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▼類書とは一線を画した良書:セレクト商品

頭のいい人が儲からない理由 (講談社BIZ)頭のいい人が儲からない理由 (講談社BIZ) (詳細)
坂本 桂一(著)

「この著者は本物です!!」「オッサンの説教にいかしたヒントが」「ソフトウエア界の草分け」「痛快な一冊」「ビジネスの『本質』について考える事ができる」


東京ルール東京ルール (詳細)
都会生活研究プロジェクト(著)

「暇つぶしに」「東京って…(―u―;)」


いい男には恋のルールは通じない!―本命の彼とうまくいく方法いい男には恋のルールは通じない!―本命の彼とうまくいく方法 (詳細)
倉田 真由美(著)

「意外と正しいですよ」「なぞがとけた」「勉強させていただきました」「納得」「いい男もいい女も同じだけれど、、、。」


食品の裏側―みんな大好きな食品添加物食品の裏側―みんな大好きな食品添加物 (詳細)
安部 司(著)

「日本、かなりヤバイ〜隠された著者の強いメッセージとは〜」「非常に考えさせられる内容でした。」「今、子育て中のお母さん・お父さん、読む価値あります。」「食に対する意識が変わります!」「意識が変わります。」


「ジャパニメーション」はなぜ敗れるか (角川oneテーマ21)「ジャパニメーション」はなぜ敗れるか (角川oneテーマ21) (詳細)
大塚 英志(著), 大澤 信亮(著)

「戦後まんが=戦後民主主義の擁護(平和憲法はディズニーである)」「第二部は説得的」「業界批判は重要」「“国策としてのジャパニメーション”に冷水」「好き嫌いは別にして十分興味深い内容」


150キロのボールを投げる!―速い球を投げるための投球技術とトレーニング法150キロのボールを投げる!―速い球を投げるための投球技術とトレーニング法 (詳細)
竹内 久外志(著), 花岡 美智子(著)

「実践向きの良い本です」「メジャーリーガーをめざすぞ!」「連続写真は必見」「全ピッチャー必読の書だと思います。」「速い球を投げる」


「こつ」の科学―調理の疑問に答える「こつ」の科学―調理の疑問に答える (詳細)
杉田 浩一(著)

「理系の人にもお薦め」「オススメです。」「理系にはぴったり!」「調理の一長一短を理解して、さらに美味しい料理を作りたい人に。」「丁寧な梱包」


博士の異常な健康博士の異常な健康 (詳細)
水道橋博士(著)

「大人の腰を思わず浮かせてしまう濃縮実践本!」「本物を見つける指南書として、」「かなり参考になる」「今年買った本の中でNo.1」「必読!」


Cプログラミング専門課程Cプログラミング専門課程 (詳細)
藤原 博文(著)

「是非一読すべき本です」「C言語の入門書を読んだ後に」「入門の次に」「他の本が触れない部分に重点を置いた率直な内容」


美味礼賛美味礼賛 (詳細)
海老沢 泰久(著)

「現代日本で本物のフランス料理を食べられる理由」「フランス料理の神様の挑戦」「料理が芸術になる過程とは」「日本に”本当のフランス料理”を紹介した男の生涯」「味わう本」


自然流「せっけん」読本―洗たく、食器洗い、入浴、シャンプー、住いのそうじ自然流「せっけん」読本―洗たく、食器洗い、入浴、シャンプー、住いのそうじ (詳細)
森田 光徳(著)

「アトピーが治った。」「読みやすく石けん生活のメリットが書かれています」「石鹸生活のためになる本」


ザ・ゲーム 退屈な人生を変える究極のナンパバイブルザ・ゲーム 退屈な人生を変える究極のナンパバイブル (詳細)
ニール・ストラウス(著), 田内 志文(翻訳)

「ナンパ以上の気づきがある」「トレインスポッティング」「良書。」「使えると思う」「この本は完全なマニュアルにもなります」


「30代後半」という病気「30代後半」という病気 (詳細)
堀切 和雅(著)

「いつまでも若いと思っている人へ」「30代後半を生き抜くために」


朝鮮民族を読み解く―北と南に共通するもの (ちくま学芸文庫)朝鮮民族を読み解く―北と南に共通するもの (ちくま学芸文庫) (詳細)
古田 博司(著)

「差異を認識するための良書の一つ」「イデオロギーを越えた良書」「秀逸な朝鮮民族論」「朝鮮民族を読み解く」「近くて遠い隣人」


中国動漫新人類 日本のアニメと漫画が中国を動かす (NB online books)中国動漫新人類 日本のアニメと漫画が中国を動かす (NB online books) (詳細)
遠藤 誉(著)

「意外なまでの読後感」「中国動漫事情を知る画期的な書」「サブカルチャーの威力が見える」「日本に滞在している若い中国人の心を垣間見ました」「強い説得力を持って読者を魅了する」


最前線のリーダーシップ最前線のリーダーシップ (詳細)
マーティ・リンスキー(著), ロナルド・A・ハイフェッツ(著), 竹中 平蔵(翻訳)

「【座右】リーダーシップ、問題解決、そしていかにして生き残っていくかについての処方箋」「リーダーシップを発揮するということは、危険な生き方をするということである」「バルコニー席でクールに、ダンスフロアで熱く」「生々しいリーダーシップ」「リーダーシップとは人を問題と向き合わせること。」


なぜ会社は大きくすると潰れるのか (アスカビジネス)なぜ会社は大きくすると潰れるのか (アスカビジネス) (詳細)
不破 俊輔(著)

「手に汗握るビジネス書」「涙が出るビジネス書」「経営者の責任の重さを、擬似体感。」「やっぱり会社は中くらいでは潰れてしまう」「責任を取らない人は会社を潰す」


ブラック・スワン[上]―不確実性とリスクの本質ブラック・スワン[上]―不確実性とリスクの本質 (詳細)
ナシーム・ニコラス・タレブ(著), 望月 衛(翻訳)

「複雑化する社会の不確実性を解き明かす名著」「うろこがいっぱい張り付いた目を浄化してくれる」「社会科学の対象としての“人間”をと゜うとらえるか−認識論の再検討−」「「専門家」の権威に盲従しない勇気」「予測できないもの(Black Swan)の本質的な理解を促す啓蒙的な著」


「食糧危機」をあおってはいけない (Bunshun Paperbacks)「食糧危機」をあおってはいけない (Bunshun Paperbacks) (詳細)
川島 博之(著)

「一面的な物の見方にならないように一読を!」「気楽に読める「食糧危機」の最前線」「地に足がついた感覚を得た」「食料危機の風説を豊富なデータで論破」「ペーパバックスのいいところ」


▼クチコミ情報

頭のいい人が儲からない理由 (講談社BIZ)

・「この著者は本物です!!
 いやぁ、すごい本です。多くの自己啓発書を読み、新聞も毎日読み、時間管理をしっかり行い、無駄のない生活を送っている頭でっかちな人間(わたしもそうですが)に是非読んでほしいです。

 目次を見ただけでもすごいです。人脈なんかつくる必要はない、新聞を読むのはムダ、まじめで勤勉だと成功が遠ざかる。。。。。あまりに常識外な内容ばかりで正直最初はかなりぶっとんだ本だと感じました。語り口調も自信満々で偉そうにも感じますし、この本を手に取ったのはミスチョイスだったかとも思いました。が、読み進めていくうちにこの著者は本物なんだと思うようになりました。

 確かに常識はずれでありぶっとんだ発想です。ですが、この人は本当のトップを見ているのだと思います。2番でも3番でもなく1番の人間を見据えているからこれらの発言が生まれるのだと感じました。巷に溢れる自己啓発本・成功本を信じて成功を目指すか、この著者のぶっとんだ発想で成功を目指すか。。。。。最終的には自分の頭で考えて結論を出す必要があります。ですが、この自分の頭で考えるということが真の成功者への第一歩なのだと気づかされました。

・「オッサンの説教にいかしたヒントが
時間をかけて迷うな、調査は意味がない、と言いながら、見る前に跳ぶな、徹底的に準備しろと、矛盾に満ちた説教が続く。ビジネス指南書を読むやつはダメだ、と言いながらこの本を出していること自体がどうもおかしいじゃないか。と思いつつ、居酒屋でオッサン(上役か大先輩)の話を聞かされているうちに、ま、言わんとしていることも分かるような、けっこういかしたヒントが混じっているような。そんな感じでしたよ。

・「ソフトウエア界の草分け
著者の坂本さんはソフトウエア界のドンのひとり。

コンサルタントの口先だけのマーケティング理論とはパンチの「重さ」が違う。

パソコンが普及していなかった、評価されなかった頃から世間と戦い、本当に行動してきた人と、どこかの本から知識を拝借してきた人との差というべきか。

著者が言っていることは間違っているのかも知れない。しかし、それで実際にやってきた人の行動や言葉は、そもそも、次元が違う。

拍手。

・「痛快な一冊
非常に痛快で、メッセージ性の強い一冊でした。特に第2章「常識はビジネスの敵だ」は、非常に考えさせられる部分でした。第4章「儲けのメカニズムを見つけよ」も改めて徹底的にやることの重要さを思い知らされました。商売人は必見の本だと思います。

・「ビジネスの『本質』について考える事ができる
教科書や教則本では学べない、「ビジネス成功の本質」の数々が、コンパクトに詰まっています。起業を志す若者や問題意識を持つビジネスマンに強くおすすめしたい作品です。

著者の坂本桂一氏は、PCパッケージソフトの草分企業・サムシンググッドを東京大学在学中に創業。今でこそ、ソフトウエアはマーケティング商品となっているが、坂本氏は当時から、売れるソフトは技術ではなく、売るための仕掛け作りである事に着目していました。

本質が全て。つまり、「常識」や「ルール」とは異なる「本質」というものがある。「本質」には、時と場合によって、「非常識」や「反則」も許容範囲に入ってきます。本書からは、リアルなビジネスを生き抜いた人からしか伝わりえない「本質」的な事が、びしびしと伝わってきます。

アドビに買収される前のアルダスやマクロメディアを見出し、PDFやフラッシュが世界標準になる過程で、日本市場において北米以上のシェアを獲得した事、プリペイド型デジタルマネーの定番・「ウェブマネー」や最後発からトップブランドにのし上げた「筆王」のマーケティング戦略実践から成果に至るまで、坂本氏のマーケティング戦略のプロセスを中心に、1エピソード1エピソードがコンパクトに収まっていて、読み進めていて全く飽きない内容になっています。

頭のいい人が儲からない理由 (講談社BIZ) (詳細)

東京ルール

・「暇つぶしに
量が薄いので、10分ぐらいでサクッと読み終えます。クスッと笑う箇所があっただけで、いい暇つぶしになりました。

簡単な上京者のための東京本です。東京地元民が読んでも物足りなさは否めないので暇つぶし本です。

・「東京って…(―u―;)
「大阪ルール」という本を読んで、これも読んでみたいなぁと思ってたら見っけたので読んだ。自分が関東の人間だからだろうが、大阪の本より楽しめなかった。東京人はうどんよりそば派って書いてあったけどそんなこたぁねえべ。でも一畳のサイズがそれぞれの地方で違うってのは勉強になった。東京の人が美容院で「かゆいとこはないか」って聞かれたら必ず「かゆくない」って答えるってのはウケた!これを読んで一番思ったこたぁ、やっぱ東京って良く思われてねえな〜

東京ルール (詳細)

いい男には恋のルールは通じない!―本命の彼とうまくいく方法

・「意外と正しいですよ
漫画家としても文化人(?)としても、くらたまに対する私の評価は低いんですが、この本は意外とツボでした。

自慢しちゃいけないとは思うんですが、私自身がいい男とうまくいった経験から言うと、まさにここに書いてある通りの行動をとってました。

ムリめの男を狙って苦しんでる方にはこれとあと「ぐっどういる博士」の本を抱き合わせでオススメします。ただ、くらたまの本はマケプレで1円で買えばOKですよ。

・「なぞがとけた
なにげなく手に取った本ですが、長年の「なぜどうでもいい男には好かれて本命には好かれない?」の謎がとけたようで、脳みそすっきりです。くらたまさん、ありがとう。ふつうの男といい男は人種が違う論、私は実感として納得。ちまたのモテ本、小悪魔テクニックが通用しない男っているんです。それぞ、「いい男」。いい男に惚れて痛〜い行動しちゃう女子、「重い女」になっちゃう女子にぜひ読んでほしい一冊です。

・「勉強させていただきました
もの書きの末席におります私。大先輩の倉田先生から学ばせて頂きました。得るものは多かったという点で星5つ。モテる男性とモテない男性では好む女性やアプローチの仕方がちがい、相手によって努力の仕方をかえるべきだというのは深く頷けます!ただ私なら、仕事ができる魅力あふれる男性であっても、自分の言動で友人が傷ついていても気付かず、二時間待たせても平気で、頼られるのを好まず恋人が苦しんでいてもめんどうくさいという男性は「だめんず」にカテゴライズしますが(汗)

・「納得
この本は、女に全く不自由しない所謂「もて男」に恋する女向けだと思います。経済力・外見・センス・コミュニケーション能力が高い男が私にとっての「いい男」定義ですが、この本に書いてあることのほとんどは「その通りだと思う」でした。特に、いい男は恋愛のプライオリティが低い。ほんとそう。仕事がめっちゃ出来る男は恋愛よりまず仕事。

でも・・

この本を書かれた時期のくらたま氏は大恋愛していてその相手の事を書いておられるのでかなり偏っている意見もありました・・。

でも、くらたま氏らしい切り口でおもしろかったです。

・「いい男もいい女も同じだけれど、、、。
倉田さんは、こと細かく落としのノウハウを書いてらして、迷っている方には参考になるとは思います。私は40代の男で、部下などの若い女性の考え方を知りたくてこの本を読みました。 結論から言うと、いい男とは若くして「自分の思想、生き方、等が確立している」者を言うのではないかな? と、いう感想です。逆にいい女も、それに当てはまる気がします。右顧左眄をして、流行を追い、雑誌を熟読しノウハウを得ても、所詮、皆が知っている知識にしかすぎません。いい男と付き合う為には、自分自身もいい女にならなければ釣り合いがとれず、結局ダメになるでしょう。細かい事は、この本に任せますが、女性も自分自身に努力をされて人として魅力のある人間(女ではない!)を目指して下さい。他人の心を読み解く努力は、どの年代の人にも必要な事です。若くして、この能力を手に入れれば、人生の成功者になり得ます。恋愛だけには限りませんよ。

いい男には恋のルールは通じない!―本命の彼とうまくいく方法 (詳細)

食品の裏側―みんな大好きな食品添加物

・「日本、かなりヤバイ〜隠された著者の強いメッセージとは〜
私は食品添加物は極力避けているし、今までこのような本も何冊か読んでいる。なので「読まなくてもわかってるよ」と思って読まなかったのだが、機会があって読んでみた。

この手の本って、恐怖心を煽ってるだけ、とかマイナスに捕られがちだけど、この本はちょっと違った。食品添加物の元トップセールスマンの暴露本で面白く読めて、毒性うんぬんも言っていない。 何で作られてるか知って、その上で選択して欲しいと。

食品添加物を「危険」とか「食べるな」とは言わない著者だが、子どもの「味覚の破壊」、それ以上に「食卓の崩壊」は安全性以上に問題視していて、毒性はないが子供に与えたくない添加物が3つあげられていました。これはほとんどの食品、お菓子に入っているものです。

あぁ、この本は子どもたちのために書いたんだなぁ。子どもと子育て中のお母さんのために。

子どもには自分の食べるものを選ぶ権利はありません。どんなに粗悪な食品が出回ろうと、子どもたちを味覚、食卓の崩壊の危機にさらすのも、そこから救えるのも私達、親なんですよね…。 子育て中のお父さんお母さんにはぜひぜひ読んで欲しいなぁと思いました。

私達が台所においているしょう油や味噌がニセモノで、だしは化学調味料で、それで育った子供っていったいどうなるんだろう。

今や素材の味やだしのうまみ、香りがわからない人、化学調味料でないと美味しいと感じられない人が多い現実。まともな食べ物やさんは化学調味料を使わないと客がつかない、と嘆く。

今の日本、原因は添加物だけに収まらないけど、著者がいうように食の乱れは国の乱れ、というのも一理あると思う。

この本は、食品に興味のない人に注意を喚起するという意味もあると思いますが、すでに知っている人でも手にとってみて、著者の真意を読み取ってみると何かが変わるのではないかと思います。

この本で私が変わったこと、それは今まで自分の子供のことしか考えてなかった。でももっと多くの子供たちを救いたいと思いはじめている。日本の将来のために。

・「非常に考えさせられる内容でした。
星1−3と評価している別の方のレビューに指摘されているように、この本は添加物そのものの毒性に関する掘り下げはほとんどありません。著者の主張は毒性そのものではなく、添加物によって食文化が崩壊しつつあるということです。食とはなんぞや。と非常に考えさせられる本でした。お勧めです。

添加物そのものに関しては他にいくらでもいい本はありますよ。

・「今、子育て中のお母さん・お父さん、読む価値あります。
読んでいて、とても分かりやすかったです。「食」について考えが変わる本です。食品業界の裏を垣間見た気分です。

ご飯を作るのがめんどくさいときは、「買ってこよう。」と安易に思っていたし、「添加物を気にしていたら、何も食べられなくなるじゃないか」と、食品添加物に寛容だった私ですが、自分があまりにも「無知」だったことに気づきました。

今、子育て中ですが、子どもの「食」を守ってあげようと思うようになりました。

食品添加物の現実を見てください。

・「食に対する意識が変わります!
学者がデータを出して、これは危険だ!という本はたくさんありますが、本書のように、危険でも売る側の理屈や、誰が得するのか、そして誰が貧乏くじをひいているのかがわかるほうが妙に説得力があります。栄養士をしていましたが、外食メニューはほとんど加工品です。優先順位は原価がそこそこで早く作れ、そこそこおいしい、安全はあとまわしです。(衛生は別として)ですから家庭ではできるだけ加工度の低いものを使いたいです。時間がないから加工食品を使うというのは実はいいわけだということは、食の安全を意識するとわかります。私たちは企業に踊らされているだけなのかもしれません。

・「意識が変わります。
よくある添加物は毒だ!っていうトンデモな本とは違います。読み物として面白かった。そして衝撃的です。体にいいしおいしいと思って飲んでたあの繊維飲料…。コチニール色素がなんなのかは、サイトを見ても載ってませんでした。恐ろしい。虫、うまい…。健康だと思って毎朝某大手の玄米フレークを1年以上食べ続けてきましたがまさかリン酸カルシウムとか異性化液糖とか入ってたとは…。成分表示を、栄養の部分しか見てなかった事を反省しました。そして、なんだかカタカナの物質(アミノ酸等とか)は、原材料の中に含まれる栄養の事だと思ってて(とうもろこしが原材料でブドウ糖果糖液糖とあったら、とうもろこしにふくまれる成分なんだと思ってた)カタカナ物質は入ってるのが当たり前なんだと思ってました。食べ物に対する意識が変わります。添加物辞典みたいな本より面白かった。

食品の裏側―みんな大好きな食品添加物 (詳細)

「ジャパニメーション」はなぜ敗れるか (角川oneテーマ21)

・「戦後まんが=戦後民主主義の擁護(平和憲法はディズニーである)
 「ジャパニメーション」(とやら)の国策化に著者が猛烈に反発する本質的な理由は、p280に簡潔にまとめられている。「戦後のまんが/アニメは、戦争という経験のなかで達成された倫理を内包しています。それはぼくたちの表現が唯一、ハリウッドから自立しえた部分です。ハリウッドはそれを簡単には回収できない。できないから切り捨てようとする。だからこそぼくたちは戦後まんがの倫理性を『世界化』と言いつつ一緒に放棄してはまずいのです」。 著者はまず、日本まんがの本質はディズニーの二次創作と言う(p106)。そして「戦後まんが」はこの母胎から、手塚における2度の屈折によって生まれた。第1に「戦時下のまんが」のキャラクターの不死性に対する違和としての、「死」の導入。しかし第2に「GHQ占領下」におけるディズニー再受容を通じ、戦時下に抱え込んだ暴力性の「武装解除」。 だからこそ手塚の主人公たちは、ディズニー的なキャラクター性を継承しつつも傷を負い得る身体性を抱え込み、戦闘場面においても快感原則に身を委ねて兵器化したりせず(初代アトムの、お尻に機関銃装填というカッコ悪さ!)、内面性を肥大化させていく。 まんが/アニメへの国家の介入に対する本書の嫌味・罵倒も痛快だが、それはともかく…私は本書でようやく、戦後民主主義・憲法への大塚の拘泥が腑に落ちた。まんが/アニメに「日本の伝統」を僭称させて国家意識再建の一翼を担わせようなんてヤツラこそが、戦後まんがの固有性を切り捨ててしまうように、「自主憲法」に発情する愛国者連中こそが、「世界標準の国家」構築のために戦後日本の暗中模索をご破算にしてしまう、というワケだ。 大塚氏が、戦後まんがに対する自分の愛着を肯定するためにここまで辿り着かなくてはならなかった、そして辿り着いたことに、感動する。

・「第二部は説得的
 1958年生まれの戦後民主主義に肯定的なまんが原作者・編集者・評論家と、1976年生まれの左翼的評論家が(両者の役割分担については287頁参照)、「まんが/アニメーションにとっては決してプラスになるとは思えない」ジャパニメーション国策化の動きの無効・無根拠性を徹底批判するために、2005年に刊行した本(みなもと太郎も関与)。第一部は日本の漫画・アニメ史のイデオロギー批判的な回顧であり、1)現在の日本の漫画・アニメがディズニー・ハリウッドの二次制作として始まり、その結果美術から自立して記号的・無国籍的なキャラクターを生み出したこと(これが普及の原因であるとされる)、2)戦時下の要請により、科学的な兵器リアリズムと透視図法的な映像的手法を駆使し、記号的な不死の身体性を持つ主人公を使い、鳥瞰的に物語を構成するという、戦後漫画の基本形ができたこと、3)戦後に手塚治虫が記号的なキャラクターを受肉させ、内面を持たせた上で、倫理的に暴力性を抑止したが、70年代以降徐々にこの抑止が解除されていったことが述べられる。著者はこの3点を踏まえて現在の国策化に警鐘を鳴らすが、言わんとするところは分かるけれども、正直言って批判としては抽象的すぎる感が否めない。他方、第二部は国策化推進派のレポートの分析であり、内外の漫画・アニメ市場の狭さ、配給ルートを支配するハリウッドの圧倒的な経済的な強さ、オタク市場の「国辱的」要素の強さと収益性算定の困難さ、アニメーター養成プログラムの問題性等が指摘され、漫画・アニメが現在十分自律的にやっていける以上、対米追随と利権のための国策化は拒否する、という結論が導かれる。この第二部は説得的に思える。総じて、第一部と第二部のつながりが希薄であるように思えるが、興味深い本ではあった。

・「業界批判は重要
アニメーションの国策化は早晩に失敗するという意見には大筋で賛成でした。

意見の客観性については、判断の難しいところですが、そもそもアニメーション業界は、業界批判をする媒体がないと言う致命的な欠陥を持っている業界であると思っています。アニメージュから日経Charactersまで、アニメ雑誌は他業界のメディアと違って、「アニメが当たって欲しい、売れる作品が出て欲しい」と言う姿勢で、制作会社からの情報をサブリミナルしているだけという状況は、一業界として余り健全とは言えないと思っていました。

業界に対してちゃんと問題点を指摘出来るような媒体が、存在しなければ、いつまで経っても、アニメーターの給与体系の改善など、収益改善のためのビジネスモデルの構築など、長年叫ばれていた問題を解決するための業界再編が行われず、業界自体が消滅してしまうと言う最悪の事態を避けれらないのでは?と思います。

こうした正論は、まず発言することが最も重要だと思うので、そう言った意味で、星は4つです。

結果として、「産業政策について、経済産業省が後押して成功した産業はない」という根強い意見に、新たな正当性を与えるであろうことは十中八九間違いないと思いますが、それとは別に、省庁に良いようにされた後に、業界が停滞するという著者の予想する結末よりは、省庁を踏み台にしてステップアップするようなしたたかさを業界には、希望します。

・「“国策としてのジャパニメーション”に冷水
 大塚英志はいつもやっかいな役回りを引き受ける。今回は“国策としてのジャパニメーション”に冷水を浴びせかける役どころだ。なんとなく日本が世界に認められように思い込んでイイ気になってる彼らや僕ら。そこに擦り寄ってくる「国家」。「国家が下心なしにサブカルに近づいてくるのかよ!」と、著者はその胡散臭さを指摘する。“国策としてのジャパニメーション”の下心は2つ。「日本経済のある部分をアニメやコミックに担わせていこうということ」。こっちはわかりやすいし、ほっといても絵に描いた餅である。やっかいなのは「文化ナショナリズムと結びつけようとする意志」の方だろう。 大塚のこの本での仕事はもちろん、“国策としてのジャパニメーション”の背景を指摘するにとどまらない。あたかも“トリビアの泉”のごとく薀蓄化する近年のまんが批評やまんが研究にあえて「歴史」というパースペクティブの必要性を説き、実際に昭和初頭からのまんが史を敷衍する。“まんがの起源”って言うと手塚「新宝島」から一気に「鳥獣戯画」や「北斎漫画」にさかのぼっちゃう史観に対し、ベティ・ブープやミッキーマウスの流入により巻き起こった昭和初期のキャラクターブーム、その後戦中戦後を通しての、“「私」の容れ物としての「キャラクター」”と“記号的リアリズム”の変遷を丹念に辿っていく。さらにはそうしたまんが史の中に位置づけることで、手塚治虫の意味をあらためて発見していく。 まんが表現の技術、方法論の主要な部分が「戦時下」という状況によって生み出されたことや、「おたく」の萌芽が「戦時下」に見出されたことなど、いつもながらの“目から鱗”で、夢中でページを繰ってしまった。 統計資料からジャパニメーションの虚妄を検証していく本書後半は、こんなことまで大塚英志にやらすなよ、といった内容で明らかに失速。

・「好き嫌いは別にして十分興味深い内容
本書の第二章は最近、やたらと過剰に盛り上がりつつある日本のアニメーションの現状が、一体、本当はどういうものなのか、また周囲の期待とどうズレているのか、また、その中でどういったことが必要なのかということを具体的にドキュメントしていると思います。

「ジャパニメーション」はなぜ敗れるか (角川oneテーマ21) (詳細)

150キロのボールを投げる!―速い球を投げるための投球技術とトレーニング法

・「実践向きの良い本です
 ピッチングの動作の個々の段階での注意点やコツを、豊富な連続写真と共に示しています。メカニックの説明が適切(手塚氏の本よりも平易と感じました)で、体全体のカタチが分かるので、真似することで実際にピッチングの矯正、スキルアップに利用しやすそうです。多くのトレーニングメニューも、何の目的のトレーニングかが示されているので、個人別の技能に合わせたメニューを作りやすく、指導者には有り難い。ピッチングの技術面からも、パワー面からも、上達に資する大変良い本だと思います。希望を言えば、「これを間違えるとここの故障に繋がる」というような注意点を示したり、工藤公康投手が言うような解剖学的な視点が加わると鬼に金棒です。

・「メジャーリーガーをめざすぞ!
私は今小学6年でサッカーをしていて、男子のチームでトップ下をしていて、なでしこジャパンを目指していますが、野球も好きで、女子ではじめてのメジャーリーガーにもなりたいとも思っています。で、この本で練習したら、男の子も捕れない速いボールが投げられるようになりました。この本は私にはむずかしいところもあるけど、写真やイラストがたくさんあるので、それを見ているだけでも勉強になりました。この間ネットを見てたら、この本の内容の動画を見ることもできて、とても参考になりました。

・「連続写真は必見
他の類書では絶対に見られない写真が数多く掲載されている、貴重な本です。みなさん感じた事ありませんか?この写真のもう少し前が見たいとか後が見たいといったことを・・。そんなもどかしさは、一切ありません。

まぁ、難点をあげればモデルが有名な選手ではないという事と、さして実績がある指導者が書いているわけではないという事でしょうか。

ピッチャーをやっている方、ピッチャーの育成に困っている方は常に手元に置いて、気になった時に見たいという気にさせてくれる一冊である事間違い無しです

・「全ピッチャー必読の書だと思います。
今までたくさんの入門書を読んだけど、この本はひと昔前の野球入門書とは大違いで、非常にわかりやすいです。お手本になるプロ野球選手や、メジャーリーガーの写真がたくさん載っているし、本文もイラストがたくさん入っていてわかりやすいです。特に参考になったのは、「ため」と、「しなり」のつくりかた、腕のたたみ方です。今までどんなにがんばっても135キロしか出なかった僕が、この本を読みながらシャドウピッチングをしただけで、145キロ出るようになりました。しかもまだまだ速くなりそうです。ピッチャーをやっている人は絶対に読むべきです。

・「速い球を投げる
球速の速い球を投げるためのフォームやボールの握り方はもちろん、筋力トレーニングについてのことまで写真をつけて分かりやすく説明してあるので、速い球を投げれるようになりたいと思っている人は、ぜひ買ってみたほうがいいと思います。

150キロのボールを投げる!―速い球を投げるための投球技術とトレーニング法 (詳細)

「こつ」の科学―調理の疑問に答える

・「理系の人にもお薦め
料理をしない人にも料理の「こつ」がいかに科学的であるかを知ることができる1冊。こんなところにも科学があったのかと感動しました。

・「オススメです。
学生時代から栄養・調理関係の勉強をしてきましたが、学生時代のレポートから、調理をする上でのコツを知る上で(目に見えない変化を理解していると失敗がなくなる)大いに役立ち、今でもバイブル的存在です。栄養・調理系の学生さんには是非オススメです。

・「理系にはぴったり!
何事も「なんでそうなったのか」を知りたがる私にはぴったりの本でした。料理に直接つながるものでなくても、雑学として楽しみながら読めました。もちろんすぐに料理にいかせるコツや知識も豊富です。中でも特に役に立ったのが、油の劣化や泡立ちについてのページです。コツを根拠から学んだので、もうポイントを忘れることなく美味しいご飯が作れそうです!

・「調理の一長一短を理解して、さらに美味しい料理を作りたい人に。
一度さらっと読んで、どういったことが書いてあるかだけを把握したあと、何かを作るときに、ふと気になった部分をあらためて読み返しています。内容は結構難しいので、細かい内容は覚えていられないので。

・「丁寧な梱包
中古ですが、とても綺麗な本でした。カバーもついており取引については大変満足致しました。到着まで数日要しましたが、安くていい買い物でした。

「こつ」の科学―調理の疑問に答える (詳細)

博士の異常な健康

・「大人の腰を思わず浮かせてしまう濃縮実践本!
ある程度の年齢の大人になると、本を読み、影響され、ついつい行動に移してしまうなんてことは殆どしなくなる。けど、この現役芸能人・水道橋博士による「実体験健康本」は、ページを繰るごとに、「うわあ、やってみたい! 試してみたい!」と思わず重い腰を浮かせてしまうのだ。続きを読みたくして仕方なくなりつつも、本に書かれた情報をネットで調べたくなったりもする。(実際に私はそれを同時進行しました) 「薄毛克服」「視力矯正」「アンチエイジング」「重度の肩凝り解消」「加圧式トレーニング」・・・・これらすべてを実体験し、結果を出した上で書き上げた著者の行動力・行動量・人体力・経験力にはまさに脱帽です。そして、本当に物凄い情報量が詰まった本ですが、でもそれにもまして、最終章にて、芸能人である自分が未だ世間に認知されざる健康法を喧伝することの是非やマイナス面についても真正面から語る(ある種、現在のテレビ業界タブーに挑戦状を叩きつけている風に読める一文すらある!)に至っては、正直、感動してしまいました。「異常な健康」を追求する水道橋博士は、物書きとして、芸人として、なんと「健全」であることか・・・。

・「本物を見つける指南書として、
健康に関するサプリメントや器具等が出回っていますが、どれが本物なのかと迷ったら読むといいかもしれません。例えば胎盤エキスを検索しただけでも、本当にいろいろな商品がヒットし、どれが本当にいいのか迷ってしまいます。実際どうなんだろうと思うことを人柱として水道橋氏が実践した内容なので信憑性があります。ちょうど風邪をひいていて、外苑前という場所も近かったので、本書で書かれていたこうじんクリニックに私も行き胎盤エキスの点滴を打ってきました。40分の点滴だけで、だるさがぶっ飛びました。その日の内に、ほとんど風邪は完治し、夜はビール500缶を3本開けてしまうほど回復してしまいました。翌日は、肌に劇的な変化をもたらしました。男なのであまり気にならないことなんですが、気になるくらい確実に顔の肌がしっとりしていました。私も体験して、たまたま胎盤エキスだけが効果があったのかもしれませんが、他のものも試してみたくなります。ただ、本書に書かれている健康法は結構費用がかかるものだと思います。お金で健康が買えるならそれ以上のものはないと考える人には、本物を見つけられる良い指南書になるかもしれません。

・「かなり参考になる
浅草キッドの水道橋博士が著した健康に関する書物。

飲むハゲ薬プロペシア、近視治療のレーシック手術、体を復活させる胎盤エキスや加圧トレーニングなど、最近話題となっている健康関連の内容が満載。すべて水道橋博士自らがモルモットとなって実践した内容に関してを言及している。

私自身、レーシック手術をしているだけに共感する内容ばかり。今回この本を読んで、なかなか直らない夏風邪に胎盤エキスを試した。かなり体調が悪かったのに、無事に結婚式の二次会に出席できた。胎盤エキスのおかげだろうか。

こういった健康関連は、やはり自らがモルモットとして体験することが一番だ。そういう意味では健康界のソニーといえるのでは?

・「今年買った本の中でNo.1
最先端の医療技術を、水道橋博士の実体験を通して、解りやすく解説してくれ、しかもふんだんに笑わせてくれます。来たるべき超高齢化社会に備え、自分と家族のために是非知っておきたい情報がいっぱいで、しかも無駄なくハイテンポで読めます。ハゲ、デブ、近眼、慢性疲労、腰痛、肩こり、がん、筋力低下の悩みを持っている人、又は家族にいる人は絶対に眼を通してもらいたい一冊です。タレント本としてのエンターテイメントに溢れながらも、最先端の医療技術の知識を得る事ができる、1冊で2度オイシイ本です。読者にとって病気の悩みにとどまらず、命まで救ってくれる本になるかもしれません。私はこの本の中の「バイオラバー」を慢性の腰痛肩こりを持つ妻に試してみました。ウエットスーツのような素材の小さい三角形のものを使って妻の腰や肩をマッサージしてあげました・・・・本当に効きました。家庭の医学のような実用書になると思います。

・「必読!
水道橋博士の執拗なまでの健康に対する執念が凝縮されている1冊。過去には芸人としての使命として風俗などに偏執的に執着したこともある博士が、今度は健康をテーマに執筆。

そんじょそこらにある健康本とは違い、自らをモルモットとし、視力矯正・ファスティングダイエット・育毛・バイオラバー・加圧式トレーニング・胎盤エキス注射など、これまでテーマとして扱われ得なかった健康法を実践・執行。過激かつ客観的な視点に基づいたルポタージュとして読んでもらいたい。

かねてより、幼児体型で童顔のトッチャン坊やの様な水道橋博士であるが、戸塚ヨットスクールや少年鑑別所のように過酷なたけし軍団での生活は、否が応でも健康である事・丈夫である事の大切さを痛切させられたに違いない。

様々な健康法の実践により、水道橋博士は丈夫博士へと変貌を遂げた。

21世紀の『解体新書』・『家庭の医学』として一家に1冊のマストアイテムである。

博士の異常な健康 (詳細)

Cプログラミング専門課程

・「是非一読すべき本です
この本はいわゆるC言語の入門書ではなく、入門書程度のC言語に対する知識はあるけど上級書を読んでもイマイチ理解できないという人向けの本ではないかと思います。この本のメインはメモリにあるんですがこの本のようにメモリの解説をわかりやすく行っている本は私の知っている限り他にはないのではないかと思います。また、メモリ上のデータを破壊してしまうことの実例なども載っているので非常に役に立つと思います。メモリ以外にもプログラミングスタイルなどにも触れているので役に立つことは必至。他にもCの中級書と謳っている本はあるのですがこの本にくらべると内容的に見劣りします。専門学校や大学でCを学んだだけの人はこの本を一読すべきだと思います。

・「C言語の入門書を読んだ後に
C言語の入門書を読み,なんとなくC言語というものを理解し,次のステップに迷っている人には最適だと思います.わたしはこの本で,おぼろげだったポインタをはじめとするメモリのイメージが明確になりました.著者のホームページにて,第4章の一部などが公開されています.ぜひ読むべき本の一冊です.

・「入門の次に
『Cプログラミング診断室』で有名な藤原氏の本。

内容は主にメモリの話です。第3章 文字列処理第4章 メモリ第5章 ポインタ第6章 関数第7章 構造体が本書の中心部分ですが、C言語においてこれらのトピックは全てメモリが絡んでいます。そして、この本ではメモリの理解を通じて解説していきます。項目名だけ見てもバラバラのように見えますが、メモリを通じた統一的な理解ができます。「ポインタが分からなかった」という人にもおすすめです。普通の解説書だと、メモリについては概念的な説明だけで流すことが多いのですが、この本では実際にアドレス・初期化前のゴミ・オーバーランの様子を記述してあり、極めて「生な」メモリを見せています。プログラミングの初心者の場合、メモリはなんとなく「データの記憶場所」という程度の理解をしていることが多いようですが、本書でより具体的なイメージがつかめるはずです。

筆者の言う通りメモリの理解なしでC言語(とついでにC++)は使えないでしょう。それに、他の高水準言語(Javaとか)を使う場合でも、メモリについて理解をしていると動作の理屈が見えることもあります。覚えておいて損はないです。あと、メモリの理解の副次的な効果として、アセンブリ言語を理解する助けになります。メモリのことだけでも知っておけば、新しく覚えることが少なくて済みます。

初心者の方にはプリプロセッサの話も参考になるでしょう。副作用についての常識とか、現在でも使われている定石などが紹介されています。

ただ、中には古くなってしまっている話もあります。例えば、浮動小数点まわりで現在では事情が変わっている話があります。10年も前の本なので仕方がないのですが…そのあたりで星4つとしました。それでも、本書は私の知る限りC言語でメモリについて解説してるいる唯一の本です。入門者が読んで損のない一冊であることは変わりはないです。

・「他の本が触れない部分に重点を置いた率直な内容
友人のすすめで著者のウェブページを見て興味を持ち,そして買いました.

「Cの仕様では…」という記述ではなく,「実際の開発環境・現場では…」「実際の計算機では…」という書き方に重点が置かれている本です.K&Rのようなエレガントさは全くないのですが,実用性や重要なのに他の本では重点が置かれていない(他書の著者が重要性を認識していない?)部分に的をしぼって詳しく説明してあります.

入門書を一通り勉強した後で読むことを薦めます.星が4っつなのは最初からK&Rを消化できた人には不要だと思うからです.

Cプログラミング専門課程 (詳細)

美味礼賛

・「現代日本で本物のフランス料理を食べられる理由
 ひょんなことから若くして料理学校の経営者となった辻静雄は、日本の一流レストランのシェフたちが判で押したように同じような贋物料理しかつくれないことに愕然とした。それは、外国船のコックが船の中でつくっていた料理が広まったものだったのである。

 本物を求めてのゼロからのスタート。話を聞くためだけにアメリカに渡る。世界屈指の美食研究家チェンバレンに会ったとき、辻は自分の探していたものがわかったと妻に語る。「きみには黙っていたけど、大の男が料理の勉強をするなんて、恥ずかしかったんだよ。でもチェンバレンさんと話して、料理も立派な研究の対象だと分かったんだ」

 黙って何もいわない妻に、辻静雄は告げる。

「辻調理師学校を日本一の調理師学校にしてみせるよ」

 彼はその決意通り、日本一の学校をつくりあげた。フランス料理普及の功績でフランス政府から勲章を授与され、世界中の友人から尊敬される。それなのに、本人が成功の美酒に酔いしれていないのはなぜなのか。

 無用な飾りをいっさい捨てた海老沢泰久の文章は、芸術的料理を描き出すばかりでなく、日本の料理界を根底から変貌させた男の人生を料理のレシピのように具体的に語り明かす。

 執筆の取材と調査に2年余り。フランスの三ツ星レストランを歴訪し、辻静雄当人へのインタビューも50回に及んだという入念さは、辻静雄の情熱が作者にも伝播したからだろう。

 サヴァランの美食哲学を知りもしない現代の我々は、それでも本物のフランス料理に接することができる。それはなぜか。答はこの本にある。

・「フランス料理の神様の挑戦
昭和30年代、日本で食べられる西欧料理(フランス料理)というのは、本物ではなかった。レシピが改ざんされていたり、材料も間に合わせのもので作っていた。さらにレパートリーも僅少で偏ったものだった。日本でも本物のフランス料理を食べられるようにしたい。文学部仏文科卒業、新聞記者あがりで妻の父親が経営する料理学校の副校長となった、辻静雄はある日そう決心する。自分はコックではないのに何ができるのか。そもそもフランス料理とは一体何だ。何も知らなかった辻静雄の生涯を賭けた壮大なプロジェクトがスタートする。19世紀の料理書を読み漁り、アメリカの料理研究家の門戸を叩き、本場フランスに乗り込んで老舗名門店の料理を満腹でつらくなっても、脂汗をたらしながらとにかくひたすら食べた。方法論として何が正解なのかまだわからない。だが、若き辻静雄はできることを一個ずつ実行に移していくしかないのだった。そして。彼はフランス人シェフからも尊敬されるフランス料理の神様となったのだ。辻静雄のスケールの大きな人生ドラマが痛快なのはいうまでもなく、さまざまな料理の描写に著者の筆致が冴え渡り、類まれな料理小説の傑作がここに生まれたのだった。文藝春秋から文庫版も出されている。

・「料理が芸術になる過程とは
料理研究家にしてフランス料理の大家、辻静雄氏の人生を描いた作品です。今日本中にあふれるフランス料理のレストランのほとんどが、「本場とはかけ離れた」ものだった時代、「本物の料理を紹介したい」という熱意だけで、さしたる料理の知識もなかった氏が、徒手空拳フランス料理を勉強する生き様は、オリンピックのアスリートが自己を磨き上げる際に発する輝きに全く見劣りがしません。

それを著者は暖かみのある筆致で描ききっています。料理評論家とは、ただ毎日うまい物を食べている人たち、としか思っていませんでしたが、本書を読むとある種の格闘であることが理解できます。

料理の味を表現するという事について、開高健が一番だと思っていましたが、この本も全く負けていません。読み応え十分の小説です。

・「日本に”本当のフランス料理”を紹介した男の生涯
丸谷才一は辻静雄を”明治初期に行われた学問・文化の紹介を使命感をもって昭和に行なった男”と評した。西洋料理しかなかった日本に本物のフランス料理を紹介した彼の生涯を追うこの本は、同時に知識人とは何か、文化とは何か、教育とはなにか、本物とはなにかを考えさせる。

といっても海老沢氏の語り口はいつもと同様に平明で、時には”軽すぎるかな?”という位に読みやすい。この本を友人に紹介したところ、彼の夫人は辻調理師学校に入ることにしたという。

・「味わう本
読んでいて生唾が出る本である。料理本は山ほどあるが、私の場合、本当に生唾が出ることはほとんどない。 この本は辻静夫の生涯を描いた伝記本としてももちろんすぐれているが、料理本として、描写される料理を一品ずつ楽しむことができる本である。本当に唾を飲み込みながら読んだのである。文字通り味わう本といってよいだろう。万人にお勧めしたい。

美味礼賛 (詳細)

自然流「せっけん」読本―洗たく、食器洗い、入浴、シャンプー、住いのそうじ

・「アトピーが治った。
アトピーが治った、ここなら言うことができる、ブックレビューの良い所だ。石鹸や市販のスキンケア商品を販売するために、アトピーが治ったとは言えない、薬事法に引っかかるらしい、だが、わたしは実体験としてアトピー性皮膚炎が治ったのだ、それはここに書かいている「石鹸」と「合成洗剤」の特性を理解し、石鹸を使いつづけただけだ。

まさに医者要らずであるが、完治までに半年はかかった、いかに毒性が強いかの証左。

合成洗剤の恐さは、シャンプーや洗剤だけにとどまらず、食品や抗菌商品にまで及んでいる、TVではそれら合成洗剤が含まれた商品のCMを見ない時間帯はない、生活廃水は河川を汚染し、人体に害を与えながらも、自然に優しい」「手肌にやさしい」などのキャッチコピーがあふれている、たかが「せっけん」と言うなかれ、それすらの真贋を見極められない付和雷同な生き方に反省を求められる1冊だ。

・「読みやすく石けん生活のメリットが書かれています
これを読んだら、あなたの家から洗剤が消滅するかも…。

洗剤の恐ろしさが実例・動物実験結果のデータ等とともに紹介されています。一方で、石けん生活のメリットがとてもよく理解できる本です。

あなたの家には、入浴用・洗顔用・台所用・洗濯用・風呂掃除用・トイレ用……。 一体何種類の洗剤がありますか?石けんなら、たった一つで、すべてをこなしてしまうのだ、という事が再認識できました。

合成界面活性剤は環境も破壊し、人の命も破壊する危険が大きいものです。石けん生活推進委員(そんなのナイですw)の私としては、この本をお勧めせずにはいられません。

某「しゃぼん玉石鹸」の社長が著者なので、どうしても若干商業主義的な部分もありますが、それほど気になる、という程でもありません。

・「石鹸生活のためになる本
 シャボン玉石鹸との出会いは、洗剤に対する違いを認識するものでした、各データーをもとに、石鹸の安全性をわかりやすく書いてありました。 

自然流「せっけん」読本―洗たく、食器洗い、入浴、シャンプー、住いのそうじ (詳細)

ザ・ゲーム 退屈な人生を変える究極のナンパバイブル

・「ナンパ以上の気づきがある
この本は、ナンパを推奨しながらも、

「ナンパ以上のものを体得するため」

に書かれた本である。それは…

「ゲームに勝つとは、ゲームから去ること」

読めば、人生の学びになります。もちろん、ナンパにも、役立ちますが…。

・「トレインスポッティング
 久々に面白い本を読みました。アマゾンからこの本が届いてから24時間後にはこの本を読み終えていました。眠れません、はっきり言って。 何となくトレインズポッティングに似ている気がします。文体とかそういったことではなくて、本質的なダメさというか何ていうか。 周りの人にお勧めしたいけどさすがに無理でした。「面白い本があったんだって〜」とまでは言っても題名を言うって調べられたら…と思うと詳細は話せませんでした。 でもこの本がたくさんの人に読まれないのは間違ってると私は思います。確実に面白いと断言できます。帯とかは恥ずかしいから捨てちゃってください。

本当に面白いです!

・「良書。
まず、出版社のキャッチですが、間違いだらけです。本書ではどの順序に見つめることで性的緊張をたかめるだとか、「ネグ」として特に項目を取り上げ、女性の気を引くことを扱ったりする、いわゆる「マニュアル本」の類ではまったくありません。

ノンフィクションとして、ナンパコミュニティのメンバーの実践記録が日記的に最初から最後まで、書かれているだけです。

ですから、本書からノウハウを学ぶのであれば、蛍光マーカーが必須になります。(あと、日本だと手品は覚えなくていいと思う。)

他の書籍と併読して、イメージするための書籍ととらえて購入すると間違いないでしょう。

・「使えると思う
期待しつつも購入にはやや躊躇。でも『仮につまらなくても、損は知れてる』と思い購入。

・「この本は完全なマニュアルにもなります
私はナンパ氏です16歳からナンパをはじめました。

この本は自分の手法にあてはまることもかなりあります。日本では使えないと思っている方も多いだろうが、ならば使える手法に変えれば十分使える。

自分としてはナンパを始めていつも思っていた疑問ナンパは悪か?という問いが物語の中のスタイルが抱いていたことに驚いた

これまで地元の3つのコミュニティに所属していたので人間関係も似通っているのに驚き日本もアメリカも関係ねーってのが率直な感想実際、自分も超有名人と付き合ってる奴を見たし自分もTVに出てるデビュー直前の女をひっかけたり、外国人とも付き合ってる(読む前からだが)

この本を理解すれば間違いなくモテルただ日本人向けにアレンジするならばツールとしての携帯電話の使い方を工夫することをお奨めする。

ザ・ゲーム 退屈な人生を変える究極のナンパバイブル (詳細)

「30代後半」という病気

・「いつまでも若いと思っている人へ
本のタイトルのように「病気」とまではいかないが、30代後半あたりの世代が読むと、自分の中の「病気手前の症状」を客観的に知ることになるでしょう。それは、まだ若いと思っている(精神的に)ことが、実は未熟であるということを、突きつけられてしまうような怖さでもあります。もっとも、本書は未熟であることを全く否定しているわけではありませんので、ご安心を。

・「30代後半を生き抜くために
この本に出会ったのはまだ30代にさしかかった頃だった。著者の言う「30代後半」はまだ先にあった。著者によると、30代後半は人生のジェットコースター。様々な問題を突きつけられるようになる。こどもはどうするのか。つくるのか。何人?家はどうするのか。買うのか借りるのか。仕事はどうするのか。転職するのかしないのか。フルブライトの留学生に選出されたが受けるか受けないか。自身が「鬱病」を抱え、困難な人生の問題に直面し、答えを要求される。それが30代後半という時期らしい。著者は何人もの友人たちの元を訪れ、この時期の生きにくさや生き延び方をインタビューしたり議論したりする。上記の問題にも著者なりの答え(行動)が本書中に示されるのだが、ひとつだけあげておくと、著者は子どもをつくる決意をした。その結果生まれたのが女の子で、障碍をもっていた。障碍をもった娘とのとまどいながらの日々を、新聞にコラムで連載し集英社新書「娘よ、ゆっくり大きくなりなさい」にまとめている。この本は評価が高いので、この本の読者から、戸惑い大人になりきれず現実に足のついていない時代を描いた本書に遡り、読者が増えることを願ってやまない。私も今は30代後半で、様々な問題に直面している。私の人生にとって聖書のような本。

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朝鮮民族を読み解く―北と南に共通するもの (ちくま学芸文庫)

・「差異を認識するための良書の一つ
 この本を読み始めた序盤、北朝鮮礼賛もののひとつかと思われた。しかしそれは勘違いであり、読み進めていくうちにそれは単に著者の韓国語(朝鮮語)学習のスタートがその地点であっただけで、全体としては朝鮮民族とその文化に関する著者の体験と洞察が記されているものであった。読み終わったあとに感じたのは、これほどの内容の本を知らなかった事に後悔を覚えるほどその指摘の的確さに感心した。 本書は、1995年に新書で発刊された後、文庫化されたものであるがその内容は古さを感じさせず、今の韓国などの行動原理の理解に非常に有益であると感じる。 「ウリ」と「ナム」、(文化的側面としての)「サボタージュ」や「たかり」、「小中華思想」等の記述については、仕事上接した彼らの行動原理を解釈する上で非常に納得できるものであった。彼らの仕事を行う習慣を、今までは漠然とした文化の差異として受け止めつつもその差異に戸惑いを感じていた。しかしこの本によりその背景や彼らの意図(意識)が完全ではないにせよある程度理解することができたように感じた。 巷では「歴史認識」や政治的言説に関して感情的とも言える意見表明が冷静であるべき立場の人からも行われているが、こういった差異を認識しなければ生産的な対応はできないのでは無いかと思う。

・「イデオロギーを越えた良書
半島に興味があっても、巷に出回っている本はイデオロギー対立がどこかしらでややこしく絡んでくる毒のきついものばかり。もうちょっと気楽に読める客観的で冷静な本はないの?

反日という言葉を聞くと気分が悪い。しかし、親日家の韓国人による著作には「この人ほんとに韓国人?」とつい疑り深くなってしまう。フツーの韓国人はどういう人たちなの?

そんな悩みが解決しました。極端から極端へと走る半島人の民族性を冷静に観察した一冊です。韓国ドラマに夢中で頭がピンクになってる人も、竹島問題で頭から湯気が出そうになってる人も、たぶん、この本が鎮静剤になってくれます。これを読めば元通り、冷静で曖昧ないつもの日本人に戻れます。

反日本にも親日本にも飽きた人、対立感情を取り払った目で率直に書かれたものを読みたい人には★5つのオススメです。

あえて難を言えば、著者の文章力ですかね。悪くはないのですが時々、若干わかりにくい記述があるように思います。でも内容は面白いので減点せずにおきます。

・「秀逸な朝鮮民族論
金日成への個人崇拝に、伝統的な宗族や祭祀を超越した協働社会を築くためと言う意味もあったことは、本書によって初めて知った次第である。目線を朝鮮民族に合わせることが出来た著者だからこそ成し得た、秀逸な朝鮮民族論である。

・「朝鮮民族を読み解く
 さすがは古田博司先生、朝鮮半島の歴史から朝鮮民族を診断し、彼らを丸裸にしてしまった。

 過去が現在を生むのだから現在の謎を解明するには過去を調べないといけない。古田博司氏の「朝鮮民族を読み解く―北と南に共通するもの」を一読した者が把握できる真実は、チョウセンヒトモドキと揶揄される現代韓国人の不可解な行動様式を解明する鍵が、李氏朝鮮が行った朱子派儒教の国教化にあるということだ。

 李氏朝鮮は、孔子派もしくは孟子派の儒教ではなく、あくまで朱子派の儒教を国教とした。これが現代韓国人の行動様式を生み出したのである。

・「近くて遠い隣人
 評論家三浦雅士氏(「大航海」編集長)が推薦していたので読んでみた。硬い理論にとどまらず、著者の豊富な実体験を交えた朝鮮民族論であり、まるで面白い小説を読むがごとく一気に読了。仕事上わずかに接した韓国人のふるまいに対する疑問も得心した。

 韓国の思想の脊髄は中国から来た朱子学であり、本家中国で廃れた後、なおいっそう精鋭化していく。異民族の支配下に置かれた屈辱を「礼の伝統を堅持する」プライドで跳ね返す一方、劣等感にも苛まれる。

 そして「ウリ」と「ナム」、すなわち身内と他人を厳しく分ける文化。身内にはとことん甘え、他人には冷たく接する。しかし会食の際には打ち解ける。これは日本人には理解しがたいことだろう。

 特に興味深かったのは北朝鮮の分析だ。共産主義として出発したはずが、「ウリ式社会主義」として、金日成を父とする大家族になぞらえる。身内が一番で国家意識の希薄な国民には、恐らくそうするするのが一番わかりやすかったのであろう。そして、それは明治時代の日本にも似ている。というより、日本統治下にあった北朝鮮は大日本帝国のスタイルを真似たのだ。

朝鮮民族を読み解く―北と南に共通するもの (ちくま学芸文庫) (詳細)

中国動漫新人類 日本のアニメと漫画が中国を動かす (NB online books)

・「意外なまでの読後感
本書は、まず中国社会に日本動漫(アニメとマンガ)がもたらした影響を実証的・体系的にあきらかにしていく。

・中国のコスプレは国家事業。参加者60万人。イベント番組の視聴者5億5千万人!・NBAヤオミンを生んだ、『スラムダンク』発の中国バスケットボールブーム・日本アニメ放送禁止に抗議、地下鉄爆破を予告した大学生!・・・などなど想像を絶する事実が次々紹介されていく。ただその程度の紹介なら、おそらく並みのアニメ・ライターにでも可能。

この本はそれに止まらず、中国の民主化の行方・日中関係の行方にも明確な見通しを与えてくれる。

まず、日本動漫に夢中になった80年代以降に子供時代をすごした中国人は、人生に対する希望、豊かな生活への憧れ、恋愛や友情の価値などなどを動漫に見出しさらに安い海賊版の中から自由に見たいものを”選択”することを覚え、結果として民主化を希求するような精神のベースを形づくっていると指摘。

そういう状況になったのは“たかが動漫”という当局の油断+安価な海賊版による普及+日本の著作権者側の無力感というファクターが重なったからだと的確に分析。

そして、江沢民が台湾への政治的メッセージ/ゆさぶりとして95年くらいからもちだした抗日史観・抗日教育が、【サブカルチャー化した2005年の反日運動】と【親日的サブカルチャーとしての動漫】が共存するという矛盾を解きほぐしていく過程で、日中関係がねじれている理由を説得力を持って説明している。

著者の遠藤誉氏は本職は物理学者らしく、一次情報の重視・数量的な把握の重視・素直な因果関係の把握を駆使して歴史・社会・技術・政治が複雑に絡まった現象を複雑さを省略しないで、しかも分かりやすく理解させてくれる。更に、中国で幼少期を過ごし混乱の中でご兄弟を失うという経験をお持ちでよりよい日中関係を願う想いがずしりと伝わってくる。

好奇心から手にとって読みはじめたこの本だったが、意外にも、深い知的満足感と感動が残った。

・「中国動漫事情を知る画期的な書
中国の動漫、また若者の事情を知りたい人間にとっては必読の書である(ただし、あらかじめお断りしておくが、本書の後半については動漫よりも中国の政治体制、日本との関係などについて書かれてある。ここで主に評価するのは前半に書かれてある動漫事情についてであり、後半の記述については読んだ人の判断におまかせする)。

中国日本のマンガやアニメに人気があるらしいとは噂に聞くがその実態を知る手だてがなかった。何故かといえば、数字的な把握が困難だったからである。通常海外での人気は(国内でも同じだが)、映画なら興行収入、テレビならオンエアーされている国の数や視聴率、またDVDの販売数などによって判断することができるが、ご存じのように中国ではその種の数字が皆無に近いので実際どのような動きになっているのかさっぱりわからない(海賊版の数字でもわかれば別だろうが・・・)

その上、中国政府は日本のアニメに対して厳しい規制を課している(日本のアニメとは言ってないが)。元々日本映画の公開は許可されていないが、2005年からはテレビでも昨年から日本製アニメに対する放送規制が実施されるようになった。そして、それが今月には、従来夕方5時から夜8時までの3時間だった海外アニメ放映禁止枠が5時から9時まで拡大された。またDVDの発売も担当省庁の認可が必要であるが日本のアニメには許可が降りず、実質的な禁止状態となっている。そういう事情もあってなかなかその内実を知ることができなかった。その意味で、本書は数量的な裏付けはないものの(知りようがないから仕方がないことである)、中国の動漫内情をビビッドに知ることができる画期的な書である。

・「サブカルチャーの威力が見える
日本の動漫(アニメ・マンガのこと)が今や世界中の若者を虜にしている。本書では中国での日本の動漫の受容と影響について、詳細な報告と考察がなされている。全体に極めて興味深く、今後の日中関係を考える上でも示唆に富んだ書でお薦め。いくつか興味深い論点を挙げると、

・日本動漫を普及させたのは海賊版これは、中国に限らないが、途上国で新しい文化が受容されるには、極めて安価に手に入る必要があり、それを支えたのが海賊版というか著作権意識の欠如であったとの指摘である。それが、現在の著作権ビジネスに通じているわけで、初めから著作権管理ができていたら、受容はなく、市場もできていなかったわけだ。実はパソコン普及の初期段階ではわが国でも同じようなことが起きていた。パソコンソフトの海賊版がパソコン普及を陰で支えていたのは、当時を知る者にとっては自明である。一太郎vs松の対決(そんなの今や誰も知らんか)で一太郎が勝利したのは、一太郎の方がプロテクトが弱く、海賊版が作りやすかったからだ。著作権問題の善悪なんて一筋縄ではいかない。

・日本の動漫には思想性がない。言われてみればその通り、特にディズニーのアニメと対比すれば明らかだ。ディズニーのどのアニメを取り上げても、男女平等とか民主主義とかをあからさまに宣伝する。アラビアンナイトを扱っても、虐げられた女性と下層階級の開放、みたいな思想をまっすぐに強調する(宮崎駿がディズニーのアニメは下らんと言っていたのはここだろう)。それに比べると、日本のアニメにその手の主張のあるものは少ない。それで、中国当局はたかがガキのマンガと容認したのが、実際には日本人の生活をなぞること自身が、自由と民主主義を広めることになった。そう、思想としてではなく、文化として、自由や民主主義が入って行くことになったのだ。

・中国の若者の心は反日と日本動漫への憧れが同居し、そして、反日運動が盛んになるたびに二つに引き裂かれている。この論点のために、本書では抗日教育の歴史がレビューされていて、それ自身極めて興味深いものである。そして、江沢民による抗日教育が盛んになった時代と、日本動漫が急速に普及した時代とが重なっていることを指摘する。その二つの思想と文化が、現代の中国の若者の中に同居してことを、インタビューから明らかにしていく。この事実が今後どのような展開を見せるかは、神のみが知っているとしか言いようがないが、今後の中国を理解する上で重要な指摘だろうと思える。

その他にも重要な指摘は多く、最後まで興味深く読んだ。今後も近所付き合いをして行かないといけない国を理解する上で重要な本になるであろう。

・「日本に滞在している若い中国人の心を垣間見ました
幼年期に徹底した反日教育を受け、建前上は日本が嫌いと言って憚らない多くの若い中国人が昨今様々な方法で日本に渡航してきており、実際に接して本音を聞いてみると皆一様に日本が大好き、中国に帰りたくないと言っているのは何故かと常々思っていましたが、本書はその理由を良く解き明かしていると思います。勿論経済的な理由だけで日本に来たと言う方もいるのですが、嫌いな国で態々働くこともないのにと思っていました。中国人に限らず日本のアニメ、マンガは世界中の若者に大きな影響を与えており、BBCが世界33ヶ国の国民に行っている世界に一番貢献している国は何処か、という調査で、日本がここ3年連続世界一に輝いている事の理由の一つとも考えられます。日本と言う国、国民は被虐的な記事が好きな(?)日本のマスコミでは殆ど報道されませんが、海外では高く評価されているという事を日本人はもっと認識すべきで、実際世界中の人々に大きな影響を与えているのです。本題とは関係ありませんが、私は1995年から2000年まで英国に滞在し、英国でもあからさまな人種差別を受けた経験がありますが、引き続き英国に滞在を続けている次女は現在ハイスクールで、日本人であるという事だけでクールであると言われているのは、ここ10年位で日本という国の評価が英国で大きく変わった事を良く表していると感じます。

・「強い説得力を持って読者を魅了する
サブカルに詳しいオタク系人物の、自画自賛的日本マンガ・アニメ礼賛とはまず一線を画さなくてならない優れた一冊。

著者は若き日を大陸にて過ごし、現在も日中を往復し、若い世代の留学生とディープなコンタクトの取れる中国通。そのため安易な報道に流されること無く生の声を中心に構成された本書は強い説得力を持って読者を魅了する。

インターネット上の記事で拾い読みしていたが一冊を通して読んでみると、サブカルから論点をスタートしているものの、政治経済歴史から日中関係論に至るまでクロスオーバーに言及する視点も鋭い。

中国動漫新人類 日本のアニメと漫画が中国を動かす (NB online books) (詳細)

最前線のリーダーシップ

・「【座右】リーダーシップ、問題解決、そしていかにして生き残っていくかについての処方箋
この本に出会うまで、リーダーシップ論についての著作・論文等はしばらく読むことをしませんでした。理由は、その多くが自己啓発的、極端な精神論、あるいは軽薄なハウツー的なものが多かったためです。20代のころはそれでも多読乱読していましたが、年齢を重ねるにつれて理想と現実とのギャップの大きさから、どちらかというとそういった「青臭い」ものは読むに値しないものとしていたのが理由でした。

この書名を初めて日経新聞の書評欄で見かけたときに「リーダーシップほど危険なものはない」というキャッチコピー(今考えると抜粋ですが)に妙に惹かれつつ、「これまでのリーダーシップ論とは何か違うかもしれない」と思い、購入したのを覚えています(それでもその書評が3回掲載された後ですが)。

読み始めてみると、そこには数々の「泥臭い」人間ドラマが書かれており(元国家元首レベルから一市民レベルまで)、これらを発端として、なぜリーダーシップを発揮することが危険なのかについて、またそうした危険性を認識しつついかにして業績をあげるべくリーダーシップを発揮し、窮地に追い込まれそうになった時の対処法等々について明快にかつ実例をもって述べられていました。そこに書かれていた「ドラマ」の一つ一つ、アドバイスの一つ一つはまさにこれまで自分が苦汁をなめ、不条理に涙した数々の経験に対する原因と処方箋が記述されていました。

よく「失敗から学べ」ということが言われており、失敗学というジャンルまでできていますが、この「失敗から学ぶ」ための一つの有力なガイドラインと使用し、おそらくは長い年月に渡っての使用に耐えるものではないかと思います。

またハウツー的・即効的な効果を求めて本書を読むというよりは、本書を通じてじっくりと検証していくというスタイルの方が、この本のエッセンスを吸収していけるのではないかという印象を持ちました。

本書の中で、「適応を要する問題」(=本書の主対象)と「技術的な問題」の2種類があり、対応方法がおのずと違うことにも言及されています。これはいわゆる「問題解決法」におけるRoot Causeの発見の重要性をリーダーシップという切り口から説明しているとも言え、真の意味での「問題解決」に対するコンピテンシーの底上げにも役立つのではないかと思われます。

・「リーダーシップを発揮するということは、危険な生き方をするということである
 本書は構造改革の竹中平蔵・監訳ということで話題になっているようですが、そんな今的な枕詞はまったく不要なほど斬新で濃密な内容でした。

 リーダーシップといえば、コッターの『リーダーシップ論』をはじめ最近ではジャウォースキーの『シンクロニシティ』まで、リーダーシップの系譜は百花繚乱を呈しています。それらの一貫したメッセ−ジは、リーダーシップは創造的で人々を魅了し駆り立てるといったポジティブな部分です。それに対して本書ではリーダーシップをとる事のリスクや危険性にスポットをあてています。「第1部 リーダーシップには危険がいっぱい」では、改革を掲げて先頭に立っているリーダーのさまざまな危険を網羅しています。圧巻です。第2部ではリーダーシップを発揮しながら危険の中で生き延びる知恵とスキルがしっかり提示されていることも好感が持てます。

そして「第3部 リーダーシップの原点、心を見つめる」も斬新でした。リーダーシップを発揮していくと抵抗勢力との戦いの中で、知らず知らずにはまってしまうリーダー自身の心の闇を扱っています。まさにダースベーダーの世界です。その心の闇への備えや対処をするには、やはり心の支えが必要なのだと実感しました。

全篇、事例満載で決して観念的になることなくまさに実践に即したリーダーシップ論になっています。クリントン元大統領のモニカ・ルインスキー不倫事件をはじめ、事例に対する著者の考察も興味深く読むことができました。

・「バルコニー席でクールに、ダンスフロアで熱く
著者のひとりハイフェッツ教授ですが、Harvard Medical Schoolで精神科医をしていたという横顔もあるそうです。キーフレーズは、「ダンスフロアから1歩出て、バルコニー席に上がる」でしょうか。アクティヴにリーダーシップ発揮中も、絶えず自己と周囲の客観化に努めようとする冷静な態度は、同業者のわたしとしても十分うなづけます。

本書は、3部構成です。第1部・リーダーシップの危険性だけ読むと、リーダーシップを発揮するのが怖くなってしまいます。しかしキモとなる第2部で、巧妙なサバイバル・テクニックを例示しながら、リーダーシップ実現の重要性を説明していきます。第3部は、リーダーシップに必要な精神性について触れられており、ややスピリチュアルでもあります。

キング牧師やクリントン元大統領、あるいは著者がコンサルティングした人々のケース・スタディを交えて、いきいきと読み進めることができます。左脳的で論理性を求める「マネジメント」と違って、情動、経験など論理以外の要素が強い「リーダーシップ」も、脳科学的には関心のあるところです。

・「生々しいリーダーシップ
リーダーシップを発揮し続けることが、如何に困難なことであるかを、生々しい事例を数多く紹介しながら解説しています。

リーダーシップについての書籍は、理想論を語ったもの、事例を集約して成功へのエッセンスを提示したもの、様々なツールの活用により必ず成功すると謳ったもの、など、どちらかといえば「きれいごと」を盛り込んだものが多いように思えますが、本書はこれらの書籍に良い意味で「冷や水」を浴びせるものになっています。

また本書では、成功事例だけでなく失敗事例も豊富に盛り込まれていますので(失敗事例のほうがはるかに多いと思います)、成功事例だけの書籍よりも学ぶことが沢山あります。

あと本書で紹介されている事例が生々しいのは、政治・行政に関するものが多いためなのでしょうけれど(エゴ剥き出しの世界でしょうから)、ビジネスの世界が生々しくないわけではないので、世界が違っても十分に参考になります。

リーダーシップに関する書籍を読んで「きれいごと」かな、と感じた際に、本書で検証するとバランスがとれると思います。

また本書を読むと、「誰でもリーダになれる」「誰でもリーダーシップを開発できる」という人材育成・自己啓発系の書籍によくある謳い文句が虚しく聞こえるようになります。

・「リーダーシップとは人を問題と向き合わせること。
帯の竹中平蔵氏の顔を書店で見つけ、序章の著者の言葉「権限のある職に就くまで行動を先延ばしするようであってはならない」にドキッとして購入してみた。日常の至る所にあるリーダーシップから、失敗=死であるリーダーシップまで様々なケースが取り挙げられている。「ダンスフロア」「バルコニー」といった比喩もイメージとして捉えやすい。このように非常に大きな絵の中でのリーダーシップを取り扱っている本はあまり見たことがなく、将来、各界から世の中に影響を及ぼしたいと考えている人には参考になるかと思う。

最前線のリーダーシップ (詳細)

なぜ会社は大きくすると潰れるのか (アスカビジネス)

・「手に汗握るビジネス書
著者が体験した怒濤の倒産劇に圧倒。一気読みしてしまった。

良質のサスペンスか冒険譚を読了したときと同じような知的興奮を覚えた。

NHKのクローズアップ現代にも取り上げられたという、著者がオーナーだったある地方都市の建設会社の破産からは、まだ一年も経っていない。それだけに業界の内情や過酷な中小の建設会社をとりまく現状をせきららに綴った生々しい文章には戦慄さえ覚える。

筆者は家族で始めた会社を最盛期には年商43億まで成長させた社長とのことだが、大きくさせたがゆえに自らが御する事ができなくなった自分の会社が、時代に翻弄され一気に瓦解してゆく記述からは、あらがいながら巨大な渦に飲み込まれゆく著者の叫びが聞こえる。

本書は単なる実録もの・ドキュメンタリーではなく、多数の諸表や法的文書なども詳細に記されており、歴とした実用書でもある。弁護士や裁判所から届く様々な書類は錯乱とも言える著者の内情との対比と相まって、その極めて事務的な文面は残忍にして冷酷に映る。

共に戦ってきた部下たちとの軋轢、社業を継がせようとした息子への想い、振り返る自分の人生・・・。

凡百のビジネス書とは一線を画す一冊。読了後、著者と離島に旅立つ息子さんのこれからに、思いをはせらさずにはいられなかった。

・「涙が出るビジネス書
いっきに読みました。

経営本でこれほどいっきに読める本は珍しい。実話の中に経営のルールを散りばめているから、経営の知識が生きたものになっている。読者は小説と経営の両方を楽しめる想定になっている。

この著者が「クローズアップ現代」で放映された事実は記憶にある。たくぎん破綻と中小企業、特に建設業の運命に焦点を当てたものだった。

欲をいえば本の装丁、広告などでNHK放映のことをもっと上手に利用すればよかったのではないか。

・「経営者の責任の重さを、擬似体感。
企業経営の発展と永続性を願い、夢を抱き、会社の拡大路線を突っ走る。時流に乗り会社を大きくしてきたが、公共事業に依存してきた会社が、社会情勢の変化で、工事の受注が激減、そして自己破産。

著者の元社長の葛藤が、文字が立ち上がってくるかのように、その様子が伝わってくる。

経営学者や経済評論家とは違い、経営者の「生の声」だ。

p64「息子の入社は中小企業の担保だ」

p96 提案のない役員会に意義はあるのか

p146 現場に必要なのは『浪花節』経営だ

p149 最後は、人間性の問題だp150 資金がアッパーカットとすれば、人材はボディーブローだ。後から必ず効いていくる。

p166 粘り、摸索、努力、があってはじめて人は評価してくれる。判断力で物事を決めるなら、人生は何もしないほうが良い。判断力のいい人間は粘りが足りないし、粘りの要素を計算に入れることもしない。

不波俊輔氏の会社経営の「失敗学」から、会社を生かす経営学、自分を生かす人生学を学ぶことができたように思う。

人を活かす人事は、企業経営者の要だ。コミュニケーション能力が不足している人物を、人事に配置するのは、人選する判断能力が問われる一つでもある。

読み進むと、かなり辛いものがある。しかし、目を背けることなく、さまざまな問題に対面する経営の諸問題を考えると、一読の価値がある。

・「やっぱり会社は中くらいでは潰れてしまう
ここまで赤裸々にぶちまけてくれた著者の勇気に感動した。多くの苦労の末に成功した「サクセスストーリー」は多々あれど、多くの苦労の末に破産した「フェイルストーリー」は滅多にない。しかも、その事件から何年も経過した後の回顧録ではなく、つい最近の出来事である。そんな状況で本を出版しようと思う人は少ないから、希少価値もある。表紙を見ると大きな会社と誤解してしまうが、社員数十人の中小企業の話である。中小企業の倒産と社長と息子の自己破産までのドキュメンタリーである。社員の経験のない社長は、やっぱり社員の気持ちは全然わからないということがわかった。息子を次期社長として育てれば会社が安定すると思っているあたりが大きな勘違い。自分ではない優勝者が決まってる試合で一生懸命頑張れって言われてもねー・・・会社を潰さないためにはどうすればよいかというハウツー物の「教科書」ではなく、「どうせ潰れるんだったら早く潰したほうがいいよ。そうしないとこんなに大変になる。」という反面教師の本。自分はとっても不幸だと思っている方や、人の不幸が大好きな方にはお勧め。

・「責任を取らない人は会社を潰す
成功を取り上げる本は多いが失敗を取り上げる本は少ない。そういう意味で価値があると本書を購入したが、読めば読むほど「破産したのは当然の結果だろうな」という気持ちになった。

編集でだいぶ削除したと推測するが、筆者の本音は「破産したのは「部下のせい」「時代のせい」「業種のせい」「政府のせい」「息子のせい」であり、自分のせいではない」ではないだろうか。記述の端々からそういったニュアンスを受ける。こんな人物には部下はついてこない。自分は責任を負わないということは部下に責任を擦り付けるのと同意義だからだ。経営者自身の能力がいかに高くても根本がこれではどうしようもないと思う。

本書の最初に登場するアスカ出版の石野誠一氏のような社長であれば、例え不況の建設業界でも破産することは無かっただろう。

なぜ会社は大きくすると潰れるのか (アスカビジネス) (詳細)

ブラック・スワン[上]―不確実性とリスクの本質

・「複雑化する社会の不確実性を解き明かす名著
サブプライム問題に端を発した世界金融危機において、誰もが疑問を持ちました。アメリカの金融工学は最先端で、徹底したリスク管理ができているはずなのに、なぜこれだけの破綻が起きたのか、と。

サブプライム問題が顕在化する前の2006年に出版されたのに、その理由である現代の金融工学や経済学の誤りを鮮やかに指摘するのが、デリバティブ・トレーダーにして研究者のナシーム・ニコラス・タレブによる「ブラック・スワン」です。

本書は、ただの経済書ではありません。むしろ、複雑化する社会における、人間の認知と思考の限界を示す、重要な哲学書です。圧倒的な知的刺激に、まだ興奮が収まりません。

表題であるブラック・スワンとは、オセアニアで発見された黒い白鳥のことで、それまで黒い白鳥は存在しないとされていた学説が、その発見によって覆されました。

ブラック・スワンが象徴するのは、理論というものを「検証」することは非常に難しく、「反証」することは非常にたやすい、ということです。ここが非常に重要なのですが、我々は常にブラック・スワンを発見してからしか、ブラック・スワンを含む理論を作れないのです。すると、おわかりでしょうか。サブプライム問題に代表されるような、ファイナンス理論が想定していない事態は、そもそも理論で管理することが不可能なのです!

リスクをコントロールする戦略が不可能ならば、不確実性を積極的に活用するしかない、とタレブは説きます。専門であるトレーディングの例としては、ポートフォリオの大部分はアメリカ短期国債のような超安全な資産に投資しつつ、残りの10〜15%をあらん限りのレバレッジを効かせたハイリスクな資産に投資するという「バーベル」戦略を説明します。こうすることで、悪いブラック・スワンによる破綻のリスクを避けながら、良いブラック・スワンーー大穴ーーを引いたときには大きく資産を増やすことができる、という考え方です。

タレブの議論は、現代社会における不確実性の増大を説明するための複雑ネットワーク理論、ギリシャ哲学における経験主義、行動経済学からフラクタル数学、ポパーにまで飛ぶので、聞きかじりでもそれらの知識がないと読むのは辛いかもしれません。

タレブが繰り返し激しく攻撃するのは、自閉する哲学や、学会での権威付けの競争にのみ用いられる複雑な数理モデルを駆使する経済学です。それらの知のタコツボに風穴を開けるタレブの議論は、明瞭にして痛快。

本書を読み通して理解することができれば、ネットワーク化して複雑化する社会における見通し図を得たようなものです。

・「うろこがいっぱい張り付いた目を浄化してくれる
ちょっと金融論や投資理論を勉強すると、リスクとか期待値、確率、変動率などわかった気になる。しかし、そうした業界で議論されているリスクとはカジノゲームと同じで計測できるリスクに過ぎず、私たちが現実に直面する現実は、計測自体が不可能な不確実性(ナイトの不確実性)の方が圧倒的に多い。そしてちょっと判った気になった程度が、実は一番危険だと本書は教えてくれる。「黒い白鳥」とは極めて稀な出来事の象徴である。たった一羽の黒い白鳥が舞い降りただけで、それまですべてのことが崩壊してしまう。しかも、世間は判りやすい講釈のついた黒い白鳥には過剰反応する一方で、講釈になじまない黒い白鳥の存在可能性は無視されている。それが重大な結果をもたらすにも関わらずだ。なるほど、その通りだ。毎日たんまり餌をもらって暮らしていた経験主義的な七面鳥は「世界は気前よく餌をくれる人間でいっぱいだ」という世界観を抱くだろう。ただし、その経験主義的な七面鳥の世界観は感謝祭の前日に崩壊する。限定された経験から安易に結論を導き出すことへの警鐘である。たしかに、今回の金融危機で沢山の七面鳥が悲鳴を上げたことは間違いない。

・「社会科学の対象としての“人間”をと゜うとらえるか−認識論の再検討−
今から31年前のちょうど今頃、TBSテレビのサマーセミナーとしてJ・K・ガルブレイスの『不確実性の時代』が紹介されていた。当時大学生だった私はこの番組をリアルタイムで見ていた記憶がある。 それから時が流れた今、この本が日本でも刊行された。前者が“経済学の歴史”を通じての“人間・社会認識”を主眼としていたことに対し、本書のそれは“そもそも認識とはどういうことなのか”を大きなテーマとして扱っている。 タイトルの“ブラック・スワン”とは比喩である。白鳥とは“『常識的に』全て白いはずの鳥”なのに、“黒い白鳥”が発見されたことから、“では『白鳥』を白鳥たらしめる本質は何なのか”との問いかけが新たに提起されたことに始まる。 タレブ氏の問いかけは“一部の人にとっての『常識』が果たして、その対象となる物事の『本質』を把握しうるのか”との、誰しもが何処かで持っている疑問を具体化したことに他ならない。 この本を読んでみて羨ましく感じたのは、アメリカにはまだ“自身を相対化して問い直す”との学問が本来持っている姿が息づいていたことであり、それを受け止める土壌としての市民が健在だったことである。 本書を読んでから『不確実性の時代』や高島善哉の『マルクスとヴェーバー』あたりを読み直してみることもおもしろいと思う。

・「「専門家」の権威に盲従しない勇気
経済学のように、高度な数学に武装された学問について、専門家から自信たっぷりに説明されれば、我々一般人はたいした疑いもなく信じてしまいがちだ。

だが、この本を読み、実際には、彼らの学問は例外に満ちた複雑な現実ではなく、学問にしやすいよう、現実を都合よく解釈しただけに過ぎないことを知らされた。学問に限らず、ビジネスでも「専門家」の名の下に自分が知っていること以上に世界について知っていると主張する者がいかに多いことか。

問題は専門家の側だけでなく、そうした彼らの主張を安易に信じ、彼らを野放しにしてしまう我々一般人側にもある。不確実性を認めることは精神的ストレスのかかる行為だが、専門家の権威に盲従しない勇気を持つ必要性を感じた。「それは本当に現実ですか?」まずはこの問いから始めたい。

・「予測できないもの(Black Swan)の本質的な理解を促す啓蒙的な著
資本主義社会の富の源泉であるマーケットを相手に不確実性(リスク)の管理を稼業にしてきた元デリバティブトレーダーの社会科学批判の思索の著であり、知的刺激に満ちた非常にThought-provokingな本です。社会科学は、経済事象を数値化、定量化し、導き出された数値モデル(帰納法による理論化)を用いて経済事象を説明、予測するものですが、懐疑的実践主義者の立場から社会科学の権威、理論および常識(おもに経済学、哲学)を徹底的にこきおろしています。主なターゲットには、「リスクー神々への反逆」で記述されているような、今日のビジネススクールで常識とされるファイナンス理論も含まれます。この本を通じて、社会科学の理論や公式(Formula)の限界を認知学、心理学等様々な分野から、かなり深く理解することができます。著者の言葉を借りれば、その理論を知っていてもその限界の本質を深く知らなければ、現実をみるのに不自由になっており、だからこそ、Black Swan(予測できないこと)がやってくるのだと。

たとえば、数値化されたモデリング、因果と結果を示す法則には、その美しさゆえ、その絶対性を過大評価し、例外(Black Swan)を過小評価しがちであることを指摘し、その背景にある人間の認知の特性について言及しています。「XXがある」という証拠がないことを「XXがない」という証拠があることに履き替えるわかっていることを過大評価し、わかっていないことを過小評価する等

著者の想定する読者は、一般的なビジネスマン(主に金融、MBA)だけではなく、哲学者や経済学者を相手にしている面や(実践主義者として学者と論争してきた内容が本となっているため)、翻訳の関係もあり、読みにくいとこともあります。しかし、17章、18章、用語集(下巻)は必読。経済学者や哲学者との対比で著者の持論とリスク(Black Swan)に対する意見を記載しており、1章から読む前にこの2章と用語集を先に読んだほうが読みやすいと思います。

Black Swanの本質の理解のため、著者はいろいろな事例をあげていますが、たびたび言及しているLTCMの事例が、個人的には最も興味深かったです。LTCMは、オプションプライシングモデルであるあの有名なブラックショールズモデルを発表したノーベル賞経済学者であるマートンとショールズが参画した巨大ヘッジファンドですが、ノーベル賞経済学者だけでなく、元FRB副議長や伝説のトレーダーが関与し人類最高の頭脳が集まっていた史上最強のヘッジファンドといわれ、理論を実際のマーケットで実践した結果、一時は驚異的なリターンをあげたものの、アジア通貨危機、ロシア危機を予測できなかったことにより(モデルの想定外の事象:Black Swanが出現)、1998年に破綻し、世界恐慌のトリガーを引きかねなかった事態を重く見た当局により最終的に救済されました。このLTCMの栄光と崩壊の原因について、ファイナンス理論の限界だけでなく、本質的には著者の主張するBlack Swanの存在を疑う懐疑主義(Skepticism)の欠如があり、自分の知っていることばかり焦点をあて、モデルにないものは無視しがちで、結局モデルの内側からしか世界を眺めていなかったというBlack SwanのImplicationから考察する視点は非常に示唆に富んでいると思いました。

Black Swanは予測できないがゆえに理論には織り込めないものの、著者は理論の存在の全てを否定し完全な懐疑主義を主張しているわけではなく、理論を適切に利用し、Black Swanに対する適度な懐疑心をもちBlack Swanを利用することを説いています。Black Swanの性質を例示とともにBlack Swanが潜む「果ての国」とBlack Swanが重要ではない「月並みな国」とに分類し、「果ての国」では、よいBlack Swanに会えるかもしれないが、悪いBlack Swanに遭遇かもしれない可能性を説明しています。投資戦略でいえば、投資ポートフォリオの8割近くは「月並みな国」でそこそこのリターンを確保し、2割弱は、「果ての国」のよいBlack Swanに会うことにより高いリターンを確保する「バーベル戦略」を主張しています。Black Swanは予測できないがゆえにBlack Swanなのであり、この予測できないことへの対応は、知識および経験に基づく高度な理論の発明や真実の解明で改善されるものではなく、Black Swanの本質の理解こそが鍵であるというパラダイムシフト的な視点を提供するものでした。ノーベル経済学賞とは逆説的ですが、再読、再々読の価値のある非常に重要な本です。

ブラック・スワン[上]―不確実性とリスクの本質 (詳細)

「食糧危機」をあおってはいけない (Bunshun Paperbacks)

・「一面的な物の見方にならないように一読を!
・インドは牛肉を食べない・中国人の肉はブラジルの大豆の輸入で育てられているので、飼料穀物は不足しない・人口予測は高すぎ・日本人の魚消費は、昔からのものではない・世界で魚を食べるのは少数で、今のブームは一過性・ブラジルの熱帯雨林を伐採しなくとも、耕地可能な土地はたくさんあるなど、現在のあまりにも極端な食糧危機の警告に対する、冷静な分析が書かれています。

・「気楽に読める「食糧危機」の最前線
20年間隔で繰り返し唱えられる「食糧危機説」。FAO等の一次データを基に、世界の地理的差異に、歴史的・文化的背景を加えて、幻の「食糧危機」の実態がわかりやすく解きほぐされています。通勤列車の中でも、寝転がってでも、スイスイ読めて、千円で知的刺激を満たせる、お得なペーパーバック。

・「地に足がついた感覚を得た
食糧問題については、様々な『噂』が飛び交っている。BRICsの経済発展に伴い食料需要が逼迫するとか、生産余力は世界にもうないとか。しかし、そういう話を聴く度に、感覚的に納得できるのだけれども、実際の所、どうなのだろうと感じていた。なにか”フワフワ”した地に足がついていない感覚が常にあった。

本書は、しっかりと統計データなど裏付けられたデータを用いて、そういった『噂』がどこが間違っているのかを分かり易く指摘している。読みやすい本だが、内容はしっかりしているので、この手の話をしっかりと考えたい人にはぜひお勧めだ。

・「食料危機の風説を豊富なデータで論破
本書の内容紹介のところに1.から6.の食料危機が発生する根拠が記載されています。本書は、これらの説を豊富なデータを元に一つ一つ論破していきます。

食料は余っているし、今後も(少なくとも日本で)不足することは無い。

これが本書の結論です。実は 2007年から2008年の夏にかけて、食料危機が発生していました。食料の値段が上がり、世界中で暴動が実際に発生しました。これは投機によるものでしたが、日本への影響はどうだったでしょう?アンパン10円、カップめん20円の値上げ、でした。これって食料危機なんでしょうか?(しかも今は実売価格では元に戻っています。)

では、これかれも大丈夫なんでしょうか。お魚は?お米は?これについても明快な回答が書かれています。この本の14ページから15ページの図版は衝撃的ですらあり、いかに食物増産の余地が残されているか、良く理解できます。

食物が余っている。これから導かれる「アフリカの貧困問題を何とかしたかったら、アフリカから農作物を買うことだ。」という展開は非常に納得のいくものでした。簡単にできないのは政治問題のためであり、それはどの国も同じなんです。

食料問題が心配な人や、農業を志している人の必読書。

・「ペーパバックスのいいところ


 農地を有効活用しているか。1ヘクタールあたりの穀物を収穫をどのくらい上げているかの図表は非常に参考になります。 小麦は古代エジプト時代は1ヘクタールあたり1トンでしたが、日本では8トンくらいの収穫が上がっています。 しかし、農地を日本のように有効に使用しているのは、ごく限られた先進国の農地だけなのです。 アフリカなどの国では、収穫量を増やしてしまうと穀物の価格が下がってしまうので、収穫をあげる努力は行わないようです。 日本の農家は、収穫量を上げるよりも、「日本人が好む味」「日本人が好む品質」に特化した農作物づくりを目指すべきと著者は訴えています。 食糧危機を考えるときに参考になる一冊です。

「食糧危機」をあおってはいけない (Bunshun Paperbacks) (詳細)
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