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▼ショパンの名盤:セレクト商品

ショパン ピアノ全集 (全209曲)ショパン ピアノ全集 (全209曲) (詳細)
ハリーナ・チェルニー=ステファンスカ(アーティスト), ケヴィン・ケナー(アーティスト), フィリップ・ジュジアーノ(アーティスト), タチアナ・シェバノワ(アーティスト), クシシュトフ・ヤブウォンスキ(アーティスト), サ・チェン(アーティスト), ローラント・バーダー(アーティスト), クラクフ・フィルハーモニー管弦楽団(アーティスト)


ショパン パーフェクト ベスト100ショパン パーフェクト ベスト100 (詳細)
オムニバス(クラシック)(アーティスト), バーダー(ローラント)(指揮), クラクフ・フィルハーモニー管弦楽団(オーケストラ), ステファンスカ(ハリーナ・チェルニー)(Piano), ケナー(ケヴィン)(Piano), シェバノワ(タチアナ)(Piano), ヤブウォンスキ(クシシュトフ)(Piano), ウラシン(レム)(Piano), ラジウォノヴィチ(カロル)(Piano), ビリンスカ(ベアタ)(Piano)

「癒されます」


ショパンと旅するベストアルバム‾ショパン・ベストミュージックダイアリーショパンと旅するベストアルバム‾ショパン・ベストミュージックダイアリー (詳細)
オムニバス(クラシック)(アーティスト), ステファンスカ(ハリーナ・チェルニー)(演奏), シェバノワ(タチアナ)(演奏), チャピエフスキ(ボクダン)(演奏), ラウボ(ズビグニェフ)(演奏), チェン(サ)(演奏), ヤブウォンスキ(クシシュトフ)(演奏), リー(ミー・ジョー)(演奏), ウラシン(レム)(演奏), ラジウォノヴィチ(カロル)(演奏), ケナー(ケヴィン)(演奏)


ショパン:バラード(全曲)、舟歌、ノクターン20番ショパン:バラード(全曲)、舟歌、ノクターン20番 (詳細)
ケナー(ケヴィン)(アーティスト), ショパン(作曲)


ショパン・グレイテスト・ヒッツ 〜珠玉の名曲集〜ショパン・グレイテスト・ヒッツ 〜珠玉の名曲集〜 (詳細)
ヤブウォンスキ(クシシュトフ)(アーティスト), ショパン(作曲)


ショパン:プレリュード(全26曲)、ノクターン、幻想曲、ラルゴショパン:プレリュード(全26曲)、ノクターン、幻想曲、ラルゴ (詳細)
シェバノワ(タチアナ)(アーティスト), ショパン(作曲)


ショパン 19のワルツショパン 19のワルツ (詳細)
チェン(サ)(アーティスト), ショパン(作曲)


ショパン 4つのスケルツォ/ピアノ・ソナタ第3番ショパン 4つのスケルツォ/ピアノ・ソナタ第3番 (詳細)
ヤブウォンスキ(クシシュトフ)(アーティスト), ショパン(作曲)


ショパン:24の前奏曲集ショパン:24の前奏曲集 (詳細)
アルゲリッチ(マルタ)(アーティスト), ショパン(作曲)

「自由奔放に」「夜空に咲いた大輪の花のように美しく、ファンタジックなショパン」「情熱的」「日本盤は幻想ポロネーズも入ってより完璧」「駆け抜けた!!」


別れの曲~ショパン:24のエチュード集別れの曲~ショパン:24のエチュード集 (詳細)
ブーニン(スタニスラフ)(アーティスト), ショパン(作曲)

「ゆーっくり」「う〜んw」


ショパン:12の練習曲 作品10/作品25ショパン:12の練習曲 作品10/作品25 (詳細)
ポリーニ(マウリツィオ)(アーティスト), ショパン(作曲)

「現代の至高の藝術」「唯一無二の演奏」「人間はここまで正確になれるのか」「もしピアノCD3枚を選べと言われたら」「超人的な技巧を前面に押し出した驚くべき演奏」


別れの曲、幻想即興曲~ショパン:ピアノ名曲集別れの曲、幻想即興曲~ショパン:ピアノ名曲集 (詳細)
オムニバス(クラシック)(アーティスト), ショパン(作曲), アシュケナージ(ウラジミール)(演奏), ボレット(ホルヘ)(演奏), ケンプ(ヴィルヘルム)(演奏), カッチェン(ジュリアス)(演奏)

「ケンプとボレットに注目!!」「お得!!」「安いし、充実。」「ボレットがお勧め」


ショパン:ワルツ集(全19曲)ショパン:ワルツ集(全19曲) (詳細)
シェバノワ(タチアナ)(アーティスト), ショパン(作曲)

「素直な演奏」「ワルツでは一番のお気に入り」「ま、いいかな。」


ショパン・リサイタルショパン・リサイタル (詳細)
ポリーニ(マウリツィオ)(アーティスト), ショパン(作曲)

「待望のワルツも初録音!」「ポリーニの新たな意趣を感じる選曲」「評論家を疑へ」「音楽が溢れてる」


ショパン:夜想曲全集ショパン:夜想曲全集 (詳細)
アシュケナージ(ウラジミール)(アーティスト), ショパン(作曲)

「間違いなく「天下一品」のノクターン!」「最高のノクターン」「ノクターンの最高峰」「素晴らしいです」「ノクターンの代表的な盤」


ショパン:ピアノ名曲集ショパン:ピアノ名曲集 (詳細)
ハラシェビチ(アダム)(アーティスト), ショパン(作曲)

「優勝しているのに安いです」


debutdebut (詳細)
辻井伸行(アーティスト), ショパン(作曲), リスト(作曲), ラヴェル(作曲)

「音楽の歓びと軽やかなタッチに脱帽」「評価など気にせず、感動したいなら!」「無垢で、優しく、色鮮やかな音」「ピアノの音を楽しむ。」「聞いてみたい」


別れの曲~ショパン名曲集別れの曲~ショパン名曲集 (詳細)
アシュケナージ(ヴラディーミル)(アーティスト), ショパン(作曲)

「力強く美しい《ポジティヴィテイ》。」


ショパン:バラード&スケルツォ全集ショパン:バラード&スケルツォ全集 (詳細)
ルービンシュタイン(アルトゥール)(アーティスト), ショパン(作曲)

「王者の風格」「清々しさの中にある味わい深さ」「大人のショパン」「真のヴィルトゥオーゾが奏でるショパンの、身にしみて味わい深きこと」「素晴らしい」


ショパン:ピアノ協奏曲第1番&第2番ショパン:ピアノ協奏曲第1番&第2番 (詳細)
アルゲリッチ(マルタ)(アーティスト), ショパン(作曲), アバド(クラウディオ)(指揮), ロストロポーヴィチ(ムスティスラフ)(指揮), ロンドン交響楽団(演奏), ワシントン・ナショナル交響楽団(演奏)

「破天荒、そして究極」「記念碑的録音」「音楽もまた『意思』である、とこの演奏は教えてくれる」「アルゲリッチらしい&らしからぬ演奏の組み合わせ」


ショパン:ワルツ集ショパン:ワルツ集 (詳細)
アリス=紗良・オット(アーティスト), ショパン(作曲)

「アリスさんのショパンワルツ」「女性らしい細やかさと、若々しい情熱を感じさせる驚くべき名演奏です!」「最高に美しいショパンのワルツ。」「すばらしいノクターン」「しんみりと聴くワルツ」


▼クチコミ情報

ショパン パーフェクト ベスト100

・「癒されます
クラシックピアノが大好きで家でくつろぎながらBGMとして聞いています。子供たちもピアノを習っているため興味深く聞いています。四枚組でこの価格も良いですね。毎日聞いて過ごしている時間がほっとするひと時です。いままで聞いたことがある曲でもタイトルがわからなかったりした曲もあったので勉強にもなります。

ショパン パーフェクト ベスト100 (詳細)

ショパン:24の前奏曲集

・「自由奔放に
短調と長調が交互に弾かれてゆき、目まぐるしい変化に富んだショパンのこの名曲“24の前奏曲”には、他にポリーニによる鉄壁の名盤もありますが、 私はアルゲリッチのこの録音にもっとも惹かれます。 美術館に陳列された24枚のキャンバスに描かれた風景画を一枚一枚丹念になぞらえてゆくと、 最後には広大な星空が広がる・・・ そんな情景を思わず想い描いてしまいます。 No.15→16の“静”から“動”へのきりかえがとてもダイナミックで、 感情の起伏を抑えることなく、自由奔放に一気に弾きあげられた “アルゲリッチらしさ”を終始堪能出来る爽快な一枚です。 遺作でもある嬰ハ短調・変イ長調の2つの前奏曲を含め、カップリング曲もすべてが素敵です。 ソリストとしての彼女の数多くの録音の中でもテクニックもこの上なく、間違いなくトップに位置する内容の録音です。

・「夜空に咲いた大輪の花のように美しく、ファンタジックなショパン
 この一枚のCDに、昔のLPレコードだったら二枚分の演奏が収められています。しかも演奏は、わたしの一番のお気に入りピアニスト、マルタ・アルゲリッチ。期待に違わぬ素敵なピアノに魅了されました。 殊に、『英雄ポロネーズ』『幻想ポロネーズ』の演奏(いずれも、1967年1月の録音)の、何てまあ美しかったこと! 燦然としたピアノの響き、天馬空を行くが如きダイナミックな躍動感など、本当に素晴らしかったです。

 続いては、『スケルツォ第3番』と『舟歌』の演奏。弱冠二十歳になったばかりの、もといっ、十九歳になったばかりのアルゲリッチが奏でた、初々しいきらめきを湛えた演奏。これもいいですねぇ。録音は両曲とも、1960年の7月。

 こうした若き日の躍動感あふれるピアノに比べると、やや魅力は落ちる気がしますけれど、『24の前奏曲』の演奏だって決して悪くはありません。あっという間に過ぎ去る記憶の風景を、さっとスケッチして描いたみたいな小品集。 なかではやはり、有名な「雨だれ」の曲(第15曲)が印象に残ります。ドビュッシーの『前奏曲集』につながるピアノの響きを感じましたね。優しく雨ぞ降りしきる、そんな詩の一節が思い浮かんだ珠玉の名品。 1977年2月の録音。

・「情熱的
まだクラッシックを聞いて間もない頃に購入した記念の一枚の再発売CDですアルゲリッチの手にかかると信じられないくらい譜面以上に情熱的な前奏曲に聞こえます一曲一曲は短いピアノ前奏曲ですが彼女の演奏の印象は深く大変今でも印象に残っていますこの美しいジャケットも前奏曲以外の曲も良かったですアルゲリッチを聞いたことない方でもこのCDを聞けば彼女が本当にピアノ演奏に深い情熱があるという事がわかると思います

・「日本盤は幻想ポロネーズも入ってより完璧
前奏曲は1977年、ポロネーズ第6番『英雄ポロネーズ』が1967年、スケルツォ第2番が1975年、作品60が1961年の録音。この中で所謂『24の前奏曲作品28』については彼女のディスコグラフィの名演一つに数えられる演奏と言うことになると思う。

ぼくにとってアルゲリッチの演奏は、『自分だったらこの曲をこう弾いてみたい』と思うそのとおりを具現化してしまう演奏だ。常にテクニックよりも、『その曲を自分でどう弾きたいか』、を『考える』という所作をおこなわずに、直接『感情』から表現する。こういうことができるということが真のピアニストだ、とも言えるのだろう。

併せてこのアルバムでは前奏曲以上にポロネーズ第6番『英雄ポロネーズ』が名演だ。技巧的で秀逸な演奏のマウリティオ・ポリーニのこの曲の演奏と比較してみると実に愉しい。ポリーニが7分8秒で弾いているこの曲を、アルゲリッチはわずか6分25秒で弾ききる。このアルバムの肝はこの曲にあるとぼくは思う。

・「駆け抜けた!!
アルゲリッチの情熱が、僕の耳から脳へ一気に駆け抜けました。爽快感が残りました。やっぱりアルゲリッチは凄いです。特に16番は爽快と言うか痛快です。

おまけに入っている幻想ポロネーズ、英雄ポロネーズもお奨めです。

ショパン:24の前奏曲集 (詳細)

別れの曲~ショパン:24のエチュード集

・「ゆーっくり
いろんな人のエチュードを聴いてしまったからこそ、このブーニンはちょっとゆっくりだったっていう印象が強いです。まず、比較的多くの曲がゆっくりです。表現が細かすぎるというか、例えば10−4は、スピーディーな曲ですが、ブーニンは速くなったり、遅くなったり、はっきりいって疲れます。多くの人が2分ちょうどくらいで弾き終わるのに、2分12秒です。10−1もおっそーいです。他、10−2、6、7 25−6、7、11の8曲がゆっくりで聴きにくかったです。しかし、好みっていうのもありますしね。遅いのもいいなあってふと思うときあります。たまに。でも、10−12、25−5、8は、とてもすばらしかったです。革命はやっぱこの人だなって感じました。25−5も、最初と最後のメロディーがリズミカルで楽しい感じのところの弾き方が最高です。中間の右手のキラキラ感もいいです。そして終わりをゆーっくりにするところもいいです。結局のところ、僕好みの弾き方あり、そうでない弾き方ありでしたが「ゆっくりめ」な印象がやっぱり強いかな?いいとかわるいとかじゃなくて。

・「う〜んw
なんか聞いてても特別感動もしないし、迫力もないし、面白くない。参考にはなるかもしれないが、自己主張が強すぎて何が言いたいのかよくわからない。聞いてて飽きる。

別れの曲~ショパン:24のエチュード集 (詳細)

ショパン:12の練習曲 作品10/作品25

・「現代の至高の藝術
まずはじめにひとこと書くとすれば、「完璧」という言葉がもっとも相応しいCDである。このCDを聴く機会に幸運にも恵まれた、他の多くの人々が異口同音に書き連ねるように、まさに完璧の演奏である。ここでいう「完璧」とは、演奏の技術、作品の表現、全体を達観したときの総合的な藝術性といった、この演奏のすべての面における評価である。ショパンがこの練習曲(エチュード)を精魂込めて作曲した際に、ショパンの意図していたことは、「練習曲なので一音たりともおろそかにはせずに、完璧に弾きこなして欲しい」ということなのではないか。そして、すべての音を完璧に弾きこなしてこそ、連なる音符の奥底に「ピアノの詩人」たるショパンが込めた、繊細な叙情性や精神性を、はじめて表現することができるのではないか。このCDを聴くと、感動に鳥肌を立てながら、そう思えてくるのである。それは、このポリーニの演奏において、先に述べたことが極めて高い次元で実現できているからに他ならない。これこそ、「至高の藝術」である。このポリーニの演奏の藝術性の高さは、いまとなっては歴史上の近寄りがたい伝説となってしまっている、「パガニーニのヴァイオリン演奏」や、「リストのピアノ演奏」などといったものに、勝るとも劣らないのではないかというほどの名演である。少なくとも、人類の「音楽」という営みの一角に、大きな功績を打ちたて、刻み付けたということができるのではないか。私自身は、時折このCDを聴ききつつ、そう確信している。「ショパンの練習曲の演奏の決定盤」、というと少々言葉が足りないぐらいだが、まぎれもなく決定盤といえる、ポリーニの名演である。

・「唯一無二の演奏
 20年前ならショパンのエチュードの全曲盤といえば、まずもってこのポリーニの演奏とアシュケナージの演奏が双璧と言われていたと思う。難曲中の難曲だし、エチュードという性格上、昔の大家は、たとえばホロヴィッツなどのように自分の好みに合った曲だけを演奏・録音していたから、全曲録音というのはあまり多くなかった。今でも、アルゲリッチは全曲録音をしていない。 アシュケナージの演奏も、アシュケナージらしい美しい音と深い情感をたたえた演奏で、そのいくつかは特に素晴らしいものだと思う。幸運にも最初に聴いたポリーニの演奏でこの曲が大好きになった私は、この曲のCDを見つけてはさまざまな演奏を聴いてきたが、未だこの二人の演奏を超えるものを知らない。 そして、私はアシュケナージに大いなる敬意を払いながらも、ポリーニのこの演奏の神がかり的な完璧さ--確か最初に買ったLPの帯に「これ以上何をもとめますか?」と書かれていた--に畏怖に近い気持ちを抱いている。ポリーニ本人といえど、再びこれに匹敵する演奏・録音をすることは難しいのではないか。それくらい奇跡的な唯一無二の演奏だと思う。

・「人間はここまで正確になれるのか
一流の演奏家は皆、ショパンのエチュードを華麗に弾く技術を備えている。しかし、その中でもポリーニの演奏は飛び抜けて美しい。寸分の狂いもない機械のような演奏だが、まぎれもなく人間の演奏なのだから、人間はここまで正確になれるのか、という驚嘆の気持ちにもなった。正確であることの美しさ、それを感じられる演奏だ。

・「もしピアノCD3枚を選べと言われたら
私は迷わずこのポリーニのエチュードと、リヒテルのチャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番、ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番(メロディア、VICC-2011)、そしてグールドのJ.S.バッハ:ゴールドベルク変奏曲(ソニー、B001FOSK20)選びます。ずれてるけど。このエチュード、他の皆さんが書かれているとおり「完璧」。リヒテルやグールドで聞き取れる瑕疵(それが個性として輝いてもいるのですが)もない。でも、かといって彼の演奏が「冷たい」とは決して思わない。10-3の激しさ。前半部とクライマックスの対比の鮮やかさ。こんな切ない「別れの曲」を他で聞いたことはありません。ショパンはきっとこの様に弾いて欲しかったんだろうな。もとい。1枚だけ選べと言われたら、このエチュードを選びます。

・「超人的な技巧を前面に押し出した驚くべき演奏
このアルバムはかつて一大センセーションを巻き起こしポリーニの名声を不動のものとした名演である。超凡な速度、打鍵の驚くべき正確さ、安定したテンポ、すべての音符を一瞬の曖昧さもなく再現している点においてこれ以上の演奏はおよそ考えることはできないといってもいいであろう。

しかしわたしたちはこの超凡な演奏に気圧されて音楽的な感性が麻痺してしまったり、中毒になってしまっていないかを冷静に考えてみることも必要ではあるまいか。ショパンのエテュードは単なる練習曲を超えた芸術的な作品なのだから。

ポリーニの演奏と聞き比べるのに最も興味深い演奏は恐らくバックハウスの1920年代の全盛期の演奏であろう。とくにOp10の1番のアルペジオの弾奏を比較してみると面白い。ただしバックハウスの演奏はナンバーによってはおもしろがって悪ノリしているものもなくはない。

それはともかく、ポリーニの演奏はどれだけ多くのピアニストにこの名曲を録音することを思い止まらせたことか、と考えてしまう驚異的な演奏だ。

ショパン:12の練習曲 作品10/作品25 (詳細)

別れの曲、幻想即興曲~ショパン:ピアノ名曲集

・「ケンプとボレットに注目!!
アシュケナージのショパンが素晴らしいのは当然として、普通「ベートーヴェン弾き、ドイツ音楽の権化=ショパンは下手?」と思われがちなケンプじいさんの弾く(1958年頃の演奏)ドイツ的幻想が花開く「幻想即興曲」(素晴らしい粒立ち、中間部とカデンツァの素晴らしさは特筆される! なかなかこうは弾けませんよ!)、「リスト弾き」として有名なホルヘ・ボレットのたっぷりとしたロマンチックな演奏が入ってこの価格とは、超お買い得。買って絶対損はしません。

・「お得!!
最近観た映画「戦場のピアニスト」で、またショパンの魅力にはまった1人です。映画中挿入されていた、バラード第1番ト短調、夜想曲第20番嬰ハ短調などしっかり入っています!演奏者によって、表現も違うので既に何枚か、ショパンのCDを持ってる人にも、おススメです。アシュケナージの演奏(全曲ではありませんが)を安く購入できるのも魅力的!

・「安いし、充実。
ショパンの曲は人々の精神状態を安定かさせる働きがあるとかで、音楽療法などで使用されることが多いといいます。この手のショパン名曲集は数多く発売されていますね。ショパンの曲の中でいいところ、有名どころを集めていて大変よいと思います。クラシックのCDはかなり安価で買えるものが多くでいいですよね。このCDもかなりお安いと思います。

 ショパンのピアノ曲を全曲聴いてみたいという方にはショパン・ピアノ作品全曲集とお勧めします。こちらは、全曲集なので値段の方は少し高いですが、何しろ入っている曲の量が膨大なのでかなりお勧めです。

・「ボレットがお勧め
ほとんどがアシュケナージの演奏だが、お勧めはボレットの演奏。晩年近くのボレットの演奏は精彩を欠いている印象があったが、この録音はなかなか良い。選曲も良し。

別れの曲、幻想即興曲~ショパン:ピアノ名曲集 (詳細)

ショパン:ワルツ集(全19曲)

・「素直な演奏
1980年ショパン国際ピアノコンクール第2位。個人的には「彼女が優勝」でも良かったんじゃないなと思う。

コンクール当時もそうだったが、彼女はとても安定したピアニスト。現在も良くコンサートに行くが、常に安定度は抜群である。

そんな彼女が最も得意とするワルツ。彼女のコンサートではワルツ14曲は必ず演奏する作品である。

その情熱が演奏からとても良く感じ取れる。

単なるショパン弾きになってしまった様だが、素晴らしいショパンを聴かせてくれるので一向に構わない。演奏はとても素直。技術的に見ても高いレベルを保っている。疑問に思う箇所があるとすれば、表現解釈ではないだろうか?しかし、個人個人によって違った見解もあるのでたいして気にはならない。

これも一つのショパン。

人柄もとても魅力的で、人間的にも尊敬するピアニスト。

・「ワルツでは一番のお気に入り
くせのない模範的な演奏だと思う。他の演奏も聴いてみたいが、録音がないのが残念。他の有名なピアニストもいいですが、くせがあることも多いのでシェバノワのをお勧めします。

・「ま、いいかな。
テンポを落として弾いており、“ちょっと重いな”と感じるものもありますが、全般的に好きな弾き方であります。

10年前、ド田舎のわが町にも来て下さり、安い料金で綺麗な音を聞かせてくれるので、個人的には贔屓にしているピアニストです。

日本で100回以上リサイタルを開いているのに、CDが出ない方ですので、貴重な録音かもしれません。

地味な感じではありますが、模範的演奏となるものもあると思います。

すばらしい人柄と聞いております。CD買ってあげてください。

ショパン:ワルツ集(全19曲) (詳細)

ショパン・リサイタル

・「待望のワルツも初録音!
今年で66歳となったポリー二の2008年3月ミュンヘンにおけるオールショパンの新録音盤。 奇しくも、ショパン27〜29歳にかけて…つまりマリアとの恋愛に敗れた後、ジョルジュ・サンドらとマジョルカ島への旅行中に作曲されたものでまとめられています。中でも今回初収録となったワルツに興味が及びますが、近年のポリーニの演奏から予想されたとおり、 しっかりとしたテクニックに裏打ちされた温かくも奥深い演奏に仕上がっており、 “ショパンの練習曲集”や“ペトルーシュカ”など、 ポリーニをデビュー以来追い続けてきたファンの期待を裏切らない しっかりと地に足が着いたお洒落で知的な“大人のワルツ”が堪能できます。 スマートな演奏のため何度聴いても飽きることが無く、是非ワルツ全集も期待してしまいます。 ピアノソナタ第2番「葬送」は、1984年収録盤に比較すると“凄味”が影を潜めたものの、 一音一音しっかりとかみしめながらのピアノの音色自体には ますますの深みと輝きが加わっており、どっしりとした印象をうけます。 とても細やかなルバートが随所に聴かれ、これがとても効果的です。 “人間ポリーニ”の最近の健在ぶりを改めて知ることができる一枚です。

・「ポリーニの新たな意趣を感じる選曲
夜想曲全集(2005年録音)以来のポリーニによるショパンであるが、今回は従来のような「同じカテゴリの作品を集めたアルバム」ではなく、「同時期に作曲された作品を集めたアルバム」となった。この点がまず意外である。これまでポリーニが作品を録音するにあたって、このような企画的意図を持つことはなく、むしろそれと違う次元のアプローチをクールに心がけるタイプだと思ったからだ。私は、かつてアシュケナージがショパンのピアノ独奏作品を録音するとき、今回のポリーニのように「作曲年代」順の録音を行っていたことを思い出す。もちろん、それでも全体を通して一貫したレベルにあり、そのため、それを夜想曲集やポロネーズ集という形で再編集しても、まったく「型ずれ」のようなものはおきなかったのだが、それでもポリーニの場合、メインのソナタ第2番やそれに継ぐ大曲のバラード第2番が「再録音」に当たる分だけ意外さも増した。作品37の夜想曲が収録から漏れているのは、さすがに直近の録音から間が無さ過ぎたためだろう。

というわけで、ここに収録されているのは1837年から1839年にかけて生まれた作品たちである。1837年というとジョルジュ・サンドとの恋愛関係が始まった年でもあり、マジョルカ島への逃避滞在の時期も重なっている。音楽への情熱と憂いが率直に表現された作品たちだと思う。

いずれも再録音となるソナタとバラードは早めのテンポでダイナミックな活力に満ちている。ソナタの第1楽章で再現を提示部から繰り返しているが、音楽に冗長感はみられずビシッとしている。しかも旧録音に加えて表現の幅が増しており、第1楽章の展開部の多層な響きは充実感があって見事。

3曲のワルツはいくぶん乾いたタッチで粒立ち良い音色が心地よい。第3番の悲しみも高雅に昇華されていて、さすがにポリーニのショパンであると唸らされる。第4番の華麗な演奏効果も上々。マズルカもインテンポで感情を抑えた伴奏により、旋律が気高さを纏う印象的な演奏。しかし、個人的に一番その美しさに打たれたのは即興曲第2番である。この曲の持つ様々な感情を決して過度にならず適切に表現し、かつ他の魅力も様々に伝わってくる。私にとって、この曲がこんなに名曲として響いたのは久しぶりだった。

・「評論家を疑へ
素晴らしいとしか言いようがない音楽。かつてポリーニは、日本の著名評論家たちによって「仏つくって魂いれず」と、こき下ろされた。技術はあるが内容がない、冷たい音楽家だ、というわけだ。

ところがどうだ、この演奏は。こんな凄い音楽、そうそう聞けるものではない。数年前の来日時に聴衆は総立ちで拍手喝采した。燃えるような演奏だった。このCDはミュンヘンでのライブ録音ということだが、きっと同じ景色がそこにあったのだろう。

あのいい加減な評論家は、どう反省するのか。いや、ひょっとして、今この演奏を聴いても、過去と同様にこき下ろすのか。さすがにそれは不可能だろう。ポリーニは変わっていない。ずっと同じひとりの音楽家だ。

録音のすえミュンヘンの聴衆の拍手が消されているのは、確かに惜しいことだ。でも演奏の凄さが掻き消えることはない。名盤の極み。

・「音楽が溢れてる
 本当にすばらしい!たとえるなら燃えるサファイヤのエベレスト。海抜8000メートル。情熱が圧倒的に心に迫る。CDのジャケットも良いと思います。

ショパン・リサイタル (詳細)

ショパン:夜想曲全集

・「間違いなく「天下一品」のノクターン!
数ある一流ピアニストの中でも、アシュケナージの抒情表現の素質は間違いなく天下一品です。その彼の類まれな抒情表現力が最も効果的に演奏に生かされるのはこの「ショパンのノクターン」ではないでしょうか? ・・・私はそう確信しています。 このノクターンの演奏は、いかにもアシュケナージらしい、美しく柔らかな音色が魅力的で、気品に満ちた絶妙のテンポルバートで、各曲の情緒を丹念に、バランスよく描き分けています。ショパンがノクターンに込めた抒情的な心の内面を、これほど自然なきめの細かい表現で再現してくれる演奏を、私は他に聴いたことがありません。私はアシュケナージが15年かけて録音した「ショパン全集」を愛聴していますが、その中でもこのノクターンの演奏が一番好きです・・・間違いなく天下一品の「ノクターン」だと自信をもってお勧めします。

・「最高のノクターン
私が、ピアノ曲のCDを買って毎度思うことは収録されている曲の一部には大体不満があるということなのだが、このアシュケナージ盤のCDに関しては皆無である。それどころか、心の奥深くから怒濤のような興奮が湧いてくるような演奏だ。他のピアニストの曲では味わえなかった感覚である。特にそう感じたのは第7番だった。第7番はノクターンの中でも最高峰だと言われているが、その曲をここまでの完成度にしたアシュケナージには感嘆させられる。言葉にできない感動を、甘美なノクターンの魅力とともにぜひ味わってみては如何だろうか。

・「ノクターンの最高峰
アシュケナージのショパンはこの人独特のノン・レガート奏法にて音がブツ切りになることが多く、興ざめさせられたことが多々ありましたが、このノクターン集は丁寧に、繊細さとドラマチックさを兼ね備えて旋律を歌わせており、極上の赤ワインを戴いているかのように酔わせてくれます。と同時に何でショパンの他の曲もこんな風に弾いてくれないのか、それだけが疑問です...ショパンのノクターンはこの人で決まり!で星5つ。

・「素晴らしいです
さすが、天才アシュケナージという感じです。解釈も良いですし(個人的に第2番はもう少しゆっくりと弾いて欲しいですが)、精神面からペダルの上手さ生かし方に至るまで、どれをとっても一級品です。

個人的に弾き方が嫌いな曲はあるものの、一番堅実で完成されたショパンだと思われます。入門、研究、お手本、どれにでも適しているし、後は好みの問題でしょう。持って損は無い、洗練されたノクターン集。

・「ノクターンの代表的な盤
 アシュケナージらしい丁寧で綺麗な演奏です。でもこれよりよい演奏は他にもあるかもしれません。それは個人の主観の問題ですから。でもこの演奏家のノンレガートは嫌いです。でもノクターンはノンレガートがあんまりないですからね。だから星5つ。

ショパン:夜想曲全集 (詳細)

ショパン:ピアノ名曲集

・「優勝しているのに安いです
クラシックは詳しくないので対したことは分からないのですが、ショパンコンクールで優勝した人の名曲集が1000円はかなりお得な感じがします。演奏もシンプルで録音状態も良い感じです。

ショパン:ピアノ名曲集 (詳細)

debut

・「音楽の歓びと軽やかなタッチに脱帽
“なんて軽やかな演奏なんだろう”、ショパンの『英雄』を聴いての第一印象だった。これまで同じ作品を何人かの演奏家で聴いてはきたものの、正直な所それほどの名盤とは思うことが出来なかった。無論、中にはホロヴィッツの来日演奏での名演はあるが他は余り違いが無かったように感じていた。けれどもこのアーティストの演奏を耳にして印象的だったのはキラキラと光る音の燦めきそのものである。ショパンがイメージした英雄の姿を彼は1人の若者の姿としてイメージしているような感がある。天は二物を与えずとはいうが、光のない世界に生きているから余計に光の持つ明るさや暖かさをイメージとして表現できる。それは豊かな想像力という天賦の才のみがもたらしうる奇跡であろう。オリジナルの作品もそうした裏付けがあってもたらされている。ジャケットに映る彼の横顔に可愛らしい笑顔がある点もうれしい。そこからは音楽に出逢うことの歓びを感じる。豊かな才能の持ち主の未来に期待するところ大である。

・「評価など気にせず、感動したいなら!
話題になっている辻井さんということで聞いてみました。正直、感動しました。テクニックがどうのこうのとの評論がありますが、最も大事な演奏への指標が感動できるかどうかだとすれば、私にはこれは星5つものだと思いました。第一印象は、音が輝いているということ。長年ピアノを聴いてきてテクニックとかでなく音そのものに久しぶりに感激することができました。彼の思い(欲がない・無心ってところなんでしょうか)からだと思いますが、伝わってくるものがありました。また、若者らしい生き生きとしたところも感じれます。春のような感じです。彼の演奏に元気をもらいました。

・「無垢で、優しく、色鮮やかな音
川のせせらぎ、花の香り、梢をわたる風・・・1枚目のクラシック曲も良かったですが、2枚目のオリジナル曲がとても好きです。身近な自然などの中で、とても素直に、限りない美しさを見出していくようです。見えないからこそ、自分の中で、美しさのイメージを、最大限膨らませていくことができるのでしょうか。幼い子供の時の感じ方を、思い出させてくれるような、心洗われる音色です。

・「ピアノの音を楽しむ。
CD2枚組です。まず,2枚目の彼のオリジナル曲を聴いてみてください。1曲目は12歳のときの作品だということですが,子供とは思えない鋭い感性に驚きます。どの曲も,晴れた日の川のきらめきのような,でなければ,虹色の空に光の粒がこぼれるようなイメージです。高音部が奏でる繊細な旋律と,左手の細かいアルペジオで,ピアノの音そのものの美しさや,音の並びの美しさを楽しみながら弾いているように思えます。ただ,個人的な好みかもしれませんが,1枚目の「英雄ポロネーズ」や「愛の夢」なども同様に音の美しさの追求に徹した演奏のような気がします。それはそれでひとつの形としてよいのかもしれませんが,これから年を重ねていくにつれて,勇壮さだとか,切なさといったような感覚も表現できるようになると,さらにすばらしいのではないかと思いました。まだ二十歳の若いピアニストです。ぜひがんばってほしいです。

・「聞いてみたい
CD自体はまだ聞いていません。何年も前のコンサートで彼のピアノを聞きました。あんな体験は初めてでした。どんな言葉で表現したらいいのかわかりませんが、とにかく心をかっさらわれました。コンサートで泣いたのは後にも先にもあの時だけです。生だからこそ出会えたあの異次元に連れ込まれたかのような世界、はたしてCDで聞くことが私にどんな結果をもたらすのか不安でもありますが、やっぱり聞いてみようと思います。あどけなさの残る様子でピアノに腰掛けたあの日の彼の姿が今も脳裏に残っています。

debut (詳細)

別れの曲~ショパン名曲集

・「力強く美しい《ポジティヴィテイ》。
あの《アシュケナージ》のピアノによる、《ショパン》の名曲集です。これは、本当に良いです。こうして、ショパンの名曲を集めて聴くと、ショパンの本当の魅力が、ロマンティックで力強い美しさを持った《ポジティヴィテイ》にあることが、よく分かります。《エリック・サティ》なんかの場合は、CD1枚を通して聴くと、《憂欝》な気持ちになりがちですが、ショパンの場合は、むしろ元気が出て来る感じがします。《ショパン入門》として最適だと思うので、特に初心者の方にオススメのアルバムです。

別れの曲~ショパン名曲集 (詳細)

ショパン:バラード&スケルツォ全集

・「王者の風格
ショパンのピアノ曲の中でも特に情熱ほとばしるバラード&スケルツォ全8曲。

個々の曲ではホロヴィッツのバラード第1番のライヴ・スタジオ録音の数々、若きクライヴァーンのしっとりとしたバラード第3番、ネイガウス死の直前の熱きバラード全曲ライヴ、アルゲリッチの鮮烈なデビュー曲でもあったスケルツォ第3番、そして最近では、ポリーニによるバラード第2番の再録音や炎の様なスケルツォ第1番等々の名演も聴かれますが、最後にはいつも抜群の安定感とショパンらしい抒情感を兼ね備えたこのCDに戻ってきてしまいます。それは、若者には決して到達できない72歳の枯れた“色気”・・・すなわち、これぞ王者の風格とでもいうのでしょうか。

やはりルービンシュタイン盤は偉大なるゴールデンスタンダードなのです。

・「清々しさの中にある味わい深さ
バラードとスケルツォは他の演奏家によるものを聴いており、このCDははじめはオーソドックスな印象で、衝撃を感じることはありませんでした。

しかし、何回か聴いているうちにバラスケに関してはこのCDを聴くことが一番多くなっていることに気づきました。清々しさと深さが同居しているような、と言えば良いのでしょうか。くどくない、でもしっかりと聴かせてくれる、というのがこのレビューを書いている時点での感想です。飽きがこない、聴けば聴くほど味がでてくる名演だと思いました。

・「大人のショパン
「やっぱりバラ1はホロヴィッツ」10代の頃の私の主張でした。

華々しく魅せるホロヴィッツの音楽の虜だった私は、大音量ヘッドフォンの向こうから聞こえてくる超絶技巧にもう夢中。

それに比べてルービンシュタインの演奏は実にか弱く、面白くない演奏にしか聞こえませんでした。

今や私も20代半ば。今は逆にルービンシュタインの音楽がたまらないのです。ホロヴィッツのような過度な演出は少ないけれども、自然体に奏でられる演奏から溢れ出すルービンシュタインの強い自己主張がいつの頃からか聞こえてくるようになったのです。ルービンシュタインの良さが分かるには、ある程度の成熟さが必要なのでしょうね。

・「真のヴィルトゥオーゾが奏でるショパンの、身にしみて味わい深きこと
 何も特別なことはしていないように思えるのに、自ずと光がにじみ出るようなショパン。曲のツボを押さえた理論的な面と、内面を深く照射した情感の面が、絶妙のバランスで融合している、そんな印象を受ける演奏。真のヴィルトゥオーゾのひとり、アルトゥール・ルービンシュタインの弾くここでの演奏は、なんとも味わい深いものがあるなあと、身にしみて感じるものがありました。

 曲の構成、スタイル、味わいこそ違え、どちらも1831年〜1842年にわたって書き紡がれた『スケルツォ』と『バラード』の各四曲。とりわけ、『バラード』の「第1番 ト短調」と「第4番 ヘ短調」、『スケルツォ』の「第3番 嬰ハ短調」の趣がしみじみ素晴らしかったですね。音符の背後にあるものを見つめ、そっと掬い上げようとする手つきのようなもの。言葉ではこぼれ落ちてしまうショパンの音楽の真髄に、細心の注意を払って触れ、取り出そうとしている名人の手わざ。それがとてもファンタスティックで、魅力的でした。

 四曲の『スケルツォ』が、1959年3月25日&26日。四曲の『バラード』が、1959年4月28日&29日。いずれも、ニューヨークのマンハッタン・センターにて。ルービンシュタイン72歳の年の録音です。

 本CDの解説書に掲載されたルービンシュタインが語るショパンあれこれ、1960年の「ショパンについてのモノローグ」も、読みごたえがありましたねぇ。ショパンの作品の性格、その本質をきっちりと掴まえ、明快に言葉で表現しています。なるほどと頷かされる箇所が、いくつもありました。

・「素晴らしい
今のピアニスト達も素晴らしい演奏をするけれど、クラシックというのは今も昔も変わらずいい演奏があることが素晴らしい。このバラード4曲、スケルツォ4曲は、全てにおいて完璧だと思う。ルービンシュタインは1時代前の巨匠。この時代、ショパンの演奏においてはルービンシュタインをしのぐピアニストはいなかったのではないかと想像する。生で聴きたかった。

ショパン:バラード&スケルツォ全集 (詳細)

ショパン:ピアノ協奏曲第1番&第2番

・「破天荒、そして究極
最近、ツィマーマンの盤が絶賛されるようですが、その完成度・精緻さは十分評価できます。彼の、ベートーヴェン、ブラームスのコンチェルトは文句なく名演だと思いますが、ショパンのコンチェルトは、バックのオーケスラの甘美さとは異なり、ピアノソロは幾分クールで、頭で考えて練り上げた演奏のように感じます(ショパンのバラード集はとても良い演奏ですが)。その点、このアルゲリッチの演奏は、冷静に聴いたら、楽譜そっちのけの自由奔放さと、細部の仕上げが気になるでしょうが(特に1番)、理屈を超えたショパンの真髄が感覚的に完璧に表現されています。とかく腕の立ちすぎるピアニストですが、ゆったりと歌わせるいくつかの主題に、甘さ、はかなさ、そしてなんとも言えない色気が伝わってきて、そこが最大の魅力です。過去にも、現代にも名演はありますが、このアルゲリッチの20代後半から30代半ばの全盛期の録音は、その録音の質からしても第1の定番として持っておいて後悔することはありません。

・「記念碑的録音
1965年のショパンコンクールで優勝したマルタ・アルゲリッチのまさに記念碑的録音。ピアノ協奏曲第1番は彼女がショパンコンクールで弾いた曲で、おそらく彼女にとっても特別な曲に違いない。この1968年に録音された第1番はまさに圧倒的でここまで情熱的にしかもロマンティックさも忘れずに演奏しきってしまえるところがアルゲリッチらしく素晴らしい。この彼女の若いエネルギーに対抗できるピアニストなどなかなかいないだろう。それに対して第2番はとてもロマンティックで第1番とは違った印象を受けた。1998年の新録音も素晴らしいが、やはりアルゲリッチらしいこっちの録音がおすすめ!

・「音楽もまた『意思』である、とこの演奏は教えてくれる
第1番がアバドと1968年2月ロンドン、タウン・ホールで、第2番がロストロポーヴィチと1978年1月ワシントン、J・F・ケネディ・センターで録音。アルゲリッチがショパン・コンクールで優勝したのが1965年なので、この2つの録音を同じように論じるのは無理があると思える。むしろ注目すべきは、ロストロポーヴィチで、1970年 社会主義を批判した作家アレクサンドル・ソルジェニーツィンを擁護したことによりソビエト当局から「反体制」とみなされ、以降、国内演奏活動を停止させられ、外国での出演契約も一方的に破棄される。1974年 2年間のビザを取得して出国し、そのまま亡命。1977年 アメリカ合衆国へ渡り、ワシントン・ナショナル交響楽団音楽監督兼首席常任指揮者。1978年 ソビエト当局により国籍剥奪というすさまじい時期に当たっている。その中での演奏である。

ロストロポーヴィチが故郷を愛してやまなかったことは間違いない。1990年にここでのワシントン・ナショナル交響楽団を率いて、ゴルバチョフ体制のソ連に凱旋公演し国籍回復したことからみても明白だ。体制への強い気持ちを音楽に昇華させて演奏していると思えるこの第2番協奏曲は、既にプロとして13年のキャリアを経て円熟したアルゲリッチのピアノとともに『強い意思』を具現化していると思う。

この時代のソ連の演奏家・作曲家は皆、なんらかの阻害を体制から受けていた。その中で最も強く行動したのがロストロポーヴィチだったと思う。そして音楽もまた『意思』である、とこの演奏は教えてくれる。

・「アルゲリッチらしい&らしからぬ演奏の組み合わせ
1番は、ショパンコンクール優勝時の演奏の方が個人的にはアルゲリッチのベスト演奏だと思っている。決してアバド&ロンドン交響楽団が悪いわけではないが、1楽章と3楽章は途中からアルゲリッチがノリノリになってテンポがつかめなくなってしまう。そこはオケがよく付いていっていると思う。良くも悪くもアルゲリッチらしい演奏だろう。

2番はロマンチックで良かった。美しさ、華やかさを強く感じた。ロストロポーヴィチがうまくコントロールしているのか、アルゲリッチにしては珍しく落ち着いた演奏で、ピアノとオケがうまくかみ合っている。

ショパン:ピアノ協奏曲第1番&第2番 (詳細)

ショパン:ワルツ集

・「アリスさんのショパンワルツ
アリスさんがショパンのワルツをどう表現するのか期待していました。アリスさんの解釈で音を選び、アリスのショパンワルツが確立されていました。技巧に走り過ぎない成熟さを感じさせます。音がとてもきれいです。ボーナストラックのノクターンは心に深く届く名演奏です。

・「女性らしい細やかさと、若々しい情熱を感じさせる驚くべき名演奏です!
ショパンの華やかで宮廷的なワルツと内省的な、瞑想的なワルツとの弾き分けが実に見事で、それだけでも物凄い才能を感じる。

・「最高に美しいショパンのワルツ。
リストの「超絶技巧練習曲」でデビューを飾った、アリス=紗良・オットさんの第2作目のアルバムです。発売日がとても待ち遠しかったのですが、ようやく、今日、手に入れることが出来ました。前作でもそうですが、ダイナミックでありながら、それでいて、繊細な響きのするピアノの音色を聴くと、心が穏やかになってきます。ショパンのワルツ全曲を弾くことで、ショパンの人となりを、美しいピアノの音色に映し出そうとするかのような、魂のこもった演奏には、とても感動させられます。「音楽を通じて私は成長して行きたい」という、ご自身のお言葉どおりに、これからのご活躍を、いっそう、期待しています。

・「すばらしいノクターン
すでに先行のレビューのかたがノクターンがすばらしいといってます。輸入盤にするかどうか迷ったのですが、短い試聴でも心惹かれるものがあって、こちらを買いました。

正解でした。このノクターンはほんとうにすばらしい。ぜひこのピアニストでノクターン集を出してもらいたい。こんなに繊細で、影のゆらめきをもって心に深くとどいた演奏は初めてです。この曲だけでも一聴の価値あり。

・「しんみりと聴くワルツ
自然体のジャケ絵が素敵な1枚。テンポの変化が小刻みで振れ幅も大きいので、初めて聴くとギクシャクした感じがしました。それをライブ感のある演奏と前向きに捉えることができるかどうかで、好みが分かれそうです。

時にノクターンのような錯覚をする、内省的で浮遊感のある演奏で、特に弱音の繊細さはすばらしいと思います。演奏もていねいです。私はピリスの2度目のモーツァルト演奏に通ずるものを感じました。くねくねと変化するテンポのために、曲によっては緊張感が持続して聴きにくい(安らげない)面もありました。1.は少し気負いすぎかなぁと思います。6. 7. 10. 12.あたりは適度に力が抜けていていいと思うんですが。

ワルツとしてはもう少し明るさが出たほうがいいと思うので★4としましたが、彼女のはかない感じや繊細さは好きです。ボーナストラックが良かったので、ノクターンやバラード集、他の作曲家ではラヴェル、ドビュッシーの演奏を聴いてみたいと思いました。若いピアニストですから、今後の活躍が楽しみです。

ショパン:ワルツ集 (詳細)
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