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▼70年代ATG映画:セレクト商品

日本の悪霊 [DVD]日本の悪霊 [DVD] (詳細)
黒木和雄(監督), 早川義夫(アーティスト), 岡林信康(出演・声の出演), 佐藤慶(出演・声の出演), 観世栄夫(出演・声の出演), 高橋辰夫(出演・声の出演), 渡辺文雄(出演・声の出演), 高橋和巳(その他)

「高橋和巳とは違う」


修羅 [DVD]修羅 [DVD] (詳細)
松本俊夫(監督), 中村賀津雄(俳優), 唐十郎(俳優)

「傑作と言っていい。」


書を捨てよ町へ出よう [DVD]書を捨てよ町へ出よう [DVD] (詳細)
寺山修司(監督), 佐々木英明(俳優), 斉藤正冶(俳優), 小林由紀子(俳優), 新高恵子(俳優)

「表現は時代に突き刺さる刺でなければならない」「新鮮」「注:予告編のネタバレ多少あり?」「寺山映画も好きだが、丸山明宏(現美輪明宏)を見たくて」「過去の作品であるが」


儀式 [DVD]儀式 [DVD] (詳細)
大島渚(監督), 河原崎建三(俳優)

「戦後25年の総括、大島渚の真骨頂」「ハマる人はハマります。」「佐藤慶のあの独特の声」「オオシマ全人生のはやすぎる総括」


告白的女優論 [DVD]告白的女優論 [DVD] (詳細)
吉田喜重(監督), 浅丘ルリ子(俳優), 岡田茉莉子(俳優), 有馬稲子(俳優), 木村功(俳優), 山田正弘(脚本)

「映画的(吉田監督的)虚構」「映像美学と心理サスペンス劇・・・・それにルリ子のヌード!」


若松孝二 初期傑作選 DVD-BOX若松孝二 初期傑作選 DVD-BOX (詳細)
秋山未知汚(俳優), 若松孝二(俳優), 石川・恵(俳優), 寺島幹夫(俳優), 横山リエ(俳優), 伊藤英男(俳優), 葛井欣士郎(俳優), 足立正生(俳優), 出口出(俳優), 谷川俊之(俳優)

「横山リエ」「これも、「時代」の流れというものか、若松の過激な「政治」三部作、DVD化。」


夏の妹 [DVD]夏の妹 [DVD] (詳細)
大島渚(監督), 栗田ひろみ(俳優)

「早すぎた断罪」「夏の妹」「懐かしさで見ました」「何が面白いのかさっぱり分からない」


股旅 [DVD]股旅 [DVD] (詳細)
市川崑(監督), 萩原健一(俳優), 小倉一郎(俳優), 尾藤イサオ(俳優), 井上れい子(俳優)

「格好悪いけど・・」「お茶を飲むのも命がけ」「追悼・市川監督」


戒厳令 [DVD]戒厳令 [DVD] (詳細)
吉田喜重(監督), 三國連太郎(俳優), 松村康世(俳優), 三宅康夫(俳優), 別役実(脚本)

「ATGだなぁ、と」「何といっても三國連太郎」


津軽じょんがら節 [DVD]津軽じょんがら節 [DVD] (詳細)
斎藤耕一(監督), 江波杏子(俳優), 織田あきら(俳優), 中川三穂子(俳優), 西村晃(俳優)

「景色を見て欲しい!」「男って云う奴は・・・」「咆哮するうみを見よう」「カメラにうるさい監督」「大画面で見たい映画」


竜馬暗殺 [DVD]竜馬暗殺 [DVD] (詳細)
黒木和雄(監督), 原田芳雄(俳優), 石橋蓮司(俳優), 中川梨絵(俳優), 松田優作(俳優), 桃井かおり(俳優)

「黒木和雄を追悼し、氏の最高傑作を再見しよう。」「原田芳雄の眉毛だったからこそ!」「時代劇の大傑作」「30年探していたのです。」「日本史に残る名作!!」


あさき夢みし [DVD]あさき夢みし [DVD] (詳細)
実相寺昭雄(監督), ジャネット八田(俳優), 花ノ本寿(俳優), 寺田農(俳優), 大岡信(脚本)

「素晴らしい明暗のコントラスト」「宮廷から修行へ。元寇のときの精神世界の陰と陽。」


田園に死す [DVD]田園に死す [DVD] (詳細)
寺山修司(監督), 菅貫太郎(俳優), 高野浩幸(俳優), 八千草薫(俳優), 原田芳雄(俳優)

「夢に出そう。」「私の人生を狂わせた映画」「休日前に見ましょう」「こんなに心を揺さぶられるのには訳がある」「超人バロム1の少年の寺山映画」


祭りの準備 ニューマスター版 [DVD]祭りの準備 ニューマスター版 [DVD] (詳細)
黒木和雄(監督), 江藤潤(俳優), 馬渕晴子(俳優), ハナ肇(俳優), 竹下景子(俳優), 原田芳雄(俳優), 中島丈博(原著)

「原田芳雄でしょ!やっぱり。」「閉塞感からの脱却」「1970年代の最も印象に残った日本映画」「60年代、地方の若者の青春をリアルに描いた傑作」「竹下景子にびっくり。」


本陣殺人事件 [DVD]本陣殺人事件 [DVD] (詳細)
高林陽一(監督), 中尾彬(俳優), 田村高廣(俳優), 新田章(俳優), 高沢順子(俳優), 横溝正史(原著)

「因果は巡る水車」「探偵は決して当事者たり得ず… 「断絶」と青春の彷徨と」「最高傑作」「横溝作品最高の映画化」「高橋陽一監督」


青春の殺人者 デラックス版 [DVD]青春の殺人者 デラックス版 [DVD] (詳細)
長谷川和彦(監督), 水谷豊(俳優), 内田良平(俳優), 市原悦子(俳優), 原田美枝子(俳優), 中上健次(原著)

「これぞ青春映画」「殺すことを厭わぬ私の鏡像」「暗く、かつ軽く」「不思議。」「念願のDVD化おめでとうございます。」


サード ニューマスター版 [DVD]サード ニューマスター版 [DVD] (詳細)
東陽一(監督), 永島敏行(俳優), 吉田次昭(俳優), 森下愛子(俳優), 島倉千代子(俳優)

「ただの青春期の思い出というのではなく・・・」「移ろいでゆく世界と不明な自分」


もう頬づえはつかない [DVD]もう頬づえはつかない [DVD] (詳細)
東陽一(監督), 桃井かおり(俳優), 奥田瑛二(俳優), 森本レオ(俳優)

「☆青春☆」「NO.71「も」のつく元気になった邦画」


ヒポクラテスたち [DVD]ヒポクラテスたち [DVD] (詳細)
大森一樹(監督), 古尾谷雅人(俳優), 光田昌弘(俳優), 柄本明(俳優), 伊藤蘭(俳優)

「思い出も含めて星5つ」「永遠の学生必見の映画」「青春群像」「この映画はジャケットからは伝わってこないですよ。良い映画です。」「左翼、出世、夢、生活。」


ツィゴイネルワイゼン [DVD]ツィゴイネルワイゼン [DVD] (詳細)
鈴木清順(監督), 原田芳雄(俳優), 大谷直子(俳優), 藤田敏八(俳優), 樹木希林(俳優), 内田百ケン(原著)

「忘れられない悪夢のような」「難解だけど、なぜか魅せられる不思議な映画。清順の最高傑作。」「美しい工芸品」「モダニスト・鈴木清順の真髄」「死の世界が手招きしている」


ガキ帝国 [DVD]ガキ帝国 [DVD] (詳細)
井筒和幸(監督), 島田紳助(俳優), 松本竜介(俳優), 趙方豪(俳優), 紗貴めぐみ(俳優)

「井筒和幸のリアリズム」「イカつい映画」「日本映画の傑作である」「これが大阪や!」「今の所、邦画で一番好きな作品」


遠雷 [DVD]遠雷 [DVD] (詳細)
根岸吉太郎(監督), 永島敏行(俳優), ジョニー大倉(俳優), 石田えり(俳優), 横山リエ(俳優), 立松和平(原著)

「若さと勢いを感じます」「祝!再発売決定!」「1982年の日本映画賞を総なめした、名作です。」「名作と思う」「秀作だと思いますが・・・」


風の歌を聴け [DVD]風の歌を聴け [DVD] (詳細)
大森一樹(監督), 小林薫(俳優), 真行寺君枝(俳優), 巻上公一(俳優), 坂田明(俳優), 古尾谷雅人(俳優), 村上春樹(原著)

「傑作とは言い難いが、不思議な魅力を持った、静かなカルト・ムービー」「こころは8ミリ映画」「原作ファンを決して失望させない、映像ならではの解釈」「春樹と一樹−阪神間の青春」「これは嬉しい」


近頃なぜかチャールストン [DVD]近頃なぜかチャールストン [DVD] (詳細)
岡本喜八(監督), 利重剛(俳優), 古館ゆき(俳優), 藤木悠(俳優), 財津一郎(俳優)

「面白いが…」「本当は若い人達のために・・・・・・。」「山藤章二のジャケットが秀逸!」「人間模様が面白い作品」


岡本喜八 邂逅篇 STRANGERS DVD-BOX岡本喜八 邂逅篇 STRANGERS DVD-BOX (詳細)
岡本喜八(監督), 菅原文太(俳優), 宮下順子(俳優), 永島敏行(俳優), 勝野洋(俳優), 真田広之(俳優), 岸部一徳(俳優), 古谷一行(俳優), 財津一郎(俳優), 鈴木京香(俳優)

「キターーーーー!!」


▼クチコミ情報

日本の悪霊 [DVD]

・「高橋和巳とは違う
原作とはだいぶ内容が異なりやくざ映画になってしまいました。

オープニングの渋川の町並みに流れる岡林のラブジェネレーションが最高でした。30年前劇場で見たはずなのに覚えていたシーンは岡林がリヤカーを引いてガイコツノ歌を歌うシーンだけ。監督はあえて白黒映画で閉塞された時代感とリアル感をだしている。佐藤慶が二役だったとは・・・ラストで村瀬は死ぬのか? やくざと学生運動がどうリンクするのか?答えは自分の中にある。高橋和巳ファンは小説とイメージが違うので見ないほううがいい。岡林信康ファンあるいは70年代の日本に郷愁を抱いている向きにはお薦めのDVDです。

日本の悪霊 [DVD] (詳細)

修羅 [DVD]

・「傑作と言っていい。
松本俊夫は前作の『薔薇の葬列』でかなりアヴァンギャルドなテーマである同性愛の世界を前衛映画的に描いているが、この映画でも観客の心理に訴えかけるような手法、例えば照明など、が十分に発揮されている。

恋愛に金が絡み、さらにだまされた主人公の中村賀津雄の怨念、女の執念や当時のどきつい身分制などの問題が、幼児すら殺す大量殺人へと発展する。誰にでも分かりやすく、またその話の流れの描き方が実に上手く、たたみかけるような展開には見ていて時間の経過を感じさせられず、一気に見たという充実感を得たくらいであった。

修羅 [DVD] (詳細)

書を捨てよ町へ出よう [DVD]

・「表現は時代に突き刺さる刺でなければならない
本当に「かっこいい!」の一言。このスピード感は現在観ても古びてはいません。「田園に死す」もいいですが、こっちの方が洗練されてない分、いかがわしく、あの時代の熱気をモロに伝えてくれます。いつも思うのですが、やはりあの時代に、既に、映画にしろ演劇にしろ、表現の文法はすべて出そろってしまったのかも知れません。現代はあの時代の「実験」を洗練させる形でなんとか表現のバリエーションを増やそうとしていますが、洗練されればされるほど、表現が本来備えるべき「まがまがしさ」が脱臭されていってしまうように思えてならないのです。最近の文化が「つまらない」のもそのせいでしょう。寺山修司は「時代に突き刺さる刺」でした。現代は、どこにそんな人がいるかなあ・・

・「新鮮
むっかしの映画なのにすごく新鮮。それは、私もまだ生まれて来ていない知らない時代だから当たり前なのかもしれないけど、今次々と生まれてくる新しいものにも感じた事のないような新鮮さを感じます。寺山修司の映画は、難しく、深い意味がありそーな所と、滑稽な場面。それが混ざりに混ざってできているような気がします。だから、素晴らしい思想の持ち主だと尊敬してても、ずっと難しい顔とか頭で見ているとそういう滑稽な部分を難しく捉えてしまいがち。また、そうなってる自分に気付いた時の、自分に対する羞恥もあったりして面白いです。しかも寺山修司をわかったような気になった時に限って毎回そういう思いをします。だから、どう頑張っても届かないような、極められないような気に益々させてくれる!!…そういう風に思わせてくれる加減のよさにセンスのよさを感じます。それと個人的には…青森の言葉がしみます。

・「注:予告編のネタバレ多少あり?
最近、DVDのパッケージのデザインが良くないのが多い。それならこの寺山のシリーズのように、当時のポスターをそのままジャケットに使った方が商品としては良心的だ。当時映倫に新高けい子、佐々木英明のベッド(?)シーンなどカットを命じられ、寺山は一般映画として封切り青少年にこの映画を見せたかったのでカットに応じた。そのせいか、映倫の審査書類(本編には出てこない)を多用した予告編、テンポもノリも良い。田園に死すも含め、チャプターのデータはもう少し調べて欲しかったものだ、どうせなら。この映画のラストは映写技師が劇場の客電をつける演出になっているが、ほとんどの劇場は協力せず、寺山自ら演出した人力飛行機舎主宰の上映のみで、「灯りつけ」は体験できた。せめてこのDVDでは自室の灯りを自分でつけ、当時の上映演出を含め、この作品を堪能しようではないか。

・「寺山映画も好きだが、丸山明宏(現美輪明宏)を見たくて
 地獄のマヤという端役で、彼(彼女)は出ている、ずっと浴槽に浸かりたままの、地獄の存在といて、存在感を持って彼は登場し、直ぐに消えてしまう、女装の彼は美しい。地獄とはとても思えないうらぶれたカリカチュアーの世界の中で、彼は輝きを放っていた。…DVD化されているのはこの作品ぐらいしかないので、彼の若かりし日々を知る由がない。本当は三島由紀夫と共演した「黒蜥蜴」を見たいのだが、DVD化はまだである。 肝心の寺山映画であるが、ある意味彼らしく、現実を、夢想、過去が重なり合い、決して昇華できない映画の枠を飛び出た「怒り」として噴出される。30数年前の怒りであるが、今も受け継ぐべき怒りではないのか?今の若者は変に分かりが良過ぎる。 

・「過去の作品であるが
 この映画は制作されておおかた40歳を迎えようとしているが、私はまだ20前半である。昭和の最後に生まれた私が見ても、かなり斬新で、新鮮で、かつ衝撃的な映像であった。 寺山修二がどうこう、という話はさておき、この映画にでてくるいわゆる「フーテン族」、彼らの服装は男女とも、そこらへんをうろついている現代の大学生と全く同じであることに驚いた。ひょろい体、細身のジーンズ、覚えたてのタバコを吹かし、ロン毛がかっこいいとされる時代。昭和なぞ笑止、などと現在の平成の大学生が笑い飛ばすが、我々大学生はその古い時代と同じ服装をしている。物質的には進歩したかもしれない。だが、人間は何も進歩していない。 「コカコーラの瓶のなかのトカゲ」、最後に青年が連呼するこの一言にこそ、寺山修二の人生観、そして日本観が示されているような気がしてならない。拾われたトカゲは瓶のなかで育ち、気がつけば大きくなりすぎて瓶から出られなくなっている。その瓶を国境に、そのトカゲを日本に置き換えたらどうだろう。どこぞの国々を手本(=エサ)としながら発展(=成長)してきたはいいが、瓶の出口のことなど考えずにひとりで大きくなってしまった。 今も日本の基本体質は変わっていないだろう。ここまで日本を大きくしたのが、瓶のなかのトカゲ時代の人たちなのだから。そしてそういった人たちはまだ現役で、会社を牛耳っているのだから。そろそろタマゴでも残して、自分の子孫に希望を託し瓶から這い出させてもいいだろう。瓶を抜けた彼らは、彼らなりになにか大きいことをやってくれるかもしれない。

書を捨てよ町へ出よう [DVD] (詳細)

儀式 [DVD]

・「戦後25年の総括、大島渚の真骨頂
この十何年かで観た日本映画でも心をえぐられたという意味ではベスト3に入ります。

監督の大島渚が後日談で、こんな低予算で戦後25年の総括しろというのは無理があったとボヤイていた記事を見た記憶があります。

この映画はとにかく人間の心の奥底のドロドロしたものが全編にみなぎっていて、これから観るつもりの人はかなり覚悟した方がいいと思います。疲れていたり、調子の悪い時の鑑賞は勧められません。

映画にコアなものを求めてる人はハマること請け合いです。武満徹の神経を逆撫でする音楽も効果を上げている。

初めて観た時VHSだったのですが、裏表紙のスチールを見て(昭和初期の食卓の写真)これは凄そうな映画だぞと予感し結果は予想以上の複雑な後味が残りました。

・「ハマる人はハマります。
十代の多感な時に見て涙した覚えがあります。私にとっては死とエロスを感じる映画です。

後半の、主人公が「耳が・・目が・・」と苦悩しながら寝そべってる時に賀来敦子が「かわいそう」といって目にキスするシーンが好きです。

人によってはとても心に残る映画だと思います。昔の若者はこんなに苦悩していたのか~と考えさせられます。

現代の若者である私には理屈上ではリアリティは感じませんが圧倒的な世界観に引き込まれます。

・「佐藤慶のあの独特の声
武満徹の哀しい音楽、そして、木枯らし紋次郎のお尻(笑)。一度見たら忘れられない映画です。

DVDの画質ですが、片面一層の割には良い方ではないでしょうか。ただスクイーズ収録でないのが残念。

・「オオシマ全人生のはやすぎる総括
 この映画に感動できる人は限定される。しかし、人生の挫折、闘いを知っているあなたには、ムヤミニ心に焼き付いてしまう圧倒的な一品でしょう。  この作品にはまってしまったあなたは、飼育も東京戦争も春歌考もみないではいられない。

儀式 [DVD] (詳細)

告白的女優論 [DVD]

・「映画的(吉田監督的)虚構
1つの映画に共演するまでの3人の女優の素顔と女優という仮面のときの対比、というよりもこの映画は3人の女優の「素」の状態を暴露するという方法論を基本的にとっていると思います。それはどういうことか?まず、出てくる俳優は、ほとんど例外なく、欠点をさらけ出されます。顔の接写などによる皺やシミなどとともに顔のゆがみや化粧のノリの悪さなどもフィルムに記録されているのです。これは監督ー岡田さんに対する信頼によるものでしょうが、観ている我々とすると女優の「いわゆる、女優としての仮面を被っていない顔」を観ること自体、非日常的で、観ていてそこにエロスさえ感じられます。また各女優のエピソードにおける、疎外感は女優という仮面をつけるがために必然と生まれてくるものなのでしょう。この人間本来的にある、孤独感とプライドかつ美と、普通の顔の比較などをうまく描ききった脚本は秀逸と言わざるを得ないと思います。初めはつまらないのかもしれない。しかしこのような構造に気が付き3人の女優の顔をなめまわすように観るととてつもなく内的興奮を呼び覚まします。ぜひ一度ご覧ください。素晴らしい実験的な作品だと思います。このような映画はそう簡単に撮れるものではありません。とても良い映画であり、映画的(吉田監督的)虚構を構築できているすばらしい作品だと思います。「嵐が丘」や小津監督についての映画、とともにこの監督の代表的な作品だと思うけど。。。

・「映像美学と心理サスペンス劇・・・・それにルリ子のヌード!
まず映像に惹きつけられる。物を手前にして上方あるいは下方から望遠で捉えたようなカメラアングルや、絵画的な象徴性さえも感じる画面上の構図の特異さ。1コマ1コマが印象的で美しい。そのことは大物俳優(3人の女優に三国連太郎)や新進俳優(原田芳雄、太一喜和子、細川俊之)たちの動きや台詞回しの舞台劇的な大仰さと対照をなしていると同時に、奇妙な緊張感も生み出している。どの女優たちのエピソードも最後まで結末が見えてこない心理サスペンス劇仕立てで、それぞれの思惑に錯綜する人間関係が、夢分析、過去のトラウマ、深層心理などをからめながら、巧妙な仕掛けが用意されていて目が離せなくなる。それにしても、浅丘ルリ子が圧倒的に好きだ。セックス恐怖症の女優という設定だが、発散できぬ欲望に身悶えしたり、全裸になって歩く後姿(代役でなければ・・)のショットなど、日活時代にはありえなかったシーンを目撃できる驚きと喜びがある。特に、白いドレスを着て鏡面に横たわり2重写しになった彼女をとらえたショットは陶酔的な美しさだった。

余談だが、各女優のそばに常にいて重要な役割を果たす女性たちが、みな若くて美しく、おそらく当時流行のホットパンツをはいてその見事にきれいな足を見せてくれているのは、何か演出上の意図があったのだろうか、それとも吉田氏の、美を求める芸術家としての目がそれを望んだのだろうか。

告白的女優論 [DVD] (詳細)

若松孝二 初期傑作選 DVD-BOX

・「横山リエ
「天使の恍惚」が見直したくて買ってしまったのですが、あの当時が甦って来ます。過激なテロリズムと横山リエの「海燕」は未だに鮮明です。NHKの問題作、早坂暁「天下御免」にも横山リエが出演して、やるせない女と、題名は忘れましたが、歌を歌っていました。NHKが若松孝二や大島渚作品に出た横山リエを使う等、奇跡のような事でした。横山リエのほんの数コマのヘアーも見えます。前バリしていないんですね(驚)

・「これも、「時代」の流れというものか、若松の過激な「政治」三部作、DVD化。
 「性」と「暴力」、「政治」を題材に、絶えず時代を疾走してきたスキャンダラスで過激な映画監督である若松孝二の、極めて「政治的」な作品集。どれも、70年前後、全共闘運動が最も高揚し、そして、70年安保闘争敗北により退潮後、武装闘争を唱え、孤立、尖鋭化していった一部の新左翼セクトとその周辺をテーマにしている“危険”な作品だ。中でも、「天使の恍惚」は、若松が、盟友の足立正生と、日本赤軍の重信房子の招きで、パレスチナに出向き、PFLPと赤軍のドキュメンタリー・フィルムを製作した直後に撮影しただけに、「時代」の過激な空気が充満している。この映画の上映中止に、公安とマスメディアが共闘し、配給元、地域商店街を抱き込み、ATGに圧力が掛かった辺りの話は、若松の自署「俺は手を汚す」や「時効なし」に詳しく述べられているので、興味のある方は、一読をお薦めする。あれから、35年近く経ち、その後、赤軍のスポークスマンとして、アラブに旅立った足立正生は、2000年に強制送還された。“立て看”を見た事すらない学生が殆どとなった今日、かって、日本にもこんな時代があった事を認識させてくれる。それにしても、DVDボックスの、ニュー・デジシネ仕様とは、えらく、「ブルジョワ」的だね(笑)。

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夏の妹 [DVD]

・「早すぎた断罪
一見、メロドラマ風のストーリー形式の中に政治的アレゴリーをふんだんに盛り込んだ作品で、主人公の「兄」は復帰後の沖縄を象徴している。語られていることを大雑把にまとめると、「沖縄は日和った。観光地に成り下がり、堕落した。今の沖縄はヤマト(本土)的な物との奇怪な混合物であり、「わけのわからない子供」じゃないか。お前なんか偽者だ、沖縄なんか還ってこなければよかった」、ということだろう。さらに深読みを覚悟でいうと、「人違い」とはヤマトへの誤った幻想を指していると思え、やがて沖縄は再びヤマトに裏切られる(戸浦六宏の転落シーン)であろうことが暗示されていると考えられる。ここでいくつかの問題点が浮かび上がってくる。まず、沖縄は決して日和ったとはいえないのではないか、大島達は沖縄の政治的ポテンシャルを過小評価していたのではないか、ということ。もうひとつは、そもそもこの種の断罪は、「沖縄は戦闘的でなければならない」という、外部からの一方的な思い込みを押し付けることになりはしないか、という点である。こうした押し付けが運動を自滅に追いやってきたことは指摘しておきたい。だが、ここで視点を変えてみると、この映画は連合赤軍事件以降の、運動圏の普遍的な行き詰まりを表象しているともとれる。そう考えると、ここに描かれたテーマは、なお、今日的な深刻さを孕んでいるのかもしれない。

・「夏の妹
栗田ひろみの初々しさと、新鮮な演技に、くぎづけになりました。沖縄の歴史と沖縄と本土の歴史を写実的にとらえていました。この映画は、沖縄が本土に復帰して間もない作品なので、車は右側通行、英語の看板が目立っており、町並みにも注意してみてもらいたい作品です。

・「懐かしさで見ました
二十年以上前に確か、新宿の映画館で見ました。それ以降、沖縄に少なからず縁を持つようになりました。今、この作品を見てみると、当時の沖縄の映像は物珍しく、見ることができますが、沖縄に対する思いは、傍観者の側からのものでしかないように感じます。外国人が撮影した、日本の紹介映画のようです。私自身、購入してから一回しか見ていません。

・「何が面白いのかさっぱり分からない
 私は、『戦場のメリー・クリスマス』が好きです。ですから、大島渚監督を悪く言いたくはありません。しかし、正直に言へば、この映画(『夏の妹』)の何が面白いのか、さっぱり分からない、と言ふのが、感想です。本土と沖縄の断絶を主題にして居る積もりの様ですが、製作者の独りよがりで終はって居ます。それでも、武満徹氏が音楽を担当してると言ふ所が、うーん、凄い。(苦笑)

(西岡昌紀/内科医)

夏の妹 [DVD] (詳細)

股旅 [DVD]

・「格好悪いけど・・
市川崑監督が、あの「木枯し紋次郎」で実験し、実績を作った後、手がけた作品。登場人物は貧乏臭く、寒々しいストーリーだが、映像は非常にシャープ。一つ一つの画が水彩画のように鮮やかで美しい。観客を故意に見放すような結末と、素朴なBGM。登場人物は暖かみたっぷりだが、作り手のクールなスタイルとのアンバランスさが絶妙。

・「お茶を飲むのも命がけ
よわい、あっけない、かっこわるいの3拍子揃った負け犬映画。尾藤イサオ、小倉一郎、萩原健一という異色キャストが、リアルに‘だめ’渡世人を演じてます。この‘だめ’加減は、一度見ると病みつきになっちゃいます。見終わった後、仁義をきる真似をするのは私だけではなかったはず...随所に出てくる渡世人の仁義紹介は歴史の勉強にもなります。

・「追悼・市川監督
日本のニューシネマ、ロードムービーの傑作だったと思う「股旅」。公開当時、本当に惚れ込んでいた。これは谷川俊太郎さんがシナリオに参加していた作品でもあった。その台詞と、市川監督独自の感性が張りつめた映像でぐいぐいと魅せる。とくにこの時代にあって、他の日本映画、時代劇映画につきもののようだったべたべたした「湿度」を振払った鮮烈な映像美があった。主演の三人と、捨て猫のようについてくる少女の道中の物語は、新鮮なみずみずしい青春群像でもあった。

天性の映画・映像センスを、もうたまらなくデリシャスに味合わせてくれた。その若々しくみずみずしくもある感覚。それは、観客動員数を満足すらさせる娯楽映画「金田一シリーズ」でも存在した。いやそれはむしろ、娯楽映画であるからこそ、悠々と、その持ち前のセンスを、職人的に、いわば優れた映画デザインとでも言いたくなるスタイル。その画面の切れ味美味しいカット割り、間、役者の表情を挿むタイミング、色彩感覚、空気感、そしてなんといっても、映画の始まりのタイトルから出演者の名前が流れる字幕。それが太ゴシックでばっちり画面にレイアウトされ映り出す、それがすでにワクワクさせる時間だった。

大好きな市川監督の御冥福をお祈りします。

股旅 [DVD] (詳細)

戒厳令 [DVD]

・「ATGだなぁ、と
なんとなく低予算かなぁとは思うがそんなことはどうでもよく、緊張感・重厚感が最後まで一時の気の緩みもなく続く。一人の人間が思想というものに押し潰されてゆくその過程を淡々と冷酷に描いた映画。

・「何といっても三國連太郎
三國連太郎は普通の俳優ではない。彼の生き方そのものが映画的であり、彼の経歴そのものが、二・二六事件の影の首謀者として処刑された北一輝を描くこの映画とリンクして、ほとんど人間・北の弱さ強さの全体像を描ききったと言ってよい。もちろん事件の背景にある日本的な抑圧関係の構図もよく見える。脚本が劇作家の別役実、テクノ・ミュージックを大正時代に響かせた一柳慧の音楽、座頭市千両首などを担当した中岡源権の照明など、スタッフも超一流だ。「釣りバカ」シリーズだけの俳優だ、と思ったら大間違いの三國の演技を見よ!。

戒厳令 [DVD] (詳細)

津軽じょんがら節 [DVD]

・「景色を見て欲しい!
江波杏子も綺麗なんだけど、この映画の主役は津軽の風景です。寒々しいのですが、美しいこの風景を堪能してください。

・「男って云う奴は・・・
男が一緒にいたくなるのはどんな女か? 男が一緒にいてやらねば、と思うのはどんな女か?

・「咆哮するうみを見よう
「あんたァー!」北の果て、大波が吠えかかる海岸を走る赤いコートの江波杏子。 強烈です。東京にも故郷にも居られないさすらう女、その女とごぜのイメージが重なり合うのです。

禁忌、村八分、生きるぎりぎりの毎日、ラクダの上下、別珍の布団カバー、トタンの家、、この映画に描かれる湿り気と静かな激しさはバブルのフィルタで濾されて無くなってしまった。(或いは潜ったのでしょうか)

・「カメラにうるさい監督
ひっそりとした津軽の漁村に戻ってきた真っ赤なコートの女、一緒に来たのは六本木からそのままやってきたような若いチンピラの男。女はふるさとに打ちのめされ、男はささやかな希望を見つけたが...。

鮮やかなコントラストで始まるこの映画は萩原健一、岸恵子のリリカルな映画「約束」の監督でもある斉藤耕一のキネ旬一位に輝いた作品です。

日本のルルーシュ、斉藤耕一の映像で津軽の風景がフランスの田舎のように見えてくる。ストーリーもマンガのように面白く、シリアスだが心に残る甘い映画です。

・「大画面で見たい映画
津軽のひなびた漁村を舞台とした女二人男一人の物語。監督は元スチルカメラマンで、構図の良さを認められて抜擢。確かに一枚一枚絵になる画面ばかり。望遠でピント操作というシーンが多く、なかなかに格好良い。

画面横一杯に広がる日本海。それに重なる津軽三味線。漁村のとんでもないひなび具合。めしいの少女のやるせなさ。子供の頃に見ていたら、トラウマになっていたと思います。

津軽じょんがら節 [DVD] (詳細)

竜馬暗殺 [DVD]

・「黒木和雄を追悼し、氏の最高傑作を再見しよう。
 黒木和雄監督が亡くなった。土本典昭、小川紳介、田原総一朗、東陽一等と共に岩波映画出身で、終始独立プロの低予算枠で良心作を撮り続け、晩年は戦時下3部作で、老いてますます社会派監督としての健在ぶりを見せていた。ただ、個人的には20代に名画座まで追いかけて観た、いまだその繊細で美しい映像が鮮烈なデビュー作の「とべない沈黙」から「原子力戦争」までのATG映画群が、やはり印象深い。なかでも、今作は、黒木が、新宿ゴールデン街の飲み仲間たちと、どうしても製作したいと切願し、多額の負債を抱えながら完成にこぎつけた渾身作で、最高傑作と言って良い。モノクロスタンダードのフレームの中、原田芳雄、石橋蓮司、中川梨絵、桃井かおり、外波山史明、松田優作らが、幕末の喧騒期に、ぎらぎらと人間臭く、熱く浪漫を語り、自堕落にセックスに興じ、倒幕の路線の相違と友情の板ばさみで苦悩する。60年代より蜷川幸雄と同伴して小演劇の世界で活躍していた清水邦夫の脚本が見事で、“早すぎた革命家”坂本竜馬と中岡慎太郎のふたりが、“仮に革命を成功させ、現権力を倒しても、所詮、次の権力が生まれ、移行するだけなのだ”と懐疑諦感してしまうのは、70年半ば当時の黒木たちの気分を代弁しているかのようだ。

・「原田芳雄の眉毛だったからこそ!
原田芳雄が男臭いというよりも野獣臭いフェロモンをものすごく噴出しています。はっきり云って、このフェロモン過多は三船敏郎以来のものではないでしょうか。大切なのは、だからといって、彼らが恐ろしい野卑な存在ではなく、男にも女にも一目置かれる愛嬌があるということです。この映画では閉鎖的な時間と空間のなかに、原田芳雄の体臭が濃厚に充満してくる黒木監督の演出がやはり見事です。

・「時代劇の大傑作
時代劇ファンならずとも映画好きな人なら観て損はない。竜馬最後の3日間を現代的な感覚でえがいた傑作。見事な映像、綿密な時代考証、本格的な殺陣、名優達の火花散るような演技合戦、マシンガンのような台詞。可笑しくてせつなくて豪快で、そしてどこかさびしい竜馬とその仲間達。やっぱり黒木和雄監督は凄い。そして、竜馬を演じさせたら原田芳雄の右に出るものはいない!

・「30年探していたのです。
ちょっとオーバーですが、本当です。中学の時追いかけていたATGの作品群の中でも、上位にランクされる名作。実は私、宮崎の出身なのですが監督の黒木和雄さんが同郷と知ったのは最近。上映中の「美しき夏ーキリシマ」を見て再度感動した次第です。黒木和雄の諸作品の中でも、引き締まったモノクロ画面と原田芳雄、石橋蓮司、松田雄作、三人の白熱の演技があいまってゴリッとした歯応えはたまりません。桃井かおりさんは相変わらず桃井さん、だし。坂本竜馬好きの妻にプレゼントします。感謝。

・「日本史に残る名作!!
æ-¥æœ¬æ˜ ç"»ã®å¤§å‚'作!!竜馬ã‚'æ¼"じたどの俳優(武ç"°é‰„也、上川隆也、石原裕次郎など)よりも一番竜馬らã-かった。ã"ã‚"なに、はまった俳優はおそらく原ç"°èŠ³é›„ãŸã ä¸€äººã ã‚ã†ã€‚åœŸä½å¼ã€èº«ã®ã"なã-、風貌、どれã‚'とっても完ç'§ã€‚また、中岡æ...Žå¤ªéƒŽå½¹ã®çŸ³æ©‹è"®å¸ã‚‚ãƒ"ッタリ。中岡の真面目な性格と竜馬の自ç"±å¥"æ"¾ãªæ€§æ ¼ã€‚ã"の二人のコンãƒ"が絶妙!

そのä»-、桃井かおりや松ç"°å„ªä½œãªã©è±ªè¯ä¿³å„ªé™£ã€‚ã"ã"に勝æ-°å¤ªéƒŽã‚‚出æ¼"ã-ていたら完ç'§ã™ãŽãŸã‚ã†ã€‚

ã"の映ç"»ã¯æ™‚代劇ジャンルの最高峰だ。時代劇特有の胡散臭さがå...¨ããªã„。é»'澤監督は別だが、個人的にã"の映ç"»ã®ã»ã†ãŒé»'澤監督の作å"ã‚ˆã‚Šã‚‚優れていると思う。いささかä¿-的な部分もあるダークな作å"ã ãŒã€ã ã‹ã‚‰ã"そ幕末の血まな臭い空æ°-が見事に表現されているã€!‚是非å¤-国のæ-¹ã«ãŠå‹§ã‚ã-たい。ã"ã‚"なç' æ•µãªç"·ãŒæ-¥æœ¬ã«ã¯ã‹ã¤ã¦å®Ÿåœ¨ã-ていたというã"とã‚'一人でも多くの人に知ってもらいたい。

竜馬暗殺 [DVD] (詳細)

あさき夢みし [DVD]

・「素晴らしい明暗のコントラスト
さすがにATGの作品だけあって、単なる「時代劇」や「文芸モノ」ではなく、実験的な試みをこらした「芸術作品」を撮ろうという志が随所にみなぎっているように感じました。この映画に限らず昔の映画(特に白黒映画)は「明暗のコントラスト」がはっきりしていて、現代の映画には見られなくなってしまったリアリティがありますが、特にこの作品では平安時代末期の宮廷が舞台になっているということもあり、昼なお暗い宮廷の内部に格子から洩れて入ってくる光が、大仕掛けではないのにも関わらずものすごく綺麗です。またキャメラワークが鋭いので、さして起伏のない物語進行にも関わらず、観ている者を飽きさせません。「時代モノはちょっと・・」という方も、きっとこの美しく怪しげではかない世界に魅せられることと思います。

・「宮廷から修行へ。元寇のときの精神世界の陰と陽。
都の貴族社会の中で縛られる前半と尼として諸国巡礼に出る後半に分かれます。前半は詩歌管弦の雅なだけの世界に埋没して自分の愛する人以外とも結ばれる女の業が描かれます。(女人五つの障りあり、というところ)後半はそんな生活への嫌気と愛した高層の死がきっかけで出家するところからスタート。思い余ったら仏門へ入るということです。そして西行法師のように「風になびく富士の煙の空に消えて行方も知らぬ我が思ひかな(新古今集・西行) 」の心境のごとく雅な都の世界を「夢、まぼろし」として新境地に向かい、たどり着くのです。それは「女人五つの障りあり、無垢の浄土は疎けれど、蓮華し濁りに開くれば、龍女も仏に成りにけり」(梁塵秘抄)まさに女も成仏できる、そしてその境地に達したということ。これは映画の中でも出てくる貴族社会のなかでの天台、真言の御教えと対比されて庶民の浄土信仰の発端となった熊野で神託を得た(熊野は女性も受け入れていた)「一遍上人」の「踊り念仏」にも対比、付随されて描かれるのです。このように女性を差別的に扱う宮廷から独立して精神的に成長する過程を描いた映画で、かなりの映画的な場が実現した素晴らしい映画だと思います。ジャネット八田さんの美しさはいうまでもありません。厳島と熊野の景色とATG最大のセットは見ものでしょう。

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田園に死す [DVD]

・「夢に出そう。
なるべく夜、一人で見ないでください。私は夜数人で見たけど怖かったです。Jホラーなどと言われていますが、原点かつ原典はここか?と。人が切り裂かれたり、何かが飛び出てきたりする怖さはありませんが、とっても怖かったです。

寺山修司さんに関して、ほとんど知識を持っていないのですが、舞台装置?大道具?がとても凝っていて、笑っちゃうところも。怖いんだけど、何だか時々ぷすっと笑えます。そして、30年くらい前だろうに(だからか?)ものすごく濃い俳優さんたちがそろっています。みな、一癖二癖ありそうな感じ。八千草薫は見事な一服の清涼剤になっています。

最後の、シーンが一番印象的でした。どきりとさせられます。

・「私の人生を狂わせた映画
今ã‚'さかのぼるã"とç'„30å¹'前、16歳のç'...é¡"の美å°'å¹'だった(かどうかは別にã-て)私は、川å'Žã®å°ä¾¿è‡­ã„映ç"»é¤¨ã®ç‰‡éš...で、たった一人でã"の映ç"»ã«å‡ºä¼šã£ãŸã€‚

口の中でもã"もã"とつぶやくようにå-‹ã‚‹æ'¥è»½å¼ã€å¥‡æ€ªãƒ»å¥‡å¤©çƒˆãªå§¿æ...‹ã®ã‚ªãƒ³ãƒ'レード、家からの脱出ã‚'目指すå°'å¹'、次ã€...に突きå'©ã•れていく観客é"のæ-¥å¸¸æ€§---、目の前で繰り広ã'られる、異åŒ-作ç"¨ã€å¯ºå±±ãƒ¯ãƒ¼ãƒ«ãƒ‰ã«é­...せられたå°'å¹'は、まばたきするのも惜ã-いと言うくらいにç"»é¢ã‚'見つめ続ã'た。

そã-て、最後のあのシーン。何もかもがぶっ飛ã‚"だ。進学校に通い、一流大学ã‚'出て役人かエリート・サラリーマンにでもなろうかと漠然と考えていたå°'å¹'が、あの瞬é-"にすべて吹っ飛ばされた。

あの時、20代ではなく、まさに16歳のあの時に、ã"の映ç"»ã«å‡ºä¼šã‚ãªã‹ã£ã!Ÿã!!‚‰ã€ãŸã¶ã‚"今頃はカタギの仕事についていただろう、とæ-­è¨€ã§ãã‚‹ãã‚‰ã„に、私の一ç"Ÿã«å½±éŸ¿ã‚'与えた映ç"»ã§ã™ã€‚

老若ç"·å¥³ã‚'問わず、みなさã‚"是非、見てください。

・「休日前に見ましょう
 日曜日の夜にこのDVDを見たため、とんでもない目にあった。全く寝付けずに月曜の朝を迎えてしまったのだ。 強烈な母親像、恐山のおどろおどろしさ、八千草さんの美しい唇。ストーリーの統合性は無いものの、各シーンの映像と音楽は強烈。「少年が家を出るとき、一体の母親の死体が必要なのだ。」というフレーズが頭を離れない。 そういえば、寺山は「家出のすすめ」の中でも、”「姥捨山に連れていくぞ」と言ってごらんなさい”と、母との精神的決別が人生の重要なテーマであることを語っている。 私と言えば、田舎から離れたい一心で受験勉強に励み、以降10年以上にわたり、実家にほとんど寄り付かなくなってしまった。この映画を見た後、久しぶりに実家に帰って無性に母に会いたくなった。私は母をまだ殺していないようである。  

・「こんなに心を揺さぶられるのには訳がある
寺山修司長編映画2作目の本作品。すごい映像作品である。寺山のイメージが映像の波となり、私達に襲い掛かる。ちょっと油断すると彼の力で持っていかれそうになる。すごい映像、イメージがあふれかえっている。青森、恐山、田園、因習という土地からくるもの、サーカス団の猥雑さ、エロス、「母殺し」の思想、東京と青森、現在と過去、イメージの洪水、様々なものが絡み合って本作品を形成している。こんな映画を子供の頃見ていたらどんな事になっていただろうか。頭の中をこんなにさらけ出せたらどんなに快感、快楽を感じられるのであろう。映画でなければ表現できない世界がここにはある。美しい映像美、素晴らしい構成、ストーリ、星5つの最高傑作であることには間違いない。

・「超人バロム1の少年の寺山映画
作品自体はもう大傑作なので言う事が無い。しかしビデオ版にくらべて、音質や画質が特別良く無い。ビデオ版と全く同じ感じだ。他の寺山作品DVDも同じ。イマジカなのに?ハイビジョンを使っているのに?予算が無くてネガからとらず、ニュープリントのポジからマスターを作ったのか?音もシネテープから起こしてないみたいだ。しかし「書を捨てよ」で、サッカーボールと一緒にカメラを放り投げて撮影した寺山だマ。スターの保存もそれほど良くはなかったかもしれないし、当時の天井桟敷からすると、シネテープなんて、どこに行ったのかわからないのかもしれない。しかし、DVDだと画質も劣化しないし、なにより、本編でカットされたBGM(サントラレコードには収録)を使った「予告編」や、「特報」まで入っているのはありがたい。良くぞいれてくれたという感じ。特報で一瞬映る寺山のカッコ良さ。これだけでも希少価値、永久保存版だ。ちなみに新高けい子に犯される少年は、DVDチャプターの紹介では素通りされていたが、ご存知の通り超人バロム1の一人だ。懐かしすぎる!

田園に死す [DVD] (詳細)

祭りの準備 ニューマスター版 [DVD]

・「原田芳雄でしょ!やっぱり。
 劇場も含め今まで何度も見ているが、改めてDVDで見てみるとこの作品はやはり原田芳雄に尽きる。楯男と酔っ払って街をふらふらしている時に出会った良子に対する「捨てゼリフ」など、彼でないと絶対にできない。25年前の劇場での初見でラストシーンに涙したのは、彼の演技に対してだったのか?黒木和雄が彼を重用するのが本当に理解できる。

・「閉塞感からの脱却
赤い布切れは、潮風にボロボロになりながら、枯れ枝に纏わりついている。飛ばされて空に舞いたくても舞えないまま、やがて朽ち果てて行きそうだ。

四国西南端の田舎町、滑稽なまでに精一杯生きている人々。 大きな絶望を含んだ閉塞感で、今にも押し潰されそうな自分という存在。 溺愛する母親の小鳥を逃がすことで、自分も脱却できるのか・・。

祭りの準備をしてきたが、きっと憧れた東京には祭りなどない。 ドロドロした自らの故郷にこそ祭りは確かに存在し、そのことを知った主人公は、 原田芳雄の妹のように、節の外れた荒城の月を歌いながら帰ってくるのだろうか。

中島丈博の脚本、黒木和雄の監督、原田芳雄の快演という夢のような コラボレーションによって、この作品はATGの頂点を極めた。

竹下景子のお宝映像など忘れてしまいそうなエネルギーだ。

・「1970年代の最も印象に残った日本映画
竹下景子のヌード目当てで見た作品ですが、実際、とても感動しました。映画脚本家を目指す地元の信用金庫勤務の主人公を取り巻く土佐中村の人々。特に村の中の、性のどろどろした関係の中で苦悶する主人公がとても良いです。個人的には、夫が他の女に走り、一人で息子を溺愛して育てた母親役の馬渕晴子と覚醒剤中毒で廃人になった隣の娘を追い回すお爺ちゃん役の浜村純が印象的でした。

・「60年代、地方の若者の青春をリアルに描いた傑作
今とは時代がまったく違う。自分らしく生きたい、何かをしたいと願う青年にとって、東京に出るということがもっと大きな意味を持っていた。高度成長時代とはいえ、まだまだ貧しかった。同じ60年代を地方で育った私はこの映画の主人公である映画青年に自分を重ね合わせ、思い切り感情移入して観たものだ。舞台は四国の小さな村、当時、いまほど大都市と地方の情報が同化していなかった。青春とはある意味惨めなものだ。金もなく、じめじめした暗い欲望に支配される。そんな青春がリアルに描かれている。純朴な映画青年・楯男を江藤潤が好演。まだ新人で初々しい竹下景子も魅力的。しかし、この映画の核は、なんといっても自堕落なヤクザ利弘と楯男との不思議な繋がりだ。黒木和雄監督の初期の傑作であり、60年代の青春を描いた作品では異色の名作だと思う。なかなかDVDにならなかったが、すぐ購入した。いまの若い人にはピンとこないかもしれないが、こんな青春もあったのだ。

・「竹下景子にびっくり。
まず竹下景子がああいう演技をする、ということに驚きました。「祭りの準備」どんな祭りが行われるのか?と単純に思っていたのですが、ある意味、主人公の人生における「祭り」なのですね。

何か、土俗的な本能的なものを強く強く感じました。

一昔前の日本社会における「家」とかそういうものも分かったような感じがします。

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本陣殺人事件 [DVD]

・「因果は巡る水車
横溝正史ブーム到来前夜。角川文庫版はまだなくてハードカバーの全集物を古書店などで探し当てては貪り読んだそんな琴線を最初に掻き鳴らしたのが此の映画。これこそが原点だったから純粋に映画として楽しめたのは幸運だったかも。だけど其の後に原作を読んでも比較的忠実に再現されてたぞ、と更に感動。とくにあのトリックをよくぞ映像化したな!と(ルール違反になるのでこれ以上は書けないが)そしてまた映画館に行ったっけ(笑)其の後、市川昆版が次々と公開されてこの映画は闇に埋もれてしまったみたい。それでも「本陣」だけは何故か映画化されない。原作の中では最高傑作だと思うのに。これを超えられない事に

映画人は気付いていたからか。それとも単に版権とかの問題か。でも衣装的な不満を解消させる以上<この「本陣」を超えることは無理かも。特にCGなど無い時代だったからこそ出来たリアルさは貴重。このDVDは横溝ファン、ATGファンはもとより映画の魔力を知ってる映画好きの家宝です。否、残して置く事で未来の映像作家各種クリエイターたちを生み出す『水車』となる筈。

・「探偵は決して当事者たり得ず… 「断絶」と青春の彷徨と
 角川メディアミックスによる『犬神家の一族』で金田一耕助シリーズは一躍時代の潮流となりました。そしてこの映画はその機運が巻き起こる前夜、ATGで公開されていた作品です。そしてこの映画こそ最も横溝正史的世界の映像化に成功した、神品とも言うべき傑作なのです。 作者自身、「この作品は谷崎潤一郎の『春琴抄』の影響がある」と認めているのですが、そんな耽美的世界観を原作以上に表現した高林監督の作家魂に敬服するしかありません。凍り付いた様な限りなく美しい画面、閑寂に満ちた音楽、完璧に映像化された凶器移動のトリック(原作を読んだだけではよく分からなかったのに、この映画で初めて「そうだったのか」と感心したミステリー・ファンは私だけではないはず)、一柳賢蔵という難役に見事な性格設定を持たせた田村高廣の存在感…。心ある識者がこぞって絶賛しているのも故あるものと言えましょう。「金田一=中尾彬がヒッピー風で、らしくない」「謎解き・犯人探しの部分が損なわれている」などの批判もありますが、それはあくまで角川映画の金田一を見たり、推理小説としての傑作である原作を読んでのコメントです。この映画は映画自体として独立して素晴らしいのです。 そして今一つ、この映画で特筆すべきは主人公である金田一耕助の立ち位置です。そこにはそこはかとなく異郷者としての「断絶」の哀しみが見え隠れします。唯一心を通わせた少女、鈴子も帰らぬ人となり、そしてやはり金田一は流浪していくのです。決して当事者たり得ない、探偵としての宿命。それは自分探しの旅を続け、当て所なくさすらい続けた当時の若者像につながります。人里離れた村落での濃密な人間関係への憧憬と、そのカタストロフィとの対峙。あまり語る人がいないのですが、これは見事な青春の彷徨ストーリーなのです。見事にATGしています。傑作選に選ばれたのも当然。是非見て下さい。

・「最高傑作
完璧な映画。幻想的で、かつ前衛的な映像美。もう、このような映画は今後撮られる事はないでしょう。と言っても過言ではない、ATGらしい奇跡の様な作品です。

中尾版金田一は何の違和感も無く、同じスタッフ、配役で他の横溝作品も見たかったなあ・・と思います。

・「横溝作品最高の映画化
横溝正史の世界を映像化できた、最高の傑作です。その完成度は市川作品とは比較になりません。犯人捜しの映画としてみると決定的な難点があります。しかし、犯人捜しを楽しむ作品ではなく、人間の業とか情念とかに打たれるといった作品でしょう。ともあれ、横溝正史独特の世界を画像化し得た作品はこれ以外にありません。

・「高橋陽一監督
この映画の作風に耽溺された方は同監督による「蔵の中」(横溝正史原作)もオススメです。

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青春の殺人者 デラックス版 [DVD]

・「これぞ青春映画
オープニングのBGMを聴いたとき、ビートルズにこんな曲があったかなと思った。日本映画で英語の歌が流れるのは斬新だった。まだ無名だったゴダイゴのファーストアルバムからフューチャーされていたのだ。特典映像の長谷川和彦監督インタビューによると、監督もビートルズを使いたかったらしい(もちろん著作権料の問題で使えなかった)。今までたった2本しか映画を監督していない(もう1本は『太陽を盗んだ男』)寡作な長谷川和彦の代表作にして、青春映画の傑作がこの映画だ。特典映像のインタビュー(これは本当に特典の映像だ)で長谷川は「脚本にキャベツがころがる、と書いてあるところはキャベツをころがした。脚本通りに撮影することにした」という。してみれば、中上健二のごく短い短編を両親殺し(実は母殺しがメインテーマだろう)の名画に仕上げた高橋孟の脚本がすぐれていたのは間違いない。 悩める若者にはこういう映画を観てほしい。この映画と『タクシードライバー』『ファイブ・イージー・ピーセズ』を観れば、生きようという希望が湧いてくるはずだ。

・「殺すことを厭わぬ私の鏡像
映画という表現形態が好きで、この作品を観ていない皆様へ。どうかゼヒ観て下さい。私は映画が本当に好きで、いろいろな映画をこれからも観たいし、今までもちょっとは味わってきた「つもり」でした。しかしこの映画は私の自尊心など遥かに超えていました。「パスワードをお忘れの際の設問。あなたの一番好きな映画は?」と訊かれたり、寝不足の日の昼間や初対面の人と「何を話そうか」と悩んでいるようなふとした時など、「私の一番好きな映画は何だろう」と考えた時、(これを初めて観てから何年も経っているのに)長らくこの映画しか頭に浮かびません。日本映画の、これはまごうかたなき極北であります。ひとをころす夢を見る自分の「根」、自他、「殺す」こと、「殺さねばならぬ」こと、人間、「すべて!のことが表されている」日本人の財産です。

・「暗く、かつ軽く
普通の日常が、ほんのふとしたことから壊れてしまう。しかも絶対にその頃は戻ってこない。

・「不思議。
とても暗く救いがない映画なのに水谷豊が出てるだけで妙にかっこよく感じたものでした。やはりまだ傷だらけの天使のアキラのイメージが大分濃厚な時期だったからでしょう。そういった点から観れば監督や原作の意図したテーマからは大きく逸脱していた訳ですが恐らく水谷豊が出てなければここまで話題にはならず評価はされなかったでしょう。

・「念願のDVD化おめでとうございます。
あの「太陽を盗んだ男」の長谷川和彦監督の劇場第一作目。延々と続く市原悦子・水谷豊の殺戮シーンは、度迫力もの!

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サード ニューマスター版 [DVD]

・「ただの青春期の思い出というのではなく・・・
 学生の頃、小さな名画座でこの映画を見て大きな衝撃を受けたのを覚えています。それが高校生売春という当時としてはセンセーショナルな題材になのか、森下愛子の白い肌になのか、あるいは少年院という閉ざされた世界の恐るべき現実になのかは今となっては定かでありません。 とまれ「世の中の能天気ヤローども、青春”とはこーゆーふーに屈折して悶々としているものなのじゃ〜ッ!」なんて勝手に決め付けていた私は、この映画をきっかけにATGの作品をかたっぱしから見ては褒め称え、メジャーなハリウッド映画などをこきおろして、いっぱしの映画青年を気取ってたような気がします(笑)。

・「移ろいでゆく世界と不明な自分
思春期の盲目的なエネルギーと、それと同じ位強い虚無感の象徴のように、永島敏行がただひたすら走る姿が映し出されます。最近の青春映画のようなドラマチックな展開は期待できませんが、指の隙間からなにかがこぼれ落ち続けていく時の喪失感と焦燥感が、不思議な夢のように脳裏に残ります。

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もう頬づえはつかない [DVD]

・「☆青春☆
中学生の時 偶然夜中テレビで放映されてて 嵌った。 この頃 友達の子供じみた恋愛話にうんざりしていて 私より少し大人世代も やっぱり その世代なりに うんざりな恋愛をしているのかーって 生意気にも感じた。 その後 原作本を古書店で見付け こっちにも嵌った。 原作のらしさが 映画にも良く表現されていると思う。 桃井かおり・奥田瑛二・森本レオ 3人とも素晴らしく適役!!! 

・「NO.71「も」のつく元気になった邦画
<元気コメント> 女が自立にめざめる時、そこには男の影がある。

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ヒポクラテスたち [DVD]

・「思い出も含めて星5つ
主演の古尾谷雅人が亡くなった.何ともいえない気持ちだ.それでも,彼のこの映画は残る.これはいい映画だと思う.京都の医大が舞台の青春映画だ.監督の大森一樹は京都府立医大の出身だと記憶している.だから,そこが舞台かもしれない.当時はキネマ旬報ベスト10にも選ばれた.キネ旬に載った評論家コメントに,「観た後にほのぼのとした気持ちになる,久しぶりのそんな映画だ」みたいなのがあった.なるほど,そういう映画だった.個人的には伊藤蘭が好きだったので,見に行った.ラストに蘭ちゃんの写真が出て来るシーンが,僕には何とも印象的で忘れられない.

・「永遠の学生必見の映画
物語をぐいぐいひっぱるというより、観客にその意味を考えさせるところがあって、当時学生だった自分にもリアリティをもって迫ってきた映画です。(70年代から80年代初頭の学生寮ってほんとに映画のとおりでしたよ)。ラスト、ある女性の死に呆然として、しばらく席を立てなかったことも忘れられません。

まじめな映画で、私を含め、それからの生き方に影響を受けた同年代の若者は少なくないはず。どうか今の若者たちにも(自分の子どもにもいずれ)真剣に向き合って見てほしい作品です。ただ、好きだった古尾谷雅人さんがなくなった今は、別の痛ましさをもつ作品になってしまったのがかなしい。古尾谷さん、さようなら。

・「青春群像
20年位前、医学部目指していた高校生の頃に観てから三度目です。医学の世界の不安定さ、それでも必要とされる医師、その世界へ足を踏み入れた医学生の苦悩など、重いテーマが恋愛などをまじえながら明るく描かれていて好きな作品です。完璧な世界はないけれど、それでも進んでいかなければならないとやがて気付いて成長していく若者たちにエールを送らずにはおれません。自殺していった彼女の気持ちもとても分かります。彼女の様な素敵な女性に手をさしのべられる人でいたいと思います。

・「この映画はジャケットからは伝わってこないですよ。良い映画です。
「分裂病の少女の手記」の一節の朗読があったり、冒頭にヒポクラテスの紹介があったりして、本当に生きるということ、実存とはということを考えていた時期をうまくまとめてます。かといって映画として固いのか?そんなことはなく、「ヒポクラテスシンドローム」通称医学生落ち込み症候群がうまく、青春しているなあと思わせながらまとまっております。これと通常のモラトリアムが重なって、本当に悩んでいる姿、戦っている姿がすごく好感が持てます。さらに恋愛については「自分にないものを相手に求めて惹かれあうのではないく、自分にないものが相手にもないということで安心しあう関係」だそうです。自信がないのに医者を目指している矛盾も映画の中で見事に語られてますし、この主人公はこの監督自身でしょう。京都の景色もちょっと旅行気分にさせられるし、手塚治虫さんや鈴木清順さんなども面白い役で顔を出しますよ。蛇足ですがCTスキャンの開発は英国のEMIと出てくるんですがあのレコード会社みたいです。最近もEMIのCD、DVDいまだに買っていますからそこで儲かったお金をこういう風に再投資していたんですね。賢い。勉強になりました。「風の歌を聞け」と共にこの監督は青春ものがうまいなあ。とてもいい映画です。ある自殺をした女の子の入学時の両親との姿が忘れられなくてたまらない思いが残りました。

・「左翼、出世、夢、生活。
何のために職業としての医者を目指すのか?きっと大森一樹自身の内なる葛藤であったろう。

からふね屋のコーヒー買ってきます、と言う学寮生のなにげない会話に、京都で学生生活を送る方々にはたまらなく親近感の湧く映画に仕上がっている。

ポリ・クリ(ポリ;多い、クリニック:臨床科)と呼ばれる非常に中途半端な教育実習に対する学生側の批判も含まれている。

手足を束縛されて身動きが取れない若者達の現実的な妥協の課程を淡々と描いたところに、監督の「人を見る目のやさしさ」が見え隠れする。

なお、舞台となっている医科大学はカモ川の土手沿いにあり、ランちゃんがさりげなく散歩しているのも至極当然のロケーションにあることを申し添える。

ヒポクラテスたち [DVD] (詳細)

ツィゴイネルワイゼン [DVD]

・「忘れられない悪夢のような
・・・底知れぬ怖さと美しさを内包した日本映画の傑作。

作曲家サラサーテの肉声が入っている「ツィゴイネルワイゼン」 の蓄音レア盤を軸に、不思議な陶酔感を保ったまま物語は進む。

現実と幻想、理性と狂気、伝統と前衛、生と死、そして男と女 相反する要素が、鈴木清順監督が振るタクトに呼応し 溶け合い、時に破壊的に反応し観る者の平衡感覚を狂わせる。

中砂役の原田芳雄の男臭さと、その妻役の大谷直子の 匂い立つような妖艶さが、忘れられない。

“もぅ、後戻りはできませんわよ・・・” 得体の知れないものへの怖れと、本能的に引き込まれるような 魔の魅力に、鳥肌が立つ。。こんな映画、観たことない!

・「難解だけど、なぜか魅せられる不思議な映画。清順の最高傑作。
鈴木清順という監督は不思議な監督です。傑作をつくるかと思えば、これはなんだ、という駄作・失敗作も多いが、この「ツゴイネルワイゼン」は間違いなく監督の最高傑作だと思います。この映画を見たときの衝撃はいまでも忘れられない。この監督の頭の中はどうなっているのだろう。魅力的な映画だけど、その素晴らしさを人に説明するのはとても難しい。ただ、長い時間を経過しても、いろんなシーンをいまでも鮮明に記憶している。蒟蒻をちぎるシーン、切り通し、奇妙な門付けの盲目の三人組などなど。ある意味で難解な映画ですが、私自身はあまり理解しようとはせず、不思議な世界に浸りました。映画全体に通底するものはなにかというと、やはりエロスと生死のような気がします。キャスティングもよかったが、とりわけ、俳優としてはプロではない、藤田敏八に不思議な存在感と印象を抱いたものです。理屈で理解は出来ないのですが、不思議と感情移入し、この映画のもつ空気感のようなものが濃厚に残ります。

・「美しい工芸品
清順の そして 日本映画の もっとも美しい映画の一つ。この映画を見て鎌倉に不動産を探したのは小生だけではないはず。昭和初期、内田百聞、鎌倉、

陸軍士官学校、櫻吹雪、骨、ちぎり蒟蒻、葬儀舟......。こんな この映画のキーワードであるべき単語を並べていると そこからたちのぼる一種の妖気のようなもの。それが この映画のあらすじではなかろうか。もはや説明不能にて 詳細は美しい工芸品(と かつて 誰かが表現した)本編へ。

・「モダニスト・鈴木清順の真髄
 映像の浮世絵師・鈴木清順による圧倒的なイメージの奔流。内田百間の「サラサーテの盤」を解体、再構成して全く別趣の作品に仕上げた。手際の見事さと見事な世界観の表現は、ジャンルは異なるがテクノモーツァルト、リチャード・D・ジェイムスのリミックス手法を彷彿とさせる。

・「死の世界が手招きしている
                                                                      中砂の娘豊子が主人公の青地に向かって手招きをしているラストはぞっとしますね。遂に青地も引きずり込まれたか・・と思ってしまいます。小さな子供のころ、得体の知れない物音や姿が見えないのに誰かのしゃべっている声がすると想像力がふくらんでとても怖い思いをしたのを覚えていますが、この映画はそんな感覚でいっぱいです。恐怖だけでなくどことなくおかしくてたまらないユーモアも混じっているのです。現実は歪み、夢か幻か境目はどんどん曖昧になっていきます。文字どおり狐につままれたような感覚になってしまうのです。                                          海と山、江ノ電、切通しのむきだしの岩肌など鎌倉の独特の魅力も随所に味わうことができます。        

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むんっ!とむせかえるエネルギーに満ち満ちた激しい傑作。あまりなしの膨大な喧嘩シーンと、数打ちゃ当たる!というギャグの渦巻きに飲み込まれて下さい。                      そして、最後は沁みるよぉ。明日はどっちの方角だ?なんて思うかも分からん。そこのぼーっとしている君、こいつを見たらむくむくと力わくでぇ。    

今日から何しよう?と途方に暮れるかも分からん。くせになったらお終いです。あとを引くこと間違いなし。

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1981年配給の日活作品で、原作は立松和平、監督は根岸吉太郎、主演は永島敏行が担当している。栃木県のトマト農家の次男坊で、ただ単に田舎町の日常的な生活を淡々と描いているのだが、夏のギラギラした暑さと出演者の汗の匂いを感じ、それが映画全体に不思議な迫力をもたらしている。また花森あや子役の石田えりはこの作品がデビュー作であるが、大変な肉体的エネルギーを感じさせ、トマトという果実と石田えりがとてもエロティックであることに、驚かされる。監督の根岸吉太郎の作品では本映画が一番の代表作である。せつなく、やるせない田舎町の若者の感性、日本という国の現在忘れかけた愛情の深さをご覧いただきたい。

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ビニールハウスで濃いラブシーンはどうなんでしょう・・・主演した二人は、ビニールハウスをロケに使わせてくれた農家の人に遠慮しいしい演じたらしいです。

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風の歌を聴け [DVD]

・「傑作とは言い難いが、不思議な魅力を持った、静かなカルト・ムービー
 これは、村上春樹の、と言うより、紛れもなく、大森一樹の「風の歌を聴け」である。自身の学生映画での経験と、熱烈な映画青年であった出自からくる、その60年代フランス映画の臆面もないオマージュと、フラッシュ・バック、カット・バック、ストップ・モーション、ブルー・スクリーン、長廻し、、、といった様々な映像マジックは、決して傑作とは言えないモノの、折につけ何度も観たくなる、不思議な魅力を持った、この静かなカルト・ムービーの大きな魅力といえる。幾つかのパートからなるこの映画の中で、個人的に一番好きなシークエンスは、“僕”が3番目に付き合った女の子の室井滋のそれであって、中でも、2人が、「ベトナムから遠く離れて」のポスターを背に、「ひとりぼっちの青春」のラスト・シーンを観ている場面は、どうしようもなく絶望的で虚無的な、ニュー・シネマの傑作であるこの映画が大好きな私には、その吹き替えが、J・フォンダ=小原乃梨子、M・サラザン=野沢那智という、そのものズバリの適役であった事もあり、深く感動してしまう。

・「こころは8ミリ映画
村上春樹がいまのような有名作家になっていなかったころにひっそりと大森一樹(大森監督のほうがはるかに有名だった)によって映画化された作品(しかもひっそりとdvdリリースされていた)。実験的な(あるいはフランス映画の影響を受けた)技法をカタログのように使用しているが、それほどのいやみはなく、原作の味というか雰囲気を比較的素直に表現できていて、細かい設定の無理も含めて大森解釈村上春樹ワールドを作り出している。登場人物が結局のところ、誰一人として素直に内面をさらしだしていないのに、彼らの孤独感や閉塞感が伝わってくるというのは、村上+大森の感性のなせるわざだろう。当時の大森監督の年齢やチャレンジ精神の旺盛さなどのせいか、正直言ってつくりはそれほど丁寧ではない、しかし、不思議な後味というか印象を残すという意味では、カルト映画化するのは十分理解可能である。個人的には「小指のない女」のエピソードが好きで、「ふたたび神戸に戻ってきたときに人の洪水と時の流れの中にあとも残さずに消え去っていた」というナレーションになにかドキッとしたことを覚えている。

・「原作ファンを決して失望させない、映像ならではの解釈
ひっそり映像化されていた村上春樹・珠玉のデビュー作。原作を好きなだけに、全く期待せず、ファン精神というか単なる好奇心で斜に構えて観たのだけれど、なかなかどうして面白い。最初は“僕”や“鼠”に違和感がありましたが、観ているうちに馴染むものです。そしてなんといっても“小指の無い女”がとても可愛く、その色気がこの映画を支えている。しかし勿論それだけでなく、いかにも当時らしい、ヌーヴェル・バーグへのオマージュがベタながら憎いスパイスになっている。中でも劇中のラジオの使い方などは、あの『少女革命ウテナ』を生んだ奇才・幾原邦彦監督に影響を与えていそうです。何より、あの初期村上春樹のドライな叙情とでもいうべきものが映像という表現の中で新たな色彩を帯びて息づいている。特にラスト、ひっそりとしたジェイズ・バーの中で、風が舞うシーンは圧巻。メディアミックスは元ネタの理解者でこそ、貴重なその好例。

・「春樹と一樹−阪神間の青春
大森一樹の作品と言えば、「ヒポクラテスたち」を大方の人は挙げると思うが、私はプロ以降の作品ではこの「風の歌を聴け」を第一に挙げたい。プロ以降と書いたのは、アマチュア時代に「暗くなるまで待てない」という、とてつもない快作を学生仲間と撮っているからである。

・「これは嬉しい
何度テレビで見たことだろうか?昔は2年に一度くらいはテレビで流れていた。そのたびに真行寺さんの透明感のある存在が際だっていました。小林さんの若さにも快哉を贈りたい。原作との違いで物議を醸すこともありますが、自分としてはこの作品も好きです。

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近頃なぜかチャールストン [DVD]

・「面白いが…
1981年、キネマ旬報第10位のATG作品です。難しい事を考えずに観ても、作品の世界観などは十分に楽しめます。今では少なくなった本物の役者達が、不思議な老人役で出演。コミカルで味のある演技を見せてくれます。そして面白いのだけれど、どこか物悲しい気持ちになりました。私はカマっぽい岸田森といざとなると“スベる”殿山泰司がお気に入りです。

・「本当は若い人達のために・・・・・・。
岡本喜八監督の傑作です。内容は、「独立愚連隊」の佐藤允たちや「肉弾」のあいつがもし生きて1980年代に居たら・・・、という極めて楽しいモノです。「血と砂」や「遊撃戦」にも登場した「聖者の行進」が、この作品にも圧倒的な存在感で使用され、岡本監督の戦争で死んだ方への思いの深さが切実に伝わってきます。できれば、「血と砂」や「遊撃戦」をご覧になってから見ていただきたいです。内閣総理大臣(小沢栄太郎)の台詞「本当は若い人達のために・・・・・・・、いやぁ、やめておこう、押しつけがましい」は感動的です。殿山泰司、今福将雄、堺左千夫、千石規子、田中邦衛、岸田森、平田昭彦、財津一郎、本田博太郎の新旧入り乱れた岡本組の役者さんたちの演技も炸裂しています。超お薦めです。

・「山藤章二のジャケットが秀逸!
なかなか面白い映画でした。でも、このDVDの一番のお気に入りは、山藤章二が描いたジャケットの出演者イラスト。俳優名で閣僚を表し、内閣組閣のときの記念写真風に構成されており秀逸です!

・「人間模様が面白い作品
戦後の日本のどこかにある、老人浮浪者たちの独立国〈ヤマタイ国〉を舞台に展開する痛快喜劇。配役が財津一郎、田中邦衛、殿山泰司など、いまでは伝説の脇役たちが勢ぞろい。特に特攻くずれという設定の田中邦衛が個人的にお気に入り。第二次世界大戦で逃げ惑った老人たちと、性急な教育改革により体制不信になった子供たちが、自分の金満家族を告発するという時代的な背景もあり、いろんな見方ができる。昔の映画はみんな生き急ぐように早口だな、と感じる映画でもある。

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岡本喜八 邂逅篇 STRANGERS DVD-BOX

・「キターーーーー!!
名作が詰まってますね。「ジャズ大名」「助太刀屋助六」も好きなのですが何と言ってもあの「EAST MEETS WEST」が遂に!DVDに!これは非常に大きいです。締めがイマイチに見えたのですが、テンポも軽快で面白い!「ラストサムライ」を観たのならこれも観なくては日本人が廃る!時代劇に興味が無い方にも自信を持ってお勧めできます。

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