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▼マンガ大好き!:セレクト商品

寄生獣(1) (アフタヌーンKC)寄生獣(1) (アフタヌーンKC) (詳細)
岩明 均(著)

「現代漫画の最高峰」「壮大なスケールの、等身大の物語」「読んだ後、「あなたの心には何が残りましたか?」と尋ねたくなる傑作」「マンガというジャンルが最高の舞台」「墓場まで持って行くつもりです。」


真説 ザ・ワールド・イズ・マイン (1)巻 (ビームコミックス)真説 ザ・ワールド・イズ・マイン (1)巻 (ビームコミックス) (詳細)
新井 英樹(著)

「破壊と再生の黙示録」「リアル」「ファン感涙」「道徳の教科書」「ユリカン」


DEATH NOTE デスノート(1)DEATH NOTE デスノート(1) (詳細)
大場 つぐみ, 小畑 健

「今年度ジャンプ最注目作、遂に登場!」「やはり少年誌以外でやって欲しかった」「絵師・小畑健とミステリーとの見事なマッチ」「ちょっと異色?」「覇王への道」


ハンター×ハンター (No.1) (ジャンプ・コミックス)ハンター×ハンター (No.1) (ジャンプ・コミックス) (詳細)
冨樫 義博(著)

「ホントに素晴らしいです」「本当に惜しい・・・」「冨樫義博才能爆発!!!」「自由なマンガ」「鬼才冨樫義博」


刑務所の中 (講談社漫画文庫)刑務所の中 (講談社漫画文庫) (詳細)
花輪 和一(著)

「花輪和一の入門書?」「おもしろ」「細かいタッチの絵がいい」「ある意味、刑務所グルメ?本」「とても分かりやすいですが……」


ストーリーストーリー (詳細)
戸田 誠二(著)

「静かな感動が広がります」「漫画に対する誠意が伝わってくる」「つらいのには理由があるのね」「視線の先」「そのときに,そばに誰かがいてくれたら,最悪は回避できるのかも知れないね。」


おのぼり物語 (バンブー・コミックス)おのぼり物語 (バンブー・コミックス) (詳細)
カラスヤ サトシ(著)

「「まんが道」ではなく」「泣いた!」「叙情とユーモア」「単行本「カラスヤサトシ」の裏が見える」「現時点での最高傑作。」


まだ旅立ってもいないのにまだ旅立ってもいないのに (詳細)
福満 しげゆき(著)

「なんでオレのこと描いてやがる!(笑)」「カバー通りの内容」「フカンゼン少年たちへ」「休日昼寝して起きたら夕方だったみたいな感じ」「。」


ムーたち(1) (モーニング KC)ムーたち(1) (モーニング KC) (詳細)
榎本 俊二(著)

「脳内浸食系ギャグ漫画」「目のつけどころ過ぎ」「不条理漫画としておかしい」


ママはテンパリスト 1ママはテンパリスト 1 (詳細)
東村 アキコ(著)

「抱腹絶倒☆☆☆」「あー面白かった! 次も絶対買います」「等身大でお薦めです。」「今2歳児を育ててる人必読!爆笑です」「面白い!子供の生態がよく分かります」


失踪日記失踪日記 (詳細)
吾妻 ひでお(著)

「天才の帰還」「天才吾妻ひでお様へ。」「ページをめくるたびに”本当に!?”と叫ぶ」「これが、この社会の「ありふれた」ごく普通の「ミライ」なのかもね。」「生を切り結ぶ人々との出会いによる再生」


ぼくらの 1 (IKKI COMICS)ぼくらの 1 (IKKI COMICS) (詳細)
鬼頭 莫宏(著)

「唯の少年少女のロボットバトル漫画ではない」「お勧めです。」「正義って何?」「名作」「「なるたる」の期待を裏切らない出始め!」


ヒストリエ(1) (アフタヌーンKC)ヒストリエ(1) (アフタヌーンKC) (詳細)
岩明 均(著)

「一気に五巻まで読んでしまった」「強いコントラストが強く惹きつける」「2巻続けて読んでください」「この結末を読むまでは」「おもしろいですよ!」


この世の終りへの旅この世の終りへの旅 (詳細)
西岡兄妹(著)

「カフカが好きなら」「油断していました。」「西岡兄弟が描く初の長編!!」「読後に後を引く作品。5年後読んでも飽きないだろう」「文学的?」


シグルイ 1 (チャンピオンREDコミックス)シグルイ 1 (チャンピオンREDコミックス) (詳細)
山口 貴由(著), 南條 範夫(原著)

「武士道は“死狂い”なり。」「ひとつの境地」「傑作です」「久しぶりに面白い漫画に出合えた」「殿堂級傑作」


茄子 (1) (アフタヌーンKC (272))茄子 (1) (アフタヌーンKC (272)) (詳細)
黒田 硫黄(著)

「生活感あふれる」「世の捨て方あれこれ」「うまそう…」「茄子とは」「「茄子」をテーマにこれほど物語を描ける人間を私は知らない」


ネオデビルマン 1 (モーニングデラックス)ネオデビルマン 1 (モーニングデラックス) (詳細)
永井 豪(著)

「デ〜ビ〜ル!!」「きらりとした作品が何篇か」


度胸星 (01) (ヤングサンデーコミックス)度胸星 (01) (ヤングサンデーコミックス) (詳細)
山田 芳裕(著)

「未完の大作」「復刻版でています。」「衝撃!これほどの漫画が存在したとは」「古本でみつけたら」「最近のナンバーワン面白い漫画だ!」


Boichi 作品集 HOTEL (モーニング KC)Boichi 作品集 HOTEL (モーニング KC) (詳細)
Boichi(著)

「5つの素晴らしい短編をまとめた至高の一冊!」「この衝撃は嘘じゃない!」「SFファンが待ち望んでいた作品」「気になる作家」「ギャクとシリアスの融合」


プラネテス(1) (モーニング KC)プラネテス(1) (モーニング KC) (詳細)
幸村 誠(著)

「締めが上手い」「テレビから・・・」「SFではなく叙情詩である」「セリフに感動」「これ読んで進路変えちゃいました・・・」


▼クチコミ情報

寄生獣(1) (アフタヌーンKC)

・「現代漫画の最高峰
地球上の誰かがふと思った『人間の数が半分になったらいくつの森が焼かれずにすむだろうか…』地球上の誰かがふと思った『人間の数が100分の1になったらたれ流される毒も100分の1になるだろうか…』誰かがふと思った『生物(みんな)の未来を守らねば…』

ある夜、テニスボールほどの大きさのものが多数宇宙から降ってきた。それは人間の脳を乗っ取って全身を操り、他の人間を主食とする寄生生物だったのだ。平凡な高校生活を送る泉新一(主人公)は、脳を奪うことに失敗し不本意ながら右手に寄生した「ミギー」との共生を余儀なくされる。ミギーは寄生生物らしい、非常に冷静な思考の持ち主だ。食うことは生物なら当然の行為、尊いのは自分の命だけ、人間はあらゆる種類の生物を殺し食っているが自分たちはほんの1~2種類しか食ってないし余計な殺しはしない、、、、人間としての感情を持つ新一は、人間を殺す寄生生物らをこのまま放っておけないと、時にミギーと対立しながらも、彼らに立ち向かっていく。また、彼らも、人間との共存のため工夫を凝らし、自分たちは一体何なのか、何のために生まれてきたのか悩むのである。私たち人間は動植物を殺し、それを糧に生きている。それが生物というものである。尊い命を犠牲にし生きていることを忘れてはならない。何のために生まれてきたのか?人間とは何なのか?利己的遺伝子説。環境問題。いろいろと考えさせられる漫画である。現代漫画の最高峰。

・「壮大なスケールの、等身大の物語
不気味な表紙、グロテスクな描写、重いテーマ劇画調で動きの硬い絵に抵抗を覚える方もいるかもしれません。しかしこの物語の骨格は、主人公の青年の喪失と再生を描いた成長物語であり、壮大なテーマを抱えながらも、等身大の感覚に帰結します。故に終盤のクライマックスでは主人公と共に悩み、その選択に深く考えさせられます。

物語として娯楽性もあり、長さ、構成共に実にバランスがよく、さらに人を啓発する力を持った、私にとって最も完全な作品です。奇麗事に苦笑させられることも、お涙頂戴に辟易することもなく、鳥肌が立ち、涙が出ます。

言葉は足りませんが、とにかく出来るだけ多くの方に読んで頂きたいです。

・「読んだ後、「あなたの心には何が残りましたか?」と尋ねたくなる傑作
ファンタジー? ホラー?ジャンルは良く分かりませんが、ある日、謎の寄生生物に体の一部(右手)を乗っ取られた高校生の話。

読み進めて行けばその面白さにぐいぐい引き込まれることだろう。物語としても展開、登場人物をきちっと構成され、非常に面白いのにも関わらず、扱っている主題は非常に真面目な内容であり、考えさせられるものがある。一部の残虐シーンを取り上げこの作品の評価を貶めようという人がいれば残念でならない。

こういう作品があるから、日本のMANGAは娯楽以上の文化だと誇れる。まだ読んだことがなければ、ぜひ読んで欲しい。小学生にはちょっと難しいかもしれないが、万人にオススメの漫画です。

・「マンガというジャンルが最高の舞台
このマンガを読んだ時、相当な衝撃を受けました。

まだ知名度が低く、表紙からはB級のホラーっぽい雰囲気がただよっていたのですが、その未知の切り口、シリアスな絵柄に途中でやめることができませんでした。

主人公もどこにでもいるごくごく普通の高校生で、舞台となるのも、普通の家庭・学校なのですが、そういった現実感あふれる舞台で

超非現実的な話が展開されるところが素晴らしいです。

妙なリアリティを感じながら怖くもあり、悲しくもあり、長すぎも短すぎもせず、きれいにまとまった完成度の非常に高い作品だと思います。

すべての人に読んで欲しいです。

・「墓場まで持って行くつもりです。
「この種を食い殺せ」

一番好きなマンガは?と聞かれれば「寄生獣」だと答えている。 人間に寄生し、人間を餌にして生きる寄生生物と人間とのお話であるため、毛嫌いもされるが万人にお勧めできると思っている。一級のストーリー展開と一級のテーマ性、手段のためには目的を選ばずでも目的のためには手段を選ばずでもなく、この目的のためにはこの手段しかない(逆もしかり)、しっくりと幸せな作品。伏線の張り方が見事で今まで 何気なく読み進めていた、気にもとめていなかったことがページをめくった瞬間、ひとつの答えに集約され一気に理解している自分がいる。「やられた。答えは書いてあったのに」である。特に最大の敵となる「後藤」と主人公がはじめて対峙する瞬間への展開にはやられました。

寄生獣(1) (アフタヌーンKC) (詳細)

真説 ザ・ワールド・イズ・マイン (1)巻 (ビームコミックス)

・「破壊と再生の黙示録
1998〜2001年ヤングサンデー(以下YS)で連載された新井英樹の代表作『The World is Mine』の復刻版です。YS版は全14巻で、『真説』は全5巻となっています。YS版との違いは、著者ロングインタビュー(各巻3P)・YS担当編集による取材記(3P)・雑誌掲載時のカラー原稿収録、そして加筆修正となっております。注目すべきは加筆修正でして、セリフの細かな変更はもとより、新たに描かれたコマ・見開きがあります。

YS版はプレミアがついてしまい、なかなか読む機会に恵まれなかった方も多かったと思います。この度の復刻は英断と言ってよいでしょう。生命を感じさせる登場人物・緻密な描写・怒涛の展開が織り成す群像劇。傑作です。

・「リアル
私はもともとの原作を知りません。この「真説」で初めてこの問題作、大作に出会いました。出会って本当に良かった。神がかり的な犯罪者モン以外は、みんなとても人間くさいです。作者は本当に人間を書くのが上手。漫画ですからそりゃ強調はありますが、その切り口がとても上手いのです。筋とは全く関係の無い、その人物に関する俗ネタやどうでもいいクセ…作者はそれを丁寧に拾っています。手旗信号のクセをもつ刑事、ハンカチで全てをぬぐわないと気のすまない刑事、心を閉ざした新聞記者の、下ネタばかり書き付けた小さな手帳、トシのさむいギャグ、テレビで重大な犯罪事件を報道しているときにセックスをする人たち、犯罪者に同調してその格好を真似する人たち、ヒグマドンを信仰する人たち・・・。すべてがくだらなくて、見過ごしてしまいそうな人間のクセであり、愚かな習性です。これが強調して書かれていると、不思議です、登場する人間がとてもリアルで、私に近しい人物に思えてくる。そういうよくできた人物像があって、おもしろい筋がある。そうすると、世界のどこかにある、現実のドラマを見ているような気になります。現実のどこかに存在する、裏側の世界を垣間見ているように。あるいはいつか起こることの具現のようにも思えるのです。シリーズ全体を通して、この圧巻のリアルな人間描写力と、ドラマティックな筋立てが私の心を強く掴んでいました。

・「ファン感涙
 新井英樹さんの傑作がインタヴュー、若干のページ追加、カッコいいカバーを引っ提げて帰ってきた。評価の割に知名度が低い作品だったため、いい意味でも悪い意味でもマニアックな印象があった。今回の再版で多くの人に知られることになったのではないだろうか。

 加筆はあっても話の筋はちっとも変わりなく、意見の分かれるエンディングもそのまま。私はインタヴュー目当てで購入したが、新井さんにしてはとても長いお話(というよりも解説)をされていてとても満足できた。 必ず賛否両論にぱっくりと割れ、どうしても勝手な解釈や深読みを読者にさせてしまう壮大な内容に反し、「ホラ話」と語る新井さんに尊敬する。押し付けがましく教訓的な内容やメッセージを垂れ流す映画小説音楽の類は見習って欲しい。

 全ての人にはお勧めできない作品。善悪の判断が曖昧な人には危険なバイブルになる可能性がある。

・「道徳の教科書
作者はこの作品を「道徳の教科書」と言っているが、逆説的な意味で「道徳」と言っているのではないだろう。「悪い事はこんなに悲惨です。だからやめましょうね」と言うのでは、学校の道徳の授業と同じである。真の意味での「道徳」とは徳目の羅列でもないし善の推奨でもない。自らの悪を自覚して悩み苦しむ事、すなわち葛藤である。作中の人物は善人も悪人も普通の人も皆、苦しむ。それらが通り一遍のものでは無く、読者に痛みさえ感じさせるのは、作者新井英樹が真摯に葛藤している証左である。露悪趣味なだけの日本の文学なんぞよりも数等「文学的」であり、真の意味で「道徳的」な作品である。

・「ユリカン
が好きです。政府や警察など大人チームの代表者、夢見るリアリスト。モラルを超越していると思わせぶりに殺人しまくりながら生命の価値を問うている案外まじめな子供チームや、ただ生きて殺している野獣チームもそれぞれのエピソードごとに素晴らしいのですが、やはり、リアリズムに徹しながら自分の美意識と社会の論理(倫理)の両者をできるだけ効率よく満足させようと試行錯誤している大人たちが非常にかっこいい。大人チームの面々が地位やプライドや親の愛情を守るためにがんばって、時に自分なりの価値に拘泥しながら人によりあっさりと死んだり破滅していく姿が、子供や野獣たちの活躍ぶりを際立たせてくれます。なかでも、総理大臣。名セリフの出現率が一番高いんじゃないでしょうか。この破壊的で爽快なワールドの空気を的確に読んで、ひたすら期待を上回るパフォーマンスを演じてくれます。自分や国家の利害ではなくこの世紀末的な物語のために身をささげています。こんな首相は現実にはいらないけれど、あこがれます。

真説 ザ・ワールド・イズ・マイン (1)巻 (ビームコミックス) (詳細)

DEATH NOTE デスノート(1)

・「今年度ジャンプ最注目作、遂に登場!
 殺したい人間の名前を記入するだけでその通りになるノート「デスノート」。死神・リュークが人間界に落としたそれを偶然手に入れた夜神月(ライト)は「悪人と犯罪者のいない理想の世界」を実現する為、凶悪犯ばかりを対象とした連続殺人に手を染めていく。対するはFBIやインターポールすら動かせるが、誰もその正体を知らない伝説の探偵「L」。二人の選ばれし者がそれぞれの正義をかざし、推理と裏の掻き合いで互いを追い詰めていくスリリングな推理コミックの単行本が満を持して刊行された。 

 自分の理想の実現の為には殺人をも厭わず、天才的な思考で「デスノート」の制約を最大限利用して冷徹に犯行を重ねていく主人公・夜神月。従来にない斬新な設定と主人公像は原作の大場つぐみの面目躍如である。そして魅力的なストーリーに絵を付けているのはベテラン・小畑健である。彼の実力は「ヒカルの碁」で周知のとおりであるが、独特のすっきりとした丁寧な絵は今回も冴え渡り、作品全体としての完成度を弥増している。

 誌上連載時は徐々に明らかにされる「デスノート」の「ルール」が読者に常に新鮮な緊張感を与え、ストーリー展開を臨場感溢れる物にしていたが、一方毎号ジャンプを読み捨てている読者には「ルール」が整理しきれなくなってきていたのも事実だ。その点、この単行本は各話の間に「How to use」として直近の話に出てくる「ルール」をまとめており、読みやすく、また理解しやすい親切設計になっている。未読の方はもちろんの事、ジャンプで既読の読者もこの機会に単行本を手に取ってみてはいかがであろうか。

・「やはり少年誌以外でやって欲しかった
原作終了と映画化で話題につき読んで見ました。(俗っぽいと思われるでしょうが少年ジャンプ自体、もうずっと読んでなかったので)ホントに面白い、そしても勿体無い。Lとキラ(月)が互いの姿を知らぬまま宣戦布告をする場面はゾクゾクしました。その後も、その知略だけでなく、無駄なリスクはさけるが目的のためには敢えてリスクを背負い互いの価値観をかけて挑んでいく姿勢に引き込まれました。ただ多くの方が仰っているように小中学生辺りに読ませるには刺激が強すぎると思うしそういった読者にヒットしたゆえに引き伸ばしでダレた展開になってしまったのが残念です。作画担当の小畑氏は、これまでも少年ジャンプで活動されてますので他誌に移り難い事情があったのかも知れませんが青年向けの準メジャー雑誌ぐらいで掲載してくれれば、この初期のテンションを保って上手く纏められたかも。一巻に関しては星5つで。

・「絵師・小畑健とミステリーとの見事なマッチ
表紙から、この作品に対する気合いの入れようが窺えるデスノート1巻。「ヒカルの碁」を見事に描いた小畑健が作画を担当している。週間誌連載とは思えないほどの美麗、丁寧な作画と、少年ジャンプには珍しいダークさの強いミステリーが見事にマッチしていて、読んでいるとずぶずぶと独特の世界に引き込まれていく。

ノートに名前を書かれた人間は死ぬという「DEATH NOTE」を、たまたま拾った、夜神月(やがみライト)は興味本位で犯罪者の名前を書き込んでみると、本当に死んでしまう。そこにノートの落とし主と名乗る死神・リュークが現れ、彼との奇妙な生活が始まる。

次第に月は「正義」のためと、世界中の犯罪者たちをすべて「心臓麻痺」で次々に消していき、やがて月は世間で『キラ』と呼ばれるようになる。この不可思議な事件に動き出した各国の捜査本部から、難事件を解決してきた『L』と名乗る名前、身元、顔一切不明の探偵(みたいなもの?)と『キラ=月』との対決が始まる!

月の頭の回転の良さと、巧みな策略、駆け引きが面白い。今後も非常に楽しみな作品だ。

・「ちょっと異色?
正直、体と体でぶつかり合うような漫画に食傷気味で、新しい漫画に期待しているときに始まった作品。これの連載前に前後編でやってた『DEATH NOTE』があって、その時から目をつけていましたが、関連性はあるものの、登場するキャラクターは、殆ど前後編のものとは関係ありませんので、これが初めてでも楽しんで読めます。

模試で全国1位の高校生、夜神月(やがみライト)はある日学校で「デスノート」を拾います。タイトルを見ていぶかしみ開いてみると、「このノートに名前を書かれた人間は死ぬ」などとノートの使い方が書いてあります。

いたずらにしては手が込んでいるな、と思いながらも、ライトは試しにノートに名前を書いてみます。ニュースでリアルタイムに放送されていた、人質を取って保育園に立て篭もっている通り魔の名を。外に出たとき女性にしつこく付きまとっていた男の名を。

その結果、二人を殺してしまったライトは、罪悪感に苛まされながらも、こう考えて自己を正当化してしまいます。「世の中は腐っている。腐っているやつは死んだ方がいい」と。そう考えたライトは、世界を変えるために、世界中の犯罪者の名をノートに書き記していきます。そんな彼の前に、「デスノート」を落したリュ―クが現れて…。

ライトの極端な考えは、そうでもしなきゃ気が狂いそうだったという理由があったものの、そう至ったことは異常です。ただ、彼は頭がよかった。だから、自分なら悪のない理想の世界を作れるかもしれないと思ってしまった。

しかし、世界から見れば、殺人鬼であることには変わりがなく、犯罪者が数日間で異様に死んでいったことから、どんな事件でも必ず解決してしまうという正体不明のLが、事件解決のために登場してきます。

どちらかといえば頭脳の戦いなこのお話。ライトとLの戦いは、今後どう転ぶのか楽しみで仕方ありません。

・「覇王への道
 今までにこれ程の知略を描いたマンガは恐らくなかった、、、はず。リアルタイムで見てこれなかったのが悔まれる。くう~。その存在は知ってはいたが(二部の出だしは今見ています)。このマンガに関してはもはや少年マンガとか青年マンガとかの区別はないですね。そんなものは超越してます。久々にジャンプが釣り上げた超大作か。天才はいろんなマンガに出てくるが、自ずから破綻してゆくケースも珍しくない。近年では「ガッシュ」の清麿の設定に無理があり過ぎ、既に天才としての風格はなく、一キャラになってしまった(予測はできたが)。最高の頭脳であれしかできないのであればちと困ります。その分、成長、情という視点とサイドストーリーで見せようとしているのだろうが。ライト、Lにはそうした足跡を辿って欲しくはない。                                                                             死神の落としたノート「DEATH NOTE」とはよく考えついたものだ。ルールを複数加えて複雑化している分、大きく逸脱すること(破綻してゆくこと、、、例えば何でもありのような)はないだろう。犠牲を払ってでも「世界を変える」というライトの意思を貫徹するのであれば、ある意味で人間を捨てなければできない(精神領域を超越する)。一方を追うL。彼もまた最善を尽くすためには代償をも辞さない。互いに何も知らない相手、見つかればノックアウト。このスリルは他のマンガにはない。互いのプライドをかけた勝負とも言える。今後どうなってゆくか見守りたい。小畑健の絵が絶妙にマッチしている。マンガ界で十年にあるかないかの超大作の幕開けか。この眼鏡は5つ星(5+)と見た。あ痛たた、眼鏡が。早く眼鏡をシンチョウして続きを読まねば、、、。眼鏡のまとめ買い。きっつ~。この水準を維持できるのか、どうか。その道程は遠いが、きっと覇王への道を歩むだろう。ご両人、期待してます。

DEATH NOTE デスノート(1) (詳細)

ハンター×ハンター (No.1) (ジャンプ・コミックス)

・「ホントに素晴らしいです
改めてハンター×ハンターという作品を読み直してその素晴らしさを再認識しました。キャラ達がそれぞれ正義とか悪とかでくくれない存在になってる。それぞれの過去現在未来がわずかなコマで描かれてキャラの混乱が起きない。伏線もきちんと貼られ、消化される。何より、ストーリーが読めません・・こう来たらこう、ではなくこう来てもこう来るのか!と・・今のWJの中ではダントツ、というか逸脱。最近の少年漫画にありがちなつじつまのあわないキャラ漫画。ある程度人気がでたらバトル漫画に以降、キャラだけが増えて行き、所謂キャラゲー的な漫画ばかり・・。ジャンプ黄金期に連載されてた作家さんたちはみんな他で活躍中ですよね・・これが少年漫画の限界なのかもしれませんが。その中で富樫氏が連載してくれているのはかなり貴重なんじゃないでしょうか・・。連載再開が望まれます。富樫さん自信、レベルEのコメントで「やりたい事や欲しいものは腐るほどある」とおっしゃっていました。漫画家としてはやはり作品の製作にいそしんでもらいたいものですが、この人の作品を見ているとこのコメントが正直納得できてしまいます・・。漫画も好き、だけどまだまだ好きなことやりたいことがある・・

まぁファンとしてはホント、連載再開して欲しいです。月1ペースでも雑誌を移しても・・。

・「本当に惜しい・・・
この作品は其処等の少年漫画とは格が違いますね・・・。ジャンプ誌の他の作品と比べて、ご都合主義も矛盾も無いし、才能だけで全てを軽々しく超越しません。内なる力と銘打った超都合の良い力も無いですしwこの作品は負けそうになったら内なる力が覚醒めて「ハイ 逆転終了〜〜〜」といった単純明快な少年漫画じゃないんですよ。私が知る限り、『修行』というものの過程をしっかりとストーリーに組み込めている漫画はこれだけですしね。ストーリーも非常に濃いですし、矛盾も発生してません。「才能」だけでは決して超えられない壁・努力をする直向さもしっかりと描けていますし、それと戦闘も凄いですね。「本当に主要キャラですらいつか死ぬんじゃないか?」と思ってしまうほど、レギュラーキャラにも容赦の無い描写が幾つも有りします。(実際死んでしまったキャラもいました)其れ一つ取っても、如何に他の甘ったるい少年漫画と格が違うかが伺えます。甘くないんですよ。この作品は。難しいのは苦手・単純なのが良い という方には向かないかもしれませんね・・・それとグロテスクな物が苦手って言う方も・・・向かないですね・・・この漫画・・・少年漫画なのに結構そういうのありますから。まぁ・・・全部ひっくるめてこの作品は少年漫画に置いてのネ申レベルなんですよ。其れだけに惜しい・・・富樫先生の連載ペースの悪さ・・・時折有るふざけている様にしか思えない絵・・・いや・・・でも絵は単行本にするにあたって、かなりの修正が加わっているので気になりませんけどw

・「冨樫義博才能爆発!!!
ページをめくる度にゼロからこのストーリー、世界観、キャラクター等を作るということの凄さを感じてください。そんなことは他の作品にだっていえることだろう、と思うでしょうが、この作品においては別格にいえるということを思い知ってください。漫画読みが趣味の私の今の所の生涯でベスト1の作品です。漫画を描くために生まれてきた男の会心の1作です。

・「自由なマンガ
「ハンター×ハンター」には、自由な空気が満ちています。描きたいものをひたすら描き、描きたくないものは徹底的に描かない。誰の影響でも、自分が良いと思えばためらいなしにすぐに受けるし、すぐに自分のものにしてしまう(作中に登場するクロロ=ルシルフルこそ、冨樫義博自身の投影なのでしょう)。

だから、ストーリーにも絵柄にも、連載する間隔にも(これは困ったものですが)、まるで統一感がないし、統一しようとすら思っていないだろうと思われます。きっと、限りなく「遊び」のつもりで描いてるのでしょう。

しかし、冨樫義博という作家は、常人には不可能なレベルでそれを徹底する事で、商業レベルで「ここが完成」と考えるラインを超えて、傑作をモノにしてしまいました。

この作品の終着駅は、もう分かっています。上記の裏返しで、興味が失せた瞬間、描く理由がなくなる訳ですから、「やーめた!」といって、途中だろうがなんだろうが、作品を終わらせてしまうでしょう。そして、また新たな作品を描き始めるのです。

それまでは、どこまでも付き合いましょう!この作品には「最後まで見届けないといけない」という念がこめられているのですから。

・「鬼才冨樫義博
幽遊白書などで有名な、冨樫義博の漫画。その天才?な技術力と、読者に媚びない作風(普通にキャラが死ぬ。ヒロインらしいヒロインがいない、など)は変わっていない。幽遊白書の後半にも見られた現象だがラグガキとも言えるほど雑な絵がたまに載る。コミックス化されるにあたって、修正されてはいるが、それでもまだ・・・。

休載の数も半端じゃない。休載率40%なんて年も・・・。後発の作品に巻数追い越されてたし・・・。しかし、それでも続きが気になるのは凄い。クビにならないのはもっと凄い。同誌で連載の、Y吹先生にパクられるのもうなずける。

ハンター×ハンター (No.1) (ジャンプ・コミックス) (詳細)

刑務所の中 (講談社漫画文庫)

・「花輪和一の入門書?
だいぶ知られているとは思いますが、ちびまる子ちゃんに出てくる花輪君のモデルでもある、花輪和一様の作品を読み始めるには最適な作品。わたしもこの作品から読み始めました。最初の印象は『変なおっさん』でしたが、他の作品を読み進めていくうちに、『花輪先生』、そして『花輪和一様』と変わって行きました。それぐらい他の作品も楽しくて素晴らしいです。『刑務所の中』を読みおわったら、次は『刑務所の前』を是非読んでみてください。その後は『天水』なんかが読みやすいと思います。後はもう手当たり次第に勝手に読むことになると思います。

また、この文庫本には描き下ろし21ページ+単行本未収録作品も多数収録されてるんです!ビューーーです!単行本を持ってる人だって絶対に買いに決まってる!願いまーす!『刑務所の中』一冊願いまーす!

・「おもしろ
単純におもしろ

という感情が湧き上がる

ただただ淡々に刑務所の生活がこの漫画には描かれる。特に悲劇的な内容でもなく熱い人情劇もないユーモラスで冷静な視点でスラスラ読める内容。

花輪氏の著書はこの作品が始めてなのだがこれを機に他の作品も読みたくなった。捕まりたくし前科もちになりたくないけど刑務所の中という非日常を体験したいなーなんて思ってる俺みたいな小心者ならこの本をどうぞ

ってそんなやつはいないか

まぁ単純におもしろい。読んでみる価値はあります

・「細かいタッチの絵がいい
映画(DVD)を観てから、こちらの漫画を読みました。映画もとても面白かったのですが、漫画自体もとても読みごたえがあり、最後まで楽しめました。絵柄も独特な細かいタッチでなかなか良かったです。

・「ある意味、刑務所グルメ?本
知らざれる世界を詳細にのぞき見させてくれる本。

といっても実態刑務所24時間みたいな過激な内容ではなくタンタンと刑務所内の日常生活を綴っている感じ。

これがリアルでスゴクおもしろくもあり生殺し的怖さもよく伝わってきました。

特に刑務所内で供される食事やおやつの完全描写がすごい。

人間いろいろ規制され一カ所に閉じ込められた状態のままだと考える事はやはり食べ物のことばかり。

ある意味刑務所グルメ本といってもいいぐらい。

結構おいしそうだったりして、しかもヘルシー。

麦めしばかり毎日食べていた為お正月に久しぶりに供された白米に物足りなさを感じるエピソードとかまさに食育です。

質素で堅実な刑務所内の生活は昔の日本的郷愁さえ感じます。

・「とても分かりやすいですが……
今まで刑務所関連の本を数冊読みましたが、いまいち中の構造なんかが想像できないでいました。 この本は事細かに中の様子が描写してあり、大変参考になります。 かゆい所に手が届いた!ってカンジでした。 惜しいのは、拘置所と刑務所の区別説明がないので、分からない人が読むと「えっ、刑務所でお菓子とか持てるの?」と誤解されそうな所もありました。 時系列もちょっとバラバラみたいなので、その点がちゃんとしてればなぁ、と思いました。

刑務所の中 (講談社漫画文庫) (詳細)

ストーリー

・「静かな感動が広がります
働く男性、女性、子を思う父、母、夢を持つ娘、息子―私たちの誰しもが、この作品の登場人物の生きる姿に当てはまるでしょう。都会で懸命に生きる彼等の姿を著者が慈しみながら描いている印象を受けました。特別じゃない、派手でもないストーリーがだからこそ真摯に心に響きます。重みがある5つの短篇で構成されています。最後の1ページを読む度に、前へ進む勇気をもらえる短篇ばかりでした。

・「漫画に対する誠意が伝わってくる
この作家さんは多くの方がご存知の通り、ご本人のHPで過去の作品が見られます。そして3作目にあたる作品はすべて書き下ろし(喜)。そしてやはり期待に応えてくれました。内容の素晴らしさについてはとてもうまく言えないのですが、ここまで過不足なく適切な切れ幕でもって1つの話を短編にきれいに収められ、しかも読み手に充実感を与えてくれる力には感服いたします。前作では感傷的な話が多かったのに対し、今作は生き生きした話が多いです。

共通して言える事ですが、作者の漫画に対する誠意が伝わってきます。

しかしあくまで「日常」というものを捉えた作品なので、派手で凝った演出を求めるのはNGです。それでも淡々としているわけではなく、今回の作品は力強さというものを感じます。

・「つらいのには理由があるのね
言葉にしちゃうと薄っぺらなものになりますが、実に感動的な短編集です。

とくに冒頭の作品と表題にもなっている作品。これは、業種をとわず、実際にリアルな体験として、無茶な納期に追われたことのある人、何週間も家に帰れなかった人、何ヶ月もろくに休みが取れなかった人、部下やわけわかんねぇ上司に悩まされたことのある人にとっては、キツすぎて読めないのではないかと。私事ですが、転職する前、明け方近い納品前日の深夜、誰もいないフロアで、それまで一心不乱に作業していたのにフと頭が真っ白になってしまい、ディスプレイを見つめて、「あぁ、こりゃ終わんねぇや」と思い至り、気持ちはフラットだったのに、何故だか涙がこぼれたことがあります。PDSTじゃないけど、それがリアルにフラッシュバックしてきて、非常にキビシかったです。

しかし、本作はそれだけで終わるものではなく、馬車馬のような「わたし」も「あなた」も、そうなってしまっているそのしょうがない理由と、そうであることに耐えている理由と、そしてそうではなくなるかすかな可能性とを、饒舌ではなく、認識させてくれます。

実際に世の中でリアルな日々を送っている人に、是非。

・「視線の先
地上から見る風景と、ふと立ち寄ったビルの上からみる風景。

変わらないように見えた毎日同じの風景。

しかしそれは、視点の高さによって見え方も感じる感動も受け取る気持ちも大きく違う。

この物語は感性そのもの、見る人がみれば駄作であり秀作でもありえる。

生きていく事の大変さと、きっかけさえあれば人はいくらでも変われる事をこの本は教えてくれる。

・「そのときに,そばに誰かがいてくれたら,最悪は回避できるのかも知れないね。
少しずつ長めになってる短編集。今回は「ストーリー」が秀逸。おそらく,人はみな,タイミングは違うなれども「いつ切れてもおかしくない」状態にいるのだろうと思う。そのときに,そばに誰かがいてくれたら,最悪は回避できるのかも知れないね。

ストーリー (詳細)

おのぼり物語 (バンブー・コミックス)

・「「まんが道」ではなく
 タイトルから想像して、ギャグをからめたサクセスストーリーとしてのカラスヤ版「まんが道」なのだろうと思い本書を手にとった。

 ところが、ギャグはところどころあるものの、上京によるとまどい、ひとり暮らしの孤独、漫画家という職業による将来の不安、などの描写と話の途中にはさまれる東京の風景スケッチとあいまって、まるでつげ義春の作品でも読んでいるような辛気くさい雰囲気にとまどった。 しかし、本書の後半にある「出来事」(これはあなたが読んで確かめていただきたい)を読んでその理由がわかった。 この本は、ひとりの男の上京物語であるだけでなく、人生の物語でもあるのだ。

 「明日には忘れてしまうような事を 話したりできる相手がいれば 人生が 楽しくなると思ったら 大まちがい んなことは関係なく いかなる時も 人生は 楽しまなくてはなるぬ」(本書94頁) カラスヤサトシの人生哲学(と言ってはおおげさか)が表れた、いい言葉だと私は思う。

・「泣いた!
ギャグかと思ったら、思いのほか泣けました!いい作品です。

・「叙情とユーモア
「ダンボールがつみ上がった部屋は上京してきたばかりの日と全く同じで あの日から1日しかたってないようにも見えた」

 上記の引用に限らず、(多分)日常的に誰もが感じるであろう叙情的な要素を、非常によく切り取っていると思います。しかも、それを叙情で終わらせるのではなく、ユーモアに着地させようと呻吟している姿に心打たれました。ピート・ハミルの「ブルックリン物語」、ひいてはカート・ヴォネガットの諸作品を読んだ時のような読後感です…といったら言い過ぎなんですが、今後を大いに期待したい作家さんです。

・「単行本「カラスヤサトシ」の裏が見える
この作品は「カラスヤサトシ」を熟読している読者にとっては時系列を整理しながら読むと一層深みが増します。

この作品単体としても笑いあり、涙あり、叙情的な風景ありと素晴らしい内容です。

超クール!

・「現時点での最高傑作。
現時点での最高傑作。風景が白く感じる・足が自分の物とは思えない等の数々の病的な描写がちりばめられた、これこそまさにカラスヤサトシ!的作品。正直あまり期待していませんでしたが、ガツンとやられました。個人的には本棚を組んだらエロビデオコーナーみたいになった話に笑いました。

おのぼり物語 (バンブー・コミックス) (詳細)

まだ旅立ってもいないのに

・「なんでオレのこと描いてやがる!(笑)
現代を生きる人々が抱えている倦怠感、「どうしようもなさ」、滑稽さ、そして少しの光(幸福とか希望とか)を独特のタッチで描いた、福満しげゆきの初単行本。

とにかく、「これはオレか!?」と思うくらいに共感できる、身近に感じられる、理解できる。別に生まれが不幸とか顔が悪いとかじゃない。だけど女の子の前だと上手くしゃべれなくて、部屋でひとりため息をつく。「はぁ~あ、彼女欲しいなあ」。

最近、オタクやダメ人間を描いたマンガには「ダメならダメで前向きにいこう!」と開き直った作品が多いが、この作品の登場人物たちは違う。決して「楽観主義」という言葉の利便性に頼ったりしない(頼ることを知らない?)。それがまた「なんだかな~」と笑える。

読む人が読めば「こういうヤツらが社会をダメにするんだ!」と怒り出すかもしれない。怒らせておけばいい。私に言わせれば、青年期特有の、あの鬱屈とした毎日を否定する人間の方がよほど信用ならない。

今後に期待できる若手マンガ家の一人。あとがきも味わい深い。

・「カバー通りの内容
表紙を見てこの本に惹かれたあなた!間違いなくこの本はあたりです。表紙通りの内容です。躊躇することなく買うべきです! 私の好きな話は「僕たちは残尿感を感じる為だけに生まれてきたんじゃない」。私はこの青年にシンパシーを感じます。

・「フカンゼン少年たちへ
21世紀のつげ義春という声も聞こえる、福満しげゆきの傑作短編集。

『まだ旅立ってもいないのに』・・・。もうこのタイトルからして素晴らしすぎるではないか。このタイトルが自分を表現するのに最適な言葉だと自認する人々にとっては、内容も哀しいくらいに最適であると断言してしまおう。

もてなかったり、友達が居なかったり、それ故に毎日毎日沈んだ気持ちで過ごしていたり、そのようなことをテーマにした漫画は今までにも沢山あったが、意外にもキャッチーさを持つ絵と、奇妙でいながらたまらなくやるせない、でもやっぱりおかしいキャラクターたちの描写は、超一級であるとすら思える。

個人的白眉は、『僕たちは残尿感を感じる為だけに生まれてきたんじゃない』かな。

つげ義春2世? いやいや福満しげゆき1世だ。

最後にこの漫画を愛する全ての人々に捧げる意味と、ぬけがけを兼ねて一言。

これは僕のために書かれた本だ。

・「休日昼寝して起きたら夕方だったみたいな感じ
我が家のトイレに『僕の小規模な失敗』とセットで置いてあります。

もうどうしようもない気持ちになる。やるせない。でもおかしい。

長〜いトイレから暗い顔をして出てきた友人に

『なに、あの漫画・・・』と言われるのが楽しみで置いてあります。

・「
作者がこの作品を描いている精神状態を想像しながら読む、というのがこの本の正しい読み方の作法かと思います。ガロ的でいよう、非メジャーでいよう、他人とは違う自分でいよう。そんな気持ちがそこかしこから溢れる漫画たちです。読み取れるという事はつまり未熟だという事で、漫画だけで読ませるにはこの人は若すぎたし普通すぎた。ただ、「僕の小規模な失敗」と合わせれば、後の生活エッセイへ続く作者の道程の指標となります。

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ムーたち(1) (モーニング KC)

・「脳内浸食系ギャグ漫画
表紙のかわいらしさと帯の「モーニングで一番大好き!」というアオリにつられて、かわいい少年の心温まる物語を想像して買うと、間違いなく悶絶する結果になるこの一冊。この漫画の真実は、帯の下に隠された部分にこそ存在する。

ここで描かれる虚山一家とその周辺の日常は、とにかく「変」であり、哲学的であり、でもやっぱり「変」である。だが一度はまるとやめられない、中毒のような面白さがあるのだ。常人にはとても思いつかない発想と斜め上の展開を用意しながら、きちんと笑わせてくれるのが素晴らしい。ほとんど表情に変化がない(けどかわいらしい)ムー夫と、表情どころか顔の輪郭さえ変わりまくる(キモかわいい)お父さんを見てるだけでも笑えてくる。日常生活でふと、沸き起こる様々な疑問に、答えを突き抜けて快楽を与えてくれる、そんな脳に良いのか悪いのか分からない最高のギャグ漫画である。

・「目のつけどころ過ぎ
一コマたりとも油断をするな。なにが待っているか分からないぞ。一文字たりとも油断をするな。なにが隠されているか分からないぞ。一瞬たりとも油断はするな。なにが起こるか分からないぞ。一回読んで満足するな。なにが分かったのか分からないぞ。

何回読んでもオーバーフロー。恐怖の「難解」漫画にいざ挑戦を。ゴッド ブレス ユー。

・「不条理漫画としておかしい
法則に捕らわれないカオス空間が不条理漫画の魅力の一つだ。だから不条理漫画というジャンルは、テーマを放りっぱなし、投げっぱなしになりやすい。ストンと終わってしまい読者はポカンとする。それが面白い。 このムーたちという作品は、不条理漫画にも関わらず「納得」がある。デビットは日本で言ったらアキラ。チャーリーはマサヒコ。おかしな話だが、何故か納得させられる。シックリくる。 放ったテーマをキッチリ拾い、再び投げつける。オチの付け方や演出などは不条理漫画の方法で行っているが、内容としては不条理ではなく条理だ。筋があり、答えに導いている。 上で、これの事を不条理漫画と呼んだが、実際はたぶんもっと違う何かなのだろう。とにかく面白い。その点は間違いない。  

あと、全く主観的な意見だが、ママさんの流し目がエロっぽくて良い。

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ママはテンパリスト 1

・「抱腹絶倒☆☆☆
子育て漫画というとギャグっぽく味付けしていても、どこか作者の親バカな愛情がにじみ出て、読んでいてくすぐったくなることがあります。

この本は違いました。久しぶりにお腹を抱えて大声で笑っちゃいました。ママの客観的なごっちゃん(息子)への視点が他の子育て漫画とは一線を画しているのだと思います。でも読み終えると、ああ、いい子育てしてるんだ、とじわじわくるものがあります。

断乳を試みる、お風呂、お父さんの子育て、嘘をつく、抱っこ、エピソードがどれも秀逸で、ママとごっちゃんの表情が長年少女漫画を読んできた人にはたまらない。と思います。たくさん買って周りのママ友に配りたい程おすすめ☆

・「あー面白かった! 次も絶対買います
本屋さんでかわいい表紙と、限定版?で「断乳お守り」が付録についていたので購入。これが面白かったです!おっぱい大好き2歳児のごっちゃんと、彼に振り回される人気漫画家のママの爆笑生活実録。ごっちゃんの憎たらしいほど愛らしい言動にはまります。著者はいま多分30台前半なんだけど、同じくらいからそれ以下の世代(1970-80年代生まれ・男女問わず)の感覚で笑ったり、萌えたりできる感じです。あとがきで意図的に説教臭くならないように、あくまで笑いに徹したとあるのも好印象。ひと世代前なら内田春菊「私たちは繁殖している」が代表格だったと思うんだけど、「わた繁」が愚痴漫画に堕してしまった今、現役パパ・ママ世代が笑える育児漫画の代表になりうる傑作です。

・「等身大でお薦めです。
ごっちゃんとママ(作者)の愛のメモリアルです(笑)

とりあえず、笑わせてもらいました。こんな風に育児ができたらいいなぁ・・と思いつつ、そこを楽しめる?作者が素敵だなぁ・・と。

普段係わりの少ないパパとごっちゃんのお話が私的に大好きです。特にぐずる我が子を寝かしつけるシーン。笑わせていただきました。

・「今2歳児を育ててる人必読!爆笑です
着せ替えユカちゃんをたまに雑誌で読んで面白いなあと思ってましたが、この本はかなりツボにはまりました。うちにも2歳児がいるのですが、その動きや表情がおんなじ!風呂に落ちたあとの変なポーズと顔とかすんごいわかる!

・「面白い!子供の生態がよく分かります
テレビで紹介されていて知りました。私は出産後によみました(現在4ヶ月の赤ちゃんがいます)が、2歳・3歳とこのように成長していくんだなーというのが漠然と分かります。私は親戚の子とかかわることもほとんどなく赤ちゃんは未知の生き物でした。ですから、今はじめてだらけで驚きます。育児本にはマニュアルしか載っていないのでこのような子供の日常が描かれている本は参考になります。子供ってそんなことするんだーと驚かされます。子育てに関する価値観を変えさせてもらえる本です。表紙カバーもしっかりしていて赤ちゃんが舐めても全然大丈夫ですよ^^

ママはテンパリスト 1 (詳細)

失踪日記

・「天才の帰還
1980年代、コミックの世界にSFと美少女と不条理を持ち込んだ吾妻ひでお。直接、間接ともに、現在のアニメ、コミック会に絶大な影響を与えた作家である。(その割にマイナーだけど、そこが、ビック・マイナーたる所以か)

ここのところ、発表される作品数もわずかで、ご無沙汰していたが、その理由が明らかになった。

ギャグ作家の宿命か、この10年ほどは精神的にも非常にキツイ状態になっていたようである。自殺未遂、2度の失踪 ホームレス生活、アルコール依存症による強制入院。壮絶である。

が、この、失踪日記を見て、これらを乗り越え、天才が完全復活したと確信した。上記の、非常にキツイ状況を、実に客観的なクールな視点で描き、しかも“笑える”作品に昇華しているのが凄い。

巻末の対談で、とりみき が書いているように、作画においても、最盛期のレベルを取り戻していると思う。

# でも、一番凄いのは、アシスタントも努める、吾妻氏の奥様かもしれない。

本書では、アルコール依存症での入院生活の前半部で終わっている。早く続きを読みたい!

・「天才吾妻ひでお様へ。
新聞の書評でこの本の内容を読んだとき、不覚にも涙がダラダラ流れました。「不条理日記」を人生のバイブルと思い、愛読してきた自分ですが「最近、吾妻さんの作品見かけないなぁ。でも、あの人のことだから、印税生活で楽しく暮らしてるんだろう」などと呑気に思っておりました。それが、まさかの「失踪」。しかしまあ、これも、あまりにも吾妻さんらしくて「涙」が出たのです。早速取り寄せてこの本をむさぼり読みました。浮浪者生活やら配管工生活やらアル中生活やら、次から次へと遠い世界のことのような現実が・・・。しかし、何よりも昔「SFを描きたかったのに、思うように描かせてもらえなかった」ということが、非常に驚きでした。自分が一番熱狂して読んでいたのが、吾妻さんの不条理SFだったのに・・・。出版社には理解されてなかったのですね。残念なことです。吾妻さんには、自由に作品を描いて欲しい。出版社ではなくご自身の納得いく作品を「楽しんで」←(ここ重要)描いていて欲しいです。自分はただの一ファンですが、遠くから声援を送ります。勿論、吾妻さんの印税生活には必ず協力しますとも!

・「ページをめくるたびに”本当に!?”と叫ぶ
吾妻先生が失踪したらしいとかアル中になったらしいという噂はタビタビ聞いていました。それもあって、ページをめくるたびに「マジで?」「ホントに?」って叫びながら読んでいました。「これネタだろ」と思うほど人生が二転三転、じゃなかったどんどん坂を転がっていく。その凄まじさを淡々と書いているところが不条理日記より不条理です。一番笑った箇所はホームレスの吾妻先生が警察に保護されたあたり。ロリが少し入っている警察官のH田が飛び込んできて「色紙お願いします。」イラストになぜか”夢”という言葉を入れる。うーん、シュールな情景だ。これで復活!となるかどうかはわかりません。吾妻先生のことだし。今や中年になってしまった元ファンより最後に一言:長生きしてください吾妻先生

・「これが、この社会の「ありふれた」ごく普通の「ミライ」なのかもね。
70年代後半、吾妻ひでおはSFファンにとっては、マニアックなカリスマであった。「不条理日記」「やけくそ天使」など、その作品は、まさしく不条理。摩訶不思議な上にロリコン趣味をまぶした独特の雰囲気を醸し出していた。本当にすごかったんだよ。その人気ぶりは。 その内、その名前が聞かれなくなり、どうしているんだろうと思っていた矢先、というかしばらくその名前さえ忘れていた矢先に、この「失踪日記」である。1989年、締め切りから逃げ、自殺未遂をし、ホームレスになり、配管工になり、アル中病棟に入った経緯を「人生をポジティブに見つめ、なるべくリアリズムを排除して描いています」として、描いている作品である。 山の中に入って自殺に失敗し、浮浪者の食べ物を盗む浮浪者になり、捨てられた天ぷら油で飢えをしのぎ、発酵しかかったリンゴの熱で暖をとるといったすさまじいネタが続々と続く。しかし、そのリアルさにもかかわらず、不思議にも、悲惨を感じさせない奇妙な作品である。本人の実体験を基にしながら、よくありがちな「私小説」的な臭みを感じさせない、乾いた、それでいて有無をいわさない強烈な「リアリズム」が全編に渡って支配している。うかつに「おもしろい」といえないがスリリングで、体験者にしかわからない迫力、凄みがある。 後半のアル中病棟の描写など、ユーモアのフレーバーもありながらも、狂気と幻想、そして死の影が見え隠れしている。自らが当事者でありながら、表現者としての観察力と表現力に脱帽である。吾妻さん、よくぞ生還したよねぇ。まぁ、この先わかんないけどさ(どうあっても「よし」さ。ケセラセラ〜)。それにしても、この作品。慄然、唖然、呆然とするばかりである。 すげ〜。本当にすげ〜よ。けれど――けれどね…。こんな漫画―表現が、そのまんま「コマーシャリズム」に乗っかってしまう、そういう現実の方が、もっとすげ〜なぁ…なんて思う。

・「生を切り結ぶ人々との出会いによる再生
 つまらぬ家賃滞納でホームレスとなった松井計さんの『ホームレス作家』も吹っ切れたというか、それまでの自分の殻を破った作品だったが、吾妻ひでおさんの『失踪日記』もそんな作品。

 後書きを読むと、本当に悲惨なところ、シャレにならない部分は描いてないというが、それでもホームレス時代は十分悲惨だし、精神病院のアル中病棟も相当気が滅入る。しかし、そこで救いがあるのは、誰ともしゃべらない日々が続いて自分の分身と話すようになってしまったホームレス時代の状態から脱し(p.75)、配管工時代には性格がイヤな奴にしても話し相手はいるし、一緒に社内の昇格試験wを受ける元税理士で共産主義者の植下さんなど名脇役がどんどん出てくるようになること。また、アル中"仲間"のナベさん、スキンヘッドのK竹さんを従えて病棟を仕切るシスター(!)のT木さん、面倒見のいいサラサラヘアーのM田さんなどキャラ立ちしている人たちが本当に多くなる。

 ほとんど編集者ぐらいしか"他者"が出てこない売れっ子作家時代と比べると、なんと人生を切り結ぶ人たちが多くなることか。結局、こうした人たちとの出会いによって、吾妻さんはまた漫画家として立ち直り、こうした傑作を生んだのだと思う。

失踪日記 (詳細)

ぼくらの 1 (IKKI COMICS)

・「唯の少年少女のロボットバトル漫画ではない
自然学校に集った性格も歳も違う15人の少年少女がふとしたことからココペリと名乗る謎の青年に「巨大ロボットに乗って敵と戦うゲームをしないか?」と誘われます。

少年少女は好奇心から彼の言う「ゲーム」に参加しますが、そのゲームは単なる遊びではないことを後に知ることになるのです。

選ばれた子供達がロボットのパイロットになり敵と戦う作品は昨今の漫画・アニメ作品において数多くありますが、「ぼくらの」においてはその「戦い」に物凄い重みがあります。

・少年少女が「ジアース」と名付けたロボットの動力源は?・戦う敵ロボットの正体とは?・彼らが行う戦闘の勝敗が何を意味するのか?

巻数が進むにつれ、それらについての解答が成されるとき、これは唯の少年少女のロボットバトル漫画ではない事を痛感しました。

それに平行し、15人の少年少女の生い立ちやコンプレックス等が深く描かれており、彼・彼女らの心境を知ったときの衝撃も大きかったです。

少年少女の運命は、ジアースの戦闘の行方は……続きが気になる一冊です。

・「お勧めです。
最終的な使命も分からず、異形の巨大な外敵と戦うために、巨大なロボットを操縦するという拘束を強制的に課せられた(なお、操縦者は戦い終わった後は力を使い果たして死ぬ)少年少女達の物語。外的とのたたかいを軸に物語進行が組み立てられて、何かステレオタイプ的な「ロボット物」の外観を有するが、基本は次回の搭乗が決まり、死を前にして、様々に傷を抱えて様々な反応を見せる少年少女のエピソード集。しかも、物語を飽きさせないように少しずつ事態は大事になり、周囲を巻き込み、また、幾つかの謎が明かされていく。

・「正義って何?
正義って何?守るって何?という事を考えさせられる作品。

死を丁寧に描いてます。しかし単純にグロテスクに描くのでなく、キャラの台詞や生い立ちから「死」が伝わってきます。お説教臭さはまったくない所が鬼頭さんの力量を感じさせられます。

ぜひたくさんの人に読んでもらいたい作品です。

・「名作
ロボット物の王道のようなストーリー・・・と見せかけて実はそうではありません(笑)最初はゲームだと言われてノリノリで戦闘に参加する子供達。しかし、だんだんとこのゲームの「歪み」が明らかになっていきます。相手に勝つとどうなるのか?逆に負けるとどうなるのか?そもそも相手は何者なのか?ふとしたことからあまりにも残酷な運命を背負わされる子供達。

なお、「友情・努力でハッピーエンド!」な話が好きな方は決して手を出さないでください。ただでさえ賛否が激しくわかれる作品なのですから。

ただ、唯一無二の作品であることは保障します。

・「「なるたる」の期待を裏切らない出始め!
不思議なロボットに乗って、謎の生命と戦うことになった少年少女たち。こういった思春期に近いキャラクタを書かせると、やはり上手い。序盤からの盛り上がり、巻末での気になる展開、鬼頭莫宏らしい残酷さと面白さが相まって、読者の期待を裏切ることはないでしょう。

ぼくらの 1 (IKKI COMICS) (詳細)

ヒストリエ(1) (アフタヌーンKC)

・「一気に五巻まで読んでしまった
若い人に(ちなみに私は50過ぎです)、是非是非読んでみてくれなどと言って五巻分押しつけられた。だいたい、いい本ですよ(コミックでも)とか言って「読んでください」などと言われると、かえって腰が引けてしまうのが常である。今回もそう。一気に五巻、それも熱心にすすめられ、かえって手に取る気がしなくって、しばらく放置していた。しかも、「寄生獣」の岩明均かぁ。。。ちょっと、アレルギーあるなぁ、なんて勝手に思っていた。

ところがところが、読み始めてみるとどうだ。これはおもしろい。小説の醍醐味は、物語から、自分でその世界を空想することだけど、何せ古代ギリシャ時代とか言われると、やはり想像には限度があり、特に市民の普通の生活までもは想像することができない。「絵」として結べない。

その意味で、本書は、我々に誠になじみのない「古代ギリシャ」の町中の様子、市民の様子がイメージされ、実に楽しい。ストーリーも中々ドラマチックで、わくわくする。あぁ、あっという間に五巻まで読んでしまった。まとまって読めた幸せと、続きが読めない待ち遠しさ。今度も、一巻一巻読むのではなく、しばらく我慢して、また一気に数巻読むかな。

これは、なかなかのおすすめ、です。「寄生獣」とは、全く別の世界ですね。あぁ、おもしろかった。次、早く出ないかなぁ。

・「強いコントラストが強く惹きつける
10年ぶりに岩明先生の「寄生獣」を読んで、その残酷性と巧緻な心理描写の強いコントラストに改めて感動したが、この「ヒストリエ」もまた岩明先生の作風が強く滲み出た、秀逸な作品である。舞台は紀元前のギリシャ。主人公エウメネスの幼少からの人生を、時折示唆される彼の暗い過去の体験を暗に織り交ぜながら、まるで目の細かい織物を織り上げるかのように物語を展開させていく。読者は冒頭からの残酷なシーンに一旦は引きながらも、その後刻々と展開する物語にすぐさまのめりこんでいくであろう。今はまだ2巻までしか刊行されていないのが惜しまれる。早く先を読みたいと強く思わせる傑作に久々に出会えた。あなたが歴史好きではないとしても、物語の魅力だけで十分にのめり込めることは間違いないだろう。ただし、かなり残酷なシーンがあるので、スプラッターがダメな人にはあまり薦められない。絵とはいえ、言い知れぬ生々しさを伴うのもまた、岩明先生が名人なるがゆえなのかもしれない。

・「2巻続けて読んでください
我が心のマンガ「寄生獣」の作者の最新作。

前作の「ヘウレーカ」に似た、静かな作品。ただ、話の持っていき方やキャラクター作りがうまく、ぐぐぐっと引き込まれた。1、2巻が同時発売されたが、なるほどこれは2冊でひとつ。1巻だけでは実際の3分の1ぐらいしか魅力がない。2冊そろうと一気につながって楽しい。

この人の得意技である、圧倒的な力の差による虐殺は今回もやはり登場。スクリーントーンも少なく白っぽい絵なのに、この迫力はなんだ。続きが気になる。

・「この結末を読むまでは
 アレキサンドロス大王の記録者、エウメネスの物語。 連載は未読、単行本化を機に購読。一言でいって「おもしろい」。 読む前はハンニバルとローマの戦いに巻込まれたシラクサ市の攻防を描いた著者の短編「ヘウレーカ」に近い物語なのかと思っていたが読後の印象は代表作「寄生獣」に近いと感じた。 5話までストーリーを進めたあと主人公の少年時代の回想に入る(同時発売の2巻でもその回想は続いている)展開と本心を語らず、視線での感情表現にはじめはとまどいはしたが、ストーリーの全体像がつかめて来ると、大枠となる伏線から小さくは各シーンの演出にいたるまで妥協を感じさせない濃密さに気づき、今までの表現方法に安住せず、さらなる進化を模索する姿勢に、唸る。 「この結末を読むまでは死ねない」と思える物語がまた一つ。

・「おもしろいですよ!
 寄生獣を読んだ後だからか「普通の話」と感じてる人も結構いるみたいですね。確かに寄生獣はある種ファンタジーで、そういう話が好きで寄生獣を読んでいた人はそんなふうに思ってもしかたないのかな?  しか〜し、これはど〜う考えても良作ですよ!  こういう話が好きな人はわかると思いますが、シーンの一つ一つがとても丁寧に作られていて、自分の頭の中にあるオリジナルを出そうと作者が苦労しているのがよくわかります。 これを面白くないと言う人は単に好みの問題だと思います。でも、このジャンル?の中では、間違いなくトップクラスの質を誇ってると言っていいと思います。

 後、これは僕だけかもしれませんが、多少のグロと淡々とした雰囲気が映画の「ショーシャンクの空に」に近い感じ を受けました。多分この映画好きな人はこれも好きなんじゃにかなとかってに思ってます。  

ヒストリエ(1) (アフタヌーンKC) (詳細)

この世の終りへの旅

・「カフカが好きなら
カミュが好きなら、カフカでなくとも純文学が好きなら、きっとはまってしまう作品。楽園に安住していては、自分の人生を完遂できない。だから彼はたった一つの愛情すら壊してただひたすら善も悪もなくエゴイスティックに「何の意味もない自分の人生」に何か意味を見出そうと旅をしていくんですね。でも彼は何一つ得なかった。こんなことを実に空虚な、乾いた、シニカルなタッチで書いているところが素晴らしい

・「油断していました。
 気になってはいたものの、まさかこんなにおもしろいとは思ってもみませんでした。「目覚め」からシュールな方向に向かい、「掟の門」などカフカの『審判』のエピソードへのオマージュも踏まえつつ、圧倒的な絶望をえがいたシュールなマンガです。 カフカ的といってしまえばそれはやっぱり正解かもしれません。何はともあれ、カフカが好きな人にはおすすめします。けれど、もちろんすっかりカフカに還元できるものではないでしょう。たとえば、皮袋にしてしまった女の子のエピソード、そして巨大化していく船のエピソードのセンスは尋常ではありません。 ただ、解説はいりません。メタファをそんな露骨に解説しなくてもいいじゃありませんか。 マンガというよりは文学よりの本ですが、すばらしいと思います。

・「西岡兄弟が描く初の長編!!
タイトルの通り長編ですが、一度読み始めると最後まで一気に読んでしまうぐらいの力があります。西岡作品をもっていてこの本をもっていない方ならとにかくお勧めです!!

・「読後に後を引く作品。5年後読んでも飽きないだろう
この漫画は漫画っぽくない。絵本に近い。漫画にエンターテイメント性を強く求める人にはお勧めできない。でも、カフカの小説のように強くひきつける設定をもってる。この漫画を読み終わった後に読者に何が残るのかは人それぞれかも知れないが、「あれはどういうことなんだろうな〜」という感覚を強く残す。また、同じフレーズの繰り返しでも計算してあり、陳腐ではない。

作者が読者に考えさせることを突きつけてる作品だ。

・「文学的?
文学的というか芸術的というか。読後感は悪くないが、あまり友人に勧められない内容。

面白いかどうかの前に、好みかどうかで評価が大きく分かれる漫画。自分は嫌いじゃないです。初めてならレビュー等で内容を確認してみてから買ってもいいと思う。

この世の終りへの旅 (詳細)

シグルイ 1 (チャンピオンREDコミックス)

・「武士道は“死狂い”なり。
武士道のカッコよさは“残酷さ”がつきまとう。それを明確にした作品。

“武士道”を“美学”に置き換えてもいいかもしれない。澁澤龍彦が愛した世界だ。

昨今、うわべだけの切った張ったのストーリーが多すぎる。安易な特訓で必殺技を手に入れ、根拠もなく光って圧倒して勝ってしまう。勝負に敗れた場合でも、なんの後遺症もなく五体満足に復活できる。時には失った命さえ、お湯をかけたカップラーメンのようにすぐに復活する。

「そんなんじゃないだろう?」と山口貴由は問い掛けてきた。切られれば後は残る、失えばもう元には戻らない。あたりまえのことだ。

そして、そこに本物の美学はあった。我々の眼鏡がくもっていただけ。

生ぬるい偽活劇どもにマグナムパンチ!!

・「ひとつの境地
山口貴由のひとつの境地じゃないだろうか?

覚悟のススメ。悟空道。蛮勇引力と山口氏の漫画には形はどおあれ男の生き様を描いているが、どこかコミカルであり人の温かみがあった。

それがこのシグルイにはない。

ひたすら渋くシュールである。人間の残忍さを否定せず残忍をそのまま残忍に見せている。ただ、それだとバトルロワイアル等と変わ

らなくなる訳だが、そこは他と一線を画しているものがある。

それは人間の執念である。

執念は時に人を狂わせるものであるが人を惹きつけるものでもある。わずか1巻にして並々ならぬ因縁めいた展開になっており目が離せない。

おそらく主人公は複数になるのだろうが最後まで付き合いたい物語である。

・「傑作です
「駿河城御前試合」という小説が漫画化された作品ですが、原作の世界観を『よくぞここまで!』と言うくらい見事に昇華させています。“武士道”が孕む残酷さやストイックさ、血生臭いシーン等の表現は最近の漫画ではなかなか見られなくなってしまったゆえ、余計にこの作品が異端であると同時に光って見えます。

作者が『大切に描き込んで行こう』と言う想いがひしひしと伝わる傑作です。

・「久しぶりに面白い漫画に出合えた
知人から薦められて読んでみましたが、一気に11巻まで読みました。迫力満点!真剣勝負とはまさにこのようなことを指す言葉であると実感。

・「殿堂級傑作
自分が中国人ですけれども、やっぱり中国語版(剣豪生死闘)より日本語版の方が味わえるよね。社会人になってから、これほど漫画にはまるなんて考えも無かったです。めちゃくちゃはまっている。今まで読んだ漫画の中に(少なくとも百作品以上だろう)これはトップです。

山口先生の繊細的な画力と圧倒的な叙述力、原作の南条先生の作品(拝読しました)を驚異的なレベルに昇華しました。読んでそのアジが頭からなかなか離れない、初めてです。真の武士世界に案内していただいた。

はまりすぎて最近に日本刀まで買ってしまった。

シグルイ 1 (チャンピオンREDコミックス) (詳細)

茄子 (1) (アフタヌーンKC (272))

・「生活感あふれる
最近の少年漫画を読み慣れてるとこの人の絵は一見すると大したことない、むしろかなりヘタクソに見えるんじゃないかと思います。実際、絵も話も大したことねえんじゃねえ?と思って途中まで読んでましたが、おっさんが鶏の塩パン包みを食うシーンでただならぬものを感じました。本当にめちゃくちゃうまそうに食べるんですよ。宮崎さんのアニメで登場人物が物を食べるシーンに通ずるものを感じました。飯食うにしろ、煙草吸うにしろ、自転車こぐにしろ、登場人物のなにげないしぐさ、動作、言動に生活感があふれていて凄く現実味を感じます。本当に人物が絵の中で生きてます。最後の一コマ最高です。高校生のときにこの一コマに出会いたかったです。

・「世の捨て方あれこれ
アニメになった「アンダルシアの夏」の原作が読みたくて買って満足。アニメではわからなかったギャグ(選手の一人がカステラアンコという名前だったりとか)や茄子の浅塩漬けだと信じて疑わなかった料理が「茄子のアサディージョ漬け」という凝った料理であった。発見もいっぱい。

ストーリーの柱は、高間センセーと周辺の人々にあるわけだが、ほとんどの人物があくせく働きたくない人たち。第1話で転がり込んできた若い男女は悪い方向に走った典型だけど、国重ちゃんと有野クンはいいですねぇ。まったりと若隠居。

バリバリのキャリアウーマンの大西さんは「働く人」だけど、それが気に入らないから不眠症になっているわけだし、高間センセーに惹かれている。こういう生活はいいかげんに止めませんか、というのが著者のメッセージかも。

ところが、唯一、高橋の綾ちゃんだけが前向きに働く価値観を是としている。破産で父親が逃げて、弟妹を養っているのだから、そうならざるを得ないのだが、綾ちゃんは本質的に働くのが好きだし、人と関わり合うのが好きな人なんだと思う。そうそう、いろんな人がいていいんだ。

こういう、さまざまな人間をからませながら、少しずつストーリーを描いていく筆力に脱帽。絵筆のような描線は好みが別れるだろう。すっと一気に描いた勢いを感じておもしろいと思った。

・「うまそう…
黒田硫黄の作品のなかで、一番好き。連作のかたちをとっているものもありますが、基本的には1話完結でさくっと読める短編集。茄子を使った料理が必ず1話に1つずつ登場しますが、あとはしばりとかなくて、好き放題なかんじ。どの茄子料理も異様においしそうで、ストーリー中での使われ方がまたにくい。「じうじう」と茄子をあげたり、「がっがっ」と食べたりする、その表現力といったらもう。会社をやめてふらーっとしている女の子がお弁当(もちろん茄子入り)をつくって、キャッチボールをしに出かけたりする、このなんてことはない感じに、なぜかぐっときます。人生ってものに対して「あきらめ」ではなくいい意味で「手離れ」した感じがたまらないです。

・「茄子とは
登場人物のしぐさ、小物など、一見なんでもないものの描写が素晴らしく、 そのなんでもないものやしぐさ等によって物語の厚みとリアルさが増している。 それぞれの物語に大げさなドラマはないが登場人物それぞれの「生活」が目の前に広がり、それだけで楽しい。 作者の主義主張など、暑苦しいエゴが一切ない。それもいい。 真夏の田舎の縁側でダラダラしながら読みたい一冊である。

・「「茄子」をテーマにこれほど物語を描ける人間を私は知らない
一つ一つの小品が際立ち、違う色彩を放つ。絵がうまいわけではない。しかし、黒田節とも言うべきなんとも言えないさわやかな読後感を残してくれる。彼の何気ない日常を的確に捉える着眼点が何よりストーリーに不思議なリアリティをもたらしている。

多少の好き嫌いがあるかもしれない。

だが一癖あるものが好きな方は絶対にはまること請け合いである。

茄子 (1) (アフタヌーンKC (272)) (詳細)

ネオデビルマン 1 (モーニングデラックス)

・「デ〜ビ〜ル!!
7年前に出た漫画本「ネオデビルマン」をたまたま見つけて購入。 色んな漫画家たちが名作「デビルマン」をそれぞれリメイクして描いている短編集の1巻です。 1巻で描いてる漫画家たちがまた絵上手い人ばっかですごかった。 寺田克也、江川達也、に石川賢ほか。(敬称略)しかも原作者の永井豪先生本人まで描いている豪華執筆陣!どれがよかったかってどれもよくて選べません。 全員うまい!!

「デビルマン」は小学校低学年のときアニメでみてはまり高学年なってから原作漫画読んでめちゃくちゃショック受けた記憶がある。 「ア、アニメと全然ちゃう!?」って。 なんかもっかい読み返したくなってきたので今度押入れの中にしまってあるの探して見よっと。

・「きらりとした作品が何篇か
メジャー作家によるデビルマンをテーマにしたアンソロジー。本巻には原作の永井豪による作品も含め、6篇を収める。アンソロジーとはいえ、よくあるパロディではなく、それぞれ独特のタッチでデビルマンの世界を掘り下げ、描いていく。本巻でよかったのは江川達也と寺田克也の2作家の作品。

江川達也はデビルマンになった女子高生を描き、後半は不動明のストーリーをなぞっていく(江口達也独特の細かいコマ割りで描かれるデビルマンも新鮮)寺田克也はイラストタッチ、グロテスクな彩色が施された短編を寄せている。

当然のことながら作家により、タッチが異なり、テーマの取り上げ方も様々なのはいいが、作品の質にばらつきがあるのが残念(好みの問題もあるだろうが)。ともあれこうしたアンソロジーが組めるほどの作品世界を構築した原典に敬意を表したい。

ネオデビルマン 1 (モーニングデラックス) (詳細)

度胸星 (01) (ヤングサンデーコミックス)

・「未完の大作
火星探査に赴いた人類の前に突如現れた『テセラック』…『2001年宇宙の旅』の『モノリス』を、さらに数学的に進化させたような超絶の存在。

その一方で、トラック運転手から一念発起して、宇宙飛行士を目指す主人公達の過酷な宇宙飛行訓練風景と、リアルな日常描写、魅力的な個性などが説得力のある筆致で描かれていきます。

そして、その両者が邂逅するクライマックスへ…。

と言うはずでしたが、物語は過酷な宇宙訓練の果てに、主人公が火星に向かうところで中断しています。

連載していたYS誌編集部の判断で連載は打ち切られてしまったのです。

このため、この作品は傑作になる匂いを漂わせながらも、あたかも不条理劇のように突然に中断しています…。

優れた作品の陰には、必ず名編集者や優れた担当者がいるといいますが、この作品は、鑑識眼の在る編集者に巡り合うことが出来なかった不幸を如実に物語っています。

作者には是非とも他誌で、この続き完成させて欲しいものです。

・「復刻版でています。
ずっと再読したかったのですが、丸善で復刻版をみかけて飛びつきました。

迫りくる超次元物体モノリスへの恐怖、実在の特殊部隊の訓練を模した宇宙飛行士サバイバル、そして人情あふれる山田節。編集長の異動により雑誌が方針転換し、ヤングサンデーから名作が次々打ち切りになりました。度胸星もそのひとつ。復刻版での完結編書き下ろしを期待しています。

萩尾望都『11人いる!』が細い描線の可憐な少女漫画代表ならば、柳沼行『ふたつのスピカ』が泣ける萌え漫画代表ならば、『度胸星』は極太のインクで描かれた、我らが少年漫画代表です!

・「衝撃!これほどの漫画が存在したとは
古本屋でたまたま見つけたのですが、手塚治虫の「火の鳥」以来、衝撃を受けた漫画です。私の中では最高傑作の一つにあげることができます。山田氏独特の描写(筆致)は健在ではありますが、火星に出現したテセラックという謎の異次元物体(?)、トラック運転手から宇宙飛行士を目指す主人公の設定も秀逸ですし、ストーリも予想を裏切る展開で一気に物語に引き込まれてしまいました。

本当にこれからというところで未完で終わってしまい、残念でなりません。ぜひとも再開を熱望します。

・「古本でみつけたら
即、お買い求めになることをお勧めします。宇宙ものでは、漫画、小説、映画などいろんなジャンルの中でも、飛びぬけて強い、おもしろい作品だと思います。山田先生には、ぜひ再開してほしいものです。へうげものも、おもしろいですけど。

・「最近のナンバーワン面白い漫画だ!
この作者のマンガというと「デカスロン」のが有名。でもこっちのがかなり面白い。いまどき「宇宙飛行士もの」というところからして変わってる。主人公の度胸くん他、個性的な人々が火星への探査船に乗るべく過酷な試験をクリアしていく・・・といった話。このマンガのすごいところはSFではないというところ。いや、SFといえばSFなんだけど、SFに興味の無い人でも面白く読めるエンターテインメント作品になっているところだ。そして、他の何にも似ていない(絵も話も)漫画だというところがまた良い。1巻読めば、もう続きが読みたくて仕方なくなること確実!「最近似たような漫画ばっかで面白い漫画ないなー」と思ってる人におすすめです!

度胸星 (01) (ヤングサンデーコミックス) (詳細)

Boichi 作品集 HOTEL (モーニング KC)

・「5つの素晴らしい短編をまとめた至高の一冊!
Boichi氏と言えば「サンケンロック」の印象が強く、個人的にはそこまで注目している作家ではないので本作を買うのにも少し抵抗がありました.

しかし、いざ読んでみるとその圧倒的なスケールの世界観と膨大な量の設定に驚かされ、そして登場人物の巧みな心理描写とラストの大どんでん返しにしばらく放心状態に陥らされました。これら全てを40ページ程度で収め、読み易い文章と丁寧な構成で完成させる手腕には心底感嘆します。表題作「HOTEL」では名作映画を凝縮したような密度の濃さを堪能し、「PRESENT」では夫婦2人の絆に涙が止まらずしばらく泣きっ放しになり、「すべてはマグロのためだった」では質の高い笑いと二転三転するストーリーに魅了され、「Stephans」では巧みな伏線と衝撃のラストに度肝を抜かれました。最後の「Diadem」は圧倒的な画力で描かれたオールカラーの作品で、14という少ないページ数に壮大な世界観を詰め込み綺麗に畳んだ秀作になっています。どの作品もそれひとつで映画が作れるんじゃないか?というほど完成度が高いです。

最初から最後まで一切の妥協なく作り込まれたハズレなしの短編作品を5つも収録しているのだから面白くないはずがない!おまけも星新一氏のショーショートみたいで面白かったですよwおそらく今年、いや2000年以降に刊行された作品群の中でも文句なしに1位の作品です!こう言うと作者さんに失礼かもしれませんが、絶版になる前にぜひ手に入れましょう!

漫画好きだけではなく全ての人に読んでもらいたい至高の一冊です。

・「この衝撃は嘘じゃない!
表題作をモーニング誌上で読んだ時の「衝撃」…それは30年以上前にジャンプ誌上で読んだ「はるかなる朝」以来のものでした! 単行本化されることを、どれほど待ち望んだことか! 収録されている他の作品は、表題作に比べて、構想はともかく物語を持続させていく力が弱いように感じますが、画力が補って余りあります。 その中で「Stephanos」は、頭ひとつ抜き出た感があり、ラストの見開きページは「デビルマン」のラストを彷彿とさせてくれます。 現在、モーニング誌上で連載されている「キアラ」に通じる作品かも知れませんが、連載の方は原作は他の方に任されている辺りは、賢明だと想います。いずれにしても、近頃の描き手には少なくなってきた、描き込みの細かいタッチの作品が読めるのは嬉しいものです。この調子で、往年のSFマンガの復刻してくれませんかね、御厨さんの「NORA」あたりなんか。

・「SFファンが待ち望んでいた作品
SFファンならぜひ読んで欲しい。もうその一言に尽きる。SFならではの物悲しさと爽快感が、じっくりと味わえる作品。人間以外のものに感情移入できるのもSFの醍醐味でしょう。SFに少しでも興味のある人はぜひ読んで欲しい。他のレビューを読んでも分かるように、確かに読む人を選ぶ作品かも。でも、それは仕方ない。だって、毀誉褒貶は名作の常だから。大事なのは自分の価値観。少なくとも私にとっては、忘れられない作品。

・「気になる作家
読んだことのない作者だけど、なぜだかAmazonのリコメンド出てきてて、気になっていた。ほかの本を探していたんだけど、平積みになっているのを見つけ、買ってしまった。なかなか考えさせられるSF。環境問題を取り上げたり、現代的テーマだが、ところどころギャグもあり、結構好みのタイプだ。出てくる女の子も可愛いし。作品的には、表題作のHOTELは壮大な物語でよくできてるが、最後のDiademもいい。気になる作家になりそう。

・「ギャクとシリアスの融合
某新聞の書評を見て、購入。初めてこの作者の作品を読んだ

きれいな絵だけれど、突然入るギャグには、戸惑う人も多そう。ただ、どの作品も考えさせられるところはある。いまのままでは、将来、本当にこんな世の中になってしまうのではにか、と怖くなってくる。人間が勝手に地球を壊しておきながら、その痕跡を残そうとする・・悲しいけれど、自分もそのような人間の一人であることは間違いない。地球の今後について、考えてみたい人にお勧め。ただし、シリアスなだけではないのでご注意を。

Boichi 作品集 HOTEL (モーニング KC) (詳細)

プラネテス(1) (モーニング KC)

・「締めが上手い
良い漫画だと思います。1巻と2巻以降では哲学的な要素が入るというか、全く趣きが変わってくる為、好き嫌いは別れそうですが。

あと、内容とは直接関係無い事ですが、この漫画、特に1巻を読んでいて毎回思うのですが、締めというか各話最後の1ページが良い。毎話色々な事件、イベントが起こりますが、最後の1ページでそれらをきっちり締める、と言えばいいのでしょうか。私の拙い文章では説明し難いのですけど、とにかくとても印象に残る締め方をする漫画だと思いました。

・「テレビから・・・
今、BS放送で朝やっているようですが、それを見てから買う方は注意!アニメとは違います(もちろん本が先なのでアニメが違うのですが)。方向性は同じですが登場人物やSTORYが漫画にはなかったものが出ています。しかしどちらも面白いことは確かです。私は漫画が先だったのでアニメに違和感がありましたが、違うものとして見たら面白いと思えるようになりました。アニメから入る人も、違うものとして見た方が良いかも。

しかし、断然お勧めします!!!!SFながら、すんなりと受け入れられるのは、未来に対して飛躍した描写が無いことと登場人物の心の描写がすばらしく良くできているからなのでしょう。この絵のタッチが嫌いなんていう人も、そんなことは全然気にならなくなりますよ。試し読みのできる本屋さんもあるので、とにかく一度手に取ってみて!

・「SFではなく叙情詩である
宇宙に憧れて宇宙飛行士になった主人公、星野八太郎。その憧れは、パイオニア的な存在の宇宙飛行士の自殺に出会うことよって変化を始める。その事件は、広大な宇宙に身を置きながら、小さな存在の自分が内面に有する広大な宇宙と向き合うきっかけとなる。

人と人との係わり合いだけではなく、そう遠くない未来で新しく抱えるであろう環境問題にまで視点を広げている。

決してメジャーな作品ではなくとも、探せば必ず良質な作品は存在する好例。読後、価格以上の感想を抱けることを保証する。

・「セリフに感動
「宇宙はおまえを愛してはくれないが、許してはくれる」ひさびさにかっこいいセリフが聞けました。1巻から4巻まで読みましたがこのセリフがある1巻が一番大好きです。この巻は3巻や4巻と比べて宗教色が強くないので比較的誰でも読めると思います。自分はアニメからこの本の存在を知ったのでまったくストーリーの順序が違っていたので驚きでした。アニメをこれから見る方はまったく別物として見ることをオススメします。

・「これ読んで進路変えちゃいました・・・
ちょうど大学受験の直前期に友人に、「理系ならいっぺんは読んどきなっ…」と勧められたのがきっかけでハマってしまいました。全4巻なのだが一言で言えば‘濃い’です!特に1巻にも垣間見れるハチマキの心の中の自分(?との葛藤は、分野は違えど新しいものをつくろう手がけようとしている人間なら一度は感じるものではないかと共感された方も多いのでは?アニメは原作を超えるものないよなぁぁといつも感じているんですが、この作品は違いました。登場人物や設定の変更などを加えているので原作とは違ったおもしろさがあります。っと話がそれましたが結局私は工学部のエンジン工学を今手がけています。(ロック・スミスのような非人道的な人にはならないようにと戒めながら…?!笑)そんな私の人生のキッカケになってしまったこの作品…一読なされてみてはいかがでしょうか?ちなみにそんじょそこらの本屋では置いてないのが残念です。

プラネテス(1) (モーニング KC) (詳細)
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