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▼2009年読んだ本:セレクト商品

耳そぎ饅頭 (講談社文庫)耳そぎ饅頭 (講談社文庫) (詳細)
町田 康(著)

「偏屈もまた楽し。」「うくく。」「あらまー陽水様だ!」


平面いぬ。 (集英社文庫)平面いぬ。 (集英社文庫) (詳細)
乙一(著)

「珠玉の四編」「夢中で読みました」「ホロリときました。」「せつない系・乙一ファンにオススメ」「久々です」


そして誰もいなくなった (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)そして誰もいなくなった (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) (詳細)
アガサ クリスティー(著), Agatha Christie(原著), 清水 俊二(翻訳)

「アガサの最も読みやすい作品」「検討」「最高傑作に相応しい」「アガサ・クリスティーの最高傑作」「本当に怖いんです・・・でも・・・」


野球の国のアリス (ミステリーランド)野球の国のアリス (ミステリーランド) (詳細)
北村 薫(著)

「小中学生諸君、心のやわらかいうちにぜひこの本を手にとってみてください。」「お勧めジュブナイルノベル」「受賞おめでとうございます」「ミステリというよりファンタジーに近い作品」「図書室において欲しい」


▼クチコミ情報

耳そぎ饅頭 (講談社文庫)

・「偏屈もまた楽し。
自分のCDが売れない理由を、自身が偏屈で[遊び]と言うものを知らないからだと分析、世で言う[遊び]をしに街に出ていく町田氏。芥川賞を取ったりして、作家としての方が今では名が知られていながらも自分は歌手だと自称続けるパンクぶり。惚れます。[夢の世界]を体感しにディズニーランドへ行ったり。こんなに漢字が多いのにけらけら笑えるエッセイって貴重。

・「うくく。
通勤電車の中、思わず笑い出してしまった。最高。

・「あらまー陽水様だ!
ディズニーランドへ、行ったりナンジャタウンへ、行ったりその感想が常々自分がいだいていたものと同じなので、そうそうと思いながら安心したり感激したり、最後には癒される。ほんとうのことを言ったり、正直であることが感じのいい音楽を聞いている状態と少し似ているかも。心がニュートラルになる感じ。

耳そぎ饅頭 (講談社文庫) (詳細)

平面いぬ。 (集英社文庫)

・「珠玉の四編
「石の目」「はじめ」「BLUE」「平面いぬ。」という長めの4作品を収録したホラー短編集。普通、(連作でない)短編集というと、一つや二つ、締め切りに追われて、作者としてはベストな出来でない作品があっても不思議ではないのだが、この作品集の4作品はどれも完成度が高い。表題作の「石の目」は、和風メドゥーサ伝説みたいなお話で、本格ミステリーの面白さが、ホラーの怖さとを相殺することなく共存させている離れ業に、いたく感心した。「はじめ」は、幻覚だったはずの女の子「はじめ」が、何故か一人歩きし始めるお話。前半の噂が広がる展開はありがちな話だが、後半「はじめ」が実在し始めてからの展開が面白い。軽いタッチのストーリー運びで、ラストも幻覚にふさわしく、ほのぼのいい感じ。「BLUE」は、意志を持って生まれてしまったぬいぐるみたちの物語。純粋な心を持った主人公に、意地悪と不幸の連続と、なかなかけれん味たっぷりのストーリーなのだが、ラストシーンには、作者の思惑通り、やっぱり泣かされてしまった。「平面いぬ。」は、家族から浮いた存在の女の子が、何気なく犬の刺青を入れたら、何故か皮膚の上を動くようになってしまう。そんなとき、主人公を突然襲う家族の不幸。刺青の犬に家族の愛情を教えられ・・・ラストは、大変な状況なのに、主人公の心はほのぼの明るい。 作者が二十歳前後に書いた作品を集めたものだそうだが、凄い作家だ。いずれも、怖さと悲しさのバランス、リアリティとシュールさのバランスが絶妙で、とてもいい味を出している。

・「夢中で読みました
ほんとに一気にひきこまれてゆく世界観でした。石ノ目はホラー要素が強い作品でしたが読んだあとに怖さと少し切なさの残る作品でした。BLUEは悲しい話ですがぬいぐるみの気持ちがわかる感動作でした。表題作の平面いぬも不思議な話で主人公の気持ちが伝わってくる話です。私が一番すきだったのは「はじめ」です。同世代というのもありますが空想上の少女と主人公、主人公の友人の3人の空気感が楽しく、最後には切なさを感じました。どの作品も全く違う話なのに最後には切なさが残るのがいいな、と思います。

・「ホロリときました。
乙一さんの短編って良いですねぇ。。。(長編も好きですよ。)短編が4つ入っております。石ノ目/はじめ/BLUE/平面いぬ。です。石ノ目は少しホラー系な感じです。ゾクドキです。はじめは主人公の男の子の想像上の女の子のふんわりとしたお話。BLUEは不思議な生地で作られたお人形のお話。おもしろいです。。。そして、タイトルの平面いぬ。は犬の刺青の女子高生のお話。これがホロリときましたー。(;_;)この本のなかで一番好きです。(^-^*)オススメです。乙一さんの本を初めて読む方にも良いかもしれません。是非是非お手にとってみて下さい!

・「せつない系・乙一ファンにオススメ
乙一さんの本というと、ホラー系と、せつない系?があり、どっちだろうと悩みますが、この本は、せつない系だと思います。「石の目」、「はじめ」、「BLUE」、「平面いぬ」の4つが収録されていますが、お気に入りは、「はじめ」と「BLUE」、特に「BLUE」は、電車の中で読まなくてよかったとの印象。

いいとこ取りの「失われた物語」を読み終わってしまい、何を読もうかなぁ・・と思っている人がいたら、非常にオススメ

・「久々です
乙一さんのZOOを読み、それからこの本を買いました。そして今朝、通勤電車の中で完読。作品それぞれがきちんとした顔を持ってるけど、みんな乙一国の住人というか。そのまま書店へ直行し、「天帝妖狐」と「GOTH」をまとめて購入しました。はまってしまった・・・

平面いぬ。 (集英社文庫) (詳細)

そして誰もいなくなった (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

・「アガサの最も読みやすい作品
引き込まれていくように一気に読めた。雨の夜の場面なんかは、ちょうど外で雨が降っている夜だったので最高に引き込まれた。アガサの小説の中でも一番読みやすいスリルのある作品だと思う。読み進めていく中で、この人が犯人では?と思った人が死んで行く展開に私の頭は迷宮入りしたのですが。色々な可能性を考えながら読み進めていきながらも私にとっては意外な人が犯人だったというのが驚きだった。最後まで読まなければ、超常現象?ではないかと思わせる展開が素晴らしい。多くの作家から今なお名作と評価される理由がわかった。表紙の島の絵もまさに内容とマッチして効果的だ!と思った。

・「検討
クリスティの数ある名作の中でも、これは名作中の名作。クリスティは心理描写に迫力があるが、特に一番最後の犠牲者の心の葛藤の描写がすばらしい。日本語で読んだことがあるので、犯人を覚えていたが、「あれ?ほんまにこの人が犯人やったかな」と途中で自信をなくした。どうやってあんな手の込んだトリックを考えるんでしょうねー。クリスティは天才です。‾‾他の推薦されたタイトル: The Fates by Tino Georgiou. 極度のよい.

・「最高傑作に相応しい
アガサの代表作ともいえる本作品は、プロットがみごとで思わず唸ってしまう。島に閉ざされた10人が1人1人殺され、最後に「そして誰もいなくなった」となるのだが、これは読んでいる者への恐怖心を煽るのに十分である。半世紀前以上に作られたものだが、全く色あせることなく尚輝き続けているのがすばらしい。

・「アガサ・クリスティーの最高傑作
 お互いに見も知らぬ、男女十人がそれぞれ招待や依頼を受けてインディアン島に集まります。島の素晴らしい屋敷では、オーエンと名乗る主が姿を現さず、歓迎の用意だけが調っていました。晩餐の最中、どこからともなく声がして、そこに集う全員が何らかの形で犯罪を行い、法のさばきを受けていないと告発します。十人は憤慨して出ていこうとしますが、島からは脱出不可能。そして一人、また一人と「いなくなって」ゆくのです。自由に出入りのできない孤島で、隠れる場所もありません。誰が何の目的で? 残った人間がオーエンなのか? 最後にタイトルの「そして誰もいなくなった」が生きてきます。 私は読み終わるまで犯人が判りませんでした。あなたはどうですか?

・「本当に怖いんです・・・でも・・・
本当に怖いんです・・・でも、また読みたくなるのです。素晴しい作品だと思います。テレビや映画でみる作品は誰かと一緒に見ることが出来て怖さを同時に共有できますが、本はそうはいきません。読んでいると自分1人でそこに居るみたいで恐怖に耐えながら読みました。でもまた読まずにいられませんでした。作品の完成度も素晴しいと思います。内容?トリック?が美しいと言うかスマートと言うか。うまく説明出来なくてすみません。

そして誰もいなくなった (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) (詳細)

野球の国のアリス (ミステリーランド)

・「小中学生諸君、心のやわらかいうちにぜひこの本を手にとってみてください。
 野球少女のアリスは鏡の向こうへと迷い込む。そこは何もかもが左右逆の世界。そして中学野球にも少女が参加できる世界だった。彼女の学校は全国一の弱小チーム。アリスの参加で全国一の強豪校との試合に臨むことになるのだが…。

 北村薫の新作と聞いただけで迷うことなく手にしましたが、これは小中学生向きに書かれたファンタジー小説でした。すべての漢字にルビが振られ、おそらく小学3年生くらいから十分に楽しめるでしょう。

 北村薫はベッキーさんシリーズ『瑠璃の天』で時代を過去に移しかえつつも現代に対する疑問に直球をぶつける取り組みをしていました。 この『野球の国のアリス』は、浮世離れした世界を舞台に、やはり同じく現代社会のうさんくささを斬り出そうとしているようです。

 「世の中の仕組みっていうのは、なかなか動かせない。参加を拒否すると、もう社会に対する反逆者扱いです。」(163頁) 「世の中の流れは大きすぎるから、動き出したら一人でどうにかするのは難しい。」(278頁)

 こうした言葉から浮かび上がるのは、人間が主体的に生きることの大切さと難しさです。傷つくことを恐れるがあまり、他人と意見をたがえることを回避する日々。そこに安寧はあるかもしれないけれど、その安寧の中に本当の自分はいない。そのことを北村はかなり直截な表現で私たちに提示してみせます。

 アリスに投げつけられた誹謗の言葉に五堂が憤りを感じて反論をする場面は、中学生の言動としては成熟しすぎていて、北村の筆は少々書き込みすぎではないかと思わないでもありませんが、振り返ると小説の冒頭に「最近の若い子にはね、悲しい時は悲しい、嬉しい時は嬉しい、と書かないと通じにくいんだよ」(10頁)という言葉がありました。 このことからも、この小説は最近の若い子のために、親切すぎるくらいに分かりやすく編まれた物語であるということが分かります。

・「お勧めジュブナイルノベル
宇山日出臣氏の遺したレーベル、ミステリーランドの新刊(第14回配本)です。ミステリーランドは執筆人が豪華で、かつ曲者も少なくないので、麻耶雄嵩氏の「神様ゲーム」など、少年少女へのジュブナイルに見せかけた大人向けの本が結構ありますが、この「野球の国のアリス」は純粋に、児童向けのジュブナイルでした。ウサギさんが鏡の中に入っていくのを見てそのあとを追った野球少女アリス。鏡の中の国では、中学生たちによる裏の大会――負けたチームが次の試合へ進み、最弱のチームを決定する戦い――が行われており、野球は下手な選手たちのエラーや酷いプレーを嘲笑して楽しむスポーツになっていた。こんな状況を許せないと感じたアリスは、最弱チームのメンバーとなって、最強チームに戦いを挑み、裏の大会を消滅させるために戦う……というお話です。このレーベルが箱入りのハードカバーであるせいで、結構なお値段なのが難点ですが、内容は十分に楽しむことができました。

・「受賞おめでとうございます
 マコト「何読んでんだ南?」 千秋「なんだバカ野郎、野球の国のアリスだよ」 マコト「ああ、あの不思議の国に迷い込むやつだな!」 千秋「まあそうとも言えないが」 内田「あっはは、バカだなまこと君、それは不思議の国のありすでしょ」   「千秋ちゃんが読んでるのはアニメの続編なんだよ」 マコト「なんだそうか!南は世界のマウスが大好きなんだな!」 千秋「?????」



 

・「ミステリというよりファンタジーに近い作品
鏡の国で繰り広げられている野球の負け残り戦をやめさせるべく奮闘するアリスの姿が丁寧に描かれていて読みやすかった。特にアリスと五堂くんの言い争いや、五堂くんがアリスを侮辱されて怒るシーンがよかったと思う。ただ、ミステリというよりファンタジーに近い作品だったため、ミステリを期待していた私には物足りなかった。

・「図書室において欲しい
「かつて子どもだったあなたと少年少女のための」ミステリーランドの第14回配本。ミステリ好きならおぉ!と思える陣容が、子どもたちのために、読書の入り口を提供するためのレーベルで、どの作品も読んでいて楽しい。

北村薫さんのこの作品は、ミステリというよりもファンタジー。不思議の国のアリスをモチーフに、鏡を通り抜けて裏の世界に迷い込んだ野球の好きな中学生少女の奮闘を描きます。

負け続ける人をあざ笑うための野球トーナメントが開催されていて、それに憤慨するなど哲学的な示唆にも富んだ作品で、語り口も柔らか。直木賞作家の作品に小学生から触れてもらうためにも、ぜひ図書室において欲しいなぁ。

野球の国のアリス (ミステリーランド) (詳細)
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