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▼ボストン読書記4:セレクト商品

置き去りにされる人びと―すべての男は消耗品である。〈Vol.7〉置き去りにされる人びと―すべての男は消耗品である。〈Vol.7〉 (詳細)
村上 龍(著)

「危機感を煽られる作品」「格差」「現代批評」「個人から現代という時代を読み解くヒント」「発言の一貫性」


つっこみ力 (ちくま新書 645)つっこみ力 (ちくま新書 645) (詳細)
パオロ・マッツァリーノ(著)

「タイトルに反して(!?)まじめな本で驚きました。」「鋭いつっこみ」「ムラムラ感」「「わかりにくさは罪である」」「戯作者の面目躍如」


医療の限界 (新潮新書)医療の限界 (新潮新書) (詳細)
小松 秀樹(著)

「医療崩壊はさらに加速度的に進むだろう」「正直、勤務医はやってられない」「4時間でわかる「医療崩壊」」「医療事故の本質に迫ります」「医療は完全ではない」


「ニート」って言うな! (光文社新書)「ニート」って言うな! (光文社新書) (詳細)
本田 由紀(著), 内藤 朝雄(著), 後藤 和智(著)

「実はニートは増えていない」「読み終わって、考えさせられてしまう一冊」「あいまいなものをはっきりさせよう」「説得力もあるし面白い。」「三人三様のテンションが味かも」


希望格差社会―「負け組」の絶望感が日本を引き裂く (ちくま文庫)希望格差社会―「負け組」の絶望感が日本を引き裂く (ちくま文庫) (詳細)
山田 昌弘(著)

「実感がある」「この国がかかえる問題が、きちんと積み上げられる形で、下手にあおりもなく把握できる怖い本」「ここが出発点」「希望という輝きを」「所得格差ではなく希望格差に注目した点が斬新」


失敗学のすすめ (講談社文庫)失敗学のすすめ (講談社文庫) (詳細)
畑村 洋太郎(著)

「失敗に対するイメージが変わります」「失敗できないからこそ、他人の失敗が成功の母」「世代を超えて読み継がれて欲しい本」「失敗は成功のもと」「最近 力のつく本が多い」


怒らない人 (角川oneテーマ21)怒らない人 (角川oneテーマ21) (詳細)
辛 淑玉(著)

「なぜ「怒らない」のか」「辛先生の質問力」「在日への反感と、日本人を庇いたくまでなる仕上り」「タイトル変更を」


ネットvs.リアルの衝突―誰がウェブ2.0を制するか (文春新書)ネットvs.リアルの衝突―誰がウェブ2.0を制するか (文春新書) (詳細)
佐々木 俊尚(著)

「誰がWEB2.0を制するかは」「ジャーナリストの仕事として」「コンピューター進化の思想的な意味」「「インターネット(技術)は誰のものか?」」「Web 2.0のパラダイムを俯瞰する」


2ちゃんねるはなぜ潰れないのか? (扶桑社新書)2ちゃんねるはなぜ潰れないのか? (扶桑社新書) (詳細)
西村 博之(著)

「ウェブ進化論の理想論に対する“ベタな現実”を直視すれば本書」「面白く、電車の中での読書などにお薦めです」「Web2.0はカネにならない」「梅田望夫的インターネット/Web2.0論に対するバランサー」「「ひろゆき」氏は天才かも?!」


高学歴ワーキングプア  「フリーター生産工場」としての大学院 (光文社新書)高学歴ワーキングプア 「フリーター生産工場」としての大学院 (光文社新書) (詳細)
水月 昭道(著)

「「環境」に振り回される博士の姿」「オーバードクター問題を一般に公開した意義は大きい」「博士課程進学希望者やその親御さんに・・・」「世間にしってもらうべき問題」「親が読んでくれるとありがたい」


学生による教育再生会議 (平凡社新書)学生による教育再生会議 (平凡社新書) (詳細)
東京学生教育フォーラム(著)

「教育政策の考え方」「学生の本がR25に…!」「鋭い問題意識・真摯な研究態度・そして情熱的」「よく書けているが、突込みが足りない」「熱意は認めるが…」


プロ弁護士の思考術 (PHP新書)プロ弁護士の思考術 (PHP新書) (詳細)
矢部 正秋(著)

「思考は束縛されている(^ω^;)(;^ω^)」「曖昧な事実から、決着点を設定し、多様な道筋で前進」「先達に學ぶ」「クリティカルに考えるということの指南書」「読めば読むほど味がわかる」


イギリスは愉快だ (文春文庫)イギリスは愉快だ (文春文庫) (詳細)
林 望(著)

「英国生活のかをり」「楽しい」「イギリスを愛する人に!」「そこらにあるような、たわいもない随筆集」「イギリスは不愉快っすよ。」


政治とは何か政治とは何か (詳細)
ハンナ アーレント(著), ウルズラ ルッツ(編集), Hannah Arendt(原著), Ursula Ludz(原著), 佐藤 和夫(翻訳)


研究者研究者 (詳細)
有馬 朗人(著), 松本 元(著), 野依 良治(著), 戸塚 洋二(著), 榊 佳之(著), 本庶 佑(著)

「科学は人間が作り出すものである」「面白い」「大学の理系学部生には貴重」「研究者のリアルな気持ちが伝わってくる良書」「研究者を志す人たちの必読書」


考具 ―考えるための道具、持っていますか?考具 ―考えるための道具、持っていますか? (詳細)
加藤 昌治(著)

「アイディアで生計を立てる覚悟のある人向け」「アイディアを出した後のことまで書かれています」「ものが見えやすくなる」「あなたも一つは考具を手に入れてください」「生き生きとしたシンキングツール活用術」


レバレッジ・リーディングレバレッジ・リーディング (詳細)
本田 直之(著)

「読書は最も効率の良い投資である」「読書法に悩んだら立ち止まって読んで欲しい一冊」「薄々感じていたこと」「「読書家初心者向け」本として☆5つ」「読書はビジネスの実践で活かすためのもの」


我謳(ガオオーー)!!―人生に喝(勝つ)!経営に喝(勝つ)!生きる勇気が湧いてくる本我謳(ガオオーー)!!―人生に喝(勝つ)!経営に喝(勝つ)!生きる勇気が湧いてくる本 (詳細)
市川 善彦(著)

「挫けそうになった時にガオオ〜〜〜〜〜〜〜!!」「勇気を与えてくれる本」「がおお〜〜〜〜〜〜!!」「我謳(ガオーーーーーーーー!!)」「元気をもらえます」


新しい現実―政府と政治、経済とビジネス、社会および世界観にいま何がおこっているか新しい現実―政府と政治、経済とビジネス、社会および世界観にいま何がおこっているか (詳細)
ピーター・F. ドラッカー(著), 上田 惇生(翻訳), 佐々木 実智男(翻訳)

「炯眼の書です。」


プロフェッショナルの条件―いかに成果をあげ、成長するか (はじめて読むドラッカー (自己実現編))プロフェッショナルの条件―いかに成果をあげ、成長するか (はじめて読むドラッカー (自己実現編)) (詳細)
P・F. ドラッカー(著), Peter F. Drucker(著), 上田 惇生(著)

「とても当たり前のこと」「「プロ」とは?」「人事の教科書としても最高」「プロのビジネスマンになりたい人は、必読。」「これ一冊でとりあえずOK」


テクノロジストの条件 (はじめて読むドラッカー (技術編))テクノロジストの条件 (はじめて読むドラッカー (技術編)) (詳細)
P.F.ドラッカー(著), 上田 惇生(翻訳)

「7000年後の課題にいかに対応するのか。」「ドラッカーのMOTの思想と哲学が、経営思想と織り合ってここに!」「ぜひ読んで!」「良書だと思います。」「お勉強は大切」


ドラッカー入門―万人のための帝王学を求めてドラッカー入門―万人のための帝王学を求めて (詳細)
上田 惇生(著)

「ドラッカーの著書がまた新しく見えてくる」「必読の書!」「私には相応しい入門書」「入門でありながら既に貴重な示唆に富む」「「俗流解釈」の防波堤」


すごい会議-短期間で会社が劇的に変わる!すごい会議-短期間で会社が劇的に変わる! (詳細)
大橋 禅太郎(著)

「会議が変わる、会社が変わる、を期待できる」「すごい本です」「「すごい会議」の流れがエピソードを通じて疑似体験できる」「会議で実践」「すぐ使えます」


すごい考え方すごい考え方 (詳細)
ハワード・ゴールドマン(著), 松林 博文(翻訳)

「言葉が考え方を変える」「目標達成のためのプロセスが明確になる」「仕事に対する考え方を変えるにはいい本だと思います。」「【良いソフトをインストール】」「使える」


問題解決プロフェッショナル「思考と技術」問題解決プロフェッショナル「思考と技術」 (詳細)
齋藤 嘉則(著), グロービス(著)

「ロジカルシンキング入門書」「ロジカルシンキングの入門書にして決定版」「早速実践できる」「問題解決のメソッドを分かりやすく紹介」「最初に読むべきロジカルシンキングの基本書」


▼クチコミ情報

置き去りにされる人びと―すべての男は消耗品である。〈Vol.7〉

・「危機感を煽られる作品
危機感を煽られます。自分を変えようと思っている人にはとても良い作品だと思います。但し、安定を望む方や、自信を失っている方が読むと煽られて不安だけが残ることになると思います。

「誰にでもチャンスがある、というのは嘘ではないが、どう生きるかという戦略のない人間には、はじめからチャンスが無い」

「成功への基本のライフスタイルが崩壊しているため、誰もがそれを指し示すことができない」と曖昧で皆が何となく感じている不安の本質ははっきりしますし、成功をもたらすのは何者でもない自立した個人の力であることは分かります。

但し基本的な個人のモチベーションをどう上げるかは、当然のことな

がら示唆されていないため、不安ばかりが煽られないよう、うまくモチベーションに変えられればこの本を読む価値はあると思います。

・「格差
かつての「すべての男は消耗品である」は、ひたすらキューバのことだけが書かれていたりしたものもありましたが、本書はここ数年の村上龍の思考の軌跡を辿ることができます。特に「日本、日本人という主語の限界」は重要な指摘であり、格差の存在とその顕在化はこれからの日本を考える上で避けられないキーワードになるのではないでしょうか。

相変わらず、悪意のない自慢話は避けて通れませんが、もはや村上龍エッセイのお約束でしょう。

・「現代批評
まずタイトルがとてもいいなと思いました。村上龍のエッセイは相変わらずするどい点を指摘しています。現代社会、政治をするどく斬っていると思います。

・「個人から現代という時代を読み解くヒント
 社会の政治、経済、メディア、教育において 共通している問題は、世の中に起こりえている 「格差」について言及していないことだと著者は述べ、 分離した層をひとくくりにで伝えることの危うさを 多様な事例から取り上げていきます。  その一貫性をもった切り口に共感しました。 ひとつずつの印象的なメッセージは、個人として

 現代という時代を読み解くヒントになるとおもいます。

<印象に残ったメッセージ> ・ 全てをわかっているという情報は無い ・ 格差は多様化ではない ・ 対象となる主語を明確にして、   言う側の責任を踏まえ、アナウンスを行うべき ・ 格差は顕在化すると不安定になるから、   権力は隠蔽しようとする

・「発言の一貫性
村上龍のエッセイはいつも同じことを繰り返し述べている。「全体のことよりも、個人的に」端的な例を出すならば、政治家の泥仕合をTVでみている時間があったら、英単語の一個でも覚えたほうがいいと。

日本の教育システムは個より公と重視してきたが、時代が代わり、ビジョンのある経営者が必要といわれ久しいが、もはや公のビジョンなど存在しない、そのことに気付かせてくれる。ぜひ、この本を大学生に読んでもらいたい。何がしたいかわからない人に時間は待ってはくれないことを痛烈に感じるからである。

置き去りにされる人びと―すべての男は消耗品である。〈Vol.7〉 (詳細)

つっこみ力 (ちくま新書 645)

・「タイトルに反して(!?)まじめな本で驚きました。
タイトルに反して(!?)まじめな本で驚きました。

正しく議論しよう、批判や評価を通じてメディアリテラシーを上げようとすることは無意味。むしろ「つっこみ力」を付けよう、と本書は主張しています。

何か間違いに気付いても訂正するのではなくつっこむ。笑いをもたらす程ではなければスルーする。相手を責めずに場を盛り上げる「つっこみ力」、良いですね。パターンがあるので、凡人な僕でも練習すれば身に付きそう。

タイトルに反して、全編通じて調査結果やデータに対してまじめにつっこむという本で驚きました。

・「鋭いつっこみ
「反社会学講座」の著者が書いた反社会学のガイド本という感じ。流行りの新書版で引きつけておいて反社会学講座を読み損なっていた人の目を向けさせる、著者にとって美味しい企画の本だ。

「人は正しさだけでは興味を持ってくれない。その正しさを面白いと感じたときにのみ反応してくれる。」という信念の元に、正しいことをただ正しいというのではなく正しいことを面白く伝えるという工夫が凝らされている。自紙のことを正論といって憚らない新聞の人気がイマイチなのは、正しさを面白く伝えるというひと手間が欠けているからではないだろうか。

平成10年からの自殺の増加を失業率の推移と結びつけた説を否定するくだりは痛快だ

・「ムラムラ感
や〜、おもしろかったです。ひきこまれてあっというまに読んでしまいました。前作「不埒な〜」は、反社会学講座の続編ぽい感じだったけど、今作はちょっと趣が違いますね。データや学問を反ジョーシキな切り口で、笑わせて(考えさせて)くれるところは前二作と同じなんだけど、今回は、読んだ後ほんとに勇気がわいてきた。

・「「わかりにくさは罪である」
この第一章のタイトルに共感!

本著は、情報を発信する側のレベルアップと受信する側のレベルアップ(目利きになる)の重要性を笑いを交えながらわかりやすく解説しているように思う。

全編講演を起こした形式(話し言葉)であるため自然と惹き込まれ、最後まで一気に読めた。

・「戯作者の面目躍如
創作漫才を披露したり初心者向けの入門書スタイルを取り入れたり、パオロ・マッツァリーノ氏の手変え品変え読者を楽しませる戯作者精神と力量は本作でも遺憾なく発揮されている。ラストで「人を救えるのは人だけ」というどこかヒューマニスティックな結論に達しているところも興味深く、また大いに納得できる。

力のあるバカへの有効な対抗手段は何か?その答えは本作のテーマ「つっこみ力」なのだろう。私も「つっこみ力」向上に精進したいところだ。

ところで、本作中の「第一夜 つっこみ力とはなにか」に登場する「家政法経学院大」のネーミングって、ひょっとして…!?

つっこみ力 (ちくま新書 645) (詳細)

医療の限界 (新潮新書)

・「医療崩壊はさらに加速度的に進むだろう
「医療崩壊―「立ち去り型サボタージュ」とは何か」に続く小松医師の本。こちらは一般啓蒙書。

「このままではリスクの高い医療を引き受ける医師がいなくなる」ということを医師の立場から主張している。全体として密度が濃い内容だが、焦点がじゅうぶんに絞られていないので、一般の人には著者のメッセージが届きにくいと思う。

第一章「死生観と医療の不確実性」、第二章「無謬からの脱却」、第三章「医療と司法」、第四章「医療の現場で〜虎ノ門病院での取り組み」、第五章「医療のおける教育、評価、人事」、第六章「公共財と通常財」、第七章「医療崩壊を防げるか」

私は、「医療というのは、モノを買うのと違って、価値と価値の交換に乗らないシステム」と考えている。医療は、本来は、生命・身体をまもるシステムとしての公共財であるのに、社会全体が、医療現場を知らないまま無責任に発言し、医療システムを改悪している。また、医療行為の瑣末な一面だけをとらえて、個別の医療労働者が暴力的な攻撃にさらされている。

私自身は、10年以上前にそのような暴力的な現場を離れた。つまり、そのような現場からすでに立ち去った。

今後も日本の医療崩壊は続いていくだろうが、将来、荒廃しつくされた医療環境になってから、記念碑的に小松医師の本が思い出されると思う。

・「正直、勤務医はやってられない
 私事ではあるが、私は開業医である。ずっと、公的病院にて勤務医をしていたのだが、年をとるにつれ、肉体的・精神的苦痛が強くなってきた。とてもじゃないが、定年まであと20年以上、同じような生活はできないと考え、開業を決意したのである。 私の行動は、小林先生のいう「立ち去り型サボタージュ」の典型である。 私の同僚の勤務医も、お金が何とかなるのなら、開業したいと考えているものがほとんどであった。

 医師だって人間である。肉体的にも、精神的にも安心して仕事をしたいと思っている。 当直明けもずっとふらふらになりながら働かなければならない現場、不幸な転帰をとった場合、たとえ不可抗力であっても、業務上過失致死に問われかれない世間の風潮(福島県の産婦人科医師の逮捕などその典型である)、高度な医療をしている医師ほど、強い緊張を強いられている。とてもじゃないが身がもたない。

 あるサイトでは、自治体長に「うちの地域では,医療訴訟は禁止します.また,医療事故で医師を逮捕することはいたしません.」と宣言させてはどうかと言っていた。法的な縛りはないが、医師は安心して働けるはずだということである。 まあ、もっと医療環境が悪化しないと、マスコミも、社会(世間)もわからないんだろうなと思う。 ある一般人(医療関係者でない人のこと)記事で、医師へのクレームとともに、その文脈で「医療崩壊が進んでいる」と書いてあるのを見た。世間の理解度はこんなものなのである。

 小林先生の前著「医療崩壊」もすばらしい本であった。一般人向けにかかれたこの本を読んで、一般の人にも医療の実態を知って欲しいと思うが、おそらく読むのはこれまた医療関係者ばかりだろうなと思うのである。 私はあまり、社会に期待できないでいる。 

・「4時間でわかる「医療崩壊」
医療が危機に瀕していることを、遅まきながら世に知らしめることに成功した著書「医療崩壊」を一般向けに書き直した本である。「医療崩壊」が重すぎると思う人には、格好の本である。なお、この問題については、鈴木厚氏という先駆者がいて、些かドン・キホーテ的であったとはいえ、早い時代から警鐘を鳴らしていたことを、ここで特筆したい。彼のことを、これまでマスコミは黙殺し、世の中もこの警鐘を信じなかったのである。

大筋で同意、ただし細かい点では多少意見が違う。大体は、私の方がラディカルな意見であるが、それはこの問題に関する私の社会的責任が、著者よりも軽いことによると思う。つまり私でも、著者と同じ立場なら、このように穏当な意見しか言わないだろう。しかしながら、私は大衆(および、それと共依存関係にあるマスコミ)には、何ら期待をしていない。行き着くところまで行き、ついにアクセス不能、大崩壊の事態とならなければ、今ある日本の医療のありがたさは理解されないと思うのである。また、漸進的な改革では、成就を待たず医療は完全に崩壊するだろう。現場はそれまで待てない。改革の途中で医療側にふりかかる不利益は、とても無視できるレベルではないと思う。

小細工はだめ。医療を崩壊から救うには、方法はふたつしかなく、それは同時に行う必要がある。医療費を大幅に引き上げて経営も個々の医療従事者の仕事も楽にすること、および、医療行為への司法の介入を禁じ、無過失補償制度を速やかに施行すること、である。後者にはさらに説明が要るが、要するに法律だけの専門家に医療行為の妥当性を裁く資格があるはずはないのである。

・「医療事故の本質に迫ります
医療事故は起きるものと著者はいいます。 東武鉄道の竹の塚駅で発生した踏切事故のようにシステム的に無理な仕事を作業者に与えて、結果として事故が起きてしまえば、作業者を懲戒解雇にしてしまうことが、踏切事故をなくすることに何もつながらないと説いています。 事故のあった踏切はいまだに立体交差などの本質的な対応はとられていません。 踏切事故と同じように日本の研修医は閉鎖的な社会で、医学を勉強する時間が絶対的に不足し、特に他の大学などと交流がないことを問題に挙げています。医療事故の本質に迫る本だと思います。

・「医療は完全ではない
医療は完全ではない。不確実なものだ。絶対治せる病気なんてない。検査をするだけでも何らかの障害を与えてしまう事だってある。

このことが広く知られていないために起こっている現在の諸問題。医療側と患者の確執、マスコミによる偏向報道、医療を裁く能力のない検事、裁判所。

医療の不確実性ということが伝わっていない。なんでも治るものだと思っている。これが今の日本の医療を荒廃させている。

医療の限界 (新潮新書) (詳細)

「ニート」って言うな! (光文社新書)

・「実はニートは増えていない
実はニートはマスコミが煽るほどは増えていません。「働く気のない若者が増えている」というイメージ自体も間違っています。

日本ではニートは「職探しも進学も就職訓練も受けていない15歳〜34歳の若者」と定義されています。

ニートの数は2002年の段階でおよそ85万人。(内閣府調べ)これは10年前の1.27倍で18万人の増加となっています。

ところが、このなかで「働きたいという気持ちをもたない」、世間が思う「ニート」のイメージに近い人は42万人でほぼ半分。

残りの半分は「働きたいという気持ちはある」が、今は具体的な職探しをしていないという人たちです(ケガや病気で休んでいる人もいれば、進学や留学、資格取得のために勉強している人などが含まれます)。

さらに10年前との比較を見てみると、「働きたいという気持ちをもたない」人は42万人でほぼ一定。増えた18万人のほとんどは「働きたいという気持ちはもっている」人なんです。

世間がイメージする「ニート」がほとんど増えていないのに対し、むしろ圧倒的に増えているのは「職を探しているが仕事が見つからない」=失業者の若者です。ニートが10年間で1.27倍、18万人の増加なのに対し、失業者の若者は10年間で64万人から129万人と、2倍強、65万人も増えています。そしてその外側にはさらに多くのフリーターが存在しているのです(内閣府の統計では2001年の時点で417万人)。

ということは、むしろ問題の本質は企業側が若年層特に新卒者の新規採用を大幅に抑制してきたことにあるのではないでしょうか?仕事があったとしても低賃金で過酷な長時間労働を強いられるために長続きしないというケースも多いようです。

ところが、「ニート」というネガティブなイメージのついた言葉を使うことによって、「若者の側に問題がある」かのように語られてしまいます。「ニートは無気力な甘えた連中だ。だから内面から叩きなおさなければイカン」とか、「日本の若者も徴兵制にして鍛え直した方がいいですな」といった、よくある「いまどきの若者は〜」パターンですね。

パラサイトシングルなどという言葉で成人後も親と同居する人、両親と同居する労働者を見下す傾向もありますが、そもそもみんながみんな一人暮らしする様になれば土地や居住費は高騰し、暮らしにくい世の中になってしまいます。パラサイトシングルも良いことなのです。

本書はそういうことを以前から強く主張していた人が書いています。

追記:派遣社員における 欧米の常識 vs 日本の常識

1)派遣労働者が受け取る賃金は必ず正規以上と法定 vs 正規の半分以下2)派遣労働が2年超だと直接雇用義務 vs 期限撤廃して無期限派遣3)派遣のピンハネ率は10%未満と法定 vs ピンハネ率は自由、平均40%以上4)企業が支払う総額はガラス張り vs けっして派遣労働者に教えないブラックボックス5)派遣労働者の巨大全国組合がある vs 何も無い6)派遣労働は事業拡大時などにのみ使うと法定 vs 正社員をクビにしてどんどん派遣に置き換えてよい

・「読み終わって、考えさせられてしまう一冊
本書を読み終えて、考え込んでしまった。そういう一冊です。「ニート」問題を論じながら、本田先生をはじめとする著者の方々は、現代社会の根深い病巣を明快に説明してくださっています。

「ニート」問題や格差社会は、教育の問題であると同時に社会の課題であって、教育のシステムを改革することだけで、若者や社会がよりよい方向へ向かうことは難しい。教育改革やニート対策を声高に叫ぶ政治家は猛省していただきたいです。

日本社会は実はかなり煮詰まっていて、誰かを攻撃することで自分たちの不平不満を解消している、かなり絶望的な社会だという本書の趣旨は、自分自身を省みると、ちょっと痛かったです。

ただ本田先生らのポジティブな視点を受け止めて、自分たちに何ができるか、考えていこうと思いました。

・「あいまいなものをはっきりさせよう
 一見すると、ニートと呼ばれる当事者だけが買って読んで「そうだ、ニートで何が悪い」と一時的な安心感を得るだけの、サブカルチャー本のような誤解を受けそうですが、実際は、ニートを切り口に今の政治やマスコミのあり方を論じた、むしろ一般の大人たちに読んでほしい本です。

 内容は、主に「ニートという言葉が本来の意味を外れて“何を考えているのかわからない、世の中のためにならない若者”という、あいまいなイメージが先行していること」「雇用する側や社会全体の問題から目をそむけ、ひたすら本人や家庭の問題にすりかえられていること」の2点に比重が置かれています。

 この本にも強引な決め付けは多いのですが、宗教が希薄な日本において、それに代わる神聖で絶対的なものとなっているのが教育であるという指摘は「なるほど」と思いました。

 ただし、ニートをめぐる問題はもう一つあって、どうやらニートで金儲けをしたい人々がいるらしいのです。「ニート支援産業は将来的にビジネスとして成り立つ」などという発言が取り上げられていましたが、こうした、ニートにたかる人々について、もっと突っ込んだレポートがあれば良かったと思います。大衆の憎悪と不安を煽るのも、もとをたどれば彼らが根源なのだから。

・「説得力もあるし面白い。
 3人の著者による「ニート論ブーム」批判。それぞれの原稿を持ち寄った3部構成になっている。私なりにまとめると、本書が全体として発しているメッセージは以下の3点。

・「三人三様のテンションが味かも
とりあえず厚生労働省の役人は本田由紀氏のパートを読んどけ。途中「フリーター論」っぽくなってる部分もありますが、なかなかの慧眼。これからの雇用について考えさせられます。内藤朝雄氏のエキセントリックな文章も楽しい。「憎悪の作られ方」が判りやすく語られてます。・・・が、この「教育」への憎悪はなんなんだ?教育というかまあ「洗脳」とか「価値の単一化」への反感なのだろうけど、用語の使い方とか味でもあるエキセントリックな文章とかで、「暴論」っぽい印象を抱かせてしまうのは残念。後藤和智氏は個人的にずっとブログをチェックしている人です。いろいろなマスコミにあらわれた「ニート」という用語とその扱いの検証。おもしろいんだけど数が少ない。たとえば週刊誌だと「サンデー毎日」「AERA」「読売ウィークリー」の3誌ってのはどーでしょう。新聞社系に限定せず「週刊新潮」とか「女性自身」とか、も少しタイプも数も増やして欲しかったよーな。まあ、取り上げるよーな記事がなかったのかもしれないけど。

ちょっとカワイイ印象のタイトルですが、なかなか興味深い本です。「ニート」ってのは社会のお荷物。そんな印象を持っている人はぜひ読んでください。

「ニート」って言うな! (光文社新書) (詳細)

希望格差社会―「負け組」の絶望感が日本を引き裂く (ちくま文庫)

・「実感がある
 転職する中で感じた現状に対する違和感について、漠然ともやもやしていたところでこの本を見つけました。格差というと「所得」に集約されてしまいますが、実体験としては意識や夢、持てる目標の質においても格差を感じてしまいます。他のレビューにもあるようにメンタル面についても取り上げていることと、著者が教育学部の教授ということが、私のような若い人(東京で格差の中で働く若者)の視点とリンクしやすく、日々感じていることがはっきりと問題として認識できるような本だと思いました。

 私自身、親にパラサイトもできず頼るものもなく上京し、過労に疲れて転職し(勿論独身)、5年後どころか2年後も想像することができません。とりあえず「今」を頑張っていますが、その今やっていること自体が自分にとって将来があるかどうかはわかりません。渦中の若者(「負け組」というのでしょうか)の実感としては「夢を持てる人」と「持てない人」がおり(環境に拠る)、年少者ほどその現状環境にあきらめやすく(どう対抗してよいかわからないため)絶望感や無力感を持て余している(でも暗くはなく明るい振舞)といった現実を「そういうものだ」「仕方が無い」という他人事の言葉にはしたくないと思っています。

この本をきっかけとして、地域格差や家族格差についても読んでみようと思いました。

・「この国がかかえる問題が、きちんと積み上げられる形で、下手にあおりもなく把握できる怖い本
日本の未来を考えるにあたり、非常に恐ろしく、でも目をそらせない、引き込まれるような本だった。特に子どもがいる人には、この本の中で書かれていることが切実に危機として感じられるのではないだろうか。個人的には仕事や収入など、あくまで個人の能力に基づくものであるべきだし、ビジネスの世界は強い人が勝つのが原則だと思う。ニートとか、身の周りにいないし、どうやって扱っていい問題なのか、臭いものには蓋という情けない考え方しかできなかった。

ただこの本を読むと、そういったやりがいのある仕事とか希望のある生活から外れざる得ない人、希望が持てない人をいかに無くす社会にしていくかという事が、単なる福祉という視点でなく、経済的合理性とか日本という国の課題という視点からも、必要ありと思えたことに収穫があった。

若者が希望をもって安定した生活を送れる世界というのは、悪い世界ではない。実現させる大人サイドのスマートさも必要とされそうだと思う。

参考図書や、引用も適切で、ここからまた読んでみたい本がひろがった。社会学の硬い内容だが、とてもよくまとまっているので一気に読ませる。途中で飽きてしまうこともない。文庫になり値段も安い。必読。

・「ここが出発点
文庫になったことを知ったので再読。やはり名著である。3年の月日を感じさせない。マスコミの謳う「格差」はキャッチーな面ばかりを報じて、真剣にこの問題を問いかけようとしているとは思えない。「格差」と聞いてすぐに経済格差やワーキングプアを連想するのは、「下流社会」のようなトンデモ本の罪も大きい。この本では、現在の生活水準の格差は必ずしも否定しない。一貫して、将来に対する「希望」の格差について言及している。現在職についている人たちも、かつての日本のように「努力すれば未来は必ず幸せになれる」と信じているのだろうか?まさに日本全体を覆う「将来に対する唯ぼんやりとした不安」である。まずはこの書籍からスタートされたい。とても論理的で読みやすいので、学生にもぜひおすすめしたい。

・「希望という輝きを
「希望」とは何か。幸せになれそうな予感、期待。現状に満足できなくとも、改善に気持ちが向くような心身の状態だろうか。

著者は言う、現代は希望格差社会であり、社会にとって希望格差はリスクになる。

企業に置き換えて考えてみる。高度経済成長時代のような年功序列、終身雇用はもはや考えられない。増え続ける派遣、パート社員。引き替えに大量解雇が頭をちらつく中間層ホワイトカラー。生活を脅かされた労働者が抱えるのは「不安」であろう。そのような労働者が会社に対し十分に貢献できるだろうか?社会や国に対してはどうか?

医食同源を掲げた山岡士郎に対し、 心に輝きを与えるような食事の重要性を説いたのは海原雄山である。人間に生きていくために必要なのは「癒し」ではなく「希望」なのだろう。

・「所得格差ではなく希望格差に注目した点が斬新
今、流行の格差社会の論法は、小泉内閣の構造改革・規制緩和の推進↓セーフティネットの崩壊、自由競争激化↓勝ち組・負け組の二極化↓格差社会というものだが、この著者は展開はまったく違う。

社会構造の変化、時代の変化に伴い、いい大学→いい企業→終身雇用・年功序列という予測可能な人生パターンが崩壊しつつあり、先行きが予測できない社会になってしまった。↓職業の不安定化/家族関係の不安定化(離婚増など)/教育の不安定化↓将来の人生がどうなるかわからないリスク化社会↓年金がもらえるかもわからない、一生この企業に勤められるかもわからない、一生懸命勉強していい大学に入っても社会人になって安定した生活を送れるかもわからない↓希望喪失、目先の生活に追われる若者の出現↓希望に格差が生まれる↓収入にも格差が生まれる場合もある

非常に説得力のある内容です。

希望格差社会―「負け組」の絶望感が日本を引き裂く (ちくま文庫) (詳細)

失敗学のすすめ (講談社文庫)

・「失敗に対するイメージが変わります
失敗から学ぶことは大事だと思っていましたが、ここまで真剣に考えたことはありませんでした。失敗の定義から始まり種類・特徴、そして創造にいたるまでの流れはまさに圧巻です。今現在もさまざまな失敗が表面に出てきていますが、そのほとんどは事前に予測し対処可能なものがほとんどです。今の日本に求められているのは、失敗を隠すことではなく生かすことではないでしょうか。一人でも多くの方に読んでもらって失敗に関するイメージを変えて欲しいと思います。

・「失敗できないからこそ、他人の失敗が成功の母
何事にも失敗はつきもの。失敗は次の成功の糧になる。

誰もが頭の中では解っている(つもりになっている)ことだが、実際には失敗自体が経済的損失やイメージ悪化に直結するので、組織の雰囲気として許されないことが多い。そのため、失敗隠しが無意識か故意かによらず行われて、思いもつかないような事件に発展することがある。

本書では「失敗」を如何に分析・知識化して次に活かすかということを提案している。また、「失敗」が表面に出にくい特徴を指摘して、大きな失敗を起こさないためにはどのような点に注意すべきかを明らかにしている。

全体的に読みやすく、解りやすい。そのうえ様々な角度から「失敗」を分析しているので、自分や周囲で起きている失敗と関連付けることが容易で、より生々しく感じることができた。技術者には特にお勧めする。読むことで目に見える技術の向上を得られるわけではないが、本書のような考え方を持つことで、技術レベルの底上げと安定化を図れると思う。

・「世代を超えて読み継がれて欲しい本
 僕の場合、失敗を恐れる気持ちが強いですが、失敗に対して真摯に向き合う事の大切さを知らされた本です。  「失敗は成功のもと」といわれる格言を生かすためには、失敗と向き合い失敗の法則性を理解し、要因を知り、 失敗が成長して致命的なものになる前に未然に防止する術を覚えること。  失敗から学び、失敗のマイナス面ばかりを強調するのではなく。 失敗のプラス面に着目し次の技術の進歩に つなげるか、また失敗を如何に知識化して組織・社会で共有化していくべきかの方法論、新しい事にチャレンジし て創造性を発揮するために失敗学から学ぶ方法論等参考になります。  昨今の、事故が多発する日本社会において、より多くの方・世代を越えて読み継がれて欲しい本です。

・「失敗は成功のもと
一言で言えば、「失敗は成功のもと」ということが述べられている本。具体例や、実践する上での注意点が盛り込まれており、説得力を増している。全体最適の重要性やら、TQCや論理的思考の落とし穴やら、とても興味深く読ませていただいた。どのような分野であれ、仕事を進めていく上での参考となる、示唆にとんだ本である。

・「最近 力のつく本が多い
 しかしねどれもこれも失敗は成功のもとと昔からいうように読んでいてたのしい。

成功するより失敗するほうが断然多いわけでわたくしなどは安心してしまう。しかも、失敗のあとしまつがすばらしい。そーすると失敗学というよりしっぱいした時のこころのありようを説いているのではないだろうかる

おもしろい、是非一読推奨!!

失敗学のすすめ (講談社文庫) (詳細)

怒らない人 (角川oneテーマ21)

・「なぜ「怒らない」のか
著者は「上手に怒ること」が苦手な日本人という切り口で、世の中の様々な面を斬っていく。怒り方の分析の例として、日本の政党のケンカ?の仕方を分析し、都知事選の石原、浅野両候補の戦い方を分析する。その鋭い観察はときに読んでいて息苦しくなるほどだ。

読んでいると、自分は本当に大切な場面できちんと怒りを表明することができるだろうか?と自分を省みざるを得なくなる、これは切ないです。日本人には、少なくとも日々悩まないでぬくぬくと生きている私には難しい問題です。

でも例えば最後の部分、ちょっと文脈は変わりますが、アメリカの対外政策を評した部分、ここは外せません。将来日中が利害対立した時、「アメリカは間違いなく中国を選択する」という、チャルマーズ・ジョンソンという分析家の談話を引いています。その前後のアメリカの動向についての分析は、非常に重要だと思います。そしてその後に書いていること、そこが彼女の一番言いたいことなのでしょうね。

・「辛先生の質問力
在日のランボー、辛先生、またまた燃えてますね。

それはさておき、次の質問はおもしろい。最高だ。

もし、イラクで人質になったら、

1 自民党は助けてくれますか

2 民主党は助けてくれますか

3 あなた(小沢代表)は助けてくれますか

この質問に対する小沢代表の返答がいい。本書を読んでいただきたい。

これじゃぁ、辛先生の怒りもおさまらんわな。

・「在日への反感と、日本人を庇いたくまでなる仕上り
無意識の特権階級が、積極的に自分の利益のために行動することを控えさせてしまう格差社会が拡大し、かつて既得権に守られきたはずの多数派が、今危機に直面し、生活や命を脅かされようとしている。気がついた時に自分が何からも守られていなかったと感情的に大爆発しないために、この国で多数派として生きてきた知恵とノウハウを書いた本、らしい。らしいと付けてしまうのは、どうも在日の歴史再確認のようにやたら在日史が出てくるのだ。マイノリティの目に映った日本の政党や著名人のけんかの方法や弱点など着目点として面白いが、日本という国は根本的に平和が蔓延してる土壌があり、本当に危機に陥った時の日本人はそれほど弱くないと思わせるのだ。よって読み進めていくうちに、まぬけな日本人とでも言われているようで、けっこう偏ったけんか方法に思えてしまう。日本人の愛国心でも煽る本だとすれば、その狙いは成功してるかもしれません。

・「タイトル変更を
相手の人間性を「在日」を大切にするかどうかで判断するという価値観ばかりが語られている本だという印象。角川書店も「oneテーマ」を掲げる新書シリーズを刊行するなら、きちんとタイトルと内容の整合性に気を配ってくれないと困りますね。

怒らない人 (角川oneテーマ21) (詳細)

ネットvs.リアルの衝突―誰がウェブ2.0を制するか (文春新書)

・「誰がWEB2.0を制するかは
論点の構図がよく分からない。

1 技術的な発展2 経営上の選択# Googleのような思い切った投資が成功するかどうかは、対抗勢力との競争で予断を許さない。3 国家組織の介入

3つの軸を均衡に設定していないと、過去について書いているのか、現状について書いているのか、将来について書いているのか、軸がぶれてしまうのではないか。

・「ジャーナリストの仕事として
ネット関係の本が興味深いのは それが社会論になっていく点にある。

 技術革新が 社会を つまり人間を 変えてきたことは古来からの歴史だ。ネットも その数ある技術革新の一つに過ぎないといえばそれまでだが 幾つかの点で非常に興味深い。

 まず第一に僕自身が直面している技術革新である点だ。いいかえると僕自身が「歴史」に直面していると言う事だ。当たり前ながら 誰しも「歴史」には直面しているわけだが ネットというように「切り口」がはっきりしていると 強く歴史を感じることが出来る

 次に世界同時多発的な現象である点だ。こういう事態は 人類の歴史上でも 初めての経験だと僕は考える。発生している場所が多いということは そこから生まれる対応にも バリエーションが極めて多様化するのではないかと想像する。

 本書が語っているのはネットが齎すものは「民主化」なのか「アナーキー化」なのか「覇権化」なのかという点だ。この視座は 1998年という相当昔に提出された廣瀬克哉という学者の論文に負っている。その論文も なかなか射程距離の長い視線を持っていたと思う。なぜなら 今尚 この3つのどれになるのか もしくはまだ提出されていない第四の事態になるのか 解らないからだ。 本書は 答えは出せていない。とりあえず 幾つかのagendaに絞りつつ ネットが齎すものを模索している。歴史というものは 後にならないと解らないというのは いつの世でも同じだ。その意味で答えが出せていないのはしょうがないかと思う。

 但し 革命家とは自分で答えをまず出して それを世に問う人なのだと思う。その意味では本書を物足りないということも可能だ。但し著者はジャーナリストであり革命家ではない。本作は 優れたジャーナリストとしての仕事なのだと ITには素人の僕は思った。

・「コンピューター進化の思想的な意味
P2Pソフト『Winny』の作者が、著作権法違反の容疑で逮捕され、2006年12月13日に、著作権法違反幇助により罰金150万円を科せられました。被告は、大阪高等裁判所に控訴中です。著者は、「月刊アスキー」の編集者時代の2000年に、P2Pソフトの『グヌーテラ』の記事を書いて以来、このP2P問題に関心を持ち、今回の事件も最初から追ってきたそうです。この事件全体の綿密な調査ドキュメントがあり、全容と問題の核心が分かります。

本書はそれに終わらず、この事件を手がかりに、PCやITの発展の流れの底には、自由と独立を求める反体制的な考え方があることを歴史を遡って明らかにしています。大型コンピューターが大学や官庁の組織エリートに占有されていた60年代後半に、機械を組織外の個人にも使えるようにタイムシェアリングすべきだとの運動があったそうです。この年代の若者に支持されたヒッピー運動の一環だそうです。その流れを受け継いだITのカウンターカルチャーとしての気概と自負は、著者が本書で訳しているバーロウの1996年の「サイバースパース宣言」に顕著に読み取れます。

これに対して各国の政府が、非合法なソフトを排除したり、ITと反政府運動との結びつきを恐れて動きを制限したり、国策ソフトを企画して囲い込みを図っている動き。国家同士のITの標準化、覇権をめぐる争い。ヨーロッパなどで厳しく非難されている検索会社と人権を保障しない国家との関係など。今の問題状況が網羅的に書かれています。

思想的な流れの根を掘り起こしている点が魅力です。自分が触れてきた機械がどういうコンテキストにいたのかが分かり懐かしく読めます。これからネットと世の中はもっと混じり合っていくのでしょう。当初あったロマン溢れる文化の香りをIT側が捨てなければいいなと思いました。

・「「インターネット(技術)は誰のものか?」
 本書のテーマは、「インターネットやその利用技術はいったい誰のものか」ということ。Winnyとその作者の逮捕、裁判の一連の課程を詳細に取材し、このとても難しいテーマを分かりやすく浮かび上がらせてくれる。付けられたタイトルは必ずしも内容に沿って付けられているわけではない。

 関係者の取材、裁判の傍聴を重ね、他方で関連分野の文献などにも目を向けて事実を集めならがら論をひとつづつ積み重ねていくスタイルが本書でも健在。一気に引き込まれる。

・「Web 2.0のパラダイムを俯瞰する
現在、ややもすればコトバばかりが一人歩きしている観もある Web 2.0のパラダイムを、日本におけるコンピュータ概史も踏まえて俯瞰しようとする読み物。さまざまな視点から、現在の日本のインターネット普及を捉えようとするこころみが興味深い。

単に最新技術の動向を漠然と追いかけるのではなく、Winny事件などの具体的な社会現象を例に持論を展開されているため、技術的前提知識のない人にも読みやすい本になっていると思う。自分にとっては、とても面白く読める本だった。

ネットvs.リアルの衝突―誰がウェブ2.0を制するか (文春新書) (詳細)

2ちゃんねるはなぜ潰れないのか? (扶桑社新書)

・「ウェブ進化論の理想論に対する“ベタな現実”を直視すれば本書
本当に「2チャンネルが潰れない理由」を知りたければ、冒頭の結論だけを読めば十分。社会的制裁も恐れず、何のしがらみもなく行っている限りには、潰れない運営は十分可能なのでしょう。

それよりも、本書がおもしろいと感じたのは、ネットの未来像を把握したいと思うときに本書がその未来像の片方の極論を見事に言い当てている点にあると思う。反対側の理想論は、梅田望夫氏の「ウェブ進化論」。それに対して、ひろゆき氏のスタンスはベタな現実なのだ。実際世の中は、その理想論とベタな現実の間でせめぎ合っている中で、ネットの未来を考える上ではぜひとも本書にも目を通してほしいと感じた。

本書では、CGMも、Web2.0も、バッサバッサと切り捨てられていますが、中でも個人的にもっとも共感できたのは、APIの公開について「ユーザーにこんなに便利なものを提供している、でも俺らより儲けたら潰すぜ」というサービスなんです、と言っているところ。また、googleの著名な標語である「Don't be evil」は、いつか「evil(悪)」になることに気がついていて、標語自体がエクスキューズや言い訳かもしれないと書かれている点にも共感できました。

「ウェブ進化論」がなんか違うと思ったら、意外と共感できるところが多いと思います。

・「面白く、電車の中での読書などにお薦めです
 「2ちゃんねるはなぜ潰れないのか?」。どこかで聞いたタイトルだなと思い出してみると、ミリオンセラー新書「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?」だった。

 さおだけ屋がなぜ潰れないかというお話も興味を惹くが、それ以上に知りたいのが「2ちゃんねる」がなぜ色々と裁判沙汰になりながら生き残るのかだと思います。

 なぜ「2ちゃんねるは潰れないのか」だけに絞ると、本書の中で始めの2ページだけで理由を述べている。あとは著者のひろゆき氏の対談などが主に紙面を割いている。タイトルの答えが、「これだけ?」と狐につままれるような感じをうけながらも、それ以降の話も面白く一気に読めた。電車の中での読書にお薦めです。

・「Web2.0はカネにならない
       /      \       /  ─    ─\     今年もあと九ヶ月ちょっとだお・・・     /    (●)  (●) \     |      (__人__)    | ________      \        ̄    ./ .| |          |     ノ           \  | |          |     /'                  | |          |  |    l                 | |          |  ヽ    -一ー_‾、⌒)^),-、   | |________|   ヽ ____,ノγ⌒ヽ)ニニ- ̄   | |  |

      / ̄ ̄ ̄\     / ─    ─ \    /  (●)  (●)  \.  俺はこの三ヶ月何をしていたんだろう     |   (__人__)     | 2chで浪費した莫大な時間を何か有意義なことに使っていたら・・・    \    ` ⌒'    /    /           \

・「梅田望夫的インターネット/Web2.0論に対するバランサー
巷のインターネット、Web2.0論にあふれる楽観論、理想論を徹底的に論破するわけではなく、私はこう考える、的にインターネットからWeb2.0、果てはメディアから日本の法律までの論を展開していきます。読み進めることで、梅田望夫が論じる内容に対極的な見方、考え方が伝わります。 個人的には梅田望夫の述べる内容は理解することはできるけれども、ホントにそうあってほしいね、的な理想論として解釈することはできない違和感を感じていました。ならば、ひろゆきが述べる大局的な内容とは馴染みやすいのではないか?と思うところなのですが、これがまた現実論としてはともかく、非常に違和感を感じてしまいました。

各論に挟まれた形で挿入される佐々木俊尚との対談のタイトルが、それを饒舌に代弁してくれています。

西村さんの言っていることは、身も蓋もなさすぎてついていけない

要はこういうことなんですね。そしてこの対談が本書では重要な意味を持っていると認識しています。つまり、極論に対するもう一方からの極論、もしくは極論の間を取り持つバランサー。この対談があることによって、本書は梅田望夫の持論に対するバランサーになり得る良書に仕上がっていると感じています。

・「「ひろゆき」氏は天才かも?!
ずっと「ひろゆき」氏に偏見を持っていましたが、この本を読んだ後は『2ちゃんねる』『ニコニコ動画』を立ち上げた彼がスティーブ・ジョブスの様な天才に思えてきました。

2ちゃんねるはなぜ潰れないのか? (扶桑社新書) (詳細)

高学歴ワーキングプア 「フリーター生産工場」としての大学院 (光文社新書)

・「「環境」に振り回される博士の姿
ニートやワーキング・プアといった問題は、「本人の努力が足りない」みたいに、とかく本人の責任に帰属されがちなように思われる。しかし実際のところ、時代背景や社会制度の影響はとんでもなく大きいと思うわけだ。大学に入り、そこからさらに勉強を重ね院に進学し、遂には博士号をゲットしたとしても、待ち受けているのは就職難とそれに伴うワーキング・プアとしての人生。本人の努力が足りなかったのか? いやいや、努力は人一倍続けていたのだ。それでもこの現実。普段はあまり知る機会のない「博士」の実情は、思っていたよりも深刻なものだった。著者は研究員として働いているようだが、その状況で自らの業界を批判するのは勇気のいることだろう。それだけでも価値があることだ。

一方で、著者が「環境」の影響を重視している点については賛否が分かれるところだろう。大学院生ともなれば、年齢的には充分すぎるほどの「大人」であるのは間違いない。自分の意思と判断で行動が可能となる代わりに、その責を負うのも自分自身である。だから、「本人の努力が足りない」という主張はそれなりに、直観的には理解が出来るのだ。しかしながら「本人の努力」に全てを帰属させることで、何が解決するのかという点において疑問がある。「で、目の前の困っている人をどうすんの?」という問題は残り続ける。著者の主張はむしろ、偏りがちな「自己責任」に対抗するための、「環境」という視座を提示していると見ることが出来るのではなかろうかと思った。

努力も環境もバランスが大切なのはもちろんなのだけど。現役院生や、進学希望者は必読。読んで知ること自体に意義がある書籍でしょう。

・「オーバードクター問題を一般に公開した意義は大きい
具体的な対策など著者の意見が前面に出ている5章以降は不十分にも感じた。けれども、この問題を取り上げた本などほとんど皆無な現状でこれだけ書けたのだから、とりあえず良くできている本と言ってもいいのではないか。一部の界隈では周知の事実だけれども、無垢な学部生などにとっては衝撃的な内容だろう。これ以上被害者を増やさないためにも、多少の不備は大目に見て星5つを献上。

・「博士課程進学希望者やその親御さんに・・・
本書でも述べられているように、政策的に博士課程定員を増やしている現状では、よっぽど居て欲しくない学生でもない限り、博士課程進学の希望を断られることはないでしょう。

しかしながら、その先に大学の専任教員の道が待っているとは限りません。そのことは、博士課程修了者が今より少なかった頃でも同じだったのです。

博士課程進学者を取り巻く状況もそうですが、博士課程進学者自身やその親御さんの気質も変わってきたのかなぁ、と本書を読んで思いました。単に博士号を取るだけで薔薇色の未来なんて、あるわけがないのです。伝統的に博士修了者を排出している研究室であれば、このような前提は、当たり前に伝えられる事なのですが・・・

博士課程への進学が、どのような事を意味するのか、本書では巷にありふれた薔薇色でない事例をいくつか、数え上げています。

本書もパオロ・マッツァリーノ氏の言われるような、社会学的な著作物であるように思われます。氏の「反社会学講座」を引くまでもなく、著者が述べる理屈的なところや自慢話っぽいところは、単なる著者の意見であり、真に受ける必要も価値もないのですが、こういった事例がそれほど珍しくないのだ、ということを知るために、博士課程進学希望者やその親御さんに読むことをお勧めします。

・「世間にしってもらうべき問題
日本の自殺者の割合0.024%。大学院博士課程修了者のうち、死亡・行方不明者11.45%。大学院という最高学府を出た人間のうち、10人に1人は死亡していたり、どこで何をしているかわからないというのである。この「業界」では周知の事実であるが、世間にはほとんど知られていないだろう。博士課程を終えるもどこにも行き場のない人々を著者は「ノラ博士」と命名した。野良犬同然といおうか、自虐的であるが切実なだけにあまり嗤えない。

・「親が読んでくれるとありがたい
私はいま大学3年生ですが、院に進学するとその後が厳しいことになるという話は先輩や大学の就職課などから伝わって来ています。(この本に書かれているほど、直接的な表現ではないけれどw)

だから、この本は年配の人こそ読んでみたら良いと思う。卑近な例ですが、私の両親(60代)は、たとえば、「教職をとったら最低限の収入は確保される」とか、「大学を出れば何とかなる」とか言う。きっと、「大学院への進学」についても、「博士まで出れば大学の先生になれる」みたいに思っているんじゃないかと思う。これって、この世代に多い認識なのじゃないかなぁ。推測だけど。実際のところは、いまの大学生は就職のガイダンスに出たり、インターンシップに行ったりと、就職のためにいろんな活動をしているのが普通です。

こういう古い「常識」が通用してたら問題で、「博士まで行ったのだから、将来は大学の教授に(なって当たり前)」みたいなプレッシャーが強くなってしまい、かえって博士号持ちの人の進路の幅を狭めてしまっているのではないかと思う。

そう考えると、院に進もうと思っている人はもちろん、学生や院生を持つ親の人も、この本を読んで得るものがあるんじゃないでしょうか。

高学歴ワーキングプア 「フリーター生産工場」としての大学院 (光文社新書) (詳細)

学生による教育再生会議 (平凡社新書)

・「教育政策の考え方
本書を読んで教育政策とは何なのか考えるきっかけが得られました。冒頭提示されたフォーマットの一つ、「問題」は本当に問題か?というのは大事なアプローチですね!教師の章はこの点からの発見が多く、興味深かったです。個人的に教育のトピックというと、徳育とか愛国心の話に興味があります。特に徳育の方は、子供の「キレ」がよく話題に上るなどしているので、世間の関心も高い分野だと思います。東京学生教育フォーラムの皆さんには、続編を期待したいところですね。

・「学生の本がR25に…!
初レビュー☆

一月四日号のR25の新書特集に載ってて、同じ学生の自分としてはかなり衝撃で、本屋に直行し即買いした本です!

スゲェ!!

の一言。なんなんだこいつらは!?!?!?

なんだく漠然としか理解してなかった「ゆとり教育」の説明とか、あぁこういうことだったのか!みたいな(笑)

就活で総合学習の目指した「新学力」が問われる辺り、確かに確かにみたいな(笑)同じ世代としてかなり共感しながら読みました。

あと、学校選択制のトコの代替案とかおもしろかったなあ。社会関係資本の蓄積が子供を伸ばすっての、この辺が教育の醍醐味だよなーって。

つらつら書きましたが、とにかくよく分かる!教育改革の考え方!!

福田首相、必読ですわコレ(笑)

黒胡椒丸。

・「鋭い問題意識・真摯な研究態度・そして情熱的
著者の東京学生教育フォーラムとは、昨今の教育に関する議論のあり方に疑問を抱き、世論に一石を投じるために結成された大学生有志の研究会である。こういう団体があったとは知らなかったが、なかなか現在の教育改革に関する論議への強烈な問題意識と情熱を持ち合わせた学生達の集まりのようだ。

・「よく書けているが、突込みが足りない
1.この本の長所(1)よく調べているところ(もっとも、母集団が足りない、などの欠点があるところもあるが)。(2)穏当な議論展開かつ批判的検討(私なんか、『美しい国へ』(文春新書)からホンネを探って少々感情的に批判してしまう)。(3)大学生だからか、イキイキとした体験も議論のベースにしているところ。2.この本の短所ところどころ突込みが足りないところ。たとえば、通塾と非通塾を調べるのがいいのか(現在の学力低下の顕著な傾向として、下位層の成績が悪いという研究は考慮していない)、いじめは教育委員会で解決すべきか(犯罪や不法行為は司法の分野では)、履修漏れは本当に学校の責任か(それこそ、教育(進学校)の現実を見ていないのでは?)、など。3.結論長所星5つ、短所で星1つ減らして、星4つ。

・「熱意は認めるが…
参院選前でタイムリーな新書ということで手にしてみた。“ゆとり世代”が学生の立場で執筆というのにも心を惹かれた。なかなかオモシロイ内容ではあった。

しかし、コンセプトとして掲げられた「現場の声を聴け」との方針については、俄然不十分である印象を受けた。教師と教育委員会を扱った二章・四章についてはまだしも、学力・学校選択制を扱った1章・3章についてはまるで現場の“声”はない。短期間に作られた本と言うことでの取材不足ということであろうが、コンセプトが本を貫ききれていなかった点は何とも惜しい。

以上より評価は、内容点★三つ、今後の彼らの活躍に期待して★一つの評価とした。こうした動き自体は大いに賞賛に値するものである。日本の未来のため、頑張れ若者たち。

学生による教育再生会議 (平凡社新書) (詳細)

プロ弁護士の思考術 (PHP新書)

・「思考は束縛されている(^ω^;)(;^ω^)
 人生は、思考によってつくり出される。

●直視する 人は自分の見たいようにものを見る。自分というフィルターを通して見ている。われわれは権威、権力に迎合し、伝統、因習、常識に毒されている。これらは思考を束縛している。

●こだわらない 人生にとって、どうでもよいことには、こだわらない。そうすれば、よく状況に適応できる。自由にならないものは、受け入れるほかはない。身体、財産、名声、運命などはどうにもならない場合が多い。

●論より証拠(根拠) 裁判では証拠がなければ負ける。正しい者が勝つ訳ではない。根拠を考えるときは、具体的に箇条書きしてみる。 何とかなるだろうという根拠なき楽観では、状況に流され、遠くを見ることができない。

●正しい意見はない。 意見は主観にすぎない。意見は複数成立する。多数意見はあっても、正しい意見というのはない。 反対意見に学ぶ。他人のデータベースにアクセスするようなものだ。 失敗から学ぶ習慣を身につけると、失敗を恐れなくなる。

●オプション(選択肢)を発想する 人生の問題に正解はなく、選択肢があるだけだ。 オプションを広げるには極論を考えてみる。極論は、大胆な発想をするための突破口となる。

●マサカを取り込む 将来を考えるとき、予想外の事態が起こることを計算しておく。近い将来は3割のマサカ、遠い将来は7割のマサカが起こる。

●主体的に考える 受け売り思考を辞める。 紛争は感情を排して冷静に処理する。紛争が理屈で決まることはほとんどない。

●遠くを見る  自然に接すれば、自分がいかに小さな存在であるかが実感できる。自己中心的な物の見方を反省できる。広々とした空間に目を向けると眼はやすらぐ。その時、思考は自由となる。 状況を俯瞰する。高所から自分を含む全体を見通す。自分を全体の状況の中で位置づける。近くと遠くとを交互に見る。考える遠近法をとる。

・「曖昧な事実から、決着点を設定し、多様な道筋で前進
30年間も弁護士で成功してきた著者の処世上の考え方の基本を打ち明けた話です。骨組みがしっかり出来ています。序文の章立ての分け方、整然とした目次は、そのまま本文に繋がっています。まさに全体を見て、始めと終わりを押さえている考え方の手本を見るようです。特に概念間の区別が非常に明確で驚きました。この意味で判り易く書かれています。

弁護士の仕事の流れは、依頼者の不確かな話を聞くことから始まり、○その具体的な事実を限られた時間の中で掴み、○起こった問題への具体的な対策を考え○起こってくる色々な障害に負けない多様な対案を準備して○最後にそれらを裁判官に納得してもらわなければならないのだそうです。これらが、著者の豊富な経験から出てくる1回的で個別的な事案に基づきながら、話を進めており説得力抜群です。

普通の思考のハウツー物とは違い、自分の意見の根拠をはっきり示している点が特徴です。たとえば人は多様なオプションを考えることが出来るし、また考えるべきだという主張には前提があります。前提となるような命題、「存在は無限に連続している」がライプニッツ哲学から引用されていて論理的根拠とされています。このような哲学者や思想家からの引用がかなりあります。しかし哲学説の変な曲解はなく、また権威だけで説得しようとしているわけでもなく、素直に読めました。本書で、弁護士という仕事が、コミュニケーション構造から見ると、いわゆる「中間管理職」そのものだということが初めて分かりました。日本人は殆ど全てが「中間管理職」ですから、彼らが持つべき思考法の教科書としても役立つのではないかと思いました。

・「先達に學ぶ
男は10代で何をしておくべきか?男は20代で何をしておくべきか?などと考えたことはないだろうか。ぼーっと生きている間に人生はあっという間に過ぎる。人生の先輩の体験談は非常に有益である。本書の白眉は第6章の「思考の三つの類型」だと思う。

30代:目の前の事象に一喜一憂40代:半身になって考える50代:俯瞰型上記は筆者の思考形態の変遷である。詳細は省略するが孔子の、三十而立 四十不惑 五十知天命が実体験で示されているようで非常に興味深かった。

しかしこれほど明晰な人にしても、50代にしてようやく俯瞰の境地に達するのかと思うと、私のような凡人の人生は地道に岩盤を削る他なしとあらためて再認識させられるのであった。

・「クリティカルに考えるということの指南書
 全編に渡って非常に感銘を受けた。クリティカルに考えるということを頭で説明するのではなく、経験に基づいた現実の事例(しかもビジネス現場の事例)を挙げてわかりやすく、かつ迫力ある熱弁を振るっている。新書のようなコンパクトなサイズにこれだけの内容を盛り込み、解説しきっているのは感動的だった。

・「読めば読むほど味がわかる
著者が考え、実践することで体得した経験則が語られたもの 。

その経験則はあまりにも深い。

1回目は「なるほど。ふむふむ」と読み進め、なんとなくわかった気になる。

1年ほど経ち、ふと本書を読み返してみる。自分の1年のわずかな経験に照らし、思い当たるところが多く見つかった。それは主に、著者が悪い例として上げているものであった。

この1年間の自分を見つめ、節々の行動において、何が足りなかったかが明らかになる。この先、どういった思考で臨むべきかの指針を示してくれる。

ただ、その指針は、性質上簡単に実践し、身につけることのできる類のものではない。それが本書に示される経験則の深さである。

本物は簡単に身につくものではない。意識的に思考を実践し、経験を積むことで、徐々に著者の言わんとしてることが具体的に理解できるようになるのだろう。

何度も読み返す価値のある良書。

プロ弁護士の思考術 (PHP新書) (詳細)

イギリスは愉快だ (文春文庫)

・「英国生活のかをり
りんぼー先生の第二段(私の中では)エッセイです。食文化、歴史だけでなく、英国(と日本を時々比較する場面も)人の「よいところ、どうかなって思うところ」も取り混ぜて、生活人としての文化、風俗、習慣を楽しき、気楽に体験させてくれます。やっぱ、行きたい、住みたい英国に。もし、渡英して滞在したら、私もこういうエッセイを書いて、先生の真似事でもしてみたいな、と思う今日この頃です。

・「楽しい
第一作の「イギリスはおいしい」同様、イギリス生活で筆者が体験したことがらをベースにしながら、実証的にイギリス文化や風習を検討している。この第二作は食についてではなく、より広い文化一般を対象にしている。感情的に感覚的に「イギリス万歳!」と言っているわけではなく、その背後には鋭い観察眼がキラリと光っています。温かい心を持ったルーシー・ボストン夫人のお宅での下宿生活、大英博物館での観察、スポーツ中継のときにふと考えることなどなど、飽きずに楽しめました。

・「イギリスを愛する人に!
この本を読むといつも顔がにやけてきてしまう!「ああ、やっぱりいいなあ、イギリス!」と、あらためてこの国の魅力をかみしめてしまうのです。イギリスで行われている不思議なスポーツの話題に始まり、著者の林望さんが8ヶ月を過ごしたマナーハウスでの思い出、読んでいるとお腹がすいてきそうなおいしそうなクリスマス料理の話、などなど、他にも読みやすく楽しいイギリス話がいっぱいです。ちょこっとヒイキ目で書かれている気も最初はしましたが、この本を通してさらにイギリス好きになった今ではそうそう!と素直に読んでいます。イギリスを愛するみなさん、モンティ・パイソンと共にこの本を愛して下さい!

・「そこらにあるような、たわいもない随筆集
前作の『イギリスはおいしい』は、今までにない趣向の料理本で面白かったが、この第二弾は、文章こそ上手いものの、そこらにあるような、たわいもない随筆集です。ただ、イギリスを殊更に素晴らしい国に仕立て上げ、わが国を貶める、いわゆる「イギリス礼賛本」かというと、ちょっと違うと思う。

問題なのは、この本に登場するイギリスというのは、飽くまで比較的裕福なイギリスの白人層であって、そのことを明記するべきだったと思います。イギリスには階級制度があり、階級ごとに生活様式や物の考え方が違う、人種も多種多様で決して白人だけが生活しているのではない、著者が体験したのはイギリスのほんの一部の恵まれた白人層にすぎない、これがイギリスのすべてだとは思ってくれるなということを書いておくべきでしたね。

・「イギリスは不愉快っすよ。
旅行などで短期間、英国に滞在する方にはいいかもしれまんが、これからイギリスに実際に暮らす予定のある方は、鵜呑みにされないほうがいいと思います。

私がもしイギリスで生活しておらず、この本を読んだら「アフタヌーンティー!マナーハウス!おお、イギリス、かっこええわ~」と憧れるかもしれない。でも、実際多くの英国人の暮らしはこんなにポッシュではありませんって!!この著者の書かれているイギリス人は、白人の知識階級が殆どのようなので、「イギリスでは・・・」と書かれているのを見ると、失笑を禁じえません。

イギリスは愉快だ (文春文庫) (詳細)

研究者

・「科学は人間が作り出すものである
 この本を読んでみえてくるものは、科学は人の営為であるということです。自分の研究を語る著名な科学者たちの人柄、理念、信念がよく伝わってきます。冷徹にみえる教科書的知識や科学論文の向こう側にあるのは、人間くさい、好奇心と誠実さ、苦悩と野心を持った科学者の姿であるということが、わかります。将来、企業、大学で科学研究に携わりたい方、科学の実像をつかみたい方に勧められる本です。

・「面白い
それぞれの分野での一流の研究者が自らの研究に対する考えについて語ったものをまとめたもの。別にそれぞれの研究について知っていなくても面白く読むことができる。研究に携わろうとする人は読んで損はないように思う。直接話を聞きにいっている感じでそれぞれの研究者より漲る力みたいなものを実感でき、それゆえに自らの力もわいてくる感じがする。同じようにやったところでみんながみんな大発見できるのではないでしょうが。

・「大学の理系学部生には貴重
この本は理系の学部生向けの本で、特に将来基礎的な研究をしたい人向けの本です。各分野で大活躍された方の話が多く、どのようにすれば上手くいくか、苦労した部分はどこか、などが結構詳しく書いてあります。自分の専門にしたいと考える分野以外でも面白い話が多く、とてもためになり、貴重な一冊です。ぜひお勧めしたいです。

・「研究者のリアルな気持ちが伝わってくる良書
 いろいろな分野での世界的第一人者になっている日本人の自然科学者にインタビューした本です。

 研究者とはどういうものなのかという、生の雰囲気が伝わってくるなかなかの良書だと思います。理系を志望する高校生や、大学に入ったばかりの教養課程の人に、将来をイメージするための材料として特におすすめです。

 ちなみに、一番インパクトがあったのは松本元氏の話です。この本が出た後早くして亡くなられたそうですが、物理学者である松本氏が脳科学に挑戦することを決め、3年間かけてヤリイカの飼育に没頭したくだりなど、映画にでもなりそうな感じです。

・「研究者を志す人たちの必読書
 いろいろな研究分野において、第一線で活躍してきた人、現在も活躍している先生方の言葉を綴った本であり、この本を読むことによって、彼らがどのようなきっかけで一流の研究をすることができたのかがわかる。また、学生や若手研究者に対するメッセージも散りばめられている。院生の人たち、特に修士課程の学生は読んでみるとよいだろう。もちろん、博士を取得した人たちが読んでも面白い本である。

 一番最初の著者である有馬先生の言葉は非常に厳しく感じられた。ノーベル賞候補にもなり文部大臣にもなった先生の言葉には重みがあった。研究に没頭すること、傑出した人と付き合うこと、独創性を伸ばすこと、など。それも、甘えた環境にいてはダメで、自分から、最高と思われる環境に飛び込んで行くようでなければならない。

 その他にも、いろんな先生方が、それぞれ個性的なことを書いている。個性的で性格も違う人たちが書いているので、すべての著者の言うことを身に着けるのは不可能だと思うが、しかし、自分が気に入ったと思う研究者の言葉は重く受けとめて研究に邁進していくとよいだろう。

 ある先生の書いた文章に、「君はマスター2年までに”相転移”を起こしているか?」というのがあった。この言葉はとても印象的だった。修士課程の院生の皆さんにはぜひ読んでいただきたい。

 とにかくこの本は、研究者を志す若い人たちには、ぜひ読んでみる価値があると思う。また、「研究力」という姉妹書も刊行されている。そちらも読んでみるとよいだろう。

研究者 (詳細)

考具 ―考えるための道具、持っていますか?

・「アイディアで生計を立てる覚悟のある人向け
ネット上では商品の内容を確認することができませませんが、ポイントを

以下ご紹介すると●企画が仕事になってしまった人は・・・31ページ●アイディアに煮詰まっている人は・・・202ページ●広告会社に興味のある人は・・・10ページ●ピカピカのフレッシュ(マン←脱字?)&ウーマンは・・・88ページ

●新たに部下や後輩ができた人は・・・153ページといった具合です。このあたりにも既存の「立ち読み=×」という概念にとらわれていない筆者のアイディアの奔放さを感じました。私のお勧め立ち読みポイントは「企画が仕事になってしまった人は」です-これで購入を決断しました。

筆者は考えるためのツールである「考具」をくだけた語り口で実例も交えて分かりやすく説明していますが、いずれのツールも「プロ向け」であることは間違いなく使い手を選ぶかも知れません。

が、巷に溢れる"簡単に出来るxxx"のような本とは一線を画していて、誰にでもきちんと手順を踏む(裏技的なものは殆どない)ことにより商業レベルのアイディアマン&ウーマンとなれることを示しています。

かく言う私は筆者の広告業界とは程遠いフィールドで生計を立てていますが、ビジネスには常に大なり小なりの企画(project)で成り立っていますので、一種の「思考規範」と出来るなと感じました。

また、後から読み流すこともできるようにちょうど良い塩梅で(これが多すぎる本が多すぎる!)ポイントが太字になっているのも、体(アタマ?)に染み込ませるには良さそうです。

お勧めです。

・「アイディアを出した後のことまで書かれています
とても具体的に、どうやったらいいのかが分かるように書かれています。それもアイディアをたくさん出す方法。出したもののまとめ方や絞込み方。それらのつなぎ方。とても具体的で実践的です。そんなことを教えてくれる本、なかなかありませんでしたよね。この本を読むと、自分だけではなく加藤氏の頭も使って考えられるようになった気持ちになる。

・「ものが見えやすくなる
ほんのちょっとした目線の向け方で、物事がすごくまとめやすく考えやすくなる。自分なりに応用してこの本を活用すれば、あらゆる方面の仕事で役に立つのではないかと思います。日々積み重ねて企画を練る。とにかく数多く考える。枠にとらわれない。誰もがわかっていながら、つい忘れがちな考え方、気付き方を教えてくれる本でした。

・「あなたも一つは考具を手に入れてください
この本で最初に驚いたのが、本の間に挟まっていた、一枚の紙切れ。「立ち読みしてくれた方、ありがとう」と大きく書かれ、なんと、読みたいところへのポインターが書かれている。何という親切さ。そして、その裏には、「この本には、質疑応答の時間があります」とFAXやメールアドレスなどの問い合わせ先まであるという、徹底ぶりに驚きました。内容の方はといえば、何も難しいことは書かれてません。ただ、アイディアや企画のための、普段自分たちが見逃してしまっている、ちょっとしたヒントが書かれています。もちろん、必要な方法論も紹介されていますが、色々な本からの参照の部分もあり、それらを極めるためにはそちらも参考にした方がいいかもしれません。僕は、ただのSEですが、今日からアイディアマラソンは始めました。

・「生き生きとしたシンキングツール活用術
論理を重視する風潮はビジネスでは大切だ。しかし、論理という道具は、例えば、新商品のアイデア出しには不向きで、そのスクリーニングやフィージビリティなど検証・分析に向いている。アイデア出しには、創造性を伴う思考の道具「クリエイティブ・シンキング」が重宝する。 論理という腹筋を鍛えたら、同時に創造性という背筋を鍛える必要がある。

 本書は、この論理の一方の輪であるクリエイティブ・シンキングのツールの解説書であるとともに、啓発書?のような面白さを備えており、非常にとっつき易い。その装丁や文章レトリックもとても参考になる。 考えること、イメージをまとめることの面白さを教えてくれる、良書だ。

 ちなみに、企画創造関係の書物は他にもあるが、ポジショニングは以下のような感じだ。・「考具」(TBSブリタニカ):頭のリフレッシュ向き。読んで面白い。・「アイデアのつくり方」(TBSブリタニカ):座右。たまに参照。・「企画書提案書大事典」(ダイヤモンド社)、「企画創造力大事典」(KKベストセラーズ):机上備付。辞書的利用に向く。・「メンタル・ブロックバスター」(プレジデント社):創造性育成のための長期的な教科書。・「クリエイティブ・シンキング」(ダイヤモンド社):教科書。 それぞれの場面に合わせて利用したり、自分のサブノートを作っておくと便利だと思う。

考具 ―考えるための道具、持っていますか? (詳細)

レバレッジ・リーディング

・「読書は最も効率の良い投資である
「読書」に対する考え方が変わります。

「読書」と言っても、対象はビジネス書なので、この本を読んで得るものがあるのはビジネスマンになります。

根幹は、「読書は最も効率の良い投資である」というもので、投資としての読書法を指南してくれます。

本の選び方〜読み方〜読んだ後の活用方法まで、書籍代をリターンとして回収するためのノウハウが詰まっています。

さらに、オススメの本のリストも掲載されており、すぐにでも読書を初めて、この本のノウハウを実践したくなります。

全てのビジネスマンにおすすめ。 特に読書嫌いの方は読んでみる価値はあるのでは。

・「読書法に悩んだら立ち止まって読んで欲しい一冊
私は4年間、本の読み方で試行錯誤を続けてきました。「何色で線を引くべきか」「蛍光ペンか、ボールペンか」「波線なのか、直線なのか」「書き込みをするべきか否か」「速読をすべきか、精読をすべきか」・・・・・等。

細かく考えすぎている感は否めませんが、その“悩み”に明確な答えを与えてくれた一冊です。

それは、「どんなやり方でも構わない。思ったことを本に書きなぐろう。ボールペンでも、蛍光ペンでもいいじゃないか。大切なのは、“どの様な情報を入手するために、この本を手に取っているのか?”を明確に定義すること」です。

レバレッジ、という言葉が一人歩きしているかもしれません。「何のために買うのか?読むのか?」この本のエッセンスはそこに尽きます。

・「薄々感じていたこと
良書といわれるものを読む。その直後はよく理解できて実践できると感じる。ところが、1週間もするとよく理解していたはずの内容もぼやけてくる。1か月もするとほとんど忘れてやしないだろうか。こんな読書をいくら続けても意味がないのでは...それを助けるのが読書メモ。そんな当たり前のことわざわざ言ってもらうことにこの本の意味がある。同じ本を何度も読み返す時間などない。メモを取ったら次の本から学ぼうじゃないか。わかりきったことがわかってなく、時間を無駄にしてしまっていた自分への反省です。

・「「読書家初心者向け」本として☆5つ
すでに読書家、多読家の方にとっては新しい発見はない。

著者ほどではないが、月10-20冊読む私としてはこの本で紹介されている読書法などはすでに紹介される前より実践してきている。

速読系の書籍は「目の動かすスピードを・・・」という類の書籍と、「目的意識を持って必要な部分を」という類多の書籍があるが、後者に類する本とほとんど同じである。

ただ、現代の流れを受けてか、amazonの効率的な利用の仕方やメールマガジンの書評利用などは上記のような書籍にも触れられていないので、本当の初心者には1から10まで書かれた親切な本だ。

そういう意味では「読書家入門書」としてちょうどよい解説本である。

・「読書はビジネスの実践で活かすためのもの
まず外見(表紙カバー)に惹かれました。そして中身は、単なる本の読み方のハウツーではなく「ビジネスにどう活かすか」という実践的な視点で貫かれています。

本書で紹介されている、「レバレッジメモ」については、早速試してみました。通勤時間を利用して、週3冊はビジネス書を読み、週末にレバレッジメモにまとめて、それを繰り返し読むことを続けていこうと思っています。

ただ、増え続ける本をどう収納していくかが悩ましいところです。表紙カバーを見るとうらやましくなります。

レバレッジ・リーディング (詳細)

我謳(ガオオーー)!!―人生に喝(勝つ)!経営に喝(勝つ)!生きる勇気が湧いてくる本

・「挫けそうになった時にガオオ〜〜〜〜〜〜〜!!
すべてご自分の経験に基づいているので説得力が違います。事あるごとに何度でも読んで市川さんのエキスを吸収したいと思っています。ガオオ〜〜〜〜〜〜〜!!〜が七つあるのには意味があるんですね。1お人よしを卒業しよう2反省3感謝4報恩5平常心6愛の心7物事に囚われない自由な心半分の法則も参考になりました。

・「勇気を与えてくれる本
よびりんさん(市川善彦氏)は、人をやる気にさせる天才です!

そのブログをまとめた本書はどんな立場、どのような状況におかれた人にとっても、必ず勇気を与えてくれる素晴しい本です。

小手先の方法論や、手っ取り早くうまく行く方法を知りたい人、他人依存の人には、まったく内容のない本です。買うのは無駄です。

熱い心をもって、ガオーーーーーーーっと進む経営者にとっては最高の本です。

起業家、経営者のみならず、自らの人生を経営していこうという人にとっては、熟読玩味、座右に置くべきだと思います。

本書を推薦します。

・「がおお〜〜〜〜〜〜!!
楽天ブログの「よびりん人生大学」で「己に喝!人生改革1000連発」として書かれた内容の抜粋版です。

ブログでこの1000連発を一気読みした時とはまた違った感じで印刷された本を楽しみました。

横書きと縦書きの差なのでしょうか?

自分の中で響く言葉が違います。

きびしくも愛のある言葉で埋めつくされています。

「がおお〜〜〜〜〜〜!!」の「〜」にもひとつひとつ意味があるそうだ。

反省、感謝、報恩、平常心、愛の心、自由な心なんだそうです。

元気がない時に、己に喝を入れたいときに、生きるヒントが欲しいときに!ぜひ本棚に置いておきたい1冊です。

・「我謳(ガオーーーーーーーー!!)
著者の市川善彦さんは、実際の警備会社で九州ベスト3(確か2位)の会社の社長さんです。年間130日講演旅行に歩いているのに会社は増収増益!!はっきりいって机上の空論を振り回す評論家・事例だけコンサルとは訳が違います。その市川さんの渾身の一冊がこの我謳です。30個のダイヤモンドに続く時代を超えて読み継がれる本だと思います。筆者のいうあっほ〜〜〜〜〜〜〜〜!!理論は、究極の理論だと思う。しかしそれだけにプライドを捨ててアホになる捨て身になることの大切さを痛感しています。アホになるにも修行が必要だ!爆爆爆

・「元気をもらえます
つらいとき必ずと言っていいほど開く本です。その度に元気をもらえるし、「うん、きっと大丈夫だ。頑張ってみよう。」という気になれます。

我謳(ガオオーー)!!―人生に喝(勝つ)!経営に喝(勝つ)!生きる勇気が湧いてくる本 (詳細)

新しい現実―政府と政治、経済とビジネス、社会および世界観にいま何がおこっているか

・「炯眼の書です。
本書が出版された当時、ペレストロイカは流行語で、ソ連のゴルバチョフは世界のスターだった。本書の冒頭付近に、「ペレストロイカは成功するだろうか。答は、ほぼ確実に否である」と書かれているのを読んで、ちょっと驚いた記憶がある。◆ソ連についても「今日一つだけ残っている植民地主義の大国(ソ連のこと)は、遅くとも今から25年後には、崩壊し、すくなくともヨーロッパの国から『脱ヨーロッパ』の国へ、しかも主としてアジア的な国になっているはずである。この変化に必要なことは、すべて起こっている。唯一不明な点は、変化の速さと方向だけである。」と書かれている。ずいぶん大胆に言い切るものだと思った。◆実際には、ソ連は予想以上の早さで崩壊してしまった。今思い出しても、当時ここまで言い切った人はいなかったと思う。◆他にも、「カリスマ的リーダーは、常に危うい存在である。現実を動かすことはできない。そして現実こそ主人であることを知ったとき、カリスマ的リーダーは偏執的になる。20世紀の巨大なカリスマ的リーダーはすべて、荒れ狂う巨人として幕を閉じている。」など、歴史を土台にして現実を冷たく見通す言葉に満ちている。◆炯眼の書です。

新しい現実―政府と政治、経済とビジネス、社会および世界観にいま何がおこっているか (詳細)

プロフェッショナルの条件―いかに成果をあげ、成長するか (はじめて読むドラッカー (自己実現編))

・「とても当たり前のこと
誰だって成果を出したい、成功したい、人に認められ たいと思いますが、そのための方法、どんな人にも 当てはまるであろうし、どんな時代でも適用される 普遍的な方法が書かれています。 そしてとても驚くことは、その方法とはごくごく 当たり前なことであるということ、そして多くの人は その当たり前のことを日ごろはまったく忘れていること です。 私は3回読みました。もっともっと読むと思います。 みなさんも何度も何度も読んでみてください。 何度も驚き、気持ちを新たにすることができると 思います。

・「「プロ」とは?
 職場の上司や先輩からまま聞く「プロ意識を持て」、「プロフェッショナルであれ」という言葉。では「プロ」であるということはどういうことなのか。そういった疑問にこの本はうまく答えてくれるものです。

 著名人の書く「プロ」本と比べると個人レベル経験や成功体験という点でやや具体性に欠ける部分がありますが、その内容をもとに自身の仕事に取り組む際の心構えや、仕事を通していかに成長し身を立てていくか、といったことの参考になります。実際、私自身もとある分岐点でこの本を手に取り、今まで自分を反省し、これからの自分はどうしたいのか、どうやって成長していきたいのか、という指針にしています。

 前述しましたが、この本は個人の成功体験談やいわゆる「HOW TO」本とは異なり、個人を取り巻く環境や社会を織り込んだ上で、一人一人がどのように考え、行動していくのかを表した本です。そういった点で「プロ」とはどういうものなのか、とよく考えさせられます。ですので、これから読まれる方は今の自分の状況や考え方と照らし合わせながら読まれることをお勧めします。特にこれから就職活動や仕事を始められる方にお勧めします。

・「人事の教科書としても最高
私は職務がら、ドラッカーを「目標による自己管理」の提唱者として読んでいます。本書は、人事のための本として読んでも、体系的にまとめられていることと、その深さ、その新しさにおいて、必要なときに戻って来るべき本だと感じています。世の人事担当者の方にはバイブルとして頂きたい本だと思います。

さらに、世のマネジメントの本がいかにドラッカーから多数引用されているか、再認識もできると思います。このような分野でドラッカーを超えた人はまだいないと思います。

・「プロのビジネスマンになりたい人は、必読。
ドラッカーの本は、とても読みやすく、わかりやすく、かつ世界と日本の歴史がふんだんに盛り込まれているので、あっという間に読んでしまいます。同書は、30代のビジネスパーソン必見です。その理由は、「これからどうやって生きていけばいいのか?どうやって働いていけばいいのか?そのポイントは何か?」ということが具体的に解説されているからです。どうやって勉強すればいいのか?」「時間はどうやってつかうか?」「何に価値を見出せばいいのか?」「成果をあげるには?」というノウハウを具体的に示してくれます。

・「これ一冊でとりあえずOK
産業社会からの歴史を振り返りながら、ビジネスについてはもちろん、セルフコントロールの仕方や上司・部下の付き合い方についてもバランスよく書かれている一冊です。ドラッカーの入門書としても最適だと思います。

ビジネスにおけるプロフェッショナルの条件をひとつひとつ知ることができるのでビジネスマンや経営について勉強している人は一度読むことをおすすめします。

プロフェッショナルの条件―いかに成果をあげ、成長するか (はじめて読むドラッカー (自己実現編)) (詳細)

テクノロジストの条件 (はじめて読むドラッカー (技術編))

・「7000年後の課題にいかに対応するのか。
この本はハウツーものや何かを解説したものではなく哲学書だな、という印象をまず強く受けました。

非常に深みがあり、養分を与えてくれるような内容でした。

灌漑都市の成立を人類最初の変革だと捉えそこから農業、産業、医学と革命が続き、現在がさらなる革命期にあるとしています。

そんな中で

技術=システム

と考え、あらゆる部分とあらゆる活動がからみあう有機体と定義している点や、

イノベーションを

"物事を新しい方法で行うことによって資源のもつ富の創出能力を増大させること"

と定義し 

イノベーション≠発明

としているところが非常に印象的でした。

イノベーションを技術的なものに限定して考えてはいなかったものの、何かすごい考え方を持った人がひらめくような、空から降ってくるようなものに近いと捕らえていた部分があったため非常に参考になると共にイノベーションは適切な機会に適切な方法で計画的に行っていかなければ、どのような組織であっても自分の属している組織が存続の危機にさらされてしまうのだと思いました。

また歴史を振り返ってみるとIT革命だけが特別な革命ではないのだとも。

現在の技術の変化は一定の範囲だけでなく社会構造も変えてしまうような大きな変化ですが、その波にしっかりと対応していく備えを常日頃から行わなくてはいけません。

残念なことにドラッカー氏は先日亡くなられ、今後新しい本も出ないのかと思うと余計に思い入れが強くなる一冊でした。

・「ドラッカーのMOTの思想と哲学が、経営思想と織り合ってここに!
 今更言うまでもなく、ドラッカーはマネジメントの産み・育ての親と言われるほどに多大な影響力を持つ経営思想家である。そのドラッカーによる経営思想が織り重なり、MOT(技術マネジメント)の哲学として再編纂された一冊が本書である。 MOT勃興の折柄、具体的な技術論を身にまとうことは大切だが、本書における論考はMOTの背骨となる哲学・思想に向けた視座を提供する。

 まず、私の目をひいたのは書名に掲げられた「テクノロジスト」という言葉。私には聞き慣れない言葉だが、サイエンティストでもなく実践と行動とを伴った技術のプロフェッショナルの必要性を説く言葉である。プロフェッショナリズムの啓蒙に尽力してきたドラッカーらしさが、この言葉に表象され、本書にはこの名に違わないMOTの太い背骨がある。 また、冒頭「文明の変革者としての技術」の一編は、文系でも理系でもなく、科学でも社会学でもなく、マネジメントでも技術者でも科学者でもなく、各者の視点を俯瞰する技術への歴史的考察がなされている。こうした普遍的洞察力が、経営思想家としてのドラッカーの魅力の中核であると思われ、MOTを扱う本書においてもこれは変わらないのだ。

 ドラッカーの深く・広い洞察は、今普及が急がれているMOTに哲学と強い風を与え、イノベーションを必然とせざるを得ない今後の企業活動に理念を与える。本書は、その一端に触れる貴重な機会をリーズナブルに提供する一冊と言えるのではないだろうか。

・「ぜひ読んで!
 初めてドラッカーを読みました。内容は簡単ではないですが、具体例が多く理解しやすい。和訳がとてもわかりやすく、初めての人でもすんなり読めると思う。特に若い世代に読んでもらいたいですね。読み応えのあるビジネス書を探してる人はぜひ!!ビジネスマン以外の人も楽しめると思いますよ。

・「良書だと思います。
1880年から70年間の生産者革命により、生産性が50倍に増加しました。それをもたらしたのがアメリカ人のフレデリック・W・テイラーでした。彼は知識を仕事に適用し、仕事は分析することにより一連の反復動作に分解し、道具、行程、製品に応用され、熟練工ではなく誰もがたやすく仕事ができるように指導しました。それにより労働者は豊かになり、医療費が0%から12%に、教育費が2%から10%以上に増大しました。

生産者革命を見落としていたのがマルクスです。労働者は資本家から疎外され、搾取され続けることはありませんでした。資本家が打ち倒されることもありませんでした。そして資本主義における資本家である株主は年金や投資ファンドのような労働者のものとなり、資本主義の時代が終わりました。

今日のところ、テクノロジストによる競争優位を実現しているのはアメリカだけです。1920年頃にアメリカで各地で設立されたテクノロジスト教育のためのコミュニティ・カレッジは、理論的な知識と肉体的な技能の双方を教えるものです。現在のところ、アメリカのコミュニティ・カレッジに相当するものは、世界中どこにも存在しません。日本やドイツのような先進国は急速にアメリカに追いつく可能性があります。新興国や途上国のほとんどは、追いつくためには数十年を要します。なぜなら、第一に、テクノロジストの教育は資金を必要とします。第二に、それらの国では、手を使って働くことが軽視されているからです。

グーテンベルグの印刷革命、産業革命、生産者革命に続く革命が現在起きている情報(IT)革命です。今後20年間に相当数の新産業が生まれると予言しています。それらの多くがIT、コンピューター、インターネット関連ではなく、たとえばバイオテクノロジーや魚の養殖のようなイノベーションだと考えているようです。

・「お勉強は大切
もっと若いころに読めばよかった。わかりやすい表現、漫画にして子供のの教科書にすると良い。子供でも失敗から学ぶ。その失敗がなぜなのか考える訓練を子供のころにしたかった。ドラッカーを知った野球のマネージャーの映画があると聞いた。良いことだ。もっと、もっと、この手の活動ができたらと思う。私は定年まで5年だから、それまでに御世話になっている人たちにドラッガーの考え方、実は昔からの日本人の生活の仕方、習慣、伝統をもう一度思い出す努力をするし、定年後も似たようなことをして世の中の役に立ちたいとドラッガを読んで思う。

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ドラッカー入門―万人のための帝王学を求めて

・「ドラッカーの著書がまた新しく見えてくる
ドラッカーの本は数多く何度も読んでいる。読むたびにすごさを感じていたが、この本を読んでからもう一度ドラッカーの著書を読み直すと、前に読んだときにはわからなかったことが多くわかるようになっていて、またすごさを感じた。本書は、「ドラッカーの分身」「ドラッカーの最大の友人」とも言われる上田先生の本だが、上田先生は翻訳をされるときに何度もドラッカーとFAXのやり取りをされたと聞いている。それだけにドラッカー哲学の真髄といえる部分が本書に余すことなく記されており、読んでいてゾクゾクした。ドラッカーの本を何度も読んでいる方もこの本を読むことによりまた新しいドラッカーが見えてくる。ドラッカーをこれから読む方もこの本を読んで基礎知識を得る事を薦める。

・「必読の書!
にわかドラッカーファンとしては,全ての著作にふれることは難易度高し・・・。その中でこの「入門」は,各著作のエッセンスを系統立ててまとめてくれているので非常にありがたい! 全著作を読んでいるようなドラッカリアンには改めての整理・振り返りのために,私のようなにわかドラッカリアンには,まさに「入門」&著作を読み進めていく指針としてオススメです。

・「私には相応しい入門書
まだドラッカー氏の本を全て読んではいない私にとって、タイムリーな内容です。最近は、ドラッカー氏の最近の著書「マネジメント基本と原則(エッセンシャル版)」(上田氏訳)を読んで多くの気づきを得ました。 本著「ドラッカー入門」の特徴を自分なりにあげると、1.ドラッカー氏の著作・歴史性を込めて要点を解説していること。(巻末には、氏の年譜と主要著作の概説がついている)2.ドラッカー氏の生涯を通しての命題を浮き彫りにしたこと。3.入門のタイトルにふさわしく、広角的な視界でドラッカー氏の思想を紹介していること。

その他、訳者の流れるような文章に引き込まれていくうちに、「自分のライフワークは何か」を考えさせられる。第6章「世界のモデルになり得るか。ドラッカーが恋した日本」では、今は亡きドラッカー氏の心が伝わってくるように思えるし、索引が良く出来ているのもありがたい。

・「入門でありながら既に貴重な示唆に富む
名前は知っていたが、著作をこれまで全く読んでおらず、まずは、と手に取ったこの本との出合いは自分にとって貴重なものになるかもしれない。

この本はドラッカーの世界の入り口の前に連れて行ってくれるのではなく、入り口を少し入って高みから全貌を見せてくれる。ドラッカーの言葉の一つ一つが、今持っている疑問や問題を解決する糸口になると直感的に感じる。経営や組織に関する問題を抱えている人なら誰でも読むに値する良書です。

また、本書だけでもヒントを十分に与えてくれるかもしれないが、紹介されている著作をことごとく読んでみようと決意させられた。そういう意味でもまさに入門書です。

・「「俗流解釈」の防波堤
おおむね入門書と称するものは標準化と理論化を試みる。結果原典よりもはるかに難解になる。だが、この入門書はひと味違う。よき入門書は、よき出門の書でもある。門下にとどまることなく、新たな世界に誘う扉を提供してくれる。標準化も精緻化もない。押しつけがましさもない。啓発的な原典を啓発的なままに再構成してみせる希有な入門書である。ドラッカーが昨年亡くなり、今後どのような評価を受けるのかはわからないが、本書は理論化を志向せず、その一点だけでも俗流化の防波堤を提供している。個別的・具体的でありながら、普遍に通じる道を示してくれる。

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すごい会議-短期間で会社が劇的に変わる!

・「会議が変わる、会社が変わる、を期待できる
前半のエピソード、後半の会議の実際のふたつのパートがある。

前半だけでも十分面白い。スピード感あふれる映画を見ているようだ。このエピソードで、後半の会議法に対する受け入れ準備ができるのかもしれない。

会議のやり方も具体的に書かれている。コーチングの手法を取り入れてあるのだろう。会議に参加する人が自分の役割を自覚する、意見を発表する前に紙に書く、などがこの凄い会議の核となっているようだ。

ひとりだけがだらだらとしゃべり、知らぬ間にテーマをはずしている。発言者がなく、指名すると的外れの意見をする。そして、何も決まらないなどというありがちな会議とはさようならできそうだ。

・「すごい本です
 この本、面白すぎるので注意してください。スターバックスの店内で笑いをこらえるのが大変でしたから。内容は大きくわけて三部構成。最初の46ページは大橋さん自身のパッションあふれる人生物語で、大いに楽しめます。石油ビジネスやシリコンバレーに渡って会社を立ち上げるところなど、本当にハラハラします。この箇所で大笑いしてしまうところがありました。

第二部は、大橋さんがマネジメントコーチなるものと出会う経緯と、すごい会議”の実際のシーンがそのまま再現されています。

第三部が、“すごい会議”を読者が実際にやれるような書式と解説が付いています。この箇所の公開は太っ腹。これだけ盛りだくさんの本ながら、うすくて読みやすいのが大橋流でしょうか。とにかく超おすすめです!

・「「すごい会議」の流れがエピソードを通じて疑似体験できる
前半は、著者のプロフィール紹介を兼ねた仕事のエピソード

後半はより会議の進め方に焦点をあて、組織の会議力をあげるとこのようにパフォーマンスが変化するというのが大橋氏の体験談を交え描かれている

全体を通じ「すごい会議」の効果がエピソードを通じて疑似体験できる本文を読みゴールイメージを明確になった上で巻末に添付されている会議の進め方を実践するのがおすすめ

実際にやってみるとパワフルな問いかけが会議の進め方に織り込まれているのがわかります

複数冊買って、仲間によませ、巻き込むのが成功のポイント!

・「会議で実践
営業会議を開催する立場として、常日頃から「どのような会議を行えば良いか」模索している中でこの本と出会いました。そして実際にこの本に書かれている手法で会議を開催したところ、普段では出てこない意見や考えが出てきてビックリ。意見交換も活発になり、新しい刺激を会議の場に持ち込む事に成功しました。営業数字の羅列で終わる報告会議が、一新してきたと実感。次回は多少のアレンジを加えて、刺激を注入しようと思います。

・「すぐ使えます
会社の事業部の会議や、顧客先の会議にファシリテーターとして参加した時に、参考にさせていただきました。

この本の手法をそのまま使うこともありましたし、部分的に使ったりもしましたが、いずれも、会議を円滑に進める上では、とても効果がありました。

すごい会議-短期間で会社が劇的に変わる! (詳細)

すごい考え方

・「言葉が考え方を変える
 言葉遣いを変えることにより「ふつうの考え方」を「すごい考え方」に変えることができる。そして、「すごい考え方」が行動や思考を変え、パフォーマンスを高くしていく。納得です。

 ビジネスでは成果を上げるために考え方を変えることを要求されることがよくありますが、考え方を変えるのは簡単ではありません。言葉に意識を向けるだけで考え方が変わり、成果が上がるなら十分に利用価値はあります。

 また本書では、言葉遣いの紹介だけでなく、その言葉をビジネスの成果に結びつける「目標」「問題抽出」「コミュニケーション」などの考え方や具体的な手順も解説してくれています。

 全体を通して、会議の進め方を中心に解説されているようですが、日常生活においても役に立つ理論が満載でした。良書です。

・「目標達成のためのプロセスが明確になる
この本では、読み手である私達に対し、多くの問いを出してくる。

「本書にあなたが期待することは何ですか?」「私は何を作り出したいのか」など。

本書では自分の目標などに対し、「言葉」で表現することで目標達成のプロセスが明らかになると記している。そのため、このような多くの問いに対して、自分の考えをノートに書き出してほしいと思う。

このような問いに一つ一つ答えを出していくことで目標達成のための手順が明確になり、具体的な行動にも移していけるだろう。

ただ読むだけでは、この本の良さを理解することはできない。自分自身と対話しながら、じっくりと読んでほしい本である。

・「仕事に対する考え方を変えるにはいい本だと思います。
今までいろいろなビジネスに対する考え方を綴った本はあったと思います。チーム理論、ロジカルシンキング、マネジメント論などをミックスして分かり易くまとめているので読み易く、理解し易く、実行に移し易いのではないだろうか?日ごろのビジネス活動に変化をもたらしたい方には必読です。

・「【良いソフトをインストール】
人間をパソコン(コンピュータ)に例えて説明される所にすごく面白味を感じながら読めました。

人間は、生まれたから沢山のソフトウェアをインストールされながら育ってきていると説明されています。

ソフトウェアとは・・・・「言葉」だと述べています。生まれてから本当に沢山の言葉(ソフトウェア)をインストールされ続けています。

「あれをしては、駄目!」「これもしては駄目!」などから始まって・・・否定的な言葉を沢山浴びせられて来た人が殆どではないでしょうか?

これら沢山の言葉(ソフトウェア)を書き換える必要があるのだと説明されています。

一度インストールしたソフトは、新しいものが発売されても使い続けたという思いを持つ人が多いと思います。

ですが、この書籍で指摘されている言葉(ソフトウェア)は直ぐに使うのを中止したいですね。

新しい言葉(ソフト)をどんどんインストールしていきましょう。

・「使える
とても特色のある本である。考えるという行為を頭の中の対話として説明してあり、その対話パターンを変えることで、仕事や人生を前向きにしていこうというものだ。いわれてみれば、頭の中の対話というものは意外に自分自身では認識しずらいものだ。読んだだけではぴんとこないところもあるので、是非実践してみたいとおもう。コーチング、ビジネス、哲学、心理学などの様相をとりまぜて、センスよく一枚のお皿にのせて、差し出してくれている。この一枚を食べて、自分の力にしていきたい。

すごい考え方 (詳細)

問題解決プロフェッショナル「思考と技術」

・「ロジカルシンキング入門書
・ロジカルシンキングの基本を身に付けたいという方にはお勧めできる本です。仕事やプライベートで起こる様々な『答えのない問題』に挑むための基本的スキルが学習できると思います。・『ゼロベース思考』、『仮定思考』、『MECE』、『ロジカルツリー』などの基本的なフレームワークを、実例を通して学習できます。実例では仕事の例だけでなく、プライベートでの例(ダイエットなど)を使っているため、非常に読みやすいです。・同様の書籍を何冊か読みましたが、本書は内容がコンパクトにまとまっており、量もそれほど多くないので読みやすいと思います。

・「ロジカルシンキングの入門書にして決定版
ロジカルシンキングに興味があるけど、どう考えるのかよく分からない。バーバラ・ミントを読んだけれどもさっぱり分からない。そういう人はまずこの本を読破するのがよい。網羅的でありながら、コンパクトに、かつ分かりやすく書かれてるからだ。

本の概要を記すと、第1章でゼロベース(先入観にとらわれず)に、仮説思考することの重要性を説明する。第2章ではMECE(因数分解)とロジックツリー(因果関係)について解説する。第3章ではソリューションシステムとして、1、2章の考えを統合する。第4章は実際の事例を通じてソリューションシステムを実践する。

ソリューションシステム=ロジカルシンキングの具体的手順と考えてよい。また、いきなりソリューションシステムについていくのは難しいのだが、1章、2章と順を追って丁寧に解説してくれているため、初学者でも脱落せずに3章に到達できる。4章は余力があれば読んで損はない。

この本の内容を身につければロジカルシンキングの「基盤」は身につけることはできる。但し、内容が初歩的なので、この本のみでロジカルシンキングができるようになったと判断するのは危険である。各章の内容をより深く理解するために、他の関連書籍も読んでおくほうが良い。

関連書籍を順に挙げる。第1章のゼロベース思考については、「クリティカルシンキング」上巻が、仮説思考については「戦略脳を鍛える」が良い。第2章のMECEとロジックツリーについては、「戦略思考コンプリートブック」と「ロジカルシンキング」が良い。ロジカルシンキングの全貌を概観したいなら、「論理思考と発想の技術」、「思考・論理・分析」が良い。

以上の関連書籍の内容を身につけたならば、ロジカルシンキングの理論をおおむね押さえたといえよう。

・「早速実践できる
類似書は多数あれど、これさえあれば全て解決できるというくらいの基本〜応用まで網羅された良書です。バイブルです。

・「問題解決のメソッドを分かりやすく紹介
7年ぶりに本書を読み直した。

ビジネスの場で発生する課題を、どう合理的に解決するのか?

・ゼロベース思考 ・仮説思考 ・ロジックツリー ・MECE ・ソリューションシステム

という5つのツールを使ったフレームの中で、解決に到達するまでのプロセスを、コンサルティングの名手がわかりやすく解説した本。

自分の手がけてきた仕事が、果たしてこの本で教えるような合理的なプロセスを踏んできたのか、読みながら客観視してみると、昔読んだときとは違う発見があった。

再読、再々読に耐えうる名著だと思います。また7年後に読もうかな。

・「最初に読むべきロジカルシンキングの基本書
12年前に出版されたとは思えないぐらい古臭さを感じさせない良書。最近のロジカルシンキングや仕事術の本が取り上げている内容はすでにこの本に書いてある。論理的で具体的で、まさにこの本が書いている問題解決の手法に沿って書かれたような本だ。具体的には、問題解決の二つの思考(ゼロベース思考と仮説思考)、二つの技術(MECEとロジックツリー)、一つのプロセス(ソリューションプロセス)を前半で詳しく説明し、後半で具体例を交えながらそれらを使いながら実践的な問題解決のシミュレーションをする。とっても分かりやすいなぁ。以前、職場の研修で問題解決手法を学ぶというのに参加したことがあったが、その中で使用したケースがこの本に書かれていた例そのままだった。講師のネタ本になってたんだなぁ。それも納得するぐらいよく出来てる本だと思う。内容的には深いんだけど、難しいことはない。自分が直面している問題解決もこの方法で取り組んでいけそうな気になった(かなり楽観的だけど...)。とにかく、著者も言うようによく考えて、仮説を立てて、検証を繰り返すことが大事。その際にはロジックツリーやMECEで効率的に考えることも必要だ。うーん、かなり納得。

問題解決プロフェッショナル「思考と技術」 (詳細)
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