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▼わたしのオススメ時代小説:セレクト商品

あかんべえあかんべえ (詳細)
宮部 みゆき(著)

「「模倣犯」よりおもしろい!?」「あなたは亡者になりたいですか?」「迷路」「人情おばけモノの中では傑作」「心が暖かくなる、不思議な“怪談”」


弥勒の月 (文芸)弥勒の月 (文芸) (詳細)
あさの あつこ(著)

「あさのさんの時代小説」「時代小説の世界にようこそ」「読まず嫌いは損!」「映画化を切望」「さくさく読める時代劇」


孤宿の人 上孤宿の人 上 (詳細)
宮部 みゆき(著)

「読みやすい!」「ひたすら泣ける時代ミステリー」「孤宿の人(上.下)」「宮部みゆきの新境地を開く傑作」「最後には涙が・・・」


孤宿の人 下孤宿の人 下 (詳細)
宮部 みゆき(著)

「じんわり。」「静かに」「ひたすら泣ける時代ミステリー」「久々に涙を誘う人物の創造」「感動の結末」


▼クチコミ情報

あかんべえ

・「「模倣犯」よりおもしろい!?
両親が料理屋を開き、深川に引っ越し、死の一歩手前までの大病をしてしまうおりんが、三途の川原で老人と出会い、生き返ると幽霊が見えるようになっていた。その料理屋で会う幽霊達と人間のストーリー。宮部氏の話の展開は相変わらず絶好調で、読み始めると最後まで飽きさせない。話の展開といい、登場人物(幽霊)の個性といい、読み終えるのが惜しい。

・「あなたは亡者になりたいですか?
私は読書がキライです。が、「模倣犯」をきっかけに読み始めた宮部作品の第2弾も、話の展開がよく、個性豊かな登場人物(幽霊も含む)の背景が詳細に書かれていることで感情移入しやすく、一気に読み進めることが出来ました。

おりんの汚れのない真っ直ぐにモノを捉えることの出来る心の目に感動し、人間と幽霊との触れ合いに涙し、読み終えた後、何とも言えない爽やかな気持ちになれました。まさに読書の幸せを感じることの出来る一冊ですね。

生きている間のしこり・悲しみ・浅ましい考えにより亡者となるならば、私にもその可能性が・・・

・「迷路
心の中にすみつく感情の迷路をときほぐし、やさしい包容力で幸せへの手引きをしてもらったような読後感だった。

・「人情おばけモノの中では傑作
宮部みゆきにしか書けない幽霊モノ、人情モノ、推理モノ。よくできていて面白い作品です。幽霊たちと孤独な主人公おりんの交流を軸に、30年前の事件の謎やおりんの一家に隠された人間模様を描いていきます。玄之助をはじめとする幽霊が魅力的に描かれており、おりんが彼らから生きる意味を学ぶ。全体を通じて「人が人を救う」というメッセージが貫かれていて、宮部みゆきらしいヒューマンタッチの作品だと思います。後半は謎解きが進んでいきます。愛すべき幽霊たちは、「自分はなぜ(成仏せずに)ここにいるのか」を知りたがっていて、おりんの取り組む謎解きはまさにその謎を解き明かすこと。謎を解くと幽霊との別れは避けられない。おりんはその葛藤の中で成長していきます。クライマックスの和尚の描写は、(詳しく書かないけど)スティーブン・キングの影響があるようです。工夫があると思いました。宮部みゆきの幽霊ものの中では、一番の長編で読み応え十分です。お勧めです。

・「心が暖かくなる、不思議な“怪談”
 時は江戸時代。舞台は、“いわくつき”の土地にたつ料亭。大人たちの間には色と欲が渦巻き、そして、現世に未練を残す幽霊たち…。 これで作者が○井志麻子なら、ドロドログログロエロエロの世界が展開されるんだろうし、○野夏生の作品であれば、人間の醜さをこれでもかと暴き出すピカレスク・ロマンになるのだろう。しかし、宮部みゆきが書くと…あら不思議!なぜかこのモチーフが、泣けて笑える人情時代劇になってしまいました。

 主人公は、何故か幽霊達と話が出来るようになってしまった、料理屋の一人娘・おりん。この娘が、解説で作家・菊地秀行も(この人選も中々シャレがきいてるが)書いているように、実にけなげ。幽霊騒動に振り回される家族を気遣い励ましながら、それぞれに屈託や未練を抱える幽霊達を“成仏”させようと奮闘する。彼女の奮闘が、やがて、幽霊達、そして大人たちの抱える様々な問題を、少しずつ解きほぐしていく…。

 これ、映画かドラマにしたら面白そう。勝手にイメージキャストすると、玄之介(幽霊)は堺○人、おみつ(幽霊)は杉○彩…って、全部、幽霊のキャスティングかよ!?…でもその位、登場する幽霊達がみな、人間臭くて魅力的。

 心が暖かくなる、不思議な“怪談”です。

あかんべえ (詳細)

弥勒の月 (文芸)

・「あさのさんの時代小説
ある日、小間物問屋の若おかみの溺死体が見つかります。同心の信次郎は、妻の死体を見た主人・清之介が全く動揺しないことや悲しみもしないことから、清之介が事件に関わっているのではないかと思い始めます。本所深川を舞台にして、信次郎の真実を暴く物語が始まります。

捕り物なんでしょうが、明らかになっていくのは事件の全貌だけでなく、人々の心も同じです。そこは決して綺麗なものばかりではなく、葛藤や悲しみが溢れて、助けを求めています。時代小説なのですが、人間は昔も今も元の部分は同じで、色々と考えさせられたり、その悲しみや痛みにも共感出来る部分もあります。

台詞もすいすい読めるし、江戸の町がすごく生き生きしていて、ぐいぐい物語りに引き込まれていきます。

悲しいお話ではあるのですが、しかし、後味はすっきり。読み終わった後は、「また明日も頑張ろう」という気持ちにさせてくれる一冊です。

・「時代小説の世界にようこそ
もともと時代小説は好きだった。で、「バッテリー」であさのあつこに出会って「はまった」。そういう評者としては本書を書棚に発見したときはかなり驚いた。「えっ?あさのあつこが時代小説?」しかもかなり複雑な捕物帖(ミステリー)である。が、ご心配なく。面白いから。ミステリなのでストーリーについては書かない。でも、読み終わったあともっと続きが読みたくなる本であることは間違いない。

・「読まず嫌いは損!
週刊誌のレビューでいくつも大絶賛されていたので、購入。テンポ良し、人物描写良し、ストーリーも明確(ミステリー仕立て)、かつ、練られている。それより、テーマに共感した。岡っ引きの呟く「これが、生きるってことさ」この本は、嫌なことがたくさんある毎日だけど、放り出すわけにはいかない現代に閉塞感を感じている人間へのバイブルだ!←言い過ぎか?時代小説だが確かに同世代的である。時代小説だから読まない、という人は損するかも。時代小説を読まない私ですらそう思った。

・「映画化を切望
『夜叉桜』と併せてエキサイトしました。読み終えた後はまるでエンターテイメント時代劇を堪能した気分でした。主要登場人物である信次郎=織田裕二、清之介=草ナギ剛、伊佐治=國村隼、おりん=菅野美穂、おしの=長山藍子を配したのですが、その表情まで鮮やかに目に浮かび映画化を切望してしまいました。実現される日が来ないものでしょうか・・・

・「さくさく読める時代劇
あさのあつこの時代劇ということで、恐る恐る手にしたのだが、なかなか面白かった。時代ものというのは馴染みがないとまず入っていけないし、敬遠している人は多い。当時の生活が道具も暮らしも社会も、たとえば同心がなんなのかがわからなければさっぱり筋は追えないのは当然だ。読み手の教養不足も問題だが、時代劇を発信する側の怠慢も大いにあるのではないかと、読んで感じた。面白ければ読もうとするはず。「弥勒の月」は正統な時代劇ファンにはなんともしがたいルール違反はいくらでもあると思うけど、そんなことは気にならずに引き込まれた。

立場が違えと同じ闇を背負っている若い同心と、謎の若旦那。入水した若いお内儀の死の真相をめぐるふたりの対峙はミステリアスであり、どこか色っぽい。この二人にからんでくる初老の親分がまたいい味を出している。登場人物の書き分けや絡ませ方もなかなかうまいし、話の先が知りたくなる。この色気のある若い同心と、岡引の親分さんのコンビの続編が出ればまた読むだろう。最後があっさりとしすぎた感があるから、星は4つ。

弥勒の月 (文芸) (詳細)

孤宿の人 上

・「読みやすい!
とにかく読みやすくて良かったです。最後は感動で涙してしまいました。(上)は(下)への伏線的な感じがします。(下)に入ると本当に一気に話が進んで行きました。僕は時代物はあまり読まないのですが、これを機にさらに時代物が読みたくなりました!おすすめです!

・「ひたすら泣ける時代ミステリー
■薄幸の少女・ほう、10歳。数奇な運命から彼女は、讃岐国丸海藩に流された幕府の罪人・加賀殿の幽閉屋敷で下女として働くことに。やがて芽生える加賀殿とほうの不思議な心の交流。物語は、ほうを気遣う女性・宇佐をもう一人の主人公にすえて、藩に渦巻く陰謀とそれに翻弄される人々を描く。危険が迫る中、加賀殿がほうに授けた知恵とは? 哀切ここに極まり、クライマックスはひたすら泣ける。

・「孤宿の人(上.下)
 宮部みゆきさんが好きな人は宮部ワールドにどっぷりつかる幸せを味わえるし今まで読んだことない人はきっと新たな宮部ファンになることを確信します。 登場人物に一人として悪人はいません。時代の流れ、政治に翻弄され不幸な目に会う人はたくさん出てきます。それでも悲しい物語にならず、感動が残ります。 作者が自ら書いてるように悲しい物語だけどそれだけに終わらないようにした、というのがよくわかります。 でも私は下巻の最後のほうはティッシュをにぎりしめ泣きながら読みました。悲しい涙ではなく、せつなくて。 登場人物の中で、私はほう、と加賀さまが好きです。二人が出てくる場面が美しくて何度も読み返したくなります。そのほかにも魅力的な人物がいっぱいです。 宮部みゆきというすばらしい作家が生きている時代に自分も生きててよかったと真剣に思える作品でした。

・「宮部みゆきの新境地を開く傑作
これまで著者が描いてきた江戸下町の人情モノとはまたひとあじ違った時代小説。帯に「新境地を開く傑作」とあるが、期待を裏切らなかった。読み終わってしばし余韻にひたった。一気読みで、物語の中に入りこんでいたので、どこかに旅行にでかけたような疲労感。

『孤宿の人』とは舞台となる讃岐の国丸海藩に幽閉される「加賀殿」のこと。怪物・妖怪と呼ばれ、この地で起こる様々な怪異現象・事件の原因とされてしまう。その裏には様々な人々の思惑がうごめいているのだが。ここにもう一人の主人公「ほう」という少女が絡んで物語は展開する。後半「ほう」と「加賀殿」との交流がいい。

・「最後には涙が・・・
推理小説ファンがいつのまにか宮部みゆきファンになってしまって、新刊は必ず読んでいる。予約をして買った本だったが期待を裏切らず2日間睡眠時間を削って一気に読んでしまった。時代小説で作中に人殺しがいくつも出てくるのに、いつの間にか作中の人物たちの心の優しさに涙してしまう。謎解きの糸口は、いたるところに散りばめらて、思いもかけない方法で解決される。やっぱり宮部みゆきなんだ。

孤宿の人 上 (詳細)

孤宿の人 下

・「じんわり。
野育ち、あほう、と言われる「ほう」を中心にとつとつとした光景が描かれる上巻。登場人物が多く、藩の背景も丁寧に描かれているので中だるみ、と言う意見があるのも頷けるところですが、下巻に入って一気に読ませます。四国の丸海藩に流されてきた江戸の大罪人・加賀と、無垢なほうとの心のやり取り。人の心の闇を嫌と言うほど見てきて人生に倦んだ加賀と、人の心の闇によって丸海藩に居つく事になったほうの手習いのシーン、二人の別れのシーンは涙をこぼしました。小気味よい江戸ものも上手な宮部氏ですが、この作品は悲しい物語。でもじんわりと、心に響く何かがあり、読後感は悲しいながらもとても暖かです。

ほうはその後、どうしたのかな。幸せだといいな。と読み返すたび思う作品。

・「静かに
筆者自身も言うとおり悲しい話でした‥加賀殿お預かりという一つの出来事をきっかけに、多くの出来事が起こり、様々な人々の思いが行き交います。正しいからといってそれを貫き通すことが出来ず、知ってるのにそれを嘘で覆い隠す事が正しいとされる、そんな世の中に対し怒りを感じる者、それを上手く利用して暗殺を行う者、傍観する者。けれども、登場人物それぞれが自分自身の信念をもち自分にとって正しい道を探し、進んでいきます。悲しい話です、けれどもその中での人々の思い、信念に、胸を打たれ、読み終わったあとには静かな感動が広がる話です。

・「ひたすら泣ける時代ミステリー
■薄幸の少女・ほう、10歳。数奇な運命から彼女は、讃岐国丸海藩に流された幕府の罪人・加賀殿の幽閉屋敷で下女として働くことに。やがて芽生える加賀殿とほうの不思議な心の交流。物語は、ほうを気遣う女性・宇佐をもう一人の主人公にすえて、藩に渦巻く陰謀とそれに翻弄される人々を描く。危険が迫る中、加賀殿がほうに授けた知恵とは? 哀切ここに極まり、クライマックスはひたすら泣ける。

・「久々に涙を誘う人物の創造
失礼ながら、宮部作品を読んで泣いたのは久しぶりです。泣かせる場所とわかっていてもラストに泣いてしまったのは、ひとえにほうという少女の造形のうつくしさゆえです。スト-リ-の幕切れが見えているだけに、バタバタと筋書きが進んでいくのですが、ほうにだけは確かな手触りが感じられます。あとの人物はどうも、いかにも映像的というか(それもマンガとかアニメとか)、陰影にかけるというか、どこか浅い感じです。加賀殿にも宇佐にも、もう少し深みがほしかった。加賀殿の運命の悲哀も、書き込めばもっともっと読みごたえが出たでしょうに、もったいない。それを補ってあまりある最後の涙体験でしたので、ほうに☆5つとしました。(初期の宮部作品の物凄さはもう戻らないのかなあ。やや甘の☆5つにはその期待がこもっているのですけど。)

・「感動の結末
上巻での事件の進展はあっというまに広がるが、その中で少女「ほう」と悪鬼として怖れられている「加賀様」の交流が始まる。二人の交流はおぞましい事件の中での癒しのシーンである。蕃全体がパニックになる中で純真な少女の動きが美しい。ラストシーンではいつもの宮部作品には涙を流さない私なのに、珍しく泣いてしまった。宮部ワールド大好きの私であるが、今回は最後にぐっとくる結末で本当に久々の大感動であった。

孤宿の人 下 (詳細)
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