「とにかく見て~」
谷川俊太郎質問箱 (詳細)
谷川 俊太郎(著), 江田 ななえ(イラスト)
「これはすごい」「本書を手にとって、谷川さんの素敵な回答に触れてみてください」「『言葉』に「ハッ」と、『文章』に「ほっ」と...」「大切にしたい、すてきな本です。」「さすが!!」
「さすがです!」「やっぱりいいです佐藤雅彦さん」「最高」「勝手に」「広告という芸術」
名短篇、ここにあり (ちくま文庫) (詳細)
北村 薫(編集), 宮部 みゆき(編集)
「愛すべき掌編たち」「語りの名人たち」「「意外な作家の意外な逸品」」「インパクトが少し足りないかな」「もういくつか、インパクトのある作品と出会えていたら・・・」
きょうの一句―名句・秀句365日 (新潮文庫) (詳細)
村上 護(著)
図鑑に載ってない虫 スペシャルコレクターズBOX(DVD2枚+CD1枚)初回限定 (詳細)
三木聡(監督), 伊勢谷友介;松尾スズキ;菊地凛子(俳優)
ロック、ストック&ツー・スモーキング・バレルズ (詳細)
ガイ・リッチー(監督), ジェイソン・フレミング(俳優), デクスター・フレッチャー(俳優), ニック・モーラン(俳優)
「私のお勧めNO.1」「結末のあとに結末があります。」「話のテンポが心地いい」「予算少なしUK映画、でもストーリーは濃厚かつ激うま」「ガイ・リッチーの代表作!!」
迷子の警察音楽隊 [DVD] (詳細)
エラン・コリリン(監督), サッソン・ガーベイ(俳優), カリファ・ナトゥール(俳優), ロニ・エルカベッツ(俳優)
「ユーモアと感動を大げさではない演出で。」「心に沁みこむ」「日がたつにつれじわじわと…」「忘れられない一夜の物語」「繊細な「愛」と「情」に満ちている。」
ダージリン急行 [DVD] (詳細)
ウェス・アンダーソン(監督), オーウェン・ウィルソン(俳優), エイドリアン・ブロディ(俳優), ジェイソン・シュワルツマン(俳優), アンジェリカ・ヒューストン(俳優)
「天才」「絆を探す旅」「癒し効果バツグンです。」「一目惚れ映画。」「他の映画にはない新しい感動を与えてくれる映画」
谷川俊太郎の33の質問 (ちくま文庫) (詳細)
谷川 俊太郎(著)
「素晴らしい!!」「【谷川俊太郎の33の質問】に答えてみた。」「親しい友人との会話」
● DESIGN本
● 映画で世界旅行
● 【ジャンルは】おひとりさま映画・TVシリーズその2【混沌】
● 最近読んだ本
● 小ネタの巨匠・三木聡監督最新作『図鑑に載ってない虫』11/23発売
● !
● 好きな映画
● 映画といえば
・「とにかく見て~」
図解の本で、すごくたくさんの図表が載っているが、驚くことにその分類にまったく意味がない。(たとえば、県別なまはげの出現数とか)面白さを説明したいんだけど、レビューでは表現できないので、とにかく見てください。たしかに発想のヒントにはなりそうなので、役に立たないけど、なぜか持っていたい1冊。買ってから知ったけど、復刊だそう。出してくれてありがとう。
・「これはすごい」
迷った時の答えや道標が書いているわけではないですが。行き詰って息詰まってどうしようもない時に、本棚から取り出して読むと、ふっと肩の力が抜ける気がする本です。ただのQ&Aのはずなのに、読めば読むほど「こういう発想があるのか」「答えが無いというのもアリか」と、色々な発見があります。好きだなぁ。谷川俊太郎さんの答える姿勢。
・「本書を手にとって、谷川さんの素敵な回答に触れてみてください」
Webサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」に連載された【谷川俊太郎質問箱】(2006年3月〜2007年1月)がもとになってできた本。「a platform at dawn」「a deep noisy forest」「kids on a playground」「letters from friends」「seaside before dark」「clerks at the exit」の六つの章に、詩人の谷川俊太郎に宛てた色んな質問と回答が収められています。 幅広い年齢層からの様々な質問に対して、時にユーモアを交えながら、真摯に受け止めて答えていく谷川さん。全体として、詩人のやわらかでしなやかな感性と、ゆとりのある軽やかなセンスを感じる回答でしたね。投げかけられた質問のボールをしっかりキャッチして、一呼吸おいた後でゆったりと返球する、融通無碍の呼吸のような、何て言うかな、受け答えの間合いみたいな空気もよかった。 64の質問と回答のなかでも、次の質問への詩人の答に、「いいなあ」と思いました。●どうして、にんげんは死ぬの? さえちゃんは、死ぬのはいやだよ。(追伸:これは、娘が実際に母親である私に向かってした質問です。目をうるませながらの質問でした。正直、答に困りました〜)●心の中の鬼はどうやって退治しますか? 谷川さんの心の中にも、鬼がいますか? 谷川さんの答は・・・・・・ここではないしょ。
・「『言葉』に「ハッ」と、『文章』に「ほっ」と...」
つくづく詩人です。質問として投げかけられた内容を受け止めて返すというよりも、『言葉』が吸収されて戻ってくるような感じでしょうか。悩んで乾いてしまった『言葉』も、感情に包まれて潤った『言葉』になって戻ってくる感じでしょうか。
・「大切にしたい、すてきな本です。」
谷川俊太郎さんの、ほんとうにすてきな、心のある回答が、楽しくて、そして、じんときて、一気に読めてしまいます。そして、思い出したときに、また、読みたいです。江田ななえさんのイラストも、とてもかわいいので、見てても楽しい一冊です。
・「さすが!!」
谷川俊太郎さんの脳みその回路はどのようになっているのでしょうか?洒落っ気たっぷりで大人の余裕が感じられる答え方は本当に素晴らしいです
・「さすがです!」
さすがの一言。気づいてしまえばこんなことか!と思う人もいるかもしれませんが、そう簡単に気づかない視点を持っているなと改めて関心します。佐藤さんのアプローチはどこか科学的で子供の時の純粋な気持ちを思い出させてくれます。
・「やっぱりいいです佐藤雅彦さん」
タレントに高い出演料を払って作る広告が目に付く今の世の中でシンプルでセンスよくてユーモアもあってわかりやすくて楽しいこんな広告が街にあふれたらほんといいだろうな・・・・と思いますこんな楽しい事を考える佐藤雅彦さんと、本にしてしまう出版社それを買ってしまう自分(笑)でも、それが楽しいんだからしょうがない〜誰からも依頼がなくても、第2弾第3弾もいつかぜひ作ってほしいです
・「最高」
確かにそんな風に見えるが、まさかそれとこれを組み合わせるとこんなことになるのか!と思わせるような広告が沢山載っている。とにかく面白い。煮詰まったときに読むとなお効果的だろう。
・「勝手に」
衝撃的なのは、マヨネーズである 思わず天を仰ぐのは、セブンである。 えも言われぬくすぐったさを感じるのが、ボンドである。 勝手に広告。 その着想に、そのユーモアに、その切れ味に、 勝手に打ちのめされてる自分がいます。
・「広告という芸術」
思わず手に取ってしまった一冊。普段の暮らしのなかで何気なく見てきたものが、まったく違ったものとして目の前に現れる。広告で扱われる特定の商品を「買おう」という気分にはならない。ただ、商品が「想像を超えていく」体験をすることになる。そして、強烈な印象が残る。広告のもつ可能性というか、本来あるべき姿に気付かされるとともに、自分が持っている固定観念(たとえば、「ホッチキスってこういうものだ」という感覚)が突き崩される。それは、不思議な体験であるとともに、心の中の想像力を心地よく刺激してくれる。何回見ても飽きません。
・「愛すべき掌編たち」
オビに「北村薫と宮部みゆきのお薦め12篇」とありましたが、わたしのように文学作品に詳しくなく、ひいきの作家も特にいない読者にとっては、本書のようなアンソロジーはとても有難いです。 初めて読む作家が多かったのですが、練達の筆致で描き出される作品は、どれも巧みな語り口で物語世界の中へといざなってくれる。素朴な小品が多いので、やや物足りなく感じる読者もいるかもしれませんが、小説を読む楽しさを改めて感じさせてくれるような、味わい深い短篇が揃っていると思います。巻末の、収録作品をめぐる北村、宮部両氏の対談も、作家ならではの読み方がうかがえて、とても面白い。 全12篇の中から、いくつか特に印象に残ったものを挙げると― 城山三郎「隠し芸の男」は、新年の宴会でへそおどりの隠し芸を毎年披露してきた銀行員の話で、一見ユーモラスな中に、身につまされるようなやるせない読後感を残す。 吉村昭「少女架刑」は、一人の少女の遺体が献体に出され解剖されていく様が、少女の魂を介して語られていく。繊細さと生々しさがない交ぜになったような特異な作品で、寂寞とした哀しみが滲み出てくる。 多岐川恭「網」は、恋人と別れさせられた男が企てた計画殺人の顛末を描いた娯楽サスペンス。一幕のドラマを見ているような作風で、短篇ならではのコンパクトな面白さがある。 戸板康二「少年探偵」は、小学生の<足立君>が、なくなった物の在り処を次々に言い当てていく話で、子供の心が巧みに捉えられた、愛着をおぼえる一篇。 井上靖「考える人」は、一体の木乃伊(みいら)をめぐる考古ミステリーのような趣があるしみじみとした作品。主人公の男は、かつて旅先で目にした印象的な木乃伊との再会を期して、仲間と東北へフィールドワークに出かける。そして木乃伊となった男の生前に思いを馳せていく。 円地文子「鬼」は、ある女性の結婚の行く手にいつも<鬼>が介在して邪魔をするという、オカルト的筋立ての怪奇譚。目に見えない呪詛の怖さがじわっと醸し出されてくる一方で、女性の幸せな生き方への問いも感じる。
・「語りの名人たち」
まさに抱腹絶倒の半村良の「となりの宇宙人」に始まって、ストーリー展開の妙というより、語りのテクニックで読ませる作品が集められている。単純に物語の展開だけを追う読者には物足りなく感じるのだろうか、他の評者の方の低評価は不審ですらある。吉村昭の写実的な作品群に親しんだものとしてはシュールさとリアリズムが同居する「少女架刑」のような作品を書いているというのは興味深かった。同じことは企業小説の書き手として知られる城山三郎の「隠し芸の男」の残酷な味わいにもいえる。ただ多岐川恭の連作の一編だけを採ったのはいささか疑問で、誤解を招きかねない。「的の男」はトリッキーかつ暗いユーモアに満ちた連作長編で、なおかつ作者の最大の美点である叙情が味わえる佳作である。ミステリマニアで未読の方にはお奨めする。
・「「意外な作家の意外な逸品」」
帯の言葉に偽りはありません。 「意外な作家の意外な逸品」 まさに、この言葉がぴったりと当てはまるアンソロジーです。 私がアンソロジーを好んで読むのは、そこにこうした作家の意外な一面を見せてくれる作品に出会えるからです。
冒頭から、「となりの宇宙人」(半村良)という「落語」まがいの作品から始まります。 私の好みでは、「冷たい仕事」(黒井千次)「隠し芸の男」(城山三郎)といったサラリーマンの悲哀を感じさせてくれる作品です。 それと、死者の一人称で書かれている「少女架刑」(吉村昭)なども好きです。
その他、「むかしばなし」(小松左京)「あしたの夕刊」(吉行淳之介)「穴−考える人たち」(山口瞳)「網」(多岐川恭)「少年探偵」(戸板康二)「誤訳」(松本清張)「考える人」(井上靖)「鬼」(円地文子)と、どれもキラッと光る秀作揃いです。
巻末の「面白い短篇は数々あれど」と題された北村薫、宮部みゆきの対談も面白いです。
・「インパクトが少し足りないかな」
読書量の半端なさでも知られる北村薫と宮部みゆきが短編小説の名作を集めたのであれば、さぞや面白かろうということで期待していたんですが、ちょっとイメージしていたのとは違いました。これはもうこちらの勝手な思いこみが先にあったからかも知れませんが、どちらかといえば古い感じの昔の小説が多かったです。 もちろん、古くても切れ味の鋭い作品であったり新鮮な驚きがあるようなものなら万々歳ですが、このアンソロジーに含められたのはどちらかというと、語り手の上手さ、文章の上手さのほうに比重が傾いてしまったのかなという気が個人的にはします。落語的なのもあれば、不条理もの、ショートショートもの、ちょっとホラー風のものと各ジャンルあるんですが、最近のエンターティナー性の高い作品に毒されすぎているのか自分の感覚には強く訴えかけるパンチ力がややたりない感じです。 それぞれ、さすがに上手いと思うのですが、あんまり「面白い!」というのはありませんでした。どちらかというと、なるほどこういう出来事もあったんだね、的な、ある意味では昔の新聞を読んでいるような感覚でした。強いて一つだけ作品をあげるならば「少女架刑」という作品がけっこう奇妙な味がありました。死亡した少女が死んだあとも自分をたんたんと眺め続ける作品で、「夏と花火と死体」だったかな、乙一さんの作品で同様なのがありましたが、あれのさらに淡々とした版で最後の最後のところまでどうなっていくのかと気になりました。 それ以外で逆にこんなの許されるのと思ったのが「的の男」という作品で、殺人計画ものなんですが、あまりにもぐだぐだでこれが「標的」とかいうタイトルで連続ドラマ化していたというのが信じられないくらいです。プールで泳ぐ老人を投網で殺そうとする話なんですけれど、、、。短編なんで軽く読んでもらったら脱力すること請け合いです。 そんなわけで、評価としては5の3です。
・「もういくつか、インパクトのある作品と出会えていたら・・・」
日本人作家の12の短篇+編者の北村薫と宮部みゆきの「解説対談」(2007.6.29 山の上ホテルにて)を添えた文庫本アンソロジー。 収録作品は、半村良「となりの宇宙人」、黒井千次「冷たい仕事」、小松左京「むかしばなし」、城山三郎「隠し芸の男」、吉村昭「少女架刑」、吉行淳之介「あしたの夕刊」、山口瞳「穴――考える人たち」、多岐川恭「網」、戸板康二「少年探偵」、松本清張「誤訳」、井上靖「考える人」、円地文子「鬼」。 マイ・ベストは、吉行淳之介の「あしたの夕刊」。フランスの心理サスペンス風の味わい。洒落たアイデアと、うそ寒い恐さが、見事にブレンドされた逸品。これは面白かったな。 一体の木乃伊(みいら)の人間像が、登場人物たちの推理によって浮かび上がってくるところに妙味を感じた井上靖の「考える人」。母と娘にまつわる鬼憑きの話に、漫画『百鬼夜行抄』シリーズに通じる風情があって、ぞくりとさせられた円地文子の「鬼」。哀しみの風韻を帯びたおしまいの二篇も、印象に残る佳品でした。 そして、収録短篇のそれぞれどの辺に作品としての旨味を感じたかを、ざっくばらんに、読み巧者のふたりが語り合う巻末の「解説対談」。これが興味深く、「うんうん」「なるほどなあ」などと頷かされる読みごたえを感じましたよ。 もういくつか、インパクトのある作品と出会えていたらもっと楽しめたんですが・・・。やや期待はずれのところもあったので、星三つとさせていただきました。
・「私のお勧めNO.1」
私が最も大好きで、間違いなく人にお勧めできる作品がこの作品。プラッドピットが自ら出演を志願した事でも知られる「スナッチ」の監督、ガイリッチーのデビュー作品。友人四人が資金を調達し、街のギャング界の大物が主催するカード賭博に挑む。しかし盗撮によるイカサマにより、四人は莫大な借金を抱えてしまう。猶予は一週間。試行錯誤する四人は偶然、マンションの隣の部屋に住む強盗集団の計画を聞く・・・。そこから繰り広げられる先の読めないストーリー展開が凄すぎる。日本の売れっ子脚本家、宮藤勘九郎が木更津キャッツアイでこの映画の脚本を取り入れているのは有名な話である。ほとんど女性が出てこないこの作品は、男くさい映画が好きな方にぜひ観てもらいたい。恐らくガイリッチーはタランティーノに影響を受けているのだろうが、この作品はレザボアドッグスより脚本も映像も数段上だ。しかし、タランティーノよりも評価されていないのが残念である。このレビューを観て、一人でも多くのロックストックファンを増やしたい。お勧めです。
・「結末のあとに結末があります。」
一見、何の関係もないいくつかの事件が、次第に絡み合っていくストーリーがスリリングで(多少はご都合主義を感じますが…)、最後までハラハラの連続でした。ストーリーのテンポの良さは脚本のおかげなんでしょうねえ。 度胆を抜くような大ドンデン返しこそありませんが、最後までハラハラさせてくれて、結末の読めない楽しさは特筆ものだと思います。 あと、各シーンを盛り上げてくれる、音楽の良さも忘れてはいけませんね。
・「話のテンポが心地いい」
これは完全なる喜劇だ。話のテンポがとても善くて、複数出てくる登場人物の関係が徐々につながっていくのが観ていて快感だ。四人の主人公もそれぞれ良い味を出していると思う。面白かった。
・「予算少なしUK映画、でもストーリーは濃厚かつ激うま」
これが映画って物でしょう!!ハリウッドのようにキャストにお金をかけるばかりが映画じゃない!!低予算でも頭を使えばこんな面白い物が出来るっていう好例!俳優の個性もバッチリだし、ギャングと一攫千金を夢見る若者とドラッグディーラーとその取り巻きが絶妙に絡むストーリーが絶品です。なんていうのかなハードボイルドコメディギャングムービーとでもいう感じでしょうか、怒り、笑い、悲しみ、親子愛、友情、が一度に楽しめるエンターテイメント、見てない人は是非!!
・「ガイ・リッチーの代表作!!」
ガイ・リッチー監督のすごくいい所が出ている映画です。映画の撮り方がすごく斬新です。あれをカッコイイと思う人は少なくないんじゃないでしょうか?あと、この映画の登場人物の目の撮り方がすごくうまいと思います。みんな良いキャラ出してます。個人的には、有名な人が出ていない分、スナッチより好きです。自分の知らない世界が見れますよ!
・「ユーモアと感動を大げさではない演出で。」
わたしこの作品が大好きになりました。見る前の想像は、カザフスタンからニューヨークに行ってドタバタ珍道中する「ボラット」のような作品だとばかり思っていました。 イスラエルはかつてアラブ諸国からは承認されていない国家であり、エジプト・イスラエル平和条約締結後もエジプトとイスラエルの関係は絶えず微妙な関係にある仲の良くない国同士。そんなイスラエルに訪れたのはエジプトの警察音楽隊8人。空港に到着しても彼らを出迎える車は来ず、なんとかして空港職員に聞いたバスに乗り込むが到着したのは一文字違いの全く別の地。国も言語も風習も宗教も違う土地で迷子になってしまった8人編成の警察音楽隊の運命は。バスの中での「今度はない」の会話でわかりますが、彼らの音楽隊はいつ解散させられてもおかしくないような立場にあります。それをわかっていて覇気のない不安げな表情を見せる団員を、アレキサンドリア警察音楽は安泰だと励ましながらも自らを納得させる団長。この団長の、生真面目でジョークも言えず音楽隊に誇りを持つ寡黙な態度。これが警察音楽隊の方針と姿勢を良くあらわしていて、作品に重みを与えてくれました。次第に団長に好意を持つ食堂の女主人のディナ、それでも任務に忠実に自らがイスラエルに来た使命を忘れない団長の態度にはむずがゆいけど逞しい何かを感じさせてくれるのです。若い団員のカーレドはとても軽くて、そんなカーレドに厳しく接する団長とは相容れないのですが、最後には団長はカレードのことを息子のように思っているのではないかと感じてきて泣けてしまいました。登場する人たちそれぞれが今何を感じてどんな思いをしているかの感情が伝わってくるし、2回3回見ても見ている側の感情を揺さぶってきます。「演出が大げさでない」のが演出という名作でした。
・「心に沁みこむ」
コメディですが、思い切り笑える映画ではありません。泣ける映画でもありません。説教じみた映画でもありません。でも、観ているうちに心に沁みこんで来る映画です。 存続の危機?にある警察音楽隊が、やって来たのは一文字違いの町。一晩泊めてくれると言う食堂の女主人と従業員との交流が描かれています。観ていて、お互いよそよそしく、ぎこちないところもありますが、国家や民族の違いはほとんど気になりません(むしろ分からないくらい)。むしろあっけなく打ち解けて行きます。特に夜の町から帰ってきた隊長と女主人のやりとりが良かったです。若い隊員(間違えてやって来る羽目になる原因をつくる)も従業員に恋愛指南します。 翌日、女主人と別れを交わし、目的地についた音楽隊は拍手の中でその役割を果たし映画は終わります。国家も民族も関係ない。これから分かり合うんだから。そんな想いが伝わってくる映画でした。
・「日がたつにつれじわじわと…」
面白いタイトルだなと借りてみました。特に大事件もなく淡々と進むストーリーにさらっとした印象でした。内容よりむしろ中近東の空気感や風景に意識が行き、このところアメリカ映画ばかりみていた自分には大変新鮮に感じられました。日がたつにつれいろんなシーンを度々思い出したり、自分の生活の中に同じようなことを見つけて共感したりと、余韻を楽しんでいます。特筆すべきはレストランの女主人で、彼女に魅了されました。とても綺麗で、自由な雰囲気の役がよく合った女優さんです。
・「忘れられない一夜の物語」
本作は,昨年の東京国際映画祭の最高賞“東京サクラグランプリ”を受賞しています。そして,カンヌ国際映画祭のある視点部門にも出品され,同映画祭で3冠を達成しました。その内のひとつは,“一目惚れ賞”といって元々カンヌ映画祭には存在しない賞なのですが,審査員がこの映画を気に入って,そんな賞を作って与えてしまったというほど魅力的な作品なのです。ああそれなのに,それなのに,“夢みるゆめさん”がお書きになっているとおり在庫はたった4枚ですから,レンタルできるのは何時のことやらという感じですね。
本作はイスラエルの映画です。ご存知のとおり,イスラエルという国は,宗教的,政治的なイメージが非常に強い国ですから,その国で制作された映画となると,イデオロギー性の強い作品かと構えてしまいますよね。でもそんな心配は一切無用です。まずは,文化交流のためにイスラエルを訪ねたエジプトの警察音楽隊が迷子になってしまうという発想自体が面白いです。ドラマの展開も国境を越えたユーモアに溢れ,町の住人たちと音楽隊メンバーの心の交流は,たとえ言葉が通じなくても音楽は心をつなぎ,男と女の恋は万国共通であることを優しく再認識させてくれます。温かくて忘れられない一夜の物語,とってもいいお話しですよ。
・「繊細な「愛」と「情」に満ちている。」
良かった〜、佳作かもしれないけど、心に沁みました。。長い間敵対関係にあったエジプトとイスラエルって説明にあったけど、、ホント政治とか宗教とかが腐ったやつらにコントロールされて、戦争が起きるのよね〜。
劇中にエジプトの大将が「最近、音楽を練習する人が少なくなっています、金儲けとか効率化とかで忙しくて、、」という言葉が物語っているわね、、。私利私欲に走ちゃってさ、、、日本でも言えるけど、、戦争を起こすと直ぐ、音楽や芸術を規制するじゃない、、皆音楽とか芸術を学ぶべきよね〜。
「ストリングス」や「善き人のためのソナタ」のレビューにも書かせてもらったけど、、政治、宗教、イデオロギー、は確かに必要かもしれないけど、たった一人の指導者の心に左右されてしまうのよ、、その人の心が腐っていれば、その人に政治も宗教もイデオロギーも利用されてしまうわけ、、皆を幸せにしない、政治、宗教、イデオロギーなんて意味ないわよね〜、皆で音楽でも奏でて、楽しく、戦争をしそうな国同士でホームステイでもしたらいいのよ!!!
って言う話と、、、男と女の物語よね〜、それがとてもうまくマッチしていて、、何とも言えない切なさと暖かさがある映画ね。。。恋っていうものって、、予期しない時に突然やってくるじゃない、、、お互いいろいろな事情があって結ばれない恋もあるけど、、、そういう恋の物語でもあり、、、そして一方で、、人って寂しがりやだから、何か、、肌の触れ合いを求める時もあるわよね、、、心が寂しい、、体が欲する、、肌と肌の触れ合い、、、そして、椎名林檎ちゃんの歌詞にもあったけど、粘膜と粘膜が触れる甘美な世界、、、。
この映画って、戦争なんてバカらしいっていうようなメッセージもあるけど、、いろいろな人の繊細な心の要素が詰まってて、、とてもとても、、「愛」と「情」に満ちた映画よ。。。
笑いもあるし、、とっても、、オススメ〜〜〜〜〜!
・「天才」
私は、ウェスアンダーソン監督作品の大ファンなのですが、この作品も期待を裏切らないというか、期待していた以上の素晴らしさでした。映像、美術、小道具、音楽、役者の演技などの全てのディテールから、作り手の伝えたい事のとても細かい部分までが滲み出ています。今、コメディをここまで真摯な物として捉えているのは、彼とベンスティラーくらいではないでしょうか。もはやアートの粋です。美しいです。ジャンルノワール監督(あの画家の息子さん)の「河」を見て、インドで撮るという着想を得たらしいです。ハイセンスっ!!!
いつもの如く、音楽も最高で御座います♪是非。
・「絆を探す旅」
大ケガで包帯にくるまれた長男フランシス,演じるのはオーウェン・ウィルソン。勝手にパスポートを預かったり物を取り上げたり,とにかく弟たちを管理したがる・・・。洒落者の次男ピーターをエイドリアン・ブロディ。なぜかピンクのトランクス一枚で寝る。「ホテル・シュヴァリエ」を書く夢見がちな三男ジャックにジェイソン・シュワルツマン。 淡いフィルターを通した映像は温もりを感じさせ,アジアの湿っぽさを微塵も感じさせない。コメディ要素も持たせながら,異文化への畏敬の念も忘れない。 3人の絆といっても,これ見よがしな描き方はしていない。何も変わりはしないのに,これが兄弟だったんだと思わせる演出。久々に「いい旅をした」と思えるロードムービーに出会った。
・「癒し効果バツグンです。」
疎遠になっていた3兄弟が父親の死をきっかけに再会し、絆を深める旅に出るっていうお話なんですが、旅先がインドだし、3兄弟のキャラクターもかなり個性的だし、とっても味わい深いロードムービーです。映像もきれいだし、インドの素朴で暖かい雰囲気にすごく癒されました。
映画館で見たとき、本編が始まる前に10分くらいの短編が上映されたんですけど、こちらもかなり良いです!直接本編と繋がっているわけではありませんが、本編の3兄弟の一人(末っ子)の物語で、恋人役をナタリー・ポートマンが演じています。DVDにもちゃんと収録されているようなので、映画館でこの作品を見逃した人は、ぜひ本編を見る前に、短編の「ホテル・シュヴァリエ」を観ることをおすすめします!
ロードムービー系が好きでわりとよく観るんですが、「リトル・ミス・サンシャイン」もものすごく良い映画なので、こちらもぜひ見てみてください。リトル・ミス・サンシャイン
・「一目惚れ映画。」
劇場予告映像とパンフレットに一目惚れしました。公開前から、HPをチェックしつつ勝手なイメージを膨らませ。。。張り切って映画館に足を運びました。 期待通りっ!!映画はワンシーンごとに見入ってしまうほどの色彩感覚と映像美で進んでいきました。コミカルなリズムで繰り広げられるストーリーの中にも、兄弟の愛情を感じる部分が多々あり、あたたかい気持ちが心に残ります。何度も観たくなる映画です。
・「他の映画にはない新しい感動を与えてくれる映画」
父の死をきっかけに三人の兄弟が集まり「心の旅」と称してスピリチュアルな旅をするヒューマンドラマ。映像に音楽が素晴らしくマッチしていてとても心癒される。インドの風景も印象的。
三人の兄弟は衝突したり助け合ったりと何とも人間味あふれるはちゃめちゃな展開。コメディチックに描いていておもわず笑顔が出るシーンが随所にちりばめられる。三人の会話、動作が本当に面白かった。
映像、音楽、演出など他の映画にはない独特なテイストを醸し出している。インドの宗教的な感じとか、ロードムービー的な郷愁を漂わせる感覚というか、何とも表現しがたい新しい感動があります。
・「素晴らしい!!」
とても不思議な質問ばかりでした!!面白かったです「一番嫌いな諺は?」
その人の本質を知る一番の質問かもしれません!!
・「【谷川俊太郎の33の質問】に答えてみた。」
Q1.金、銀、鉄、アルミニウムのうち、 もっとも好きなのはどれですか?
⇒ 鉄。普段は固く硬い。高熱を加えれば緩く軟らかくなる。
ほか33問を色々な人に訊いています。
結構、答えるの、考えて悩みましたわ、コレ。
・「親しい友人との会話」
質問の相手はいずれも谷川俊太郎と交流が深い人々。質問がどれも癖があるので親しい人でないとなかなか話が盛り上がらないでしょう。気楽に読むことができます。人によってはっきり傾向が分かれる質問と誰も彼も同じように答える質問があり,そのあたりがやや下世話だが面白い。メンバーの中で比較すると,熱く語る大岡信もいいけれど,やはり岸田今日子が答えている様子が映像に浮かぶようで面白い。
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