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▼仁義のススメ:セレクト商品

仁義なき戦い [DVD]仁義なき戦い [DVD] (詳細)
深作欣二(監督), 菅原文太(出演), 松方弘樹(出演), 田中邦衛(出演), 中村英子(出演), 渡瀬恒彦(出演), 伊吹吾郎(出演), 金子信雄(出演), 飯干晃一(原著), 笠原和夫(脚本)

「ヤクザ映画の金字塔」「究極のリアリズム!」「記念すべき第一作」「少しも古さを感じさせないジャパニーズ・フィルム・ノワール」「文太さんが一番カッコよくでてる作品です☆」


仁義なき戦い 広島死闘篇 [DVD]仁義なき戦い 広島死闘篇 [DVD] (詳細)
深作欣二(監督), 菅原文太(出演), 飯干晃一(原著)

「成田三樹夫につきる」「仁義の最高峰」「シリーズ最高傑作」「運命に翻弄された男」「千葉真一にはまいった。」


仁義なき戦い 代理戦争 [DVD]仁義なき戦い 代理戦争 [DVD] (詳細)
深作欣二(監督), 菅原文太(出演), 飯干晃一(原著)

「シリーズ最高傑作」「「教師」がそれを言っちゃいかんだろ(笑)」「加藤武、最高!」「演技とは」「小林旭がかっこいい。」


仁義なき戦い 頂上作戦 [DVD]仁義なき戦い 頂上作戦 [DVD] (詳細)
深作欣二(監督), 菅原文太(出演), 飯干晃一(原著)

「おとしまえの付け方が秀逸な実質的な最終章」「旅の風下」「暴力団組織のリアルな抗争に驚き!」「痛そう」「代理‾頂上‾完結 3部作の真ん中」


仁義なき戦い 完結篇 [DVD]仁義なき戦い 完結篇 [DVD] (詳細)
深作欣二(監督), 菅原文太(出演), 飯干晃一(原著)

「事実上のシリーズ完結。」「外せない力演m(_ _)m仁義なき戦い『完』」「北大路欣也に1000点!」「やっぱり宍戸より千葉が」「伊吹吾郎はゴルゴ13。」


新 仁義なき戦い [DVD]新 仁義なき戦い [DVD] (詳細)
深作欣二(監督), 菅原文太(出演), 松方弘樹(出演)

「熱烈な仁義ファンとしては、、」「仁義なき初心者には…」「やっぱり凄い」「三好さんは広能さん?」「やはり、オリジナル5部作が良い」


新 仁義なき戦い 組長の首 [DVD]新 仁義なき戦い 組長の首 [DVD] (詳細)
深作欣二(監督), 菅原文太(出演), 山崎努(出演)

「組長の首」「見ごたえあり」「やくざアクションムービー」


新 仁義なき戦い 組長最後の日 [DVD]新 仁義なき戦い 組長最後の日 [DVD] (詳細)
深作欣二(監督), 菅原文太(出演), 小沢栄太郎(出演)

「極道の一面が見えてくる深作監督の名作シリーズ」「娯楽作品としては、最高です(一部ネタバレ注意!)」「新仁義なき最終弾」「最後の「仁義なき戦い」」


その後の仁義なき戦い [DVD]その後の仁義なき戦い [DVD] (詳細)
工藤栄一(監督), 根津甚八(出演), 宇崎竜童(出演), 松崎しげる(出演), 松方弘樹(出演), 山崎努(出演), 飯干晃一(原著), 神波史男(脚本), 松田寛夫(脚本)

「極道映画の名を借りた、青春映画の傑作」「青春映画の名作。」「必殺ファン的には」「私にも、ギラギラした思い出ばつくって!」


新・仁義なき戦い。 [DVD]新・仁義なき戦い。 [DVD] (詳細)
阪本順治(監督), 豊川悦司(出演), 布袋寅泰(出演), 佐藤浩市(出演), 岸部一徳(出演), 哀川翔(出演), 村上淳(出演), 笠松則通(映像), 飯干晃一(原著), 高田宏治(脚本)

「面白い、と断言します。」「現在上映中の赤い月に布袋さんがでています。」「生きざま、死にざま」「布袋ファンで・・・」「演技はトヨエツ、サントラは布袋におまかせ」


新仁義なき戦い 謀殺 [DVD]新仁義なき戦い 謀殺 [DVD] (詳細)
橋本一(監督), 高橋克典(出演), 渡辺謙(出演), 南野陽子(出演), 遠野凪子(出演), 伊原剛志(出演), 高知東生(出演), 飯干晃一(原著), 成島出(脚本), 我妻正義(脚本)

「期待大!」「号泣でした。」「新・仁義なき戦い 謀殺」「おお、渡辺謙…」「ストレス解消にいいかも」


新・仁義の墓場 [DVD]新・仁義の墓場 [DVD] (詳細)
三池崇史(監督), 岸谷五朗(出演), 美木良介(出演), 有森也実(出演), 山城新伍(出演), 丹波哲郎(出演), 藤田五郎(原著)

「邦画でもっとも狂っている映画」「和製バイオレンスの最高峰」「一番悲惨でおもろいやくざ映画」「被害妄想」「キャストも良いし、なかなか演出も良かった。」


仁義の墓場 [DVD]仁義の墓場 [DVD] (詳細)
深作欣二(監督), 渡哲也(出演), 梅宮辰夫(出演), 安藤昇(出演), 藤田五郎(原著), 鴨井達比古(脚本)

「田中邦衛を見よ」「暴力と狂乱、しかし信じたものは「仁義」!」「実録路線の極北!!」「芹明香も出てます」「大笑い、30年のバカ騒ぎ」


県警対組織暴力 [DVD]県警対組織暴力 [DVD] (詳細)
深作欣二(監督), 菅原文太(出演), 梅宮辰夫(出演), 松方弘樹(出演), 金子信雄(出演), 笠原和夫(脚本)

「大傑作」「最高傑作」「どぅどぅ!どうどうどうどう!!by松方弘樹」「深作パワー全開。男泣き。」「なんちゅう破壊力!!」


ダイナマイトどんどん [DVD]ダイナマイトどんどん [DVD] (詳細)
岡本喜八(監督), 菅原文太(出演), 北大路欣也(出演), 宮下順子(出演), 嵐寛寿郎(出演)

「後世に残すべき珠玉の1本」「見て絶対に損はなし!」「生きて笑う」「途方もなく破天荒な痛快作!必見!!」「彼岸の方々の怪演を味わい尽くそう」


神戸国際ギャング [VHS]神戸国際ギャング [VHS] (詳細)
田中登(監督), 高倉健(出演)


山口組三代目 [VHS]山口組三代目 [VHS] (詳細)
山下耕作(監督), 高倉健(出演), 松尾嘉代(出演), 丹波哲郎(出演)

「田岡一雄自伝!」「完全に物語になっていて、リアルさがない。」


三代目襲名 [VHS]三代目襲名 [VHS] (詳細)
小沢茂弘(監督), 高倉健(出演), 松尾嘉代(出演), 渡瀬恒彦(出演), 待田京介(出演), 安藤昇(出演)


昭和残侠伝 [DVD]昭和残侠伝 [DVD] (詳細)
佐伯清(監督), 高倉健(出演), 池部良(出演), 三田佳子(出演), 松方弘樹(出演)

「昭和の時代に育った男のバイブル。」「凛然とした魅力」「健さんがいればいい!」


網走番外地 望郷篇 [DVD]網走番外地 望郷篇 [DVD] (詳細)
石井輝男(監督), 高倉健(出演), 嵐寛寿郎(出演)

「シリーズ最高傑作」「年末にかけて身頃となります。」「今回はわりとオーソドックスな任侠モノ」


冬の華 [DVD]冬の華 [DVD] (詳細)
高倉健(出演), 北大路欣也(出演)

「健さんは勿論いいが、池部良に痺れた。」「耐える健さんの姿に感動します」「これだけ渋い映画も無いです」「悲しいが美しい」「耐える健さんの姿に感動します」


人生劇場 [DVD]人生劇場 [DVD] (詳細)
加藤泰(監督), 竹脇無我(出演), 田宮二郎(出演), 高橋英樹(出演), 渡哲也(出演), 香山美子(出演), 尾崎士郎(原著)

「これぞ任侠の世界というもの。」「人生劇場」「NO.24「し」のつく元気になった邦画」「人生劇場の総大成」


遊侠三国志 鉄火の花道 [DVD]遊侠三国志 鉄火の花道 [DVD] (詳細)
松尾昭典(監督), 石原裕次郎(出演), 小林旭(出演), 高橋秀樹(出演), 浅丘ルリ子(出演), 大坂志郎(出演), 葉山良二(出演), 星川清司(脚本)


博奕打ち 総長賭博 [DVD]博奕打ち 総長賭博 [DVD] (詳細)
山下耕作(監督), 鶴田浩二(出演), 藤純子(出演), 桜町弘子(出演), 金子信雄(出演), 若山富三郎(出演), 笠原和夫(脚本)

「一分の隙もなし」「究極の日本映画」「恐るべき傑作」「なんという悲劇、あまりに悲劇的な」「言うまでもなく、東映任侠映画の最高傑作、必見!」


博奕打ち外伝 [VHS]博奕打ち外伝 [VHS] (詳細)
山下耕作(監督), 鶴田浩二(出演)


▼クチコミ情報

仁義なき戦い [DVD]

・「ヤクザ映画の金字塔
初期仁義なき戦いシリーズの第1作目。戦後の混乱期から始まり、ヤクザの世界でお互いの命を狙いあうにまで至ってしまった男たちの姿を描いています。

手持ちカメラを使って荒々しさや臨場感を出し、いわゆる「任侠物」に見られたような殺陣の要素も排除して、もっと生々しい徹底したリアリズムを追及しているのが特徴です。また、次々と若者が散っていく一方、狡猾な山守組長は憎たらしいながらも強い存在感を見せています。

出演者は当時の東映の豪華メンバーが揃っており、それだけ力を入れた作品だったといえるでしょう。

・「究極のリアリズム!
この映画を母と観た時、母は思わず目を背けてしまいました。オープニングのシーンが余りにもリアルで、昔の戦後間もない頃の東京(映画では関西ですが)を思い出さずにいられなかったのです。しかしその世代とは全くかけ離れた自分にとっては、この映画は歴史的な観点だけではなく、その映像表現にしても一時も目をはなせない、息を呑む映像体験でした。徹底して手持ちのカメラでリアリティを追求し、その撮影に応えるような熱の入った俳優達の演技.....昨今の日本映画にはない迫力です。

・「記念すべき第一作
シリーズで一番好きなのは「〜広島死闘篇」、次に好きなのは「〜代理戦争」。理由は簡単、我が敬愛する成田三樹夫が出ているから。でも、一番面白いのはこの第一部だと思う。今までの任侠映画を全否定、リアリティを追及し、シリーズ最強にして最高、これがなければこの後の7作品(新仁義なき〜をふくむ)は存在しなかった!当たり前だけど・・。それだけをとってみてもこの作品のデカさがわかると思う。観ればわかります。

・「少しも古さを感じさせないジャパニーズ・フィルム・ノワール
「邦画なんて、演歌みたいに泥臭くてダサいか、J-POPみたいに薄っぺらくて軽〜いのばっかでしょ?」と食わず嫌いの人にお勧めするのが、「七人の侍」とこの「仁義なき戦い」です。どちらも何十年も前の映画でありながら、今も尚全く古さを感じさせず、現代の感覚で見ても何の違和感もなく楽しめる(=リメイクの必要性がない)完璧な娯楽映画です。過去の名作だから見ておかねばなどとお勉強感覚で構える必要は全くなく、普通に肩の力を抜いて楽しむことができ、なおかつ見終わったあとに「日本映画ってこんなに面白かったんだ・・・」と感動できる傑作なのです。ヤクザ映画と聞くと「極道の妻たち」みたいなのを想像してゲエッと拒否反応を示す人も多いかと思いますが、これはいわゆる「ヤクザ映画」ではありません。暴力団抗争は単なる舞台装置に過ぎず、描かれているのはどの世界にも通じる、権力闘争に巻き込まれていく人間たちの赤裸々な人間ドラマです。でありながらスピーディーな展開とアクションが重苦しさを感じさせず、陰惨で救いのない話でありながら、見終わると不思議にスカッと爽快な気分になるのです。暴力・流血シーンはありますが、今時の暴力映画と違って殺される側の「痛み」のようなものが画面から伝わってきます。虫けらのように殺されていく端役のチンピラもまた人間なんだということがわかるのです。まるで射撃練習の的であるかのように敵役をバッタバッタとマシンガンでなぎ倒すハリウッド製ヒーロー映画と、果たしてどちらが「残酷」なのでしょうか。

・「文太さんが一番カッコよくでてる作品です☆
男なら誰しもが一度は憧れるであろう「暴力」の世界をリアルに描いた作品。

鬼才、深作欣二監督の最大の名作。主演・菅原文太のカッコよさ思う存分にやられて下さい。梅宮辰夫・松方弘樹・金子信雄・渡瀬恒彦・田中邦衛等名俳優達を世に送り出した作品とも言えると思う。

戦後当時の広島ヤクザ社会における人間関係や組織の構造、

暴力社会の秩序、そして老獪で残忍な親・山守(金子 信夫)に対する主人公・広能(菅原 文太)の心の葛藤や、それでも筋を通そうとする男の生き様を見事に表現しています。男社会のいろんな立場における「人間臭さ」や「男気」がプンプン漂ってきます。それはとてもリアルに。当時(1973年)の映画にしては(却ってかもしれないが)暴力表現や

出血・殺人シーンがリアルなので、そういうの弱い人には、少し不快かもしれない。

2003年、いまでも最高に楽しめる映画のひとつです。まだ見たこと無い人は、是非どうぞ。

仁義なき戦い [DVD] (詳細)

仁義なき戦い 広島死闘篇 [DVD]

・「成田三樹夫につきる
言わずとしれたヤクザ映画の金字塔、シリーズ第2作。内容などはもはや僕などがかかなくても十分承知!といったところでしょう。なので僕が言いたいのはただひとつ、それは成田三樹夫のすばらしさ唯一つ!村岡組の若頭・松永弘を演じその魅力を存分に魅せつけた三樹夫氏。山中を諭し、諫める松永、組のために裏に表に奔走する松永、千葉真一演じる大友「おぅ弘、どしたんならぁ?」に対し「勝利・・・(途中省略)・・黙ってゴザまけや」カッコよすぎるぅ〜!!デ・ニーロ以来、こんなにほれ込んだ役者はいない。男が惚れる役者・成田三樹夫ぜひ彼に注目して観ていただきたい。

・「仁義の最高峰
何人かの方が書かれていたが、これこそ最高の「仁義」。広能を中心とした「仁義」のメインストーリーとは関係の薄い外伝風の作品なので、その分評価としては損をしているのかもしれない。千葉ちゃんのカッコよさ(タランティーノも惚れる訳だ)、文太兄ィの男気、全編侠臭さに溢れかえっている。しかし作品を引き締め、そこに一抹の哀感を漂わせているのは北大路だ。戦争に行き遅れ、死に遅れたと云う傷を抱えながら戦後を生きた人も多いと思うが(監督の深作自身が正にその世代だ)、予科練の「若鷲の歌」を口ずさみながら殺人鬼と化して行く北大路の姿は、深作が最も思い入れた登場人物であると思う。普通にストーリーだけを観ても充分面白い作品ではあるが、「若鷲の歌」託されたその背景を知って観なければ、この作品の真の深みは判らない。戦争の傷は北大路だけでなく、千葉ちゃんも、文太兄ィも、等しく抱えているものなのだ。一作目と本作は、特にその傷が色濃く作品に反映されている。凡百のヤクザ映画と「仁義」を明確に分けている、一つの大きな要素である思う。

・「シリーズ最高傑作
コミカルな部分が少なく、山中を演じた北大路欣也が非常に渋く、行き場を失った男の哀愁が匂ってきます。人によって観方はまちまちだと思いますが、私のシリーズBEST 1 です。

・「運命に翻弄された男
初期仁義なき戦いシリーズの中でも異色の第2作目です。山中という一人の青年がヤクザの世界に足を踏み入れ、組織に利用されて散っていく様が描かれています。

広能の歴史が流れていく中で、第2作目にその傍らを流れ、途中で止まってしまった人物に焦点を当てるという試みはタイミング的にも良かったと思います。散っていった者の歴史ですがそこにはギラギラとした生があり、観ているだけで圧倒されてきます。本作では、広能は脇役に退いていますが、出てきたときにはやはり存在感があります。

・「千葉真一にはまいった。
ご存知、仁義無き戦いシリーズの第2作です。ですが、1作目の続きではありません。広島第一次抗争を描いていますが、見所は何と言っても千葉真一演じる大友勝利の人間性だと思います。間違いなく。この役は千葉真一以外には考えられません。これを観ていると、この人は地でいっているのかな、とも思えます。まさに適役です。ぜひ、この凶暴性をみてください。

仁義なき戦い 広島死闘篇 [DVD] (詳細)

仁義なき戦い 代理戦争 [DVD]

・「シリーズ最高傑作
 一作目で既成のやくざ映画の概念を打ち破った脚本:笠原和夫、監督:深作欣二、主演:菅原文太のトリオは、大成功を受けて続編であり、番外編的な「広島死闘篇」を作った後、抗争の主軸を描く本作、続いて事実上の完結篇である「頂上作戦」を撮って彼らの四部作を完成させます。(「完結篇」は脚本が笠原和夫ではない後日談) シリーズ中、もっとも派手なドンパチシーンがない作品でありながら、敵味方入り乱れての杯合戦、内部の権力闘争など、面白さで群を抜く集団劇となっている。この集団劇を支えるのは個性的な多くの役者の存在である。小林旭の二枚目ぶり、梅宮辰夫の貫禄(+眉なし)、金子信雄のいい加減さ、加藤武の弱腰、渡瀬恒彦の純粋さ、川谷拓三の寝取られ男ぶり、成田三樹夫のスマートさ、山城新伍のやんちゃ、田中邦衛の小心、室田日出男の日和見、内田朝雄の大親分ときて、丹波哲郎の無言の写真出演まで多士済々。そんな中で、遠藤辰男と山本麟一のコンビが秀逸でした。人間の自己保身や組の利害関係に翻弄され、最後に憤りで渡瀬恒彦の骨を握り締める菅原文太の表情でキッチリ締めてくれます。

・「「教師」がそれを言っちゃいかんだろ(笑)
決して一枚岩では無い組織内部の矛盾、不雑に絡み合った人間関係の描写、時として逆の立場に入れ替わる敵味方の関係等、文章にすると「分かりにくい」作品と感じるかも知れませんが、そんな事はありません。この作品からは、一つの明確なメッセージが伝わってきます。

それは「組織の長の優柔不断、戦略の無さが混乱を招き、下の立場の人間の犠牲を生む」と言う事です。

私自身、人事とは思えない、広能昌三(菅原文太)の苦悩と強かさ、子分である倉元猛(渡瀬恒彦)の一途さと、壮絶な死が印象に残る作品です。

本作品で特に印象に残った台詞です。(笑)

「ところで、こいつの今後の身の振り方何じゃが、どうじゃろ、こんな(広島弁で「君、お前」の元で極道修行させちゃってくれんかのう?」(!広能の小学校時代の教師が、倉元を紹介するシーンより)

・「加藤武、最高!
この作品のファンは非常に多いことでしょう。菅原文太も金子信雄も小林旭も、それから成田三樹夫や田中邦衛も実に素晴らしい。

しかし、ここはやっぱり打本役の加藤武じゃないでしょうか。もうあの弱腰にはワクワクするなあ。この作品は何度も見てるけど、加藤武が出てくるだけで、うれしくてうれしくて。ワクワクした後は、何をやっても失敗ばかりに大爆笑。

いいなあ。加藤武自身も打本は大好きな役で「このような人物が頂点に立っていると、戦争は起きないんだ」と語っていたとか。

もちろん、金子信雄演じる山守に飲み屋でいじめられる場面が最高の見所なんだけどね(大爆笑だよなあ)。

加藤武は個人的に好きな役者で、この打本役と、映画『豚と軍艦』の中の役が大変気に入っております。

・「演技とは
昔はデニーロの専売特許だった感のある‘徹底した役作り‘。今じゃ日本の役者さんも役の為にナニソレをしたとか、カニソレをマスターしたとか言うようになったけど、僕に言わせればチャンチャラおかしい。演技の基本がまずありきでしょ?演技力+α役作りでしょ?デニーロくらいの演技力身につけてからモノいいな、と思ってしまうのであります。この“仁義なき〜”シリーズ3作目、この作品を観ると当時の役者たちのウマさがわかる。僕は広島の人ではないので、方言が正しく発音されているかどうかはわからないが、あのセリフ回しや身のこなし、表情、ウマい意外の言葉がでない。これが役者だよな。方言を正確に表現したいならその地方出身の役者を使えばいい。役者とはいかにそのキャラクターを体現し、観客に生さを感じさせるか、そこに尽きると勝手に思っている。我が敬愛する成田三樹夫を初め菅原文太、小林旭、梅宮辰夫など、まさにキャラクターを生に表現している。特に新年の挨拶に集まった山守組のメンバー(成田、菅原、小林、山城)が口論になるシーンは日本映画史に残る名シーンだと勝手に思っている。

・「小林旭がかっこいい。
この第3作より登場する、小林旭演ずる武田明が非常にかっこいい。現在でも渋さ満点のひとですが、この頃は結構痩せていて、まさに「かっこいい」以外に形容がありません。最終作まで、主演、菅原文太と絡んでいくのですが、双方とも判りあえないながら、最後まで「男」でした。どっちの生き方がいいのか。「男」だったから、判りあっていながら、筋を通せざるをえなかったのか。ファンの方、ぜひ見て、考えてみてください。

仁義なき戦い 代理戦争 [DVD] (詳細)

仁義なき戦い 頂上作戦 [DVD]

・「おとしまえの付け方が秀逸な実質的な最終章
 仁義なき戦いシリーズの実質的な最終章(笠原和夫の脚本はこの4作目まで)。 前作「〜代理戦争」で敵味方に分かれた広能と武田の争いに焦点を当てているが、前作「〜代理戦争」の渡瀬恒彦と同様に本作でも黒沢年男ら下級の組員の心情も描かれており、上層部が杯外交と縄張り争いを激化させていく中で犠牲となっていく若者に対する笠原和夫の目線が素晴らしい。この後の実録路線や「日本の首領」などの大作路線ではこの視点が欠如しており、若者を描いていても類型的な描写に終わっているために、支持層が離れていったのではないかと思う。 そして、最後の広能と武田の「さらば友よ」並みの秀逸なラストシーンは菅原文太、小林旭の好演もあって日本映画史上に残る名場面となった。

・「旅の風下
言わずと知れた人気シリーズ4作目。実質主役は小林旭演じる武田明といってもいいだろう。山守組対明石組の構図が色濃くなり、広能の影が薄くなり、あの武田の名台詞が炸裂する。「広島極道(やくざ)は芋かもしれんが、旅の風下に立ったことはいっぺんも無いんで・・」初めて聞いた時は意味を把握できなかった。ただ、小林旭演じる武田の圧倒的存在感、カッコよさにしびれたのを覚えている。最後に広能放つ「わしらの時代はしまいで」。静かに頷く武田。これは脚本の故・笠原氏が言うように実質的シリーズ最終作を意味している。完結編のラストはこれの焼き直しに過ぎない(完結編は完結編で面白いけど)。ラストに出てくるテロップは長い戦いの終わりを感じさせ、何度見ても感慨にふけってしまう。

・「暴力団組織のリアルな抗争に驚き!
 これは、深作欣二監督による、実録ヤクザ映画シリーズの第4作。この作品が封切られたのは、僕が高校生の頃でした。当時は、ヤクザ映画を見に行く勇気がありませんでしたから、初めて見たのは貸ビデオでした。 昭和38年春から翌39年にかけて勃発した広島抗争事件のリアルさ。東映の名優が勢ぞろいなのですが、現在の名優もこの頃は端役だったんですね。 描かれている物語はもちろん、音楽も印象が強く、ビデオだけでは物足りなくなり、DVDを購入してしまいました。 この作品は、リアルな映像だけでなく、人間の生き方が貫かれており、好きな映画のひとつです。

・「痛そう
このDVDのディスク表側には4枚のスチール写真がコラージュしてありますが、その中に何故か、千葉チャンが思いっ切り関節技かけてる写真がまざっています。しかし千葉真一はこの映画に出ていませんし、そないな場面もありませんでした。

・「代理‾頂上‾完結 3部作の真ん中
ジリーズとしては 代理戦争を引き継ぐ 事実上 純粋なパート2と言っても過言では無い(第1作目と広島死闘・・は単品仕上げである)

仁義なき戦い 頂上作戦 [DVD] (詳細)

仁義なき戦い 完結篇 [DVD]

・「事実上のシリーズ完結。
完結を飾るにふさわしい作品

菅原・小林 イケイケドンドンでは無く 落ち着いたキャラに描かれてます

両者共に 優れた後継者を持ち 一戦から退くラストは

なんとも哀愁タップリです

・「外せない力演m(_ _)m仁義なき戦い『完』
最後に『完』と出ます。1作から繰り返し観ると、どれも外せない事がよく解ります。73〜74年の一年数ヶ月の間にこれだけの力演5作を演じ、演出された皆さんに、感謝申し上げます。『わたしのグランパ』も観て頂きたく存じます。全作品をあらゆる教育機関推薦にしたい次第であります。

・「北大路欣也に1000点!
警察の目を欺くための政治結社「天政会」。その会長の座を武田(小林旭)から松村(北大路欣也)が引き継ぐ跡目襲名がストーリーの核をなしているのだが、前作「頂上作戦」で一応の決着を見たあとの後日談を、ダイジェストな作りでこしらえたという感じは否めない。

でも、松村が“まだ若い、頼りない”と言われながら、冷静な読みと駆け引きで覇権を手にするさまは、「ゴッドファーザーPARTⅡ」のアル・パチーノをプチ彷彿とさせる。そして、手負いの身で襲名披露に臨み、武田や広能(菅原文太)との世代交代を明らかにする松村=北大路欣也の修羅の芝居には、凄まじいものがある。

日活時代とはまったく芝居が異なる宍戸錠。山城新伍のカールした髪。台詞がないのに妙に存在感がある八名信夫(彼は岡山出身だから台詞がないのは惜しい)。実写版ゴルゴ13は高倉健や千葉真一より彼だと思わせる伊吹吾郎。どう見ても「少年」には見えない桜木健一など、ディテールには楽しみどころ、突っ込みどころが満載だ。

「保はのお、今朝まで生きるか死ぬかの境目におったんじゃ。わしらにゃもう真似できんわい」「こんなもええ若いもんが釣れたのお」「皮肉かい」「いや」「とにかくわしらの時代は終わりじゃけん。落ち着いたらいっぱい飲まんかい」「そっちとは飲まん」「何でじゃ」「死んだもんに済まんけえのお」

やっぱり「仁義なき~」は台詞で紡がれた映画ですね。

・「やっぱり宍戸より千葉が
大友勝利役といえば、やはり千葉真一氏、しかしこの作品では宍戸錠氏がかわりに演じている。千葉氏のスケジュールが合わなかったらしいが、やはり大友勝利といえばサニー千葉、髪の毛のが赤くてもいいから(当時千葉氏は、空手映画の撮影中だった。)出演してほしかった。しかし、作品内容は最高です。

・「伊吹吾郎はゴルゴ13。
警察の目を欺くための政治結社「天政会」。その会長の座を武田(小林旭)から松村(北大路欣也)が引き継ぐ跡目襲名がストーリーの核をなしているのだが、「頂上作戦」で一応の決着を見たあとの後日談を、ダイジェストな作りでこしらえたという感じは否めない。

でも、松村が“まだ若い、頼りない”と言われながら、冷静な読みと駆け引きで覇権を手にするさまは、「ゴッドファーザーPARTⅡ」のアル・パチーノをプチ彷彿とさせる。そして、手負いの身で襲名披露に臨み、武田や広能(菅原文太)との世代交代を明らかにする松村=北大路欣也の修羅の芝居には、凄まじいものがある。

日活時代とはまったく芝居が異なる宍戸錠。山城新伍のカールした髪。台詞がないのに妙に存在感がある八名信夫(彼は岡山出身だから台詞がないのは惜しい)。実写版ゴルゴ13は高倉健や千葉真一より彼だと思わせる伊吹吾郎。どう見ても「少年」には見えない桜木健一など、ディテールには楽しみどころ、突っ込みどころが満載だ。

「保はのお、今朝まで生きるか死ぬかの境目におったんじゃ。わしらにゃもう真似できんわい」「こんなもええ若いもんが釣れたのお」「皮肉かい」「いや」「とにかくわしらの時代は終わりじゃけん。落ち着いたらいっぱい飲まんかい」「そっちとは飲まん」「何でじゃ」「死んだもんに済まんけえのお」

やっぱり「仁義なき~」は台詞で紡がれた映画ですね。

仁義なき戦い 完結篇 [DVD] (詳細)

新 仁義なき戦い [DVD]

・「熱烈な仁義ファンとしては、、
前5部作でも、度々同じ役者が違う役柄を演じる事はあったが、さすがに文太が『広能』じゃ無いというのは、違和感あるなーでも、一つの作品として見る分には相変わらず迫力もあるし、面白いんですよ、金子信雄も憎たらしいままで最高ですしね最初の違和感だけです最初のね。やっぱり良いです

・「仁義なき初心者には…
第一部を、同じ監督がリメイクしたこの作品、初めて仁義なきシリーズを見る方には、おもしろい作品かもしれません。しかし前五部作を見た方にとっては、ちょっと微妙かもね…。しかし出演者は最高です、菅原文太はもちろん若山富三郎、金子信雄、田中邦衛、室田日出男、安藤昇、松方弘樹など豪華キャストです。

・「やっぱり凄い
 かつての仁義なき戦いは、昭和38年から始まる広島の第2次抗争事件が中心でした。「新」版は、時代を巻き戻して第1次抗争事件で、歴史的にはこちらが前哨戦です。一部名前は違いますが、キャスティングはほぼ同じ。 上映された1974年は、僕が高校1年生の頃。当時は任侠ややくざ映画が全盛でした。僕も友人たちとこの種の映画を撮影したことがあります。僕は、この種の映画は余り興味がありませんでしたが、やはり流行の中、目を向けないと友人との話題についていけない感じでした。 一般的には考えられないことですが、実録もの。一般人を巻き込む契機となった事件だけに、緊迫感のある作品となっています。

・「三好さんは広能さん?
すみません。三好さんは美能幸三さん、広能さんの元となった人じゃないですかね?青木さんは佐々木哲彦さん、最後に殺られたのも小原(南波)組の組員にですよね...ちょっと気になったもので...

・「やはり、オリジナル5部作が良い
正月映画の玉として、ヒットした仁義無きシリーズをもうひとつ、と頼み込まれて深作監督が断りきれずに作成したという構図が丸見えである。オリジナルシリーズでネタを出し切った状態であり、新作にはオリジナルでつかったモチーフを継ぎはぎしてストーリーにするしかなかった。ただし、オリジナルシリーズを未見の方には、こじんまりとまとまったヤクザアクション映画として面白いかもしれない。

新 仁義なき戦い [DVD] (詳細)

新 仁義なき戦い 組長の首 [DVD]

・「組長の首
新仁義シリーズ第二作目、北九州を舞台にしたこの作品、広島から北九州に舞台が移った。内容は、跡目問題で揺れる大組織で、菅原文太演じる一匹狼黒田が、敵対する組長の首を狙う。内容はとてもおもしろく、音楽は、あの仁義なきのテーマではなく新たなテーマ曲が作られ、使用されている。このテーマ曲もまた違って、いい感じだ。なおこの作品には、シャブ中毒者として山崎努氏が出演している、すばらしい怪演をしている。

・「見ごたえあり
油ののってきた深作監督の新シリーズ第2弾です。

出ている俳優も個性的です。待ってましたの菅原文太(映画の役名が”旅人”となっているのはなぜ?)、組長に西村晃(二代目黄門様)、仲間のシャブ中幹部に山崎努(なかなかの怪演)、敵役の若頭に成田三樹夫(シリーズにほとんど出てくるいい役者)、前シリーズの「広島死闘編」にも出ていた梶芽衣子(影がある役にはもってこい)など。

また、映画の中で大胆なヌードを披露している綾役のひし美ゆり子は、どっかで見たことあるなと気になり、プロフィールを調べると、なんとウルトラセブンのアンヌ隊員ではないですか。あまりに妖艶な体でしたので、子供の時に観ていたらそのギャップに失神していたかも。

それにしても、文太のために特攻精神で死んでいった子分の小林稔侍や三上寛の死に様は悲愴感いっぱいで、ヤクザ社会のかっこいい面よりは、そっちのほうを描きたかったのかと思います。また、ダンプカーを使って組長の高級車に突っ込んでゆくカーアクションシーンも、力がみなぎっていて迫力あり、良かったです。いろいろと見所があります。

・「やくざアクションムービー
新 仁義なき戦いの第二弾である。前作がオリジナル「仁義なき戦い」シリーズの焼き直しに堕していたのに対し、本作品はオリジナルとは何の関係も持たない完全な新作である。それだけに、逆に吹っ切れた新しい魅力を吹き込んでくれている。例えば、主人公(緒方拳)はオリジナルでは愚連隊上がりの仁義を重んじるヤクザであるのに対して、本作品では流れ者のアウトローであり、仁義云々をむしろはみ出した男である。敵役の成田三樹夫の黒い魅力も良い。「修羅雪姫」の梶芽衣子が組長の娘役で出演していたりもする。前作にがっかりした人に本作はおすすめ。

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・「極道の一面が見えてくる深作監督の名作シリーズ
当時、学生の頃友人たちや連れや悪友と夢中になってこのシリーズを観尽くしました、いきがってた学生時代を懐かしく思い出す極道映画の傑作シリーズ

・「娯楽作品としては、最高です(一部ネタバレ注意!)
新・仁義なき戦いシリーズはあらかた見終わりましたが、「組長最後の日」は、アクションが冴えます。とにかくアクションシーンがかっこいい。トラック対高級車のカーチェイスや、拳銃を振り回しヒットマンを返り討ちにするところなど、まるで菅原文太が某有名スパイ映画の主人公に見えてくるくらいです(笑)ただ、アクションが冴える分、娯楽作品に大きく傾いており、(仁義なき戦いシリーズが娯楽作品だといえばそれまでなのだが)個人的な意見としては全体のストーリーは、「新・仁義なき戦い」の方が数段上のようには思える。 もちろん題名の通り、「組長最後の日」なわけだが、ラストシーンで負傷した広域団体の組長の側近(?)が「撃たないでやってくれ」と文太を止めようとしたあと、果たして文太がどうするか、非常に緊張する瞬間だが、結果は、皆様の目でお確かめ願いたいと思う。

なんにしろ、仁義なき戦いの名を冠す任侠映画にふさわしい出来となっている本作品、オススメの一本である。

・「新仁義なき最終弾
新仁義なき戦い第三作目、今回は、関西と九州が舞台。日本最大の暴力団の組織、坂本組と九州最大の組織、玄龍会がチンピラ同士から始まった争いを発端に一触即発の危機に突入する。この作品見ると、シリーズの限界を感じる、仁義なきの前五部作と比べるとあまり、カーアクション以外は迫力を感じない、出演者は菅原文太と成田三樹夫以外はあまりぱっとしない、やっぱり松方弘樹や山城新伍や梅宮辰夫らが、出た方が、まだ迫力が出る気がする。ちょっとがっかりな作品だ。

・「最後の「仁義なき戦い」
仁義なき戦いはオリジナル5部作が金字塔であり、新 仁義なき戦いシリーズは2匹目の泥鰌を狙う映画会社にやむなく作らされた作品群であろう。このシリーズも第二作で持ち直したかとみえたが、この第三作で墜落した。「仁義」とくれば緒方拳。しかし緒方がでるまで数十分待たされる。その間、抗争の原因となった下らないチンピラの事件描写に時間が費やされる。それが終わるといよいよアクションシーンかと思いきや、関西九州のヤクザの和平抗争の場面だ。こうやって観客のフラストレーションを高めておいて、いよいよ「あきらめの悪い男」こと緒方拳が登場し、敵の親分を的にして追いかけ、最後に志を遂げ、観客も溜飲を下げる。。仁侠映画のワンパターンの枠を打ち破ったと評価された「仁義なき戦い」もここにきてパターン化の罠に陥ってしまった。

深作監督はこれ以降、仁義なきを冠にした作品を作ることをやめた。さもあらん。

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・「極道映画の名を借りた、青春映画の傑作
シリーズの続編として見た人には、期待ハズレとうつるかもしれませんが、単体映画として見た場合、とても素晴らしい、青春映画の傑作ではないでしょうか。極道モノが苦手な方にもオススメです。

根津、宇崎、松崎、原田、といった若い面々がおりなす、若者達の夢や苦悩、その切なさ、儚さ。当時の時代の「匂い」といったものと同時に、そういったものが、皮膚感覚でヒリヒリと痛いほど感じられます。

以前のシリーズでは、登場人物達は、老いも若きも、金、女、権力といった、即物的なギラギラした欲求を全面に押し出して闘争を繰り返していました。しかし、この映画に登場する若者達は、表面上はなるほど極道らしくそういった欲求のために動いてる様にも見えますが、本質はそれとは違う「なにか」のために足掻き、苦悩しています。だからこそ、余計にその姿に感じる悲しさや切なさが、私には増して感じられました。

すでに、日本が高度成長をなしとげ、豊かさを手に入れた時代、少なくとも餓え死にすることはなく、働けばそれなりの生活はできる。そんな時代の若者達の夢や、不安や苦悩、、、原田の「私にも、ギラギラした思い出ばつくって」という言葉に突き動かされるように、疾走する根津の姿に、それが凝縮されてるのではないでしょうか。

・「青春映画の名作。
とにかく根津さん最高。哀愁のあるやくざもの。とにかく泣ける。僕は文太の本編より、この題名だけ仁義なき戦いが大好きです。

・「必殺ファン的には
チョイ役で出てくるヤクザの山崎努と、彼が属する組の組長の藤村登美男という明らかに鉄&虎の現代版コンビがたまらない(笑)っていうか凄みを効かしてる割に、さしたる活躍も無しに二人共逮捕されちゃう所が又可笑しい。

工藤栄一の、特に「本編」は全編の完成度を犠牲にして、シーンやカット、キャラや演技と言った「断片」を際立たせてくる所が魅力。後から考えると説明が足りなかったり、変な部分があるのだが、忘れ得ぬ「愛おしさ」を魅せてくれる。「大人の汚さ」「世間の無情さ」に、主人公達と一緒に「悔し涙」を流せる青春ヤクザブルース映画。

・「私にも、ギラギラした思い出ばつくって!
 「その後」とあり「仁義なき戦い」の後日談のような印象を受け(製作側はまさに二匹目のどじょう狙いではあるが)、損をしているが、まったくこの作品単体で、素晴しい作品である。 監督は、深作から、当時TV映画「傷だらけの天使」「祭ばやしが聞こえる」「必殺」シリーズ等でシャープな映像で評判になっていた工藤栄一。 三角マークに馴染みのない根津甚八を主役に(当初はショーケンが主演の予定だった)、当時異色だった宇崎竜童、松崎しげるが出演。音楽が柳ジョージと、今までの東映色とは違った工藤栄一らしいスタイリッシュな映像と音楽の作品になった(ただし、クレジットタイトルは相変わらずバカでかい文字で白ける)。当時高校生だった私は、東映がはじめて若者の感覚の映画を作ったと喜んだものである。

 「その後」とあるが、「仁義なき戦い」シリーズとは、まったく繋がりがない。おなじみの組織の抗争に翻弄される若者という構図のみが継承されている。権謀術数を使った親分同士のやり取りよりも、その犠牲になる若者たちに焦点をしぼり、裏切り、裏切れながらも、何かを引きずって生きる若者を描く。 路面を濡らして光を反射させる手法や、逆光を多用した撮影は、今ではTVドラマでも当たり前の手法だが、当時は斬新で、工藤栄一は「光と影の魔術師」といわれた。(以降ネタバレあり) 「私にも、ギラギラした思い出ばつくって!」 この言葉は、前半、根津と出会った原田美枝子が一夜をともにするときに言った台詞。この原田の切ない台詞が、ラストの原田の姿に重なる。ラスト近く、根津甚八がホテルのベッドで拳銃を構えるシーンから、柳ジョージの「Hevy day」(なんと日本語!)が流れ、歌をバックに銃撃戦を暗示する光の光芒が挿入され、原田美枝子が「カツアゲ」するラストシーンまでのシークエンスは秀逸。原田の透きとおるような美しさ。工藤栄一監督の後期の作品中ベストだと思う。

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新・仁義なき戦い。 [DVD]

・「面白い、と断言します。
深作欣二監督の「仁義なき戦い」シリーズは全て観ていますし「5部作」に関してはDVDを全て持っていて何度も何度も繰り返し観てるぐらい大好きなんですけど… ここで、あえて、衝撃的な発言をさせて頂きますと… 私の中で、阪本順治監督の「新・仁義なき戦い。」は、深作監督のオリジナルシリーズより「勝って」います。誰がなんと言おうと「面白い!」です。 …なので正直、はじめてこの作品に対する他レビュアーさんたちの「低評価の嵐」を見たときは、思わず我が目を疑った程でした(笑)。…ちなみに私は、映画、小説の類はできる限り多くのものを鑑賞するように心がけている(「名作」と呼ばれるものは特に)者であり…くれぐれも「映画オンチ」などではない、と自負しております、という事を、念のためここで思いっっっきり強調させていただきます(笑)。 という訳で。ここであまりの低評価達を見て「引いて」しまった方々…そして、それによりこの作品を「スルー」しようとしている方々…… 食わず嫌いは、もったいないですよ!

・「現在上映中の赤い月に布袋さんがでています。
サムライフィクションにつづき新・仁義に出演の布袋さんを見ていると堂々と生きていく姿勢に何故だかよくわからないが少しだけ勇気が湧いてくるぜ。それだけで十分や!

・「生きざま、死にざま
豊川悦司氏の映画・ドラマ等が気になりだして5年ほど。出遅れたファンですが、この作品は映画館で2回観ました。でもDVDでよくよく観て複雑な関係もよく解って音楽とも凄く合っててもうハマっちゃう!!というお勧めの一本です。しかし、やはり悦司様は脚長い。全身のショットが多いので悦司様のファンの方なら見入ってしまいます、とっても素敵。

・「布袋ファンで・・・
ボクはHOTEIさんのファンの14歳中3です!HOTEIさんの演技が見たくて、この映画を見たのですが(元々映画は好きです)結構難しかったのですが・・・なかなか面白かったです!豊川悦司さんもかっこよくて・・・ファンになってしまいました!最後の「BORN TO BE FREE」もいい歌で、よかったです

・「演技はトヨエツ、サントラは布袋におまかせ
布袋が音楽監督した『新・仁義なき戦い』のサントラを聞いてから、この映画を見ました。任侠映画を見た事が無い私が初めて見た仁侠映画。結論から言うと布袋の音楽がとっても良い。が布袋の演技は・・・。さすがなのはトヨエツ。私、いちおしのシーンはあのタランティーノも絶賛したと言う黒塗りの車の車列からヤクザさんがぞろぞろと出てくるシーン。ここのシーンの音楽は『布袋してやったり』の出来です。あまりに格好良くって背筋がゾクゾク来ました他にも見所はたくさんありますが、そこはこの映画を楽しむために書きません。が、初めて任侠映画を見る人でも結構楽しめる出来になっていると思います。

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新仁義なき戦い 謀殺 [DVD]

・「期待大!
劇場公開期間が短かった分、余計待ちかねました。渡辺謙さんと高橋克典さんの、義兄弟の絆が泣かせます!燃え盛る炎と、静かな水のような二人の対比が否応無しにドラマを盛りあげます個人的には、隆大介さんの出演も嬉しい

スカパラの曲も、今までのシリーズとはちょっと違った感じで楽しめます。

・「号泣でした。
任侠映画をあまり観たことのない私が、たまたま借りたのがこの作品。いまいち気が乗らなくも観賞始め。終わった頃には号泣でした。任侠映画に対する固定観念が覆された思いです。ストーリー、キャスト共に秀逸で、全てが巧くハマった作品。

・「新・仁義なき戦い 謀殺
前作にはがっかりしたが、本作はすごい!藤巻のまっすぐな生き方に惚れ、矢萩の冷徹の中の情けに涙,涙・・・。久々に廻りの人間に見せまくった!近年まれに見る快作だ!

・「おお、渡辺謙…
仁侠映画の趣味は全くないのですが、渡辺謙見たさに「覗いてみた」一本です。これはもう渡辺謙に始まり渡辺謙に終わる映画ですね。皆様、渡辺謙の発する「華」に圧倒されて下さい。実は主演が高橋克典だったと後で確認して目を丸くしました。そぉ?主役はこの人だったの!食われてる、なんてもんじゃないですね。圧倒というか、圧殺か。渡辺謙に関しては、ハリウッドでヘンな英語を喋って妙な映画に出てナニしてらっさるのかしら、とか思っていましたが、彼は日本映画という小さな池に収めておくにはもったいない巨大魚なんですね。容貌も体格も演技力も。助演の身でB級ヤクザ映画(←シリーズのファンに刺されるか?)に品格を与えてしまった存在感を堪能してしみじみと実感しました。日本の芸能界はもっと「男前の俳優」を大切にすべきです。だから韓流なんてブームが起きてしまうのよ。星五つは渡辺謙に捧げます。

・「ストレス解消にいいかも
謙さん演じる藤巻アニキのキレっぷりがスゴイ。親分宅での2回の大暴れシーン(高橋克典さん演じる矢萩と乱闘のあげく鎧投げ&終盤拳銃ぶっぱなしに乗り込むシーン)は必見。ストレス解消に最適かも。あとそんな暴れまくってるのに夏木マリさん演じる妻の前では子犬同然の女々しさも良い。銃撃されるシーンの一般客役の身体はった演技も見応えあり!(←見方間違ってる)話としては欲望うずまく極道世界で巻き込まれていく兄弟分・・・周りの奴らが妙なこと吹き込まなければ仲良くやっていけたろうに。あれだけ暴れておいて、最後は哀愁漂うラストです。上映期間も短く、プロモもほとんどしてなくて予算少なそうでしたがそんじょそこらのお金かかってるけどショボイ映画よりずっと面白いです。

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新・仁義の墓場 [DVD]

・「邦画でもっとも狂っている映画
仁義の墓場といえば、渡哲也の初主演作として知られているが、これは三池監督のリメイク版。というよりはもうオリジナルだわ、これ。岸谷五朗の演技が怖すぎる。ポン中の暴走ヤクザ。狂ってますわ、マジで。

・「和製バイオレンスの最高峰
以前CSでたまたま見た映画でしたが今でもあの衝撃が頭から離れられず再度見たくなり購入しました。主人公である《石松》は実在した人物だそうですが、これを見事に岸谷五朗さんが演じています。まさにハマり役でとても初めての極道役とは思えません!三池崇史監督率いるスタッフ・キャスト共に素晴らしい演出をしております。また映像特典のインタビューでは、この映画を薬物撲滅と言われているだけあって劇中では岸谷さんと有森さんが薬物中毒の恐怖を熱演しているのも見所。極道バイオレンスが好きな方であれば楽しめるかと思います。ほんとにヤバイよこの映画は!

・「一番悲惨でおもろいやくざ映画
岸谷五朗も有森也実も皆はまり役です。一番悲惨でおもろいやくざ映画だとおもいます。ご覧ください。

・「被害妄想
ヤバイ作品っすわ 岸谷五郎=石松力男(役名)狂犬野郎とゆうより 被害妄想の固まりです。 安岡力が何故か警察役だし力男はシャブにはまりまくり チャカを撃ちまくり はちゃめちゃ内容です 岸谷のパンチパ−マもかなり似合ってます これは任侠映画ではありません ジャンキ−ム−ビです かなりオススメです

・「キャストも良いし、なかなか演出も良かった。
さすがにオリジナルを超えてるかというとそこまでは言えませんが、全然悪くは無いです。岸谷五郎すばらしかった。あの目の据わり具合とか周りがちょっと引くぐらいの役作りの捨て身さは評価できる。捨て身さといえば相手役の有森也実もパジャマ脱がされて犯されるシーンとかケツ丸出しで必見じゃないでしょうか?包囲されているマンションに立てこもって銃を乱射するシーンの狂った感じも見物ですし、基本役に入り込んでる感じは伝わってきて感情表現もリアルに感じました。他のキャストも皆味があって良かったです。力也が刑事役って言うのも意外性があって面白かった。ただし、ラストシーンだけは血糊多すぎじゃないですかね?ちょっとやりすぎかなって思いました。

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仁義の墓場 [DVD]

・「田中邦衛を見よ
この映画のすばらしさは、他の方々も仰っているとおり。付け加えるならば、ヤク中を演じた田中邦衛の不気味さ。のんきなドラマで朴訥男を演じて悦にいるのもいいが、ここでの邦衛はそんな甘っちょろさが微塵もない。仁義なきシリーズの調子で見ていたらぶっとんだ。

・「暴力と狂乱、しかし信じたものは「仁義」!
狂犬と恐れられた実在のヤクザ、石川力夫を渡哲也が熱演した深作欣二監督の傑作映画です。

親分に刃を向け、疑心暗鬼の果てに今度は兄弟の盃を交わした兄貴分の梅宮辰夫を殺す。それも一回じゃ殺しきれなくて、ご丁寧にもう一回訪れて梅宮を再度殺す。強姦してその後無理矢理自分の情婦にした多岐川裕美と麻薬中毒地獄に陥って、多岐川は自殺。すると多岐川の骨壷を抱いて親分のハナ肇を訪れ、「おやっさん、俺に金をくれよ。組も持たしてくれ」とせがみながら、多岐川の遺骨をボリボリかじる狂気。絶対速度で破滅に突っ走る狂ったヤクザの生き様にはただただ唖然。

完全に生まれる時代を間違えてしまったヤクザは、自分の墓に仁義の二文字を彫り、風船のように高みを目指すが、その果てには転落しかなかったという皮肉に、深作欣二が自身の生き様を重ねて活写します。「仁義なき戦い」が和製ゴッドファーザーならこちらは和製「グッド・フェローズ」。これぞ深作欣二の最高傑作です。

・「実録路線の極北!!
 本作は東映実録路線の中でも暴力描写が突出して凄い。基本的に群像劇の趣がある同シリーズにあって、ひとりの若者がやくざ社会でのしあがって、破滅するまでを描いている点においては「仁義なき戦い 広島死闘編」に似ている。そしてこの二作は実録路線の中で双璧をなす異色作かつアナーキーな傑作である。

 何かに取り憑かれたかのように暴力に身をまかせる、石川力夫を演ずる渡哲也が凄い。渡に無理やり犯されて、最後は病魔に冒されボロボロになっても尽して滅びていく多岐川裕美もひたすら美しい。ラスト近くでシャブを打って恍惚とする渡を、結核に冒されて死ぬ寸前の多岐川が布団の中から見つめるショットは実録路線の中でも最高に悲しくも美しく、そして破滅的なショットであろう。さらに多岐川の死後、遺骨を入れた骨壷を持って彷徨い歩き、挙句の果てに骨を取り出してポリポリ齧る渡の演技は、まさに鬼気迫るものがある。

 渡が親分のハナ肇を刺して大阪に逃げたときに知り合い、以後行動を共にする田中邦衛演ずるシャブ中の尾崎も、セリフこそ少ないが最高の名演。渡にシャブを伝授する大阪の売春婦は田中登の「(秘)色情めす市場」の芹明香。相変わらずの貫禄の安藤昇や、不気味な墓石職人の三谷昇など見所実に多いです。必見!!

・「芹明香も出てます
深作監督の最高作ですね。これで嫌いだった渡哲也好きになり昔キャンディーズの隣りにポスター貼ってました…。

・「大笑い、30年のバカ騒ぎ
深作欣二の最高傑作は?と聞かれた時に、邪道かもしれないが、仁義なき戦い代理戦争と、本作を挙げたい。前者は、群像劇をテーマにし、後者は一人の主人公に焦点を当てたことで、作風は大きく異なる。実録路線の真っ只中と終焉を飾った点での対比も興味深い。しかし、共通しているのは、両者ともに集団、組織からはぐれていく者の、悲しみなり怒りを表現しているところだと思う。そうした中で、菅原文太が陽だとすれば、本作の主人公である石川力夫を演じた渡哲也は間違いなく陰の存在である。辞世の句とともに「仁義」を自らの命と一緒に墓場に葬り去った生きざま、途中暗示的に劇中に出てくる風船のように、ただ飛び上がることでしか、己の存在を示せなかった、そんな暴力的な描写の中にも物悲しさも漂う傑作である。観たら、身体中に震えが走ること間違いなし!

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・「大傑作
監督深作欣二、脚本笠原和夫の大傑作。俳優陣では菅原文太はもちろんいいとして、松方弘樹の最高の作品ではないかと。最近の釣り好きのイメージからは程遠い狂犬のような熱演!正直あんまり好きな俳優ではなかったが見直しました。池玲子とのベッドシーンでは狂犬そのものですが、たぶん前貼りしてません。架空の県の県警という設定になっているようだが、明らかに広島。仁義なき戦いの警察版。

・「最高傑作
仁義なきの深作・笠原コンビが作り上げた、最強のこの作品は、いわば仁義なき戦い警察版的映画である。仁義なきで使われなかったさまざまな実話を取り込んだ、作品。菅原文太、松方弘樹、梅宮辰夫の仁義なきトリオはもちろん、金子信雄、成田三樹夫、山城新伍、川谷拓三、室田日出男ら最強メンバーが出演、お腹いっぱいになる、すばらしい作品だ。

・「どぅどぅ!どうどうどうどう!!by松方弘樹
深作欣二+笠原和夫+菅原文太という「仁義なき戦い」トリオが再度組んだ任侠愚連隊風警察映画。

松方弘樹の暴力団と癒着したダーティー・コップ菅原文太が、政財界アンド暴力団の癒着に戦いを挑み、破滅への道を突っ走る。暴力シーンは容赦ないので決して万人向けではないけれど、凄まじい映像と演技のパワーにはただただ圧倒される。

タイトルの「どぅどぅ!どうどうどうどう」は、松方弘樹が目に付けた池玲子をいてこます場面の雄叫びです。まさしく72年の生涯を駆け抜けて燃えつきた深作欣二魂の叫びでもあります(?)。

社会の不条理を鋭くえぐった梅宮辰夫の姿にも注目したい。さあ、みんな元気に朝の体操をしよー!は笑えます。3代目水戸黄門こと佐野浅夫の汚れ役もよい。これこそ東映実録路線の極北だ。

・「深作パワー全開。男泣き。
別の角度からみた「仁義なき戦い」だと思う本作。前のシリーズが「ヤクザ社会」から世相を描いていたがこれは「警察内部」からみた社会のしくずをパワーあふれる演出でみせる。エレキのあいかわらず「チャカポコ」したBGMも最高。

菅原&松方の奇妙な友情。梅宮が演じるキャリアと現場の対立。金子の悪徳議員など、綺麗に「白か黒」ではない関係が社会問題も交えてリアルな人間ドラマを作り上げている。

みどころは、故・川谷演じるチンンピラが取り調べでムチャクチャにやられるところだろう。前バリもハガレそうになるくらいに菅原&山城にいたぶられ、最後には「ヤクザなんか、つまらんもんじゃろう」とすっかり落とされてしまうところ。そして、最後のはからいで!便所に中であせりながら情婦との事におよぶところは人間の本能を丸出しで演じている。

ラスト、菅原と梅宮のその後が悲しく今みても(今も同じか)切なくなる。

・「なんちゅう破壊力!!
街の利権を巡り、悪党たちが絡み合う人間ドラマ。登場キャラが全てワル。人間の恐ろしさ、狡猾さといった本音の部分をしっかり描いてる。そんな中、主人公の悪徳刑事は、まぁ“悪党”には変わりないが、ある意味、純粋なワル。屈折してないピュアなワルが、ドロドロなワルだらけの世界でもがく様が描かれている。周りのワルたちも、あまりにも悪すぎて魅力的。それにしてもこの作品、ハンパない力を有する。こんなに“破壊力”に充ち溢れた邦画は、他には知らない。同監督の「仁義なき戦い」はシリーズものだったが、本作はこの一本に、凄まじいエネルギーが凝縮されている。

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・「後世に残すべき珠玉の1本
お腹の底から笑いたいが、最近面白い映画がないとお嘆きの方にお勧めの一本です。とにかく笑いっぱなしでした。特にルール無用の野球大会の部分は最高です。戦後復興期のやくざの野球大会という突飛な想定で、どうなるかと思いましたが、菅原文太、北大路欣也、田中邦衛等の演技派のキャストが持ち味を十分発揮していると感じました。岡源組が初戦であたったアル中の元プロという設定の田中邦衛に焼酎を盛るシーンと、岡源と橋伝組との決勝戦とが面白い。焼酎を盛られた後という設定の田中邦衛の演技は笑える。また、橋伝のエースである北大路欣也の剛球でマッチョな審判が病院送りになった後の主審を演じる役者がうまい。この役者の演技は面白さに拍車をかける名演である。しかし、バットでキャッチャーの頭を投手の投球前に叩いてインターフェアとはすごい。後はやくざらしくルール無用だが面白い。10度以上見たがいまだに笑いっぱなしである。最後の結末は、北大路欣也と菅原文太との対決になるのは見え見えだが、この作品の全編のストーリはこれを余りあるほどの面白さがある。本作品は、岡本喜八監督作品の中でもジャズ大名と並ぶ名作と思います。この作品は、個人的には岡本喜八監督作品の中では一番の傑作と私は思います。魔球を投げるために自分の指をつめた自軍の投手に対するフランキー堺の台詞「戦争でもなんでもないときに自分の大事な指をつめるなんて馬鹿野郎」と、最後の強制労働のシーンとにさりげなく戦争批判をメッセージとして含んでおり、ジャズ大名のように単なる喜劇ではない点も素晴らしいと思います。映画の殿堂ができたら、ぜひ殿堂入りさせるべき一本です。

・「見て絶対に損はなし!
私見ですが、これ以上にイキのいい笑える日本映画って、はたして80年代以降あったでしょうか? 問答無用に楽しめる作品です。当時“仁義なき戦い”シリーズは終了していましたが、まだ東映ヤクザ映画は健在でした。そのジャンルの主要な役者たちを、まるごとパロディとして使ってしまうところに岡本監督の真骨頂があると思います。まさにもう二度と作ることの出来ない映画と言えます。

今見て本当に感慨深くなってしまうのですが、この作品で喜々として怪演している役者さんたちーアラカンさん、金子信雄さん、岸田森さん、草野大悟さん、フランキー堺さん、既にこの世に居られません。名脚本家井出雅人さん、音楽の佐藤勝さんも(このお二方は後期の黒澤明監督作品において多大な貢献をしました)。 そして先月逝去された岡本喜八監督ー。心からご冥福をお祈りします。

・「生きて笑う
終戦直後の収まりのつかないエネルギーがほとばしった世界観は圧巻。単純に暴力を欠くだけでなく圧倒的な笑いに仕上げられた作品。さりげなく戦争批判も織り交ぜながら、マグマのようなエネルギーがヤクザ野球大会で爆発する。出演者も皆「生きている」ことを実感させる存在感がある。単純なお笑いでは終わらない、何度でも見直すことができる傑作映画。

・「途方もなく破天荒な痛快作!必見!!
 その独特のリズムとテンポ、軽妙洒脱で、それでいて、気骨があるタッチ、岡本喜八の映画は、どれも魅力的で面白い!でも、「日本のいちばん長い日」、「肉弾」、「江分利満氏の優雅な生活」といった日本映画史に残る秀作よりも、「独立愚連隊」シリーズや、「殺人狂時代」、「ジャズ大名」が好きな者には、今作は、本当に堪えられない傑作だ!!戦後まもない九州小倉を舞台に、日々激しくなるやくざの組同士の抗争を、占領下のGHQと地元の警察が、民主的に解決しようと野球大会を実施する、というアウト・ラインからして荒唐無稽そのものだが、「ニンキョー」としか言えない嵐寛寿郎、水島新司のコミックから抜き出してきた様な田中邦衛、ピンクのハイカラスーツの小賢しい岸田森、山守親分以降キャラ固定の金子信雄以下、菅原文太、北大路欣也、宮下順子、藤岡琢也、フランキー堺、石橋正次、中谷一郎、草野大悟、伊佐山ひろ子、小島秀哉と言った多彩としか言いようがない個性的な俳優陣が繰りひろげる笑いと大立ち回りとハチャメチャさは痛快の一言。ラストは、敵、味方、警察、GHQに、トップレス&花笠衣装のパンパン娘らが入り乱れての大乱戦(笑)。正に、なんという逸脱!なんという破天荒!万国の娯楽映画ファンは必見!!

・「彼岸の方々の怪演を味わい尽くそう
今日、何回目かわからないが見なおしましたが、面白いです!

あらすじは他の方が紹介されている通り、破天荒そのもの、しかし、そこが、そこが、もぅたまらん。底抜けの馬鹿力に助けられて自身まで爆笑しながら元気になります。

嫌味にならない程度に岡本監督がこめる思いも、それがあるからこそこの映画に筋が通ります。

今はもうお目にかかれなくなったアラカンさん(素晴らしい怪演!)、金子信夫さん、岸田森さん、ほかの方々の「あやしさ」「いかがわしさ」「艶」には感服します。何度見ても見る度、彼らの細かい仕掛けに感動したり、笑ったり。それもぜひ感じてください!

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山口組三代目 [VHS]

・「田岡一雄自伝!
「仁義なき戦い」の大ヒット以降、東映は実録やくざ映画路線が何年か続いた。そして本作は「仁義~」に続いて発表された東映京都作品だ。

いわずと知れた極道界のスーパースター田岡一雄自伝である。この第一部では彼の生い立ちとゴンゾウ部屋へ転がり込んだ経緯、そして山口組若頭となった経緯などが描かれている。仁侠映画タッチで描いたこの演出と脚本はさすがに田岡自伝にはぴったりであったし、健さんはやっぱりカッコいい。最後の文太vs健さんシーンはファン必見です。

ちなみに第二部の「三代目襲名」も素晴らしいのでお薦めしておきます。

・「完全に物語になっていて、リアルさがない。
任侠物は初めて見たが男気あふれるまっすぐな高倉健の演技はかっこよかった。田岡が不幸な幼年期をすごし、親分のまだ子分だったころの話しだ。続編がありそう終わり方だったがないとこを見ると、こけたんだろうと思わせる。しかし、それは当たり前だ。せっかくの成功者の自伝をありきたりな仁義ものにしてきれいごとだけの物語にしてしまってるんだから。やくざという汚れきった世界にもまあ道徳があるのかということがわかっただけよかったか。

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昭和残侠伝 [DVD]

・「昭和の時代に育った男のバイブル。
この映画を観ると昭和の時代に生まれた自分達がここに出てくる男達と同じ美意識を刷り込まれて育ったことを実感してしまう。今の世代には理解できないかもしれないし、主人公のこのような行動は本当に馬鹿馬鹿しいことだと思うのだが、激しく共感をしてしまう自分を否定できない。復員してきて、組長が死んでいたことを知り、遺書を聞いてからのリアクション。自分の許婚が既に別の男と所帯を持っていたことを知ってからのリアクション。(これは一度ならずも複数回リアクションがあるがそのどれも)自分の子分が殺られ、土地までも奪われそうになったときのリアクション。銃を向けられて脅されたときのリアクション。最後一緒にカチコミに参加したいと申し入れる客人(池部良)に対するリアクション。おそらくその後の同類の映画やテレビ等でもこのリアクションに基づく美意識が浸透していったはずで、自分としては男ならこのリアクションしかありえないと感じてしまっている。良い悪いの論議は別として、昭和の時代に育った男のバイブルだろう。

・「凛然とした魅力
1960年代後半の学生運動が盛んだった頃、学生たちが好んで仁侠映画を見たという話をその世代のある作家が書いていた。話は任侠道の美風を守る神津組の受難と最後に訪れるカタルシス。高倉健演ずる清次の魅力は、自分の命も顧みず組の「庭場」を生活の根拠とする露天商やその家族、組員のために奮闘する一途な姿にあると感じた。些かの私心も介入させないその姿は、主君に忠勤を尽くす武士の様でもあり、会社のために過労死すらするサラリーマンの「理想型」を示しているように感じられた。ただ、それが何故往年の学生の心を捉えたのかは、却って謎が深まった。彼らはそういう「理想型」こそを批判していたのだばかりと思っていたのだが。。。一番気に入ったのは、仁義を切る場面である。些か緊迫したその場面は「渡世の掟」の一端を垣間見るようで、任侠道への興味を掻き立てた。この映画には紋切り型という表現には収まらない、一種の形式美を感じた。

・「健さんがいればいい!
 見ていて思い出した。この映画は確かに20年位前に見たものである。多分、自分が少しやくざ映画にはまっていた頃のことだ。が、それにしても良かった。ストーリーははっきり言ってどうでもいい。ただ、そのなかでキラキラ輝く高倉健さんに陶酔だ。池辺良もいい。なんといっても、冒頭、仁義を切るところは渋い。僕としては仁義を切るシーンだけを集めて作品にしてもらいたいくらいだ。内容云々ではなく、僕の人生の一ページの作品だ。

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網走番外地 望郷篇 [DVD]

・「シリーズ最高傑作
不幸な少女とのふれあいや、口笛を吹く肺病病みの殺し屋(演じる杉浦直樹が素晴らしい!)との一対一の対決、タイトルどおりジャン・ギャバンの「望郷」を模したラスト、…主人公のカッコ良さ、優しさが、俳優高倉健の魅力とあいまって、見事に表現されているシリーズ屈指の傑作。孤児院の脇で少女と主人公が語り合うシーンには何度観ても泣かされます。そのとき流れる切ないメロディーが耳から離れない。

・「年末にかけて身頃となります。
表題は網走で寒いよ、と思いきや舞台は長崎です。いろいろあります。望郷だからです。すべてがそれで物語ります。望郷。むかしむかしジャンギャバンの「望郷」(邦題)がございましたがこの物語はそれのリスペクトを当時のウドンウエスタンに混ぜた快傑作です。なるべく少人数で観ましょう。

全編だれることなく、脚本構造がちゃんとしてます。

オープニングの映像が流れ、うた(健、歌う)で痺れましょう。

そして当時のマカロニ入れたラストの殴り込みは驚きの計算ずくの展開で、あなたも口笛を吹かずにおれないでしょう。しばしあっけにとられます、きっと。

そして、ラスト一筋の涙流れんこと、必須です。

年末に家族で観て泣けます。なぜかは観れば分かっていただく渡世です。ちなみに監督は石井 輝男、やられますぜ。

・「今回はわりとオーソドックスな任侠モノ
網走番外地1から順番に見てるんですが、今回は1、2とだいぶ雰囲気変わりますね1がプリズンブレイクもの、2がダイヤをめぐる犯罪サスペンスものでタイトルから想像するような普通の任侠モノとは全く違うタッチの映画でしたが今回の3作目の大枠はオーソドックスな任侠モノです

しかし、さすが石井輝男と言ったところでしょうかただの任侠モノでは終わってません

登場人物の人間ドラマがよく描けてます孤児エイミーと健さんのやりとりはかなりいい味を添えていてなかなか泣けますしその他の登場人物もほんとキャラが立ってて生き生きしてるんですよねうまいっす石井輝男

また、任侠モノの肝でもある、アラカン殺されラストはカチコミ等の定石もしっかり踏みつつ、敵の憎たらしさから来る倒したときのカタルシスもしっかりありますし

カチコミ時、敵組長(阿部徹)があっさり殺されちゃって一瞬「えーっ!?」と思わせといて、十人殺しのジョーとのマカロニウエスタン的ラストバトルがきっちり始まる所も憎い!(カメラワークもめちゃマカロニウエスタンでかっちょいい!)

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冬の華 [DVD]

・「健さんは勿論いいが、池部良に痺れた。
健さんのために書かれた脚本、ヤクザ映画がすたれたのち生まれた優れたヤクザ映画の一本。倉本総の脚本がいい。全編に哀感と悲しみが溢れていますが、あえて男とはいわず、日本人の美学や倫理観のようなものが描かれており、私たちのような世代はいつまでも共感を覚えます。健さんがかっこいいのは言うまでもありません。それはもう語りつくされているといってもよく、私はその他の出演者の魅力を書きたいと思います。まず、なんといっても池部良です。映画の冒頭シーン、暗い海辺、兄貴分の池部良を健さんが組織の命に従って殺すシーン。短い出演時間でした。「なんとかならねか。見逃しちゃくれねーか」無理を知りながら健さんに頼む池部良。娘がいるのです。黙って聞いていた健さんが、ブスっと刺します。たったこれだけのシーンですが、池部良のヤクザは絶品です。東宝の二枚目だった池部良をヤクザに最初に起用したのは松竹の篠田正浩だったと記憶してますが、これが素晴らしかった。この映画でも、このシーンは名シーンと思います。そして、今は亡き小池昭雄の親分が、悪事を働いた後、健さんに殺られる際、同じように「子供がいるんだ。見逃しちゃーけれねえか」と懇願するのですが、ここでも健さんは無言で一気に刺します。このシーンもよかった。懐かしい名画です。これからも見るでしょう。

・「耐える健さんの姿に感動します
ストーリーは単純なのですが、義理やしがらみや人情に逆らえない不器用なハマのヤクザである健さんが、自分が背負ったものに耐えている姿に感動しました。私のナンバー1のお薦めです。余談ですが、現在の駅ビルになる前の横浜駅の貴重な姿を見ることもできます。

・「これだけ渋い映画も無いです
なぜに高倉健さんは出たり入ったり刑務所の設定が多いのでしょう。この映画の健さんはホント台詞が少ないですが過去に自分が殺めたあいての娘さんとの出会いの場面では見ているこっちはホントに歯がゆい感じがして最後まで自分の素性を明かせないまま義理をつらぬいてドスを抜いてしまう・・なにか悲しいですね。ヤクザ映画と呼べるのか判りませんがこの役を出来る人もなかなかいないでしょう、いい映画です。

・「悲しいが美しい
 不器用にしか生きられない任侠の男の姿を淡々と美しく描いた映画です。

・「耐える健さんの姿に感動します
不器用な生き方しかできない、ハマのヤクザである健さんが、かつて組のために殺した人の娘の面倒をみながら、ようやく出所し、その娘に会おうとするが、やがて関西の組との抗争が再燃し、義理のために再びドスを握る。ストーリーは単純なのですが、耐える健さんの姿に感動します。

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人生劇場 [DVD]

・「これぞ任侠の世界というもの。
この作品の主役は竹脇無我さんなのですが、何と言っても周りの配役陣の豪華さで目を引きます。一番は吉良常の役の故田宮二郎さんが素晴らしいし、高橋英樹さん、渡哲也さんも素晴らしい。まさに男はこう生きるべきというか、生き方に憧れます。それに主題歌を唄っている故美空ひばりさんの唄が最高です。ぜひ、聞いて、観てほしい映画です。ちょっとセットの安っぽさが一部気にはなりますが、それは愛嬌ということで。

・「人生劇場
尾崎士郎の同名小説はかなり映画化されていますが、これもそのひとつ。大正の青春時代をそれぞれに生き抜いた瓢吉(竹脇無我)、吉良常(田宮二郎)、飛車角(高橋英樹)、宮川(渡哲也)を中心に、愛する女性がからみます。167分の長編は、ただストーリーを追っただけという感じがなきにしもあらず。

なかでも田宮二郎の吉良常が一番よく描かれていると思いました。それに演技も光っています。シーンは少ないけれど、瓢吉の父親役の森繁久弥はさすが貫禄充分。

セットの安っぽさが気になりました。だって大きな岩が振動で震えたりしているのですから。

それと作品とは関係ないですが、画質の悪いこと。おまけにリピート機能も省略されているので、同じシーンを繰り返し観ることができません。これで4000円近くとは松竹さんもあこぎやなあ。

・「NO.24「し」のつく元気になった邦画
<元気コメント> 男同士の任侠道に生きる世界は、時代を超えてを元気を呼び起こしてくれる。

・「人生劇場の総大成
加藤泰監督が松竹で撮った任侠大作で、それまで何度も映画化された「人生劇場」の前半部をドラマッチックに映画化した作品である。青春編、愛欲編、残侠編の映画化ということだが、全体にみると、愛欲編のエピソードが映画のバランスを狂わせているような所や、殴りこみのあとも映画がまだまだ続く点など不審な部分もあるが、殴りこみのシーンなども本家の東映も驚くほどの迫力のある仕上がりであり、加藤監督だからできた仕事だと感心させられる出来である。高橋英樹の飛車角、渡哲也の宮川はいいが、田宮二郎の吉良常が若すぎるのではないかという批判がある。確かに死の直後、地元のヤクザに大親分として一喝する所がやや線が細い気がするが、吉良常の青春時代からの話であるし、「人生劇場」を青春文学として映画化した加藤監督の主張上、あれはあれでいいという気がしている。骨太の映画の大作である。

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博奕打ち 総長賭博 [DVD]

・「一分の隙もなし
東映任侠映画の粋を結集したような名作中の名作。三島由紀夫も絶賛したのは余りにも有名。

東映の任侠映画は星の数ほど作られたが,この作品が任侠映画の最高峰と評価される最大の要因は,名脚本家の笠原和夫による,一分の隙も無い練りに練られた構成による脚本である。これでもかと幾重にも重なった任侠道,渡世,義理,人情,愛,人間関係,男の意地の悲劇の物語を描き切った筆力は改めて感服する。

この一分の隙も無い脚本を,山下耕作監督の格調高い演出でスクリーンに悲劇の華を咲かす。そして,鶴田浩二(耐える姿は最高),若山富三郎,名和宏(仁義なき戦い・広島死闘編の親分役に並ぶ名演),藤純子,桜町弘子(これも一世一代の名演),金子信雄など,これ以上ない演技で,東映の底力を見せ付ける。

名シーン,名台詞も多いが,これほど緊張感が持続して画面に釘付けになる作品もないと思う。

・「究極の日本映画
日本映画史上最高の名優・鶴田の最高傑作。三島由紀夫は鶴田の演技を「鶴田の我慢」と呼んで絶賛し、代表作として本作と「飛車角と吉良常」をあげていた。(因みに返す刀で高倉健を木偶の坊呼ばわりしている)正に究極の様式美の世界。着流し番傘で雨の中を亡き妻の墓参りに来た鶴田の足元で、「俺を殺してくれぇ」と泣き崩れる若山富三郎の子分に「馬鹿野郎」と小さくいい残し、傘を子分に残して濡れそぼりながら立ち去っていく鶴田の後姿・・・日本映画の美もここに極まれり、と云うしかない。しかし鶴田浩二と云う役者は・・・すばらしいと云う言葉も陳腐に聞こえる役者の中の役者。岸恵子や佐久間良子と云ったトップ・スターがぞっこんになった訳も良くわかる。男だって惚れますよ、この人には・・・

・「恐るべき傑作
素晴らしすぎて腰がぬけます。これはヤクザ映画ではありません。任侠映画でもありません。歌舞伎に近い構成でこれを国立劇場でやってもなんら問題はなかろうかと思われます。一直線にスパイラルにむかう悲劇ドラマです。みていまして歌舞伎のいくつかの内容を想起してしまいます。鶴田浩二、藤純子、隙のない厚みに満ちた演技をみせます。ちらっと落とす涙など注意してね。金子信雄さん、若山富親分などもうーん。最近こういう役者さんてみないなぁ、と。「ハイヌーン」や「ダーティハリー」のように信じていた価値観と訣別せざろう得なくなったどうしようもない惜別感が漂う終末に涙はとまらなくなるあなたはきっと正しいでしょう。ぜひこの年末年始に観ましょう。

・「なんという悲劇、あまりに悲劇的な
 昭和のはじめの頃のお話。東京一帯に勢力を誇る天竜一家の親分が脳溢血で倒れ、再起不能の身となる。そこで跡目相続になるのだが、序列ナンバー1にして一番の人格者でもある鶴田浩二はもともとは大阪からの流れ者であるので、固辞。ナンバー2で功労者の若山富三郎は刑務所にいるので、権利ナシ。そこで長老連の押しもあって、無難なナンバー3の名和宏に決定するのだが、そこから悲劇が始まる。刑務所から出た若山がそれに納得するはずもなく、話はドンドンこじれてゆく。鶴田の必死の説得でいったんは納得するが、今度は若山の子分が暴走して組に叛旗を翻す形になる、という具合に本人たちの意思に反して悲劇はドンドン拡大してラストで恐るべきピークを迎える。

 跡目争いに否応なしに巻き込まれる三人がドンピシャリのハマリ役。とくに鶴田の抑えに抑える我慢の演技は出色の出来。それに加え、藤純子、金子信雄、桜町弘子、そして三上真一郎らの重要なワキ役が何れも好演。山下演出も手堅い。しかし本作を究極的な名作にしているのはもちろん笠原和夫のシナリオに他ならない。これでもか、これでもかと押し寄せる悲劇の荒波はまるでシェイクスピア悲劇を、そしてラストに向かって一直線に盛り上がるエネルギーはラヴェルの「ボレロ」を想わせる。

 個人的には本作に「仁義なき戦い/広島死闘篇」と「県警対組織暴力」を加えて笠原のやくざ映画シナリオベスト3としたい。この3本を続けて観ると、背筋がシャッキリとして、なぜか心が洗われるやうな清々しい気持ちになるので、皆さん是非お試しあれ(笑)。60年代からの映画不況のなかで東映が生き残ることができたのは、任侠路線と実録路線がヒットしたためであり、それらを支えた中心的な脚本家が笠原である。もともとわが国では脚本家の評価が低いのだが、今後彼の再評価が高まることを切に希望してやまない。必見です。

・「言うまでもなく、東映任侠映画の最高傑作、必見!
 他のレビュアー諸氏と全く同感。言うまでもなく、その格調高い様式美とギリシャ悲劇と見間違う如くの悲壮美の中で繰りひろげられる男気と面子、筋道に命を張った男たちの、激しくも儚い情念の世界を見事に描いた東映任侠映画の最高傑作。こちらの予想をことごとく覆す展開、主人公により厳しい試練と苦悩を与え続けた笠原和夫による名脚本が秀逸、しかも、任侠道に遵じ、散っていく者たちを、思い入れ過多に描きつつも、決して完全に美化することなく、藤純子に「ひと殺し」と嘆かせ、鶴田浩二に「俺はただのケチなひと殺しだ」と叫ばせる。ラスト、全てを終わらせ、刑を受ける中井に対して、裁判官が読み上げる判決文の中身は強烈だ。頑なに守ろうと命を張った任侠道が、一般社会では“博徒同志の私怨”で片付けられてしまうことの儚さと虚しさを瞬時に感じさせて、凄い。

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