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▼読書録 part8:セレクト商品

ノルウェイの森 上 (講談社文庫)ノルウェイの森 上 (講談社文庫) (詳細)
村上 春樹(著)

「駄作/名作」「小説としての質は高い。好悪は人それぞれ。」「見方を変えて」「高校生の時に読んで」「ノルウェイ」


ノルウェイの森 下 (講談社文庫)ノルウェイの森 下 (講談社文庫) (詳細)
村上 春樹(著)

「まだ年若い村上ファンが、いつか手に取って欲しい一冊」「失われたもの」「読んでない人は、「いまさら」なんて恥ずかしがらず読むべし」「世界の中心で・・とはまた違った恋愛小説」「話題作再び」


「いい人」をやめると楽になる―敬友録 (祥伝社黄金文庫)「いい人」をやめると楽になる―敬友録 (祥伝社黄金文庫) (詳細)
曽野 綾子(著)

「無理をしている自分に気付いたときに…」「確かにラクに生きていける」「隙間時間によむのには最適」「良い人ぶるのは確かにめんどくさいね」「体裁という服を脱ぎたい方へ」


プチ哲学 (中公文庫)プチ哲学 (中公文庫) (詳細)
佐藤 雅彦(著)

「古いシステムと新しい価値…」「楽しく哲学できる本。」「アイデアの枠、想像力の枠が広がる」「希代のCMプランナー&大学教授が語る「プチ哲学」」「素直に考えるということ」


笑われるかも知れないが (幻冬舎文庫)笑われるかも知れないが (幻冬舎文庫) (詳細)
原田 宗典(著)

「やっぱ笑ってしまいました」


ネバーランド (集英社文庫)ネバーランド (集英社文庫) (詳細)
恩田 陸(著)

「ちょっと珍しいかも」「面白かった~!!」「読んで考えさせられた、秀作と思う」「高校生に戻りたい!」「もう一度高校生活がしたくなる一冊」


10代のうちに考えておくこと (岩波ジュニア新書 (505))10代のうちに考えておくこと (岩波ジュニア新書 (505)) (詳細)
香山 リカ(著)

「十代に限らずどなたでも!」「中高生向けエッセイ集」


「デタラメ思考」で幸せになる! (新書ヴィレッジブックス)「デタラメ思考」で幸せになる! (新書ヴィレッジブックス) (詳細)
ひろ さちや(著)

「生きる苦しみから救われました。」「ぐっと人生が楽になった」「生きると言うことはどういうことなのか,改めて多くの人々に考えて貰いたい。」「たしかに」「世の中生きて行くにはデタラメでいいのです」


できる人の勉強法できる人の勉強法 (詳細)
安河内 哲也(著)

「時間対効果」「読みやすいし参考になります」「受験 or 資格の勉強をしている方にはバイブル!」「単なる勉強法だけではない」「勉強のガイドブック」


女性の品格 (PHP新書)女性の品格 (PHP新書) (詳細)
坂東 眞理子(著)

「内容を採点しながら読むとよい」「低評価に驚きました」「 お役人的処世術のすすめ!」「“常識”が崩れつつある昨今においては一読の価値あり」「ほんとうに「賢い女性」とは?」


国家の品格 (新潮新書)国家の品格 (新潮新書) (詳細)
藤原 正彦(著)

「経済破綻を予言」「おぢさん世代が喜び、他の世代が苦笑する本」「文藝春秋の「名著講義」と併せて読むと理解できます」「論理に魅せられる恐怖」「いい刺激を受けました」


人はなぜ生きるのか、答えよ!人はなぜ生きるのか、答えよ! (詳細)
鈴木 剛介(著)

「人は生きるのか、答えよ。」「そうなのだ!真理は「な〜んだ」なのだ・・・。」


鈍感力鈍感力 (詳細)
渡辺 淳一(著)

「マイナス思考の時に読むといい本」「過敏を戒め、体力勝負」「いえてる」「読んで損はない」「病気予防には程よく気を使いつつ、総体的鈍感力を発揮した生き方を」


数の悪魔―算数・数学が楽しくなる12夜数の悪魔―算数・数学が楽しくなる12夜 (詳細)
ハンス・マグヌス エンツェンスベルガー(著), 丘沢 静也(翻訳)

「数学って面白い」「算数の面白さの入り口」「数で”遊ぶ”!?!?」「おもしろいぜー」「まーなんですがーー数学ぎらいです」


変な人の書いた買ったら損する本変な人の書いた買ったら損する本 (詳細)
斎藤 一人(著)

「何回読んでも飽きない本」「頑張ってもダメだった人におすすめ。」「魔法の言葉」「本気で商売に取り組んでいるのに、サラリーマンの集団に負けてたまるか」「「そうだよね、わかるよ」」


斎藤一人塾寺子屋講演会 2斎藤一人塾寺子屋講演会 2 (詳細)
斎藤 一人(著)

「何か問題でも・・・」「いろいろな人生」「久しぶりの感動です。」「檜山隆一氏と庄司ふみ子さんのお話に心がじ〜ん!」


開運つやメイクと魔法の習慣開運つやメイクと魔法の習慣 (詳細)
舛岡 はなゑ(著)

「よきことが雪崩のように起きます!」「素敵な女性です。」「買って良かったです」「前向きになれます☆」


美人はこの1冊で始まる 基本のメイク (レタスクラブMOOK)美人はこの1冊で始まる 基本のメイク (レタスクラブMOOK) (詳細)
山本 浩未(著)

「基本を知りたい人の本。」「メイクって、楽しい♪」「助かります」「けっこう楽しめる」「メイクの知らなかった基礎」


マンガ おはなし数学史 (ブルーバックス)マンガ おはなし数学史 (ブルーバックス) (詳細)
佐々木 ケン(著), 仲田 紀夫(クリエイター)

「数学の歴史を懇切丁寧に紹介」「懐かしい「学習漫画」は数学嫌いを減らすことができるか?」「爆笑連続の啓蒙書」


マンガ・数学小事典 (ブルーバックス)マンガ・数学小事典 (ブルーバックス) (詳細)
岡部 恒治(著)

「高校数学の副読本としてオススメです」


おしえて!ニュースの疑問点 (ちくまプリマー新書)おしえて!ニュースの疑問点 (ちくまプリマー新書) (詳細)
池上 彰(著)

「頭の中がすっきり」「「かゆいところに手が届く」本」「ある程度読み込んだ者にとっては粗雑さが見れる。」


他人を見下す若者たち (講談社現代新書)他人を見下す若者たち (講談社現代新書) (詳細)
速水 敏彦(著)

「もっと悲しもう(^ω^;)(;^ω^)」「これをどう読むかのオーディエンス研究も面白いかも」「題名、帯はセンセーショナルだが」「仮想的有能感−思い当たる人はたくさん(但し無自覚)」「目からウロコ」


17歳のための世界と日本の見方―セイゴオ先生の人間文化講義17歳のための世界と日本の見方―セイゴオ先生の人間文化講義 (詳細)
松岡 正剛(著)

「情報は繋がることによって・・・理解が構築される」「文化が伝播していく歴史」「読み物としても面白く勉強になる」「啓蒙書としてベリグ!ぜひ若い人に読んでもらいたい」「歴史の面白さを凝縮したセレクション」


檸檬 (新潮文庫)檸檬 (新潮文庫) (詳細)
梶井 基次郎(著)

「綺麗な魂を持つ詩人」「一冊で充分?」「長編散文詩」「理科系資質が生んだ奇跡の詩的作品群」「梶井基次郎そのもの」


思考の整理学 (ちくま文庫)思考の整理学 (ちくま文庫) (詳細)
外山 滋比古(著)

「思考を育てる本」「忘却のススメ。」「“単純化”と“目標志向”を目指す思考の本。」「当たり前のことを明快に説明してくれる本」「普遍的な「頭の整理」の提案」


▼クチコミ情報

ノルウェイの森 上 (講談社文庫)

・「駄作/名作
村上春樹の小説は「駄作」か「名作」かという両極端な評価に分かれることが多いようです。本作もその例に漏れることなく、やはり評価は賛否両論ですが、事実として「ノルウェイの森」は、ノーベル文学賞候補に毎年選ばれるほどの作家の代表作であり、世界の各国でベストセラーになるほどの小説であるわけですから、本質的に「名作」なのか「駄作」なのかはさておき、それだけの「魅力」が、小説内のどこかにあることだけは誰にも否定できないことでしょう。

「駄作派」の人たちには、夏目漱石や谷崎潤一郎などの、日本文学の名作と呼ばれる小説に数多く触れ、読書経験が豊富で、いわゆる「文学通」といわれる方が多いようです。否定の方法も、「展開や登場人物の行動に根拠がない」や「過去の名作のような深みがなく薄っぺらい」など、自分の文学観に照らし合わせた意見がほとんどで、平たく言ってしまえば「私にわからないのだから、面白い訳がない」という気持ちが、「駄作派」の大部分を占めている本心のような気がします。逆に「名作派」の人たちには、あまり文学に詳しくない方が多いようで、「何だか分からないけど、面白い」という無邪気な感想が頻繁に見受けられます。

ここで注目したいのは、文学に詳しい人たちは小説の魅力を理解できず、そうでない人たちには、理解できるという、逆転の現象が起こっていることでしょう。

とにかく「駄作派」の、否定の調子の激しさはすごいもので、留まるところを知りません。もはやそれは悪意と言ってもよいほどで、その矛先は作品を飛び越えて、著者本人、果てには、小説を肯定する読者にまで及ぶ勢いです。しかし「名作派」の人たちは、とりたててそれに反論する様子もなく、自分の周りに壁を張り巡らせて、ひそっりと、ひとりで小説を楽しんでいるような、そんな風情です。そこには、まさに、「根拠のない悪意」と「自閉」という、村上春樹の小説世界そのものの図式が浮かび上がってくるようです。

村上春樹氏は「日本文学には残念ながら僕が求めているものはなかった」というニュアンスのことをどこかに書いていますし、人の情念をどこまでも深く追究して表現しきる、日本文学の伝統ともいえる名作の数々には、確かに惚れ惚れするものがありますが、単に、著者はそこを目指してはいない、ということでしょう。「駄作派」の方々には、著者が表現しようとしているものは何であるのかを汲み取ろうとするやさしさが、もう少しあってもいいように思いますし、「名作派」の方々には、自分を惹きつけるものは一体何なのか知ろうとする意志を持ち、「駄作派」の人たちの土俵に、多少なりとも歩み寄ろうとする、そんな勇気も必要なのでは、と思います。そして、ちょうどそのあたりにこそ、村上春樹の表現したいものも、あるのではないでしょうか。

・「小説としての質は高い。好悪は人それぞれ。
わかりやすく読みやすい文章、アメリカの近現代小説を連想させる写実力、日本の純文学から受け継いだ細やかな心理の扱い方、時折りみせる劇的な場面転換、巧妙に織り込まれている比喩や暗示。

主要な登場人物はもちろん、脇役であってもきちんと個性が定められていて、流れの中でムダなく配置されている。また、テンポの緩急もよく、場面設定やそれぞれのシーンの並べ方も上手い。音楽や小説やアルコールなどの小物の配置も、独特のリズムと雰囲気を作るのに役立っている。

著者の小説家としての腕の確かさを実感できる作品という点で、質の高い小説だといえる。ついつい、夜更かしして読んでしまった。

作品に対する好き嫌いというのはまた別。小説というのはどんなものであっても基本的に娯楽作品であって、最後はそれぞれの読み手の嗜好や好悪が評価を左右する。ただし、作品としての質は高い。私はそれなりに面白く読めた。

尚、この文庫版はサイズに比して字が読みやすい。

・「見方を変えて
以前は村上春樹の事があまり好きではありませんでした。しかし、外国人の友人がたびたび彼の作品について聞いてくるので、約15年ぶりに本書を読み返しました。読むにあたって、1.登場人物中誰が一番好きか?(はつみさん)2.誰が一番悲しい人物か?(ワタナベくん)3.誰が一番自分に近いか?(ナガサワ)とあらかじめ自分自身に課題と設けました。マーラーや、グレートギャツビー、マルボーロといった、少し不自然な小道具にも気付きましたが、見方を変え、ある意味、分析するように読み返してみると、(年齢を重ねたせいもあるでしょうが)本書は実に悲しい物語である事に気付きました。この物語を悲しくさせた一番の理由は、ワタナベ君と直子との恋が成り立たないことは始めから解りきっているからです。恋とは努力して成就させるものではないことは誰もが知っているはず。そのワタナベ君の努力は義務感から来るもの。そういった意味では、二人の間には始めから恋愛感情など存在しなかったのかもしれない。そういう物語を久しぶりに読み返して、15年前とは違った印象を持った。

・「高校生の時に読んで
受験前の18歳の時、(80年代後半)ただ、当時ベストセラーになっていた話題の作品というだけで読みました。最初は「受験勉強の合間にちょっと読んでみよう」そんなつもりで購入したのに半日で一気に読み終えてしまいました。この本を読んだ後に襲ってきた虚無感のようなものは・・今でも正確に言葉で言い表せません.何度も読み返しますが、歳を重ねるごとに微妙に感じ取るものは違ってくるけどまさしくパーフェクトな作品だと思っています。

18歳の時に読んだときはとにかく3日ほどは学校にも行けず、誰とも話したくなかった。(別にもともと引きこもり気味ということもありませんでしたが)自分を形づくっていた「何か」がすっぽりとなくなってしまったようなそんな感じ。子供の時から現在でも年間かなりの量の本を読みますが読んだあと、あんな風になったのはこれっきりです。村上春樹の本は全部読んでいますが他の作品を読んでもそうはならない。ついでに言うと最近よく「ベストセラーになった恋愛小説というだけで」比較される「世界の・・・」も読みましたがもちろんあの読後感はありませんでした。世界・・が悪いというのではなくって。また、全然違うものなので比較すること自体いかがなものかと思いますが。

余談ですが、村上春樹好きの人には「象が平原に還った日」がお勧め。ノルウェイの森についても思わず納得の解読がされています

・「ノルウェイ
この本に出会ったのは今から20年前、ちょうど高校生の頃だったけど、読んでいて衝撃をうけたのを覚えています。また最近読み返してみたが、色あせるどころか、さらなる鮮明さをもって再び心にうったえかけてくれました。ふと考えてみると、今の自分は小説の中の現在のワタナベ君と同い年なんだなぁと個人的な感傷も覚えたり。僕の周りでは結構直子が嫌いっていう人、特に女の子が多いのですが、僕にとってはなんていうか、直子という存在は硝子の器のように儚いものの象徴のような気がして、読んでいるととても悲しい気持ちにさせらます。最近映画化の話が出ているが、個人的な感想としては直子はぼんやりとしていて現実味がない、儚い象徴なので映像ではっきりと写されるときっと違和感を感じてしまうと思う。ゴダールか誰が言った言葉だったか忘れたが、映像は色あせるが文章は色あせないという言葉を聞いた事がある。僕の中ではきっとこの本はこれから20年先、40年先と生き続けていくものになると思う。

ノルウェイの森 上 (講談社文庫) (詳細)

ノルウェイの森 下 (講談社文庫)

・「まだ年若い村上ファンが、いつか手に取って欲しい一冊
 春樹氏の作家デビュー25周年を記念して、オリジナルカバー、レイアウトで復刊された文庫本です。

 私が初めてこの作品を読んだのは、20歳前後の頃で、そのときは、特に感慨を持たなかったことを記憶しています。むしろ、春樹氏の作品群の中の「気に入らない作品」と、私の中では位置づけられていました。

『羊をめぐる冒険』や『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』を読んで、感銘を受けていたのにも関わらず・・・。

 それは、その当時の状況への反発も幾分あったからかもしれませんし(この本は事実上、村上春樹の名を世間へ知らしめることになる記念碑的ベスト・セラーとなり、当時はそれこそ『世界の中心で愛を叫ぶ』と同じようなミーハーな騒がれかたをしたものでした。)、同時に私がまだ若く、この小説にこめられた喪失感、孤独感を、深く受け止めることのできる器がなかったからかもしれません。

 しかし、それから十数年が過ぎた今、改めて読み返してみると、当時には感じることの出来なかったものを感じることができ、個人的に、今やっと、この名作を評価する気持ちになれました。

 最近は、ずいぶん若年層の春樹ファンが増えてきているようで、『海辺のカフカ』や、最新作『アフターダーク』で初めて春樹作品を読み、感動を覚えている若い方がいらっしゃるようですね。そのような方に、この作品を、「いつか、そのときが来たら読んで欲しい本」としてオススメしたいと思い、このレビューを書きました。

 私の言う「いつか、そのとき」とは、人生において、ふと気がつくと、大切な人、大切なときを自分がすでに多く失ってしまったことに、ふと気づいたときとでも言えばいいでしょうか・・・。そのときこそ、この小説が心の奥に染み渡るような気がしています。

 私のように、早すぎる時期にこれを読んでしまったがゆえに、「別に面白くなかった」と思ってしまった方にも、オリジナル・カバーが出たこの機会に、再読してみてはいかがでしょうか。 この何年かに自分の中の「時」は、確かに流れてたのだな、ということを、この小説が教えてくれるかもしれないと思います。

・「失われたもの
この小説は、ほかの村上春樹の小説と少し違うところがあると思う。過ぎ去られたものや失われたものをみつめている時や、その中にまだ含まれている自分の描写の中に村上春樹自身もいるのではないかなあ、と感じることが多くある。

とても正直だから。文章が、正直すぎて、ほかの彼の文章とは違って、少しいたいのだ。なんというか、彼がこの作品を書くときに、自分の心に沿って書いていったのではないかな、と思う。もう何かを失ったあとに、それが何だったかを、時間をかけてゆっくりと理解していくようで、とても哀しい。たまらなく哀しい。

「いろんなことを気にしないで下さい。 たとえ何が起こっていたとしても、たとえ何が起こっていなかったとしても、結局はこうなっていたんだろうと思います。」

本当にそうなのだろうか?少しでも自分が何かが損なわれていくのを見過ごしていたのなら、そしてそれによって親愛なる誰かを少しでも傷つけていたのなら。そういうことを気にしないということは、自分と周りの様々な事物との間に少しの距離を置きながら生きるということの中に含まれるのではないか。

この小説を読むたびに、損なわれたもの、損なったものを見つめながら生きていくことほど哀しいことはないんじゃないかと思う。死者は死んだままということだけが私たちの頭の上につよく決定されていて、私たちは、しばしばその決定事項は残された人間が生きていくことよりも大きいんじゃないか、と感じる。

でも違うのだ。大切なのは残された風景・言い換えれば残った風景なのだ。たとえそれがひどく弱弱しくみすぼらしくともとにかくそれが私たちに残された風景なのだ。瞳は失われた風景を見ているし私たちはそこにいるように思える。でも私はこの小説を読んで、本当に存在している場所は残された風景で、今で、そこにいることこそがすごく哀しいことなのだと思った。そしてそれがキーなのだと思った。

・「読んでない人は、「いまさら」なんて恥ずかしがらず読むべし
作中にこんな場面があります。

「私たちがまともな点は」とレイコさんは言った。「自分たちがまともじゃないってわかってることよね」

これは、深い、喪失の話です。

この小説は「恋愛小説」ではあるけれど、その一言でくくってしまうのはあまりにも乱暴なんじゃないかな、と思いました。恋愛をも含めた、もっと根本的な。。う~ん、うまくは言えないのですが、「つながり」のようなものを描いた小説だと私は思います。あらゆるモノとの「つながり」です。世界、人、思考、そういった様々なものとのかかわり方を教えてくれる小説ではないでしょうか。そんな「つながり」の中の一つ、「好きな人」とのかかわりを、人は恋と呼ぶのです。本の裏表紙には、『あらゆる物事を深刻に考えすぎないようにすること、あらゆる物事と自分の間にしかるべき距離を置くこと――。』そう書かれています。本を読んだ後にこの文章を読み、私はしばらく動けませんでした。

主人公ワタナベの周りで起こる様々な喪失。しかし、物体が喪失しようと、そこには「何か」が残り、それが残された人々を苦しめます。それでも、残された人々は生きていかなければいけない!!重い内容ですが、そんな前向きなメッセージを感じました。

PS,やはり村上春樹氏の作品は「会話」が素晴らしいと思います。現実感のない会話なのだけど、とても心地がいい。この人は小説家というよりも詩人なのだな、といつも思います。

・「世界の中心で・・とはまた違った恋愛小説
現在の装丁には書いてあるかどうかわかりませんが、私がベストセラー当時に購入したときは金色の帯にこう書かれてありました。「100%の恋愛小説です」と。強調するように下線付きで。このコピーは村上さんご自身が考えられたようです。という訳で、当時売れに売れた恋愛小説ということで現在の「世界の中心で・・」とよく比較されますが全く違うものであり、また個人的にはノルウェイは恋愛小説の形をとった別もの(何かとは言い切れない)だと思っています。また、「世界で・・」では生と死は端と端に位置するものというような文章がありますが「ノルウェイ」においてはハッキリと「死は生の対極としてではなくその一部として存在している」と書かれています。この点においても両者は全く違うのではないでしょうか?

とにもかくにも、これほどパーフェクトだと思える小説に出会えたのは私にとって幸せなことです。

・「話題作再び
 出版当時とても話題になった「ノルウェイの森」が新装丁で再び。単行本が出版されたときにはちょうどクリスマスの時期で赤と緑のツートンカラーの本を「クリスマス丸出しの本だな!」と小馬鹿にしたように眺めていたのを思い出します。その何年後かに村上春樹にはまり込み、手に取り、読んでみると、小馬鹿にしていた自分が馬鹿だったと思いました。

 話によると、この装丁は村上さん本人が手がけたもので、担当のデザイナーからはあまり良くない反応を受けたそうです。やっぱり「クリスマス丸出し」ですものね。

 内容についても「人が死にすぎる」「性的な描写が多すぎる」と評論家たちからは大バッシングを受けていました。しかし、僕にはこの物語の中で「不要な死」も「不必要な性描写」も一つもありません。物語がそれを求めているように、自然とそこにある、見たいな感覚を抱きました。「ねじまき鳥クロニクル」や「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」のような異界との接触というか近接というかはあまりないようですが、それに変わる喪失と再生があります。村上さんの著書ではっきりとした登場人物に名前が付いたのもこの作品が初めてだったと記憶しています。

 長々と書きましたが、この話は面白いです。同氏の短編「蛍」(「蛍・納屋を焼く、その他の短編」)や「めくら柳と眠る女」(「レキシントンの幽霊」)などを読むと、さらに深く読み込むことが出来ることでしょう。

ノルウェイの森 下 (講談社文庫) (詳細)

「いい人」をやめると楽になる―敬友録 (祥伝社黄金文庫)

・「無理をしている自分に気付いたときに…
知らず知らずのうちにいい人を演じていたように思います。そもそも人の評価自体があやふやなのだから、どう思われようがどうでもいいやという気持ちになりました。読み終わる頃には気持ちが軽くなっていました。

・「確かにラクに生きていける
このタイトルに惹かれて衝動で買ってしまった。まるで今の自分の課題であるかのように思ってしまった。

読むと著者の曽野綾子さんの人柄よく理解でき、こんな考え方だと疲れないしラクに生きれると思った。

良い意味で力が抜けていて、いい加減で適当で特に人には興味を持たない生き方。一見冷たい人のように思えるが、読めばそうではないのがよく分かる。

一般的な見方ではなく、もうひとつの見方が自分をラクにさせてくれる。著者はその見方の哲学を持っている方だと思った。とても参考になった。

・「隙間時間によむのには最適
抜粋のみでまとめられた書なので、一気に読む!というよりは枕元やトイレにおいて、ぱらぱらと読むのに良い本です。カトリックである著者の考え方には、すべて賛同とはいきませんが、ときにはっとすることもあり、生き方に迷ったとき、落ち込んでいるときに読むと救われる部分も多いでしょう。最近ベストセラーの、女性なら「花の名前を知っていること」とか、「得意料理を持つ」といった単なるハウツーを記したものよりはよっぽどためになりました。

・「良い人ぶるのは確かにめんどくさいね
曽野さんの著作物の抜粋集な感じ。他人の目を気にしない、自分が気負ってる部分の削除、他人に期待しすぎないなどの方法が書いてある。自分が悩んでたことが、いまはどうでもいっかと思えるようになった。あと考えの歪んでた部分を、客観的に問題点を指摘された感じであぁおれも悪いわと思えた。そうしたら、どっこいどっこいだな(笑と思って、誰かをすぐに敵にできなくなった。

・「体裁という服を脱ぎたい方へ
誠実とか真面目とか日本人の美徳とされている事をさらりと否定しながら、展開されてゆく納得の語録です!

「いい人」をやめると楽になる―敬友録 (祥伝社黄金文庫) (詳細)

プチ哲学 (中公文庫)

・「古いシステムと新しい価値…
普通の人間なら見過ごしてしまう世の中の些細な現象を鋭く見つめる、佐藤雅彦さんの何だかほのぼのとする哲学のお話です。「前提条件が教えてくれる」とか「情報がない、という情報」とか、あぁなるほどなぁと感心しながら読みました。ボクが特に共感したのが、「古いシステムと新しい価値」とうお話です。新しい物の開発は、古い物の別利用でも有効に可能であるという物の見方。それがおもしろいと思いました。読み終わると、少しですが世の中の物の見方が変わった気がします。どうしてそうなのか、どうしてそうなるのか、考えてみることが人生をよりおもしろくするのですね!!

・「楽しく哲学できる本。
どういう本かと言いますと、かわいらしい一枚、若しくは二枚程度のイラストで、非常に哲学的な話をわかりやすく説明していく、って感じのもの。

ひとつ、例をあげますと、

二枚のイラストがあります。

一枚目。

池に浮かぶ小島で。

カエルが、そばにいたもう一匹のカエル君を、「ドンッ!!」っと池へ突き落としている絵があります。

この絵だけ見れば、乱暴者のカエルがひでえことをするなあ、っていう絵。

二枚目。

でも、そのシーンの状況を少し引いて見てみると。

そばにあった木から落ちてくるリンゴに当たらないように、カエル君を守る為に突き飛ばしている絵になる。

起きている現象は変わりません。

でも、受け手の印象は全く逆になりますね、って話で。

これって、実用書、ビジネス書等、例えば「7つの習慣」とかで小難しく書かれている「パラダイムシフト」のことであり。

発想の転換。

常識を疑うこと。

見方を変えること。

そういう超重要で大事なテーマをこうも簡単に教えてくれるのか、と。

そういうのがずっと続きます。

「裏の裏は表」

「逆算という考え方」

「歪みの規則性」

「意味から離れられない」

「情報がない、という情報」

等。

中学、高校あたりで、これをお題にして授業をやったら相当面白いんじゃないかと思います。

大学だったら、哲学とか倫理とかの講義でも使えるでしょう。

いやあ、おもろい。

酒飲んで、議論したくなります。

相当、おすすめ。

・「アイデアの枠、想像力の枠が広がる
2000年6月にマガジンハウスから刊行された「プチ哲学」の文庫版。元は雑誌OLIVEで連載されていたものです。これを読んでいると、アイデアの枠、想像力の枠が確実に広がります。シンプルな図柄の中に膝を打つような意味を込めることができる、佐藤雅彦はすごい。

・「希代のCMプランナー&大学教授が語る「プチ哲学」
タイトルに「哲学」と付いているものの、小難しい文章ではない。もともと若い女性向けの雑誌「OLIVE」に連載されていたもので、可愛いイラストと平易な文体で、読者に「ちょっと考えさせる」内容。

著者ならではの斬新な視点に、ハッと気付かされる部分が多い。日常の何気ない出来事に対する「ものの見方」が研ぎ澄まされるようになる。

「スコーン」「ポリンキー」「ドンタコス」「バザールでござーる」などなど数々のヒットCMや、「だんご3兄弟」「アルゴリズム体操」などのブームを生み出した天才の頭の中を垣間見る気分。

・「素直に考えるということ
 情報多寡の時代。いろいろな価値観、生き方、考え方が毎日のように提示されていく。この本の売りは「モノの見方をちょっと変えてみればいろいろなことが見えてくる」ということなのかもしれない。だが、私は「もっと素直に無垢に考えて見ることが大切だ」というメッセージを受け取った。冒頭の「2匹の小魚」のところにある「不変の価値」のところを深く考えてみるきっかけになった。

プチ哲学 (中公文庫) (詳細)

笑われるかも知れないが (幻冬舎文庫)

・「やっぱ笑ってしまいました
記憶の彼方にある自分のカッコ悪いことや、恥ずかしかったことが、ふと浮かび上がってきてしまう内容です。自分だけじゃないんだってことが、共感してしまいます。

笑われるかも知れないが (幻冬舎文庫) (詳細)

ネバーランド (集英社文庫)

・「ちょっと珍しいかも
恩田さんの作品としては、あっさりというか、ライトな感じなこの作品。温かさを感じる。恩田さん本人も言うように、今では書けない作品、実にそんな感じがする。

舞台はとある男子校の寮である松籟館。冬休みに各々の理由を持ち、寮に残る居残り組となった美国、光浩に寛治。そして通学組である統。お互い"嘘"を1つ含めた告白大会。互いに干渉しあうことなく、馴れ合うことなく過ごす術を知っているはずの4人の本音に隠してたこと。町外れの男子校の寮。松籟の音。白い服の人。赤い爪。消えた幽霊。開け放たれた扉。いくつかミステリー要素がちりばめられている、そんな作品。

いくつかミステリー要素があるわりには、ミステリーな感じはしない。心理戦がたくさんあるわけでもない、だけど少年たちの洞察力の良さは恩田作品ならではという感じもする。いつもと違う雰囲気もたまにはいいなって思えた。

完全なるミステリーを求めてる人にはおすすめできないが、そうでないのなら、これからは生まれることのないこの作品の雰囲気、世界観をぜひ味わって欲しい。

・「面白かった~!!
有名男子校に通う4人の生徒が主人公で、まず4人ともとても魅力的な人物です。4人にはそれぞれ事情があり、他の生徒は帰省する冬休みに寮に残ります・・。徐々にそれぞれの事情や秘密が明かされていくのですが・・それがとてもドキドキして面白い。いつも表面に出してる顔とは別の一面をそれぞれが持っていて、そのギャップにも秘密が関係していてなおさら先が気になるぅ~という感じです。最初は仲は良いけどお互いに一定の距離を置いている4人の間に、最後の方では連帯感が生まれお互いを守りたいという友情が生まれていったところも素敵な物語だなぁと思いました。

・「読んで考えさせられた、秀作と思う
日本でも有数の歴史ある進学名門高校とその寮。人里離れた松籟の音が絶えない田舎にあり、築30年以上経った木造2階建ての寮、松籟館を舞台に、クリスマスと正月を挟んだ2週間の冬休みに家に帰らず寮に居残った高校2年17歳の3人の寮生と、一人住まい故毎日3人のところに遊びに来る1人の同級通学生の4人の少年たちの7日間だけの物語。4人皆が過去か現在に何らかの重大なトラウマを抱え、ある者は現在その渦中に居る。彼らはこの7日間の短い間に互いの友情と摩擦、真情のぶつけ合いを通じて急速に成長し、それぞれに、トラウマを乗り越えさらに先へと進んで行ける力と自信を身に着ける。

教育小説というか成長小説というか人生について考えさせ、自分の青春時代を振り返り、それ以降の自分の生きざまを辿り、自分の生をどう収束させるかまでも考えさせる小説。すぐれた作品である。面白いけれど、決して興味本位の作品ではない。この作品で恩田陸さんに出会えたことを幸せに思う。私たちに生の真実の片鱗を示現し、人生の向上に役立てる、それを面白く読ませれば、それこそが優れた文学であるに違いない。

・「高校生に戻りたい!
4人全員に恋をしました。書き方が甘すぎる、という人もいるかもしれないけどやっぱり学園ものはこうでなくちゃ。青くて、とがってて、切なくて、自分は経験してないはずの寮生活がひどく懐かしく思えます。この「郷愁」、他ではちょっと味わえませんよ。

・「もう一度高校生活がしたくなる一冊
冬休みのそれぞれの理由をもって残った男子生徒4人の7日間の寮生活をする。ドラマ化されたこともあって恩田陸さんの作品とは知らなくても作品としては知っている方が多いと思われる作品です。

恩田陸さんの学園ものというとミステリーホラーが多いですがネバーランドはその雰囲気は後ろに隠れておりはじめて恩田作品を読む人も他の作品を読んだことがある人もこんな学園小説があるんだと感じられます。

そして、ドラマはみていないのですが読んでいてドラマになる作品だなぁ。と感じました。スピード感もあり凄く一日一日に色々なことが凝縮されていって7日間の話を書いているのにもっと長い間の話を書いたかのようです。また、主要な登場人物の4人の性格が違うのでその性格の違いも読んでいて面白いです。読み終わった後高校という限られた時にこの本のような体験をしたい!と、感じさせてくれました。

ネバーランド (集英社文庫) (詳細)

10代のうちに考えておくこと (岩波ジュニア新書 (505))

・「十代に限らずどなたでも!
この本は十代の子供には共感を覚えさせ、親には改めて自分の子供の頃を思い出させ、子供に理解が示せる本です。さすが精神科医!心に響きます。

・「中高生向けエッセイ集
毎日中学生新聞の定期連載を編集したものなので新書として売るような本とは思えない内容でした。出すなら新潮文庫とか集英社文庫で出すべきじゃなかったのかなと思います。内容も軽いので暇つぶしにパラパラ読んでいましたがメールの応対など物事に対しては気軽に考えればいいんだというところは参考になりました。香山氏の本としては珍しく共感できる内容だと思います

10代のうちに考えておくこと (岩波ジュニア新書 (505)) (詳細)

「デタラメ思考」で幸せになる! (新書ヴィレッジブックス)

・「生きる苦しみから救われました。
人生上の色んな事で悩んだり、悩んでも解決の無い問題が起きたり、、、駅の本屋でふと目にしたこの本を読んだら、抜け道の無い、悩みから、救われたような気がしました!読みやすくて、文章も平易です。宗教や哲学の知識が無くても読めます!こんな本は今まで読んだ事がないと感じました!人生に悩んだときに、おすすめです。

・「ぐっと人生が楽になった
この本のタイトルの通り、半年間デタラメ思考で生きてみたところ、友達と仕事がめっきり減った。しかし去っていった友達はみなツマラない人ばかりで、濃い人だけが残ったし、減った仕事もツマらん仕事。残った仕事はメシを食わなくてもやりたい仕事となった。それが幸せかどうかはわからんが、自分ではこんなに人生気楽でいいのか?と思うほど、楽になった。まるで麻薬の一冊。

・「生きると言うことはどういうことなのか,改めて多くの人々に考えて貰いたい。
文句なしの星5つ。私は二十代の頃から「日本がなぜ資本主義なのか」と考えていた。周囲の人々に話しても「そんなのは当然」という反応で相手にされず,解決のヒントさえ見つけ出せずにいた。そんな曖昧な心境の中で出会った本がひろさちや氏の「「狂い」のすすめ」であった。自分と同じようにこの世界に疑問を抱いている人がいる,しかもその人は「世間はくだらない」と一蹴している。これほど安心できたことはなかった。自分の考えが間違っていなかったことにようやく確信が持てた。この本に出会っていなかったら,私は今でもこの世界に疑念を抱いたままであっただろう。この本は私が読んだひろさちや氏の二冊目の本である。この本にも私に自信と勇気を与えてくれる文章が目白押しであった。特に納得させられたのは,第16章。「「パンなしで生きることはできない」と言ったとたん,私たちはパンのために生きるようになります。」という文章は,まさに現代の日本人を象徴している。ほとんどの人々が「お金がなければ生きることはできない」と自分に言い訳をして「お金のために生きている」のではないだろうか。金,金,金,…。そんなに金が欲しいのか。きっと金を求める人々は,目的のお金が手に入った頃には,棺桶に片足を突っ込んでいる。著者の例にあった「リスとライオン」の例が,とてもわかりやすい。生きると言うことはどういうことなのか,改めて多くの人々に考えて貰いたい。自分の人生に迷ったときは,もう一度読み直したい。

・「たしかに
ひろ さちや さんの本はいろいろ読ませていただいたが、だいたい一貫した主張と、ありがたいおとしどころがあり、仏教徒でない私にもすがすがしさを感じさせてくれる。 多くの挿話も効果的にちりばめられ、聖書の箇所の引用により、仏教にもキリスト教にも(おそらくは他の宗教にも)共通した普遍的な真理を感じさせる(へんな表現ですが)。 世間のわずらわしさや、不安を感じる人には一服の清涼剤以上の活力を与えてくるる者と思う。 物差しが変わりますよ。

・「世の中生きて行くにはデタラメでいいのです
 世の中生きていくのに気が楽になります。神戸の高校で遅刻した生徒を閉め出すために校門を閉めて、女子高校生を殺してしまった事があります。 もし、遅刻したのが先生なら、校長先生なら、門をしめたでしょうか。 会社でも、会議に部下が遅刻してきたら、最悪首になるかもしれません。遅刻したのが社長なら、忙しい社長を怒る人は誰もいないかもしれません。このことが、矛盾して、権力が強い物は、多少の道徳に違反してもいいという事になります。 世の中の不正、偽装の温床の考え方がここに有るのかもしれません。

道徳とは何か、生きていくために何を考えて生きて行けばいいか、参考になる一冊です。

「デタラメ思考」で幸せになる! (新書ヴィレッジブックス) (詳細)

できる人の勉強法

・「時間対効果
いろいろな勉強法の本を読んできしましたが、筆者の自慢話だけだなと思える本が多く、少々うんざいり気味でした。でも、この本の筆者は予備校の講師をしているためか、自慢話ではなく、本当に効率良く勉強するためのノウハウが、説得力を持って書かれていると思った。

印象的に残った言葉は、「時間対効果」でした。スクールに通う場合に「費用対効果」は考えたことはありますが、「時間対効果」を意識的に考えたことがないことに気がつきました。スクール通うのはしばらくやめようと思うので、これからは「時間対効果」を意識して勉強を進めていきたいと思います。

・「読みやすいし参考になります
この本は、・効率良く記憶していく方法・モチベーションを保つ方法この二つを中心に書かれています。私は、勉強することは、自分を鞭打って苦しさを乗り越えていくものだと考えていましたが、この筆者は、「どうすれば楽しくなるか」「どうすれば簡単に覚えられるか」を挙げています。筆者は、TOEIC満点、その他にも多くの資格持ち、現在予備校の講師をしています。実績があるので信頼できますし、昔は成績の上がらないダメ高校生だったという点も親近感を持てます。私自身、この本の勉強法を参考にするようになってから、スムーズに勉強していけるようになりました。ある程度の暗記法を確立してる方、あるいは効率の良い勉強法を知りたい方、両方に自信を持って薦められます。

・「受験 or 資格の勉強をしている方にはバイブル!
 著者は東進衛星予備校講師である安河内哲也氏であり、英検1級やTOEIC990点(満点)、1級小型船舶操縦士などの資格を取得しており、カリスマ予備校講師でもある。本書は、著者が浪人生のときに体得した勉強法を1冊の本にまとめたものである。各節ではまとめとして“!”があり、各節で記述した内容を一言でまとめている。学術的な根拠も上手く散りばめながら、平易な文体でわかり易く体系的に書かれている。 そのため、頭の中にすんなりと入り、頭の中で1つの図が完成する。この後で、完成した図と私が本や体験を通じて構築した図と比較することで、自分に足りない要素に気付くことができるだろう。

 また、各章の終わりにはコラムがあり、有益な情報を得ることができる。特に、1、2、6、7のコラムは必ず目を通すべきであり、社会人になって忘れてしまった受験テクニックを呼び起こすことができるだろう。

 今回読破した本の著者は、現役の予備校講師である。日頃から激烈な競争に晒され、あらゆる受験生のニーズに応えている。そのため、資格取得の勉強を行っている私にとっては理想的な本だった。また、これまで氾濫していた勉強法とは異なり、教えるプロである予備校講師が惜しげもなく自らのテクニックを公開している。この点が最大の長所であり、一読する価値はあると考える。

・「単なる勉強法だけではない
 この本を読んで得られるのは単なる勉強法だけではない。生活習慣、考え方も大いに役立ちます。特に忙しいが勉強したい(しないといけない)社会人に読んで欲しい一冊です。数多くの受験生、社会人に教えた経験を持つだけに、非常に分かりやすく読みやすく書かれています。著者の経験に基づいて書かれているし、現在も超多忙な中で勉強しているので説得力もあります。私もこれから始める社労士の勉強で実践してみようと思います。

・「勉強のガイドブック
会社が身を助けてくれない今、やはり自分の身は自分で守るというのが当たり前になったからでしょうか。勉強に関する書籍が目に付きます。

予備校講師の著者が教えてくれる勉強法は、意外や意外と書いては失礼かもしれませんが、勉強に関するテクニックばかりではありません。

普通の人が何か必要性に迫られて勉強することになった時、どういうことから始めればいいのか、そして軌道に乗ったら次にどうすればいいか、勉強法という名に縛られること無く、心理的な部分、モチベーションやスランプなどといったところまで言及しています。だからといって精神論にはなっていません。

普通の人が勉強を始め、目標を達成するまで、側に置いて読み返すには最適な本だと思います。

できる人の勉強法 (詳細)

女性の品格 (PHP新書)

・「内容を採点しながら読むとよい
基本的な礼儀作法の話から、特定の仕事上の好みや、特定の年代の人にとっての行動パターンまで、幅広い内容になっている。

・「低評価に驚きました
この本の低評価に私も驚きました。

確かに、政治関係で働かれていた著者の女性としての品格と庶民の女性品格は違いますが、あるべき姿勢は変わりないと思います。

例えば、セール品を買うのを筆者は否定しているのではなく、ただ、セール品に飛びついて1秒を争うのは生き方としてどうかってことを言ってるだけです。経済的に豊かな男性を見つけなさいと言っているのではなく、そのような一辺倒な価値観で男性を探すのは危険とも言っています。確かに、文中、家政婦を臨時的に頼むのも良いです、とありますが、それは単に例であって、誰かに(もしくは食器洗い機などの電化製品)助けを借りずに自分だけでため込まなくて良いですよ、という意味です。

文中にもありますが、品格について、収入や地位の差はありません。文面の単なる「家政婦」などの言葉に惑わされなければ、筆者の言わんとする真意=人としての品格(生き方の姿勢)を読みとることができると思います。

より多くの女性(男性も)に読んでみてほしいと思った1冊でした。

・「 お役人的処世術のすすめ!
著者は高級官僚から埼玉県副知事になり、その後外務省のオーストラリア総領事館長、そして昭和女子大学長と、典型的な、キャリア役人さんならではの有利なレールを歩んできたかたです。パーティーでご一緒したことがありますが典型的なそつのないお役人という感じの方でした。この本にある女性のマナーをつくしても民間人は著者のようなポストにはけしてつけないのですが、、、この本がベストセラーになるのは日本社会ではまだまだお役人的な礼儀が大事であるということでもあると思いました。表面的な儀礼を身につけて世渡りしていく役所や官庁や古い組織にお勤めの女性には大変に役に立つマストの本かと思いました。逆に言えば国際的にはナンセンスかもしれません。

・「“常識”が崩れつつある昨今においては一読の価値あり
しごく真っ当な内容で、悪くない一冊だった。マナー、言葉、装い、暮らし、人間関係、行動、生き方、といった各テーマに沿って、女性としての品格ある姿とはどのようなものかについて論じられている。「女性としての」と書いたが、実際のところ、女性限定と思われる部分はごくわずかで、男女を問わず、品格ある姿とは、このようなものであろうと思われた。

末尾の「倫理観をもつ」という節では、「今大事なのは社会人としてのルールを守ることだけでなく、人間としてのルールを守ることであり、人間としての誇りを守ることです。神様や仏様など人間を超越した存在から見て恥ずかしいことをしていないと断言できる行動をするのが、人間の品格の基本です」と書かれているが、これがおそらく著者の最も伝えたいことだったのではないだろうか。

「当たり前のことしか書いてない」と言えば言えるが、「何が当たり前で何が当たり前でないか」という“常識”が崩れつつある昨今においては、一読しておいて損はなさそうだ。特に10代、20代の人は、男女を問わず、読めば何らかプラスになる面があるのではないかと思う。

・「ほんとうに「賢い女性」とは?
著者は、東大法学部出身のエリート女性官僚。ちょっと、お高く、近づきにくい印象がある本書だったのですが、読んでみると、驚くほどすっと受け止めて納得できる内容です。率直に感想を書きますと、ほんとうに「賢い」方、というのはこういう人のことだな、と感じさせられる内容でした。もう少し言えば、学力・専門力だけではなく、「卓越したコミュニケーション能力」を兼ね備えておられる、ということです。これは、上品に言えば、「心遣い」ですね。やはり、大勢の方と仕事をする人ほど、人に気持ちよく受け止めてもらう工夫が欠かせないんだな、とあたらめて思いました。

わたし自身は、元来、自分さえよければ、というのか、あまり傍目を気にしない性格だったのですが、さすがに30代になるにつれ、はた、これでは厳しい世の中をうまく生きぬいていけるのか、と反省することしきり。さして人に影響を及ぼすような仕事や役割があるわけではありませんが、それでも日常生活は、小さな人とのやりとりの連続です。

本書も、たぶん、今でなければ、あまのじゃくなわたしには読めなかったと思うのですが、もっともっと若い10代や20代の女性にも、そして女性を見る目を磨きたい男性の方にも読んでいただきたいです!ついでに言えば、本書のサブテキストは、『秘書検定』関連本。(☆これは、マナー系が苦手な人には、老若男女問わずの太鼓判のオススメです。もっと若い時に気づくんだった!)

女性の品格 (PHP新書) (詳細)

国家の品格 (新潮新書)

・「経済破綻を予言
3年前の発行直後にこの本を読んで感激しました。サブプライムに始まる最近の世界経済破綻に遭遇して、この本に何かが書かれてあった様な気がして読み直してみました。そこでは、市場原理主義を徹底的に批判しており、金融派生商品、すなわち現在問題になっているサブプライム等のデリバティブ、を最大級の時限核爆弾と評しています。デリバティブがいったん破綻したら1000兆円の不良債権が発生し、世界を大混乱に陥れると書いてあります。門外漢の数学者による経済論とその時は読み飛ばしたものですが、現在の状況をあまりにも的確に予言していて正直びっくりしました。経済学者・エコノミスト、あるいはマスコミでこのような予言をした人を私は知りません。本書で経済に触れている部分はそこだけですが、藤原先生の慧眼には心底驚かされました。

・「おぢさん世代が喜び、他の世代が苦笑する本
面白い本ですよ。TBSラジオ系「小沢昭一の小沢昭一的こころ」に知性のフレーバーをふりかけた内容ですね。作者が優秀な脳みそにユーモアも兼ね備えた人だというのは、よくわかりました。ただ、飲み屋の会話かな...

30代の自分からケチをつけるとすれば、この本の内容を今の若い世代は理解できないでしょう。理解できない理由は、結局藤原さん世代が作った今の日本が原因でしょう。一番否定している合理至上主義をこの国で推進した世代が真逆な事を言っているのは滑稽です。たぶん飲み屋帰りに道端で、情緒が欠落し、武士道の意味さえわからない少年たちにカラまれて現実を知ることになるでしょう。

内容自体はおもしろいですが、この本読んで救われた気分になっているおじさん方が多いことのほうが、この本で問題定義している内容よりも深刻です。と、いう意味では星5つです

・「文藝春秋の「名著講義」と併せて読むと理解できます
この本を最初読んだときは誤解した。実学から離れた、高齢数学者の自己肯定かと思った。

その後、文藝春秋連載の「名著講義」を読んで、筆者に関する認識が変わった。このひとは数学だけのひとではない。文学、歴史にも深い教養を持った当代を代表する知識人である。教養とはなにか、なんのために身につけるのか、これまでの膨大な読書と思索のうえに、確固とした信念を築いている。

この本は新書本であり、文字数に制限がありすぎる。筆者の主張を誤解を受けないよう、丁寧に解説するには、あまりにも文字数が足りない。内容が大きいだけに、新書では言葉足らずになってしまうのだろう。

文藝春秋連載の「名著講義」を読まないと理解いただけないかもしれないが、筆者の見識は本物である。この本は、その見識のごく一部であり、エッセンスであり、サマリーにすぎない。

将来、十分文字数の確保された単行本で、改訂版が出ることを期待する。その間、文藝春秋連載の「名著講義」を読むことをお勧めする。

・「論理に魅せられる恐怖
多くの大学生が講義を履修するときに重視するのは・単位を取るのが楽かどうか・面白そうかどうか・将来役に立つかどうかという三点であって、特に近年は大増税時代への懸念もあってか、三番目の役に立つ、つまりは実利的な学問に人気が集まる傾向があるようです。私もその例に漏れず、大学の講義においても読書においても実利的なものを選好し、文学に関するものは「時間の無駄」と決めつけて全く触れてきませんでした。

この本を読んで感じたのは、文学を不要なものとして唾棄してきた自身の愚かさ、上記の傾向がこれからより強まるのではないかという不安、そして論理に魅せられる恐怖でした。論理的に正しいことは反論が難しく美しいので、たとえ情理に外れていても納得してしまいやすい・・・論理を万能のものと考える嫌いのあった私にとって、「論理の蔓延」という視点から世界の荒廃を考察した筆者の見解は清々しく心を打つものでした。先人が今の日本の惨状を見たら何を思うのかと考えると、申し訳無さで胸がいっぱいです。

多くの人がこの本を手に取ってくれることを願っています。

・「いい刺激を受けました
ひょっとすると、この本はそのタイトルから、難解な印象をもたれていて、それゆえに購入をためらう読者がいるのかもしれない。わたしもそうだった。しかし、読むのにかかった時間は約3時間、簡単で明快な例を多数引きながら、非常に読みやすい一冊だった。「呆れるほどの暴論です」など、時折見られる痛快な書きようと、数学者というとてもお堅いようなイメージの肩書きがなんともミスマッチで、藤原さんのお人柄に興味を持ち、彼という人物を文字の上から探るような、そんな楽しみもあった。一方で、「偉い先生」とか「あらゆる理系の学問」とか、ややもするとその定義自体でもめそうな言葉が少々気になった。おそらく著者としては、そこは本論からはそれているのであるから、あまりに厳しく、堅苦しい、隙のない文章にすることを敢えて避けて、少々遊びを持たせたのだろう。今後日本が世界に果たすべき役割とか、武士道のこととか、彼の考え方はそれとして受け入れればよいと思い。むしろ私がこの1冊から得た最大の刺激は、数学者でありながら、アダム・スミス、ロックなどの人物、現代金融や古典の世界にまで「領空侵犯」した上で自分の論を組みあげてゆく、その美しさだった。最近「教養がない」という言われ方があまりされなくなったように感じるが、改めて、自分の専門分野を超えた幅広い教養を身につける重要性があると感じた。そんな刺激を受けたいと思われる方、どうぞ。

国家の品格 (新潮新書) (詳細)

人はなぜ生きるのか、答えよ!

・「人は生きるのか、答えよ。
言葉では答えることのできない問題を、言葉で答えよ。問題に、問題がある。という事態は学問の世界だけでなく、日常でも多々ありうる。大切なのは、問題を整理する技術なのだ。

・「そうなのだ!真理は「な〜んだ」なのだ・・・。
確かに当たり前やんって言ってしまえばそれまでなのかも知れんが、やはり説得されてしまう・・。この方の著書は初めてなのでもう少し生き様や、現在進行形の野望の状況も知りたくなってしまう。HPに行きたいんだけどすこおし怖い・・・。池田晶子さんの入門書では救われなかった人は、この本ならヒントがもらえるかも??(そりゃあ、わたし自身か?)

人はなぜ生きるのか、答えよ! (詳細)

鈍感力

・「マイナス思考の時に読むといい本
レビューの中には結構辛辣な意見が多いですが、簡単に読めるエッセーとして読めばとてもいい本だとおもいます私の場合、人間関係で悩んでいるときに読んでもっと鈍感に(楽に)考えればいいんだ!と 精神的にすごく楽になりました

・「過敏を戒め、体力勝負
社会生活では、過剰な反応はプラスではないということはしばしばあると思います。この本では、きっと過剰な反応にならないことを、鈍感という用語で表現しているのかもしれません。あるいは、能力があれば、過敏にならないことができるという話かもしれません。そのため、能力があることを鈍感力という表現をとっているようにも読めます。たしかに、発想の逆転で面白い視点だと思いました。

ps.Too muchという言葉があります。多すぎるというのはよいことではないという意味で使われるそうです。

老人力と通じる面があるのかもしれません。

・「いえてる
どうして、こんなに鈍い神経で成功できるんだろう。対して自分は繊細すぎやしないか、神経過敏ではないか。これがいけなかった。なるほど、目から鱗の内容だ。しかし敏感な人間が鈍感になるには?何かメチャクチャ没頭できるものができれば相対的に、ほかのモノに対して鈍感になることはあり得るだろう。それ以外では?老化しかないか。

・「読んで損はない
たまたまつけたラジオに渡辺さんが出演していてこの本を紹介していたのがきっかけだが、その説明を聞いただけでも面白そうだと思い購入した。そして実際に読んでみても面白くためになった。どんな分野でも“鈍感”な人ほど生き残り、成功していると思ってはいたが、それを分かりやすく説明された渡辺さんの着眼点は鋭いと思う。

・「病気予防には程よく気を使いつつ、総体的鈍感力を発揮した生き方を
■本書での渡辺淳一の基本主張は次のとおり■健康の最低条件は全身の血がさらさらと流れることだ。殆どの血管は自律神経に左右される。自律神経には緊張を高める交感神経、リラックスさせる副交感神経がある。緊張や不安が続くと交感神経が血管を狭くし血圧も上がる。胃の内部の血行障害で粘膜がただれ、そこが崩れて潰瘍になる場合もある。だから逆に副交感神経が働く状態にしていつも明るくリラックスしていることが、血液の流れをよくして、健康維持につながるのではないか。ナイーヴすぎる人はもろく傷つきやすく、挫折することがままあるが、したたかな、よい意味での鈍感力をそなえることが、我々には必要なのではあるまいか。ずぶとさやしたたかさを、よい方向に持ってゆくことが大切だと渡辺は説き、多くの事例を挙げて展開してゆく■ただし医者らしく、ガン検診などはきちんと受けよと書く。つまり病気予防面に「鈍感力」を発揮して、病気の予兆を無視しては問題だ。だからこの点に留意した上で、総体的鈍感力を発揮しよう――。論点は鋭く明快で共感できた■以下余談。前首相が説く《鈍感力》は、世論のまっとうな批判を無視し、庶民の痛みから眼をそむけることに発揮されたシロモノだと書評子は思う。だからアレは、本書の巧みな曲解か誤読ですな(笑)。

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数の悪魔―算数・数学が楽しくなる12夜

・「数学って面白い
私は今中学生で、小学生の時から算数が嫌いでした。もちろん数学も。ややこしい計算で頭がいつもこんがらがっていました。この本は母が、数学が嫌いで本を読むのが好きな私にピッタリと言って買って来てくれた本です。初めは数という字を見ただけで嫌だったけれど、話は勉強の漫画よりも面白く、今じゃ数学が好きになれました。ややこしく考えるからややこしくなる。簡単に考えれば良い。私の夢の中にも、悪魔に出てきてもらいたいです。数の悪魔というより、私にとっては、『数の天使』です。

・「算数の面白さの入り口
小学校の算数、特に低学年のころは覚えることと訓練が多く面白みが少ないです。娘が算数嫌いにならにように、「算数は本当は面白いんだ」 といことがわかるような本を探していました。この本は正にピッタリの本でした。娘は10歳を待たずに読み始め、すっかり算数好きに。

内容を真に理解しているわけではないでしょうが、興味さえ失わずにいれば、それらは中学・高校。。。と一つづつ理解していけば良いと思っています。

・「数で”遊ぶ”!?!?
この本は誰でも簡単に読めて、誰でも楽しめて、誰でも数に興味を持てる本です。僕はこの本で数の素晴らしさを知りました。

この本を読んだ時は、別に算数や数学が嫌いだったわけではないのですが、特に好きではありませんでした。でもこの本を読むことで、いかに数というものが興味深いもので、ましてや今まで

「勉強と日常生活のエキストラ意外で使うことがないだろう」と思っていた数で、          <”遊べる”>なんて思ってもみませんでした。少し大げさに思えるかもしれませんが、マジです。学校でも友達に勧めまくってます。(現在中2本を読んだ時は小6の受験勉強中でした)

・「おもしろいぜー
算数の嫌いだった人。いや数字の嫌いだったひと、数字って美しいんだよ。ルールって、綺麗だよ。

・「まーなんですがーー数学ぎらいです
 イラスト、配置、表紙など体裁は概100点。おもわず詰め込み世代なので手にしてしまったが12夜ではとうてい足り無い。もっと時間が必要だ。 つんどく。では忍びないので、少しずつ読んでいこう。もっと頭の柔らかい読者のみなさまには、たいへん読みやすくきっと役にたつとおもう。わたしはせめて算数を脱出して数学の域に達したいとおもっています。 ぜひ一読推薦いたします。

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変な人の書いた買ったら損する本

・「何回読んでも飽きない本
いちいち頷けるものばかり。単なる口だけのおやじじゃないところがいい。日本一の金持ちだからこそ信用もおける。けっこうキツイことも書いてあるけど、やる気になった。最後の7回読めと書いてあるが、7回どころか、10回、20回と読んでも飽きない内容だ。タイトルとはまったくちがい、何回も読んで得する本だと思う。

・「頑張ってもダメだった人におすすめ。
経営者の成功哲学というと、血と汗と泥にまみれた悪戦苦闘ものが多いが、斎藤さんは、そんな常識に一石を投じる経営者だ。今までの成功哲学で、うまく行かなかった人が読めば、何かに気づくことだろう。ひょっとしたら、この人の考え方が、21世紀型の経営哲学かもしれない。

・「魔法の言葉
斎藤一人さんの哲学をわかりやすく質疑応答のかたちでかかれています。私は商人ですが、MBAやマーケッテングの本を読むよりためになります。商売のコツなんてないんだ。自分で考えるしかない。でも、困ったことは,起きなくて,ついてることばかり起きてしまう。あまりついてなかったあなたへ,オススメの1冊です。

私は,毎日ツイてるツイてると1000回いってますが、わたしばかりじゃなくまわりのひともツキまくっています。ツイてるは,魔法の言葉です。

・「本気で商売に取り組んでいるのに、サラリーマンの集団に負けてたまるか
シンプルかつ鋭い語気で綴られる言葉は、著者の人生に裏付けられた説得力を持って語りかけてきます。特に、「商いは経費がかからない方が勝つ」「大手に負けるわけがない」、という言葉に著者の信念を感じました。本気で商売に取り組んでいるのに、サラリーマンの集団に負けてたまるか!という思いが伝わってきます。

そのほかでは

・自分ひとりでがんばったときに、ついてきてくれるのが本当の人脈・言いにくいことを言うのが社長の仕事・苦手なことをやってもうまくいかない・役に立たないものに感心しない・ひいきしてもらえるようになれなども参考になりました。

これからも繰り返し読みたい一冊です。

そして、サラリーマンをやるなら、先ずまっとうな商売をやっている会社を!探すのが重要かなと思いました。

・「「そうだよね、わかるよ」
コレはまだ、斎藤一人さんが、本を沢山出す前のモノだと思われます。 この本の中に書いてある「そうだよね、わかるよ」という文章ががあります。これはまさしく「裡なる自分」との相互理解だと思い、実践しています。(私の解釈では「禅」)不安だからといって、囲い込む。最近はそういう風潮ではないでしょうか? 少し待ってください。人に助けを求める前に、 「そうだよね、わかるよ」。自分で自分のことを理解してあげる「工夫」をしてあげるのも、本当に美味しいですよ。

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斎藤一人塾寺子屋講演会 2

・「何か問題でも・・・
CDが2枚ツイてます。「不幸は勘違いから」の方は一人さんの100回聞く話、聞けば聞くほど魂が洗われます。「4人の先生方のお話」の方は、聞けば悩みが軽くなるか、無くなります。涙が出て心が洗われます。特に庄司ふみ子先生の話は絶対に泣きますよ。

・「いろいろな人生
人間は見た目ではわからない心の葛藤があり、どの方も悩んでもがいて、人生の階段を一つづつ登っていく・・考え方、生き方の違いで辛い事も明るく前向きに乗り越えていけることを、四人の先生が語って下さっています。一緒に泣きましょう。

・「久しぶりの感動です。
寺子屋講演会2、心のみそ汁スープ(笑)庄司ふみ子先生の話、CDを聞いて下さい。 この話は車では絶対聞かないで下さい。感動の涙で前が見えない、””!ホントかいなと、ホントでした。家で聞いたのですが、感動の嵐です。是非バスタオルを用意してから聞いてね。(本にCDが2枚ふろくで付いてるよ)

・「檜山隆一氏と庄司ふみ子さんのお話に心がじ〜ん!
「ゆかいな歯医者のツイてる話」の檜山隆一氏と「本当の笑顔・顔晴る」庄司ふみ子さんのお話、幾度と聞かせていただきました。

暖かくて人間らしさを感じさせる檜山隆一氏のお話は特に気に入っています。明るく、オーラーのある声で冗談を飛ばす彼はとても好感が持て、話の途中でご両親の話をするたびに涙声になるところに、彼の心のやさしさがじ〜んと伝わってきてとても胸を打たれました。個人的に彼の人間性が好きです!!

また、他の方々のレビューでも挙げられている庄司ふみ子さんですが、最初、彼女の声を聞いたときに、「あれ?」っと少し気落ちしましたが、耳を傾けていくうちに、彼女のとても素直でストレートな思いをぶつけた話にとても共感を覚えました。笑顔とは裏腹に心はいつも泣いていた彼女の気持ちを体験している人達は多いのでは?…必聴です!

ただ、「逆境はチャンスだ」の諸橋康裕氏の話をCDにわざわざ、それも長々と20分も納める必要はあったのでしょうか?ナルシストによる唯の自己宣伝のような印象しか受けなかったのは何故でしょうね…。誰でも「先生」になれるって不思議ですよね。

斎藤一人塾寺子屋講演会 2 (詳細)

開運つやメイクと魔法の習慣

・「よきことが雪崩のように起きます!
読む前に「よきことが雪崩のように起きます!」という言葉だけを知っていて、それが気になって読んでみました。てっきり自分に向かって唱えるのかと思っていたんですが、他人に対してだったので、びっくり。とにかく、書かれてることをできるだけやってみようと始めましたが、初めて10日間ほどで、二つも幸運が舞い込んできて、さらにびっくり。他人への祈りって、自分に返ってくるんだなと実感しました。精神的にも明るい気分でいる時間が増えて、すごくいい感じです。これって、結局のところは、自分の気の持ちようなんですが、いいきっかけを与えてくれる本だと思います。

・「素敵な女性です。
とてもわかりやすい内容で読みやすく、こんなに簡単なことで幸せになれるのかと希望がたくさん持てる良い本です。メーク講演に1度行ってみましたが、イメージとは違って彼女はとても素敵な方でした。もう少し押しの強いタイプの女性かなと思っていましたが控えめな感じで優しい口調でメークを教えてくださいました。さすが斉藤一人さんのお弟子さんですね♪

・「買って良かったです
他の本を買うので実は数合わせで買ったのですが、買って良かったです。つやメイクは斎藤一人さんの本を読んで気になっていました。難しいのかなと思っていました。が、メイクの方法が写真付きで解りやすく、自分にも出来そうだなと安心しました。後半の幸せについての文章も解りやすくてとても前向きになれます。

・「前向きになれます☆
装丁からして、キラキラしたパワーが伝わってくる本です☆

メイクの仕方から、こころの持ちようまで、幸運体質になる方法が、わかりやすく書かれています(女性向ですね。)

この本で、目の下に白のアイラインを入れることを教えてもらって、実践しています。

目元が本当に、キラキラする感じが出て、外出すると、逢う人逢う人みんなが笑顔を贈ってくれます☆これ、不思議です。

他人の幸福を願うことは、ひいては自分の幸福を引き寄せることになるのですね。

おすすめです。

開運つやメイクと魔法の習慣 (詳細)

美人はこの1冊で始まる 基本のメイク (レタスクラブMOOK)

・「基本を知りたい人の本。
雑誌のメイク記事とかを読んでいても、結構応用が書いてあったり、一つのアイテムだけにこだわって記事が載っていたりするのですが、これはメイク全般にかけての基礎知識なので読んでいて筋が通っていて、改めて基礎を確認できます。豆知識や、メイク道具の手入れ方法、肌トラブルなどの困った時の対処法まで載っているのは、著者がメイクさんだけあります。化粧入門に一冊持っていると凄く便利だと思います。

・「メイクって、楽しい♪
メイクって、誰からもちゃんと教えてもらってことがないものの一つですよね。レタスクラブで連載されていたころから、好きで読んでいたコーナーが一冊にまとまったと聞いて、早速買いました。適当に塗っていたマスカラも、この本を読んで塗ってみたら、目の大きさが本当に大きくなったみたい。あと、ファンデーションの塗り方も、何色も使わないと女優さんのような立体的な感じにはならないのかな、と思っていましたが、塗り方を変えただけで、肌の調子がよく見えるほどうまく行きました。私はコスメマニアの友達のように、たくさん化粧品も買わないし、デパートの化粧品カウンターにもあまり行きません。だからこそ、こういう情報は必要でした。山本浩未さん、ありがとう!!

・「助かります
恥ずかしながら本気で化粧の仕方を知らないのです。取りあえずファンデ塗っとけ、みたいな。いい歳扱いて今更誰に聞けというのか。そんな人間には大層便利な本です。基礎の基礎が図版入りで紹介されているので素人にも大変分かりやすい。ポイントポイントが抑えられているのがまた有り難いのです。

しかし本当に面倒くさいですね、メイク(笑)

・「けっこう楽しめる
“マスカラは目じりは丁寧に塗るけど、実は目頭をキチンと塗ったほうが目が大きく見える" など、理屈で楽しませてくれるので、読み物としてもいいと思う。目からウロコ感は強いです。

・「メイクの知らなかった基礎
ポイント的なメイクを効果的に見せたり、メイク道具のお手入れまで、普段見逃しがちなメイクの基礎からわかります。基礎とはいえ、これだけでもだいぶ表情の雰囲気が変わった気がします。さすがプロのメイクさんのテクニック。ほん些細なメイク技を見直すのいい本です。

美人はこの1冊で始まる 基本のメイク (レタスクラブMOOK) (詳細)

マンガ おはなし数学史 (ブルーバックス)

・「数学の歴史を懇切丁寧に紹介
最後に原作者あとがきで高校一年で導入される「数学基礎」の副読本になることを期待すると書いてあるが、実際には中学生が読んでも十分理解できる内容だと思う。マンガとはいえ単なる数学者の紹介に終らず、図表も使って数学の内容を噛み砕いて易しく説明してあるのはある意味すごい仕事をしている。「群論」「集合論」の説明ではアーベル、ガロア、カントールらを登場させその研究内容と不遇な生涯を紹介しながら、現代数学の一端を知らされる。数学の通史といってもいい本で分かりやすさから非常に出来のいい本である。

・「懐かしい「学習漫画」は数学嫌いを減らすことができるか?
加減乗除以上の数学は理解できたためしのない私が、「幾何学」「代数」「関数」「統計学」「確率論」「非ユークリッド幾何学」「トポロジー」「郡論」「集合論」といった文字が並ぶ本を最後まで読み通してしまったのは、これが初めての経験だ。本書が昔懐かしい「学習漫画」の体裁をとってくれていたおかげだ。といっても、タイトルの示すとおり、ここで扱われているのは数学そのものではなく、その歴史。人間社会のなかで、数学が何のために考え出されたか、何の役に立ってきたかが説かれている。個々に見ると、あちこちで見聞きしたことのあるエピソードの寄せ集めではあるのだが、こうした視点で1冊にまとめられたものを読むと意外とおもしろく、読後あらためて数学をもう少し勉強しておけばよかったと後悔することしきりだ。数学への片思いが一度たりと報われたことのない私のような人(はいないのかもしれないが)にはおすすめしたい。「文部省は2003年から高校1年生の選択必修科目として、数学史を中心とする『数学基礎』を設けることを決定した」そうで、本書はその副読本として用いられることを期待しているようだが、悪くないアイデアかもしれない。ただ、この「ブルーバックス価格」は学校側で許容できる教材費の枠を超えてしまうのでは? 学校採用を本気でねらうなら、別カバーをかけるなどして廉価版を用意する必要があるかもしれない。

・「爆笑連続の啓蒙書
 数学を専門とされる方々は眉をひそめるかもしれませんが、本書はくだけた表現で、しかも漫画に多少の図解も入れて、非常にわかりやすく数千年に及ぶ数学史を説明してあります。仲田先生の著作は、「数学ロマン紀行」3冊が他にあり、いずれも高校生・大学1年生向けに読むやすくなっています。どの著作も人柄の良さと情熱が前面に出過ぎており、知性的な鋭さや視点の高さ、重点的な絞込みのようなものはまったくありませんが、大衆向けと割り切って読めば、抵抗もなく、むしろ爆笑しながら一瞬にして読みきってしまう面白さがあります。なお、知識人層と大衆がはっきり分離している欧米では、こうした漫画風の解説本は想像をまさしく絶する存在であり、私自身驚きました。本書は仲田先生の著作の中では一番価値が高く、一部知識人の白眼もものとせず、各国語に翻訳されて、海外でも出版されたらと望んでいます。海外の学者はこの種の啓蒙書を書きませんし、まして漫画では出しません。 古代・中世の諸成果をもとにした算数、19世紀までの高等数学、20世紀に入って爆発的に広がった現代数学、これら3つは50年以上前から全世界の知識人に深く広大な精神的な影響を与えていますが、同時に相当な混乱も引き起こしています。その原因の一つは、現代に至るまでの数学史を歴史的な手法を交えて展望するという姿勢が欠けていたからのように感じます。基礎論の立場から統一を急ぐあまり、算数、高等数学、現代数学はそれぞれ別個の歴史現象として考えるという視点がありませんでした。数学者は勿論歴史家ではありませんが、歴史家としての思考方法も備えた方が段々好ましくなっており、本書のような漫画の啓蒙書も各国の若い世代には、いずれ不可欠な存在となるでしょう。

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マンガ・数学小事典 (ブルーバックス)

・「高校数学の副読本としてオススメです
高校数学にとっつきにくいあるいは一応問題は解けるけど、この数学的な概念が何のために役に立つのかと疑問を持つ人は多いかと思う。高校数学はいきなり定義や定理、計算の仕方から入るが、その概念がなぜ必要とされたのかといったことが大幅に省略されてしまっている。確かに機械的にその概念、計算の仕方だけを覚えるならそれでよいのだろうが、学ぶ側はその概念がなぜ必要となったのかといったことを知らないと、学ぶ意味が分からず、とっつきにくい。本書はそんな片手落ちの数学のあり方を補うものとなっている。本書あとがきには以下のように書いてある。

ある受験生の読者から手紙をもらいました。その手紙には次のようなにありました。「二次試験も間近ですが、私にはベクトルがぜんぜんピンときません。参考書の通りにやれば答えが出せるのですが、ベクトルは何に必要なのか、内積が何を意味するのか、わからないのです。今からでは遅いでしょうが、ワラにもすがる気持ちでお聞きします」(中略)これを考えているうちに、あることに気がつきました。それは、「何の気なしに使っていて、それで用が足りているが、その意味については、そんなに深く考えていないものが結構多いのではなかろうか」ということです。(p.228)

このように本書は高校数学で習う内積や行列におけるあの特殊な掛け算の意味など、あーそういうことだったのか、と理解できるものが多くためになる。しかし読者を高校生ぐらいに設定するならば、もう少しつっこんで書いてもいいかと思う。例えば内積の他に外積があると書かれているが、それが何なのかは一言の説明もなされていない。またマンガといっても四コママンガが各見開きに一個ずつある程度でしかもあまり面白いとはいえない。以上を総合的に評価して4とした。本書と共にブルーバックスの『マンガおはなし数学史』も合わせて読むと高校数学にさらに広がりがでると思う。

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おしえて!ニュースの疑問点 (ちくまプリマー新書)

・「頭の中がすっきり
タイトルだけをみて購入し、読み始めるとすぐ、小学生・中学生に最近のニュースについて解説する本だと分かった。やめようかなと思いながら少し読み進むと、これが面白いのだ。漠然と分かったつもりでいたことが、頭の中できちんと整理されていく。例えば「総理大臣」と「首相」の違いなんて、この歳ではじめて知った。しかも事例が新しい。多くの事例は最近起きたニュース(ライブドア、村上ファンド、イスラエルのレバノン侵攻、東横インの改装など)を用い、新しいものでは「阿部内閣」といった記載まである。科学の知識に関しては若干不正確な記述もあるが、読み終われば「頭の中がすっきり」した気分になれる本です。

・「「かゆいところに手が届く」本
筆者は、知りたいのにぴんと来ないニュース(子供とってはわかりにくく、大人にとってはなおざりにしているようなニュースの内容)を噛み砕いて説明している。35のトピックが選ばれており、興味のあるニュースが網羅的に示されている。本書を自分自身の意見を持つための「基礎」とし、より専門的な内容の本に進むことが大切だと思う。

・「ある程度読み込んだ者にとっては粗雑さが見れる。
小中学生向きに書かれた本。大変読みやすく30分もあれば読める。 初めて政治経済や世界について知るにはちょうど良いかもしれない。 ただある程度読み込んだ者にとっては粗雑さが見れる。 短期間で書いたのであろう。もっと時間をかけて練ればレベルアップしたのに惜しまれる。

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他人を見下す若者たち (講談社現代新書)

・「もっと悲しもう(^ω^;)(;^ω^)
 本書を読んで、根拠もなくエラそうに他人を批判する傾向があることを自覚しました。お恥ずかしいことであります(^ω^;)(;^ω^)

●仮想的有能感

 本書のキーワードであり、著者の造語である「仮想的有能感」とは、過去の実績や経験に基づくことなく、他者の能力を低く見積もることに伴って生じる、本物でない有能感、優越感。

 仮想的有能感を持つ者の特徴は、自分以外はみんなバカだと思う。他者を知能が低い者、教養のない者と見なす。有名人を軽蔑的に見下す。失敗した人を負け組とさげすむ。自分の失敗を認めず、ひとのせいにする。

 人をバカにした態度をとることによって、自分は有能だという思いこむ。思いこみたいのである。他者を低く評価して、自分を浮かび上がらせている。そこで、弱い自分を防衛しようとしている。 問題を自分が処理するのではなく、他の人々を攻撃することで、逃げようとしている。

●共感性を高める

 自己中心的になると、他者を軽視し、共感性が乏しくなる。 共感性とは、相手の立場に立って考える。相手の感情を共有できること。他人も自分と同じく大事だと認識すること。

 仮想的有能感で自分を防衛していると、本物の悲しみを感じにくくなる。悲しみに向かい合うことが苦痛であり、恐れており、逃げようとするから。 しかし悲しみの経験は、弱い人や傷ついた人への共感が生まれ、やさしさを大きくすることになる。

 人の失敗をバカにするのは、自分自身が苦労して物事に取り組んだ経験が少ないからである。物事はそう簡単ではないと思い知ると、他人の失敗に同情してしまう。寛容となる。 努力を軽視すると、そのために失敗する。自分の失敗を認めたくないために、先に他の人をバカにするという卑怯な生き方になってしまう。

・「これをどう読むかのオーディエンス研究も面白いかも
 前々からこの新書が話題になっていたのは知っていたが、今日はじめて読んだ。  読み進めていくと、著者は心理学の知見から「仮想的有能感」という心理上のはたらきと仕組みを若者の一部に見出し、実証的に確かめようとしている。その目的は成功しているとは言い難く、著者もその成果がまだまだであることを認めている。 心理学全般についてそう思えてしまうのだが、どうしても心のはたらきと仕組みについての構造化は蓋然的にならざるを得ず、自然科学の各分野がある程度まで獲得している厳密な定式化はきっとどこまで行っても達成不可能なのではないかと思える。同様な問題はきっと社会学や人類学などの分野にも同じく当てはまるのではないか。

 上記のような視点から考えると、このような著書で重要になるのは、厳密な実証研究の成果といったものではなく、読み手に与える問題提起の大きさなのだろう。実際に、著者の問題提起に刺激されてこんなにも多くのレビューが殺到しているところを見れば、効果はてきめんだったと思う。

 内容に関しては、主張されている意見を強める事実が弱いところは否めないし、全体的な構成も繰り返しが多くて読みづらいところもあるが、自分の生活実感からは十分に納得的だった。ゴッフマンの「スティグマの社会学」と併せて読めば、心理学と社会学の両面から他者軽視・仮想的有能感とその結果としての他者へのスティグマ付与、スティグマ付与者の適応行動といった過程のメカニズムを一貫して考えることができる。

 他者への感受性・悲しみへの感受性が失われていることとその随伴的結果については普段から思っていたことだったし、ここで書かれていることは若者への軽視・侮蔑ではなく彼らへの感受性の豊かさであり、彼らへの心配でもあることは、読者の感受性如何で感じられることであると思う。ただ、心理学者の説全般についての不満として「若者」というような実体が一枚岩としてあるわけではなく、ひとりひとり異なる経歴を持っていることへの想像力をもっと発揮してもらいたかったところはある。そうすれば本書を纏めるのが不可能になっていたかもしれないが。

 認めない人は何があっても認めないし、認める人はすぐに認めるという、他者評価のありさまがそのまま出てくるような一冊。

・「題名、帯はセンセーショナルだが
題名、帯はセンセーショナルだか、内容については、現代社会に特徴的な心理学的傾向を分析し、警鐘を鳴らすまじめな本だと思う。仮想的有能感が強いのは、若者に限った物ではなく、中年以降にも顕著に見られる傾向だと言うことを謙虚に受け止めた(私は中年)。若者と言うより、親となった世代、社会に影響を与えることが出来る世代(社会で影響力のあるポストにある世代)が一番認識する必要のあるものではないかと思う。ただ、内容と題名、帯との感覚のずれが問題。若者達は題名、帯だけで内容を理解する態度を捨ててしまうのではないかと思う。題名、帯が内容の理解の壁となっている。

・「仮想的有能感−思い当たる人はたくさん(但し無自覚)
世の中が急激に殺伐さを増していることに気づいている人は多い。本書は、若者の性向や行動の変容に注目し、「仮想的有能感」というキーワードによって、その病理を明らかにしようと試みている。とくに前半の文章が整理されておらず、論旨が見えにくい難点はあるが、この造語は、非常に説得力がある。

社会に怒りがどんどん満ちている理由のひとつは、「法に触れなければ何をしてもいい」という考え(A)と、「法に触れたら袋だたきにしてもいい」という考え(B)とが、各々節度なく主権を争っていることにあると私は思っている。仮想的有能感が高い人々は健全な価値観を持たず、A, Bを兼備する存在である。こうした人々が何らかの形で世論を構成したとき、この国に本当の地獄が訪れると思う。

本書における著者の論考は、ときに強引と思えるものの、大枠においては論理的であり、頷ける。もっとも、2×2の4分法は、理解しやすいけれど単純化が過ぎ、たとえば「本質的に有能で、対人関係においてはきわめて謙虚であるが世論や社会への怒りは強い」といった人をどう位置づけるか、といった点に限界はある。凡人に限定した議論、ということなら、より納得しやすい。

最近、新書の品質が甚だしく低下している中で、未だ研究途上とはいえ、久しぶりにしっかりした著作に出会った。今後の実証的研究の成功に、大いに期待したい。

・「目からウロコ
自分自身、著者の立場に近いせいか(自分は年はもうちょっと若いけど、学歴とか従事している仕事とか)、どの分析も意見もすんなり受け入れられ、納得できた。話題にされている若者当人たちには見えないだろうが、客観的に見た場合、この書は的を得ている。よくぞ言ってくれた、と真に思う。

本書に例が引かれているが、自分が悪いことをしているのに謝らない子供、さらに謝らない親。このような傲慢な本人たちには、耳の痛い書であろう。

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17歳のための世界と日本の見方―セイゴオ先生の人間文化講義

・「情報は繋がることによって・・・理解が構築される
取ってつけたようなレビューのタイトルになりましたが本当にそう感じました。史実の一つ一つは昔習った歴史の話ですがそれが自分の中でつながっていくことによってその理由や意味が初めて理解できました。「そーか、そういうことだったのか。」って。最近読んだものの中に人間にとって印象に残るのは物語であってデータではないというものがあって、データである個々の史実が自分の頭の中で繋がって物語となったことを実感できました。セイゴオ先生に感謝。

・「文化が伝播していく歴史
タイトルは「17歳のための」と書いてありますが、はっきり言って、高校生のころに歴史や倫理の授業に価値を見出せなかった大人たちが読むべきじゃないでしょうか?

第1章の、民族の記憶の保管庫として、人類は「物語」を伝達する方法を編み出し、物語を伝達することによって言語が洗練されていったという話に始まり(割と定説な学説なのかどうか不明)、古代から中世、ヨーロッパと日本、あらゆる時代のあらゆる文化圏において、当時の世情の中で起きた出来事が、人々に影響を与えることで文化が変化し、社会が大きく変わっていくさまが描かれています。

高校のときに習った世界史は、記号として年代や出来事を整理して覚えるような無味乾燥としたものだと記憶しています。本来は、本書で描いているように、もっと当時の人々の心情や感情にフォーカスをあてなぜそのような社会変化が起きたのか?を考えていくのが歴史や文化であると思いました。

もっといろんな人に読んでほしい一冊。

・「読み物としても面白く勉強になる
結局のところ、人間の文化というのはなぜ生きているのか、死とは何かという疑問に対する答えを探してきた歴史であることがとてもわかりやすく書かれている。そのために宗教が大昔から存在しているため、現代日本のように宗教との距離がある文化は異質だと感じた。個人的には、一神教と多神教の背景の違いがよく整理されており、勉強になった。また、仏教は今までは食わず嫌いで全く知らなかったのだが、親鸞の教えにはとても共感したため、ぜひ歎異抄を読んでみたいと思った。

・「啓蒙書としてベリグ!ぜひ若い人に読んでもらいたい
ありそうでなかなかなかった種類の、日本人による優れた哲学史文化史入門書です。「千夜千冊」でもわかるとおり、氏はたいへんな読書家教養家です。しかも自分の頭で考え自分の目で見分ける「自己本位」があります。そこで本当にこのような優れた仕事が出来たのです。狭い分野で専門的な内容を論じる事はある意味易しいので、このように「わかりやすい言葉で基本的なことを論じる」のは、並大抵の力量で出来るものではありません。内容がざっくりしていて厳密でない、という留保はこの種の啓蒙書には必要ありません。いやしくも主体的に物事を学ぼうという若者であれば、必読書といっていい価値を持つ本です。

・「歴史の面白さを凝縮したセレクション
あなたがTBSの不思議発見を面白がれる人ならば、だまされた思ってこの本を読んで見て下さい。今まで知らなかった、「宗教」(キリストから仏教いたるまで)、「哲学」(アリストテレスからアレクサンダー大王にいたるまで)、「芸術様式」(ルネサンスやバロック、楽茶碗から織部焼)、「芸能」(和歌から連歌、能から歌舞伎)まで小難しい理屈は無しで縦横無尽に楽しめます。もっと掘り下げて読みたい方は、同氏の『情報の歴史を読む』(NTT出版)をオススメ。歴史の面白さにドップリつかって下さい。

17歳のための世界と日本の見方―セイゴオ先生の人間文化講義 (詳細)

檸檬 (新潮文庫)

・「綺麗な魂を持つ詩人
 「・・・何故だかその頃私はみすぼらしいものに強くひきつけられたのを覚えている。壊れかかった街だとか・・・土塀が崩れていたり、家並が傾きかかっていたり・・・時とするとびっくりする様な向日葵があったり。」 数年ぶりに檸檬を読んでみた。すると、まぶたの裏にその情景がありありと浮かんでくる。口の中のびいどろの味も、画集をめくる疲れも感じながら、一人とぼとぼ歩いている様な一人称の視点。しかし、世界は爽やかで澄み切っている。それは、個々の「私」がつくっていくものだから。 世界中の人々は、二人称でも三人称でもない、魂を持った個人なのだ、と思わせてくれる。この壊れかかった街並みは、「私」の心だろうか?それとも崩れてゆこうとする物理的な物質だろうか?全てはアンバランスな調和で爪先立ちしている。一見、シュールなようだが、暗部をさらけてはいない。 この肺病持ちの作者の瞳は美を捕まえる事に関しては、指折りだとしか言い様がない。それは、もちろん彼の闘病生活者としての内面的な眼差しもある事だろう。けれども、この両目に映る風景が消えてしまっても何程の事があるだろうか?檸檬の世界は永遠なのだ。街並みと丸善という対極的な場も、焦燥と享楽も、並行感覚を伴って、同一の世界に鎮座している。作者も、そして読んでいる私達一人一人も、この道のりの旅人でしかなく、またそうであるが故に、澄んだ空気を肺に取り入れながらどこまでも歩いてゆける。 そうすればやがて見えてくる、びっくりする様な向日葵達が咲き誇っているのを。 

・「一冊で充分?
これ一冊で、梶井基次郎の代表作はほぼ網羅できます。梶井基次郎の世界は、統合失調的な固執性のある妄想が特徴だ。数行読んで、世界観にハマれない人はそれ以上読んでも無意味だろう。かの有名な、「桜の樹の下には」もこれに収録されている。「桜の樹の下には屍体が埋まっている。」何処かで聞いたことのある言葉は、ここから始まっている。

梶井基次郎の作品は、非常にヴィジュアルに訴えかけてくるものが多い。桜の樹の下に埋まる屍体、たくさんの本の上の檸檬、夜の海辺の砂浜に映る影。様々なイメージが強く心に焼き付いてくる。これほど、シュールリアリズムな映像を表現する作家は、他にないだろう。

・「長編散文詩
 日本の文学の中でも もっとも「神経」に訴えてくる作者であると思っている。晩年の芥川龍之介も 同様の趣であったが 梶井基次郎の場合には それに 独自の「美学」が付け加わり 物狂おしく絢爛たる世界が繰り広げられる。

 こういう作者は やはり長編は書けないのだろうなと思ってしまう。資質的には 短編小説というよりは 長編散文詩という位置付けの方が正しいのではないかと思う。

 それにしても 時として文学の才能は その人を磨耗させると思わざるを得ない。梶井基次郎も いわば夭折したわけだが その死因が結核であったのはたまたまであり 本質的には 彼の文学が彼を食い殺したのではないかと思わせる。それほど 切れ味のある作品であり その刃が書いている本人に向いているかのような 妖気に満ちている。

・「理科系資質が生んだ奇跡の詩的作品群
 教科書に載っていた「冬の蝿」が作者との出会いだったのだが、同様に習った「城崎にて」に似た印象を最初持ったものだった。しかし、この作品集を読んで印象は一変した。基本的に「写生文」の職人だった志賀氏とは根本的に何かが違うことに気がついたからだ。「蒼穹」に見る暗黒の青空も「闇の絵巻」での暗闇の中に消えていく男の姿も、全ては彼の大脳の中で変換された情景描写なのである。また、「ある崖上の感情」の覗きという普通なら避けて通る題材を借りて、性と死という普遍の真理を同時に描いてみせている独特の感性、さらに使われている言葉が当時の文学作品と一線を分かつユニークなものが目立つ。「紡錘形」、「瓦斯体」などなど。これらも含めて彼の独特の感覚は潜在的に持っていたとされる優れた理系の資質によるところも大きいのではないかと思える。

 桜の季節がやってくるが、また「桜の樹の下には」を思い出すのだろうか。憂鬱は御免被りたいが、どうやら無理のよう。全く罪な作品だ。

・「梶井基次郎そのもの
この人は格好をつけない。演じない。うそをつかない。夢を見ない。そして、愛想笑いができない。いや、会ったことないんですけどね。多くの人間にとって、人生の真っ当な順序とは、生に始まり死に終わる、である。しかし梶井さんは、死の中で、生を謳歌している。生を苦渋している。そんな人間は、他人にどう見られるかなんて、かまっちゃいない。自分という生に手一杯で、必死なんだ。だから「檸檬」をはじめとする作品群の中で、自身の核を、ためらい無く晒せるのだと思う。それは、生命そのものを描くという行為で、美しい響きとなって読者の心を震わせ続ける。

檸檬 (新潮文庫) (詳細)

思考の整理学 (ちくま文庫)

・「思考を育てる本
入試問題にこの思考の整理学の文章を見つけました。「時の試練とは、時間のもつ風化作用をくぐっているということである。風化作用は言いかえると忘却にほかならない。古典は読者の忘却の層をくぐり抜けたときに生れる。作者自らが古典を創りだすことはできない。」この部分が気になって購入したのですが、初版が20年前だったことを知り、とても驚きました。文章がまったく色褪せておらず、この本自体が、時の試練を越えているように思います。

よいアイデアは、ひらめいた時に書き留めること、そしてそれを一旦頭から外して寝かせること。そして育ってきたアイデアは別の場所に移すということが、著者の具体例と共に書かれていて、実用書として機能する良書だと思います。

・「忘却のススメ。
考えること、思考の整理方法について、体系的に書かれた入門書。最初の「考えを醗酵せよ。寝かせろ」と書かれた章は、ジェームス・ヤング著「アイデアのつくり方」と全く同じ事を言っているので、驚きました。

1986年に書かれた本なので、インターネットに関する記述が無いなどいささか古い面もありますが、

それでもなお今でも通用する部分が多々あります。

目からウロコだったのは、「忘却する努力をせよ」ということ。これからは、人間の頭は知識を詰め込む「倉庫」ではなく、新しいものを創り出す「工場」であるべきだ。

そして、思考の整理という観点から眺めると、倉庫でいう整理とは、考えをまとめること。

工場でいう整理とは、いらないものを捨てること。つまり、これからの私たちに求められることは、忘却することだ。

目からウロコでした。今まで詰め込み教育をされており、知識を得ることが重要だと思っていた私にとって、「忘れていいよ。いや、忘れなさい」と言われたのは初めてでした。

また、著者はこんなことも言っています。

「話を聞いて、つまらないと思ったことをノートに書きなさい。 そして、大切なことはノートに書くな。」

どういう意味だと思いますか??かなり逆説的な意味ですが。。。詳しくは、本文を読んでみてください。「考える」という本当の意味を示唆してくれる本だと思います。

・「“単純化”と“目標志向”を目指す思考の本。
東大・京大生に最も読まれている本と話題の1冊。発刊は1986年ながら、その思考の枠組みは現在でも色褪せることがなく、通用することばかり。なぜなら、発刊当時に登場したPCによって、人に創造性を求めるという点で、大差は無いから。「考えること」を考えるための機会が得られます。

■印象に残ったフレーズ【つまらないことはいくらメモしてもいい。そうすれば、安心して早く忘れられる。 大切なことは書かないでおく。そして、忘れてはいけないとするのである。】人はメモを取ることで忘れ易い傾向があり、またメモを取ることに気を取られ、話し手との時間を有意義に過ごせない、という事を謳ったフレーズです。一見するとただのツールのように感じますが、このフレーズの裏には「情報の選択とは」について考える機会を得ることができます。上記のフレーズが唯一の正解ではありませんから。

■読むと効果的な人▼「シンプル」を思考にも取り入れたい人外山氏が本書を通じて何度も訴えていることは「本質を見つける」ということです。無駄な部分をそぎ落とし、源泉となる部分を見出せ、と。シンプルに物事を考えたい人には目を通して欲しいと思います。

■著者プロフィール外山滋比古(とやま しげひこ)1923年生まれ。東京文理科大学(現 筑波大学)卒業。御茶ノ水大学名誉教授。

・「当たり前のことを明快に説明してくれる本
何故今時分この本が発売されたのか、ちょっと不思議だったのですが・・・

逆に新鮮みがあるのでしょうね。新しい方法論を語るわけではなく、当たり前の日々の工夫を当たり前に説明する。

勉強し、本を読み、知的思考を深めるには、健康を大事にし、睡眠をきちんと取り、ひらめいた発想をおっかけ。。。

ホントに東大生京大生が感心して読んだのかはナゾですが、誰にでも参考になる本と思います。

今更これの販売を思いついた筑摩書房の担当者に話を聞いてみたいと思うのは、私だけでしょうか?

・「普遍的な「頭の整理」の提案
ネット時代到来の前に書かれた(1983年)書かれたものです。具体的な整理ノウハウとして、スクラップブックやメモをあげています。これらはコンピューターで簡単に、効率的におきかえることができるでしょう。ロングセラーになっている理由は「創造的なアイデアの整理」を提案しているからです。これが普遍性をあたえています。

ネット社会になり、知識の再生や記憶は、たやすくなってきました。「知識の整理」は簡単です。しかし、「創造的アイデアの整理」は、ネットでは置き換えることができません。整理だけでなく、「どうやって創造性を高めるのか」「どうやって実現化していくか」というところまでも、触れています。

ノウハウ本のようなタイトルですが、エッセイです。具体的なノウハウは、ゆっくりと読んで抽出する必要があります。ちょっとした手間がかかるわけです。しかし、この過程を経て理解すると、頭から離れません。

これに関連することが、本に書かれていました。もっとも印象的な箇所でもあります。

「昔の塾や道場では…あえて出し惜しみをする。じらしておいてから、やっと教える・・・すべて教え込むのではない。本当のところはなかなか教えない・・・弟子はなんとか師匠のもてるものを盗みとろうと考える・・・これがねらいである・・・いまの学校は教える側が積極的でありすぎる・・・知識を与えるのに有能であればあるほど、学習者を受身にする」

この視点からみると、著者は本当のエッセンスを行間に隠しているやもしれませんね。もっと踏みこむと、「盗もうとして読んだ人には名著になり、受身で読むと駄作になるのが良い本」ということになります。

思考の整理学 (ちくま文庫) (詳細)
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