現代文読解力の開発講座 (詳細)
霜 栄(著)
「受験生時代に買っておきたかった本」「フィーリングからの脱却の為に。」「現代文対策書の真髄」「★ポリスタ★」「これが現代文というものか」
霜栄の現代文の攻略法―合格点への最短距離 (大学受験Do series) (詳細)
霜 栄(著)
「大きさを変えて出したほうが…」「可も無く不可も無く」
「大学にもう入ったひとにも。」
得点奪取現代文―記述・論述対策 (河合塾SERIES) (詳細)
天羽 康隆
「編集方針が現代文という科目の特性に合っている」「読解のルールと解法のマニュアル」「おすすめです!」「現代文 最短距離でマスター」「東大・京大受験者には物足らない」
現代文と格闘する (河合塾SERIES) (詳細)
竹国 友康, 前中 昭, 牧野 剛
「ものすごく役に立った」「最強の本」「安易なテクニックではなく」「竹国 友康」「まさに格闘」
読み解き古文単語 改訂版 (詳細)
Z会出版
「単語力というより読解力養成によい。」「画期的。」「単語力養成よりむしろ読解力養成に向く。」「旧帝大志望者へ」「古文が自然とできるようになる」
古文必修問題集 (実戦編) (駿台受験シリーズ) (詳細)
上野 一孝
田中雄二の漢文早覚え速答法―試験で点がとれる (大学受験V BOOKS) (詳細)
田中 雄二(著)
「漢文が得点源に」「漢文瞬殺」「本当に凄い」「漢文受験のバイブル」「センター試験はこれで確実に満点です。」
教養としての大学受験国語 (ちくま新書) (詳細)
石原 千秋(著)
「本当の読解力養成をめざして」「大学に入学する前に知っておくべきことが詰まっている。」「現代思想の入門書としても若いうちに読んでおきたい」「受験勉強のサプリメント。主食ではない。」「なるほど。」
大学受験のための小説講義 (ちくま新書) (詳細)
石原 千秋(著)
「かつて「小説」の問題が苦手だった理由が今わかった」「センター試験現国がなぜわからないかがよくわかる」「小説が読めないわけ」「センターレベルから国公立二次まで!」「大学入試問題「小説」の読み方」
秘伝 大学受験の国語力 (新潮選書) (詳細)
石原 千秋(著)
「秘伝 入試問題作成マニュアル」「受験国語の上質な解説者であり批判者、さらには提言者」「意欲作ですが使い方が難しい」「「やがて哀しき学歴コンプレックス」」
小論文を学ぶ―知の構築のために (詳細)
長尾 達也(著)
「今でもたまに読み返す本」「小論文の最後の一押しに(慶応文学部合格)」「駿台の講師にすすめられ‥運命の出会い」「真に「学べる」本」「最強の教養書」
ライジング現代文―最高レベルの学力養成 出題の意図を見抜く (詳細)
内野 博之(著)
「河合模試で偏差値67以上を保証」「こ、これは…!!素晴らしい質です!!2000円でも安い!筆者は偉い!」「合う人には合う」
哲学の誤読 ―入試現代文で哲学する! (ちくま新書) (詳細)
入不二 基義(著)
「哲学系入試現代文の徹底した読み込み」「大切なことに気づかせてくれる好著」「元大手予備校人気講師の面目躍如」「刺激的な本である」「「哲学」と「日常」」
● 国語力をつける
● ちくま
● 大学受験 諦めるのは簡単すぎてつまらない☆ (難関大学文系)
● 現代文を学ぶ
● 東大現代文対策
● 現代文
・「受験生時代に買っておきたかった本」
大学受験が終わりすぐに院受験のために買ったが大学受験の時に使っていればもっと現代文の点数は良かったんじゃないかと思った。自分が現代文の問題集を買うにあたって一番気にかけていたことは主旨、要約があるかどうかだった。マーク式で主旨を選ばす問題を含んでいる問題集というのはたくさんあるが記述式で自分で主旨を書かせる問題集っていうのはあまりない。これと河合の格闘ぐらいではないかと思われる。本当はあるがどっかに埋もれてて名前が挙がらないだけかもしれないが兎に角有名なのは上記の二つ。なぜマーク式じゃいけないかと言うと「なんとなくこれ」で選んじゃうから。でも記述式だと本当に自分がその文章を理解できているかどうか分かるのが利点。実際に主旨を問う問題は大学入試でも出題され配点も大きい。主旨の見つけ方まとめ方もかなり分かりやすく説明されていて本書をやる前は予備校の授業などで主旨&要約が全く出来なかった自分が2題目には8割出来ていた。また本書では意味段落の大切さを理解することになるだろう。意味段落をまとめておけば抜き出し問題や言い換え問題で探す範囲がぐぅ〜んと狭くなる。本当にこれはおススメ。
・「フィーリングからの脱却の為に。」
今まで俺は代ゼミの青木の授業を受けていたんだけど、答えは当たるがイマイチ釈然としなかった(受けた経験のある人はわかると思うけど、現代文は常識問題だと言ってる。確かに現代文常識は大事だか…それが全てではない。それでは必ず行きづまる)。この本を読んで解ったのだが、あそこには、厳然とした論理が存在していなかった。フィーリングの要素が少なからずあったということだ。それに反して、この本は完全に論理重視。目から鱗が落ちるとはまさにこのことか。熟読玩味し、著者が言いたい事を完璧に掴み取れば、読んだ後に曖昧さは残らない。また、読解力開発問題というオリジナル問題が付いていて、これが文句のつけようのないほど素晴らしい。というかむしろこちらがこの本の意図するところだろう。段落や、接続語の大切さをこの本で初めて知った。超オススメなので気になったら買って一問目を解いて、解説を読んでみることを勧める(一問目が一番解説が丁寧なので)。しかしながら、注意もいる。まず、初心者向けではない。とりあえずある程度読めて問題が解ける人向け。また、何回も同じ事が書いてないので、一回一回完璧にして次に進まないと、必ず何処かで壁にぶつかるだろう。よって、跳ねっ返りは大きいが、結構厳しい良書といったところか。難関私大だろうと、フィーリングで解けてしまい勘違いに陥りやすいのが現代文の怖いところ。問題は解けるが、『じゃあ説明してみ?』と言われると口ごもってしまう人には是非読んでもらいたい。将来のために。
・「現代文対策書の真髄」
実際に霜先生の授業を受けたことのあるものです。この本の最大の魅力は、霜先生の現代文に対する信念が反映されている点です。それは、駿台における授業、またこの本に於いても一貫されています。その信念とはずばり、「筆者のイイタイコトを掴む能力こそが、現代文読解の能力である。」
・「★ポリスタ★」
結論から言いますとこれ一冊を納得いくまで繰り返せば別次元に到達できます。
・「これが現代文というものか」
素直にそう思いました。この一冊をやるだけで本当に別世界に到達できます(ただし、高校初級程度の学力は必要でしょう)。
注意点は、本書は、世間にあふれている「受験国語」の小手先のテクニックを学ぶようなものではないというこです。論理的な〈読みかた〉を身につけましょう。
独学者必須です!
●霜栄の現代文の攻略法―合格点への最短距離 (大学受験Do series)
・「大きさを変えて出したほうが…」
Doシリーズは化学が良かったので、現代文も買ってやってみました。
まず中途半端な大きさで本棚からはみ出して使いにくのでマイナス1点。でもそれ以外はページ数のわりに充実していました。高校の現代文の授業が漢字テストと先生がダラダラ教科書を読んでいるだけというむごいものだったので、受験レベルに上げるためには本書は役に立ったと思います。ただ僕自身の語彙力が乏しく辞書を引いて知らない言葉の意味を確認しながら進まざるをえなかったので、1問こなすのに5,6時間かかってしまっていましたが、それが結構いいトレーニングになったようです。
・「可も無く不可も無く」
内容としては中級者向け。副題の「10日間で完全マスター」という内容が物語っている。霜先生の現代文の概念(筆者のイイタイコトを掴む能力こそが、現代文の読解の能力)はその程度で身につくとは到底思えない。10年以上も前に出版された本だが、「現代文読解力の開発講座」の方が、内容は充実していると思う。本物の力を身につけたいのなら、急がば廻れ、こちらを推薦する。
・「大学にもう入ったひとにも。」
「生きる」と「漢字」、「生きる」と「語彙力」がナチュラルにいっしょになっている。確かに、生きる気のある、言葉がつまっているなあと思う。花は植物の【セイショク】器官だ。とか。古傷が【ロテイ】しちゃったように見せるのがコツなのよ、とか。予備校生の頃の、すぐに言葉にじいん、ときちゃっていた感じを思い出した。
・「編集方針が現代文という科目の特性に合っている」
本シリーズの古文・漢文については厳しい評価をしたが、現代文については高評価をあげたい。理由は、本シリーズで掲げられている解説など「質」の充実という編集方針が、現代文という科目の特性に合う、理想的なものであるからだ。(逆に言えば、古文・漢文には合わない編集方針であるといえる。)現代文という科目で最も重要な要素は「精読力」であり、著者、極論すれば問題作成者の意図を見抜く訓練が要求される。そのためには、厳選された問題文と、それに付される詳細な解説や関連事項の説明などは不可欠である。まず自力で答案作成を行うことは言うまでも無いだろうが、採点基準による点数に一喜一憂するだけでは力はつかない。むしろ採点基準の存在が、実力の確認には向いても、実力を伸ばすには逆に足かせになることが多いので十分注意すること。大切なのは自分の答案と模範解答とを照合し、どのように、なぜ違うのかをきちんと比較すること。そして、自分のアタマの働かせ方に問題なかったか否か、問題があればどこがいけなかったのかを検証して、以降の学習に生かすことが必要である。なお、難関の旧帝大、特に最難関の東大・京大はこれだけでは足りないので、より多くの問題演習をこなそう。
・「読解のルールと解法のマニュアル」
記述式問題って、ホント難しい。模試や本番の試験の後にいわゆる「正答例」というのが配られるが、自分の書いた答案と見比べて、「どのくらい合っているのか」わからない。巷の問題集でも 著者がひととおり説明を加えて、「だから正答(例)としてはこうなる」とあるが、いくらその説明がロジカルなものでも「では自分の答案では満点中何点なの?」とまでは教えてくれない。(ひどいのになると、簡単な説明と共に「同内容可」としか書かれていない。)これではいくら問題集にあたったって記述式問題を解く力はつかない。その点、この問題集は「はじめに」で記述式問題の解き方について明確な方向性を示してくれた上で、「典型問題編」で五つのパターンを習得するように構成されている。私はこの五つの典型問題を徹底的にやってから「練習問題編」に進んだが、この方法はとてもよかったと思う。特に「設問文」で、例えば「傍線部『日本は書物は入れても人は入れないのである』とあるが、『日本』が一貫して『書物は入れても人は入れな』かったのはなぜか。わかりやすく説明せよ。」 とあった場合、その「一貫して」「わかりやすく」で設問者は何を答案として求めているか、その奥深さがわかったときには目からウロコが落ちた。同様に「○○字以内で説明せよ」という字数制限にもちゃんと意味があり、同じことを問われていても「その字数によって記述はこのようにしなければならない」とまでわかるようになった。巷の問題集は最終的に解答例を提示するだけで終わるものが多いが、この問題集は「配点と採点基準」 はもちろんのこと、「答案例」を載せ、「具体的にどこが採点において減点されるのか」実際の採点形式(赤ペン)で記述されているので「自分で自分の記述答案が満点中何点なのか」採点できる。「本文解説」も「設問解説」も詳しく、理にかなっていて納得させられる。「典型問題編」で五つのパターンを完璧に習得したら「練習問題編」でその定着をさらに図ればよいのだが、記述・論述問題に的を絞った本だけに内容のレベルは高い。上級者向け!
・「おすすめです!」
この問題集、とにかく解説がわかりやすい!!!しかも、採点基準がついていて、自分の解答に何が足りなかったのかが分かり、書くコツがつかめてきます。かなり力がつきます。これ一冊で難関大まで対応できます。ですが、現代文が苦手な人は、同じ河合塾シリーズの「入試現代文へのアクセス」(ちょっと易しめ)で基礎力をつけてからこちらに取り組んだほうがいいと思います。2次試験レベルなので問題のレベルが高いです。私は以前、記述模試で解答が全く書けないこともあるくらい現代文が苦手でしたが、このやり方で本当に力がつき、国公立大に合格することができました!!記述式の問題に必要なのは、まず読解力、次に記述力です。読解力がない人は、問題文をわかるまで音読しながら、この問題集の解説をじっくり読み込むことで、確実に力がつきます。国語に関しては河合塾は本当に信頼できます。現代文はセンスだ、って言う人もいるけど、そんなことない!!努力すれば必ず伸びるんです☆あと、このシリーズの古文と漢文もすごくいいです!!
・「現代文 最短距離でマスター」
表紙の画像が表示されていませんが、デザインは格好いいです。…私はしがない中学3年生ですが、国語で点数を取りたいが為、この本を購入しました。まず率直な感想は、「難しい」。ですが、「確実にチカラが付く!」と断言しておきます。採点の基準が明確化されており、それに対する改善策の提示も十分揃っています。あと、問題の文章はタメになることが書いていて、勉強になります。―――病名に病んでいる。あぁー、なるほど、、と思ったり。くだらない文章ばかりではないので、若干興味が湧いて楽になると思いました。
読むのが遅い人は、長続きせず飽きて嫌になるかも知れませんね。
・「東大・京大受験者には物足らない」
他の国公立大にも対応させているため、簡単な設問(パターン1、2、3)が載せてあるのが☆4つの理由。おそらく、東大・京大受験者には物足らないだろう。(そうあって欲しい) かろうじて、パターン4,5が東大・京大の過去問への橋渡しになるレベルの文章を載せている。難関大対策にしたいのなら、これらの大学の受験者にとって要約系の設問(パターン1、2、3)はできて当たり前なのだから、もっと「読解(自分の言葉で表現する)」という言葉にふさわしい設問を掲載して欲しい。
・「ものすごく役に立った」
自分は法科大学院適性試験対策として使用しました。「現代文が、まあ得意だ」が、「問題を解いても、なぜその選択肢が正解なんだか分からない問題がたまにある」というときにとてもおすすめです。楽をしたいときにはおすすめできません。要約など最初手間のかかる作業も多く、丁寧に選んだつもりの答えが大間違いで「普段消去法で選ぶような安易な解き方しかしていないとこの選択肢で引っかかるだろう」などと書いてあり悔しい思いもしました。まさにタイトル通り、正面から格闘しなければなりませんが、下手な「解法テクニック」などでお茶を濁されるよりも遙かに納得できます。国公立大学の二次試験対策はもちろんですが、センター試験にもよいのではないでしょうか。
・「最強の本」
もし、しっかりやり遂げることができたなら絶対に力がつく本。今までに5冊ほど参考書を使ってきたが、ここまで現代文の先生の読み方がわかる本はなかった。文章のどこに線を引き、どのように一つの段落をまとめ、どのように一つの文章を要約し、どのように問題を解いたかなど現代文の「できる人」の思考法が恐ろしいほどわかる(今まで要約や記述問題を詳しい解説なしに、いきなりつきつけられるような思いしかしてなかったので、「夢の本だ!」とか心の中で何回も叫んだ)でもこれをやるには、現代文のアクセスや田村の1などで現代文の読み方や勉強法を身につけてからがいいと思う。
また、現代文ができる人でも長い解説が好きじゃない人には向かないと思う。
・「安易なテクニックではなく」
他の参考書だと、読解力そのものを養うより、一問毎にこの時はこうする的なテクニックでお茶を濁される感じがありますが、この本はどうやってより深く読み、論理的に、設問の答え=筆者の主張、にせまるか、を着眼点としており、本当に読解力が着きます。この本をやっただけで、センターは九割を下ったことがなく、後は過去問をひたすら解けば、東大、京大の模試も驚くほど偏差値があがりました。また、大学院で読んでいる専門書で難しい所を理解しようとする際に、この本で得た読解力を自然と応用している事に気付きます。内容も大学に入ってからの一般知識に役立つような大変面白いものだったので、毎日一問ずつ解くのが楽しみだったのを覚えています。分厚いけれど案外やり通せますヨ。
・「竹国 友康」
かなり難しいほんである。一見簡単そうに見えるが実は「演習編」の問題はかなり骨のある問題。偏差値が低かったり、安定しないのに使うと、自滅の世界へ。この本は英語で言う「パラグラフリーディング」みたいなもの。パラリーをやるなら、単語や熟語、文法などができてないと「パラリーができた!」と勝手に、満足するのとおなじである。せめて「入試現代文へのアクセス」をやってからやることをお勧めします。
・「まさに格闘」
これは私見ですが、現代文が出来ない人というのは、接続詞を軽視している事が原因として挙げられると思います。そしてこれは文章の論理構造が理解出来ないという事になり、結果現代文の伸び悩みという事になるのだと思います。なので接続詞の重要性を理解するためにまずは『現代文解法565パターン集』で一通りの接続詞とその役割を身に着ける事をおすすめします。基礎体力のある方はこれだけでも充分通用すると思います。では何故この参考書が良いかといいますと、よくある小手先だけの受験参考書とは違い、他のレビュアーさんがおっしゃられているように正攻法で文章を理解させる事を目的としているためだと思います。正攻法とはすなわち、選択肢の消去法だのこのパターンが来たら答えはこうなるだのと言った小手先だけの技術ではなく、『文章を読み・理解する』事です。この参考書によって現代文が苦手、というよりそもそも文章というものが理解できていなかった私が初めて文章を読み、またその面白みを知る事が出来ました。しかし正攻法で読むというのは初学者にとってなかなか辛いものでもあります。意味段落分けや、それごとの要約、そして文章全体の論旨を書いたりとやる事が沢山あり、初めのうちは一つの問題文に何時間も書ける事になると思います。実際私は2時間かけて出来ない時は次の日、また次の日と何日にも分けて取り組みました。しかし問題文をこなすにつれ、そうした処理の速さや正答率が着実に伸びていることに気付くはずです。確かに時間は掛かります。しかしこの参考書を最初から最後までこなせればおそらく難関大学なども視野に入ってくると思います。また現代文を理解する事とは文章の論理関係を把握することであり、その点で小論文と通じるところがあります。実際に私はこれといった勉強をすることなしにこれだけで大学入試の小論文をパスすることが出来ました。
・「単語力というより読解力養成によい。」
「読み解き」が中心。同社の「速読古文単語」とは異なり、分量も十分。読み応えもあり、そこらの問題集をするよりも読解力はつくはず。見開き右に古文、左に対訳があり、わからない部分が出てきてもすらすら読める。
54も長文があるので毎日古文に触れておきたい人などには特にオススメ。見出し単語も400を越えていて、二次試験にも対応している。
「速読英単語」の古文版といえる。(「速読古文単語」は分量が少なく、こちらは初級者向き)
・「画期的。」
毎日ひとつずつ短編を読みながら単語を覚えられます。しかも、ここに出てくる短編がある私大の入試にそのまま出たんです。話を完璧に覚えていたので満点取れました。
・「単語力養成よりむしろ読解力養成に向く。」
速単のメソッドを古文に持ち込んだ感じだが、英単語のような文章で覚えていくというのは古文単語では無理な気がする。とはいえこの本はコンパクトな読解本としてはかなり使えます。文句をつけるとすれば訳に関しては直訳も用意しておいてほしかったです。
・「旧帝大志望者へ」
「マドンナ」は単語数が230と少なく「ゴロゴ」は語義の解説が最頻出の168語以外にはほとんどなく,多義語にも関わらずゴロの中には1つの意味しかないという単語が数多くある。しかし,この「読み解き古文単語」は全単語に語義の説明があり,多義語も意味が十分あり,関連語もしっかり書いてある。もちろん単語数も多く十分である。さらに文章はどれも一読の価値のあるものばかりで,その上いくつかの文章には古文常識の解説まであり,旧帝大のように記述の説明問題の採点基準に古文常識が入る大学を受ける方にはすごくオススメできます。
・「古文が自然とできるようになる」
50くらいの古文と大学受験に必要な古文単語が記載されています。しかもそれぞれの古文に文法の詳しい説明が記載してありあわせて丁寧に読んでいけば古文が自然にできるようになります。古文の内容はどれもおもしろいものなのでどんどん読み進めていけるのではと思います。もし他の古文の参考書で挫折してしまった方がいるならこの本でしっかりとやってみてください。
●田中雄二の漢文早覚え速答法―試験で点がとれる (大学受験V BOOKS)
・「漢文が得点源に」
名著と呼ばれている本はたいていが相性が合う人と、まったく合わない人がいます。しかしこの本は合わないという人はかなり少ないと思います。漢文が得意、不得意。勉強が好き嫌い関係なしにです。本の内容がわからないということもないですし、何よりも他のレビューを見れば一目瞭然でしょう。 この本は、基本句形10と特有の漢字91に分かれています。目安として、基本句形1つ終わらせるのに25分~35分かかります。 また、おまけとして受験必須の句形と漢字をすべて使用した(582字)暗唱文。受験の裏技。タイプ別最小勉強法があります。
ただ、基本中の基本はわかってないとだめです。例えば、返り点や1,2点があるときの書き下し文の仕方などです。それさえわかれば最高の参考書になってくれるでしょう。
・「漢文瞬殺」
試験で点がとれるというと通り本当に点が取れる。私のセンター模試の漢文の点数はこれをやる前では20〜30点の間を、ウロウロしていたが、これをした後では確実に毎回40〜50点台を出せるようになった。
・「本当に凄い」
参考書というのは基本的には即効性のない物が普通であるように思う。どう考えても数学が参考書一冊を読んだところで、急に満点になるなんてことは考えられないし、英語だって覚える単語が多すぎる。
そんな中で本書は、漢文という狭い分野でも、筆者が古典中国語文献のエキスパートであるからか、しっかり受験漢文を研究していて「どういう問題が出て、何が出ないのか」と言うところをしっかり抑えている、僕のように漢文が苦手だった人間にとっては将にバイブルである。
こう言うようにがめつくテストの点数を取るぞ!という参考書は嫌われる傾向にあるが、なぜ受験英語があって、受験漢文という考え方が否定されるのか、全く理解に苦しむ。受験のための漢文の参考書として漢文に苦しんでいる全ての人に勧めたい一冊である。
・「漢文受験のバイブル」
この本は入試に必要な知識がコンパクトにまとまっており読むことが苦になりません。何回か読んで内容を理解できたら後は問題演習を積んで行きその中で知らない事項を補充していくことで漢文の入試はばっちりです。特にセンター漢文などは完全にパターン化されているのでこの方法で十分満点を狙えるはずです。
・「センター試験はこれで確実に満点です。」
田中雄二氏の、「最小の勉強で最大の効果をあげる」教育理念に最も基づいている非常に優れた参考書だと思います。受験情報誌や受験関係のサイトで高く評価されているのも納得の1冊です。センター試験でしか漢文を使わないと言う人にも最適です。文系の方は、日栄社の「新・漢文の基本ノート」との併用をお勧めします。
・「本当の読解力養成をめざして」
本書では、実際に入試問題を作成する立場にある著者が、入試問題において「その設問がなぜ作られたのか」という視点から入試問題を解説していきます。
文章とは必ず何かを読者に伝えるために書かれているものです。そして、それを受験生が適切に読みとっているかどうかを確かめる目的で設問が作られているのです。ですから、本来はあくまでも文章の内容を理解することが入試国語(特に現代文)の目的で、本書もそれを指針としています。
世間には、現代文の参考書があふれており、安易なテクニックに走るものや設問解答のための方法論の解説のみに終始するものも見受けられます。しかし、本来、読解力とは対象(多く文章)から主張や情報を読み取る力であって、それは高度に複雑化した現代社会に生きるわれわれには必要不可欠な力でしょう。
本書では、まさにそういう本来の受験国語の力を養成することがメインになっています。もちろん、なかにはテクニック的なことも述べられています。例えば、不正解の選択肢は目的語など必要要素が欠けていて文として不自然であることが多いなど。しかし、あくまで「文章を読むこと」に主眼が置かれています。
本書を2度3度と読めば、現代思想の基礎知識と、評論など硬い文章への取り組みかたの基礎訓練ができます。こういう力はどんな文章を読むときにも役立つもので、まさに一生の宝ですよ。
受験知識ばかりか、現代思想、真の読解力も学べるたいへんな良書です。受験生はもちろん、一般の方にも強くおすすめしたい本です。
・「大学に入学する前に知っておくべきことが詰まっている。」
「国語」とありますが、現代文の評論問題に絞っています。
最初のほうで、どのように現代文を読めばよいのかレクチャーしてくれます。読み方が分からないなあという方にこの箇所をおすすめします。何かヒントがあるかもしれません。
内容は、当時よく狙われていた、現代文の数々のテーマを一冊にしたものといえそうです。筆者の広範な知識に基づいて、そのテーマの背景、これまでの考え方、またはそのテーマの新しい考え方などを紹介しています。それが本書の非常に優れている点で、すばらしい味付けとなっています。
解き方は、「きちんと読んでいればこれが答えでしょ」といったものです。よって、ある程度読めるんだけど、+αが欲しいという方にはもどかしいかもしれません。しかし、「正確に読む」ことと、「出題者の意図をくみとる」ことを両立させれば、実はほとんどの入試問題は解けてしまいます。その、「正確に読む」ことを訓練するなら本書はすばらしい効果を発揮するでしょう。遠回りに見えて、とても近道です。
大学生の時に読みましたが、「このネタはこんな斬り方もあるのか!!」と、びっくりし、受験生として、それなりに頑張ったけれども、まだまだ知らないことがあるんだなあ!!と1人感心してしまいました。
筆者は大学教授として、講義をしていますが、噂によるととても厳しいが、おもしろい!!とのことです。読んでみて、それも納得のおもしろさです。
・「現代思想の入門書としても若いうちに読んでおきたい」
大学受験の入試問題で出題された評論文を通じて、現代思想やその経緯、背景を手際よく纏めています。本書を読んで感じたことは、やはり出典となる文章や作家は時代によって移り変わるんだな、ということでしたね。しかし、私自身、大学受験から十数年も経過してしまったので、受験対策への有用性は判断しかねますが、オーソドックスな現代思想の入門書としてよく出来ていると思います。
・「受験勉強のサプリメント。主食ではない。」
本書は、大学受験国語の評論文を渉猟し、そこから出題者たる大学教授の間での流行を読み取り、また、受験生に現代思想の基礎知識を伝授しようとするものです。はっきり言って非常に有意義な書物であり、全国の大学受験生に読んでいただきたいです。
・「なるほど。」
国語にせよ、ついつい「受験」などとみると、とっさに「正しい解答」が気になり、正解は一つだけと考えがちなんですが。しかしながら、当然といば当然だが設問に対する解答ありき、、、石原先生が出題入試に解答を知ってて、それ対する解説を書いているのではなく、あくまでも自分なりの解答を導き出し、これについて詳しく解説を述べられています。なるほどこーゆーのもアリだね。テクニックじゃなく、先生のいうところの「物事の座標軸」をいっぱいもって文章を自分の考えと相対化させて読めればいいなーと思いました。わ。
・「かつて「小説」の問題が苦手だった理由が今わかった」
かつて高校生だった頃、"評論文"はそこそこ得意だった反面、"小説"が苦手だったことを思い出しました。ただ、コンスタントに成績が悪かったというより、むしろ好不調の波が激しかったので、苦手というよりも掴み所が無くてどう勉強したらよいか混乱してたと言った方が正確かもしれません。本書ではいわゆる「小説を読める」ようになる為、入試問題をモチーフに問題を解く為の暗黙のルールを審らかにしています。こう考えてみると、入試問題の「小説」は学校空間での道徳というか価値観をいかにして読み取らせるかに尽きるかだったんだなと今になって痛感させられました。もう十数年早く本書に出会ってればよかったですね。
・「センター試験現国がなぜわからないかがよくわかる」
著者は、「秘伝 中学入試国語読解法」での論をさらに発展させ、大学入試問題で学生に求められる「小説を読む」ということの本質を、解明する。
小説においては、「登場人物の気持ち」を文中に明記すると面白くない。それではネタばれ、小説は台無しだ。だから作者はわざと隠す。暗喩を文中にちりばめる。この暗喩を読み解く。メタファーからタネを解き明かすことを楽しむ。高度な解釈は幾通りもありうるがそれはプロの仕事。入試問題では、暗喩の解釈は一通りに収斂されるように問題が作られている。その土俵内ルールとパターンを認識すること。入試問題と、本一冊を読んで多様な解釈を楽しむのとは違う。というのが、著者の主張である。
それにしても、やはり高度な小説解釈の方法論を駆使している。国語が好きな人にはついていければセンター試験の小説のまぎらわしい選択肢を読み解く力がかなりつくと思うが、小説が根っから苦手な人にはこういうテキスト解釈の方法論自体が、途方にくれるような難解なものに見えるのではないだろうか。男女・親子の相克がテーマに多いだけに、精神的成熟も必要だ。概して単純で幼稚な受験生にはハードルが高い。
一、二度読んだくらいで方法論が身につく本ではない。奧は深い。
・「小説が読めないわけ」
私は大衆歴史小説が大好きで,読書量も少なくない方だと思いますが,いわゆる文学的な小説は読んでも何かぴんと来ません.試験や受験のときも小説が出ると,考えて答えを出すと言うより,確率に頼っていました.
この本は,「大学受験のための」となっていますが,私には何故小説が読めないのか,何故小説の問題が解けないのか,国語の試験とは何なのかを明解に示してくれました. 30年前にこの本が出版されていなかったことが悔やまれます.
・「センターレベルから国公立二次まで!」
小説を読むとは何ぞや?ということからセンター試験の過去問に使え、応用すれば国公立2次までも太刀打ちできる受験小説の読み方等が著述されている。シンプルながら、これ一冊で軽くセンター試験の小説対策はいいんじゃないでしょうか。評論文は比較的読める人が多いのでそれよりの読める人が少ない小説で差をつけましょう。
これでセンター試験小説、国公立2次の小説はバッチシです。
・「大学入試問題「小説」の読み方」
極めて特殊な文学的営みでありながら、今や4割を越える日本人が経験する大学入試「国語」。大学入試問題に取り上げるに適切な小説の要件は何か。試験問題はどういう観点から作成されているのか。そして小説を読み解くとはどういうことか。大学入試「国語」の中でも扱いにくい小説に的を絞って論じたのが本書である。 著者の石原千秋は、受験国語について数多くの問題提起を行っている。元来は漱石の研究者であるが、その余技の範囲を遙かに越えた熱意と地道な努力は見事に本書に結実している。「小説を読む」とは「登場人物の気持ちを読む」ことだ。気持ちは文中に書かれていないから、その省略された部分をメタファー(暗喩)で読む。簡単に言えば、これがエッセンスだ。 そのエッセンスを、山田詠美『眠れる分度器』など、大学入試センター試験及び二次試験の14の過去問を使って、著者は丁寧に解説している。解説は道草を楽しむようになされていて、受験技術の習得を目的として手に取った読者は、かなりの違和感を感じるかもしれない。だが、大学入試「国語」を題材に、小説の読み方、深め方を考えてみたい読者には、格好の一冊となるだろう。
・「秘伝 入試問題作成マニュアル」
少子化ゆえに大学改革は急務である。それは、入り口である入試の実施形態や作問のあり方にまで及んでいる。
入試問題は常に外部評価に晒されるゆえ大学サイドは大変神経質になるのだが、選抜の適正なツールとして質的な評価を得られない学校も多い。そこで入試担当者の負担軽減と作問技術の未熟さをカバーするため、問題作成を外注(主に予備校)する大学が増えている。(ちなみに大手予備校の場合、1教科1回分百万円以上と結構いいお値段らしい。)
ところで、入試問題は入学者を選抜するという性格上、アドミッションポリシーを込めねばならないのだが、外部委託により「仏作って魂入れず」ということになりはしないだろうか?
外注の場合、漏洩を防ぐため大学名は秘匿して講師に依頼するのが普通である。しかし本気で大学改革を考えるなら、作問者に対し大学名を伝え選抜の意図を理解してもらわねば、高額出費に見合った効果は得られないだろう。それどころか、相手がプロなら礼儀を失っしている。
さて、この本の読者は受験生を想定しているようだが、その両親および教育関係者も注目するはずである。しかし、ほとんどの書店では、学参売り場に置かれることになるだろう。
入試現代文の典型的なパターンを示し、その攻略法をわかりやすく伝授している。筆者の相変わらずの勘どころの良さと、「受験学」ともいえるアプローチで、読み物としても大変刺激的である。
今の受験生の両親は、子供以上に受験情報に敏感かもしれない。自らの受験ノスタルジーも相まって、マーケットとして成立していると思うが、いくら親が学んでも子供にはうまく伝わらない、と言ったら皮肉に聞こえるだろうか。
いずれにせよ、受験生にとっては目からウロコに間違いない。だからといって、ハイエンドな早稲田の現国を制するには、相当な訓練と習熟が必要であることに変わりないのであるが。
むしろ全力で入試改革に取り組み、新しい出会いに想いを馳せてあくまでも自作にこだわろうとする、入試担当者への熱きメッセージとして受けとめた。
・「受験国語の上質な解説者であり批判者、さらには提言者」
「日本の国語教育は道徳教育である(道徳的にまちがっている選択肢はまちがい)」、「入試国語の問題は子供たちの個性を試すのではなく、平均値を知っているかどうかを試している」って氏の主張は卓見。そしてその対処として、「まず、小説を「自由」に読みたい自分を殺さなければならない。次に、「学校空間」にふさわしい物語がどういうものかを身につけなければならない」って指南も正鵠を射ている。 この著書が単なるハウツウ本でも批判本でもないのは、著者がポストモダン的な思考をモビルスーツのごとく自らの血肉としているからだろう。「ほんとうはどうだったかなどと問うのが愚かしいことは言うまでもない。文学テクストにほんとうはない。すべては解釈の結果なのであって、活字の向こうにほんとうがあるのではない」。この見切りさえ出来れば、社会生活の様々な断面で、窮することがあっても突破していくことが出来る。「国語は道徳である」ってゆー文脈が読めること、相手の思い通りにその場限り乗っかってやること、そーゆーコミュニケーション能力が重要なのであって、別に心底、その道徳とやらに感化される必要はないのだ。「枠組はいくつでもある、論理は何通りもあるということに(中略)気づくのが知性というものの役割」ってゆー著者の言葉に共感する。批判するだけじゃなく、「一つの小説を三通りに読む訓練」って発想にも唸っちゃう。 「山崎正和が近代的システム転換期における上質の解説者だったとすれば、ニューアカの人々は近代的システム転換期における上質の批判者だった」って言葉が出てくるけど、著者はさしづめ、“受験国語の上質な解説者であり批判者、さらには提言者”ってとこだろうか。 “「教養主義」の「近代」から、「読解」を中心とした「現代」への過渡期が1970年代”なんて、まさにその通り。受験国語だけ切り出しても、こんなに色々なことが見えてくるなんてね。
・「意欲作ですが使い方が難しい」
「国語力ってなんだろう。国語力の強化のため具体的に何をすればいいのか」受験生時代にこんな疑問持ったことが一度はあるでしょう。この本は入試問題をつくる側の視点で、問われる国語力を明確に定義した画期的な本です。得点力アップのためにどの様な能力を磨き、訓練すれば良いのかが明確になります。そのあたりのスタンスが絶妙です。高校時代の現代文の指導として、多読せよとか、語彙力をつけるとか言われませんでしたか。そもそも、きちんと国語力を理解し、国語力をつけるためのトレーニングメニューを作成指導できる先生が全国にどれだけいるでしょうか。地方の公立高校生でも、この本をしっかり読み込んで入試で問われる国語力を自分なりに定義し直し、訓練することで現代文が他の教科と同様、努力が得点に結びつく教科となるでしょう。
ただ、受験直前に読む本ではありません。この本が直ちに入試問題での得点力アップにつながる訳ではありません。少なくとも高校2年の間に読んで、自分なりの方法論を見つける必要があるのではないでしょうか。
そのあたりのメニュー指導についても、石原先生に期待したい所です。
・「「やがて哀しき学歴コンプレックス」」
本書について気になった点がいくつかあるので、以下、順に述べたいと思います。
まず前半部分ですが、大学受験の現状について述べている箇所があります。著者自身の学歴コンプレックスの裏返しなのか、大学入試にまつわる話がよほど好きとみえて、この部分に結構な字数を割いています。その中には「上智大学は最近ちょっと元気がないが」といった記述、あるいは、これまで「MARCH」と呼ばれてきた関東の私立大学群に学習院大学が加わろうとしていることを受けて、「学習院大学の規模で大丈夫だろうか」などという記述もあります。これらの大学関係者にしてみれば、一浪してもそれ以下の三流私立大学にしか行けなかった人間にそのようなことを言われる筋合いはないというのが本音でしょう。 また、早稲田大学と慶應義塾大学を比較している箇所では、受験学力の高い中高一貫校からの進学者が新入生に占める割合が早稲田大学では5割を切っていると述べている部分があります。著者がデータの出典を示していないので、この数字がどの程度正確なものなのか、私にはわかりません。しかし一つ言えるのは、中高一貫校といってもそのレベルはピンキリであり、それらをひとまとめにして「受験学力が高い」とするのは話が大雑把すぎるということです。逆に、いわゆる中高一貫校ではなくても、各都道府県の公立トップ校には今でも高い進学実績を挙げているところが多く、6年制を採用しない学校だからといって、直ちにそれらの高校がこの著者の出身高校のように底辺校であるとは言えないということを記しておきたいと思います。
早稲田大学に関する前半のこれらの記述を受けて、あとがきに、「もう一つ言い訳を書いておこう。前半の記述を読んで、早稲田大学に少し厳しすぎるのではないかと思う読者もおられるだろう。理由は簡単で、僕が早稲田大学に勤務しているからである。慶應義塾大学に勤務している人が書いたら、慶應義塾大学に厳しく書くだろう。それが、フェアネスというものだ」というくだりがあるのですが、この著者はフェアネスの定義を大きく履き違えています。 フェアネスというのは、自分の置かれている立場からひとまず距離を置き、客観的な事実だけを拠り所にして物事の判断を下す態度を指します。この著者の場合であれば、自身が早稲田大学の教員であるということを一旦括弧に入れ、その上で改めて早稲田大学の諸々について何らかの判断を下すような態度です。ですから、そのように自身の立場をきちんと括弧に入れたうえで下された評価であるなら、それが結果的に当の早稲田大学にとって有利なものになってしまったとしても、それは何らフェアネスに反するものではない。ところが著者にはこのロジックがわからない。だからこそ、あとがきにあるように、早稲田の教員であるか慶応の教員であるか、つまりその人の属性なり立ち位置がどこにあるかによって判断の軸も変えるのがフェアネスであるというような頓珍漢な結論に至っているわけです。このように、著者が考える「フェアネス」は、結果として本来のフェアネスの定義から最も遠いものになっています。このあとがきを読む限り、率直に言って、あまり頭のいい人ではないなというのがこの著者に対して持った私の印象です。 ついでですので、本論に当たる入試問題の解説部分についても簡単に感想を述べておくと、これといって特に目を引くような論考はありませんでした。読者を圧倒するような哲学的素養があるわけでもなし、かといって、その素養の不足をカバーするだけの論理的明晰さがあるかというと、それもない。要するに何もないのです。力のない者が分かったつもりになって書いたような、ひどく退屈な解説でした。
・「今でもたまに読み返す本」
人文学の入門書といってもいい。哲学、科学の成立からその変遷、現代において主流となっている考え方が分かり易くまとまっている。
そりゃーこれだけのこと勉強すれば大学入試レベルの小論文なんて無敵でしょうよ。高校生にはぜひ読んでほしいし、有象無象の大学で、教養といいつつ全く教養してないしょーもない講義の100万倍以上の価値があると思う。
・「小論文の最後の一押しに(慶応文学部合格)」
私がこの参考書に取り組み始めたのは大学受験の20日前くらいでした。それまでに小論文対策として数多くの評論や小説を読みましたが、実際に血となり肉となる知識はまったくといっていいほど身についていなかったということを知り愕然としました。その代わりに身についていたものといったら「近代的(モダン)思考」ぐらいのものでした。筆者が繰り返し強調するのは「20世紀的(ポストモダン)思考」こそがこれからの世界に必要なものであり、小論文で出題者が期待しているのもまさにそういった回答であるということです。これはいわゆるハウツー本ではまったくと言っていいほど触れられていないことです。やや難解かもしれませんが、自分がいかに「近代的思考」に毒されているかを自覚するためにも本書を一読することをおすすめします。
・「駿台の講師にすすめられ‥運命の出会い」
駿台で浪人していた時に尊敬してやまない先生がこの本を紹介してくださった。
巷に出回ってる小論文の参考書は小手先の技術だけのもの。参考書に書かれてるネタにしか対応できない。
しかしこの本は違った。技術的な事は殆ど書かれておらず現代社会の諸問題の根底をなす<知>の構造が体系的に書かれている。これらの<知>の構造を頭に入れておけば、小論文のあらゆるネタに対応できるのだ。つまり小論文に出てくるネタが、いくつか学んだ<知>の構造のどれに当てはまるのかを考えそれを元に書き進めればそれがそのまま問題作成者が求めている答案になるのだ。時事になぞらえて出されるために表面上は違って見える諸問題も、還元すれば根っこの部分は同じ。その根っこの部分をこの本は説明してくれているから、あらゆる問題に対処できるようになるのだ。
小手先の技術をたくさん身につけるよりも、この本を熟読する方が比にならないほど効率的であることを身を持って体験した。
この本のおかげで受験に合格したと本気で思っているし大学のレポートにも毎回活用している。
小論文云々の前に現代社会の問題を考える上でこの本に巡り会えていることはまさしく強みになると思う。
・「真に「学べる」本」
近年、参考書のレベルは著しく低下している。どれも目先の利益と楽さを求める受験生に媚びた、その場しのぎ的なツメコミ型ばかりである。そんな中で、この参考書は真に「学ぶ」こととはどういうことかを教えてくれる。「小論文は技術論では対処できない。小論文それ自体が時代を写す鏡であり、時代全体を鳥瞰する世界観を持っていないかぎり
決して書けない。」この本はこうした観点から、小論文に必要な『知』(単なる知識ではない)の体系的な習得を目的として書かれている。当然難しい部分もあるが、近代を超えた現代という新世紀、つまり時代の転換期を生きる私たちにとって欠かせないものである。小論文がたとえ要らなくとも、「教養書」としてお勧めしたい。
・「最強の教養書」
巷に出ている小論文の本は、ほとんどが表面的でうわっつらをなめるような知識で構成されています。確かに、入試には期限がありますので、それらの本による即時的な効果は期待できます。しかし、すぐに使える知識はすぐに使えなくなると言いますように、大学に入るとすぐ無意味になってしまうでしょう。大学では、「なぜ?」という問が最も大切だからです。
この本は、近代からポストモダンにかけての思想の流れが、とても平易な語り口で書かれた良書です。僕は、大学に通っておりますが、周りの人を見渡しても、この本で書かれていることを身につけている人は少ないように思います。この本は、高校の小論文対策で使うには、少々消化不良になってしまう恐れがあるほど、内容の充実したものとなっています。受験対策だけでなく、大学に入っても重宝する本となるでしょう。
●ライジング現代文―最高レベルの学力養成 出題の意図を見抜く
・「河合模試で偏差値67以上を保証」
最高レベルの学力養成の名に恥じない出来です。早稲田、東大、センターなどから9つ文章を採って逐次解説をしておりその過程で「論理的に答えを出す」とはどういうことか、「この問題の出題の意図はなにか」を徹底して受験生に叩き込むつくりです。1日1問やったとして10日で終わる勘定ですね、10日後にはセンターの現代文で選択肢が2つにしぼりこめるんだけどどっちが正解かわからないから勘で選ぶ、なんて愚行もなくなるでしょう。正解は常に明白に1つなのです。なにが、なぜ「明白」なのかをわからせてくれる参考書です。注意点としてはこの本をやった後は現代文の解答スピードが落ちることですかね、ま、あきらめちゃってください。精読を意識的に行うのは時間がかかるものなのです。そのうち速くなりますよ。
・「こ、これは…!!素晴らしい質です!!2000円でも安い!筆者は偉い!」
最難関レベルに的を絞っている為、初学者にはとっつきにくいかもしれません。書いてあることはどこまでいっても正攻法。しかも、ここまで教えてしまっていいのというくらいの内容の濃さ!!本気で取り組むと頭が痛くなるかもしれませんが、きっとそれが苦痛にならないと思います。
理由は、「文章を分かりすぎて困っちゃうよ」状態になり、そこまでくれば、文章を読むのが楽しくて仕方なくなります。頭痛より、分かる喜びで頭が満たされてしまうのです。
文章の構造理解から始まって、本文と真正面から向き合うエッセンスが詰まっています。現代文を読むと、部分的に分かるが、筆者が文章全体で言いたいことがイマイチつかめないということがよく起こります。この本で勉強すると、そういったことはなくなると思います。
1200円の割には薄いですが、質が異常に高いので、ご心配なく。現代文の達人になる為の方法の一つを見事に提示しています!本当の意味で読めるようになりたい方におすすめです。
・「合う人には合う」
著者に実際に習ったことがあるので演習のついでに買った。著者の授業と本書で元々苦手だった現代文で少しはまともな思考が出来るようになったと思う。1題目が早稲田で2〜6題目が東大の問題、7〜9題目がセンターの問題となっている。特に東大理系を受ける人で著者の教え方に共感できる人にはお薦めできる。本書のはじめの方に書いてある文章は、著者の初回の授業で実際に言われたことと全く同じ内容だった。ここの部分に共感できるかどうかがこの本を買う際のポイントになると思う。現代文は講師によって合う合わないが非常に激しい科目だと思うので、合わない人には全くお薦めできない。
・「哲学系入試現代文の徹底した読み込み」
過去の入試現代文のうち、哲学系のものを4つ選び、それを300ページ近くかけて徹底して読み込んでいます。その中で、どのようにして誤読が起きてしまうのか、哲学が誤解されてしまうのか、をうまく分析しています。
また、入試特有の「勝手な文章の改変・省略」なども扱われていてなかなか面白いです。
扱われている哲学者も、野矢茂樹・永井均・中島義道・大森荘蔵とそうそうたるメンバー。内容は、野矢の文章を除いては時間論三本と、少し偏りはありますが。
あなたは誤読をしてしまう、という事実が突きつけられてしまうと、普段の読書でもなんか恐ろしくなってしまう。特に哲学書は。
入試の書としても哲学の書としても楽しめる。なかなか良書
・「大切なことに気づかせてくれる好著」
新進気鋭の哲学者が、大学入試の現代文問題に挑むという内容である。ただし、取り上げられる題材は日本の代表的な哲学者によるので、短い文章ながら、それぞれの哲学者の入門書として読むこともでき、私のように大学入試問題に関心がない者でも、じゅうぶんに楽しめた。
決してやさしい内容ではないのだが、入不二氏のくせのない端正な文章のおかげで、たいへん気持ちよく読み進められた。それはまた、入不二氏が、出題元である野矢茂樹氏、永井均氏、中島義道氏、大森荘蔵氏に同じ哲学者として尊敬心と畏怖心を持ち、おのおのの短文に誠実に向き合おうとしているからでもある。
入不二氏の文章はとにかく明快である。「のかもしれない」「のだろう」「と思う」「にちがいない」などの推量表現を極力避け、私たちを着地点に連れて行くために、綱渡りのような論理の連続を見せてくれる。一貫した立場とブレのない視線、そして何よりも自分の読みに揺るぎのない自信があるからこその名人芸である。
哲学の誤読とは何か。それは「哲学している」文章に不誠実に向き直ることである。私たちは、ある疑問に対する答えを求めるために文章を読むことに慣れすぎ、哲学に対しても同じようなスタンスをとってしまう。哲学にすら答えを求め、答えのないものに答えを見つけてしまう。それこそが「哲学の誤読」である。
「哲学している」文章には答えは書かれていない。そこにあるのは、永遠に「哲学せざるをえない」哲学者の編む悲痛なプロセス、そしてそれを誰かに伝えたいと思う強靱な意志だけである。読者は書き手と一緒に「哲学する」しかない。だが、入試問題の出題者の多くは、その悲痛な文章を鈍感に切り取り、穴を空ける。また、受験産業の解答者は、まるで文章が100%わかったかの顔を受験生に向けて、その文章を自分の「知識内」にあるかのように解説していく。入不二氏のような誠実な哲学者にとって、それは痛みが走るほどの愚行でしかない。
文章を読むときには、わかった気にならないこと、強引に自分の論に引き入れないこと、つまりは誠実にそれと向き合うこと、そんな当たり前だが、大切なことに気づかせてくれる好著である。
・「元大手予備校人気講師の面目躍如」
世に哲学入門書は数あれど、これほどの異色作は過去に例がないのではあるまいか。 大学の入試問題として出題された哲学論文の中から、出題者が誤読していると思われるものをピックアップし、その原因および正しい読み方を検証するという内容である。俎上に載せられるのは、野矢茂樹、永井均、中島義道、大森荘蔵の諸論文であり、いずれも日本を代表する哲学者である。 入試問題で要求されるのは読解力であり国語力であるが、本書はもちろん国語の本ではない。4人の論文の字面(テキスト)だけでなく哲学そのものに迫る内容になっているので、それぞれの哲学者への入門書としても読むことができる。 アルバイトとして予備校講師を勤めていたことのある(それも大手予備校の人気講師だったと聞く)入不二ならではの発想であり、彼でなければ実現しえなかった企画であろう。塾の講師で生計を立てていた哲学者は少なくないであろうが、それを苦い思い出として葬り去るのではなく、このような形で恩返しできるところに入不二の器の大きさがうかがえる。 永井均の『マンガは哲学する』と並び、個性的としか言いようがない哲学入門書である。「哲学と入試」という取り合わせは「哲学とマンガ」という取り合わせ以上にシュールな印象を受ける。感情を排したドライな哲学が持ち味である入不二の、珍しく熱い想いが感じられる「個人的な」一冊と言えよう。
・「刺激的な本である」
4つの哲学を題材とした入試問題(東京大学、早稲田大学等々)が俎上に挙げられる。大きく「時間」をテーマに問う、それ自体刺激的な文章である。過去と現在、そして未来について論じられるそれらの文章を徹底的に読みこなすこと自体がすでに哲学の入門となる。ついで問題を解く。面白いのは設問自体を著者は鋭く検証していることだ。「出題者はこの文章をわかっているのだろうか?」という問いかけは、余りにも大胆であるが、読者としても背筋が伸びる。さらに参考書の回答例が羅列される。赤本(教学社)、青本(駿台文庫)、河合、Z会、代々木。これらには大学入試問題の枠の中での解答が列挙されているのであるが、それでもこれほど解答が違うのかと、私は驚いた(すでに大学入試は縁遠い)。面白いのはその「枠」を遙かに超えた解答(説明というべきか)が用意されていることだ。入試問題は書物の一部を切り取らざろう得ないが、その前後あるいは元の書物全体を俯瞰した説明なので、書物本来の意味(すなわち各著者のいいたかった本当のこと)が伺えてより納得がいくのである。「出題者の問題の切り取り方に問題がある」という出題もあったりする。
本当に面白い親書を読んだような気がするのである。
・「「哲学」と「日常」」
受験に関係するものとして、標題といくつかのレビューに惹かれて手にした。
第一章だけ読んだが、俎上にあげられた「哲学者」の文章も、誤読を指摘する「哲学者」のそれも、何故もう一歩踏み込んで「痛み」や「知覚」や「分かる」の意味を語らないのか、まさに隔靴掻痒の感がした。また「日常と哲学の対比・隔たり」などという、「哲学」を特権化するような表現にも、違和感を拭い去ることができなかった。
著者はマクタガートの時間論の紹介者らしい。マクタガートをウキペディアで調べたら、ヘーゲリアンで20世紀イギリス観念論の代表者らしい。最近、中島義道氏も「未来はない」などということを言っているが、それで分かった。
「われわれの日常語は、哲学者が理解しているより、その用法においてずっと精妙であり、ずっと多くの区別立てを示す、というのが事実であって、また、知覚の事実は、例えば心理学者によって発見され、また素人によっても気づかれているように、哲学者達がこれまで認めてきたよりずっと多様で複雑である、というのが事実なのである。」(J.L.オースティン『知覚の言語』P14 勁草書房)
私が感じた違和感は、哲学の一つの流れに惹かれている者の、別の流れに対するものであったようだ。
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