モンスーン・ウェディング [DVD] (詳細)
ミラ・ナイール(監督), ナシルディン・シャー(俳優), リレット・ドゥベー(俳優), ヴァスンダラ・ダス(俳優)
「伝統的な結婚にいたるまでのあっという間の数日間」「幸せな気分になれる華やかな作品」「主人公の微妙に揺れ動く心が表れる表情がいいです。」「素晴らしい作品です。インドの文化はやはり美しいですね。」「踊らないインドムービー」
恋する惑星 [DVD] (詳細)
ウォン・カーウァイ(監督), フェイ・ウォン(俳優), トニー・レオン(俳優), 金城武(俳優)
「恋したくなる映画です」「特に音楽が良い!」「現実感・・・」「大好きな作品」「フェイ・ウォン好き……」
迷子の警察音楽隊 [DVD] (詳細)
エラン・コリリン(監督), サッソン・ガーベイ(俳優), カリファ・ナトゥール(俳優), ロニ・エルカベッツ(俳優)
「ユーモアと感動を大げさではない演出で。」「心に沁みこむ」「日がたつにつれじわじわと…」「忘れられない一夜の物語」「繊細な「愛」と「情」に満ちている。」
アメリ [DVD] (詳細)
ジャン=ピエール・ジュネ(監督), オドレイ・トトゥ(俳優), マチュー・カソヴィッツ(俳優), ドミニク・ピノン(俳優)
「手元に置いておきたいDVD」「空想が好きで中々後一歩が踏み出せない慎重な性格の方にお勧めする映画」「メルヘンの世界へ!!」「映画の中のアメリは、ポスターよりもっとかわいい!」「毎日観ていたい映画」
青いパパイヤの香り ニューマスター版 [DVD] (詳細)
トラン・アン・ユン(監督), トラン・ヌー・イェン・ケー(俳優), リュ・マン・サン(俳優), グエン・アン・ホア(俳優)
「トラン・ヌー・イェン・ケー監督の最高傑作」「言葉以外の感受」「透明で純粋なココロ」「東洋の自然と映像美」「匂いたつ野菜炒め」
バッファロー'66 [DVD] (詳細)
ヴィンセント・ギャロ(監督), アンジェリカ・ヒューストン(俳優), クリスティーナ・リッチ(俳優), ベン・ギャザラ(俳優)
「「生きられない」」「V・ギャロよりも、敢えてC・リッチのファニーさを!」「ビリーが可愛いい」「愛をくれる人を大切にしよう」「ハート型のクッキー」
● 独り時間のお供
● 世界って広い 未知の世界を知る映画 (主にアジア・アフリカ編)
● 人はゆらぎのなか
● 映画/DVD
● キュート
● アジアな映画
● 必見のアジア映画
・「伝統的な結婚にいたるまでのあっという間の数日間」
この映画はドラマ性や芸術性もとても優れていますが、何より面白かったのはグローバル化するインドの都市部において変わっていくもの、変わっていないもの、もしくは人々が世の中の流れについていこうとしているなかで戸惑ったりする様子が非常に自然に、うまく描かれているところです。グローバライゼーションは文化人類学的にも文化学的にも賛否両論ですが、この映画では私たちにその賛否両論すべき点を客観的に示してくれています。
この映画が多くの共感を呼び、ヒットするにいたったのはやはり人間として大切な人格や、さまざまな愛、家長としての責任を果たそうとする親の姿などを、時代の流れに流されずにむしろ芯としているところではないでしょうか。やはり、いつの時代でも、どんな身分にあっても問われ、また共感を呼ぶのは昔から変わりなく大切にされてきた優れた人間性なんだと実感しました。このように映画をプロデュースできるミラナイール監督の手腕と感性にとても憧れを感じました。
・「幸せな気分になれる華やかな作品」
初めてインド映画をみました。様々な色の美しさ、美しい女性、美しい踊り。ウットリしてしまうような気分になりました。
作品の中にはいろんな恋や愛がちりばめられています。そして家族のつながり。
レンタルビデオ屋さんでふっと目に入ったので借りてみたのですが、久々に「当たり」を引いたような気がします♪
・「主人公の微妙に揺れ動く心が表れる表情がいいです。」
マリーゴールドの鮮やかな黄色がとても印象的。丁寧に心情も描かれているし、主人公の微妙に揺れ動く心が表れる表情がいいです。かなりお奨めです!
監督・ミラ・ナイールさんは、この映画で2001年ベネチア国際映画祭で金獅子賞をとりました。彼女によると、結婚式は、「男と女、親と子、金持ちと貧乏人、近代と伝統……。結婚式ではいろいろなものがぶつかり、人間のいろいろな面が表れる。ドラマも盛り上げやすい。シェークスピアもチェーホフも使った手です」とのこと。
・「素晴らしい作品です。インドの文化はやはり美しいですね。」
待ちに待ったDVD版発売!一ヶ月も前から予約をして楽しみにしていました。結婚式はどの国でも同じようですね!家族同士や、親戚、招待客のこと。慌しい様子が上手に描写されていて、とても面白いです。また臨場感が味わえ、映画の中にすぐに浸透してしまいました。感動のフィナーレに涙もし、ヒンディーポップが聞こえてくる時には、涙も笑いもあふれ一緒に踊りたくなったほど、感動、感激でした。インドの映画を見るのは初めてでしたが、これから違う作品も集めてみたいと思います。
・「踊らないインドムービー」
さらりとした、でも、泣ける現代インド映画。インド(パンジャブ地方)独特の生活習慣の中での、結婚前の娘と父の心の葛藤が描かれている。また、同時進行で、結婚式に集まった人々における、ロマンス、過去の問題等、様々なストーリーが展開される。監督は、代表作カーマスートラで有名なハリウッド女性インド人監督。
・「恋したくなる映画です」
全く異なる二つの恋愛ストーリーで構成されており、前半のひたすらパイナップル缶を食べまくる金城武もそれなりに良いですが、何と言っても秀逸なのは後半のフェイ・ウォンです。現実には絶対いそうにない、一歩間違えたらストーカーみたいな娘を演じているのですが、不思議とそのピュアな気持ちが見る者に伝わってきて、意味もなく自分でも恋したくなってしまう、そんな魅力に溢れています。
独特のカメラワークと編集に注目が集まる王家衛ですが、音楽のセンスも最高です。この映画でも、フェイ・ウォンの「夢中人」やママス&パパスの「夢のカリフォルニア」が非常に印象的に使われています。
とにかく、べたべたな恋愛映画に食傷気味な人ほど見てもらいたい、そんなさらっとした恋愛映画です。
・「特に音楽が良い!」
以前観た時は良さが分からなかったのに、今観るととても面白い。乾いた作品なんだけど、日本映画や韓国映画のじめじめした湿気が苦手なので、これ位が丁度良い。映像や音楽がポップでお洒落で、王家衛(ウォン・カーウァイ)監督の映像美学やセンスが感じられます。明確なストーリーラインが無いアート系の作品なんだけど、恋する心の機微を上手に描写している。観ていて「これって、あるある!」と思うもん。登場人物が話す台詞や起こす行動は実にリアル。下手なトレンディドラマじゃこのリアリティは出せないね。それに、『恋する惑星』に期待していたのは、物語性より、お洒落な映像と音楽に載った香港スター達だから、彼・彼女達が魅力的に映っていたのが嬉しかった。ラストのオチにグッときて感動して泣きそう。ブリジット・リン(林青霞)出演シーンでは、香港風俗(エロという意味ではなく)の生々しさが出ていて良かった。独断と偏見による男優・女優の見所(萌え所)を書きました。↓
・「現実感・・・」
僕はこの映画を見るまでは、恋愛映画は大嫌いなジャンルでした。そこには人になにか伝えようとする人間の浅ましさが見えたからです。この映画は僕の中で昔見たデニーロの”恋に落ちて”以来の純愛映画です。最近の仕方の無いラブストーリーに飽きた人は是非・・・
・「大好きな作品」
失恋男役の金城武&男に裏切られた女役のブリジット・リンの1話と不思議ちゃん(?)役のフェイ・ウォン&失恋男役のトニー・レオンが演じる2話目のオムニバスドラマです。1話目はブリジットの演技が良かった。ずっとサングラスをしたままなのに彼女のやるせなさや哀しみが伝わって来ます。恋の賞味期限話も良いですよね、必死にパイン缶を食べる金城武良かったです。2話目はラストが良い。本当に好きな人の生身に近付く不安に逃げ出してしまうフェイ。ラストのトニーはそんな彼女の全てを受け入れたようでとても素敵でした。
・「フェイ・ウォン好き……」
フェイ・ウォン好きには、たまらない映画です。この映画は、前半と後半で、二つの恋物語が描かれているのですが、後半に出てくるフェイの演技が、すごく自然体で、とってもキュート!フェイ自身が歌う、主題歌の「夢中人」も名曲です。
・「ユーモアと感動を大げさではない演出で。」
わたしこの作品が大好きになりました。見る前の想像は、カザフスタンからニューヨークに行ってドタバタ珍道中する「ボラット」のような作品だとばかり思っていました。 イスラエルはかつてアラブ諸国からは承認されていない国家であり、エジプト・イスラエル平和条約締結後もエジプトとイスラエルの関係は絶えず微妙な関係にある仲の良くない国同士。そんなイスラエルに訪れたのはエジプトの警察音楽隊8人。空港に到着しても彼らを出迎える車は来ず、なんとかして空港職員に聞いたバスに乗り込むが到着したのは一文字違いの全く別の地。国も言語も風習も宗教も違う土地で迷子になってしまった8人編成の警察音楽隊の運命は。バスの中での「今度はない」の会話でわかりますが、彼らの音楽隊はいつ解散させられてもおかしくないような立場にあります。それをわかっていて覇気のない不安げな表情を見せる団員を、アレキサンドリア警察音楽は安泰だと励ましながらも自らを納得させる団長。この団長の、生真面目でジョークも言えず音楽隊に誇りを持つ寡黙な態度。これが警察音楽隊の方針と姿勢を良くあらわしていて、作品に重みを与えてくれました。次第に団長に好意を持つ食堂の女主人のディナ、それでも任務に忠実に自らがイスラエルに来た使命を忘れない団長の態度にはむずがゆいけど逞しい何かを感じさせてくれるのです。若い団員のカーレドはとても軽くて、そんなカーレドに厳しく接する団長とは相容れないのですが、最後には団長はカレードのことを息子のように思っているのではないかと感じてきて泣けてしまいました。登場する人たちそれぞれが今何を感じてどんな思いをしているかの感情が伝わってくるし、2回3回見ても見ている側の感情を揺さぶってきます。「演出が大げさでない」のが演出という名作でした。
・「心に沁みこむ」
コメディですが、思い切り笑える映画ではありません。泣ける映画でもありません。説教じみた映画でもありません。でも、観ているうちに心に沁みこんで来る映画です。 存続の危機?にある警察音楽隊が、やって来たのは一文字違いの町。一晩泊めてくれると言う食堂の女主人と従業員との交流が描かれています。観ていて、お互いよそよそしく、ぎこちないところもありますが、国家や民族の違いはほとんど気になりません(むしろ分からないくらい)。むしろあっけなく打ち解けて行きます。特に夜の町から帰ってきた隊長と女主人のやりとりが良かったです。若い隊員(間違えてやって来る羽目になる原因をつくる)も従業員に恋愛指南します。 翌日、女主人と別れを交わし、目的地についた音楽隊は拍手の中でその役割を果たし映画は終わります。国家も民族も関係ない。これから分かり合うんだから。そんな想いが伝わってくる映画でした。
・「日がたつにつれじわじわと…」
面白いタイトルだなと借りてみました。特に大事件もなく淡々と進むストーリーにさらっとした印象でした。内容よりむしろ中近東の空気感や風景に意識が行き、このところアメリカ映画ばかりみていた自分には大変新鮮に感じられました。日がたつにつれいろんなシーンを度々思い出したり、自分の生活の中に同じようなことを見つけて共感したりと、余韻を楽しんでいます。特筆すべきはレストランの女主人で、彼女に魅了されました。とても綺麗で、自由な雰囲気の役がよく合った女優さんです。
・「忘れられない一夜の物語」
本作は,昨年の東京国際映画祭の最高賞“東京サクラグランプリ”を受賞しています。そして,カンヌ国際映画祭のある視点部門にも出品され,同映画祭で3冠を達成しました。その内のひとつは,“一目惚れ賞”といって元々カンヌ映画祭には存在しない賞なのですが,審査員がこの映画を気に入って,そんな賞を作って与えてしまったというほど魅力的な作品なのです。ああそれなのに,それなのに,“夢みるゆめさん”がお書きになっているとおり在庫はたった4枚ですから,レンタルできるのは何時のことやらという感じですね。
本作はイスラエルの映画です。ご存知のとおり,イスラエルという国は,宗教的,政治的なイメージが非常に強い国ですから,その国で制作された映画となると,イデオロギー性の強い作品かと構えてしまいますよね。でもそんな心配は一切無用です。まずは,文化交流のためにイスラエルを訪ねたエジプトの警察音楽隊が迷子になってしまうという発想自体が面白いです。ドラマの展開も国境を越えたユーモアに溢れ,町の住人たちと音楽隊メンバーの心の交流は,たとえ言葉が通じなくても音楽は心をつなぎ,男と女の恋は万国共通であることを優しく再認識させてくれます。温かくて忘れられない一夜の物語,とってもいいお話しですよ。
・「繊細な「愛」と「情」に満ちている。」
良かった〜、佳作かもしれないけど、心に沁みました。。長い間敵対関係にあったエジプトとイスラエルって説明にあったけど、、ホント政治とか宗教とかが腐ったやつらにコントロールされて、戦争が起きるのよね〜。
劇中にエジプトの大将が「最近、音楽を練習する人が少なくなっています、金儲けとか効率化とかで忙しくて、、」という言葉が物語っているわね、、。私利私欲に走ちゃってさ、、、日本でも言えるけど、、戦争を起こすと直ぐ、音楽や芸術を規制するじゃない、、皆音楽とか芸術を学ぶべきよね〜。
「ストリングス」や「善き人のためのソナタ」のレビューにも書かせてもらったけど、、政治、宗教、イデオロギー、は確かに必要かもしれないけど、たった一人の指導者の心に左右されてしまうのよ、、その人の心が腐っていれば、その人に政治も宗教もイデオロギーも利用されてしまうわけ、、皆を幸せにしない、政治、宗教、イデオロギーなんて意味ないわよね〜、皆で音楽でも奏でて、楽しく、戦争をしそうな国同士でホームステイでもしたらいいのよ!!!
って言う話と、、、男と女の物語よね〜、それがとてもうまくマッチしていて、、何とも言えない切なさと暖かさがある映画ね。。。恋っていうものって、、予期しない時に突然やってくるじゃない、、、お互いいろいろな事情があって結ばれない恋もあるけど、、、そういう恋の物語でもあり、、、そして一方で、、人って寂しがりやだから、何か、、肌の触れ合いを求める時もあるわよね、、、心が寂しい、、体が欲する、、肌と肌の触れ合い、、、そして、椎名林檎ちゃんの歌詞にもあったけど、粘膜と粘膜が触れる甘美な世界、、、。
この映画って、戦争なんてバカらしいっていうようなメッセージもあるけど、、いろいろな人の繊細な心の要素が詰まってて、、とてもとても、、「愛」と「情」に満ちた映画よ。。。
笑いもあるし、、とっても、、オススメ〜〜〜〜〜!
・「手元に置いておきたいDVD」
今日DVDが届いたので、早速見てみました。いいDVDです。パッケージも凝っているし、特典ディスクも、期待を裏切りませんでした。メイキングや、出演者のインタビュー、それから作品に登場するクレーム・ブリュレの作り方まで入っています。アメリの世界に惹かれた人にとって、うれしいおまけです。
フランス語と日本語の音声だけではなくて、監督の解説というのを選べるのも面白い。撮影の苦労、それぞれのシーンの元ネタ、出演者への思い入れなどを聞きながら作品を見てみるのも楽しい。
いい買い物をした気分です。
・「空想が好きで中々後一歩が踏み出せない慎重な性格の方にお勧めする映画」
アメリという子供のときから一人で過ごすことが多かった空想好きな若い成人女性のお話です。彼女はある些細な自室での「発掘」から冒険を始めます。その冒険の過程で様々なことに気が付き、冒険の最後に自分の生きがいを確信します。その生きがいとは他人の人生を軌道修正すること、です。
例えば普通の人間はどこかしら日常にあきらめに似た満足をしていて、これで十分、これ以上は自分には望めない人生だ、と思っている節があります。たとえそれが不幸なことでも多くの人はそれを受け入れて自分の一部にしてしまっているのです。
そこを彼女が他人の人生のレールにちょっした仕掛けをしてその人に一歩を踏み出させたり忘れていた何かに気が付かせたり、幸せな思い込みをさせて変化を与えたりしていきます。
それを何度か繰り返していくうちにやがてアメリは自分にとっての幸せを客観的に考えるようになっていきます。彼女も幸せが欲しい、だけど幸せは目の前にあるはずなのにそれに手が伸ばせない・・・そんなアメリのお話です。
・「メルヘンの世界へ!!」
なんて理想的な話と色なんだ。 毎日毎日、、、1日4回以上は見てしまった。
色と女優のコントラストの良さ。 感激した。
・「映画の中のアメリは、ポスターよりもっとかわいい!」
テンポの良さについていければ必ず気に入ると思います。
最初は笑っているでしょうが、やがて自分にダブらせて切なくなり、最後には幸せな気分になって見終わるはずです。この気分にはまってしまえば何度も見てみたいと思うだろうし、細かなところを確認してみたいと思うに違いありません。その意味ではDVD向きです。一度目でも十度目でも、いつでも新鮮に見られる貴重な映画です。
ひとつだけ不満を言えば、ポスターのアメリより、映画の中のアメリの方が数段かわいいことくらいでしょうか。
・「毎日観ていたい映画」
この映画を観たとき、いつもはビデオ・DVDは買わない私でも、「これはいつでも観たいときに観たいな」と思いました。ゲラゲラ笑って、ちょっぴり考えさせられて、最後にハッピーになれるそんな元気の素のような映画です。フランス映画って分かりにくいから、ちょっと・・・、という人にも、ぜひぜひ気軽に観てみたら?と薦められる、観る人の年代を問わない映画だと思います。(私も、義母(60歳)と観に行きましたが、とっても楽しんでいました(最初のシーンでは爆笑していました))
・「トラン・ヌー・イェン・ケー監督の最高傑作」
セリフらしいセリフがほとんどありません。(中国以外の)東アジア・東南アジアの人々特有の、「目で語る」というのでしょうか、東洋人の沈黙の美しさと謎めいた雰囲気が醸し出されていて、とても素敵でした。 物語は、よく考えてみると丁稚奉公の働き者の少女が美しく健気に成長し、ひたむきに尽くすことで優勢な恋敵から初恋の男性との恋の成就を成し遂げるというストーリーなので、「おしん」に通じる正しく生きることは報われるのだ、とかいう、そんな感じです。 しかしながら、少女のかわいらしさと美しいけれど愚直にしか成長できない姿に、見た人は夢中になっていきます。何度も見ましたが、詳細なところまでよく考えられているなぁ、と監督のこだわりに感心します。 ハリウッド映画のような面白さはないけれど、とても価値ある映画だと思います。実は日本で売り切れ状態だったので、ベトナムまで行って買ってきました。ホント、何度も見てください。ステキですよ。
・「言葉以外の感受」
アジア特有の湿度、熱帯植物のさざめき…セリフ(言葉)は最小限に抑えられている。その効果で他の五感が非常に働く映画です。メイドおばあさんの作るお料理も香りたつような。。
その昔、アンアンなどで取り上げられたこの映画。伝説の映画はシンデレラストーリーでありながら、1人の女性の成長が細かに描かれています。尽くしているように見えるがどっこい、自分の仕事を理解してこなす。その美しさに物語が動くのです。
検索しつづけて早、何年…DVDが出たことはかなりの喜びです。
きばって暮らしているあなた。是非見てください。
・「透明で純粋なココロ」
物語の舞台は、1951年ベトナム・サイゴン。 貧しい家庭に生まれた10歳の少女ムイは、 家計を支える為 アルお金持ちの家族の元で 召使いとして奉公に入るコトになります。(つまり売られる・・・ それから 10年後20歳になったムイは、 奉公先の経済的事情から 初恋の相手クェン(音楽家)の家に奉公先を変えた。 成長して大人になったムイの 2部に分かれた物語。
コノ映画全編が フランスで作られたセットによる撮影とは思えない・・・台詞が極端に少なく、無駄なものが殆ど無い。 シンプルでいながら、映像の美しさ、音樂の美しさ、 少女ムイの心の美しさ、その少女の恋の美しさ、全てが美しい。 言葉少なく美しいアジアンテイストで上質な仕上がり。 パパイヤ、と聞いてまず思い浮かぶのは、 あの 黄色くてネットリとした 甘い南国の果物。 けれども、熟する前のパパイヤは、 割ってみると瑞々しく 真っ白で 清々しくって 胡瓜にも似た味がするのです。
少女ムイに 奉公先の先輩奉公人が パパイヤの裁き方を教えるシーンが印象的。 緑に覆われた庭先で そよそよと風がそよぐ中、 先輩は 少女に 無言でお料理を少しづつ 観せて教えていく。 まず若いパパイヤの皮をむき、包丁で垂直に切れめを入れる。 その後、削ぐように包丁を動かすと、 線切りのような 美しい白い糸状のパパイヤが 更々とまな板の上に積み重なる。 そんな 青いパパイヤと少女ムイを掛け合わせたネーミングも素敵。
田舎から奉公にやって来た少女ムイの成長を通して、 その屋敷に住む人々の生活を描いた作品なのですが、 ヌイの奉公先は、奥様と旦那様 2階にこもりきりの大奥様。 そして、3人の息子が暮らす家。 庭には青いパパイヤがなる木があり 窓から顔をのぞかせて その匂いをクンクンと嗅ぐムイがとっても可愛らしい。 無垢で トテモ 美しいコで 女性なら母性全壊かもw
個人的には、少女時代の1部がスキですが、おとなになった ムイを描いている 2部も 負けず劣らずの透明感。おとなになった ムイを演じている女優サンは、のちに 監督の奥様となります。
サイゴンが舞台の映画となると イメージしたのは、 戦争・噴煙・闘争・貧困等を想い浮かべるたのですが、 ソンナ シーンは 全く出て来ませんでした。 ただただ ベトナム人の 平凡で静かな日常と、 少女ムイの日常が淡々とスクリーンに映し出されているだけ。
コノ映画には 料理のシーンがヨク出て来る。 そこで作るムイの料理は、実に細やかな心づかいに溢れている。 ご飯は冷めないよう蓋をして、料理も素材感を大切にし、 丹精込めて 盛りつけも美しく工夫する。 小さなお盆にのせ、大切そうに運ぶムイ自身も、健気であり、美しい。 食べる人を大切に思い 食べ物をひとつひとつ大切に扱う。 彼女の心の美しさが反映されている様なお料理の過程と できあったお料理の数々なのです。
トラン・アン・ユン監督は、 フランスで映画を学びフランスに在住するベトナム系フランス人。 コノ作品が 初監督作品。ソウとはとても思えない 上質で完成された仕上がりに驚く。 アジアン・ヌーボーといわれるフランス映画の影響も感じられる作品で セリフの少なさが 寡黙なベトナム少女ムイとソノ周りのベトナムの光と影の美しさを際立たせゆったりとながれる空気感と光りと影の陰影が美しい作品。 1993年作の古い作品では あるけれどコノ映画の持つ美しさはきっといつまでも褪せる事はないと想う・・・ トッテモ素敵な映画です。
出来れば 時間を気にしなくてイイ オヤスミの日の昼下がりに ひとりでゆったり観て欲しい映画。
・「東洋の自然と映像美」
静かな作品で言葉も少ない。その分、ピアノなどの音が全体に響く。下働きのムイという少女の大人になっていく姿をとおしてアジアの静かな感性がやさしく美しく響く。じっと耐える姿はリンとして美しくその中から幸せを感じていくことを通して、アジア的な情緒が感じられる。
また、ベトナムの家の造りや食事が自然の中に一体化しているのが、東洋の作品を感じさせる。
好き嫌いはあると思うが西洋の起承転結のはっきりした作品とは一味違う映像美だと思う。
・「匂いたつ野菜炒め」
村上春樹『ノルウェイの森』の映像化ということで昨今ちょっとだけ話題のトラン・アン・ユン。とにかく空気感、温度というものを伝えるのが上手です。ベトナムの色鮮やかな太陽や花々が本当に美しい。接写が多く、登場人物の睫や汗や指の指紋、或いは蟻や蛙の皮膚や手足、野菜炒めの油、煙、匂い。まさに五十嵐大介の描く漫画世界のようで、それはつまり言葉の外側の世界です。本来、漫画や映画が言葉を越えた世界にあるのは当然なはずなのですがどうも言葉(物語)に還元できるような作品ばかりの昨今、こういう作品はやはり貴重でしょう。一見不調和なエリック・サティの音楽も、ベトナムの穏やかな楽園らしさを強調していて心地良く思えてくる。登場人物の女の子もすごく可愛いです。ああ、ベトナム料理屋で野菜炒めが食べたい!
・「「生きられない」」
「生きられない。」劇中に、ビリーが言う、この言葉にこの作品は象徴されているような気がする。両親への疎外感、感情表現が未熟なゆえの対人関係のもつれ、過去の恋愛の狂信的な美化とそれに対応するだけの現実の重荷、そういったものが劇中ビリーにのしかかってくるのである。ビリーは自分がどんな存在であるのか気づかないまま、いや気づくことを恐れているまま、その場をしのごうとするのだが、ビリーは問題を解決するだけの強さはなく、ただ打ちのめされるスパイラル的に落ちていく現実が描かれている。しかし作品の後半においては、ビリーはレイラによって解放されていく。レイラはビリーになかば拉致されながらも、ビリーを理解しようとし続けるのである。「こんなマリア様みたいな女の子は絶対にいない!」などと思いながらも、その献身的な姿やビリーとのかみあわないやりとりは、みていて楽しいし、大げさかもしれないが何か希望じみたものを感じさせてくれるし、ラストはホントに「そっか・・・ビリー」といいたくなるような感動があると思う。
・「V・ギャロよりも、敢えてC・リッチのファニーさを!」
ヴィンセント・ギャロの、身を削ぎ落とされるようなひりひりした“恋愛”映画、待望の再販廉価化だ。ムショ帰りで、孤独と寂しさに苛まれ荒んだ心、神経症的で情緒不安定、鬱屈した感情をキレかかってでしか表現できず、肉親や女性からの愛情を渇望しながらも一向に報われないダメ男。このどうにもみっともなくて情けない主人公を、繊細でピュアな一面も描きながら観る者に共感を抱かせる人物として自ら演出、演じきったギャロ。脚本、音楽も手掛け、過分にナルシスティックな部分も見えるが、傑作である事には間違いない。そして、映画をより感動的なモノにしたのが、まるで天から降臨してきたかのようなクリスティーナ・リッチの存在感。半ば誘拐、恫喝されながらも、彼の両親の前で事もなげに幸せな婚約者を演じ切る強靭さと慈母の如く振舞う包容力、そして少女のような可憐さと、最新作「ペネロピ」でもフェアリーテールぶりを見せていた彼女の、ファニーで類稀な表現力を存分に味わえる。あのなんとも切ないスピード写真機の中での、そしてもどかしくも愛しいモーテルでの、フィルムのフレームに収まったふたりの仕種、表情の痛切さと優しさを確認すべく、何度も観たくなる映画だ。
・「ビリーが可愛いい」
ハリウッドの派手な映画に飽きた人にオススメです。
映像が面白くて音楽がめちゃくちゃカッコイいです。
はじめてみた時は主人公のビリーが、トイレを探しまくってイライラして‥なんか変なの観ちゃったなぁ〜 なんて思いました。女性は同じこと考えるんじゃないでしょうか?
でもどんどんみていくうちに、両親を愛しているけど両親は無関心というビリーのかなしさが伝わってきます。途中で出会った優しいレイラに両親からの呪縛に解放されるのです。へなちょことも思える、ビリーの気持ち(たぶんギャロ監督のメッセージ)私もレイラのような女性になれたらなんて思いました。
フットボールにしか興味がない冷たい母役のアンジェリカ・ヒューストンがいい味です。
・「愛をくれる人を大切にしよう」
「求めて得られる愛より、求めないで得られる愛の方が素晴らしい」 シェイクスピアの言葉ですが、この作品からも同じような事が感じとれます。 自分が愛してる人を大切にする事は自然な流れですが、自分を愛してくれる人が居たならそれ以上にその人を大切にしたい、そんな大切な事に気付かせてくれる作品です。
・「ハート型のクッキー」
この映画は、ラストシーンに全てが集約されているような気がします。
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