鈴木敏文 商売の原点 (講談社+α文庫) (詳細)
緒方 知行(著)
「基本の大事さ 商売の原点」「7イレブンの成長の原点」
なぜ、オンリーワンを目指してはいけないのか? (詳細)
小宮 一慶(著)
「忘れ去られてる当たり前を取り戻せ」「「会社のため」ではなく「お客様のため」「社会に貢献するため」。」
抄訳マネジメント―課題・責任・実践 (詳細)
P.F.ドラッカー(著), 上田 惇生(翻訳)
「エッセンシャル版と併用してます」
マネジメント - 基本と原則 [エッセンシャル版] (詳細)
P・F. ドラッカー(著), 上田 惇生(著)
「『マネジメント』より、ハンディな本書で十分です」「思考を再フォーマットしてもらいました。」「マネジメントを見直すよい一冊」「個人の強みは社会のためになる」「あらためてドラッカーの凄さを再発見」
戦略の本質 (日経ビジネス人文庫) (詳細)
野中 郁次郎(著), 戸部 良一(著), 鎌田 伸一(著), 寺本 義也(著), 杉乃尾 宜生(著), 村井 友秀(著)
「企業戦略にも役立つ「良書」」「学問的なところは少し難しいが,自分なりの理解ができるでしょう」「逆転を可能にした戦略」「奥深い戦略論です」「歴史上の戦闘を詳しくしることができて満足」
巨象も踊る (詳細)
ルイス・V・ガースナー(著), 山岡 洋一(翻訳), 高遠 裕子(翻訳)
「まじめ一筋のCEO」「そういえば、OS/2っていうのもあったよね」「心に教養と充実感を得れました。」「明確な思考プロセス」「タイトルが秀逸」
ウィニング 勝利の経営 (詳細)
ジャック・ウェルチ(著), スージー・ウェルチ(著), 斎藤 聖美(著)
「この本そのものでも勝利」「この本を読んで、どう消化するかが勝負だ」「戦略と予算に関して大共感!」「5つ星でしょう!」「ウェルチは、やっぱりすごいビジネスマンだ」
ビジョナリー・カンパニー ― 時代を超える生存の原則 (詳細)
ジェームズ・C. コリンズ(著), ジェリー・I. ポラス(著), James C. Collins(原著), Jerry I. Porras(原著), 山岡 洋一(翻訳)
「2から読むことをおすすめします。」「出版されて10年経っても未だ不朽の名著」「企業を見る際の、実に貴重な長期的な視点」「年に1冊ならこの本」「一番必要なことがわかる本」
ビジョナリー・カンパニー 2 - 飛躍の法則 (詳細)
ジェームズ・C. コリンズ(著), 山岡 洋一(翻訳)
「GREATになれないGOODな人たちへの人生指南としてもお奨め」「飛躍のために経営者・起業家は必読では?」「前作(ビジョナリー・カンパニー)よりお薦め」「真の企業家に向けて必読の「理論」」「飛躍するために大切なこと 」
プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神 (岩波文庫) (詳細)
マックス ヴェーバー(著), 大塚 久雄(翻訳)
「古くて新しい本」「併せて読むと理解が深まる一冊」「すごく面白い本」「最後の人間、同時代への驚愕から生まれた研究」「経営書としても示唆にとむ」
会社法入門 (岩波新書) (詳細)
神田 秀樹(著)
「入門とは法の基本的な要請を理解するもの」「数値的分析がおもしろい」「新書ながら高度な内容」「ビジネスマンにおすすめの新「会社法」入門書」「法曹プロフェッショナルでない人達にも」
稲盛和夫の実学―経営と会計 (詳細)
稲盛 和夫(著)
「会計に携わっている人は心を打たれます」「何度読んでも、朽ち果てることの無い会計学の名著」「実践的であり、すぐに取り入れられる」「古典となる名著」「肝でわかる、という感覚」
アメーバ経営―ひとりひとりの社員が主役 (詳細)
稲盛 和夫(著)
「成功するか失敗するか。 正に劇薬的な経営手法。」「分散した機能と能力の極大化」「、「経営者」視点に立った、物事の本質にとらえ方」「最も小さな企業体=アメーバが大企業を支える」「「コマ」ではなく「主役」の社員たち」
ザ・ゴール ― 企業の究極の目的とは何か (詳細)
エリヤフ ゴールドラット(著), 三本木 亮(翻訳)
「小説でTOC理論(経営工学の制約理論)を学ぶ」「おもしろくてとまらない!」「改善プロセスだけではない」「いつ読んでも再考する起点がある」「とまらないです。」
ザ・ゴール 2 ― 思考プロセス (詳細)
エリヤフ ゴールドラット(著), 三本木 亮(翻訳)
「TOCの理解が深まる」「良書だが本質はシンプル。振り回されないようにしたい」「TOCの肝となる思考プロセスのバイブル」「全てのサラリーマンに読んで欲しいです」「ジョナ先生の真意」
「1秒!」で財務諸表を読む方法―仕事に使える会計知識が身につく本 (詳細)
小宮 一慶(著)
「タイトルに騙されるのも楽しいかも」「財務・会計が分かる」「わかりやすい会計の本」「経営観点で財務諸表を見るための本」「とっても、具体的に容易に読めます」
会計学入門 (日経文庫) (詳細)
桜井 久勝(著)
「著者入魂の一冊」「目からうろこの一冊。」「サクっと読める良書」
「ようやく、分かる本にめぐりあった」「初級?上級?・・・中級??」
図解 戦略経営のための管理会計入門 (詳細)
小宮 一慶(著)
「税法、欧米法規との整合性など」
「やはり、会計の勉強はこの一冊に限る」「簡潔で分かりやすい。繰り返し読みたい基本書」「やはり、会計の勉強はこの一冊に限る」「解説にキレがある! 財務会計論の体系を理解するための良書。」
● 今もっとも熱い本
● 売った本
● 座右の書・名著
● 今月の注目本
● 夢の扉の開き方
● 日経ビジネスAssocie大人の教養&マナーで紹介本、DVD、CDリスト4(ピーター・ドラッカー)
● ドラッカー再考
・「基本の大事さ 商売の原点」
基礎体力や基本という根っこが大事で 根っこが基本となり 水や肥料が活きるその基本も繰り返し 繰り返し 行なうことが大事である変化に対応できるのも その基本の原理原則があるとわかりやすく説いている。
続ける お客様を大切に 人の心 危機意識 信用 熱意 仕事の本質
なぜ セブンイレブンなのか 他のコンビニと違うのか。 それがわかる!!
ひとつだけ言葉を書き出すと
一歩一歩地道な努力を積み重ねていけば、必ず結果はでる
その昔 前JAPAN監督のジーコ氏が選手時代に日本でプレーすることになりどんな練習をするのか みんな興味津々 関心を持って見ていたが走ったり パスをしたりなどの 基本練習の繰り返しだったというTVがあったがまさに 突き詰めると 基本の大事さ 繰り返しが大事で大きな大会などのパフォーマンスの結果は、そこに要因があり 商売も同じであるということ。
・「7イレブンの成長の原点」
セブン&アイホールディングス 鈴木会長がどれだけ真摯に商売の基本原則を守り続けようと熱意を持って実行していたか、本書からはヒシヒシとその熱意が伝わってくる。
何も難しいことを実践していたわけではない、当たり前の原理・原則
1.品揃え 2.鮮度管理 3.クリンネス 4.フレンドリーサービス
を守るよう組織に対して発信し続けたわけである。
ただ、その原則を守り続けるには根気がいる。当たり前に消費者の為に出来ることを継続する力、が今のセブン&アイグループを創ったのだと思う。
・「忘れ去られてる当たり前を取り戻せ」
言われてみれば当たり前で納得の事なんだけど、何故か、それを見失い忘れてしまってる。読めば、目からウロコなビジネス本。私の希望としては、まず社長さんに読んでもらいたい本です。そして、部下を持つ、管理職の人にも読んでもらいたい1冊です。
・「「会社のため」ではなく「お客様のため」「社会に貢献するため」。」
本のタイトルを見て,即購入した。経営者として,どのような点に注意していけばよいのかというヒントをこの本から得られるのではないかと考えたからだ。その結果は正解だった。この本には,経営者としてどうあるべきかということが,とてもわかりやすく書かれている。そして,「うまくいっている会社」と「うまくいっていない会社」がそれぞれどのような体質にあるのかを,対照的に書いているので,その分とてもわかりやすく,著者の言いたいことがはっきりする。要は単純な話である。「会社のため」ではなく「お客様のため」「社会に貢献するため」に仕事をするということである。そして,その結果,利益を得られるのである。そんなあまりにも当たり前のことができていない会社が多いからこそ,著者はこの本を書いたのだろう。今の日本では「会社のため」に仕事をしている人があまりにも多すぎる。そして,そういう会社は,消えていく。当然のことだ。常に,お客様が喜ぶことは何かを考えることこそが,経営の基本である。それを,私利私欲に埋没し,利益,利益と言っている会社は,内側から見ても,外側から見ても醜いものである。 この本は,5章からなり,それぞれ11の項目からなる。その中で2章の『「満足」よりも「感動」』や5章の『「かっこつける」よりも「行動」』,『「順境」より「逆境」』という項目は,とても共感した。特に,渋谷駅の駅長さんの話には,感動した。著者のように,経営コンサルタントとして,経営者としてどうあるべきかを日々考えながら生きていると,良い経営者の特徴が明確に見えてくるのだなと感心した。私自身,この本を参考に良い経営者を目指したい。
・「エッセンシャル版と併用してます」
大著1千頁の『マネジメント』を読了しましたが、二度と読む気がしませんでした。その理由はノートに纏め切れずにいたためでした。そんな中で、エッセンシァル版と間違えて本書を買って仕舞いましたが、なんと本書では、図式して内容が纏められているので、重宝しています。エッセンシャル版の洗練度にはもちろん劣りますが併用するべきは本書であるとも言えます。図を見ているだけで十分に、あの大著『マネジメント』が堪能できます。
・「『マネジメント』より、ハンディな本書で十分です」
『マネジメント』上・下巻を持ち歩くのは大変です。それにあの分厚い内容をうまく纏めてくれているのが「本書」です。本書だけ読んでも十分にドラッカーの言いたいことは理解できるように編集されています。研究者以外の方ならハンディな本書で十分です。それに何回もドラッカーの言葉を読むことにこそ意義があるので、その意味でも安価な本書をお薦めします。
・「思考を再フォーマットしてもらいました。」
3年程前に購入して、常に私のバイブルです。
仕事とは何か?人生とは何か?今後どこに向かって歩いていったらいいのか?在り来たりの常識論に疑問を感じ、対人関係でも疑心暗鬼になっていた頃にこの本に出会って、思考を再フォーマットしてもらいました。
読み返すたびに、その時々の環境、経験則にそって新たな世界観を提示してくれます。
・「マネジメントを見直すよい一冊」
マネジメントの本はいろいろありますが、この本を読んでなるほどと思わせてくれる部分が多々ありました。マネジメント理論や基本などを勉強されている方やこれから勉強しようという方にもおすすめいたします。今問題になっている企業不祥事等の根本原因はマネジネントが正しく理解されていなく、マネジメントもされていないと気づかされます。社会、政治、企業にマネジメントの奥深い問題があります。いろんな考え方はありますが、読んでおいて損にはならない一冊だと思います。
・「個人の強みは社会のためになる」
経営の神様、経営の父といわれるドラッガー先生のマネージメントのエッセンシャル版です。「基本と原則」とサブタイトルがありますが、先生いわく、「いかに余儀なく見えようとも、またいかに風潮となっていても、基本と原則に反するものは例外なく、時を経ず破綻するという事実だった」と。うーん。なるほど、早速読まなければということで、読み進めました。ドラッガーさんの本を読んでいつも思うのは、基本中の基本、たとえば、企業とはなにか、組織とはなにか、そして仕事とはなにかをあらためて問い直してみることができるので、自分の中心がはっきりするということなんですね。ふだん、仕事をいているときには、仕事とはなにかなど考えず、日々の業務に追われているうちにずれていくということが多いのです。本当に基本に戻ると言う意味で、本を読み進めていくうちに、しっかり自分の仕事の基本や原則が確認できるところが、とってもありがたいなと思います。
・「あらためてドラッカーの凄さを再発見」
20数年前にドラッカーの著書「抄訳マネジメント」に出会いました。今では赤線がビッシリ、付箋だらけ、空白部分は書き込みで一杯、表紙はボロボロです。「座右の書」という言葉がありますが、私にとって正に「座右の書」といえるものです。今回、あらためて本書を読みましたが「基本と原則」が変わる事が無い事を再認識しました。
ビジネスマンとしての私のバックボーンを支えるものです。如何なる本を読んでも、如何なる難問に突き当たろうとも、私の基本的なスタンスは一貫しています。私にとっての憲法です。20数年たった今も、そして、これからも。
・「企業戦略にも役立つ「良書」」
簡単にいえば、戦史から戦略について教訓を学ぶという趣旨です。
本書は逆転の成功例として挙げられている事例が多く、緒戦で負けても形勢を逆転するだけの戦略がそこのあることを事例として学ぶことができます。
最後の章では,戦争例と対比しながら,戦略の本質に関する命題が解説されています。この本を読んですぐに戦略的になれるわけではありませんが、戦略やリーダーシップについて大いに考えさせられる内容です。
・「学問的なところは少し難しいが,自分なりの理解ができるでしょう」
戦史に残るいくつかの逆転戦略をケースとして,戦略の本質を追究したものです.そしてこれらのケースを分析した結果として,戦略の本質は,戦略が重層的構造を持ち,水平的ダイナミックス,垂直的ダイナミックスを意図的に作り出し,これを巧みに利用することであると結論づけられています.ですが,このように言われても何のことかピンと来ません.
私なりに読み取ったことは,勢力的に劣勢な側が勝利を得たのは,いずれも自陣が有利な地形に相手を引き込み,戦いの主導権を握ったということかと思います.ビジネスでも自分に有利な土俵で戦えとよく言われますが,まさにこのことですね.
各ケースは非常に分かりやすく書かれており,複雑な戦略が明快に解説されています.「戦争はどうも」という方も是非.
・「逆転を可能にした戦略」
第8章で『逆転を可能にした戦略』で戦略の5つのレベルが言及されている。中でも弾道ミサイルと弾道弾迎撃ミサイルとの対決が兵器システムの質的均衡によって大戦略レベルでの抑止として作用したと述べられている。これを読んだ時に微かに頭に浮かんだのが、近年ある隣国やある中東の国で核兵器の保有をすることによってそれぞれの国家戦略の推進しようとしているのだなあと考えさせられました。でも果たして『日本の戦略不在に終止符を打つ!』ことが出来ますか?失敗の本質と同様に大変参考になりました。
・「奥深い戦略論です」
失敗の事例をじっくりと研究したものほど勉強になるものはありませんが、この本では前作「失敗の本質-日本軍の組織論的研究」と異なり、成功への戦略が、「戦史にまなぶ逆転のリーダーシップ」として語られています。スターリングラードの戦い、バトルオブブリテンなどとならんで、とくに興味を引いたのは毛沢東のいわゆる「反包囲戦」の部分でした。1949年北京入城に先立つ1928年から、蒋介石国民党軍と山岳戦から長征を戦い抜いた過程をつぶさに分析し、その戦略を研究したものです。 毛沢東の戦略の本質的な部分は、硬直的な攻撃・防御の戦略ではなく、遊撃戦を基本にした機動的でダイナミクスの戦略であった点が大変丁寧に分析されています。 日本はシナリオを緻密に描き、そのシナリオで訓練をつみ成功をおさめるのが得意ですが、それとは対極の戦略の強みをみることができます。中国のかたがたはこの戦いを教科書としてよく学ばれている訳ですので、中国の方々とのお話のときには、知っておくと役だつことがあるかもしれません。
・「歴史上の戦闘を詳しくしることができて満足」
戦略の本質というタイトルに惹かれて購入しました。
しかし、今まで歴史上の出来事でしかなかった戦争を戦闘レベルで詳しく知ることができたことが良かった。特に朝鮮戦争やバトルオブブリテンなどは「へ〜へ〜」と大変面白く読めました。今現在、日本史や世界史を学んでる中高生に是非読んでもらいたい。ただ、肝心の戦略の本質はなんだったのか?まとめ的なところは眠くなってしまったので読み飛ばしてしまって・・・でも、読む価値ありです。
・「まじめ一筋のCEO」
IBMをIT企業に変身させたCEOの自叙伝だが、その語り口と内容はおよそIT企業のCEOらしくない。ビル・ゲイツのようなライバル企業を片端から潰して回る強引さも、スティーブ・ジョブズのような世界を救う使命を説くカリスマ伝道師ぽさもない。プロジェクトXのような悲壮さも起死回生の逆転劇もない。ガースナーはひたすらまじめにIBMの問題点を調べ上げ、戦略を立て、決断を下し、指示を出し、指示が実行されたかチェックする。部下の面従腹背に悩まされたり、見込み違いで失敗したりしたことも正直に書いている。ひたすらまじめなのである。味も素っ気もない率直な文体がその仕事振りを表しているが、決して冷血漢ではなく、レイオフで辞めていく社員に対しては「自分を人生の負け犬と思い込まないでくれと」とメールを書き、生き残った社員には「辞めていく社員を敗残者として侮蔑するな」と戒める。
大言壮語せず、忍耐強く当たり前の手段を着実に積み上げていくその姿勢に好感が持てる。
やたら精神論ばかりぶつ日本企業の経営者はお手本にして欲しい。
会議の時のシャツのエピソードは傑作だ。
・「そういえば、OS/2っていうのもあったよね」
この本もいっぱいレビューがあるので、まじめな評価はそちらにおまかせします。 その昔、Windows95の発売前、世の中にIBM/PC (DOS/V機っていってたなぁ)の世界では32bit Multitask OSとして OS/2なんていうものがありました。 山口智子が「オーエスオーエス」とかいう間抜けなCMをしていたのも、既に伝説。 確かに技術的にはすばらしいものがありましたが、OS終了を「遮断」というセンスの無さから、一般ユーザーにはまったく認められませんでした(当時マニアは「遮断法人IBM」なんて言ってましたね)。 そんなこんなのやらかしちゃったことをルーは全部押し付けられて、地道に解決していきます。 当時を知るコンピューターマニア必読。 ルーの苦労話として読めば、有る意味涙なしでは読めません。 ThinkPadを止めないでくれてありがとう、ルー!
・「心に教養と充実感を得れました。」
苦闘の歴史をつづったものである。IBMを再建した立役者だからこそ話せる現実的内容に正直、ストーリー性を感じてしまうほどの圧巻さ。「読んで良かった」と思わせてくれる良書。
・「明確な思考プロセス」
今まで私が読んだ経営物語とは違う点が1つあります。それはマネジメントの実践を明快に説明している点です。行ってきた活動に対してこれほど詳細かつ明確に思考プロセスを説明した経営者の本というのを初めて読みました。ドラマ性ならばアサヒビールの再建物語(「前例がない。だからやる!」著;樋口)の方が劇的で遥かに興味深いですが、本書はマネジメントの参考書として読むと非常に面白いです。学問と実践の間の溝を埋める一冊だと思います。
・「タイトルが秀逸」
ほとんどあらゆる組織で起きてしまう大企業病をどうやって直していくか、具体的な処方箋が随所に示された、著者の熱意が伝わってくる本です。
面白いのは、本の題名にもなっている巨象(=IBM)を蟻(=ベンチャー等の中小企業)のダンスを比べ、「巨象がうまく踊れたら、蟻は逃げ出すしかない」と大企業であることを全く否定していないところです。経営資源の潤沢さ、規模の利益、といろいろな面で大企業は有利であり、それをうまく生かせば小企業は蹴散らされてしまう、という論旨です。そう、小回りのきく大企業はディズニーの『ファンタジア』に出てくるカバたちのように優雅で力強い存在でしょう。
・「この本そのものでも勝利」
経営の書として、現場の言葉で書かれたわかりやすい本です。単に抽象的な経営論ということではなく、現場レベルの言葉を使った事例もふんだんに盛り込まれ、その豊かな経験(失敗も成功も)を披露してくれています。経営者として、何が必要か。経営者ではなくても、リーダーとして、どんなことに感心を持ち、注意をはらって、業務(使命)を遂行するべきなのかを学び取るのにもってこいの一冊です。
・「この本を読んで、どう消化するかが勝負だ」
さすがジャック・ウェルチ氏。会社の経営とは難しい理論ではなく、真摯に問題の本質を捉え、ひたすら誠実に解決にあたることという著者の主張がストレートに伝わります。よく「仕事の大半は人事に割いた」との氏の発言を見かけますが、「背景はそういうことだったのか」と納得させられました。人事制度など、よく日本とアメリカの社会土壌の違いが強調されますが、本書を読むと、そんなことはただの言い訳に過ぎないことが分かります。要は経営に対する思い次第。「目指せウェルチ!」です。
・「戦略と予算に関して大共感!」
著者についてはもはや何も言う必要がないですね。またウェルチやGEの経営についても多くの著書があり、最高の経営者・最高の会社との評価が定着しているようです。(勿論GEが今後50年以上安泰かの保障はありませんが。)本書では様々な問題についてウェルチが率直に語っており、なるほど最高の会社を作れた所以が良く分かります。(但し「人事部門を上に置く」(P.120)には疑問あり。優秀で客観的な人事部門であることが前提でしょうが、もしそうでなかったら最悪の結果になります。)但しリ−ダ−シップ・天職・買収などはウェルチでなくても言えることではないかと思います。寧ろ本書の中で素晴らしいのは、戦略(P.194)と予算(P.223)についてです。多くの経営学者やコンサルタントがポ−タ−を援用して説明し、予算といえば何十年も前からの説明を飽きずに使っていますが、ウェルチはこれらをボロクソにこき下ろしています。飛び切り優秀な経営者が最高の会社を作った秘密の一端がここにあるのでは?ここだけ読んでも本書を買う価値があると思います。
・「5つ星でしょう!」
やはりこの方は、ただものではない。経営力、人間性ともに学ぶべきことが多い本。会社のミッションは「どうやって勝つか」の解であると冒頭に述べている。「社会に貢献し・・・」という日本の会社によく見られる「ビジョン」もよいが、この貪欲さが日本は(自分は)かけている。「率直であること」これは意味深い言葉である。言うは簡単だが、人間関係を考えると躊躇してしまう。しかし、長い目でみると・・・。リーダーは手柄は部下にゆずり、うまくいかないときは責任を取る。部下に率直な態度をとることが重要。5つ星でしょう。
・「ウェルチは、やっぱりすごいビジネスマンだ」
ウェルチは「20世紀最高の経営者」と言われているらしいが、この本を読むと、「ビジネスマン」として優れていることが、非常によくわかった。
平たく言えば「飛び抜けて出来る奴」なのである。おそらくどんな会社にもいるだろう「飛び抜けて出来る奴」の要素を、ウェルチは余すところ無く持っている。
で、この本では、どうすれば「飛び抜けて出来る奴」になれるのかということを、わかりやすく、もの凄く具体的に書いている。しかも、経営とか会計とか戦略とかいった難しいことではなく、上司とうまくやっていく方法とか、目標の立て方とか、身近なトピックスばかりを扱っている。
この本を読んだだけで「飛び抜けて出来る奴」になるかどうかはわからないけど、昇進が早くて、そのうち社長になるような人間は、こういう考え方をしているのかと、ただただ驚いた。
翻訳もすごくこなれていて、まるでウェルチが日本語で書いたのかと思うほどであった。
・「2から読むことをおすすめします。」
本書は、50年以上続く優れた企業はいかにして作り上げられたのか、ということに関して書かれている本で、そういった素晴らしい企業18社をビジョナリー・カンパニーとして取り上げている。 ビジョナリー・カンパニー2が大変衝撃的な本だったので、作者の言う順番どおりにこの本も読んだ。
この本から学んだこととしては、以下のようになる。 ・時を告げるのではなく、時計を作ること ・「ORの抑圧」をはねのけ、「ANDの才能」を活かすこと ・決して満足しない
ただ、読んで思ったのは、ビジョナリー・カンパニー2はどうにも人、人、人と言う感じのイメージを受けたが、(もちろん本書でも大切な要因とはなっているが)本書ではそれよりも基本理念に焦点を置いているように感じた。 確かにジョンソン&ジョンソンのとても1943年には書かれたとは思えない「我が信条(Our Credo)」などの例を基にして考えれば、基本理念を持つことの大切さがいかに重要であるかがわかる。
そして、ビジョナリーカンパニーの1つの要因として、利益を優先するのではなく、基本理念を大切にすること、そしてそれ以外は必要であれば変えていくことも含むのかなぁと思った。
ただ、本書が書かれて12年が経過し、その18社に関しても、明暗がまた分かれている気がする。(ソニーが現時点で明らかにつまずいている事や、ウォルマートが粉飾決済した事など)ただし、そうなったからと言ってこの本に書かれている事が全く嘘ではないとは思う。
本書も確かに素晴らしい本であったが、本書と2を読んだ立場からして言えば、2の方が面白いし、2から学ぶことの方がより多いように思う。
・「出版されて10年経っても未だ不朽の名著」
所謂経営本には違いありませんが、出版されて10年以上経っているにも関わらず、内容は益々重要性を帯びてきているのではないでしょうか。現在は、会社を儲けの手段としか考えていないような出来事が頻発し、会社の理想云々を言う事自体恥ずかしいような時勢になってしまいました。本書は、理想を持つことが如何に大切かを、沢山の事例を元に説いており、読んでいて誠に勇気づけられる本です。
ビジョナリーカンパニー経営者の多くの明言が収められていますが、私のベストは、モトローラの創業者、ポール・ガルビンの言葉です。103ページに載っています。是非ご覧ください。
私は出版後直ぐに読みましたが、それ以降もたびたび読み返しています。それだけの価値がある名著と思います。
・「企業を見る際の、実に貴重な長期的な視点」
さすがは各方面で絶賛されている本だけのことはあり、非常に読み応えがあって内容が心に突き刺さる。星を6つの価値はある。
企業の勝ち組/負け組みを分けようとしたら、我々はついつい「現在の状態」だけを見て判断してしまう。しかしながら、何十年と言う長期的なスパンで見た場合、たかだか数年間の業績の良し悪しなど、その企業にとって取るに足らない場合のほうが多いのだ。
短期間での株価の上下動を気にするデイトレーダならともかく、社員の立場としても、あるいは社会全体に企業が及ぼす影響を考えるにしても、数十年と言う長いスパンで企業を見なければいけないはずだ。ところが、そのような長いスパンで企業を分析したビジネス書は以外に少ない。一人のカリスマ経営者の派手な改革などに眼が行きがちなのである。
この本は、経営者が何人も入れ替わるような長期的スパンに立って、本当に社会的に尊敬され、業績も長期間に渡ってよい企業の特徴を分析している。それも客観的なデータに基づいて、極めて論理的に分析しているところが凄い。この本を読んだら、よくある「一人の経営者サクセスストーリ」など、全て軽薄に見えてしまうだろう。
判りやすい例で説明しよう。自動車のホンダは、本田宗一郎と言うカリスマ経営者によって作られた。本田の社長退任後も何人もの社長が入れ替わって現在6代目社長だが、継続的に繁栄を続けている。優れた後継の経営者を育てるような仕組みが出来ているのだろう。
片や日産自動車。カルロス・ゴーンと言うこれまたカリスマ経営者により、業績は劇的なV字回復を成し遂げたが、ゴーンもいつかはいなくなる。いなくなっても良い経営は続けられるだろうか?後継は育っているのだろうか?
この本は、ゴーンのような派手な経営手法を語る本ではなく、ホンダのような継続的に良い経営者を出し続けるための仕組みについて語った貴重な本なのである。
・「年に1冊ならこの本」
21世紀を迎えた今だからこそ「やはりこの本」と思う1冊です。この本が紹介している『ビジョナリーカンパニー』とは、「ビジョンがある会社」ではなくて(ビジョンを持っているか否かではありません)、「永続する、真に卓越した企業」と著しています。そんな企業に共通していること、「時を告げるのではなく、時計をつくる」「“ORの抑圧をはねのけANDの才能を活かす」「「基本理念を維持し、進歩を促す」「社運を賭けた大胆な目標」「カルトのような文化」「大量のものを試して、うまくいったものを残す」「生え抜きの経営陣」「決して満足しない」・・・。GE、3M、ヒューレット・パッカード、IBM、ノードストローム、P&G、ソニー、ウオルト・ディズニー・・・。実存する会社の具体例と同業他社を比較しながら、「なぜGEはビジョナリーカンパニーで、ウエスチングハウスはそうでないのか」といったように比較対象企業との違いを、さまざまな角度から分析しています。「そんな大きな会社は私には関係ない。規模が違うじゃないか」と思わないでください。普遍的なむしろ未来を創るためには、という教訓を学べ、そして活かせると思います。まだお読みでない方にはお薦めします。20世紀に間に合わなくても、21世紀には間に合うはずです。年に1冊というのなら本書をお薦めします。
・「一番必要なことがわかる本」
自分はこの本を読んでかなり会社や組織のイメージが変わった。どんなきれいごとを言っても、結局重要なのは利益をあげることだと思っていたが、本当はそうではないと確信することができた!重要なのは個々が理念をかかげ、それを貫き通し、単なる美辞麗句で終わらずしっかりと行動で示せるかどうかということだとこの本は教えてくれる。
簡単なことだと思う人もいるかもしれないが、おそらくこれを徹底することはかなり難しいことだろう。自分を律し続け、どこまでも理念に基づいて行動することは少しの努力ではできない。しかし、実際にその努力を続けることこそが他を引き離していく力になる。
自分もこれを見習い、自分なりの理念を作り、それを目指して行動していきたいと思った。
・「GREATになれないGOODな人たちへの人生指南としてもお奨め」
「またビジネス書か。もうビジネス書はたくさんだ」と思う人も多いことだろう(ぼくがそうだ)が、この本は違う。著者はGREATを「株式運用成績が15年にわたって市場並み以下の状態が続き、"転換点"の後は一変して15年にわたって市場平均の三倍以上になった企業」として定義し、この基準をもとに1965-1995の30年間にフォーチュン誌のアメリカ大企業500社のリストに登場した企業を対象として組織的な調査と選別を行って残った11社を、対照的にGOODのままGREATになれなかった企業11社、いったんGREATになったがそれを15年持続できなかった企業6社と比較して分析している。
厳密なふるいをかけて残った11社のGREATな企業は、著者のコリンズと調査チームが驚いたほど「地味で野暮ったい」企業の一覧となった。だが、それらの企業を調査して導かれた結論は、示唆に富む内容でありながらシンプルで分かりやすい。何より興味深いのは「GOODからいかにしてGREATに脱皮するか」という考察が、企業だけでなく個人の人生にもみごとに適用されそうな点である(このため訳書のタイトルには不満が残る。原題は"GOOD TO GREAT")。
「GOODはGREATの敵である」と喝破する著者、ジム・コリンズは「一億ドルもらってもこの本の出版を差し止める気にはならない」と断言するほどの自信をもってこの論考を世に問うている。ビジネス書としてだけでなく、「学生の頃は優秀でいろいろ夢や野心があったのに社会に出ると月並みな成果しかだせなくなってしまった」ことに悩んでいる、GREATになりたいGOODな人たちに人生指南書としてお奨めしたい一冊だと思う。
・「飛躍のために経営者・起業家は必読では?」
前作ではソニーをはじめとする偉大な企業の分析を実施したが、今回は優良な企業が偉大へと変革するにいたったことの分析をしようという試みをまとめたものです。だからといって調査(5年にわたる!)を前回の継続として捕らえておらず、また内容も前回の継続というよりは同列の資料ができあがって、再度同じ視点でどうなのかが議論できる形になっています。
基本的には以下の循環により、ゆっくりと進化したというのが解になります。ハリネズミの概念と3つの基本原則(情熱、世界一、経済原動力)のみを忠実に実行することにあります。そして行動を起こす人柄としては「ストックデールの逆説」と定義していますが、「必ず勝てるという確信を失ってはならない。ただし厳しく現実を直視する」タイプの人ということです。
世の中には当たり前と思えることが、実は明文化されていなかったり、証明できていなかったりすることが多くて、ことを深めると、「どうしてそれが成立するのか?」という疑問にぶち当たることもしばしばだと思います。本書で示されているデータも内容ももしかすると、当然と思えることかもしれませんが、それでもここまでデータに忠実に具体的にまとめられた形はほとんど世の中には存在しないと思われます。
ただ本書は優良な企業が偉大な企業へ成長したデータの整理であり、本書をまねて人・企業が、本書通りにいくという保証はありません。だからといって無視できない事実も多く書かれていて、経営者や起業家は必読の書では?と思われます。
・「前作(ビジョナリー・カンパニー)よりお薦め」
いわゆる並み(Good)の会社が、いかに偉大(Great)な企業となりえたかという点で、成功したアメリカ企業の事例研究ではあるものの今日業績低迷にあえいでいる日本企業にとっても実に示唆に富んだ内容である。前作(ビジョナリー・カンパニー)は偉大な創業者が、不変の基本理念のもと、偉大な企業を築き上げたという、応用を図るには少し遠い存在であったように感じる。また筆者自身、前作では不明瞭であった点が、今回の調査によって明確になったと認めている。
偉大な企業が例外なく、自社が世界一になれるもの、経済的原動力になるもの、情熱をもって取り組めるもの、という条件にあてはまる事業を取捨選択したこと。トップのカリスマ的指導力によってビジョンや戦略構築を図るのではなく、まず最初に適切な人を選び、その後に目標を構築したこと。自社が置かれた厳しい現実を直視し、十分に意見に耳を傾ける社風を作り出したことなど、自らの企業に照らしあわせても、示唆にあふれている内容である。各章にポイントをまとめているのも使い勝手がよくバイブルとしておいておきたい一書である。
・「真の企業家に向けて必読の「理論」」
前著『ビジョナリー・カンパニー』よりおよそ6年の年月を経て出版された本書。偉大な企業が偉大さを永続する卓越した企業になることを説いた前著に対して、本書はその続編ではなく、「良い組織を偉大な実績を持続できる組織に飛躍させる(Good to Great)」ことを説いたものであり、むしろ前編に当る。前著以上に、本書はすべての企業人、企業家に対して価値ある示唆を与える卓越した一冊だと言える。
まず、こうした内容の類書・文献は多分に散見されるが、これらと本書とを明らかに異なるものにしている点は、本書が理論の域に達していると言い得ることだろう。巻末に示される膨大なデータ調査の経緯や議論・検討の経緯の記述から、仮説でも一般解でもなく理論だと言い得るのだ。即ち、本書が与える示唆は、勿論実現は容易ではないのだが、科学性・再現性を備えたものだと思われる。 次に、ただ単に「成功の方法」を説いたものではなく、その持続性に焦点を当てていることは無視できない。即ち、如何に短期的な成功、大々的なキャンペーンがあろうとも、企業組織が持続的発展を望む以上、この視点から考察された本書の示唆は非常に稀有であり、読む者を崇高な想いに至らしめる。ビジネスの競争にあって、ややもすれば独善性や視野狭窄に陥り易い企業人に対して自身を内省させる視点に溢れている。 第3に、それでいて革新的な提言が盛り込まれている。本書で提示するGood to Greatへの処方箋は、「第5水準のリーダーシップ」「最初に人を選びその後に目標を選ぶ」「厳しい現実を直視する」「針鼠の概念(BHAG)」「規律の文化」「促進剤としての技術」「弾み車と悪循環」の7つの概念から構成されている。「第5水準のリーダーシップ」はコッターなどが提示するリーダーシップモデルを超えて更に「個人としての謙虚さと職業人としての意思の強さ」を兼ね備えたリーダーの必要性を説いている。また、「最初に人を選び次に目標を選ぶ」というのは人的資源管理の原則的な考え方とは趣きが大いに異なる。加えて、「促進剤としての技術」では技術はあくまで補助に過ぎないことを再認識させ、それに振り回される企業人に警鐘を鳴らす。非常に有益で考えさせられる示唆が豊かなのだ。
本書が示すところは所謂「企業変革」とは明らかに相容れない空気がある。しかし、短期的に華々しい変革ではなくとも超長期の卓越を得たいのであれば、本書の説くポリシーがまずもって優先されるべきだろう。偉大な企業に脱皮し持続的高成長を掌中にするためには、市場環境に対応すること以上に、規律ある組織や内省できる個人など、深く・潔く自らと向き合うことが如何に重要であるかを思い知らされる。 間違いなく秀逸な良書である。
・「飛躍するために大切なこと 」
飛躍する企業の経営者には、第五水準のリーダーシップを持っているという。
・「古くて新しい本」
私がこの本を最初に読んだのは、およそ5、6年ほど前になります。うる覚えですが、確か社会科学論文の形式の原形となった本だそうで、論文の書き方を学ぶために読んだ覚えがあります。あまりの量の多さに、脚注をすべて飛ばして読みましたが、これでも内容を把握する上では十分でした。
最近読み返したのは、今更ながら欧米の宗教的文化に深い関心を抱くようになったからでして、とりわけ宗教上の原理主義や聖戦といった、日本人にはなかなか馴染みにくい行動原理を理解する上で、本書は少なからず役立つような気がします。また、依然として物議を醸す余地はあるにしろ、かつてわが国を含め世界中で巻き起こった学生運動の最中にも、本書を座右の書としていた人々がいたことも、内容を吟味する上で無視し得ないことでしょう。もちろん、本書に書かれている内容はすでに反証されているとみるのが通説のようですが、何ゆえカトリシズムではなくプロテスタンティズムなのか、こうした問いに答えられるようになるだけでも欧米の文化を理解する上では、必ずや大きな一歩になるとだろう思います。
・「併せて読むと理解が深まる一冊」
論旨は商品の説明の要約にある通りなのだが、本書は日本人が理解しにくい(誤読しやすい)箇所がいくつかある。その大部分については訳者の大塚久雄氏の解説によりフォローされている。先入観無しに精読したい向きを除いては、まずは本書末の解説を先に読むと理解の助けになるだろう。特に「禁欲」「史的多元論」は正確に把握しておきたい。本訳と本解説についての大塚氏の功績は大きい。
しかし大塚氏の認識にも大きな誤りがあることが現在では指摘されている。その誤りとはヴェーバーをあたかも西洋近代合理資本主義の信奉者であるかのように受け取る通説で、大塚氏に限らずヴェーバー研究史においてドイツでも見られた通説だという。
そのあたりの、実は近代主義の批判者であったヴェーバーの一面を読み解くには案外難しく、本書を読み解くだけではさらに難しい(本書p365に“鉄の檻”として示唆されてはいるが。なにせ訳者でさえ誤認しているのだ)。このあたりの詳細は大塚氏の弟子である山之内靖『マックス・ヴェーバー入門』に端的にまとめられているので、併せて読まれたい。
・「すごく面白い本」
社会学のマックス・ウェーバーの代表作
本来,この書を軽々しくレビューすべきでは無いとは思いますが,門違いの私にはとても面白い本として読めました.原因は,訳者である,大塚さんの力量でもあるし,この本の趣旨がわかる年代に私がなったせいなのかもしれません.(私の偏見かもしれませんが)近年のアメリカの「儲ける事が善であり,正しい行動の結果としてリッチになってゆく」の考え方とこの本は真反対で,禁欲的なピューリタニズムが実は近代資本主義に大きく貢献したとの内容で,且つ,ざっと読む分にはそんなに難しい内容ではないので読む前の難しいというイメージと違った.
本来は精読すべき本をななめよみで面白いというレビューにしてしまったが読まず嫌いをするよりも,まずは斜め読みで面白さを感じるのも良いのかなと思いました.
・「最後の人間、同時代への驚愕から生まれた研究」
近代資本主義の精神は天職として仕事にはげむことを教えたプロテスタント諸派によって培われたとする長編論文。その出発点は、聖書の翻訳で「天職(Beruf)」という言葉を採用したルター。しかしルター派は生活環境(職業)に対する宿命論的な色彩が強く、職業活動への積極性は薄かった。これを転換したのがカルバンの思想的末裔であるピューリタンたちだ。彼らにとって地上の生活は神を賛美する場だった。それは神に選ばれた者である自己の救済を証明する試みでもあった。その中心点は自己の職業に打ち込むこと。そのため彼らは職業生活を「神の意志」に従い合理化しようとした。カトリックやルター派とは異なり、カルヴァン派では懺悔などの秘蹟が否定される。それは怠惰などの罪悪が最終的に赦される場が払拭されるということだ。そのため彼らの生活の合理化は隅々まで徹底されていく。この神の意志による人間世界の合理化は夫婦の性交渉など家庭生活の裏面にまでおよんだ。そこから素朴で自然な人間性ではなく、イギリス人などに見られる孤独で内面的な厳しさのある人格が形成されたという。ただし脱魔術化(Entzauberung)の最大の産物は、時間の管理や経済的節制などの資本主義的生活態度だった。このような資本主義の精神は経済社会が巨大な機構として自立するとともに、宗教的背景から歩みだし自立していく。そこからヴェーバーが最後に言及するニーチェの「最後の人間たち」(letzte Menschen)が登場する。それは彼の言葉では「精神のない専門人、心情のない享楽人」である。ヴェーバーをこの宗教社会学的研究に赴かせたのは何だったのだろうか。それは最後の人間たち、つまり同時代への驚愕だったのではないだろうか。
・「経営書としても示唆にとむ」
大学時代に読んだ本書を20年ぶりに読み返してみて、経営書としても貴重な存在であると再認識した。
我々がビジネスをしている近代資本主義が、実は高い精神性を持った活動に裏付けられ誕生したことをウェーバーは提示するが、同時に彼は、一度成立した資本主義はその高い精神性が欠如しても存在しつづける構造を内在化しているとの歴史的アイロニーを指摘する。
日本企業の経営に高い精神性が欠如しつつあることを懸念する一経営者として、資本主義誕生の原点に触れることで、その思いをさらに強めることとなった。
・「入門とは法の基本的な要請を理解するもの」
本書は新会社法の入門書というもので、実務的なノウハウ本的なものを期待してはいけない。法律関係の入門書のあり方としては、その法がよってたつ要請がどの様なものであるのかを説明するものであって、その意味では必ずしも簡単な内容という訳ではない。又法律的知識を要するものという意味でもなく、現在の社会の要請についての理解をある程度要求する内容になっている。新会社法は非常に多くの条文からなる「記号化」された構成になっているので、個々の問題に取り組み前に本書の様に新書版程度の分量で書かれた入門書をまずしっかり読む事が非常に有益であると思います。
・「数値的分析がおもしろい」
著者は商法、証券法、金融法を専門とする法学者であり、新書といえども確固たる知識に裏付けられてしっかりと書かれています。
・「新書ながら高度な内容」
新会社法制定を機に執筆された会社法の入門書。一般的な教科書では簡単にしか記述されていない点についても詳しく説明されていますので、併読すると立体的な理解が得られるよう工夫されていますし、新書ながらかなり高度な水準の内容まで盛り込まれています。(特にエクイティ・ファイナンスの部分)思うに、本書の読者層は学生などの初心者というよりも会社実務を知っている人間が会社法の知識をインプットするニーズを想定している気がしますし、そういう人間にとって会社法の法制度の制度趣旨や立法論を理解するのに有益な視点をもたらしてくれるでしょう。大学の教科書を水で薄めただけの入門書、図表の多用でいかにも分かりやすく装飾しているだけのビジネス書が氾濫する中、会社法だけでなく他の法律の分野でもこういう本格的な入門書がたくさん出てくると嬉しい限りです。
・「ビジネスマンにおすすめの新「会社法」入門書」
本年5月に施行された「会社法」の制定の背景と概要を商法学の第一人者が解説した書籍。書名だけ見ると、「会社法」を分かりやすく解説した入門書ということになるが、従来「商法」の中に定められいた会社に関する法規が、新たに独立の法律として再構成された「会社法」について、その狙いや旧会社法との差異を解説するものである。従って、内容的には会社法にある程度の素養がなければ理解ができないレベルの書籍であるが、素養がある読者にとっては、ハンディな一冊に要所が簡潔に纏められており、新会社法の知識を得るに格好の書となっている。企業再編、コーポレートガバナンス、グローバル化対応など新たな視点の提示もあり、ビジネスマンにもおすすめの書である。
・「法曹プロフェッショナルでない人達にも」
法曹プロフェッショナルでない人達にも会社法の重要性が増してきたという背景を捉えると本書の出版は将に時期的に的を得たものと言えるであろう。かつてサラリーマンにとっては役員になることが出世の一段階であったが、今日では役員になるということは株式代表訴訟の対象になるという大変なリスクと向き合うことにもなる。また会社の組織デザインの多様化は自身の勤める会社の法的な位置づけへの理解を求められる(ちなみに私は米国のデラウエア会社、LLCでの雇用となっている)。個人投資の進展は市場の発展を呼び起こし、またITは企業ならずとも個人の生活からも分かちがたいものとなっている。このような時代背景と今後の進展とを位置づけた上で著者は会社法について語っている。その理解があれば法的な問題に直面した時でも適切な判断をもつことができるはずである。
・「会計に携わっている人は心を打たれます」
当方、会計監査に従事する30歳の会計士です。はっきりいって目からウロコが落ちるほど衝撃を受けました。技術系出身の経営トップがここまで会計の本質を理解し、それを自らの哲学・実際の現場に合わせて見事に運用している。全ての経営トップが同じ姿勢であれば会計監査は非常に楽になると思いました。
特に印象に残ったのが、モノ・お金と伝票が必ず紐つく1対1対応の原則と標準原価計算の弱点の指摘です。 前者については当たり前の話ですが、これがなかなかできない会社が多い。基本の大切さとそれを厳守して運用している姿勢に感動しました。
後者についても、理論的には優れている標準原価計算をマーケットとの乖離や事務処理の増大等の観点から批判し、世の趨勢に背を向けて独自の採算!管理制度の長所を述べている部分は会計に携わっているものとして興味深い話でした。
経営トップの方はもちろん、企業の経理部門・会計士・税理士の方にもオススメです。
・「何度読んでも、朽ち果てることの無い会計学の名著」
初版(1998年)から10年の月日が経っても、その魅力が朽ちることの無い会計学の名著。
京セラが、地方の零細企業から、現在の地位を獲得するまでの過程で、常識に迎合すること無く、自らの頭で本質を考え、「会計」と格闘しながら、京セラ独自の経営学を築きあげてきた著者の思考をたどることができる。
その根底に流れているのは、会計学という枠を超えた、「人間としての哲学」である。本書を読めば、会計学というフィルターを通じて、会社経営のあり方、経営の基本的な考え方だけでなく、人間としての本質を考えるきっかけを与えてくれるだろう。
会計不正等が報道されている現在、一人でも多くの人が本書に触れて、会計の意義について再考して欲しい。
・「実践的であり、すぐに取り入れられる」
さすが京セラを育てた経営者である。やはり、とことん突き詰める執念のようなものが感じられ創業者の志が感じられた。会計を理解するにも役立つし、実践的であり、すぐに取り入れられる。稲盛会長の経営哲学を知るのにも役立つ。
・「古典となる名著」
寿命の短いビジネス書でも、本書は何十年でも読んで損のない名著でしょう。最新の経営理論や、学者の考える財務理論が、全てここでは「ごく自然に」実践されています。それはすなわち、才能あふれる著者が、現場で真摯に悩み続けた結果だからです。まず理論から入ったのでは、ここまでのノウハウは得られません。
村田製作所の『利益が見えれば経営が見える』も同様に好著ですが、日本の製造業は、現場からすごいノウハウを生み出しています。米国流経営理論の礼賛ではなく、日本の国際競争の最前線にいる人達の生きたノウハウを知るのが、最良の経営学ではないでしょうか?
・「肝でわかる、という感覚」
戦略コンサルティングファームに実業界から中途入社すると「漂白」と呼ばれる一種のイニシエーションを受ける。
過去の職業経験を通じて付着した慣習とかルールとかパターン化された思考等の「垢」を落して、徹底的にロジカルに「考え、理解する」という感覚を覚えさせる。
で、この段階でほぼ5割程度の人が壁を超えられずにファームを去っていく。それほどに過去の慣習やルールを捨て去るのは難しい。
ちなみに戦略ファームでサイエンスやエンジニアリングの出身者がサバイブしやすい、というのはこの点で適正を有している人が多いためである。
で、この本を読んでいて恐ろしいのは、稲盛氏は、この漂白というツライ作業を自分で知らず知らずのうちに行っている点だ。
京セラ創業期に経理のシロウトであった稲盛氏とこの道ウン十年の経理のエキスパートとの間に起こる「なぜそうなるのか?」「いや社長、それはルールなんです」「ルールなんか知らない、こう考えるべきではないのか」「いや、そんな考え方は聞いたことも無い」・・・という会話は稲盛氏の「ルールとか慣習だから、という言葉に流されずに、あくまで自分の肝で徹底的に分かるまで考える」という職業態度が良く出ている。
一言で言うと稲盛氏の思考は徹底的なトップダウンである。利益を出す、という経営上のもっとも高次の目的から諸事の意思決定の考え方や基準を演繹的に導いている。
そして、このトップダウンで考えるという「技術」は、過去の直線状に未来が描けない現在のような時代において、まさに求められている能力なのだ、と僕は思う。
いい本です
・「成功するか失敗するか。 正に劇薬的な経営手法。」
アメーバ経営とは、小単位部門別採算制度をベースに、経営者視点を持つリーダーを育成し、全員参加型経営を実現させるものである。京セラの稲盛氏が高収益・高成長を実現した京セラの成功の根幹を披露している。
本書に書いてある「アメーバ経営」の原理・原則自体は分かりやすい。従来、コストセンターと考えられることの多かった製造部門を含め、各部門の成果を「時間当たりの付加価値」という尺度で測り、社内取引を通じて市場に即応したコスト・生産管理ができるこの仕組みは、外部環境の変化に応じて、次々の形を変える生物の仕組みと非常に類似している、という点で「アメーバ」というのは言い得て妙な表現であると感じる。
ただし、本書を読めば、この仕組みは単に枠組みを導入しただけでは決してうまくいかないことも分かる。経営者の高潔な人格とコミットメント、従業員全員の熱意などが必要であることが分かる。そのため、実際のハードルは高い。そこまでの力のない普通の企業がこの仕組みを導入したら、アメーバ間の利害対立が即表面化し、収拾がつかなくなるであろう。現実に、アメーバ経営を導入したがために、会社がおかしくなってしまったという話も少なからず耳にする。そういう意味でアメーバ経営とは一種の劇薬とも言えよう。
アメーバ経営に即効性を期待するのは無理があろう。しかし、長期的には、会社全体の成長性・収益性を高め、人材が育ち、従業員のモラルも高く保つことができる優れた仕組みであることも確かなので、熱意のある経営者の方には挑戦してもらい、その成功例を世に広めてほしい。
・「分散した機能と能力の極大化」
いわば、硬直的な組織ではなく柔軟な組織、固定的な組織ではなく自律的な組織、自らトライアル・アンド・エラーができない組織とできる組織の違いを明確に浮き彫りにしている。情報化の飛躍的な伸展の中で、一部の組織や人間だけに情報が集まることなく、誰もが情報を得られる環境が供され、それにより、能力と機能が分散し、それをいかに極大化するかの仕掛けが必要となっている。これを本書は、具体的な事例をもとに、説得力ある論を展開している。
・「、「経営者」視点に立った、物事の本質にとらえ方」
→京セラ、第二電電(現KDDI)を設立し、ここまで大きくした人だけに その言葉に説得力があります 「アメーバ」と名づけられた小集団の凄さも..
→単なる偶然の積み重ねで、この成功を築いたのではなく 組織に働く人の気持ちを十分に計算しつくし 経営の本質とは何かを考えつくした上に成り立つ、 その当然の結果が これなのだと この本は強く語りかけてきます..
→TPSの考え方と共通するところが、たくさん出てきます 「見える化」だったり、「必要なとき、必要なものを、必要なだけ」だったり.. 物事の本質は、突き詰めると一つなのかもしれませんね..
→著者は、27歳のときに会社を立ち上げました このことが、「経営者」視点に立った、物事の本質にとらえ方に 多大な影響を及ぼしていると思います TPSを確立した「工場」視点の大野耐一さんの本(※)と 比較して読むと、 その同質な部分と異質な部分が際立ち、非常に面白く 感じられると思います ※ 「トヨタ生産方式」(ダイヤモンド社/大野耐一著)
→会社経営の原理原則を、「人間として何が正しいか」とことを判断基準に 置いたそうです(P35) この単純で永続性の高い判断基準は、会社経営を行うだけでなく、 人生を歩む上でも 十分に役に立つような気がします..
・「最も小さな企業体=アメーバが大企業を支える」
アメーバ経営と聞くと、なんとなく、ドロドロした印象を受けたのだが、アメーバ経営という言葉は、その形ではなく最小の単位、という意味で使われている。
アメーバという小さな組織を作り、そのリーダーは、その組織の経営者という意識を持つことで、部門ごとに採算が取れるようになる。そして、企業としても大きな利益を生み出すようになる。
「社員1人1人が経営者」という気持ちを持って働くことが、企業を成長させていく、という稲盛氏の考えには、大いにうなずくところがある。
「言われることだけやって給料をもらっていればよい」「ミスしたら、上司の責任にすればよい」
というような考えで仕事をしていては、成長は期待できない。すべての社員が同じ目標を持ち、全体として、すばらしい仕事をすることが、企業の役目であり、社員にそのように考えさせるのが、経営者の役割であるということを思わせられた一冊だった。
・「「コマ」ではなく「主役」の社員たち」
経営者としての判断基準は「人間として何が正しいか」。経営の原理原則は「売上を最大に、経費を最小にする」。会社経営のベースとなる考え方は経営者と従業員が家族のごとく励まし合い、助け合う「大家族主義」。経営理念は「全従業員の物心両面の幸福を追求すると同時に、人類、社会の進歩発展に貢献すること」。アメーバ経営の根底にあるものは至ってシンプルですが、上記のことを知るだけでも、なぜ著者が成功したのかわかるような気がします。
「経営理念と情報の共有化によって従業員の経営者意識を高める」、「市場の移り変わりや競合他社の動きに応じて、その時々の状況に合ったベストの組織にする」など、著者と社員たちが日々高い目標を持ち、試行錯誤していく中で生まれた経営法ばかりなので、説得力があります。
・「小説でTOC理論(経営工学の制約理論)を学ぶ」
小説を読みながら、TOC理論が理解できるので良いです。 小生なりの理解では、経営工学とは、1)工場の生産性向上 原材料調達・生産計画・工場管理/改善・工程管理/改善・原価管理など、た ぶん、工場の生産性に関する全ての理系的アプローチが含まれる。 そして、最近、トヨタ式生産方式(の考え方)が、郵政公社の作業効率改善 に役立てられるなど、もしかしたら、対象は工場に限らないのかもしれない。2)作業の効率向上 ここでいう作業には、生産/製造活動・設計作業・実験作業、物流運搬作業 など、たぶん全ての作業が含まれる。を目指した工学的(実践的)学問ですが、その経営工学の中にある制約理論を、ドキュメンタリ風の小説を読むことで難なく理解できてしまいます。 とうわけで、経営工学を学ぶ人は当然として、文系・理系を問わず、読んでおいて損は無い本です。
・「おもしろくてとまらない!」
工場での業務改善の様子が物語風に書かれている。工場の専門知識がなくてもわかるようになっており、文体も話し言葉がほとんどで会話をしながら主人公と一緒に学んでいくという形式になっているのでとても読みやすい。
企業や工場の本当の目的な何なのかというところから、根本的な問題を見つけ、その見つけ方を解明し、問題を解決する方法を探していく。小手先だけの解決ではなく、パラダイムシフトが重要だということが言われている。
読み進めながら、なるほど!確かに!という感動が次々に浮かんでくる。また、この思考プロセスは特定の工場だけでなく、会社全体や人生においても同じことが言えるのではないかと思われる。
・「改善プロセスだけではない」
私は本書を読んで、その改善プロセスも興味深かったが、それ以上にその改善プロセスを生み出していく過程・アプローチに大変興味をもったので、それについて述べる。
1.コーチング手法によるアプローチ
本ストーリーは、所長が偶然に再会した恩師に改善の方法やポイントのアドバイスを求めるが、恩師はアドバイスや回答は示さず、逆に質問をして所長に答えを探させるという謎解きの手法で展開していく。これは小説的には推理小説のように謎解きで読者の興味を誘う手法であろうが、私には単純にそうは思えなかった。
より高い成果は、人から教えられ与えられたものでは得られず、自ら悩み考え出したもので得られると考える。すなわち、上司は部下に対して解決策等のアドバイスや回答を一方的に示すのではなく、部下に質問することで部下を悩ませ考えさせ、そして対策案を引き出し実行させる。部下は自分の発案であるから、やる気が出て、自発的に実効ある行動をとり、より高い成果に繋がっていく。これは、「答えは相手の中にあり、上司はそれをうまく引き出し、自発的な行動を促す」というまさしくコーチングの手法である。
2.組織を超えての検討チーム
本書で改善を中心になって進めるのは、所長・製造担当・経理担当・資材担当・データ処理担当といった、時には敵対しかねない立場の異なった5人である。しかし、彼らが目標達成に向けて侃侃諤諤議論して成功へと邁進していく。このことは本来あたりまえのことだが、現実にはうまく機能していないのが実情であろう。すなわち、それぞれの立場を背負っての検討チームではなく、立場を超えて自由に論議・発案できる、組織を超えた検討のできるチーム運営の実現が必要である。
3.家族(第3者)のサポート
忘れていけないのが仕事には直接無関係の家族(第3者)によるサポートである。所長の夫婦関係は最初はお互いの立場を理解しようとせず溝がふかまり離婚の危機となったが、お互いが関係修復に向けて努力した結果、お互いの立場を理解しあい、お互いの悩みを共有し、まずは夫の仕事の悩みに対しての会話が出来始めアドバイスができ解決に繋がった。仕事とは全く無関係の異なった観点からの見方・アドバイスではあるが、このようなことが出来る夫婦関係は理想的と言える。さらにキャンプでの隊列の進行速度やマッチ棒ゲームを生産工程にたとえて考察したり、子供との会話の中からもヒントを得るなどは、問題解決に真剣に取組んでいればどのようなものからでもヒントを得ることが出来るということを教えてくれている。
著者は本書の後記の中で次のように述べている。・本書は改善プロセスのスケジューリングソフトの宣伝ツールであったが、高価なスケジューリングソフトを導入した企業より、本書を読んだのみで改善を図った企業の方が大きな成果をあげたケースがあった。
・また、本書を教科書として社員教育に取り入れた企業でもうまく改善ができず成果が出せなかったケースもあった。この両者に共通しているのは、自ら取組んだものではなく他人から与えられたものへの取組みである。すなわち、当事者が自分のものとして認識せず、その気にならなかったから成果につながらなかったのではなかろうか。
・「いつ読んでも再考する起点がある」
本書ほど、TOC・全体最適化理論の本質を捉え、かつ、読者の心の奥底に響かせる書籍はないだろう。しかし、そこに止まらない。 本書では、全体最適化とは何かについて、待ち行列理論、分散・偏差等の数理思考、管理会計の盲点やシステム思考等々を随所に(暗に)織り交ぜながら、軽いタッチでストーリーが展開していく。しかしその実、最も見落としがちな「目的」を意識すること、自分が現場でギリギリと知恵を絞ることが如何に重要であるかを、切々と訴えかけてくる。だが、これこそが、生産現場で起きる、矛盾や手段の混乱と解決方法の関係の仮説化、構造化の本質であり、全体最適化理論・スループット会計の神髄と言える。この神髄をこれほど明快に描写した書籍には出会ったことがない。 今、MBA等ビジネス教育はまっさかり、多くの人々が様々な経営技術に触れる機会が増えている。スペシャリストという職種も増加中だ。しかし、組織や社会の中で、自分が何をすべきなのか、その目的をまず意識しなければ、こうした技術やスペシャリストは、その導入・採用自体が目的化してしまう。多くの日本企業がIT等新たな技術を取り入れながらも満足いく結果を得られない。その理由の多くが、そもそも本来の目的GOALは何だったのか、それを意識できていないことにあるように思う。 そもそも「目的」は何なのか、このIssueに対して極めてClearな視界を与えてくれる。
・「とまらないです。」
この本が日本にはいってくると、日本経済が貿易摩擦によりおかしくなってしまうかもしれない。というくらい、今までの会計の概念を覆すようなTOCという概念の本で、愛あり、生活観あり、現実性もありで、非常に読みやすく、勢いに任せて読みきってしまいました。
現実的にはこうもうまくいくのか?と突っ込みたいところはあるが、概念を理解する本としては、非常に良書といっても良いと思います。
この本で紹介される、「スループット理論」「在庫量」「業務経費」の概念を日常のタイムマネージメントから考えても、適応することができるのではないか?とそんな風に感じました。
アローダイアグラムを書き、クリティカル・パスがどこにあるのか見つけ出し、このフローのボトルネックはどこか?と考えるんです。といったように、業界用語を出されると、少し引け目を感じるが、そういった言葉は使わずに、分かり易い言葉で解説されているところが非常にオススメできる点だと思います。
・「TOCの理解が深まる」
「The Gola」の続編。前作で、主人公は管理する工場を閉鎖の危機から、見事に立ち直らせて、事業部責任者に昇進した。今回は、事業部長として、管理する複数の会社を、赤字体質から黒字体質へ転換に成功させたが、何と、また大きな難問が振りかかってくる、さて、再び奇跡はおきるのか!?
前作では、生産管理での「制約理論」が展開されていたが、今回は、その適用分野をより広げ、理論の有効性を証明している。制約理論における、「課題の究明」から「解決策の案出」を実践するツールと思考過程を、主人公と経営トップが話し合いながら進めていく記述は、へたなノウハウ本の記述以上に、説得力がり、また理解しやすくなっている。
今回提示される解決策は、いわゆる「SCM」や「アウトソーシング」であるが、この本にかかると、これらの知識が教科書的なものでなく、自分で体験したかのように理解でき、興奮させられる。
また、企業の売買に関しても、そのプロセスを窺い知ることが出来、興味深かった。
なお、前作では主人公の足を引っ張っていた奥さんが、今回は、結婚式コンサルタントとして成功おさめ、制約理論に精通して、主人公を事ある毎に励ます姿に、前作を知る読者は、苦笑させられるのではないか。
・「良書だが本質はシンプル。振り回されないようにしたい」
久しぶりにThe Goal シリーズを読んだ。当時、この本を手にして感動したのを覚えている。私のまわりの人間も、この本を読んで感動した、と言っていた。
さてさて、久しぶりにこの本を手にしたのだが、とにかく「読みにくい」のだ。言い方が回りくどい。助長でポイントを突いていない。当時、この本からサプライチェーンが大ブームとなり、猫も杓子も「ボトルネックは」などと言い始めたが、私を含めて、TOCをハッキリと理解している人はいなかったと思う。
久しぶりにこの本を読んで、ようやく何が言いたいのかよくわかった。スループット会計、コストワールドなど新語をちりばめ、また、「在庫を減らすと帳簿上赤字になる」など、ショッキングな発言をセンセーショナルに使用しているが、ようは、「固定費」と「変動費」の事を言いたいわけで、というより、なぜ、そんな回りくどい説明をしなければならないのかと感じてしまう。
もちろん書かれていることはとても大事だ。しかし、本質は実にシンプルである。この本を読んで、打ち出の小槌を手にしたなどと思わないで欲しい。変動費、固定費、限界利益。こうした、企業が利益を生み出す基本原則さえしっかり押さえておけば大丈夫なのだ。流行のコンサル用語に振り回されないようにしたい。
・「TOCの肝となる思考プロセスのバイブル」
本書は全米で250万部、日本で70万部(公称)売れた前作“ザ・ゴール”の続編である。前作はTOCを生産現場に適用した(工場を3ヵ月で立て直す)ストーリーだったが、この“ザ・ゴール2”はTOCの思考プロセスをマーケティングに適用した小説である。
ただ、前作が爆発的なヒットとなったため、TOCが生産現場で使う手法であるという誤った理解が広まってしまった。そのため、本書では、思考プロセスの汎用性を示すために、子供たちが友達との間で抱えているコンフリクトに思考プロセスを適用するトピックスが書かれており、残念ながらそれが散漫な感じを与えている気がしていた。しかし、父親のアレックスから思考プロセスを学んだ息子のデイブが、ビートの会社をモデル会社として売却するという画期的なアイデアを思いつくという伏線になっている。
思考プロセスを実行するための5つのツールの中で、雲(対立解消図)はとても重要でシンプルな手法なので小説の流れに邪魔をしないが、残りの4つのツリーは、逐次的で、言葉で説明すると煩雑で、これらのツールを使う場面を描写すると、小説としては読みにくくなってしまう。そのためか、TOCの中の肝である思考プロセスを扱った重要な小説にもかかわらず、前作ほどのヒットにならなかったのかもしれない。
本書は2002年の発売時に買って読んだ。今回、CCPM(クリティカル・チェーン・プロジェクト・マネジメント)について勉強する機会が有ったので、まず、“クリティカルチェーン”を読み返し、次いで“ザ・ゴール2”を読み返した。そして、改めて、症状ではなく根本原因を解決すること(制約条件を徹底活用すること)のパワフルさに感心された。ぜひ、一度読んだ方も、改めて読み返してみることをお勧めする。
・「全てのサラリーマンに読んで欲しいです」
前作の「ザ・ゴール」は、TOC理論中心の生産管理本という感じだったが、今回は、はっきり言って、マーケティングの本、もっと言えば戦略を考える本だったように思います。確かに一部の人が感想で述べているように、既に市販されている「ロジカルシンキング」の本や「問題発見プロフェショナル」
等の問題解決技法の本に書かれているツールと類似しています。しかし、「ザ・ゴール2」がいいと思うのは、はっきり言って読みやすいことです。翻訳者が丁寧かつきめ細かく作業したため、イメージがわいてくるように読めます。問題解決技法の本は、読破するのにかなりの時間、つらさが必要ですが、
「ザゴール2」はそんなことはありません。行き帰りの電車でも、3日ほどあれば読める!!のではないでしょうか。また、重要なところは、太字になっているので、前作より本当に読みやすくなっています。この本は、リストラで従業員を削減する経営者に絶対読んで欲しいです。そのようなメッセージがひしひしと感じれます。
・「ジョナ先生の真意」
やっつけ仕事という言葉をご存知でしょうか?直感的・主観的に物事を判断し、検証を十分にすることなく問題点を文字通り「やっつけ」てしまうことです。私は製造業で働く人間ですがこのやっつけ仕事をこれまでどれほど目にしてきたことか・・・
例を挙げると、増産目的で作られたあるプラントは予定が少し変更されたために結局実稼動することなくほぼ新品のままの状態です。いうまでもなく設備投資には多額のキャッシュが動きますし、減価償却費だけでもかなりの金額が毎年計上されます。
では、そういうことがなぜたびたび起こってしまうのでしょうか?
責任者は大学院出のエリートで決して頭は悪くない。それを取り巻くスタッフも皆高い教育を受けた秀才ぞろいです。ですから、問題は「人」ではなく検証プロセスが無い。あるいは正しい検証の仕方を知らないことにあります。
本書はこのような現実的な問題を解決するための「思考プロセス」を教えて
くれています。ツリーの説明事態は事例も少なく教本として不適切というご指摘はごもっともかもしれません。
しかし、ゴールドラット博士=ジョナ先生は前作「ザ・ゴール」の中でこう言っています。「自分で考えなさい。私が答えを教えてあげたのでは本当の解決には至らない」ここに本書の真意があるような気がします。
私はこの本を読んだ後に論理学関係の本を数冊買ってしまいました。それは「自分で」考えたかったからに他なりません。
●「1秒!」で財務諸表を読む方法―仕事に使える会計知識が身につく本
・「タイトルに騙されるのも楽しいかも」
どう考えても、1秒では解る訳がないはずだと思いながら、おそるおそる中をみました。 1秒で財務諸表を読むには、流動負債と流動資産を見ろという。 ああ、そういう見方もあるか。してやられたと思いました。
たしかに、専門家なら、財務諸表をみたときに、おかしな会社はあれって思うことがあると思います。 それが、どういう場合か、自分できちんと整理してこなかったので、しまったと思いました。
どういう業界に属しているか、どういう規模の会社かによって、見た内容を、どう頭で処理するかが違うことを述べています。
つまり、1秒で判断するためには、事前の知識とその会社が何の会社かを知っているという前提知識が必要になることを述べています。 ある意味でタイトルが「騙し」になっています。騙されるのも楽しいかもしれません。
内容は、つっこみが浅いところと、深いところがあるように感じました。 店頭でざっと目を通すか、図書館で借りてきて読むか、電車の中で、片手間に読む本かもしれません。
本の欄外に、つっこみが浅いところ、深いところ記録するために、買って、書き込むのもいいかもしれません。
・「財務・会計が分かる」
会計というと、ものすごく難しく感じてしまいがちですが、この本は、そんな苦手意識を感じさせない、分かりやすい内容になっています。
・「わかりやすい会計の本」
財務諸表の知識を生きたものにするのに最適な本です。なぜ各企業が、他の企業を買収したりするのか、支援したとしても子会社にしない場合があるのかということが会計の観点から理解することができます。日本の国家収支についても、会計の観点から考察されていて、日本の国家予算83兆円、税収57兆円(財政赤字800兆円、9兆円の金利支払い)というトンデモな状況の中、いかに回転していくのかをしっかりわかるようにくれます。負債の調達コストは金利であるのは明白ですが、資産の調達コストは株主の期待利回りであるということから、敵対的な買収を行うファンドがなにを狙っているのか、なぜ狙うのかという、その論理を解説しています。なぜイオンはダイエーを関連会社にし、子会社にしないかということも会計の観点から考察しています。イオンは2007年ごろまでは急激な拡大を行っているために数千億単位の増資をおこない、資本の強化をしていました。そのためダイエーを連結対称にすることは自己資本比率を引き下げることになるために、資本増強に逆行することになります。そのため子会社化せず、むしろ関連会社のままで、データの共有や仕入れの共通化で影響力を持つということらしいのですが、この本はそこのところをわかりやすく解説してくれます。キャッシュフローについても最近の見方を解説しています。会計のセンスを身につけるための良書です。
・「経営観点で財務諸表を見るための本」
タイトルにはやや違和感を感じるが,内容はスバラシイ!つまるところ,経営の観点からモノを見ないといけない人向けに,最低限の勘所として,財務諸表のココを誤解なく押さえよう,ということを前半で,そのあたりを踏まえたうえで後半では,企業や役所の経営を解釈しつつ理解を補足し,さらには会社の中にとどまらない広く世の中全体の中での自社の役割を見ていけるよう,経営観点で話が展開されている.経営の観点で財務諸表と向き合わなければならない立場の初心者には必読の書ではなかろうか.
・「とっても、具体的に容易に読めます」
ビジネスマンに素敵に財務諸表を理解するための本です。具体的な企業の名前を挙げて考察を行い、一つ一つ解説しています。著者は大学院で、講義を行っているとのことですが、是非私も受講してみたかったです。著者の”ビジネスマンのための「数字力」養成講座”や、”ビジネスマンのための「発見力」養成講座”もお勧めです。
・「著者入魂の一冊」
会計学初心者用に書かれた良書です。会計学の専門家が書いた本だけに内容もしっかりしているし、会計学の基礎を網羅的に概観していて非常にわかりやすくコンパクトに仕上がっています。簿記や他の基礎知識もない人が独力で理解できるように心がけたというだけあって、随所に工夫がみられ読みやすい本となっています。但し、簿記2級程度の知識があったほうが理解は進むと思います。簿記3級程度だと少し読むのに苦労するかもしれません。
・「目からうろこの一冊。」
会計を、砂をかむような覚え方ではなく、ものの見方・考え方を理解しながら覚える実力がつく、即ち応用が利く本である。会計を独学で勉強すると次々とぶつかる基本的な疑問を先取りしてその思想的背景まで説明しており、目からうろこが何枚もはがれた。会社の専門部署に居ないとなかなかわからない事柄、例えば、普通社債と転換社債と新株予約権付社債の違いは何か、そもそもなぜ違いがあるのか、その違いによって会計はいかなる影響を受けるか、ひいては任意積立金とは何か、その会計処理は、といったことまで、これほど簡潔に教えてくれる基本書はほかに無いだろう。
・「サクっと読める良書」
現在、簿記二級を取得していて、一級を受験を考えている。会計学の全体像を手っ取り早く把握する為に、この本を手に取った。簿記の範囲では、「どのようにすればいいか」を学んでいたわけだが、「どうしてそうなるのか」を学べ頭の中の見通しがスッキリした気がする。
細部に入りすたり、冗長すぎたりということはなく、会計学の入門書として大変読みやすい。
・「ようやく、分かる本にめぐりあった」
簿記や会計を理解したくて何冊か挑戦したが、いずれも最初の部分で挫折していた。本書は各項目(例えば「貸借対照表の資産とは」)を1ページ半の短いスペースの中でわかりやすく説明している。しかも、素人にもわかるように、なぜ、何のために、など理由や効果そしてほかの項目との関連をスルーッと理解できる書き方である。企業の会計分析に興味をもった素人に最適の入門書であると思う。
・「初級?上級?・・・中級??」
会計全般について広く浅く書かれている印象を受けた。簿記2級取得を目指して読み始めたが、ちょっと違うと感じた。私に会計の知識がなさ過ぎるだけかもしれないが、会計初心者には難しすぎるし、上級者には内容が薄い気もする。見開き左半分が図解で説明されているのは分かりやすかった。簿記2級取得後もう一度読み直したいと思う。
・「税法、欧米法規との整合性など」
税法、欧米法規との整合性など、会計法規は毎年のように変更になる。そのため、最新の情報を手元に持っているだけでなく、いつ、どこが変わったかを記録しておくために、毎年の版を手元においておくことは重要な意味があります。本書は、そういう目的のために最適な資料の一つです。
・「やはり、会計の勉強はこの一冊に限る」
桜井先生のこの本を読んで勉強しておけば、会計全体の大枠をある程度わかるようになります。実際大学で利用されているテキストですので、実用性が高いですよ。さらに、新しい版が1年か2年のペースで出していますので、会計の新しい変更や会計学の変化も含まれています。ぜひ読んでほしい一冊ですね。
・「簡潔で分かりやすい。繰り返し読みたい基本書」
著者は文章表現力があり、読んでいて小気味良い。財務会計全般について過不足ない明瞭な解説がされており、繰り返し読める基本書である。新井先生の財務会計論も読んだことがあるが、あちらは文章が硬質すぎるせいか、私にはしっくり頭に入って来なかった(新井先生の本の方が高レベルということかもしれないが・・・)。 ただし、会計初心者が読むにはヘビーである。簿記2級レベル、少なくとも簿記3級レベルの会計知識がないと、本書の小気味良さを味わうことは難しいと思う。 賛否両論あるようだが、本書を繰り返し熟読すれば、公認会計士2次試験、税理士試験の財務諸表論に十分対応できると思われる。いたずらに難解な財務会計の本に取り組んで消化不良を起こすよりも本書を選ぶ方が得策であろう。
・「やはり、会計の勉強はこの一冊に限る」
桜井先生のこの本を読んで勉強しておけば、会計全体の大枠をある程度わかるようになります。実際大学で利用されているテキストですので、実用性が高いですよ。さらに、新しい版が1年か2年のペースで出していますので、会計の新しい変更や会計学の変化も含まれています。ぜひ読んでほしい一冊ですね。
・「解説にキレがある! 財務会計論の体系を理解するための良書。」
財務会計・財務諸表論の解説書はたくさんありますが、その中でも、桜井先生のこの本は、財務会計の体系を理解するのに適した本と言えるでしょう。
各論点に対して、簡潔にして的確な表現でポイントが指摘されているので、「簡単すぎる入門書」や「難解な専門書」などに比べて、重要な論点を理解しながら読み進んでいくことができます。
税理士試験や公認会計士試験を目指している方にとっても、細かい論点に陥ってしまう前に、ぜひ読んでおいていただきたい良書です。
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