ソフトウェアの話 (岩波新書) (詳細)
黒川 利明(著)
「1992年にここまで分かっていたのに」「バブル崩壊時期のソフトウェアに関する知見を概観できる」
科学 2008年 11月号 [雑誌] (詳細)
岩波書店
「科学技術の雑誌が低迷」
あなたの身近な「困った人たち」の精神分析―パーソナリティそのミクロな狂い (新潮OH!文庫) (詳細)
小此木 啓吾(著)
「わかりやすく書かれた「困った人」の傾向とその対策」「人間関係のサバイバルとしてはいいヒントが隠れているかも」「身近な人のミクロな狂いを見抜くために」「現代のバイブル」「周りに苛々しているあなたに」
理科系の作文技術 (中公新書 (624)) (詳細)
木下 是雄(著)
「「理系だから文章苦手で」という人多いですが」「20年以上前に書かれたとは思えない良書です。」「単なるハウツーものを超えて」「20年ぶりに買い直しました」「文系の方にも是非」
モモ (岩波少年文庫(127)) (詳細)
ミヒャエル・エンデ(著), 大島 かおり(翻訳)
「モモがプレゼントしてくれた時間の秘密とは?」「子どもにも大人にもみんなに読んでほしい本」「子供たちに。そして夜中まで働くお父さんに。」「先見の明?」「時間泥棒に追われている貴方に」
オートマトン言語理論 計算論〈1〉 (Information & Computing) (詳細)
J. ホップクロフト(著), J. ウルマン(著), R. モトワニ(著), John E. Hopcroft(原著), Jeffrey D. Ullman(原著), Rajeev Motwani(原著), 野崎 昭弘(翻訳), 町田 元(翻訳), 高橋 正子(翻訳), 山崎 秀記(翻訳)
「最良の入門書」「有限オートマトンから決定不能性まで」
システムづくりの人間学―計算機システムの分析と設計を再考する (詳細)
G.M. ワインバーク(著), 木村 泉(翻訳)
「ワインバーグの人間学シリーズの発端」「コンピュータ・システムだけに限らない」
コンサルタントの秘密―技術アドバイスの人間学 (詳細)
G.M.ワインバーグ(著), 木村 泉(著), ジェラルド・M・ワインバーグ(著)
「法則好きになりました」「面白くてためになる本」「小説のように読める, 社会で仕事をしていくのに役立つルールブック.」「幅広い読者層におすすめしたい」「専門知識で生計をたてるには?」
ピアレビュー―高品質ソフトウェア開発のために (詳細)
Karl E.Wiegers(著), 大久保 雅一(著)
「レビュー文化の定着を目指す指針となる」「なかなか実践的です。」「他の書籍とあわせて読みたい」「特にインスペクションについて、よくわかる本でした」「観点の記載はない。」
UMLモデリング入門 本質をとらえるシステム思考とモデリング心理学 (詳細)
児玉 公信(著)
「UML初心者に最適」「著者の前書「UMLモデリングの本質」をさらに発展させた良書」「モデリングの Why と What を語る本」「UML入門ではない。モデリング入門です!」「本質を捉えられる良書」
Abstraction, Refinement and Proof for Probabilistic Systems (Monographs in Computer Science) (詳細)
Annabelle McIver(著), Charles C. Morgan(著)
続 数学と日本語 (教職数学シリーズ) (詳細)
福原 満洲雄(著)
「日本語学に近いかも」
パソコン通信 PDS活用ガイド―ソフトの共有化をめざして (詳細)
デジタル・コミュニケーション・ラボ(著)
「PC-VAN, Niftyが華やかなころの」
知って得する ソフトウェア特許・著作権 改訂五版 (詳細)
古谷 栄男(著), 松下 正(著), 眞島 宏明(著), 鶴本 祥文(著)
「原理は同じで」
組込みソフトウェア開発のためのリバースモデリング (組込みエンジニア教科書) (詳細)
SESSAME WG2(著)
「既存のコードを修正できないでいることがよくあるとお聞きしています。」
コンピュータプログラム著作権Q&A (詳細)
植松 宏嘉(著)
智場 #110 日本のソフトウェア産業 (詳細)
田中 辰雄(著), 竹内 郁雄(著), 安村 通晃(著), 前川 徹(著), 砂田 薫(著), 城 繁幸(著), 楠 正憲(著), 井上 明人(著), 土屋 大洋(著), 高原 基彰(著), 洛西 一周(著), 小野 和俊(著), まつもと ゆきひろ(著), 加藤 創太(編集), 庄司 昌彦(編集), 森田 沙保里(編集), 田熊 啓(編集)
「頑張れIT企業」「日本のソフトウェア産業の再定義」
コンパイラとバーチャルマシン (IT Text) (詳細)
今城 哲二(著), 岩沢 京子(著), 千葉 雄司(著), 布広 永示(著)
「著作権は大丈夫なのでしょうか」
ソフトウェア労働―コンピュータ労働白書2 (詳細)
コンピュータ労働研究会(編さん)
「2000年頃から」
90年代の電子産業ビジョン (詳細)
通商産業省電子機器課(編集)
「経済産業省が、中長期計画を立てる場合に」
・「1992年にここまで分かっていたのに」
P74に、「プログラミング言語は、古代からの「言霊(ことだま)」を現代に復活させたかのようである。そしてプログラマには古代同様の注意が発せられるのである。 「願いの言葉を唱えてごらん。願いはかなえらえっるから。 しかし注意しなさい。 その願いの言葉通りにかなえられるのだから。」」「昔話の教訓は、決して欲張った願いをしないこと、自分の身の丈のほど、そして周りの人のことを考えて、ささやかな願いを口にすることだった。私たちもその昔からの教えを守る必要がありそうだ。」
19992年に、ここまで分かっていたのはすごい。ソフトウェアを産業としてみた場合の課題について、記載している。
ソフトウェアのハード化は、ひとつの重要な視点です。OSにしても、コンパイラにしても、置き換え可能であっても、ハードウェアと同じ意味での置き換えしかしないのであれば、もうソフトウェアではないのかもしれません。
「気楽なプログラミング」の章では、状態遷移図を書いて、事態を説明しています。状態遷移図は、UMLの基本的な機能の一つであり、過去から現在にいたるまで、計算機械を制御するための基本的なやり方です。
そういう基本的なことから、社会現象にいたるまでを記載しているのは、すごいと思いました。
本書にない視点は、たとえば、ハードウェアのソフト化です。Verilog−HDL, VHDLなどのような「振る舞い言語」で、プログラムして、ハードウェアとして実現する作業です。これは、ここ年くらいに、急速に現実化したものなので、1992年当時の記述にないのはうなづけます。
2012年版を今から書いてみようとすると、より問題が整理できるかもしれません。そのための準備として、参考文献一覧を、リストとして作ろうと思います。
ps.最初は前からつくり、2つ目は後ろからつくっています。すべてを網羅する文献を探すのが至難の業であることが分かりました。
・「バブル崩壊時期のソフトウェアに関する知見を概観できる」
本書が執筆された1992年の日本は、まさにバブル崩壊直後だった。
バブル崩壊の波は、コンピュータ業界にも襲った。
『メーカがハードを提供する下請けに』『世界標準基本ソフトめぐり花火』『ソフトにも適正な対価を要求』
といったように、「コンピュータ業界の構造不況」が唱えられられた時代でもあった。
そんな時代に、著者は、ソフトウェアについて技術的側面ばかりではなく、産業的側面にも配慮をしている。
現在のソフトウェア開発の状況はまた質・量も大幅に変わってきているため、やや物足りなさを感じるが、ソフトウェアの基本を知る上では、とても分かりやすくポイントを抑えている。
・「科学技術の雑誌が低迷」
科学技術の雑誌が低迷しているのだろうか。新しい技術の雑誌は、どんどんできては、どんどん消えている。それが技術の運命だから仕方がないのかもしれない。
科学の雑誌は、10年、20年続かないと、技術にまでたどり着かないかもしれない。定価は2009年4月現在で1400円とのこと。
ノーベル賞で日本人が複数受賞したので、読者も増えているはずである。2009年4月号には、ノーベル章の関連記事も掲載されている。
月刊誌なので、ニュースが遅くなるのは仕方がない。
●あなたの身近な「困った人たち」の精神分析―パーソナリティそのミクロな狂い (新潮OH!文庫)
・「わかりやすく書かれた「困った人」の傾向とその対策」
本書に登場する「困った人たち」は大変身近な存在で、もしかしたら夫であり妻であり、自分自身かもしれません。人は「困った人たち」の性癖や傾向を少しづつ持っているのかもしれません。
他者防衛や自己?防衛に明確な答えがあるわけではありません。人間関係はどこまでも相対的で、また感情によって揺れ動くものですから。
しかし、心の動きを客観的に見ていけば、そこにはおのずと普遍的な人間のメカニズムが現れてくると思います。他人はさておいても、自分の問題として読み、心の立脚点を見つけることができたら、この本は本当に安いものになるでしょう。
同種の本としては、丁寧にわかりやすく書かれていると思います。
・「人間関係のサバイバルとしてはいいヒントが隠れているかも」
題名の通り、かなり不健康な心理についての分析と具体例が記載されている本ですので、気持ちが丈夫な時に読むことをお薦めします。人は誰でも、どこかでずれやゆがみはある生き物ではないでしょうか?自分でも他人にも気づかない歪みの観点から不健全な人間関係や非建設的な人生観を生み出すのだ、という事が
浮き彫り書いてあります。不完全で当たり前の人間だからこそ、影の部分を知っておいたほうが人間関係で驚かずに済むと思いました。あくまで客観的に書かれた本ですので、知りたい人向けです。
・「身近な人のミクロな狂いを見抜くために」
「あの人、何かおかしい」と感じたときに有用な本。本書を読むことで、身近な人の「狂い」を認識し、行動を予測し、どのように対処すべきを理解することができます。事例も豊富で読みやすい一冊です。
・「現代のバイブル」
人間関係、精神、心理--その手の本が多い中、これは私にとってはバイブル。何か問題が発生すれば、常にこの本を読み返す。すでに線や付箋が付きすぎで読めないくらい。
・「周りに苛々しているあなたに」
周りにいろいろと理解できない人たちがいませんか?
その人たちのこころの仕組みを説明して,どうしてそんなことになっているのか,を丁寧に教えてくれます。分からないから腹が立つ。分かればちょっとは腹がおさまる。
本書では,精神分析の理論で専門的に説明されているこころの構造や動きを,一般の人にもわかりやすく,簡単に,読みやすく説明しています。
私も,周りに苛々して「どうしてああなのか?」「どうしてこうなのか?」と悶々とする日々が続きだすと,時々手にとって「そういうことだったのか!」と心を落ち着かせ,何とか怒りをコントロールしています。
こころの安定には必携の書です。
・「「理系だから文章苦手で」という人多いですが」
理系だったら文章下手でも良いというのは言い訳にならず、ヘミングウェイのような名文を書く必要はなくても(これはまた別のスキル)、研究者・エンジニアとしての文章作成スキル(テクニカルライティングのスキル)というのは必要なものだと痛感させられた一冊です。
学生の頃に論文を書く際に教授に紹介されて以来、10年以上手元において時々読み返しています。科学技術に関する文章を作成することがある人は必読だと思います。
・「20年以上前に書かれたとは思えない良書です。」
仕事のために書いて他人に読んでもらう文書を作る際の心得がまとめられています。20年以上前に書かれたとは思えない良書です。
主題(本書では「目標規定文」と堅苦しいが)から書いて全体を構成する方法が紹介されており、僕には新しい視点でした。事前に頭の中が整理されていれば、キーワードを列挙して構成しなおすより早い書き方になりそうです。
「理科系の」という観点では、事実と意見を十分に精査することと、少々くどいと思っても論理の輪(因果関係)を省いてはならないことが強調されています。いずれも、特に調査レポートの報告時に意識したいと再認識しました。
20年以上前に書かれたとは思えない良書です。
・「単なるハウツーものを超えて」
小説家のような味わいのある「名文」は誰にでも書けるものではないでも、情報を的確に過不足なく伝える「名文」ならば書くことはできる
そのための指南書がこの本
「文章を書く」ことの意義を伝えたい、という筆者の思いがひしひしと伝わってくるこの本を単なるテクニック本ではなくしてるのは、この思いの強さだろう
最後に、未だに何となーく改行、段落かえをしてしまうことがある自分への自戒の念もこめて、本文より引用
「仕事の文章で何かを書くのはステートする(明確に表現する)こと (中略)ステートするときには当然、一句一句に責任がともなう]
・・・
・「20年ぶりに買い直しました」
巷に作文技術本はあふれているが、この本以上の出来のものはないと思う。20年以上前にこの本にふれてから何度も読み直してきたが、なくしてしまったので今回買い直した。58刷であった。いまだに読みつがれているのだと実感した。内容はおおかた頭に入っているつもりだったが、それでも買い直したのは、木下先生のメモをリファレンス用に手元に置いておきたかったからである。頭から読み直した改めていかに触発を受けたかを再感した。木下先生は私の文章をどう修正してくれるだろう?
・「文系の方にも是非」
要するに,「伝えたいことを誤解なく伝え,読み手を疲れさせない文章」を書くために必要なことがまとめてある本です。私はだいぶ昔に読みましたが,今でもそのときの心がけは仕事にも役立っています。伝えたいことをぶれずに伝える技術は文系にも必須なものです。とりあえず一読することをおすすめします。
・「モモがプレゼントしてくれた時間の秘密とは?」
『モモ』は、子供のための童話でもありますが、実は無垢な子供の感覚を忘れつつある大人のための童話でもあるのです。
子供の頃、どこかに遊びに出かけて、あまりに夢中になってしまったために、家に帰るのが遅くなって叱られた経験はありませんか?
子供たちは、大人のように、グレゴリオ暦(私たちが日常で使っているカレンダー)や時計には全く支配されていないのです!
子供のハートの中にはもちろんのこと、実は、私たち大人のハートの中にも、内なる子供インナーチャイルドが潜んでいます。
インナーチャイルドは、ハートからのお楽しみや心ゆくまで遊びに没頭することが大好きです。
もし自分自身の中にいるインナーチャイルドに、子供らしさをもう1度味わせてあげたかったならば、エンデの『モモ』は自分自身の内なる子供のための最高の贈り物となるでしょう!
『モモ』の表紙にはこんなタイトルが載っています。
〜時間どろぼうと、ぬすまれた時間を人間にとりかえしてくれた女の子のふしぎな物語〜
あわただしい日常から1歩、離れて、時間を忘れて遊ぶようなあのすばらしい感覚をもう1度、自分自身にプレゼントしてみませんか?
『モモ』は、星の王子様と共に、私の大好きな童話の中の1冊です。
・「子どもにも大人にもみんなに読んでほしい本」
子ども向けの童話なのに深い、深いストーリー。主人公のモモは子どもだけど、一番自立している人間。今の社会と類似した、時間のない大人たち。何のために時間を節約し、忙しい思いをしているのか。
節約された時間は自分の元にはもどらず、永遠に消えうせる。けっしてとりもどすことはできない。なんでも早くすればいいってもんじゃないのよね。
昨今のスローライフ、ロハスの考え方も現在社会のゆがみを訂正しようとする動きなんじゃないかな。エンデが生きていたらまたいいアイデアを私たちにくれてると思う。
時の花は1人1人違う形をしている。だからあせることもない。できることからはじめよう、そう思わせてくれます。疲れた大人たちにもぜひ読んでほしい。
・「子供たちに。そして夜中まで働くお父さんに。」
よく、哲学などの本で引用されているため、「なんとなく難しい本」とのレッテルを貼っていたのですが、、読んでみて、
「現代人の矛盾をもの凄く簡単に記載してる本」
だということを発見。ちょっと今まで読まなかったのを後悔しました。
言葉も、内容も子供向けの童話として書かれているのですが、主人公の少女モモが語る言葉は、ひとつひとつ大人である自分たちを刺激し、振り返らせる先見性や風刺に満ちています。
必死で働く人間たちから、時間を盗んでいく灰色の男たちと戦うモモを通じて、現代人が失ったものがありありと描き出されて、
毎日失っているものの価値を気づかせてくれます。
子供たちに。そして夜中まで働くお父さんに。
是非オススメの本です!
・「先見の明?」
20年以上前、まだ学生だったころ読んだときにはまったくピンとこなかった本書を、今、身につまされながら読んだ。コンビ二もケイタイもパソコンもCDさえもまだ一般的でなかったころ、『ネヴァー・エンディング・ストーリー』が映画化された頃、たしかアルヴィン・トフラーの『第三の波』もはやった頃だったと思う。「第三の波」なんて遠い遠い先の話だ、と思っていた頃。いまや、本書の「灰色の男たち」が、目にはみえないけれど実はこの20年わたしの周りを徘徊していたのではないか、と疑いたくなるくらい。自分がこの本の中の時間のない余裕のない大人たちと同じになっていたのがいやなくらいよくわかった。日本が遅れていたのか、あるいは著者に先見の明があったのか、単にわたしの現実把握能力が劣っていたのか、よくわからないけれど、とにかく目の前の問題をとりあえず片付けるのに毎日汲汲としている(していた)わたしのような大人が、まずは読む必要のある本だったのだ、と今にして思う。過去を思えば腹が立つ、未来を思えば不安になる、なんていう大人の方がいたら一読の価値はあるかも。
・「時間泥棒に追われている貴方に」
一般的には子供向けの本なのでしょうが、世の中の仕組みが概ね分かった30歳以降の人が読んでみると、その奥深さに感心すると思います。
ストーリーは良く出来ています。日々を気ぜわしく生きている我々にとって、その理由を問い詰める事はほとんど無いと思いますが、それを暗に陽に指摘しています。そして、一度、気ぜわしく生きる習慣が身についてしまうと、そこから抜け出す事が非常に難しい事も指摘しています。
忙しい生活で失いがちな希望。希望を失うと落ち込む事になりかねません。それに対し掃除夫は言います。「希望なんて無くてもいい。目の前にある仕事をコツコツと成し遂げていくと、だんだんと面白くなるんだ。気づくとすごい距離の清掃が終わっているんだ」せかせかしない人生を送りたいと思ったら、読んでみるといいです。
●オートマトン言語理論 計算論〈1〉 (Information & Computing)
・「最良の入門書」
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・「有限オートマトンから決定不能性まで」
Iでは、有限オートマトンと正則表現、正則表現の性質、文脈自由文法、プッシュダウンオートマトン、文脈自由言語の性質、チューリング機械、決定不能性を扱っている。IIでは、Chomskyの階層、決定性文脈自由言語、言語族の閉包性、計算の複雑さの理論、手に負えない問題、他の重要な言語。
手に負えない問題には、多項式時間と多項式領域、いくつかのNP完全問題、PSPACE完全問題などである。
●システムづくりの人間学―計算機システムの分析と設計を再考する
・「ワインバーグの人間学シリーズの発端」
ワインバーグは、人間に焦点をあてた課題をいろいろ展開している。本書は、ワインバーグの人間学シリーズの発端が分かるかもしれない。
・「コンピュータ・システムだけに限らない」
「システムの最小単位は、在りかたと振舞いかたと成りかただ。この原則は原子から台宇宙に至る万物に当てはまる」。
この本は、人間の特性とシステムについての洞察力に満ちている。人間工学の本にも紹介されている。実際、中で述べられていることはコンピュータ技術を知らなければどうしてもわからないというところはあまり無い。時代もあまり関係がない。
一流のコンサルタントらしく、読者の関心をうまく惹きつけるように、わかりやすくまとめられている。時々、さらに面白いエピソードや、ユーモアを交えた表現入れてある。さらに、面白い手描きの絵が出てきたり、グラフでイメージを共有しやすくしたりといった工夫を凝らしてある。そして、それらの工夫によって、具体的な記述で抽象的な概念をうまく理解させることに成功している。例えば、他人から何か話を聞き出すときの、
答え=情報+確認情報+雑音
というような整理は、すごくわかりやすいし、そのための的確な質問の組み立て方などというような点が参考にならない社会人はあまりいないだろう。
・「法則好きになりました」
仕事で行うプレゼンテーションで使うアイデアを探そうと思い、10年ぶりに、さーっと目を通して見ました。すると、主要な法則は太字で書かれていて、タイトルを読んだだけでなんのことかすぐに思い出すことができました。実際に、日々の仕事の中でこれらの法則を使っていることにあらためて気づきました。また、自分で大切だと思った部分には、鉛筆で線が引かれており、そこだけ拾って読むだけでも再度勉強できた気になりました。そうやって時々読み返してみたい本です。 自分自身でも様々な経験や感動を「XXの法則」と名づけて記録する癖がついています。ものごとの本質がどこにあるのか、少し冷静になって考えると、直感とは違う法則が潜んでいることに気づきます。
たとえば、仲間内で作った法則に「3択の法則」というのがあります。人は、3択で選択肢を見せられるとついついその中から選んでしまう、というものです。つまり、一つしか選択肢がないと、もっと多くの(つまり無限の)選択肢を要求したくなるものですが、最初に3択を見せられるとそこで展開された問題空間の範囲で考えてしまうようになるのではないかということです。そういったアイデアを共有し、発展させられるように意識してなったことが、この本から得た最大の収穫かもしれません。
・「面白くてためになる本」
表紙はあまり趣味が良くないが中身は抜群に良書。笑い話を読ませて法則を導き出す手口は見事。物の見方を磨くと同時に話術も磨ける。いままで何度読み返したかわからないが、そのたびに得るものがある。寝床に一冊、書斎に一冊と二冊持っている。
この本のさらなる使い方には法則の例を自分で見つけて書き込んだり、自分で新しい法則を作るというやり方もある。「(増補版)コンサルタントの秘密」を自分で作るのだ。自分で思い付いたときにノートに書き溜めているが漠然と読むより理解が深まり、洞察力も上がってきたと思う。
・「小説のように読める, 社会で仕事をしていくのに役立つルールブック.」
コンピュータ業界のコンサルタント(問題解決者)という内容だが, すべての社会人に役に立つ.
車を運転するときに,「対向車にはキ○ガイが乗っていると思え」という, 慎重の上にも慎重にすべしという格言があるが, 社会というものも同じような面があると思う.
会社や, 学校やその他 人間が何人かいる状況では,ハタからみると「何を考えているのか, 理解に苦しむ」行動がよくある.自分もそうしてしまっている時もある.
この本はそのような「事故」になりそうな時に, いかに事故を避けるかがテーマとなっているように思う.
大学生以上の読解力があるすべて人におすすめ. ぜひ購入を.
読破1日. そのあと読み直し何十回.
・「幅広い読者層におすすめしたい」
本書は、コンサルティングに従事している方や、コンサルタントになりたいと思っている方、コンサルティングに興味を持っている人には強く勧めたい本のひとつです。しかし、たとえコンサルタントでなくても、技術的な仕事に携わっていなくても、この本は多くの意味において有用です。あまりにその意味合いが多すぎるので、ここにいちいち書くことができないほどです。他人と付き合いながら社会で生きていくときに必要なこと(役に立つこと)一般が、この本の主題だと言っても過言ではないと思います。末永く読み返したい本。
・「専門知識で生計をたてるには?」
「何で自分の意見は聞いてもらえないんだろう?」、「せっかくのアイディアをいつも横取りされるのはなぜだろう?」「コンサルタントになって独立すれば、もっといい生活ができるんじゃないだろうか?」
こんな疑問を持つことは無いでしょうか?著者ワインバーグは、こうした問題に理性的、かつユーモラスに答えます。ちょっとした事例を交え、法則の形にまとめながら、最後は幸福論にまで踏み込んでいます。著者の本の中では入門編にあたる本ですが、他のレビューにもある通り、読み返す価値のある本だと思います。巻末のレビューも、読んだ後に役に立つことと思います。
原書は"Secrets of Consulting: A Guide to Giving and Getting Advice Successfully"
・「レビュー文化の定着を目指す指針となる」
驚くことに日本のソフトウェア業界にはレビューの価値を評価できずに、省略しても構わないとする文化が少なからずともあります。本書はしつこいくらいにレビューの必要性を説き、中でもインスペクションの有効性を強調しています。
私自身、ソフトウェア業界に従事して20年近くになりますが、レビューの必要性を痛感する一方です。会社にレビュー文化をいかに根付かせるか悩んでいる方にはうってつけの書籍ではないでしょうか。私は、自分の会社でこの本を配布し、レビューをソフトウェアシステム構築の重要なタスクのひとつであるということを認識させることに成功しました。
・「なかなか実践的です。」
レビューという言葉はコード・レビューの意味で使われることが多いようですが、最初の検討フェーズから各ステップでレビューを実施すれば大きな効果が得られると思います。
この本ではピアレビューをCMMIレベル3での実施アイテムとして提示していますが、企業としてのレベル3取得の動きとは関係なく実施できると思います。内容はなかなか実践的なので、読者自身が工夫することで自分のプロジェクトに応用できそうです。
・「他の書籍とあわせて読みたい」
ピアレビューとは「同僚による査読」であり、品質向上のためのツールのひとつ。この本はタイトル通りこの「ピアレビュー」をテーマにした1冊。その中でも「インスペクション」と呼ばれる公式レビューについての解説が厚い(第4章〜第9章)。公式レビューは、概要説明、準備、インスペクションミーティング、修正、フォローアップという5段階を踏み、モデレータや記録者、読み手という役割が必要となるが、それに見合う欠陥検出効果が見込めるという。実際には、プロジェクト計画において品質目標、規模などを考慮して公式レビューを取り入れるのかどうかを見極めることになるので、必ずしも公式レビューである必要はない。とはいえ、こういう手法を知っておくのはいいことだ。
第4章でも言及されているが、インスペクション(準備をしてミーティングによって欠陥を指摘する)がどれほどの効力があるかについては議論の余地があるようです。この本以外の書籍についてもあわせて読むことを薦めたい。たとえばソフトウェア・テストPRESS vol.2でインスペクションについての記事が載っている。
・「特にインスペクションについて、よくわかる本でした」
内容は、レビュの重要性、効果が少々で、あとは、レビュを組織的に行うには?の説明です。レビュ、インスペクション、ウォークスルーの違い、インスペクションの各種手法、インスペクションの準備、成果物、評価、陥りやすい失敗とその対策、効果を上げる方法等です。
インスペクションが中心に記述されています。ウォークスルー等については、違いが記載されている程度です。手法そのものよりも、成果物や人の教育、体制、改善など、組織に導入するという点に重きが置かれている印象でした。
初心者にも、分かりやすく書いてありました。また、厳密なインスペクションの実施に興味がある方には、参考になることがあると思います。
・「観点の記載はない。」
この本はピアレビューを行う際の観点についての記載はないです。残念。みんなが悩んでいるところは、どうすればレビューで不具合を漏れなくガードできるかなんじゃないかな?こういった具体的なネタは会社固有のノウハウでなかなか外には出てこないのでしょうね。プロセスについてはCMMIやPMBOK本のほうがいいかな!?
●UMLモデリング入門 本質をとらえるシステム思考とモデリング心理学
・「UML初心者に最適」
UMLを最初に勉強するのに適している。なぜなら、Unified Modeling Languageはモデルを作るための道具だから。クラス図がUMLだとか、ユースケース図がUMLだと思っている人は、本書を読んで、もっと本質的な問題を理解するとよい。
特に大事だと思う部分は、次の2箇所かもしれない。
1-5 モデルには認識する人が要る。
コラム「もの」を識別するということ
モデリングとは、情報システムを開発する際に、ユーザの要求やシステムの全体像を図として見える形にすることです。
1-5 モデルには認識する人がいる。は、1-5 モデルには認識する人が要る。ではどうだろう。
8-1 状態機械図(state machine)は、状態図、状態遷移図とも呼ばれている
モデルは、模型のことである。シミュレーションは日本語では模擬試験である。 UMLで模型を記述するのは、模擬試験をするためであることが分かる。
本書は、UMLの機能については万遍なく記述している。模型の鍵が何かが伝わってくる。
モデルを作る際の鍵についての指針がほしいかもsれない。ステートマシン図は、状態機械図あるが、ステートチャート(状態図)、状態遷移図とも呼ばれている。 状態遷移図は、模型作成の鍵の一つである。状態とは変数で表されるもの、条件で表されるものではあるが、対象(オブジェクト)の性質そのものである。そのため、対象の知識を、まず状態で表現するのがよい。
体系(システム)とは、入力を出力に変換するものであり、状態とは、入力を出力に変換するために持つ内部の仕組みである。
本書を読んだら、次に状態遷移図を勉強するのとよい。
状態遷移図が分かれば、時系列図を描くとよい。 通信、組込み、リアルタイム制御では、時系列図が必須だから。現在、ネットワークを利用しないシステムはないのだから。
・「著者の前書「UMLモデリングの本質」をさらに発展させた良書」
この1冊を読むだけで,著者が言っている最小かつ完備なモデルを書けるようになる,…かもしれない。 書き方(言い回し)がうまく,演習もたくさんあるので,読んでいるうちに,セミナを受講しているような気分になる本です。 有料のUMLモデリングセミナやセッションに参加したけど結局,UML表記法は分かったが,モデルは書けない,読めない,という人も多いハズ。 そういう方に,非常におすすめの1冊です。
内容は,UML表記を用いた概念モデルの記述方法の説明や,モデルをゼロからどのように書き上げて行くかのテクニック(取り組み方?)などがふんだんに記載されています。いろいろな業務の例を挙げ,それに対して,著者なりの考え方でのモデル表現方法がたくさん記されています。また,UMLを少し学んだだけでは理解しにくい事や,おちいり易い誤解をあえて題材にし,読者の疑問をその場で解消してくれるような構成になっています。 あと,私は端々にあるコラムを気に入っていて,おもしろいです。ちょっとしたコラムではありますが,実はこのコラムが重要であったり,モデリングの技の裏付けであったりするのかな,と思いました。 ただ,モデルの書き手だけがこの本を読み,モデルを書いても,読み手はそのモデルに秘められた本質を読み取る事は難しいと思います。おそらく,書き手の自己満足で終わってしまうような…。また,実装レベルのことは,ほとんど触れてなく,概念レベルのモデリングやビジネスモデリングが中心です。
記載内容も詳細ですし,詳しくモデリングを教えてくれます。日本のモデリングレベル向上を願う著者の熱心な意気込みを強く感じました。
・「モデリングの Why と What を語る本」
UML に限らずモデリングをやってみると、やり方だけを知っているだけでは、なかなかうまくいかないことに気づく。
数あるモデリングの入門書の中で、なぜモデリングするのか?なにをモデリングするのか?という問いに、考え方も含めて丁寧に解説してくれる貴重な本である。複数のモデルの記述法があることを示した上で、メリット、デメリットを検討し、著者の好みを説明している点も、モデリングの判断に迷ったときにとても参考になる。入門と名が付いていても、読んですぐ使えるようになるわけではなく、間口から世界の広さを伺い知らせてくれる。モデリングをしながら、ときどき読み返してみると、いろいろ新しいことに気づくことができそうだ。
ちょっと残念なのは、タイトルである。著者は、企業情報システムの構築に施主が積極的に参加することを主張しているが、現状のタイトルでは、なかなか施主に当たる人には手にとってもらえそうもない。情報システムを作る立場で、この本を有用と感じたならば、ぜひ発注主にも勧めてほしい。きっと、お互いの役に立つと信じる。
・「UML入門ではない。モデリング入門です!」
児玉さんの本なので、発売される前から単なる入門書ではないと期待していましたがやはりスゴ本。今月のイチオシです。UML初心者、経験者問わず、読者それぞれのレベルに応じて読み味わえる深さがあると思います。概念モデリングを扱った良書で現場でモデリングを実践している方に広く読んでもらいたいです。今後は上流のモデリングの重要性、価値がさらに高まっていくと考えますが、バイブルになるかも。3度挫折しているアナリシスパターンに、再度チャレンジしようとさせてくれた一冊でもあります。
・「本質を捉えられる良書」
概念・モデリングの使い方等は非常にわかりやすく書かれいている上に、あるべきモデリングの姿が書かれているため、ただのハウツー本よりも『理解ができる』良書だと思います。ただ、モデリングが初めての人だと、恐らく演習問題は非常に困難だと思うので(特に後半)テキスト的な本と捕らえて、実際にモデリングを行う教本と一緒に進める(もしくは先に行うかこの本を読んだあとにやっておく)と良いと思いました。ちょうど同じ筆者のレッスン形式のものがあるので、それを使ったらどうでしょうか?(こっちは問題が大分解きやすいです)
・「日本語学に近いかも」
数学教育の本ですが、日本語の持つ言語構造と数学の式の持つ言語表現の関連について書かれた数少ない本だと思います。式を言葉で伝えるときの読み方、例えばa//bは数学表現では1つしかないが読みは、aとbは平行である、a,bは平行である、aはbに平行である、bはaに平行であるのような日本語表現がある。これらが混在することで学び手は混乱するのではないか、このような疑問を持つ教員や学生には貴重な研究書である。「数学と日本語」もおすすめ
・「PC-VAN, Niftyが華やかなころの」
コンピュータをモデムにつないで、センタのコンピュータを通じて情報のやりとりをするパソコン通信。パソコン通信のNECのPC-VAN, 富士通のNiftyが華やかなころの無料のソフトウェアに関する情報。
現在ではオープンソースと呼ばれているものを、当時はパブリックドメインソフトウェア(PDS)と呼んでいた。GCC, Linuxが普及してきて、オープンソースという呼び名が定着してきた。
日本発のファイル圧縮方法などは、現在でも使われている。VZエディタのような商用ソフトのマクロ、移植の差分などもPDSとしてUPされていた。
・「原理は同じで」
技術者が法律に疎いことは、大企業ならば許されても、中小企業では許されない。 なぜなら、法律の専門家が社内にいることを想定できないので、自分で勉強しないといけない。 そうなると、俄然こういう本を読むと、本当に知って得すると思います。 そうでない方は、読み飛ばしてもよいかもしれません。 よく5版まで改訂してきたと思います。この分野は技術がどんどん変わるので、原理が分かっていない人は内容がついていけなくなるのかもしれません。
●組込みソフトウェア開発のためのリバースモデリング (組込みエンジニア教科書)
・「既存のコードを修正できないでいることがよくあるとお聞きしています。」
既存のコードを修正できないでいることがよくあるとお聞きしています。自分でも、自分の作ったプログラムのバグが取れずに、ある方法で動かすと現象がでないので、そのままにしているものがあります。どうにもなんともならなくなる前に、一度、作り直す機会があるとよいかもしれません。CPUが変わるとき、OSが変わるとき、メモリの大きさが変わるとき、クロックが変わるとき、どんなときがよいかはわかりません。何かが変わるときに、一緒に変えると、何が原因かがわからないので嫌だという話はお聞きしたことがあります。その気持ちもわかるので、既存のソースを直すのは、実験的な作業だけにとどめたい気持ちもあります。そんなぐだぐだした状態に喝を入れるヒントがみつかれば儲け物かもしれません。
・「頑張れIT企業」
一般的に、ソフトウェアの開発は大変である。使えるソフトウェアの行数は1000万行を超える。1つのシステムソフトウェアを作成するのに、何百人・何千人ものシステムエンジニア・プログラマを投入している。
しかし、業界内部に目を向けると、日本のITはピラミッド構造であり、またそのピラミッドは固定化されたものである。すなわち、一部の企画屋ともいうべき頭脳と、開発屋ともいうべき多数の筋肉で成り立ち、分業に特化しているのだ。開発形態は一部のエリート層がソフトウェアの提案をし、後の人間は指示待ちに徹してプロジェクトに対し派遣・請負というアプローチで参加する。これでは、末端の人間の方に優れたアイデアがあっても、その意見が集約され、最適化されることを期待できない。
しかるに欧米の強いところはそこではないか。ゲイツにしろ、ジョブズにしろ、トーバルズにしろ、OSの初期のアイデアは学生時代や中小零細時代のものであった。そのアイデアに飛びつき、事業化したのは企業なのである。しかし、日本では、学生の卒業論文や中小零細のアイデアを事業化してみようと考える企業は皆無だろう。
日本のITでもいくつかは成功した事例はある。Rubyやゲーム分野がそうだ。そのRubyにしろゲーム分野にしろ、成功例は欧米と酷似している。Rubyはほとんど失業状態だった人間のアイデアだし、ゲームも小さなソフトウェアハウスのアイデアがあたり、ヒットしたものである。
ITのブレークスルーとは、見えやすい巨大な岩を見るのではなく、小さな小石1つ1つに目を向けるところから始まるのかもしれない。
・「日本のソフトウェア産業の再定義」
国際大学(Glocom)の機関誌
この号は日本のソフトウェア産業を中心に述べています。ソフトウェア産業について10編のコラムから成り立っています。まず、田中辰雄が日本のソフトウェア産業の問題点、実は日本のソフトウェア産業をちゃんと研究した論文は、クスマノの他、数点ぐらいしかないことを述べています。その上で新しいソフトウェアの流れであるSaaS、やソフトウェアが生み出される現場に焦点をあてたコラムがいくつかならび、歴史そして産業政策の転換の提言などで終わっています。IECPレポートとして、韓国のネットワーク産業やアラブの情報通信政策などについて触れています。
その時代の動きをとらえるこの機関誌ですが、問題が普遍的なのか、それとも知見としてとらえているせいなのかは不明なのですが全く古さを感じさせない内容です。また、コラムの集合のせいか、もしくはソフトウェアという、扱いずらい題材を取り上げているせいか、統計値を使った説明があまりなく説得力があまり感じられない号でした。
珍しく、公文俊平がでない号で、またソフトウェア産業について述べた貴重な文献として有用ではないかと思います。
・「著作権は大丈夫なのでしょうか」
JavaのVM向けのコードを生成する簡単なコンパイラが乗っているというので買いました。非常に参考になると思います。ただ、よけいなことかも知れませんが、この本の構文解析の部分は、中田育男著の「コンパイラ」の本と、例題や説明までほとんど同じなので驚きました。著作権の方は大丈夫なのでしょうか。
・「2000年頃から」
2000年問題を迎えて、コンピュータ、ソフトウェアの労働者は、3K職場といわれている。きつい(Kitsui)、汚い(Kitanai)、危険(Kiken)の場合もあるが、きつい、帰れない、給料が安いなどと呼ばれることもある。
本書は、1980年代から、その背景となる事実を指摘していたことになり、貴重である。
・「経済産業省が、中長期計画を立てる場合に」
経済産業省が、中長期計画をたてる場合に、ビジョンを作成することがある。本書は、電子産業に対して、どのような施策を行うかの考え方を示していると思われます。
経済白書との違いは、経済白書は実績のあることに基づいているが、ビジョンは、その一歩先を仮定して記述することがあると教えてもらったことがあります。
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