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▼ラストに絶句してしまった映画:セレクト商品

地下水道 [VHS]地下水道 [VHS] (詳細)
アンジェイ・ワイダ(監督), タデウシュ・ヤンツァー(俳優), テレサ・イジェフスカ(俳優), エミール・カレヴィッチ(俳優), イエジー・リップマン(映像), クニルジー・S・スタビンスキー(脚本)

「この世の果てに・・・美しき女優テレサと絶望が淀む」「ワルシャワ蜂起の悲劇を描いた傑作」「ワルシャワ蜂起ものの最高傑作」「スターリン主義を告発する物語」「アンダーグラウンド」


ダンサー・イン・ザ・ダーク [DVD]ダンサー・イン・ザ・ダーク [DVD] (詳細)
ラース・フォン・トリアー(監督), ビョーク(俳優), カトリーヌ・ドヌーブ(俳優), デビット・モース(俳優), ピーター・ストーメア(俳優), ジョエル・グレイ(俳優)

「悲しい、悲しい、悲しい最期。しかし、これほど心に残る映画はない。観るべき。」「これこそハッピーエンド」「悲しいだけじゃない。」「良くできてる」「見てよかったかな」


サイレントヒル [DVD]サイレントヒル [DVD] (詳細)
クリストフ・ガンズ(監督), ラダ・ミッチェル(俳優), ローリー・ホールデン(俳優), ショーン・ビーン(俳優), デボラ・カーラ・アンガー(俳優), ロジャー・エイヴァリー(脚本)

「精神浸食、よく出来てる闇レベル  『LV98』」「ゲームをやっても、やらなくても。」「良作であることは間違いない」「サイレントヒル・ザ・ビギニング」「予想外に」


呪怨 劇場版 デラックス版 (初回限定版) [DVD]呪怨 劇場版 デラックス版 (初回限定版) [DVD] (詳細)
清水崇(監督), 奥菜恵(俳優), 伊東美咲(俳優), 上原美佐(俳優), 市川由衣(俳優), 津田寛治(俳優)

「恐怖の連鎖にあなたも・・・」「2度目、3度目観たときの方が怖かった。」「逃げ道を塞ぐ、恐怖の無限回廊」「怖さは人それぞれだが…」「見る価値アリ!」


SAW ソウ DTSエディション [DVD]SAW ソウ DTSエディション [DVD] (詳細)
ジェームズ・ワン(監督), ケアリー・エルウェズ(俳優), ダニー・グローヴァー(俳優), モニカ・ポッター(俳優), リー・ワネル(俳優)

「似たようなものも出ているが・・・・やっぱり「SAW」」「今後が非常に楽しみな監督」「上手く騙されるのは気持ちいい」「想像力と人間性」「驚異の新人登場」


太王四神記 DVD BOX I(ノーカット版)太王四神記 DVD BOX I(ノーカット版) (詳細)
イ・ジア; ユン・テヨン; チェ・ミンス; パク・サンウォン(俳優), ペ・ヨンジュン; ムン・ソリ(俳優)

「やはりおもしろかった…。」「韓国ドラマデビューしました」「ひとこと、傑作。」「やはり・・・というのは悔しいのですが・・・」「すごいです。」


スキャンダル [DVD]スキャンダル [DVD] (詳細)
イ・ジェヨン(監督), ペ・ヨンジュン(俳優), チョン・ドヨン(俳優), イ・ミスク(俳優), ピエール・ショデルロ・ド・ラクロ(原著), キム・デウ(脚本), キム・ヒョンジョン(脚本)

「最後の最後で純愛ですか!」「ヨン様ではなく、ヨンジュナが見れるから…☆」「素敵・・・」「テンポ良く」「リメイクだからね」


愛なんていらない 特別編 [DVD]愛なんていらない 特別編 [DVD] (詳細)
イ・チョラ(監督), ムン・グニョン(俳優), キム・ジュヒョク(俳優), チン・グ(俳優), ト・ジウォン(俳優)

「愛なんていらねえよ、夏のリメイク」「美しい映像と残酷な結末」「焦らないで! ムン・グニョンちゃん。」


ウィッカーマン [DVD]ウィッカーマン [DVD] (詳細)
ニール・ラビュート(監督), ニコラス・ケイジ(俳優), ケイト・ビーハン(俳優), エレン・バースティン(俳優)

「カルト作リメイク。」「なに〜!」「刑事ニコ!女難の巻(笑)」「「ウィッカーマン」人気も納得」「微妙・・・・・」


空気人形 O.S.T.空気人形 O.S.T. (詳細)
world’s end girlfriend(アーティスト)

「映画と共鳴する音楽」「本編で感じた余韻と残照感を想起させる幸福なサントラ・アルバム。」「”そのシーンの奥深くにあらかじめ眠っていた”」「ジャケットを開けると、ペ・ドゥナが微笑む」「映像の持つ空気感そのもの」


ミスト [DVD]ミスト [DVD] (詳細)
トーマス・ジェーン(俳優), マーシャ・ゲイ・ハーデン(俳優), ローリー・ホールデン(俳優), アンドレ・ブラウアー(俳優), トビー・ジョーンズ(俳優)

「すばらしい」「結末」「おぞましき多数論理。」「“モダン・ホラーの帝王”原作による最高峰」「最高のヒューマン・ホラー」


闇の子供たち プレミアム・エディション [DVD]闇の子供たち プレミアム・エディション [DVD] (詳細)
阪本順治(監督), 江口洋介(俳優), 宮崎あおい(俳優), 妻夫木聡(俳優), プラパドン・スワンバン(俳優), プライマー・ラッチャタ(俳優), 豊原功補(俳優), 鈴木砂羽(俳優), 塩見三省(俳優), 佐藤浩市(俳優)

「単なる社会派良心作とは一線を画す硬派サスペンスの傑作(内容に触れています、注意)。」「ラストが素晴らしい」「臓器売買は実際に行われています。知りませんでしか?」「闇は大人の側にこそ存在する事を伝える作品」「この子どもたちを君は直視できるか(愕然とする映像)」


▼クチコミ情報

地下水道 [VHS]

・「この世の果てに・・・美しき女優テレサと絶望が淀む
ワイダといえば、「灰とダイアモンド」である。ポーランドの特異な歴史の中で惨殺される悩める青年の、一瞬の生の輝きと死を、モノクロームの詩的かつ劇的な映像で描いた逸品であるが、それ以上に、暗い水底に突き落とされるような深い衝撃を与えたのは、この「地下水道」である。

対独のワルシャワ蜂起で敗走する義勇軍の兵士たちが、腐臭たちこめる下水道に逃げ込み、汚物にまみれ、出口の見つからない不安と仕掛け爆弾に触れる恐怖に、幻覚、狂乱、そして凄惨な死へ至る過程を、光と影を巧みに演出する白黒の幻惑的な映像で見る者を圧倒する。

あまりに陰惨で、絶望的状況に引込まれながらも、この映画には実はもう1つ密かな楽しみがあった。それは、傷ついた青年兵士の恋人を演じた女優の存在である。アングロサクソン系とは違う、東欧系なのだろうか、翳りの強い見事な顔の輪郭と、波打つ金色の髪、豊かな肢体のなまめかしい動き、最後まで諦めず、弱気になる男を介抱しながら、光ある出口へと向かうその健気さとたくましさ。過酷な状況ゆえにいっそう彼女の美しさが引き立つ。

公開当時も人気がでたらしいが、ある取材記事によると、戦後まで生き残った母の面倒をみるため惜しまれつつ映画界を去ったとのこと・・・。

この映画は、愛する祖国ポーランドの特異な状況を、若きワイダが渾身の力を振り絞って描いた稀なる傑作であり、今の若い世代にこそ1度は見て欲しい、映画的興奮そのものである。

・「ワルシャワ蜂起の悲劇を描いた傑作
 ポーランドの現代史は、日本人の多くが思って居る程、単純な物ではない。1939年9月1日の、ドイツによるポーランド侵攻が何故起きたかと言ふ問いが、先ず、そうである。−−この悲劇の原因を詳細に検証すると、ドイツが一方的に悪いとは言へない事が分かるし、戦後のポーランドも、決して、一方的に被害者だった訳ではない。−−しかし、そうした歴史的な議論は別として、ポーランドは、私にとって、思ひ入れの有る国である。20世紀にこの国の人々が体験した悲劇は余りに深く、重い。(その悲劇には、もう一度言ふが、ポーランド人自身が招いた部分も有るが、ここでは、そうした事はあえて論じない。)

 この映画は、第二次世界大戦末期、ソ連軍がワルシャワに迫った際、ポーランド人自身によるワルシャワ解放を目指して蜂起したポーランド人達が、ソ連軍の裏切りによって孤立無援と成り、悲惨な運命を辿る様子が描かれて居る。(題名の「地下水道」と言ふ言葉は、日本語としておかしいと、元ワルシャワ大学教授の工藤幸雄氏は指摘しておられるが、その事には目をつぶろう。) 悲惨な出来事を描きながら、その中に、音楽的とも呼びたく成る、詩的な何かが有る所が、この映画のポーランド映画たる由縁であろう。(昔、私が親しかったポーランド人の女性が、ポーランド人はロマンティックなのだと言った言葉を思ひ出す。)繰り返して言ふが、ポーランドの現代史は、単純ではない。だから、この映画が描く事だけをポーランドの現代史と錯覚してはならない。しかし、この映画が、芸術的に傑出した作品である事に疑いの余地は無い。ポーランドと言ふ国について考える為に、或いは、20世紀と言ふ時代を考える為に、若い人に、是非、観て欲しい映画である。

(西岡昌紀・内科医/ヨーロッパで第二次世界大戦が終結した日に)

・「ワルシャワ蜂起ものの最高傑作
 まさに力作。主演女優(テレサ・イジェウスカ)が魅力的。人気度では「灰とダイヤモンド」のほうがはるかに上ですけれど、完成度と緊迫度ではこっちのほうが一枚上でしょう。娯楽色はほぼ皆無ですけれど、決して退屈ではなく、映像表現に引き込まれてしまいます。

・「スターリン主義を告発する物語
 第二次大戦勃発直後、そもそもポーランドはドイツとソ連によって半分ずつ分割占領されるのです。ソ連はヒトラーと一緒にポーランドの東半分を軍事占領したのです。それ自体ポーランド民衆への裏切りですす。ソ連の意に染まない勢力は文字通り抹殺されました。(ポーランド軍将校の大量虐殺がカチンの森事件です。)

大戦終了間際、ドイツ軍がまだポーランドの首都ワルシャワを占領していたのですが、ソ連軍が段々迫っていました。イギリスにあった亡命政府は、このままソ連軍にポーランドをドイツ軍から解放されたら、ポーランドはソ連の軍事支配下に入ると正しくも考えました。その為、ソ連軍にワルシャワを解放される前に自力で武装蜂起をワルシ

ャワ民衆に訴えました。ワルシャワの民衆は武器を持ち、立ち上がりました。 しかし、圧倒的なドイツ軍の軍事力の前に壊滅的敗北を蒙りました。一部の人々は地下水道に逃げます。その出口では鉄の柵があり、出口なしでした。その川の向こう側の風景を映し出す.... ...これが「地下水道」のラストシーンです。

その川の対岸にはソ連軍が実はもう到着していたのです。ソ連軍はワルシャワの民衆が虐殺されるのを待っていたのです。米英仏の帝国主義国側の影響力のあるワルシャワ蜂起が成功すれば戦後のポーランドで彼らに政治的主導権をとられてしまうと正しくも考えたのです。 米英仏とソ連の政治的対立...

そのためにワルシャワ民衆は、米英仏から政治的に利用され、ソ連から見殺しにされたのです!。

・「アンダーグラウンド
第2次世界大戦中のポーランドが舞台。1944年夏のワルシャワ蜂起を描いた映画。ドイツ軍に攻め込まれ、地下水道から脱出しようとするゲリラ部隊の悲劇を描いたカンヌ映画祭受賞作品だ。 ストーリーはよくある全滅ものだけど、映像がすばらしい。モノクロの画面。地下水道の暗さ。

汗や体にかぶった汚水が懐中電灯の光を反射して、奇妙な艶がある。影が生き物のように動いて不気味。美女の白い肌が闇の中に浮かびあがって妙になまなましい。

昔から、地下迷宮モノ? に弱い。映画では「第三の男」、「サブウェイ」など。

自分は地下水道にもぐってみたいとは思わないけど(ワニがいるらしいし)、東京の地下鉄大手町駅の長い地下通路を歩いていると、ダンジョンにいるような気分になる。

地下モノ好きには、ぜひ、オススメ

地下水道 [VHS] (詳細)

ダンサー・イン・ザ・ダーク [DVD]

・「悲しい、悲しい、悲しい最期。しかし、これほど心に残る映画はない。観るべき。
重い衝撃が胸にくる作品。

盲目になることが運命付けられた主人公は、自分の息子の手術のために地道に貯金していた。しかし、隣人とのいさかいにより殺人を起こしてしまい。。。

監督、俳優その他の方々が、この作品に海よりも深い思い入れを抱き、魂を込めて作っているのかが痛いほどわかる。

タップを重視した楽しいリズムは、悲運な運命を楽しげに歌うセルマをむしろ際立たせる効果を帯びている。

あまりにも悲しい最期に絶句してしまいそうになるが、同時に拍手を送りたくもなった。

難しく考えさせるというよりは、観る人の感情に直接訴えかける。

観終わったあとの感情がどんなものであれ、その深さがこの作品の強さを表している。それは明らかに本物だ。

今後も語り継がれることは間違いない名作。間違いない。

・「これこそハッピーエンド
誰か本当に愛する人への愛って、自分の命より大切なんだと思う。主人公がとった選択は、周りに暮らす人にとって正解だったかは分からない。

頑ななまでに純粋に人を思い続ける主人公の態度は感動に値する。疲れた心の状態を癒してくれる作品。

・「悲しいだけじゃない。
悲しいけど、悲しいだけで終わらない映画。

観終わった時に、何か暖かいモノが残る。

ドキュメンタリー的なカメラワークのため、この映画の出来事が本当にあった事のように感じられる。

演技も自然な感じで上手いと思う。

演技とカメラが絶妙にマッチしている。

とにかく素晴らしい映画。

・「良くできてる
ストーリーも展開もきれいだ。面白い。引き込まれる魅力もある。母と子の暖かい愛の話を、ミュージカルの空想をいれて心が描写されていてわかりやすいし、いい。 ただ、所々長いと感じさせるところがあった。

・「見てよかったかな
私はビョークが好きなのですが、とても賛否両論のある映画だったので自分はどっちかなあという感覚で見ました。

感想は、見てよかったです。セルマの親としての愛に泣きました。死に対する恐怖に代えてでも守りたかったのが息子の幸せなんでしょうね。そりゃあ息子からしてみれば何で人殺して死刑になって死んじゃったんだって思うかもしれませんがそれ以上に目を治そうとしてくれた親の愛を感じると思いますよ。まあこれはジーンがこれからどう生きるかによって変わると思いますが。

ただ、映像がゆらゆらとして、演出なんでしょうけど見にくかったです。字幕までゆらゆらして見えました。最初至近距離で見てたんですがテレビから数メートル離れて見たほうが見やすかったです。あと、ビョークの音楽も、ビョークらしさが出すぎて、もう少しミュージカルっぽくてもよかったなあと思うところがいくつあありました。

ダンサー・イン・ザ・ダーク [DVD] (詳細)

サイレントヒル [DVD]

・「精神浸食、よく出来てる闇レベル  『LV98』
個人的に気に入ってます。なかなか良かった。

 パンフで見たんですがクリストフ監督が大のサイレントヒルファンだとか。たしかに映画を観てると所々に『ああ、ちゃんとやったんだな』と思える所が多少ありました。独特のカメラアングルに痙攣を酷くしたようなクリーチャーの動作、闇世界に飲み込まれる時の移り変わり方とか。結構ゲームをやったことある人はニヤリとくるんじゃないでしょうか?シリーズ4作目では廃止になったラジオのノイズなんかもしっかり入っているし、ある意味ゲーム制作者よりも熱意を感じさせました。

『原作と設定が違う!』『何で2の三角頭がここに!』という人もいますが、まあこれも一つのサイレントヒルと捉えたらいいんじゃないですか?あまりゲームと比べて矛盾点を探すよりも、ゲームに出てきた要素を探して楽しんだほうが絶対いいと思います。一応シリーズ1,2,3と踏まえての作品ですからそういった意味でも結構面白い。またゲームをやってない人はアクションの少なさ等からB級映画と捉えるかもしれませんが、そんなことは断じてありえません。ゲームを後でやってみて下さい。結構はまりますから(特に2と3は)。まあ確かにもう少し武器は出てきても良かったでしょうね。シリーズ伝統の鉄パイプとか(笑)

グロイシーンてんこ盛りですが、異常なほどのホラーでもありません。テーマは『母』、フェミニンの香り漂う悲しくも神秘的なストーリーです。オカルト好きにもお勧め。初心者には内容がちょっと複雑なので、是非攻略本のサイレントヒルクロニクルを買って下さい。世界観が分かり易く記載されてるのでこれもお勧め。まあゲームをやるのが一番手っ取り早いんですがね。

個人的にプロのダンサーの演出によるクリーチャー、ナースとエンディングに流れるANNAのLOVING YOUが好きです。

・「ゲームをやっても、やらなくても。
ゲームをやらないと理解できないとか、多くの方がそう言ってますが、そうでもないです。私は原作ゲームの大ファンなので、映画を観た時は、何の文句無しに感動しましたが、原作を全く知らなかった私の姉もすごく面白がってました。ゲームやってもやらなくても理解できます。もちろんゲームの中のシーンとかをほとんどそのまま再現しているので、原作ファンの方がもっと感動的だろうけど、そうでない人も結構楽しめる内容です。見れば意味はちゃんと分かりますよ。なぜサイレントヒルは悪魔の棲む街になったのかちゃんと説明してますから。それに、原作のストーリを少し変えてますから、原作をやったから分かるというのはないです。なのに、自分が理解できないからと言って、ダメ作とは言って欲しくないですね。

・「良作であることは間違いない
もともとはゲームが原作の本作品、ゲーム未経験だとストーリーがわかりづらいとの事ですが、確かに物語の背景となる、サイレントヒルという街そのものの存在が一体何?主人公たちの会話で少し説明があるけども、あまりしっくりきませんでした。なので映画を観たあと、ネットでゲームの公式ページを見て、表世界だとか裏世界だとかのキーワードを知った始末。ただ映画そのものの完成度は非常に高く、霧のかかった幻想的な街、錆?ついた地下の通路、表から裏、裏から表への背景の変貌のシーンなどは素晴らしい出来映えだと思います。ストーリーの軸となるのは、ゴーストタウンとなった街で、行方不明になった娘を母親が探すというものだが、そこに「狂信者」や「魔女狩り」が絡んできて、過去の真相が明らかになっていく。かなり残酷なシーンも多数あるうえ、ラストはちょっと分かりづらい結末が用意されているが、ホラーとヒューマンドラマが上手く融合した良作であることは間違いないと思います。

・「サイレントヒル・ザ・ビギニング
米国サイトに本作の解説をとても分かり易く書いたレビユーを見つけたのでその一部を紹介しておきます。まず映画はゲーム1が始まる前の物語を描いたものであるらしい。というのもゲーム1は主人公が行方不明になった妻を捜してサイレントヒルに行き・・・というストーリーだったから。ではその前には一体何があったのかというのがこの映画だというのです。一見パラレル・ワールドに見えるヒロインとその夫の行動は、実はヒロインは白バイ警官共々最初の交通事故で死んでおり、だから夫にはその気配は感じられても妻の姿は見えない。なぜならば妻のいるサイレントヒルの街は死んでからでないと入れない世界にあるから。そうすると、エンディングはGoodなのかBadなのかということになりますが、さて、となると次回作もつくれそうな雰囲気はあるようですが、どうでしょう。

・「予想外に
単刀直入に言って非常に出来が良いかなと。ゲームを実写映画化した場合高確率で失敗すると思ってましたので期待せずに観始めたんですが、映像は綺麗だし街中を探索する雰囲気も上手く出せていて目が離せなくなりました。登場するクリーチャーや起こる出来事にコンセプトがあるらしく考える楽しみも観終わった後に残されるので、そういう作品の好きな方には特にお薦めできそうです。なかなかスプラッタなシーンが数ヶ所あるのでそこだけは苦手な場合注意が必要かも。

サイレントヒル [DVD] (詳細)

呪怨 劇場版 デラックス版 (初回限定版) [DVD]

・「恐怖の連鎖にあなたも・・・
去年WOWOWが夏に行なった怪奇特集。その中での最恐がビデオ版の「呪怨」「呪怨2」でした。その恐怖は劇場版にも引き継がれ、「怖すぎて見れない」と中途退席者が続出したといいます。評判がよく、口コミで上映する映画館が増えていったのですが、それでも地方までこなかったので、待望のDVD発売と言えるでしょう。

その恐怖を私なりに例えてみたいと思います。日本の恐怖映画の代表格に「リング」を挙げる人は、多いでしょう。恐怖の対象「貞子」は、最後までまったく登場しませんが、主人公がその足取りを調べることでだんだん恐怖がましていき、最後に「貞子」の登場でクライマックスを迎える。

最後に恐怖が集約されているので、まるで遊園地の「フリーフォール」のよう!ですね。それとは対照的に「呪怨」の恐怖は、「ジェットコースター」のようです。最初から最後まで、恐怖が連続して起こり、息をつくひまもありません。俊雄くんで脅かし、迦椰子でとどめを指す。

それが、パターンを変えて何度も繰り返されるのに、決してなれるということはありません。しかも迦椰子の呪いの連鎖は強烈で、「ビデオ」を見ない限りのろわれない「貞子」と違い、呪われた人と夫婦、兄弟、恋人、親子、上司と部下など、何らかの関係があっただけで、呪いの連鎖に取り込まれ、あわれ犠牲者に・・・

このDVDを見る時は、初回特典の「俊雄除霊グッズ」を肌身離さず身に付けて見ないと、あなたもこの連鎖に取り込まれるかも・・・それにしても、映像特典の実話版「呪怨」って、なんなんでしょうね。「実在した迦椰子」なんて内容なら、多分見る勇気、ないだろうなぁ・・・

・「2度目、3度目観たときの方が怖かった。
幽霊が出るからこわい? 人がたくさん死ぬからこわい?最大公約数的に人が「怖い」と思われるシーンをちりばめて、恐怖パターンが陳列されている感じの映画ですね。

ボクは、ビデオ版1,2も小説も読んだ上で、このDVDを観たんですが、やっぱり怖かったですよ、十分。

なんだかんだありますが、どうしたらやっつけられるかとか、どうしたら逃れられるかとか、まったく対処方法が見つからないのが、ボク的に一番怖かった。まぁ、あの家に近づかなければいいんですけど、要は。

不可抗力で、どうしても自分の力では切り抜けられないピンチに陥る時ってどうしても出てくるでしょう? 日常生活でも。伽椰子に追い立てられる登場人物を観ていると、なんとなくそんな状況をボクは想像してしまいまし!た。

CGやSFXでなく、生身の人間で恐怖のキャラクターを作り上げたところに、ボクはこのシリーズの意義を感じます。

・「逃げ道を塞ぐ、恐怖の無限回廊
 あなたが部屋に独りで眠る時、突然“何か”の気配を感じたとする。それは孤独感と寂しさが生み出した妄想かもしれないし、先週友達から聞いた怪談話を、急に思い出したからかもしれない。そんな時、あなたはどうするだろう? 気を紛らわすために部屋の明かりを点けるだろうか? それでも紛れないときはテレビのスイッチを入れる? 気分転換にシャワーでも浴びようか…?  『呪怨』では、それら一連のあなたの行動がすべて裏目に出る。つまり、どの行動も恐怖を回避するにはいたらず、それどころかより凶悪な恐怖があなたを襲うだろう。 この作品は、人が恐怖から逃れるための“逃げ道”をひとつひとつ塞いでいく。そして逃げようと試みた人をより大きなどうしようもない恐怖で覆ってしまう!。

 一度迷い込んでしまったら、逃げ道は皆無に等しい。恐怖の無限回廊があなたを待っている。

・「怖さは人それぞれだが…
本作はビデオ版を映画版へとパワーアップした作品なのだが、実はビデオ版『2』の続編でもある(『2』のラストを良く観てみれば分かるだろう)。ストーリー進行はビデオ版同様時間軸がバラバラになっており、それをジグゾーパズルのように組み重ねていくのもなかなか面白い(本作はラストよりも時間が進んでいるエピソードもある)。だが、こうして観ると映画だとやはりビデオ版よりも明るさが出てしまうので、どちらかと言えば怖さはビデオ版の方が上。ここまで観続けてしまえば慣れてしまう人もいるだろう。もちろん、夜一人で電気もつけずに観ればそれはそれで怖いのだが…。しかし、ストーリーに関してはビデオ版よりもしっかりしていると思う(特に映画版の『2』は)。今回は主人公がハッキリしているので分かりやすい部分もあったが。ハリウッド版はもっと怖いらしいのでそちらも期待したい。ハリウッド版は新たなストーリーとなっているのでそれもあって怖さも増しているかもしれないし。

・「見る価値アリ!
私はこの映画を劇場で見たのですが、あまりの恐ろしさに泣き出す人、途中退場する人などが何人かいました。なので、恐怖モノに弱い人、夢に見やすい人などは見ないことをオススメします。

ホッとする間もなく、かつ、多すぎて嫌気がささない程度のタイミングで恐怖シーンが発生するので上映時間中ずっと緊張しっぱなしで、見終わった後どっと疲れました。

よく一般的なホラー映画で「くるぞ、くるぞ」的なタメがあって観客を期待させてから恐怖シーンが登場する場合が多いように「呪怨」でもそういった王道パターンでの恐怖がメインなのですがしかし、私がこの作品に魅力を感じたのが、「一見普通のシーンなのによく目を凝らすとさりげなく恐ろしい」というシーンがいくつかある所です。

その㡊??かげで恐ろしさにうまくメリハリが付いていると思います。メインの恐怖シーンに気を取られるかと思いますが、細かいところにも注意して見ると面白いかも知れません。

呪怨 劇場版 デラックス版 (初回限定版) [DVD] (詳細)

SAW ソウ DTSエディション [DVD]

・「似たようなものも出ているが・・・・やっぱり「SAW」
最初に観た時、ラストで鳥肌が立ち、衝撃が走った。このジャンルの映画の中では、最高ではないだろうか。最初から細かい部分まで観られている方もおられるだろうが、2回目を観る時に気づく様々な伏線。それらが分かっていても、ついまた観てしまう面白さ。

この映画が面白すぎて、その後出てくる同じような設定もの、そして「SAWに続く・・・・」となんでもかんでもこの映画のタイトルを引っ張り出してきて説明し、購買(レンタル)意欲をかきたてる作戦に、ものの見事に引っかかってしまう、罪作りな映画でもある。分かってはいても、この「SAW」を観た時の衝撃が味わえたらと思い、何度腹立つことになったことか・・・・・

・「今後が非常に楽しみな監督
『セブン』のデビッド・フィンチャーが現れたときと同様の凄みがあります。映画一本で世界を魅了する、マスターピースになる映画。ここ最近のサスペンス・ミステリ系の映画があまりにも駄作が多すぎたので、あまり期待せずに観に行った作品だけにその衝撃はすさまじかった。

特異な設定、不気味な人形、見るもおぞましいヘッドギア、全編にちりばめられた謎、ナゾ、なぞ…これだけでも一見の価値ありです。が、謎が解けたと思ったら見事に肩透かし、そして更なる謎が提示されている。巧みに罠に誘導されるその爽快感はやみつきに。

何度見ても楽しめること間違いなし。

・「上手く騙されるのは気持ちいい
映画を見る時の観客の心理を上手く利用して、見事に騙してくれます。騙されるのって気持ちいいと感じた作品でした。

映像的に凝リ過ぎて、少し違和感のある所もあるのですが、とても上手く出来ています。中だるみしてしまう映画に良くある無駄が、ありません。

見事なラストは友達と一緒に見て話し合うと盛り上がると思います。伏線や設定について友達と沢山話せるでしょう。ミステリーサスペンス好きなら見て損はないはずです。「cube」や「seven」が好きなら、きっと楽しめる作品でしょう。

・「想像力と人間性
非常に秀逸な作品だと言える。映像の中に隠されていた様々なヒントが、時間の経過と共に結び付けられていくそのスピード感に惹き込まれる。痛みを想像させる映像が映し出されるがそこに潜む恐怖は「残忍な映像」を観ながら、それを自分自身に置き換えてしまった瞬間に訪れる。ある意味強烈な2択である「生きる為に捨てられるか」。本題であり潜在的な恐怖として心の中につきまとうものである。巧妙なストーリーを楽しむのもいいし、人が想像し得る「痛み」の世界に浸ることもできる。人間の良心をズタズタにする一方で、心の凄まじさを引き出していく。「怖そう」という理由で避けるのは勿体無い秀作の1つであると感じた。

・「驚異の新人登場
低予算なのに「メメント」「CUBE」にも匹敵する衝撃の傑作です。宣伝文句では「セブン」の名もあげられていましたが、「セブン」ほど後味は悪くありません。映像よりも心理的にゾーッとする作りで、多少スプラッター的なシーンもあるにはあるが、そんな怖さでなく、ドキドキ感が104分間途切れず最後まで持続するのがスゴイ!! 単なる不条理ホラーではなく、ちゃんと納得のいく論理的な結末も用意されている。推理材料の見せ方も上手いし、「推理して、読んでいる」つもりが、巧妙に「読まされている」というミスリードの仕方もスマート。いかにも27歳の若者が『頭で考えた』、あるいは過去の作品からの『引用』という感はあるんですが、ここまでハラハラドキドキさせてくれたら充分でしょう。それに、最後のオチは読めなかったし、ヤラレタという感じでした。謎解きのヒントはあちこちに大胆にばらまかれています。映画が終わった後、「ああ、そういえば!」と悔しがる(快感?)を存分に味わえる。 2回目に観るといろんな伏線に気付いてもっと面白いと思います。その意味ではDVDで細部を確認しながらもう一度見たい。

SAW ソウ DTSエディション [DVD] (詳細)

太王四神記 DVD BOX I(ノーカット版)

・「やはりおもしろかった…。
妻が大のヨン様ファンなので、見始めたのですが、かなりおもしろかったです。韓国ドラマ、日本のドラマ含めて、ここまできっちりしたファンタジーものはなかったのでは?日本のドラマの範疇は超えているような感じがします。ヨン様ファンならずとも必見のできだと思います。

・「韓国ドラマデビューしました
 だいぶ前からの韓国人気。その先駆者ぺ・ヨンジュン氏のドラマだと聞いて興味はあったものの見ることはしませんでした。余りにも加熱する人気にしらけていたかもそれません。あるひ、偶然にテレビをつけると太王四神記が日本語吹き替えで放映されていて一発でノックダウンです。ストーリーがしっかりしていて人物に感情移入してしまい、どうして一話から見なかったのか自分の偏見を悔やみました。微笑みだけをクローズアップされるぺ・ヨンジュン氏ですがそれだけではないアクションや喜怒哀楽の表現が俳優としての素晴しさを感じました。もう、即DVDゲットです!神話をからめたストーリーに人物背景。アクションにCGのできばえに圧巻です。努力しろ日本!韓国人気に偏見のある方。見ないと後悔します。

・「ひとこと、傑作。
「冬ソナのヨン様」を前提にこのドラマを見ると、その先入観はまず気持ちのよい感動とともに裏切られることだろう。韓国MBCのインターネット視聴からはじまり、もうすでに何度見たか知れないこのドラマ。通信が不安定でいつ途切れるやも知れない、モロモロの悪画質を写すパソコンの画面を、食い入るように見つめた。そのクオリティの高さに感動し、のめりこみ感動した「太王四神記」。日本ではNHK BShi(放送終了)、そして現在日本語吹き替えでNHK地上波で放送中。

吹き替えはあるが、できれば字幕で、その雰囲気と臨場感を味わっていただきたい。

ペ・ヨンジュンは今現在、このドラマ撮影中に受けた負傷の影響を、その身体に残している。撮影の完了さえ危ぶまれた状況の中で、彼は最後まで「広開土王」タムドクを演じきった。新たなる挑戦に胸熱く、完璧を追い求めたペ・ヨンジュン。その演技は最後まで見るものの心を熱くし、深い感動を与えてくれることと思う。

「太王四神記」の見所は、ぺ・ヨンジュンの魅力もさることながら、ドラマにでてくるキャストの魅力、そしてCGの素晴らしさもまた語られるべきである。すべてのキャストの演技がすばらしく、魅力にあふれている。一見難解に思えるストーリー展開も重さを感じず、ひきつけられていくのは、登場人物たちの功績が大きい。そしてまた、ドラマ全体に使われるCG、セット、美術品、衣装。これらにはスタッフたちの、ドラマに対する愛情と意志と情熱が感じられる。細部にわたるまで徹底された技術に、ドラマは支えられ、これほど見事なドラマができたのだと感嘆する。

できればヨン様ファンでない人に、ぜひとも見てもらいたいドラマだと思う。このドラマでペ・ヨンジュンは、また新たな「韓流」の流れを築き上げたと私は評価する。

・「やはり・・・というのは悔しいのですが・・・
韓国では放映前から話題になっていたといいますし、放映されてからは視聴率争いのトップに立ち、年末にはペヨンジュンさんが演技大賞を獲られるなど初めから終わりまで話題を独占していた作品のようです。現在NHKのBSーiで放送中ですが、一話目からはまってしまいました。全24話なのにまるで大河ドラマ、いえハリウッド映画のようなお金のかけ方、ストーリーもよく練られていて目が離せません。そしてやはり・・・というのは悔しいのですが、やはりヨンジュンさんはかっこいいのです。まるで生まれながらの王様ですね。5月といわず、来月にも発売してほしいです。早く続きが見たいです。

・「すごいです。
韓流はまったく興味なかったのですが最近テレビで冬ソナをふらっと見はじめて、人気があったことが理解できました。けど、これを超える韓国ドラマなんてないんだろうななんて思っていたら・・・すごいです。面白いとの噂を聞いて、DVDレンタルして序盤見ましたが出来が良いです。レベル高い! 映像がすばらしくキレイだしストーリーも引き込まれていく。キャラクターも魅力的、音楽もすばらしい。ちょっと日本負けてるんじゃ・・・と悔しくなりました。冬ソナにまったく興味のなかった私の旦那さんまですっかりハマってDVDを欲しがっています。レンタルDVDは字幕のみでしたが、全然韓国語で見れます。素敵に感じました。韓流や、ヨン様に興味のない人も、これは面白いと感じるんでは・・・人に自信を持って勧められる一品です。ただ、一話分がちょっと長いかな〜。そして24話もある。見るの疲れそうです・・・w

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スキャンダル [DVD]

・「最後の最後で純愛ですか!
「貴族の男女が愛の駆け引きをするという話」と書けばなるほど、“スキャンダル”という題に合致しますが、結局は壮大な純愛でした。でもその純愛にたどりつくまでのやり取りが波乱で、そこんとこのギャップが楽しかったです。ペ・ヨンジュン王子の初主演映画だそうで。どうしてもテレビのCMとかで見るペ様は、「ちょっとカッコいいオタク」にしか見えないのですが、この映画を見てその考えが払拭されました。ペ様のプレイボーイ度満開です。他の俳優さんも凄い人揃いでしたが、私的にソオク役のイ・ソヨンに萌えです。18世紀の李朝朝鮮時代の風習も映画の中に散りばめられていて勉強にもなりました。中でも葉っぱを指に巻いて爪を染めるものがあり、「あの時代でもマニキュアってあるんだ」と驚きつつも可愛いなと感じました。また、そのマニキュアが剥げる様子で、時の流れや、人の想いの移り変わりを描いているところが流石!全体的に、映像美に力を入れてるのが伝わってきます。

・「ヨン様ではなく、ヨンジュナが見れるから…☆
この作品、「冬ソナに永遠に酔いしれていたい」という人には無理かもしれない。現に回りに居ます。が、ペ・ヨンジュン…役者です。本物の役者なのです。ソコをご理解頂きたい。抑え気味のフランス映画みたいな朝鮮王朝の映画で、品が押し付けがましくなく、見易い。つまりごてごてしてないから良いのだ。秀作である。メイキングの方も、本編に劣らずお値打ちもので、メイキングだけでもうっとりしてしまう。特にオススメは、やはりスッピンのヨンジュナ。こんなにも美しいのか、若々しいのかと惚れ惚れしてしまう。屈託ないのびのびした笑顔のペ・ヨンジュンが満載で、何故かセンチメンタルになってしまう。大切な1作。

・「素敵・・・
ヨン様ファンでも、韓流に飲まれてるわけでもないけれど、これは面白かった。韓国映画でなおかつ時代劇だからとっつきにくいかと思いきや、話は単純。純愛の物語。韓国映画にありがちな男女の三角関係だけれども、それがそんなに前面に出てきてないのも、他の作品との違うところ。音楽もすてきだし、衣装も色鮮やかで観ているほうを楽しませてくれる。どころどころにあるユーモアや、ベットシーンも卑しくなく、全体にうまくできている感じ。

・「テンポ良く
私はこの作品について殆ど何も知りませんでしたので…オープニングのいきなりのペ・ヨンジュンの"濡れ場"(!?)に「ペ・ヨンジュンがこんな役するんだ?」「これ、見ても大丈夫だろうか?」と正直なところ一瞬、不安がよぎりましたが…(^_^a ポリポリ

いや〜、そんな不安は見進めていくうちにどこかへ消えていきました!!オープニングでギョッ!としても(笑)決して見るのを止めたりしないで必ず最後まで見てくださいね。絶対にラストには「見てよかった」と思える作品です。また、ペ・ヨンジュンのイメージが壊れるどころか逆に彼の良さが引き立つ映画だったと思います。初映画主演作にこの作品を選んだことは大正解ですね。

私は特に彼のファンではないのですが…この映画を見て、彼の実力のほどに驚かされました。「ペ・ヨンジュンって、こんなにいい俳優だったのか!?」と。

ストーリーはテンポが非常に良く最後までダレることなくグイグイと引き付けられながら見てしまいました。途中、ちょこっとコミカルなシーンもあっていいです。ラスト方では切なくて…思わず涙がポロリと…。

最後に一言だけ、すごく私の個人的な感想なんですが…(^^;ヒヨンの顔が、かなりドン臭い感じがしたんですよねぇ〜(ま、そういう役柄なんでしょうけど)もう少し別の女優さんでも良かったかな〜と思うのですが…。

・「リメイクだからね
悪くはない。韓国版にしたらこんな感じか???だけど…これは マルコヴィッチの「危険な関係を」観てからのコメントじゃないと駄目だよ!と 言いたい 個人的意見の私。「危険な関係」はきちんと 納得できる時代背景だから 名作!面白い!と 素直に言えるのだけど この 「スキャンダル」は 「危険な関係」を見た人なら 「ちょっと無理なストーリー」と言うはず。。私は「危険な関係」の完成度が高いし 感動もしたので…「スキャンダル」は 良いけど…好きじゃないな〜…が 感想ですね。。一歩間違えると ただのエロ映画になりそうだし…そうじゃないんだよね〜 この 原作の美しいモノってさ〜〜って 「うぅぅ〜〜」って呻りたくなっちゃう。。「危険な関係」に ガッツリ負けてるので ☆2つ!!

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愛なんていらない 特別編 [DVD]

・「愛なんていらねえよ、夏のリメイク
細かいところまで忠実にリメイクされています。渡部篤朗のキャラが強烈だったので、韓国版のジュリアンは少々物足りないかも知れませんが。ラストの再会のシーンは韓国映画らしくてよかったと思います。

・「美しい映像と残酷な結末
富豪の娘とホストという全く違った身の上のふたりの共通点は愛を信じていないこと。 けれど裕福なはずのお嬢様が、実は欲と嘘にまみれた冷たい氷の城に住んでいることがわかったとき、善人の仮面をかぶった詐欺師は自分の命の危険をも顧みず、悪人たちから娘を救い出し純愛を捧げる・・・そのままハッピーエンドなら心温まるラブ・ストーリーなのですが・・・。

ストーリー展開にスピード感があり、ムン・グニョンさんのあどけない表情や美しい自然の映像が情緒的に散りばめられ、上質なドラマに描かれていると思います。ただ悲惨な結末が生々しすぎて幻想的なラストシーンも後味の悪さを癒すには足りず、いつまでも重苦しさが残りました。

こういうタイプのストーリーがTVドラマになったというのは意外ですが、他の方のレビューを見ると渡部篤郎さんなどの出演者の演技も含め、評判がいいようなので気になっています。ただ6年も前のドラマなので品薄のようだし、なぜかレンタル店にも見当たらず、チャンスはないものかと心待ちにしています。

・「焦らないで! ムン・グニョンちゃん。
薔薇、傘など随所に散りばめられた赤が印象的な色彩、北海道ロケでの雪のシーン、緑が広がる茶畑。そこに忽然と現れた特異な豪邸(映画の為に建てられたそうです)。初映画を撮るイ・チョラ監督は斬新なビジュアルセンスを発揮して、鮮烈で綺麗な映像を作り出しました。莫大な借金を背負い転落したホストと、人生に絶望した盲目の令嬢という設定からも推察できるように、愛を信じない男女の暗く、渇いた物語が展開します。絶望、諦め、裏切の中から、互いに心の拠り所を見出だしたと思われたのも束の間...、二人の生きる場所は其処にしか無かったということでしょう。愛し合うようになった、と書けないところが辛いところで、実年齢15歳差の恋人役は最後まで観てもやっぱり兄と妹にしか見えないのです。冷酷な表情を浮べながら優しく語りかけるナンバーワン・ホストを見事に演じきったキム・ジュヒョクに比べ、ムン・グニョンには適役とは思えませんでした。大人の女優への脱皮も、思いの外難しいのかもしれません。

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ウィッカーマン [DVD]

・「カルト作リメイク。
ラモーンズのジョーイラモーンに勧められてニコラスケイジが観て、はまったらしいです。とにかく怪作。まともなホラー期待してたら大ハズレです。ニコラスさん、バンバン弱いものいじめします。でもイギリスにはけっこうこういうカルト村があるとのこと。

・「なに〜!
大抵このような作品の場合オチが最初の方で読めてしまうのですが、全く予想外!いや〜見終わった後にやられたと思いました(まあ私が単にあまり頭が良くないからかもしれませくが)信仰というのは本当に恐ろしいですね。今の時代、宗教などの問題で戦争になったりする世の中ですからなにか今の社会を暗示しているように感じました。ただ後味はかなり悪いです。多分ニコラス・ケイジの映画でもベスト3に入るくらい酷いラストです。リメイク作品だということなのでオリジナルも見たくなりました。ラストの後味の悪さに我慢できる人は是非見てみてください。

・「刑事ニコ!女難の巻(笑)
突然失踪した婚約者から、何年振りかで、手紙が来たと思ったら、カルト村で行方不明になった娘を探してくれと、無茶ぶりされた刑事ニコ。えっちらやって来たとこは、アーミッシュな女のパラダイス(おばちゃん込み)。誰も言う事聞いてくれず、途方に暮れるニコに忍び寄る、なんと…蜂(こいつ、蜂アレルギー)。この映画、残念な事にエロスが足りませんが、読めてしまう結末が、意外と安心出来て面白かったです。もっと、いつものエキセントリック中年ボーイな演技でも良かったんじゃな〜い、と言う事で☆4つ。

・「「ウィッカーマン」人気も納得
人気カルト作品をリメイクしたサスペンス・スリラー。全編に漂う奇妙な世界観に引き込まれる。最後までだれることのないシナリオ展開は、今でも支持され続けるオリジナルの出来の良さ故か。道中、腑に落ちないいくつかの点も、結末を知ることで納得できる。M.ナイト・シャマランの「ヴィレッジ」が好きな方は間違いなく楽しめるだろう。

・「微妙・・・・・
リメイク作品という事だが元の作品は知らない。

結末を含め、多分ストーリーは面白いはずなのだが、テンポが悪いというか間延びした感じというか・・・・・演出、構成などが微妙にかみあっていない印象をもち、観ているこちらのテンションが徐々に下がっていった。娘が失踪した母親の演技が不自然なので、すぐに「何かある」と感じる。いろいろ部分が重なって、結末が中途半端な衝撃となってしまった。

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空気人形 O.S.T.

・「映画と共鳴する音楽
今回のサウンドトラックは、是枝監督が前作「Heartbreak Wonderland」を聴いて自作の音楽に起用したいと思ってオファーして出来上がったそうです。そのため、前作の曲も入っていますが、今までのWEGの毒気がずいぶんと薄められ、聴きやすいアルバムになっています。映画のほうもWEGが今まで作ってきた世界観に非常にマッチした音楽で、ひさびさに映画と音楽が共鳴していると思いました。WEGが好きな人は、ぜひ映画のほうも見ていただきたいと思います。きっと気に入るのではないかなぁと思います。

・「本編で感じた余韻と残照感を想起させる幸福なサントラ・アルバム。
映画「空気人形」は、“ダッチワイフが心を持つ”と言う極めてキワモノ的な題材を逆手に取った愛しみと切なさで彩られた儚くて残酷な大人の寓話にして、詩的でピュアなファンタジーの傑作だった。そしてその世界観を見事に表現同化させたのが、W.E.Gによる今アルバム。美しく透明感に溢れているが、同時に人工的幾何学的にも聴こえるメロディ、同一のフレーズを何度も繰り返す旋律は、主人公=空気人形の、まるで心を宿した事への躍動感と絶望的な孤独感を内在化しているような感覚を受ける。シンプルだが美しく抒情的な音楽は、悦びも悲しみも含めた主人公の総てを優しく包容するかのようだが、映画に何らかの痛切な思いを感じた者なら、その余韻と残照感を想起させるに違いない。ラストに収録されている「水の線路」では、本編でもペ・ドゥナによって朗読されていた吉野弘「命は」が聴ける。ライナーノートで是枝裕和が語っているように、映画との深遠な共鳴を感じさせる幸福な1枚だ。

・「”そのシーンの奥深くにあらかじめ眠っていた”
本当の意味での映画音楽CDを初めて手にすることが出来たように感じています。映画を見たときに感じた感触や感動、或いは、是枝監督が仰るようにこの映画のもっと本質的なものかもしれませんが、そういうものがそのまま音になって今自分の部屋に流れています。CDケースに付いていた監督の評価は☆の数が無限になるほどのものですがなるほどと思いました。

・「ジャケットを開けると、ペ・ドゥナが微笑む
楽曲自体もすばらしいく、しかも、ジャケットにも創意工夫がされています。

これは…、なんか切ない。手にとって確認してもらいたい仕上がりの映画『空気人形』サウンドトラックです。

・「映像の持つ空気感そのもの
映画の全編におけるシーン毎の映像に、まるで空気感のようにまとわるサウンド。その一体感はペ・ドゥナ演じる空気人形のピュアであるがゆえの切なさを視覚、聴覚を通じて忘れがたい記憶へと焼き付けてくれる。フィクションでありながらまるで現実との境目を感じさせない下町の猥雑さを、客観的でありながらまさに生まれながらに映像と一体化していたかのような心地よさ。是枝監督の繊細さとペ・ドゥナだからこそ演じられた空気人形にとって、この作品自体が持つイメージを見事なまでに昇華させてくれている。サウンドトラックとしても珠玉の一枚。ファンならずとも、是非お勧めです。

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・「すばらしい
前知識なく最初見た人は霧から化け物が出てきたあたりで「え、あっさり化け物見せちゃうの?霧の怖さとか台無しなんじゃ・・」と安っぽい映画の不安がちらっとよぎるかもしれません。しかし違います。この映画はそんなところで魅せる映画ではありませんでした。化け物はただひたすら化け物という要素にすぎず、それ自体で脅かす映画ではなく、人間の愚かさ、弱さを見せつけてきます。何かにとらわれすぎた挙句一番大切な本来の本質を見失う人間たち!霧はその象徴のようです。

終始ひきつけられる緊張感。救われない不条理な最後。最高です。いい映画みたー!!って思わせてくれる大変満足度の高い映画でした。

救いのないエンドからは何も得られない!って人には向いてないのかも。いろんな事が得られる良い映画だと思います。

・「結末
映画のラストは原作には無い。が、S・キングはこの結末を非常に気に入ったらしい。

あのスーパーマーケットでの状況で、もし私ならどうしていただろうと考えてしまう。ただ脅え続けるか、外に出て逃げるか、勇敢に闘うか、自殺するか、誰かにすがるか。

この映画を観た方は主人公に共感するのが殆どだと思う。主人公は息子の為に賢明に戦い、自分に共感してくれる者たちと脱出を試みる。

しかし、主人公達の結末は…

主人公に感情移入していると尚更あのラストで絶望します。ある意味、『最高』の鬱エンドでした。

・「おぞましき多数論理。
人間の本質を訴えた作品だと私は思う。ある人は言った。人間の本質は善あると。ある人は言った。これは贖罪なのだと。またある人は言った。人は同じ部屋に二人以上いれば争いを起こすと。現実を否定する者、神を信じる者、抗う者、理性に従う者、従事する者、懺悔する者、利用する者。それぞれがそれぞれの真実を、正義を翳した。この映画を観たあなた方は誰に共感し、誰を正しいと思っただろうか。一人の人間の教養や価値観、偏見で、正義や道徳を作りあげ、それを信じて行動する者達の姿は正に圧巻であった。多数論理が少数論理を締め上げていく姿は実におぞましい。文明的な生活を手に入れ科学技術を振りかざしていても、人間の本質はいかにシンプルなものか良く表現されていた。皆に助けを求めた女性を貴方なら助けただろうか?無理やりにでも外へ出て行こうと考えるものを貴方なら止めただろうか?瀕死の人を貴方なら助けただろうか? 聖職者に咎められた軍人を貴方なら助けただろうか?果たして貴方はこの映画の中でおよそ何回人を見殺しにしただろう?何回残忍な事を考えただろう? およその人は思ったのではないか?あの夫人は死ぬべきだったと。重火傷の人はもう助からないと。化け物に刺された女性はもう人間ではないと。子供を愛する父親のすることだから全て正しいのだと。私もラスト15分までは主人公のしてきた行動が正しいと思っていた。あの拳銃を取ったことも正しいことだと思っていた。勿論あの夫人が死んだこともだ。 だがどうだった。ラスト15分に突入するとだんだと見えてくるオチに私はまさかこれはないだろうと、物語の結末を拒絶した。

「有り得ない」と。そして、ふと気がついた。

いつしか自分も物語の主人公に成っていたと。

やってくれたぜ、スティーヴン・キング。

・「“モダン・ホラーの帝王”原作による最高峰
良識者の間では“心の一本”と相場が決まっている『ショーシャンクの空に』のキング&ダラボン・コンビの新作。

一応“モンスター系”を謳ってはいるが、ここで描かれる恐怖はどちらかと言えば対人間だ。極限状況下に置かれた人々の理性の崩壊と、追い詰められる主人公たちの心境が、ドキュメンタリーを想わせるラフなカメラワークによって生々しい緊張感を伴って映し出されている。

制作費20億円前後と、この手のジャンルにおいては比較的低予算であるにも関わらず作品のリアリティーが損なわれていないのは、監督の力量もさることながら、ギレルモ・デルトロ御用達のVFXスタジオの貢献も大きいだろう。特にクライマックスで登場する“世紀末”なスケール感を放つ巨大クリーチャーの造形は圧巻。あれこそがまさにセンスの成せる映像美。

巷では賛否が分かれるとされる市場に媚びない想像絶するオチも見事。

ついでに、小さなオッサン(トビー・ジョーンズ)の意外な活躍にも、個人的にはかなり熱くさせられた。

・「最高のヒューマン・ホラー
決してクオリティが高いとはいえないCGを含むクリーチャーのために、B級映画的な感触のする映画ではあるが、そもそもそのようなところに力点を置いた映画ではない。ジャンルを問わず、「脚本の出来の良さ」に楽しみを見いだせる人にならば、遠慮なくオススメできる。

大筋では、常に最善を期して努力する主人公らが、それを圧倒する「敵」と自身らの選択ミスによって、最悪の展開に追い込まれて行く、という定型に完全に沿った、王道のホラーと言える。しかしその「敵」に、感情の齟齬や、集団心理の暴走を織り交ぜていく匙加減が秀逸で、じわじわと胸を圧迫する恐怖がある。主人公は、外敵を追い払い、また歪んだ形の社会の縮図となったスーパー内の人々からも、息子を守らねばならなくなる。息子との「約束」を心の支えにした、主人公の冷静な強さが、観客にとっても唯一の救いに映る。

そんな「怪物も恐いけど、人間もね」的な展開で進んで行く本作だが、問題のラスト15分には、そのどちらもが軽く吹き飛ぶほどの恐怖が待ち受けている。それは「後悔」である。

脚本・監督を務めたフランク・ダラボンの表現力が、ひとたびホラーに向けられると、これほどまで観客(と主人公)を地獄のどん底に突き落とす作品が生まれるのかと、驚愕した次第である。この徹底ぶりは、完璧な爽快感を実現した名作「ショーシャンクの空に」に、ある意味で通じていると思う。「希望」を描くか「絶望」を描くかの違いだけで、きっとやってることは同じなのだ。

---もう余りに徹底的に怖すぎて、観終わってしばらくすると、今の自分の幸せな境遇への感謝の気持ちが止めどなく溢れ出てきます。というかそうでもしないと、落ち込みすぎて日常に復帰できないくらい怖い。誰になんの恨みがあってこんな映画作るんだってくらい怖い。

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闇の子供たち プレミアム・エディション [DVD]

・「単なる社会派良心作とは一線を画す硬派サスペンスの傑作(内容に触れています、注意)。
人身売買、幼児買春、そして臓器提供の裏で失われる貧しき小さな命、、、。あまりに過酷で反倫理的、人間の尊厳を否定するような出来事を見ながら、怒りよりもまず深い悲しみに捉われてしまった。これは、日本映画で本当に久しぶりに生まれた骨太の社会派サスペンスの傑作。確かに社会派と呼べる映画には時折お目にかかれるが、その視座と志に於いて、それらの良心作、安直なヒューマニズム路線とは一線を画している。異常性愛者、臓器ブローカー、移植医師。もちろん、これらの犯罪を行っている当事者たちは弾劾されなければいけないが、映画は、それらの犯罪を生む背景、土壌についても撃ち続ける。そして、観る者たちにも、この現実に目を背かせず、このままでいいのかと問いかけているのだ。持つ者と持たざる者、生まれた時から歴然と存在する絶対的不平等、貧困、負のグローバリズム。劇中で語られる様に、ケースを阻止出来ても、システムを駆逐しなければどうしようもないと言う事実。余命幾ばくもない我が子を救う一心で犯罪に加担しようとする臓器購入者の両親の発言、自らも辛苦な幼少期を送り、生き残る為に人の道を踏み外したタイ人男性の、日本人に向けられる悪意と辛辣さに、答えに窮し、胸を衝かれる。そして、主人公の過去とラストを原作から改変し、日本人としての贖罪感と自虐感を描き切った阪本順治のスタンスとその思いに、深く共感、感動する。秀作だし是非観ておくべき作品だが、今作は、本来はR−15指定にすべき映画。子供に見せる時はレクチャーが必要と思えるので、ご配慮を。

・「ラストが素晴らしい
命がけで事実を解明しようとした日本人記者もヒーローなんかじゃない。性癖に抗えず子供を買う大人、自分の子供の命を救うために外国の子供を犠牲にする親…こうした大人に憤りを覚えたあなたは、作中の宮崎あおいのような善い日本人なのかもしれない。でも、この酷い大人とあなたと一体何が違うんだろうか。たまたま変な性癖を持たず、こうした事が悪いことだと思えるに至る環境にいたにすぎない。一歩違えばこうした大人になっていたかもしれないし、これからだって何かのきっかけでそうなるかもしれない。つまり、この作品が描く闇は、どこか特定の国や一部の酷い大人がもたらすものではなく、人間そのものが抱える闇なのではないか。そして、その闇を照らせるのは社会のシステムであり、すなわち人間自身の手で自分たちの悪を縛り付けるしかない。そのための第一歩としては、皆がそこに在る問題を知り、悪を悪とする認識を共有する事が不可欠である。それ故に、この作品が豪華キャストで真っ向から問題に向かい合った事には価値があり、スタッフ、出演者の方々には心から敬服する。

・「臓器売買は実際に行われています。知りませんでしか?
映画の評価とは関係ない話なので恐縮ですが、臓器売買をフィクションだと決めつけていられる(というより意図的にシラバくれている)方がこのレビュー投稿者にも少なからず紛れていらっしゃるので不気味です。東南アジアで臓器(腎臓)売買が行われていることは、日本の地上波TV局でもドキュメンタリ・レポートしていましたけど、見ませんでしたか?本当にお金に困った人は、月収何か月分にしかならくても片方の腎臓を売りにくるんです。実際、日本ではいつまでたってもドナーが現れないので、米国にまで行って腎臓移植手術を受けてきたお金持ちの人を個人的に知っています。そのドナーは誰か、本人はもちろん知らないでしょうが、米国の医療機関はそんなことは絶対、明かしません。米国の医療はお金持ち向けの医療機関だけは十分ビジネスとして成り立っていますね。国民皆保険制度ではないのですから。この状況を放っておくとどういう恐ろしいことになるか、医師出身の作家、ロビン・クックはもう30年以上も前に小説「コーマ」(映画化もされました)で警告していました。

・「闇は大人の側にこそ存在する事を伝える作品
売買春と臓器移植のために子供を喰い物にする世界を描いた作品。云うまでもなく、前者は性犯罪であり、後者に至っては殺人である。子供達をしてこの様な状況に陥りせしめた理由は、唯一つ、貧困に尽きる。この映画には、子供達を救おうとする日本人も登場するが、一方で、彼らに敵対する側にも日本人がおり、とても遣り切れない気持ちにさせられる。子供達に対する加害者の中に日本人がいる事は、とても、重い(勿論映画自体はフィクションであるが)。

作中、目を伏せたくなる様な場面の連続であるが、それは決して許されない。映画はこれでも抑制されて描かれたであろう事が想像され、言い換えれば、現実は映画で描かれたよりも苛酷なのであろう事が思われるからである。

評者が気になった点が一つある。それは、映画の製作協力者として、臓器移植ネットワークが登場する事である。「日本では15歳未満の脳死・臓器移植を法律によって行う事が出来ない→だから、海外でしか子供の臓器移植手術を行う事が出来ない→従って、この状況を放置すれば現地で犠牲になる子供は増える一方である→それを避けるためには、国内法を改正して日本でも子供の臓器移植を行える様ににしなければならない」 評者は必ずしも臓器移植そのものに反対するものではないが、同ネットワークが上記の様な論理展開を企図して映画製作に参加した可能性は考慮すべきであろうと考える。彼らの思惑が奈辺にあるか、注意せねばならない。この種の映画が、一部の組織・集団のプロパガンダに利用されるとすれば恐ろしい事である。

佐藤浩市演じる父親が現地の子供を犠牲にして、難病である自分の息子を臓器移植によって救おうとする場面がある。単なる親のエゴイズムとは割り切れない難しさがある事をこの映画は教えてくれるが、「取り敢えず」父親が間違っている事は指摘出来る。何故なら自分の子供を救うのに他者の生命まで犠牲にする事は決して許されない事だからである。直接手は下さずとも、父親が殺人者となってしまった事は疑いの無い事であろう。人間の業について深く考えさせられる作品である。

・「この子どもたちを君は直視できるか(愕然とする映像)
梁石日(ヤン・ソギル)の原作をこのように映画化するという途方もないことに挑戦した坂本順治監督に喝采をおくりたい。坂本の脚本がいい。役者がいい。江口洋介演じるタイ駐在7年の新聞記者南部を中心に展開させることにより、事実は鮮明に見えてくる。江口の演技力はすごい。さらに、音羽を演じた宮崎あおいは、逆に可愛くて好感が持てる。タイの大人の役者たち。ナバボーン演じたプライマ・ラッチャタ、チット演じたブラバドン・スワンバン。そしてタイの子どもたち。主役公はこの子どもたちである。子どもたちの演技は光輝いていることに驚く。その強さに希望をもつ。★さらに『特典』がついている。これは、みないといけない。現在の映画人たちの姿を知るキッカケになる。梁石日と坂本順治の対談。テーチイン。江口と宮崎へのインタビュー。さらに、舞台での挨拶。みんな、真面目なのだ。捨てたもんじゃない。日本にも真正面にかような問題にぶつかっていった人間がいるのだ。久しぶりの現実直視映画、必見。

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