スクラップ・ヘブン [DVD] (詳細)
李相日(監督), 加瀬亮(俳優), オダギリジョー(俳優), 栗山千明(俳優), 光石研(俳優), 森下能幸(俳優), 田中哲司(俳優), 鈴木砂羽(俳優), 団時朗(俳優)
「かなり好き」「人の痛み」「想像すれば…ヒーローにだって テロリストにだってなれる」「世の中について考えるための映画です。」「価値観の違い、考えの浅さがわかる」
疾走 スタンダード・エディション [DVD] (詳細)
SABU(監督), 手越祐也(俳優), 韓英恵(俳優), 中谷美紀(俳優), 豊川悦司(俳優), 大杉漣(俳優), 寺島進(俳優), 加瀬亮(俳優), 重松清(原著)
「悲しく切ない。」「生きるコト」「重いですが良い作品だと思います。」「SUBU監督の新境地か」「切ない。」
リリイ・シュシュのすべて 通常版 [DVD] (詳細)
岩井俊二(監督), 市原隼人(俳優), 忍成修吾(俳優), 伊藤歩(俳優), 岩井 俊二(俳優), 大沢たかお(俳優), 稲森いずみ(俳優)
「やるせない傑作」「エーテルとリリイとリアル」「大人がだけが見るべきである本当の18禁映画。」「聞こえぬ悲鳴。」「「リアル」」
誰も知らない [DVD] (詳細)
是枝裕和(監督), 柳楽優弥(俳優), 北浦愛(俳優), 木村飛影(俳優), 清水萌々子(俳優), 韓英恵(俳優)
「「時代」と「こころ」」「是枝監督の想像力」「生きる権利」「世間のすきまにある愛情」「みんなさがしている…」
サマータイムマシン・ブルース スタンダード・エディション (初回生産限定価格) [DVD] (詳細)
本広克行(監督), 瑛太(俳優), 上野樹里(俳優), 与座嘉秋(俳優), 川岡大次郎(俳優), ムロツヨシ(俳優), 永野宗典(俳優), 真木よう子(俳優), 上田誠(原著)
「こりゃーやられちまったよっ!」「「せっかくのタイムマシンを…」のおバカSFコメディ、オススメ!!」「最高に面白いです!」「庶民派タイムマシン」「パーフェクト!!」
木更津キャッツアイ 日本シリーズ [DVD] (詳細)
金子文紀(監督), 岡田准一(俳優), 櫻井翔(俳優), 酒井若菜(俳優), 岡田義徳(俳優), 佐藤隆太(俳優), 塚本高史(俳優), 阿部サダヲ(俳優), 山口智充(俳優), 宮藤官九郎(脚本)
「お茶の間ができました」「誰も予想不可能の展開!!!!!てんこもり!最高!」「オトクな特典映像!」「ワールドシリーズへ」「買わなきゃ損!!」
木更津キャッツアイワールドシリーズ 通常版 [DVD] (詳細)
金子文紀(監督), 岡田准一(俳優)
「ヨースルニ!ソウネー!」「大好きです!!」「笑いから感動まで…」「よかったー!」「「おなかいっぱい」で満足。,」
鉄コン筋クリート (通常版) [DVD] (詳細)
マイケル・アリアス(監督), 二宮和也(俳優), 蒼井優(俳優), 松本大洋(原著)
「何がデキル?」「どっちが正しい…?」「俳優さんだからとナメてました。」「見て良かった・・・」「ひとつの頂点に到達した、ジャパニメーションの傑作」
時をかける少女 通常版 [DVD] (詳細)
細田守(監督), 仲里依紗(俳優), 石田卓也(俳優), 板倉光隆(俳優), 原沙知絵(俳優), 谷村美月(俳優), 垣内彩未(俳優), 関戸優希(俳優), 筒井康隆(原著)
「「未来で待っている」の言葉に…」「3回観たけど、とても良かった」「胸を張って「好き」といえる作品」「主人公について…」「原作(本も映画も)を超えたリメイク!」
秒速5センチメートル 通常版 [DVD] (詳細)
新海誠(監督), 水橋研二(俳優), 近藤好美(俳優), 尾上綾華(俳優), 花村怜美(俳優)
「決して誰にも晒すことの出来ない”心の聖域”」「今の自分だからこそ素晴らしい作品」「2話と3話の断絶にある真理」「擦り切れた日々にある想い」「ここまで人の心に訴えかけてくる作品は過去類を見ない。」
雲のむこう、約束の場所 [DVD] (詳細)
新海誠(監督), 吉岡秀隆(俳優), 萩原聖人(俳優), 南里侑香(俳優), 石塚運昇(俳優), 井上和彦(俳優), 水野理紗(俳優)
「映画館で観て、涙流しながら帰りました。」「綾なす光,螺鈿のように煌めいて」「一生忘れられない作品 たくさんの人に見てほしい」「何ヶ月ぶりかに見て」「懐かしさがいいね」
ほしのこえ [DVD] (詳細)
コミックス・ウェーブ
「2種類ある『ほしのこえ』のDVD、私はこっちをお薦め」「ケータイのない恋愛」「心にしみる近未来超遠距離恋愛物語」「作品としても素晴らしい。」「もしぼくがもっと若かったら。。」
ZOO [DVD] (詳細)
金田龍(監督), 安達正軌(監督), 小林涼子(俳優), 松田美由紀(俳優), 吉行和子(俳優), 東多江子(俳優), 市川由衣(俳優), 須賀健太(俳優), 高瀬比呂志(映像), 乙一(原著)
「まずは子役達の頑張り!」「子供の願い。(SO-far)」「なかなか、よいよ。」「乙一の映画化作品、ついにDVD化!」「乙一の映画化作品、ついにDVD化!」
下妻物語 スタンダード・エディション [DVD] (詳細)
中島哲也(監督), 深田恭子(俳優), 土屋アンナ(俳優), 宮迫博之(俳優), 篠原涼子(俳優), 阿部サダヲ(俳優), 岡田義徳(俳優), 小池栄子(俳優), 嶽本野ばら(原著)
「ロココ時代、最高!!!(爆笑です)」「ポップ!!!」「日本ならでは」「感動大作」「抱腹絶倒・痛快無比・空前絶後の名画です」
約三十の嘘 特別版 [DVD] (詳細)
大谷健太郎(監督), 椎名桔平(俳優), 中谷美紀(俳優), 妻夫木聡(俳優), 田辺誠一(俳優), 八嶋智人(俳優), 土田英生(原著), 渡辺あや(脚本)
「トワイライトエクスプレス内で起きるミステリー(シベ超とは違うぞ!)」「詐欺師映画が大好き」「見所はミステリだけではない」「なかなかの映画」「NHK邦画特選で選ばれ放送されてました」
アキハバラ@DEEP [DVD] (詳細)
源孝志(監督), 成宮寛貴(俳優), 山田優(俳優), 忍成修吾(俳優), 荒川良々(俳優), 三浦春馬(俳優), 板谷由夏(俳優), 石田衣良(原著), 成田はじめ(脚本)
「後半のノリについて行けるかどうか」「癒されます」「確かに一つの時代を見事に切り取った、才気の感じられる1本」「よかった」「山田優のコスプレがたまらん」
理由 特別版 [DVD] (詳細)
村田雄浩(俳優), 宮部みゆき(俳優), 大林宣彦(俳優), 寺島咲(俳優), 岸部一徳(俳優), 大和田伸也(俳優), 石森史郎(俳優), 宮崎あおい(俳優)
「最高に素晴らしいサスペンス映画」「幾重にも重なる箱を1つ1つ明けていくかのような展開」「これはすごい!!」「すばらしい!」「メイキングについて」
ユビサキから世界を [DVD] (詳細)
行定勲(監督), 谷村美月(俳優), 北乃きい(俳優), 麻里也(俳優), 永岡真実(俳優), 上原香代子(俳優), 中山光一(映像), めいなCo.(その他)
「楽しめた」「MUSIC×CINEMA, アンダーグラフ×行定勲」「行定はこういう小品のほうがいい味出してると思います。」「永遠の重みはいずこへ。」「「やっぱ飛び降りでしょー」 「オムレスロ・ヘ・ジュセヨ」」
ダメジン デラックス版 [DVD] (詳細)
三木聡(監督), 佐藤隆太(俳優), 緋田康人(俳優), 温水洋一(俳優), 市川実日子(俳優), 篠井英介(俳優), ふせえり(俳優), 笹野高史(俳優), 岩松了(俳優)
「やっと日の目を見たダメジン」「やっぱりスゴイ!!」「ユーモア100%」「「亀は〜」より笑えた」「ちょいブラックだが、今の三木聡監督を知るには必見。」
東京ゾンビ [DVD] (詳細)
佐藤佐吉(監督), 浅野忠信(俳優), 哀川翔(俳優), 奥田恵梨華(俳優), 古田新太(俳優), 松岡日菜(俳優), 曽根晴美(俳優), 高樹マリア(俳優), 花くまゆうさく(原著)
「最高にファンキー!」「一人で、ほくそ笑んで観ましょう・・」「面白すぎる」「原作はマンガのようだが、それを綺麗に映画化した好例」「マニアック!しかし、感動的な傑作。」
半落ち [DVD] (詳細)
寺尾聰(俳優), 石橋蓮司(俳優), 國村隼(俳優), 本田博太郎(俳優), 原田美枝子(俳優), 伊原剛志(俳優), 樹木希林(俳優), 嶋田久作(俳優), 田辺誠一(俳優), 鶴田真由(俳優), 井川比佐志(俳優)
「寺尾聡は素晴らしい!」「素直な気持ちで見てください」「日本映画も捨てたものではない・・・」「誰かのため」「命の大切さ、大事な人を、再認識させる映画」
黄泉がえり [DVD] (詳細)
塩田明彦(監督), 草ナギ剛(俳優), 竹内結子(俳優), 石田ゆり子(俳優), 哀川翔(俳優), 山本圭壱(俳優), 梶尾真治(原著), 犬童一心(脚本), 斉藤ひろし(脚本)
「泣いた・・・。」「歌が流れると泣けてきちゃう(/_;)」「死と生が出会う瞬間」「なんでだろう?」「感動としか言いようない!!」
サイドカーに犬 [DVD] (詳細)
根岸吉太郎(監督), 竹内結子(俳優), 古田新太(俳優), 松本花奈(俳優), 谷山毅(俳優), ミムラ(俳優), 鈴木砂羽(俳優), 長嶋有(原著), 田中晶子(脚本), 真辺克彦(脚本)
「ヨーコさんかっこいい!!」「『すばらしい』の一言に尽きる」「つかみどころのない映画。」「原作は原作,映画は映画の良さがある。」「爽快」
トリック -劇場版- 超完全版 [DVD] (詳細)
堤幸彦(監督), 仲間由紀恵(俳優), 阿部寛(俳優), 生瀬勝久(俳優), 山下真司(俳優), 芳本美代子(俳優), ベンガル(俳優), 石橋蓮司(俳優), 伊武雅刀(俳優), 野際陽子(俳優)
「☆in堤さんワールドォ☆」「堤作品のよさ+仲間・阿部のキャラの濃さ=絶対面白い!」「2006年に劇場版2も予定されてます」「面白い!」「以外な子役」
トリック -劇場版2- 超完全版 [DVD] (詳細)
堤幸彦(監督), 仲間由紀恵(俳優), 阿部寛(俳優), 生瀬勝久(俳優), 野際陽子(俳優), 片平なぎさ(俳優), 堀北真希(俳優), 平岡祐太(俳優), 綿引勝彦(俳優), 蒔田光治(脚本)
「☆シリーズ完結編♪☆」「賛否両論…真っ二つも当然かも。」「天才☆堤幸彦」「日本全国のブックオフにおいてあります」「やっぱり。」
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・「かなり好き」
"世の中もっと想像力がありゃおもしろくなる"に始まって、"世の中人の痛みを想像できない奴が多過ぎる"にテーマが変化する。構図がファイトクラブっぽいけどテーマは独立してるから面白い。そして音楽最高、フジファブリックの曲がめちゃいいっス!
・「人の痛み」
私は好きでした。現代の社会へのモヤモヤした感情とか、刺激を求めてしまうところとか…。
粕谷は私だなって見るたび思います
テツみたいな人が来たらあたしもああなっちゃうかも…
まああんな人なかなかいないよね
・「想像すれば…ヒーローにだって テロリストにだってなれる」
たかが映画って思うかもしんないけど、真剣に見てほしい。 テツみたいに考えてる人は日本じゃ少ないだろうな。みんな何を思って映画見たり、音楽聴いたりしてるのかな。嘘言って感動させたり、ニュースで嘘言って洗脳したり。 最後に信じれるのは己。自分の目と耳。みんな気付けよ! ゲイ能も警察も裁判もみんな繋がって…メディアを信用すんなよ! 般若とSEEDAがいいこと言ってんぞ。hip hop聴け。テレビにでてる韻が踏みたいだけ、トラックにおしゃれな声のせたいだけのラッパーごっこじゃない、ちゃんと主張と批判とか意味のあるhip hopやってる奴の聴け! この映画の主題歌、俺は好きだ世の中金じゃねぇぞ
・「世の中について考えるための映画です。」
この映画はミニシアター系なのであまり大きく宣伝されていません。なので知らない人も多いと思いますが、非常に良い映画だと思います。
__偶然乗り合わせたバスがバスジャックに合い、そこで出会ったシンゴ(加瀬亮)とテツ(オダギリジョー)は、共に不満だらけの世の中へ対して「不満解消ゲーム」を始める・・・・。「想像力が足りねぇんだよ」というテツに賛成するシンゴ。果たして本当に想像力があれば世の中はマシになるのか・・・?__
加瀬亮さんと、オダギリジョーさん、そして栗山千明さんと個性派な俳優・女優で構成された、とてもユニークな設定の映画ですが、「世の中想像力が足りねぇんだよ」というセリフに、考えさせられてしまう面もあり、の邦画らしい映画です。また、ラストの展開が想像できないものなので、そこもオススメのポイントだと思います。まだ見ていない人に、是非見て欲しい一作です。
・「価値観の違い、考えの浅さがわかる」
こちらのレビューであまり良い評価ではなかったのであまり期待していなかったのですが、よく考えさせられる良い映画だと思います。客観的に見ればクレイジーな人種が起こすわけのわからない行動が理解できるというか、様々な価値観が錯綜する現代の一部を模範として映し出せていると思います。加瀬さんとオダギリさんが復讐を重ねていくところなんかはちょっとスカッとしたり、考えた末の行動が罪となり結局「想像力が足りない」という結論に陥ってしまった加瀬さんの気持ちの変化などは考えさせられるものがありました。そして映像、音楽に非常にセンスがある。これは大きいですね。道徳的には正しいとは言えない内容なので、もちろんハッピーエンドにはならないわけですが、心に残る映画です。残念なのは栗山さん心情が断片的にしか読み取れなかったこと。もう少し踏み込んでほしかったので星4つです。
・「悲しく切ない。」
一言で片付けられない程の切なさ。悲しみの連鎖。引き込まれる映画。原作との違いを批判する方もいますが、音楽と映像、そして役者が重なって、[映画]として完成されている素晴らしい作品です。若い手越祐也くんと韓英恵さんを演技派俳優が固める。これからの映画界に重要な作品になると思います。
・「生きるコト」
このDVDを買ったのゎ正直主演の手越くんが好きだったカラという不純な理由でした。けれどDVDが届き初めてみた時ゎそんな理由でこの映画を見ちゃいけないと思ったのを覚えています。内容がとても深く私の頭でゎなかなか何が伝えたいのかよく理解出来ませんでした。ケド何か通じる物があって、誰かと繋がっていたい気持ちゎ痛い程共感出来ました。少年犯罪など激増する世の中で、その様な事件を起こす少年達を写し出した映画だと思います。ぜひたくさんの人に見て頂きたいです!!
・「重いですが良い作品だと思います。」
賛否両倫あるようですが、見て良かったと思った作品です。私はDVDを先に観ましたが、原作を読んだ方が観ると原作の良さが生かせていないという意見が多くあるようなので、原作が気になってよんでみました。背景描写やどうしようもない重い現実、ディープな部分など端おられた部分はもちろんありますが、だからと言って内容が大きく薄くなってしまった印象はありません。配役が間違いだったとも思いませんでした。特に主役の手越はまだまだこれからの若者ではあると思いますが、特に終盤はよくやったとさえ思ったくらいです。書店に山積みになった話題作であったと記憶しますが、このDVDを見なかったら後から改めて手に取ることはしなかったでしょう。そういう意味では時間の関係や映像化するにあたっての表現緩和は、書籍を映像化するうえでどうしても起こりうることなので、私としては十分満足できる作品でした。
・「SUBU監督の新境地か」
SUBU監督というと、『走る』シーンとシニカルなユーモアの軽いタッチの映画作家というイメージが強いですが、本作は、すごく濃く、重く、そして、切ない。主人公の中学生シュウジ。彼は「死」に関して興味を持っている。彼の兄は優等生だが、カンニングが発覚し精神的に壊れて「放火魔」として逮捕されてしまう。近所からそしられ、父は借金の末失踪し、母もいなくなってしまう。と、ユーモアのかけらもないヘビーさ。
主演の手越祐也は、よく言えばフレッシュなんだろうけど、なんか素人さが空回りしている印象でした。(ファンの方ゴメンナサイ) とにかく、エリ役の韓英恵がすごい存在感だった。彼女、10歳で鈴木清順監督の「ピストルオペラ」でデビューして、「誰も知らない」でも印象的な演技でしたが、凛としていながらも繊細でクセのある、不思議な少女がハマリ過ぎ。そして、もっとすごかったのが、中谷美紀。彼女は、ホント素晴らしい。前作の「電車男」とは180度異なる「ヤクザの情婦」という役だけど、情婦でありながら、年下の10代の子、に「人のいい」(?)愛情をいだく女を見事に演じています。
差別、いじめ、非行、自殺、暴力など、多くのテーマが登場します。それらが結びついて浮き上がる最も大きなテーマは「死」。逃れられない運命、変えられない宿命、そして生きるということ、死ぬということ。すぐに答えなど出るはずのない問いが真摯に投げかけられています。後半は、とんでもない事件が起きて衝撃の結末へと向かうのだけど、そのあたりが、どうもバタバタした感じがしましたが、全編を貫く緊張感が途切れないのは大したものだと思います。
・「切ない。」
少し、配役に関していろいろと感じさせるものがあったものの、物語としては心を揺さぶるものがありました。完全な共感はできませんが、主人公の所々に「わかる」と感じさせられる面があります。見終わったあとは、とても切ない気持ちになります。そして良かったです。見てよかったと素直に感じます。
・「やるせない傑作」
はじめに、非常に好き嫌いの分かれる映画であることを断っておく。まず、映画は娯楽であると考える人には、楽しむのが難しい作品である。かといって、ドキュメンタリー作品では決して無い。リアリティを期待して鑑賞すると、裏切られることになるだろう。むしろ、現実を下敷きにしたファンタジー映画と捉えるくらいが丁度良いのかもしれない。
ただ、残るのである。強烈な何かが、良い意味でも、悪い意味でも、残るのだ。このもやもやした後味を、単なる嫌悪感や共感で片づけず、その正体を考え込んでしまったら、この作品はその人にとって、忘れられない作品になるだろう。
この作品の見所は2つある。一つは、青春映画として優れている点だ。思春期の描写を得意とする岩井俊二は、本作でも遺憾なく、その才能を発揮している。学校の持つ、あの独特の閉塞感や、幼さと背伸びのギャップの間で揺れ動く思春期の心理描写は、見事に岩井節炸裂といった所である。出演者のぎこちない演技も、却って中学生の人間関係のぎこちなさがダイレクトに伝わってきて、むしろ良い。物語の前半は、淡々と進行し、中だるみを感じる点もあるように思える。しかし、目を逸らすことの出来ない後半の怒号の展開は、一見の価値ありだろう。思春期の暗い側面を見事に描いた傑作である。
もう一つの見所は、現代カルチャーの無力さを真摯に描いた点である。作中のカリスマ歌手は、結局、作中の現実の救いにはなれなかった。そして同様に、この映画も結局、現実の救いにはなれないのだ。この作品のあちらこちらに、こういったメタ構造を備えたパーツが散りばめられている。撮影者の存在をあえて強調したカメラワークやライティング、少年達が傾倒する歌手、リリイ・シュシュの薄っぺらさ。「リリイ・シュシュのすべて」というタイトルが示すとおり、リリイ・シュシュはただの人で、エーテルも存在しない。この映画は現代カルチャーの空虚さを見事に浮き彫りにしている。そして、この映画自体が空虚な現代カルチャーの一部であるということに自覚的だ。そこには、岩井俊二の作り手としての苦悩と自嘲が感じ取れる。生きてゆくこと、物を生み出すことの根拠が次々と失われていく現代日本。その一面を、作り手として実直に描いたことが、この映画が単なる社会問題を描くにとどまらなかった理由であろう。
・「エーテルとリリイとリアル」
この映画を一言で表すならば、暗い映画である。別段面白い訳でもないストーリーは、ひたすらに暗く残酷で救いがない。もっとも、映像と音楽はその残酷さと対照的にとても美しく神秘的。これだけならば、よくある中身のないそれっぽい作品であると言えるだろう。
しかし、この映画にはひとつのテーマが存在する。それは『14歳のリアル』ちなみに、これは我々にとっての14歳のリアルではない。あくまで主人公達のリアルなのだ。我々には、映画の主人公達のようなリアルをそのまま知っている人はいないと思う。だが、どこか自分に繋がる部分がある人はいるはずだ。それがある人ならば、程度の差こそあれども間違いなく名作であると感じるはずだ。逆に、それがない人にとっては意味なく暗い映画になるだろう。その境目は厳密に言葉には表せないので、実際に見てみる事をオススメする。ここは私の主観を押しつけても意味がない場面である。でも、どちらかと言うとネガティブな人間に賛同を得られそう。
いずれにしても、強烈なインパクトを与える作品である事には違いない。
・「大人がだけが見るべきである本当の18禁映画。」
きっと思春期は満足しないから思春期なんでしょう。みんな何かに依存しながらみんな自分を愛したくて愛せなくて見失うような時期。
それが凄く懐かしく感じれる、そして同時に嫌に感じる教室の埃の臭いみたいな映画。
歳をとる事につれてみんな音楽やネット(物語には関係ないけど漫画とか映画とか本も)のような誰かが発信した作り物では人生を変えられないし真の痛みが癒えるわけではない事に気付いていく。
みんなそれに気付くまで自分の好きな作品や作り手を宗教のように崇める。
自分の傷を癒そうと試みて問題を解決するのは自分自身だと気付いたら思春期は終わるのかもしれませんね。
私はこの映画は思春期の人が見てはいけないと思います。上記の事に気付かないままこの作品を見てしまうと、きっと辛いしきっと間違った解釈をして思春期が長引くと思います。
そういう意味で本当の18禁映画だと思います。
思春期があったな、でも今はあの頃悩んで学んだおかげでそれなりに幸せかな、ぐらいに思えている人におすすめします。
自分の思春期をより一層愛せるようになるかもしれません。
・「聞こえぬ悲鳴。」
ふと思い立って、自分が見たに日本映画で、本当に面白いと思った最後の作品はいつのことだったかと思い起こして、思い当たったのがこれだった。
もう7年も前のことになるのか・・・。それ以来面白い日本映画は観てない。
これは、観ると、何かすごく痛い、それも嫌な痛みを感じる、ある意味恐ろしくて不安な映画だった。主要な登場人物は中学生なんだけど、これを自分が実際に中学生のときに見たら、きっと心にしばらく消えない傷のような、嫌な感情が残ったんじゃないかと思う。ただ幸いにも大人になってから観た自分には、鮮烈な、他のものでは得がたい感動が残った。
ここに描かれているものは悲鳴だ。かつては親友だったクラスメートから加えられる強烈なイジメ。それに対して何ひとつ声を上げることができず、大切なものがひたすら壊されていくのにただ堪えるしかない。もうそれこそ、泣くしか、心が崩れ落ちるほどに泣くことくらいしか、できない。唯一、自らが管理するリリィ・シュシュのファンサイトにだけは、その気持ちの一端が書き込まれていくわけだけど、ただそれも、気持ちを吐き出すことができているわけでは決してなくて、結局、自分の本当の痛みは押し隠されたままだ。それを淡々と描く画面が、こちらの心をえぐる。一見無気力にも見えるその表情や態度からも、現実感の希薄なサイトの書き込みの文章からも、声にならない悲鳴がこれでもかというくらいに響いてくる。
それでも最後には、この映画は一筋の光を残す。ドラマとしての結末は、ある意味救いようのない酷いものだし、主人公がその先どうなってしまうのかもわからない。ただ、この映画は、希望を残している。心が張り裂けてしまった、その後にも残る何かを、曇りなく描いている。
7年前には、まだこの映画のように、堪え切れずにもらされる声にならない悲鳴をすくいとるものが、あったのだ。ここ最近、その悲鳴は、地面の中に有無を言わさず踏み込まれてしまったかのように姿を消して、急速に地上に届かなくなっているかのように思える。
・「「リアル」」
この映画が作られた時、私は彼らと同じ14歳だった。成人してから初めて見たこの映画はまさに「あの時」の息苦かった狭い世界を色濃く描いていた。善とか悪とかそういうのではないと思う。それぞれのエピソードに理由なんてないと思う。私自身の身の回りで同じ事があったわけではないけれど、「あの時」私はこうだった。
・「「時代」と「こころ」」
これは時代をとらえた秀作で、全体のトーンやドキュメンタリーのような編集とカメラワークも秀逸。何ものかを「悪」とするのではなく、置かれた状況のなかで精一杯自分の大切なものを守ろうとする少年を描く。実際の事件の時は「鬼母」扱いで悪趣味な週刊誌あたりに叩かれていた母親も、身勝手で幼稚ではあるが、いわば社会的弱者で、彼女なりの幸福を追求したがっていた一人の女ととらえれば、ただ憎めばいい存在ではないことがわかる。「私は幸せになっちゃいけないの? 一番勝手なのはあなたのお父さんじゃないのさ。私達をほったらかして出て行って」と自分の息子に向かって叫ぶ姿は悲痛だ。 四人の子ども達だけの世界は、部屋は荒廃し、電気も水も止められて、しだいに行き詰まっていくが、この四人の「誰も知らない」共同生活を、監督はただの不幸、悲惨、悲劇としては描いていない。彼らは彼らなりに支え合い、特に(カンヌで賞をもらった柳楽くんの演じた)長男は、施設にでも福祉事務所にでも、行こうと思えば行けたのに、四人だけの、監督の言う所の小さな「ユートピア」を守ろうとした。子ども達を一回も学校に通わせず戸籍にさえ入れていなかった母親を、彼らは憎んでいない。これが監督の視点だ。いかなる環境下でも、異常と思われる空間にも、人の愛や幸福への希求が存在する。ただ、この先進国、世界第二位の経済大国の片隅で、「誰も知らな」かった彼らの半年。母子という関係が生まれてからなら十数年を彼らがこのように生きざるを得なかったのはなぜなのか。我々は社会をどう変えていかなければなからないのか。この映画では実はメインではないのだが、そうした問いかけも感じざるを得ない。
・「是枝監督の想像力」
ネットで現実の「西巣鴨子供4人置き去り事件」について調べてみる。うーむ、現実はもっと厳しい。映画の方がかなり救いがあるかんじだ。是枝監督が冒頭でフィクションだというテロップを出したのもわかる。もしこの事件をノンフィクションで映画にしていたら、映画としての価値が下がるのは目に見える。
この映画を芸術作品としてだけではなく商業作品の面も併せ持つことを可能にしたのは、何を隠そう是枝監督の想像力だ。僕も願うなら、現実の西巣鴨事件が映画のような物語だったらどんなに素晴らしいかと思う。もちろん僕は現実の少年がどのような暮らしをしているか今はわかる余地もないので比べてもしょうがないのだが…。
結果として是枝監督の想像力がこの事件を再注目させるにいたったのだけは確かだ。是枝監督のノンフィクションとフィクションの中間点を見出す表現方法が、手厳しい現実から想像力という翼を獲得するという素晴らしい架け橋になってくれることを願う。翼というと何か逃避みたいな響きがするなぁ。
そうではなくて、彼が表現したいのは、ディレクターノートにも書いていたが「救い」なのだと思う。ここにいてもいいんだよ。生きていてもいいんだよ。そういうメッセージが彼の作品群の根幹をなしているのかもしれない。
・「生きる権利」
学校に行きたくてもいけない、友達を作りたくてもできない、それでも家族を愛し、生きるために知恵を働かせ走り、極限になり盗みを働くこういう子供を見ると、満足のいく環境で学校に行っているのにもかかわらず、大切な友達をいじめ、犯罪を遊び半分でやる子供が育つ今の世の中は、一体、子供には何が必要で何が必要ではないのか、もう訳がわからなくなってしまう。途中少し気になる演出があるけれど、最後まで見るとそんな事はどうでもいいと思えてしまった。あんなにかわいいユキちゃんがいなくなるなんて悲しいと思うと同時に、ユキちゃんにとって、泣いてくれる親がそばにいない事が、残酷であり腹立たしい。でも、この映画はそこに重く焦点をあてていない。母親がいなくなる時もユキちゃんが死ぬ時も、静かに物語を進めていく。なによりこの映画で、子供達が一度も涙を見せていない。最後のほうで、ユキを埋めながら「ユキが冷たくて気持ち悪かった。」とアキラが言い、そう思った自分を責めるシーンでも、震える手だけを映し、涙は見せない。観客を泣かせようとする映画が目立つ中で、この映画はそうではない。宣伝で「泣ける!」なんて言ったりする映画もあるけど、はたしてそれがいい映画か?と疑問に思う。泣かせるより大事なものが、伝えなければいけないものが詰まったこの映画をたくさんの人に見てもらいたい。
「エゴだけど、映画にしたいと思った。」という監督の思いは十分伝わった。
「生きているのは大人だけですか?」というこの映画のコピーを知って、映画の中の子供達の、搾り出すような声で問われている気がして、胸に突き刺さる。ラストで4人が暑い日差しの中で歩いてる姿を見て、誰にも知られる事のない、同じような日々を強く生きる彼らの、小さな光を見たような気がした。
・「世間のすきまにある愛情」
あらすじだけを聞くとカンちがいしそうなのだけれど、「かわいそうな子供たち」を見せるための作品ではまったくない。そういう意図が少しでもあれば、それはそれはいやらしい作り物になっていたことだろうと思う。「社会派ドキュメンタリー」みたいなのではなくて(だから所々「不自然」な部分はある)、あるフィクショナルな、されどリアルな家族の暮らしを事細かに描いた映画なのである。その生活の細部がひたすらいとおしい。カップめんがめちゃくちゃ美味しそうで、お腹がすいてくるではないか。「お年玉作戦」がとことん切なくて、涙が出てくるではないか。他人をやさしく無視する世の中の外に放り出されたけれど、いやむしろ、この時代の世間の外に出ることができたからこそ、まれにみる「愛」があふれた家族の物語をそこでつむぐことが出来た。カンヌで脚光を浴びた少年をはじめ役者たちは確かにすばらしい。けれど、やはり監督の力がすごい。この映像世界を心のなかでみていた彼のまなざし、それこそが貴重である。
・「みんなさがしている…」
人はいるのに無機質な街並み、ココロの居場所をさがす少女、身の置き場をさがす兄弟。「子供を大事にしよう」なんてことは分かっている。「育児放棄は犯罪だ」、そんなことは知っている。でも、みんな自分の居場所を守るのに精一杯で、振り返ることをしない。
おそらく子供にとっては大きな傷だろう。しかし、明日は来る。だから、彼らは失った居場所をさがす、生きるために。立ち上がろうとする強さと、迫りくる焦燥感とを感じた映画だった。
子供だけではない。私達の多くが孤独を感じ、居場所をさがしている。寛容さのかけらもない世の中など誰も望んでいなかったのに…。
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・「こりゃーやられちまったよっ!」
端的に言って、この映画は「こりゃーやられちまったよっ!」です。何が、「こりゃーやられちまった」か、と申しますと。映画が始まった十数分間は、ラストに繋がる奇妙で意味ありげなシーンが続き、本編と繋がるのです。ストーリーが進むにつれて、クーラーのリモコンをめぐって昨日と今日を行ったり来たり。25年先からサンダル履いた近未来人が現れるわ。挙げ句の果てには、99年前に飛ばされて河童伝説が誕生するわ。「たかがクーラーのリモコン一つで(笑)、ここまでの物語が出来るものなのねぇー」と、あっけに取られます。それ程までに、ストーリー展開が実に巧妙に組み立てられているのです。そして、映画が始まった十数分間の、ラストに繋がる奇妙で意味ありげなシーンの謎が解き明かされたとき、「こう言う事かぁ…。」と、主演の瑛太が呟くのです。それも、このDVDを見ている人と同じタイミングで。 こりゃーやられちまったよっ! レビューを書き込みながら思ったのですが、この映画の真の主役はクーラーのリモコンだったりするかもーっ! またやられちまったよっっ!!
PS…本編を見終わった後に、コメンタリー付きで本編をもう一度見てみてください。見落としていた謎が見えてきますよ。
・「「せっかくのタイムマシンを…」のおバカSFコメディ、オススメ!!」
とある大学のSF研究会のお気楽学生たちが、突如現れたタイムマシンをあまりにも些細な用途に無駄遣いする…というSFコメディ。
それだけ聞くと気が抜けるけれども、タイムパラドックスを巧妙に利用した上質のシナリオ、芸達者な面々が演じるおバカ部員たちの珍騒動ぶりは、半端ではなく面白い。ささやかな予算で作った映画なのに、ハリウッド大作も顔負けのノンストップ・ジェットコースター・ムービーに仕上がっていて、「映画の面白さは予算に比例しない」の典型例。お勧めです!
この映画は2回観るとなお楽しい。伏線になっている仕掛けがいっぱいあって、2回目は伏線の意味が全部分かるので思わずニヤリとしてしまう。3回、4回観てもそのたびに笑える。ぜひDVDで持っておきたい作品だ。なお、若手俳優たちの熱演が「ちょっと演技過剰」と感じる人もいるので、その点だけご注意ください(^_^;)
・「最高に面白いです!」
タイムスリップものは数多く有れど、日本映画でここまで完成されたものは無いでしょう。シーンのあちこちに出てくる何気ないものが、すべて布石になっています。突っ込みを入れようと思ったら、見事にフォローされていて悔しい思いをしました。嬉しいぐらいに見事なストーリーと言うしかないでしょうね。「バック・トゥ・ザ・フューチャー」も良く練られた脚本と見事な展開であっと言わせてくれましたが、なかなか日本映画もがんばっていますよ。「費用をかけないでも見事な作品が出来るぞ」という本広克行監督の言葉が今にも聞こえてきそうなぐらいに素晴らしい出来です。これも3部作とは言いませんが、続編を製作してほしい。いろんな伏線が引かれているので、まだまだ話は発展出来そうです。
・「庶民派タイムマシン」
結局トータル18回ものタイムトラベルをしてしまう、にしては、スケールの小さいストーリーです。しかし、このところ見た映画の中で一番笑いました。『踊る大捜査線』シリーズを手がけてきた本広克行監督の最新作ですが、ほんと、うまいですね、エンタティメントという側面で映画をみれば、この人ほど、サービス精神にあふれた映画を作れる人はいないでしょうね。元になったお芝居・脚本もすばらしかったのでしょうが、映画になってもさらにブラッシュアップされて、全編眼の離せない、大SF映画(小規模)になっております(^^)。
SF研の部室の感じもグーですよ。丸亀(?)と思われる町並みもいいですね。主役の瑛太くん、上野樹里ちゃんもばっちりいいムードですね。でも、やっぱり最高なのは未来人田村くんです。
一回最後まで見てしまったら、改めて、最初に戻してリピートせずにはおれない面白さですよ。必見。
Tommy Heavenly16 (Tommy Febのこと)の歌もグッドです。
・「パーフェクト!!」
このSTMB何度見たろうか?映画館で2回、初回限定DVDを買って、コレクターズエディションも買って、ヨーロッパ劇版も買って…。
タイムマシンねた物でここまでハッキリしたメッセージを堂々と語った映画があっただろうか?「過 去 は 変 え ら れ な い!!!!」過去が変わらないから今も変わらない。普通のタイムマシン物は過去を変える事が出来るため、現在も変わってしまう。これがごく普通のタイムマシン映画の物語の考え方だと思う。それを基点として物語が進むため納得できない矛盾がどうしても生じてしまう。最悪なのは、主人公の都合のよい現在に変わってしまってハッピーエンドって???その点STMBは違う。過去は変えられないのである。すごい、上田氏の脚本はすごすぎる!!
そのほか、瑛太ほかの自然体の演技が、ほんとにだらけたサークルの夏休みの部室のようでなんとも懐かしいような、切ないような。けして無理して感動を誘うようなことのない作りこみが◎。
コレクターズEDを見るまでもなく、とてもいい現場であったことがにじみ出ている。奇跡の作品である。
・「お茶の間ができました」
試写で見たんですよ。もちろん見たい人が集まってきますよね。冒頭から、セリフが聞こえないくらいに大きな笑い声。大阪という土地柄も手伝ってか、誰もが自宅のお茶の間にいるように、笑い、突っ込み、のた打ち回っておりました。「ありえねぇよ!」それでも、誰も怒らないし、止めないし。楽しかった。映画自体もだし、その雰囲気も。
画面に引き込まれすぎて皆、周りが気にならなかったのかな?
あんなに自由奔放にのびのびと劇場で映画を鑑賞したのは生まれて初めてな気がします。まるで、大きなお茶の間で、昔から知ってる人と突っ込みながらテレビを見ているような連帯感でした。一本の映画としてはどうか知らないけど、
「木更津キャッツアイ」はどこでもいつでも「木更津キャッツアイ」。あのお茶の間感を、うちのお茶の間で楽しみたい。いや、楽しみましょうよ!
・「誰も予想不可能の展開!!!!!てんこもり!最高!」
ドラマの時から大好きで、映画館に見に行き、内容が濃すぎてなんどもみたい!!!!っと思ってDVD買いました!いろんな視点から見れるので何度見ても飽きない!!!!なん回も毎日のように見てます★細かいところまでこだわっていて見れば見るほどいろんな発見があります!トイレいってる暇本当にないですよ。展開が速すぎて!CGもありすごい面白いです★木更津のような毎日をおくりたいくらいです★
・「オトクな特典映像!」
映画もメチャクチャ面白くって、これは絶対にDVDを買おう!と思っていたけど、初回盤に付く特典ディスクの豪華さにぶったまげた\(◎o◎)/!だって、一枚で約170分って。。。本編よりも長いじゃないですか~しかも、「フジミロックフェス」の完全バージョンまで付いてしまうとは。。。
本編だけでもいいや、と思ってただけに、この豪華仕様にはヤラレタ。。あとは、これで、キャッツたちが会場に着くまでの間のつなぎで急遽やることになった山口先輩と猫田のパフォーマンスの完全版も入れてくれると嬉しいな~もう、これは今から発売が楽しみだニャー
・「ワールドシリーズへ」
ほんとに他の人からは評価が低い意見が多くありますが、僕にはとても楽しめました。ドラマも通常放送・再放送ともに観ていましたし、シナリオ本も買って読むほどハマっていました。だからこそこの『日本シリーズ』を観る前は心配でした。ドラマが映画化すると残念なことが多いので、ファンとして正直観るのが怖かったくらいです。が、本当に観てよかった。テンションのから回り加減もたまらない。皆さんからは評価の低い、ゴミンゴや黒モー子も良かったです。黒モー子に関しては最後のゴミンゴのシーンの伏線として必要だったと思います。黒モー子がいたからこそ本物のモー子はどうなったのか?という疑問を気にしないで観れたのだと。
『日本シリーズ』を観て、完結『ワールドシリーズ』へ。
・「買わなきゃ損!!」
普通、ドラマが映画化されるとテレビのときのような勢いがなくなってしまうことってよくありますよねぇ。。でもこの木更津キャッツアイは違いますよ~!!さらにグレードアップ、テンションアップって感じで。見てるだけで元気になっちゃいます。内容もすごいけど、出演者の豪華さもすごいです。テレビのときのレギュラーの方たちだけでもすごいのに、映画には内村さんやユンソナさんや船越さんなどなど豪華なキャストでもりだくさん、おなかいっぱいです!!劇中でぶっさん(岡田くん)が歌ってる「赤い橋の伝説」もすっごいいいんですよっ!!とにかく語り始めたらキリがないかんじです。そんな素敵な本編にプラス特典映像までついてるんですから、キャッツファンならずともこれは絶対買いだと思います!!
・「ヨースルニ!ソウネー!」
今回の作品は前作(日本シリーズ)とドラマとは違い笑いというよりは、ぶっさんとの別れがテーマです。仲間達、キャッツのメンバーとの別れ、美礼先生や山口さん、公助さん、ユッケ、猫田監督、そして今まで見守ってきた私たちとぶっさんとの本当に最後の別れだと思います。是非、言い忘れた、ぶっさんの最後のメッセージ"ばいばい"を受け取ってあげてください。今までたくさんの感動と仲間の大切さを教えてくれたぶっさん。本当にありがとう!そしてお疲れ様☆
・「大好きです!!」
映画館で見た時に号泣しました!!ほんとにほんとに大好きな作品です。ドラマ、映画前作そして今作すべてがすばらしいと思いますがこれが一番の最高傑作だと思います!ただの笑いだけじゃないキャッツを是非見てください☆あちこち謎だらけなので何回見ても新しい発見のできる飽きることのない作品だと思います!大満足の☆☆☆☆☆!!
・「笑いから感動まで…」
前半はいつもの木更津キャッツアイで笑って、後半は涙、涙…特にぶっさんと公助との別れのシーンでは涙なしでは観てられません…ぶっさんの親に対する感謝の言葉、当たり前だけど、ぶっさんには意外な言葉だったので映画館で号泣でした…今まで楽しませてくれてありがとう!木更津キャッツアイ!
・「よかったー!」
ものすごい伏線の数々!そして泣けます!あいかわらずハチャメチャなのにちゃんと泣けるのがすごいなーと思う。最後の最後でクドカンすげーと思わずにはいられません。
うっちーの豹変振りやなぞの軍団にはびっくりです(笑みんなで力を合わせてあそこまでやってそのオチかい!とツッコミを入れたくなる結末にもびっくりです。
ほんとにキャッツに会えるのが最後なんだなぁと寂しいかぎりです。キャッツファンは必見です。
・「「おなかいっぱい」で満足。,」
本当に今度こそ最後、というだけあって、力のこもった作品に仕上がっている。 クドカンが苦手な人でも楽しめる、さわやかな出来。 緻密な伏線。 笑いを禁じ得ない小ネタの数々。 長尺にもかかわらず、一瞬たりとも「長い」と感じさせない。 エンドロールで流れる、これまでの彼らの軌跡が、何ともしみじみと懐かしい。 これで本当に「ばいばい」なのは少しさみしいが、 これだけ「おなかいっぱい」の作品で締め括ってくれたのだから、満足だ。 エンディングテーマもなかなかに聴かせる。 文句なしに星5つ進呈したい。
・「何がデキル?」
原作をほぼ忠実に表現した世界観。ノスタルジー、混沌。正直、劇場で見るまでは絶対に原作を超えられないと思っていました。
声優陣が全てを超越して飛び込んできます。(特にシロ)漫画のアニメ化ではもっとも期待を裏切ってくれた作品でした(もちろん良い意味で)。
・「どっちが正しい…?」
静と動、信と疑、生と死、進と滞。あらゆる対立するものの中で、誰もが何が正しいのかで悩んでいるストーリー。
宝町は「俺の町」だから何を失っても守らなきゃいけないと思うクロは、町を支配しようとするヤクザとの争いの中で、何が正しいのか、何を守らなきゃいけないのかを見失って苦悩する。苦悩して葛藤して、何が自分にとって一番大事なのかをクロだけじゃなく、ヤクザの中にも考え始める人が出てくる。
最終的に、誰が何を選ぶのかは違うけど、誰が選んだものもその人にとって一番大切なもの。自分がクロだったらどうするだろう?と思ったりする作品です。
雑然とした色が鮮やかな町と、冷たいコンクリートのクロとシロの住処が印象的でこの対比が、血で血を洗うような争いに詩情を加味してくれる。映像もストーリーも、描かれるタッチの単純さに比べて実は深くて、僕は好きです。
・「俳優さんだからとナメてました。」
蒼井優さんや二宮さんと俳優さん達が声優を多くやっている作品なのであまり演技は期待せずにみたのですが・・御免なさい、素晴らしい演技です。皆さんも書いてますが特に蒼井さんがいなければこの作品が成り立たないほどです。一見、子供向けのような絵柄ですが完全に青年〜大人向け作品ですね。精神を侵食するストーリー、そして暴力と義理人情が合わさり観るものを離しません。何度も観てしまう作品ではないですが必ず心に残る作品です。注意としましては子供にはみせられない表現がありますので小さい子供さんがいる場合は注意です。
・「見て良かった・・・」
この作品を見て感動し、急いで原作も読みました。映像としてアニメーションの技巧やセンスが素晴しいのは、言う迄もありません。ただ、この作品の真に素晴しい点は、それだけを目的としていないという事です。作品から、原作の世界を愛し、映像化したいという思いが伝わってきます。わたしは『鉄コン筋クリート』をこの作品で知り、そして原作を読みましたが、その逆であったとしても決して期待を裏切らない素晴しい作品に仕上がっていると思います。
・「ひとつの頂点に到達した、ジャパニメーションの傑作」
自分は松本大洋のコミックを読んでいない。それだけに原作との比較はできないが、松本大洋の熱烈なファンがこの作品を絶賛しているのも分かるような気がする。独特なタッチのキャラと余りに美しい背景やCGとの融合は見事としか言いようがない。松本ワールドを知らない自分にもその魅力は充分に伝わってきた。 香港とも上海とも思えるような不思議な世界観のなか、お互いを補完しあいながらドロップアウトした生活を送るクロとシロ。描かれている日常はレトロな雰囲気が漂っているが、子供達の逃げ場の無い息苦しさ、疎外感はまるで現代そのものを描いているようだ。
声優陣もみな適役だと思うが、なかでもシロ役の蒼井優の演技には驚嘆させられた。決して易しい役では無いはずだが、あれは本当に蒼井優なのかと思う程の名演で、この映画の魅力を底上げしている。あの演技は努力や演技力を超越した「天性」のものだ。 ディズニーアニメが完全にCGに移行した今、手書きアニメーションはもはや日本の独壇場だが、人肌を感じさせる温もりや情緒感は、CGよりも手書きのほうが圧倒的に優れている事を、この作品を含め多くの「ジャパニメーション」は如実に教えてくれている。
・「「未来で待っている」の言葉に…」
何だかんだ言って、自分優先で過ごしていた高校時代。…というより、自分のことでいっぱいいっぱいだった頃を思い出しました。
真琴も最初は自分のことでタイプリープを使っていますが、狂っていく未来を見せつけられ、だんだん自分や周囲にもっと心を配っていくようになるのが印象的でした。
そして千昭の言葉。「未来で待っている」は深いですね。じーんとしてしました。
二人とも二度と会えないことは分かっているはず。千昭は未来に戻るし、真琴もやがては結婚して思い出に変わっていくかもしれません。
ですが、もし将来。真琴が「あの絵が残るように何とかしてみる」と言ったように、本当に未来その絵が残っていたら?もしくは真琴の子孫や、真琴が記した何かが残って、それが千昭の目に触れたら?『真琴がいた』証。『真琴という存在』と再会できたとは考えられないでしょうか?
その時は今度は真琴がタイプリープをして、千昭に会いに行ったことになります。
真琴の「会いに行く!」と力強く語った言葉に、そんな可能性が感じられました。
決して派手ではありませんが、あちこちに深い意味が隠された珠玉の作品だと思います。
・「3回観たけど、とても良かった」
私は、この作品が映画化されたときは知らなかったのだが、2年前TVで放映してたのを観て、それがとても良かった。で、また去年も今年もTVで観たが、やっぱり1回目に観たときと同じようにとても良かった。
アニメ映画作品はそんなに言うほど観てないが、私にとってはベスト3だった( あとの2つは「耳をすませば」と「となりのトトロ」)。 とくに切なさではNo.1の作品だね。(映画を観てない人には意外だろうが、同じくらい切ないのがクレヨンしんちゃん「嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦」(笑)。いや、ホントだよ)
ちなみに、「声」に不満な人が多いようだが、私はとくに違和感とか不満を感じなかった。っていうか、このレビューを見て初めて、主人公たちが本職の声優でないということを知ったぐらいだ。私が「アニメずれ」してないせいだろうか?
・「胸を張って「好き」といえる作品」
先日TVで初めて見ました。原作その他は見たことがありません。見始めたらぐいぐい引き込まれて、あっという間にラストシーンに。
ひょんなことから時間をリセットする力を手に入れてしまった少女。誰にでもある学校での些細な問題も本人にしてみれば大問題。自分の都合のいいように時間をリセットし続けた結果、少女の周囲には人間関係の歪が生じてしまう……。
ありふれた日常と時間を飛び越える特殊能力がもたらす不思議な感じ。壮大な物語があるわけじゃないんだけど、爽快な主人公のなんともいえない心地よさと切なさがあります。
映像のクオリティの高さ、時間軸がめちゃくちゃ飛ぶのにわかりやすくてテンポ良く展開する子気味よさ。そして好感の持てる元気で前向きな主人公。
個人的に胸を張って「好き」といえる作品です。
・「主人公について…」
他のレビューを見て少し思ったので。決して批判や誹謗中傷などではなく、あくまで一個人の意見ですのでご了承を。
真琴は現代の高校生そのままのキャラクターだと自分は思います。自分の事ばかり考えてタイムリープする、それでクラスメートがいじめられたり親友が怪我をする。けれどその親友が怪我を手当てしているときに「何とかする」と言っていましたし、決して悪びれていないとか、そういう風には思えませんでした。自分は、ですが。今の高校生は自分の周りしか見えていないと思いますし、その点では前述したとおり真琴は現代の高校生のそのままの姿だと感じました。
あと、声の件に関してひとつ。自分はあのキャストが一番いいですね。真琴役の仲さんなど、まだ俳優・女優でいえば若手な方ばかりですが、初々しさが出てて凄く良かったと思います。
・「原作(本も映画も)を超えたリメイク!」
原作も原田知世の映画もリアルタイムで見た年代の者ですが、このアニメはどちらとも異なる大感動作となっているのに感心してしまいました。
主人公の懸命さや、青春真っ只中の心理は、時代を超えて共感できましたし、アニメでしか表現できない美しさを思い切り見せてくれて、お見事! 何度見直しても、最後のシーンでは涙があふれました。そこここに実は伏線があり、ストーリーも実によく考え抜かれた名作です。
世界に誇れるアニメ創作陣の質の高さには驚かされます。宮崎駿の「耳をすませば」のテーマにちょっと似ていますが、本作は宮崎を抜いていると思いました。
・「決して誰にも晒すことの出来ない”心の聖域”」
普段あまりTVもチェックせず、アニメにも疎いのですが、たまたまチャンネルを変えた先で、BSでこの作品が流れていました。
観ているうちに、何か、”こんな映画を待ってたんだ・・・”って感じで、いつの間にか部屋を真っ暗にして、丁寧で心の奥底の一番深く痛い部分にふっと入り込んでくるような隙の無い”映像美”と、主人公の少年と少女の、本当に相手を想うが故の”寡黙さ”と、数少ないながらもやっと言葉を交わすような”危さと緊張感”に、食い入るように見入ってしまいました。
全体のストーリー的には、他の方も書かれている通り、第三話の展開で賛否がわかれるようですが、それを差し引いてもこの作品には、他の膨大で”凡庸な”アニメとは一線を画す決定的な”何か”があります。
”日常”では、とても気恥ずかしくて決して誰にも晒すことの出来ない”心の聖域”は、私達が意識している以上に、自分自身の”日常”を支配してしまっていることだってあります。 そしてそれは、この作品で登場する、穢れを知らぬ”制服を着た中学生”だけに許容される”想い出”だけではないのだとも、私は感じます。
それは、ほんとに小さいようでいて、人によっては全人生をかけた、永遠の命題にすら成り得るのです。
ストーリー云々より、この作者が最もやりたかったことは、無駄の無い”心の聖域”を見せ付けることではなかったのかと思います。
個人的な意見ですが、最終的にこの作品は、一人一人が持っている”心の聖域”の濃淡と強度により、駄作にも成り得るし、稀有の名作にもなると思います。
まさに”人を選ぶ”作品ですね。
・「今の自分だからこそ素晴らしい作品」
「泣ける映画が必ずしも良い映画じゃない」とは『子ぎつねヘレン』を見て号泣してしまった爆笑問題太田の言葉だが、この作品を見終わった時、「ああ、これがそうか」とすぐに思い出した。全く涙は出なかった。ただ心が締めつけられるような痛み、速くなった鼓動、目の前にモヤがかかったような感覚だけが残った。そしてそれらが落ち着いた時、最初に感じたのは、新海誠への愛情にも似た憧れとある種の親近感だった。この作品に限らず新海が度々批判の対象になるのは、見る側の中にかなりの割合でこの親近感を感じられない人間が存在することが原因だと思う。逆に一部の人々が彼を絶賛するのもまた、親近感が全てだと言っていいだろう。おそらくこの作品には「まあまあ良かった」という評価はないはずだ。境界線のこちら側で見ることができるか、あちら側から傍観するかで全く違った感じ方になると思う。心の隅に、かすかに、しかしいつまでも残っている何かを無理矢理映像にしたような性質の作品であるため、少し説明不足にも思えるが、この説明できていない部分は、きっと作った新海にも分からないのではないだろうか。そしてその説明できない『何か』とはおそらく、ものすごく恥ずかしい、誰にも見られたくない類の感情だ。そう考えてやっと、作品を見た後に残った新海への親近感の正体は、断片的とはいえ自身の生々しい感情を日本中に公開した勇敢さへの尊敬と、自分の中にも説明できない『何か』があることに気づいた共有感覚なのだと気づいた。ストーリーはリアリティに欠ける部分もあるが、では現実ではどうなるべきなのか、見終わって感じた共有感覚を頼りに記憶の糸をたぐり寄せてみても、なぜか何も引っかかるものがなくて驚く。経験もないのにそんな気になっていたのか、すっかり忘れてしまっているだけなのかは分からないが、それを思い出すには自分は大人になりすぎてしまったのだと気づいて、また胸が締めつけられる。きっとこの作品を素晴らしいものとして受け取ることができるのは、新海と同世代か、精神年齢の近い人間だけなのだろう。若すぎればモヤモヤした『何か』はすぐ目の前にあるし、歳をとりすぎれば色々なものを忘れ去ってしまう。今の新海誠が、今の自分に絶妙のタイミングでこの作品を届けてくれた事をとても幸せに思います。
・「2話と3話の断絶にある真理」
この作品を見て、第3話を見て、自分の中から何が引きずり出されたか。それが評価の全てではないか。多分、誰が見ても、引きずり出されてくるのは愉しいものではない。ただ、それに対して、多分、この作品を見た瞬間に自我のかなりの部分を、意識なりと無意識なりと規定しているその記憶に対して、どう関わって、どう折り合いを付けながら生きてきたかによって、評価は真っ二つに割れる。第2話と第3話の間にある落差、隔絶、そして努力とは別のところで突きつけられる喪失感。高校生と20代後半にさしかかる貴樹の時間の中味は、そのまま鑑賞者の中味に置き換えるべきもので、そこに何を見いだしたか。そこにしか評価の基準が置けないと考える。美術的、音楽的技巧は、作者の趣味性の問題であり、本作の本質ではない。リアリティはリアルには及ばないのだから。この作品によって引きずり出される何か。鑑賞者の内面から引きずり出した何ものかを持って作品的評価にすり替えさせるのは、クリエイターとしては邪道かもしれない。だけど、そのために、本来秘めておくべき新海氏自身の何ものかを、断片的にでも言語映像化したことを評価して、4つのところを5つ星にしました。
・「擦り切れた日々にある想い」
飛び去るように過ぎていく毎日。ただひたすら色んなものを失っていく。そんな中で遠い日の恋を思い出す。
取り戻そうなんて考えてない。ただ、「もし、あの恋を失っていなかったら…」と考えずにはいられない。あの子を失わなかったらこんな日々を暮らすことはなかったんじゃないかと考えてしまう。今会っても何も変わらないのに、ただその姿を探してしまう。十年以上経っても、そうやって残る鮮烈な痛み。そんなことを思い出させる作品だと思います。
・「ここまで人の心に訴えかけてくる作品は過去類を見ない。」
■概略第一部「桜花抄」、第二部「コスモナウト」、第三部「秒速5センチメートル」の3つの短編から成る作品。
東京に住む小学生・遠野貴樹と篠原明里は、互いに「自分は他人と少し違う」という違和感を共有し、いつも一緒にいることで心の拠り所を保っていた。ところが、小学校を卒業しこれから同じ中学へ通おうという時に、明里が栃木へ引っ越すことになる。そして中学2年になると、今度は貴樹が鹿児島へ転校することになり・・・
遠く引き裂かれた二人の「心の距離」を描いたアニメーション映画。
■感想ぶっちゃけ、見終わってから、一か月は立ち直れなかった・・・主題歌に使われた山崎まさよしの「one more time, one more chance」を聞くたび、「ああ・・・」とため息がこぼれます。「one more time, one more chance」は既に「月とキャベツ」という映画で主題歌に使われているのですが、それでも新海誠がこの曲を使おうとした理由がよくわかります。本当に、曲の歌詞と貴樹の心情が嫌になるくらいに一致していて、切なくなる。
さて。タイトル「秒速5センチメートル」サブタイトル「a chain of short stories about their distance.」キャッチコピー「どれほどの速さで生きれば、君にまた会えるのか。」
これらからも読み取れるように、この作品は二人の「心の距離」が最大のテーマです。詳しく言うとネタバレになるので言いませんが、新海誠が描く二人の「心の距離」の移ろいを見たとき、既視感というか、大昔に心の奥底に封印してしまった感情がわき起こるのを感じました。
大人になって忘れてしまった、あるいはそれを忘れることで大人になれた、そんな子供のころの感情。それを思い出したとき、懐かしさを覚えるというよりは、「その感情を忘れてしまっていた自分」に気づき、胸が締め付けられます。
ちなみに貴樹の最後の表情は、小説版を読めば納得できると思います。小説版は映画版のひとつの「解釈」として読むとすごく面白いです。
■一般的見解誰もが「胸が締め付けられるような痛み」を感じたようです。評価が真っ二つに分かれるのは、その作品に自分を重ねることができるかどうか、というところでしょうか。客観的に、冷静に見てしまうと突っ込みどころはあります。が、使い古された言葉をあえて使うと、「理屈じゃないんだよ」って感じですかね。「心の隅に、かすかに、しかしいつまでも残っている何かを無理矢理映像にしたような性質の作品」というレビューがありましたが、見終わった時に感じるなんとも言えない余韻を的確にあらわしていると思いました。
■総括間違いなく、観る者の心に何らかの爪痕を残す映画です。私の場合は、本当に落ち込みました。しかし、これは決して「悪い映画」という意味ではなく、むしろこういう人の心に何かを残せる映画というのは、とんでもなく偉大な作品なんだと思います。たった1時間でここまで人の心に訴えかける映画は、過去に類を見ないものでした。
・「映画館で観て、涙流しながら帰りました。」
映像もストーリーも見事なまでに「新海節」で、期待に違わぬすばらしい出来でした。 個人製作ではなくなったので、あの独特の映像美が損なわれていないかと心配だったのですが、全くの杞憂でした。 ストーリーについては相変わらず、良い意味で「甘ったるい」もので、個人的な好みには合いましたね。最後には少し泣きながら映画館から出てきたぐらい良かったです。 声優のキャスティングも良かったし。 映画は単館系での上映しかなかったので、映画館で観られなかった方はぜひ。
・「綾なす光,螺鈿のように煌めいて」
このような作品は,評価が真っ二つに分かれる場合が多いように思う。確固たるバックボーンと,主題となる柱がいくつか存在しているが,説明的な台詞は限定されており,ほとんどを登場人物たちの行動,仕草,あるいは,演出やBGMに託している。また,比喩が多用されており,台詞だけ聞いていれば内容を理解できるようなドラマではない。映像メディアの特性をフルに活用した作品といえるだろう。
ヒロインの行動の主体性について,監督自身も最後まで迷ったと語っている。この点は物語を左右する部分なので,賛否両論あるだろう。私は違和感を感じなかったが,パイロットフィルムの案が採用されていたならばと考えてしまうのも事実。多少の食い足りなさをおぼえるのは,この点によるものなのかもしれない。
背景美術は前作よりも圧倒的に美しい。ダイナミックな光線の使い方と,シャドー部まで適度に描き込まれた作画は,ディスプレイをきっちり調整して鑑賞したい。
キャラクターたちは表情豊かに,魅力的に動き回る。といっても基本は「静」だ。細やかなキャラの所作,台詞回し,カットバックなど,演出の巧さが光る。
サウンドデザインは広く深い。当方,2chシステムでSRS TruSurroundで視聴したが,上空を横切るジェット機の爆音,遠方で轟く雷鳴,雨音など,三次元的な音響空間を感じ取れた。また,周囲を取り囲むように漂うBGMが印象的。
万人向けの物語ではないと思うが,胸襟を開いたとき,彼らの気持ちと重なる部分がきっとあることと思う。既に社会に出てしまった人,また,現在,主人公たちと同じ時を過ごしている人たちに観て欲しい作品だ。
・「一生忘れられない作品 たくさんの人に見てほしい」
ネットで予告編を見て以来、いつかいつかと待ちわびて、モーニングショー1回だけ映写の劇場に、僕入れて観客3人で見ました。途中から猛烈な尿意なのか、朝いちで、ガラガラなのが原因か、もうひとつ映画の世界に浸り込む事が出来ませんでした。DVDを購入してノートパソコンで見てからは、どっぷりはまりまくり。 何回見たことか?なにげない風景がいいんですよね。 それが心理描写と絡み合って最高。映像って、こんなに力を持っているのかと再認識させてくれました。 音楽が映像を上回るぐらい良いし。とりあえずレンタルでも、どうぞ見て下さい。見て気に入ったら、アマゾンでどうぞ。
・「何ヶ月ぶりかに見て」
この物語の結末は、よくあるハッピーエンドではなかったんですね。恥ずかしながらそれにようやく気づきました。
エンディングから冒頭へつながる物語、そしてその間を埋める歌詞こういったものをじっくりと読み理解することで何も知らず考えずにただ感じるまま、見ていたときに感じた心の震え(?)とは違ったものを感じとることができました。
こういう表現が正しいのかは分かりませんがたとえどんな環境にあっても世界を生きる、生きていくということへの強いこだわりや決意?が根底にはあるのかなぁ・・・と
これは人にもよるでしょうが今では冒頭部分を見るたびにとても切なくなります。
・「懐かしさがいいね」
東北の木造平屋建ての校舎で高校生活を過ごした僕には、この作品の始めの部分に出る教室や廊下や、永訣の朝を朗読する同級生の姿やらが、30年前の高校生だった自分へひき戻しました。ストーリーは難解ではないのですが、奥行きは深くありません。「平行理論」に踏み込むと荒唐無稽な印象に陥るかもしれない。この作品はそうした物語を追いかけるよりは、登場人物のとつとつと語る言葉を味わうほうがいい。全体に流れるしみじみ感を味合うほうがいい。僕を切なくさせるサウンド。美しい絵。絶妙の色彩。飛行機のデザイン!。空への憧れ、青春のトクトク感。繰り返し繰り返し見てしまう。エンディングの音のはずれがちな歌も狙ったのかと思わせる効果を引き出しています。アニメというと若い人との印象がありますが、僕のようないい歳になった者には、若い人にはない感じ方もあるんだと思いました。
・「2種類ある『ほしのこえ』のDVD、私はこっちをお薦め」
『ほしのこえ』については、新世紀東京国際アニメフェア21「公募部門優秀賞」、第7回アニメーション神戸「パッケージ部門賞」、第6回文化庁メディア芸術祭「デジタルアート部門特別賞」を受賞するなど注目を集めており、みなさん、すでにご存じのことと思います。
さて、この項目の『ほしのこえ』DVDはコミックス・ウェーブから2002年4月に発売されたパッケージです。(以下、CW版と表記)これとは別に2002年10月に発売された書籍扱いの[アニメージュライブラリー DVDBOOK『ほしのこえ』](以下BOOK版と表記)もあります。このCW版のセールスが好調だったのでBOOK版の発売につながったそうです。
ちなみに私は初めにCW版を購入したのですが、本編の絵コンテも欲しかったのでBOOK版と両方を持っています。
普及版であるBOOK版でも『ほしのこえ』のすばらしさは伝わると思いますが、CW版の・オリジナル音声版と声優版の両方の音声を聴き比べられる。
・パンフレットの用語解説で、どうしても深く語られなかった『ほしのこえ』の世界・設定を補足することができる。・『ほしのこえ』の前に作られた新海誠さんの作品『彼女と彼女の猫』(完全版、約5分)を見ることができる。といった付加価値がありますので私はCW版がお薦めです。
・「ケータイのない恋愛」
最近、携帯を片手によく思う。「ケータイなんてなければ……」
みんなが携帯を身に着けるようになってから、世の中が少しつまらなくなった気がする。「すれ違い」「別れの予感」「待つ」。すべて携帯が奪い去ってしまった。公衆電話から部屋にかけても誰も出ない不安、改札での名残惜しさ、待ち合わせのドキドキ感……。いまや、いつでも着信さえ残せばいい、別れても電車に乗った瞬間にメール、遅れてくる相手のことを慮ったりしない。こんな時代だからこそ、この作品には共感できるものがある。
・「心にしみる近未来超遠距離恋愛物語」
今見ている星の光は、何万年、何億年前に星が発した光が地球に辿り着いたもの。学校で習い、SFでよく使われていた○○光年というスケールを、肌で、心で感じさせてくれる物語。今すぐにこの気持ちを伝えたい。しかし、その相手は距離は8.6光年の彼方。切ない思いを8年半後に辿り着くかどうかも判らないメールにたくす。その様な状況に立ったとき、人はどんな思いを抱くのだろうか?宇宙の彼方からの便りを待つ人は何を思うのだろうか?美しい映像と音楽で綴る、「近未来の」超遠距離恋愛物語。
・「作品としても素晴らしい。」
1人でアニメーションを完成させたということを考えずに見ても、少なくとも俺にとっては素晴らしい作品だった。
絵や音などのビジュアル面も大変素晴らしかったのですが、なんと言ってもこの叙情的なストーリにはものすごく心打たれました。ただボケーっと見るよりは、感受性を鋭くして見ると大変感動させられる作品でした。
25分間という短い時間の中に、気持ちのやり取りが深く凝縮された大変内容の濃い作品であると思いました。
ただ、インタビューで新海氏本人も語っている通り、何とか完成させたという感じがあり、やり残した部分が多い作品だとも感じました。
次回作の「雲のむこう、約束の場所」
ほしのこえの良い点を受け継いだ上で、前作でやり残した部分が描き遂せられたエンターテイメント1作品として完成するであろうと思います。次回作を期待するとともに、買おうか迷っているあなたに、新開氏の1アニメーション作品としてのデビュー作「ほしのこえ」をおれのこえ(レビュー)でオススメしますwまた、文庫本の「ほしのこえ」もオススメです。
・「もしぼくがもっと若かったら。。」
一人でこんなものができることを、子供や学生の頃に知ってさえいえば。。
子供の頃はまんが家にあこがれ、キャラクターを書いたり、簡単なマンガを作ったものです。まんが好きな少年でした。
同時にアニメも大好きでした。しかし自分でアニメを作るとか、アニメの真似事なんてしたこともなかったし、できるものとすら考えていなかった。でももし子供の時に、この作品が生まれていたら。。。
きっと自分もパソコンの3Dソフトやフォトショップに夢中になり、キャラを作ったり、動かしてみたり、そして簡単なストーリーを作ってみたりしていたでしょう。
自分ひとりでこんな立派なアニメーションが作れる。
この事実は衝撃的です。
たぶんこれは後世の子供たちに、大きな影響を持つと思います。まんが家になりたいな、みたいなノリで、アニメ監督になりたいな。ちょっとまんがの真似事でも書こうかな、みたいなノリで、アニメの真似事を家でひとりで作ってみたり。
そしてその中から、きっとすばらしいアニメ監督が生まれると思います。もしタイミングが違えば、きっとぼくも、少なくともアニメ監督になれなくても、あこがれ、真似事をした子供の一人だったと思います。
多くの人にアニメ制作感を変えたこの映画に幸あれ
・「まずは子役達の頑張り!」
SEVEN ROOMSの須賀健太君。彼も今では天才子役と謳われてます。頑張ってますよ演技。SO・farの神木君。演技力の高さに脱帽。改めて天才子役だと感じた。これまた頑張ってますよ。二人の天才子役を起用した監督は良いセンスしてると思う。
・「子供の願い。(SO-far)」
批判が多いようですが私は楽しめました。全体的によかったです。でも普通は最後に良い話、一番いい話を持ってくるものだと思いますが最後の話だけはつまらなかったので残念でした(ただ死体の写真だけは見事です)短編集で『カザリとヨーコ』では双子を一人二役で同じ女の子が演じてます。ちゃんと演じわけていたと思います。『SEVEN ROOMS』も最後ほろっと少しだけ来ますし『SO-far』は神木君がとてもよかったです。白目向くシーンはどうやったのでしょう。『陽だまりの詩』はCGで唯一のアニメですが敢えてアニメにしたのが良かったと思う。最初棒読みに感じましたが、全体を見て一番好きな作品です。メイキングの絵コンテも見れて満足です!『ZOO』はすいません、つまらなかったです。特典映像も満載で見応え充分だと思います。ただ私は原作を読んだのが遠い昔で内容を所々しか覚えてない為、この映画とどれくらいかけ離れてるか判りませんが私は良かったです。クラシック音楽も沢山使われていて効果的でしたがたまに音が少し大き過ぎて邪魔な気がしたシーンもありました。何故か『カザリとヨーコ』は本編よりメイキングの方が泣けました。舞台挨拶もSEVEN ROOMSの監督が照れてて面白くて「人間ていいなぁ」と思ってしまう様な明るく楽しい雰囲気の舞台挨拶映像でした。
・「なかなか、よいよ。」
作り手のほとんどの人が乙一さんのファンということもあり、原作の雰囲気を壊さない、よく出来た映像化と思います。個人的には「陽だまりの詩」が一番良かったですね。これ唯一のアニメなんですが、実写には出せない「せつなさ」をとてもかもし出しており、もっとも乙一ワールドで発散される空気を感じ取れる作品となっています。 特典も豊富。地方ではまずお目にかかれない舞台挨拶がとても貴重。あまり露出したがらない原作者乙一さんの挨拶が聞けるのはファンにはうれしい限り。こういった映像をみれるのはDVDの良いところ。メイキングもそれぞれについており、とても豪勢なつくり。とてもユーザー思いのDVD化と感じました。買って損無し!!!
・「乙一の映画化作品、ついにDVD化!」
「せつなさの魔術師」とまで評される作家・乙一の作品『ZOO』(角川書店)の10の短編のうち5つをオムニバス形式で映画化。上映館が少なかった為、見逃してしまった人も多いはず!初回生産分には限定で「ZOOプレミアムブックレット」がついてくるようです。それぞれの作品を担当した監督はどれも個性的で素晴らしい仕上がりとなっていました。
・「乙一の映画化作品、ついにDVD化!」
~「せつなさの魔術師」とまで評される作家・乙一の著書『ZOO』(角川書店)の、10ある短編のうち5つをオムニバス形式で映画化!公開されても上映されていた場所は少なかったので、見逃してしまった人も多い筈。初回生産分には限定で「ZOOプレミアムブックレット」もついてくるようです5つの作品はどれも監督がそれぞれ個性的で素晴らしい仕上がりになって~~いました~
・「ロココ時代、最高!!!(爆笑です)」
この映画を外側のみてくれの外見だけで判断していると、せっかくの傑作を見逃すことになります。私もその一人でした。 なんか評判がよく、常時レンタル中、なんとなく気になったので購入して鑑賞しました。 あっという間の102分でした。ほんとにあっという間です。これほどの面白い日本映画は久々です。爆笑に次ぐ爆笑に、ラストはお約束の大感動に、ビシッと締めた、典型的なパターン映画ですが、なにせ映像と演出のパワーが桁違いにぶっ飛んでいて、めちゃ面白い。いいのかこれと言う表現も多々ありますが、超ブラックユーモアとして楽しみましょう。 キリン・ラガーのCMで有名な中島哲也さんの才能はブラフではないとわかる快作です。 役者も曲者ぞろい。主役二人の圧倒的な存在感はもう語るまでも無く、それを固める脇役も個性派ぞろい。個人的には本田博太郎さんが何故か妙におかしく、笑わしてもらえました。 意外なとこで、いま「エンタ」でブレイクしかけている魔邪(当時はまちゃまちゃという名前です)が出てますよ。まったく変わらない外見に知ってる人はすぐにわかるはずです。見た目どおりの役柄なのですぐにわかりますから、探してみてください。 またこのDVDはスタンダート版だというのに特典がやけに豪華。とにかく音声が凄い。DD5.1、dts5.1、2.0ステレオと再生環境問わず楽しめるのは立派。コメンタリーもスタッフ版と深田恭子&土屋アンナ&中島監督、3人版と超豪華な仕様。作品も傑作。DVDの作りも傑作。これはまさに買いの一本ですよ。 鑑賞後は間違いなく元気が出ます。ロリロリファッションと、ヤンキー娘の画で疑っている人は、だまされたと思って一度見て下さい。決して後悔はしないと思いますよ。
・「ポップ!!!」
茨城の片田舎でレディースにわが身を捧げるイチゴ(土屋アンナ)。ジャージが普段着で正装でもある尼崎生まれながらロココ調ファッションに魅入られた桃子(深田恭子)。それぞれ自分のスタイルに並々ならぬこだわりを持っていることは同じ。だけど、ヤンキーとロリータというまったく相いれないタイプの女の子2人をめぐる、出会いと別れ、そして成長、はたまた絆の深まりを、異端が普通で、普通が異端、そういうアンビバレントな視点で描いた、愉快・痛快・“嬉々怪々”、笑って泣けるポップな映画だ。
すでにキャスティングの時点でこの映画は勝利しているのだが、天然マイペース深キョンとヤンキーを地でいく土屋アンナの熱演をはじめ、宮迫博之・篠原涼子・阿部サダヲ(1人2役)・岡田義徳・荒川良々・小池栄子・生瀬勝久・樹木希林などなど、キャスト全員が弾けている。個人的には、本人とはわからないほどデフォルメした生瀬勝久の演技に爆笑。
さすが加藤茶と三浦友和のサントリー冷撰洋酒や、豊川悦司と山崎努のサッポロ黒ラベルなどを手がけたCMディレクター中島哲也の脚本・監督だけあって、エンタテインメント画素数の濃さは、15秒CMの集積を見るようだ。ド派手にカスタマイズされた原チャリ、牛久の大仏像、ジャスコをこよなく愛す下妻住民など、随所に散りばめられた笑いのネタも的確で効果的。
ストーリー自体がこの上なく面白いうえに、ギャグとマジを絶妙にブレンドしながら、人生へのメッセージも放ちつつ、実にテンポよく話がすすんでいく。ここ数年では、★10個あげたいくらい、出色の出来映え。邦画は情緒ばかりに頼って物足りないと嘆いている人に、ぜひ、おすすめ!
・「日本ならでは」
見事なおバカっぷりが爽快でした。こういう映画はおタク文化が認知されている日本ならではだと思います。おじさんでも楽しめました。おススメします。
・「感動大作」
「こうは見えても意外と感動大作なのです。」という宣伝文句にたがわず、感動してしまいました。そして、見終わった後、さわやかすっきりな気分となりました。
恭子ちゃんやアンナちゃんの衣装や設定もはまりすぎて怖いくらいですが、ただ甘ったるいだけでない桃子(恭子)とウェットでいいやつないちご(アンナ)のコンビの掛け合い、や映画のテンポや映像、見ていて画面に引き込まれてしまいました。もちろん脇を固めるキリンさん他の共演者もいい味だしていました。
素直に面白くって、いい映画です。こういう映画はハリウッドでは作れません!
・「抱腹絶倒・痛快無比・空前絶後の名画です」
茨城県の下妻市に暮らす女子高生・桃子には友達がいない。フリフリのロリータファッションに身を包み、いつもマイペース。「人間は一人で生まれ、一人で死ぬ」とうそぶきながら毎日を送っている。 元ヤクザの父親が持っていたヴェル●ーチのバッタ物Tシャツを売ってひと稼ぎを試みるが、買いにやってきたのは地元の暴走族娘イチコ。 性格もファッションも水と油の二人が、伝説の刺繍屋を探して東京へ向かう…。
タランティーノの「キル・ビル」のような豪奢で外連味(けれんみ)あふれる映像と、R・スコットの「テルマ&ルイーズ」をどことなく思わせる女二人の疾走劇。この二つを足し合わせたような、それでいてコメディとしても全く申し分のない名画です。☆7つ、といっても過言ではない仕上がりです。
しかし大時代な映像や物語展開の中に、この映画はまさに至言とも言うべき台詞が散りばめられていて、観る者の心を打ちます。------「人間は大きな幸せを前にすると、急に臆病になる。幸せを勝ち取ることは、不幸に耐えることより勇気が要る」------ 「誰だって何か背負ってんだよ。どっか痛いんだよ。だから泣くことは恥ずかしいことじゃない。でも女はよ、人前で涙なんか流しちゃいけねえんだ。同情されちまうからな」------「仕事に比べれば友達なんて何の価値もない。友との約束も仕事のためなら平気で破った。 …だから僕には友達がいません。ひとりも、いません」------「自分捨てなきゃ大人になれねぇんだったら、アタイはガキのまんまでいいっすよ」
こうした宝石のような言葉のツブテに、幾たびも虚を衝かれ、そのたびに居住まいを正さざるを得ない気持ちになります。生半可な心構えで見始めると、心がヤケドを負いそうになるほど手強い映画です。
そしてこれだけは間違いなく言えます。今、人に最も薦めたくなる映画、それがこの「下妻物語」だと。
・「トワイライトエクスプレス内で起きるミステリー(シベ超とは違うぞ!)」
ストーリーは3年前、斬れ者リーダー引き入る詐欺しチームが大金を手に入れるが、裏切り者に現金を持ち逃げされ、チーム解散に・・・。その詐欺しチームが再び大阪駅に集まり、トワイライトエクスプレス(激予約待ち列車)に載って北海道で荒稼ぎを目論む。そして見事に大成功!大阪駅行きのトワイライトエクスプレスで寛ぐメンバーだが、再び問題が起こる・・・(殺しでは無いよ) 出演者も若手演技派が揃っているし、マスコットキャラ『ゴンゾウ』も活かしている(笑)詐欺し達も人間性があって良い「みんな何か欠落している」詐欺しながら人を騙す事が不器用なメンバー達。そんな各人が何を求めて、何を企てるか・・・。最後はさすが詐欺し『嘘も方便』
私も遊び関係のチームに入った事があるが、少数の我がままからチーム内の数名が豹変し、チームがボロボロになった経験が何度もある。この作品と同じ境遇に感じた。このようなチームにはルールは存在せず、チームを維持するのは信頼関係しかない。詐欺しチーム!『騙し』と『信頼』の異なる物が存在する中で起こる作品!お金が有っても良し、仲間が居ても良し、意外と奥が深い作品!
・「詐欺師映画が大好き」
上映時、就活真っ只中でうまく時間が作れなかったのですが、どうしても見たくて、最終日最終回にスーツ姿で梅田を走り、予告途中に映画館に入る事が出来ました。大谷監督作品の中では1番好きです。映画見終わって、絶対DVD買おうと思った程の作品です。
大谷監督は、人間の普通さを描くのがとても上手です。ただ、「アベックモンマリ」「とらばいゆ」では描く対象が、普通の男女であったり、女流棋士という変わった職業であっても、舞台が家庭の中であったりと、普通の中の普通さを描いていたので、少し物足りませんでした。しかし、この作品では、登場人物が詐欺師集団で、話の舞台が詐欺ツアーの往復の電車内という、100%普通じゃない物の中の普通さを描いてくれました。詐欺師としては二流だったけど、人間臭さのある登場人物が微笑ましい作品です。
・「見所はミステリだけではない」
自分は大好きなので低い評価が多いのに驚いた。他の方も言っていられるように舞台でもおもしろそうだが、車窓の景色など映画ならではの映像も旅情を感じさせて楽しい。謎解きに重点を置くと期待はずれかもしれないが、根本は社会的にダメな人間たちの再生の物語じゃないのだろうか。ある程度人生経験のある人のほうが理解できるかもしれない。中谷美紀さんが凄絶に美しい。
・「なかなかの映画」
職場の人に教えてもらって知った映画だったけど、キャスト、ストーリーが興味深くて期待して見に行きました。最後までどうなるのどうなるの?と思わせる展開。人情が一貫している内容、個性ある役柄。なかなかの映画でした。
・「NHK邦画特選で選ばれ放送されてました」
佳作。予算をふんだんにかけた映画もいいですが、こういう映画も独特の良さがありますよ。読後感も爽やかなので、友人達と一緒に観るのにも向いてます。
・「後半のノリについて行けるかどうか」
秋葉原の裏通りの描写など「ブレードランナー」やウォン・カーウァイの描く香港のような雰囲気のある映像。デジタルな町を舞台にアナログなストーリー展開というのは悪くないし、インド人ジャンク屋から買ったパソコンが「SOMY」「FUJITYU」「GELL」というベタなパロディも、特に、MacのOSがWindowsだったというのはツボでした。(笑) さらに、5つの個性を持ったAIで成長する検索エンジン「クルーク」、実際にあったら面白いと思うしアイデアがいいよね。
個性的な5人の設定や、佐々木蔵之助のオタクな怪しい社長ぶりが良かったのだけど、盗まれた「クルーク」を奪還するためにデジキャピ社に乗り込んでいくあたりから、なんだか「○○戦隊××レンジャー」みたいなお子様モードになってしまう...。IDカード、暗号解読などといった「ミッション・インポッシブル」的な内容になるのかと想像していたのですが、あえてこのノリを狙ったのかもしれないけど、私はハズシているように感じました。
部分的には、寺島しのぶと山田優の格闘シーンはなかなか良かったし、寺島しのぶ、藤純子つながりなのか劇中映画で「緋牡丹博徒」が出てきたのにはニヤリ。惜しむらくは、藤圭子も登場させたからには、宇多田ヒカルもチラリと登場なんてあったら良かったかも。(笑)ラストのオチは、あれはあれで面白かったですけどね。
・「癒されます」
秋葉原の町を堪能できる程ではないが、多少はその雰囲気を味わえた。インターネットをしている人であれば十分ついてこれる内容。また、ビジュアル的にも退屈しない。制作に遊び心があって良い感じであった。次の展開を期待してせずにはいられないし、話の中へ引き込むのが上手い。飽きることなく最後まで見れた事は良いと思う。若い子達に見てもらいたい。絆の大切さと、粘る力をこの映画を通して知ってもらいたい。お友達と見た方が、この映画は楽しめるかもしれないが、もちろん一人で寂しい思いの人も是非見るべきである。見て良かったと思うだろうから。
・「確かに一つの時代を見事に切り取った、才気の感じられる1本」
悪役だがあのデジキャピの社長(佐々木蔵之介好演!)は存在感がありました。あの軽薄・冷淡そうな「うひゃうひゃ笑い」と、IQは高いらしく妙に「弁が立つ」ところとか、やはりホリエモ●とか現実のIT長者をモデルに描かれているんでしょうね。特に飼育室で飼っているペットの描写。シリアルでよいです。あの社長のキャラが無いとこの映画は相当つまらなくなっていたと思います。
@DEEPですが、なんで5人も必要なのかよく分からないですね。4人でよかったんじゃないですか。5人覚えきれないんですよ、観てる側としては。エピソードを詰め込んでいく必要があるんですが5人もいるとさすがに映画の主題と関係が薄いエピソードの羅列になってしまう。ハッカーが3人くらいいるという設定になっているらしいのですが誰が誰だったのか映画の後半ぐらいにならないと区別がつきにくい。
山田優VS寺島しのぶ、話題の対決・・・ですがこの映画全体に言えるけど、ラストになるほど話がしょぼくなるですよね。ラストの盛り上がりに欠けるんです。途中までは結構、シリアスに迫力ある展開なんですけどエンドが漫画なんですね。巨大な組織相手に闘って、あんなに簡単な勝利はありえないだろ、と。@DEEPは社会的弱者の集まりなんだから、弱い方が勝つのならなんかもっと決定的に知恵を絞らなきゃ勝てないわけで。いくら映画だからって、もっとリアリティのあるラストを練って欲しかったです。
山田優VS寺島しのぶ以上に、観ていて興味深いのは萩原聖人とどもりの青年(成宮寛貴)の接触シーン。ヒッピー風の萩原の「恋人」が半殺しに遭ったとかでヒッピー萩原、佐々木蔵之介に報復を決意、というのは面白い展開でした。
でも全体的には非常によくできた、確かに一つの時代を見事に切り取った、才気の感じられる1本でお勧めです。ヲタの話にしては、イケメンと美女ばかりでてくる・・・。
・「よかった」
テンポの速さがいい。
山田優がカコイイ。
荒川良々がよい。
うちは逆にドラマのほうがだめやった。
たしかにこのメンツより、ドラマ版の方がアキバっぽい。
けど、見ててもどこがおもしろいかわかんない所が多く、
せっかく良いシーンでも主人公のカミすぎが長くて感動が薄れてしまった。
こっちも中盤のボコボコにされるシーンは無駄に長く感じた。
5人がオーシャンズ11の如く得意技で追い詰めてスカっとしたらよかったなー。
寺島しのぶのコスプレはビックリ。マイクロミニ×ブーツは見ててなんだか痛かったー
SOMYとか小ネタはおもしろかったし、エンディングのカツラ捕ったどー!も笑えた。
・「山田優のコスプレがたまらん」
山田優のコスがかなり萌〜って感じです。山田優の谷間がたまりませ〜ん!少しムスコが吠えました。あと山田優のファイトシーンはカッコイイ。山田優のメイド姿かなり可愛いくてもう少しみたかったなので☆は一つ減らし四つです☆☆☆☆あとは普通かそれ以下山田優が出てるイコール☆四つ。作品自体はあまり面白いとは思わなかった。山田優が好きな人は買いかも。そんな方は所々で見える山田優の谷間やコスに注目。あとファイトシーンかな。
・「最高に素晴らしいサスペンス映画」
時間が2時間半もあってたるそうと思って見ていたらこれが結構面白かったたった4人の死体をめぐり104人もの人達を巻き込んで行く出演者全員ノーメイクというドキュメンタリータッチの描き方 話もかなりリアルで面白かったです 壮大な推理小説を読んでいるようで楽しいです 正に日本映画の傑作とにかく素晴らしい映画です
・「幾重にも重なる箱を1つ1つ明けていくかのような展開」
直木賞受賞作でもある宮部みゆきの壮大なミステリー大作を見事に映画化。小説を読んた方は分かると思いますが、あの600ページにも及ぶ長編小説が映画化出来たことにまず感動します。 映画は小説同様ドキュメンタリータッチで描かれます。映画の2時間30分という時間の枠におさまるよう、一つのシーンが小気味良くまとまっている。荒川一家4人殺人事件の真相が、幾重にも重なる箱を1つ1つ明けていくかのように、少しづつ解明していく。 また、脇役が豪華。永六輔、立川談志などが、ワンカットだけ出演している。見ごたえあります。
・「これはすごい!!」
本当にすごいっすごい作品です。これまで映像化不可能と言われていたこのベストセラー「理由」。大林監督はまさに万を辞して挑んだんですね。
107人もの証言者たち。破格の登場人物の多さながら、見る側が混乱しないのは大林監督の言葉通り「全ての出演者がホームランバッター級だから」に他ならないでしょう。これだけのメンツを揃えられるのは、やはり監督の人望ですね!
全ての登場人物がそれぞれに深い表情を持っていて、魅力的なのですが…やはり少女が印象的なのは大林監督だからでしょうね。特に良かったのは伊東歩さん。「いつのまにこんなに成長していたんだろう?」と驚かされました!!あと語り部の役割を果たす岸辺一徳さん…まったく危なげの無い演技が光ってました☆
過去と現在を自在に行き来するストーリー。映像の斬新さ(特に夕日が美しい)。ミステリーでありながらヒューマンドラマでもある。大林監督、全く年齢を感じさせない渾身の作品と言えるでしょう。絶対絶対観て欲しいです!!エンディング曲がまた怖いんだ…
・「すばらしい!」
この映画を観て、溢れる情報の中で、一番大事な事は、自分が何を感じて何を信じ、どう行動していくのかなんだと思いました。常に自分にとっての理由はひとつで、それが自分にとっての真実なんだなとも・・・。この作品は、賛否両論ある作品のようですが、私は現代と真っ向からとっくみあった大林宣彦監督や膨大な情報量の原作を脚本化した石森史郎に敬意を表す以外にないと思います。凄みのある作品だと思います。
・「メイキングについて」
本編はかなり多くの評価がなされていますが、本DVDのメイキングはついつい見入ってしまう素晴らしいものだと思いました。全編白黒で、助手の方々を念入りに映し出しており、映画を作る裏方の苦労を垣間見ることができました。なお、大林監督の語り口調はそうした現場の苦労を楽しい思い出話にしてしまうくらいにほのぼのしたものですが、そうしたメルヘンを作るのに命がけの方々の作品をして改めて本編を視ると、感慨深いものがあります。
・「楽しめた」
自殺という重いテーマに関わらず、奇妙な展開が面白く進み、結局最後には、生きる希望の光へとつながっていくことになります。ラジオをかける屋上のシーンが良かったです。きちんとツバサという曲の紹介のもとに歌が流れ出し、シーンが続いていく。このシーンだけでツバサを聴いたことが無かったひとは、もっと聞きたくなります。実際、この歌をもっと聞きたいと思いました。評価がいまいちというかたもおられるでしょうが、その評価を見て購入を控えていましたが、実際買ってみたら買ってよかったです。魅力的な出演者と、アンダーグラフの音楽、屋上での撮影など、なかなか楽しめました。 谷村美月はあまり知りませんでしたが、この映画での彼女は良い感じでした。北乃きいが出演していることが一番ですが。 このような映画もなかなか楽しいものです。 乳牛という呼び方が強烈なインパクトでした。
・「MUSIC×CINEMA, アンダーグラフ×行定勲」
アンダーグラフの「ユビサキから世界を」にインスパイアされて、「セカチュー」の行定勲監督に制作された映画。
短期間で作ったのか、女子高生による集団自殺をモチーフにした脚本は、正直ちょっとチープに思いました。
まあ、ボクよりも、行定監督のが今の女子高生の心情がリアルにわかっているかもしれませんが。
よかったのは、主演する5人の女子高生役のそれぞれが魅力的なのと、終盤の集団自殺しようとする舞台となる校舎とその屋上からの風景、女子高生の映像美と、そのエンディング前のやり取りから、アンダーグラフの「ユビサキから世界を」が流れるオーバーラップが良いです。
音楽と映画のコラボレーションという企画を通した、行定勲監督の情熱を評価します。
・「行定はこういう小品のほうがいい味出してると思います。」
日常生活の中でふと思う 「何で生きているんだろう」 そして、 「死んでも別にいいんじゃない」 を実行しようとする四人の少女
・「永遠の重みはいずこへ。」
行定勲が岩井俊二組出身であることをあらためて実感。一時間という枠組みの中、淡々とした映像と静かなピアノの旋律に乗せ、時にブラックな笑いを交えてそこに描かれるのは“こんな世の中”とやらに嫌気がさして死に向かう四人の高校生の姿。
でも岩井俊二と行定勲の最大の違いは、後者がひどく現実に立脚しているということでは。彼女たちの死と生へのスタンスは、総じて軽い。イマドキそんなもんだといわれれば、まぁそうなんだけれども、しかしユビサキに人のあたたかさを感じ自殺をやめて「永遠をみつけたの」と宣言されても、なんだかなぁと思ってしまうのが正直なところだ。「永遠」に付随するであろう重みはどこへいってしまったのだろう。
この映画最大の収穫は谷村美月という存在。暗さを内に秘めた美形は確実に開花する。目力もつよい。今注目の若手女優です。
・「「やっぱ飛び降りでしょー」 「オムレスロ・ヘ・ジュセヨ」」
冷めきった主人公リン(谷村美月)の風情が抜群なのに、残念ながら、どう見ても本気とは思えない退屈女子4人の自殺イベント話には精彩がなく、ちょっと退屈。(はなっからショートフィルムと思って見ればこれで充分か・・・)―ところでこの髪型の美月ちゃんて、この映画しか無いんじゃない?―その意味で貴重。 メガネっ娘のウタ(北乃きい)もほどよくクールで抜群に可愛いので(韓国語よかった)、なんかこのドラマだけではもったいない気がする(暗いシーンが多いしなぁ・・・)。このリンとウタW主演で「自殺サークル」的な毒気も含みつつ、「花とアリス」よりクールな、もっとポップで危険なガーリィ・ムービーを誰か撮って下さい!とか思ってしまう・・・。 ―ちなみにあのランボーの永遠の一節はちょっとなんだかな〜。でも美月ちゃんの声で言ってるからいいんだけど・・・。 ―あと、メイキングが充実してるのでよかったけど、もっと舞台挨拶の映像とかも欲しかった・・・。
・「やっと日の目を見たダメジン」
三木聡監督の劇場公開映画3部作の3作品目。実は撮影されたのは数年前!!ある事情によって公開が遅れ、監督として最初の作品のはずが公開は1番最後に!?三木聡と言えば脱力系コメディ!?今回は働かずして楽に暮らすにはどうすればいいかを真剣に考えるリョウスケ、ヒラジ、カオルの3人の愛すべき駄目な人、ダメジンの物語??何も考えずに観ましょう何度でも笑えるはずです。そして三木作品に欠かせない強烈な個性の脇役達に注目する事をお忘れなく!!主役を喰っちゃってるシーンも…ぜひ確認を!?!?
・「やっぱりスゴイ!!」
観始めてすぐは正直、前作の二作『イン・ザ・プール』と『亀は意外と速く泳ぐ』を観始めた時と比べればあまりノレませんでした。理由の一つに冒頭から連続するちょっとグロテスクなシーンのせいかもしれません。猫を焼いて食べるところや、かまいたちで猫じいの頭が切れて大量出血するところ、トルエンを吸うところなどです。今までの三木作品と比べるとダークさがプラスされていて、笑わせられるというより、驚いてしまいました。
しかし!中盤へと入っていく前、主人公たちがみんなで鍾乳洞に行くあたりから、ギアが入れ替わったようにいつもの三木ワールドが展開されていき、存分に笑わせてもらいました。相変わらず、小ネタの「ゆるーい」切れ味が抜群です。
そして、映画終盤に近づくにつれて不穏な空気が流れ始めるのと同時に、インドへ行くための資金調達のために倒産した銀行を襲撃するシーンまで一気に畳み掛けられます。主人公が銀行から奪ったお金を握り締めて街を全速力で走り、眩しいほどに輝く太陽の光を両手を広げて浴びるシーンは、まるで『ショーシャンクの空に』のラストシーンを彷彿とさせ、感動してしまいました。あの開放感はなんとも言えないくらい気持ちがいい。
三木監督の映画は全体に脱力感のある「ゆるーい」映画ですが、前二作や今回の『ダメジン』にも見られる、終盤の切ないほどに心を揺さぶられる空気がたまらない。
映画冒頭で衝撃シーンの連続に面食らってしまい、「ノレなかった」自分はいったいなんだったんだろう?と思いたくなるほどの鑑賞後感でした。いや、素晴らしい。三木聡監督は、やっぱりすごかった!!
次回作が早く観たい!!
・「ユーモア100%」
吉岡秀隆さんが出演されているので観賞しました。最初からその内容に馬鹿ウケです。現実には、絶対有り得ない作品。吉岡さんが最初に出ていますが、彼の良い意味でのヘタレがその後の真面目にヘタレを演じる皆さんの演技をUPさせている様に思います。それにしても、此処までダメジンに成れたらどんなに幸せでしょう。そう思える良い映画。厳しく生きる事が人生と思っている方&人生を諦めかけた方々の参考文献と思います。
・「「亀は〜」より笑えた」
「亀は〜」の後に見たのですが、こちらのほうがかなりブラックで私の好みに合いました。
が、肝心のレビュー、となると、一体何を書けばいいのか困ってしまう摩訶不思議な作品。まぁ、いわゆる「脱力系コメディ」なんですが、理不尽さと狂気と隣り合わせの笑いは私の大好物。
冒頭の××を焼いてるところからしてもう私のツボは押されまくり。
脇役もクセモノそろい。片桐はいりと市川美日子がアクセントになっていてとってもよかった。
もう・・・とにかく満点!
・「ちょいブラックだが、今の三木聡監督を知るには必見。」
これは2002年に撮られた、三木監督の劇場映画デビュー作である。日本映画が急速に復活したのは2003年ころからであり、資金的にも苦しかったのだろう、製作会社が金策に窮して編集を中断して4年。誰もが「もうオクラ入り」と考えていた矢先に陽の目を見た、ということだ。いまをときめく佐藤隆太の他、温水洋一、緋田康人の3人組が何とも言えぬグダグダさで爆笑を誘うが、ゲストも豪華で、吉岡秀隆・伊東美咲らが華を添える。また市川実日子の可憐さもハマっていた。内容はネコの丸焼きとか、トルエンとか、ちょっとブラックなものも多いが、いまに至る三木ワールドの片鱗は十分に感じられる作品である。予算的には本当に厳しそうで(笑)、京浜工業地帯近辺での細々としたロケがチープ感を醸し出していた。でもそれもダメジンの世界観にうまく取り込まれていたので、結果オーライだろう。ビートルズっぽいスコアもよい感じ。まだまだ粗削りだが、三木作品が好きな方で、未見ならばぜひ。
・「最高にファンキー!」
笑えて泣けるゾンビ映画は世界初かも。浅野忠信と哀川翔が演じるのはアフロとハゲ。2人のかけ合いは絶妙。シュールに笑わせてくれます。
東京・ゾンビ・ロシア・柔術・カルピス全く共通点の無いキーワードがうまく繋がっていきます。途中一瞬ですが、今話題の「ザ・たっち」がゾンビで登場。最後の最後にも、アッと言わせてくれます。
浅野忠信、哀川翔ファンならずとも一見の価値あり。
・「一人で、ほくそ笑んで観ましょう・・」
娯楽色が強く特殊メイクもそれなりなので、シリアスなゾンビ映画ファンには向きません。「ショーン・オブ・ザ・デッド」(主演:サイモン・ペグ)が割と近いですが、もっと悪のりした感じです。浅野・哀川・奥田(妻役)のかけあい、全編にわたる馬鹿馬鹿しい設定も見ているうちに慣れてきて段々ハマっていきます。そしてラストにオチまでつけたゾンビ映画はある意味衝撃的です。ただし、突っ込みどころ満載なので、友達とワイワイ観るより一人で観たほうが楽しめます。
・「面白すぎる」
これはすごい。何というか、ナンセンスの前衛芸術に近い(笑)。
哀川翔のハゲヅラでまず笑った。そのくせ、喋り方が「二枚目風」なんだからな、たまらんよ、もう(笑)。
そして、日常生活とあまりにかけ離れた登場人物のモラル、会話の進み方、テンポの良すぎる話の展開、すべてが不思議と調和して進んでいく・・・
自分でガンだと思いこんで、それが自分でゾンビだと思いこむことにつながって行くなど複線の張り方も秀逸。
「東京ゾンビ〜ロシア編〜モスクワゾンビ」とか作って欲しいですね。
・「原作はマンガのようだが、それを綺麗に映画化した好例」
キャラクタが立ちまくってて、やたら楽しかった。特に前半の圧倒的なテンポは素晴らしい。あれよあれよと話が進んでいく。
アフロヘアーの浅野忠信だけでなく、つるっパゲの哀川翔が見事すぎる。2人の淡々としたやり取りと、豊富なエグい描写の対比が良い。キャスティングも見事すぎる。
どんな映画、と聞かれたところで説明しようがなく、とにかく観てくれとしか言えない内容。あらすじを語っても意味がわからないと思うが、観終わってみるとちゃんとストーリーがつながっている。
伏線も活きているし、時間を忘れる急展開。原作はマンガのようだが、それを綺麗に映画化した好例。知らないまま過ごすには惜しすぎるデキ。
・「マニアック!しかし、感動的な傑作。」
面白かった。
浅野忠信と哀川翔の柔術対決は笑いました。かなりマニアックでしたね。ふたりともちゃんと柔術を練習したのでしょうか、様になっているのがますます笑えました。
この映画はプライドやブラジリアン柔術が好きな人にはたまらないものがあると思います。プライド大好きなわたしはツボでしたからね。
浅野忠信がゾンビにタックルにいきテイクダウンをとりにいく、こんな映画は唯一無二ですよ。わかる人にしかわからないことを、ここまで堂々と映画の中心的な題材にしてしまえるのはもはや潔いとすら言えるでしょう。
意外にも友情や愛情がきちんと描かれているのもよかったですね。マニアックなだけじゃない。感動的な傑作でもあります。
余談ですが、浅野忠信の妻役の女優さんがとても魅力的でした。かなりきつい性格の役柄を演じられているのに、わたしちょっと好きになっちゃいましたもん。あの美しい生足と少し強面の顔に惹かれました。
・「寺尾聡は素晴らしい!」
泣きました。映画館で人目も憚らずボロボロ泣きました。心に染み渡る映画という感じでした。泣かせてやろう、という変な小細工はなく、ごく自然に涙がこぼれました。うれしかったからです。観終わってなぜか「ああよかった」、そう思いました。アルツハイマーの妻にどうしてもと懇願されて妻殺しの罪を犯してしまった元警部と、それに関った人の物語、と言ってしまうととても薄っぺらい感じですが、おおげさに言えば生きることの重さを訴えた作品だと思います。そこが小説とは大きく異なる点だと思います。だから小説を読んだ人にこそ是非観てもらいたい映画です。きっと違った印象を受けると思います。小説のイメージ、作品感はそのままに残しながら映画のほうがより洗練されたものになっていると思います。久しぶりに涙腺の限界を超える映画に出合ったという感じでした。
・「素直な気持ちで見てください」
素直な気持ちで見て頂ければ良い映画です。原作の横山秀夫氏はミステリー作家で有名ですが、映画も原作も『半落ち』は派手なアクションもなく物凄いトリックが用意された物では有りません。技巧に走らず見るものをさまざまな角度から考えさえてくるでしょう。だから、見る前はただ素直な気持ちで向き合ってください。見ている最中、見た後。自分と向き合い、自分を考えさせてくれると思います。それは、命かもしれません、愛なのかもしれません。会社や、家族かもしれません。
寺尾さんが演じる主人公の沈黙に見た人それぞれ感じる物があるでしょう。小説は行間を読むものといいますが、この作品は主人公の沈黙、登場人物の表情から、自分なりの感動がえられます。是非、一度ご覧になってください。小説を読んだ方も、そうでない方、年齢とは問いません。おすすめです。
劇中の『貴方には守りたい人がいますか?』貴方にきっと響くでしょう…。
・「日本映画も捨てたものではない・・・」
すばらしい日本らしさと言うのが出た映画だったと思います。やはり予告でもあった「私は妻を愛しています」と言うセリフ・・・この言葉に込められた意味はとても深いものであり、見た人、一人一人に色々な解釈の仕方があったと思います。
別にアルツハイマー病の人を殺していいなどとふざけたことを言っている映画ではありません。それは最後の法廷のシーンでわかると思います。愛していたから殺せたわけでもないと思います。大切なことはこの映画をみて何のために今を生きているのかを考えることだと私は感じました。
もちろんこの映画にはCGなどと言う派手なものはなく、すべてが人と人との関わりで進んでいきます。地味と感じる人もいるかもしれません。でも地味=つまらない、ではないはずです。もし、お店に行ってふと目にこの映画が入ったならば是非見て貰いたいと思います。
・「誰かのため」
寺尾氏が好きで買った一作だったんですが、後半涙で画面が見えませんでした;主人公の梶は常に誰かの為に生きています。最愛の妻を殺し、その後歌舞伎町に向かった彼。“誰か”を守るために嘘の自白をし…真実を知るために動く梶の周りの人たちを主にして話が進んで行きます。後半で明かされる真実にはボロ泣き;エンディング曲の森山直太郎さんの曲も作品によくあっていて良かったです。梶は何故妻を殺したのか。何故、嘘の自白をしたのか。梶は、誰の為に生きていたのか。真相は貴方の目で確かめてください。
・「命の大切さ、大事な人を、再認識させる映画」
名優たちの、演技にため息が出る。
それぞれが、派手なアクションも、言い合いもない。背中や、微妙な表情、少ない言葉で、演技されている。最近の映画では数の少ない貴重な作品ではないだろうか。
本編を見て、涙涙・・・。映像特典を見て、また、涙涙・・・。
久しぶりに、一杯泣きました。
柴田 恭平の、アクションシーンのない刑事が、珍しいですよ。
ぜひぜひ、見て欲しい映画です。
・「泣いた・・・。」
この映画を観ている間、ずっとと言う程泣いてました。だって色々な人の別れと再会が次から次へと移り変わるんです。
おばあさんと行方不明の息子の再会で、先ず切なくなりました。中学生や、自分より年下になったお兄さんと弟とか。死んだ人が甦ったら嬉しいだろうな、と、自分の祖母のことを考えたりして・・・。大事な人と死に別れた人が見れば、きっと何かを感じるはずです。悲しいことに変わりはありません。でも、「会いたい。」と思う気持ちが大事なんだと思います。(←歌詞のせいもありますが。)死について、深く考えるチャンスです。亡くなった方への自分の気持ちをもう一度思い返します。大事に思える人がいるということはとても幸せなことだと思います。(ちょっとクサイですね・・・。)
挿入歌の「月のしずく」。これをRUIが歌うと、話が余計に引き立ちます。涙を誘います。無性に胸が締め付けられて、涙が止まらないと思います。目が真っ赤になるので、時間がある時に観ることをオススメします。全体的にキレイな映画です。
・「歌が流れると泣けてきちゃう(/_;)」
はじめは「草薙くんの出てる映画なんだ・・・。」ぐらいなイメージで見てたけど、切ない。気持ちのすれ違いと、想いの切なさがホントに甘くて和歌を連想させる歌ともに心に滑り込んできた。「こんなに涙腺が弱かったっけ。」と呟いてしまうくらい滂沱な私。今でも「月のしずく」(主題歌)聞くと泣けてくる。もう一度愛する人に会えるかもしれないという、期間限定のファンタジー。新鮮な感動を与えてくれました。
・「死と生が出会う瞬間」
なみだ、なみだ・・・。剛ポンファンとしては、端正なスーツ姿の剛ポンがかっこよくて、嬉しいけど、それより、よみがえった人々と残された人々の出会いが感動的。恋人だけでなくて、親子とか、いろんなシチュエーションの人がいることで、単なるラブストーリーでなく、もっともっと、私たちが心の奥に持っている「亡くなった人に、もう一度会いたい」という気持ちに触れる映画になっていると思います。映画を見ながら、私だったら誰によみがえって欲しいだろう?よみがえらせるほど、強く思っているのは誰だろうと思いました。54才で亡くなったおばあちゃんに会いたい。身近な人が亡くなる時って、その想いを全部伝えられないことが多いから、大事な人を亡くした人は、「これを言いたかった」って思っていると思う。短い期間によみがえって、また黄泉の国に戻っていった人とは、2度分かれることになるけど、でも、言いたかったことが伝えられたら、心が一緒だとことばに出して伝えることが出来たら、映画の最後に出てきたように、前向きに生きていける。死がすべての終わりでない。死と生は、またどこかで出会うことが出来る。生きている者、死んでいる者、すべてを愛しく思える映画です。
・「なんでだろう?」
映画もいよいよクライマックスとなる終盤、草薙くんが走り出す場面から何度もみたくなる。4〜5年絶った今でもふともう一度みたくなる。最後の竹内さんとのやりとりはすごく短いけど、ジ〜ン(涙)ときますよ。
・「感動としか言いようない!!」
ビデオで見たけど、思わず買ってしまいました。小説を以前読んだけど、そこに縛られる事なく要所で見る人を納得させていく感じで、めりはりがあって飽きないと思います!もしも死んでしまったあの人を黄泉がえらせる事が出来たら…、なんていう普通ではありえない事を切実に表現した作品だと思うな。ぜひとも家族で見て泣いてほしいです。。ラストが特に感動!!
・「ヨーコさんかっこいい!!」
竹内結子が大胆でいて繊細なヨーコを見事に演じ、綺麗でカッコイイという評をずいぶん目にしました。ヨーコという女性がカッコイイのであって役に恵まれたという側面もあるように思いますが、役者としての成長は感じました。特に、愛人である薫の父親から縁切の話のあと、ふと見せる涙のシーンは、とってもよかったです。
それよりなにより、小4の薫役の松本花奈が素晴らしい!! 彼女の演技、特に視線が素晴らしかった。20年後の30歳になった薫の回想という設定で、この小4の薫の視点で物語が語られるわけですから、もう映画の出来が保障されたようなもんです。 買い物シーンのヨーコの大雑把っぷりの小気味よさ。大好きなお菓子ムギチョコを買うところで、2種類の袋を差し出されてどっち買う? と促されても、もごもごしてしまう薫をよそにヨーコはポイポイと袋を籠に放り込んでしまう。それを見ている薫のびっくりした表情が本当に素晴らしい。
また、カレー皿にチョコを盛って「ほれ、エサだ」と弟に渡すヨーコを不思議な目で見つめる複雑な表情とか。母親はこういうことはしない...ということを前提とすれば、これは、子供にとっては夢のようなことなんだよね。
『自転車に乗れると人生変わるよ、大げさじゃなくて本当だから』『嫌いなものを好きになるより、好きなものを嫌いになるほうが難しい』とヨーコのさりげないセリフが心にしみます。こういう何でもないような、でも後から振り返ると人生の大きなポイントになっているような、そんな話っていいよね。 ほんの20年前の話なのに、こんなに懐かしい風景があったっけ。コーラ(プルタブ式250ml缶)、パックマン、ガンプラ...。車もスカイラインとかスバルとか...。最近多い高度成長期を舞台にしたノスタルジー物と違って、ほんのちょっと前80年台が舞台ってのは新鮮でした。そして、もっともっと昔、初めて自転車に乗れた時の、あの『ふわっ』とした感じを思い出しました。
・「『すばらしい』の一言に尽きる」
この映画、「サイドカーに犬」はぜひ見てほしい作品である。途中で本当に泣けてくる作品である。(言葉では説明できないが)回想シーン最後のお父さんにカオルが頭をぶつけるシーンは完璧である。
洋子さんを演じる竹内結子の演技はとてもよかった。明るくカッコよさをもち、しかし時よりみせる暗く涙の表情などは完璧だ。竹内結子の作品の中でも、この映画はマイナーではあるがマイナーな作品では最高傑作の作品だと言っても過言ではないだろう。
後、子役の子もすごくよかった。あの表情は本当にすばらしかった。因みにこの映画の内容にすごく近い経験をしたことがある。だから、カオルの心情、困惑する気持ちの感じがよく分かる。ゆえに、いっそうあの子役のすばらしい表情には感動した。
最後に、一言…『すばらしい』
・「つかみどころのない映画。」
監督や竹内さんが似たような趣旨のことを発言していましたが、この映画は全くつかみどころのない映画です。
例えばアクションだとか、恋愛だとか、青春だとかに分類することが非常に難しく感じました。
観終わってすぐの感想は、「なんだか甘酸っぱいなぁ」でした。
作品自体もそうですが、挿入歌のRCサクセションの曲や主題歌のYUIさんの曲がそんな気持ちを増大させました。
これといったテーマがはっきりしないので万人に受け入れられるのは難しいかもしれませんが、個人的には好きな作品です。
特典DISCではメイキング・インタビュー・完成披露試写会・舞台挨拶が観られます。
なかでも舞台挨拶はかなり面白かったのでファンの方には2枚組みをお勧めします。
・「原作は原作,映画は映画の良さがある。」
一般に原作物が映画化されたときには,まず原作との比較をして映画を批評する人がいますが,本作ではそういった物差しで見るのは無意味だと思います。本作には,映画だからこそ表現できる,素晴らしいオリジナリティがあり,まさに日本映画の存在価値を証明する作品に仕上がっていると思います。そこには,根岸監督の「原作にあまりこだわらない」というか,「ヨーコのキャラクターをマンガのようにはしたくない」という意向がまずあって,スクリーンバージョンの“ヨーコさん”キャラを作り上げ,2年ぶりの映画出演となる竹内結子さんが,その期待に見事に応えて,ぶっきらぼうだが,おおらかで愛情深い“ヨーコさん”を好演しました。
父が会社を辞め,母が家を出て行った数日後,“ヨーコさん”という女性が家に来るようになりました。“ヨーコさん”は,たばこをスパスパ吸い,ドロップハンドルの自転車を颯爽と乗り回し,夕食には,「エサ」と言って麦チョコを食べさせる,そんな破天荒な人でしたが,子どもと対等に向き合って話をしてくれる“ヨーコさん”を薫は好きになっていきます。薫にとっての“ヨーコさん”は,色々教えてくれたり経験させてくれたから有難いというだけではなく,むしろ大人である“ヨーコさん”が薫を必要としていて,「こんな私でも必要とされているんだ。」と薫に思わせたからこそ,薫にとっても“ヨーコさん”は強く思い出に残る存在となったのでしょう。
本作には,ヨーコの髪型や頭突きのシーンなど原作と違う面も多いのですが,余韻のぬくもりは原作を超えていると思います。根岸監督と竹内結子さんのさりげない心の温かさが作り上げたものだと感じますね。
・「爽快」
よかったです。久しぶりに惹きこまれる映画を観ました。
皆さん言われるように、「ヨーコさん」が素敵でした。
常識に囚われないことってどういうことだろうっていつも思います。それは、決して、奇を衒うことや派手であることではないんだろうなって。 むしろ、限りなく常識的であることだって思います。常識の輪郭を把握しているからこそ、それとは異なる自分なりの価値の輪郭を作り上げることができるのでしょう。
ヨーコさんは、常識に誠実で、常に思考を停止していませんでした。「石油は後何年でなくなるって言われた?」とか、数々の名言も、誠実に考えている人だからこそ出てくるんでしょうね。
この話の登場人物もそうですが、誰にとってもどうしようもない地味な現実ってあるんだと思います。それに逆らうのではなく、誰かのせいにするのではなく、自分なりの価値観で受け入れる。 爽快な映画でした。
・「☆in堤さんワールドォ☆」
堤幸彦監督好みの方!仲間由紀恵さんファンの方!阿部寛さんのノッポ好き、生瀬勝久さんのオチャメ好き、『池袋ウエストゲートパーク』での登場人物の‘妙なナマリ’が気になった方なら充分と言っていいほど知ってると思いますが・・・・・御おすすめです。
日本映画で久々に“第一位”を勝ち取ったこの作品、見てソンは決してナイです。
≪事件、災い、伝説、怪奇なトリック、暗号、論理パズル、ラブストーリー・極端なコンプレックス、迷脇役、現実に居そうで居ない登場人物、自分だけが笑うギャグ、隣の人だけが笑うギャグ、全員大爆笑のギャグ、亀≫などすべてがいっきに見られます。
堤幸彦監督のオキテ破り作品のうちの大事なひとつです。見てみてください m(_ _)m
鋭いギャグと鋭いTRICKが鋭いタイミングで見られる映画DVDは、この『TRICK 劇場版』ぐらいなので、
是非!!!
・「堤作品のよさ+仲間・阿部のキャラの濃さ=絶対面白い!」
「ケイゾク」以来(「金田一少年の事件簿」以来の?)の堤幸彦作品のファンです。堤作品の特徴は脇役まで一貫して実力派のキャラの濃い人で固めて、いい本を仕上げていくところにあると思いますが、その上に役者同士のアドリブの効いた会話が加わることで最高の出来栄えになると思っています。そういう点でこの「トリック」シリーズは1・2も全部最高の面白さです。買って損なし。日本映画もここまで来たかと言う感じです。
・「2006年に劇場版2も予定されてます」
人気ドラマのTRICKシリーズの映画版です。この作品は、ドラマ版のTRICK、TRICK2の後の作品(ストーリー)になってます。(劇場版の後の作品に、ドラマ3作目のTRICK- Troisieme partie -があります)ただし、前作品のドラマシリーズを見ていなくても話は理解できますし、十分楽しめます。(もちろん見ていたほうがより楽しめます。。)
2005年の秋にはドラマスペシャル、2006年には劇場版2の公開も予定されておりますので、この作品を事前に見ておけばさらに楽しめる事間違いありません。(仲間由紀恵さん、 阿部寛さんのコミカルな演技が最高です!)
・「面白い!」
劇場版と言うことですが、あえてテレビシリーズのテイストそのままにしたという一編。笑えますし楽しめます。細かな芸が冴えてます。トリック2の頃から撮影していたのでシリーズの空気もそのままです。ラストの方で 上田と山田の微妙な関係に思わず ホォーッとさせられます。そして矢部刑事の熱演 凄いです。一見の価値あり。
DVDなら きっと特典の映像などもつくでしょうから 期待大です。
・「以外な子役」
琴美役の塚本璃子は、今人気女優の仲間入りしている「成海璃子」の子役時代の名前で、本名である。
・「☆シリーズ完結編♪☆」
第1シリーズからの大ファンで新作を心待ちにしていたので、公開まで待ちきれず完成披露試写会にまで足を運んだ作品です♪観た率直な感想は“相変わらずだなぁ(笑)”って。はっきり言って、これだけ長いシリーズですから新鮮さはないです。ですがトリックはそれでいいんです♪今作の山田&上田のゆる〜い応酬は更に進化し、もはやベテラン芸人並み☆折々に散りばめられたマニアックなギャグは、「分かる奴だけ分かりゃいい!!」と時に視聴者を置き去りに…妙に分かりやすく媚びた演出が多い昨今、このスタイルは貫いてほしい。残念なのは仲間&阿部チーム、野際&生瀬&池田チーム、それぞれ別々の収録で共演シーンがなかった事。スチュワーデス物語のパロディで口で手袋を外す、ノリノリ片平なぎささんがいい♪目からキラキラとラブビームを飛ばす堀北真希さん…意外にコメディもイケますね〜☆☆☆どうやら今作で完結編と位置付けているようですが、トリックの事ですからまたいつか何食わぬ顔で復活してくれるでしょう。そんな気まぐれが許されてしまう、何でもアリの希有な作品ですからね。やむ落ち等の映像特典や、細かい習字&看板ネタをスローでチェックする為、DVDを購入したいと思います♪
・「賛否両論…真っ二つも当然かも。」
この作品の評価は観客の方の口コミも含めて正に賛否両論真っ二つです。山田&上田コンビが登場するだけで、それは立派なトリックワールドだと思える方なら文句なく高評価のお気に入り作品だと思います。しかしトリックシリーズにこだわりを持ち、クオリティの高さを求めるコアなトリックファンの方が不満を感じるのもよく解ります。【トリックらしくて、トリックらしくない映画】=トリックの登場キャラ達が、あまりトリックらしくない展開の世界で活躍する映画だと言えると思います。この作品では片平なぎささんの存在感に圧倒されました。真の主人公は片平さんのように感じます。本来の主要キャラ達の活躍が乏しくて…しかし1本の映画作品としてはなかなかの面白さです。熱心なファンにとってはショッキングな展開もラスト近くに用意されています。いつもの楽しさとは趣の違う笑いや、やりすぎのCGなど…ぜひ、ご覧になってご自身で賛否を判断して下さい。
・「天才☆堤幸彦」
数々の堤幸彦作品に共通する、この空気・笑い・素晴らしいキャスティング!!堤さん以外には出来ないでしょう!!トリックは沢山の作品の中で一番、堤さんの愛情を感じますwこれが本当に最後なのか…?テレビでも構わないから、続編を作って欲しいです!!
・「日本全国のブックオフにおいてあります」
一番笑ったのは上田次郎の「その多くは日本全国のブックオフにおいてあります」です。他にもおもしろいところはたくさんありますし、一度は見て損はありません。迷ってる人は是非見てください。
・「やっぱり。」
あの世界観はトリックならでは! な作品です。 劇場に二回見に行きましたが、笑えました。 賛否両論だと思いますが、私は満点。 力が抜ける細かいネタやシリーズのマニアックファンむけのネタが楽しく、満載でした。 上田と山田のやりとりは、 あれだけ素直にやりとりできたら、さぞかし気持ち良いだろう!! って爆笑しながら見れました。 なんか、心が暖かくなったのは私だけではないはずです。 あたかも、完結したなんてなかったかのようにまた、登場してくれる事を祈ってます。 よろしくねっ! →ブラジル。
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