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▼本系3 実録物:セレクト商品

現代殺人百科現代殺人百科 (詳細)
コリン ウィルソン(著), ドナルド シーマン(著), Colin Wilson(原著), Donald Seaman(原著), 関口 篤(翻訳)

「きわめて「良書」」「星は4つだけど…」「スリリングだが、和訳が難儀である」「ああ、怖い」


「死体の庭」あるいは「恐怖の館」殺人事件「死体の庭」あるいは「恐怖の館」殺人事件 (詳細)
コリン ウィルソン(著), Colin Wilson(原著), 鈴木 晶(翻訳)


異常快楽殺人 (角川ホラー文庫)異常快楽殺人 (角川ホラー文庫) (詳細)
平山 夢明(著)

「想像以上」「どうしてシリアルキラーになるのか」「満足」「怖いものみたさ」「知りえない世界がここに」


死刑囚ピーウィーの告白―猟奇殺人犯が語る究極の真実 (扶桑社ノンフィクション)死刑囚ピーウィーの告白―猟奇殺人犯が語る究極の真実 (扶桑社ノンフィクション) (詳細)
ドナルド ギャスキンズ(著), ウィルトン アール(著), Donald Gaskins(原著), Wilton Earle(原著), 滝井田 周人(翻訳)

「比肩する類書は無い、驚くべき本」「無理ー」「温厚な顔の下の“ちびすけ”」「残さなくてはならない黒の記録」「自尊感情」


死体菜園死体菜園 (詳細)
カーラ ノートン(著), Carla Norton(原著), 高城 恭子(翻訳)


子供たちは森に消えた (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)子供たちは森に消えた (ハヤカワ・ノンフィクション文庫) (詳細)
ロバート カレン(著), Robert Cullen(原著), 広瀬 順弘(翻訳)

「描き出される病巣」「闇」「下手なMystery小説を読むよりもずっと手に汗握る」「連続殺人事件の全貌が明らかになる。」「一番詳しく書かれているとは思いますが…。」


完璧な犠牲者 (角川文庫)完璧な犠牲者 (角川文庫) (詳細)
クリスティーン マクガイア(著), カーラ ノートン(著), Christine Mcguire(原著), Carla Norton(原著), 河合 修治(翻訳)

「ストックホルム症候群かもしくは新たな愛のカタチか」「ストックホルム症候群かそれとも新しい愛なのか」


16の殺人ファイル (新潮文庫)16の殺人ファイル (新潮文庫) (詳細)
ヒュー ミラー(著), Hugh Miller(原著), 加藤 洋子(翻訳)

「法医学&犯罪捜査に興味ある人におすすめ!」


不審死体―検屍官シリル・ウェクトの犯罪ファイル不審死体―検屍官シリル・ウェクトの犯罪ファイル (詳細)
シリル ウェクト(著), Cyril Wecht(原著), 北沢 和彦(翻訳)

「宇宙人解剖フィルムのことがちょっと出てて嬉しいw」


証拠は語る―FBI犯罪科学捜査官のファイルより証拠は語る―FBI犯罪科学捜査官のファイルより (詳細)
デイヴィッド フィッシャー(著), David Fisher(原著), 小林 宏明(翻訳)


不完全犯罪ファイル不完全犯罪ファイル (詳細)
コリン エヴァンス(著)

「おもしろい!」「かなり興味深い」


カルト教団 太陽寺院事件カルト教団 太陽寺院事件 (詳細)
辻 由美(著)

「オウム事件と同時代にフランスを駆け抜けた狂気」


戦慄のカルト集団―11の狂気教団が引き起こした衝撃の殺戮劇 (扶桑社ノンフィクション)戦慄のカルト集団―11の狂気教団が引き起こした衝撃の殺戮劇 (扶桑社ノンフィクション) (詳細)
ジェイムズ・J. ボイル(著), James J. Boyle(原著), 大島 直子(翻訳)


FBIマインド・ハンター―セックス殺人捜査の現場からFBIマインド・ハンター―セックス殺人捜査の現場から (詳細)
ジョン ダグラス(著), マーク オルシェイカー(著), John Douglas(原著), Mark Olshaker(原著), 井坂 清(翻訳)

「Mind Hunter」


ザ・ジグソーマン 英国犯罪心理分析学者の回想ザ・ジグソーマン 英国犯罪心理分析学者の回想 (詳細)
ポール・ブリトン(著), 森 英明(翻訳)


オリジナル・サイコ―異常殺人者エド・ゲインの素顔 (ハヤカワ文庫NF)オリジナル・サイコ―異常殺人者エド・ゲインの素顔 (ハヤカワ文庫NF) (詳細)
ハロルド シェクター(著), Harold Schechter(原著), 柳下 毅一郎(翻訳)

「Edward Gein ことエディー・ギーンとしての「エド・ゲイン」がここにある。」「なんか哀しい」「サイコホラーの実在人物!」「オリジナルは映画よりもすさまじい」


FBI心理分析官―異常殺人者たちの素顔に迫る衝撃の手記 (ハヤカワ文庫NF)FBI心理分析官―異常殺人者たちの素顔に迫る衝撃の手記 (ハヤカワ文庫NF) (詳細)
ロバート・K. レスラー(著), トム シャットマン(著), Robert K. Ressler(原著), Tom Shachtman(原著), 相原 真理子(翻訳)

「育児書よりも役に立つ」「プロファイルの面白さ」「伝説のプロファイラー」「自分も異常殺人者になっていたかもしれない事実」「戦慄のノンフィクション」


快楽殺人の心理―FBI心理分析官のノートより快楽殺人の心理―FBI心理分析官のノートより (詳細)
ロバート・K. レスラー(著), ジョン・E. ダグラス(著), アン・W. バージェス(著), Robert K. Ressler(原著), John E. Douglas(原著), Ann W. Burgess(原著), 狩野 秀之(翻訳)

「「空想」の怖さを知る」「人として」


殺人全書 (徳間文庫)殺人全書 (徳間文庫) (詳細)
岩川 隆(著)

「沢山の事件が取り上げられています」「教訓として・・・」


殺人百貨店―日本人はどういう理由で人を殺すのか? (別冊宝島 (410))殺人百貨店―日本人はどういう理由で人を殺すのか? (別冊宝島 (410)) (詳細)
宝島社


殺人百科データファイル (別冊歴史読本 (05))殺人百科データファイル (別冊歴史読本 (05)) (詳細)
新人物往来社


殺人者はそこにいる―逃げ切れない狂気、非情の13事件 (新潮文庫)殺人者はそこにいる―逃げ切れない狂気、非情の13事件 (新潮文庫) (詳細)
「新潮45」編集部(編集)

「怖い本です」「【賞罰なし】の言葉の意味を実感」「まさに事実は小説よりも奇なり」「異常な事件を忘れないで」「殺人を周辺から浮かび出させる恐るべき記録」


殺人紳士録殺人紳士録 (詳細)
J.H.H. ゴート(著), ロビン オーデル(著), T.H.H. Gaute(原著), Robin Odell(原著), 河合 修治(翻訳)

「まさに殺人犯のWHO'S WHO!」


死の腕(ハンド・オブ・デス)―ヘンリー・リー・ルーカス物語 (non‐fiction mystery)死の腕(ハンド・オブ・デス)―ヘンリー・リー・ルーカス物語 (non‐fiction mystery) (詳細)
マックス コール(著), 河合 修治(翻訳)

「誘拐・人肉食いのカルト集団!」「綿密なノンフィクションというより読み物的」「狂ってるね〜!」


正真正銘の殺人 (実録・ヨーロッパ殺人シリーズ)正真正銘の殺人 (実録・ヨーロッパ殺人シリーズ) (詳細)
ジョン ダニング(著), 河合 修治(翻訳)

「コリン ウィルソンでは物足りない方に」


▼クチコミ情報

現代殺人百科

・「きわめて「良書」
 ある程度コリン・ウィルソンに親しんだものは、この種の百科事典は、まえがき(「殺人の時代」)だけじっくり読めばいいことを知っている。500ページにものぼる「殺人」話を読むと、だんだんと「殺人」の興味が薄れ、うんざりしてくる。とすれば、本書は、殺人に嫌悪感を抱かせる「良書」であることが言えるだろう。 本書は、じっくりと読むことを目的にしたものではなく、この世には数えきれないほどの殺人があり、だんだんと殺すことを目的とした殺人が増えるということをその分厚さと気持ち悪さで示しているように見える。もし、本書を手元に置くなら、現代社会の「資料」として使うべきだろうと思う。けれども、感情と流行に流されやすい若者にとってはただの興味本位の本になる可能性が高くあまりお勧めできない。 まえがきでは、殺人者にみられる「魔術的思考」について語られている。マルクス、サルトル、ルソーは典型的な「魔術的思考」の持ち主で、コリン・ウィルソンのファンならいやというほど聴かされている言葉だ。とくにここでは、ルソーを中心にして記述が進んでいる。 前作『殺人百科』以上にコリン・ウィルソンの主張が簡単に書かれてあるため、コリン・ウィルソンの「殺人感」を知りたい方はまず本書のまえがきを読むことをすすめる。

・「星は4つだけど…
コリン・ウィルソンがまとめた殺人もの。内容は、絞殺、撲殺、刺殺、射殺…と方法論でまとめた場合と、セックス殺人、ホモ殺人、子供殺し…と殺害動機またはそこにいたる過程に踏み込んで分類した場合と、テロリズム、カルト殺人、暗殺と社会的背景をもつ場合とにわけられており、世界各地から多岐にわたって編纂されている。(ちなみに日本からも日本赤軍によるテルアビブ空港乱射事件が取り上げられている。)おおよそ100数例にも及ぶ事件概要は、一つの案件にさかれる割合が少なくてもその量で充分カバーできる程。この手の殺人事件ものが好きな場合には必読書といえる。有名事件の概略を知るにはもってこいである。ただ難をいえば、誤訳と思われる箇所が散見したりといった具合に、訳に問題がある。その読みづらさゆえ星5つとしたいところだが4つ。訳者も殺人案件のオンパレードに嫌気がさしたのだろうか。

・「スリリングだが、和訳が難儀である
 絞殺、撲殺、刺殺、射殺、ギャング殺人、毒殺、セックス殺人、ホモ殺人、子供殺し、ばらばら殺人、カルト殺人、テロリズム、暗殺、誘拐殺人、大量殺人といった合計15個に殺人がジャンル分けしている。読んですぐ分かることは、犯人は正気ではないということ。そして殺人の経緯をこの本は、淡々と描いている。当然のことだが変な脚色は無い。だからこそ、スリリングで面白い。深夜、なかなか寝付けない時や憂欝な時、私はこの本からその時の気分にあった話を選び、読む。不思議とリラックスして寝ることが出来るのが不思議だ。我が国に生きていれば、さほど身近な出来事とも思えないので、本の中身の非現実的さから現実の安心感を得るかもしれない。 近現代猟奇殺人事件の世界的有名どころはしっかり押さえられている。簡単にその内容を知るためにもこの本は有用だろう。ただ1つ残念なところと言えば、和訳の低レベルさである。優等な高校生の方がより良い翻訳をしてくれるのではないだろうか。意訳がほとんどないので日本語として成立していない文が多々ある。

・「ああ、怖い
昔、古いバージョンを読んだが、本当に世の中は怖いと思った。ただ、殺人事件を冷静に分析している著者の分析力には感服です。この著者の本は他にもいろいろあるので、合わせて読めばいいだろう。

現代殺人百科 (詳細)

異常快楽殺人 (角川ホラー文庫)

・「想像以上
"おわりに"に、この本を短期間で読んで無事に帰還、現在に至るも何の変調もなければ、あなたの精神は相当なものであるというようなことが書いてある。確かにその通りだったと思う。想像するに耐えない場面が繰り広げられていた。

主に7人の犯罪者が紹介されているが、それと合わせて、似たような犯罪を犯したものなども紹介されており、

大変興味深かった。また、巻末に参考文献の紹介もあり、この手の本に興味がある人にはよい道しるべになるだろう。

・「どうしてシリアルキラーになるのか
最後の方で、著者なりに出した答えのようなものが書かれています。取材をしたスタッフは、陰惨で残酷な内容の連続に随分苦しめられたそうです。世の親は、大きな責任を持って子供を育てているのだなぁ……というか、それくらいの心持ちで親にならんといかんのだなぁ、と強く感じました。あと、他人から未包装の肉類はもらっちゃいけないなぁ、と(笑)。私自身は読んでて具合を悪くすることはなかったのですが、親と子について深く考えさせられました。

・「満足
異常殺人の心理や行動など とにかく興味のある人はこの本を読んで満足できるはず。ただ 読みきってから すごく疲れてしまいます。それだけ 深い物だったと私は思っています。

連続殺人の生い立ちから殺人にいたるまで・・・また殺害方法から そのときの環境など・・・面白かったというか 買って読んでみてよかったと思いました。

・「怖いものみたさ
に評価の高いこの本をよみました この手の本は読んだことがなく 読めるかなと心配したが 平山氏による文章にグイグイ引き込まれ 読みました なんだか映画みたいな話もあり 本当かよ?などと突っ込みながら 読み終わった後 ふと思うことがありました あとがきにも書かれていたが 皆幼少期に虐待や大きなトラウマを抱えていること やはり環境で全て変わるんだなー 最後に 作者の平山氏ありがとう

・「知りえない世界がここに
我々は普段平和に生活している。しかしここにかかれている人たちはまさに次元が違うのだ。300人以上殺したヘンリー・リー・ルーカスなど。まさに同じ人間とは思えないような事をしている。人間の恐ろしさを知るには絶好な本であろう。世界は広い、どんな危ないやつもいるといやでも認識させられてしまう本である。寒気と悪寒を絶対に感じる本である。精神力がない人は読まないほうがよい。

異常快楽殺人 (角川ホラー文庫) (詳細)

死刑囚ピーウィーの告白―猟奇殺人犯が語る究極の真実 (扶桑社ノンフィクション)

・「比肩する類書は無い、驚くべき本
 数百人の人間を殺した猟奇殺人者「ドナルド・ギャスキンズ」に関する本ですが、この本の特徴はなんといっても著者に本人が含まれていることです。

 通常の犯罪に関する本は、客観的な事実(事件の背景・捜査結果等)が主であり、その補足として犯罪者本人の発言が取り上げられているものがほとんどです。

 ところが本書では、通常著者となる人間はインタビュアーとその内容をまとめる立場に徹し、一貫して、犯罪者の彼(ギャスキンズ)から見た真実(事件の内容・原因等)が詳細に淡々と語られて行きます。

 本書を読まれた方は、まるで友人の生い立ちでも聞いているような錯覚すら覚えるでしょう(語られる内容は恐るべきものですが)。

 犯罪に関する本で、敢えてここまで犯罪者の主観に徹した本というのは寡聞にして知りません。犯罪関連の本に興味を持っている方は一読されることを強くおすすめします。

・「無理ー
すみません読了してません。読了してないのにレビューしてすみません。でも無理ー。無理ー。無理ー。読み進められないー。実録殺人もの読むのが好きだから買ったけど、不愉快にも程があった…。本棚に置きたくもなくて捨てた…。

・「温厚な顔の下の“ちびすけ”
彼は身長が150㎝ほどであったという。そのため家族から虐待をうけ、周囲からも見下げられ、刑務所においてはレイプされ続けた。その怒りが沸点に達したとき、彼は息をするように殺人をはじめた。編者ウィルトン・アールは“ちびすけ”に会うまで、人間の“善”を信じ、死刑制度廃止推進論者であったが、彼へのインタビューを続けるうちにその考えを完全に捨て去った、という。“ちびすけ”が、よくも悪くも自分の全てを吐き出し、鉛色の腐臭漂う内臓までをもさらけだしたような告白集。それが名編集を通して、一種のピカレスクロマンにまで昇華されているのには驚愕せざるをえない。まさに“驚書”といえよう

・「残さなくてはならない黒の記録
 こんな本が被災地(「被災地」と表現するに値する)にも関わらず、出版されたことが驚きですらある。それほど残虐な内容。本書は、猟奇殺人者史上においても「最悪」のグループに分類され続けることが確実な男・・・ ドナルド・ギャスキンズの独白をテープから起こしたという、看板に偽りなしの「死刑囚ピーウィーの告白」である。快楽殺人者に関する書籍は多いが、本書のように、最初から最後までただひたすら本人の独白を文章に起こし、そのまま出版したものは、これまで存在しておらず、その意味で貴重な記録である。(そして出版されたことが驚きである。)  ギャスキンズによる惨たらしい快楽殺人―レイプと拷問による惨殺―の被害者は100人を越えており、中には(「その被害者」の中には)赤ん坊というべき2歳の幼女も含まれている。 ギャスキンズは、司法取引によってのらりくらりと死刑を逃れ続けていたが、信じがたいことに、刑務所内で、自らも獄中でありながら、別の独房にいる死刑囚を爆弾で殺すという離れ業をやってのけた。それでもまだ司法取引で命をつなぐ可能性を見出していたようだが、この最後の殺人が想定以上に重く扱われ、死刑から逃げられないことを悟ったとき、この男は全てを告白した。 その内容は、自分の人生がどういったものだったか、子供の頃から最後の獄中生活までをカバーしている。さらには、警察当局が気付いていなかった冤罪、つまり自分が犯人だった事件の真相を告白し、刑務所内に爆弾やヘロインを容易に持ち込めるということを暴露したかと思えば、起訴されていない殺人と死体の場所を告白する。  特に冤罪の件はその後どうなったのか興味深い。当時報道されたときは、「少女の死体についていた大量の小さい火傷は、タバコを押し付けた痕である」とされていたらしいが、ギャスキンズは「犯人しか知らない情報」を語る―あの火傷の痕は硫酸を一適づつ垂らした火傷だから、もう一度調べなおせ、と。  そして、酸鼻を極めた快楽殺人の詳細な描写も少なくない。正直にいうが、私は読みながら、活字にも関わらず目をそむける箇所すらあった。

 そういうわけで、皆にお勧めする本ではない。

 しかし、だからといってこの男の独白は、人類の記憶から消去するべき記録だとも思わない。たしかに、同じ人間というよりも、何か別の存在のようにすら感じることも事実であるし、忘れるべき異端とすることも可能かもしれない。

 この明晰な頭脳と強靭な精神に恵まれた最悪の小男は、一条の光すら差し込まない漆黒の闇である。 しかし、その漆黒もまた、段階的なグレーを経て白と繋がるように、我々人類の極端に属する存在でもあるのだ。あまりにも凄惨だが、いや、だからこそ、人類の負の遺産として残しておかなくてはならない種類の記録なのではないか、私はそう思う。そして、ただ胸が痛む。

・「自尊感情
 他人が自分をどう評価するかでは無い、自分自身が己をどう評価しているかを定義する言葉である。 連続殺人鬼、それも知能の高い者の多くはその才能にも関わらず「達成率」が低い。稀に会社を興し、或いは株取引で大金を得る者も居るが、彼等は例外なく「他者を踏みにじる」事でしか、真に自分のエゴを満たす事が出来無いでいる。 これはそうした自尊心が高く支配欲の強い一人の男が、自己達成を試みた物語である。本人と被害者にとって不幸な事に、ドナルド=ギャスキンズは脳の疾患と生まれ育ちのせいで、食事をするように他者の陵辱を必要とした。 FBI心理捜査官など、外部からそうしたシリアルキラーに迫った著作は数多いが、犯罪者の内面からその真実に迫った異色の、そして貴重な一作である。

死刑囚ピーウィーの告白―猟奇殺人犯が語る究極の真実 (扶桑社ノンフィクション) (詳細)

子供たちは森に消えた (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

・「描き出される病巣
8年間で50人以上の犠牲者。耳を疑いたくなるような数字だ。本書は、執念で犯人を追い詰める捜査官と、「その男」がなぜこんな犯罪を犯すに至ったかに迫る骨太のノンフィクションである。犯罪を扱った同種の本に劣らず、捜査の過程や、犯人の心理分析などの記述はフィクションを超えた面白さがある。だが、この本の魅力はそれだけではないと思う。

前時代的な警察機構や捜査がもたらす冤罪。殺人鬼など、「西側」にしか存在しないと思い込む人々。本書を通して見えてくるのは、大国ロシアの病巣にほかならない。単なる犯罪ノンフィクションとは一線を画す一冊だ。

・「
ノンフィクションものではありますが、犯人の実像を捜査官の目線で追う手法はミステリー的な要素も含んでいて読みやすいです。が、それ以上に赤い切り裂き魔チカチーロの実像はとにかく圧巻。共産主義が生み出す矛盾とソビエトの民警組織の不備を追い風にするかのように、このモンスターはソビエト全土に魔の手を広げて行きます…

・「下手なMystery小説を読むよりもずっと手に汗握る
我々日本人には馴染みの薄い旧ソビエト連邦時代に起こった恐るべき連続殺人事件を捜査側から描いたNon-Fiction小説である。

まずこの本を手にしたとき、舞台がAmerica又は西洋諸国ではなく、社会主義真っ只中であったソ連と言う点で、『読んでも面白いかなぁ』と若干の不安を抱いていたのが正直なところ。確かに登場人物の名前が皆似ており、非常に覚えにくく、最初の20頁ほどは読み辛かったが、読み進むに連れ、どんどん引き込まれてしまったのも事実。

兎に角、この本がNon-Fictionだという点に驚かされる。つまり現実に起こった話だというのが空恐ろしい。又、ソビエト連邦という国の社会情勢も具体的に描かれているので、それだけでも興味深く読めた。

これだけ抑圧された社会において、犯人(敢えて名前は伏せます。知らずに読めば、推理小説としての醍醐味も味わえます。私は事実そうでした)のような異常者が産まれても仕方がないだろう。思想的に開放され、物資的に満たされた自由主義、資本主義社会においても、異常者は産まれているのだから、当時のソ連でこのような事件が起こっても何ら不思議ではない。

こういった社会情勢に非常に近しい隣国(北××)で、このような不幸な事件が起こらない事を祈ります。

・「連続殺人事件の全貌が明らかになる。
ノンフィクションです。1982年ロシアで起きた連続殺人、なんと8年間に50人以上もの命を奪った異常殺人者、アンドレイ・チカチーロの素顔を暴く、驚愕の犯罪心理ノンフィクションです。逮捕され、裁判が始まり、法廷には鉄格子の檻の中に収容されているチカチーロの画を覚えている方もいるのではないでしょうか・・・。私はずっとそれ(檻の中にいるという事)が、彼が凶暴な為にしているのだと思ってました。ところが違って、遺族による復讐から守る為のものだったのです。確かに傍聴席の被害者の身内からは罵声が飛び交ったり、檻に近づく者もいたようです。

この本は社会情勢をはじめ、被害者一人ひとり、又は事件を担当した捜査官に至るまでの性質について実に丹念に書かれています。犯罪心理の方に興味がある私としては、ソ連邦崩壊の社会情勢については難しかった、というか飽きてしまったというか・・・ロシア人の名前も聞き慣れないせいか大変でした(T_T)それよりも事件について知りたい気持ちが先なので、流し読みしてしまった・・・(汗)。まぁ次からは少し余裕を持って読めるかな~といったところですかね。

しかし、よくもまあ8年間も捕まらずにいたな…というのが正直な気持ちです。全く目撃者がいないんですから、これだけ殺人を犯して、信じられません。チカチーロの生い立ちから普段の振る舞い、正常なのか人格異常なのかなどの犯罪心理を暴く辺りは興味深いところでした。

・「一番詳しく書かれているとは思いますが…。
チカチーロについて書かれてある本は結構読んでいるつもりですが、この本が全てにおいて一番詳しく書かれているのではないかと思います。しかし、正直どうでもいい内容も多かったです。担当刑事さんの経歴なんて正直全く興味ありませんでした。こういう部分を削っていけばだいたい半分くらいのページ数で済んだんじゃないか?とも思います。というかチカチーロについて書いた本は担当刑事等についてもやたらと詳しく書かれたような物が多い気がします。なぜ!?

ただ、事件の内容等についてはかなり詳しく書かれてあるのでチカチーロに関する本の中では一番オススメだと思います。

子供たちは森に消えた (ハヤカワ・ノンフィクション文庫) (詳細)

完璧な犠牲者 (角川文庫)

・「ストックホルム症候群かもしくは新たな愛のカタチか
男は長い間SM的な幻想を保持していた。だが妻は拒否した。だから仕方なく彼女を選んだ。ヒッチハイク中に誘拐され、ヘッドボックスをつけられ手かせ足かせされた上、全裸で地下室に閉じ込められる。のちには箱の中へ。彼女は繰り返し繰り返し虐待され続ける。鞭打ち、水攻め、吊るし、打擲。

やがて男はその器用さを生かし、中世拷問器具のようなものを作り出す。当然実験台は彼女だ。男は自身の抱いていたファンタジーを彼女の上に実現させようとする…。妻では果たせなかったファンタジーを。生き延びる為に耐え抜く彼女だったが、3年に及ぶ年月は徐々に変化を起こさせる。男に対し「愛」と表現するように。

結局は妻のタレコミにより事件は白日の下にさらされることになる。彼女は正気に戻り、日常生活に…戻れたのだろうか。この悲惨で不可思議な物語をあなたはなんと呼ぶだろうか?愛か?それとも。

・「ストックホルム症候群かそれとも新しい愛なのか
男は長い間SM的な幻想を保持していた。だが妻は拒否した。だから仕方なく彼女を選んだ。ヒッチハイク中に誘拐され、ヘッドボックスをつけられ手かせ足かせされた上、全裸で地下室に閉じ込められる。のちには箱の中へ。彼女は繰り返し繰り返し虐待され続ける。鞭打ち、水攻め、吊るし、打擲。

やがて男はその器用さを生かし、中世拷問器具のようなものを作り出す。当然実験台は彼女だ。男は自身の抱いていたファンタジーを彼女の上に実現させようとする…。妻では果たせなかったファンタジーを。生き延びる為に耐え抜く彼女だったが、3年に及ぶ年月は徐々に変化を起こさせる。男に対し「愛」と表現するように。

結局は妻のタレコミにより事件は白日の下にさらされることになる。彼女は正気に戻り、日常生活に…戻れたのだろうか。この悲惨で不可思議な物語をあなたはなんと呼ぶだろうか?愛か?それとも。

完璧な犠牲者 (角川文庫) (詳細)

16の殺人ファイル (新潮文庫)

・「法医学&犯罪捜査に興味ある人におすすめ!
 三面記事的な題名や〈写真多数!!〉なんて売り文句を見ると俗悪大衆ゴシップ屑本を連想するけれど、難航する捜査を科学でサポートする裏方の人々を描いた迫力のノンフィクションなのである。唯一の欠点は、無修正死体写真がかなりエグいので、ちょっと気分が悪くなることか(私も昔はナマ死体ガンガン見てたんだけどね、もう足洗ってずいぶん経つから…)。しかも、解説は我が心の師、西丸與一先生ではないか!!買ってトクした一冊。 訳本の常ながら、原タイトル『血の告発』の方が良かったような。

16の殺人ファイル (新潮文庫) (詳細)

不審死体―検屍官シリル・ウェクトの犯罪ファイル

・「宇宙人解剖フィルムのことがちょっと出てて嬉しいw
アメリカが誇るスーパー検屍官にして法医学者であるシリル・ウェクト様が送る、興味深い事例の集大成である。

 O・Jシンプソンの件で、オジーを含む複数犯の可能性を指摘したのもこの人だ。もちろん弁護士ドリームチームのことも、カッコつきの「ドリ−ムチーム」と書くあたり、かなりイイ。そしてそれ以上に、警察側の不誠実と無能さが全てを台無しにしたことを、これ以上ないほど説得力を持って糾弾する。

 しょっぱなの、これからして凄く面白かった。

ところが、続く事例、続く事例、どれもこれも知的好奇心を刺激することこのうえない。  また、一章だけユーモアを発揮するが、この人きっとユーモアセンス抜群。その章だけは楽しくて笑ってしまった。これは事件がしょうもないことになったので、不謹慎ではないからユーモアを発揮したのだろう。他の章は、ユーモアにするには痛ましいものが多い。  なので、惜しい点は、絶対にセンスがあるくせに、そのユーモア精神をあまり発揮してくれないところである。むぅ。

 なお、最後には懐疑論者注目のオマケの章がついている。  なんと「宇宙人解剖フィルム」を、一流の検屍官として検分し、その所見が出ているのだ。(読み違えると肯定しているようにも読めるが、「人間ではない」という主張までしかしていないことに注意。)    それにしても、この検死に関しては、なんとか長所を見つけて愚か者扱いするのを避ける優しさが伝わり、人の良さを証明していると思った。インチキという結論はしないが、「幸いなことに、法医学者には宇宙の神秘に接することはない。現実世界にも、謎はいっぱいあるからだ」という、ちょっと解剖フィルム信者には皮肉っぽい結びがいい。  そして、これまで判明している「宇宙人解剖フィルム」の40を越えるダウトに、さらに疑惑ポイントを付け加えており、ちょいお得。

不審死体―検屍官シリル・ウェクトの犯罪ファイル (詳細)

不完全犯罪ファイル

・「おもしろい!
そこら辺の推理小説を読むくらいなら本書を読んだ方が遙かに良い。 犯罪者を追いつめる科学捜査の手法に知的好奇心がくすぐられることは間違いない。

・「かなり興味深い
事件の起こった年代が少々古いが、完全犯罪を目指した犯人と追いかける警察関係者の内情が判って面白い。事件のうち何件かは、現在でも十分通用する手口だと思う。小説の資料なんぞには、もってこいの読み物だと思う。

不完全犯罪ファイル (詳細)

カルト教団 太陽寺院事件

・「オウム事件と同時代にフランスを駆け抜けた狂気
日本中がオウム真理教事件で色めき立っていたあの頃フランス語圏の国々で起きた奇妙な集団自殺事件を追う『カルト教団 太陽寺院事件』は最高に面白い。太陽寺院という宗教団体で起こった自殺なのか虐殺なのか全く検討もつかない不気味な殺人事件もさることながら、調査の中で明らかになる太陽寺院の教義と背後に見え隠れする西洋秘密結社の影。冷戦時代に残されたスパイ組織が変容して誕生したオカルト結社の名残ではないか、ネオ・ヘルメス騎士団ではないか、などといった推論がまことしやかに紡がれながら、目くるめくうちに人間の精神の持つ不思議さ、奇妙奇天烈な信仰になぜ人は落ち込むのかについて、様々考えさせれられるのであります。オウム真理教事件もわけのわからん事件でしたが、この太陽寺院事件も負けないぐらい意味不明な事件です。一つの教団の誕生から、終焉(?)までも描いた本書は間違いなく傑作です。ぜひ読んでみてください。

カルト教団 太陽寺院事件 (詳細)

FBIマインド・ハンター―セックス殺人捜査の現場から

・「Mind Hunter
かの有名な「羊たちの沈黙」のモデルともなった、Jhon Douglas の華々しいキャリアの中から、FBI's Crime Unitの世界がのぞける貴重な一冊です。近年、凶悪事件がここ日本でも多発する中、私たち、日本社会は、なぜそのような凶悪犯罪者を生みつづけてしまっているのか、その答えを、彼の携わってきた犯罪事例を基に導き出してくれるように思います。犯罪心理学、プロファイリングに興味のある方に、ぜひお薦めの一冊です。

FBIマインド・ハンター―セックス殺人捜査の現場から (詳細)

オリジナル・サイコ―異常殺人者エド・ゲインの素顔 (ハヤカワ文庫NF)

・「Edward Gein ことエディー・ギーンとしての「エド・ゲイン」がここにある。
猟奇殺人業界の超大物にして、世界中に恐怖と衝撃を与えた小男、通称エド・ゲイン。

とにもかくにも、とんでもない輩である。

 古きよきアメリカの、そのちっぽけな田舎町。そのまた隅っこに、うすのろだけど気のイイ小男が住んでいた。愛称エディーは人畜無害を絵に描いたような男。そこは全く何も起きようがない世界、、、だったはず・・・・ところがギッチョン、事実は小説よりも奇なり。その,全く長閑な風景は、いざ踏み込めば恐怖と狂気の宴があった。そんな具合である。

 ところで、ゲインの殺人は2件しか立件されていない。たった2件である。(※ほぼ確実に実兄を殺している他、このような田舎で起きた過去の行方不明者も、おそらくヤツがやっているであろうと推定されている。)では何がそんなにヤバイのか?    家から出てきたものを並べれば言葉は不要であろうが、その狂気のリサイクル品を紹介したらレビュー消されたので止めておく。

 ひとまず、墓場から掘り起こしてきた死体と自分で殺した女性2体・・・実に15〜40体分、、というか鼻が余ってしまったり、人数がいまいち把握できていないのだが・・・ヤツの家にあったものは凄いんだ。

 さて、このエド・ゲイン…紹介記事や文献は、佃煮にするほど存在する。それほど強烈だったわけだが、ご多分に漏れず真実と逸話と憶測が融合してしまい、本当はどうなのか、という問題が曖昧になっていることもまた、事実である。 ならば、神話的存在エド・ゲインではなく、本当のエド・ゲインはどうなのか?を知りたいではないか。そう、そんな目的で地道な調査を行い、真実の姿を追ったドキュメント、それも最良のものが本書なのである。

 つまり『サイコ』『悪魔のいけにえ』『羊たちの沈黙』のモデルとなった「エド・ゲイン」というよりも、Edward Gein ことエディー・ギーンとしての「エド・ゲイン」がここにある。何が本当で、何がウソか、何が事実ではなく、どこまでがウワサに過ぎないものなのか、それらを追う地道な調査にはほとほと頭が下がる。

 それと特筆すべきは、この本は暗くない。怖くない。キモくない。  エド・ゲインはやはりエド・ゲインのイメージそのものだったことが判るが、それでもなお、事実のエディーに接するとき、怪物ではなく狂った人間であることが判るのだった。

 まぎれもなく名著である。

・「なんか哀しい
平山夢明の「異常快楽殺人」で、エド・ゲインを知りました。「さあてめえら怖がらせてやるぜ!!」って気合いたっぷりの平山の文章(いいことだ)に充分好奇心を掻き立てられ、ようしもっともっと奴のサイコっぷりを知りたいぜ!!とこの本を購入したら。

…静かに、彼の生い立ちから事件発覚後迄描かれてます。勿論作者も怖がらせ様とはしてますが、本一冊分も彼の生き方を読むと。

怖がるところか哀しくなった。何でこうなっちゃったのかなあ。本当に彼は、あんな事してて楽しかったのかなあ。単に暇だったんじゃ。理解してくれる家族や恋人や友人や兄弟がいれば、こんなことしなかったんじゃ…なんてワイドショーのコメンテーターみたいな事まで考えちゃいましたよ。

…つまり、とても読みごたえのある面白い本です。是非御一読を。

・「サイコホラーの実在人物!
彼は20世紀で最も悪名が高い連続殺人鬼として、 「サイコ」や「羊たちの沈黙」に登場する殺人犯のモデルとなった実在の人物です。ホラー好きならチャールズ・マンソンとエド・ゲインはチェックです!!

・「オリジナルは映画よりもすさまじい
ヒッチコックの名作「サイコ」のモデルとなったという、全米を震撼させた異常殺人者エド・ゲインを描くノンフィクション。1957年、ウィスコンシン州の田舎町で起きた世にもおぞましい事件は、サスペンス・スリラーの名手ロバード・ブロックによって「サイコ」という小説になり、ヒッチコックはその原作を元に名作「サイコ」を撮った。

しかし、”事実は小説より奇なり”というが、現実のエド・ゲインの行動に比べれば、映画「サイコ」などコメディーみたいなものだ。

映画「サイコ」は確かに傑作である。だが「オリジナル・サイコ」は余りにもおぞまし過ぎる。スプラッター・ホラーにもこんなものはないのではないか。

オリジナル・サイコ―異常殺人者エド・ゲインの素顔 (ハヤカワ文庫NF) (詳細)

FBI心理分析官―異常殺人者たちの素顔に迫る衝撃の手記 (ハヤカワ文庫NF)

・「育児書よりも役に立つ
私は7歳になる男の子の母親です。子供には今、必要なことは何か?愛情・友情・信頼・父親の役割・母親の役割、子供の孤独と性犯罪の因果関係 この本を読んで、今の親子関係や育児のありかたを一度見直してみるきっかけが出来ました。

・「プロファイルの面白さ
『怪物と闘う者は、その過程で自分自身も怪物になることがないよう、気をつけねばならない。深淵をのぞきこむとき、その深淵もこちらを見つめているのだ。』冒頭に書かれたこのニーチェの言葉。何故この言葉が書かれていたのかを、読み進めるうちに或いは読後に読者は知ることになるであろう。

米国で現実に起こった、猟奇的連続殺人事件に関する捜査過程で得られた情報、作成されたプロファイル、犯人の語った“理由”、そういったものを淡々と書いてある。事実を事実として提示している、といったところか。捜査上でいかにプロファイルが重要な役目を果たすか、またそれだけのプロファイルという学問が作成され、どんどん進化していく過程についても語られている。有名な殺人者たちに筆者がインタビューを試みた結果や、その経過について、事件の事実関係が詳細に記載されているのも興味深い。“秩序型”“無秩序型”という分類法についても詳しい解説があり、読み進めるうちに自分で判断が出来るようになる。単に残酷な事件のことを知りたい、という向きにも満足できるであろうし、犯罪心理やプロファイリングに興味のある方は、更に興味が深まるのではないか。

“面白い”と言うのはいささか気が引けるが、非常に興味深い本であることは確かである。淡々と書かれているのに、飽きることなく一気に読める。又、何度も読み返したくなる。引き込まれてしまう本である。だからこそ、冒頭のニーチェの言葉を忘れずに。

・「伝説のプロファイラー
異常な連続殺人者の心理面に迫ったもので、ノンフィクションとしてはかなり完成度が高いです。つうか、自分が小学生の時に既に図書室にありました(笑)学校側はそこの配慮は無いのかなぁ。というか、チャールズ・マンソンだとかジョン・ウェイン・ゲイシーだとか一度は耳にしたことがあるかもしれない殺人鬼の分析をしています。実際、映画「羊たちの沈黙」は彼をモデルにしたらしいです。著者は非常に興味深い人物です

・「自分も異常殺人者になっていたかもしれない事実
非常に感慨深い本です。犯罪者がが異常と見られるような行動をとるようになるまで劣悪な環境で育てられていたこともし、自分も同じ環境で生きてきたのなら犯罪を犯してしまうんでないかという思いとこの異常な犯罪者もまた、犠牲者なんではないかという思いが湧いてきます。すべての人がいい環境、悪い環境という『運』によって自我が築かれてると思うようになりました。とにかく、値段も値段なので買って損する事はありません

・「戦慄のノンフィクション
 この著者が「羊たちの沈黙」の心理分析官のモデルであることはもう皆様ご承知のとおり。ご本人よく来日もなさっていたし、異常殺人などが起こるとよくコメントなどもされていますよね。 内容は、さすがに『元祖』。凄い衝撃を受けた覚えがあります。 一人一人の犯罪者と面接をして、その生い立ちから犯歴までを細かくあげているのですが…被害者のおびえる姿を写真に残していたり、被害者の内臓をミキサーにかけて飲んでいたりと…こんなにも人間って残虐になれるものかと、心底恐ろしかったですね。 あと、子供を育てるときには考えなきゃな…と思ったものでした。ほとんどの連続殺人犯が、幼い頃近親者に虐待を受けていたり、両親が離婚したり、性的暴行を受けていたりした…という事実がとても悲しく、また幼児虐待が社会問題になっているアメリカの病んだ実情が、まざまざと見えました。 もちろん、虐待を受けたり両親が離婚したりした子供たちの全てが、長じて犯罪者になるというわけではないですし、それだけが全ての原因であるわけではないのですが、それが大なり小なり遠因になりうる可能性があることは確かですよね? 子供の心に大きな傷が残るのは確かなのですから。  これを読んだのはもう十年ほども前なのですが、昨今、日本でも幼児虐待、わいせつ目的の女児誘拐や監禁、殺人が相次いで起こり問題になっていますよね。アメリカで起こることは十数年後日本でも起こる…と言ったのは誰でしたっけ? こんな悲惨で痛ましい事件や社会問題まで見習わなくてもいいのに……。

FBI心理分析官―異常殺人者たちの素顔に迫る衝撃の手記 (ハヤカワ文庫NF) (詳細)

快楽殺人の心理―FBI心理分析官のノートより

・「「空想」の怖さを知る
映画「羊たちの沈黙」「ハンニバル」などの下敷本が本書。前作「FBI心理分析官」よりも、より学問的なしあがりになっている感を受けた。FBI心理分析官とは、殺人現場の状況から、その犯人のプロフィルをつくる専門家。著書によれば、殺人者をつくりあげるのは、野放しにされた悪しき「空想」であるという。その意味で、「空想」への「メディア」の影響について、心理学的に研究が進められる必要があるだろう。 内容的にしかたないが、殺人の描写はやはりきつい。

・「人として
実際の事件をもとに殺人の背景から行動までを冷静に分析しています。何故、どうしても生きた人体を分離しそれをコレクションせざるを得ない人が存在するのか。何故人肉を食べること以外では救われないのか。そのような人びとに対する書物としては類例を見ない。それらを考察の対象外にする殺人本は論外としても、幾人かの人生にとって殺人のプロセスを楽しむこと以外でしか生きる希望が得られないことがよくわかります。決して綺麗な本ではありません。最後まで読み通した人も少ない。ただ世の中に生きた人間の骨や臓器、頭部、血液を取り出し、被害者の悲鳴と断末魔がなければ救われないという人も、ある程度の割合で存在し懸命に生きているということだけは知っておいた方がよい。

快楽殺人の心理―FBI心理分析官のノートより (詳細)

殺人全書 (徳間文庫)

・「沢山の事件が取り上げられています
 出版年からわかるように、昔に書かれたもののため、昭和の犯罪が取り上げられています。犯罪に使われている手法が国鉄の駅留め輸送(当時は宅配便等存在しない)だったり、犯人の職業が行商人だったりと時代を感じさせるシチュエーションですが、行われていた犯罪の内容や動機は今と全く変わりはないことに気づかされます。

 凶悪犯罪が多い荒れた世の中になったというのが現在の日本人の大多数の意識だと思いますが、昔から凶悪犯罪はあり、それらが犯罪として発覚していたのか、報道されていたのかという違いだけだと思います。

 図や写真は全く無いため派手さに欠け、今時出版される本に比べれば読み難いですが、その分取り上げられる事件の数も多く、犯罪実録本愛好者?の方にはお勧めです。

 なお、著者は梶山季之門下の一人で、既に故人となられています。 

・「教訓として・・・
さまざまな殺人事件。結果から見れば同じようでも、そこにいたるまでの事情は千差万別である。筆者はいろいろな人からの証言や記録を掘り起こすことにより、生々しく事件を再現している。その表現には、思わず本を閉じたくなるようなものがたくさんある。読んでいて気分が悪くなったりもした。「殺人事件」。決して起こってはならない事件だけれども、そういう結果を生んでしまった背景も見逃してはならない。この本をひとつの教訓として、これからの世の中を改めて見つめなおしてみたい。

殺人全書 (徳間文庫) (詳細)

殺人者はそこにいる―逃げ切れない狂気、非情の13事件 (新潮文庫)

・「怖い本です
「事実は小説よりも奇為り」一読したならまず誰もがその言葉を思い浮かべるだろうと思う。事実のもつ重みと怖さがひしひしと伝わってきた。しかし犯人の心の底までは分からなかった。なるほど新聞記事では到底知ることの無かった事件の詳細、あるいは背景をある程度このノンフィクションは伝えてはいるけれど、結局のところ犯人はどんな人間なのか、何故殺したのか、到底その闇の心までは分からないということだ。あたりまえだと思う。公判事実等分かっている事実だけをもとに書けばそうなってしまうだろう。宮部みゆきの「模倣犯」がどうしてあんな大長編になったか、細部を書けば書くほど書き足りないものがでてきたからではないだろうか。小説でしか書けない事もあるのである。

この13事件、ショッキングな事件ばかりであるが、いちばん怖いのは葛飾無理心中事件の「自殺実況テープ」だろう。これは怖い。自殺直前のあの「ため息」「謎の轟音」を生で聞いたら、私も精神に変調をきたすかもしれない。

・「【賞罰なし】の言葉の意味を実感
タイトルのつけかたがうまい。これだけで本を買う人が2割(?)は増えたはずだ。13の殺人事件をとりあげてルポルタージュでまとめているが人をあやめることが、これほど日常的に行われていることにあらためて背筋が凍る。中には逮捕されたものの証拠不十分で無罪になったケースや一度無期懲役で服役しながら後に釈放され、また殺人を起こして死刑に至ったケースもある。読み終えての正直な感想はむなしさ、やるせなさ。それぞれの犯人には、犯人なりの「殺す理由=動機」があったわけだが、それにしても被害者になった人たちと親族、友人たちの悲嘆ははかりしれない。いま、死刑制度に対して激しい議論が展開されているが、服役中に反省するのではなく、復讐への怨嗟ばかりをつのらせる殺人犯が多いことを考えると、“死刑やむなし”という思いもつのる。同時に、ここに再現されている13の殺人事件は、いずれも防犯や自己防衛といった程度で防ぎきれないという事実も横たわっている。殺人者はそこにいるのではなく、だれの中にもある「狂気」といいかえてもいい。人間の「業」について深く考えさせられる1冊。平和ボケした日本の社会への厳しすぎる警鐘と受け止めたい。

・「まさに事実は小説よりも奇なり
初めて表紙を開いてから 徹夜で一気に読んでしまった。この手の犯罪ルポタージュは他にもいくつか読んでいたが ここまでの衝撃のものは初めてだった。我々一般市民は犯罪の情報をマスコミを通したものでしか享受できない。その一方的な情報提供は受け取り側の判断を鈍らせ、ある共通認識を作ってしまうこともある。まさに犯罪は悪=犯人は悪。犯罪行為そのものに目を奪われ その裏に潜む 犯人や被害者をとりまく環境。 もちろん犯罪は悪だが 何が犯人をそうさせたか。 これを綿密に追った本書はマスコミが流した情報とは違った側面を見せてくれた。

・「異常な事件を忘れないで
週刊誌やテレビで取り上げられた事件の中で、なんとなく記憶に残っている事件が、いまだに未解決のままであることに驚きを隠せない。この本は、悲惨な事件は何故起きてしまったのか、事件の裏側を教えてくれるだけではなく、被害者家族の声にならない悲痛な叫びが聞こえてくる気がした。

・「殺人を周辺から浮かび出させる恐るべき記録
 殺人、それは何故起こるべくして起こったのか。その理由は様々で、何が原因かは直接には解らないことも多い。しかしこの本は、殺人事件をその周辺から照らし合わせて、一体どんな状況であの殺人事件が起こったのかを克明に記録している。

 勿論、その状況は残酷過ぎてここでは描写できないものも多いが、この本は無名の人が突如殺人者に化してしまう恐怖を上手く伝えている。もし隣人が殺人者に化してしまうと、どうなってしまうのか。この本はそれを考えさせられる内容だと思う。 

 余談になるが、私の場合は他に「新潮45」編集部編の「死ぬための生き方」「生きるための死に方」を持っていることである。この2冊は見事な死に方を考えさせる内容であるが、一方この「殺人者はそこにいる」は、残酷な死に方を考えさせる内容である。見事な死に方と残酷な死に方、それはどう違うのか。それを考えながら読んでみる価値もあると思う。

殺人者はそこにいる―逃げ切れない狂気、非情の13事件 (新潮文庫) (詳細)

殺人紳士録

・「まさに殺人犯のWHO'S WHO!
古今東西の有名殺人事件(未解決含む)を生々しい当時の写真とともにWHO’S WHO形式/アルファベット順に掲載している。巻末には手法別に分類さくいんできるようになっていたりしてわかりやすい?作りではある掲載事件が多岐にわたるため、事件内容はあらまし程度にしか記載されていないが、殺人事件のデータベースとしては最適の書である!

殺人紳士録 (詳細)

死の腕(ハンド・オブ・デス)―ヘンリー・リー・ルーカス物語 (non‐fiction mystery)

・「誘拐・人肉食いのカルト集団!
売春目的で産み落とされた子供が、娼婦である母親からの虐待と異常な環境のなかで成長し、凄まじい殺人鬼になる。しかも「死の腕」という誘拐・殺人を職業化した巨大なカルト組織が存在するという告白には衝撃を受けた。ぜひ他の本も読んでみたい。

・「綿密なノンフィクションというより読み物的
自称300人を殺したと言っているヘンリーリールーカスの半生を綴っている。誕生から生育暦、最初の殺人、殺人集団に属し職業的に殺人を犯していたこと、逮捕後に宗教に帰依するまでを書いているが、すこしヘンリーに同情的な印象を受ける。ヘンリーは自分で数百人を殺したといっているが、実際に証拠が挙がっているのは数人分に過ぎない。殺人集団や人買い牧場がでてきて読み物としては面白いが、ノンフィクションとしてはどこまで信憑性があるのかと思う。殺人描写はかなりマイルド。

・「狂ってるね〜!
この手の本としては変った書き方だけど、華やかなりしアメリカのダークサイドがここに集結。異論を唱える人も多いけど、奴は殺してるよ。ヘンリー映画も両方とも見たけど、頑張ってた。しかし、読む方としては、今度はオーティス側の死の腕も見てみたい。誰かオーティスにインタビューしてこの手の本出版してくれないかな〜。ヘンリーもさる事ながらオーティスもやばいよね。殺人、強盗、同性愛、放火、食人、死の腕との出会いなどかなりの変態ストーリーが期待できる。ヘンリーも含めてこんな友達はほしくないね。編集的にはもっと写真や殺人の状況説明、証拠などを載せてほしかったし、セリフを作りすぎ(半ばフィクションか?)が気になる。事実だけを正確に伝えてほしいのは欲張りすぎなのか?

死の腕(ハンド・オブ・デス)―ヘンリー・リー・ルーカス物語 (non‐fiction mystery) (詳細)

正真正銘の殺人 (実録・ヨーロッパ殺人シリーズ)

・「コリン ウィルソンでは物足りない方に
コリン ウィルソンもいいけど、百科事典みたいで味気ないな、と思ったら、これをおすすめします。殺人自体のむごさは、そんなに強調されていません。事件をとりまく人間模様、捜査の過程で警部がちょっとみせるウィット、そんな文章がすごくうまく、文学的に感銘をうけます。ヨーロッパの殺人について知りたく、さらに長文が苦手でない人はおすすめします!ただ、扱っている題材が、そんなに知名度の高いものではないので、メジャーな殺人鬼について調べまくりたい!と野望を持っている方にはおすすめできません。孤独に小説を楽しむ人用かな。

正真正銘の殺人 (実録・ヨーロッパ殺人シリーズ) (詳細)
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