴の一つに言葉遊び、強いて言うなら言葉そのものに萌えてしまう魅力があると思うのです。この小説で特に印象に残ったロミオ節は

「なぜかいきてます」「ふしぎだー」「いきてるってふしぎです」「じつは、いきてないのかもです」「せかいはもしかするとじぶんひとりのまぼろしかもです」

この辺、凄くロミオだなぁとじ〜んと来ました。是非一読を!

人類は衰退しました (ガガガ文庫) (詳細)

マテリアルゴースト (富士見ファンタジア文庫)

・「死にきれずに入院ばかりです
『マテリアルゴースト』……タイトルがなんかヒネリが無いような気もするのですが、実際そのまんまの内容なので仕方ないでしょうか。その内容は面白いです。イラストもかわいいし、登場するキャラクターも個性的です。「死にたい」が口癖の主人公や幽霊のヒロインももちろんですが、巫女服を着ない巫女やオトコ言葉の先輩といった脇を固めるキャラも印象的です。

地の文の文章は普通かと思うのですが、会話のテンポが良くて軽快に読めます。幽霊、実体化という単純で分かり易い設定をうまく活かしてアクションとしても良く消化しています。都市伝説の設定と説明はちょっとユルいのですが…作品の軽快さを保ち、設定を難解にしないためにはこれくらいで丁度いいかもしれません。息もつかせぬ面白さ、とはまさに本書のことでしょうね。ラブコメとしては……それほどラブでもないのですが、……登場人物の一人の、主人公に対する気持ちがバレバレなのですが……いつ主人公に気付いてもらえることやら。主人公が死にたがりなので、現世での恋愛事に興味を持たせるためには、更なる努力が必要なのでは?その辺が、続編が出る場合の見どころになってほしいです。

・「皆さん、読んでみましょう。
とっても楽しませてもらいました。特に、最後の主人公が闘うところがよかったです。描写もとてもよくその場面が一発でイメージできました。表紙を見ての通り、イラストもとてもうまく、雑な部分も無いです。買って損なし、一度読んでみてください。

・「主人公至上、最高の○○○な主人公
こ、これはネガティブすぎるだろ!、と思わずツッコんでしまうくらいのネガティブさをもつ死にたがり少年・螢と幽霊少女・ユウが出会うことからこの物語ははじまり、その後は螢のもつ霊体物質化能力が鍵を握り物語は進んでいきます。挿絵のてぃんくるさんもいい仕事をして少女たち+少年(主人公)を可愛く描いています。

これは美少女ゲームかというくらい螢がもてますw

・「伝奇?ラブコメ?面白いから何でも良いや.
著者はインターネットでの二次創作を経てこのほどプロデビューした新人さんです.本作は富士見の新人賞にて佳作入選,デビュー作となります.

自殺志願者という言葉が頻出し,「生と死」を扱うとくれば,ダウナー系の作品を思い浮かべそうですが,さにあらず.非常に明るい,読了感もすっきりとした作品です.

また,てぃんくる氏の描くキャラクタもキレイで,作品に華を添えています.

本書の見所の一つは「会話」です.重いテーマにも関わらず,勢いのある,明るくてコミカルなキャラクタのトークは,見ていて「クスリ」とさせてくれます.

バトルや複雑な設定に飽きたあなた,ぜひご一読を.そんな事はないというあなた,やっぱりご一読を.

・「さらりと読めて、後味すっきり
前半の説明的な文章が少しまどろっこしいですが、後半の軽快なテンポは読んでいて楽しかったです。しっかりと話を終わらせるために多少の無理も感じられましたが、最小限の登場人物で纏められていて、混乱することもなく、素直に読めました。

マテリアルゴースト (富士見ファンタジア文庫) (詳細)

アリソン (電撃文庫)

・「本質的な意味での「良作」
まず、その文章が印象に残る。淡々として、しかし丁寧に風景を描写する。むしろ風景のみを描写するが故に、淡々としているのかもしれない。例えるなら説明文のような印象を受ける。心情はあっさりと流す。しかし、それ故に強い個性を持つキャラクターの会話が映える。キャラの描写を会話に絞り、周りを丁寧に描写することで、

物語世界全体をバランス良く描いたという印象を受けた。

そして構成力。全てがなめらかに繋がっている。どこにも凹凸がない。つまり、過不足が全くない展開なのだ。意外なところに伏線があり、それは必ず回収されている。読者は驚きながらも、不条理さを全く感じることなく読み進めることが出来るだろう。

キャラクター、ストーリー展開、その他素材はそう目新しい物ではない。しかし、この二つの特徴がこの作品を他とは代え難い物としている。とある作家の言葉を借りれば

「『何を書くか』はもう出尽くしている。作家の仕事は『どう書くか』だ」

読み終わった時にわき上がってくる、何とも言えない満足感は読んだ者にしか解らない。

・「宝を見つけたとき、どう思ったか?
まず序章に流れる謎のメッセージ。これ、ラストまで読んだ後、もう一度読み直してみると・・・泣けます。私はうるっときました。細かな部分もきちんと読むと、後で分ったとき少し嬉しくなる作品。

この話には二つの国が出てきて、言語も文化も違ってて、過去に何度も戦争してて、よーするにただいま冷戦状態なんだなって事が序盤でわかりやすく説明されます。軍人だけど行動はけっこう破天荒で、かわいいのになんだか男らしい(?!)アリソン。逆に真面目でどっちかというと地味なんだけど実はかなり天才のウィル。

この二人のやりとりがまず魅力です。アリソンがウィルの前だとたま~に見せる「女の子」な部分も、読者の方は「ああ・・なるほどね♪」って思うはず。宝を探す旅・・というより「冒険」なので、空中戦や銃撃戦なんかもあります。軍人の経験を生かしたアリソンの行動もなかなか面白いです。

他にも様々なキャラクター達が鍵になっています。長編なのですが、一気に読んでしまいました。そして・・・宝を見つけた二人はそれぞれ全く異なる反応を示します。どちらがおかしい、という事はないのですが、それが大事なんじゃないかと。読者はこの宝の正体を見て、それぞれどう感じるのか?

がっかりするのか、感動し涙をこぼすか、それとも何も感じないのか・・・全ては読んで決まることです。ちなみに私は最初、「ああ、そうなんだ・・」ぐらいなもんでしたが、2周目、あの序章のメッセージを読んでから読み直して涙ぐみました。そんな感じ方もあり・・かな?いずれにしよオススメの文庫ですよ。

・「読んで損はしない
素直におもしろいと感じました。キノの旅のような短編のかたちをとってはいませんが、それと同じぐらい読みやすい本でした。中盤で話しの結末がなんとなく見えてくるような感もありましたが、そこに行くまでのストーリーが漫画を読んでいるようにそのときの場面や情景がわかりやすく、なにより面白かったです。

面白いだけではなく、何かを考えさせられる、本としてすばらしい物だと思います。

・「作者さんが好きなので買ってみたら…
『キノの旅』もおもしろかったですが、こちらの『アリソン』もとてもおもしろい内容でした。まず驚いてほしいのは時雨沢氏の文章力。小学生の方にもわかりやすく、かといって子供っぽい書き方ではないんです。ここまですごい小説を読んだのははじめてです。ストーリー中にあったちょっとした出来事でも、実は後のほうでは意味があったり、など巧妙なストーリー展開はさすが、という感じです。

たまにギャグがあったりと、ずっと重い感じのストーリー、という訳ではないので、「本はあまり好きじゃない」という人にも、どんどん読める内容だと思います。絵やキャラクターも魅力のひとつです。

・「戦争。
良かったと思います。こういう話は好きですね。作者の時雨沢さんはおもしろくて好きですし、挿し絵の黒星さんはファンですし。かなり楽しめました☆戦争とは言っても、恐い話じゃない。これがまた楽しい。「宝」は、なかなか予想出来るものじゃないですよね。ファンタジーなのに、リアルで。読んで損はないと思いますよ☆

アリソン (電撃文庫) (詳細)

砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない (富士見ミステリー文庫)

・「2009年2月25日角川書店より
再度文庫版が出ます。

角川書店 (ISBN:978-4-04-428104-5)発売予定日 2009年2月25日予定価格 500円(税込)

待ちきれない場合は仕方ないですけれども、待つのもありだと思います。

・「少女特有の脆さ
「好きって、絶望だよね。」

・「昔の不器用な自分
昔を思い出した。

クラスの中の人間関係だとか嫌な大人とか我を忘れて怒り狂う同級生の顔とか…

大人になった今、小中学生なんて遊んでばっかでいいなとか思ってたけど、これを読んでいろいろ思い出した。

砂糖菓子の弾丸でけっこう必死で友達も自分も戦ってたかも…って。

ニートだとか虐待だとか日頃テレビで聞き流してしまうニュースの背景が見える。

・「丁寧な文章
評価の高い、衝撃の冒頭。一つ一つの言葉を丁寧に紡いだ文章。救いなく、訴えかけるストーリー。タイトにまとめた構成。心に残る登場人物。

才能がある人が丁寧に書いた文章。それを読むだけでも価値があると思います。

・「消えてしまったロリポップ
リアリストで実弾(=生活に役立つもの。お金?)を求める山田なぎさと、真実を隠す為に嘘で自分を塗り固める、一見不思議ちゃんの海野藻屑。この2人の友情がだんだんすごく、すごく私にとっていいものになっていくんですが、13歳が撃つ弾丸はちっぽけで役立たずで、儚く消えてしまいます。ひきこもって貴族のようになった兄・友彦の行動、担任の思いなどに感動しながらも、やっぱり2人が親友となっていく様子をもっと見たかった、けど・・・やっぱりこの世に砂糖菓子の脆い弾丸は通じないんだな・・親に保護されていないと生きていけない状況の中でもがいてもがききれなかった少女達の物語です。

砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない (富士見ミステリー文庫) (詳細)

化物語(上) (講談社BOX)

・「趣味だからこそ書ける本
この作品の醍醐味はなんといってもキャラ同士のかけあいでしょう。主人公とヒロインが読者置いてきぼりで、何ページも漫才のような会話を繰り広げるような小説を他に知りません。

作者自身が趣味全開と言っているように本当にノリノリで楽しんで書いているのが分かります。セリフのセンスというか、発想の原点が違いすぎるんですよね。アニメはそこのところのノリや勢いがそのままでそれだけで大満足でした。

しかし、怪異の解説などは少し補いきれていない部分もあったので、アニメに惹かれた人はぜひ読んでみてください。直に活字で読んだほうが味のある部分も多いですから。よりいっそうこの世界に引き込まれること間違いなしです!

・「物語より掛け合いを楽しむ小説
今まで西尾維新の作品は戯言シリーズしか見ていなかったのですがアニメを見て化物語がいい雰囲気だったので、まよいマイマイまで見たところで本を買いました。

やっぱりキャラの会話の掛け合いがさすがとしか言えませんね。戯言シリーズでは全体的に暗く、難しいストーリーの間にキャラの掛け合いがある感じでしたが化物語は戯言シリーズから難しさを取り除き、キャラの掛け合いに重点を置いた作品だと思います。各キャラの何気ないセリフでも、そのキャラの過去を考えると深い意味になっていたりと普通のセリフなのに思わず涙ぐむほど素晴らしいです。戦場ヶ原との掛け合いもいいのですが、個人的には真宵との掛け合いが好きです。息がぴったりすぎて、見ていて清々しい気分になってくるんですよね。

私はアニメを途中まで見てから本を読みましたが、特に差し支えはありませんでした。むしろキャラの声、表情などを先にアニメで見聞きした方が原作を楽しめるかもしれません。

他の人も書いているように、オチよりも過程が楽しいのです。アニメだと掛け合いが過剰に見えたり寒いセリフの部分も、原作だとすんなり読めます。基本的に西尾維新のキャラのセリフは喋らす為に作られていませんからね(笑)

まだ上巻しか見ていませんが、これは小説を読み慣れていない人にもお勧めです。これで慣らしたら是非とも戯言シリーズも読んでください。化物語よりもっと濃いキャラクターが勢ぞろいです。

・「面白い
アニメ版が気に入ったので購入しました。値段的に買うのを躊躇していましたが買って正解でした。会話の掛け合いがアニメ版以上に面白いです。キャラクターの会話中の心情等も多く書かれていますので、本作をより深く理解できるでしょう。また、アニメ版は省略されている部分が非常に多いので、アニメを見た方も原作を読んでみる事をお薦めします。私は真宵まいまいの話が好きで、久々にホロリときてしまいました。ちなみに時系列で言えば 傷物語→化物語→偽物語 ですが刊行順である 化物語→傷物語→偽物語 の順番で読む事をお薦めします。

・「初、西尾維新
西尾維新の作品はこれが始めてです。試しに上巻だけ買いましたが、次の日には下巻が手元にありました。

全て一人称で綴られる文章。最初は違和感があったが、すぐ慣れました。

そしてこの作品はやっぱり『会話』が肝です。テンポの良い、ボケとツッコミ。まさか小説でこんなに笑えるとは思いませんでした。面白いです。ただ、人によっては合わない人もいると思うし、そういう人から見ればただの自己満足のイタい小説と思われるかもしれない。合う人にとっては、もうたまりません。ネタだらけです。数年後に読み返して面白いかどうかは分かりませんが、この小説は“今”見るのが一番いいかと思います。

キャラもこれ以上ないくらい個性的で愉快です。個人的には八九寺真宵が好きです。

西尾維新を読んだことが無い人はこの化物語から始めたらよいのでは?良くも悪くも新しい発見に繋がるかもしれません。

・「維新全快!
ここまで面白いとは思わなかった。個人的には戯言シリーズより好き。アクの強すぎるエキセントリックなキャラクター、スベることを知らないボケとツッコミの高度な応酬、知らないうちに騙されてしまう饒舌文章。とにかく面白い。読んでいて自然と口元が緩んでしまいます。軽快愉快爽快です。西尾維新は凄い。戯言シリーズしか読んでいない自分には作者がこんな明るい話を書けるとは思っていませんでした。下巻にも期待です。

化物語(上) (講談社BOX) (詳細)

灼眼のシャナ (電撃文庫)

・「新感覚。新鮮さを求めるならこれ!
久しく考えさせられる文庫本に出会いました。私達も当然送っている何気ない日常。それがどんなに脆い物か、壊れやすいかが良く表現されています。主人公"悠二"は、その脆く儚い日常が突然の出来事によって崩れ、"紅世(ぐぜ)"より現れた謎少女、"シャナ"に自分はもう人ではない事、

すでに死んでいて、もう消えるのを待つのみだという事、他にも自分と同じ人間が沢山いる事を告げられます。同時に、悠二はその中でも特に特殊で自身の"存在"の中に何かが隠されており、それゆえこの先も危険に会う可能性が極めて大きい…ということも。

それを受け止め愕然とする悠二と、その傍を護衛という形式で付き添うシャナ。

二人の成長する様、惹かれあう様が文と挿絵で描かれています。造語も多いですが、読者を置いてきぼりにしなく、きれいに理解できたうえで読み進められるようになっているので感情移入も難くはありません。

ストーリーもアクションシーン豊富で、退屈している暇も貰えません(wちなみに私は、買ったその日に読破しました。

一旦読み始めると止まらない…そんな魅力をこの本は持っています。ぜひ一度お試しあれ。

・「他のライトノベルとは一風違った感じですが、最高です!
灼眼のシャナとの出会いは、アニメ版ゼロの使い魔のルイズと、アニメ版灼眼のシャナのシャナの声を当てている声優さん釘宮理恵さんつながりです。また、噂に聞いていたシャナはツンデレキャラということに惹かれて読んでみたわけですが、これがいい!まず、高橋弥七郎氏のこの作品では、()や《》を使った表現が目立ち、読み始めは少々違和感を感じますが、読むうちにその意図が分かって寧ろ「」とは違う表現であることがすぐ伺えます。そして、ストレス無く読める点として、基本的に1巻で1つの話の区切りはついているということです。気になって新しい巻を出るまで、または手に入れるまで気になって仕方ないというストレスにさいなまれることはありません。そして、アクションにせよ恋愛にせよ、くどくない文章は微妙に先が分かる期待感から、その期待を確認したいという読者の欲望をそそって読むペースを落とさせません。ですから、読む時間があればすいすい読んでしまえるわけです。

さて、第一巻である本作品、私がこの作品に出逢って最初に感じたのはありそうな気がするような話という、現実味でしょうか。故に空想しまくらなくても頭にイメージを思い浮かべられます。この現存する世の中、それとは別の「紅世」と呼ばれる世界があり、その世界に住む「徒」は人の「存在の力」を喰らい、喰われた人は初めから居なかったことと世の中は受入れてしまう。しかし、何れはそれは大きな歪みを生み出してしまう、読んでいくうちに明らかになりますが、シャナを初めとするフレイムヘイズたちがこの世の歪みを食い止めるべく、紅世の徒、王達の討滅の為に戦い続けます。話は主人公となる坂井悠二が「燐子」に食われて「トーチ」となってしまう所から始まり、フレイムヘイズであるシャナと出会い、悠二はタダのトーチではなく、「ミステス」という特別な宝具を備えたトーチであることを知ります。最初はトーチとなった悠二に感心を示すでもないシャナですが、次第に悠二とシャナの距離が近づいていきます。シャナのツンデレはちょっとひと味違う感じです。ずっと先で明らかになりますが、生い立ち故にシャナは恋愛や人間の世界で倣うべき慣習を知りません。トーチとして消えゆくことになった悠二の同級生「平井ゆかり」となってシャナは悠二のクラスメイトになり、教師の尊厳をぐしゃぐしゃに壊してしまうところもある意味痛快です。教師に「おまえ」呼ばわりする一方で、自分の本音を悟られると決まり台詞のように「うるさいうるさいうるさい」と言って照れるところ、メロンパンが大好物なところ、こんなところがシャナの魅力を引き立てているように思えます。まだ、私は第8巻を読み始めるに至ったところですが、これから先が楽しみです!

・「難しいけどそれが面白い
自分はアニメを観てから小説に入ったので作品独自の造語や世界観はすんなり頭の中に入りました。読んでみるとやはりアニメと違う場面や展開が多々あります。これは嬉しかったですね。アニメを既に観たからといって原作の購入を控えてる方がいれば考え直したほうが良いと思います。なぜなら原作の方が面白いからです。いとうのいぢ先生の描く表紙・口絵・挿絵も魅力的でアニメの顔つき(?)よりも元の絵の方が気に入りました。

アニメと比較した事を書きましたが、もちろん今回初めて「灼眼のシャナ」を知った方にもオススメです。とにかく興味はあるけどまだの方は是非一度読んでみて下さい。

・「良作
内容は、高校生の悠二(主人公・・?)が、シャナと出会い様々なことに直面していく、最近ではワリと主流な非日常系ストーリーです。

・「アニメ、漫画で満足な方も是非読んで欲しい
私はアニメ、漫画でこの作品に夢中になったのだが、本元の小説を読まねば話にならないと思い、ライトノベル初体験となった。果たして小説で読む意味があるのかと思ったが、それはとんでもない誤りであった。細かい心理描写ではやはり小説である。悠二が、ツンツンしたシャナに好意を感じる様子は重要だが、それはアニメや漫画では表現しにくい。もちろん、悠二がシャナに思いがけずエッチな(?)感情を抱く現実感もだ。シャナの美しさの描写も、高橋弥七郎という猫、いや、作家(笑)の表現は素晴らしい(著者近影は全て猫である)。シャナのまだ幼い半裸体はいとうのいぢ氏のイラストも良いが、この猫、いや、著者の思い入れのこもった文章での表現に、思わず神聖さや愛しさを感じるほどだった。著者猫の想像力、知識、企画力は素直に素晴らしいと思うが、胸を突く心理描写に感じる洞察力はタダネコ、いや、タダモノではないと思う。アニメ、漫画に満足な方も、是非読んで欲しいと思う。

灼眼のシャナ (電撃文庫) (詳細)
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