イタリア語を学ぶ―たのしく覚える基本会話 (PHP新書) (詳細)
白崎 容子(著)
「イタリア語を習い始めて3ヵ月以降の人に最適!」「チャーミングなイタリア語へのお誘い」
カラー図解 イタリア語速修15日 (詳細)
白崎 容子(著)
「簡潔!」
こうすれば話せるCDイタリア語 (詳細)
望月 紀子(著)
よく使う順 イタリア語フレーズ470―すぐに役立つ旅行会話「80場面」付き (詳細)
町田 亘(著), ニコレッタ ヴィスコンティ(著), Nicoletta Visconti(原著)
「貴重なイタリア語フレーズBook」「実際に現地で使われている表現満載」
読むイタリア語 (詳細)
白崎 容子(著), 入江 珠代(著)
「初級終了から、実践へ導いてくれる本。イタリア語検定にも役立ちそうです。」
ドクトル・ダリウスの事件簿―イタリア語で楽しむミステリー (NHK CDブック) (詳細)
ダリオ・ポニッスィ(著), HIROCO OUCCI(翻訳)
「何度聞いても飽きない」「イキイキしたイタリア語を耳にしたい方に、最適!」「これぞ生きたイタリア語教材」「イタリア語の楽しさが味わえる」「慣れてきた方になら・・・」
I Grandi Successi Originali (詳細)
Ornella Vanoni(アーティスト)
I Grandi Successi Originali (詳細)
Milva(アーティスト)
ソプラノ・アリア名曲集 (詳細)
テバルディ(レナータ)(アーティスト), ベルゴンツィ(カルロ)(アーティスト), マラリアーノ(ルイザ)(アーティスト), サトレ(アナ・ラケル)(アーティスト), プッチーニ(作曲), ボイト(作曲), ローマ聖チェチーリア音楽院管弦楽団(演奏), ニュー・フィルハーモニア管弦楽団(演奏), モンテ・カルロ歌劇場管弦楽団(演奏), フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団(演奏), ジュネーヴ大劇場管弦楽団(演奏)
「珠玉のアリア名曲集」
プッチーニ トスカ (オペラ対訳ライブラリー) (詳細)
坂本 鉄男(著)
プッチーニ 蝶々夫人 (オペラ対訳ライブラリー) (詳細)
戸口 幸策(著)
パーネ・アモーレ―イタリア語通訳奮闘記 (詳細)
田丸 公美子(著)
「どこから読んでも笑える本」「どこから読んでも面白い」「楽しい本です。」「よもやま話?」「奮闘はわかるものの、いまひとつ」
「文法のレファレンスとして」「上級者向けです」「いつまでも使える あなたのイタリア語人生の最良の伴侶」「最高のイタリア文法書」「最もよくまとまったイタリア語文法参考書」
神曲 (詳細)
ダンテ(著), Dante(原著), 平川 祐弘(翻訳)
「翻訳の中では...」「最も解かり易く且つ雰囲気をつかんだ翻訳だと思う。」「コメディでもあり、悲喜劇でもあるような。。。」「喜曲「神曲」」「夢中になります。」
Va dove ti porta il cuore. (詳細)
Susanna Tamaro(著)
星降る夜のリストランテ [DVD] (詳細)
エットレ・スコーラ(監督), ファニー・アルダン(俳優), ヴィットリオ・ガスマン(俳優), ジャンカルロ・ジャンニーニ(俳優), マリー・ジラン(俳優)
「レストランという一つの空間の中で。」「ほのぼの系ドラマです」「イタリアにいる様な楽しいひととき」「こう来ると思ってた!」「ごはんの おかずに 観る 群像劇」
特別な一日 [DVD] (詳細)
エットレ・スコーラ(監督), マルチェロ・マストロヤンニ(俳優), ソフィア・ローレン(俳優), ジョン・ヴァーノン(俳優)
「ソフィア・ローレンの魅力爆発」「忘れられていた出来事」「家庭への埋没。」「一寸地味かな?」
ひまわり《デジタルリマスター版》 [DVD] (詳細)
ヴィットリオ・デ・シーカ(俳優), ソフィア・ローレン(俳優), マルチェロ・マストロヤンニ(俳優), ヘンリー・マンシーニ(俳優)
「監督、男優、女優すべてよし!」「同じようなことが日本でもあったのです」「これほどの悲恋が他にあるか・・・?」「悲しすぎる、忘れられない映画」「繰り返す場面の悲しさ」
甘い生活 [DVD] (詳細)
フェデリコ・フェリーニ(監督), マルチェロ・マストロヤンニ(俳優), アニタ・エクバーグ(俳優), アヌーク・エーメ(俳優), アラン・キュニー(俳優)
「我々もまた「甘く苦い生活」者である。」「モノクロ映画のスタイリシュ最高傑作」「雰囲気の表現を学ぶ!」「甘い生活」「アヌーク・エメが超いけてます」
さすらい [DVD] (詳細)
ミケランジェロ・アントニオーニ(監督), スティーヴ・コクラン(俳優), アリダ・ヴァリ(俳優), ドリアン・グレイ(俳優), エンニオ・デ・コンチーニ(脚本)
「あまりにも寂しくて悲しいぞ」「奥行きのある画面が逆に虚無感を出している」「ラストに呆然」「映画「ユリイカ」の原点にもなった作品」「忘れがたき故郷」
NHKイタリア語 書ける!話せる!実用文例800 (詳細)
木下 大朗(著)
「使える例文集」「熟語、言いまわしが自然に覚えられる!」「コツコツ覚えています」「求む!カロリーナさんの朗読CD」「最良のイタリア語参考書の一つ」
入門を終えたらもっとしゃべれるイタリア語―NHKラジオイタリア語講座 (CDブック) (詳細)
武田 好(著)
「待ってました応用編!」「待望の中級者用日本人向けイタリア語教材」「初級から初中級への音読練習用として」「楽しみながら学習できます。」
物語イタリアの歴史―解体から統一まで (中公新書) (詳細)
藤沢 道郎(著)
「「物語」としての「歴史」の復権」「心なごみ心ふるわす歴史夜話」「最高のガイドブック」「「ひと」が動き、「ひと」が流される」「イタリア周遊の旅のお供に」
イタリア語の起源―歴史文法入門 (詳細)
ジュゼッペ パトータ(著), Giuseppe Patota(原著), 橋本 勝雄(翻訳)
イタリア語の歴史―俗ラテン語から現代まで (詳細)
ヴァレリア・デッラ ヴァッレ(著), ジュゼッペ パトータ(著), Valeria Della Valle(原著), Giuseppe Patota(原著), 草皆 伸子(翻訳)
・「イタリア語を習い始めて3ヵ月以降の人に最適!」
私はイタリア語をスクールで習い始めて6ヶ月になる。この本を手にしたのは3ヵ月めくらいの時だった。きちんと体系だてた文法書は、別に持っていて、そちらはスクールでのレッスンの進み具合にあわせて参照するのに丁度よいのだが、そのような文法書には出ていないけれど、イタリア語を学びはじめて少したった日本人が抱く共通の疑問にこの本はよく答えてくれている。さらに言えば、イタリア語の初歩で何となく日本人がすっきりわからないなあと感じる共通の疑問を、あざやかにわかりやすく説明してくれているのだ。イタリア語を習い始めて、「あーやっぱりやめようかな?」なんて思ったときに読むと、またやる気が出てくるような本です。
・「チャーミングなイタリア語へのお誘い」
この本の意義は、何といっても味気ない語学書を読みやすく楽しい新書にしてみせたことでしょう。やさしい語り口、オペラに関わる囲み記事なども楽しく、まるで普通の読み物を読んでいるような錯覚におちいります。にもかかわらず基礎的な文法もしっかりおさえてあり、入門書としては最良の一つでしょう。英・独・仏語を学んだ体験から、語学修得ではじつはこれからが大変なのですが、後は本人が興味を切らさず地道に根気よく学習を続けていくしかないのでしょう。私は投げ出しそうになると、オルネラ・バノーニやミルバの CD を聞いたりお気に入りのイタリア映画を観ます。いくつかの片言が聞き取れると少し元気になります。本屋でふと手にとりイタリア語への扉を開いて頂いたこの偶然を大切に息長く勉強するつもりです。
・「簡潔!」
基本的な文法事項が、とても簡潔にまとめられています。動詞の変化なども色分けされた表にまとめられていて見やすいです。例文には英語も併記されています。イタリア語をざっとおさらいする、という方にお薦めします。ふとおこる疑問の解決にも開きやすい本だと思います(実質100ページ程度という点で)。
●よく使う順 イタリア語フレーズ470―すぐに役立つ旅行会話「80場面」付き
・「貴重なイタリア語フレーズBook」
外国人との会話では、その言語特有の表現・言い回しを駆使しながらでないと円滑にすすみません。日本語にこだわった「英作文」的表現ではダメということです。ドイツにいた頃、言葉につまると、つい慣れた英語をドイツ語に直訳して口に出すと、きまって彼等は眉をひそめるか、首をふったものです。
本書はイタリア人が日常頻繁に口にする、イタリア語特有の言い回し(470 フレーズ)をまとめたものです。例文が短く物足りないかもしれませんが、基本となる構文と単語がくり返し出てくるので、修得しやすいと思います。
ミルバの歌に、NON CE L'HO CON TE (あなたを恨んでいるんじゃないの)というのがありますが、本書例文338に 「Lui ce l'ha con me 彼は私を嫌っている、恨んでいる」がしっかりでていて、納得です。この種のフレーズ集がもっと多数出版されるといいのですが、あまり見当たりません。その意味で貴重な一冊です。CD二枚は別売ですがさほど高価でなく2000円です。
・「実際に現地で使われている表現満載」
レベル別にさまざまな状況に対応したフレーズが会話形式で記載されている為とてもわかりやすいです。実際にイタリア人がよく使う言い回しも多く、イタリア語を本格的に勉強している人にももちろんですが、旅行会話習得や簡単なコミュニケーション目的の勉強をしている人にもいいのではないでしょうか。文法書と合わせて使っても良いと思います。
・「初級終了から、実践へ導いてくれる本。イタリア語検定にも役立ちそうです。」
実際にイタリアの新聞記事やパンフレット、星占い、料理のレシピ、はたまた「便秘薬の広告記事」まで!いろんなジャンルの文章の読み方のコツを、いろいろな角度から掴めます。(文章の区切り方、どの名詞を修飾しているか、文章を立体的に捉えるコツ、など。)
その後、ネットで、イタリアの雑誌、新聞などのホームページを検索して、各々に、似たような記事を見つけてたくさんこなしていけば、確実に、そのジャンルで頻出する語彙が定着すると思います。
いきなりの長文は難しいですが、この本に提案されているように、新商品の説明広告のようなものから徐々に馴らしていけば、怖くないと思います。
●ドクトル・ダリウスの事件簿―イタリア語で楽しむミステリー (NHK CDブック)
・「何度聞いても飽きない」
あまりにもナンセンスな内容が気になってしまうと放り出してしまうかもしれませんが、イタリアの各都市の紹介を兼ねた、非常によく出来たシナリオドラマだと思います。声優(ほとんどの人が素人)が、類似のNHKの英語版のドラマに比べてもうまいです。わたしはこれをMDにダビングして細かい内容にこだわらずに聞きまくりましたが、格段にリスニング力がアップしました。耳につくフレーズは聞いているうちに覚えてしまいますが、それは自分でしゃべるときにも使えるものですし、何より自然な会話の受け答えが学べます。
テキストを逐一参照しながら聞くとついていけなくなるので、はじめはただ聞くだけでよいと思います。残念なのが、こまかくトラックが入っていないので、リピートさせるのが難しいこと。5分おきくらいに切ってあるといいのに。
・「イキイキしたイタリア語を耳にしたい方に、最適!」
文法や基礎勉強をやりながらも、イキイキした弾むようなイタリア語を耳に叩き込みたくて購入しました。ダリオさんは、オペラにも関わっていらっしゃると聞いて、この、シンプル(一見、とるに足らないと思うくらい・・・。)なストーリーに、「歌アリ、効果音アリ、面白い言いまわしアリ、の表現満載♪」といったCDに、とても納得がいきました。
ポンポンと、はじけるようなイタリア語の発音(イタリア語の醍醐味の1つですよね!)が出てきて、耳に残っていきます。初心者(私も、ですが。)でも、地道な基礎勉強の合間に聴くだけでも楽しいし、知っている単語が増えていく励みにもなります。
・「これぞ生きたイタリア語教材」
何と多才な人だろう。この著者は、すばらしい台本を書き、音楽を入れ、一人で3役〜4役を演じ、十分楽しめるイタリア語のCD教材を提供してくれた。
・「イタリア語の楽しさが味わえる」
初心者にはちょっと難しいですが慣れてきた人ならとてもいい「教材」になると思います私は最初はテキストを一切見ないで、ひたすら聞く!ストーリーが面白いし、登場人物もみんな個性的で何度聞いても飽きません。
・「慣れてきた方になら・・・」
マルチな才能を発揮されているダリオさん。このCDブックでも魅力たっぷりです。ただかなり口語的だと感じるので初心者のヒアリング練習にはちょっと難しいかもしれません。慣れてきてイタリア語の流れる楽しさを感じるには、イタリア各都市でも珍事件物語が楽しいです。
・「珠玉のアリア名曲集」
マリアカラスに比べてくせが無く聴きやすい。マリアカラスももちろんすばらしいですが。名だたるアリアの名曲がこれでもかと選曲してある。2枚組みでとってもお買い得。ソプラノの入門としてもうってつけと思う。
・「どこから読んでも笑える本」
この本を読めばイタリア人のいい加減さや女好きなところなどなど、イタリアがよくわかる。イタリア語通訳とは、それらを笑い飛ばし、商売女と間違われて値段をつけられた時でも、(ちょっとうれしい)と思えるぐらいでないとやっていけないのだ。イタリアの描写には納得、同時通訳の苦労には敬服、とにかく楽しい本。
・「どこから読んでも面白い」
イタリア人がいかに女好きか、いかにいい加減か、がよくわかる。そしてイタリア語通訳には、それをモノともしない度量の大きさがいかに必要かということも。「コールガールと間違えられて値段をつけられて(ちょっとうれしい)」と思えるくらいでないとやっていけないことも(?)よくわかる。
イタリア人のいい加減さに苦笑すると同時に、通訳現場の厳しさには感心させられる。
・「楽しい本です。」
通訳には守秘義務があるのであまり細かいことは書けないはずだが、ファッションブランドの通訳にはそのブランドの服じゃないとまずいらしいとか、へーと思う情報が色々。一般に現場は大変きついものであるらしいし、イタリア語の勉強は「イタリア人ですら分かってない」と言われるほどしんどいし、日本には確かイタリア語通訳の養成機関はなかったはずだ(うろ覚え)。
かなり苦労されたはずなのに、こんな風に書けるなんてすごい。米原万里さんたちとのやりとりもユーモラス。文庫本を買って、あちこち持っていってときどき読み返したい。
・「よもやま話?」
塩野七生氏とは、またちがった切り口のイタリア観が見えるかと期待しましたが、横綱級の爆笑ネタは無し。女売ってる度が、若干鼻につくけれど、殿方は喜ばれるかもしれないかな?"ついでに"度は高いので、疲れない読み物としては悪くないかもしれません。
・「奮闘はわかるものの、いまひとつ」
著者が通訳をする上でのエピソードが語られていて単純に楽しめるものの、通訳になるためのステップ、どのようにして語学を学び、どのような姿勢で通訳という仕事をしているのかがイマイチ掴めないもどかしさの残る一冊。
・「文法のレファレンスとして」
イタリア語には、まともな読解用の参考書がないためイタリア語学習者が、実際に文章のあたるときは疑問点をすべて自力で解消しなければなりません。
そんなときに手元に欠かせないのがこの本。本書は頻出事項とともに稀な事項、例外事項も書かれてあるため文法辞書として使うのに適しています。文法をコツコツ勉強するには
「現代イタリア語入門講座」の方がよいでしょう。
・「上級者向けです」
ひととおり文法の勉強を終えた人にはうってつけ。読んでいても楽しいです。とくに難しい文法にばかり気をとられてなおざりにしていた基本の基の復習にはぴったり。こんな使い方もあったんだ、と新しい発見をしたり忘れていたことを思い出したり。イタリア語検定に向けて楽しみつつ読んでます。
・「いつまでも使える あなたのイタリア語人生の最良の伴侶」
イタリア語熱でさまざまな初級者用のテキストが出ているが、全てここに帰すると思う。お気楽にもいいけど、語学には努力や熱意は絶対必要!正に A to Z 何でも書いてある。細かいことがたくさん出ていて、取っ付きにくいと感じる人もいるかもしれない。でもイタリア語を勉強していて分からないことがあったら、私の場合、ここに戻れば大抵のことは納得がいった。「本物」をめざすならこれ!
・「最高のイタリア文法書」
初級者用のやさしい説明もあり、なおかつ上級者用の高度な説明まで網羅している。読みやすい構成で説明もていねいであり、イタリアの文法書の中で最高峰に位置しているのではないだろうか。
・「最もよくまとまったイタリア語文法参考書」
現時点でイタリア語の文法について最もまとまった作品が本書であるとおもいます。イタリア語に末永く付き合う人、翻訳を志す人には必須の本であると思います。文法をはじめからまなぶにはむしろステップごとに解説してある入門書から入るべきであると思いますが、一通りの初級文法、中級文法をおえたひとはこの本を手元に置いて参照するのがいいでしょう。
●神曲
・「翻訳の中では...」
口語体を嫌う人もいるでしょうが、寿岳訳はむずかしくて...こっちがいいです。と、言っても、河出の世界文学全集で読みました。(もう廃版なので)その意味では、正確ではありませんね。
イタリア語で読む時の参考にしていますが、ほとんど誤訳がなくて、文章もすっきりしています。もっとも、天国篇を完全に理解するのは、何語で読んでも無理でした。
・「最も解かり易く且つ雰囲気をつかんだ翻訳だと思う。」
この書の翻訳の文体は、神曲の原本が3行詩の形式で書かれている点を踏襲しており、加えてリズムの良い翻訳を施している。そのため神曲の感じを非常に良く伝えている上、区切りの良い文章のため読みやすい。一冊で神曲が全てのっているのも良い。集英社等も神曲を出しているがそれらと比較しても格段に理解しやすい名訳だと思う。
・「コメディでもあり、悲喜劇でもあるような。。。」
有名過ぎるが、誰にでもお勧めとは言えないかもしれない。
でも、一度読む価値はある。
また、繰り返し読むとその時の自分自身の周囲の環境、気分、その他で感じ方が変わる。。。
読書が趣味の人にはお勧めするが、滅多に読まないと言う人は、どこでも売っている気軽な本から入ってそれから読んだ方がいいと思う。
滅多に読書をしない人はきっと投げ出すだろう。
私は宗教関係はほぼ完全に無知識、興味も無い、純粋に文学として読んだ感想です。
そのうえで、お勧めする。
・「喜曲「神曲」」
ルネッサンス文学の先駆ダンテの「神曲」は1321年死の直前完成し、原題「LA COMMEDIA」といって「喜曲」を意味する。この題名が「LA DIVINA COMMEDIA」と改められたのは1555年以後のことであり、「DIVINA」の意は「神聖な」である。さて、ダンテ自身によって喜曲と銘打たれたこの作品は果たして喜曲であろうか。ダンテの魂浄化の道、地獄、浄火、天堂の記が神曲であるが、ダンテはこの獄から天に昇り行くさまが喜曲の構成であるとしてこのように題したようである。しかしてその内容は深刻を極め且つどこまでも天上的である。「これは喜曲ではない」これは誰もが認めるところだろう。
神曲の内容は難解(聖書、ホメロスなどは最低読んでからこの作品にかかったほうがよい)であり、賛否両論である。ホメロスよりすばらしいといった人もあれば、ゲーテのように「地獄編はすさまじく、浄火編は曖昧で、天道編は退屈だ」というような見解もある。 なお、山川丙三郎氏の訳は文語に、大正時代のものだけあって旧字体で書かれている。
・「夢中になります。」
神曲。とても取っつきにくく思っていたのですが、平川氏の訳がとてもわかりやすく、引き込まれるような文章で、すっとはまってしまいました。解説もとても丁寧で、イタリア史に興味がわきました。確かに日本人、しかもキリスト教徒ではない者にとってちょっと感覚的に難解な点は多くあります。しかし本来ダンテが書いたのは、自分を逆境に貶めた人々や自分に恩恵をあたえてくれた人々が、死後どんな世界に行ったかという私見に基づいたもの。彼自身が神様に代わって勝手に裁います。それを地獄・煉獄・天国とはいかなるところかを作品に仕上げたもの。でも他の方のご意見同様、地獄篇が一番面白いですね。どなたか書かれていましたが上方落語の「地獄八景亡者の戯れ」を確かに思い出しました。この本で残念なのはドレの挿絵がないことです。同じ平川氏の文庫本の方はドレの挿絵が入っています。ドレの挿絵自体かなりの秀作なので文庫版でも挿絵付きのほうがお勧めです。
・「レストランという一つの空間の中で。」
一つの場所の中で、同時進行していく様々なドラマを見事に描いた秀作。登場人物も個性豊かであり、その人々が織りなす心地よいやかましさが持つ雰囲気は見る者を時には笑顔に、また時には神妙な心持ちにさせてくれることだろう。個人的には詩人先生と芝居屋のおっちゃんと、料理長が好きっす。
・「ほのぼの系ドラマです」
あるレストランで一晩の夕食を、客それぞれのドラマをコミカルに表現した作品です。 カメラがレストランの外にほとんど出ることはなく、室内のカメラワークですが、最後まで飽きることなく、楽しんで見れます。イタリアのアットホームな映画(例えば踊れトスカーナ)が好きな人には特にオススメです!
・「イタリアにいる様な楽しいひととき」
この監督らしい、ただひたすらに時を共有するかのような演出がそれぞれの出演者の個性も相まって、心地よいものになっている。 他のレビューに「日本人に対する偏見嘲笑」についてあったが、彼らは日本人客ではなく「店員に日本人と思いこまれている韓国人家族」だそうだ。聞くと彼らはちゃんと韓国語で話しているそうで、日本人に対する偏見でなく、いわば「東洋人観光客とみれば日本人だと思い込んでしまうイタリア人」に対するちょっとした監督のアイロニーといえるかもしれない。
満足げにお店を去る「韓国人」家族、そしてその少年の夢のつづきのようなシーンは映画のなかの数少ないアクセントであり微笑ましい。
・「こう来ると思ってた!」
『BARに灯ともる頃』で父子がユダヤ人のレストランを訪れるシーンを見て以降、「この監督、食そのものや人が食事をするシーンにかなり拘りをもってるな…」っと思っていましたが、予想通り、とあるレストランの一日という時間と空間を限定し、各テーブルやその裏で料理を作る人々、レストランを経営する家族などの人間模様を描いた作品が生まれました(笑)。
出てくる料理はどれもおいしそうだし、各人間模様もとても面白い!いかにもイタリアっていう感じです。
この作品を見たあなたなら、たんにその辺のファミレスに立ち入ったときにも「あ~、ここにいる客たち、それぞれいろんな悩みや歓びを抱えながら食事してるんだろ~な~…」なんて、妙に感慨深い気分に浸れることでしょう。
特典として作品中にでてくる料理のレシピも2品紹介されてます。興味がある方はぜひ作ってみてください。それを食べながらDVDを見ると、なんとなく自分自身も映画の中に出てくる客の一人って気分に浸れてイイものですよ(笑)。おいしいですし(←レシピ通り作れば。)!
・「ごはんの おかずに 観る 群像劇」
あの ファニー・アルダン が リストランテ の 女主人 フローラ役を 可愛く 演じ、【 スリーパーズ 】 の キング・ベニー役で 印象づいた ヴィットリオ・ガスマン が 詩人の ペズッロ先生
フローラが トマト・カラーの靴に 履き替えた時の 会話が 洒落ている。 でも、やっぱり 極めつけは 《 母 と 娘 の テーブル 》 での や・り・と・り !! 私 眼が 点・点・ に なっちまって.. この 母 好きだなぁ〜 〔 S・サンドレッリ ← E・スコーラ監督 傑作作品 【 あんなに 愛しあったのに 】 など 度々 出演 〕その前の シーンで、 給仕係の ウリアーノ ( 私、この役者 大好き ! ) が なかなか開かない ワインの栓と 格闘していた カットでの 独り言は 伏線で しょぉ〜〜うか ?も〜〜う 可笑しくって 可笑しくって ごろん・ごろぉ〜〜んっと 転がっちまった。 あまりに 意味深い 独り言で・・・・・・これだから イタリア好きには たまりません。 シェフ ・ 給仕長 ・ 給仕係 この 3人 の バランスは サイコーだし、 テーブルを 動き回る フローラの 靴音が 効果的に 入っていて......それぞれの テーブルで さらけだされた 会話が 止むのは モーツアルトの ♪ フルートと ハープの 協奏曲 もどき ♪
甘えたいのに 気を張って 突っ張って 生きている女性に 五つ★
追記 この作品は 1999年 モントリオール国際映画祭特別グランプリ受賞 1999年 ナストリ・ダルジェント賞( イタリア映画記者組合選出 ) 最優秀助演女優賞( ステファニア・サンドレッリ ) ← 娘の 母役の 〔 イザベラ 〕 で 最優秀助演男優賞( 全男性キャスト ) ←( 全男性キャスト ってところが イタリア的で 温かくって 洒落ていて 好きだなぁ〜 ) を 受賞 しています。
・「ソフィア・ローレンの魅力爆発」
私は、多くの日本人が抱くように国際スターであるこの女優の魅力を理解できませんでした。しかしこの映画を観て、やっとわかったように思えるのです。すでに女優として若さを売り物に出来る年齢ではないのですが、なんと言うのでしょうか、過度なバタ臭さが取れて体つきや唇から発する色気は本物のような気がします。特に最後のほうの愛撫のシーンの愛情のキスはさすがと思わせるものを感じました。
・「忘れられていた出来事」
1939年5月3日、ローマを訪れたヒトラーらナチ高官を歓迎するパレードで沸き立つ「特別な一日」。アパート暮らしの主婦が、ふとした契機で向かいの部屋に住む男性と知り合う・・・。と書けば平々凡々たるストーリーになってしまいがちだが、本作はマルチェロ・マストロヤンニ扮する反ファシスト男性が「ゲイ」であるという設定で際立っている。彼が自殺を試み、その友人は「ゲイである」という理由でサルデーニャ島へ流され、最後には彼自身も流刑の憂き目に遭う、という今日までとかく忘れ去られていた事実に照明が当てられている点が評価できる。当時のキリスト教ヨーロッパ世界を覆っていた悲惨かつ有害な迷信や迫害の実態が、さり気なく描かれていて観る者の心に深い印象が残る佳作である。
・「家庭への埋没。」
S.ローレン&M.マストロヤンニによる、「ひまわり」をこえるシリアスなドラマ。すっぴんのローレンとすさんだ表情で登場のマストロヤンニの、感情の底が生んだ愛の交わり。 家庭に埋もれ、自分も女も人間もないような毎日の主婦。ゲイであることが知れて、ラジオ局から不当解雇された男。逃げた鳥がきっかけで出会ったふたりが、ぎこちない会話から笑顔、心のすれ違い、偏見・・・などを通じて、特別な瞬間に至っていく。 しかし、後悔はしないという主婦の想いとは裏腹に、男の方に残ったのは女の未知の姿とどうすることもできない気持ちだったのでは・・・。 この翌日、連行された行った男。女は再び家庭に埋もれていく。
・「一寸地味かな?」
「マストロヤンニ=ローレン」の名コンビで、安心して見ていられるが「ひまわり」等と比べると、若干地味な印象を受ける。ドキュメント・フィルムを交えての戦時下の描き方は良く出来ているが、もう一捻り欲しい所だ。
・「監督、男優、女優すべてよし!」
トリノ五輪の旗を持って入場してきたソフィア・ローレンの若い頃と少しも変わらない容姿に驚き、近いうちに「ひまわり」のDVDをと思い、先日やっと購入して観ることができた。
一言でいってやはり、名作ですね〜。序盤の、ローレンとマストロヤンニ扮する若々しい陽気なイタリアの恋人そしてすぐに夫婦となった二人が、戦争で引き裂かれ、夫はロシアから帰ってこない。生きていることを確信しロシアに足を運び必死に夫を捜すローレン。遂に夫は見つかるがロシア娘と家庭を持ち子供までいるという信じたくない現実。イタリアに帰ったローレンを訪れるマストロヤンニ。蒼い稲妻の光がマストロヤンニの顔を何回か浮かび上がらせる真っ暗な夜、ローレンの部屋で話す彼に聞こえていた赤ん坊の泣き声。すべてを悟りロシアに帰る彼をミラノ駅で見送るローレン、その頬を涙が伝う。
この映画の前半の陽気さ明るさと後半の苦痛と暗黒、というコンストラクト。ヴィットリオ・デ・シーカ監督は本当に名監督だと思う。ローレンとマストロヤンニ、特にローレンの演技が凄い。文句の付けようのない名画を久々にみれました。感動。
・「同じようなことが日本でもあったのです」
ひまわり《デジタルリマスター版》 [DVD]私はこの作品を今は亡き母と観ました。母は戦前満州で暮らしていましたが、ソ連が日ソ不可侵条約を一方的に破棄し、満州に侵攻してきた時に、残虐非道を行ったのですが、それが中国の日本人残留孤児の人々が悲惨な運命をたどった原因だそうです。ともかく、そこから命からがら引き上げてきた母は、その途中でアントニオと同じような運命となる日本兵がいたと言っていました。また日本に残された女性達もジョバンナと同じような運命の人がたくさんいたそうです。戦争は悲惨です。母はこの映画をよく思い出して。「悲しいけどいい映画だね」と言っていました。平和っていいですね。
・「これほどの悲恋が他にあるか・・・?」
(大まかな話)結婚して間もなく徴兵された夫を待つ妻(ソフィアローレン)。夫は生きるか死ぬかの過酷な環境を生き抜き、記憶喪失となる。現地でロシアの若い娘に介抱され、命を取り留めるも、過去の記憶は戻らない。自然ななりゆきでロシアの娘と結婚する。一方残された妻は、一途にも義母を見ながら夫を探し長い年月を過ごす。後年、夫の所在がわかりロシアへ行くが、再会するも、結ばれず帰途することになる。
新婚当時は、浜辺で抱き合ったり、巨大オムレツを作るなど微笑ましくも激しい愛で結ばれている。若いソフィアローレンは肉体美も美しく、スクリーンでもとても魅力的な女性である。式では、ドレス姿で丘を駆け下りて幸せいっぱいに希望に満ち溢れている。
夫が徴兵されてから戦地(旧ソ連)での映像は、見ているこちらが寒くなるほどにリアルで、戦争の恐ろしさが、「国旗」を象徴した乱雑な映像から伝わってくる。
ロシアの娘と夫の生活は穏かで、温かい幸せそのものだった。一方、ソフィアローレンは痩せてやつれて夫を待つ苦労が伺える(役作りもすごい)夫の幸せな現実を壊すまいと気丈にも別れる決断を。もう夫には二度と会えないであろう、帰途の途中で、元妻は一面にひまわり畑を目にする。音楽と相まって、霧消に悲しみがこみ上げてくるシーンには圧巻である。
これほどの悲恋が他にあっただろうか・・・。
大人の恋愛・愛情・戦争の悲惨さを描き出し、役者も素晴らしい映画。まさに永遠の名作。
・「悲しすぎる、忘れられない映画」
ロケーション、キャスティング、音楽、テーマなどすべてにおいて完璧な作品だと思います。観る人の心にうったえかける、戦争が生み出した悲劇。ジョバンナの一生を思うとあまりに悲しすぎて、何度観ても号泣してしまいます。戦争を経験した人達にも、このような数々の悲劇が実際存在したに違いありません。その人々の深い心の傷を思うといたたまれません。
特に晩年のソフィアローレン、セリフは少ないですが目と表情だけで彼女の全ての感情をうったえかける演技はさすがです。そして、あの燦々と咲き誇る一面のひまわりがすべてを物語っています。ぜひ観てください。
・「繰り返す場面の悲しさ」
もう先にレビューを書いている方々が仰っていることですが、こんなに悲しいことがあって良いのか、とフィクションであるにもかかわらず思ってしまう映画です。多分一度見たら、ひまわりを見ただけでも、ヘンリー・マンシーニの一節が聞こえてきただけでも涙が止まらなくなる、しかし何度も見てしまう、そんな作品です。この映画の見所は、とにかく全てが美しく、そして何度か同じ場面が繰り返されることではないでしょうか。ジョバンナは新婚早々アントニオをミラノ駅から見送ったわけですが、最後の場面、もう一度彼女はアントニオの乗った列車を見送らなければいけません。マストロヤンニの演技もさることながら、ソフィア・ローレンの押さえた演技も素晴らしい。ソフィア・ローレンはイタリア的な起伏㡊激しさも見せますが、一方で抑えた演技も素晴らしく、この緩急の付け方が素晴らしいです。言葉や国は違えど、人間の根底にある感情はきっと同じなのだ、と思えます。アントニオとジョバンナの悲恋以外の(つまり戦後の)2人のバックグラウンドの計算されたリアリティのなさもこの映画の味わいを深めているのだと思います。シンプルで、美しく、悲しい映画です。私の感想は陳腐ですが、映画は陳腐ではありません。そうとしか言いようがないのです。是非、見てみて下さい。何故だかわかりませんが、悲しいのに元気が出ます。
・「我々もまた「甘く苦い生活」者である。」
言わずと知れたフェリーニの名作です。しかし一貫したプロットはなく、あたかもダンテの『神曲』の如く、バニティにあふれた地上の狂騒・刹那的日常をマルチェロが地獄巡りし、我々は174分間それにつきあっていくのです。本編ではA.エグバーグのトレビの泉のシーンが有名ですが、それ以外にも名場面やインパクトあるカットが満載で、あたかもそれらがマニエリスム絵画のようにちりばめられています。珠玉の一品です。 フェリーニは新聞などで仕入れたゴシップをコラージュしてこの作品を作り上げたそうですが、実に周到に「信ずべき価値」がもはやついえようとしていることを表現しています。キリスト像は空輸され聖母は現れず、ローマの遺跡や中世の城は遊興の場となり、そして父親は心不全になってとっとと故郷に帰り恋人は嫉妬に狂い心の重荷になっているのです。信仰、文化・歴史、家族・愛情、皆浜辺に打ち上げられた白く巨大なエイの如く無惨なしかばねをさらしています。その中の究極のエピソードがスタイナーの自殺です。彼こそはマルチェロが最後に心の拠り所としていた、精神の高みを求める生活の象徴だったのですが、それさえも酷い幕切れを迎えてしまったのです。その結果、彼は半ば自己放棄的に「甘い生活」へと邁進していくのです。その苦い味わいといったら。 「流石に古いかな」なんて考えながら、何か思う所があって2004年の大晦日に再見したのですが、驚くことにこの映画は全く古びていなかったどころか、今こそその本来含んでいた真価が露わになっているのです。モノクロで撮られた限りなく美しい映像もさることながら、極めて哲学的で、人生に積極的な価値を認められないことが恒常的となった我々に強いメッセージを送っています。我々は皆、ラストの少女の側に行けないまま、日常に忙殺されている「甘い生活者」なのかも知れません。凄い映画です。今一度再評価を。
・「モノクロ映画のスタイリシュ最高傑作」
有名作品であるので、いまさらナニをと言う感じもありますが、60年代初頭にあこがれる私としては、アントニオーニの「太陽は一人ぼっち」と並んで、メリハリの効いたモノクロの美しさを実感できる映画です。希望とかけ離れた日常を送る主人公のかっとうを、ブルジョア階層、貧しい人々、そしてセレブリティとのかかわりを通じて描いていますが、時折見せるマストロヤンニのさびしげな表情は、モノクロならではの説得力があります。にぎわうローマ市内をオープンカーで走る場面など、これぞローマといった感があります。しかし、それは虚構の一場面に過ぎないのでしょうか・・・フェリーニにおける共通のテーマではありますが、何も疑問を持たずに日々を送るべきか、さにあらずかを、大都会を舞台にして、「8 1/2」とはまた違った描き方をしていると思います。アヌーク・エーメのファッョンなど、イタリアのインテリ上流階層の生活ぶりはいまだに素敵な作品でもあります。
・「雰囲気の表現を学ぶ!」
作品中にこんなセリフがあった。「平和が恐い・・・地獄を隠し持っていそうで・・・」まさにこのセリフが作品を象徴している。
本作品は、全編を通してローマの退廃的な日々を記者の目を通して描いている。退廃の雰囲気を出すことは、アクション映画の張り詰めた緊迫感を出すよりも難しいと思う。しかし本作品は、ファーストシーンのヘリコプターに吊るされたキリスト像から、最後のワンシーンまでが、まさに退廃の雰囲気をかもし出している。抜け目がなく、見るたびに発見があり、その都度新しい空虚さを感じ取る事ができる。イメージで映画を構成する事ができるフェリー二に頭が下がる。
・「甘い生活」
1960年と言うのは、映画史のなかでも素晴らしい作品が多く出ている年であります。そのなかで「甘い生活」はめくめくる全18シークエンス、3時間10分、一気に見させてくれる。この映画の魅力を感じることのできない人はおそらく、後の他の作家の作品の、この作品の引用によって感覚が麻痺しているせいか、1690年の視点で見ることができないではないかと思われます。映像と、音楽とが見事に溶け合う素晴らしい作品であります。「lost in translation」にもアーカイブ映像として出ているらしいことも、コッポラ監督のセンスのよさを感じますし、楽しみにしています。
・「アヌーク・エメが超いけてます」
白黒で上映時間も長いし、繰り返し見そうもないから買う必要もないか・・・とも思ったのですが、やはり買って正解でした。これはDVDで繰り返し見たい映画です。
トレビの泉の有名なシーンや、キリスト像を空輸する冒頭のシーン、ラストの浜辺での少女とのシーンなど、DVDならではの美しさでした。マルチェロは例によってどっちつかずであっちいったりこっちいったりしながら、いろんな出来事にかかわっていくのですが、81/2とか道とは一味違う、物悲しくもそこはかとない無常感と希望が感じられるエンディングがとっても余韻にひたれます。
・「あまりにも寂しくて悲しいぞ」
アントニオーニの初期の大傑作で今観ても全く色褪せていない名作中の名作。
北イタリアの町に住んでいるアルドは、長年不倫関係を続けているイルマの夫が亡くなったことを契機に、満を持して結婚しようともちかけるが、にべもなく断られる。理由は彼女に新しい男ができたということらしいが、よくわからない。突然奈落の底に突き落とされた彼は、絶望して幼い娘を連れて各地を放浪する。そして3人の女と関係を持つが、どの女ともちょっとしたことからすれ違いが生じて、別れざるを得ない。約1年後むなしく故郷に帰ってきた彼が見たものは・・・。そして彼の運命は・・・・。とあまりにも寂しくて悲しい映画。人生は謎です。不条理です。北イタリアの荒涼とした景色が物語をいっそう寂しくさせる。
初めて観たのは高校時代の地元のシネクラブでしたが、当時凄いショックを受けたものでした。その後なぜか人生の節目で観る機会が度々あって、そのたびに心が激しく動揺して、アントニオーニの映像表現の無限の可能性と奥深さにノックアウトされました。
人殺しとドンパチだけのノーテンキなハリウッド映画や、TVドラマに毛が生えただけの金太郎飴のような現在の邦画に食傷気味のあなた、この映画を観て人生を考え直してみてはいかがでしょうか?
・「奥行きのある画面が逆に虚無感を出している」
ミケランジェロ・アントニオーニ監督による後のヌーベル・バーグにも大きな影響を与えたといわれる作品がこれです。一言で言えば、奥行きのある画面が主人公の孤独と虚無感を効果的に表現している作品ということになるでしょう。寒々としたイタリア北部の風景、窓越しに垣間見える人物のフォルム、遠くに浮かび上がる道行く人々、ちょっとした隙間から垣間見える風景など、背景や借景の描写がたいへん美しい。
そんな奥行きのある背景を背にスティーブ・コクラン扮する孤独な男アルドがぬくもりを求めてさすらう姿が哀れでしかたありません。『マーティ』で印象に残る演技を残したベッツィ・ブレア演じる昔の恋人とその妹、ガソリンスタンドを経営する勝気な女、自由奔放な夜の女など、いく先々で出会う女たちもそれぞれが個性的で物語に厚みを与えています。むしろ、彼女たちの個性の強さのおかげでアルドの存在感も終わりに近づくにしたがって薄れていっています。しかし、孤独な男の虚無感がそのあたりを通して実によく出ているので、そこはアントニオーニ監督の一つの狙いだったのではないでしょうか。
名女優アリダ・ヴァリ扮するアルドが愛する女、ウィルマの存在感が絶大。彼女がアルドを捨てる理由の説明がないところが、いかにもヌーベル・バーグ的。物語の文脈よりもシーンの雰囲気を大切にする60年代的映画文法がすでにここに現れ始めています。しかしながら驚愕のラストは背景説明の無さなど気にならなくなってしまうほどの重い説得力を持って観る者の心に何かを残します。
・「ラストに呆然」
美しく静かなモノクロ画面にさすらう、武骨な男とその幼い娘。主演のスティーヴ・コクランは、荒々しそうで何かもどかしさを抱えた人物像を上手く体現しています。一番印象に残ったのが音楽。静かな画面に、ピアノで静かに奏でられる旋律は涙が出るほど美しいです。哀しい話ですが、好きな映画です。
・「映画「ユリイカ」の原点にもなった作品」
この映画は「ユリイカ」という映画の原点にもなった 映画史の永遠の名作です 一番最初に思ったことは音楽が相当良い出てくる曲みな名曲ばかりでモノクロ映画なのに画面の綺麗さが伝わってきますストーリーもとても良いです 妻と別れた男が愛娘と一緒に「さすらい」の旅に出る そして予想もつかなかったあのラスト ロード・ムービーの金字塔だと思います
・「忘れがたき故郷」
一方的に別れ話を切り出された男が、故郷を捨て方々をさすらった挙句、疲れ果てて故郷に舞い戻る。アントニオーニ作品の中では、ストーリー的にも明解で、「太陽はひとりぼっち」のように身構えて鑑賞するような映画ではない。アントニオーニの故郷でもあるポー河流域を舞台にしており、自身の私生活にも重なる作品と言われている。
・「使える例文集」
99年1~3月のNHKラジオ講座応用編の内容をまとめたもの。当時のテキストはボロボロになるほど繰り返しました。
語学において短文をストックすることはきわめて有用ですが、これは最適のテキストです。動詞の活用の解説はないので一通り文法の基礎を固めた人向け。別売りCDが発売されるとさらにいいですね。
・「熟語、言いまわしが自然に覚えられる!」
毎日、1課ずつ、コツコツと取り組んでいるだけですが、熟語、慣用的な言いまわしが、けっこう身に付いています。コレだけやっていると分からないのですが、違うイタリア語課題をやっていたりして、フッと「あ、木下先生の作文にあったっけ・・・。」と思い出したりします。無理なく1課ずつ、好きな所から出来るので、やり続けて損はないと思います。
・「コツコツ覚えています」
昔、『英語700選』という受験生のバイブル的な参考書があったけれど、そのイタリア語版のような本だ。ただ、あちらにほとんどなかった文法や熟語の解説がちゃんとしてある。読みやすいようなレイアウトになっているものの、これをちゃんと生かそうとしたら地道に覚えていくしかないだろう。そうすると膨大な量の前にくじけそうになってしまうが、それを乗り越えれば作文やスピーキングにおいてものすごい力がつくと思う。今、左側の日本文を見て右側のイタリア語が言えるように少しずつ暗記している。
・「求む!カロリーナさんの朗読CD」
数あるラジオ講座の上級編の中でも、本書にまとまっている木下先生の丁寧な文法説明とテーマの構成は群を抜いて良かった。800用例全て覚えれば、会話表現がさぞかし豊かになるであろう。
・「最良のイタリア語参考書の一つ」
一月程かかったけれど、ともかく520の作文問題をやり終えて、今一息ついたところ。ずいぶん多くのことを教えてもらった気がします。とかく練習問題集というもの、最後までたどりつくのが大変ですが、本書の構成には、いろいろ工夫がこらしてあって、初級文法を終えた読者なら、すこしの頑張りで読了できると思います。
(1)レイアウトがスッキリしていて読みやすい。(2)例題は文法書などに見られるこ難しいものでなく、日常会話的なもので応用もきく(3)各課10題で多すぎず適量。(4)本題に取り組む前に、やさしい文例と解説があって、助走させてくれる。(5)作文に使用する語句が掲げられていて、辞書は不要。(6)各頁に、作文するうえのコツ、文法のポイントが、うるさくない程度に解説されている。
別に最初からやる必要はなく、パラパラ頁をめくって、気の向いたところをやればいい、という気安さもいいですね。本の帯に、本書は「お決まりの旅行会話集に飽き足らない人、入門レベルから一歩先へ進みたい人」向けに書かれた、とありますがその通りと思います。ただし、更に「言いたいことが、スラスラ出てくる!」とあるのには微苦笑しますが。もっともあと10回ほど、本書をくり返せば「スラスラ」の境地にたどり着けるのかもしれません。とまれ真面目に書かれた良書なので、じっくりイタリア語の表現力を身につけたいと願う読者にお薦めします。
●入門を終えたらもっとしゃべれるイタリア語―NHKラジオイタリア語講座 (CDブック)
・「待ってました応用編!」
なかなか出なかったイタリア語の応用編のテキストです。NHKラジオイタリア語講座の講師で大好きな武田 好先生なので、もう、オススメしますよ!!CDも付いてて聞き取りも会話も上手になれそうです。イタリア語は少し分かるんだけど、いつも入門編で止まっちゃうんだよなって私のような方には特にオススメですよ!
・「待望の中級者用日本人向けイタリア語教材」
イタリア語の日本人学習者向けテキストはほとんど初級者向けか上級者向けで、中級者には物足りないか、上級すぎるという状況でした。
このテキストはそういった中級者向けにピッタリだと思います。取り上げられている会話の内容もナチュラルで、繰り返し聴いていても苦痛じゃありません。私はNHKのラジオ講座時代に必死に録音して繰り返し聴いていました。(私がラジオ講座をここまで聴いたのはこの講座くらいです。)ただ、AMラジオということで音質も悪く、書籍化を熱望していました。実際、書籍化されたということは、人気も高かった講座だったんだなあ、と改めて感じました。
・「初級から初中級への音読練習用として」
私はこんな風に使っています。
本もCDもスキットの部分だけ利用しています。1)本文の動詞部分に赤ボールペンで下線を引きます。(ロマンス語系は動詞が鍵だと思うから)2)次に見開きの日本語訳を参照しながらわからない単語の意味を、青ボールペンで併記していきます。(辞書は引きません。英語から類推できるものもあり、また時間もないので)3)CDを聞いて、息継ぎするところ・リエゾンするところを、赤ボールペンで印をつけていきます。4)CDをリピートにし、一緒に音読します。1日10回x1週間でそのスキットを終了します。5)同じ事を他のスキットでも続けます。全部で18スキットあるので、長くても3ヶ月。早ければ2ヶ月程度で全部終了できると思います。6)一方カセットテープに、スキット部分だけを連続して録音し、通勤の行き・帰りに一駅手前で降りて、歩きながらウォークマンで聞いています。
時間もなく、又イタリア語の基礎体力も付いていないので、スキット以外を精読する力がありません。その為初級文法をざっと見た後に、音読でまず脳にリズムをしみこませ、その後文法を再度見るようにしています。いわば筋トレ方式ですね。
・「楽しみながら学習できます。」
レビューをよんで早速購入しました。CDはとても感情がこもっていて何回聞いても笑ってしまう所があります。いろんなタイプの喋り方をしているので、聞き取りが難しい分、トレーニングにもなると思います。文法的には初級者のちょっと上という感じですね。もう少し注訳があればと思いました。文法を一通り終えた方には最適とおもいますよ。
・「「物語」としての「歴史」の復権」
中公新書「物語各国史」、イタリアの巻は西ローマ帝国の崩壊からカブールによる統一に至るまで、この国の1500年に及ぶ歩みを対象としています。皇帝フェデリーコ(フリードリッヒ2世)やコジモ・デ・メディチ、さらにはカサノーヴァなど、イタリア史の各時代を彩った著名人士10名を登場させ、かれらの生涯を通じて時代時代のパースペクティブを説き明かそうとしています。 語り口は極めて平易であり、扱われている事案・事件の類もメジャーなものばかりですが、政治・経済・社会・文化の各分野を総合的な「ヴィジョン」として鳥瞰していく手法は見事というほかなく、久しぶりに歴史読書の楽しさを堪能できました。 筆者によれば、もともとイタリア語では「歴史=物語」なのだそうです。しかるに昨今、歴史学はイデオロギーとミクロの実証主義が専横を極め、ストーリー性は影を潜めざるを得ない有様です。そうした中、本書は、いわば歴史の原点たるべき「過去の時間を物語によって秩序づけ、それを未来に向けて語り継ごうとした長い伝統」への回帰に向けた「手探りの試行」として、見事成功を収めたものと言えましょうか。 歴史の楽しさを実感できるという観点から、特に若い人たちにおススメしたい一冊です。
・「心なごみ心ふるわす歴史夜話」
中公新書・物語~の歴史シリーズでは「北欧」「バルト三国」「ラテン・アメリカ」と読んできたが、本書「イタリアー解体から統一まで」が一番読み応えがあった。編年体の歴史叙述ではなく、10人の著名人の事績を描きながら、各々の時代背景をうかびあがらせている。一種の歴史夜話のスタイルで、そのへんに読みやすさや面白さが感じられる原因があろう。ここに扱われている10人は、アッシジの聖フランチェスコ、美術家ミケランジェロ、作曲家ヴェルディといった周知の人物から、皇女ガラ・プラキディア、女伯マティルデ、サルディニア王ヴィットリオ・アメデーオといった我が国では知名度の低い、ややマニアック(?)な人物までが著者の生き生きした筆致により、血の通った存在として現れてくる。またマティルデや皇帝フェデリーコの物語では、中世ヨーロッパを呪縛した皇帝権力と教皇権力との葛藤の歴史がうかがえる。コジモ・ディ・メディチとミケランジェロの章はイタリア・ルネサンス期の歴史背景を巧みに織り込んで、本書のクライマックスを形成しているといってよい。とにかくイタリアという古代ローマ以来ヨーロッパの重心として大きな影響力を世界に及ぼした国の華麗にして複雑な歴史に私たち極東の民を招き入れてくれる好著として皆さんにおすすめできる。
・「最高のガイドブック」
イタリアを旅行する時は是非ともこの本を事前に読むことをお勧めします。イタリアの各都市は、町全体が博物館のような雰囲気をもっていて、初めのうちはその雰囲気に酔ってしまうのですが、いくらか時間が経過すると、各都市によって多少は違いますが結局は教会・古い建物・石畳の道の繰り返しでちょっと退屈してしまいます。
そこで、この本を事前に読むのです。本書の「歴史」=「物語」が実際に起きたその土地で登場人物やその当時の生活を想像しながら街を訪れれば、忘れられない旅の思い出ができる事でしょう。
実際に、私もこの本を読んでから、AssisiのSan Francesco教会へ旅行に行きました。建造物としての教会もすばらしかったですが、それ以上に心に残ったのは、聖者フランチェスコが実際にきていたボロ着です。ボロ着が展示されている前で、この本に書かれている彼の人生を想像している時間は最高の旅の思い出です。
・「「ひと」が動き、「ひと」が流される」
歴史は、「ひと」によって作られてきた。 そして作られた流れは「ひと」を押し流してきた。 雑多で強烈な歴史の「流れ」を目の当たりにしても、目をこらしてみれば、その流れの中心には必ず中心たるべき人が居ます。その時代を示すかのように。 本書はそんな「歴史の流れの中心」を作ってきた、あるいはそれによって中心を流されてしまった「ひと」のなかから、イタリアを語るに不可欠の十人を取り上げ、それぞれの、歴史との関わり、人との関わりを解いていきます。 同じ中公新書の『〜の物語』シリーズを既に幾つか読んでいるのですが、その多くは「編年体」(年代毎の記述で、歴史教科書的な構成)です。本書は今述べたように「紀伝体」(「ひと」の物語を集めた構成)的であり、最初見た時は違和感があったのですが、読了後は構成に大納得でした。 すばらしいのは、たっぷりとした「ひと」の物語を読んでいる感覚が残るにもかかわらず、非常にコンパクトな処です。これについては筆者もあとがきで、不要な部分を削りに削った、と書いています。「ひと」中心でありながら、無駄のない記述で歴史の流れも明らかにし、《イタリアの歴史を知ろうと考える読者》にとっては飽きることがありません。 尤も、字ィばっかりなんで、「物語」を好まぬひとにとっては旅行案内書的使用に適しません。活字によって歴史的想像力が喚起されるということが余りない向きは、無理せず写真と絵がたっぷり貼られた旅行案内書を買いましょう。^^
・「イタリア周遊の旅のお供に」
イタリア旅行に先立って、読み始め、結局は飛行機内で読み終えたのですが、機内食が煩わしく感じるくらい、熱中しました。
イタリア旅行に行かれる方で、特にローマ、ミラノ、フィレンツェ、ベネチアなどを周遊されるイタリア初心者にお勧めかと思います。イタリアの歴史とそれに基づく文化、雰囲気の違いの理由を、楽しい物語として知ることができます。
ただ、固有名詞・人名などはある程度の知識を要求されるので、万人にお勧めできる本ではないです。だいたいざっと高校レベルの世界史が頭にある人なら、大丈夫だと思います。
文章の読みやすさなどは、一番調子の良い時の塩野七生さんより上かと思います。
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