リンダリンダリンダ [DVD] (詳細)
山下敦弘(監督), ペ・ドゥナ(俳優), 前田亜季(俳優), 香椎由宇(俳優), 関根史織(俳優), 向井康介(脚本), 宮下和雅子(脚本)
「ネタバレあり」「2005年の日本映画はコレ!」「面白いと思います」「リアルな女子高校生!!」「清涼剤のような青春映画」
耳をすませば [DVD] (詳細)
本名陽子(俳優), 高橋一生(俳優), 露口茂(俳優), 小林桂樹(俳優), 高山みなみ(俳優), 柊あおい(原著)
「恥ずかしいよー。」「耳をすませば・・・聞こえてきませんか?」「カントリーロードがハマりすぎ」「素敵な中学最後の夏」「自分の中に可能性を見出そうと必死になる姿に感動。なんて癒される映画なんだろう」
時をかける少女 限定版 [DVD] (詳細)
細田守(監督), 仲里依紗(俳優), 石田卓也(俳優), 板倉光隆(俳優), 原沙知絵(俳優), 谷村美月(俳優), 垣内彩未(俳優), 関戸優希(俳優), 筒井康隆(原著)
「疾走すること」「なんと新鮮!アニメの可能性を徹底的に極めた最高作品。」「06年最高のアニメ」「声優が下手って言ってますが…」「発売間近」
● movie_jp
● |ω・`)つ [惜しい…ホントもったいない。クォリティや愛がちょっぴり足りない…。] 4 (25)
● 好きな映画
● 切ないモノたち
● 私が最近見た映画
● こころの宝石箱
● kaizen review award 2009 good(126-150)
● ぜったい観るよ。
・「ネタバレあり」
たまに拙い英語で外国人と会話をする場合があります。その時に、笑い声まで英語風になってしまうことがあり、自己嫌悪に陥ったりします。たとえ英語で話していても「It's funny!」というのは嘘くさい気がするのです。本当に面白い場合は、つい「それおもしれー」と日本語で返答したくなったりします。
この映画の中で、主役(のひとり?)であるソンが母語の韓国で話す場面が5回あります。彼女のうれしくてたまらない心情がよく表れています。
小さな女の子と女の先生が彼女のことをかまってくれていますが、やはり同年代の友人といるほうが何倍も楽しいに決まっているのです。
かわされる4人の女の子の会話は、特別熱いものでも、深いものでもありません。ごくふつうの会話です。しかし、そのふつうさは留学生のソンにとって、今まで手に入れたくても叶わないものだったわけです。
あえて言えば、多くの大人にとっても、打算なしで、くだらないことで盛り上がる会話はなかなか手に入れにくいものだったりします。
最後のライブの前に、ソンがしばらく緊張で固まってしまいます。3人の女の子に受け入れられた彼女が、初めて3人以外の多数に向かうことへの期待と不安だろうと解釈します。「リンダリンダ」の歌い始めは目を閉じたままですが、徐々に目を開けて観客をしっかり見つめます。エンディングの「終わらない歌」では、もう迷うことなくしっかりと目を見開いて楽しそうに歌うソンの顔が眩しいです。
ちなみに、監督と脚本のふたりのコメンタリーも面白いです。平気で自分の映画にダメ出しや反省会をしていたりします。その実、ふたりとも自信満々であることがよくわかります。他の作品も見たいと思う。
・「2005年の日本映画はコレ!」
青春映画の枠を超えた日本映画の金字塔がここに。韓国の爆弾娘?ペ・ドゥナも正に適役。映画ごとに違った面を見せる彼女はカメレオン女優の異名も持つと聞くがこの女優なくしてこの映画は成り立たないという監督のコメントに異論はなし。しかし、つくづく女優って怖いと感じた・・・ペ・ドゥナ以外には知ってる役者は香椎由宇と前田亜季くらいで初めて知った役者がほとんどだったので変な先入観もなく映画の世界に入っていくことが出来た。山下監督は一時の低迷期からようやく脱却の気配を感じるようになった日本映画のこれからを背負って立つ逸材に間違いなし。一見平坦なストーリーながら印象的なシーンの連続で見る者を飽きさせないのはお見事。何の変哲もない日常的な風景が、とてもいとおしくいつまでも脳裏に焼き付いて離れない。中でも4人が河原の土手を歩くシーンが一番好き。出会って初めのころは遠慮がちに一番後ろをとぼとぼ歩いていたソンがこのシーンでは積極的に先頭を大またで堂々と歩いている。ラストのライブシーンは何度観ても鳥肌が立つ(もちろんいい意味で)。ジェームズ・イハがこの映画に提供するために書き下ろした楽曲も透明感があって瑞々しい。映画を観終わってもっと観ていたい、もっとこの映画の世界に浸っていたい。今後、たとえ日本映画が落ちぶれ衰退してても、私には「リンダ×3」があると思うと勇気が湧いてくる。そんな気分にさせてくれる傑作。
・「面白いと思います」
ラストのライブが盛り上がる必然性が理解できない、というレヴューアーがいるようですが、観客の学生たちは、雨が降ったから、体育館に雨宿りがてらライブを見ているのです。主人公の彼女たちの下手な演奏など、興味がなかったのです。ただね、いざ演奏が始まると盛り上がるんです(笑)。繰り返しますが、彼女たちの演奏が上手いからじゃない、自分の為に盛り上がってるんです。高校を卒業した方なら分かるはず、そう、「卒業」という高校生活の終り(別れ)が待っているからです(演奏途中で校内の様々な場所をカットインさせている)。ソンに対する告白シーン、真正面から切り返すショットは「小津」ですね。面白い映画だと思います。
・「リアルな女子高校生!!」
ブルー・ハーツ、学園祭とくれば、いくらでも『熱い』青春映画を撮れると思うのだけど、さすが(?)山下監督、そうはならない。四人の女の子達が座ったり、眠り込んだり、バスを待つところを固定カメラでとらえたりと、ゆっくりしたリズムで進む。大きなドラマは起こらない。でも、たわいないやりとりから醸しだされる空気感はダルでも、そんなに退屈とは感じません。独特のオフビートな味わい。セリフのなかの空白の部分というか、ズレというか、独特のリズムが、女の子が、その場で話している感じがすごく出ていたと思う。
ペ・ドゥナが留学生の役を演じているのですが、彼女の仕草とおとぼけぶりが生きていたね。ハングルと日本語の会話のズレを彼女特有のクルクル変わる表情で表現していた。やっぱり彼女はすごいと思う。特に彼女の好きなシーンの一つは、夜、体育館で誰もいない客席に向かってメンバー紹介をする。このシーンが素晴らしい。「みんなと一緒」と「1人になりたい」という相反する気持ちが溶け合った気持ちがよくでている。青春だね。(笑)
こんな感じで映画は終始ゆったりしたペースで進みますが、雨が降り始めたあたりから一転して調子が上がって、♪リンダ・リンダ♪のリフレインのように一気に弾ける。映画そのもののペースが「リンダ リンダ」の歌のようになっていたね。そしてラスト、盛り上がった会場からカメラが離れ、校内のショットを見せてゆく。「みんなと一緒」からそれぞれの「ひとり」へ戻っていく感じがよく出てた。『熱く』はなかったけど、ちゃんとした青春映画になっていました。
・「清涼剤のような青春映画」
現代の高校生が「ジッタリン・ジン」や「ユニコーン」のカセットテープを手に話しているシーンは、イカ天世代の自分にとってとても懐かしく、そして嬉しかった。 無理に笑いを狙う事をせず、今の高校生のアンニュイな姿をさりげなくカメラにおさめた、ドキュメンタリーのような手法は、とてもすがすがしく好感が持てる。 キャストは皆適材でいい味を出しているが、なかでも素晴らしいのはペ・ドゥナだ。 彼女の本来持つコケテッシュでつかみどころのない魅力を、韓国での作品以上に日本の映画で引き出された事が、とても興味深い。
そのペ・ドゥナが見事な日本語で「ブルー・ハーツ」を熱唱したところで、映画はラストを迎える。 作品自体決して派手ではないし、大作という訳でもないけれど、デフォルメされていない分彼女たちと同世代の若者は共感でき、かつて若者だった人にも、ノスタルジックな気分にひたらせてくれる作品になっていると思う。 エンドロールの後、久しぶりに「ブルー・ハーツ」を聴いてみたくなった。
・「恥ずかしいよー。」
この映画を観終えた直後に思ったのが、「恥ずかしい」の一言だった。なぜなら、自分にも身に覚えのあることが、余りに直接的な表現で描写され過ぎているからだ。男って、普段は強気でいばっていることが多いけれど、本当は「臆病で傷つきやすい生き物」だということを、この作品で全女性に暴露されてしまった。「あなたにも、そんな時期があったのねー(笑)」と家内にも冷やかされる始末。大人には「懐かしさ」を、現役中学生には「夢と希望」を与えてくれる、家族全員で楽しめる作品だ。内容と同時に、画像も立体感溢れる手抜きのない「今時珍しいアニメ」という意味でも好感を持てる。単なる写実主義でないことが何より嬉しい。名作ながらも、同時に照れくさい映画で、男としては複雑な心境にならざるをえない。ここは素直に作品を楽しむ姿勢を貫くしかなさそうだ。
・「耳をすませば・・・聞こえてきませんか?」
「こんなことがあったらいいなぁ」「こんな風にならないかな」小さい頃はアニメや小説の主人公に憧れて、いろいろな夢を見ます。ふとしたことで、世界が一瞬で変わり、ドラマチックな人生を歩むことをいつも夢見るのです。しかし、現実は違います。理想の世界と自分のいる世界がどれほどの距離にあるのか、嫌でも分かってしまいます。大人になっていく課程で、夢見る時間や想いは次第に少なく、小さくなっていきます。そうしないと、苦しいのです。「どうせできっこないよ」そんな気持ちを持ちながらも、理想の世界に少しでも近づきたい・・・口には出せませんでしたが、いつもそう思っていました。私にとって思春期とはそういうものでした。雫や聖司を観て、私は正直「ありっこないよ」と思いました。でも、悔しいくらい憧れてしまいました。自分の生き方を必死で探す雫に心を打たれ、自分の思いを真っ直ぐに伝える聖司を羨みました。私も勇気を出せば、「違う世界」に行けたのかもしれない・・この作品を観る度、思うのです。「こんなのありえないよね」と娯楽の青春映画として観られるために、この作品は作られたのでしょうか?受け止め方は人それぞれだと思います。この映画の中であり得ないことなど一つもないのだと、私は思います。思い切る勇気次第で、世界はどんどん変わっていく。理想論ですが、可能性のある理想です。作品の影から、「若者、がんばれ!」という声が聞こえてきます。雫や聖司があきらめないように、夢を見続けて頑張れば、どんなヒーローやヒロインにも負けない、素敵な人生を歩めるのです。
・「カントリーロードがハマりすぎ」
『耳をすませば』を見た後、それまで全く知らなかったオリビアニュートンジョンのCDを探しまくった。本をよく読むようになった。前よりもっと友達を大事に思うようになった。めんどくさいって口にしなくなった。中学を卒業するとき、もう雫たちより大人になっちゃうんだな…と思って切なくなった。
自分が孵化しようとするある時期に誰もが感じる、私は何がしたいんだろうという苛立ち、将来が見えてきてしまう事への嫌悪感、大人になっていくという絶望がダイレクトに伝わります。同時に、その刹那にしか感じる事のできない空の青さや風の感じ、怖いもの知らずだった自分を思い出します。きっとおばあちゃんになっても見続けるだろう作品です。
・「素敵な中学最後の夏」
つい先日急にこの映画がみたくなり、親に無理を言ってこの商品を買ってきました。私が小学生だったころに見たことがあった映画だったのですが、私には見たことがあったという程度のものとしてこの映画が記憶にありました。私はいまやこの物語の主人公、雫と同い年になりました。最近まわりの友達がきちんとした自分の考えをもって将来を見据えて行動しているようになりました。その変化が自分も変わっていかなければならないという焦りとなって私はとても悩んでいました。中学卒業後は将来に向けてとても重要になっていくのだと友達をみてて思いました。しかしわたしには変わっていくといってもやりたいことも将来の夢もないのです。そこで昔みたこの「耳をすませば」の存在を思い出したんです。この映画にはきっと私の悩みを解決できることがあるのだと思ったからです。やはり、見終わった後はとても開放されました。バイオリン職人になりたくてその夢に向けて歩みだしている聖一。そしてそんな聖一をみて将来を深く見つめられるようになった雫。もちろん現実味のある2人の恋もみていて身近に感じられました。自分の好きなことをやっている2人はとても素敵でした。好きなことで頑張っている人間はこんなにも綺麗なのか、と思いしらされました。私にもすきなことがあります。たとえ才能があろうがなかろうが私はそれを将来の夢としていきたいなとこの映画をみて決意しました。わたしみたいな悩みを抱えているひとにはぜひみてもらいたいです。
・「自分の中に可能性を見出そうと必死になる姿に感動。なんて癒される映画なんだろう」
「おはよう」とか「またね」とかそんな些細な言葉さえもこの映画の中では息づいています。普段僕らが当たり前なのにできないこと、それをこの映画は表現し訴えているように思います。
自分の中の可能性と向き合おうとする中学生の雫。どんどん前へ進んでいくボーイフレンド聖司に必死に追いつこうとする姿に共感しました。でも雫も聖司もどちらも立派な一人前の人間だと思います。努力し、何かを作り上げようとしていることそれだけで立派だと思う。
そして「洞窟の生き埋めだわ、空が落ちてきたみたい!」なんていう雫の言葉を聞くと自分ももっと正直に生きなければと思ったりします。正直に生きる。前へ前へと努力をする。なかなかできないことだけど頑張らなくちゃという気にさせてくれる、勇気づけられ力の湧いてくる作品です。
・「疾走すること」
中学高校のときに経験する事って、本当にすばらしいもの。でも毎日がそんなにキラキラ輝いているわけじゃない。
あのときああしていればよかったこうしていればよかったという後悔、これから自分はどうなっていくんだろうという不安、そんな感情にがんじがらめになって何もする事ができない今。
そういう日常を、ただただやり過ごしていくという方法もある。
でもこの映画の主人公はそうじゃない。彼女はただひたすら、駆け抜ける。走って走って走りまくる。
疾走する彼女を観て思った、自分は今そんなに一生懸命生きているだろうか?
いつかはみんな必ず大人になる。けれど、ひょっとしたらその『いつか』は明日で途切れてしまうかもしれない。それを知っているかどうかで、自分の人生はあらゆる向きにベクトルを変えていく。どんなふうにでも形を変えていく。無限の可能性が生まれる。
自分の人生なんて自分の意思でどーにでもなる、この映画はそういうことを教えてくれた。私も、ただひたすら、ばかみたいに、走って、走って、走り抜きたいと思う。
・「なんと新鮮!アニメの可能性を徹底的に極めた最高作品。」
筒井 康隆の小説は読んだ。大林宣彦の映画版は観た。そして細田守監督はアニメで全く新しくい世界を創造した。それは、原作をよみがえらせたと表現すべきではない。 とにかく、さわやかなのだ。すてきなのだ。『時をかける少女』は アニメでしか 私達の琴線にふれないのではないのか。
アニメというジャンルの可能性はすごい。ああ、アニメでないと描くことができないのだと納得。 主人公がかわいい。そして、未来からきた少年もすてきだ。 僕は、満足した。さわやかさを求めるならば、このアニメ最高だ。手元にいつでも観れるように置いておきたいと思う。研究家はこの作品に関わった諸氏の書物を入手したらいい。まいった。
・「06年最高のアニメ」
派手なプロモーションを繰り広げる国内外の映画をよそに、ネットなどでの口コミで高い評判を得た作品。昨年公開されたアニメの中では恐らく最高の出来。ジブリで「ハウル」の監督に指名されていた細田守監督らの丁寧な仕事に加え、エヴァンゲリオンで見覚えのある貞本義行のキャラデザも相まって、ここ最近の日本アニメの集大成的な高水準の作品となった。有名な小説「時をかける少女」ではなくて、その20年後という続編的な内容である点も、決して悪い方に作用していない。新人を起用したヒロインの声もすごく新鮮。下手に著名人を使わなくてその点も良かった。もっとも、アニメなので、見る人を選んでしまうし、絵と音楽は美しいが、後半のテンポが悪かったりと、完璧な映画ではない。だが、逆にアニメだったことで、その辺が目立つ粗にならなかったとも言える。
とにかく、スタッフのすばらしい仕事ぶりに感謝するとともに、地道な口コミで、この作品をここまでに引き上げた無名のファン達もたたえたい。
・「声優が下手って言ってますが…」
本当に最高のアニメでした。原作は知りませんが、本当に良かったです。感動しますし、笑えたりもします。「時をかける」この言葉が気になるもしくは、最近感動して無いな〜って人達におすすめです。声優が下手って言ってますが、私は逆にリアルな感じて、とてもいいと思います。いわゆる「声優」声だと、この作品の素晴らしさが半減すると思います。とにかく是非ともみてください。
・「発売間近」
やっと発売されるかと思うと今から目頭が熱くなってきます映画館には2度見に行きましたが3度目はグッと堪えました何故ならば自宅でもゆっくり本当にゆっくり見たい作品だからですだからDVDが出るまで3度目の楽しみは取っておこうと思いました。しかしこの映画私が映画館に見に行った時は整理券を配るほどの行列と見終わった後エンディングが流れ終わるまで誰一人帰る人も無く幕が下りた後に拍手までありました。こんなに客席と気持ちの良い一体感を感じた映画はアニメ以外を含めても初めての映画でした。通常版でも良いので買って損は無いと思いますよ。というか自信もってオススメします!
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