ヤン・シュヴァンクマイエル 「ドン・ファン」その他の短編 [DVD] (詳細)
ヤン・シュヴァンクマイエル(監督)
「ブルトンに見て欲しかった」「★コストニツェが印象深い★」
ビョークの「ネズの木」~ グリム童話より [DVD] (詳細)
ニーツチュカ・キーン(監督), ビョーク(俳優), ブリンディーズ・ペトラ・ブラガドゥティル(俳優), ヴァルディマール・オルンフリーグンリング(俳優), ゲイルロイグ・スンナ・ポルマル(俳優)
「最高の童話~~」「ほほ=」「愛らしいBjork」「売りは20歳のビョーク」
羊たちの沈黙 アルティメット・コレクション (詳細)
ジョナサン・デミ(監督), ジョディ・フォスター(俳優), アンソニー・ホプキンス(俳優), スコット・グレン(俳優), テッド・レビン(俳優), トマス・ハリス(原著)
「永久保存版」
ヤン・シュヴァンクマイエル ファウスト [DVD] (詳細)
ヤン・シュヴァンクマイエル(監督)
「面白い、かわいい、グロイ」「夜、眠っている間に見る悪夢をそのまま再現」「★普通?のオジサンが・・・★」「映像がすばらしいです(^-^)」「運命の操り人形劇」
シャイニング 特別版 コンチネンタル・バージョン [DVD] (詳細)
スタンリー・キューブリック(監督), ジャック・ニコルソン(俳優), シェリー・デュバル(俳優), ダニー・ロイド(俳優), スティーヴン・キング(原著)
「圧倒されるストーリーの展開」「圧倒的 」「怖いよ〜」「原点にあるもの」「キューブリック最高!」
ピクニック at ハンギング・ロック ディレクターズ・カット版 [DVD] (詳細)
ピーター・ウィアー(監督), レイチェル・ロバーツ(俳優)
「納得のいくリマスター、再編集版」「妖精のような女子学生たちはどこへ消えた?」「美と恐怖と苦しみと」「正真正銘の傑作です。」「派手な演出は全く無いのに重苦しい雰囲気を醸す・・見事としかいいようがありません」
世にも怪奇な物語 [DVD] (詳細)
ロジャ・ヴァディム(監督), ルイ・マル(監督), ジェーン・フォンダ(俳優), ピーター・フォンダ(俳優), アラン・ドロン(俳優), ブリジット・バルドー(俳優), テレンス・スタンプ(俳優), フェデリコ・フェリーニ(監督), エドガー・アラン・ポー(原著)
「第三話のバンドが妙にガレージ・パンク!」「幼少時に観ていたら、3編ともトラウマになったと思います」「悪魔の首飾り」「トラウマムービー」「「黄金の狼」の賞を与えたい」
幸福 [DVD] (詳細)
アニエス・ヴァルダ(監督), ジャン=クロード・ドルオー(俳優), クレール・ドルオー(俳優)
「ヴァルダといえばまずはコレ。」
フリークス [DVD] (詳細)
トッド・ブラウニング(監督), ハリー・アールズ(俳優), オルガ・バクラノヴァ(俳優), ヘンリー・ビクター(俳優), ウォーレス・フォード(俳優), レイラ・ハイアムズ(俳優), デイジー・アールズ(俳優)
「伝説的な映画」「エレファントマンがベビー級名作なら、これはライト級良作♪」「いい映画です。」「色々な意味で深い映画」「どう見るかにもよりますが」
●ヤン・シュヴァンクマイエル 「ドン・ファン」その他の短編 [DVD]
・「ブルトンに見て欲しかった」
とんでもない映像センスを感じる。映像のツボを知り尽くしているというか、どう撮ったら、どう映るかを、ここまでイメージを緻密に再現できるってのはスゲぇ。CGなぞ使わずとも、映像はここまで出来ちゃうのだ。あらゆる特撮物やアニメーションやドキュメンターの美術的な部分だけを凝縮して、さらにそれを培養させたような内容だ。日常的な風景と、お決まりの視覚的美術効果に収まっている一般人をその外側へと導いて、あらためて網膜の無限の可能性という物を感じさせてくれる。
シュルレアリストとしても段違いに上等で、「桶の家」の装飾美や、「エトセトラ」の夢遊的な世界観に、普段使っていない神経系が目を覚ますような独特の快楽を感じる。「エトセトラ」はまるで20年前のTVゲームを見ているような無機物的な美しさで堪らない。そして「レオナルドの日記」は、単純にスーパークールで、ダヴィンチのデッサンと白黒のドキュメントが交互に相走行して、ジェットコースターとコーヒーカップに同時に乗っているような爽快な混乱を味わえる。
ブラケージやパイクと並んで世界最大の映像アーティストとして、その世界観を絶賛しちゃえるシュヴァンクマイエルは、それでいて遊び心やブラック・コメディ満載で、ピエロの高笑いに囲まれているような酩酊状態に陥ってしまうことは必須。音楽もスゴイいい。映像サーカスといった感じです。
・「★コストニツェが印象深い★」
いつもの人形アニメーションも含まれていますが、一番印象深かったのは、コストニツェ。フス戦争の死者等、何万人もの人骨で作ったシャンデリゼ等々・・・で飾られた納骨堂のドキュメンタリ。歴史的背景を知らないのでイマイチよく分からない点もあるのですが、すごい量の人骨に圧倒されるとともに、これってどうなん??と思いました。表題作のドンファンは、期待してましたがちょっと長くて退屈してしまいました。特典として、イジー・トルンカのお話2話、さわりだけ入っています。すごく参考になりました。
・「最高の童話~~」
ダンサー インザ ダークよりこっちの方が断然好き暗いし、景色もいい、ストーリーは童話を元にしてるのになぜか恐い!!でもビョ-クは何故この映画に出たこと今でも否定してるのガ不思議!!
・「ほほ=」
ビョーク好きしかみない作品
正直暗い、残酷。
でもこの作品は非常にGOOD!!ビョークファンなら絶対おさえとけ的作品!!
GOOD!!
・「愛らしいBjork」
Bjorkはあの容姿からあまりに年齢不詳なので、彼女の若い時って想像が出来なかったのですが、どんな人にも若い時はある・・・彼女が20の時に出演した映画らしいが、とても20には見えないです。それでも、ちゃんと年取っているんだ・・・と分かり安心しました。
魔女の母親を火あぶりにされて失った姉妹の妹役を淡々と演じています。
自分達が魔女の血を引く者であることを世間から隠すためにも、平凡な普通の人間と同じ生活をしようと、姉は独りの男に白羽の矢を立て、魔術を使いながら、彼の心を射止め結婚。しかし、男は先立たれた妻との間に幼い息子がおり、その息子は継母となる彼女を子供特有の残酷さで拒みつづけ、彼女は次第に憎しみを募らせる。継母、夫、
夫の息子 -グリム童話にはよくある複雑な人間関係とそこに渦巻く、大人の男女の性や、子供の残酷さ -Bjorkは妹としてその傍観者的存在だが、彼女の目から見た未知ではあるが、すぐそこにある大人の男と女の世界が秘めやかで謎めいた感じでよく表されています。大人の童話とも言われるグリム童話の雰囲気が味わえます。
アイスランドという馴染みの無い国の映画ですが、前編英語で、しかもとても優しい表現ばかりなので、英語の勉強をしている人にもお勧めかも。因みにアイスランド人は世界でも最も語学に長けた人種だそうです。関係ないですが・・・・
・「売りは20歳のビョーク」
ビョーク20歳の時の映画デビュー作ということだが、 ダンサー・イン・ザ・ダークのような演技を期待してはいけない。終止小声でボソボソと話すような役柄。 BGMもほとんどなく、モノクロで映し出さるアイスランドの荒野は非常に寂しい。ファンタジーというよりは、静かなホラー映画。 映画としては★★ですが、ビョークのかわいい歌も聴くことができ、ファン必携でしょう。
・「永久保存版」
言わずもがなの名作。アカデミー賞主要部門総なめも記憶に新しい。本編の映像,音声は素晴らしく,特典ディスクも内容充実。永久保存版だ。 興味深いエピソードも多く知ることができる。監督やクラリス,そしてレクター博士の第一候補者は・・・。ここに書くのは簡単だが,是非特典ディスクを観てほしい。 今観ても全く古さは感じない。「ゴッドファーザー」等と肩を並べるマスターピースだとホプキンスは語っていたが,同感だ。名作に相応しい音楽もある。 恥ずかしい話だが,リアルタイムで観た時は,レクターがエンディングで誰を追っていたのかを見落としていた。最後まで気の抜けない,不気味な余韻の残る作品だ。
・「面白い、かわいい、グロイ」
当時、シュールなアートアニメはこれがお初だったため一回観ただけでは理解できなかった。アートアニメ初心者には何度か観ることをオススメしたい。でも面白いから自然と何度も観てしまうのですが。
まず驚くのはアニメーションのクオリティの高さ。シュヴァンクマイエル作品の中で、ファウストのアニメの使い方、見せ方が一番好きです。シュールではありますが起承転結、話の構成、非常にうまくできています。ノリ・テンポが良く、突然思いがけない現象が起こったりして、どんどん話しに引き込まれていきます。パペット同士のコミカルなシーンもあったり、そこまで重たく暗い感じではないのに、始めから終わりまでじわりと死臭が漂っている感じがします。「あること」を暗示させるラストもニクイです。完成度の高い作品。
・「夜、眠っている間に見る悪夢をそのまま再現」
映画の中で一番大好きな映画。一番というか別格。20回は見ました。
もしも夢を完璧に録画できる機械が発明されたら、録画された映像はこんな感じになるんじゃないんでしょうか。ストーリーが難解というのもあったのですが、とにかく時間と空間のつながりがグッチャグチャ。それゆえ悪夢っぽさを最高に感じます。脳の中の何かを確実につっつかれます。
ゲーテのファウストのストーリー自体を知らなかったので、一体どういう展開なのかがさっぱりわからず、思わず見た後に検索してしまった。すると出てくるブログやサイトなどでのレビューのいくつかもこれまた「さっぱりわからん」と書いてあり、「なるほど、"わからん"という感想が一番正しいんだな」と実感しました。さらに後でファウストのあらすじを知ってみるも、ウーン・・・・・。
個人的に一番好きなシーンはピエロが悪魔をいたぶるシーン。「ピルケ!」「ウ〜ブルルルルルル」「パドルケ!」「ウ〜ブルルルルルル」「ピルケ!」「ウ〜ブルルルルルル」「パドルケ!」「ウ〜ブルルルルルル」。このシーンはほんと悪い夢を見せられてる気分になって……好き。
ところで主人公が屋外バー?で食べていたやつで、ソースに浸かった肉まんみたいなもの。凄く美味しそうでした。なんだろう、アレ・・・。
※実はこのレビュー、何度も書き直してるんですが、何度書き直してもまとまらないぐらい、ピルケパドルケウーブルルルな映画なんです、もうそうとしか言えない。(←誤変換で「妄想としか言えない」と出たのですが、それでいいのかも・・・)
・「★普通?のオジサンが・・・★」
悪魔にココロを売ってしまう悲劇なのですが、人形劇小屋で上演されている劇とからみあっており、さすがシュヴァンクマイエル、普通じゃありません。ストーリー的にも、不思議な箇所はありますが、筋は1本通っているので?入っていきやすいと思います。シュヴァンクマイエル嫌いでなければオススメです。
・「映像がすばらしいです(^-^)」
人形が本当に命を持っているような、とにかくすばらしい。現実と夢の境も解らなくしてしまう不思議な映像に私も心奪われましたストーリーの反復性は、緊張と興奮を誘います。時間の感覚も、リアリテイも麻痺するようなヤン・シュバンマイエルの世界をどうぞ満喫くださいませ。
・「運命の操り人形劇」
一時期はまって見ておりました。操り人形師の繊細な『手』の動きが印象的で、夢に出てきました。何度見ても飽きないストーリー(古典)と映像だと思います。自分の願いが叶う『場所』なんてあったら行っちゃうかなぁ?
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・「圧倒されるストーリーの展開」
なぜ劇場予告編が「血の洪水シーン」のみなのかと不思議だった。主役の顔さえ出てこない。しかし本編を観て納得。あれだけで「予告」は充分語り尽くされているのだと解った。
The Shining は子供のダニーが持っている超能力のこと。幼くかわいい彼の行動、台詞がこの物語の重要な伏線となっている。つじつまが合うようで合わないストーリー。しかしつじつまが合う必要は感じない。そこがこの作品の魅力なのだから。最後まで観る者を惹き付けて離さないのは、ストーリー展開のすばらしさと、何といってもジャックの演技力によるものであるのは明白。
35分のメイキングにはいまや20年前となる出演者、監督はじめスタッフたちの素顔が映し出されており必見。特にジャックの役への入り方と、素へ戻る戻り方、非常に興味深く観た。必見!!
この作品に不満を持ったスティーブン・キングは自ら「スティーブン・キング シャイニング」を作り直した。本作品と異なり、キング原作に忠実に話が進む。1作90分、3作のミニシリーズとして作られたTV版で、1作毎に起承転結を作り、しかも3回目まで興味を持続させる努力は充分伝わるが、「シャイニング特別版コンチネンタルバージョン」が持つような「観客を圧倒させる勢い」は全く感じられなかった。
スティーブン・キングには申し訳ないけれど、観る者のハートをつかんだのは確実にこちら。
・「圧倒的 」
キングがショックを受けたのも納得できる凄い映画です。キングの原作は人間の悲しみ、が濃く出ているのですが、これは監督とニコルソンが二人でそういう分かり易いヒューマンな要素をぶちのめし、笑いのめした、という感じ。人間て怖すぎるとヒステリックに笑ったりしますが、そういう不条理感が、キューブリック独特の色彩の中で、これでもか、という勢いで迫ってきて圧倒されます。 特典映像で、ニコルソンが楽屋から出てきて、ちょいちょいと準備運動しただけで、あっという間に「あの顔」になって斧を振り回すのにはびっくり。名優とは精神のアスリートといったのはアル・パチーノだけど、よくもあんなに速攻で変れるものですね。感心しました。 怖がって見てもいいし、あまりの演技の派手さに笑ってもいいし、可哀想な家族に泣いてもいい。こんなに多彩な見方ができる映画なんてそう多くはないのでは。
・「怖いよ〜」
ジャケット通りのインパクトある映画でした。リメイク版よりこっちの方が断然良いと思う。だってジャック・ニコルソン主演だもん。ホラー見たいなら迷わずこれを見てほしい。
・「原点にあるもの」
小学校の時にはじめてみて、ずっと覚えていたが是だと気がついたのは大人になってからだった。普通の生活を突然襲う恐怖。自分の身内が豹変したら。ただの恐怖映画なんて思って見ると、後日からじわじわと映像が出てきてまた、見たくなる可能性大。ジャクニコルソンも適役だし、様々出てくる亡霊たちの映像もとても想像力を書きたててくれる。もっていて損は無い1枚だと思います。
・「キューブリック最高!」
キューブリックの独特の映画作りに、グッと意気を潜めて画面に引きづり込まれてしまいます。僕が思うに「赤色」の使い方が、実にリアルで隠微な雰囲気でゾクゾクします。映画を見終わったあとに、夜中のベランダで蛍族してたんですけど、ふとベランダから見下ろす植木に「ドキッ!!」としました^^;この秘密は見てから分かるかな??
●ピクニック at ハンギング・ロック ディレクターズ・カット版 [DVD]
・「納得のいくリマスター、再編集版」
作品の評価ではなく、商品の評価をしたいと思います。リマスターされた本品は、画,音ともリマスタリングを確実に実感出来るクオリティーになっています。1層ディスクですが、日本語音声や特典(予告編のみ収録)を排してデータ量を確保することにより、まずまずの品質を得ています。オリジナルのやや黄色を帯びた色彩(これが演出意図なのかどうかは不明)を払拭する為に、彩度を上げ過ぎてややキツイ色合と感じる部分もありますが、一般的には素直にこちらの方が良いと思えるでしょう。
惜しむらくは、画面がオリジナル公開版での4:3スタンダードサイズから、16:9のビスタ・サイズに変更(単に上下をカットしただけ)になっている点です。このバージョンで初めて見る人ならば違和感は無いと思いますが、4:3版を知っている自分には、作品の奥行きが減ったような感じがして残念な気分になります。この作品に限らず、昔の作品がリマスタリングされると、ワイドテレビに対応させる為に上下を切ったサイズに変えてしまう事が多い現状は少々悲しい思いがします。
最後に、ディレクターズ・カット版ということで、カットや編集の変更をされた部分について触れますが、個人的には本版の方がより簡潔になり、主題に沿った映画となったように思います。数分に及ぶカットの他に、数秒程度の編集(場面を前後させる等)が幾つか行われていますが、一部(数秒部分)を除いてどれも理に適ったものでした。オリジナル版の廃盤DVDがオークション等で高値で取引されているようですが、余程の思い入れのある人以外にはそれ程の価値は無いでしょう。
・「妖精のような女子学生たちはどこへ消えた?」
まるで風景が物語るような映像が印象的なピーター・ウイアー監督が描く、実話をベースにした神隠しのような不可解な失踪劇。前半はセント・ヴァレンタイン・デーに行われた女子学生たちの楽しいピクニックから不気味な岩山での失踪が描かれ、後半はこの失踪により引き起こされた関係者の苦悩や行動が丁寧に描写されています。一幕の夢のような夏の女子学生達のピクニックシーンはリリカルな美しさに満ちていて、特にボッティチェリの天使に例えられたミランダは一度見たら忘れられない妖精のようです。
・「美と恐怖と苦しみと」
1975年、オーストラリアの映画です。ヴィクトリア調のインテリア、ファッション、純白のレースとフリルのワンピース(制服のようで、みんなデザインが違います)を着た寄宿制女子校の美少女たちが戯れるシーンは、女性も男性も魅了されることでしょう。DVD化されていたのを知り、久しぶりに鑑賞しました。あの頃は、きれいとか不思議とか単純に観ていましたが、先生が「ミランダはボッティチェリのエンジェル」とつぶやいた少女の美しさ、事件後の少女達や目撃者の青年、校長の苦悩などがていねいに描かれています。「ハンギングロック」のカメラワークも恐怖感をあおり、ピアノ、パンフルートの音色、クラシック音楽も効果的です。なにより怖いのは、この話が100年前(2005年時点)に起きた実話だということ。オープニングの映像とナレーションが印象的でした。___見えるものも、私たちの姿も、ただの夢、夢の中の夢___
・「正真正銘の傑作です。」
透明感のある幻想的な不気味さという点では本作を凌ぐ作品は無いと思います。効果的なスロー・モーション、影の使い方、随所に見られる冴えたカメラワーク、照明と影の使い方など「すばらしい!」の一言です。こういう映画を好みの方には強く薦めます。生涯ベスト作の1本です。これは実際にあった未解決の事件を題材にした映画ですが、本当にすばらしいです。少し怖いので、怖がりの方にはお薦めできません。「刑事ジョン・ブック」、「トゥルーマン・ショー」、「マスター・アンド・コマンドー」などのウィアー監督作ですが、自分が観た監督作品の中では本作がベストだと思います。なお、昔現場のハンギングロックに行った事があるのですが、本当に行方不明になりそうな同じような風景が多い場所でした。幸い映画の大ヒット直後でしたので、観光客が多く行方不明にはなりませんでした。
・「派手な演出は全く無いのに重苦しい雰囲気を醸す・・見事としかいいようがありません」
内容は1900年2月14日、オーストラリアのとある名門寄宿制女学院の生徒10数名と女教師が岩山へキャンプに出かけます。しかしそこで彼女達は“神隠し”に遭遇するのでした・・最初正直、退屈だなと思って見ていたのですが、段々なんともいえぬ不気味な雰囲気に知らぬ間にひきこまれていました。CGも特殊メイクも残酷シーンも全く無いのに、映像技(特に岩山の陰影を人の顔のように見させる所等)と含みを持たせた謎の発言等で見事になんともいえない重く異様な空気を最後まで漂わす技は見事としかいいようがありません。また、神隠しに伴い変化していく女校長、女教師、女生徒達の心理描写も描かれ、事件のみに焦点をあてている幾多のミステリー作品とは違い、なんとも人間臭い部分も巧みに表現されていて、その為に内容にも厚みが付き、ただのミステリー作品には終わっていない所は流石ピーターウィラー監督だと思いました。それと作中にガン○ムのとあるシーンに影響を与えたとおぼしきシーンが登場したり、映画全体の雰囲気がサ○ぺリアに少なからず似ている所からも、おそらく影響を与えていたのではないかと思いました(そう考えると凄い・・)。ちなみに映像はリマスターされていて、ものすごく美しいです。あと派手な映像や目まぐるしい展開のハリウッド映画にならされてる方は間違っても買わないように。見てて腹立つだけだと思いますから・・
・「第三話のバンドが妙にガレージ・パンク!」
大好きです。ポーのキチガイぶりを見事に演出、というよりも原作に触発されて監督、役者ともに己のアブノーマルを芸術的に解放させている!と感じましたね。 ジェーン・フォンダの傲慢さ、あいかわらず無口なピーター・フォンダ、その二人をB級ポルノなムードで“耽美”に描くロジェ・バディム!まんまサディズムが馬鹿に似合うアラン・ドロンに強きなブリジッド・バルドーが鼻っ柱をくじかれてイジメられるシーンの妙にイヤラシイくせしてルイ・マル特有のカラカラに乾いた世界が感じられる不思議!そしてなんといっても変人フェディリコ・フェリーニと変態テレンス・スタンプでお送りする最狂のドライブ!ドライブだけじゃない!どのシーンにも画面に悪魔の存在を感じてしまうこの第三話は本当にスゴイ!フィルムの奇跡だ!CG糞食らえ! とまぁ解りにくいレヴューですみません、テンションだけでも感じて頂ければ幸いです。そしてこの映画のおかげで私は今は亡き(泣)夕張映画祭で賞を頂くことができました、ホントありがとうございます。
・「幼少時に観ていたら、3編ともトラウマになったと思います」
『黒馬の哭く館』では、当時の夫君ロジェ・バディム監督ならではの演出によって、ジェーン・フォンダが全編、「バーバレラ」とはまた違った趣きのセクシーな衣装で登場。特に、白装束を纏った彼女が黒馬にまたがって草原を疾駆する姿は、容易にレディ・ゴダイバの伝説を想起させる。とはいえ、城の若き独裁者として放埓に振舞うときの眼や、憑り依かれてからのうつろな表情など、恐怖を煽る演技もなかなかのもの。孤立した城内で繰り広げられるオージーは、ポルノ文学の傑作「城の中のイギリス人」の雰囲気を思わせるし、実弟ピーター・フォンダとの共演も禁断の愛を象徴しているかのようだ。全編に通底する音楽や、淡い色彩設計中の赤や黒のモチーフなども怪奇ムードを醸し出す。
『影を殺した男』はポーの原作中でもよく知られるものだが、ウィリアム・ウィルソンの冷酷な残虐性が、ルイ・マル監督だけにスタイリッシュかつ緊迫感漲る名シーンの数々に昇華されている。中でも、捕まえた女性を全裸にして人体解剖しようとする場面、ブリジット・バルドーと夜通し繰り広げるカード・ゲーム、そしてその敗者の側に与えれられる罰。当時エログロという言葉が流行っていたらしいことを思い出したが、このような神をも恐れぬ行為の芸術的描写を、現在の映画に観ることはもはや不可能だ。
『悪魔の首飾り』では舞台を現代に置き換えて、ドラッグとアルコールに溺れて自滅する人気役者をテレンス・スタンプが熱演する。フェリーニ監督の映像魔術はもともと、目くるめくような表面上の絢爛を描きつつ、その内に潜んだ腐臭を浮かび上がらせるのを得意としていたが、それが遺憾なく発揮されて、観ているこちらまで酩酊状態に陥りそうだ。真夜中にフェラーリを狂ったように延々と走らせるクライマックスも凄まじい。また、近年の和製ホラーをブレイクさせた「リング」における貞子の原点と思われる描写がここにある。
・「悪魔の首飾り」
3話の悪魔の首飾りは物凄くいい。
初めてTVで観た時衝撃を受けました。ホラー映画だけど怖いというより凄いというイメージだけ残っており最近になってタイトル思い出してアマゾンで見つけた時はあまり迷わないで買っていた。
車で暴走するシーンが頭から離れない。あと出てる女性がみんな綺麗♪
・「トラウマムービー」
僕が初めてこの映画を見たのは小学生の頃だったと思うが、他の方が書かれているようにしっかりトラウマになっているような気がする(笑)。有名な原作をもった作品の場合、原作との距離の置き方が一つの見所になるわけだが、その点で非常に優れた作品だと思う。
・「「黄金の狼」の賞を与えたい」
エドガー・アラン・ポーの小説を映画化した、怪奇映画の名作である。傑作なのは三作目「悪魔の首飾り」(Tobby Dammit)です。アルコールに溺れ、白いボールを持った少女の姿をした悪魔に付きまとわれ、次第に正気を失っていく様子は昨今のホラーなんかより数百倍見ごたえがあります。TVの授賞式を抜け出し、フェラーリで夜の街を疾走する姿は誰でも憧れるシーンです。しかし、いつの間にか、その世界から出られなくなります。極端に人の少ない田舎町には人形が立っていたり、生きた人間は問いかけに返答もせず、自分の世界に入ったままです。
やがて橋の落ちた高速道路に迷い込み、向こう側に現れた少女は怪しく微笑みを浮かべています。自分の運命を悟ったかのようにダビットは橋の向こう側目がけてクルマで飛び込んで行きます。鈍い音の後、ブランコの揺れるような音がするだけでカメラは止まったままです。やがてゆっくりと動いていき、橋の向こう側には血の滴るワイヤーがあり、(ここで全ての音が無くなります。)少女の白いボールが跳ね、転がる先にはダビットの首を手にして微笑む少女が映し出されます。静寂の中、作品は終わりを告げます。
ダビットが死んだ後も少女は存在していましたから、あの少女は実在していたことが最後になって解るのが怖さを増大させています。あの少女はボールの代わりにダビットの首を持ち帰ろうとしていたのかもしれませんね。
・「ヴァルダといえばまずはコレ。」
10年以上前でしょうか。今はなくなってしまったレンタル店でこのビデオを見つけ、繰り返し何度も見ました。記憶もあいまいになってしまいましたが、その柔らかな光と色彩に、とても感動したことを憶えています。久しぶりの再会、吉とでるか凶とでるか。今から楽しみ。
・「伝説的な映画」
他の方が書いておられるように画像は‘32年という制作年代を考慮しても、決して良いとは言えないし、純粋に劇映画として見た場合においても構成上褒められた出来でもない。しかし、別の視点からみれば、公開すれば非難・中傷の声が聞こえてきそうなものなのに、当時、よくぞこのような冒険的な試みをしたものだと考える。今でこそ、ある種伝説的な映画となっているが、当時では、なおさら俳優を用いて劇映画を作るのが常識だったはず。倫理面からも問題視されただろう。製作者、スタッフにとってもかなりの勇気だったのではなかろうか。案の定、初公開当時は日本でも映画の評判は散々なものであった。
どこかで読んだことがあるのだが、この映画には90分バージョンがあって、ラストの復讐シーンが克明に描かれているものだと聞く。真嘘の程は不明だが、画像処理の改良を含めて今一度調査願いたい。
・「エレファントマンがベビー級名作なら、これはライト級良作♪」
冒頭だけで物語の全貌が予見できてしまうほどシンプルなストーリーです。それでも“奇形”を扱った話としては、こういうわかりやすさがとてもイイ!話を複雑にするとそれだけ重く暗い映画になってしまいますが、このわかりやすさが奇形をフランクに、しかしリアリティも失わせずに描いています。まぁ主人公が“小人症”という基本的に健常者とそんなに変わらない姿であるということもありますが、それも手伝って奇形の話ではありますが、感情移入も難しくありません。騙されるハンスを心配するフリーダの乙女心も人間的に描かれてとても切なかったです。。また彼等をとりまくサーカス団員や、シャム双生児(体のくっついた双子)や小頭症の女達やダルマ(四肢がない)etcの団員達の人間模様も愉快なような哀しいような描写でそつなく気軽な感じで描かれてます。総じて、フリークスよりフリークスを笑う人間達のほうが醜いんだと、そういう話を寓話的というか、とても簡潔に描いた話ですね。クレオパトラが酔っ払ってハンスの前で本性をさらけ出すシーンなんか、そういう風刺がすごい効いてます。
重い話でもないし、わかりやすいし、さらに<64分!>と短く気軽に観れる作品!一時間映画と考えれば間違いなく名作!これまで“奇形”というものを敬遠していた方なんかには是非とも観てほしい映画ですね。^^もちろんそれ以外の方にもオススメできる一作です。
ただ白黒で古く画質が悪いというところだけが難点。私はこーゆーレトロさもこの映画に合っていたと思いますけどね。^^
・「いい映画です。」
フリークスの役者たちがいい表情を見せている。劇中の団結とは違いそれぞれ皆役者のプライドが強く、舞台裏では仲が悪かったそうですが。健常人も悪い人ばかりではない。むしろ一番悪い奴それは小人のおっさん。
・「色々な意味で深い映画」
内容はサーカスと見世物小屋を併営する旅芸人一座の日常と恋愛悲劇をサスペンスホラータッチで描いた作品です。見るまでは人権無視、無法時代の悪趣味見世物小屋映画と思っていました(確かに奇形な人々が続々登場します)しかし、これが想像と違って、人間とは外見ではないのだ、健常人のほうこそむしろ醜い心であさましいということを知らしめる問題提起に解釈できる内容に驚きを感じました。オチはいただけないけど・・まあいくら当時でも露骨な見世物小屋映画はまずすぎるといった所からなのかもしれませんが・・製作者の意図は今となってはわかりませんが、色々な意味でガツンとくる映像が見たい方におすすめします。※この映画は白黒、モノラル音声です。
・「どう見るかにもよりますが」
小人症や小頭症、シャム双生児やヒゲ女、生まれつき四肢の無い人、下半身の無い人、体の左右で性別の異なる人などを、世界各地の見世物小屋から「本物」を集めて撮られたこの映画を、この際余計な事を色々排除して見てしまえば、典型的な勧善懲悪的復讐劇だと思います。小人のハンスの財産を狙って彼と結婚し、毒殺しようと企む健常者の女が、徒党を組んだ「彼ら」に復讐されて......、という図式ですから。
トッド・ブラウニング自身も「高尚」な意図(逆説的ヒューマニズムのような)などはほとんどなしに作ったんだと思います。最後女が「彼ら」に襲われるシーンは「必殺仕事人」を見ているようでもあり、やはり、本物の「フリークス」に襲われているようでもあるのです。 ただ、トッド・ブラウニングの「彼ら」に対する視線はあくまで優しいものです。シャム双生児の姉妹がそれぞれ別の男性と結婚してしまって複雑な状況になっていたり、四肢の無い男が口だけでタバコに火をつけたりするシーンなど、各人の見せ場を必ず用意しています。これは、見世物小屋で「売れっ子芸人」として高いプライドを持っている「彼ら」へのリスペクトでしょう。
よって、「外見より、心の醜い方が怪物だ」的なヒューマニズムは不適なんじゃないか、と考えるに至ります。なぜなら、ハンスが復讐の決行を決意するシーンがあるのですが、この時ハンスがもう悪代官のようないやらしい笑い方をするわけですよ。もう用意周到に、虎視眈々と「彼ら」は復讐の準備もするわけで、これが綺麗な心の持つ人間の行為か?とか思っても仕方ないんですよ。
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